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病者障害者運動研究(生の現代のために・7)

連載・118 117 < / > 119

立岩 真也 2015/12/01 『現代思想』43-(2015-12):-
『現代思想』連載(2005〜)

last update:2015
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立岩 真也 201510 『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』,青土社 ISBN-10: 4791768884 ISBN-13: 978-4791768882 [amazon][kinokuniya] ※ m.

◆立岩 真也 2015/11/01 「今般の認知症業界政治と先日までの社会防衛 連載 117」『現代思想』43-(2015-11):-

◆立岩 真也 2015/10/01 「『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』 連載 116」『現代思想』43-(2015-10):-

『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』表紙    『造反有理――精神医療現代史へ』表紙    『現代思想』2015-11 特集:大学の終焉――人文学の消滅表紙    『現代思想』2015-12 特集:人工知能
[表紙写真クリックで紹介頁へ]

◆2015/12/03 「病者障害者運動研究計画・1――「身体の現代」計画補足・89」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1667658580167789
◆2015/12/05 「病者障害者運動研究計画・2――「身体の現代」計画補足・90」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1668679896732324
◆2015/12/07 「病者障害者運動研究計画・3(T)――「身体の現代」計画補足・91」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1669077290025918
◆2015/12/09 「病者障害者運動研究計画・4(U)――「身体の現代」計画補足・92」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1669588606641453
◆2015/12/11 「病者障害者運動研究計画・5(V)――「身体の現代」計画補足・93」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1670093993257581
◆2015/12/13 「病者障害者運動研究計画・6(Wの1)――「身体の現代」計画補足・94」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1670803979853249
◆2015/12/20 「病者障害者運動研究計画・7(Wの2)――「身体の現代」計画補足・95」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1673219036278410
◆2015/12/22 「病者障害者運動研究計画・8(Wの3)――「身体の現代」計画補足・96」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1673940456206268
◆2015/12/24 「病者障害者運動研究計画・9(Wの4)――「身体の現代」計画補足・97」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1675006516099662
◆2015/12/26 「病者障害者運動研究計画・10(X)――「身体の現代」計画補足・98」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1675230456077268
◆2015/12/28 「物故者について・1――「身体の現代」計画補足・99」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1675822632684717
◆2015/12/30 「物故者について・2――「身体の現代」計画補足・100」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1676502579283389
◆2016/01/05 「物故者について・3――「身体の現代」計画補足・101」
 https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1678288169104830

■目次
 
 ■研究計画
 ■概要の概要の概要
 ■概要の概要
 ■概要
 ■物故者について(以下その全文・人は↓)

 「この計画は、金のつく企画として実現するかはわからないのだが(これまでは実現しなかったのだが)、以上でも何箇所かで書いているように、今やっておかないとまにあわないということがあって、書いた。とくにここ数年物故者が多いことは『造反有理』にも記した。以下に出てくるのは(基本的に、おおむね)「造反」の側にいた精神科の医師たち。

 「それですこし調べて感じたのは、わからないことがとてもたくさんあることだった。本書に出てくる人たちは文章を書いて公にすることを主な仕事にする人たちではない。それでも中では多く文章を書いた人たちである。過去に出たもので今新本で買えるものはほとんど残っていない。そこで一つ、多くは古本を買い込んでみている。そして書かれたものを集め、資料・史料を求めていることをふれ回っている。そんなこともあり、いくらか集ってきてはいる。それは「生存学研究センター」(立命館大学)の書庫に所蔵され、整理の作業を始めている。
 それでもわからないことがたくさんある。文字になったものにしても、公刊されていないものは存在していたこともわからないものがある。それでも機関紙の類はいくらか集めた。しかし当然だが、それらには書きたくなかったことは書かれない。なにより、ものを書かない人たちが書く人たちよりもずっとたくさんいる。それでも医療者、とくに医師たちには文章を書く人がいくらかいる。そして私はそうして書かれた文章をもっぱら使ってこの文章を書いている。しかしものをめったに書かない人もたくさんいる。そして書きたくないことを人はあまり書かない。だから書きものを読むだけでは足りない。
 とすると聞くことになる。書きたくないことを書かないなら、話したくないことを話さないのも同じではある。しかし、わざわざ文章にするのは面倒だが、昔のことでもあり、聞かれれば話してもよいというぐらいには思っている人もけっこういることをこのごろ強く感じる。ただ、話すのを聞くことができる時間は人が生きて話せる時間のうちに限られている。できることをできるうちにと思う。その仕事は本来はきりがない。ただ、そうこうしているうちに、多くの方々が亡くなっている。本書のもとになった連載が掲載された『現代思想』の二〇一一年三月号に、「島成郎は二〇〇〇年に亡くなってから十年を越えたが、二〇〇八年に小澤勲が、二〇〇九年に藤沢敏雄が、二〇一〇年に浜田晋が亡くなった」と記したが、その後、広田伊蘇夫が二〇一一年に亡くなった(そして遺された蔵書を寄贈していただいたのだ)。加えて、「運動」に直接加担した側の人ではないが、なだいなだが二〇一三年に亡くなった。本書ではまったくふれない「本人」の運動の先駆者では、大野萌子が、同年、亡くなった。同年、本書に出てくる人たちとはおおいに立場を異にした小田晋が亡くなった。」(立岩[2013b:13-14])

 むろん人名を見ただけではわからない。各々がどんな人であったかは、その本と、そしてすべての人についてHPに頁があるから見ていただくことになる。そして、この類のことは各所で書いている。例えば「精神」の関係では次の本『精神病院体制の終わり』(立岩[2015c])に収録した文章では「これからのためにも、あまり立派でなくても、過去を知る」(立岩[2012])。そして同じ本に再録した講演「病院と医療者が出る幕でないことがある」(立岩[2013a→2014a→2015c:230-247]、その講演は『造反有理』の発売日に行われた)では次のように話している。

 「そうした営みを担った方々がここのところ相次いで亡くなられている状況でもあります。小澤勲さん(一九三八〜二〇〇八)、藤澤敏雄さん(一九三四〜二〇〇九)、浜田晋さん(一九二六〜二〇一〇)、広田伊蘇夫さん(一九三四〜二〇一一)、そういった方々が次々に亡くなられている〔その後、岡江晃、(一九四六〜二〇一三、第2章註09・一〇五頁)、「敵方」ということになるが、台(臺)弘(一九一三〜二〇一四)〕。そういった方々の苦闘というか、その人たちが言ってきたこと、それをどう考えるかは、各々に考えていただくとして、少なくとも知っておかなければいけない、忘れられてはならないという思いで本を書きました。そんな思いで、いくらか書籍や雑誌も集めておりまして、昨年には故広田伊蘇夫先生の蔵書を私が関係している生存学研究センターに去年いただきました。それを今整理することを始めています。」(立岩[2013a→2015c:234-235])

 〔〕内は今年(二〇一五年)に出た本への再録にあたって加えた部分。岡江についてはその本(の第2章註09・一〇五頁)で次のように紹介している。

 「岡江[晃]は一九七二年から洛南病院に勤務、九八年に副院長、二〇〇三年から二〇一一年まで院長。二〇一三年一〇月二八日に亡くなった。亡くなった二年、(池田小学校事件の)宅間守の精神鑑定を行なったその鑑定書に基づく本が刊行された(岡江[2013a] 、この年にもう一冊、岡江[2013b])。『飢餓陣営』を編集発行している佐藤幹夫が世話人をする研究会で、その本を取り上げようということになり、著者本人を呼ぶことができ、二〇一三年八月十一日に行なわれたその研究会での講演(岡江[2014] )とその後の討議(香月他[2014])その他が『飢餓陣営』四〇号に掲載された。
 犯罪を行なった人の責任能力や情状酌量の問題と、再犯可能性の前提の上での処遇(保安処分)とはもちろん別のことではあるが、関係はする。この本を読んだ様々な人たちがその感想を書いたり話したりしている。その受け止め方の差異も含めて、意義のある特集になっている。この雑誌は四一号でも関連する特集を組んでいる。なお、私は佐藤の著書『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』(佐藤[2005])の書評を書かせてもらっている(立岩[2005]→本書補章3・三五八頁)。」(立岩[2015c:105])

 誰の精神鑑定についての本であるかを明らかにした本は、予想されうる反応を考えると出しにくいかもしれず、この二冊は岡江が自らの「さき」のことを見越してこの年に出したのかもしれない。こんなことも時にある。筋ジストロフィーの人であった鹿野靖明(一九五九〜二〇〇二)のことを書いた、今は文庫版で買える名作『こんな夜更けにバナナかよ』(渡辺一史[2003])は鹿野が亡くなった翌年に出た。その本の紹介の文章を最初に書いたのは多分私で(立岩[2003])、その文章にも書いたが、鹿野が生きている時だったらそのままのかたちで出せただろうかと思うところもある。こうして、死の前後に事情が変わって、かえって書けることが出てくることもある。ただ、すくなくとも生きている人自身は生きている間にしか書いたり語ったりすることができない。
 そしてその後松本雅彦(一九三七〜二〇一五)が亡くなって、亡くなる前に一冊の本を残したことを先月号に書いた。以上は、「精神」の方面、そして大野萌子以外は医療者に限られた、そして「偏った」人たちに限られたリストだが、それだけで十一人になる。
 そして、『自閉症連続体の時代』(立岩[2014])でとりあげた自閉症の業界では、石井哲夫(一九二七〜二〇一四)。そして知的障害・発達障害に関わる事件を多く担当した弁護士・副島洋明(〜二〇一四)、札幌で障害者の支援にあたっていた岩渕進(〜二〇〇八)。後者の二人では、副島が弁護士として(当初)関わり、殺した人本人に直接ではないが岩渕も関わりがあった「浅草レッサーパンダ事件」のについて書かれた佐藤[2005]――佐藤はさきに引用した文章に出てきた個人雑誌『飢餓陣営』の発行人でもある――の書評(立岩[2005])に出てくる。岩渕のことについては〔〕内に、つまり今度の本に追記した部分に――「どう見ても堅気じゃない」と佐藤が書いているのを受けて、「写真を見ると[…]好人物ではないか」とその書評に書いたのを受けているのだが――〔二〇〇七年の夏、松山であった「障害児を普通学校へ全国連絡会」第一二回全国交流集会で講演した時に岩渕氏に初めて(そして一度だけ)お会いした。堅気の人ではなかった。二〇〇八年逝去〕と記した(立岩[2005→2015c:367])。「堅気でない」というのは、そうした職についているということではなく、全体に醸し出しているもの、に加えて彼が過去に武装闘争を志向した党派にいたことがあるというようなことを、いろいろと、講演の後、昼間から酒を飲んで語ったことを受けている。加えて一四人になる。
 さらに主に「身体」の方面でこちらのHPに頁のある人たちを加えていくと、村田実(一九三九〜一九九二)、高橋修(一九四八〜一九九九)、金井康治(〜一九九九)、鹿野靖明(一九五九〜二〇〇二)、二日市安(一九二九〜二〇〇八)、山田富也(〜二〇一〇)、大賀重太郎(一九五一〜二〇一二)、三澤了(〜二〇一三)、横田弘(一九三三〜二〇一三)、新田勲(一九四〇〜二〇一三)、入部香代子(〜二〇一三)、佐々木千津子(〜二〇一三)、楠敏雄(一九四四〜二〇一四)。そしてその前、同じ時期に活動したが、胃癌で早くに亡くなった(一九三五〜一九七八)――生活保護の医療がよくなかったせいだと言われる――横塚晃一がいる。
 こうして三〇人ほどにはなるのだが、名前と数字をただ並べてもいかなる意味もない――HPの今回の分の頁に各々の人への頁にリンクはさせておく。この数年、私が関わった範囲の保存と再生のいくらかについてだけ記しておく。
 横塚は青い芝の会で活動。ずっと品切れになっていた『母よ!殺すな』(横塚[1975][1981])が二〇〇七年に再刊された。その解説(立岩[2007])を書いた。そして戦後七〇年ということなのか、岩波書店から「ひとびとの精神史」という十冊のシリーズが出ることになって、私はその一冊『万博と沖縄返還――一九七〇前後』にその人のことを書いた(立岩[2015d])。
 横塚の二六年後、二〇一三年に亡くなった横田は同じく青い芝の会で活動。やはり長く品切れになっていた『障害者殺しの思想』(横田弘[1979])が二〇一五年に再刊され(横田[2015])、やはりそれに解説のようなものを書いた(立岩[2015c])。そして、私は生前彼に呼ばれて、二〇〇二年に二度、二〇〇八年と三回話をすることがあった。その第二回目(横田・立岩[2004])は本に収録されている(横田[2004]、現在は品切れ)。第一回と第三回の記録を文字にし、横田と長いつきあいがあって企画を立てた臼井正樹の文章と共に本にすることになって、長い註をつける仕事をした。その仕事はほぼ終わっている。来年本になる(横田他[2016])。
 他に記録が本の一部になったものでは新田勲との対談がある。新田は府中療育センター闘争(別に記す)を経て「練馬区在宅障害者の保障を考える会(練馬区在障会)」「全国介護保障要求者組合」等で活動した。彼は肝癌になってからわりあい長く生きることができて、その間にものを書き残すこともできた。二冊の著書・編書がある(新田編[2009]、新田[2012])。前者に対談の記録(新田・立岩[2012])が収録されている。そしてなにより、長く本格的に新田の家に出入りし、浸って、新田とその周りの人たちを追った深田耕一郎の博士論文がもとになった本(深田[2013])がある。
 そしてそのずっと前、新田に初めて私たちが聞き取りをした一九八〇年代の後半、一九九九年に突然若くしてなくなった高橋修に、三回聞き取りをした。高橋は一九九一年設立の「自立生活センター・立川」の最初の代表他を務めた。新田と「要求者組合」でともに、やがて分かれて「全国障害者介護保障協議会」その他で活動した。他の人が行った聞き取りもあった。それで、その記録をもとに彼が亡くなった後文章を書けた(立岩[2001])。
 そして、本誌に掲載された大野萌子と山本眞里のインタビューを本にする。これは『精神病院体制の終わり』でも予告した。来年には出してもらおうと思っている。
 そして関西の方面。以前『闘争と遡行』(立岩・定家編[2005])を出して今は電子書籍で――というほどでない、ただのワードのファイルだ――をサイトから売っている。その改版も行ないたいのだが、それと別に楠敏雄についての情報を集めてまとめた。楠は「全国障害者解放運動連絡会議(全障連)」の二代目の代表幹事――一九七六年結成のこの組織の最初の代表幹事は横塚晃一――他を務めた。楠については私の勤め先の大学院生の岸田典子が研究をしている。そんなこともあって資料集(立岩編[2014])を作った。
 もう一人、大賀重太郎は神戸大学中退という人だが、全障連他の活動に関わり、長く東京で裏方の仕事をずっとしてきた。阪神淡路大震災の時、東京から兵庫に戻って活動した。最近『大震災の生存学』(天田・渡辺編[2015])が出て――私の担当した章の題は「田舎はなくなるまで田舎は生き延びる」(立岩[2015b])――その中で彼といっしょに兵庫で仕事をした野崎泰伸の文章(野崎[2015])に大賀のことが書かれている。また同じ本に収録されている佐藤恵の文章(大賀はO氏になっている)やその著書(佐藤[2011][2015])にも、佐藤も関わった調査を報告する他の何冊かの本にも出てくる。
 こうして、私や私の周りでいくらかのことがなされている。とくに二〇一五年は幾つかの仕事が重なり、昔話をする年になった。これまで私は七〇年前後以降に限ったことを書いていたがそれでよいと思っているわけではない。それで六〇年代初期に関わる資料集も作った(立岩編[2015])。そして私自身は、調べる時間があれば、私ごとを含めて書いていけばいくらも書けるのだろうが、他の仕事がその分できなくもなって、困る。しかし必要なのではある。必要かどうかわかる前に、様々が無くなり、亡くなっている。だから急がざるをえない。それで今回のような文章も書かざるをえないことになる。理解される話だと思う。そのように判断されないとなると(ここ数年そうだった)、どうしたよいのか私にはわからない。」

■文献→生の現代へ:文献表

◆天田城介・渡辺克典編 2015 『大震災の生存学』,青弓社
有吉玲子 2013 『腎臓病と人工透析の現代史――「選択」を強いられる患者たち』,生活書院
◆安積純子・尾中文哉・岡原正幸・立岩真也 2012 『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学 第3版』,生活書院
◆深田耕一郎 2013 『福祉と贈与――全身性障害者・新田勲と介護者たち』,生活書院
◆宝月誠編 1986 『薬害の社会学』,世界思想社
◆堀智久 2104 『障害学のアイデンティティ――日本における障害者運動の歴史から』,生活書院
◆今田高俊編 2003 『産業化と環境共生』(講座・社会変動 2),ミネルヴァ書房
◆北村健太郎 2014 『日本の血友病者の歴史』,生活書院
◆香月真理子・竹島正・小林隆児・清水邦光・阿久津斎木・滝川一廣・愛甲修子・水田恵・佐藤幹夫 「岡江晃氏を囲んで――精神鑑定と臨床診断」(討議),『飢餓陣営』40:102-123
◆長瀬修 ・ 東俊裕川島 聡編 2012 『増補改訂 障害者の権利条約と日本――概要と展望』,生活書院
長瀬修 監訳・石川ミカ訳 2013 『世界障害報告書』 明石書店
◆新田勲 2012 『愛雪――ある全身性重度障害者のいのちの物語』,第三書館
◆新田勲・立岩真也 2009 「立岩真也氏との対話」,新田勲編[2009:124-148]『足文字は叫ぶ!――全身性障害のいのちの保障を』,現代書館
◆新田勲編 2009 『足文字は叫ぶ!――全身性障害のいのちの保障を』,現代書館
野崎泰伸 2015 「阪神・淡路大震災での障害者支援が提起するもの」,天田・渡辺編[2015:84-102]
岡江晃 2013a 『宅間守精神鑑定書――精神医療と刑事司法のはざまで』,亜紀書房
◆―――― 2013b 『統合失調症の責任能力 なぜ罪が軽くなるのか』,dZERO
◆―――― 2014 「刑事責任能力と精神鑑定」,『飢餓陣営』40:82-101
◆大野 真由子 2013 「慢性疼痛と「障害」認定をめぐる課題――障害者総合支援法のこれからに向けて」「『障害学国際セミナー2012――日本と韓国における障害と病をめぐる議論』,生存学研究センター報告20
◆定藤邦子 2011 『関西障害者運動の現代史――大阪青い芝の会を中心に』,生活書院
◆佐藤恵 2010 『自立と支援の社会学――阪神大震災とボランティア』,東信堂
◆―――― 2015 「被災障害者支援の復興市民活動――阪神・淡路大震災と東日本大震災での障害者の生とその支援」,天田・渡辺編[2015:64-83]
佐藤幹夫 2005 『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』,洋泉社
◆精神保健従事者団体懇談会+『精神医療』編集委員会編 2014 『第7回精神保健フォーラム 変われるのか?病院、地域――精神保健福祉法改正を受けて』,『精神医療』別冊,批評社
◆障害学研究会中部部会編 2015 「『こんな夜更けにバナナかよ』 1・2」(医療と社会ブックガイド 27・28),『看護教育』44-5(2003-5).44-6(2003-6)
◆―――― 2003b 「現代史へ――勧誘のための試論」『現代思想』31-13(2003-11):44-75(特集:争点としての生命)
◆―――― 2003c 「医療・技術の現代史のために」今田編[2003:258-287]
◆―――― 2004 『ALS――不動の身体と息する機械』,医学書院
◆―――― 2005 「書評:佐藤幹夫『自閉症裁判――レッサーパンダ帽男の「罪と罰」』」,『精神看護』8-6(2005-11):110-116→立岩[2015c:217-230]
◆―――― 2012 「これからのためにも,あまり立派でなくても,過去を知る」,『精神医療』67:68-78→立岩[2015c:217-230]
◆―――― 2013a 「病院と医療者が出る幕でないことがある」,第7回 精神保健フォーラム「変われるのか? 病院,地域――精神保健福祉法改正を受けて」 主催:精神保健従事者団体懇談会(2013/11/23) 於:大手町サンケイプラザ→立岩[2014a→2015c:230-247]
◆―――― 2013b 『造反有理――精神医療現代史』,青土社
◆―――― 2014a 「病院と医療者が出る幕でないことがある」,精神保健従事者団体懇談会+『精神医療』編集委員会編[2014:15-28]→立岩[2014a→2015c:230-247]
◆―――― 2014b 『自閉症連続体の時代』,みすず書房
◆―――― 2015a 「再刊にあたって 解説」,横田[2015]
◆―――― 2015b 「田舎はなくなるまで田舎は生き延びる」,天田・渡辺編[2015:188-211]
◆―――― 2015c 『精神病院体制の終わり――認知症の時代に』,青土社
◆―――― 2015d 「横塚晃一――障害者は主張する」,吉見編[2015]
◆立岩真也編 2014 『身体の現代(準)―試作版:被差別統一戦線〜被差別共闘/楠敏雄』Kyoto Books
◆―――― 2015 『与えられる生死:1960年代――『しののめ』安楽死特集/あざらしっ子/重度心身障害児/「拝啓池田総理大学殿」他』Kyoto Books
◆立岩真也・定藤邦子編 200 『闘争と遡行・1――於:関西+』,Kyoto Books
◆利光惠子 2012 『受精卵診断と出生前診断――その導入をめぐる争いの現代史』,生活書院
◆渡辺一史 2003 『こんな夜更けにバナナかよ――筋ジス・鹿野靖明とボランティアたち』,北海道新聞社→2013 文春文庫
横田弘  1979 『障害者殺しの思想』,JCA出版
◆―――― 『否定されるいのちからの問い――脳性マヒ者として生きて 横田弘対談集』,現代書館
◆―――― 2015 『増補新装版 障害者殺しの思想』,現代書館
横田弘・立岩真也 2004 「差別に対する障害者の自己主張をめぐって」(対談),横田[2004:5-33]
◆横田弘・臼井正樹・立岩真也 2016 『脳性マヒ者 横田弘――その思想と生涯』,生活書院
横塚晃一 1975 『母よ!殺すな』,すずさわ書店
◆―――― 1981 『母よ!殺すな 増補版』,すずさわ書店
◆―――― 2007 『母よ!殺すな 第3版』,生活書院
◆―――― 2010 『母よ!殺すな 第4版』,生活書院
◆吉見 俊哉 編 2015 『万博と沖縄返還――一九七〇前後』,岩波書店,ひとびとの精神史5


UP:20150909 REV:20151003, 10, 27, 1107, 1202, 26
立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇病者障害者運動史研究 
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