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物故者について・2

「身体の現代」計画補足・100

立岩 真也 2015/12/30
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1676502579283389

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『現代思想』2016年1月号 特集:ポスト現代思想・表紙    『自閉症連続体の時代』表紙    『造反有理――精神医療現代史へ』表紙
[表紙写真クリックで紹介頁へ]

 『現代思想』(青土社)2016年1月号が発売になっている。特集は「ポスト現代思想」。 http://www.arsvi.com/m/gs2016.htm#01
 それに掲載されている連載第119回は「加害について少し」というものだが、また紹介する。まずは『現代思想』新年号買ってください。ここではまだ12月号分。もう少しで終わる。今回は12回め。前回(11回め)は
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/1675822632684717
 そして前回から今回そして次回と名前だけあげていく人がどんな人たちであるかについては『現代思想』第118回用の頁
http://www.arsvi.com/ts/20160118.htm
からリンクされている頁をご覧ください。書いてから生年わかった人などいるので、これから足していきます。
 いつものように引用の引用があったりしてわかりにくくなっているところがあるが、書いてあること自体は単純で、石井哲夫、副島洋明、岩渕進という、なかなかに対照的というのか、そんな人たちが亡くなっているということだけだ。なかで会ったことのあるのはうしろの2人。石井哲夫のような人物をどのように扱うかは、『自閉症連続体の時代』を出した時にも考えはしたが、結局ほぼ扱わなかった。そのままにした方がよいようにも思うし、このようにして業界で生きていく人は生きていくのだということを示すためには、なにか「分析」しておいた方がよいようにも思える。この『現代思想』での「連載」でもかつてリハビリテーション(医学)の「重鎮」ということであったのだろう、上田敏(1932〜)
http://www.arsvi.com/w/us01.htm
が書いたことについていくらか述べたことがあるが、この部分――「「社会モデル」・1〜2」に続く「社会派の行き先」の1〜6――は今のところ本にはならず、そのままになっている。ただ、その続きは精神医療についての歴史を見ていくというものになり、それは『造反有理』になった。なぜそうしたこともやっておかねばならないと思うかについては、そのうち。また、副島洋明、岩渕進についても、また。
 今回のHP版
http://www.arsvi.com/ts/20152100.htm
から本の頁などにリンクさせた。そしてその『現代思想』の連載、自分でもよくわからなくなっているところがあるのので、頁を作ってみた。
http://www.arsvi.com/ts/2005051.htm


 「■物故者について
 […]
 そして、『自閉症連続体の時代』(立岩[2014])でとりあげた自閉症の業界では、石井哲夫(一九二七〜二〇一四)。そして知的障害・発達障害に関わる事件を多く担当した弁護士・副島洋明(〜二〇一四)、札幌で障害者の支援にあたっていた岩渕進(〜二〇〇八)。後者の二人では、副島が弁護士として(当初)関わり、殺した人本人に直接ではないが岩渕も関わりがあった「浅草レッサーパンダ事件」のについて書かれた佐藤[2005]――佐藤はさきに引用した文章に出てきた個人雑誌『飢餓陣営』の発行人でもある――の書評(立岩[2005])に出てくる。岩渕のことについては〔〕内に、つまり今度の本に追記した部分に――「どう見ても堅気じゃない」と佐藤が書いているのを受けて、「写真を見ると[…]好人物ではないか」とその書評に書いたのを受けているのだが――〔二〇〇七年の夏、松山であった「障害児を普通学校へ全国連絡会」第一二回全国交流集会で講演した時に岩渕氏に初めて(そして一度だけ)お会いした。堅気の人ではなかった。二〇〇八年逝去〕と記した(立岩[2005→2015c:367])。「堅気でない」というのは、そうした職についているということではなく、全体に醸し出しているもの、に加えて彼が過去に武装闘争を志向した党派にいたことがあるというようなことを、いろいろと、講演の後、昼間から酒を飲んで語ったことを受けている。加えて一四人になる。」

 続く。


UP:201512 REV:

立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇身体の現代:歴史
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