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『連帯の挨拶――ローティと希望の思想』

安部 彰 20110331 生活書院,328p.
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『連帯の挨拶――ローティと希望の思想』


安部 彰 20110331 『連帯の挨拶――ローティと希望の思想』,生活書院,328p. ISBN-10: 490369075X ISBN-13: 978-4903690759 2940 [amazon][kinokuniya]

*本書は、2010年度立命館大学大学院先端総合学術研究科出版助成制度を受けて刊行された書籍である。

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「好悪」と「公平」とは、どこがどうなっているのだろう?ローティ「政治」思想の内在的で、すくなからず独倉的な解釈を提示し、その思想の批判的継承をつうじて、現代の情況に一個の希望/思想を投げいれる。

■著者紹介

安部彰[アベアキラ] 1975年生まれ、奈良市出身。立命館大学大学院先端総合学術研究科一貫制博士課程修了博士(学術、2008年)。現在、総合地球環境学研究所プロジェクト研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

■目次

序 希望の思想

第一部 ローティとともに――ローティ「政治」思想の究明
 第一章 「哲学」から「政治」へ――「政治」思想的転回へといたる道
  章序
  1.「正義」と「実在」の統合という夢――『哲学と自然の鏡』へいたるまで
  2. 「哲学」の脱構築と「政治」の解放
  注
 第二章 ローティ「政治」思想への導入――「人権」論を読み解く
  章序
  1. 「人権」問題の所在
  2. 対案としての共感
  3. ローティ「人権」論の含意――共感の条件としての安全
  4. ローティ「人権」論の位置/意義
  注
 第三章 アイロニーと連帯による「正義」――ローティのリベラリズムを読み抜く
  章序
  1. 〈公私の区分〉再説―正義と善の区分
  2. 偶然性としての世界
   2-1. 言語と自己の偶然性
   2-2. 「哲学」と「詩」の根源的/実存的アポリア
  3. ローティ「正義」論の構成 T―偶然性の承認と「残酷さの回避」の関係
  4. ローティ「正義」論の構成 U―アイロニーの〈普遍化〉と連帯
   4-1. 「私的な」アイロニーの〈普遍化〉
   4-2. 連帯の転回―「会話」から「共感」へ
  5. 小括と第二部への助走
  注

第二部 ローティをこえて――ローティ「正義」論の批判的継承
 第四章 「残酷さ」について
  章序
  1. 「残酷さの回避」という命題をめぐる問い
   1-1. 事実と価値
   1-2. 歴史記述の貧困の理由
  2. 「残酷さ」とはなにか―シュクラーとローティ
   2-1. 共通悪アプローチの課題
   2-2. シュクラーにおける「残酷さ」
   2-3. ローティにおける「残酷さ」
  3.ローティへの論難
  4.ローティへの論難についての評価
  5. 困難を深刻にうけとめつつ、そのさきを切りひらくために
  注
 第五章 ローティの挑発と社会的連帯再考
  章序
  1. 道徳的普遍主義にたいするローティの懐疑とその精査
   1-1. ローティの挑発
   1-2. ローティの挑発が内包する論点――「距離」の問題
  2. 社会的連帯の現在――「非人称の連帯」の危機
   2-1. 社会的連帯論の再燃
   2-2. 社会的連帯のふたつの形式
   2-3. 安定性と優位性のゆらぎ
  3. ローティの挑発と「人称的な連帯」の共振
   注
 第六章 「「身近な他者」への共感」の隘路――ケア倫理をめぐって
  章序
  1. ケア倫理の理念の分節化――依怙贔屓の倫理
  2. ケア倫理の方途
   2-1. 依怙贔屓の理由
   2-2. ケア倫理の懐疑の吟味と普遍主義との分岐
  3. ケアユニット/ネットワークの遍在化の隘路
  4. ケア対象の拡張化の隘路
  5. 〈承認〉の隘路
  6. 小括と展望
   注
 終章 共感の再配置――「距離」をこえて
  章序
  1. 道徳的行為の心理機制
  2. ヒュームへ還る
  注

結語にかえて――欲望という名の倫理
 注

あとがき
文献

 *いわゆる「帯」の文(立岩真也)

■引用

■書評・紹介

◆五野井 郁夫 2011/10/29  「この絶望的な世界のなかで連帯の希望を紡ぐこと――ローティの正義論とアイロニーの関係にせまる」,『図書新聞』

◆渡辺 啓真 2012 「書評 安部彰『連帯の挨拶 : ローティと希望の思想』」,『倫理学研究(42)』,204-208

いっちょむブログ 2011/12/27 「書評 安部彰『連帯の挨拶 : ローティと希望の思想』 その1 その2

■言及

◆立岩 真也 2011/**/** 「考えなくてもいくらでもすることはあるしたまには考えた方がよいこともある」,『思想としての3.11』,河出書房新社

*更新:安田 智博
UP:20110327 REV:20110527, 28, 20141130
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