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大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年4月


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アフリカアフリカ Africa 2016


○2007年までのニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2007年
○2008年〜2009年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2008年〜2009年
○2010年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2010年
○2011年1月〜2月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年1月〜2月
○2011年3月1日〜15日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月1日〜15日
○2011年3月16日〜31日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月16日〜31日
○2011年4月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年4月
○2011年5月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年5月
○2011年6月〜7月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年6月〜7月
○2011年8月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年8月
○最新のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国

○外務省 各国・地域情勢 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国

◆2011/04/01 NIKKEI NET リビア外相辞任、政権側認める カダフィ大佐側近
◆2011/04/01 NIKKEI NET NATO、対リビア作戦の指揮権承継 多国籍軍から
◆2011/04/01 NIKKEI NET 欧州保守政権に試練 原発・財政緊縮などで支持低下
◆2011/04/01 NIKKEI NET NY金続伸、15ドル高 リビア外相辞任受け逃避資金流入
◆2011/04/01 NIKKEI NET NY原油は反発 リビアの輸出、長期停滞の見方
◆2011/04/01 NIKKEI NET リビア国営石油総裁「原油生産量は急減」
◆2011/04/01 NIKKEI NET リビア沖のクロマグロ漁 欧州委が一時中止要求
◆2011/04/01 NIKKEI NET 「カダフィ氏退陣はリビア国民の手で」米国防長官強調
◆2011/04/01 NIKKEI NET リビア、次期国連大使も辞退 高官の政権離脱相次ぐ
◆2011/04/01 NIKKEI NET NY原油、一時107ドル台 2年半ぶり高値
◆2011/04/01 NIKKEI NET リビア、英に特使派遣か 軍事攻撃停止働き掛け
◆2011/04/01 NIKKEI NET リビア反体制派が停戦条件 「西部から政府軍撤退を」
◆2011/04/01 asahi.com 米軍、リビア「撤退」鮮明 「日本支援の費用もかかる」
◆2011/04/01 asahi.com 多国籍軍空爆、市民40人死亡か リビア
◆2011/04/01 asahi.com 地雷・銃声…リビア戦乱の街、住民「どう生きれば」
◆2011/04/01 asahi.com リビア反体制派、停戦に条件提示 仲介の国連特使に
◆2011/04/01 yomiuri.co.jp リビア外相亡命、MI6が周到な準備…英紙
◆2011/04/01 yomiuri.co.jp 米国防長官、リビア反体制派への武器供与に慎重
◆2011/04/01 yomiuri.co.jp カダフィ政権が英に密使…次男の顧問が「接触」
◆2011/04/01 cnn.co.jp リビア政府軍、兵力で反体制派を圧倒 激しい戦闘で死者多数
◆2011/04/01 毎日新聞 リビア:NATO、空爆指揮権も米軍から移譲
◆2011/04/01 毎日新聞 リビア:カダフィ氏亡命論、再浮上
◆2011/04/01 毎日新聞 リビア:「政権内部崩壊」 英外相、さらに幹部離反誘う
◆2011/04/01 毎日新聞 リビア:武器供与後の訓練、米軍は消極的−−国防長官見解
◆2011/04/01 毎日新聞 リビア:攻撃、NATO不和 武器供与「決議の想定外」 米英「反体制派を増強」
◆2011/04/01 毎日新聞 原油先物相場:NY 急騰、2年半ぶり高値 終値106.72ドル
◆2011/04/02 NIKKEI NET NY原油続伸、一時2年半ぶり高値 時間外取引
◆2011/04/02 NIKKEI NET カダフィ政権、反体制派の停戦条件を拒否
◆2011/04/02 NIKKEI NET リビア、反体制派に手詰まり感 膠着状態続く可能性
◆2011/04/02 asahi.com カダフィ政権、停戦拒否 反体制派に「狂った提案」
◆2011/04/02 yomiuri.co.jp リビア元外相が離反声明、全人民会議議長も?
◆2011/04/02 yomiuri.co.jp EU、リビア「人道支援」部隊編成
◆2011/04/02 yomiuri.co.jp 多国籍軍が誤爆か、リビア反体制派10人死亡
◆2011/04/02 cnn.co.jp リビア反体制派が独自の停戦条件提示、カダフィ派は拒否
◆2011/04/02 毎日新聞 リビア:国連の特使がベンガジ入り
◆2011/04/02 毎日新聞 リビア:人の消えた街、アジュダビア 戦禍逃れ脱出
◆2011/04/02 毎日新聞 リビア:多国籍軍空爆2週間 欧州「近隣外交」の破綻=専門編集委員・西川恵
◆2011/04/02 毎日新聞 リビア:多国籍軍空爆2週間 国際包囲網に誤算 政府軍、地上戦力を維持
◆2011/04/02 毎日新聞 リビア:カダフィ政権、停戦提案拒否
◆2011/04/02 毎日新聞 リビア:反体制派、石油輸出で活動資金 カタール経由で再開へ−−欧米諸国は容認
◆2011/04/03 NIKKEI NET リビア、中銀総裁も国外逃亡か 後任が就任
◆2011/04/03 NIKKEI NET リビア反体制側、多国籍軍に空爆続行要請 誤爆不問に
◆2011/04/03 NIKKEI NET リビア反体制派が行政・軍事組織 トップに元公安相
◆2011/04/03 NIKKEI NET カダフィ後のリビア「民主主義に」 反体制側副議長
◆2011/04/03 yomiuri.co.jp 多国籍軍誤爆か、リビアの反体制派13人死亡
◆2011/04/03 asahi.com 多国籍軍が誤爆か リビア東部ブレガ 反体制派に死者
◆2011/04/03 cnn.co.jp 多国籍軍、リビア反政府勢力を空爆 市民含む13人死亡
◆2011/04/03 毎日新聞 リビア:EUが部隊派遣
◆2011/04/03 毎日新聞 リビア:多国籍軍誤爆、13人死亡 北東部の市民ら
◆2011/04/03 gizmodo 米がリビアにウォートホッグとスペクター投入。その意味するところ(動画)
◆2011/04/04 NIKKEI NET [FT]欧州の同盟に異変、英独仏の奇妙な三角関係
◆2011/04/04 NIKKEI NET リビア外務次官がギリシャ入り カダフィ氏の特使か
◆2011/04/04 NIKKEI NET カダフィ政権、ギリシャ首相に停戦調停依頼か
◆2011/04/04 NIKKEI NET 英国がリビアに外交団派遣 反体制側と面談
◆2011/04/04 yomiuri.co.jp リビア特使、アテネ訪問…事態収拾模索か
◆2011/04/04 asahi.com カダフィ政権、収拾模索か リビア副外相がギリシャ訪問
◆2011/04/04 asahi.com リビア反体制派、東部のブレガへ攻勢 政府軍奪還の都市
◆2011/04/04 yomiuri.co.jp カダフィ派・反体制派、外交決着図る動き
◆2011/04/04 yomiuri.co.jp イタリア、リビアの反体制派「政府」承認
◆2011/04/04 毎日新聞 リビア:特使がアテネ入り 仲介要請の可能性
◆2011/04/04 毎日新聞 リビア:特使、ギリシャに調停を要請 マルタ、トルコも訪問へ
◆2011/04/05 NIKKEI NET リビア、外交活動活発に 戦線膠着、手詰まり感強く
◆2011/04/05 NIKKEI NET NY原油続伸、108.47ドルで終了 一時2年半ぶり高値
◆2011/04/05 NIKKEI NET 北海原油、一時121ドル台に上昇 2年8カ月ぶり高値
◆2011/04/05 NIKKEI NET 北海原油、2年半ぶり高値 アフリカ情勢など懸念
◆2011/04/05 NIKKEI NET トルコ、リビア問題で調停本格化
◆2011/04/05 NIKKEI NET リビア政権側、反体制派の石油施設を攻撃か
◆2011/04/05 NIKKEI NET 米、リビア元外相への制裁解除 政権離脱を後押し
◆2011/04/05 NIKKEI NET イタリア石油大手CEO、リビア反体制側幹部と権益協議
◆2011/04/05 NIKKEI NET リビア政権側、体制引き締め 前外相離反「病気のため」
◆2011/04/05 asahi.com リビアの副外相がトルコへ トルコが停戦交渉仲介か
◆2011/04/05 asahi.com カダフィ軍が反体制派攻撃、さらに5人死亡 リビア西部
◆2011/04/05 yomiuri.co.jp カダフィ特使、停戦条件協議か…トルコなど訪問
◆2011/04/05 yomiuri.co.jp リビア反体制派13人死亡、NATO誤爆認める
◆2011/04/05 毎日新聞 リビア:トルコ派遣の病院船、ベンガジ到着 市民ら歓喜の出迎え
◆2011/04/05 毎日新聞 リビア:トルコ、調停に着手 カダフィ大佐周辺で退陣論浮上
◆2011/04/05 毎日新聞 リビア:特使、トルコ外相と紛争収拾で協議
◆2011/04/05 毎日新聞 リビア:政府軍、南部油田占拠 反体制派の収入源遮断か
◆2011/04/06 NIKKEI NET 原油の国際指標、軒並み上昇 中東混乱、長期化を嫌気
◆2011/04/06 NIKKEI NET NY金が最高値、一時1トロイオンス1452.0ドル
◆2011/04/06 NIKKEI NET NY原油、小反落 中国利上げで売り優勢に
◆2011/04/06 NIKKEI NET NY金が続伸、最高値更新 一時1458.6ドル 6月物
◆2011/04/06 NIKKEI NET リビア反体制派、作戦遅いとNATO批判
◆2011/04/06 NIKKEI NET NATO、リビア政府軍事力30%を破壊
◆2011/04/06 NIKKEI NET リビア、新外相を任命 反体制派はNATO非難
◆2011/04/06 NIKKEI NET ニューヨーク金、最高値を更新 リビア混乱などで
◆2011/04/06 NIKKEI NET ドバイ原油が114ドル台 2年8カ月ぶり高値
◆2011/04/06 NIKKEI NET トルコ外相、リビア反体制側と会談へ 政権側と仲介難航も
◆2011/04/06 NIKKEI NET 北海ブレント、2年半ぶり高値 一時123ドル
◆2011/04/06 cnn.co.jp リビア政府軍が市民を「人間の盾」に NATO軍が非難
◆2011/04/06 yomiuri.co.jp 米特別代表リビア入り…国民評議会代表と会談へ
◆2011/04/06 asahi.com ベンガジで数千人デモ「NATO軍の支援を」
◆2011/04/06 asahi.com 増えるリビア避難民、足りぬ金 アンジーも危機感
◆2011/04/06 asahi.com 「NATO行動遅い」 リビア反体制派、空爆強化求める
◆2011/04/06 毎日新聞 英下院:武器輸出許可を批判 「国内弾圧に利用される」
◆2011/04/06 毎日新聞 リビア:クーサ前外相、英国亡命 自壊狙い、米は制裁解除
◆2011/04/06 毎日新聞 リビア:クーサ前外相関与?「住民弾圧、実態解明を」 遺族「息子はどこに消えた」
◆2011/04/06 毎日新聞 リビア:メスラ油田、復旧に数カ月 施設破壊され輸出不可能に−−石油企業幹部分析
◆2011/04/06 毎日新聞 リビア:NATO、誤爆恐れ空爆拒否 反体制派が非難
◆2011/04/07 NIKKEI NET トルコ外相、リビア反体制派と会談 政権側の意向伝える
◆2011/04/07 NIKKEI NET NY原油反発、終値108.83ドル 一時2年半ぶり109ドル台
◆2011/04/07 NIKKEI NET リビア反体制派、原油輸出を開始か タンカー出港
◆2011/04/07 NIKKEI NET カダフィ政権軍、リビア第3の都市集中攻撃
◆2011/04/07 NIKKEI NET カダフィ大佐、米大統領にNATO空爆中止求め書簡
◆2011/04/07 NIKKEI NET リビア反体制派の油田「政府軍が攻撃」 生産停止
◆2011/04/07 NIKKEI NET リビアグループ、ドーハで13日会合
◆2011/04/07 asahi.com リビア難民船沈没、250人以上不明 伊最南端の島の沖
◆2011/04/07 asahi.com カダフィ大佐「不正義の戦争やめて」 米大統領に書簡
◆2011/04/07 yomiuri.co.jp カダフィ氏がオバマ大統領に空爆中止要請
◆2011/04/07 yomiuri.co.jp カダフィ氏肖像入り金時計、公邸職員全員に
◆2011/04/07 cnn.co.jp カダフィ大佐、オバマ大統領への書簡で空爆停止を要請
◆2011/04/07 cnn.co.jp カダフィ氏、米企業に巨額払いイメージ改善ねらう
◆2011/04/07 yomiuri.co.jp カダフィ氏派が攻撃、東部2油田が生産停止
◆2011/04/07 cnn.co.jp イタリアの島に難民が大量流入、沈没事故で不明者100人超
◆2011/04/07 新華社新華網ニュース リビア、中国の銀行に5億ドル返済延期要請 停止中の業務は総額63億ドル
◆2011/04/07 毎日新聞 リビア:停戦調停、難航 大佐側、権限委譲か総退陣か
◆2011/04/07 毎日新聞 リビア:NATO、苦しい戦い 「人間の盾」に阻まれ、市民誤爆で謝罪も
◆2011/04/07 毎日新聞 フランス:リビア爆撃、コートジボワール参戦…「介入する欧州」主導
◆2011/04/07 毎日新聞 リビア:反体制派「石油に頼らず」 南部施設生産停止
◆2011/04/07 毎日新聞 東日本大震災:クリントン米国務長官、中旬来日 対策で連携確認
◆2011/04/08 NIKKEI NET NY原油、続伸 5月物は110.30ドルで終了、一時2年半ぶり高値
◆2011/04/08 NIKKEI NET NATO軍がまた誤爆か、5人死亡 リビア
◆2011/04/08 NIKKEI NET NY原油110ドル台 2年半ぶり高値
◆2011/04/08 NIKKEI NET トルコ、リビア和平で行程表
◆2011/04/08 NIKKEI NET リビア反体制派、カダフィ後「脱石油目指す」
◆2011/04/08 NIKKEI NET NATO、リビアへの誤爆認知も謝罪拒否
◆2011/04/08 asahi.com  リビア和平に向けてトルコが3段階の行程表提案
◆2011/04/08 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐が書簡 「勇気持った男」オバマ氏を持ち上げ
◆2011/04/08 毎日新聞 リビア:NATO再誤爆か 反体制派13人死亡−−北東部
◆2011/04/08 毎日新聞 リビア:NATOへ不満強まる 反体制派、トルコの物資拒否
◆2011/04/08 毎日新聞 リビア:NATO誤爆 政府軍の戦車で部隊作り誤認か
◆2011/04/08 毎日新聞 リビア:反体制派民兵、銃初めての素人ばかり 訓練3週間で「兵士」
◆2011/04/08 毎日新聞 カタール:リビア情勢で目立つ欧米寄り イランの反発招く懸念も
◆2011/04/08 毎日新聞 原油先物相場:NY 110ドル台、2年7カ月ぶり
◆2011/04/09 NIKKEI NET 原油価格、一段と上昇 中東不安・発電需要も
◆2011/04/09 NIKKEI NET NY原油、大幅続伸112.79ドル 2年半ぶり高値
◆2011/04/09 NIKKEI NET カダフィ政権軍、反体制派拠点にミサイル攻撃
◆2011/04/09 NIKKEI NET 米政府、リビア高官5人を制裁対象に追加
◆2011/04/09 NIKKEI NET リビア政権側が第3の都市猛攻、反体制派の被害拡大
◆2011/04/09 NIKKEI NET カダフィ政権軍、攻勢強める 東部の反体制派拠点攻撃
◆2011/04/09 asahi.com 誤爆続くリビア空爆、NATOに限界 安保理議決の制約
◆2011/04/09 asahi.com カダフィ軍攻撃で住民5人死亡、リビア西部ミスラタ
◆2011/04/09 asahi.com リビアでの人権侵害、現地調査へ 国連委員会
◆2011/04/09 yomiuri.co.jp 対リビア追加制裁、首相の資産も凍結…米
◆2011/04/09 毎日新聞 リビア:誤爆、NATOが謝罪拒否
◆2011/04/09 毎日新聞 リビア:NATO一転、誤爆認める 反体制派に「遺憾」
◆2011/04/10 asahi.com リビア首都近郊の政府軍補給基地を空爆 NATO
◆2011/04/11 NIKKEI NET アフリカ連合、調停へリビア入り
◆2011/04/11 NIKKEI NET リビア東部要衝で攻防 アフリカ連合が調停へ
◆2011/04/11 NIKKEI NET カダフィ氏、アフリカ連合の停戦行程表を受け入れか
◆2011/04/11 NIKKEI NET カタール首長と米大統領会談へ リビア情勢協議
◆2011/04/11 NIKKEI NET アフリカ連合、リビア停戦行程表を反体制側に提示
◆2011/04/11 NIKKEI NET リビア停戦提案「検証が不可欠」 NATO事務総長
◆2011/04/11 cnn.co.jp カダフィ大佐、AU調停で停戦受け入れ 南ア大統領
◆2011/04/11 asahi.com カダフィ政権、アフリカ連合の仲介案受け入れ
◆2011/04/11 yomiuri.co.jp カダフィ氏、和平案受諾…停戦実現は不透明
◆2011/04/11 yomiuri.co.jp NATO、リビア空爆の即時停止を拒否
◆2011/04/11 毎日新聞 リビア:移動写真新聞 車体覆う「真実」−−ベンガジの広場
◆2011/04/11 毎日新聞 リビア:政府軍、反体制派拠点に迫る アジュダビア市内に進攻
◆2011/04/11 毎日新聞 リビア:カダフィ氏の退陣案も議題−−AU調停
◆2011/04/11 毎日新聞 リビア:NATO空爆苦戦、EUが人道支援作戦 欧州主導色強化
◆2011/04/12 NIKKEI NET リビア反体制側、アフリカ連合の停戦案を拒否
◆2011/04/12 NIKKEI NET 「カダフィ大佐の退陣必要」 イタリア外相
◆2011/04/12 NIKKEI NET リビア反体制派に停戦行程表の受諾要請 アフリカ連合
◆2011/04/12 NIKKEI NET イタリア、北アフリカ難民に苦慮 欧州の外交問題に
◆2011/04/12 asahi.com リビア反体制派、停戦案拒否 アフリカ連合の仲裁困難に
◆2011/04/12 asahi.com クリントン国務長官、17日訪日 米国務省が正式発表
◆2011/04/12 asahi.com カダフィ氏退陣「交渉の余地ない」 米、停戦案認めず
◆2011/04/12 cnn.co.jp リビア反体制派、AU提案を拒否 戦闘で子ども犠牲に
◆2011/04/12 毎日新聞 リビア:反体制派、停戦案を拒否 AU使節団仲介
◆2011/04/13 NIKKEI NET リビア反体制派、ドーハ会合で承認拡大狙う
◆2011/04/13 NIKKEI NET サウジ、原油を減産か 減産幅は日量50万バレル前後
◆2011/04/13 NIKKEI NET 英外相、リビア反体制派支援の基金設立提案
◆2011/04/13 NIKKEI NET リビア関係20カ国グループが初会合 反体制派、武器要求
◆2011/04/13 NIKKEI NET ドイツ、リビア外交官5人追放
◆2011/04/13 asahi.com リビア空爆強化をNATOに要求 英仏外相
◆2011/04/13 asahi.com 「このままでは皆殺し」 リビア激戦地からの避難民語る
◆2011/04/13 毎日新聞 リビア:EUが追加制裁
◆2011/04/13 毎日新聞 リビア:政府軍攻勢続く ロケット砲、市民に連日死者
◆2011/04/14 NIKKEI NET リビア連絡調整グループ、基金設立で合意 反体制側を支援
◆2011/04/14 NIKKEI NET 英仏首脳、カダフィへの圧力強化で一致 リビア情勢で会談
◆2011/04/14 NIKKEI NET カタール、リビア反体制派を支援 原油100万バレルを販売
◆2011/04/14 NIKKEI NET 米、指揮権移管後もリビアを3回空爆
◆2011/04/14 NIKKEI NET 国連、リビアPKOの検討開始
◆2011/04/14 NIKKEI NET NATO外相会合、リビア軍事作戦を協議 空爆強化巡り溝
◆2011/04/14 cnn.co.jp リビア情勢の国際会合、反体制派への資金支援で合意
◆2011/04/14 NIKKEI NET 原発建設推進を維持 BRICS首脳会議が閉幕
◆2011/04/14 cnn.co.jp BRICS首脳会議が閉幕 リビア空爆に反対表明
◆2011/04/14 asahi.com リビア情勢「平和的解決を」 BRICS、軍事介入懸念
◆2011/04/14 asahi.com カダフィ氏退陣要求で一致 関係国・機関の外相級初会合
◆2011/04/14 毎日新聞 リビア:英仏首脳が会談 米に参加要求へ
◆2011/04/14 毎日新聞 リビア:略奪、砲撃、通りに転がる遺体 息潜める避難民−−ベンガジ
◆2011/04/14 毎日新聞 リビア:カタールで関係国会合 反体制派に資金援助へ 軍事は足並み乱れ
◆2011/04/15 NIKKEI NET カダフィ大佐の手を振る姿を放映 リビア国営テレビ
◆2011/04/15 NIKKEI NET 米、リビアへの米軍本格再介入を否定
◆2011/04/15 cnn.co.jp 米・英・仏の首脳、共同意見書でカダフィ退陣を要求
◆2011/04/15 毎日新聞 リビア:市民、募るいらだち 医薬品不足・計画停電、生活を直撃−−ベンガジ
◆2011/04/15 毎日新聞 NATO:対リビア、軍事圧力維持で合意 空爆巡り溝残る
◆2011/04/15 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐、健在アピール NATO側を挑発か
◆2011/04/15 毎日新聞 リビア:戦闘激化 不慣れな市民が「試射」 流れ弾に倒れる子供たち
◆2011/04/16 NIKKEI NET 「リビア軍がクラスター弾使用」 国際人権団体が非難
◆2011/04/16 cnn.co.jp カダフィ政権軍、市街地でクラスター爆弾使用 人権団体指摘
◆2011/04/16 毎日新聞 リビア:米英仏首脳の書簡、国連決議の範囲「踏み越え」指摘−−仏国防相
◆2011/04/16 毎日新聞 リビア:「カダフィ退陣まで継続」 軍事作戦、米英仏首脳が書簡
◆2011/04/16 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐の退陣まで、作戦継続に賛意−−NATO事務総長
◆2011/04/16 毎日新聞 リビア:政府軍、クラスター弾使用 国際人権団体「市民に重大な危険」
◆2011/04/17 asahi.com リビア政府軍、クラスター爆弾使用か 国際人権団体指摘
◆2011/04/17 asahi.com 報酬69万円・敵はアルカイダと言われ…リビア政府兵
◆2011/04/18 NIKKEI NET サウジ石油相「原油は供給過剰」 リビア肩代わり分、減産認める
◆2011/04/18 cnn.co.jp 内戦続くリビア、反体制派がNATO軍を批判
◆2011/04/19 NIKKEI NET 「中東リスク誇張されすぎ」、産油国・消費国が担当相会合
◆2011/04/19 yomiuri.co.jp カダフィ政権、国連人道支援に同意
◆2011/04/19 yomiuri.co.jp NATO、カダフィ派最精鋭部隊本部を空爆
◆2011/04/19 毎日新聞 リビア:空爆1カ月 展望なきリビア 反カダフィ派「手詰まり」NATO軍に失望
◆2011/04/19 毎日新聞 リビア:声、世界に ベンガジの若者、新聞作り 「自由への武器」
◆2011/04/20 NIKKEI NET 英、リビアへ軍事顧問団派遣 反体制派を支援
◆2011/04/20 NIKKEI NET リビア反体制派議長、仏大統領と20日会談
◆2011/04/20 NIKKEI NET 英仏伊、リビアに軍事顧問団 反体制派の作戦支援へ
◆2011/04/20 asahi.com 仏大統領、カダフィ政権側への攻撃強化約束 反体制派に
◆2011/04/20 asahi.com リビアで外国人記者7人不明 政府軍が拘束、暴行も
◆2011/04/20 yomiuri.co.jp 英国、リビア反体制派に軍事顧問団派遣
◆2011/04/20 毎日新聞 見る世界:悲しい船旅
◆2011/04/20 毎日新聞 リビア:NATO、政府軍中枢を空爆 指揮系統の破壊図る−−トリポリ近郊
◆2011/04/20 毎日新聞 リビア:反体制派支援国会合へ 原油販売など協議−−伊外相表明
◆2011/04/21 NIKKEI NET リビア反体制派「外国地上部隊、受け入れは可能」
◆2011/04/21 NIKKEI NET 国連人道支援物資、リビアへ 欧米軍の警護受けず一線画す
◆2011/04/21 NIKKEI NET リビア反体制勢力に20億円の人道支援 米国務省、大統領に進言
◆2011/04/21 NIKKEI NET リビア反体制派、チュニジア国境を一部制圧
◆2011/04/21 asahi.com 米、リビア反体制派支援へ 非軍事分野に2500万ドル
◆2011/04/21 asahi.com 「リビア軍の市民攻撃は犯罪」国連人権高等弁務官が警告
◆2011/04/21 asahi.com リビアで英・米のカメラマン2人死亡 戦闘に巻き込まれ
◆2011/04/21 cnn.co.jp 外国人ジャーナリスト2人が戦闘に巻き込まれ死亡 リビア
◆2011/04/21 cnn.co.jp 英・仏・伊、リビアに軍事顧問団派遣へ 反体制派を支援
◆2011/04/21 cnn.co.jp 米国、リビア反体制派に初の物資支援か 非軍事分野
◆2011/04/21 yomiuri.co.jp 米、リビア反体制派に20億円分の物資支援へ
◆2011/04/21 yomiuri.co.jp リビア・ミスラタ、国連の人道支援実現の可能性
◆2011/04/21 yomiuri.co.jp キャパ賞などの写真家2人、砲撃で死亡…リビア
◆2011/04/21 yomiuri.co.jp リビア反体制派に軍事顧問団、仏伊も派遣へ
◆2011/04/21 毎日新聞 リビア:英仏伊、反体制派に軍事顧問団 介入長期化も
◆2011/04/21 毎日新聞 リビア:反体制派に、非軍事物資を21億円分支援−−米が方針
◆2011/04/21 毎日新聞 リビア:人道支援に軍警護不要−−国連調整官
◆2011/04/22 NIKKEI NET オバマ大統領、無人攻撃機によるリビア政府軍爆撃を承認
◆2011/04/22 毎日新聞 リビア:英米記者、砲撃で死亡 欧州で地上軍派遣論
◆2011/04/22 毎日新聞 リビア:空爆、人口密集地で難航 米、無人攻撃機投入
◆2011/04/23 NIKKEI NET マケイン米上院議員「リビア反体制派を各国は支援すべき」
◆2011/04/23 NIKKEI NET リビア介入拡大、米世論は反発
◆2011/04/23 NIKKEI NET 米、リビアで初めて無人機攻撃
◆2011/04/23 NIKKEI NET カダフィ政権、リビア第3の都市ミスラタから撤退
◆2011/04/23 asahi.com 「反体制派に軍事支援を」マケイン米上院議員リビア訪問
◆2011/04/23 cnn.co.jp リビア訪問し軍事介入拡大を主張、マケイン米上院議員
◆2011/04/23 毎日新聞 リビア:米、無人機投入 こう着打破狙う 民間人被害に懸念
◆2011/04/23 毎日新聞 見る世界:薬きょうの海に祈る
◆2011/04/23 毎日新聞 リビア:「民兵、生きるため」職がない、結婚もできない−−ベンガジの最大スラム
◆2011/04/23 毎日新聞 リビア:サルコジ仏大統領、ベンガジ訪問へ
◆2011/04/23 毎日新聞 リビア:政府軍、ミスラタ退却 反体制派拠点、包囲攻撃収束へ
◆2011/04/24 cnn.co.jp リビア西部ミスラタで死者20人以上 政府側が撤退表明
◆2011/04/25 NIKKEI NET 共和党議員ら「米はリビア空爆積極関与を」 英仏の戦力不足で
◆2011/04/25 NIKKEI NET 伊航空機で乗っ取り騒ぎ、リビア行き要求 ローマで拘束
◆2011/04/25 NIKKEI NET リビア反体制派に資金、クウェートが149億円
◆2011/04/25 NIKKEI NET リビア政府軍、ミスラタ包囲継続 反体制派に再度砲撃
◆2011/04/25 NIKKEI NET リビア反体制派「原油生産再開に1カ月」 戦闘で施設破壊
◆2011/04/25 NIKKEI NET リビア北西部の都市で30人死亡 カダフィ政権、攻撃続行
◆2011/04/25 cnn.co.jp 伊航空機で男がつめ切りで乗務員襲う リビア行き要求
◆2011/04/25 asahi.com クウェート、リビア反体制派に多額資金援助
◆2011/04/25 毎日新聞 リビア:反体制派のバシル・アブドゥル氏「NATO、対応遅い」
◆2011/04/25 毎日新聞 リビア:ミスラタ攻防、激化 反体制側36人死亡−−北西部
◆2011/04/26 NIKKEI NET イタリア、リビア空爆参加へ 首相が米大統領に電話
◆2011/04/26 asahi.com カダフィ氏居住区を空爆 NATO、通信施設破壊と発表
◆2011/04/26 yomiuri.co.jp イタリア、リビア空爆「限定的参加」を表明
◆2011/04/27 NIKKEI NET リビアのカダフィ政権、ロシアに安保理緊急会合を要請
◆2011/04/27 NIKKEI NET カダフィ氏抹殺の権利ない ロ首相、多国籍軍を批判
◆2011/04/27 cnn.co.jp 避難民キャンプに砲撃、死傷者十数人以上 リビア西部
◆2011/04/27 毎日新聞 リビア:イタリア、空爆参加へ カダフィ政権は徹底抗戦
◆2011/04/28 yomiuri.co.jp リビア内戦死者は最大3万人…米大使
◆2011/04/28 yomiuri.co.jp 反体制派に内通者いる…カダフィ氏の娘が米紙に
◆2011/04/29 yomiuri.co.jp カダフィ派越境、チュニジア軍と交戦
◆2011/04/29 NIKKEI NET チュニジア軍、リビア国境でカダフィ政権軍と衝突
◆2011/04/29 毎日新聞 リビア:NATO軍空爆で反体制派12人死亡
◆2011/04/30 NIKKEI NET クリントン国務長官、リビア関係国会議へ出席
◆2011/04/30 yomiuri.co.jp カダフィ氏、多国籍軍に交渉呼びかけ…退陣否定


【参考図書】
リビアを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
塩尻 和子著 明石書店 ¥2,100 B6版 399ページ 2006年8月 [amazon]

リビア物語―世界遺産と大砂漠の旅
滝口 鉄夫著 論創社 ¥2,625 B6版 196ページ 2007年1月 [amazon]

砂漠の思想―リビアで考えたこと
野田 正彰著 みすず書房 ¥2,730 B6版 240ページ 2005年2月 [amazon]


 
 
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リビア外相辞任、政権側認める カダフィ大佐側近

2011/4/1 1:32

【カイロ=加賀谷和樹】リビアのカダフィ政権側の報道官は31日、最高指導者カダフィ大佐側近のクーサ氏が外相を辞任したと認めた。同氏は30日にチュニジアからロンドン郊外の空港に到着、英外務省を通じ外相辞任を表明していた。リビアの首都トリポリで記者会見した報道官は、同氏が病気治療の名目で出国し、「辞職したと理解している。クーサ氏個人の判断だ」と指摘した。

英国のヘイグ外相は31日、「クーサ氏は自らの意思で訪英し事情を説明している」と明かした。英国や国際的な司法プロセスの免責を受けず、自発的に話しているという。同氏はリビア情報機関のトップを約15年間務め、2009年に外相に就任。政権側高官はAFP通信に「クーサ氏が機密情報を米欧に流すことで、カダフィ政権は深刻な打撃を受けるかもしれない」と指摘した。

リビアでは31日、政権軍が反体制側の要衝である東部のアジュダビヤに迫り、市民が同市北方の反体制側の本拠ベンガジに向け脱出を始めた。政権軍は多国籍軍の空爆を免れるため、重火器を搭載した通常車両を活用。西部の第3の都市ミスラタでは反体制側に激しい攻撃を加え、20人の市民が死亡したという。



 
 
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NATO、対リビア作戦の指揮権承継 多国籍軍から

2011/4/1 1:34

【ブリュッセル=瀬能繁】米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)は31日朝(日本時間同日夜)、対リビア軍事作戦の指揮権を米英仏主導の多国籍軍から承継したと発表した。国連安全保障理事会決議を受け、武器禁輸の監視、飛行禁止区域の監視、リビアの市民保護のための空爆の3作戦を指揮する。作戦期間は90日。



 
 
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欧州保守政権に試練 原発・財政緊縮などで支持低下

2011/4/1 1:44

【ロンドン=藤井彰夫】欧州の保守系・中道右派政権が相次いで試練にさらされている。英国では財政緊縮策に大規模な抗議デモが起こり、キャメロン政権が苦境に立っている。ドイツ、フランスでも重要地方選で与党が大敗、イタリアではベルルスコーニ首相のスキャンダルで政権の求心力が弱まっている。政権への支持低下で、各国が自国優先の人気取り政策に傾きやすくなる恐れも出てきた。

ロンドンで3月26日、英政府の歳出削減に反対する25万人規模のデモが起きた。2003年のイラク戦争に反対するデモ以来の規模。キャメロン政権は14年度に向けて歳出を年810億ポンド(約11兆円)減らす財政再建策を打ち出しているが、公務員などを中心に反発が広がっている。

保守党と自由民主党の連立政権の支持率(ユー・ガブ調査)は、昨年5月の発足直後は40%前後だったが、直近では30%前後に下がり、不支持率は5割に達した。

27日にドイツで実施した南部バーデン・ビュルテンベルク州議会選でも、メルケル首相が率いる保守系のキリスト教民主同盟(CDU)が敗退。脱原発を訴える環境政党「緑の党」が躍進した。フランスでも同日に投開票された統一地方選では、サルコジ政権を支える保守系与党・国民運動連合の得票率は約20%にとどまり惨敗した。一方、ユーロ離脱などを掲げる極右政党・国民戦線が支持を伸ばしている。

イタリアでは中道右派連立政権を率いるベルルスコーニ首相が未成年買春疑惑や、一族企業の脱税疑惑で起訴され窮地に立っている。同首相はこれまでも様々な政治的な危機を乗り切ってきたが、今回は最大の危機という見方もある。

欧州の保守・中道右派政権の苦境の理由は、原発政策、失業、犯罪疑惑、財政緊縮策など様々だが、批判票は移民排斥などを掲げる極右政党や、環境政党など左右両極に流れる傾向がある。

政権与党の不人気はユーロ圏の財政危機対応など今後の欧州の結束にも影を落とす。

3月24〜25日のEU首脳会議では、包括的なユーロ安定策の枠組みで合意した。独仏首脳が議論を主導した結果だが、ギリシャ、アイルランドなど周辺国支援には独仏国内では批判が根強い。6月に最終合意を目指す欧州金融安定基金(EFSF)の機能拡充など今後の危機対応策では、議会承認など国内手続きが難航する恐れもある。

キャメロン英政権は大手英銀幹部の高額報酬への国民の反発を意識して、2月に大手銀行への課税強化を突然発表した。メルケル独首相は東日本大震災を踏まえ、「既存原発の稼働期間延長」という原発政策の見直しに動いた。主要閣僚とチュニジア独裁政権との癒着を批判されたサルコジ仏大統領は、リビアのカダフィ政権には一転して強硬姿勢で臨み、多国籍軍による軍事介入の議論を主導した。

いずれも政策転換による支持率回復の狙いが透けてみえる。欧州各国の政権の求心力低下は、国際協調よりは国内事情を優先した人気取り政策に各国を突き動かす懸念がある。



 
 
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NY金続伸、15ドル高 リビア外相辞任受け逃避資金流入

2011/4/1 5:28

【NQNニューヨーク=古江敦子】3月31日のニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比15.0ドル高の1トロイオンス1439.9ドルで終えた。政情不安が続くリビアの外相が、ロンドンで辞任を表明した。北アフリカ・中東情勢の混迷が長期化するとの見方が一段と強まり、逃避資金の受け皿となりやすい金に買いが入った。

ユーロ圏の3月の物価上昇率が市場予想を上回った。インフレが進むとの見方から、実物資産の裏付けがあり、インフレに強い資産とされる金の買い材料となった面もある。

欧州の利上げ観測を背景に、外国為替市場でユーロ高・ドル安が進んだ。ドルの代替投資先とされる金の買いにつながったという。

銀、プラチナも続伸した。



 
 
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NY原油は反発 リビアの輸出、長期停滞の見方

2011/4/1 5:38

【NQNニューヨーク=古江敦子】3月31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比2.45ドル高の1バレル106.72ドルで終えた。北アフリカ・中東の原油供給懸念が一段と強まり、買いが膨らんだ。

リビア外相がロンドンで辞任を表明し、リビア情勢の先行き不透明感が一段と増した。同国の原油輸出が長期にわたって滞るとの見方が広がり、買いが入った。5月物は取引終了直前に一時106.83ドルまで上昇し、期近物として7日以来ほぼ3週間ぶりの高値を付けた。

欧州の早期利上げ観測を背景に外国為替市場でユーロ高・ドル安が進んだ。ドル建てで取引される原油の割安感が増し、買いを誘った面もある。期末に際した持ち高調整目的の買いも入った。

ガソリンは3日続伸し、ヒーティングオイルは反発した。



 
 
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リビア国営石油総裁「原油生産量は急減」

2011/4/1 8:52

【カイロ=加賀谷和樹】リビア国営石油会社のガネム総裁は31日、ロイター通信に対し、同国の原油生産量が引き続き急減しているとの認識を示した。同氏はリビアの主要な輸出商品である原油について「まだ少しは生産している」というのが現状だと付け加えた。

ガネム氏は3月初め、国内の原油生産量が日量40万バレルを下回る水準に落ち込んだと指摘。これはカダフィ政権側と反体制側の武力衝突が起きる前の25%未満にあたる。31日には最近の生産量を明らかにしなかったが、この水準をさらに下回っているのは確実な情勢だ。

国際社会で孤立感を深めるカダフィ政権からは有力者の国外脱出が相次いでいる。だが、ガネム氏は「わたしは(首都)トリポリの事務所で働いている」と言明した。



 
 
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リビア沖のクロマグロ漁 欧州委が一時中止要求

2011/4/1 9:20

【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の欧州委員会は31日、リビア沖でのクロマグロ漁の一時中止を求める方針を明らかにした。リビア籍の漁船によるリビア沖以外での漁も中止の対象として要求する。政府軍と反体制派の衝突でリビア当局の水産資源の管理能力の低下が懸念されることを踏まえ、クロマグロの漁獲枠堅持に必要な対策を講じることが不可能と判断した。

リビアは地中海産クロマグロの主な漁業国の一つで、日本政府も昨年のワシントン条約締約国会議でクロマグロ漁の全面禁輸阻止へ連携したこともある。

毎年、地中海産のクロマグロの漁獲枠を決める大西洋まぐろ類保存国際委員会(ICCAT)の事務局に対し、ダマナキ欧州委員(漁業・海洋担当)が「リビア沖でのクロマグロ漁の一時中止を決定すべきだ」との書簡を送った。

EUはリビア当局が水産資源管理に手が回らない中でクロマグロが乱獲され、資源が枯渇する公算が大きくなると懸念している。ICCATの決定によっては世界的なクロマグロ市場の動向に微妙な影響を与える可能性がある。



 
 
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「カダフィ氏退陣はリビア国民の手で」米国防長官強調

2011/4/1 9:42

ゲーツ米国防長官は31日、上下両院の軍事委員会で証言し、リビアのカダフィ政権退陣は「政治・経済的手段によりリビア国民がいずれ達成するだろう」と語り、米国の介入は限定的との見方を改めて強調した。同長官は、アフガニスタンなどで展開中の対テロ戦に日本の震災支援も加わり、米国としての負担には限界があるとの認識を示した。

長官は、北大西洋条約機構(NATO)への指揮権移譲により米軍の役割は大幅に縮小すると説明。リビア反体制派への支援についても「提供できる国がたくさんある」と語り、他国に委ねる意向を表明した。

介入に消極的な理由として、同長官は米財政の一段の悪化を招く懸念を示唆。「日本の支援に艦艇19隻と兵員1万8000人を割いている」とも語った。「カダフィ後」の新政権づくりに関しては「リビアの将来について米国が責任を持つべきではないと思う」と指摘。アラブ諸国や欧州各国による支援に期待する考えを示唆した。

同時に証言したマレン統合参謀本部議長は、カダフィ政権側の軍事能力は多国籍軍の攻撃によりかなり弱体化しているとしたが、崩壊するまでには至っていないとの見方を示した。(ワシントン支局)



 
 
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リビア、次期国連大使も辞退 高官の政権離脱相次ぐ

2011/4/1 9:45

【カイロ=加賀谷和樹】リビアの最高指導者カダフィ大佐を支えてきた高官の政権離脱の動きが相次いでいる。先月30日に外相を務めていたクーサ氏が英国に出国後、辞任したのに続き、元外相で次期国連大使に指名されていたアルトレキ氏が31日、指名を辞退すると表明。ここ数日、反体制派への攻勢を強めている政権側だが、政権内部ではほころびの動きが加速しているもようだ。

アルトレキ氏の大使指名辞退はAP通信が伝えた。これに関連して中東の衛星テレビ局アルジャズィーラは31日夜、リビアの最高指導者カダフィ大佐の「側近の多くが出国を予定している」と報じた。当面の目的地は隣国チュニジアの首都チュニスだという。出国する側近の人数や具体名には触れていない。

事実ならば、クーサ氏がチュニジア経由でロンドンに渡り、英外務省を通じリビア外相辞任を表明したことに刺激を受けた可能性がある。

一方、カダフィ政権軍と反体制派の戦闘は、政権側優位の状況となっている。政権軍は31日夜、東部の石油都市ブレガの西部からロケット砲などで攻撃。東部に陣取る反体制側が機関銃などで応戦した。

英政府が31日に公表した資料によると、一連の戦闘や違法な拷問などによる死者は約1千人に達したもようだ。



 
 
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NY原油、一時107ドル台 2年半ぶり高値

2011/4/1 10:05

【ニューヨーク=川上穣】31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所で原油先物相場は反発した。指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は通常取引終了後の時間外取引で一時、1バレル107.65ドルまで上昇。2008年9月26日以来約2年半ぶりの高値を付けた。中東・北アフリカの情勢不安による原油の供給懸念から買いが膨らんでいる。

通常取引の終値は前日比2.45ドル高の1バレル106.72ドルだった。リビアのクーサ外相が前日に辞任を表明。リビア情勢の先行き不透明感が増したとして、原油の先高観が強まった。

原油先物は東日本大震災後の3月15日に一時、1バレル97ドル台まで下落した。その後は不安定な中東情勢などを材料に反発し、15日からの上昇率は約10%に達している。原油高騰の影響でガソリン価格も上昇しており、米国では景気回復への悪影響を懸念する声も出ている。



 
 
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リビア、英に特使派遣か 軍事攻撃停止働き掛け

2011/4/1 21:48

【ドバイ=中西俊裕】混乱が続くリビア情勢を巡って英紙ガーディアンは31日、カダフィ政権がロンドンに政府高官を派遣したと伝えた。カダフィ大佐の息子で欧米との外交に携わってきたセイフイスラム氏の側近、ムハンマド・イスマエル氏としている。英国に対し反体制派支援の軍事攻撃停止を働き掛ける狙いがあるとみられる。

一方、中東の衛星放送アルジャズィーラは同日、前日に英国入りし辞任を表明したクーサ外相に続き、リビア政府関係者数人が出国したと報じた。報道では、リビア国営石油会社のガネム会長、全人民会議のズワイ議長、対外情報機関のオタイビ長官らが含まれている。ただ隣国チュニジアの高官はこの情報を否定している。

ガネム氏は3月31日、この報道の前に「私はリビア国内にとどまっている」と発言。リビアの原油生産について「大幅に減少したが、いくらか生産している」と語っていた。

一方政権側と反体制派の衝突は、1日夜明けとともに再開。首都トリポリの東方800キロメートルにある石油都市ブレガの攻防戦を続けた。反体制派は政権軍の激しい砲撃を受け劣勢に立たされている。



 
 
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リビア反体制派が停戦条件 「西部から政府軍撤退を」

2011/4/1 22:49 (2011/4/2 0:24更新)

【ドバイ=中西俊裕】カダフィ政権と反体制派の衝突で混乱が続くリビアで、反体制派が停戦のための条件を提示した。同派の主要メンバーで構成する国民評議会のアブドルジャリル議長が1日、国連のハティーブ特使と共同記者会見し、停戦の条件として(1)言論の自由を確立する(2)西部の諸都市とその周辺から政権側の軍隊が撤退する−−ことなどを挙げた。

リビアでは政権側が西部を、反体制派が東部をそれぞれ拠点としている。政権側は反体制派に対し巻き返しの攻勢に出たばかり。反体制派が引き続きカダフィ政権打倒を主張していることもあり、今回の提案に政権側が態度を軟化させるかどうかは不透明。停戦に向けた動きには曲折がありそうだ。

1日も夜明けとともに衝突が再開。首都トリポリの東方800キロメートルにある石油都市ブレガを巡る攻防戦が続く一方、反体制派の拠点ミスラタへは政権側が戦車、野砲で攻撃をかけ、反体制派は劣勢に立たされている。

一方、英紙ガーディアンは、カダフィ政権がロンドンに政府高官を派遣したと伝えた。カダフィ大佐の息子で欧米との外交に携わってきたセイフイスラム氏の側近、ムハンマド・イスマエル氏としている。リビアに反体制派支援の軍事攻撃を実施してきた英国に対し、攻撃の停止を働き掛ける狙いがあるとみられる。

中東の衛星放送アルジャズィーラは、先に英国入りし辞任を表明したクーサ外相に続きリビア政府関係者数人が出国したと報じた。報道では、リビア国営石油会社のガネム総裁、全人民会議のズワイ議長らが含まれている。隣国チュニジアの外交官は、ガネム氏出国の情報に否定的な見解を示している。



 
 
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米軍、リビア「撤退」鮮明 「日本支援の費用もかかる」

2011年4月1日10時19分

ゲーツ米国防長官は3月31日、米議会下院軍事委員会の公聴会でリビアでの軍事行動について証言し、今後、米軍の関与を大幅に減らしていく方針を表明した。カダフィ政権の軍事力は反体制派の10倍以上とされるが、米軍は地上部隊の派遣も反体制派への武器供与もしない意向だ。

ともに証言した米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長によると、カダフィ政権の兵力1万5千人〜2万人に対し、反体制派は約1千人。反体制派は組織としての統制が取れておらず、軍事訓練なども必要だという。

米政府は中央情報局(CIA)の要員を現地に送って、軍事支援の準備をしているとされる。だが、ゲーツ長官は、反体制派支援のための軍事訓練や武器供与は「米国以外の国がやるべきだ」とし、米軍の関与を強く否定。地上部隊の派遣についても「オバマ大統領が実施する状況が想像できない」と述べた。

米軍は今月19日の軍事介入開始から10日間で、5億5千万ドル(約458億円)の軍事費を支出。今後、任務が側面支援中心に移っても、月に4千万ドルかかるという。ゲーツ長官は「軍事行動を制限したいのは、軍への負担が理由だ。日本での災害支援活動の費用もかかる」とし、リビアからの「撤退」を急ぐ方針を明確にした。(ワシントン=望月洋嗣)



 
 
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多国籍軍空爆、市民40人死亡か リビア

2011年4月1日10時20分

イタリアのANSA通信によると、リビアの首都トリポリ在住のカトリック司教が3月31日、多国籍軍によるリビア空爆で、少なくとも40人の市民が巻き添えで死亡したと語った。

司教は「信頼できる人の目撃情報」として、トリポリのブスリム地区の住宅街が爆撃されたと述べた。住宅街の中にいくつかの軍施設があるためだという。

空爆を指揮する北大西洋条約機構(NATO)は同日、攻撃目標は軍関連施設などに限っていると強調する一方で、調査する方針を示した。(ローマ=前川浩之、ブリュッセル=野島淳)



 
 
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地雷・銃声…リビア戦乱の街、住民「どう生きれば」

2011年4月1日20時38分

反体制派への攻勢を強めるカダフィ政権軍が迫るリビア東部のアジュダビヤに3月30日、入った。3月中旬の政府軍の進攻で家や店舗は銃弾で穴だらけになり、焼けた車があちこちに転がる。10万人が暮らしていた街はほぼゴーストタウンと化していた。

「ミサイルが突然、次々に着弾した。必死に家まで走った」。セメント工場で警備員を務めるサーブル・エルワニーさん(46)は話す。高さ20メートルを超す円筒形の製造施設には大きな穴が開き、地面には多数のくぼみがあった。事務所もコンテナも破壊され、4台のトラックを盗まれた。

給料は1年分が未払いだが、ボスニア出身の経営者は帰国したままだ。妻と10〜20歳の2男1女がいるが、他に収入のあてはない。「今でも毎晩、銃声が響いている。この街で、どうやって生きていけばいいんだ」とうなだれた。

目抜き通りに入ると、白とピンクの壁の4階建てマンションが8棟あった。壁は銃弾の穴だらけで、窓ガラスはほとんど割れている。200世帯は入れそうな団地は静まりかえり、駐車場の車はわずか2台。電気も水道も止まっていた。

団地の広場では高校生のカーレッド・ゴマリさん(19)が立ちつくしていた。「約300人の市民が殺され、友人も6人亡くなった。僕の生まれ育った街じゃないようだ。自分がよそ者みたいに感じる」

水や食料はボランティアの配給頼み。団地の入り口には、ハエのたかったパンが数本置かれていた。

部屋に案内されると、スーツケースが積み上げてあった。「家族だけはすぐに逃げられるようにするためだ」と、父の小学校教師ファラジさん(48)。政府軍の進攻の際には妻と6男3女をベンガジに避難させ、ひとり家にとどまった。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは30日、政府軍が約10日間とどまったアジュダビヤの東の外れで約60個の対車両・対人地雷が見つかったと発表した。ファラジさんらが自警団をつくり除去をしているが、住民が犠牲になる可能性もある。

取材中、勢力を盛り返した政府軍が、アジュダビヤから車で西に45分のブレガに向かっているとの情報が入った。帰途を急ぐ記者に、ファラジさんはきっぱりと話した。「俺は街と家を守る。死に場所はここしかない」(アジュダビヤ=伊東和貴)



 
 
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リビア反体制派、停戦に条件提示 仲介の国連特使に

2011年4月1日23時25分

リビア反体制派を率いる政治組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は1日、拠点都市ベンガジでハティーブ国連特使(ヨルダン元外相)と会談した。カダフィ政権との停戦を仲介しようとする特使に対し、議長は停戦条件として「国民の完全な自由」を政権側が認めることを提示した。

会談後に共同会見した議長は「政権側が国民の完全な自由を認め、西部ミスラタなどで市民を攻撃している傭兵(ようへい)や軍隊を撤退させることが停戦の条件だ」と強調。「我々の目標はカダフィの独裁からリビアを解放し、トリポリを首都とした領土を守ることだ。リビアの分裂は認めない」と話した。

さらに、停戦が成立しない場合、戦闘の継続はやむを得ないとし、「兵力の差をなくすためにもっと兵器が必要だ」と述べた。

ハティーブ国連特使は会見で、議長との会談に先駆け、トリポリでマハムーディ首相ら政権側とも会談したと説明。政権側が繰り返し発表していた停戦は実態を伴っていないとして即時実施を求めた。政権側の反応は明かさなかったが、「双方とも相手が実施すれば停戦に応じるとしている」と述べ、現時点で停戦の雰囲気がないことも示唆した。

一方、リビアの国営テレビは3月31日夜、最高指導者カダフィ大佐が出したとする声明を報じた。「退陣すべきは私ではなく、リビアへの空爆を繰り返す西洋諸国の指導者たちだ」などと批判する内容で、あくまでも徹底抗戦の構えを崩していない。

声明は「権力への狂った執着が欧米諸国を突き動かしている」などと欧米批判に終始しており、クーサ外相の英国亡命については触れていない。国営テレビはカダフィ大佐の姿は映しておらず、声明が本人のものか、いつ出されたのかなどは不明だ。

リビアでは1日も、東部ブレガ周辺で政府軍と反体制派の戦闘が続き、西部ミスラタでも激しい交戦が起きている。政府軍には隣国チャドから大勢の傭兵(ようへい)が加わっていると、反体制派は非難している。(トブルク=山本大輔)



 
 
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リビア外相亡命、MI6が周到な準備…英紙

【ロンドン=鶴原徹也】リビアのクーサ外相が英国に亡命を受け入れられたことについて、31日の英各紙は、英対外情報部(MI6)が準備し、キャメロン首相が受け入れを決断して実現したものだった、と伝えた。

各紙によると、クーサ氏は28日、リビアから陸路チュニジア入り。30日、チュニジアの空港から英国の手配した特別機に搭乗して同日夕、ロンドン近郊のファーンバラ空港に到着した。出迎えたMI6情報員が隠れ家に案内し、聴取を始めたという。

MI6は、クーサ氏のリビア情報庁長官時代に接触を始めた。3月に多国籍軍によるリビアへの軍事介入が始まってからもクーサ氏と定期的に接触し、政権からの離反を促し続けた。

(2011年4月1日10時29分 読売新聞)



 
 
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米国防長官、リビア反体制派への武器供与に慎重

【ワシントン=黒瀬悦成】ゲーツ米国防長官は3月31日、下院軍事委員会の公聴会で証言し、リビアの最高指導者カダフィ氏を退陣させるには「(現状の作戦で)カダフィ氏に圧力を加え続ける以外に方策はない」と述べ、リビアの反体制派への武器供与に慎重な姿勢を示した。

ゲーツ長官は、戦闘に従事している反体制派の構成員は「約1000人」との見方を示し、「一握りの指導部を除き、どんな連中が一緒に戦っているのか不明だ」と述べ、安易な武器供与を戒めた。反体制派の内部に国際テロ組織アル・カーイダにつながる勢力がいる可能性が指摘されていることが背景にある。

長官はまた、多国籍軍が反体制派に武器を供与する場合、「兵器の使い方を教える軍事顧問を送り込む必要がある」としたうえで、「軍事教練なら米国以外の国でもできる。ほかの国がやるべきだ」と主張。米国はリビア情勢への深入りを避けるべきとの立場を強くにじませた。

(2011年4月1日17時08分 読売新聞)



 
 
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カダフィ政権が英に密使…次男の顧問が「接触」

【ロンドン=鶴原徹也】英紙ガーディアンは1日、リビアのカダフィ政権が英国に密使を派遣し、リビア問題の政治解決を探り始めた、と伝えた。

密使は、カダフィ氏次男セイフ・イスラム氏の顧問。この数日間、ロンドンに滞在し、英政府当局者らと「出口戦略」を協議した。英外務省筋は「接触」を認めつつ、内容は伏せている。密使に対しカダフィ氏宛ての書簡を手渡したという。

一方、インデペンデント紙(1日付)によると、英政府は3月30日に受け入れたクーサ外相に続き、カダフィ政権の10人近くの幹部に対し離反を促す交渉を進めているという。

(2011年4月1日22時42分 読売新聞)



 
 
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リビア政府軍、兵力で反体制派を圧倒 激しい戦闘で死者多数

2011.04.01 Fri posted at: 10:05 JST

リビア・トリポリ(CNN) カダフィ大佐率いる政府軍と反体制派の攻防が続くリビアで31日までに、反体制派が制圧した都市からの退却を強いられ、東部へと後退を余儀なくされている。西部のミスラタでは激しい戦闘で多数の死傷者が出ているもようだ。

多国籍軍のリビア対空作戦は北大西洋条約機構(NATO)が全指揮権を引き継いだ。

CNNは先の週末にかけて、反体制派がブレガ、ラスラヌフ、ビンジャワドといった石油拠点都市を制圧し、シルテ東部の町に到達したと伝えた。しかし過去3日の間に反体制派は東部へと後退を余儀なくされ、このまま後退が続けば、ブレガ東部のアジュダビヤが攻防拠点となりそうな情勢だという。

ミスラタの戦闘では政府軍が兵力で勝っていることを見せつけている。目撃者は31日、政府軍が各戸を回って住民を追い出し、恐怖に陥れていると語り、多国籍軍が手をこまねいていれば「ミスラタが大量殺害の場になってしまう」と訴えた。

米当局者によると、多国籍軍の空爆によって政府軍の軍事力は着実に損なわれたが、武器などの地上兵力はほぼ10対1の割合で反体制派を上回る。

米情報機関の関係者によると、米中央情報局(CIA)は反体制派の劣勢を覆すため、リビア国内で反体制派の指導部と接触しているという。

ゲーツ米国防長官は下院委員会で証言し、反体制派には相当の訓練と支援が必要だとの見方を示す一方、米国はリビアで地上兵力を行使しないと強調、反体制派もそうした介入を望まない意向を示したと語った。

米英の当局者とも、反体制派に武器を供与するかどうかはまだ決定していないと述べている。

英外務省は30日、リビア外相のムーサ・クーサ氏がロンドンに到着し、カダフィ政権から離脱して外相を辞任したことを明らかにしたと発表した。

これに対しリビア政府の報道官は31日、クーサ氏から政府に対し辞意は伝えられていないと述べた。同氏から病気療養のための休暇申請が出されたことを受け、出国許可を与えたとしている。



 
 
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リビア:NATO、空爆指揮権も米軍から移譲

【ブリュッセル福島良典】リビア政府軍の攻撃から反体制派市民を守るための空爆の指揮権が31日、米軍から北大西洋条約機構(NATO)に正式に移譲された。これにより、カダフィ政権に対する多国籍軍の攻撃開始から12日で、全軍事作戦がNATO指揮下に入った。全体の作戦名は「統一保護者」で、司令官はシャルル・ブシャール中将(カナダ)。

毎日新聞 2011年4月1日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ氏亡命論、再浮上

【カイロ大前仁】リビアの反体制派勢力は29〜30日の戦闘で北中部のビンジャワド、ラスラヌフなどの都市を次々と放棄し、後退を強いられた。31日には最前線のマルサエルブレガ付近で戦闘を再開したが、装備の貧弱さや指揮系統の問題を露呈し、苦戦している。

一方、ロイター通信によると、トリポリ在住のカトリック教会関係者は31日、多国籍軍の空爆によりトリポリ近郊で少なくとも一般人40人が死亡したとの目撃証言があると語った。北大西洋条約機構(NATO)当局者は「調査中」としている。多国籍軍は空爆対象を政府軍や軍施設に限定していると説明する一方、リビア政府は多くの一般国民が被弾したと主張している。

こうした中、アフリカのウガンダやジンバブエは、カダフィ氏が亡命を望めば受け入れる意向を表明。アフリカ連合(AU)が3月中旬にリビア情勢の調停を試みた経緯もあり、平和的な解決策を探る動きも再浮上しているようだ。

欧米諸国の間でも、カダフィ氏の「名誉ある出国」を促す言動が増えてきた。リビアの旧宗主国イタリアの外交筋は「国際社会ではカダフィ氏の亡命が最良の解決策であるとの認識で一致している」と指摘。また国連事務総長の特使が近くトリポリを訪れる予定で、クリントン米国務長官は「カダフィ氏の出国を含めて政治的な解決策を探る」と述べている。国際刑事裁判所(ICC)は「人道上の罪」でカダフィ氏と側近に関する予備調査を始めたが、欧米の指導者は最近、亡命の可能性を意識してか、この問題について明確な態度表明を避け始めた。米ワシントン・ポスト紙によると、他の亡命先の候補国として、ベネズエラ、サウジアラビア、赤道ギニアが挙がっている。

これに対し、リビア政府報道官は31日、カダフィ氏一家が「最後の時まで国内に残る」と亡命の可能性を否定した。

毎日新聞 2011年4月1日 東京朝刊



 
 
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リビア:「政権内部崩壊」 英外相、さらに幹部離反誘う

【ロンドン笠原敏彦】ヘイグ英外相は31日、記者会見し、リビアのクーサ外相がカダフィ政権を離反して英国に避難したことを受け、「カダフィ政権は分裂し、内部から崩壊している」と述べた。また「(カダフィ氏を)見限り、より良いリビアの将来を描こう」とリビア政権幹部に呼びかけた。英国など多国籍軍側は、今回のカダフィ氏側近の離反が政権への心理的な打撃となり、他の幹部の離反を誘発する効果を期待している。

中東の衛星放送アルアラビーヤは31日、リビアのドルダ情報長官もチュニジアへ出国したと報じた。リビア政府の報道官は同日、クーサ外相の辞任を確認したが、出国は「健康上の理由」と説明した。

クーサ氏は94年から、国際テロ支援の黒幕として知られてきた情報機関のトップを務め、09年に外相に就任。一方で、リビアが03年に大量破壊兵器を放棄して国際社会に復帰した際にカダフィ氏を説得するなど主要な役割を果たしたとされる。

しかし、近年はカダフィ氏の息子との不仲から最側近グループを外されていたとの情報もある。カダフィ氏は息子や血縁関係者らで軍や情報機関の主要ポストを固めており、クーサ氏の離反が政権にどれだけの打撃を与えるかは不透明だ。

毎日新聞 2011年4月1日 東京朝刊



 
 
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リビア:武器供与後の訓練、米軍は消極的−−国防長官見解

【ワシントン古本陽荘】ゲーツ米国防長官は31日、リビア情勢に関する上下両院の軍事委員会の公聴会に出席し、反体制派への武器供与を実施する場合には、武器の扱い方などに関し北大西洋条約機構(NATO)側が訓練を行う必要があるとの認識を示した。そのうえで「率直に言って、他国軍隊にもできることであり、米軍だけにそうした能力があるわけではない」と述べ、米軍が関与することに否定的な姿勢を示した。

さらに、「私がこの職にある以上、陸上部隊派遣はない」と明言し、空中給油やリビア政府軍の通信妨害など後方支援中心に米軍の任務を限定するとしてきた方針に変更がないことを強調した。

また、反政府派については「どういう人たちなのかよく分かっていない」と語った。

毎日新聞 2011年4月1日 東京夕刊



 
 
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リビア:攻撃、NATO不和 武器供与「決議の想定外」 米英「反体制派を増強」

【ブリュッセル福島良典】リビアのカダフィ政権に対する軍事作戦の進め方を巡り、米軍から全指揮権を引き受けた北大西洋条約機構(NATO)の加盟国間で足並みの乱れが表面化している。米英などではリビア反体制派に対する武器供与の可能性が議論されているが、NATOは「国連安保理決議の想定外」と慎重な立場だ。また、空爆頼りの作戦は市民を巻き添えにする可能性が高く、アラブ諸国の支持をつなぎ留められるかどうかも焦点だ。

NATOのラスムセン事務総長は31日、「(作戦は)リビア国民を守るためであり、武装させるためではない」「武器禁輸の履行に集中する」と述べ、武器供与論議は時期尚早との考えを示した。NATO軍事委員会のディパオラ議長も「現時点で武器や雇い兵を運ぶ船が来れば停船させられる」と述べた。

NATOの作戦期間は当面、3カ月間だが、すべては「カダフィ(大佐)の出方次第」(ディパオラ議長)。カダフィ政権が崩壊せず、戦況の足踏みが続けば延長もあり得る。米英などはリビア政府軍に比べて装備に劣る反体制派の戦力を増強して事態打開を急ぎたい思惑もあるが、NATOは当面、「市民と人口密集地の保護」の任務に専念したい意向だ。

軍事介入の是非を巡るNATO内部の亀裂も尾を引いている。NATOによると、加盟28カ国のうち31日現在、航空機または艦船を作戦に投入しているのはわずか半数の14カ国。近く約20カ国に増える見通しだが、当初から介入に反対していたトルコは空爆には参加せず、ドイツも作戦不参加の予定だ。

◇アラブ諸国との連携維持も課題

地域諸国との連携の維持も難題だ。NATOは30日、アラブ諸国など友好国の大使を招いて拡大会合を開き、作戦への理解を求めた。作戦に参加する域外国を増やして欧米色を薄めたいところだが、域外からの参加はこれまでのところ、カタール、アラブ首長国連邦(UAE)など数カ国にとどまっている。

米英はリビア領内に情報機関工作員を潜入させているというが、地上部隊の本格的な派遣はNATO内で議論されておらず、空爆主体の作戦が続く見通しだ。NATOはトリポリ近郊で市民40人が空爆で死亡したとの報道を受け、ただちに真相の調査に乗り出すなど、アラブ世論の風向きを変えかねない「市民の犠牲」の回避に神経を使っている。

毎日新聞 2011年4月1日 東京夕刊



 
 
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原油先物相場:NY 急騰、2年半ぶり高値 終値106.72ドル

【ワシントン斉藤信宏】31日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、中東・北アフリカ情勢の悪化懸念などを受けて急上昇。指標である米国産標準油種(WTI)の5月渡しは、1バレル=106・72ドルまで上昇し、終値ベースとしては08年9月26日(106・89ドル)以来約2年半ぶりの高値で取引を終えた。

リビア情勢の先行きを見通せない状態が続いていることで、投資家の間に原油の供給に対する不安が広がった。

毎日新聞 2011年4月1日 東京夕刊



 
 
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NY原油続伸、一時2年半ぶり高値 時間外取引

2011/4/2 5:23

【NQNニューヨーク=古江敦子】1日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比1.22ドル高の1バレル107.94ドルで終えた。3月の米雇用統計の改善と北アフリカ・中東の原油供給懸念を背景に、買い優勢となった。

5月物は日中取引終了後の時間外取引で108ドル台に上昇し、期近物として2008年9月25日以来ほぼ2年半ぶりの高値を付けた。

朝方発表の3月の米雇用統計で、非農業部門の雇用者数の増加幅が市場予想を上回り、失業率が4カ月連続で改善した。米景気の回復基調が示され、目先の原油需要が増えるとの見方から買いが入った。

この日も有力産油国リビアで政権側と反体制派の攻防戦が同国石油都市ブレガで続いたと伝わった。北アフリカ・中東の原油供給の先行き不透明感も、買いにつながったという。

ガソリン、ヒーティングオイルも上昇した。



 
 
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カダフィ政権、反体制派の停戦条件を拒否

2011/4/2 8:36

【カイロ=花房良祐】リビアのカダフィ政権のイブラヒム報道官は1日、反体制派が公表した停戦条件について「受け入れが不可能な要求を出している」と述べ、拒否する考えを示した。同国中部の前線では反体制派と政権側の双方とも決め手を欠いており、停戦を政権が拒否したことで膠着感が強まる可能性が高くなってきた。

反体制派を束ねる国民評議会のアブドルジャリル議長はリビアの諸都市から政権側軍隊が撤退することなどを停戦条件としてあげていた。政権側のイブラヒム報道官は「我々が街から出ていくことはない」と話し、条件の受け入れを拒否した。

一方、AP通信は1日、カダフィ政権が空爆を止めるために英米仏などと交渉を探っていると報道した。水面下で両者による協議の模索が続いているもようだ。

同国中部では1日も石油都市ブレガなどを巡り戦闘が続いたほか、首都トリポリ東方のミスラタの住民も政権側部隊による激しい砲撃を受けた。ロイター通信は反体制側が前線に訓練された軍人や重火器を重点配備し、経験が少ない市民を後方に配置したと報道。組織の再編を急ぎ、指揮系統を整えることで政権側の攻撃に備える。



 
 
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リビア、反体制派に手詰まり感 膠着状態続く可能性

停戦条件、政権側が拒否

2011/4/2 19:31

一進一退の攻防が続くリビア情勢をめぐり、反体制派が政権側への停戦条件を打ち出した。政権側との交渉には応じないとの態度を貫いてきた反体制派の大きな方針転換で、背景には戦況の停滞に加え、欧米からの支援継続に不安が出てきた事情がある。政権側も受け入れを拒否したものの決め手には欠け、膠着状態が続きそうだ。

反体制派でつくる国民評議会のアブドルジャリル議長は1日、ミスラタなど西部都市からの政権軍の戦車や狙撃兵の撤退や抗議行動の自由確立などの停戦条件を提示。政権打倒を目指す構えは崩さなかったが、相次ぐ高官の離反で政権が綻びをあらわにする中での唐突とも思える動きで、戦況打開への手詰まり感から同日会談した国連特使に説得されたとみられる。

反体制派は3月末、多国籍軍の空爆支援を受ける形でカダフィ大佐の出身地シルトに迫った。だがその後は装備面で優位に立つ政権軍に押し戻され、劣勢が目立つ。「唯一最大の問題」(反体制派)である武器不足に関し、北大西洋条約機構(NATO)やゲーツ米国防長官が供与に慎重な姿勢をみせ始めたことも、停戦条件提示に踏み切る要因になったようだ。

反体制派の停戦条件に対し、政権側は1日、「信じ難い要求だ」として受け入れを拒否。多国籍軍の空爆に対しても「人道への罪」と重ねて非難したものの、空爆停止を視野に米欧と水面下で接触を図っているもようだ。政権側も空爆継続で戦力をそがれることへの懸念は根強く、曲折を経ながら着地点を探る動きが続く可能性もある。

一方、AFP通信は2日、リビア中部の石油都市ブレガを反体制派が奪還したと伝えた。ブレガ近郊では1日夜、空爆により反体制派の少なくとも10人が死亡。反体制派メンバーの目撃情報によると、多国籍軍の攻撃機による誤爆の可能性があり、AP通信はNATOが調査を始めたと伝えた。(ドバイ=太田順尚)



 
 
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カダフィ政権、停戦拒否 反体制派に「狂った提案」

2011年4月2日10時6分

リビアのカダフィ政権の報道官は1日夜、首都トリポリで記者団に対し、反体制派が「政府軍の即時撤退」などを条件に出した停戦提案を拒否する考えを明らかにした。

ロイター通信などによると、報道官は「我々に我々の都市から出て行けと言っている。狂った提案としか言いようがない。我々は撤退はしない」と述べた。

停戦はリビア訪問中の国連特使が双方に呼びかけているもので、反体制派のアブドルジャリル国民評議会議長が1日午後、国民の完全な自由の保障や、西部ミスラタなどからの政府軍の撤退などを政権側が受け入れれば、停戦に応じると表明していた。(リビア東部トブルク=山本大輔)



 
 
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リビア元外相が離反声明、全人民会議議長も?

【カイロ=田尾茂樹】リビアのアリ・トレキ元外相は3月31日、ウェブサイト上に声明を出し、「自由と民主主義の中で生きることは国民の権利だ」などと述べ、最高指導者カダフィ氏から離反したことを明らかにした。

エジプトの首都カイロに滞在中だという。

また、衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は、国会に相当する全人民会議のアブカシム・ザウィ議長や元全人民委員会書記(首相)のアブザイド・ドルダ情報庁長官らカダフィ政権の幹部の一団が新たに離反し、リビアを脱出、チュニジアに入ったとの情報があると伝えた。クーサ前外相の英亡命を機に離反の動きが広がっている可能性がある。

AFP通信によると、反体制派の拠点、東部ベンガジの南約200キロにある石油都市ブレガ近郊では1日も反体制派とカダフィ派の戦闘が続いた。カダフィ派部隊の激しい攻撃で劣勢に立つ反体制派内には、多国籍軍からの武器供与を求める声が強まっている。

(2011年4月2日00時13分 読売新聞)



 
 
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EU、リビア「人道支援」部隊編成

【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)は1日、加盟27か国が同日、内戦状態にあるリビアからの脱出者の救援や、人道支援活動の安全確保を目的にした軍部隊の編成を決めたと発表した。

部隊の編成は、国連人道問題調整事務所(OCHA)からの派遣要請に備えるもので、EUは、リビアと国境を接するチュニジア、エジプト両国のほか、リビア国内での部隊展開も視野に入れている。

イタリアのクラウディオ・ガウディオジ少将が司令官を務め、部隊本部はローマに置く。派遣期間は4か月以内を想定しているが、展開する地域や活動の詳細は、OCHAからの要請を受け決定する。

(2011年4月2日10時59分 読売新聞)



 
 
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多国籍軍が誤爆か、リビア反体制派10人死亡

【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏派と反体制派との戦闘が続く東部の石油拠点ブレガ近郊で1日夜、多国籍軍が空爆を実施し、ロイター通信によると、反体制派メンバー少なくとも10人が死亡した。

誤爆とみられる。

多国籍軍の空爆では、東部アジュダービヤ近郊でも市民7人が死亡したとされるほか、首都トリポリ近郊でも市民40人が死亡したとの情報があり、軍事行動を指揮する北大西洋条約機構(NATO)が調査を始めた。反体制派報道官はロイター通信に「誤りは起きても我々はNATO軍に感謝している」と強調したが、軍事介入への反発が今後、高まる可能性もある。

AFP通信によると、反体制派は2日、再びブレガを掌握したと宣言したが、その後、カダフィ派の反撃に遭っている模様だ。劣勢だった反体制派は1日、カダフィ派を離反した兵士を中心に部隊を再編、同じく政権を離反したユニス前公安相が最高司令官として戦闘に参加、反攻に出ていた。

(2011年4月3日00時18分 読売新聞)



 
 
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リビア反体制派が独自の停戦条件提示、カダフィ派は拒否

2011.04.02 Sat posted at: 14:19 JST

トリポリ(CNN) 内乱状態にあるリビア情勢で、反体制派のアブドルジャリル国民評議会議長は1日、東部の拠点ベンガジで記者会見し、最高指導者カダフィ大佐派との停戦条件としてミスラタを含む西部都市からの狙撃兵、外国人傭兵(ようへい)や民兵の撤収、包囲の停止やリビア国民に対する言論の自由保障などを要求した。

ただ、最終的な目標は体制の変革であると主張した。リビア問題のハティーブ国連特使との会談後に述べた。特使は前日、首都トリポリでカダフィ派に反体制派の要求事項を伝えている。ハティーブ氏は国連の目的は停戦実現と市民の犠牲者を防ぐことだとし、体制変革には触れなかった。カダフィ政権放逐を意味する体制変革については、反体制派と欧米など国際社会の見解の相違が目立っている。

一方、カダフィ政権のイブラヒム報道官は会見で、反体制派は停戦提案に馬鹿げた条件を付け、真剣に対応していないと批判。国際テロ組織アルカイダとつながりがあり、暴力的で指導性にも欠ける勢力は都市と住民を開放せよと要求しているとし、「我々は都市を去らないし、住民保護も止めない」と反体制派の停戦条件を拒否する考えを明らかにした。

カダフィ大佐に近い筋はCNNに対し、権力移譲はあくまでも現指導部内で行われるべきと大佐は考えていると主張。権力移譲の実現にはまず戦闘停止が必要とし、移譲の過程にはカダフィ大佐の次男であるセイフルイスラム氏が関与すべきだとも述べた。

また、カダフィ政権内には旧指導層が権限を若手世代に譲渡すべきとの意思統一が生まれつつあると指摘した。



 
 
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リビア:国連の特使がベンガジ入り

【ベンガジ(リビア東部)杉尾直哉】リビア問題に関する国連のハティーブ特使は1日、ベンガジで反体制派率いる「国民評議会」のアブドルジャリル代表と会談、カダフィ政権に「無条件停戦」を求めることで一致した。特使は3月31日に首都トリポリでカダフィ政権高官らと会談、停戦受け入れを求めた。

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊



 
 
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リビア:人の消えた街、アジュダビア 戦禍逃れ脱出

リビア政府軍との戦闘で反体制派が後退を強いられる中、多くの住民が戦禍を逃れようと東方へ脱出している。反体制派が3月26日に政府軍から奪回した東部の要衝アジュダビアでは同31日、住民の姿がほとんど見られず、ゴーストタウンのようになっていた。数人残る民兵の1人は「仲間は皆、西方の前線に行った。我々はここを守る」と話した。銃が不足し、この民兵は小型のナイフしか持っていなかった。【アジュダビア(リビア東部)で杉尾直哉】

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊



 
 
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リビア:多国籍軍空爆2週間 欧州「近隣外交」の破綻=専門編集委員・西川恵

リビア政府軍への多国籍軍の攻撃が始まって2日で2週間。米国は後方支援に重心を移し、軍事作戦は英仏が主導する。欧州南翼の安全保障に直結する問題だけに欧州主導はある意味当然だが、リビア攻撃は欧州の近隣外交政策の破綻を象徴している。

欧州連合(EU)は04年以来、EUを取り巻く周辺部の国々と欧州近隣諸国政策(ENP)を通じ、緊密な関係を結んできた。「欧州統合の果実を分かち合う」を掲げ、周辺部の国々が政治・経済・社会改革に取り組むのと引き換えに財政支援してきた。

ENPの対象は地中海沿岸や南カフカス、旧ソ連邦の国々だが問題はEUの対応が均一でないことだった。モルドバなど旧ソ連邦の国々には厳しい政治・経済改革を求める一方、北アフリカの国々には手ぬるい要求にとどまり、“二重基準”が、人権団体などから批判されてきた。

欧州の姿勢の背景には北アフリカの権威主義的体制が欧州南翼の安全保障の防波堤になっていたことがある。具体的にはイスラム過激派の台頭を抑え、不法移民の欧州への流入を防ぎ、天然ガス・原油など資源の欧州への配分を保証していた。

さらに北アフリカの国々は、歴史的に欧州主要国と「植民地・宗主国」の関係にあり、昔からの人的つながりから利害関係を共有。欧州が政治・社会改革で厳しい要求をしにくくしていた。

つまり欧州の北アフリカ諸国に対するENPは安全保障を重視するあまり、政治・社会改革への真剣な要求をなおざりにし、結果として民主化を望む北アフリカの一般大衆の気持ちをくみ取らなかったと指摘する欧州の識者は多い。

本来、ENPには周辺諸国を民主化と市場経済システムへ緩やかに誘導することで、欧州への脅威の芽を取り除く狙いもあった。しかし北アフリカでは、権威主義的体制との関係を固定化してきたため、皮肉にも今これが脅威の刃(やいば)となって欧州に突き付けられている。現在、リビアで起きていることがそれであり、欧州の近隣外交政策の破綻でもある。

欧州はチュニジア、エジプトの民主化要求への対応を誤り、これを取り戻すようにオバマ米政権をせっつき、性急にリビア攻撃に踏み切った。

しかしカダフィ政権が倒れたとしても、反政府勢力がそれに代わる力と資質を備えているか未知数だ。北アフリカで生まれつつある新秩序はまだ混とんとしており、欧州がどのような新しい関係を北アフリカと築けるか展望できない。

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊



 
 
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リビア:多国籍軍空爆2週間 国際包囲網に誤算 政府軍、地上戦力を維持

【カイロ大前仁】北アフリカのリビア情勢は多国籍軍の空爆開始から2日で2週間となるが、リビア政府軍が当初の予想を上回る頑強さをみせ、短期的な軍事解決を期待する楽観論が影を潜めてきた。欧米諸国はカダフィ政権幹部に離脱を呼びかけ内部崩壊を促す狙いだが、先月30日に英国に脱出したクーサ前外相に続く政権離脱の動きは鈍い。国際的な包囲網が十分な効果を生み出すのか不透明な側面も多く、欧米は手詰まり状態に陥っている。

反体制派は今週に入り、北中部の戦闘で相次いで敗れ、一部部隊はアジュダビアまで撤退したが、1日の戦闘で西方のマルサエルブレガへ再び到達したと説明している。西部戦線で反体制派が唯一掌握するミスラタに対して、政府軍は戦車を投入するなど猛攻を続け、1日の戦闘で幼児を含め5人が死亡したという。

ロイター通信は、首都トリポリの最高指導者カダフィ大佐一家の居住区近くで1日早朝、銃声が20分近く鳴り響き、車両が行き交い、通りには大量の血痕が残っていたという住民の証言を報じた。

マレン米統合参謀本部議長は31日の議会公聴会で、リビア政府軍の1万5000〜2万人に比べ、反体制派で正規の軍事訓練を受けた者は1000人程度に過ぎず、政府側が10倍の地上戦力を維持しているとの見解を示した。地上戦で政府側の優位が変わらない現状を認めた。

米情報機関高官はAP通信に対し、政府軍が中部の拠点シルト近郊に戦車や他の装甲車を隠し一般車両で戦線へ移動している模様で、空爆対象の識別が難しくなっていると説明した。さらに多国籍軍が国際世論を憂慮し、大規模空爆を控えている点を突き、政府軍が支配地域を奪還したとの見解を示した。

米国やフランスは今週に入り、反体制派への武器供与を検討する考えを前面に出してきた。ただし国連安保理が武器禁輸の解禁を許可するためには、常任理事国のロシアや中国の承認が欠かせないことから「禁輸解禁を短期的に実現することは難しい」(外交筋)のが現状だ。

クーサ前外相の英国脱出に続き、31日にはドルダ情報長官ら複数幹部がリビアを出国したと報じられた。だが、名前を挙げられたリビア国営石油のガネム会長が報道を否定するなど、信ぴょう性は不明。一方で、英メディアはカダフィ政権の密使が今週、ロンドンを訪れ英政府と接触したと報道。大佐が最高指導者を退くことで「出口」を探っているとの観測もある。

毎日新聞 2011年4月2日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ政権、停戦提案拒否

【ベンガジ(リビア東部)杉尾直哉】リビア・カダフィ政権のイブラヒム報道官は1日、反体制派の「国民評議会」からの停戦提案を拒否する考えを示した。同報道官は記者団に「彼らは我々(政府軍)に都市部からの撤退を求めている。狂っているとしかいいようがない」と語った。

毎日新聞 2011年4月2日 東京夕刊



 
 
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リビア:反体制派、石油輸出で活動資金 カタール経由で再開へ−−欧米諸国は容認

【カイロ大前仁】リビアの反体制派で構成する暫定政府は1日、中東の産油国カタールを通じて、石油輸出を再開する方針を明らかにした。軍事的劣勢に立たされている反体制派は、活動資金や食料不足に直面しており、石油輸出再開で危機を乗り越える狙い。国連安保理の対リビア制裁決議は、石油取引を実質的に禁じているが、欧米諸国は例外措置として認める意向だ。

暫定政府のタルホウニ財務・経済担当相は同日、支配地域にある石油をカタールに輸出し、委託販売してもらう枠組みを作ったと発表した。売上金で燃料や医薬品などを購入する。まずは戦闘地域から離れている北東部の港湾都市トブルクから輸出を再開する方針という。

国連安保理が3月に採択した決議1973では、リビア石油公社の資産凍結が明記されており、石油取引が実質禁じられている。そのため暫定政府は東部で原油生産に当たる企業が、すでに親会社の同公社から実質分離した状態にあり、売り上げが同公社に回らない仕組みになると主張。タルホウニ氏は「我々の石油輸出を禁じている制裁解除を求める」と国際社会に理解を求めた。

ロイター通信によると、国連外交筋は石油輸出の売り上げが同公社を経由しなければ、制裁に抵触しないとの見解を表明。独自のリビア制裁を科す米政府も「反体制派による輸出は例外」との認識を示し、輸出再開を黙認する立場だ。一方でカダフィ政権は公社を経由しない石油輸出に強く反対している。

リビア情勢をめぐっては、別の国連決議1970が同国への武器禁輸を定めているが、米国やフランスは決議の例外条項を根拠として、反体制派への武器供与を検討し始めた。石油輸出の問題と合わせ、欧米諸国が国連措置を都合良く解釈しようとする動きに対して国際社会から批判が出る可能性もある。

アフリカ有数の産油国リビアは、世界生産の2%に相当する日量160万バレルの原油を生産してきた。しかし2月中旬に始まった騒乱を受けて輸出が止まっている。

毎日新聞 2011年4月2日 東京夕刊



 
 
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リビア、中銀総裁も国外逃亡か 後任が就任

2011/4/3 1:07

【カイロ=加賀谷和樹】リビア中銀の新総裁に2日、ムハンマド・ラジャブ氏が指名され、即日就任した。任期は次の全人民会議(国会に相当)開催まで。リビア国営通信はそれまで総裁だったベンガダラ氏の処遇に触れていないが、国外滞在中とみられ、そのまま逃亡した可能性がある。中銀総裁は閣僚級で、ベンガダラ氏が2月下旬に出国した後は、ズリティニ財務・計画相が業務を兼ねていたといわれる。



 
 
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リビア反体制側、多国籍軍に空爆続行要請 誤爆不問に

2011/4/3 19:59

【カイロ=加賀谷和樹】リビア反体制側は3日までに、多国籍軍の誤爆とされる空爆で13人が死亡した1日夜の事件を不問に付し、多国籍軍にカダフィ政権側への空爆を続けるよう求める姿勢を示した。だが、テレビ各局は誤爆による反体制側の被害を繰り返し報道しており、軍事行動を巡る米欧の世論に影響する可能性がある。

反体制側の報道官は2日の記者会見で「戦争中にミスは起こりうる」と述べ、誤爆の可能性を指摘したが多国籍軍側への非難は避けた。ロイター通信に対しては、反体制側をたばねる国民評議会の幹部らがなお空爆を求めていると述べた。

誤爆の可能性がある空爆は1日夜に東部の石油都市ブレガ近郊で起きた。反体制側の5、6台の車列が爆撃され、13人が死亡、7人が負傷した。死者には大破した救急車の運転手、反体制側の本拠である東部ベンガジから来た医学生3人が含まれている。

原因は明らかでないが、反体制側の民兵が対空砲を誤射したとの見方がある。政権側の兵士が反体制側に紛れ込み、対空砲を撃ったと証言する民兵もいる。多国籍軍の指揮権を継承した北大西洋条約機構(NATO)はこの件で調査を開始した。



 
 
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リビア反体制派が行政・軍事組織 トップに元公安相

2011/4/3 20:51

【カイロ=加賀谷和樹】リビア反体制側をたばねる国民評議会は2日、東部ベンガジなど反体制側の「陣地」の行政や軍事を管理する「危機管理委員会」のメンバーを指名した。反体制側民兵の司令官とみられる参謀長にはカダフィ政権で公安書記(公安相)を務めたオベイディ氏が就く。

オベイディ氏はリビア国内の軍事衝突の発生を機に、政権側から反体制側に転じた人物。カダフィ政権時代には、体制に異議を申し立てる人物や組織を取り締まる立場だったため、反体制側には受け入れに難色を示すメンバーもいるようだ。

政権側と反体制側は3日も東部ブレガ、西部ミスラタなどで交戦した。



 
 
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カダフィ後のリビア「民主主義に」 反体制側副議長

2011/4/3 22:33

【カイロ=加賀谷和樹】リビア反体制側を束ねる国民評議会のゴーガ副議長兼報道官は3日、カダフィ政権を打倒した後に樹立する新政権について「文民統制の民主主義が望ましい」と主張した。副議長はこれに先立ち、多国籍軍の誤爆とされる空爆で反体制側民兵ら13人が死亡した責任を不問に付し、政権側への爆撃を続けるよう求めた。

副議長はAP通信に対し「新政権はテロや過激主義、独裁を排す」と述べ、多国籍軍の軸である米欧に支援を求めた。米欧には反体制側の構成員や信条について、民主主義に沿うかどうか懸念する見方がある。それが評議会の求める武器提供などで米欧の方針が定まらない一因とみて、民主化の立場を鮮明にした。



 
 
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多国籍軍誤爆か、リビアの反体制派13人死亡

【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏派と反体制派との戦闘が続く東部の石油拠点ブレガ近郊で1日夜、多国籍軍が空爆を行い、反体制派メンバー13人が死亡、7人が負傷した。誤爆とみられる。

反体制派報道官が2日夜、発表した。軍事行動を指揮する北大西洋条約機構(NATO)は調査を始めた。

移動中の反体制派部隊の車列から対空砲が発射された後、空爆があった。メンバーが祝砲として撃ったとの見方がある一方、部隊に紛れ込んでいたカダフィ派兵士が空爆を誘うために発射したとの情報もある。

反体制派報道官は「遺憾な出来事。再発防止に努める」と述べるにとどまり、空爆の負傷者もAP通信に「我々を守っているのは多国籍軍」と語るなど、今のところ目立った批判はないが、軍事介入への反発が今後、高まる可能性もある。

(2011年4月3日19時29分 読売新聞)



 
 
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多国籍軍が誤爆か リビア東部ブレガ 反体制派に死者

2011年4月3日1時38分

リビア東部ブレガで1日夜、反体制派部隊が多国籍軍の空爆を受け、少なくとも10人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。

多国籍軍による反体制派への誤爆とすれば、3月19日に多国籍軍がリビア軍事介入を開始して以来、初めてとみられる。多国籍軍の指揮を執る北大西洋条約機構(NATO)の報道官は2日、「事実関係を調査している」と述べた。

反体制派の兵士の一人は「カダフィ政権軍の兵士が我々の部隊に紛れ込んで対空砲を撃った。すると、戦闘機が来て爆撃された」と語り、「政権側による破壊工作の結果」との見方を示した。一方、別の兵士は「反体制派兵士の一人が間違って銃を撃ったら空爆が来た」と述べた。反体制派部隊は、この1〜2カ月で初めて銃を取った志願兵が多く、統制もあまり取れていない。

リビアでは、石油積み出し施設のある東部ラスラヌフとブレガを巡り、カダフィ政権と反体制派の攻防が続いている。連日のように最前線が東西数十キロの範囲で動く。多国籍軍はカダフィ政権軍の地上部隊や各種施設を空爆している。

このため、政権軍側は戦車や装甲車の使用をやめ、空から反体制派の民間車両と見分けがつかない市販の四輪駆動車などに切り替えている、との情報がある。

一方、首都トリポリの東約200キロにあるリビア第3の都市ミスラタでは、両派の激しい戦闘が続いている。市街地のため、多国籍軍は空爆による反体制派への支援を実施できない状況にある。(リビア東部トブルク=貫洞欣寛)



 
 
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多国籍軍、リビア反政府勢力を空爆 市民含む13人死亡

2011.04.03 Sun posted at: 12:26 JST

トリポリ(CNN) 内乱状態にあるリビアの東部石油都市ブレガで1日、多国籍軍が反政府勢力の車列を空爆し、反政府勢力の広報担当者によれば、少なくとも13人が死亡、7人が負傷した。

多国籍軍の指揮を執る北大西洋条約機構(NATO)は、事実関係の調査を開始した。NATO広報担当者は「はっきりした証拠はなく、事実関係を調べるのは困難だ。何者かが多国籍軍に向けて発砲したとすれば、多国籍軍は自衛の権利がある」と述べている。犠牲者の中には市民も含まれていたという。

反政府勢力の広報担当者によれば、カダフィ政権政府軍とのブレガをめぐる激しい攻防戦の後、反政府勢力部隊が同市を掌握したという。一方、カダフィ政権側は、反政府勢力が提示した停戦条件を拒否する考えを明らかにしている。



 
 
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リビア:EUが部隊派遣

【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU)は1日、リビアからの避難民の脱出や国際機関などの救援活動を支援するため、軍部隊を現地に派遣する方針を決めた。司令部はローマに置かれ、国連の要請があり次第、派遣を開始する。期間は4カ月以内の予定。

毎日新聞 2011年4月3日 東京朝刊



 
 
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リビア:多国籍軍誤爆、13人死亡 北東部の市民ら

【カイロ大前仁、ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】国内の戦闘が泥沼化するリビアで、北大西洋条約機構(NATO)が主軸となる多国籍軍は1日夜、北東部マルサエルブレガ周辺で「友軍」となる反体制派の車両や救急車を爆撃し、少なくとも13人が死亡した。AFP通信によると殺害されたのは市民4人と反体制派兵士9人。生存者は、儀式の「祝砲」として上空へ発砲した直後に爆撃されたと証言しており、誤爆の可能性が高い。国際社会では多国籍軍の軍事介入への批判が根強く、欧米のリビア政策が厳しくなることは避けられない。

NATO報道官は事実関係の調査を始めたと語った。AP通信によると、この地域では儀式の際に上空へ発砲する習慣があり、生存者の男性は医師に「祝砲」の一環として発砲した後に爆撃されたと証言。ただ、ロイター通信によると、政府軍の戦闘員が反体制派の車両に紛れ込み、上空を旋回する多国籍軍機に向け対空砲を発射していたとの情報もある。

また、反体制派で構成する暫定政府の報道官は、今後も多国籍軍の空爆を求める見解を示した。

米仏英などの多国籍軍は先月19日に軍事作戦を始めて以降、空爆や爆撃の対象をリビア政府軍や軍施設に限定してきたと説明。NATOによると、先月31日に米軍から空爆の指揮権を受けた後の24時間で、178回軍用機を出撃させ、うち74回で空爆を実施した。

一方でリビア政府軍は、標的になりやすい戦車などを捨て、反体制派民兵組織と同様、四輪駆動車に兵器を積んで攻撃する作戦を取っているとされる。

このため、多国籍軍側は空からの政府軍・民兵の識別が困難になっているとみられ、リビア政府は多国籍軍側の空爆で民間人に犠牲が出ていると主張。リビア国営テレビは2日、手当てを受ける女性や子供の映像を放映し、「ミスラタでNATOの空爆を受け、負傷した」などと報じた。

このような状況下で、首都トリポリに在住するカトリック教会関係者は先月31日、近郊住民の証言を集めた結果、少なくとも民間人40人が被弾し死亡したとの見解を発表。NATOは同案件について調査に乗り出した。また英BBCは、マルサエルブレガ在住の医師の証言として、多国籍軍が爆撃した政府軍車両に爆薬が積まれていたことから、周辺に被害が及び、住民32人が死傷したと報じた。

欧米諸国はリビアにおける「民間人保護」を根拠として軍事作戦に踏み切ったが、反体制派へ武器供与を検討し始めるなど、深入りする様子をみせている。一方で先月29日のリビア問題に関する会議で、国連安保理理事国のロシアが欠席するなど、国際社会の足並みは一致していない。

毎日新聞 2011年4月3日 東京朝刊



 
 
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[FT]欧州の同盟に異変、英独仏の奇妙な三角関係

2011/4/4 0:00

(2011年4月1日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

欧州はややこしい場所になることがある。ドイツとフランスはこれまで歩調を合わせ、欧州経済政府のようなものに向かって前進してきた。だが両国はリビアのカダフィ大佐の話になると激しく対立する。

英国はフランスと一緒に、リビアの飛行禁止区域で行動する欧州多国籍軍の先頭に立った。だがキャメロン英首相は欧州単一通貨に話が及んだ時には部屋を出ていくと主張している。

■EUサミットで表面化

この奇妙な三角関係は、先日ブリュッセルで開催された欧州連合(EU)サミットで明らかになった。

経済問題ではドイツが極めて重要な国になる。ユーロを支えるための金融安定化メカニズムの条件はメルケル独首相が決めたも同然だ。フランスはユーロがなくなるよりも、ドイツのユーロの方が好ましいと判断した。

キャメロン首相はユーロ圏の首脳と同じテーブルに着くだけで、ポンドを維持するという自身の誓いが汚されると考えた。保守党が極度に神経をとがらせているため、首相は新協定を結んだユーロ圏の首脳がこの先、統合強化について話し合う時には参加せずに椅子を空けたままにすると述べた。

■リビア問題に距離置くドイツ

しかしリビア問題では、キャメロン首相はサルコジ仏大統領とともにサミットの壇上に登った。一方、メルケル首相の発言は神妙と言わないまでもおとなしかった。

ベンガジの入り口でカダフィ大佐の軍をせき止めた空爆にドイツ政府が反対したことはほかのサミット参加者から相当攻撃された。メルケル首相はアフガニスタンでドイツ軍のプレゼンスを強化することを約束することでささやかな和解を申し出た。

ドイツの同盟国の間でメルケル首相の信頼は大きく損なわれた。彼女の姿勢はドイツ政府は戦略的な関係よりも、強迫観念に駆られたような国内の戦術的な駆け引きを優先させているとの印象を裏付けた。EUはドイツの中立性の上に共通の外交政策を築くことができない。

■ロシアと中国に付くのは常識外

米ジャーマン・マーシャル・ファンドの年次ブリュッセル・フォーラムに参加した政治家や政策当局者は次のような見解を示した。ドイツがアラブ世界に軍事介入することへの見識を問うことは(ある外交官が言うには、ドイツ政府がそうした軍事行動から手を引くことさえ)考えられることだが、国連でロシアと中国の側につくのは常軌を逸している−−。

リビア上空を飛ぶ欧州多国籍軍がどうしようもない主戦論者の軍だと見なすことは到底できない。ベルギーとスウェーデンは戦闘機を派遣した。どちらも好戦的な外交政策で知られた国ではない。

ロシア、中国と組むことを選んだドイツの姿勢について、筆者はいくつもの相反する説明を聞いた。ブリュッセルの一部の人はメルケル首相率いる連立政権の従属パートナー政党の党首で、無力だが尊大なヴェスターヴェレ氏のせいだと考えている。

米国政府が突如心変わりして軍事介入を支持したため、メルケル首相は議論が劣勢な側に取り残されてしまったと考える人もいる。メルケル首相はサルコジ大統領の介入主義的な熱意を国内での支持率を高めようとする策略だと見なしている、と読む人もいる。ドイツとフランスの両首脳は本当にお互いが嫌いなのだろう。

■メルケル党首、屈辱的な敗北

もしメルケル首相が、自身の姿勢がドイツ国内の反戦主義者たちに受けると考えていたとしたら、あいにく間違っていた。週末の地方選挙では、日本の原子力発電所危機の方が大きな問題になった。メルケル首相が党首を務める与党キリスト教民主同盟(CDU)は、緑の党と社会民主党(SPD)の前に屈辱的な敗北を喫した。

一連の状況がもたらした、より広範な影響は、地政学上の重要な役者になろうとするEUの望みをもしかしたら致命的に損ねることになった。EUは今、独自の外相を置き、本格的な外交組織を築きつつある。人道的な任務はかなりうまくやる。だが外交のハードパワーの側については、今も各国政府がすべてを決定するのだ。

EU全域の防衛政策はもっと見込みがない展望だ。サルコジ政権の外相、ジュペ氏がそれを認めている。フランスは長年、ドイツを欧州防衛体制に引き込もうとしてきた。ヴェスターヴェレ氏をあからさまに軽蔑するジュペ氏の態度は今、ブリュッセルの事情に最も精通した関係者をも驚かせている。

■英仏新協定、欧州の基礎になるか

残されたのは英仏防衛協力だ。両国はまともだといえる軍を持ち、世界に関与してきた歴史を持つ。昨年秋、仏政府と英政府は防衛協力条約に正式に署名した。これは両国とも軍事力を投入する力を保ちたいと考えているが、単独ではできないことを認める行為だ。だがサルコジ大統領もキャメロン首相も、こんなにすぐに一緒に戦争に臨むことになるとは知る由もなかった。

それよりも不透明なのは、英仏の新協定がリビア作戦の重圧を乗り切り、より広範な欧州協力体制の基礎を築けるかどうかだ。EU全域の防衛という概念が廃れたのだとすれば、欧州は安全保障上の負担をもっと負わねばならないという米国の主張は、英仏条約の上に体制を築かなければならないという議論に説得力を持たせる。

ロンドンに本拠を構える欧州改革センター(CER)のグラント代表は、英仏は力のある国々からなる様々な多国籍軍の中核を形成できると語る。デンマークやオランダなどの比較的小さな国は軍事力を配備する意思を示している。スペイン、ポルトガル、その他数カ国も、こうした多国籍軍に時折参加するかもしれない。

ドイツの平和主義を考えると、これが現実的に達成し得る最大限のことだというグラント氏の考えは正しいだろう。だが順番に組まれる複数の多国籍軍は「近い外国」で真剣に受け止められる存在になるというEUの主張に見合うものではない。今でさえリビアでの軍事作戦は米国の支援に完全に依存している。

■いまだ不安定なユーロ圏

別の三角関係でも、サミット後に状況が大きく改善したようには見えない。ユーロ圏はいまだ不安定な状態にある。

独仏両政府は欧州の2度目の危機を防ぐための青写真に対する承認を得たが、最初の危機がもたらした結果に対処できていない。ギリシャは債務を返済できないし、アイルランドは支払い不能状態に陥った銀行システムを自力で救済できない。独仏の銀行の金庫には無価値の資産が大量に眠っている。

メルケル首相、サルコジ大統領、キャメロン首相はそれぞれ違った意味で、国内世論の不運な捕虜になっている。それは当然だと言う人もいるだろう。だが政治には時として、支持率を超越するリーダーシップが求められる。

ブリュッセルの友人たちは筆者に対し、欧州はこの局面を何とか切り抜けると言う。どうにかしていつも切り抜けるのだ、と。彼らはおそらく正しいのだろう。だがそれはいったいどんな欧州なのだろうか?

By Philip Stephens

(翻訳協力 JBpress)



 
 
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リビア外務次官がギリシャ入り カダフィ氏の特使か

2011/4/4 1:26

【カイロ=加賀谷和樹】リビアのオベイディ外務次官は3日、チュニジア経由でギリシャの首都アテネに着いた。ギリシャ政府高官などがロイター通信に明かした。同高官によると、次官はパパンドレウ首相に届けるリビアの最高指導者カダフィ大佐のメッセージを携えている。カダフィ氏の特使の可能性がある。



 
 
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カダフィ政権、ギリシャ首相に停戦調停依頼か

2011/4/4 9:31

【カイロ=加賀谷和樹】リビアのオベイディ外務次官は3日、アテネでギリシャのパパンドレウ首相と会談した。次官は最高指導者カダフィ大佐の特使で、同政権側が国内で反体制側との停戦を求めていると首相に伝えた。停戦に向けた調停や、政権側に対する多国籍軍の空爆停止を実現するための支援を要請した可能性がある。

ロイター通信などが報じた。会談後、ギリシャのドルツァス外相は「地域の平和と安全のための真剣な努力が必要だ」と発言。ギリシャ政府が停戦と空爆停止に向けて協力する姿勢を示した。

オベイディ次官は4日にトルコ、その後でマルタを訪問する見通しだ。

ギリシャは多国籍軍の指揮権を受け継いだ北大西洋条約機構(NATO)の加盟国である一方、カダフィ政権とも以前から関係が良好。トルコもNATO加盟国で、リビア国内の停戦を仲介する構えをみせている。

ギリシャ首相府によると、オベイディ次官の訪問はリビアのマハムーディ首相が2日に電話で要請してきた。パパンドレウ首相はリビア情勢への対応について1日から3日にかけ、キャメロン英首相、ハマド・カタール首相、エルドアン・トルコ首相と相次ぎ協議した。

オベイディ次官はこれまでに、多国籍軍の空爆停止に向け米英仏3カ国と話し合う用意があると表明していた。

カダフィ政権からは同氏側近の外相だったクーサ氏をはじめ、要人が相次ぎ離反し、国外逃亡している。

体制がほころびをみせるなか、カダフィ政権軍は3日、反体制側の武装勢力と各地で衝突。地上戦では装備と練度で反体制軍を上回る政権軍が有利な展開になっているが、多国籍軍の空爆を受け、反体制側の本拠である東部ベンガジまで一気に攻略できないでいる。



 
 
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英国がリビアに外交団派遣 反体制側と面談

2011/4/4 9:45

英外務省は3日、外交団を2日にリビアの反体制派が拠点とする東部ベンガジに派遣したことを明らかにした。反体制側を束ねる国民評議会との協議が目的。「国民評議会の目的やリビアで発生している情報を広く取得する」(英外務省報道官)としている。

外交団の代表は英国のイタリア大使。英国は3月上旬に外交官と警護要員の特殊部隊をリビアに送り、国民評議会のアブドルジャリル議長と接触を続けているもよう。今回は追加の外交団派遣になる。

リビア反体制派をめぐっては、フランスがカダフィ政権に代わる新政府として承認している。一方、英国は反体制派を新政府として承認するには至っていないが、水面下の工作を経て、カダフィ政権の外相だったクーサ氏の英国への亡命を先週実現するなど、同政権への外交面での圧力を強めている。(ロンドン=松崎雄典)



 
 
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リビア特使、アテネ訪問…事態収拾模索か

【ローマ支局】リビアのオベイディ外務次官が3日、同国の最高指導者カダフィ氏の特使としてアテネを訪問し、ギリシャのパパンドレウ首相と会談した。

ギリシャのドルツァス外相は会談後、「カダフィ政権は解決策を探っているようだ」との声明を発表し、同外務次官が事態収拾に向けて何らかの提案を行ったことを示唆した。

AP通信によると、オベイディ外務次官は4日にはトルコとマルタを訪問する予定。地理的にリビアに近い北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)の加盟国を通じ、対リビア軍事行動を展開する米欧側との停戦交渉の余地を探る狙いとみられる。

声明によると、ギリシャ側は即時停戦と市民に対する暴力停止を要求した。

(2011年4月4日10時22分 読売新聞)



 
 
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カダフィ政権、収拾模索か リビア副外相がギリシャ訪問

2011年4月4日19時3分

リビアのオベイディ副外相が3日、ギリシャの首都アテネを訪問し、パパンドレウ首相と会談した。中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどが伝えた。ギリシャのドゥルツァス外相は同日、「リビアの政権は事態の解決策を模索しているようだ」と述べた。

会談の内容は明らかになっていないが、ギリシャ政府関係者はAP通信に、「停戦の実現を含む外交努力が続いているが、政権側と反体制派の相互不信は強く、状況は非常に難しい」と述べた。

ドゥルツァス外相によると、オベイディ氏は今後、マルタとトルコを訪問する予定という。リビアとギリシャは良好な関係を維持しており、カダフィ政権が英米などに対して何らかのメッセージを託した可能性もある。

一方、カダフィ政権は同日、反体制派が市街地を掌握する西部ジンタンやヤフランで砲撃を強化。ヤフランで少なくとも2人が死亡した。首都トリポリの東約200キロのミスラタでは政権側の砲撃で市民1人が死亡した。また、AP通信などによると、反体制派は4日、政府軍に占領された東部ブレガを再び奪還した。(リビア東部トブルク=貫洞欣寛)



 
 
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リビア反体制派、東部のブレガへ攻勢 政府軍奪還の都市

2011年4月4日23時55分

リビア反体制派は4日、カダフィ政権の政府軍に奪還された東部ブレガへの攻撃を強め、衛星テレビ局アルジャジーラによると、一部の民兵がブレガに到着した。ただ、政府軍の反撃を受け、完全掌握には至っていないという。

反体制派はブレガの三方からロケット弾などを使って攻略を進めている。政府軍も迫撃砲で応戦しており、戦闘は一進一退となっている模様だ。

リビア有数の原油積み出し港があるブレガは、これまで反体制派が掌握していたが、3月末に政府軍に奪還された。

一方、イタリアのフラティニ外相は4日、東部ベンガジを拠点として反体制組織を率いる「国民評議会」をリビアの代表として承認すると明らかにした。同評議会に対する承認はフランス、カタールに続いて3カ国目となる。

また、北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は4日にトルコを訪問。エルドアン首相らとリビア情勢について協議した。トルコはNATO加盟国ながら国民の9割がイスラム教徒。NATOが指揮する対リビア軍事作戦には慎重で、海軍の艦艇をリビア沖に派遣して武器禁輸を監視する程度にとどめている。(カイロ=北川学)



 
 
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カダフィ派・反体制派、外交決着図る動き

【カイロ=田尾茂樹】内戦状態が続くリビアで、カダフィ派と反体制派がともに外交決着に向けた動きを模索し始めた。

多国籍軍の対リビア軍事行動により、カダフィ派優位が崩れ、戦力で双方が決め手を欠く中、戦闘長期化を避ける思惑とみられるが、互いの主張に隔たりは大きい。

「カダフィ政権は解決策を探っているようだ」

最高指導者カダフィ氏の特使として3日、ギリシャを訪問したオベイディ外務次官とギリシャのパパンドレウ首相との会談を受け、同国のドルツァス外相は声明でこう述べた。会談内容は不明だが、次官が停戦条件などを提案した可能性がある。4日にはトルコとマルタも訪れる。

また、米ニューヨーク・タイムズ紙(電子版)は3日、リビア当局者や外交筋の話として、カダフィ氏の後継と目されてきた次男セイフ・イスラム氏と、三男サアディ氏が、カダフィ氏退陣とセイフ・イスラム氏への権力移譲で立憲民主制移行を進めるとの解決案を練っている、と報じた。

(2011年4月4日21時01分 読売新聞)



 
 
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イタリア、リビアの反体制派「政府」承認

【ジュネーブ=佐藤昌宏】イタリア政府は4日、リビアの反体制派組織「国民評議会」を「唯一合法的なリビア国民の代表」として「政府」承認することを決めた。

フラティニ伊外相が、国民評議会で外交を担当するアリ・イサウィ氏との会談後、明らかにした。

国民評議会を政府として承認する動きは、フランス、カタールに次ぐものだ。

(2011年4月4日21時05分 読売新聞)



 
 
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リビア:特使がアテネ入り 仲介要請の可能性

【カイロ大前仁】ロイター通信は3日、リビアのオベイディ外務次官が政府特使としてアテネに到着したと報じた。ギリシャ政府筋によると、次官はパパンドレウ首相向けの書簡を持参している模様で、欧州連合(EU)加盟国のギリシャを通じ、騒乱の収拾に向けた仲介を要請する可能性が高まっている。

リビア情勢を巡り、最高指導者カダフィ大佐の特使が先週にロンドンを訪れ、英政府関係者と接触したことも確認されている。

北大西洋条約機構(NATO)が主軸となる軍事介入開始から3日で3週間目に入ったが、戦闘が泥沼化する中で、政治決着を目指した動きも活発化している。

毎日新聞 2011年4月4日 東京朝刊



 
 
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リビア:特使、ギリシャに調停を要請 マルタ、トルコも訪問へ

【カイロ大前仁】リビア・カダフィ政権の特使を務めるオベイディ外務次官は3日にアテネを訪れ、パパンドレウ・ギリシャ首相と会談し紛争の終結を求める考えを表明、ギリシャに調停役を依頼した。リビア政府軍と反体制派の戦闘が泥沼化する状況で、国際的な圧力を受けるカダフィ政権が政治解決を模索する姿勢が鮮明になってきた。

ギリシャのドルツァス外相が会談後に声明を発表し「(カダフィ)政権は解決策を求めている模様だ」と指摘。ギリシャはリビア側の要請を考慮する意向を示しながらも、カダフィ政権が「国連安保理決議の完全履行、即時停戦とリビア民間人に対する暴力・敵対行為の終結」を実行するよう要求したという。

オベイディ次官はこの後、マルタとトルコを訪れる予定で、両国に対しても紛争仲介を求める見通し。リビアのクーサ前外相が先月30日に英国へ出国し、外相を辞任したことから、同次官が臨時外相を務めているという。次官は1日に出演した英テレビ番組で、リビア政府が多国籍軍の主体となる英米仏の3カ国と紛争終結に向けた協議を希望する考えを表明していた。

ギリシャ、リビア両国は伝統的な友好関係を持ち、別のリビア特使が3月上旬にギリシャを訪れ、紛争解決の調停役を求めていた経緯がある。

毎日新聞 2011年4月4日 東京夕刊



 
 
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リビア、外交活動活発に 戦線膠着、手詰まり感強く

2011/4/5 2:47

【カイロ=花房良祐】リビアでカダフィ政権側と反体制側双方の外交活動が活発になっている。同国中部で戦線が膠着、手詰まり感が強まっているためだ。カダフィ政権のオベイディ外務次官はギリシャに続き、4日以降にトルコとマルタを訪問。停戦に向けた調停などを協議する。反体制側も英国の外交団を受け入れたほか、ロイター通信によるとトルコへも使者を派遣する。

ギリシャのドルツァス外相は3日、パパンドレウ首相とリビア外務次官の会談後に「リビアの政権は解決策を求めている」との声明を発表。トルコもカダフィ政権と良好な関係を持ち、反体制派との仲介に意欲を示している。

反体制側は政権打倒への決め手に欠いている。イタリア政府は4日、反体制派を束ねる国民評議会をリビアの代表として認めた。反体制派を正式に承認するのはフランス、カタールに次いで3カ国目。英国は2日からリビア東部ベンガジで評議会と支援策や停戦を含めた協議を実施したもようだ。

しかし、4日の東部ブレガ周辺での激しい戦闘でも、反体制側に加わる大多数の市民は訓練をほとんど受けず、指揮官がいない集団も多い。短期間のうちにトリポリまで進攻するのは難しい情勢だ。

一方、最高指導者カダフィ大佐の退陣を模索する動きも出ている。米紙は外交筋の話として、カダフィ大佐の息子セイフイスラム氏らが大佐の退陣後に立憲民主制の樹立を探っていると報じた。

ヘイグ英外相は4日、リビア支援を協議する「連絡調整グループ」の初会合をカタールの首都ドーハで「来週中に開催する」と英議会で語った。同グループの設置は先月末、ロンドンで開催した関係国外相級会合で合意していた。



 
 
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NY原油続伸、108.47ドルで終了 一時2年半ぶり高値

2011/4/5 5:19

【NQNニューヨーク=海老原真弓】4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前週末比0.53ドル高の1バレル108.47ドルで終えた。早朝の時間外取引で一時108.78ドルまで上昇し、2008年9月24日以来約2年半ぶりの高値を付けた。

産油国であるリビアでカダフィ政権側と反体制側の戦闘が続いていると伝わった。状況の打開には時間がかかるとして、石油の供給不安などから買いが優勢となった。

ガソリン、ヒーティングオイルはともに続伸した。



 
 
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北海原油、一時121ドル台に上昇 2年8カ月ぶり高値

2011/4/5 7:23

【ニューヨーク共同】欧州の代表的な原油指標である北海ブレント原油先物相場は4日、リビアなど中東・北アフリカ産油国の混乱を受けて期近の5月渡しが一時1バレル=121ドル台に上昇し、2008年8月以来、約2年8カ月ぶりの高値になった。

4日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の米国産標準油種(WTI)5月渡しも、前週末比0.53ドル高の1バレル=108.47ドルで取引を終え、08年9月以来、2年半ぶりの高値を記録した。

リビアの産油都市で攻防が続いていることに加え、イエメンなどでも反政府デモが激化していることから、原油供給への懸念が増した。

前週発表された米雇用統計が市場予想を上回って改善したため、米経済の回復でエネルギー需要が増すとの観測も相場を支えた。



 
 
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北海原油、2年半ぶり高値 アフリカ情勢など懸念

2011/4/5 9:54

【ロンドン=松崎雄典】ロンドンの原油先物市場では4日、指標の北海ブレント原油(期近の5月物)が3営業日続伸し、一時、前週末比2.59ドル高い1バレル121.29ドルを付け、2年半ぶりに120ドルを突破した。リビアなど中東・アフリカ情勢が緊迫し、原油の生産停止が広がる懸念が高まった。世界経済の拡大による需要増の期待もある。

4日はアフリカ中部のガボンで油田労働者がストライキを起こし、1日から日量24万バレルの生産が止まったことが悪材料となった。北海ブレントは北アフリカ産と油質が近く、中東・アフリカの政情悪化が影響しやすい。

ニューヨーク原油先物相場も3日続伸し、WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物は前週末より0.53ドル高の1バレル108.47ドルで取引を終えた。



 
 
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トルコ、リビア問題で調停本格化

2011/4/5 10:04

【ドバイ=中西俊裕】混迷を深めるリビアのカダフィ政権と反体制派の衝突収拾へトルコが調停を本格化し始めた。4日にはトルコのダウトオール外相が事態沈静化を目指して「全力を尽くす」と発言する一方、カダフィ政権側の報道官は同日、民主化への改革を実施するが現体制は存続すべきだとの見解を表明。外交の駆け引きが活発になりそうだ。

ダウトオール外相はトルコ入りしたオベイディ・リビア外務次官との会談に先立ち記者会見し「リビア民衆の政治的要求を含むロードマップ(行程表)を作るために最善を尽くす」と強調した。リビア反体制派の主要メンバーで構成する国民評議会とも連絡を取っており、数日内に反体制派の代表団もトルコ入りするとの見通しを示した。

一方リビア・カダフィ政権の報道官は4日「いかなる政治的な変革も可能だ」と指摘。憲法に相当する「人民主権確立宣言」の改正や選挙制度新設の可能性を示唆したが「指導者(カダフィ大佐)がそれを進めなければいけないというのが我々の信念だ」とも述べ、現政権の存続を主張した。



 
 
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リビア政権側、反体制派の石油施設を攻撃か

2011/4/5 10:06

【ドバイ=太田順尚】リビア反体制派でつくる国民評議会の報道官は4日、カダフィ政権側の軍が、反体制派が掌握する東部内陸部ミスラの石油施設を攻撃したと明らかにした。石油貯蔵施設が損壊したとしている。

反体制派は戦闘長期化に備え、東部トブルク港から積み出した原油をカタール国営石油会社を通じて欧州などに販売し、独自の資金源を確保するとともに食料や医薬品などの物資調達を計画している。政権側はその妨害を狙った可能性もある。



 
 
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米、リビア元外相への制裁解除 政権離脱を後押し

2011/4/5 10:10

【ワシントン=中山真】米財務省は4日、リビアのカダフィ政権の外相だったクーサ氏への金融制裁を解除することを決めた。同氏がリビアを出国し、外相を辞任したことを受けた措置で「制裁の効果があった」としている。一部の制裁を解除することで、他の同政府高官にも政権からの離脱を促す。

米政府は2月25日にカダフィ大佐と一族、政府高官ら個人を対象に金融制裁を発動。米国内や米国人の管理下にある資産を凍結し、米金融機関など企業・個人との取引を禁止した。発動後、制裁を一部解除するのは今回が初めて。

一方、米国務省のトナー副報道官代行は4日の記者会見で、国際テロ組織アルカイダがリビアで武器を密輸しているとの指摘を巡り「その問題は反政府勢力との間でも話題に出ており、彼らも調査すると約束している」と述べた。



 
 
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イタリア石油大手CEO、リビア反体制側幹部と権益協議

2011/4/5 19:43

【カイロ=加賀谷和樹】イタリアの石油大手イタリア炭化水素公社(ENI)のスカローニ最高経営責任者(CEO)がリビア反体制側と、カダフィ政権崩壊後の石油や天然ガスの権益について協議したことが5日までにわかった。同氏は先週末時点でリビア東部ベンガジに滞在、反体制側を束ねる国民評議会の幹部と会った。イタリアのフラティニ外相が明かした。

ENIはリビアで政権側と反体制側の衝突が起こるまで、同国の天然ガス輸出、石油生産で最大の実績を持っていた。反体制側が実効支配するリビア東部にも多くの石油・ガス関連施設を持つ。イタリア政府は4日、国民評議会をカダフィ政権の代わりにリビアの代表として認めると表明した。



 
 
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リビア政権側、体制引き締め 前外相離反「病気のため」

2011/4/5 20:18

【カイロ=花房良祐】リビアの最高指導者カダフィ大佐の息子セイフイスラム氏は5日、クーサ前外相が離反したことについて、持病の治療のための出国を許可したことを明らかにした上で、外交機密の漏出などの影響はないと強調した。国営テレビは4日、首都トリポリで大佐が車から支持者に手を振る映像を放映。求心力の低下を阻止し、体制の引き締めを図っているもようだ。

セイフイスラム氏は英BBCの取材に応じ、大佐の退陣の可能性について否定した。同氏が公の場に姿を現すのは多国籍軍の空爆が始まった先月下旬以降、初めて。米紙ニューヨーク・タイムズは3日、セイフイスラム氏が大佐の退陣と立憲民主制への移行を模索していると報じていた。

一方、カダフィ政権のオベイディ外務次官は4日、トルコでダウトオール外相、マルタでゴンジ首相と相次ぎ会談し、停戦に向けた協議をした。

リビアでは5日も東部の石油都市ブレガや首都東方のミスラタで戦闘が続いた。首都南西のジンタンも政権側の部隊の包囲が続いているという。



 
 
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リビアの副外相がトルコへ トルコが停戦交渉仲介か

2011年4月5日10時25分

リビアのオベイディ副外相が4日、トルコの首都アンカラを訪れ、ダウトオール外相と会談した。オベイディ氏は3日にはギリシャを訪問。反体制派との停戦に向けた外交工作の一環とみられる。

会談の詳細は明らかになっていないが、アナトリア通信は「停戦に向けてとるべき手順」などについて議論したと伝えた。

ダウトオール外相は会談に先立ち、記者団に「悲劇を終わらせるために最善を尽くす」と述べた。会談でも、カダフィ政権と反体制派を仲介する意向を伝えたとみられる。ロイター通信によると、リビアの反体制派を率いる国民評議会の代表も近くトルコを訪問する予定だという。

オベイディ氏は続いて地中海の島国マルタを訪問し、ゴンズィ首相と会談。同首相はカダフィ氏の辞任を促したという。(カイロ=北川学)



 
 
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カダフィ軍が反体制派攻撃、さらに5人死亡 リビア西部

2011年4月5日14時29分

リビア西部のミスラタで4日、カダフィ政権の政府軍による攻撃があり、少なくとも5人が死亡、多数の重傷者が出ている模様だ。地元の医師がロイター通信に明らかにした。反体制派が政府軍に包囲されているミスラタでは犠牲者が増えており、反体制派には北大西洋条約機構(NATO)によるさらなる空爆を求める声が強まっている。

医師は同通信に対し、ミスラタの住宅地に攻撃があったとし、「病院は患者でごった返している。この2時間だけでも5人が死亡し、5人が重体だ」と語った。別の医師によると、今回の攻撃で多数の負傷者が出たが、散発的な攻撃が続いており、医療チームが現場に向かえないという。

政府軍は3日にも首都トリポリの南西の都市、ジンタンなどを攻撃。カダフィ政権はギリシャなどに紛争の仲介を求める一方で、反体制派への攻撃の手を緩めていない。(リビア東部ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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カダフィ特使、停戦条件協議か…トルコなど訪問

【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏の特使、オベイディ外務次官は4日、トルコを訪問し、ダウトオール外相と会談した。

外相は停戦調停に取り組む意向を表明しており、停戦に向けた条件などが協議されたとみられる。リビアの反体制派代表も近くトルコを訪れる予定。

オベイディ次官は同日、マルタも訪れ、ゴンジ首相と会談した。会談後にマルタ政府が発表した声明によると、首相は「カダフィ政権は退陣し、カダフィ氏と家族は去らなければならない」とのマルタ側の要求を伝えたという。

一方、カダフィ政権の報道官は4日の記者会見で、「我々の指導者がとどまるのか、去るのかを決めるのはリビア国民だ」と述べ、カダフィ氏の即時退陣には応じない姿勢を強調した。



 
 
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リビア反体制派13人死亡、NATO誤爆認める

【ブリュッセル=工藤武人】多国籍軍による対リビア軍事作戦を主導する北大西洋条約機構(NATO)のファンウム准将(オランダ)は5日、ブリュッセルで記者会見し、リビア東部のブレガ近郊で1日夜、多国籍軍の空爆により、反体制派のメンバー13人が死亡した件について「不運な事故だった」と述べ、誤爆を認めた。

同時に、反体制派が対空砲を撃ったため自衛措置を取ったとも説明した。

同准将はまた、3月19日の軍事介入開始以降、多国籍軍が、カダフィ派の「軍事能力の30%」を破壊したと述べた。同派は、西部ミスラタなどで戦車や重火器を住宅地に隠し空爆を避けているという。准将は、空爆で、米軍が後方支援に回ったと述べた。

(2011年4月5日23時16分 読売新聞)



 
 
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リビア:トルコ派遣の病院船、ベンガジ到着 市民ら歓喜の出迎え

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉、カイロ大前仁】リビアで負傷した市民をトルコで治療しようと、同国政府が派遣した病院船が3日夕、リビア反体制派の拠点都市ベンガジに到着した。船は先に、西部の激戦地ミスラタに寄港し、負傷者230人を乗せてきた。カダフィ政権軍との苦しい戦いをくぐり抜けたミスラタ市民をベンガジ市民は大歓声で迎えた。

船が港に近づくと岸側の住民と、病院船に乗った負傷者の双方から「アッラー・アクバル(神は偉大なり)!」の連呼が起こった。ベンガジ市民の歓迎ぶりに甲板で目頭を押さえる男性の姿もあった。

リビア第3の都市ミスラタでは市民が2月中旬に反政府闘争に立ち上がり同月末までに市内を制圧した。しかしカダフィ軍は3月上旬から奪還作戦に乗り出し無差別砲撃を続けている。

ミスラタにとどまる反体制派の報道官ガマル・モハメッドさん(48)は毎日新聞の電話取材に対し、「カダフィ軍の攻撃を受けながらも、我々は彼らの兵器を奪い、より強固になっている」と団結を強調した。だが圧倒的な火力を誇るカダフィ軍の攻勢が続き、死者は約240人、負傷者は1000人を超えた。

ミスラタで政府軍の狙撃兵から足を撃たれたアブドラさん(25)は、「カダフィ軍が街を包囲して砲撃し、動くものを何でも撃ってくる。逃げられない」と甲板の上から大声で惨状を訴えた。カダフィ軍が市内へ向けた電力や水の配給を止めたことから、市民が井戸水を使っているとも伝えられる。別の兵士は「伝染病の拡大が怖い」と惨状を話す。船はベンガジでさらに負傷者約100人を乗せて4日、トルコ西部チェシメに向かった。

毎日新聞 2011年4月5日 東京朝刊



 
 
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リビア:トルコ、調停に着手 カダフィ大佐周辺で退陣論浮上

【カイロ大前仁】リビアのカダフィ政権が国際社会を通じて紛争収拾を模索し始める中、北大西洋条約機構(NATO)加盟国のトルコが最高指導者カダフィ大佐の退陣案を柱に、調停に乗り出した。リビア国内では政府軍と反体制派で激しい戦闘が続いているが、大佐周辺でも退陣による決着を図る意見が浮上している。

リビア政府特使を務めるオベイディ外務次官が4日、首都アンカラに到着しトルコ側との協議に入った。反体制派の暫定政府特使も数日以内にトルコを訪問する予定。トルコのダウトール外相は停戦調停に取り組む意向を表明。中東の衛星放送アルアラビーヤは、トルコの調停案が「大佐の退陣」と「中立勢力への権限移譲」を盛り込んでいると報じた。

また米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、大佐の次男セイフ・アルイスラム氏側近や外交筋は、大佐が退陣したうえで、憲法に基づく民主体制へ移行するという解決策が検討されていることを認めた。政権内では戦闘継続を支持する声が根強い一方で、三男サーディ氏も退陣論に同調しているという。暫定政府は、大佐が息子たちに権限を移譲する形での解決策には反対している。

リビアの旧宗主国イタリアのフラティニ外相は4日、暫定政府を承認する方針を表明した。クウェートも数日以内に承認する。

政府軍と反体制派は同日もマルサエルブレガ周辺で交戦し、AP通信などは反体制派が市内に到達したと報じた。

一方で、政府軍は反体制派支配下の南東部ミスラ油田を攻撃し職員5人を拘束。西部のミスラタとアズジンタンにも攻撃し、市民側に死傷者が出ているという。

毎日新聞 2011年4月5日 東京朝刊



 
 
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リビア:特使、トルコ外相と紛争収拾で協議

【エルサレム花岡洋二】トルコのダウトオール外相は4日、首都アンカラでリビア政府特使のオベイディ外務次官と会談し、反体制派との紛争収拾の方法について協議した。休戦と、それに続く政治決着を導く条件が話し合われた。トルコのアナトリア通信が外交筋の話として伝えた。反体制派の暫定政府特使も数日以内にトルコを訪問する予定で、トルコの調停工作の行方が注目されている。

トルコは北大西洋条約機構(NATO)加盟のイスラム国という立場を生かし、調停に乗り出した。ロイター通信によると、トルコ外交筋は政権と反体制派の双方から「休戦の可能性についての考え方を伝えたい」との申し入れがあったと明かした。

オベイディ外務次官は4日、トルコ訪問に前後してギリシャとマルタも訪問し、政権の意向を説明した。マルタのゴンジ首相は同外務次官に、カダフィ大佐の退陣を求めた。

毎日新聞 2011年4月5日 東京夕刊



 
 
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リビア:政府軍、南部油田占拠 反体制派の収入源遮断か

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビア政府軍が4日、反体制派が勢力下に置く南東部のメスラ油田の生産施設を攻撃・占拠し、同油田が生産停止に追い込まれたことが分かった。カダフィ体制打倒のため、石油を財源にする計画だった反体制派に打撃となりそうだ。

反体制派を率いる「国民評議会」は、南東部で産出される原油を北東部トブルク港から輸出し、収入源にしようとしていた。だが、ベンガジの石油産業関係筋が毎日新聞に明らかにしたところでは、4日の攻撃を受け、産油地からのパイプラインが閉鎖され、トブルクへの送油が不可能になったという。

反体制派と政府軍は北部で一進一退の戦闘を繰り広げていたが、カダフィ政権側は南東部の油田を押さえ、反体制派の収入源を断つ作戦に出た模様。北部で苦戦する反体制派は、南部の油田防衛まで手が回らない状況だったとみられる。

リビア西部の油田は内戦状態に陥った2月以降、生産停止に追い込まれたが、南東部の油田は産出量を減らしながらも生産を続けていた。中部の油田は生産を継続し、政府軍が勢力下に置くラスラヌフの製油所に送られている。

毎日新聞 2011年4月5日 東京夕刊



 
 
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原油の国際指標、軒並み上昇 中東混乱、長期化を嫌気

2011/4/6 2:00

アジアの指標となる中東産ドバイ原油など、世界の3つの指標原油が軒並み値上がりしている。中東・北アフリカの混乱が長引き、リビア産原油などの供給不安も続いているためだ。米国で景気回復基調が鮮明になり、今後原油需要が拡大するとの見方からマネーが流入している。国内のガソリンなどの値上がりにつながる可能性もある。

中東産ドバイ原油のアジアスポット(随時契約)価格は5日、前日比1.50ドル高の1バレル113.50ドル(中心値)を付け、約2年7カ月ぶりの高水準となった。4日の海外市場でもロンドンの北海ブレント(期近)が約121ドル、ニューヨークの先物市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油(期近)は108ドル台半ばと、2008年夏以来の高値を更新した。

リビアの武力衝突は一進一退となっており、多国籍軍の軍事介入後も終息の兆しが見えてこない。リビア産原油の輸出停滞で欧州では原油の品薄感が強まっている。サウジアラビアなどがリビア産の輸出停止分に見合う量を増産しているが、品質の違いから不足分を補い切れていない。世界最大とされるサウジの余剰生産能力が落ちているのも、供給懸念の一因だ。

米国では前週末発表の雇用統計で失業率が改善し、景気回復への期待が強い。米原油在庫は高水準だが、5月からのドライブシーズン入りでガソリン需要の増加も見込まれるため、今後は過剰な在庫が減少する可能性がある。

福島第1原子力発電所の事故で国内火力発電所の能力増強が検討されている。中長期的に原油など化石燃料の需要が伸びるとの見方も出てきた。

一方で米国や新興国の景気拡大を受け、リーマン・ショック後の金融緩和策が修正される可能性が強まっている。余剰マネーが原油市場に流入し、価格を押し上げる構図が変われば、原油高が一服する可能性もある。目先は「上げ基調は続くが急激な上昇は考えにくい」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員)との指摘が出ている。



 
 
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NY金が最高値、一時1トロイオンス1452.0ドル

2011/4/6 2:24

【ニューヨーク=弟子丸幸子】5日午前のニューヨーク金先物相場で、取引の中心である6月物は一時、1トロイオンス1452.0ドルまで上昇し、中心限月としての過去最高値を更新した。最高値更新は3月24日以来。リビア情勢の混乱や欧州での財政不安などを背景に、比較的安全な資産とされる金に買いが集まった。



 
 
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NY原油、小反落 中国利上げで売り優勢に

2011/4/6 5:23

【NQNニューヨーク=古江敦子】5日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は4営業日ぶりに小反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比0.13ドル安の1バレル108.34ドルで終えた。中国の金融引き締め発表を受け、目先の原油需要が伸び悩むとの見方から売り優勢となった。

中国人民銀行(中央銀行)が金融機関の貸し出しと預金の基準金利の引き上げを発表した。利上げで同国の経済成長が減速すれば、原油需要が想定ほど伸びないとの思惑が出た。

3月の米サプライマネジメント協会(ISM)非製造業景況感指数が前月から低下した。米景気回復ペースが緩やかなことが意識され、原油に売りを誘った面もあるという。

一方、リビア情勢の混迷が続いており、北アフリカ・中東の原油供給懸念を背景に買い優勢となる場面もあった。

ガソリン、ヒーティングオイルはともに続伸した。



 
 
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NY金が続伸、最高値更新 一時1458.6ドル 6月物

2011/4/6 5:44

【NQNニューヨーク=古江敦子】5日のニューヨーク金先物相場は続伸した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比19.5ドル高の1トロイオンス1452.5ドルで終えた。世界的にインフレ懸念が強まり、実物資産の裏付けがある金先物に買いが入った。6月物は通常取引終了後の時間外で一時1458.6ドルまで上昇。通常取引に続いて中心限月としての過去最高値を更新した。

中国人民銀行(中央銀行)が一段の金融引き締めを発表し、同国のインフレ率の高まりが意識された。市場では、欧州中央銀行(ECB)が物価上昇の抑制に向けて早期に利上げに動くとの観測も広がっている。

原油先物相場が2年半ぶりの高値圏で推移していることもあり、物価上昇への警戒感は強く、インフレに強い資産とされる金に買いが膨らんだ。根強いリビア情勢の先行き不透明感を背景に運用リスクを回避する目的で金を買う動きもみられた。

銀、プラチナもそれぞれ続伸した。



 
 
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リビア反体制派、作戦遅いとNATO批判

2011/4/6 9:06

【ベンガジ(リビア北東部)=共同】リビア反体制派の軍事部門「軍事評議会」のアブドルファタハ・ユニス参謀長が5日、北東部ベンガジで記者会見し、最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍に対する北大西洋条約機構(NATO)の作戦行動は「極めて遅く、政府軍の進軍を許している」と厳しく批判した。

米英やフランスなどの多国籍軍は、政府軍による市民攻撃の阻止を目的として3月19日に空爆を開始。だが、反体制派の西部の拠点ミスラタでは反体制派市民に対する政府軍の攻撃が続き、人道危機に直面。反体制派からは不満の声が高まっている。



 
 
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NATO、リビア政府軍事力30%を破壊

2011/4/6 9:21

米欧の軍事同盟である北大西洋条約機構(NATO)は5日、米英仏主体の多国籍軍が3月19日にリビア政府軍への攻撃を始めて以降、政府軍の軍事力の約30%を破壊したと発表した。

NATOは3月末に多国籍軍から軍事指揮権を移譲された。NATO欧州連合軍最高司令部のウーム准将は記者会見で「4日だけで14回の空爆を実施した」と説明、空爆の回数が減少しているとの見方を否定した。

ウーム准将によると、リビア政府軍はここ数日で戦術を変更し、戦車ではなくトラックなどで兵員を輸送。都市部ではNATO軍の攻撃を回避するため「人間の盾」をつくり、戦車や重火器を隠しているという。(ブリュッセル=瀬能繁)



 
 
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リビア、新外相を任命 反体制派はNATO非難

2011/4/6 9:26

リビアの反体制派部隊を率いるユニス氏は5日、同国東部ベンガジで記者会見し「北大西洋条約機構(NATO)の行動は遅い」と批判、一刻も早く首都トリポリ東方ミスラタを包囲するカダフィ政権の部隊を空爆するよう求めた。一方、カダフィ政権は同日までにオベイディ外務次官を外相に昇格させた。

NATOは市街地に紛れたり「人間の盾」を用いたりするカダフィ政権の部隊への攻撃にてこずっており、反体制側もいら立ちを募らせている。戦闘が続くミスラタでは多国籍軍の空爆開始後もカダフィ政権が市街に激しい砲撃を加えており、多数の死傷者が出ている。

一方、AFP通信は5日、カダフィ政権が離反したクーサ前外相の後任にオベイディ外務次官を指名したと報じた。オベイディ外務次官は4日までにギリシャやトルコなどを歴訪し、停戦に向けた協議を持ちかけていた。政権は新外相の就任で外交の立て直しを図る。(カイロ=花房良祐)



 
 
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ニューヨーク金、最高値を更新 リビア混乱などで

2011/4/6 10:14

【ニューヨーク=西村博之】5日のニューヨーク市場では、金先物相場が急上昇した。ニューヨーク商品取引所(COMEX)で取引の中心である6月物は前日比19.5ドル高の1トロイオンス1452.5ドルで取引を終え、中心限月として最高値を更新した。世界的な物価上昇への懸念や、リビア情勢の混乱による不確実性の高まりを背景に、実物資産の裏付けがある金先物に資金が流れている。

最高値の更新は、3月24日に1トロイオンス1448.6ドルを付けて以来。

原油先物相場は2年半ぶりの高値圏にあり、燃料や食品なども世界中で値上がりしている。物価上昇への警戒感は強まっており、インフレに強い資産とされる金を買う動きが目立っている。

5日には中国人民銀行が一段の金融引き締めを発表した。中国経済の過熱を防ぐ狙いで、本来なら金先物の売り要因になるが「むしろ物価の上昇圧力の強さが意識されて金相場を押し上げた」(米先物取引会社PFGベストのゴールド・スペシャリスト、マイク・デーリー氏)。

リビアをはじめ北アフリカ・中東地域で混乱が深まって原油価格が一段と上昇すれば、世界経済への影響は避けられない。ポルトガルの国債格下げをきっかけに欧州では再び財政不安が高まっているほか、日本での原発事故の影響も見通しにくい。こうした不確実性の高まりを背景に、運用リスクを避けたい投資マネーが、実物資産の裏付けがある金先物市場に逃げ込んでいる面もある。



 
 
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ドバイ原油が114ドル台 2年8カ月ぶり高値

2011/4/6 10:39

中東産ドバイ原油のアジアスポット(随時契約)価格は6日午前、前日比0.85ドル高の1バレル114.35ドル(中心値)を付けた。114ドル台に乗せたのは2年8カ月ぶり。ロンドン市場の北海ブレント先物相場が前日に続伸した流れを受けた。

産油国リビアの武力衝突は終息の兆しがみえない。サウジアラビアは原油増産に踏み切ったが、余剰生産能力が落ちているとの見方が多く、供給減少懸念は根強い。



 
 
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トルコ外相、リビア反体制側と会談へ 政権側と仲介難航も

2011/4/6 19:47

【カイロ=加賀谷和樹】トルコのダウトオール外相は6日までにカタール入りし、リビア反体制側の代表と会い、リビアでの停戦に向けたカダフィ政権側の意向を伝える。政権側は停戦条件としてカダフィ氏が最高指導者の地位にとどまることを挙げているもようで、同氏の退陣を求める反体制側との仲介は難航する見通しだ。

トルコのアナトリア通信などによると、外相の会談相手は、反体制側を束ねる国民評議会の外交責任者ジブリル氏。カタール政府高官も同席する。外相は4日夜にアンカラで面会したカダフィ政権特使から政権側が条件付きで停戦交渉を始める用意があると聞いた。

一方、カダフィ政権のカイム外務次官は5日夜の記者会見で、反体制側が武装解除すれば、カダフィ氏が政治改革に向けた反体制側との話し合いに応じると表明した。

また、リビア国営通信は6日、多国籍軍の指揮権を米国が移譲したことを受け、カダフィ大佐がオバマ米大統領に書簡を送ったと伝えた。

ダウトオール外相は既にバーレーンを訪問、今後、シリアを訪れる予定。バーレーンとシリアでも政権側と反体制側の衝突の解消を目指し、仲介役を務める構えだ。



 
 
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北海ブレント、2年半ぶり高値 一時123ドル

2011/4/6 23:53

【ロンドン=松崎雄典】ロンドンの原油先物市場では6日、指標となる北海ブレント原油の期近の5月物が一時前日比1.15ドル高い1バレル123.37ドルを付けた。2年半ぶりの高水準。リビアなど中東・アフリカの情勢が混迷しており、原油の供給減少懸念が根強い。米景気回復による需要増加観測も上昇の背景。



 
 
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リビア政府軍が市民を「人間の盾」に NATO軍が非難

2011.04.06 Wed posted at: 09:07 JST

トリポリ(CNN) 対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)のマルク・ファンウム准将は5日、最高指導者カダフィ大佐率いる政府軍が装備を市街地に隠し、市民を「人間の盾」にしていると非難した。

一方、反政府派の間では、NATO軍の作戦にもかかわらず政府軍が攻勢を強めていることに対し、いらだちの声が上がり始めている。

同准将によると、NATO軍からは3日、戦闘機が58回出撃し、このうち14回で空爆を実施した。NATOの報道官によると、3月23日の作戦開始以降の出撃回数は通算334回に上った。同准将は、これまでの作戦で政府軍の能力の約3割を奪ったとの見方を示した。

一方、政府軍は人間の盾で対抗しているとみられる。また反体制派と区別しにくくするため、兵員輸送用の車両を軽トラックなどに切り替えているという。

現地のCNN記者によると、東部ブレガでは5日、政府軍の集中的な砲撃から逃走する反政府派の姿がみられた。反政府派の司令官が前日に同市での優勢を発表したばかりだった。

複数の情報筋によると、西部ミスラタでは4日、政府軍と反政府派の衝突で5人が死亡、24人が負傷した。住民らによれば、同市は政府軍に電力や食料供給を止められ、孤立した状態にある。街頭には狙撃兵が展開し、市外へ続く主要道路も占拠されている。反政府派の報道担当者によると、NATO軍による支援はないという。

カダフィ大佐退陣を求める反政府派に大佐が歩み寄る気配はみられないが、一方で政権内部の亀裂が表面化している。先月離反して英国に亡命したクーサ前外相の後任には、オベイディ前外務次官の就任が5日に確認された。



 
 
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米特別代表リビア入り…国民評議会代表と会談へ

【ワシントン=山口香子】クリストファー・スティーブンス米リビア反体制派担当特別代表が5日、反体制派の拠点であるリビア東部ベンガジ入りした。

国民評議会の代表らと会談し、米国の支援策の今後のありかたなどを協議する。評議会の組織構成や活動状況についても詳細に調査を行うとみられる。

2月末に駐トリポリ米大使館が一時閉鎖されて以来、米政府代表がリビア入りするのは初めて。米国内には、評議会にカダフィ政権からの離反者が多いことや、評議会と国際テロ組織アル・カーイダとの関わりについて懸念の声があり、スティーブンス氏は反体制派の実像を見極めるための情報収集を行う。

(2011年4月6日10時35分 読売新聞)



 
 
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ベンガジで数千人デモ「NATO軍の支援を」

2011年4月6日0時46分

リビア東部ベンガジで4日夜、反政府派の市民によるデモがあり、北大西洋条約機構(NATO)軍の支援を求め数千人が声を上げた。カダフィ政府軍に包囲されている西部ミスラタで犠牲になった市民200人以上の名前や行方不明者リストも張り出され、情報を求める市民が集まった。

反政府派がデモをした広場には、数百人の女性や子どもも集まった。娘と一緒に参加した地元女性(45)は「NATO軍はどこへ行った。国連決議に基づいて一刻も早く市民を助けて欲しい。孤立したミスラタでは市民の犠牲者が日に日に増えている」と話した。

反政府派は、米軍を中心とした多国籍軍の空爆が続いた先月下旬は、首都トリポリがある西へ進軍が続いた。しかし、空爆が減った最近はカダフィ派に押し返され、兵力や訓練不足により劣勢になりつつある。NATO軍の誤爆で市民の犠牲者も出たとされるが、「自分たちの誤射が原因だった」と主張して、引き続きNATO軍による空爆を求めている。

多国籍軍の指揮権は3月末に米軍からNATOに移った。その後の4日間で出撃は701回にのぼっているが、具体的な攻撃内容は明らかになっていない。カダフィ派は戦車などでの大規模攻撃を控え、小型車を武装して市街地に紛れ込んでいるとの情報もあり、反政府派の期待ほど攻撃の効果は上がっていない。

ミスラタでは、周囲の陸地を政府軍が包囲。4日にも政府軍による砲撃があり、病院は負傷者であふれているという。(ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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増えるリビア避難民、足りぬ金 アンジーも危機感

2011年4月6日10時45分

国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)グテレス高等弁務官は5日、戦闘が続くリビアから周辺国に脱出する避難民が増え続けている一方、国際社会からの資金拠出が不足しているとの危機感を表明した。

グテレス氏によると、避難民は4日時点で約44万人。多くは外国人労働者で、これまでに約8万5千人を帰還させたが、チュニジアとエジプトに1日約6千人の流入が続いている。ソマリアなど母国の状況から帰還が難しい避難民が増えている。リビア人国内避難民も数十万人規模に達しているとみられる。

政府軍と反体制派の戦闘状況は刻々と変わり、実情の把握が難しいことから、国際社会からの資金拠出は必要とされる約3億1千万ドル(約263億円)の36%にとどまっている。

UNHCR親善大使の米女優、アンジェリーナ・ジョリーさんが5日、チュニジア東部のリビア国境の町ラースジャディールを訪れ、「資金が干上がることはあってはならず、(国際支援の)機運を維持しなければならない」と訴えた。(前川浩之)



 
 
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「NATO行動遅い」 リビア反体制派、空爆強化求める

2011年4月6日11時57分

リビア反体制派軍事部門のユニス参謀長は5日、北大西洋条約機構(NATO)による対リビア軍事介入について「行動が遅い。失望させられた」と批判し、リビア政府軍に対する空爆の強化を求めた。

反体制派が本拠地とするリビア東部ベンガジで会見したユニス氏は「我々はNATOと連絡を取り、カダフィ軍の無線周波数を知らせるなど市民を保護するためにあらゆる協力を行っている」としたうえで、「敵を見つけてNATOに連絡しても、空爆開始まで8時間かかることもある」などと述べた。政府軍による南部の油田地帯への攻撃も、「NATOが空爆していれば防げた」と語った。

一方、カダフィ政権は5日、政権から離反したクーサ外相の後任にオベイディ副外相が就任したと発表した。ロイター通信などが伝えた。(ベンガジ=貫洞欣寛)



 
 
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英下院:武器輸出許可を批判 「国内弾圧に利用される」

【ロンドン笠原敏彦】英議会下院の武器輸出管理委員会は5日、英企業がリビアなど中東・北アフリカ諸国へ輸出した武器が民主化デモなどへの国内弾圧に利用されている恐れがあるとし、輸出許可を与えた政府の「判断ミス」を批判した。欧米諸国の一翼としてアラブの強権体制を支えてきた英国の一面を示すものだ。

同委員会が09年1月から10年9月までの武器輸出許可を調査して報告書にまとめた。それによると、英国は政権が倒れたチュニジアやエジプトのほか、反政府デモが起きているバーレーン、イエメン、シリア、リビアの各国へ武器や軍装備の輸出を許可している。

具体的には、リビアに催涙ガスや戦闘用ショットガンなど、バーレーンに狙撃銃や軽機関銃、戦闘機の部品など、シリアに暗号作成・解読用の装備や弾薬、イエメンに防弾着や暗視ゴーグルなどの輸出を許可した。

キャメロン連立政権の発足は昨年5月で、輸出許可の多くは前労働党政権によるもの。現政権は、アラブ政変の起点になったチュニジア民衆蜂起を受け、今年1月以降、約160件のアラブ諸国への武器輸出許可を取り消している。

報告書は「現政権と前政権はともに、北アフリカや中東の特定の独裁政権に輸出される武器が国内弾圧に利用されるリスクを読み誤った」と批判。同地域に限らず、世界的に独裁政権への武器輸出を見直すよう求めた。

貿易促進を外交の柱に据えてきたキャメロン首相は、エジプト政変後も防衛産業の首脳を同行して中東を歴訪し、批判を受けた経緯がある。リビアへの軍事介入で英国が主導的役割を果たす背景のひとつには、傷ついた英外交への信頼を回復したいという狙いもあるとみられる。

毎日新聞 2011年4月6日 東京朝刊



 
 
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リビア:クーサ前外相、英国亡命 自壊狙い、米は制裁解除

【ワシントン草野和彦】米財務省は4日、リビアのカダフィ政権から離反して英国に亡命したクーサ前外相について、米独自の経済制裁の対象から外したと発表した。財務省は「他の高官がカダフィ政権を見捨てる決断を促すだろう」とし、政権の自壊を狙った決定であることを明らかにした。

米国は今年2月、カダフィ大佐とその家族やクーサ外相(当時)を含む閣僚ら計13人を対象に、米国内の資産凍結などの制裁を科した。

リビアの国家資産も制裁対象になっており、これまで330億ドル(約2兆7800億円)が凍結されている。

毎日新聞 2011年4月6日 東京朝刊



 
 
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リビア:クーサ前外相関与?「住民弾圧、実態解明を」 遺族「息子はどこに消えた」

【ベンガジ(リビア東部)杉尾直哉】リビア反体制派が支配する国内第2の都市ベンガジで、カダフィ体制下で行われた住民弾圧の実態解明を求める動きが広がりつつある。首都トリポリのアブサレーム刑務所で1200人が殺害された暴動鎮圧事件(96年6月29日)もその一つ。遺族たちは、反体制派の集会場所となっているベンガジの裁判所前に死亡した若者たちの写真を張り出し、「我々の息子はどこに消えた」と訴えている。

93年、自宅で息子のファトヒさん(当時19歳)を拘束されたアルファイトゥーリさん(72)は、09年に同刑務所から死亡通知書を受け取った。「96年7月26日に死去」とあるだけで、死因などの記載はなかった。アルファイトゥーリさんは、「おとなしく信心深い子で、反政府運動などにはかかわっていなかった。カダフィ(大佐)に遺体の引き渡しと、誰が殺したのかの真実解明を求める」と語った。

遺族らによると、暴動鎮圧事件については、00年ごろに米国に亡命した同刑務所の元調理人らが証言し、発覚したという。収容者たちは看守2人を人質に取り、家族や弁護士との面会、結核がまん延する劣悪な衛生環境の改善などを求めた。刑務所側は同意し、人質の引き渡しを受けた翌日、収容者を自動小銃や手投げ弾で虐殺したという。

遺族らは、英国に先月逃亡したクーサ前外相らが若者たちの逮捕や虐殺事件に大きく関わったとみている。クーサ氏はかつて情報機関のトップを務めた。

89年に当時19歳と20歳の兄2人を拘束されたナジ・アリ・ザナニさん(35)は「我々遺族はこれまでも裁判所前で小さなデモをしていたが、治安機関に暴行を受け、『病んだ犬』などとなじられた。カダフィ体制が崩壊しつつある今、ようやく堂々と訴えることができる」と話した。

毎日新聞 2011年4月6日 東京朝刊



 
 
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リビア:メスラ油田、復旧に数カ月 施設破壊され輸出不可能に−−石油企業幹部分析

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビア政府軍が攻撃した南東部のメスラ油田は、施設破壊で火災が発生し、復旧までに数カ月かかることが分かった。同油田を所有するリビア最大の石油企業「アラビア湾石油」(本社・ベンガジ)のアブデルジャリル広報部長が5日、毎日新聞の取材に明らかにした。

反体制派は石油輸出によって収入源を得ようとしていたが、輸出できるのは、北東部のトブルク港の貯蔵施設にある300万バレルだけという。

アブデルジャリル部長は、「トブルク港にある300万バレルはタンカー2〜3隻分にしかならない。これを輸出してしまえば、石油は底をつく」と明らかにした。

毎日新聞 2011年4月6日 東京夕刊



 
 
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リビア:NATO、誤爆恐れ空爆拒否 反体制派が非難

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビア反体制派の民兵集団を率いるユニス参謀長は5日の会見で、空爆を実施している北大西洋条約機構(NATO)について、「我々の空爆要請に迅速に応えてくれない。こんな状況がさらに1週間続けば犯罪だ。落胆した」と述べ、強い口調で非難した。

同参謀長によると、NATOは、政府軍の激しい攻撃を受けている北西部ミスラタへの空爆要請を「民間人への被害」を理由に拒否しているという。

NATOが主軸の多国籍軍は今月1日、北東部マルサエルブレガ近くで「友軍」の反体制派の車や救急車を空爆し、市民4人を含む13人が死亡。誤爆による民間人への被害拡大が指摘されていた。

同参謀長は、「(政府軍に)日々、殺害されている市民の数は、空爆被害よりはるかに大きいのに」と述べ、「空爆が実施される場合でも、我々の要請から8時間もかかる。こんなことが許されるだろうか」と語った。

反体制派の支配下にあった南東部のメスラ油田の施設が政府軍の攻撃で破壊されたことについては、「我々から石油を売る権利を奪う狙いは明らかだ」と述べた。反体制派は、北部の前線に戦力を集中させており、南部の油田の防衛ができていないという。

反体制派を率いる「国民評議会」のゴガ報道官も別途会見し、米政府代表団が5日、ベンガジを訪問し、国民評議会側と関係を深めるための協議をしたと述べた。米代表団の構成員などは明らかにしなかった。

毎日新聞 2011年4月6日 東京夕刊



 
 
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トルコ外相、リビア反体制派と会談 政権側の意向伝える

2011/4/7 0:49

【ドバイ=太田順尚】トルコのダウトオール外相は6日までに、訪問先のカタールで、リビア反体制派を束ねる国民評議会のジブリル外交責任者と会談した。停戦に向けたカダフィ政権側の意向を伝えたとみられるが、政権側と反体制派の溝は埋まっておらず、仲介は難航する見通しだ。

外相は4日夜、トルコでカダフィ政権特使と面会。政権側は停戦交渉を始める用意を示唆した。政権側は停戦条件としてカダフィ氏が最高指導者にとどまることを挙げたもようで、外相はそれをジブリル氏に伝えたとみられる。ただ、反体制派はカダフィ氏の退陣を求めており、立場の隔たりは埋まっていない。

一方、カダフィ政権のカイム外務次官は5日夜、反体制側が武装解除すればカダフィ氏が政治改革に向けた反体制側との話し合いに応じると表明。また、リビア国営通信は6日、米国が多国籍軍の指揮権を移譲したことに関し、カダフィ氏がオバマ米大統領に書簡を送ったと伝えた。

ダウトオール外相は6日、カタールからシリアに移動し、アサド大統領と会談。大統領が改革に前向きな姿勢を打ち出したことを評価した。



 
 
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NY原油反発、終値108.83ドル 一時2年半ぶり109ドル台

2011/4/7 5:20

【NQNニューヨーク=横内理恵】6日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の5月物は前日比0.49ドル高の1バレル108.83ドルで取引を終えた。外国為替市場でユーロ高・ドル安が進み、ドル建てで取引される原油の相対的な割安感につながった。

一時は109.15ドルまで上昇し、期近物として2008年9月24日以来、約2年半ぶりに109ドル台に乗せた。リビア情勢の混迷が続いていることも引き続き原油相場の支援材料だった。

一方、週間の米石油在庫統計で原油在庫が増加したことなどを手掛かりとした売りで、上値が重くなる場面もあった。

ガソリンは反落、ヒーティングオイルは続伸した。



 
 
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リビア反体制派、原油輸出を開始か タンカー出港

2011/4/7 9:24

【ドバイ=太田順尚】リビア反体制派が掌握する北東部トブルク港から6日、原油タンカーが出港した。AFP通信が伝えた。反体制派は東部の原油を輸出して資金を得ることで、カダフィ政権側との戦闘長期化に備えた独自財源や物資を確保する計画だ。

出港したのは積載量100万バレルのタンカーで、5日に入港していた。目的地は不明。トブルク港からは2月下旬から3月中旬にかけ2隻のタンカーが出港したが、多国籍軍の空爆開始後は初めてで、反体制派が輸出を本格化させる可能性がある。

反体制派と政権側の攻防は膠着感が強まっており、長期化の観測が高まっている。反体制派は独自財源の確保が課題となっており、最近も東部の原油をカタールを通じて第三国に輸出することで合意していた。今回の出港がカタールを通じた輸出かどうかは不明。

一方、反体制派の報道担当者は6日、トブルク港から積み出される原油を産出する東部内陸部のミスラ油田などが政権側の攻撃を受け生産を停止したと表明。本格輸出を開始したものの、生産を継続できるかは不透明だ。



 
 
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カダフィ政権軍、リビア第3の都市集中攻撃

2011/4/7 9:35

【カイロ=加賀谷和樹】リビアのカダフィ政権軍は6日、同国西部にある第3の都市ミスラタの反体制側勢力に集中攻撃をかけた。東部ベンガジを本拠とする反体制側は多国籍軍に支援の空爆強化を要請したが、政権軍は戦車や重火器を市内の住宅やビルの近くに配置しており、市民の被害を恐れる多国籍軍の対応が遅れている。

仮に政権軍がミスラタを攻略すると、リビア西部の主要都市をほぼ手中に収めることになる。



 
 
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カダフィ大佐、米大統領にNATO空爆中止求め書簡

2011/4/7 9:46

【ワシントン=中山真】米政府は6日、リビアの最高指導者カダフィ大佐からオバマ大統領に書簡が届いたことを明らかにした。米メディアによると、大佐は書簡で「あなたは不正で間違った行動を止める勇気がある人物だ」などと北大西洋条約機構(NATO)による空爆の中止を要請。これに関連し、クリントン米国務長官は停戦やカダフィ政権退陣などが空爆中止の前提との認識を改めて強調した。

書簡は3枚にわたる内容で、大統領を「私の親愛なる息子」「閣下」などと呼び、NATOによる空爆を止めるには米国の介入が不可欠などと主張。リビア反政府勢力は国際テロ組織アルカイダと関係があるとの主張も繰り返している。

カーニー米大統領報道官は同日、ニューヨークで記者団に書簡の到着を認めたうえで「大統領が求めている(空爆中止の)条件は明らかだ」と指摘。現時点では大佐の要求には応じられないとの考えを強調した。同時に、カダフィ大佐から以前にも書簡が届いていたことも明らかにした。



 
 
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リビア反体制派の油田「政府軍が攻撃」 生産停止

2011/4/7 19:51

【ドバイ=太田順尚】リビア反体制派を束ねる国民評議会の報道官は6日、反体制派の支配下にあるリビア最大級のサリール油田やミスラ油田が政府軍の攻撃を受け、原油生産を停止したと明らかにした。原油輸出により独自財源を確保する反体制派の計画に打撃となりそうだ。政権側は攻撃について「英軍機が空爆した」と主張している。

反体制派によると、政権軍は4日から連日、油田を攻撃。報道官は「これまでの日量10万バレルの生産量を維持できない」と指摘。6日に原油の積み出しや輸出を本格再開した東部トブルク港に約100万バレルの原油備蓄があるものの、「今後は原油収入に期待できない」との見通しを示した。

これに対し、政権側のカイム外務次官は6日、「サリール油田を攻撃したのは英軍機。(東部沿岸部に続く)パイプラインが損壊し、警備員や従業員が死傷した」と主張。北大西洋条約機構(NATO)は7日、政権側の主張を否定した。

サリール油田は確認埋蔵量が約120億バレルで、リビア最大級。ミスラ油田は約30億バレルの埋蔵量を持つ。いずれも反体制派が支配し、東部のトブルク港にパイプラインで結ばれている。反体制派は戦闘長期化に備え、カタールを通じて原油を欧州などに輸出し、独自財源や物資を確保する計画だったが、見直しを迫られかねない状況となった。



 
 
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リビアグループ、ドーハで13日会合

2011/4/7 19:52

【パリ=古谷茂久】フランスのジュペ外相は7日、リビア情勢に関わる多国籍軍やアラブ諸国など関係国による「連絡調整グループ」の会合を13日にカタールのドーハで開くことを明らかにした。外相は「会合では軍事介入の政治統制や、国連安保理決議の履行などについて話し合うだろう」などと述べた。連絡調整グループは3月29日にロンドンで開かれた関係国外相会合で設置が決まった。



 
 
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リビア難民船沈没、250人以上不明 伊最南端の島の沖

2011年4月7日1時0分

イタリア最南端のランペドゥーサ島沖約60キロのマルタ領海で6日、リビアを脱出した避難民ら約300人を乗せた船が沈没した。国際移住機関(IOM)によると、イタリア沿岸警備隊などが約50人を救出したが、ソマリアやバングラデシュなどの外国人労働者250人以上が行方不明。

島にはチュニジアの政変以来次々と避難民が押し寄せており、最近はリビアからの避難民が急増。イタリアのANSA通信によると、政変以来の累計で2万人を超えた。国内の収容施設に移送するなどしているが、追いつかない状態だ。(ローマ=前川浩之)



 
 
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カダフィ大佐「不正義の戦争やめて」 米大統領に書簡

2011年4月7日19時33分

リビアの最高指導者カダフィ大佐が、オバマ米大統領にあてた書簡を送っていたことが6日、明らかになった。AP通信によると書簡は5日付で、北大西洋条約機構(NATO)による「途上国の弱小な人々に対する不正義の戦争」の中止を求めたという。

政府軍と反体制派の戦闘が続くリビアには多国籍軍が軍事介入し、NATOが政府軍への空爆などを続けている。カダフィ氏は書簡で「あなたの行動と言葉で我々は体も心も傷つけられた」と指摘。リビアは世界の平和と友好、テロ対策に貢献しているとし、攻撃の即時中止を訴えた。

アフリカの盟主を自任するカダフィ氏は、父親がケニア出身であるオバマ大統領に「我々の息子よ」と呼びかけ、「あなたが米大統領であり続けるよう祈っている」とし、来年の大統領選での再選を支持する意向も示した。

カーニー米大統領報道官は6日、「言葉ではなく行動が問題だ」とし、カダフィ政権に対し、反体制派への武力行使の停止やリビア軍の都市部からの撤退を求めた。(ワシントン=望月洋嗣)



 
 
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カダフィ氏がオバマ大統領に空爆中止要請

【ワシントン=山口香子】米メディアによると、リビアの最高指導者カダフィ氏は5日、オバマ米大統領に親書を送り、北大西洋条約機構(NATO)によるカダフィ派の軍部隊への空爆を中止するよう要請した。

カダフィ氏は、「NATOは途上国の非力な国民を相手に正義に反する戦争を行っている」と訴え、オバマ大統領に対し、「あなたはリビアからNATOを立ち退かせることができる立場だ」と述べ、空爆中止を求めた。

クリントン国務長官は6日の記者会見で、「カダフィ氏退陣と国外退去についての決断が必要だ」などと述べ、要求を一蹴した。国務省によると、カダフィ氏からはこれまでにも複数の親書が届けられている。

(2011年4月7日11時37分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏肖像入り金時計、公邸職員全員に

【モスクワ=貞広貴志】ロシアの大衆紙「コムソモリスカヤ・プラウダ」は5日、リビアの最高指導者カダフィ氏一族の専属看護師だったウクライナ人女性とのインタビュー記事を掲載した。

女性は、カダフィ氏が権力を掌握した記念日である9月1日には毎年、公邸で働く職員全員にイタリア製金時計を贈っていたなど、豪勢な生活の一端を暴露した。

この女性は過去2年間、カダフィ氏の公邸内にある病院で看護師を務めたオクサナ・バリンスカヤさん。病院はカダフィ一族7人の専用で、ウクライナ人看護師5人が働いていた。待遇は良く、ニューヨーク訪問に同行した際には、自由に買い物できるようにと現金が支給されたという。毎年渡される金時計には、カダフィ氏の肖像が描かれていた。バリンスカヤさんは、最近カダフィ氏の愛人説が報じられたウクライナ人女性看護師とは別人。

(2011年4月7日21時28分 読売新聞)



 
 
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カダフィ大佐、オバマ大統領への書簡で空爆停止を要請

2011.04.07 Thu posted at: 09:16 JST

リビア・トリポリ(CNN) リビアの最高指導者カダフィ大佐は6日、オバマ米大統領に書簡を送り、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆の停止を要請した。米政府高官が明らかにした。

同高官によると、書簡の趣旨は空爆の停止を求めるもので、交渉や退陣の申し出など新しいことは何も書かれておらず、米政府は真剣に受け止めていないという。

同高官によると、カダフィ氏は書簡でオバマ氏に対し、「一途上国の取るに足らない人々に対する不当な戦争」の停止を求め、敵方はテロリストやアルカイダのメンバーであると主張している。また、「あなたが我々に対して起こした言動により、我々は身体的にはもとより道徳的に傷つけられた」「そういったすべてのことにもかかわらず、あなたは今後も我々の息子であり続ける」などとし、来年の米大統領選でのオバマ氏の再選を望むとも書かれていた。さらに、民主的社会はミサイルや空爆で成り立つことはないと主張。「あなたは誤った行動を止める勇気のある人だ」とオバマ氏に伝えている。

クリントン米国務長官は、NATOの空爆はカダフィ氏が退陣し、国を去った時点で終了すると述べている。

リビア国内では今も複数の都市で政府軍と反体制派の攻防が続いている。リビアのカイム副外相が報道陣に話したところによると、英国が6日、東部サリールの油田を空爆し、主要パイプラインを破壊した。

一方、2004年に米議会派遣団を率いてリビアを訪れた元共和党下院議員のカート・ウェルドン氏が6日、カダフィ氏の招きにより首都トリポリを訪問した。カダフィ氏と面会し、停戦や同氏の即時退陣などを求める予定だという。



 
 
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カダフィ氏、米企業に巨額払いイメージ改善ねらう

2011.04.07 Thu posted at: 18:41 JST

(CNN) 内戦状態にあるリビアの反体制団体は7日までに、同国の最高指導者カダフィ大佐が2006年から米ボストンにあるコンサルティング企業に年間数百万ドルを支払い、自らの国際的な威信を高めることなどを狙った秘密の広報活動の開始を要請していたことを明らかにした。

関与していた企業は「モニターグループ」で、大佐を国際的な政治家、改革主義者と印象付ける戦略づくりに当たっていた。国防総省などの元高官らをリビアに招待、リビア側との意見交換や時にはカダフィ大佐との会見も設けていた。

この広報活動があった事実は、リビアの反体制団体「National Conference of the Libyan Opposition」がインターネットで内部メモなどを流し、暴露した。同団体によると、モニター社が2007年、カダフィ政権の情報機関責任者に宛てたメモには、キャンペーンの目的は新生リビアの誕生を国際社会に広め、思想家、知識人としての大佐のイメージを広めることと記述されていた。

カダフィ氏の同社への支払い額は年間300万ドルだが、他の経費も負担した。業務にはコンサルティング、状況説明、分析や少なくとも月1回実現させていたメディア関係者や大学教授らのリビア訪問などが含まれた。

リビア反政府団体のメモ暴露などに関連し、モニター社の幹部は社内で内部調査を進めていると説明。カダフィ政権との契約業務は、改革促進や経済繁栄、政府の近代化遂行、市民社会の混乱収束をもたらす指導力発揮に関する訓練や技術の提供だったとし、「カダフィのためではなく、リビアのために働いた」と主張している。

同社の07年のメモには、リビアの現状を前向きにとらえる記事などが増え、キャンペーンの成果は得られたと記されていた。同社はリビア政府との関係について米司法省から問い合わせがあった事実も明らかにした。リビアとの契約業務は08年にほぼ終了していたという。

カダフィ政権と取引があった米企業はこの他にもあり、元連邦下院議員が率いてロビー活動に当たる「リビングストングループ」は08、09両年に米国務省高官や連邦議会議員にリビアの主張への理解を求める業務に当たっていた。リビアは当初、同社に月20万ドルを払っていたが、1年後には3万ドルに減ったという。

リビア政府はまた、04年に米ロビイストと契約し、国務省のテロ支援国家指定リストからの解除を目指した活動にも当たらせていた。このロビイストによると、リビアが約束した報酬は3年間で300万ドル以上だったが、リビアとの契約については「金のためではなく、当時の国家安全保障の問題を考えて引き受けた」としている。



 
 
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カダフィ氏派が攻撃、東部2油田が生産停止

【カイロ=田尾茂樹】ロイター通信によると、リビアの最高指導者カダフィ氏派と反体制派との攻防が続く東部の石油拠点ブレガ近郊で7日、反体制派部隊が多国籍軍の空爆を受け、5人が死亡した。

反体制派の車両などが破壊されたといい、誤爆とみられる。

多国籍軍の誤爆では、1日に13人が死亡している。反体制派はその後も、軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)に空爆実施を要請してきた。だが、誤爆が繰り返されたことで、今後はNATOへの反発が高まることも予想される。

一方、反体制派は6日、支配下にある東部のサリル、ミスラ両油田で、カダフィ派部隊の攻撃により原油の生産が停止したと明らかにした。被害規模は不明。

(2011年4月7日21時05分 読売新聞)



 
 
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リビア:停戦調停、難航 大佐側、権限委譲か総退陣か

【カイロ大前仁】内戦状態が続くリビア情勢をめぐり、周辺国が関与した停戦調停の動きが活発化してきたが、実現までに高い障壁が残されている。政権側は最高指導者カダフィ大佐が周辺へ権限を委譲する「退陣案」を出しているが、反体制派や欧米諸国は周辺を含めた「総退陣」を要求し、歩み寄りは容易でない。米政府は5日にスティーブンス前駐リビア公使を特使として暫定政府の本拠地ベンガジへ派遣し、今後の交渉相手としていく姿勢を鮮明にした。一方、カダフィ政権は6日までにオベイディ外務次官を空席だった外相に昇格させて、外交布陣の立て直しを試みている。

オベイディ氏は3〜4日、トルコなど3カ国を訪れ、停戦調停を協議した。その際にカダフィ氏が次男セイフ・アルイスラム氏ら周辺へ権限を委譲し、幕引きを図る解決策を提案したとも推測されている。セイフ氏が早くから後継候補とみられていることから、表面的な変革で乗り切ろうとしているようだ。

リビアの旧宗主国イタリアのフラティニ外相は「リビア政府の提案は信用できない。カダフィ氏と家族が出国することが前提条件」と主張。暫定政府も受け入れない考えを表明した。リビアの政体ではカダフィ氏が役職に就いておらず、「退陣」の定義が不明確なことから不信感が強まっている。

ヨルダンは6日、多国籍軍へ戦闘機を派遣したことを確認した。一方でリビア国営ジャマヒリヤ通信によると、カダフィ氏がオバマ米大統領へ書簡を送ったという。

毎日新聞 2011年4月7日 東京朝刊



 
 
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リビア:NATO、苦しい戦い 「人間の盾」に阻まれ、市民誤爆で謝罪も

【ブリュッセル福島良典】リビア攻撃で多国籍軍を指揮する北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)は5日、3月19日の開戦以来、リビア政府軍戦力の推定30%を破壊したと発表した。だが、政府軍は標的になりやすい戦車を避けて目立ちにくいトラックを多用、住民を「人間の盾」に使うなど、相手の戦術も巧妙になっている。「友軍」である反体制派への誤爆も起き、NATOは難しい戦いを強いられている。

NATO欧州連合軍最高司令部のマルク・ファンユーム准将によると、リビア政府軍は最近、反体制派や多国籍軍に対する戦術を変更した。リビア西部の激戦地ミスラタなどで地元住民を「人間の盾」として使う形で戦車や装甲車を市街地に隠し、トラックなどで兵員を前線に送るようになっているという。

このため、出撃した多国籍軍の航空機が政府軍の戦車などの空爆標的を特定できても、「人間の盾」のために空爆を見合わせざるを得ない場合があるという。4日には、58回の出撃のうち、実際に爆弾を投下したのは14回にとどまった。

また、ファンユーム准将はリビア北東部マルサエルブレガ近郊で1日に、多国籍軍の空爆で反体制派民兵と市民の十数人が死亡したのは、若い民兵による祝砲を政府軍の発砲と見誤った「不幸な事故」と述べ、誤爆を認めた。ルンゲスクNATO報道官は「我々の航空機が地上から発砲を受ければ攻撃する自衛権がある」と説明した。

米英などは情報機関の工作員を潜入させているとされるが、国連安保理の武力行使容認決議は「外国占領軍」の駐留を除外しており、本格的な地上部隊の派遣は想定されていない。

さらに、ファンユーム准将はNATOが指揮する空爆や海上封鎖とは別に、米仏など一部参戦国の部隊が人道支援活動の艦船などを護衛する独自任務に就いていることを明らかにした。

毎日新聞 2011年4月7日 東京朝刊



 
 
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フランス:リビア爆撃、コートジボワール参戦…「介入する欧州」主導

◇大統領選対策、色濃く

【パリ福原直樹、欧州総局】フランスが世界の主要国を巻き込み、先月からリビアで爆撃を行っているのに続き、4日には西アフリカのコートジボワールで国連と共同で前大統領派への攻撃を開始、二正面作戦を取り始めた。背景には、来年の仏大統領選への対策に加え、欧州が、人権擁護のために軍事力を行使するのをためらわない前例を作ろうとしている、との見方も出ている。ただ、軍事作戦の出口は必ずしも明確でなく、戦況次第ではサルコジ政権が窮地に陥る可能性もある。

コートジボワールへの攻撃について、フィヨン仏首相は5日、「民主主義の防衛にフランスが参加できることは誇りだ」と述べた。

二正面作戦には来年の大統領選への思惑がありそうだ。サルコジ大統領の支持率は政権発足以来、低下の一途で最近30%を切った。また国内的には、側近とされたフィヨン首相の離反も指摘され、再選が危ぶまれている。

一方、仏研究機関の専門家はAP通信に「欧州諸国には力の行使にためらいがある。フランスは欧州が人権擁護のために動いていないと考えている」と指摘。90年代初めの旧ユーゴスラビア連邦を巡る紛争では、欧州主要国は米国に頼り、北大西洋条約機構(NATO)によるコソボ空爆(99年)で終結させたトラウマもある。

サルコジ大統領には欧州の“沈黙”を打破し、新しい安全保障政策のあり方を見せたいとの欲求があるようだ。08年のグルジア紛争で大統領は仲介役で力を発揮。国内外で高い評価を得た。今回の積極姿勢にも、同様の思惑が見え隠れする。

リビアを巡っては、英国とともに攻撃を容認する国連安保理決議を執拗(しつよう)に要求。決議後、アラブ諸国も加えた多国間会合をパリで開催、直後に攻撃を始め、「危機に強い大統領」を演出した。

ただ、コートジボワール攻撃は「リビアで攻撃しているのになぜ何もしないのか」との批判を受けて踏み切ったとの見方もある。

旧宗主国として旧仏植民地への介入を極力避けるという基本方針を持っていたサルコジ大統領には、苦渋の決断だった可能性もある。他の欧州諸国には「軍事力で解決できることは限られている」(独紙)との冷ややかな見方も根強い。

軍事介入が成果を得られなければ、サルコジ大統領の責任を問う声も出かねない。

毎日新聞 2011年4月7日 東京朝刊



 
 
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リビア:反体制派「石油に頼らず」 南部施設生産停止

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビア反体制派を率いる「国民評議会」のゴガ報道官は6日の会見で、南部の油田施設が政府軍に破壊されたことに関連し、「我々は、今後の収入を石油に頼ることはないと思う」と述べた。

国民評議会は、カダフィ体制打倒のための財源を石油輸出から得る計画だったが、油田破壊で生産停止に追い込まれたため断念した。

毎日新聞 2011年4月7日 東京夕刊



 
 
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東日本大震災:クリントン米国務長官、中旬来日 対策で連携確認

【ワシントン古本陽荘】クリントン米国務長官が、東日本大震災における日米協力を踏まえ、強固な同盟関係を確認するため、今月中旬に来日する方向で調整していることが6日、わかった。これに伴い大型連休中にワシントンで開く予定だった外務・防衛担当閣僚による日米安全保障協議委員会(2プラス2)の開催は先送りされる可能性が濃厚。日米関係筋が明らかにした。

来日時には、松本剛明外相との会談のほか、菅直人首相とも会談する方向で調整している。

米国は地震発生後、米軍による支援物資の輸送や行方不明者の捜索など救援・救助を中心に活動を実施。福島第1原発の事故に関しても、原子力規制委員会(NRC)の専門家が日本側と情報交換を行ってきたほか、原子力災害などに対応する米海兵隊の専門部隊「CBIRF」(シーバーフ)も派遣された。クリントン長官の来日時には、こうした日米協力の実績を確認するとともに、米国が長期にわたり、原発対処や復興活動に関わっていくとの方針を表明するものとみられる。

クリントン長官は14〜15日、ベルリンで行われるリビア情勢に関する北大西洋条約機構(NATO)の外相会合に出席。その後、来日の方向で調整している。

毎日新聞 2011年4月7日 東京夕刊



 
 
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NY原油、続伸 5月物は110.30ドルで終了、一時2年半ぶり高値

2011/4/8 5:09

【NQNニューヨーク=川内資子】7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の5月物は前日比1.47ドル高の1バレル110.30ドルで取引を終えた。需給ひっ迫観測から買いが優勢となった。一時110.44ドルまで上昇し、2008年9月22日以来、ほぼ2年半ぶりの高値を付けた。

週間の米新規失業保険申請件数が前週比で市場予想以上に減少した。米雇用情勢の改善を背景に、原油需要が増すとの見方から原油が買われた。

中東・北アフリカ情勢の緊迫も原油の支援材料となった。リビア情勢の緊迫による供給懸念が強いなか、産油国のナイジェリアで連邦議会選などが予定されている。選挙に絡み反体制派が石油施設を攻撃すれば、原油の供給不足が深刻化するとの思惑が浮上している。

ただ、日本の宮城県での地震発生が伝わり米株式相場が下げ幅を広げると、投資家が運用リスクを避けるとの見方から原油の売りが優勢となる場面もあった。

ガソリンは続落。ヒーティングオイルは続伸した。



 
 
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NATO軍がまた誤爆か、5人死亡 リビア

2011/4/8 10:04

【ドバイ=太田順尚】政権軍と反体制派の攻防が続くリビア中部ブレガ近くで7日、反体制派の拠点に空爆があり、AP通信によると少なくとも5人が死亡、20人以上が負傷した。反体制派は1日に続く北大西洋条約機構(NATO)軍の誤爆としており、反体制派内でNATOへの不信感が募っているようだ。

反体制派幹部は「民間人を救うというNATOの意思は疑わないが、今日起きたことについては説明がほしい」と不満をにじませた。ブレガ近郊では1日も多国籍軍による誤爆で反体制派の13人が死亡しており、NATOは7日、事実関係の調査を始めたと発表した。

誤爆が相次ぐ背景には、中部で政権側と反体制派が入り乱れた攻防が続き、前線が分かりづらくなっていることに加え、装備が乏しい反体制派がNATO軍と即時の連絡をとる通信システムを欠いていることがある。

誤爆を受け「NATOはいらない」「NATOを倒せ」などと叫ぶ反体制派の兵士もいたという。反体制派の軍事部門トップが5日、NATOの作戦の遅さに不満をあらわにするなど、反体制派内では好転しない戦況にいら立ちが募っており、NATOに不信感が向いている。



 
 
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NY原油110ドル台 2年半ぶり高値

2011/4/8 10:16

【ニューヨーク=川上穣】7日のニューヨーク株式市場ではダウ工業株30種平均が小幅に反落した。終値は前日比17ドル26セント(0.1%)安の1万2409ドル49セントだった。米東部時間の午前に東日本で起きた強い地震で動揺が広がりダウ平均は一時100ドル近く下落したが、地震の被害が比較的小さいと見られたことや米景気の回復期待から下げ幅を縮小した。

一方、ニューヨーク原油先物市場では、指標となるWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の期近5月物が前日比1.47ドル高の1バレル110.30ドルで取引を終えた。中心限月として、2008年9月22日以来ほぼ2年半ぶりに110ドル台に乗せた。

産油国リビアで政府軍と反体制派の攻防が激しさを増し原油の供給不安が高まった。米雇用情勢の改善を受けて、原油需要が増えるとの観測も原油買いにつながった。

アジア市場の指標となる中東産ドバイ原油も上昇した。スポット価格は8日午前に前日比0.70ドル高い1バレル115.55ドル(6月渡し、中心値)となり、6日に付けた2年8カ月ぶりの高値を更新した。



 
 
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トルコ、リビア和平で行程表

2011/4/8 19:28

【アンカラ=花房良祐】トルコ政府は7日、内戦状態に陥ったリビアのカダフィ政権と反体制派の和平に関する行程表を発表した。カダフィ政権が包囲する都市から軍部隊を撤退させることや国際社会の人道支援、包括的な民主化の促進を盛り込んだ。トルコはリビアに多くの企業が進出するなど経済的な関係が深く、リビア情勢の早期安定を目指す。

エルドアン首相は「停戦をただちに実行しなければいけない」と強調。行程表を国連やアラブ連盟などにも示し、13日にカタールで開催するリビア支援を巡る国際会議で詰めの協議をする。

トルコのダウトオール外相は4日にカダフィ政権の特使とアンカラで会談。反体制派の拠点ベンガジにも総領事館を持ち、双方とのパイプを活用して仲介に乗り出している。



 
 
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リビア反体制派、カダフィ後「脱石油目指す」

2011/4/8 21:11

【カイロ=加賀谷和樹】リビア反体制派を束ねる国民評議会は8日までに、カダフィ政権崩壊後の経済運営で「脱石油」を目指すと表明した。現政権と異なり、海外からの投資を積極導入、外資の権利を保証する。経済システムを米欧を軸とする国際社会と整合させる姿勢を示すことで信用を高め、各国の承認取り付けを急ぐ。

評議会が将来設ける暫定政府の財務相に就任が見込まれるアリ・タルフーニ氏が最近発売されたドイツ誌で「石油輸出に頼ってきた経済構造を改める」と主張した。リビアの将来像として「世界から投資を集めて金融センターに育てたい」と述べた。欧州に近い地の利を生かし、北部の地中海沿いにリゾート開発を進める構想も披露した。

同氏は、いち早くカダフィ政権を見限って評議会をリビア代表として認めたフランスが、暫定政府樹立後のリビアで「有利な立場を得るだろう」と指摘。フランスに続きカタール、イタリアの承認を得たが、さらに多くの国に「評議会側につくよう」求めた格好だ。

一方、暫定政府の外資政策では、評議会の外交責任者であるアリ・エサウィ氏が4日、フラティニ・イタリア外相との会談後に「外国人と外国企業の正当な権利は尊重する」と言明した。これに合わせ、イタリアの石油大手イタリア炭化水素公社(ENI)の幹部がリビア東部ベンガジで評議会幹部と会い、同社の権益について協議した。



 
 
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NATO、リビアへの誤爆認知も謝罪拒否

2011/4/8 22:20

【ブリュッセル=共同】北大西洋条約機構(NATO)は8日、リビア中部ブレガ近郊で7日、NATO軍機が反体制派の部隊に誤って空爆したことを認めたが、謝罪は拒否した。また、NATOの使命は「市民の防衛」であるとして、反体制派との協力にも否定的な姿勢を示した。

対リビア作戦の副司令官ハーディング少将がイタリア南部ナポリの司令部で記者会見し、NATOの立場を説明した。

7日の誤爆についてハーディング少将は、市街地方向に進行していた戦車を攻撃した結果、操縦していた反体制派民兵が死亡したようだと説明。「これまで戦車はカダフィ政府軍が市民の攻撃に使用しており、反体制派も戦車を使っているとの情報はなかった」と釈明、「謝罪はしない」と述べた。



 
 
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リビア和平に向けてトルコが3段階の行程表提案

2011年4月8日10時12分

トルコのエルドアン首相は7日夜、記者会見し、リビアのカダフィ政権と反体制派の間での和平実現に向けた3段階のロードマップ(行程表)を発表した。トルコは双方の停戦に向けて仲介に乗り出していた。

提案は(1)即時停戦の宣言に続き、カダフィ派が包囲している都市から撤退(2)人道支援が実施できる地域を設定(3)包括的な民主化プロセスにただちに着手、という内容。将来的には「憲法に基づく民主国家」を目指すとしている。

ダウトオール外相も同日、ハティーブ国連特使(ヨルダン元外相)と電話で会談し、この提案を説明した。エルドアン首相は会見で「詳細はさらに詰める」と述べた。トルコはカダフィ政権、反体制派の双方に接触してきたとされるが、両者がこの和平提案について了解しているかどうかは分からない。

トルコは対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)の一員として、リビア沖に海軍艦艇を派遣。一方で人道支援にも力を入れており、5日にはリビアで負傷した321人を船で受け入れた。(イスタンブール=北川学)



 
 
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リビア:カダフィ大佐が書簡 「勇気持った男」オバマ氏を持ち上げ

【ワシントン草野和彦】カーニー米大統領報道官は6日、リビアの最高指導者カダフィ大佐からオバマ大統領宛ての書簡が届いたことを明かした。内容は公表されていないが、AP通信によると、NATO主導のリビア攻撃は「不当な戦争」だとして、中止させるようオバマ大統領に懇願しているという。

クリントン国務長官は同日の記者会見で「カダフィ大佐は何をしなければならないか分かっている」と述べ、要求をはねつけた。オバマ大統領を「不正で誤った行動を正す勇気を持った男」と持ち上げたメッセージもあったという。

毎日新聞 2011年4月8日 東京朝刊



 
 
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リビア:NATO再誤爆か 反体制派13人死亡−−北東部

【カイロ大前仁】北大西洋条約機構(NATO)が主導する多国籍軍は7日、リビア北東部アジュダビア周辺で反体制派軍勢を爆撃した。英BBCテレビは病院関係者の話として、少なくとも13人が死亡したと報じた。反体制派の現場指揮官は少なくともミサイル4発が発射されたと証言しており、誤爆の可能性が大きい。今月1日にも多国籍軍の誤爆で市民ら13人が死亡している。

一方、AFP通信によると、フランスのジュペ外相は7日、リビア情勢を話し合う「コンタクトグループ(関係国会合)」の初会合を13日にカタールの首都ドーハで開催することを明らかにした。リビアが加盟するアフリカ連合(AU)の出席も呼びかけている。

毎日新聞 2011年4月8日 東京朝刊



 
 
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リビア:NATOへ不満強まる 反体制派、トルコの物資拒否

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビア反体制派が拠点を置く北東部ベンガジで、政府軍への攻撃が不十分だとして、北大西洋条約機構(NATO)への不満を訴える声が高まっている。特に、NATO加盟国ながら反体制派への武器供与に反対しているトルコへの批判が強く、反体制派を率いる「国民評議会」がトルコからの人道支援物資の受け入れを拒否する騒ぎにまで発展している。

戦闘の長期化に苦しむ反体制派は、カダフィ政権打倒のための収入源として期待していた油田も政府軍に破壊された。反政府デモが起きてから2カ月近くたっても混乱終息の展望が見えず、そのあせりが市民の怒りにつながっているようだ。

「エルドアン、我々は飢えていない!」

反体制派が連日、デモを繰り広げているベンガジ港近くの裁判所前広場では6日、エルドアン・トルコ首相からの食糧支援拒否を訴えるプラカードが掲げられた。国民評議会は5日、こうした住民の反トルコ感情を受け、トルコの人道支援船の入港を拒否したが、人々の怒りは収まっていない。

デモ参加者は取材中の記者を取り囲み、「トルコが弱腰なのは(最高指導者)カダフィと癒着しているからだ」「外交官を含め、この国に滞在するトルコ人全員を追い出せ」などと口々に訴えた。

国民評議会は6日、トルコ政府代表団とベンガジで協議した。3月にリビアへの飛行禁止空域設定に反対し、最近では反体制派への武器供与に反対しているトルコに真意をただす目的だった。国民評議会側は「NATOが空爆回数を減らしているのは(空爆に消極的な)トルコに責任がある」(ゴガ報道官)とみている。協議でトルコ側は「カダフィ体制排除を望むリビア国民を支持する」とのギュル大統領のメッセージを提示したが、評議会側はこれに満足せず、トルコ政府としてのカダフィ政権に対する正式な立場を表明するよう求めた。

2月の政府軍との戦闘で数百人の市民が犠牲になったベンガジでは、再び街が戦場になるのではとの不安が高まっている。そのため旅券発行所には、古い旅券の更新や新規発行を求める市民が押し寄せている。24年前にパレスチナ自治区から移住してきたスーディさん(50)は、家族12人分の申請書を手に「最悪の事態に備え、リビアからいつでも脱出できる準備はしておかなければ」と語った。

毎日新聞 2011年4月8日 東京朝刊



 
 
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リビア:NATO誤爆 政府軍の戦車で部隊作り誤認か

【ベンガジ杉尾直哉】北大西洋条約機構(NATO)が7日にリビアで行った空爆で攻撃された反体制派の軍勢は、反体制派が新規に編成した戦車部隊だった可能性があることが分かった。ロイター通信によると、この日の空爆では、反体制派のトラックや戦車が空爆され、5人が死亡した。NATO側は「戦車の車列」を攻撃したことを認めている。

反体制派は従来、四輪駆動車の荷台に武器を積んで政府軍と戦っていた。だが、反体制派筋は同日、リビア軍が東部に残したT32型戦車13台で機甲部隊を編成し、北中部の政府軍に総攻撃をかける計画だったと話した。反体制派が戦車を使うのは初めてで、NATOが政府軍部隊と誤認した可能性がある。NATOは「機甲部隊があらゆる方向から移動しており、状況は不透明だ」と説明した。

毎日新聞 2011年4月8日 東京夕刊



 
 
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リビア:反体制派民兵、銃初めての素人ばかり 訓練3週間で「兵士」

◇司令官は技術者、教官は脱走兵

【ベンガジ(リビア北東部)杉尾直哉】リビアで政府軍と戦う反体制派の民兵集団は、これまで銃を取ったことのない一般市民がほとんどだ。政府軍と対等に戦える「兵士」にたたき上げようと、軍事訓練を行う試みが始まったが、ベンガジの訓練所を訪れると、参加者の未熟さばかりが目に付いた。

訓練は、反体制派が拠点を置くベンガジの陸軍駐屯地で行われ、午前中だけメディアに公開されている。約50人ずつの10グループに分け、機関銃やロケット砲、高射砲など武器ごとにリビア人教官が使い方を教えている。教科は3週間で一通り終わる。

「自由!」「革命!」−−。教官の掛け声にあわせ、若者たちが「気をつけ」と「休め」の姿勢を繰り返していた。しかし、動きがそろわない。高射砲の扱いを教わる別のグループでは、野球帽姿の若者が、砲身の取り付けに四苦八苦していた。

参加者たちは、多連装ロケット砲などは「(カダフィ体制と良好な関係にあった)北朝鮮製だ」と話した。ただ、兵器に製造国は明示されていなかった。

教官のワエル・アジャリさん(33)は、移民先のギリシャから駆けつけた。20代の時に徴兵でギリシャ軍で服務したことがあって「多少武器の扱いを知っているから」というが、「実は当時、軍隊が嫌で脱走したんだ」と打ち明けた。

ワエルさんによると、民兵集団の最大の問題は「通信手段の欠如」だ。国内の大部分で携帯電話が通じず、後方部隊との連絡は、「伝令しか手段がない」という。反体制派筋が毎日新聞に語ったところによると、中東の産油国カタールが、大量の衛星携帯電話をリビア民兵に提供する計画というが、ワエルさんはこの情報を知らなかった。

訓練所のファウジ・ブカティフ司令官(56)は、「我々はようやく自分で軍を再編しようとしているところだ」と語った。だが、司令官も本職は、地元の石油企業のエンジニアだという。

参加者には、つえをついた高齢男性もいる。3週間の教科を終えたばかりというイスマイルという少年がいた。18歳というが、13、14歳にしか見えない。「戦いに行くのは怖くない」というが、どこに配属されるか聞くと、こわばった表情で「まだ分からない」と答えた。

毎日新聞 2011年4月8日 東京夕刊



 
 
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カタール:リビア情勢で目立つ欧米寄り イランの反発招く懸念も

【テヘラン鵜塚健】混迷するリビア情勢を巡り、ペルシャ湾岸の小国カタールの関与が際立っている。アラブ諸国の中で先んじて欧米中心の多国籍軍による軍事作戦に協力したほか、反体制派を支援するなど多様な動きを見せる。イランなどの反米国と欧米諸国の両方と良好な関係を築く「全方位外交」を反映したものだが、リビア情勢では欧米寄りの姿勢が目立つ形となっており、イランからの反発を招きかねないという懸念も出ている。

カタールは先月28日、リビア反体制派「国民評議会」による暫定政府をフランスに続き早々と承認した。29日のロンドンでの国際会議で、カタールのハマド首相兼外相は、ヘイグ英外相と並んで声明を発表し、今後の対リビア政策を調整する関係国会合も今月13日にカタールで開かれる。

軍事介入でも他のアラブ諸国が慎重になる中、カタールは戦闘機を派遣した。カタールの衛星テレビ局「アルジャジーラ」が反体制派の放送に協力するなど情報戦略も支援。反体制派が資金調達するための原油輸出にも協力する方針だ。

原油と天然ガスが豊富なカタールは人口約160万人で、イスラム教スンニ派住民が大半。サウジアラビア(スンニ派)、イラン(シーア派)の二つの地域大国にはさまれる中で、積極的な全方位外交を展開。近年はレバノンの政治対立やイエメン、スーダンの紛争で仲介役を務めた。

近く行われるアラブ連盟事務局長選には、3月まで湾岸協力会議(GCC)事務局長を務めたカタールのアティーヤ氏の出馬が伝えられ、より大きな舞台での発言力強化を狙う同国の思惑がのぞく。

ヘルミダスバーバンド・テヘラン大教授(中東政治)は「カタールは、国際社会で大きな役割を果たそうとの野心を高め、欧米関与を強めている。今後、イランとの関係は弱まり、全方位外交は変質するだろう」と話す。

毎日新聞 2011年4月8日 東京夕刊



 
 
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原油先物相場:NY 110ドル台、2年7カ月ぶり

【ワシントン斉藤信宏】7日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、中東・北アフリカ情勢への警戒感が強いことなどを受けて続伸。米国産標準油種(WTI)の5月渡しの終値は、前日比1・47ドル高の1バレル=110・30ドルとなり、終値としては08年9月以来、約2年7カ月ぶりに1バレル=110ドル台で取引を終えた。リビアでの北大西洋条約機構(NATO)軍による軍事介入の限界を指摘する声が出る中、中東諸国への政情不安の波及に対する懸念が改めて取りざたされた。

毎日新聞 2011年4月8日 東京夕刊



 
 
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原油価格、一段と上昇 中東不安・発電需要も

2011/4/9 0:26

原油の国際価格が一段と上昇してきた。ニューヨーク市場のWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は8日、時間外取引で1バレル111ドル台を付け、約2年半ぶりの高値となった。ロンドン市場の北海ブレント原油も同122ドル台に高騰している。

リビアでは、同国最大級のサリール油田などが武力衝突の影響で原油生産を停止した。停戦が実現しても輸出停滞は長引くとの見方が多い。米国で景況感の改善を示す統計の発表が相次ぎ、原油の需要が増えるという読みが広がったことも価格の上昇を招いている。

4月から投資資金の流入も加速している。年初から原油高が続いているため「年金基金などが原油市場に資金を振り向けたとみられる」(住友商事総合研究所の翁田紘希シニアエコノミスト)。

欧州中央銀行(ECB)が7日に政策金利の引き上げを発表し、新興国だけでなく、欧米でも金融引き締めの動きが出ている。金融引き締めは原油価格の高騰を防ぐ狙いだが、原油の取引関係者の間では「むしろ欧米景気の回復の力強さを裏付ける材料とみられている」(石油天然ガス・金属鉱物資源機構の野神隆之上席エコノミスト)。

東日本大震災による東京電力福島第1原子力発電所の事故を受け、中長期的にも「火力発電の比重が世界的に高まり、原油需要は伸びる見通し」(マーケット・リスク・アドバイザリーの新村直弘代表取締役)。「1バレル120ドルと予想していた7月前半のWTI価格は130ドルに引き上げる必要がある」(野神氏)という声もある。



 
 
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NY原油、大幅続伸112.79ドル 2年半ぶり高値

2011/4/9 5:15

【NQNニューヨーク=川内資子】8日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は大幅に3日続伸した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の5月物は前日比2.49ドル高の1バレル112.79ドルで取引を終えた。需給ひっ迫観測やドル安を背景とした原油の買いが優勢となった。通常取引で一時112.86ドルまで上昇し、2008年9月22日以来、ほぼ2年半ぶり高値を付けた。

産油国リビアでの武力衝突が早期解決する見通しが立たず、原油の需給がひっ迫した状態が当面続くとの見方から原油を買う流れが続いた。連邦議会選を控えた産油国のナイジェリア情勢も原油相場を押し上げる一因となった。同国の反体制派が石油施設を攻撃して原油供給が一段と減るとの警戒感が強かった。

外国為替市場でドルが対ユーロなどで下落したため、ドル建てで取引される原油には割安感からの買いも入った。原油相場は午後にかけてじりじりと上げ幅を広げた。通常取引終了後の時間外取引では一段高となり、113ドルを上回る場面もあった。

ガソリンは3日ぶりに反発。ヒーティングオイルは続伸した。



 
 
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カダフィ政権軍、反体制派拠点にミサイル攻撃

2011/4/9 9:14

【カイロ=加賀谷和樹】リビアのカダフィ政権軍は8日、アジュダビヤ西部に少なくとも6発のミサイルを撃ち込んだ。AFP通信が報じた。アジュダビヤは同国東部にある反体制側の重要拠点。仮に同市を攻略されると、本拠である同国第2の都市ベンガジで政権軍を迎え撃たざるを得なくなる。反体制側の軍事面での劣勢は明白で、北大西洋条約機構(NATO)に支援の強化を求めている。



 
 
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米政府、リビア高官5人を制裁対象に追加

2011/4/9 9:45

【ワシントン=中山真】米財務省は8日、リビアのカダフィ政権の5人の高官とカダフィ大佐の親族が管理する2つの団体を金融制裁の対象に追加すると発表した。対象となるのは首相や石油相らで、米国内や米国人の管理下にある資産を凍結する。



 
 
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リビア政権側が第3の都市猛攻、反体制派の被害拡大

2011/4/9 19:06

【カイロ=加賀谷和樹】リビア反体制派の武装市民は9日までに、同国西部にある第3の都市ミスラタでカダフィ政権側の猛攻を受け、被害が拡大している。AFP通信は8日だけでミスラタ市民の少なくとも4人が死亡、10人が負傷したと伝えた。反体制側がミスラタを政権側に明け渡すと、リビア西部での主要な拠点都市の大半を失うことになる。

米欧は反体制側が求める武器供与に慎重で、多国籍軍による政権側への空爆もミスラタでみられるような市街戦には有効でない。リビア東部でも反体制側の重要拠点であるアジュダビヤ西部に8日、政権軍のミサイル6発が撃ち込まれ、反体制側の劣勢が続いている。



 
 
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カダフィ政権軍、攻勢強める 東部の反体制派拠点攻撃

2011/4/9 22:43

【カイロ=加賀谷和樹】リビアのカダフィ政権軍は9日、同国東部の反体制派拠点アジュダビヤ西部をロケット砲などで激しく攻撃した。ロイター通信によると、反体制側の民兵や市民を乗せた多数の車両が攻撃を避けるように、アジュダビヤから東方に向かった。反体制側の本拠である同国第2の都市ベンガジを目指しているもようだ。

政権軍は西部では第3の都市ミスラタに立てこもる反体制側の武装市民への攻撃を続けた。AFP通信は8日だけでミスラタ市民の少なくとも4人が死亡、10人が負傷したと伝えた。政権軍がミスラタを攻略すれば、西部の主要な都市の大半を制圧することになる。



 
 
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誤爆続くリビア空爆、NATOに限界 安保理議決の制約

2011年4月9日0時15分

リビア東部のブレガ近郊で7日、北大西洋条約機構(NATO)軍機がカダフィ政権の政府軍と戦う反体制派を誤って空爆し、10人の死者・行方不明者が出た。1日に続く誤爆で、NATOは「軍事作戦に停滞はない」としつつも、対応に苦慮している。

反体制派軍事部門のユニス参謀長は7日、拠点を置く東部ベンガジで会見し、「どうしてこんな間違いが起こるのか」と怒りをあらわにした。

参謀長によると、ベンガジ市内に保管されていた1950年代の旧ソ連製戦車12両と政府軍から奪ったより新しいT72型戦車6両を整備し、ブレガの前線に配備しようとしていたところを空爆された。「戦車を前線に出すのは初の試みだった。NATOには事前に輸送を通告していた」。装備面で劣る反体制派にとっては虎の子の戦車だった。

これに対しNATOは8日、ラスムセン事務総長が「非常に遺憾」とする一方、ハーディング副司令官は記者会見で「謝罪はしない」と明言。戦車のことは知らなかったとし、「反体制派との連携を改善することもない」と述べた。

NATOは飛行禁止空域の維持などを通じたリビア市民の保護、という国連安全保障理事会決議の任務を逸脱できないため、反体制派とは一線を画す必要があり、こうした対応につながっているとみられる。

しかし一方で、市民を守るための空爆にも限界が見え始めている。これまでの空爆で、リビア政府軍の軍事能力の3割程度が破壊されたとされるが、政府軍側も、空からはとらえにくいトラックや小型の火器を使って市街地に潜む作戦を展開。反体制派との区別がつきにくくなっている。

3月末に多国籍軍から指揮権を譲り受けて以来、NATO軍による戦闘機出撃は8日までに計約1300回にのぼる。NATOは攻撃のペースを上げているというが、標的を「捕捉」できたのは4割にとどまり、政府軍と反体制派を見分けることの難しさを物語る。

ブリュッセル外交筋は「今後は地上戦に移行するか、反体制派に武器供与ができるかが課題になる」と話す。しかしいずれも、安保理決議の制約からNATOには難しい。

NATO報道官は8日の会見で「軍事作戦だけでは解決しない。政治的解決を見つけることが重要だ」と述べ、13日にカタール・ドーハで開かれる、英仏などを中心とした関係各国の「連絡調整グループ」での協議に期待を寄せた。(リビア東部ベンガジ=貫洞欣寛、ブリュッセル=野島淳)



 
 
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カダフィ軍攻撃で住民5人死亡、リビア西部ミスラタ

2011年4月9日21時17分

リビアのカダフィ政府軍は8日、同国西部ミスラタに対する攻撃を続け、少なくとも住民5人が死亡した。ロイター通信などが病院関係者の話として伝えた。犠牲者には子供2人が含まれているとの情報もある。

政府軍が包囲を続けているミスラタでは、反体制派との間で激しい戦闘が続いており、これまでに200人以上が死亡したとされる。(リビア東部ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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リビアでの人権侵害、現地調査へ 国連委員会

2011年4月9日22時54分

国連人権理事会(本部ジュネーブ)決議で発足したリビア事実調査委員会の国際人道法の専門家3人が8日、ジュネーブで会見し、戦闘が続くリビアを近く訪れて政府軍などによる人権侵害を調査すると発表した。国連安全保障理事会の要請で捜査を始めた国際刑事裁判所(ICC)とも連携するとしている。

旧ユーゴ紛争を調査した経験を持つバシウーニ委員長は「(NATO軍や反乱軍も含む)すべての当事者を調べる。ICCは現地調査できておらず、私たちに必要なのは(国際法に違反しているかどうかの)事実だ」と強調。リビア政府も調査団を受け入れると回答したが、「安全上の理由から日程は明らかにできない」としている。6月中旬までに人権理事会に報告書を提出する。(ジュネーブ=前川浩之)



 
 
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対リビア追加制裁、首相の資産も凍結…米

【ワシントン=黒瀬悦成】米財務省は8日、リビアのマフムーディ首相やガネム石油相兼国営石油会社総裁ら高官5人と、リビア最高指導者カダフィ氏の親族に連なる財団など2団体を資産凍結の対象に追加指定したと発表した。

オバマ政権は2月、カダフィ氏や親族、政権高官などを対象に資金凍結を行う制裁を発動。一方で、3月に英国に亡命したクーサ外相への制裁は解除し、カダフィ氏からの離反を促す工作を展開している。

(2011年4月9日17時00分 読売新聞)



 
 
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リビア:誤爆、NATOが謝罪拒否

【ブリュッセル福島良典】北大西洋条約機構(NATO)は8日、リビア北東部アジュダビア周辺で7日に反体制派の戦車部隊が多国籍軍の空爆を受けた事件について「反体制派が戦車を使っているとの情報は得ていなかった」として謝罪を拒否した。反体制派の反発を招く可能性が大きい。

NATOのラッセル・ハーディング副司令官(海軍少将)がイタリア・ナポリの司令部からのビデオ記者会見で「多数の車が行き来しており、誰が運転しているのかを見極めるのは困難な状況だ」と述べ、NATOに責任はないとの考えを示した。英BBC放送によると、反体制派の民兵集団を率いるユニス参謀長は戦車の使用をNATOに事前通知していたと主張した。

毎日新聞 2011年4月9日 東京朝刊



 
 
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リビア:NATO一転、誤爆認める 反体制派に「遺憾」

【ブリュッセル福島良典】北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は8日、NATO率いる多国籍軍がリビア北東部アジュダビア周辺で反体制派の戦車部隊を空爆したことについて「非常に不幸な事故だった」と述べた。これに先立ち、NATO副司令官は謝罪を拒否していたが、反体制派住民の感情に配慮し、一転、誤爆を認めた形だ。

ラスムセン事務総長は8日午後、急きょ声明を発表、誤爆で反体制派の兵士少なくとも5人が死亡したとされる点に関して「犠牲を深く遺憾に思う」と語った。NATOへの不満を募らせる反体制派の指導部や住民を念頭に「市民の死傷者を出さないように最善を尽くす」と約束した。

NATOのラッセル・ハーディング副司令官(海軍少将)は8日午前の記者会見で、反体制派が戦車を使用しているとの情報が届いていなかったことなどを理由に「謝罪はしない」と述べていた。

◇ピンク色は友軍

NATOが3月31日に多国籍軍の指揮権を米軍から引き継いで以来、「友軍」にあたる反体制派への誤爆が相次いでいる。ロイター通信によると、反体制派は8日、誤爆を避けるため、使用する車両の屋根を明るいピンク色で塗装したという。

毎日新聞 2011年4月9日 東京夕刊



 
 
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リビア首都近郊の政府軍補給基地を空爆 NATO

2011年4月10日18時52分

北大西洋条約機構(NATO)は9日、リビアの首都トリポリ東部にあるカダフィ政権の政府軍が有する弾薬備蓄庫など、主要な補給基地や戦車などへの空爆に成功した、と発表した。

NATOは、この補給基地の武器がリビア西部の激戦地ミスラタなどで一般市民への攻撃に使われていた、とした。対リビア軍事作戦を指揮するブシャール司令官は「政府軍が市民を攻撃する能力を弱体化できた」とコメントを出した。

NATOによると、政府軍は空爆を避けるため、民家や宗教施設の背後に兵器を隠し、一般市民を「人間の盾」として抵抗しているという。それでもNATOは空爆のペースを上げており、今後も政府軍への攻撃を続ける、としている。(ブリュッセル=野島淳)



 
 
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アフリカ連合、調停へリビア入り

2011/4/11 0:21

【ドバイ=加賀谷和樹】アフリカ連合(AU)の代表団が10日から2日間の日程でリビアを訪れ、武力衝突を続けるカダフィ政権側と反体制側の調停に乗り出す。14日にはアラブ連盟などがカイロで、リビア情勢の打開を目指す会議を開く。政権側の優勢が明白になるなか、国際社会の外交努力が拡大してきた。

AFP通信などが伝えた。AU代表団にはモーリタニアのアブドルアジズ大統領、南アフリカのズマ大統領らが参加。リビア西部の首都トリポリで最高指導者カダフィ大佐と会い、東部ベンガジでは反体制側を束ねる国民評議会の幹部と会談する予定だ。双方に対し和平に向けた行程表を提示する見通し。カダフィ氏はAU設立に携わった。

アラブ連盟が主催する14日の会議には、同連盟のムーサ事務局長、国連の潘基文事務総長、AUの代表らが参加する。

政権軍は10日もリビア各地で反体制側の民兵を圧倒。ベンガジに近い東部の反体制側の拠点アジュダビヤ中心部に進攻、同市東部に後退した反体制側に砲撃を加えた。



 
 
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リビア東部要衝で攻防 アフリカ連合が調停へ

2011/4/11 1:42

【ドバイ=加賀谷和樹】リビアのカダフィ政権軍は10日、東部の要衝アジュダビヤで迎え撃つ反体制側の民兵と激しい攻防戦を展開した。一方、双方の調停を目指すアフリカ連合(AU)の代表団が10日、2日間の日程でリビアを訪れた。14日にはアラブ連盟などがカイロで情勢打開を目指す会議を開く。国際社会の外交努力が広がってきた。

AFP通信などが伝えた。AU代表団にはモーリタニアのアブドルアジズ大統領、南アフリカのズマ大統領らが参加。リビア西部の首都トリポリで最高指導者カダフィ大佐と会い、東部ベンガジでは反体制側を束ねる国民評議会の幹部と会談する予定だ。双方に対し和平に向けた行程表を提示する見通し。カダフィ氏はAU設立に携わった。

アラブ連盟が主催する14日の会議には、同連盟のムーサ事務局長、国連の潘基文事務総長、AUの代表らが参加する。

西から東に進む政権軍はアジュダビヤ中心部まで兵を進め、同市東部に後退した反体制側に砲撃を加えた。反体制側が同市を失うと、政権軍はベンガジまで一気に攻め込んでくる可能性がある。



 
 
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カダフィ氏、アフリカ連合の停戦行程表を受け入れか

2011/4/11 10:07

【ドバイ=加賀谷和樹】リビアの首都トリポリを訪れたアフリカ連合(AU)代表団は10日、同国の最高指導者カダフィ大佐と会談した。その後、代表団の一員である南アフリカのズマ大統領は「カダフィ氏側は私たちが提示した行程表を受け入れた」と語った。ロイター通信などが報じた。行程表の詳細は不明だが、政権側と反体制側の停戦に向けた内容とみられる。

ズマ大統領はさらに「カダフィ氏を相手にした使命はこれで完了した。停戦に現実味を持たせないといけない」と述べ、この行程表が停戦までの手順を記している可能性を示唆した。代表団はカダフィ氏との会談後、反体制側の本拠である東部ベンガジに向かった。11日までに反体制側を束ねる国民評議会の幹部と会い、同様に行程表への同意を求めるとみられる。

双方はこれまでにも停戦に応じる条件を示したが、互いに相手が先に武装解除することを要求した。さらに反体制側はカダフィ氏やその息子たちが権力を掌握し続ける限り、停戦には応じない姿勢を強調してきた。

停戦時期を左右するとみられる戦況は、戦力で反体制側を上回る政権側が優勢に展開している。10日には西から東に進撃してきた政権軍が東部の反体制側の重要拠点アジュダビヤの中心部まで兵を進めた。同市東部まで政権軍に押し込まれた反体制側は、最大で最後のとりでであるベンガジで政権軍を迎え撃つ準備を始めたもようだ。



 
 
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カタール首長と米大統領会談へ リビア情勢協議

2011/4/11 12:32

【ワシントン=共同】米ホワイトハウスは10日、オバマ大統領が14日にカタールのハマド首長と会談し、リビア情勢について協議すると発表した。

カタールは、アラブ諸国で初めて対リビア軍事行動に参加し、リビアの反体制派組織「国民評議会」を唯一の正統な代表として承認するなど欧米と共同歩調を取っており、オバマ氏は今後の協力を確認したい意向とみられる。

またホワイトハウスは、ドニロン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)が11〜13日の日程で、サウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を歴訪することも発表した。



 
 
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アフリカ連合、リビア停戦行程表を反体制側に提示

2011/4/11 22:28

【ドバイ=加賀谷和樹】アフリカ連合(AU)代表団は11日、リビア東部ベンガジで、カダフィ政権側と衝突する反体制側に停戦へのロードマップ(行程表)を示した。政権側は行程表の受け入れを表明しているが、反体制側は政権軍の撤収と表現の自由確保が停戦の条件だと主張。行程表に同意するかどうかは不透明だ。

ベンガジに移動した代表団は反体制側を束ねる国民評議会の幹部と会った。行程表の詳細は不明だが、ロイター通信などによると(1)即時停戦(2)人道支援物資の搬入(3)リビア国内の外国人保護(4)政権側と反体制側の対話ーーなどを含む。

代表団は10日に首都トリポリで政権側の最高指導者カダフィ大佐らと会談。その後に代表団の一員だったズマ南アフリカ大統領が「カダフィ氏側は行程表を受け入れた」と明かした。AU当局者は11日、この会談でカダフィ氏の退陣を巡る「議論があった」と認めたが、詳しい説明は避けた。

国民評議会の報道官は11日のAU代表団との会談に先立ち、停戦に応じるには「国民が意見を自由に表明し、(政権側)全兵士が兵舎に帰ること」が必要だと語った。政権軍の撤収が優先という認識とみられる。

西から東に進撃する政権軍は11日も東部の要衝アジュダビヤで迎え撃つ反体制側と激しい攻防戦を繰り広げた。ベンガジでも反体制側の民兵が臨戦態勢に入っている。



 
 
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リビア停戦提案「検証が不可欠」 NATO事務総長

2011/4/11 23:50

【ブリュッセル=瀬能繁】リビア向けの軍事作戦を担う北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は11日の記者会見で、アフリカ連合(AU)によるリビアのカダフィ政権側と反体制側の停戦提案について「信頼できるとともに、検証できるものでなければならない」と述べた。AUなどの提案を慎重に見極め、安易な停戦をけん制したと受け取られている。



 
 
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カダフィ大佐、AU調停で停戦受け入れ 南ア大統領

2011.04.11 Mon posted at: 09:52 JST

リビア・トリポリ(CNN) 南アフリカのズマ大統領は10日、リビアのカダフィ大佐がアフリカ連合(AU)の代表団との協議で、内戦終結に向けた条件の受け入れに基本合意したと記者団に語った。

カダフィ大佐とAU代表団の協議は現地時間の同日夜にかけても続いた。合意の詳しい内容は公表されていないが、カダフィ大佐率いる政府軍と反体制派との間で2カ月近くにわたって続いた戦闘の即時停止が盛り込まれているとみられる。ズマ大統領は、飛行禁止区域設定を目的とする北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆の停止にも言及した。

トリポリに滞在していたAUの代表団は11日、反体制派が拠点とする東部の都市ベンガジを訪れ、反体制派の指導部と会談する。

カダフィ大佐はこれまでAUを積極的に支援し、多額の資金を提供してきた。リビアは15カ国からなるAU平和・安全保障理事会の理事国でもある。こうした経緯から反体制派の指導部は、AUの仲介による停戦がカダフィ大佐の追放をはじめとする反体制派の目標に沿ったものになるのかどうかについて、不信感を募らせている。

AUのリビア特別委員会は、モーリタニア、コンゴ民主共和国(旧ザイール)、マリ、ウガンダ、南アフリカが代表を務める。

カダフィ大佐はトリポリで開かれたAUとの協議の合間に珍しく海外メディアの前に姿を見せ、支持者に向けて手を振ったあと、車で走り去った。



 
 
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カダフィ政権、アフリカ連合の仲介案受け入れ

2011年4月11日10時56分

アフリカ連合(AU)の加盟国首脳らによる代表団が10日、リビアの首都トリポリを訪問し、最高指導者カダフィ大佐と会談した。AP通信などによると、カダフィ氏はAUが示した反体制派との即時停戦などの仲介案を受け入れたことを明らかにした。

ただ、カダフィ政権はこれまでも停戦を表明しながら実行しておらず、反体制派側がカダフィ政権に近いAUの仲介案を受け入れる可能性も低いとみられる。

カダフィ氏との会談後、AU代表団のズマ・南アフリカ大統領は「(カダフィ政権は)我々が示した仲介案を受け入れた」と語り、停戦実現のために北大西洋条約機構(NATO)に対してリビアへの空爆をやめるよう求めた。

アフリカ統一国家「アフリカ合衆国(USA)」構想を掲げるカダフィ氏とAUの関係は深く、会談後にAU代表団がカダフィ氏の拠点に招かれ、記念撮影に応じる様子がテレビに映し出された。

AU代表団はリビア東部ベンガジに移動し、11日に反体制派の代表にも仲介案を提示する予定。反体制派はすでに、カダフィ氏や家族が権力にとどまる仲介案は拒否する方針を示している。

政府軍は、反体制派の拠点ベンガジに近いアジュダビヤへの攻撃を強め、部隊の一部は街に進軍している。これに対し、ロイター通信によると、NATO軍は10日、アジュダビヤで政府軍の戦車11両を空爆。同国西部ミスラタでも戦車14両を破壊した。(ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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カダフィ氏、和平案受諾…停戦実現は不透明

【カイロ=田尾茂樹】リビア情勢を巡り、南アフリカのズマ大統領らアフリカ連合(AU)5か国の代表が10日、リビアの首都トリポリを訪問し、同国の最高指導者カダフィ氏と会談した。

ズマ大統領は会談後、リビア政権側と反体制派との政治決着による事態収拾に向けて、AUが示した和平案をカダフィ氏が受け入れたと明らかにした。

リビアからの報道によると、ズマ大統領らが「行程表」と呼ぶ和平案は、即時停戦や、人道支援物資をリビアに搬入する経路の確保、政権側と反体制派との対話など、今後の道筋を定めた内容だ。

また、ズマ大統領は報道陣の前で、「停戦を可能にするため」として、北大西洋条約機構(NATO)に対し、カダフィ派への空爆を即時停止するよう求めた。

AU代表団は11日に東部ベンガジを訪れ、反体制派の代表とも会談する予定。ただ、反体制派はカダフィ氏一族が退陣するまで交渉に応じないとしている。カダフィ氏も退陣を拒否する構えを崩しておらず、AUの調停により、停戦が実現するかどうかは不透明だ。

(2011年4月11日15時02分 読売新聞)



 
 
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NATO、リビア空爆の即時停止を拒否

【ブリュッセル=工藤武人】対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は11日、ブリュッセルで記者会見し、「作戦のテンポは、市民が攻撃の脅威にさらされているかどうかに左右される」と述べ、アフリカ連合(AU)代表団がNATOに求めている空爆の即時停止を拒否した。

事務総長は、最高指導者カダフィ氏側が「これまでに停戦を宣言しながら約束を守らなかった」と不信感をあらわにし、カダフィ氏に市民への攻撃を直ちに停止するよう求めた。

(2011年4月11日22時44分 読売新聞)



 
 
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リビア:移動写真新聞 車体覆う「真実」−−ベンガジの広場

リビア反体制派の拠点ベンガジの広場で、数百枚の写真で覆われた車が市民の関心を集めている。写真は車を所有する銀行員のイブラヒム・ブガギスさん(39)が撮影した最前線の戦闘の様子や、戦死した反体制派の兵士、負傷した市民などだ。

2月中旬に反体制派が蜂起し、政府軍と戦闘に突入。しかし、政府管理下にあった地元メディアは反体制派の動きを全く報じなかった。遺跡や風景の撮影が趣味だったブガギスさんは、「自分が伝えよう」と取材を開始。車を利用した「移動写真新聞」を考案し、市内や近郊を巡回している。

車で前線に向かい、撮影した新しい写真を追加する。何度も戦闘に巻き込まれ、車には弾痕が複数残る。ラジオも銃弾の直撃で壊れたままだが、自分の体は奇跡的にいまだに無傷だ。「神のご加護のおかげ」と笑顔で話す。

「ベストショットは?」と聞くと、車体後方の大きな写真を指さした。政府側の砲弾に直撃され、吹き飛んだ反体制派兵士の右手のアップだ。よく見ると、人さし指を立てている。祈りのポーズ。「死ぬ直前まで革命の勝利のため、祈り続けたんだよ」

写真に見入っていた元貿易商のハッサン・ボルニアさん(38)は「危険を冒しながら戦争の真実を伝え続ける彼の行為はメディアによるジハード(聖戦)だ」と称賛した。【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】

毎日新聞 2011年4月11日 東京朝刊



 
 
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リビア:政府軍、反体制派拠点に迫る アジュダビア市内に進攻

【カイロ和田浩明】リビア政府軍は9日から10日にかけ、反体制派が支配していた北東部の要衝アジュダビアの奪還を目指して攻撃を継続、西部ミスラタでも戦闘を続けるなど攻勢を強めた。

アジュダビアは反体制派の拠点ベンガジまで約160キロの地点。ロイター通信などによると、アジュダビア市内に政府軍が入り、反体制派を狙撃している模様だ。反体制派を支援する北大西洋条約機構(NATO)主軸の多国籍軍は10日も政府軍を空爆、アジュダビアやミスラタなどで戦車25台を破壊。首都トリポリで弾薬庫を爆撃した。反体制派は、NATOの新たな空爆で政府軍が退却したと主張している。

リビア上空には民間人攻撃を続ける政府軍をけん制するため飛行禁止空域が設定されているが、9日にはベンガジ近くで反体制派の戦闘機が飛行を試み、多国籍軍機が強制着陸させた。これとは別にリビア政府は「反体制派の戦闘ヘリを撃墜した」と主張し、飛行禁止を定めた国連安保理決議に反体制派が違反していると非難した。

国営テレビは同日、最高指導者カダフィ大佐が学校を訪問し、支持者に歓迎される様子を放映した。支配権維持を印象づけるためと見られる。一方、停戦仲介のため南アフリカのズマ大統領らアフリカ連合(AU)使節団が10日、トリポリ入り。事態収拾に向けた外交努力も行われている。

毎日新聞 2011年4月11日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ氏の退陣案も議題−−AU調停

【カイロ伊藤智永】ロイター通信によると、リビア入りして内戦の停戦交渉を調停しているアフリカ連合(AU)5カ国元首・外相団団長のズマ南アフリカ大統領は10日、首都トリポリで行われた政府側との協議後、カダフィ大佐が「敵対行為の即時停止」など停戦に向けたロードマップを受け入れたと述べた。AU高官によると、カダフィ氏の退陣案も議題になった。ズマ氏は「停戦実現の見込みはある」と語った。

毎日新聞 2011年4月11日 東京夕刊



 
 
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リビア:NATO空爆苦戦、EUが人道支援作戦 欧州主導色強化

【ブリュッセル福島良典】リビア情勢を巡り、政府軍への空爆作戦で苦戦する北大西洋条約機構(NATO)に対し、欧州連合(EU)が人道支援目的で介入する準備を急いでいる。負傷者救出や救援物資輸送のための艦船の派遣などが検討されている。

米軍は多国籍軍の指揮権をNATOに移譲して以降、後方支援役に退いており、EUの介入が始まれば、対リビア作戦で欧州主導色が一層強まる。

EUによる軍部隊の派遣は国連からの要請が前提条件だ。このため、EUのアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は8日、潘基文(バンキムン)国連事務総長にあてた書簡で「EUとして行動する用意」を表明し、暗に派遣要請を促した。

EUが介入を想定しているのは、政府軍による反体制派の包囲が続くリビア第3の都市ミスラタだ。政府軍による反体制派への攻撃激化を受け、多数の死傷者が出ているとされ、アシュトン氏の報道官は「人道状況を深く懸念している」と表明した。EU高官は「数日中に国際社会が動き出すだろう」と述べ、EUの人道支援作戦が近く発動されるとの見通しを示唆した。

作戦の詳細は国連の要請に応じて決められるが、EU筋によると、ミスラタ沖への艦船派遣による負傷者の救出・治療、医療品、食料、水などの救援物資の輸送などになる見通し。NATOの軍事行動に直接参加していないドイツのウェスターウェレ外相は7日、EUの作戦には参加する用意を示した。EUが作戦を始めるには、多国籍軍を率いるNATOとの連携が不可欠だ。NATOも独自に人道支援作戦の用意を整えており、「ダブりがないようにする」(EU高官)必要もある。

NATOの軍事介入では反体制派への誤爆や民間人の犠牲が相次いでいる。

毎日新聞 2011年4月11日 東京夕刊



 
 
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リビア反体制側、アフリカ連合の停戦案を拒否

2011/4/12 1:09

【ドバイ=加賀谷和樹】アフリカ連合(AU)代表団は11日、リビア東部ベンガジでカダフィ政権側と衝突する反体制側の国民評議会に停戦へのロードマップ(行程表)を示した。会談後に記者会見した評議会のアブドルジャリル議長はこの提案について「今となっては古くさい内容だ」と述べて受け入れを拒否、最高指導者カダフィ大佐が権力を掌握しているうちは停戦に応じない姿勢を改めて強調した。

同議長はAU代表団との協議後の記者会見で「政権軍の狙撃者があちらこちらの建物の上にいる現状で、リビア国民は祖国の将来を決められない」とも語り、停戦に応じるには政権軍の撤収と表現の自由の確保が必要だとの認識を示した。

行程表の詳細は不明だが、ロイター通信などによると(1)即時停戦(2)人道支援物資の搬入(3)リビア国内の外国人保護(4)政権側と反体制側の対話ーーなどを含んでいる。

代表団は10日に首都トリポリでカダフィ氏らと会談。その後で代表団の一員だったズマ南アフリカ大統領が「カダフィ氏側は行程表を受け入れた」と明かしていた。AU当局者は11日、会談でカダフィ氏退陣を巡る「議論があった」と認めたが、詳しい説明は避けた。

西から東に進撃する政権軍は11日も東部の要衝アジュダビヤで迎え撃つ反体制側と激しい攻防戦を繰り広げた。ベンガジでも反体制側の民兵が臨戦態勢に入っている。



 
 
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「カダフィ大佐の退陣必要」 イタリア外相

2011/4/12 10:44

【ドバイ=太田順尚】イタリアのフラティニ外相は11日、訪問先のロンドンで「リビアの未来のためにはカダフィ大佐が去る必要がある」と述べ、カダフィ大佐の退陣なしに停戦は難しいとの認識を示した。AP通信が伝えた。

同外相は「カダフィ大佐は恐ろしい犯罪に関与しており、停戦を尊重するとは思えない」と指摘。ベルルスコーニ伊首相は15日にイタリアでリビア反体制派トップのアブドルジャリル議長と会談し、対応を協議する予定だ。

一方、カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏は11日、仏メディアに対し「若い世代が指導層に加わるべき時だ」としながら、「指導者(のカダフィ大佐)が完全にいなくなるという議論はばかげている」と主張し、カダフィ大佐の退陣はあり得ないとの姿勢を示した。

反体制派は11日、アフリカ連合(AU)が示した停戦へのロードマップ(行程表)の受け入れを拒否し、カダフィ大佐の権力移譲なしに停戦には応じない姿勢を示した。



 
 
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リビア反体制派に停戦行程表の受諾要請 アフリカ連合

2011/4/12 19:00

【カイロ=花房良祐】反体制派が蜂起したリビアで仲介に乗り出したアフリカ連合(AU)は12日、反体制派を束ねる国民評議会に「リビアのために全面的に協力すべきだ」と述べ、停戦に向けて行程表を受諾するように求めた。AUが提示した行程表はカダフィ政権は受け入れたものの、最高指導者カダフィ大佐の退陣が盛り込まれていないとして国民評議会のアブドルジャリル議長は拒否を表明していた。

AUは同日声明を公表し、「国民評議会が停戦協議のための前提条件を求めたため、合意はできなかった」と述べ、カダフィ大佐の退陣で溝があることを認めた。また仲介努力を続けることも明らかにした。AUの代表団には南アフリカ、モーリタニア、マリ、コンゴ共和国、ウガンダの首脳・外相級らが参加している。



 
 
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リビア反体制派、停戦案拒否 アフリカ連合の仲裁困難に

2011年4月12日10時12分

内戦状態になっているリビアを訪問しているアフリカ連合(AU)首脳らによる代表団が11日、同国東部ベンガジで反体制派「国民評議会」幹部と会談した。AUはリビアの最高指導者カダフィ大佐が受け入れた停戦案を示したが、同評議会は拒否した。

同評議会のアブドルジャリル議長は会談後に会見し、「国民が一貫して求めているのは、カダフィ氏の追放と現体制の終結だ」と強調。カダフィ一族が権力を手放す内容が含まれない一切の案は受け入れられないとし、「AUの案は国民の気持ちを表していない」と批判した。

AUの停戦案は、(1)即時停戦(2)北大西洋条約機構(NATO)による空爆の停止(3)国民への人道支援(4)外国人保護などを条件とし、カダフィ政権が政治改革を進めること、を求めているとされる。反体制派にはカダフィ氏と関係が深いAUへの不信も強く、AUの仲介による解決は困難な状況となった。

これに対し、カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏は11日、カダフィ大佐の追放を求めることは「全くばかげたことだ」と一蹴。カダフィ氏自身も退く姿勢を全く示しておらず、両者の溝は埋まっていない。(ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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クリントン国務長官、17日訪日 米国務省が正式発表

2011年4月12日12時23分

米国務省は11日、クリントン国務長官が17日に日本を訪問する、と正式に発表した。クリントン氏は、東日本大震災をめぐる日米協力のあり方などについて、菅直人首相、松本剛明外相らと会談するとともに、被災者を慰問する予定だ。

クリントン氏は訪日に先立ち、13〜15日にベルリンを訪れ、北大西洋条約機構(NATO)の非公式外相会議に出席。リビア情勢などについて話し合う。16日には韓国に入り、李明博(イミョンバク)大統領と会談する。(ワシントン=伊藤宏)



 
 
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カダフィ氏退陣「交渉の余地ない」 米、停戦案認めず

2011年4月12日20時50分

米国務省のトナー副報道官代行は11日の記者会見で、リビアのカダフィ大佐の退陣について「交渉の余地のない要求だ」と述べ、現政権の存続を前提とした停戦案は容認しない意向を示した。

米政府と反体制派の窓口となっている国務省のスティーブンス特使は11日もリビア東部ベンガジで「国民評議会」との協議を継続。オバマ米政権は国民評議会をリビアの正式な代表として承認していないが、トナー氏は「(反体制派の)輪郭が現れつつある」とし、承認の可能性も示唆した。

一方、国民評議会の米国での代表を務めるアウジャリ前駐米リビア大使は11日、ワシントンでの講演で、米政府に同評議会の早期承認を要請。米政府が凍結している約340億ドルのカダフィ政権の資産を、反体制派に利用させる措置を取るよう求めた。(ワシントン=望月洋嗣)



 
 
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リビア反体制派、AU提案を拒否 戦闘で子ども犠牲に

2011.04.12 Tue posted at: 10:21 JST

リビア・トリポリ(CNN) リビアの反体制派は、アフリカ連合(AU)が同国の内戦終結に向け提案した「ロードマップ(行程表)」を拒否した。反体制派の指導部が11日に明らかにした。

AUの提案にはカダフィ大佐が基本合意しているが、反体制派の指導部は、いかなる計画であっても同大佐の追放が盛り込まれない限りは同意できないと表明。同提案はリビア国民に対する暴力の解決策も提示していないと指摘した。AUから別の提案があれば検討の余地は残すとした。

カダフィ政権とAUが11日に発表した共同声明によれば、基本合意には即時停戦、他国の部隊による平和維持協力の受け入れなどが盛り込まれた。しかしカダフィ大佐の退陣には言及せず、拘束力があるかどうかについても明記していない。

一方、国連児童基金(ユニセフ)は同日発表した声明で、リビア北西部のミスラタで子ども少なくとも20人が爆発や銃撃に巻き込まれて死亡したと伝えた。犠牲者の中には9カ月の乳児もいたという。

反体制派と政府軍の衝突は11日も続いた。目撃者によると、ミスラタでは砲撃によって幼児2人と75歳の男性、アルジェリア国籍の労働者を含む民間人少なくとも5人が死亡、20人以上が負傷した。



 
 
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リビア:反体制派、停戦案を拒否 AU使節団仲介

【カイロ和田浩明】南アフリカのズマ大統領が率いるアフリカ連合(AU)の使節団は11日、リビア北東部の都市ベンガジで、政府軍と戦闘を続けている反体制派の代表と停戦案を協議した。最高指導者カダフィ大佐は前日の協議でAU案を受け入れたとされるが、会見した反体制派指導者のアブドルジャリル氏は「カダフィは去るべきだ」と明言、同案の受け入れを実質的に拒否した。

毎日新聞 2011年4月12日 東京朝刊



 
 
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リビア反体制派、ドーハ会合で承認拡大狙う

2011/4/13 10:35

【ドバイ=加賀谷和樹】リビアの反体制側を束ねる国民評議会の報道官は12日、カタールの首都ドーハで13日に開かれるリビア関係国の「連絡調整グループ」の初会合に、評議会の代表が出席すると明かした。報道官は「この機に、評議会が国際的に認められた正統な(リビアの)代表になる流れができればよい」と語り、評議会を承認する国の増加を期待した。

AFP通信が伝えた。反体制側と武力衝突するカダフィ政権側の代表は、今回のドーハ会合には参加しないとみられる。

一方、カダフィ政権を離脱したクーサ前外相が12日に滞在先の英国からカタールに向かった。英外務省が発表した。クーサ氏はドーハ会合そのものには参加しない。会合が始まる前にカタール政府などの関係者と会談、リビア情勢について協議する。その後、クーサ氏は英国に戻る見込みだ。

クーサ氏はドーハで国民評議会の幹部とも会う可能性がある。だが、評議会の報道担当者は12日、クーサ氏について「国民評議会とは何の関係もない」と突き放した。



 
 
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サウジ、原油を減産か 減産幅は日量50万バレル前後

2011/4/13 10:36

【ドバイ=加賀谷和樹】石油輸出国機構(OPEC)最大の原油生産国であるサウジアラビアが、現在の生産量を、3月よりも日量50万バレル前後少ない同850万〜860万バレルに減らしたことがわかった。12日のロイター通信がサウジの企業関係者の話として伝えた。世界の原油需要の伸び悩みが減産の主因だという。

サウジがいつ減産に踏み切ったのかは明らかでない。3月には日量900万〜920万バレルの原油を生産していたとみられている。有力産油国のリビアがカダフィ政権側と反体制側にわかれて内戦状態に陥り、原油を大幅に減産したため、サウジが増産で補っていた。

サウジのヌアイミ石油鉱物資源相は先週、国営サウジ通信を通じ、石油市場の需給は均衡しており、商業在庫も十分な量があるとの認識を示していた。石油市場には、最大で日量1250万バレル前後とされるサウジの原油生産能力が実態よりも大きいとの観測が根強い。



 
 
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英外相、リビア反体制派支援の基金設立提案

2011/4/13 22:49

【ドーハ=太田順尚】対リビア多国籍軍に加わる米欧やアラブ諸国が参加する「連絡調整グループ」は13日、カタールの首都ドーハで初の外相級会合を開いた。共同議長を務めたヘイグ英外相は会合で、リビアの反体制側が公共サービスを提供するための基金設立を提案した。反体制側への武器供与で米欧の足並みがそろわなかったため代替案を示した格好だ。

ヘイグ外相は基金について「一時的な金融メカニズム」と述べたが、詳細には触れなかった。国連の潘基文事務総長は「リビアでは360万人に人道支援が必要になるかもしれない」と述べた。

会合前にイタリア政府高官は同国が「(反体制側を攻撃する)カダフィ政権側の凍結資産を原資に基金の設立を支持する」と表明しており、ヘイグ外相の提案はこれに沿ったものとみられる。凍結資産の利用についてドイツのウェスターウェレ外相は記者団に「合法でなければいけない」と指摘した。

基金設立について、反体制側の代表として会合に出席する国民評議会の反応は不明。だが、評議会の外交責任者エサウィ氏は13日「武器(取得)は重要でない」と記者団に述べ、米欧に武器供与を迫ってきたこれまでの姿勢を修正した。武器取得が困難とみて、基金設立を優先する方針に転換した可能性がある。



 
 
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リビア関係20カ国グループが初会合 反体制派、武器要求

2011/4/13 22:53

【ドーハ=太田順尚】リビア情勢に関わる欧米やアラブ諸国など約20カ国でつくる「連絡調整グループ」の初会合が13日、カタールの首都ドーハで開かれた。リビア反体制派を束ねる国民評議会の代表も出席し、同評議会を正式なリビア代表として承認することや、国際社会による武器供与などを求めたとみられる。

英国のヘイグ外相やフランスのジュペ外相、バーンズ米国務次官(政治担当)らが出席した。

これに先駆けて国民評議会幹部は12日「(リビアの正統政府として)国際社会からの実際の承認を目指したい」と発言、仏やイタリア、カタールなど以外からも承認を得たい考えを表明。さらに同評議会の報道官は、反体制派が劣勢に立たされていることを背景に「必要な武器のリストを提出した」とも述べ、海外から武器供与を求める考えを示した。

英仏外相は12日「北大西洋条約機構(NATO)の攻撃は不十分」と指摘。政権側への攻撃を強化するよう求めており、議題に上った可能性がある。反体制派が押さえるものの政権側の猛攻を受け、孤立しているリビア西部のミスラタへの人道支援についても話し合ったとみられる。



 
 
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ドイツ、リビア外交官5人追放

2011/4/13 23:30

【ベルリン=共同】ドイツ外務省は13日、リビアの駐ドイツ大使を同省に呼び、ドイツ駐在のリビア外交官5人について、7日以内に国外退去させるよう命じた。

ドイツのメディア報道によると、5人はドイツ国内でリビア反体制派の支持者らに対し、非合法のスパイ活動などをしていた。



 
 
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リビア空爆強化をNATOに要求 英仏外相

2011年4月13日0時8分

北大西洋条約機構(NATO)加盟国から12日、リビア空爆のさらなる強化を求める声が上がり始めた。NATOは先週末から空爆を強化したが、戦況は足踏み状態にある。13日にはカタールで、14日からはドイツで関係諸国の会議が相次いで開かれ、攻撃のあり方が議論になりそうだ。

ロイター通信によると、フランスのジュペ外相は12日、ラジオ番組で「NATOの軍事行動は不十分だ」と発言し、現在の戦況に不満を示した。英国のヘイグ外相も同日、欧州連合(EU)外相会合のために訪れたルクセンブルクで、NATOの攻撃をさらに強化するよう求めた。

これに対し、NATOのユム准将は12日の会見で「成果は十分、上がっている」と反論した。

NATOは激戦地の西部ミスラタなどに先週末から集中的な空爆を続けており、カダフィ軍は「混乱の兆候を示している」(ブシャール司令官)という。

NATOは「空爆のテンポを上げている」と強調しているが、カダフィ政権軍の抵抗は根強く、戦況が大きく改善する状態には至っていない。(ブリュッセル=野島淳)



 
 
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「このままでは皆殺し」 リビア激戦地からの避難民語る

2011年4月13日13時52分

リビアの反体制派とカダフィ政府軍との間で激戦が続く同国西部ミスラタの避難民ら約400人を乗せた船が東部トブルクに着き、朝日新聞の取材に応じた。避難民らは、市内は危機的な状況となっていると口をそろえた。

ミスラタは2月下旬に反体制派が市街地を掌握したが、政府軍は陸路を封鎖、包囲を続けながら激しい攻撃を続けている。多国籍軍の戦闘機が政府軍の拠点を空爆する一方、監視飛行を続けているため、ミスラタ港の出入りは可能になっている。船はカタールなどが手配、10日にミスラタを出港、11日にトブルクに到着した。

避難民らによると、政府軍は市内のあちこちに狙撃手を配置、戦車砲やロケット砲などによる砲撃を加えている。政府軍の多くは外国人傭兵(ようへい)で、モーリタニア人やウクライナ人、セルビア人らの存在が確認されたという。

貴金属販売店員マフムード・ムハンマドさん(43)は、中心部の目抜き通りにあった自宅周辺で戦闘が激しくなったため、1カ月以上、ミスラタ港の岸壁周辺で過ごした。「カダフィ軍の兵士は外国人ばかりだから、市民を殺すことなんて何とも思っていない。狙撃が恐ろしくて外出できない。私の知人を含め、多くの市民や外国人労働者が拉致されて行方不明になっている」と話す。

市内の製鉄所と港の岸壁にエジプト人ら外国人労働者を中心に多くの避難者が集まり「避難所」となっている。製鉄所内ではエジプト人ら1万人を超える外国人労働者らが避難生活をおくっているが、テントなどが足りず、ほとんどの人々は路上で寝ているという。

リビア人の住民の多くは、比較的安全とされる市内東部の親族宅などに避難しているが、水道や電気が止まり、食糧も不足しているという。

エジプト人のムハンマド・ハミドさん(64)は「ミスラタに対して早急に食糧や医薬品を支援し、空爆も強化しないと、このままでは皆殺しにされる」と話した。(トブルク=貫洞欣寛)



 
 
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リビア:EUが追加制裁

【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU)は12日、ルクセンブルクで開いた外相会議で、カダフィ政権への圧力を強めるため、同国の石油・ガス会社に対し追加制裁を発動することを決めた。

カダフィ政権とつながりがあるとみられるエネルギー企業など26社が新たに制裁対象に加えられ、「事実上の石油・ガス禁輸の発動」(ウェスターウェレ独外相)に相当。カダフィ政権の資金源を断つのが狙い。EUはカダフィ政権高官らの渡航禁止や資産凍結などの制裁を発動している。

毎日新聞 2011年4月13日 東京夕刊



 
 
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リビア:政府軍攻勢続く ロケット砲、市民に連日死者

【カイロ伊藤智永】リビア政府軍は12日も、首都トリポリの東200キロにある第3の都市ミスラタで、反体制派住民に対し激しい攻撃を続けた。AP通信などが伝えた住民の話によると、連日100発以上のロケット砲が撃ち込まれ、11日は6人が死亡。ロイター通信によると、12日も3歳の女児を含む12人が死亡した。食料や医薬品も不足してきている。

こうした情勢に、フランスのジュペ外相は12日、ラジオ番組で「北大西洋条約機構(NATO)は市民を守るのが任務なのに、軍事行動が不十分だ」と批判。政府軍の兵器をたたくよう主張し、欧州連合(EU)にも、人道支援作戦を強化するよう要請した。負傷者救出や救援物資輸送のため艦船などの派遣を求めたものだ。英国のヘイグ外相も、EU外相会議で訪れたルクセンブルクで、記者団に「NATOは市民防衛の努力を強めなければならない。英国が空軍機を増強したのは、政府軍の地上兵器を攻撃できるようにするためだ」と述べた。

政府軍は、反体制派の拠点がある北東部の要衝アジュダビアへも攻勢を緩めていない。反体制派によると12日、市東部と市内の幹線道路で、市内に進攻しようとする政府軍との戦闘があり、いずれも退けたという。

また、ロイター通信によると、同市の西40キロの反体制派が守る地点に、11、12日とも政府軍のロケット砲が数発着弾し、少なくとも3人が死亡。NATO主軸の多国籍軍も11、12両日、トリポリ南部キクラの警察部隊、同国中部ジュフラの軍施設などを空爆。リビア国営テレビは、キクラで警官や市民多数が死傷したと伝えた。

10、11日にリビア入りした南アフリカのズマ大統領らアフリカ連合(AU)の停戦仲介が失敗。政府軍は、ズマ氏が「カダフィ大佐は即時停戦案を受け入れた」と発表した数時間後の11日未明、ミスラタにロケット砲数発を撃ち込んだ。カダフィ氏が国外へ去らない限り停戦協議にも入れないことがはっきりし、双方とも戦闘を本格化させる構えだ。

一方、英国政府高官によると、カダフィ大佐の元側近で3月末、英国に逃亡したリビアのクーサ前外相は12日、ドーハへ向かった。カタール政府やリビア関係者と接触するためという。

毎日新聞 2011年4月13日 東京夕刊



 
 
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リビア連絡調整グループ、基金設立で合意 反体制側を支援

2011/4/14 1:37

【ドーハ=太田順尚】対リビア多国籍軍に加わる米欧やアラブ諸国が中心の「連絡調整グループ」は13日、カタールの首都ドーハで初会合を外相級で開いた。採択した声明によると、人道支援として「臨時の金融メカニズム」の設立で合意した。詳細は不明だが、戦闘で破壊されたインフラ復旧など公共サービスを提供するための基金とみられる。

米欧は反体制側への武器供与で足並みがそろわず、資金支援という代替案をまとめた格好だ。

会合前にイタリア政府高官が同国は「カダフィ政権側の凍結資産を原資とした基金の設立を支持する」と明かした。金融メカニズムもこの内容に沿っているとみられる。

凍結資産の利用についてウェスターウェレ独外相は記者団に「合法でないといけない」と指摘。潘基文国連事務総長は「リビアでは360万人に人道支援が必要になるかもしれない」と述べた。

反体制側の代表として会合に出席した国民評議会はかねて、自陣内の民生支援に15億ドルが必要だと主張。評議会の外交責任者エサウィ氏は13日、記者団に「武装することは重要でない」と語った。武器取得が困難とみて、基金設立優先に方針転換した可能性がある。

声明は国民評議会を「正統な対話相手」と位置付け、反体制側への肩入れを明確にした。次回の会合はイタリアで開く。



 
 
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英仏首脳、カダフィへの圧力強化で一致 リビア情勢で会談

2011/4/14 9:39

【パリ=古谷茂久】フランスのサルコジ大統領と英キャメロン首相は13日、パリの大統領府(エリゼ宮)でリビア情勢について協議し、カダフィ政権に対し軍事的圧力を強めることで一致した。14日からベルリンで開かれる北大西洋条約機構(NATO)外相理事会を前に、カダフィ政権に対する英仏の強硬姿勢を改めて示した。

両首脳はリビア問題で英仏が連携を強化することで合意。仏大統領府関係者は会談後、AFP通信に対し「リビア国民を守る目的で両国が毅然とした態度を示すことが重要。あらゆる措置をとることになるだろう」と強調した。

英仏は14日からのNATO外相理事会で加盟国に対し、カダフィ政権軍への攻撃拡大と、そのための兵力拠出を求める見通し。両国は米国とともに空爆の主力となっているが、他国が及び腰でリビア軍事作戦が十分な効果を上げていないとして不満を募らせている。



 
 
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カタール、リビア反体制派を支援 原油100万バレルを販売

2011/4/14 10:11

【ドーハ=太田順尚】カタール政府は13日までに、リビア反体制派が掌握する同国東部産の原油を引き受け、100万バレルを欧州などに販売したと声明を出した。同国は反体制派の本拠ベンガジにガソリンや軽油などの燃料を供給するなど、支援姿勢を鮮明にしている。

国営カタール石油販売会社を通じ、東部トブルク港から原油を2回、ベンガジ港に石油製品を4回輸送した。ロイター通信は原油取引筋の情報として、オランダの国際商品取引大手トラフィギュラと欧州の石油商社ヴィトールも取引に関与したとみられると伝えた。

反体制派を束ねる国民評議会の報道官は13日、リビア関係国会合が開かれたカタールの首都ドーハで「我々の資金は底を尽きかけている。食料と燃料が不足し、原油輸出以外の資金源は何もない」と窮状を強調。原油輸出を継続するために、カタール以外の国からも協力がほしいと訴えた。



 
 
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米、指揮権移管後もリビアを3回空爆

2011/4/14 10:15

【ワシントン=大石格】米国防総省のラパン副報道官は13日、米軍がリビアへの戦闘機出撃を継続中であることを明らかにした。北大西洋条約機構(NATO)に軍事指揮権を移管後は側面支援に回るとしていたが、飛行禁止区域を維持するにはカダフィ政権の軍事施設への攻撃を続けざるを得ず、空爆を3回実施したという。

ラパン氏は「カダフィ政権の対空能力をそぐためであり、攻撃であるとは位置付けていない」と釈明。F16戦闘機などが97回出撃したが、うち94回は空爆に至らず、最後の空爆は7日だったと強調した。同省のモレル報道官も「側面支援との説明と矛盾しない」と語った。

NATOは指揮権を移管された4日、米軍は燃料補給などに回り空爆はしないと説明していた。

米軍関係者によると、フランス軍などの作戦遂行能力では飛行禁止区域を維持できないという。ジュペ仏外相は空爆強化を主張している。国防総省が出撃継続をこの時期に明らかにしたのは米軍の本格的な再介入への布石とみる向きもあり、イスラム諸国が反発する可能性がある。



 
 
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国連、リビアPKOの検討開始

2011/4/14 12:11

【ニューヨーク=共同】国連報道官は13日、反体制派と政府軍が攻防を続けるリビアで、停戦が合意された場合の国連平和維持活動(PKO)部隊派遣や復興策について、国連内部で検討を始めたことを明らかにした。

潘基文事務総長が同日、リビア情勢をめぐりカタールで開かれた連絡調整グループの外相級会合で語った内容として紹介した。

潘氏は、戦闘開始からこれまでに約49万人がリビア国外に脱出し、国内避難民は約33万人に上ると指摘、最悪の場合、360万人に人道支援が必要になるとした。しかし、国連の緊急支援要請額3億1千万ドル(約260億円)のうち39%しか集まっていないとして国際社会に協力を求めた。



 
 
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NATO外相会合、リビア軍事作戦を協議 空爆強化巡り溝

2011/4/14 23:49

【ベルリン=菅野幹雄】米欧28カ国が加わる軍事同盟、北大西洋条約機構(NATO)は14日、ベルリンで非公式外相会合を開き、リビア情勢を協議した。カダフィ政権による市民への攻撃を止めるため「任務の範囲内で必要なすべての能力を柔軟に投じる」方針を確認した。フランスと英国が主張するリビア空爆の拡大を巡っては意見対立が解消できなかった模様だ。

会合は15日までの予定で、リビア情勢は14日午後に話し合った。ラスムセン事務局長が発表した共同声明は、政権の軍がすべての拠点から撤退し、市民への攻撃に対する懸念が消えるまで、集中的な軍事作戦を続ける姿勢を明記した。

NATOは3月末、多国籍軍からリビア攻撃の指揮権を完全に受け継いだが、内戦状態にあるリビアの混乱は収拾のメドが立たない。事態を憂慮するサルコジ仏大統領とキャメロン英首相が13日に会談、攻撃態勢の強化を働きかける方針を確認した。

ラスムセン事務局長は戦闘機の追加投入が必要との考えを示したが、英仏以外の加盟国は及び腰だ。対リビアの軍事作戦は国連安全保障理事会の決議を受け、武器禁輸の監視、飛行禁止区域の設定、リビア市民保護のための空爆という3方面で進んでおり、力ずくで政権を押さえ込むのは望ましくないとの判断がある。

13日にドーハで開いた米欧とアラブ諸国の「連絡調整グループ」の会合でも溝は埋まっていなかった。NATOの協議を経ても足並みの乱れが残れば、軍事作戦の行方をさらに不透明にする可能性がある。



 
 
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リビア情勢の国際会合、反体制派への資金支援で合意

2011.04.14 Thu posted at: 10:30 JST

ドーハ(CNN) アラブ・アフリカ諸国や国連、北大西洋条約機構(NATO)などの代表がリビア情勢を協議する「連絡調整グループ」の初会合が13日、カタールの首都ドーハで開かれた。リビア反体制派の代表らも出席した。人道的支援を強化するとともに、反体制派の資金支援を目的とした一時的基金を創設することで合意した。

ドイツのベスターベレ外相が報道陣に語ったところによると、会合では、凍結されているリビアの資産を基金に使用する可能性について話し合われたという。

反体制派の代表組織「国民評議会」のゴーガ副議長は同日夜、1000億ドルを超える資金の凍結が解除され、反体制派に提供されることで合意したと述べたが、解除を行う国や時期については語らなかった。ゴーガ氏はまた、反体制派がNATOに対し、空爆と民間人保護を強化するよう要請したとしている。

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は会合で、紛争により最終的に最大360万人の支援が必要になるとしたうえで、支援を提供するための資金拠出が遅れていると指摘した。潘氏によると、国連が緊急資金として求めた3億1000万ドルのうち、現時点で集まっているのは39%に過ぎないという。

リビアでは、西部ミスラタなど各地でカダフィ大佐の政府軍と反体制派の攻防が続いており、民間人の犠牲者も増大している。NATO主導の空爆も行われているが、カダフィ大佐が退陣する気配はない。こうしたなか、先月ロンドンで行われた会議で連絡調整グループが設立された。



 
 
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カダフィ氏退陣要求で一致 関係国・機関の外相級初会合

2011年4月14日0時31分

リビア情勢について協議する欧米諸国やアラブ諸国、関係国際機関による「連絡調整グループ」の外相級初会合が13日、カタールの首都ドーハで開かれた。各国は最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めることで一致するとともに、反体制派の代表組織「国民評議会」に対する資金支援メカニズムを設けることで合意した。

会合には米英仏など欧米、アラブ諸国、北大西洋条約機構(NATO)や国連のほか、国民評議会の代表者も出席。会合後、カタールのハマド首相が「カダフィ政権は正当性を失った。カダフィ大佐は退陣すべきだ」などとする共同声明を発表した。

3月末に英国に亡命したクーサ前リビア外相も12日にドーハ入りした。会合には出席しなかったものの、関係国の代表と接触したとみられる。

連絡調整グループは3月末にロンドンで開かれたリビア問題に関する外相級国際会議で設置が決まった枠組みで、リビアの政権移行やその後の復興支援などについて話し合うほか、反体制派との窓口にもなる。次回会合は5月にイタリアで開かれる。

対リビア軍事介入に関しては、NATOが14日からベルリンで開く外相会議で、連絡調整グループでの議論も踏まえて協議する。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
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リビア:英仏首脳が会談 米に参加要求へ

【パリ福原直樹】フランスのサルコジ大統領と英国のキャメロン首相は13日、パリで会談した。仏英が主導してきたリビア攻撃について、米国など他のNATO加盟国に、より積極的な参加を求めていく方向で一致した模様だ。フランスは、他の欧米諸国が攻撃に消極的で、リビア政府軍への攻撃が奏功していないと批判していた。

会談で両首脳は、作戦を主導するNATOに攻撃強化策を求めることで一致。仏政府幹部によると、両首脳は攻撃の最終目的が「カダフィ退陣」であることも再確認した。

NATO内では、リビア攻撃に積極的な仏英と、慎重派のスペイン、イタリア、ドイツなどの間で意見が対立している。

仏政府幹部は毎日新聞に「英仏に比べ、他のNATO加盟国が攻撃負担を分担していない」と批判。仏のロンゲ国防相も仏紙の取材に、米国の積極的参加を求めていた。

毎日新聞 2011年4月14日 東京夕刊



 
 
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リビア:略奪、砲撃、通りに転がる遺体 息潜める避難民−−ベンガジ

【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】リビア反体制派の拠点ベンガジ近郊の旅行者用アパートで、政府軍の攻撃を逃れてきた180家族約950人の避難民が暮らしている。

「自宅近くに砲弾が落ちて隣人3人が即死し、辺りに腕や足が散乱した」。ベンガジ中心部から南に約5キロ。海に面したアパートに仮住まいしている元会社員のハマドさん(45)は今月初め、ベンガジの南約160キロにある交通の要衝アジュダビアから妻と8人の子供を連れて避難した。アジュダビアは反体制派の支配下にあったが先月下旬、政府軍の一部が市内に入り、狙撃や略奪を繰り返した。

子供たちは家にこもり、連日の激しい砲撃におびえ続けた。電気と水道が止まり、食料や薬品も無くなった。脱出を決意し、海沿いの道路を車で北上。通りにはたくさんの遺体が放置されていた。

今のアパートに落ち着き、ようやく子供たちに笑顔が戻った。しかし、三男のムハンマド君(3)だけは砲撃を怖がり、夜泣きが止まらない。

今も親戚の若者8人がアジュダビアに残り、反体制派の兵士として戦っている。「昨晩から今日にかけての戦闘でも18人の民兵が死んだよ」

取材の最中、突然、「シュー」と空気を切り裂くような甲高い音が響いた。ロケット弾の発射音だという。子供たちの表情がこわばり、母親たちがあわてて家に連れ込んだ。音がした海岸に向かうと、反体制派の車両が見えた。別の方角からは「パン、パン」と銃を撃つ音が聞こえる。

ハマドさんの家に戻ると、ムハンマド君が「トゥフ、トゥフ」とつぶやいていた。何かの口まねのようだ。「機関銃の音だ。アジュダビアで毎日聞いていたから」。ハマドさんが悲しそうに話した。

毎日新聞 2011年4月14日 東京夕刊



 
 
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リビア:カタールで関係国会合 反体制派に資金援助へ 軍事は足並み乱れ

【テヘラン鵜塚健】混迷が続くリビア情勢への対応を協議する「コンタクトグループ(関係国会合)」の初会合が13日、中東カタールの首都ドーハで開かれ、北大西洋条約機構(NATO)加盟国やアラブ諸国の外相級とリビア反体制派の代表が参加した。反体制派を支援する基金設立で合意したが、カダフィ政権への軍事作戦強化や反体制派への武器支援では一致できず、関係国間の足並みの乱れも露呈した。

会合で国連の潘基文(バンキムン)事務総長は「リビアは人道的危機にあり、360万人に支援が必要だ」と述べ、市民の保護が最優先だと強調した。政府軍の攻勢が強まる中、反体制派側は深刻な資金不足と物資の欠乏に陥っていることから、参加国は反体制派を財政面で支援するための基金を設立することで合意。各国が資金拠出するほか、国連安保理決議で凍結された最高指導者カダフィ大佐らの海外資産を利用することも検討されている。

一方、ロイター通信によると、会合では反体制派の代表が「NATOは最低限のことしかしていない」と批判し、軍事作戦の一層の強化を求めた。しかし「市民を守るためNATOは全力で役割を果たすべきだ」(ジュペ仏外相)などの強硬論がある一方で、「国連安保理決議の目的は市民の保護。武器供与や軍事攻撃の強化は必要ない」(ファンアケレ・ベルギー外相)との慎重論も強く、今後の軍事作戦の方向性では一致できなかった。

会合後に発表された声明は「正統性を失ったカダフィ政権は去るべきだ」と改めて退陣を要求した。2回目の会合は5月上旬にイタリアで開かれる予定。

毎日新聞 2011年4月14日 東京夕刊



 
 
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カダフィ大佐の手を振る姿を放映 リビア国営テレビ

2011/4/15 9:29

【ドバイ=太田順尚】リビア国営テレビは14日、最高指導者カダフィ大佐が首都トリポリ市内で政権支持者らの声援に応える映像を放映した。カダフィ大佐は市内を走る車から、歓声を上げる支持者に手を振った。北大西洋条約機構(NATO)は同日、ベルリンで開いた非公式外相会合でリビアの軍事作戦の継続を確認し、同日もトリポリを空爆した。カダフィ大佐は自らの健在ぶりを誇示し、政権側の士気を高める狙いとみられる。



 
 
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米、リビアへの米軍本格再介入を否定

2011/4/15 9:40

【ワシントン=大石格】米ホワイトハウスのカーニー報道官は14日の記者会見で、リビアへの米軍の本格的な再介入は考えていないことを明言した。空爆の目的を「カダフィ政権の転覆のためではない」と説明。フランスは空爆強化を主張しているが、米軍の活動は飛行禁止区域の維持の範囲内にとどめると語った。

ホワイトハウスは15日付の仏紙フィガロなどに寄稿したオバマ大統領とキャメロン英首相、サルコジ仏大統領の共同メッセージも公表。空爆は「リビア国民を守るため」と指摘。幹部の離脱などによるカダフィ政権の自壊に期待することで米英仏が「結束している」と強調した。

米国防総省は13日、北大西洋条約機構(NATO)への軍事指揮権移管後も米軍がリビアを空爆したと発表。仏政府の要望を入れ、米軍が戦闘の主力に復帰するとの臆測が出ていた。



 
 
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米・英・仏の首脳、共同意見書でカダフィ退陣を要求

2011.04.15 Fri posted at: 11:18 JST

(CNN) 米・英・仏の首脳がリビアのカダフィ大佐の退陣を強く求める共同意見書をまとめ、米ホワイトハウスがその内容を報道陣に公開した。

オバマ米大統領、キャメロン英首相、サルコジ仏大統領が共同寄稿した「リビア和平への道」と題する意見書は、15日に国際英字紙インターナショナル・ヘラルド・トリビューン、仏紙フィガロ、英紙タイムズに掲載される予定。

この中で3首脳は、「自国民を大虐殺しようとした者が将来の政府で役割を担うなど考えられないことだ」と主張。「(自国民の同意を失ったカダフィ大佐を)権力の座にとどまらせるような取引はさらなる混乱と無法状態をもたらす」「それが何を意味するかを我々は苦い経験から理解している。欧州も当地域も世界も、過激派の新たな隠れ場所を許すことはできない」と論じる。

さらに、「しかしながら、カダフィが権力にある限りNATO(北大西洋条約機構)は作戦を継続して市民を保護し、政権に圧力をかけ続けなければならない」「その後で、独裁政治から、新世代リーダーらによる包括的な憲法実施プロセスへの真の移行を始めることができる。この移行を成功させるためにカダフィは永久に去らねばならない」と訴える。

また、カダフィ政権崩壊後の国家再建に国連と加盟諸国が手を貸すべきだとしたうえで、新たな指導者の選出はリビア国民自身に委ねられるとした。



 
 
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リビア:市民、募るいらだち 医薬品不足・計画停電、生活を直撃−−ベンガジ

【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】長引くリビアの紛争が市民生活に大きな影響を与え始めている。反体制派の拠点都市ベンガジでは一部の食品が値上がりし、海外からの医薬品が不足。電力不足で先週からは1日3時間の計画停電も始まった。紛争終結の見通しの立たない中、市民にいら立ちも広がっている。

ベンガジ中心部の銀行前には毎日、100人を超す行列ができる。預貯金を管理するホスト・コンピューターがある首都トリポリの本社との連絡が途絶え、すべて手作業で行っているためだ。停電の影響で、行内に入るまで1時間以上待つこともある。1度の引き出し額の上限が750リビア・ディナール(約4万7000円)に抑えられていることも混乱に拍車をかける。

停電で薄暗い老舗スーパーを訪ねると、大量の牛乳が運び込まれていた。オーナーの弟モアイエド・メフラクスさん(40)が「やっと着いた」とホッとした表情を見せた。入荷が遅れていたという。小麦粉や肉、野菜などを除く8割以上の食品や日用品は輸入に頼るが、輸送船が中継地でストップし、食用油の価格は2倍、砂糖も値上がりが続く。

「一番深刻なのは医薬品の不足」。買い物を終えた教師のファトマ・スレイマンさん(59)が訴えた。心臓に持病があり専用の薬が欠かせないが、品切れ状態。近くの薬局で聞くと、チュニジアからトリポリ経由で輸入していた薬品の供給が止まっているという。携帯電話は頻繁に不通になる。しかも、同国東部でしか通じず、国際電話はかけられない。インターネットは接続できない状態が続いている。

子供たちへの影響も懸念されている。2月のデモ発生以降、すべての学校は閉鎖されたまま。銀行で出会った小学校校長のムフタ・ムハンマドさん(54)は「早く再開したいが、これまでのカリキュラムの多くがカダフィ(大佐)を礼賛する内容。すべて修正するには数週間はかかる」と語った。

毎日新聞 2011年4月15日 東京朝刊



 
 
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NATO:対リビア、軍事圧力維持で合意 空爆巡り溝残る

【ベルリン小谷守彦、ブリュッセル福島良典】リビア攻撃の多国籍軍を指揮する北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)は14日、ベルリンで外相会議を開き、反体制派弾圧を続けるリビアの最高指導者カダフィ大佐への軍事圧力を維持することで合意した。だが、NATOへの指揮権移譲に伴い後方支援に回った米軍の「穴」をどう埋めるかを巡り、多国籍軍の足並みは乱れたままだ。カダフィ大佐の退陣要求を旗印にNATOの結束を演出した形だ。

NATOのラスムセン事務総長は記者会見で、(1)市民攻撃の停止(2)リビア政府軍の撤退(3)人道支援活動の実施−−の3条件が満たされるまで「圧力を行使する」と強調、市民保護のため「NATOは必要なあらゆる戦力を使い、柔軟に作戦を遂行する」と述べた。

だが、戦況のこう着状態が続く中、空爆を主導する仏英と、深入りを避けたい米国や欧州他国とで多国籍軍の「隊列」に乱れが出ている。仏英は空爆を強化して反体制派の進軍を助け、カダフィ大佐を追い込みたい考えだ。一方、他国は国内世論に配慮し、空爆参加に二の足を踏んでいる。

対リビア軍事行動は、武器禁輸の海上封鎖▽飛行禁止空域の維持▽空爆−−の3種類で、どの作戦に参加するかの判断は各国に任されている。スペイン、オランダ、スウェーデンなどは飛行禁止空域の監視には就いているが、空爆には参加していない。イタリアも、国会による空爆参加承認を待っている状態だ。

現在、空爆に参加しているのはフランス、英国、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、カナダの6カ国。米軍が数十機の航空機を空爆任務から引き揚げたため、「空爆の半数以上を実施している」(外交筋)仏英の負担が重くなっている。

NATOのスタブリディス欧州連合軍最高司令官は外相会議で高性能戦闘機、対地攻撃機の増派を参戦国に求めた。だが、空爆作戦の限界も露呈している。リビア政府軍は「戦車をモスク(イスラム礼拝堂)や学校の近くに止めている」(NATO報道官)とされ、民間人被害を回避したい多国籍軍は空爆に苦慮している。反体制派や仏英の要請を受け、NATOは戦車への攻撃を強化しているが、政府軍はトラックを多用する「ヒットエンドラン」戦術を取っており、いたちごっこが続いている。

リビアでの人道危機が深刻化する中、参戦国の間では「空爆だけで問題を解決することはできない」(ビルト・スウェーデン外相)として、カダフィ大佐の退陣に向けた政治解決の道筋を早期につけるべきだとの意見が多い。

だが、人道支援目的での地上部隊の派遣や、反体制派への武器供与を巡っては欧米諸国の意見が割れており、「出口戦略」のめどは立っていない。

毎日新聞 2011年4月15日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ大佐、健在アピール NATO側を挑発か

黒いサングラスに緑の帽子をかぶってガッツポーズ。リビア国営テレビは14日、最高指導者カダフィ大佐が四輪駆動車の屋根から上半身を出し、拳を空に何度も突き上げながらトリポリ市内を走り回る映像を放送した。

この日は北大西洋条約機構(NATO)が主軸の多国籍軍がトリポリを空爆したが、国営テレビは「空爆の最中に撮影された」と報道。カダフィ氏の健在ぶりを示す一方、空爆を巡って足並みが乱れるNATO側を挑発したとみられる。

一方、反体制派の報道官は14日、西部ミスラタの港が政府軍の攻撃で破壊されたと述べた。反体制派への物資補給への影響が懸念されている。反体制派側は「NATOがもっと軍事介入しなければ大虐殺がここ(ミスラタ)で起きる」と主張している。【隅俊之】

毎日新聞 2011年4月15日 東京夕刊



 
 
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リビア:戦闘激化 不慣れな市民が「試射」 流れ弾に倒れる子供たち

◇9歳少女、半身マヒ

【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】政府と反体制派との内戦状態が続くリビアで、誤射や流れ弾に当たって死傷する子供が相次いでいる。国際社会の介入を背景にした戦闘の激化に伴い、全国各地に武器が氾濫しており、被害は拡大する恐れがある。

反体制派の拠点ベンガジの公立病院。小学3年のサラちゃん(9)がベッドで静かに寝息を立てていた。「家の前に銃弾が飛んでくるとは想像もできなかった」と母ハナンさん(35)は言った。

「サラが倒れた」。4月11日昼過ぎ、長女シスマさん(12)が家に駆け込んで来た。外に出ると、サラちゃんが後頭部から血を流して倒れていた。自宅のあるアゴリア村はベンガジ中心部から東へ約40キロ。戦闘の前線からは遠く、反体制派兵士か市民が試射するなどした流れ弾の可能性が高いという。

ベンガジや周辺部では2月中旬の反体制派の蜂起以降、政府軍の武器庫から略奪したり、国外から流入したとみられる銃器があふれている。兵士だけでなく、一般市民も護身用に所持しており、小銃を試射する「パン、パン」という乾いた音が頻繁に聞こえる。

ハナンさんは「銃声はいつも聞こえていたが、遠くなので安心していた」と言った。サラちゃんは一命を取り留めたが、脳内に長さ約1・5センチの銃弾が残り、左半身が完全にマヒしてしまった。

意識を取り戻したサラちゃんが、「早くおうちに帰りたい。学校に行きたい」とつぶやいた。銃弾が残る頭が時折激しく痛むという。「頭が痛い」とぐずるサラちゃんをあやしながら、ハナンさんが「一日も早く戦争が終わってほしい」と怒りを込めて訴えた。

反体制派や市民の多くが銃の扱いに不慣れのまま、「訓練」を目的に市中のあちこちで試射が行われ、流れ弾が市民生活の脅威になっている。暴発事故も続発しており、11日には内部を掃除していた自動小銃が暴発し、男性が左肩に重傷を負った。

病院関係者は「戦闘による負傷者との区別が難しい場合も多く、件数は不明だが、試射や誤射によるとみられる被害が増え続けている」と警告した。

毎日新聞 2011年4月15日 東京夕刊



 
 
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「リビア軍がクラスター弾使用」 国際人権団体が非難

2011/4/16 20:48

【ニューヨーク=共同】国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW、本部ニューヨーク)は15日、リビア政府軍が、反体制派が拠点とする西部ミスラタの住宅地でクラスター(集束)弾を使用したと指摘、強く非難した。

クラスター弾は、1発の親爆弾が空中から多数の子爆弾を広範囲にまき散らす兵器。子どもが不発弾をおもちゃと間違えて被害に遭うなど民間人の死傷が相次ぎ、全面禁止条約が昨年8月に発効したが、リビアは米国や中国、ロシアなどと同様、加盟していない。

リビアからの報道によると、リビア政府の報道官は15日、クラスター弾使用について「絶対にあり得ない」と否定した。

HRWによると、ミスラタのシャワハダ地区の上空で14日夜、少なくとも3発のクラスター弾がさく裂するのが目撃された。米紙ニューヨーク・タイムズの記者から入手した子爆弾の薬きょうなどを調べたところ、スペイン製のMAT120と分かった。

HRW武器担当のスティーブ・グース氏は「危険な不発弾が広範囲にまき散らされるため、攻撃の瞬間だけでなく、その後も民間人に大きな脅威となる」と指摘した。

タイムズ紙は、フランスや英国が主張するリビア政府軍への空爆強化や、米国の空爆復帰論が後押しされる可能性があると指摘した。



 
 
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カダフィ政権軍、市街地でクラスター爆弾使用 人権団体指摘

2011.04.16 Sat posted at: 09:18 JST

トリポリ(CNN) リビアのカダフィ大佐率いる政府軍が西部の都市ミスラタの市街地でクラスター爆弾を使用したと国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW)が15日に発表した。しかし、カダフィ政権側はクラスター爆弾の使用を否定している。

HRWの声明によると、14日夜にミスラタの市街地で3発のクラスター爆弾が爆発した。現場は反体制派と政府軍の戦線から約1キロの地点で、付近には病院もあったという。ただ、安全上の理由から現場検証は行えず、市民が負傷したか否かは確認できていないという。

ニューヨーク・タイムズ紙の記者が発見したクラスター爆弾の子弾をHRWが分析したところ、この爆弾はスペイン製の120ミリ迫撃砲弾「MAT−120」であることが分かった。この砲弾は空中で爆発し、21個の子弾が拡散する仕組みになっている。子弾は物に接触すると爆発して溶融金属が飛び散り、この溶融金属が人々を殺傷するほか、装甲車両の車体をも貫通する。

この高い危険性から、2010年8月にクラスター爆弾禁止条約(CCM)が締結され、多くの国々がクラスター爆弾の使用を禁止している。

HRWのディレクター、スティーブ・グース氏は、住宅地でクラスター爆弾を使用するなど言語道断であると政府軍を強く非難した上で、「(政府軍は)クラスター爆弾の使用を直ちに中止し、爆弾の残骸で市民が負傷しないよう最善を尽くすべきだ」と指摘した。

一方、リビア政府の報道官は「リビアの国民に対してクラスター爆弾を使用することなどありえない」とし「世界が注目する中で、そんなことをできるはずがない」と反論している。



 
 
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リビア:米英仏首脳の書簡、国連決議の範囲「踏み越え」指摘−−仏国防相

【パリ福原直樹】米英仏首脳がリビアの最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めた共同書簡について、ロンゲ仏国防相は15日、書簡はリビア攻撃を決めた国連決議の範囲を「踏み越えた」ものだと指摘した。

同決議が「カダフィ退陣」に言及していないためで、国防相は今後、国連が退陣を求める決議を行う可能性があるとする一方、「カダフィがいればリビアに未来はない」と強調した。

毎日新聞 2011年4月16日 東京朝刊



 
 
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リビア:「カダフィ退陣まで継続」 軍事作戦、米英仏首脳が書簡

【ロンドン笠原敏彦】オバマ米大統領とキャメロン英首相、サルコジ仏大統領の3首脳は15日、リビアへの軍事介入について共同書簡を発表し、最高指導者カダフィ大佐が退陣するまで作戦を継続する方針を明示した。「カダフィ退陣」を抜きにした和平の可能性を排除するとともに、軍事介入の進め方をめぐり不協和音が出ている北大西洋条約機構(NATO)の引き締めを図ったものだ。

共同書簡は英タイムズ紙など米英仏の主要紙に発表された。3首脳はその中で「自国民の虐殺を試みた者が将来の政府で役割を果たすことなどありえない」と訴えた上で、「カダフィが権力にとどまる限り、NATOとパートナー諸国は軍事作戦を継続しなければならない。そうすることで市民は守られ、政権への圧力が強まる」と主張した。

共同書簡は、3首脳がカダフィ退陣による体制転換を軍事介入の着地点としていることを鮮明にした。しかし、軍事介入の根拠となる国連安保理決議は「リビア市民の保護」をうたっているだけで、NATO内にも体制転換は作戦の目的ではないとの異論が強い。

毎日新聞 2011年4月16日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ大佐の退陣まで、作戦継続に賛意−−NATO事務総長

【ベルリン小谷守彦】北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は15日、「(最高指導者の)カダフィ大佐が権力にとどまったままでリビア国民に対する脅威がなくなることは想像できない」とし、カダフィ大佐退陣まで軍事作戦を継続すべきだと求めた英米仏の首脳共同書簡に事実上の賛意を示した。

ベルリンで15日まで2日間開催されたNATO外相会議終了後の記者会見で述べた。「カダフィ退陣」を軍事作戦の目的とするかどうかではNATO内での不一致が表面化していたが、方向性を示した形だ。

NATO外相会議は前日の14日、作戦の3目標の一つとして「市民に対する攻撃の脅威の停止」を挙げた。ラスムセン事務総長は、この目標を達するためにカダフィ大佐の権力放棄が必要だとした。

毎日新聞 2011年4月16日 東京夕刊



 
 
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リビア:政府軍、クラスター弾使用 国際人権団体「市民に重大な危険」

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW、本部・ニューヨーク)は15日、リビア政府軍が西部ミスラタでクラスター爆弾を使用したと発表した。死傷者については不明。クラスター爆弾は搭載する子爆弾が広範囲に飛散し、不発弾による民間人被害が絶えない。HRWは「市民が重大な危険にさらされている」と警告している。HRWによると、ミスラタのシャワハダ地区で14日夜、少なくとも3発のクラスター爆弾が爆発したのが確認された。現場は政府軍と反政府軍の激戦地から1キロほどの住宅街。

爆弾は自爆装置付きのスペイン製MAT120とみられる。HRW兵器担当のスティーブ・グース氏は「政府は直ちにクラスターの使用を止めるべきだ」と訴えた。

クラスター爆弾を巡っては昨年8月に使用、製造、保有を禁じる禁止条約が発効し、日本など56カ国が批准している。スペインも批准し備蓄分は処分しているが、リビアは米中露などと同様に加盟していない。クラスター爆弾は今年2月、タイとカンボジアの軍事衝突でも使用が指摘されている。

ロイター通信によると、リビア政府側は同爆弾の使用を否定している。【岩佐淳士】

毎日新聞 2011年4月16日 東京夕刊



 
 
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リビア政府軍、クラスター爆弾使用か 国際人権団体指摘

2011年4月17日1時22分

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(HRW、本部・ニューヨーク)は15日、リビア政府軍が西部ミスラタの住宅地で非人道性が指摘されているクラスター爆弾を使ったと指摘した。少なくとも14日夜に3発が目撃されたとしている。

HRWによると、爆弾の薬莢(やっきょう)を調べたところ、21発の子爆弾が飛び散るスペイン製のクラスター爆弾と判明したという。目撃情報によれば、ミスラタの病院から300メートルのところに着弾。死傷者が出たかは確認できていない。HRWは「リビアはクラスター爆弾の使用を直ちにやめるべきだ」と主張している。

クラスター爆弾は、不発のまま残った子爆弾が一般市民に被害をもたらしてきたため、昨年8月に使用や製造を禁じる条約が発効したが、リビアは米ロ中などとともに加盟していない。(ニューヨーク=田中光)



 
 
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報酬69万円・敵はアルカイダと言われ…リビア政府兵

2011年4月17日7時56分

内戦状態に陥っているリビアで、反体制派の捕虜となったカダフィ政府軍の兵士に会った。反体制派の民兵は「カダフィ追放」のために戦っているが、政府軍兵士の大義は何だったのか。兵士たちが語ったのは、「(国際テロ組織)アルカイダや外国人部隊との戦い」、そして報酬だった。

反体制派が拠点とするリビア東部ベンガジの郊外。高さ約3メートルの壁に囲まれ、看板のない施設がある。門そばの鉄格子の窓からは、自動小銃を構えた男が外を警戒している。2月に民衆デモが始まる前は、少年院だった。ここに今、数百人のカダフィ政府軍の捕虜が収容されている。

ここに3日間通い、ようやく面会許可が出た。取材に応じるかは、本人次第と告げられた。しばらくすると、同国西部ベンワリド出身だというリビア人男性(21)が現れた。

「前線部隊の支援が任務でした」。髪はボサボサで戦闘服姿のまま。最初の表情は硬かったが、およそ10分後、男性は話し始めた。

3月上旬、最高指導者カダフィ大佐の出身地シルトの部隊に投入され、石油の輸出都市ブレガまで進軍した。荒野で武器などを監視していたら、反体制派に攻め込まれ後方へ撤退した部隊から取り残された。羊飼いの小屋で一夜を明かし、前線から逃れようと道路を歩いていたところ、反体制派に捕らえられたという。

前線に来る前は、大学生だった。「国の東部にアルカイダがいる」。政府は国を守るためだと言って、学校や街中で若者をかき集めていたという。もともと地方都市は政府の締め付けが強いうえ、インターネットは制限され、国営テレビはカダフィ体制を賛美するばかり。敵は外国人部隊だという政府の言葉を信じ、部隊に加わった。

さらに、「任務が終わったら十分な報酬を与える、とも言われた」。13人の兄弟がいる男性にとって、大きな動機だった。

前線では、政府軍兵士が捕らえた反体制派民兵を殺し、砂漠に埋めるのも見た。部隊にはチャド人やアルジェリア人の外国人傭兵(ようへい)も大勢いて、彼らの報酬は1日3千ドル(約25万円)ともうわさされていた。

チャド国籍の捕虜(21)にも面会許可が出た。この男性も指揮官に「敵は外国人部隊」と言われ、前線に送り込まれたという。両親もチャド人だというこの男性は、職業兵士だった。チャド国境に近い、リビア南部セブハの部隊に2006年入隊し、リビアの身分証を手に入れたという。

反体制派幹部によると、カダフィ政権は以前から周辺のアフリカ諸国より豊かなリビアの身分証を与えるとの条件で、外国籍の若者を部隊に集めていたという。この男性もそうした兵士だったとみられる。

前線投入の命令は絶対だったが、「戦いが終わったら、1万リビア・ディナール(約69万円)の報酬と乗用車が支給され、結婚相手も紹介すると上官に言われた」。厳しく統制された部隊の中では、リビアで民主化を求めるデモが起き、内戦状態になっているとは知らなかった。男性はいう。「捕まって失望した。まさか、敵がリビア人だったとは」

2人の捕虜は、いずれも同じ事を打ち明けた。「捕虜になってしまい、家族がカダフィ政権に危害を加えられないか心配だ」と。(ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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サウジ石油相「原油は供給過剰」 リビア肩代わり分、減産認める

2011/4/18 10:10

【ドバイ=太田順尚】サウジアラビアのヌアイミ石油鉱物資源相は17日、訪問先のクウェートで原油の需給状況について「市場は(供給量と価格の)バランスが取れていない」と述べ、供給過剰になっているという認識を示した。同時に、内戦状態に陥ったリビア産原油の減産分を補う形でサウジが増産してきた生産分の一部を、3月に減産したことを認めた。

3月のサウジの原油生産量については2月より日量83万3000バレル少ない同829万2000バレルだったとし、4月の生産量は「3月より若干多い」と述べた。サウジ国営石油会社サウジアラムコが、リビア産原油に性質を近づけて混合した代替原油を200万バレル販売したことも明らかにした。

アラブ首長国連邦(UAE)のハミリ・エネルギー相も17日「原油供給量は十分で、原油価格は市場(需給の)実態を反映していない」と指摘し、石油輸出国機構(OPEC)の増産は必要がないとの見方を示した。



 
 
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内戦続くリビア、反体制派がNATO軍を批判

2011.04.18 Mon posted at: 09:46 JST

(CNN) 内戦状態にあるリビアは17日も東部の要衝アジュダビヤや西部のミスラタで、カダフィ大佐率いる政府軍と反体制派の戦闘が続いた。反体制派は、北大西洋条約機構(NATO)軍の行動に対しても批判を強めている。

反体制派によると、政府軍は同日、40〜50キロ離れた距離からアジュダビヤを爆撃した。「現地の気象条件は問題にならなかった」という。一方、NATO軍は気象条件を理由に空爆を中止したとの未確認情報があると指摘、「NATOが任務を実行せずに済むよう、あらゆる口実を用いているのではないかと感じることがある」とした。

CNNは同日の作戦についてNATOに取材を申し入れたが返答はなかった。NATO広報は、遂行中の作戦についてはコメントできず、いかなる情報についても肯定も否定もしないと述べた。16日には142回出撃し、このうち42回で攻撃を行ったとしている。

一方、ミスラタの17日の戦闘では6人が死亡、47人が負傷した。反体制派は同地でのNATO軍の行動についても「われわれにはまだNATOの支援が必要だ。しかし彼らが何をしているのか理解できない」と批判した。

反体制派によれば、政府軍は工場に追い詰められ、そこから市内の住宅地を爆撃していたが、NATO軍はこの工場が民間施設であることを理由に爆撃を拒んだという。最終的には反体制派が政府軍を追い出し、政府軍は工場を放棄して火を放ったとしている。



 
 
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「中東リスク誇張されすぎ」、産油国・消費国が担当相会合

2011/4/19 10:24

中東を含むアジア約20カ国の閣僚級による「産油国・消費国会合」が18日、クウェートで開かれ、「中東の地政学的リスクが誇張されすぎている」などとする議長総括をとりまとめた。総括は「現在の原油価格が続けば世界の景気回復を妨げる恐れがある」と指摘し、原油供給の不安払拭に努めた。

クウェートのアハマド石油相は会合で、原油価格の高騰は「金融緩和やドル安、リビア混乱による同国産原油の供給減、他の産油国への混乱拡大懸念などにより引き起こされた」と分析。だが、「在庫や生産能力、精製能力はいずれも十分な余力があり、1バレル=147ドルを付けた2008年と状況はまったく異なる」と強調した。

石油輸出国機構(OPEC)のバドリ事務局長も、在庫は十分であるにもかかわらず、供給不安から価格が高止まりしていることを「憂慮している」と表明。現在の原油価格は「15〜20ドルのリスクプレミアムが上乗せされている」と述べ、実際の需給とは別に、混乱が続く中東の地政学リスクが深刻視されすぎているとの認識を示した。

会合には、産油国からサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)、消費国から中国、インド、日本などが出席した。(ドバイ=太田順尚)



 
 
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カダフィ政権、国連人道支援に同意

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連のアモス事務次長(人道問題担当)らは17日、リビアの首都トリポリでカダフィ政権のマハムーディ首相らと会談し、国連がトリポリを拠点に人道支援を始めることで合意した。

潘基文(パンギムン)国連事務総長が18日、明らかにした。カダフィ氏側は、人道支援に対する一定の協力姿勢を示すことで、国際社会の圧力をかわす狙いとみられる。

政権側と反体制派の武力衝突が続く西部の要衝ミスラタなどでは食料や医薬品が不足している。国連によると、リビア全体で人口の55%にあたる約360万人が今後、人道支援が必要になる可能性がある。

(2011年4月19日17時00分 読売新聞)



 
 
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NATO、カダフィ派最精鋭部隊本部を空爆

【ブリュッセル=工藤武人】対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)のファンウム准将は19日、NATO軍が最高指導者カダフィ氏の七男ハミス氏が率いるトリポリ南郊の最精鋭部隊「第32旅団」本部を空爆したと発表した。

「市民に対する攻撃を指揮していた」ためとしている。

NATO軍はリビア第3の都市ミスラタ周辺でカダフィ派部隊の戦車などを空爆する一方、17日夜以降、通信施設などカダフィ派部隊の指揮統制能力の破壊にも力を入れている。

(2011年4月19日23時08分 読売新聞)



 
 
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リビア:空爆1カ月 展望なきリビア 反カダフィ派「手詰まり」NATO軍に失望

◇市民犠牲絶えず

国連安全保障理事会決議に基づくリビア空爆が始まって19日で1カ月。「民間人保護」が大義名分だが、政府軍の攻撃で死傷する市民は今も後を絶たない。最高指導者カダフィ大佐の排除を目指す反体制派は、軍事力で決め手に欠ける手詰まり状態で、国づくりや諸外国の承認も進んでいない。国土の分断と内戦の固定化への懸念が深まる中、リビアはどこに向かうのか。経過を振り返り、展望をさぐった。【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎、カイロ和田浩明】

「なぜカダフィ軍への攻撃を強化しないんだ」。反体制派の拠点都市ベンガジ。裁判所前広場で男たちが北大西洋条約機構(NATO)を口々に批判した。政府軍の攻撃が続く北西部ミスラタでは一般人の死傷者が増え続け、「勝利と自由をもたらしてくれる」とのNATO軍空爆への期待は失望に変わっている。

会社員のファウジ・ディオウムさん(47)は「カダフィを倒す力があるのに倒さないのはなぜか。戦争を長引かせ、焦土になった後に油田をコントロールするつもりだ」と訴えた。

地元テレビはミスラタでの政府軍によるクラスター爆弾の使用や被害の様子を連日詳細に報道、NATO批判をあおるかのようだ。

運転手のイスマイルさん(45)は「ミスラタでの犠牲は女性や子供など一般市民で、虐殺だ。どれだけ犠牲を払わなくてはいけないんだ」と声を荒らげた。

NATO主導の多国籍軍は3月27日に空爆指揮権を得た後、31日から攻撃のための飛行を1146回実施。16日も首都トリポリや北中部シルト、北西部ジンタンで政府軍の弾薬庫や対空ミサイル施設などを破壊した。しかし、政府軍はミスラタでクラスター爆弾を使用して住民を死傷させ、18日も攻撃を継続。ベンガジの南160キロのアジュダビアにも猛攻を仕掛けている。現状は「手詰まり」(オバマ米大統領)だ。

NATO軍の空爆部隊の主力は英仏で、カナダなどを含めても6カ国。誤爆の確率を下げる精密誘導爆弾の不足が表面化している。英仏両国は「NATOは関与拡大を」(ジュペ仏外相)と残る参加国への不満を公言。反体制派も装備や訓練の不足に悩む。

◇国づくりも難航

カダフィ政権との内戦状態が続く中、反体制派は国づくりにも取り組んでいる。今年2月27日、司法相を辞任して反体制側についたムスタファ・アブドルジャリル氏を議長に国民評議会(議会)を設立。3月23日には、在米経験が長くカダフィ政権の経済開放政策づくりに関与していたマフムード・ジブリル氏を首班とする暫定内閣も組織した。

評議会に勤務するアマル・タルフニさん(32)によると、評議会に助言する専門家から成る諮問委員会が、複数政党制や立憲民主制を基本とする憲法草案作りに取り組んでいる。カダフィ政権崩壊後には民主的選挙を実施し、トリポリを首都とした新政権に移行する構想だ。

ただ、評議会はカダフィ政権が掌握する都市にも地域代表を持つが、定員31人のうち活動に参加できているのは11〜12人。外務、経済財政など7大臣の中には海外を拠点にする者もおり「正式な閣議は一度も行われていない」(タルフニさん)。

暫定政府の中核になりうる専門家や官僚はトリポリ駐在者が多く、適材適所の人材確保が最大の課題となっている。対外的にはフランス、カタール、イタリア、モルディブから、リビアの正統な代表としての承認を確保。スペインも承認の方向と報じられているが、国連加盟国のほとんどは様子見の状況だ。

毎日新聞 2011年4月19日 東京朝刊



 
 
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リビア:声、世界に ベンガジの若者、新聞作り 「自由への武器」

【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】リビア反体制派の拠点都市ベンガジで、反体制運動を支える新聞を若者たちが発行している。避難民の救援活動に取り組む若者たちもおり、カダフィ政権下ではみられなかった市民社会の連帯が生まれている。

「1面はこっちの写真がいいよ」「見出しはこう変えよう」

市内の住宅地にある英会話学校の教室で学生たちの議論が続く。先月誕生した週刊紙「自由の蜂起」編集室。スタッフは、記者やデザイナーなど計20人で経験者はゼロ。毎号3000部印刷し、市内で配布している。

2月中旬のデモ開始後、英会話学校の責任者が反体制運動支援のためのNGO(非政府組織)を設立。約90人のボランティアで新聞発行や避難民支援の活動を行っている。

同紙の編集方針は「リビアの声を世界に」。記事はアラビア語と英語で併記し、海外への情報発信のためのホームページも準備中だ。

これまでに前線で政府軍に射殺された活動家や空爆被害者を取材したルポなどを掲載した。「カダフィ政権下では表現の自由は皆無。新聞は、僕たちが自由を勝ち取るための武器なんだ」と編集長のオサマ・ビン・カイアルさん(25)。市内では他にも三つの新聞が創刊された。

編集室の隣では女性たちが反体制派のシンボルである三色旗をデザインしたリストバンドやバッジを作製中。売り上げを避難民支援に充てる計画だ。

1週間前に参加したロジェンさん(23)は大学で法律を学び、「裁判官になりたい」と語る。カダフィ政権下では同氏の著書「緑の書」の記述が法律よりも優先された。「すべての人が法の下で平等な社会を実現したい」と話す。

NGO代表で英語教師のアミナ・メゲルビさん(56)によると、2月以降にベンガジ市内で生まれたNGOは約200団体。ネットワーク作りを進め、より効率的な支援を目指すという。「このつながりが新しい社会作りの基盤になる」とアミナさんは語った。

毎日新聞 2011年4月19日 東京夕刊



 
 
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英、リビアへ軍事顧問団派遣 反体制派を支援

2011/4/20 10:25

【ロンドン=上杉素直】ヘイグ英外相は19日、リビアの最高指導者カダフィ大佐との戦闘を続ける反体制派の国民評議会を支援するため、英国からリビアへ軍事顧問団を派遣すると発表した。軍事顧問団は反体制派の軍事行動に直接は関与せず、組織内の連絡や救護体制の確立などを助言していくという。

声明で、軍事顧問の派遣は「完全に(リビア市民への攻撃阻止などを定めた)国連決議の範囲内にある」と強調。先月のリビア空爆開始の根拠になった国連決議を逸脱しない行動だと説明した。



 
 
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リビア反体制派議長、仏大統領と20日会談

2011/4/20 10:29

【パリ=古谷茂久】フランス大統領府は19日、リビアの反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長が20日にパリを訪れ、サルコジ大統領と会談すると発表した。カダフィ大佐側との戦闘を続ける国民評議会側は、仏に武器供与を求めるとみられる。大統領は3月10日に他国に先駆けて国民評議会を承認した。



 
 
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英仏伊、リビアに軍事顧問団 反体制派の作戦支援へ

2011/4/20 23:14

【パリ=古谷茂久】フランスとイタリアは20日、リビアの反体制派組織「国民評議会」を支援するため軍事顧問団を派遣すると発表した。英国も19日に軍事顧問団をリビアに送ることを決めている。軍事介入する欧州各国が反体制派と作戦面でも連携し、カダフィ大佐らに対する軍事的圧力を強める狙い。戦闘の拡大も予想され、リビア情勢は新たな段階を迎える。

仏のバロワン政府報道官は記者会見で、仏による軍事顧問団は「少人数」とし、派遣目的については「リビア市民を保護するため」などと語った。仏AFP通信によると、イタリアのラルッサ国防相は10人規模の将校から成る軍事顧問団を派遣することを表明した。

各国とも軍事顧問団の具体的な活動内容は明らかにしていないが、反体制派部隊の組織編成や技術面での助言、後方支援などにあたるものとみられる。北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ大佐側に対する空爆を続けており、軍事顧問団の派遣後は反体制派部隊との間で作戦上での連携強化が進む可能性もある。

軍事顧問団は大国が海外に地上軍など実戦部隊を投入する際の露払いとして派遣されるケースが多い。NATO軍による空爆はこれまで十分な効果を上げていないうえに、リビアの反体制派によるカダフィ大佐側への攻撃も決め手を欠き、戦闘は膠着が続いている。

英仏伊とも現時点ではリビアへの地上部隊の派兵は否定しているが、内戦が長期化した場合、新たな決断を迫られることもありえる。3月に採択された国連安保理決議は「外国軍によるリビアのいかなる地域の占領を排除」しており、地上軍投入の障害になるとの見方もある。国民評議会は当初は欧米の地上部隊派遣を拒否していたが、戦況の悪化に伴い、受け入れを容認する姿勢も見せ始めている。

一方、国民評議会のアブドルジャリル議長は20日、パリを訪問しサルコジ大統領とリビア問題について会談。サルコジ大統領は評議会への協力強化を約束した。



 
 
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仏大統領、カダフィ政権側への攻撃強化約束 反体制派に

2011年4月20日23時4分

サルコジ仏大統領は20日、リビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長をパリに招き、カダフィ政権側に対する攻撃強化を約束した。AFP通信などが伝えた。またフランス、英国、イタリアの3カ国は反体制派に助言する軍事顧問団のリビア派遣を20日までに決めた。

リビア空爆は北大西洋条約機構(NATO)軍が指揮し、英仏がその主軸を担っているが、戦況は膠着(こうちゃく)状態にある。NATO幹部は朝日新聞の取材に「フランスの貢献は重要で、歓迎する」と述べ、空爆が強化される可能性を示唆した。

英仏伊3カ国がそれぞれ派遣する顧問団は、反体制派との連絡調整のほか組織構築や後方支援が目的だという。各国とも派遣する人数はそれぞれ10人程度にとどまり、地上部隊の投入は否定している。(ブリュッセル=野島淳)



 
 
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リビアで外国人記者7人不明 政府軍が拘束、暴行も

2011年4月20日23時32分

内戦状態のリビアで、カダフィ政府軍が外国人ジャーナリストらの拘束などを続けている。2月以降、少なくとも二十数人が拘束され、うち7人は今も所在が不明のまま。外国人に協力したリビア人記者への弾圧も起きている。また、2人の外国人記者が戦闘に巻き込まれて死亡した。

行方がわからなくなっているのは、カタールの衛星放送アルジャジーラの記者や米英をはじめとする欧米国籍の記者ら。反体制派「国民評議会」によると、不明になっているのは反体制派拠点のベンガジから西方の前線に向かった記者らが大半とみられるという。

政府軍に拘束された記者の一部はトリポリで解放されており、拘束後首都に連れていかれているとみられる。今も不明の7人は、旅券などが国営テレビに映し出され、政権側が拘束を続けている可能性が高いという。解放された米紙記者は、拘束中に暴行を受けたと証言した。

4月に入り、戦闘は膠着(こうちゃく)状態にあるが、記者が行方不明になる事件は続いている。5日には米とスペイン、南アフリカの4人が東部ブレガの前線で行方不明になった。

トリポリでは少なくとも6人のリビア人記者が行方不明になっている。カダフィ政権は外国メディアに協力した記者の取り締まりを強めているとされる。

死亡したのは、アルジャジーラのカメラマンら。3月12日にベンガジ郊外で政府軍兵士に車を襲撃された。ニュージーランド人記者はアジュダビヤ近くの前線で、ロケット弾が近くに着弾し、犠牲になった。(ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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英国、リビア反体制派に軍事顧問団派遣

【ロンドン=大内佐紀】ヘイグ英外相は19日、リビアの反体制組織「国民評議会」を支援するため、同評議会が拠点を置く東部ベンガジに英軍将校らを軍事顧問団として派遣、常駐させると発表した。

最高指導者カダフィ氏支持派と反体制派の戦闘は膠着状態に陥っているが、反体制派をてこ入れすることでカダフィ氏派を弱体化させる狙いがあるとみられる。

ヘイグ外相はBBC放送で、英軍顧問団は兵たんや通信面で反体制派を支援するものの、「戦闘には関与しない」と強調。顧問団の派遣は、対リビア武力行使を容認した国連安全保障理事会決議1973と矛盾しないとの認識を示した。

(2011年4月20日10時40分 読売新聞)



 
 
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見る世界:悲しい船旅

リビア反体制派の拠点都市ベンガジに18日夜、西部ミスラタからの避難民を満載した船が相次いで到着した。ミスラタでは政府軍の攻撃で計約1000人が死亡、NGO(非政府組織)などによる救出活動が続いている。約900人の避難民を乗せたフェリーからは負傷者が次々と運び出され、最寄りの病院へ。銃弾がほおを貫通した少年もいた。

漁船で到着した避難民は、76人のうち半数が子供たち。約40時間の船旅に疲れた様子のファタヘ君(16)は「町はめちゃくちゃに壊され、安全な場所はどこにもない」と泣きながら話し、父親のザカリさん(48)は「このままでは皆殺しにされる」と訴えた。【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】

毎日新聞 2011年4月20日 東京夕刊



 
 
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リビア:NATO、政府軍中枢を空爆 指揮系統の破壊図る−−トリポリ近郊

【ブリュッセル福島良典】北大西洋条約機構(NATO)は19日、リビアの首都トリポリ近郊にあるカダフィ政権の精鋭部隊司令部など政府軍の中枢に対する空爆を実施したと明らかにした。NATO主軸の多国籍軍はこれまで、反体制派攻撃を続ける前線の戦車などを中心に空爆してきたが、戦況のこう着状態を打開するため、政府軍の指揮命令系統の中枢の破壊に乗り出したとみられる。

NATOによると、多国籍軍は18日夜、リビアの最高指導者カダフィ大佐の精鋭部隊「第32旅団」司令部や政府軍の通信施設などを空爆で破壊。第32旅団はカダフィ大佐に忠誠を誓う部隊で、NATOは「市民攻撃の軍事行動を主導、指揮してきた」としている。

多国籍軍によるリビアでの空爆は1カ月が過ぎたが、政府軍の攻勢を食い止められていない。NATOは政府軍戦力の「3分の1以上」(ラスムセン事務総長)を破壊したとしているが、NATO軍事委員会のディパオラ議長は19日、「カダフィ(大佐)の攻撃能力の無力化は成功していない」と認めた。

リビア政府軍は北西部ミスラタなどで戦車を住宅地に隠す「人間の盾」戦術を取っているとされ、NATOは民間人が巻き込まれる恐れがある場合、空爆を控えている。NATOのファンユーム准将は19日の会見で「現任務下、市民を空軍力で守るには限界がある」とし、空爆作戦には制約があるとの見解を示した。

国連安保理決議は攻撃目的での地上部隊の派遣を禁じており、欧米諸国は、政府軍に比べて装備や訓練が不足している反体制派の戦力を強化する方法を模索している。

一方、リビアのカイム副外相はトリポリでの記者会見で「リビア領内に(人道支援目的でも)軍人が派遣されれば戦闘が起きる。リビア政府は派遣を軍事任務とみなす」と警告した。

毎日新聞 2011年4月20日 東京夕刊



 
 
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リビア:反体制派支援国会合へ 原油販売など協議−−伊外相表明

【カイロ和田浩明】リビア反体制派の指導者アブドルジャリル国民評議会議長は19日、訪問先のローマでイタリアのフラティニ外相と会談し、反体制派への支援策を協議した。外相は会談後の記者会見で、5月2日にローマで反体制派の支援国会合を開催し、リビア産原油の販売や最高指導者カダフィ大佐の凍結資産の活用を協議すると明らかにした。伊ANSA通信などが報じた。

フラティニ外相は、武器供与を求める反体制派に対し、暗視装置やレーダー、通信妨害装置などの提供を検討中と発言。他国に対し反体制派をリビア国民の代表として承認するよう要請した。また、反体制派情報として、2月中旬以来、リビア政府軍の攻撃による死者は1万人、負傷者は5万5000人に達したと述べた。

アブドルジャリル氏は反体制派をリビアの正統代表と認めた諸国を歴訪中で、18日にはカタールでハマド首長と会談。20日にはパリでフランスのサルコジ大統領と面会する。

毎日新聞 2011年4月20日 東京朝刊



 
 
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リビア反体制派「外国地上部隊、受け入れは可能」

2011/4/21 10:02

【カイロ=花房良祐】リビア反体制派の報道官は20日、市民保護のための外国軍地上部隊の受け入れは可能であるという見方を示した。反体制派は多国籍軍によるカダフィ政権側への空爆が始まった先月下旬、欧米の地上部隊の派遣に反対していたが、路線を修正した。攻撃ヘリの供与を求めていることも公表。欧米の支援をテコに膠着する戦線の打開を探る考えに傾いているとみられる。

ロイター通信などが伝えた。報道官は「市民の保護には人道支援物資の安全な引き渡しが必要」「安全地帯の確立のために地上部隊が求められるなら(リビアに)害はない」などと語った。

リビア反体制派への支援を巡っては、英仏伊がリビア東部への軍事顧問団の派遣を表明しており、欧州連合(EU)はトリポリ東方のリビア第3の都市ミスラタへの人道支援物資の搬入のために陸上部隊の派遣を検討中。ミスラタではカダフィ政権部隊の包囲が続き、激しい戦闘が続いている。

報道官は別途、中東の衛星テレビ局アルジャズィーラの取材に答え、反体制派を束ねる国民評議会がイタリアに攻撃ヘリや重火器などの武器支援を求めたことを明らかにした。



 
 
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国連人道支援物資、リビアへ 欧米軍の警護受けず一線画す

2011/4/21 10:06

【ニューヨーク=弟子丸幸子】国連のエイモス人道問題調整官は20日、リビア情勢を巡って記者会見し、国連の人道支援物資が近くリビアに届く見通しになったと明らかにした。支援物資の配布など現地の活動に際しては、欧米諸国の軍による警護を受けない方針を表明。軍当局の支援を受ければ、国連スタッフの安全に危険が及ぶとし、軍事作戦と一線を画す立場を強調した。

支援計画の詳細を詰めるため、国連の人道支援チームが近く首都トリポリに入る予定。食料、水、医薬品などの物資を準備している。



 
 
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リビア反体制勢力に20億円の人道支援 米国務省、大統領に進言

2011/4/21 10:07

【ワシントン=大石格】クリントン米国務長官は20日、リビアの反体制派に医薬品や防弾服など2500万ドル(約20億5000万円)分の人道支援をするようオバマ大統領に進言したことを記者団に明らかにした。「リビア政府に攻撃されている民間人を守るため」と説明。武器供与はしないと強調した。オバマ氏は態度を保留した。

一方、オバマ氏はキャメロン英首相と電話協議し「カダフィ政権の退陣には北大西洋条約機構(NATO)による空爆だけでなく、経済的な圧力も必要だ」との認識で一致した。

ホワイトハウスのカーニー報道官は記者会見で、英仏軍などがリビアの反政府派に軍事顧問団を送ったことを「オバマ大統領は支持する」と述べたが、米軍の地上部隊派遣は重ねて否定した。



 
 
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リビア反体制派、チュニジア国境を一部制圧

2011/4/21 21:51

【カイロ=花房良祐】リビア反体制派は21日、同国中部でチュニジア国境沿いの都市ワズィンとその検問所を制圧した。複数のメディアが目撃者の話として伝えた。リビア東部のエジプト国境はすでに地中海沿いの検問所を反体制派が制圧しており、カダフィ政権にとって痛手となりそうだ。

チュニジア領内に政権側兵士らが逃亡し、検問所を数百人が占拠、反体制派の旗を掲げたという。カダフィ政権は多国籍軍がリビアに飛行禁止区域を設定して以降、主に陸路でチュニジアに出国してから空路で海外に外交使節団を派遣している。チュニジアとの国境検問所は複数あり、地中海沿いのラースアディールは依然としてカダフィ政権が掌握している。

一方、カダフィ政権側が約2カ月にわたり包囲する首都東方のミスラタでは20日夜から21日未明にかけて政権側が砲撃を続行。反体制派によると3人が死亡した。反体制派を束ねる国民評議会によると、リビア全体で政権側との戦闘でこれまで約1万人が死亡した。



 
 
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米、リビア反体制派支援へ 非軍事分野に2500万ドル

2011年4月21日10時1分

米国務省は20日、リビアのカダフィ政権と戦う反体制派組織「国民評議会」に対し、最大2500万ドル(約21億円)の支援を行うよう、米ホワイトハウスに進言した。国民評議会は欧米諸国に武器供与を要請しているが、米政府は支援を非軍事分野に限定する方針。

同省のトナー副報道官代行が同日の会見で明らかにした。支援額は、リビア東部ベンガジで反体制派と接触していたスティーブンズ米特使の意見を受けて決定。米国防総省によると、医薬品、食糧やテントといった日用品のほか、防弾ベストや双眼鏡、無線などを提供することになる。

一方、カーニー米大統領報道官は20日、反体制派支援のために軍事顧問を派遣する英仏伊の決定について、「オバマ大統領も支持している」と表明。しかし、地上部隊を派遣しないという米政府の方針は変わらない、とした。(ワシントン=望月洋嗣)



 
 
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「リビア軍の市民攻撃は犯罪」国連人権高等弁務官が警告

2011年4月21日10時37分

リビア政府軍が反体制派を包囲し、激しい戦闘が続く西部ミスラタをめぐり、ピレイ国連人権高等弁務官は20日、市街地への無差別の攻撃は国際法に違反すると警告する声明を発表した。

ピレイ氏は声明で、非人道性が指摘されるクラスター爆弾が病院のそばで爆発したとの情報があるとし、「病院を狙った攻撃は戦争犯罪だ」と強調。「市民への無差別攻撃も国際人道法に違反する」と指摘した。「軍の司令官たちが下す命令は、今後の(国際刑事裁判所の)捜査の対象になる」と警告した。(ジュネーブ=前川浩之)



 
 
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リビアで英・米のカメラマン2人死亡 戦闘に巻き込まれ

2011年4月21日11時4分

リビア西部ミスラタで20日、英国と米国のカメラマン2人が戦闘に巻き込まれ死亡、別の外国人記者2人がけがをした。ロイター通信などが伝えた。ミスラタではカダフィ政府軍と反体制派による激しい交戦で多数の市民が犠牲になっており、4人はその現場で取材に当たっていた。

亡くなったのは、英国人のカメラマン兼映画監督のティム・ヘザリントンさんと米国人カメラマンのクリス・ホンドロスさん。ヘザリントンさんは、2007年の世界報道写真賞を受賞し、アカデミー賞のドキュメンタリー部門にノミネートされたこともあった。

2人はミスラタ中心部で政府軍と反体制派の戦闘を撮影していたといい、近くにいたカメラマンは同通信に「その場から立ち去ろうとしたところ、迫撃砲弾が着弾して爆発した」と話した。内戦状態になっているリビアで死亡したジャーナリストは4人となった。(リビア東部ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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外国人ジャーナリスト2人が戦闘に巻き込まれ死亡 リビア

2011.04.21 Thu posted at: 09:34 JST

(CNN) 内戦状態にあるリビアのミスラタで20日、外国人ジャーナリスト2人が戦闘に巻き込まれて死亡した。2人の所属事務所がそれぞれ明らかにした。

死亡したのは、英国出身で米ニューヨークを拠点に活動していた報道カメラマンのティム・ヘザリントンさん(41)と、ゲッティイメージズの報道カメラマンで米国出身のクリス・ホンドロスさん(41)の2人。米紙ニューヨークタイムズなどによると、ほかにもジャーナリスト2人が負傷した。

ヘザリントンさんは、アフガニスタン戦争を描いたドキュメンタリー映画「レストレポ アフガニスタンで戦う兵士たちの記録」でアカデミー賞にノミネートされた経験もある。CNNのニュースアンカー、アンダーソン・クーパーが2年前にアフガニスタンを取材した際にも同行していた。

目撃者などによると、ヘザリントンさんらが反体制派メンバーらとともにミスラタ西端の前線地帯を歩いていたところ、携行式ロケット弾が爆発した。ヘザリントンさんはこのロケット弾を受けて死亡したとされる。

米ホワイトハウス報道官の事務所は声明を出し、リビアでのジャーナリストの安全に懸念を表明。「リビア政府と全世界の政府は重要な仕事をするジャーナリストを保護するため措置を講じなければならない」と述べた。

今回の事件に先立ち、NPO「ジャーナリスト保護委員会」(本部・米国)は、リビアで政治的混乱が生じて以来、ジャーナリストに対する攻撃が80件以上報告されていると伝えていた。先月にはニューヨークタイムズのジャーナリスト4人が拉致され、その後解放される事件も起きていた。



 
 
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英・仏・伊、リビアに軍事顧問団派遣へ 反体制派を支援

2011.04.21 Thu posted at: 09:49 JST

トリポリ(CNN) 英国、フランス、イタリアの政府が、カダフィ政権の打倒を目指すリビアの反体制派を支援するための軍事顧問団を同国に派遣すると発表した。

英外務省は19日、リビアの反体制派組織「国民評議会」に助言を行うための軍事顧問団を、反体制派の拠点である東部ベンガジに送ると明らかにした。これに続き20日、仏政府も「より少数の」仏兵を派遣し反体制派に助言を行うと発表。イタリア外務省も反体制派に自己防衛技術を訓練するための軍事顧問団を派遣するとした。

ヘイグ英外相は顧問団の派遣について、市民保護を目的とし外国軍によるリビア占領を明確に除外した国連決議の規定の範囲内であると主張。ロンゲ仏国防相も地上部隊の派遣を改めて否定したうえで、顧問団の派遣は同国連決議の範囲内で行うとしている。

カーニー米大統領報道官によると、オバマ大統領は3カ国の決定を歓迎しているという。ただ、米兵をリビアに派遣しないというオバマ大統領の方針に変わりはないとしている。

欧州各国の決定は、国民評議会のアブドルジャリル議長が欧州を訪問し、各国首脳と会談を重ねる中で発表された。リビア反体制派のガラル報道官は、フランスとイタリアの決定を「前向き」だとして評価している。

一方、リビアの反体制派によると、ミスラタで20日、政府軍による住宅地での無差別攻撃で4人が死亡した。今週に入り少なくとも27人が死亡、142人が負傷したという。

国連児童基金(ユニセフ)は20日、ミスラタだけで子ども20人が死亡し、さらに「数え切れないほどの負傷者」が出ていると報告した。



 
 
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米国、リビア反体制派に初の物資支援か 非軍事分野

2011.04.21 Thu posted at: 15:18 JST

(CNN) 内戦状態にあるリビア情勢で、オバマ米政権高官は20日、クリントン国務長官がリビアの国民評議会を含む反体制派勢力に最大で2500万ドル相当の支援を実施するようオバマ大統領に進言したことを明らかにした。

高官2人によると、支援は非軍事分野に限定する考え。医薬品、食糧などの提供を想定しているとみられる。米国によるリビア反体制派への直接の物資支援は初めてとなる。

国民評議会は、打倒を目指すカダフィ政権の後継政府の母体と位置付けられる組織で、一部の欧州諸国は同評議会をリビアの正統な対話相手と認知している。同評議会は欧米に対し戦力不足を補う武器供与も求めているが、オバマ大統領は武器支援や地上部隊派遣は否定している。



 
 
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米、リビア反体制派に20億円分の物資支援へ

【ワシントン=山口香子】クリントン米国務長官は20日、記者会見し、リビアの反体制派「国民評議会」に最大2500万ドル(約20億円)相当の支援物資を提供する方針を表明した。米政府が反体制派への直接支援を行うのは初めて。

支援物資は、無線機や医薬品、防弾衣、テント、食料などで、政府備蓄品から拠出する。長官は、物資提供は、リビアの一般市民の保護のため、あらゆる手段を認めた国連安全保障理事会決議に沿った措置だと説明した。

(2011年4月21日12時32分 読売新聞)



 
 
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リビア・ミスラタ、国連の人道支援実現の可能性

【ニューヨーク=柳沢亨之】リビアのカダフィ政権と反体制派の激戦で食糧難が深刻化している同国西部ミスラタで、国連などの人道支援が実現する可能性が高まってきた。

国連のアモス事務次長(人道問題担当)は20日、記者会見し、17日のリビア訪問で会談したカダフィ政権のマハムーディ首相らが、ミスラタで国連の人道支援を認める方針を示したことを明らかにした。

事務次長によると、政権側は、ミスラタに入る国連関係者の安全を保証すると明言。国連は今週末にも首都トリポリへ要員を送り、西部での人道支援の調整に着手する方針。国連は当面、支援の際の安全確保を自ら行う予定だが、事務次長は、治安情勢が一層悪化した場合、北大西洋条約機構(NATO)などに協力を求める可能性も示した。

(2011年4月21日12時38分 読売新聞)



 
 
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キャパ賞などの写真家2人、砲撃で死亡…リビア

【カイロ支局】AP通信などによると、リビア西部ミスラタで20日、著名な英国人映像ディレクターで報道写真家のティム・ヘザリントン氏(40)と、米国人報道写真家クリス・ホンドロス氏(41)が、迫撃砲の攻撃を受けて死亡した。

ミスラタでは、最高指導者カダフィ氏の政府軍と反体制派の戦闘が続いており、2人は取材中に砲撃に巻き込まれたとみられる。ヘザリントン氏は2007年に世界報道写真大賞を受賞。共同監督を務めた、アフガニスタン戦争を取材したドキュメンタリー映画は、2月に授賞式があった第83回米アカデミー賞長編ドキュメンタリー部門の候補に選ばれた。ホンドロス氏は米通信社ゲッティ・イメージズのカメラマンで、ロバート・キャパ賞の受賞歴があるという。

(2011年4月21日14時00分 読売新聞)



 
 
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リビア反体制派に軍事顧問団、仏伊も派遣へ

【パリ=三井美奈】フランスとイタリアは20日、英国に続いてリビアの反体制派組織「国民評議会」への軍事顧問団の派遣を発表し、欧州3か国が最高指導者カダフィ氏の体制に軍事圧力を強める姿勢を鮮明にした。

多国籍軍による空爆開始から1か月以上が過ぎ、戦闘が膠着(こうちゃく)する中、反体制派をテコ入れする狙いがある。

軍事顧問団は、英仏伊あわせて30〜40人程度。3か国とも「戦闘には関与しない」(ヘイグ英外相)と強調しており、反体制派の作戦への助言や後方支援が任務となる。カダフィ派部隊が民間の乗用車を使用し、市街地に紛れ込んで攻撃を続ける中、多国籍軍側は誤爆が相次いでおり、軍事顧問団は、空爆の標的設定で国民評議会と連携するとみられる。

(2011年4月21日22時22分 読売新聞)



 
 
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リビア:英仏伊、反体制派に軍事顧問団 介入長期化も

【パリ福原直樹】フランス、英国、イタリアの3国は20日までに、軍事顧問団をリビアの反体制派「国民評議会」に送ることを決めた。リビア空爆が1カ月を超えた半面、同評議会とリビア政府との戦闘がこう着状態にあることを受けた措置。軍事訓練は行わないとしているが、リビア介入の長期化につながるという懸念も出ている。

英仏政府などによると、評議会の拠点であるリビア北東部ベンガジに各国がそれぞれ10人前後を送る。軍事顧問団は住民保護を目的に、評議会の軍事組織強化▽兵たん、通信面での技術指導−−などを行うという。各国は軍事訓練や作戦面には関与しないと説明しており、英国は「(住民保護を求めた)国連安保理決議には違反しない」と強調した。

国連決議はリビアへの「占領軍」派遣を禁じている。仏政府高官は20日、「将来にわたり地上部隊をリビアに派遣しない」と再確認したが、英国は通信機器や防弾着などを同評議会に提供する方針も表明しており、仏紙の一部はリビア介入の「泥沼化」の可能性に言及し始めた。

一方、仏のサルコジ大統領は20日、国民評議会のアブドルジャリル議長とパリで初めて会談。サルコジ大統領は、今後の空爆強化の意向を伝えた。

毎日新聞 2011年4月21日 東京朝刊



 
 
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リビア:反体制派に、非軍事物資を21億円分支援−−米が方針

【ワシントン草野和彦】クリントン米国務長官は20日、リビアの反体制派「国民評議会」に対し、最大で2500万ドル(約21億円)相当の非軍事物資の支援を行う方針を明らかにした。軍事的な関与を深めないとの米国の従来の姿勢を鮮明にしたものだ。

支援は米独自で行うもので、支援品は医薬品やテント、防弾着、無線機、食料品など。長官は目的について「政府軍の攻撃の脅威にさらされている市民や人口密集地を守るため」と述べた。

毎日新聞 2011年4月21日 東京夕刊



 
 
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リビア:人道支援に軍警護不要−−国連調整官

【ニューヨーク山科武司】国連のエイモス人道問題調整官は20日、国連本部で記者会見し、欧州連合(EU)などが準備を進めている軍部隊による人道支援活動の警護について「現段階では必要ない」と述べた。リビア政府との合意に基づき、今週末にも人道支援チームが首都トリポリ入りするとも述べた。

エイモス調整官は「現時点では非軍事的な方法で人道支援を行い、人々を避難させられる」と語り、ユニセフの支援物資を積んだ船が近く入港することなどを例に挙げた。

調整官は、支援警護が必要な際は欧州主導の軍隊や北大西洋条約機構(NATO)軍が実施することで合意していることは認めた上で、「私の優先課題は人道活動と軍事活動の境界をあいまいにしないことだ」と強調した。

先月17日に採択された国連安保理の対リビア武力容認決議は「リビア文民を保護するあらゆる手段を取る」とした。英仏などはこれを「文民を保護する責任がある」と解釈、軍事活動の幅を拡大する姿勢をみせている。

毎日新聞 2011年4月21日 東京夕刊



 
 
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オバマ大統領、無人攻撃機によるリビア政府軍爆撃を承認

2011/4/22 9:59

【ワシントン=中山真】ゲーツ米国防長官は21日の記者会見で、無人攻撃機「プレデター」によるリビアのカダフィ政府軍への爆撃をオバマ大統領が承認したことを明らかにした。手詰まり状態になりつつある北大西洋条約機構(NATO)による空爆を側面支援する狙い。ただ、欧州内で浮上している地上軍の投入については改めて否定的な考えを示した。

ゲーツ長官はカダフィ政府軍による砲撃で一般市民の犠牲が増えているリビア北西部ミスラタの状況などを挙げ、「人道的な観点から我々が何ができるかを考えた結果だ」と説明。同時に「NATO軍に加勢はするが、我々が提供するのはごく限定的な能力だ」とも述べ、リビアへの本格的な軍事介入とは異なるとの立場を強調した。

記者会見に同席したカートライト統合参謀本部副議長は、カダフィ政権側はNATOの空爆から逃れるために市街地などに身を隠すなど戦闘状況が変化しつつあると指摘。低空飛行できるプレデターを投入すれば、一般市民が巻き添えになりやすい市街地などでも的確な攻撃がやりやすくなると説明した。

プレデターはミサイルを積載し、長時間飛行が可能な無人攻撃機で、米国内にいるパイロットが操縦する。アフガニスタン国境近くのパキスタンでも同機が投入されているが、民間人の犠牲が出てパキスタン政府が抗議している。



 
 
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リビア:英米記者、砲撃で死亡 欧州で地上軍派遣論

【カイロ斎藤義彦】カダフィ政府軍による反政府勢力への攻撃が続くリビア北西部ミスラタで、英米の写真記者2人が20日、砲撃で死亡した。ミスラタでは政府軍の砲撃が続き、現地の医師は市民の死者が2月のデモ発生から300人に達したとしている。ミスラタの現状を憂慮したフランスのサルコジ大統領は20日、空爆強化方針を打ち出した。欧州では地上軍派遣論も出ており、ミスラタの「悲劇」が欧米のさらなる軍事介入の契機になる可能性もある。

死亡したのは英国生まれのティム・ヒザリントン記者(40)と米国のクリス・ホンドロス記者(41)。ヒザリントン記者はアフガニスタンに派兵された米兵を描いた昨年のドキュメンタリーで米アカデミー賞にノミネートされた。2人は前線から戻る際、ロケット弾を受けたらしい。リビアでの紛争で欧米人の死者が出たのは初とみられる。米ホワイトハウスは20日、「深い悲しみ」を表す声明を出した。

リビア第3の都市ミスラタ(人口約30万人)は、港湾都市で西方と南方を政府軍に包囲され、この1週間、クラスター爆弾なども使った激しい砲撃にさらされている。目撃証言によると市で一番高い中心部の12階建てのビルに雇い兵の狙撃兵が陣取り市民を銃撃している。ヒザリントン記者は死の直前「無差別攻撃だ」と報告した。

市内の多くは電気や水がなく、国外に唯一通じる市東端の港に20日、ギリシャの人道支援船が食料や医薬品を運び込んだ。

キャメロン英首相は20日、米、伊、カタールの首脳と電話で協議。ミスラタを念頭に事態の「緊急性」を考慮し、カダフィ政権への軍事圧力を高めるため協力を要請した。

仏英などが主導する北大西洋条約機構(NATO)の空爆は、カダフィ政府軍が民間施設に隠れていることから手詰まり状態になっており、英メディアでは、地上軍を派遣するため、国連安保理決議を新たに得るべきだとの議論も始まっている。

毎日新聞 2011年4月22日 東京朝刊



 
 
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リビア:空爆、人口密集地で難航 米、無人攻撃機投入

【ワシントン古本陽荘】ゲーツ米国防長官は21日、国防総省で記者会見し、ミサイルを搭載した無人航空機「プレデター」をリビア政府軍に対する攻撃作戦に投入したことを明らかにした。

リビア都市部では、有人機による上空からの爆撃では民間人の巻き添えが出る恐れがあり、北大西洋条約機構(NATO)主軸の多国籍軍の攻撃は難航している。リビア政府軍はこれを逆手に取り、北西部ミスラタなどで戦車を住宅地に隠す「人間の盾」作戦を展開している模様だ。こうした事情から、米政府は低空を飛び、味方と敵をより正確に把握できる無人機による攻撃が不可欠と判断した。

ゲーツ長官はプレデター投入はオバマ大統領の了解を得たものであることを強調したうえで、「大統領は『米軍にしかできないことがあるなら、喜んで使いたい』と語った」と明かした。

また、会見に同席した統合参謀本部のカートライト副議長は「戦闘の局面が変わった。戦域は拡散し、(政府軍は)人口密集地に入り込んでいる」と指摘。そのうえで、21日に初めてミサイルを搭載したプレデター2機が攻撃に向かったが、天候不良で引き返したことを明らかにした。リビア作戦ではこれまで、偵察目的でのみプレデターが使われてきた。

だが、アフガニスタン戦争などでは無人機でも民間人の巻き添え死が相次いでいる。さらに、「限定的な関与」としてきた米軍の任務が拡大し始めていることに懸念の声も上がっている。こうした懸念にゲーツ長官はプレデター投入を多国籍軍に対する「ささやかな貢献」と表現、限定的な作戦参加にとどめる方針に変わりがないことを強調した。また、米軍がリビアに陸上部隊を派遣する考えがないことを繰り返し述べた。

毎日新聞 2011年4月22日 東京夕刊



 
 
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マケイン米上院議員「リビア反体制派を各国は支援すべき」

2011/4/23 0:09

【カイロ=花房良祐】米軍制服組トップのマレン統合参謀本部議長は22日、訪問先のイラク・バグダッドで、多国籍軍がカダフィ政権側へ空爆を続けるリビア情勢が「手詰まりに近づいている」と話した。米政府は無人機の投入を決めたが、事態の打開が容易ではないとの認識を示したものだ。政権側の地上部隊は空爆により「30〜40%が撃滅された」とも述べた。

議長は「国際テロ組織アルカイダの代表はリビア反体制派内にいない」とも語り、テロ組織が混乱に乗じて浸透を図るとの懸念を否定した。

一方、米共和党重鎮のマケイン上院議員は同日、リビア東部のベンガジを電撃訪問し、反体制派を束ねる「国民評議会」の幹部と協議した。マケイン氏は記者会見で、米国など各国が評議会を正統な政府として承認し、武器供与や軍事訓練を行うべきだと表明した。



 
 
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リビア介入拡大、米世論は反発

2011/4/23 0:12

【ワシントン=中山真】オバマ米政権がカダフィ政権と反体制派の戦闘が膠着しているリビアで、事実上の軍事再介入となる無人機による爆撃を決めた。ただ、介入拡大には米世論の反発が強く、空爆強化に傾く欧州とどこまで足並みがそろうかは不透明だ。

クリントン米国務長官は21日の記者会見で「直接市民が標的になる残忍な攻撃だ」と述べ、英米の記者も犠牲となったリビア西部ミスラタでのカダフィ政権軍の砲撃を厳しく非難。反体制派へ最大で2500万ドルの物品を支援し、政権側に反撃できる態勢づくりに協力する考えを強調した。

同日には、アフガニスタンのテロ掃討作戦で実績があり、射程が長い「ヘルファイア」ミサイルを装備した無人攻撃機「プレデター」を投入。ゲーツ米国防長官は「市民への被害を防ぐため」と釈明したが、「なし崩し的な攻撃任務の拡大」との見方が強まっている。

関与を強めるのは北大西洋条約機構(NATO)による空爆の効果が薄く、一般市民などの犠牲者が急増していることが背景にある。ただ、ギャロップ社の世論調査によると、リビアへの軍事作戦で米国が主要な役割を担うべきだと答えたのは10%にすぎず、世論の反発を呼ぶ恐れがある。



 
 
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米、リビアで初めて無人機攻撃

2011/4/23 23:53

【ワシントン=御調昌邦】米国防総省は23日、カダフィ政権と反体制派の戦闘が続くリビアで、無人攻撃機「プレデター」が初めて攻撃任務を遂行したと明らかにした。攻撃は現地時間で23日午後(米東部時間同日朝)に実施。ゲーツ米国防長官は21日の記者会見で、無人攻撃機でのカダフィ政府軍への攻撃をオバマ大統領が承認したと発表していた。

国防総省は、攻撃の具体的な対象や規模などを明らかにしていない。米政府は地上軍の派遣などに否定的な考えを示しているが、米国内では軍事介入の拡大に懸念の声が強まっている。



 
 
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カダフィ政権、リビア第3の都市ミスラタから撤退

2011/4/23 22:31 (2011/4/24 2:00更新)

【カイロ=花房良祐】リビア反体制派の報道官は23日、ロイター通信に対し、同国北西部のミスラタを制圧したと話した。政権側も22日、ミスラタから撤退すると言及した。カダフィ政権は約2カ月にわたり同市を包囲、激しい市街戦が発生していた。反体制側は重火器の不足や指揮系統の混乱から苦戦していたが、欧米の空爆などの支援が一定の効果を上げたもようだ。

政権のカイム外務次官は22日、首都トリポリで記者団に多国籍軍の空爆により政権側部隊がミスラタから撤退し、政権に忠誠を誓う部族に反体制派との交渉や戦闘を委ねる考えを示した。撤退時期には言及しなかった。

反体制派が拘束したカダフィ政権の兵士は23日、ミスラタから撤退命令を受けたと供述した。ただ、同市の戦闘は完全に収束していないもようで、AFP通信によると同日も戦闘により少なくとも25人が死亡、100人が負傷した。

リビア第3の都市ミスラタは首都トリポリの東方約200キロに位置し、同国北西部では唯一反体制派が戦闘を続けていた。政権側の部隊と入り乱れての激戦となり、北大西洋条約機構(NATO)も誤爆を恐れて効果的な作戦が実行できていないとの見方もあった。激戦により数百人が犠牲となり、医薬品が不足するなどの人道危機も発生している。



 
 
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「反体制派に軍事支援を」マケイン米上院議員リビア訪問

2011年4月23日10時21分

米共和党の重鎮、マケイン上院議員が22日、内戦状態になっているリビアの東部ベンガジを訪問し、反体制派の「国民評議会」幹部と会談した。マケイン氏は会談後の会見で「(米国を含む同盟諸国は)反体制派にあらゆる軍事支援をするべきだ」と述べ、米オバマ政権にさらなる軍事介入を求めた。

マケイン氏は、オバマ政権がリビアに攻撃能力がある無人偵察機の投入を決めたことを評価。同国西部ミスラタでカダフィ政府軍の攻撃により多数の死者が出ていることを挙げ、北大西洋条約機構(NATO)に「政府軍に対する空爆を強めるべきだ」と求めた。

さらに、反体制派と国際テロ組織アルカイダは無関係だとしたうえで、「すべての国、特に米国は国民評議会がリビア国民の声を代表している(組織だ)と承認するべきだ」と強調。リビア問題への深入りに慎重なオバマ政権との違いを際だたせた。

同評議会をリビアの代表として承認したフランスのサルコジ大統領もベンガジ訪問の意向を示している。(ベンガジ=奥寺淳)



 
 
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リビア訪問し軍事介入拡大を主張、マケイン米上院議員

2011.04.23 Sat posted at: 14:16 JST

ベンガジ(CNN) 内戦状態にあるリビア情勢で、米議会の重鎮で2008年米大統領選の共和党指名候補だったマケイン上院議員が22日、リビア東部のベンガジを訪問し、カダフィ政権打倒の戦いを続ける反体制派組織「国民評議会」幹部らと会談した。

同議員は会見し、米地上部隊の派遣には反対しながらも反体制派とカダフィ派の戦闘が膠着(こうちゃく)状態にあることを踏まえ、欧米諸国は反体制派に武器を供給し、訓練強化に当たるべきだと軍事介入の拡大を求めた。

リビア騒乱が始まった今年2月以降、マケイン議員は同国を訪れた最高位の米高官となっている。米上院軍事委員会のメンバーでもある同議員は、外交や軍事政策で一定の影響力を持っている。

オバマ大統領は21日、無人武装偵察機「プレデター」のリビアへの投入を発表しているが、地上部隊の派遣は一貫して否定、対リビア軍事行動では北大西洋条約機構(NATO)に指揮権も移譲している。オバマ政権は20日、リビアの反体制派勢力に最大で2500万ドル相当の非軍事支援を実施することも発表している。

マケイン議員は会見で、プレデター投入はNATOの軍事作戦を補強するとしながらも、戦況の手詰まり状態を打破するには十分な措置ではないとの認識を示した。米国のリビア政策の目標については、リビアとの関係が深い欧州諸国と協力してカダフィ大佐を退任させ、リビア国民自らによる政権樹立を実現することだと強調した。



 
 
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リビア:米、無人機投入 こう着打破狙う 民間人被害に懸念

【カイロ斎藤義彦】カダフィ政府軍の砲撃を受けているリビア北西部ミスラタを巡り、「非道な攻撃」(クリントン国務長官)を憂慮した米政府が21日、ミサイルを搭載した無人航空機「プレデター」投入を表明したことについて、反政府側は歓迎する一方、無人機攻撃がアフガニスタンなどで市民の犠牲を多数生んでいることを重視し、安易な投入に憂慮も出始めている。

イラクを訪れているマレン米統合参謀本部議長は22日、「カダフィ政権の地上兵力のうち3〜4割を破壊した」と述べたが、「状況は確実に手詰まりに向かっている」と分析した。無人機攻撃はこう着状態の打破にも狙いがありそうだ。

AFP通信によると、反体制派「国民評議会」の担当者は22日、「はるか上空からの(有人爆撃機による)空爆より正確だ」と無人機攻撃を歓迎した。

しかし、ミスラタでカダフィ政府軍は民間ビルから狙撃するなど市民を「人間の盾」に使っている。「敵と味方を(爆撃機の空爆)より正確に区別できる」(米国防総省)という無人機攻撃がどこまで「人間の盾」を避けられるかは未知数だ。

英BBCは22日、無人機攻撃が「正確ではなく」、市民の犠牲を生み、アフガンなどで戦況泥沼化の一因になっている点を指摘。一方、米共和党の軍事問題の重鎮であるマケイン上院議員は22日、北東部ベンガジの国民評議会を訪問、反体制派を「ヒーローだ」とたたえた。同議員は米国のリビアへの人道介入の支持者で、オバマ政権の控えめな軍事支援に批判を強める可能性もある。

反体制派は22日までにミスラタ市中心部の支配権を回復。西部ナルートに通じるチュニジアとのワジン検問所を奪取した。反政府側への補給路を開く動きとして注目される。

毎日新聞 2011年4月23日 東京朝刊



 
 
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見る世界:薬きょうの海に祈る

政府軍と反体制派の攻防が続くリビア東部アジュダビア。西に延びる幹線道路沿いには一面に薬きょうが散乱し、黒焦げになった戦車の残骸が並ぶ。

町は現在反体制派の支配下にあり、西約80キロのブレガが政府軍との戦闘の最前線。

反体制派によると、東部戦線の兵士は約1万人。ほとんどが民兵で7割が25歳未満。すでに約2000人が戦死した。

昼の礼拝時、民兵の1人が路上で祈りをささげていた。辺りを一瞬の静寂が包む。兵士はその後車両に乗り込み、西の「前線」へと向かった。【アジュダビア(リビア東部)佐藤賢二郎】

毎日新聞 2011年4月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:「民兵、生きるため」職がない、結婚もできない−−ベンガジの最大スラム

◇絶望しかない

【ベンガジ(リビア北東部)佐藤賢二郎】リビアのカダフィ政権軍と戦う反体制派兵士の多くは志願した民兵だ。なぜ若者たちは武器を取るのか。背景には自由への渇望だけでなく、絶望的な貧困もある。

ベンガジ郊外の空軍基地周辺に広がる「アジャジ・キャンプ」。れんがの壁にトタン屋根を乗せた家が並び、ゴミが一面を埋める。約100世帯が暮らすベンガジ周辺で最大規模のスラムだ。住民の多くが無職で、ゴミ集めや肉体労働で日銭を稼ぐ。

このスラムに住むイスマイルさん(56)の元に、民兵だった長男ムフタールさん(35)が行方不明になったとの知らせが届いたのは1カ月前。今も戦死したのか捕虜になったのかわからない。

一家の収入は月500ディナール(約3万2000円)のイスマイルさんの年金だけ。2人の夫人との間に15人の子供がおり、食費すらまかなえない。ムフタールさんも無職で結婚の支度金が用意できず、独身だった。

「なぜ民兵に? 自由のため? それだけじゃない」と隣に住むトフクさん(22)。男兄弟がいないため家に残っているが、できれば自分も戦いたいと語る。「見てくれ、この貧しさを。ここには絶望しかない」。学校が遠く教育も満足に受けられない。コネが無ければ定職にも就けず、結婚して家庭を持つこともできない。

「カダフィ時代、おれたちは毎日生きながら死んでいた」。車の修理のため前線を離れているという民兵のフォウジさん(29)が話す。以前はゴミ集めをしていたが、収入は月240ディナール(約1万5000円)。「夢も希望も無かった」と振り返る。「これは自由と豊かさを得るための戦いだ。こんな暮らしはもうたくさん。変えるためなら喜んで死ぬよ」

2月中旬の蜂起後、少なくとも100人以上の若者が反体制派に民兵として参加。前線での戦闘や空軍基地を警備する任務に当たっているという。

毎日新聞 2011年4月23日 東京夕刊



 
 
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リビア:サルコジ仏大統領、ベンガジ訪問へ

【パリ福原直樹】フランス大統領府は22日、サルコジ大統領が5月上旬にもリビアの反体制派「国民評議会」の拠点となっているベンガジを訪問する意向だと述べた。キャメロン英首相とともに訪問することも考えているとされる。またサルコジ大統領は、フランスがこれまで凍結していたリビア政府の資産を同評議会に移譲したい意向ともいう。仏メディアが一斉に伝えた。

今週訪仏した同評議会のアブドルジャリル議長はサルコジ大統領との会見後、「国民評議会の士気を高める意味でも(大統領)訪問を求めた」と発言。また同議長らは、政府軍との戦闘資金にするため、リビア政府資産の移譲を訴えていた。

毎日新聞 2011年4月23日 東京夕刊



 
 
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リビア:政府軍、ミスラタ退却 反体制派拠点、包囲攻撃収束へ

【カイロ斎藤義彦】カダフィ政府軍に包囲され砲撃を受けていたリビア北西部ミスラタから22日、政府軍がいったん退却し、市中心部は解放された。リビア政府のカイム副外相は、ミスラタの反体制派との「戦闘」を今後は部族が行うとの方針を示し、政府軍の退却は北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍による空爆が理由だとしている。

数百人が死亡したとされ、欧米が懸念を深めていたミスラタの包囲攻撃はいったん収束する見通しになった。カイム副外相は、ミスラタからの反体制派の排除を「外科手術」に例え、それが多国籍軍の空爆で「機能しなくなった」と述べた。今後は地元部族が「対処」するという。

一方、多国籍軍は23日、最高指導者カダフィ大佐の住居があるトリポリの複合施設を爆撃、3人が死亡した。

毎日新聞 2011年4月23日 東京夕刊



 
 
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リビア西部ミスラタで死者20人以上 政府側が撤退表明

2011.04.24 Sun posted at: 10:47 JST

トリポリ(CNN) リビア西部ミスラタの住民がCNNに語ったところによると、同市内で23日、政府軍と反政府派の衝突により少なくとも22人が死亡した。一方、政府側は同市での対応を地元部族に引き継ぐ考えを表明した。

同住民によると、ミスラタの戦闘では65人が負傷した。死者の大半は、政府軍による市西部への砲撃で死亡した。また市中心部では不発弾により数人の死者が出たという。

同市では激しい市街戦の末、反体制派が中心部や主要道路を奪還した模様。同住民によれば、道路の閉鎖は不発弾処理後に解除される見通しで、通信網の復旧作業も進んでいる。

カイム外務次官はこれに先立ち、同市での戦闘や交渉には今後、部族指導者らが対応するとの申し入れがあったと述べ、引き継ぎの方針を示した。

一方、反政府派の報道担当者はこれを一笑に付し、ミスラタは「解放」されたが政府軍は敗退をごまかそうとしていると主張。一部の政府軍兵士は身の安全の確保と引き換えに、反政府派に武器を渡して投降する交渉を開始していると語った。

一方、米国防総省によると、米軍は同日午後、リビアで初の無人機攻撃を実施した。国防総省は通例により詳細を公表していないが、北大西洋条約機構(NATO)によると、政府軍がミスラタ住民らへの攻撃に使っていたロケット弾発射装置を破壊した。



 
 
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共和党議員ら「米はリビア空爆積極関与を」 英仏の戦力不足で

2011/4/25 10:09

【ワシントン=御調昌邦】米共和党のマケイン上院議員は24日のCNNテレビ番組で、カダフィ政権と反体制派の戦闘が続くリビア情勢に関し、米国がより積極的に空爆に関与すべきだとの認識を示した。「非常に悪い結果は手詰まり状態に陥ることだ」と指摘。現在主力の英国やフランスは装備が不足しているとして、米国が指導力を発揮する必要があると強調した。

マケイン氏はリビアのベンガジを訪問後、同テレビに出演した。オバマ政権は北大西洋条約機構(NATO)に軍事指揮権を移管し、限定的な関与にとどめたい意向。ただカダフィ政権の抵抗が続いていることから、米軍が主力にならざるを得ないとの見方が出ている。マケイン氏は積極的な関与は「地上軍の投入を意味しない」と付け加えた。

グラム上院議員(共和)は「NATOから米国の攻撃機を外したのは大きな間違いだ」と述べ、米攻撃機の必要性を強調。リーバーマン上院議員(民主党系無所属)は「米国はNATOの中心だ」と述べ、米軍の空爆を強化すべきだとの認識を示した。ただ世論調査では、リビア情勢への積極関与に慎重な意見が多く、オバマ政権は難しい対応を迫られつつある。



 
 
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伊航空機で乗っ取り騒ぎ、リビア行き要求 ローマで拘束

2011/4/25 10:17

【ローマ=AP共同】パリ発ローマ行きのアリタリア航空機の機内で24日夜、乗客の男が客室乗務員に襲いかかり、リビアの首都トリポリに向かうよう要求したが、別の乗務員らに取り押さえられた。同機は定刻通りローマのレオナルド・ダビンチ空港に到着、乗客131人にけがはなかった。

ANSA通信によると、男はカザフスタン出身で、爪切りを振り回していた。ローマ到着後、警察が男を拘束した。犯行の動機は不明。



 
 
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リビア反体制派に資金、クウェートが149億円

2011/4/25 10:26

【カイロ=共同】クウェートを訪問したリビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は24日、記者会見し、クウェートから5千万クウェート・ディナール(約149億円)の支援を受けることになったと明らかにした。ロイター通信が伝えた。

資金は反体制派が支配する東部の住民の給料に充てられるという。

アブドルジャリル議長はまた、中東の衛星テレビ、アルジャズィーラで、エジプト政府に対して、エジプトにいるリビア人がカダフィ政権を支持することを阻止するよう求める考えを示した。

議長によると、最高指導者カダフィ大佐のいとこがエジプトにあるリビア資産を売却し、カダフィ政権を支援しているという。このいとこは、カダフィ政権への支援を否定している。



 
 
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リビア政府軍、ミスラタ包囲継続 反体制派に再度砲撃

2011/4/25 10:57

【ベンガジ(リビア北東部)=共同】リビアの「国民評議会」のゴーガ報道官は24日の記者会見で、西部の拠点ミスラタでの政府軍との戦闘について「政府軍は今も市を包囲し、砲撃しており、状況は変わらない」と述べ、依然激しい攻防が続いているとの認識を示した。

リビア政府側は22日、政府軍のミスラタ撤退に言及、反体制派も23日に撤退を確認したが、ゴーガ報道官は「政府軍は自ら撤退したのではなく、反体制派に押し戻されただけだ。市内は反体制派が押さえているが、政府軍は郊外を固めている」と話した。

ロイター通信が、ミスラタの反体制派の話として伝えたところによると、政府軍は24日朝早くから再び砲撃を開始。市中心部や住宅地に着弾し、8人が死亡した。また23日には28人が死亡し、2日間で100人以上が負傷した。



 
 
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リビア反体制派「原油生産再開に1カ月」 戦闘で施設破壊

2011/4/25 11:11

【カイロ=花房良祐】リビア反体制派を束ねる「国民評議会」の石油担当トップのブガイギス氏は24日、政権側との戦闘で関連施設が破壊された同国東部の原油生産の復旧に少なくとも1カ月かかるとの見通しを示した。原油輸出を資金源として期待していた反体制派にとっては痛手となりそうだ。AP通信などが伝えた。

同氏によると、反体制派は今月上旬、カタールの支援を受けて100万バレルの原油を輸出し、1億2900万ドルの収入を得た。大半は燃料の輸入に充てたという。だがカダフィ政権側との戦闘で反体制派が制圧するリビア東部の一部の油田関連施設が破壊され、それ以降は輸出できていない。

5月初旬にはローマで欧米やアラブ諸国の外相級が参加するリビア支援会合が開催される予定で、反体制派の原油輸出などが協議される見込み。内戦が長期化の兆しを見せる中、反体制派の財源確保が課題となっている。反体制派が制圧する地域の主要な油田であるサリール油田とメスラ油田の生産能力は合計で日量40万バレルに達する。

一方、国民評議会のアブドルジャリル議長は24日、訪問先のクウェートでサバハ首長と会談。議長は記者会見でクウェートから約1億8千万ドル(約148億円)の資金援助を受けることを明らかにした。



 
 
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リビア北西部の都市で30人死亡 カダフィ政権、攻撃続行

2011/4/25 20:19

【カイロ=花房良祐】リビア北西部のミスラタで25日、カダフィ政権が反体制派に激しい砲撃を加え、中東衛星テレビ局アルアラビーヤなどは30人が死亡、60人が負傷したと伝えた。政権はミスラタから撤退すると言及したが、依然として郊外に展開し、攻撃を続行しているもようだ。西部ジンタンでも24日夜、政権側のロケット弾で4人が死亡した。

カダフィ政権は22日、多国籍軍の空爆によりミスラタから撤退すると言及。反体制派もミスラタを制圧したと宣言していた。ただその後も激しい戦闘が続いており、情報が入り乱れている。

北大西洋条約機構(NATO)は25日、首都トリポリの最高指導者カダフィ大佐の居住区兼司令部を爆撃した。政権側は欧米メディアに破壊された建物を公開。AFP通信によると、当局は45人が負傷したと主張した。



 
 
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伊航空機で男がつめ切りで乗務員襲う リビア行き要求

2011.04.25 Mon posted at: 11:53 JST

(CNN) パリ発ローマ行きのアリタリア航空329便の機内で24日、乗客の男が客室乗務員に襲いかかり、リビアの首都トリポリに向かうよう要求したが、別の乗務員らに取り押さえられた。

乗客131人にけがはなく、同機は無事にローマに着陸した。ANSA通信によると、男はカザフスタン出身で、つめ切りで客室乗務員に襲いかかったという。ローマ到着後、男は警察に拘束された。



 
 
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クウェート、リビア反体制派に多額資金援助

2011年4月25日19時36分

 リビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は24日、ベンガジで会見し、湾岸産油国クウェートから総額約1億7700万ドル(約145億円)相当の資金援助を受け取ったと発表した。ロイター通信によると、クウェートのムハンマド副首相兼外相は、同評議会を通じて、緊急の人道支援を行うことも約束した。(カイロ=石合力)



 
 
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リビア:反体制派のバシル・アブドゥル氏「NATO、対応遅い」

 【アジュダビア(リビア東部)佐藤賢二郎、カイロ和田浩明】リビア政府軍との戦闘を指揮する反体制派野戦部隊長のバシル・アブドゥル氏(52)が、アジュダビアで毎日新聞と会見。「捕虜にした政府軍兵士が『敵(反体制派)は(国際テロ組織)アルカイダなど外国からの侵略者と聞いた』と証言している」と語る一方、「北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ軍に決定的打撃を与えておらず、現状維持を狙っているとしか思えない」と強い調子で批判した。

 政府軍の攻勢も伝えられる中、バシル氏の発言は、反体制派軍事部門とNATO主導の多国籍軍との間に不協和音が広がっていることを示唆している。

 反体制派内の「アルカイダ」の存在について、NATO欧州連合軍のスタブリディス最高司令官(米海軍大将)は3月末の米議会で、「わずかながら存在を示す情報がある」と証言。リビア東部にはエジプト・ムバラク前政権下で弾圧されたイスラム主義者が逃げ込んだとの情報もあるほか、アフガニスタンの対米闘争などに参加した住民がいるとされる。

 こうした状況を踏まえ、カダフィ政権が政府軍兵士の戦意を鼓舞するため「外国の侵略」を強調している可能性がある。バシル氏は、敵が自国民と知った政府軍兵士の士気が「低下している」との見解を示した。

 NATOの空爆についてバシル氏は「対応が遅い」と非難した。ただ、航空機や精密誘導爆弾の不足、砂嵐などの悪天候、反体制派側との情報連携の不十分さも背景として指摘されている。英仏はベンガジに軍事顧問団を派遣するなど両者の「共闘」は今後強化されるものと見られる。

 バシル氏は元政府軍大佐で、2月の蜂起後に反体制派へ。現在は兵士約200人を指揮する。武器は政府軍から獲得した自動小銃や重機関砲が中心といい、外国の支援は、カタール政府からの衛星電話約500台と四輪駆動車30台などで「武器弾薬は一切ない」と断言した。

 必要な支援については「最新型の重火器と弾薬、それらの使い方を訓練する専門家。戦闘機とヘリコプター」を挙げた。パイロットは訓練を受けた元政府軍兵士がいるので「いらない」と言った。

 リビアに対しては国連安保理決議1970で武器禁輸措置が設定されたが、決議1973が民間人保護のためなら外国駐留軍の派遣以外は「すべての必要な措置」を認めている。ただ、反体制派内にイスラム過激勢力が存在する可能性や、指揮命令系統や訓練が不十分な反体制派に武器が渡った場合に「第三者」に流出する恐れも指摘されており、各国とも慎重な姿勢を崩していない。

毎日新聞 2011年4月25日 東京朝刊



 
 
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リビア:ミスラタ攻防、激化 反体制側36人死亡−−北西部

 【カイロ伊藤智永】ロイター通信によるとリビア北西部にある第3の都市ミスラタで23日から24日にかけて、政府軍の猛攻により反体制派側に少なくとも36人の死者が出た。政府軍が退却の方針を表明したことで一時収束するかとみられた最大の攻防戦は、むしろ激しさを増している。一方、北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍は25日未明、首都トリポリにある最高指導者カダフィ大佐の邸宅を空爆した。

 政府軍はトリポリの東200キロに位置するミスラタの奪還を目指し、反体制派への包囲攻撃を続けてきたが、カイム副外相は22日、NATO主導の多国籍軍による空爆を理由に、いったん市中心部から退却する方針を表明した。これを受けて反体制派側も23日、「解放」を宣言し、一時は最大の激戦が収束するとの見方が出た。しかし、実際には政府軍はロケット弾による無差別攻撃を続行。退却声明後、逆に攻撃を強めた。

 反体制派側は23日に28人、24日も少なくとも8人が死亡した。負傷者は両日で100人以上に上った。政府軍の攻撃は市中心部から主要道路、住宅地など多くの地点に無差別に加えられ、反体制派側の報道官は「極めて危険な状況だ」と訴えている。一方、米国防総省は23日、リビアで米軍無人攻撃機「プレデター」による初めての攻撃を実施したと明らかにしたが、詳細は明らかにしていない。

 また、ロイター通信は25日未明、首都トリポリの中心部で大きな爆発音があり、その後、三つの国営テレビの放送が一時中断したと伝えた。

毎日新聞 2011年4月25日 東京夕刊



 
 
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イタリア、リビア空爆参加へ 首相が米大統領に電話

2011/4/26 9:28

【ワシントン=大石格】イタリアのベルルスコーニ首相は25日、オバマ米大統領に電話し、イタリアも北大西洋条約機構(NATO)が指揮するリビア空爆に加わると伝えた。仏英軍の空爆の効果が乏しく、膠着状態にある戦況を打開する狙いとみられる。オバマ氏は決断を評価した。

米ホワイトハウスの発表によると、両首脳はリビア市民の安全を守るには最高指導者カダフィ大佐を退陣に追い込む必要があるとの認識で一致。5月5日にローマで開く関係国会議でカダフィ政権に科す新たな制裁内容を話し合うことにした。



 
 
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カダフィ氏居住区を空爆 NATO、通信施設破壊と発表

2011年4月26日9時52分

北大西洋条約機構(NATO)は25日、リビアの首都トリポリにある通信施設を破壊したと発表した。ロイター通信などによると、最高指導者カダフィ大佐の居住区にある施設を狙ったとみられる。カダフィ氏自身は無事だが、職員ら3人が死亡したという。

AFP通信などによると、リビア政府側は「カダフィ氏の暗殺を狙ったものだ」と反発。カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏は地元メディアに対し「闘いを諦めない」と語った。

NATOは23日以降、トリポリや西部の激戦地ミスラタで、高精度の攻撃ができる米軍の無人偵察機「プレデター」による空爆を続け、ロケット発射装置などを破壊した。NATO側は、市民の巻き添えを防ぎつつリビア政府軍に効果的な打撃を与えられるとしている。

23日には、対象兵器の近くでサッカーをしていた市民を確認し、いなくなるまで待ってから攻撃したという。NATOのハーディング副司令官は「複雑で流動的な戦況の中で完璧な事例。慎重で正確な攻撃力を強化するものだ」とコメントし、成果を誇った。(ブリュッセル=野島淳)



 
 
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イタリア、リビア空爆「限定的参加」を表明

【ローマ=末続哲也】イタリアのベルルスコーニ首相は25日、対リビア空爆に参加する方針を決めたとする声明を発表した。空爆参加は「特定の軍事目標」に限るもので、全面的な参加でないことも強調した。

首相は発表に先立ち、オバマ米大統領と電話会談し、決定を伝えた。英仏両国などにも伝えるという。

イタリアは、市民を巻き添えにしかねない空爆に消極的だったが、最高指導者カダフィ氏率いる政府軍との戦闘が膠着(こうちゃく)状態に陥る中、軍事圧力強化を目指す英仏に協力する姿勢を示したものだ。イタリアは20日にも英仏に歩調を合わせ、反体制派組織「国民評議会」への軍事顧問団派遣を表明していた。

ただ、伊中道右派政権内には空爆参加に反対する声も強い。「限定的参加」を強調することで国内の理解も得たい考えとみられる。

(2011年4月26日10時39分 読売新聞)



 
 
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リビアのカダフィ政権、ロシアに安保理緊急会合を要請

2011/4/27 10:13

【カイロ=花房良祐】リビア国営テレビは26日、カダフィ政権がロシアに対し、国連安全保障理事会の緊急会合の開催を求めたと報じた。ロシアは欧米のリビア空爆をたびたび批判しており、国際世論の分断を深める狙いとみられる。

一方、AFP通信などによると、エチオピアを訪問中のリビアのオベイディ外相は同日、アフリカ連合(AU)に臨時首脳会合を開催し、「攻撃する外敵」への対処を協議するよう呼びかけた。AU加盟国の多くはカダフィ政権とつながりが深く、これまでもAUが停戦の仲介案を提示したがリビア反体制派に拒絶されている。

カダフィ政権の部隊は26日もリビア北西部にある第3の都市ミスラタを砲撃。政権側が包囲する同市の唯一の補給線である港湾を重点的に攻撃しているという。



 
 
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カダフィ氏抹殺の権利ない ロ首相、多国籍軍を批判

2011/4/27 10:13

【モスクワ=共同】ロシアのプーチン首相は26日、リビアのカダフィ政権に問題はあるものの、外国による最高指導者カダフィ大佐の抹殺は正当化されないと述べ、欧米などで構成する多国籍軍のリビア攻撃を痛烈に批判した。

首相は訪問先デンマークでの記者会見でカダフィ政権を「ゆがんだ君主制で、正常とはいえない」と指摘しつつ、「カダフィ氏抹殺を公言する者までいるが、裁判もなしに人を処刑する権利などあるのか」「いわゆる文明的な国々が小国に寄ってたかってインフラを破壊している」と多国籍軍を非難。攻撃はリビアの石油や天然ガスが目当てではないかと指摘した。

首相はまた、欧米のマスメディアで首相の大統領職復帰を望まない論調があることについて「ロシア大統領候補は外国の支持を必要としない。必要なのはロシア国民の支持だ」と述べ、意に介さない姿勢を示した。



 
 
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避難民キャンプに砲撃、死傷者十数人以上 リビア西部

2011.04.27 Wed posted at: 09:22 JST

(CNN) リビアからの情報によると、同国第3の都市、西部ミスラタの港で26日、赤新月社の避難民キャンプが政府軍による砲撃を受け、少なくとも3人が死亡、14人が負傷した。

現場の英紙記者によると、避難民のテントは砲撃で炎上した。死亡した3人は隣国ニジェール出身者だったという。

目撃者らによれば、ミスラタ市内では政府軍と反政府派の衝突が続いている。中心街での戦闘は沈静化したとの情報もある。

同市は過去7週間にわたって政府軍に占拠され、激しい戦闘で数百人が死亡している。国連難民高等弁務官事務所は、東部トブルクへ逃れた避難民らの話として、「無差別の砲撃で多数の家屋やビルが破壊された」「市内の一部では電気や水道が止まり、住民は食料や医薬品を手に入れるための外出もままならない状況だ」と述べた。西部一帯から隣国チュニジアへ避難した住民は3万人前後に上るという。

国連の潘基文(バン・ギムン)事務総長はニューヨークでの会見で、北大西洋条約機構(NATO)軍の空爆などにより多数の命が救われていると語った。潘事務総長はまた、リビア政権が「正当性と信頼性」を失っていることは明らかだとの見方を示し、29日には特使を再び東部ベンガジに送り込むと述べた。

一方、リビアの国営テレビによると、同国政府はロシアを通じ、空爆中止などに向けた安保理臨時会合の開催を正式に要請した。ロシアのプーチン首相は、対リビア軍事行動が最高指導者カダフィ大佐の殺害を狙った不当な内政干渉だとの批判を展開している。



 
 
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リビア:イタリア、空爆参加へ カダフィ政権は徹底抗戦

【ベンガジ(リビア北東部)斎藤義彦】北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍によるリビア空爆にイタリアが25日、参加を決めた。多国籍軍の25日のカダフィ大佐邸の空爆では、応接施設などが破壊され、3人が死亡した。多国籍軍は無人機攻撃を含めて空爆強化を模索しているが、カダフィ政権は徹底抗戦の構えを崩していない。リビア北西部ミスラタでは、カダフィ政府軍による包囲攻撃で25日に少なくとも10人が死亡した。

ベルルスコーニ・イタリア首相は25日、オバマ米大統領に空爆参加の意向を伝えた。26日にはイタリアを訪問したサルコジ仏大統領とも協議した。空爆に参加するのは仏、英、デンマーク、ノルウェー、ベルギー、カナダに続いて7カ国目。

イタリアはリビアの旧宗主国であることから、対リビア軍事作戦への参加は空中給油などにとどめていたが、北西部のミスラタでの包囲攻撃がやまないことから、空爆参加を決断した模様だ。ただ、「特定の軍事施設の空爆」など限定的な参加にとどめる。

NATOは広報施設を標的に空爆強化を模索しているが、最高指導者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は25日、「(大佐の)士気は高い」と徹底抗戦を改めて表明した。

毎日新聞 2011年4月27日 東京朝刊



 
 
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リビア内戦死者は最大3万人…米大使

【ワシントン=山口香子】ジーン・クレッツ駐リビア米大使は27日、ワシントンの米国務省で記者会見し、リビアの最高指導者カダフィ氏の反体制派弾圧や攻撃によるこれまでの死者数について、「(米当局者は)1万〜3万人という報告を目にしている」と述べた。

米政府の当局者が内戦状態にあるリビアでの死者数について言及したのは初めてと見られる。

同大使は、死者数の把握は現地調査を行える状態になるまで困難だとして、死者数の推定には慎重な姿勢を示した。

(2011年4月28日14時23分 読売新聞)



 
 
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反体制派に内通者いる…カダフィ氏の娘が米紙に

【ニューヨーク支局】米紙ニューヨーク・タイムズ(26日付電子版)によると、リビア最高指導者カダフィ氏の娘、アイシャ氏(36)は、24日にトリポリの邸宅で行われた同紙とのインタビューで、反体制派組織「国民評議会」の内部に政権側の内通者がいると述べた。

アイシャ氏は、カダフィ政権の元高官が多数、国民評議会に参加したと指摘したうえで、その一部は今も政権側と「連絡を取り合っている」と語った。複数の内通者がアイシャ氏らに対し、反体制派へ寝返ったように装っていると説明したという。

アイシャ氏は、かつてのカダフィ氏同様に米国と敵対したイラク元大統領サダム・フセインの弁護団に加わったこともある。

リビアは2003年以降、米国の要求に応じて大量破壊兵器開発計画を放棄したが、米国による武力行使を回避できなかった。アイシャ氏は「これが我々の得る見返りか。大量破壊兵器保有国は今後、リビアと同じ運命をたどらないよう、放棄に応じなくなるだろう」と対米批判を繰り広げた。

(2011年4月28日19時47分 読売新聞)



 
 
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カダフィ派越境、チュニジア軍と交戦

【カイロ=加藤賢治】ロイター通信によると、リビアの最高指導者カダフィ氏派の戦闘員が29日、隣国チュニジア東部ダヒバに侵入し、チュニジア軍と交戦した。

カダフィ派は最近、チュニジア国境沿いのリビア西部を支配する反体制派への攻撃を強めており、ダヒバに逃げ込んだ反体制派を追って越境した。

住民らの証言によると、交戦でカダフィ派の数人が死亡、多数の負傷者が出たという。カダフィ派はリビア側からダヒバを越境砲撃し、建物数棟が破壊され、住民1人が負傷した。

カダフィ派は28日にもダヒバに侵入し、チュニジア外務省はリビア政府に「領土保全を侵害する行為」と抗議していた。チュニジア国営通信によると、軍は国境地帯に兵士や軍用機を展開、警戒態勢を敷いていた。

(2011年4月29日22時10分 読売新聞)



 
 
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チュニジア軍、リビア国境でカダフィ政権軍と衝突

2011/4/29 21:02

【カイロ=花房良祐】チュニジアとリビアの国境地帯で29日、両国部隊が一時的に戦闘状態になった。ロイター通信が伝えた。戦闘が起きたのはチュニジア領内の都市デヒーバ。同都市と国境をはさんで接するリビア側の都市ワーゼンで反体制派と戦っていたカダフィ政権軍の兵士がチュニジア領内に入り、同国軍と戦闘になった可能性がある。



 
 
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リビア:NATO軍空爆で反体制派12人死亡

【カイロ和田浩明】AP通信は28日、地元医師の証言として、リビア北西部ミスラタで北大西洋条約機構(NATO)軍が27日に行った空爆により、反体制派12人が死亡したと伝えた。「民間人保護」を目的にリビア政府軍を空爆しているNATOは今月1日にも、市民など13人が死亡する誤爆で謝罪している。

毎日新聞 2011年4月29日 東京朝刊



 
 
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クリントン国務長官、リビア関係国会議へ出席

2011/4/30 9:49

米国務省は29日、クリントン国務長官がローマでのリビア関係国会議に出席するため、5月4〜6日にイタリアを訪れると発表した。(ワシントン支局)



 
 
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カダフィ氏、多国籍軍に交渉呼びかけ…退陣否定

【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏は30日未明、国営テレビを通じて演説し、「今すぐ停戦に入る用意がある。フランス、イタリア、英国、米国よ。我々は交渉に応じる」と述べ、北大西洋条約機構(NATO)の指揮で首都トリポリなどへの空爆を続ける多国籍軍に対して停戦を呼びかけた。

反体制派との間で一進一退の戦闘が続く中、体制延命に向けて外交的解決を探る狙いがあるとみられる。

約80分にわたる演説では「なぜ、お前らは我々を攻撃するのか」と多国籍軍を一方的に非難したうえで、「和平への扉は開かれている」と述べ、停戦に応じるよう求めた。

ただ、反体制派が交渉の前提として要求する自らの退陣については、「カダフィが去るという望みは捨てろ。誰も私に国外退去を強いることはできない」と改めて拒否の姿勢を示した。

(2011年4月30日20時31分 読売新聞)



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