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ケア研究会(2008・2009年度)

2008, 2009グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点院生プロジェクト
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last update: 20120123

■目次

研究会開催日程
成果
 ◇主催企画
 ◇著書・編著
 ◇論文
 ◇学会報告
 ◇研究会報告
 ◇論文以外で印刷されたもの
研究計画/メンバー等
 ◇2011年度[別ページ]
 ◇2009年度
 ◇2008年度[工事中]
arsvi.com内の関連事項


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■成果

*こちらもあわせてご参照ください
http://www.ritsumei.ac.jp/~gr022059/product/2007/care.htm

□主催企画

◇2009年度
公開研究企画「介助(者)の現在」,立命館大学衣笠キャンパス,2009年11月21日.
公開研究企画「ケアと生存の哲学」,立命館大学衣笠キャンパス,2009年12月5日.


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□著書・編著

◇2010年度
安部彰,20110331,『連帯の挨拶――ローティと希望の思想』生活書院,250+xp. ISBN-10: 490369075X ISBN-13: 978-4903690759 \2940 [amazon][kinokuniya] ※

◇2009年度
安部彰堀田義太郎編,20100226,『ケアと/の倫理』(生存学研究センター報告11)立命館大学生存学研究センター,257p. ISSN: 18826539 ※

◇2008年度
安部彰有馬斉編,20090319,『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,247p. ISSN: 18826539 ※


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□論文


◇2009年度
[工事中]

◇2008年度(計8,うち先端研院生1)
安部彰,20090319,「感情と倫理をめぐるノート」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,215-237.
安部彰,20090225,「ケア倫理批判・序説」『生存学』1: 279-292、生活書院、2009年2月.【査読あり】
有馬斉,20090319,「感情労働としての看護と,ケア倫理の実践としての看護」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,193-214.
有馬斉,20090225,「安楽死を択ぶ自由と差別について」『生存学』1: 23-41,生活書院.【査読あり】
堀田義太郎,20090225,「介護の社会化と公共性の周辺化」『生存学』1: 265-278,生活書院.【査読あり】
堀田義太郎,20090201,「ケア・再分配・格差」『現代思想』37(2): 212-235.
堀田義太郎,20080301,「ケアと市場」『現代思想』36(3): 192-210.
堀田義太郎有馬斉安部彰的場和子,20090225,「英国レスリー・バーグ裁判から学べること―生命・医療倫理の諸原則の再検討」『生存学』1: 131-164,生活書院.【査読あり】


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□学会報告


◇2009年度(計11,うち先端研院生8)
安部彰・佐藤靜・有馬斉,20090607-8,「ケアの『社会化』を再考する」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
Hotta, Yoshitaro, Akira Abe, Kazuko Matoba & Hitoshi Arima, 20090509, "The Importance of Social Support in Decision Making Regarding Terminal Care: What ALS Patients in Japan Can Teach Us", Poster Presentation at 11th Congress of the EAPC, May 9, 2009, Vienna, Austria.
伊藤佳世子,20090607-8,「長期療養の重度障害者の退院支援――筋ジストロフィー患者の事例から」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
松枝亜希子,20090607,「1950-60年代のトランキライザーの隆盛」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
三野宏治,20090607,「アメリカにおける脱入院化――ケネディ教書以前とその後」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
櫻井浩子,20090607-8,「重度障害新生児におけるケアの担い手――親子の権利義務関係からのアプローチを中心に」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
◆佐藤靜・有馬斉安部彰,20090607-8,「ケアワークにおける諸問題の再検討――ケアの倫理を手がかりに」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
渋谷光美,20090607-8,「社会福祉サービスとしての在宅介護――家庭奉仕員制度創設期の政策と実態」、福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
◆竹内慶至,20090607-8,「『感情労働としてのケア』再考――看護師への聞き取り調査から」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
山口真紀,20090607,「診断名を与えること/得ることについての問題の再検討――ニキの主張を起点にして」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】
吉田幸恵,20090607,「精神障害者の地域支援の在り方の一考察――生活史聞き取り調査を通して」福祉社会学会第7回大会,日本福祉大学.【査読あり】

◇2008年度
[工事中]

◇2007年度(計5,うち先端研院生4)
安部彰大谷通高的場和子,20070519,「英国における尊厳死法案をめぐる攻防2――議会外キャンペーンの様相」日本保健医療社会学会第33回大会,新潟県医療福祉大学.【査読あり】
堀田義太郎,20071013-14,「『ケアの社会化』を再考する――有償化=分業化の可能性と限界」社会思想史学会第32回大会,立命館大学.【査読あり】
堀田義太郎的場和子,20070519,「英国における尊厳死法案をめぐる攻防3――英国Leslie Burke裁判Munby判決の再評価」日本保健医療社会学会第33回大会,新潟県医療福祉大学.【査読あり】
http://www.ritsumei.ac.jp/~gr022059/product/joffe/20070519hotta.htm
的場和子堀田義太郎,20070623,「延命治療の差しひかえ/中止に関するガイダンスの意味するもの――英国の場合」第12回日本緩和医療学会大会,岡山コンベンションセンター.【査読あり】
的場和子藤原信行堀田義太郎,20070519,「英国における尊厳死法案をめぐる攻防1――2003-2006」日本保健医療社会学会第33回大会,新潟県医療福祉大学.【査読あり】


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□研究会報告


◇2009年度(計7,うち先端研院生7)
松枝亜希子,20090523,「市販薬としての向精神薬の位置付け」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」(第7回福祉社会学会大会プレ報告),立命館大学.
大野真由子,20090523,「慢性疼痛を抱える患者の苦しみの理解と心の痛みの緩和をめざして」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」(第7回福祉社会学会大会プレ報告),立命館大学.
渋谷光美,20090523,「家庭奉仕員制度――創設期における政策と実態」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」(第7回福祉社会学会大会プレ報告),立命館大学.
山口真紀,20090523,「ニキリンコと香山リカの議論の交錯――診断をめぐって」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」(第7回福祉社会学会大会プレ報告),立命館大学.
吉田幸恵,20090523,「精神障害者の地域生活――生活史の聞き取りからみえてくる支援のあり方」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」(第7回福祉社会学会大会プレ報告),立命館大学.
仲口路子,20090719,「医療行為の『囲い込み』に関する構築主義的研究」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
小幡光子,20090719,「看護師はいま――医療・看護をめぐる現状報告」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.

◇2008年度(計8,うち先端研院生2)
◆服部俊子,20080819,「ケアを職務とする職業の専門性」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
◆佐藤靜,20080819,「E.F.KittayにおけるDouliaの原理――ケアを〈正しくjustly〉分かち合うための道徳的基礎」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
安部彰,20081019,「ケア倫理――批判のための覚え書き」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
有馬斉,20081019,「安楽死と差別」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会,立命館大学.
堀田義太郎,20081019,「介護保険をめぐる論点整理」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
的場和子,20081206,「イギリスNHS内での緩和ケア」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
松枝亜希子,20081206,「抗うつ剤普及のポリティクスー1950年代~1970年代における言説」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.
◆竹内慶至,20090307,「ケアの構成と医療専門職―「ケアの社会学」は何を問うべきか?」グローバルCOEプログラム「生存学」創成拠点主催研究会「ケア研究会」,立命館大学.

◇2007年度(計8,うち先端院生6)
安部彰,20070810,「誰を、どこまで「ケア」すべきか、について」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
堀田義太郎,20070810,「「ケアの社会化」を再考する――有償化=分業化の可能性と限界」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
仲口路子,20070810,「『ケア』の私的所有について考える――パターナリズムとの関連」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
小幡光子,20070810,「看護におけるけケアとは?――ICUで働く看護師の内的世界から」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
◆佐藤靜,20070810,「E.F.Kittayにおける〈ケアの公共倫理構想〉――〈つながりに基づく平等〉の射程」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
的場和子・森田敬史,20071103,「ビハーラという試み(宗教と医療の実践の場から)」 グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
安部彰,20071223,「『距離』について――〈身近な〉他者と〈遠い〉他者への倫理をめぐって」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.
的場和子,20071223,「生き続ける権利を主張した英国レスリーバーク裁判――Munby判決以後」グローバルCOE生存学創成拠点主催研究会「『公共』におけるケアについて考える」,立命館大学.


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□論文以外で印刷されたもの

◇2008年度
安部彰,20090319,「《ケア×感情労働=専門性》という式の隘路について」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,64-66.
安部彰有馬斉,20090319,「解題――立命館大学における感情労働の研究会から得た印象と感想」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,141-144.br> ◆安部彰有馬斉,20090319,「あとがき」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,238-247.
有馬斉,20090319,「感情労働がとくに看護職において強調されるのはなぜか」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,67-70.
有馬斉的場和子,20090319,「感情労働とケアの技法――証拠は何か」(Pam, Smith "Emotional Labour and Art of Caring: What's the Evidence?"の通訳)安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,28-33.
有馬斉的場和子,20090319,「職場におけるいじめについて」(Helen, Cowie "Bullying in the Workplace"の通訳)安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,46-57.
的場和子,20090319,「ケアする者へのケアシステムを構築するには何が必要か」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,71-72.
パム・スミス/ヘレン・カウイ/大谷いづみ三井さよ崎山治男有馬斉安部彰,20090319,「異なる学知のポリフォニー」安部彰有馬斉『ケアと感情労働――異なる学知の交流から考える』(生存学研究センター報告8)立命館大学生存学研究センター,100-125.


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□2009年度

◆研究課題:「ケア」をめぐる理論的/実証的研究

◆プロジェクト研究メンバー 計21名 *所属などは2009年度当時

 氏名 所属  領域・専攻・年次等 プロジェクトにおける具体的な役割
山口 真紀  先端・公共・4年  ナラティブとケア
 小幡 光子  先端・公共・5年  看護とケア
 竹林 弥生  先端・公共・1年  障害者自立支援法
 的場 和子  先端・公共・3年  緩和ケア
 渡邉 あい子 先端・公共・5年  障害とアート
 櫻井 浩子  先端・公共・5年  家族とケア
 齊藤 由香  先端・公共・3年  服薬行為の現象学的研究
 渋谷 光美  先端・公共・3年  在宅ケア
 八木 慎一  先端・公共・1年  孤独とケア
 三野 宏治  先端・公共・4年  精神障害とケア
 吉田 幸恵  先端・公共・3年  精神障害者の地域生活支援
 大野 真由子 先端・公共・3年  難病患者とケア
 伊藤 佳世子 先端・公共・3年  筋ジス、神経・筋疾患療養、政策医療
 鹿島 萌子  先端・表象・2年  ケアとアート
 有馬 斉   東京大学大学院医学系研究科特任助教  ケア倫理と感情労働
 佐藤 靜   東京大学大学院教育学研究科博士1年  子どもとケア
 竹内 慶至  大阪大学大学院人間科学研究科博士3年  ホスピス・ケアの実証研究
 服部 俊子  神戸大学非常勤講師  ケアとプロフェッション
 堀田 義太郎 日本学術振興会特別研究員(PD)  ケアの分配論
 篠木 涼   立命館大学衣笠総合研究機構PD  ケア倫理と共感、徳倫理と物語論
 安部 彰   立命館大学衣笠総合研究機構PD  ケアと親密圏

◎研究代表者


Ⅰ .研究内容等および「生存学」創成拠点にもたらす効果(文責・安部彰)

① 研究内容、目的、意義
 前年度に引き続き、「ケア care」なる事象/価値をめぐる理論/実証研究を目的とする。「ケア」をめぐる学的討究をメンバー各自の関心に即して深化させると同時に、それらの問い を相互に共有し討議を重ねることをつうじて、その包括的/根源的な究明を目指す。今年度は、ひとつには、「ケア」の再考―社会化、倫理、フィールドにおけ る実践―が研究の(可能性の)中心となる。

②「生存学」創成拠点にもたらす効果
 前年度、私たちが質量の双方においてもたらした貢献は一目瞭然だろう。とはいえ反省点もある。第一に、前年度の研究成果は院生のものが少なかったこと。 第二に、【集積と考究】への貢献が不十分であったこと。今年度は、これら反省点をそのまま反転させることで本拠点への貢献とする。その成果の一部は、安部 と堀田(ほか先端研院生)が編者となる「生存学」研究センター報告『ケアを再考する(仮題)』に結実させる。そのさい、センター報告では初の試みとなる査 読システム(編者と外部査読者による査読)を導入し、掲載論文の質の向上を図る。


Ⅱ .研究計画・方法・研究成果発表の方法

 各人による研究報告、それを受けての集団検討/討議が活動の中心となる。その成果は、学会報告や投稿論文として公表するほか、「生存学」研究センター報 告にとりまとめ公刊する。同報告書では、ケアについて現在興味深い議論を展開している論者との対談も企画している。すでに6月の福祉社会学会(於:日本福 祉大学)において10本の報告が確定しているが、かようにしてPD安部・堀田が強力に/責任をもってプロジェクトを推進/サポートする。

◆実施計画
第1回 5月23日 山口・吉田・渋谷・竹内・大野(福祉社会学会プレ報告会)
第2回 6月6日 山口・櫻井・三野・吉田・渋谷・安部・有馬・佐藤・竹内・伊藤(福祉社会学会直前検討会、各自による検討含む)
第3回 7月 未定
第4回 8月 未定 (東京開催、りつりつ研究会との共催予定)
第5回 9月 未定(「生存学」センター報告投稿論文検討会)
第6回 11月 未定(「生存学」センター報告投稿論文検討会)
第7回 2010年1月 未定
第8回 2010年3月 未定


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□2008年度

[工事中]


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■arsvi.com内の関連事項

◆ケア
http://www.arsvi.com/d/c04.htm

◆感情/感情の社会学
http://www.arsvi.com/d/e01.htm

◆看護・看護者・看護師(看護婦)
http://www.arsvi.com/d/n04.htm

◆生命倫理(bioethics)
http://www.arsvi.com/d/be.htm

◆障害学(Disability Studies)
http://www.arsvi.com/ds/ds.htm


*作成:安部 彰
UP: 20080812 REV: 20081029, 20090402, 0421, 1106, 20110922, 26, 27, 20120123
組織  ◇ケア 
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