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大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年1月〜2月


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アフリカアフリカ Africa 2016

○2007年までのニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2007年
○2008年〜2009年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2008年〜2009年
○2010年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2010年
○2011年3月1日〜15日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月1日〜15日
○2011年3月16日〜31日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月16日〜31日
○2011年4月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年4月
○2011年5月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年5月
○2011年6月〜7月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年6月〜7月
○2011年8月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年8月
○最新のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国


○外務省 各国・地域情勢 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国

◆2011/01/01 ecool RWE石油ガス子会社、リビアで油田開発
◆2011/01/02 Innolife ィ・サンドク議員、「韓 - リビアの葛藤は円満に解決した」
◆2011/01/06 cnn.co.jp 駐リビア米大使交代か ウィキリークス公電暴露で
◆2011/01/16 毎日新聞 チュニジア:政権崩壊 アラブ諸国、波及懸念 強権体制、貧富の差共通
◆2011/01/16 cnn.co.jp チュニジア暫定大統領に下院議長、60日以内に選挙実施へ
◆2011/01/17 NIKKEI NET アラブ各国で抗議デモ広がる ヨルダン・アルジェリアなど
◆2011/02/04 NIKKEI NET 民主化デモ連鎖「イスラムの目覚め」 イラン最高指導者
◆2011/02/15 cnn.co.jp 中東・北アフリカに広がる混乱、国別の状況は今
◆2011/02/16 NIKKEI NET リビアでも反政府デモ 警官隊と衝突、14人負傷
◆2011/02/16 cnn.co.jp リビアでデモ隊と警察隊が衝突
◆2011/02/16 asahi.com リビアでデモ隊と警官隊衝突 十数人が負傷
◆2011/02/16 AFP BB News リビアでデモ隊と警官隊が衝突、38人負傷
◆2011/02/16 NIKKEI NET リビア反政府デモ フェイスブックで呼びかけ
◆2011/02/17 cnn.co.jp 抗議デモがリビアに飛び火、中東各地も混乱続く
◆2011/02/17 yomiuri.co.jp リビアで反政府デモ、数百人が警官隊と衝突
◆2011/02/17 yomiuri.co.jp デモ拡大のリビア、反体制勢力110人釈放
◆2011/02/17 asahi.com リビアでも反政府デモ、警官隊と衝突 人権派の釈放要求
◆2011/02/17 NIKKEI NET バーレーンデモ排除、死者4人 イラン艦船はスエズ通過中止
◆2011/02/17 NIKKEI NET バーレーン首都でアラブ緊急外相会議へ
◆2011/02/17 AFP BB News リビア、反体制デモの強制排除で死傷者
◆2011/02/17 NIKKEI NET リビアに飛び火、負傷多数 中東 抗議デモ続く
◆2011/02/17 NIKKEI NET リビアで抗議デモ、38人負傷 イランでも衝突
◆2011/02/17 毎日新聞 リビア:反体制派110人釈放 民衆デモ抑制にアメ
◆2011/02/17 毎日新聞 中東デモ:リビアに拡大、2人死亡 バーレーン、死者葬儀に数千人
◆2011/02/17 毎日新聞 中東デモ:バーレーン、デモ排除で2人死亡 リビア緊迫増す
◆2011/02/18 cnn.co.jp リビアのデモ拡大 死者21人との情報
◆2011/02/18 asahi.com リビアでも反体制デモ、13人死亡の情報
◆2011/02/18 asahi.com リビアで20人死亡 イエメン4人 止まらない中東デモ
◆2011/02/18 yomiuri.co.jp リビアの反体制デモ、20人死亡か
◆2011/02/18 朝鮮日報 リビアでまたも韓国企業事務所を現地住民が占拠
◆2011/02/18 AFP BB News リビア、「怒りの日」の反政府デモで7人死亡
◆2011/02/18 The Voice of Russia アラブ連盟サミット 情勢不安で無期限延期
◆2011/02/18 NIKKEI NET パナソニック、中東出張自粛6カ国追加
◆2011/02/18 NIKKEI NET 反政府デモ、リビアの死者は10人に
◆2011/02/18 NIKKEI NET リビア、死者10人に イエメンなどデモ続く
◆2011/02/18 毎日新聞 リビア:デモ隊「大佐を倒せ」 当局は警告、ネット遮断
◆2011/02/18 毎日新聞 リビア:デモ隊4000人と衝突、7人死亡 治安部隊、発砲か
◆2011/02/18 毎日新聞 リビア:デモ、5都市に拡大 「20人死亡」の情報も
◆2011/02/19 NIKKEI NET バーレーン、数千人が政権打倒を連呼 治安部隊は催涙弾
◆2011/02/19 NIKKEI NET バーレーンでデモに発砲、4人死亡か イエメンでも死者
◆2011/02/19 NIKKEI NET リビアのデモ被害拡大、80人超死亡か 人権団体集計
◆2011/02/19 NIKKEI NET リビアとは
◆2011/02/19 NIKKEI NET バーレーン首都広場、デモ隊再占拠 野党が対話拒否
◆2011/02/19 cnn.co.jp リビアで反政府デモ続く、新たな衝突で死者84人との情報
◆2011/02/19 yomiuri.co.jp リビア反体制派、北東部の都市ベイダ占拠か
◆2011/02/19 asahi.com バーレーンで再び衝突 負傷者多数、死者の情報も
◆2011/02/19 asahi.com オバマ大統領、中東の情勢「深く懸念」 声明発表
◆2011/02/19 asahi.com バーレーンの銃撃、負傷者70人超 デモ隊反発強める
◆2011/02/19 asahi.com リビア反政府勢力、東部の町占拠 政府側、奪還へ兵増強
◆2011/02/19 yomiuri.co.jp デモ、クウェートやジブチも…バーレーン軍発砲
◆2011/02/19 AFP BB News リビア治安部隊が発砲も、3日間での死者84人に HRW集計
◆2011/02/19 AFP BB News リビアのインターネット不通に、反体制デモ封じ込めか
◆2011/02/19 AFP BB News リビアのデモ死者40人超える、体制側は「デモ鎮圧」姿勢を明言
◆2011/02/19 毎日新聞 中東デモ:各地で死傷者 バーレーン、さらに4人死亡
◆2011/02/19 毎日新聞 クローズアップ2011:中東・北アフリカ蜂起 「民主化」異なる国情
◆2011/02/19 毎日新聞 リビア:国内第2の都市、2万人デモ さらに4人死亡
◆2011/02/19 毎日新聞 中東デモ:武力的弾圧、オバマ米大統領が非難
◆2011/02/19 毎日新聞 中東デモ:リビア、死者70人に バーレーン、ヘリが群衆に発砲
◆2011/02/20 AFP BB News リビアで新たな死傷者、犠牲者100人にせまる 反政府デモ
◆2011/02/20 NIKKEI NET リビアの死者、200人に 北東部で激しい衝突
◆2011/02/20 NIKKEI NET リビアとは 独裁支配41年間 憲法なく
◆2011/02/20 cnn.co.jp リビア反政府デモ、5日目に突入 西部にも拡大の兆し
◆2011/02/20 毎日新聞 中東激震:私はこう見る 笹川平和財団アドバイザー・佐々木良昭氏
◆2011/02/20 毎日新聞 リビア:体制打倒、厚い壁 厳しいデモ弾圧、支持者に「アメ」
◆2011/02/20 毎日新聞 中東デモ:リビア、死者85人に バーレーン、野党が対話拒否
◆2011/02/21 ブルームバーグ カダフィ大佐がリビア出国しベネズエラへ−新華社
◆2011/02/21 NIKKEI NET リビア、首都で衝突 カダフィ大佐次男「内戦の危機」
◆2011/02/21 NIKKEI NET リビア、カダフィ体制窮地に 騒乱が首都に波及
◆2011/02/21 NIKKEI NET 英首相「リビア政府は国民の声に耳を」
◆2011/02/21 NIKKEI NET EU、「暴力中止を」とリビアを非難
◆2011/02/21 NIKKEI NET リビア情勢「重大な懸念」 米国連大使
◆2011/02/21 NIKKEI NET 「街を支配」と市民 リビア・ベンガジで“勝利宣言”
◆2011/02/21 NIKKEI NET リビア首都で衝突、61人が死亡 大佐次男「内戦の危機」
◆2011/02/21 NIKKEI NET 菅首相、リビア「安定的な政権を期待」
◆2011/02/21 NIKKEI NET 強権支配、不満が噴出 弾圧で反政府指導者乏しく
◆2011/02/21 NIKKEI NET リビアの独裁体制とは
◆2011/02/21 AFP BB News カダフィ大佐次男 「反体制デモは外国の策略」、首都でも衝突 リビア
◆2011/02/21 AFP BB News リビア在住者の避難で調整、対応に温度差も EU
◆2011/02/21 cnn.co.jp リビア反政府勢力がベンガジ占拠か 死者200人超の情報も
◆2011/02/21 cnn.co.jp カダフィ大佐の次男がテレビ演説、反政府デモを批判
◆2011/02/21 毎日新聞 リビア:デモ隊に発砲 「大量殺人だ。世界に知らせてくれ」男性医師が惨状証言
◆2011/02/21 毎日新聞 中東デモ:リビア、死者250人 テヘランでも1人
◆2011/02/21 毎日新聞 リビア:EU外相「国民と対話を」 一部加盟国、対決に難色
◆2011/02/21 毎日新聞 リビア:米国「情勢に重大な懸念」 情報不足を認める
◆2011/02/21 毎日新聞 リビア:デモ隊、第2の都市制圧 モロッコに波及、チュニジア再燃
◆2011/02/21 毎日新聞 リビア:デモ隊、首都でも衝突 カダフィ氏次男「内戦の危機」
◆2011/02/22 NIKKEI NET リビア強硬姿勢に国際社会で非難 米は外交団引き揚げ
◆2011/02/22 NIKKEI NET NY金、再び1400ドル台 リビア緊迫で「有事の買い」
◆2011/02/22 NIKKEI NET [FT]リビア情勢緊迫、対応迫られる世界の石油大手
◆2011/02/22 NIKKEI NET NY株 大幅反落で始まる リビア情勢警戒、一時113ドル安
◆2011/02/22 NIKKEI NET 日経平均、終値192円安 リビア不安で全面安
◆2011/02/22 NIKKEI NET リビア「カダフィ離反」加速 聖職者や有力部族も反旗
◆2011/02/22 NIKKEI NET 外務省、リビア全土に渡航延期を勧告
◆2011/02/22 NIKKEI NET リビア退去の動き加速 企業従業員や外交団が「脱出」
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:アフリカ人雇い兵が市民殺りく カダフィ政権投入
◆2011/02/22 AFP BB News リビア首都で銃撃、カダフィ大佐ベネズエラ亡命情報も
◆2011/02/22 AFP BB News カダフィ政権離反の外交官が続出、リビア在外公館など
◆2011/02/22 AFP BB News リビアのカダフィ大佐、TVで亡命説を否定
◆2011/02/22 yomiuri.co.jp 流血容認できない…米国務長官、リビア非難声明
◆2011/02/22 yomiuri.co.jp カダフィ氏、出国説を否定…国営TVに登場
◆2011/02/22 yomiuri.co.jp 国連安保理、リビア情勢で緊急会合
◆2011/02/22 asahi.com イラン野党の反政府デモ中止 リビア緊迫化が影響か
◆2011/02/22 cnn.co.jp リビアのデモ、首都でも 東部都市は反政府勢力が占拠との見方
◆2011/02/22 cnn.co.jp 反政府勢力が制圧、リビア東部の現在
◆2011/02/22 NIKKEI NET リビア全土、渡航に注意喚起 政府が危険情報
◆2011/02/22 NIKKEI NET フィッチ、リビアを1段階格下げ
◆2011/02/22 NIKKEI NET リビア軍の一部が離反 カダフィ大佐、政権延命探る
◆2011/02/22 NIKKEI NET リビア首都、混乱広がる 政府内にも体制批判
◆2011/02/22 毎日新聞 原油先物相場:ロンドン 北海原油105ドル突破−−NYも高騰、87ドル台
◆2011/02/22 毎日新聞 中東デモ:日本企業、一部出国準備 リビア進出18社、警戒広がる
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:治安部隊とデモ隊衝突 米、打つ手乏しく 過去にテロ指定、直接接触なし
◆2011/02/22 毎日新聞 クローズアップ2011:リビア衝突 カダフィ氏、揺らぐ地位
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:政府施設放火 政権内、カダフィ氏退陣論
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:無差別空爆、死者累計500人 カダフィ氏、退陣否定
◆2011/02/22 毎日新聞 原油:リビアの混乱拡大で急騰 東京市場も
◆2011/02/22 毎日新聞 菅首相:リビア情勢「非常に問題」−−閣僚会議
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:騒乱 外務省、渡航延期勧告 旅行会社はツアー中止
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:欧州系企業、緊急避難へ
◆2011/02/22 毎日新聞 リビア:空爆、国連総長が「激怒」 各国が相次ぎ非難
◆2011/02/23 NIKKEI NET [FT]実益外交を揺るがすリビアの教訓
◆2011/02/23 NIKKEI NET 中東緊迫でマネー混乱 NY株今年最大の下げ、原油急騰
◆2011/02/23 NIKKEI NET リビア反体制派、東部ほぼ掌握 原油出荷が一部停滞
◆2011/02/23 AFP BB News 「最後の血の一滴まで戦う」、カダフィ大佐が徹底弾圧を宣言
◆2011/02/23 yomiuri.co.jp カダフィ氏、「私は革命家」と退陣要求拒否
◆2011/02/23 yomiuri.co.jp 独首相がカダフィ氏非難、EUは協定協議中断
◆2011/02/23 yomiuri.co.jp リビアのデモへの武力行使を非難…国連安保理
◆2011/02/23 yomiuri.co.jp リビアの米国人、脱出急ぐ…米政府チャーター船
◆2011/02/23 yomiuri.co.jp カダフィ見限り脱出?リビア艦船も戦闘機も
◆2011/02/23 asahi.com リビア東部、反体制派が掌握 将校・外交官、離反相次ぐ
◆2011/02/23 asahi.com カダフィ氏、TV演説で退陣否定 「我々は国政に適任」
◆2011/02/23 asahi.com アラブ連盟、リビアの参加禁止 EUは制裁措置検討へ
◆2011/02/23 asahi.com カダフィ氏「最後まで戦う」「一軒ずつ回って粛清」
◆2011/02/23 asahi.com 国連安保理「市民への武力行使を非難」 リビア情勢巡り
◆2011/02/23 asahi.com リビア国連大使と次席、カダフィ氏巡り意見対立 安保理
◆2011/02/23 asahi.com サルコジ氏、EUに制裁求める 「血みどろの抑圧」
◆2011/02/23 asahi.com 「リビアデモの死者は1000人以上」 イタリア外相
◆2011/02/23 asahi.com EU、リビア批判強める 大佐の資産凍結など協議へ
◆2011/02/23 cnn.co.jp カダフィ大佐、テレビ演説で退陣拒否 内部の離反相次ぐ
◆2011/02/23 NIKKEI NET S&P、リビアを格下げ
◆2011/02/23 NIKKEI NET NY株、下げ幅今年最大 リビア緊迫や原油高受け
◆2011/02/23 NIKKEI NET カダフィ大佐、デモ「死刑に値する」 国民との亀裂一段
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:政情不安拡大 ギリシャ、自国民を保護 軍用機派遣へ
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:国境、避難民続々 エジプト人労働者ら
◆2011/02/23 毎日新聞 クローズアップ2011:中東デモ拡大 民意読めぬ独裁者
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:情勢緊迫化 日本、動向を注視
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:情勢緊迫化 不安、原油高招く 世界経済に影、株安も進行
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:カダフィ氏「国、離れない」 退陣改めて拒否
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:情勢緊迫化 不安、原油高招く 国際開発センター・畑中美樹研究顧問の話
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:反体制派の解放区、銃掲げ「勝利」の笑顔−−イムサード
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:公安相も離反 東部主要都市、反政府勢力が支配
◆2011/02/23 毎日新聞 国連安保理:リビア非難声明 「深刻な憂慮」
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:カダフィ氏演説 虚勢の裏に焦り
◆2011/02/23 毎日新聞 リビア:北東部ルポ 「解放区」の高揚 武装住民「自由なリビアへようこそ」
◆2011/02/24 yomiuri.co.jp リビア軍戦闘機墜落…空爆拒否で乗務員脱出
◆2011/02/24 yomiuri.co.jp カダフィ氏、完全に孤立か…反体制派が東部制圧
◆2011/02/24 yomiuri.co.jp カダフィ体制、頼みは雇い兵…部族や軍は離反
◆2011/02/24 yomiuri.co.jp 米大統領、リビア制裁検討「あらゆる選択肢」
◆2011/02/24 yomiuri.co.jp EU、リビアへの制裁発動を本格検討で合意
◆2011/02/24 yomiuri.co.jp カダフィ氏親族も見切り、レバノンへ脱出図る
◆2011/02/24 asahi.com 反体制派への攻撃強まる カダフィ大佐「粛清」演説で
◆2011/02/24 asahi.com リビアのデモ隊、首都近郊の都市を相次ぎ制圧
◆2011/02/24 AFP BB News リビア東部、反体制派が掌握 軍兵士の「寝返り」背景に
◆2011/02/24 asahi.com 米、リビア制裁を検討 オバマ大統領、包囲網築く方針
◆2011/02/24 asahi.com パンナム機爆破「大佐の命令」 辞任の法相明かす
◆2011/02/24 asahi.com カダフィ大佐娘の親善大使解任 国連開発計画
◆2011/02/24 asahi.com カダフィ氏、変革起きても重職に 英紙に三男見通し
◆2011/02/24 cnn.co.jp リビア 国外からの非難強まる、軍からも離反者続出
◆2011/02/24 cnn.co.jp パンナム機爆破テロはカダフィ大佐が命令、前司法書記
◆2011/02/24 cnn.co.jp リビア反政府派、新たな都市制圧 アルカイダが支援表明
◆2011/02/24 NIKKEI NET EUもリビア制裁検討 カダフィ氏らのビザ禁止へ
◆2011/02/24 NIKKEI NET EU、リビア制裁検討で合意 ビザ禁止や資産凍結など
◆2011/02/24 NIKKEI NET EUもリビア制裁検討 カダフィ氏らのビザ禁止へ
◆2011/02/24 NIKKEI NET 国連人権理が非難決議採択へ
◆2011/02/24 NIKKEI NET 国連事務総長、再び非難「国際人道法に甚だしく違反」
◆2011/02/24 NIKKEI NET 日経平均、続落で始まる リスク回避で売り先行
◆2011/02/24 NIKKEI NET リビア、迫る首都攻防 軍は「カダフィ離れ」加速
◆2011/02/24 NIKKEI NET リビア首都包囲網狭まる 反体制派、西方都市も制圧
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:米で制裁論
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:情勢緊迫化 自国民退避、各国が急ぐ
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:雇い兵投入に市民怒り 「子供、老人まで殺す」 国軍も離反
◆2011/02/24 毎日新聞 ファイル:リビア非難「日本も同じ」−−枝野官房長官
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:カダフィ打倒の気勢と「無秩序」憂える声−−北東部トブルク
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:強まる非難 反政府勢力が包囲網
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:イラン大統領が武力弾圧を批判
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:追加措置でEUも合意
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:狭まる包囲網
◆2011/02/24 毎日新聞 リビア:米、制裁示唆 国民殺害「許し難い」−−オバマ大統領声明
◆2011/02/24 毎日新聞 原油先物相場:NY 一時100ドル、2年5カ月ぶり リビア生産中断続出
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp リビア反体制派首都に迫る…死者2千人の情報
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp リビア無政府状態…部族ら割拠、原油輸出に懸念
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp 安保理、リビア制裁を検討へ…露は慎重姿勢
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp リビア情勢で米大統領、英仏伊首脳と電話会談
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp カダフィ氏支持部隊が反体制派攻撃、23人死亡
◆2011/02/25 AFP BB News 【写真特集】リビア反体制派、首都トリポリに迫る
◆2011/02/25 AFP BB News 「リビアは無政府状態」、外国人が続々脱出
◆2011/02/25 asahi.com リビア政権側が報復攻撃 カダフィ氏演説「デモはテロ」
◆2011/02/25 asahi.com カダフィ夫人はウィーンで買い物ざんまい 現地紙が報道
◆2011/02/25 asahi.com リビア政権側の攻撃 17人死亡200人負傷と報道
◆2011/02/25 asahi.com デモ弾圧の傭兵、寄せ集めも リビア反体制派、心寄せる
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp NATO、リビア情勢巡り緊急会合開催へ
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp 治安部隊、トリポリでデモ隊に発砲…死傷者多数
◆2011/02/25 yomiuri.co.jp 狙撃・即遺体回収、カダフィ氏の弾圧徹底策報道
◆2011/02/25 NIKKEI NET 中東混迷、近畿の企業が警戒 出張自粛の地域拡大
◆2011/02/25 NIKKEI NET NY原油、終値は反落97ドル台 一時103ドル台
◆2011/02/25 cnn.co.jp 「若者たちはアルカイダに操られている」カダフィ大佐
◆2011/02/25 NIKKEI NET リビア制裁へ欧州動く 英仏が安保理に提案、移民を懸念
◆2011/02/25 NIKKEI NET 原油価格高騰、日本の影響注視 中東巡り関係閣僚会議
◆2011/02/25 NIKKEI NET カダフィ親族窮地 権力独占のツケ、離反の流れ加速
◆2011/02/25 福祉労働 リビアと国際障害者年そして提案者の非業の死
◆2011/02/25 NIKKEI NET リビア反体制派、首都周辺に迫る 支配地域を拡大
◆2011/02/25 毎日新聞 EU:リビアへの人道介入検討
◆2011/02/25 毎日新聞 リビア:旧国王ゆかりの町 群衆、警察圧倒 「2人のデモ」きっかけ、解放に沸く広場
◆2011/02/25 毎日新聞 リビア:反政府勢力、首都包囲 「抵抗やめろ」カダフィ氏演説
◆2011/02/25 毎日新聞 リビア:国連安保理、制裁協議へ
◆2011/02/25 毎日新聞 中東混乱:ボートピープル続々 「100万人流入」イタリア警戒
◆2011/02/25 毎日新聞 リビア:首都攻防、政府側が反撃 反体制側死者100人
◆2011/02/26 AFP BB News カダフィ大佐のいとこも離反、リビア政権内部にも変動
◆2011/02/26 AFP BB News リビア国連大使が安保理に介入要請、その後亡命か
◆2011/02/26 asahi.com リビア首都で反体制デモ 治安部隊の銃撃で死傷者多数
◆2011/02/26 asahi.com チュニジア国境 リビアからの難民2万2千人
◆2011/02/26 asahi.com カダフィ大佐また演説 支持者に武装呼びかけ
◆2011/02/26 asahi.com 銃撃戦・政府ビルに火…リビア脱出の日本人男性語る
◆2011/02/26 asahi.com カダフィ大佐らに制裁、安保理が決議案を非公式協議
◆2011/02/26 asahi.com 米国、リビアに制裁 カダフィ大佐や親族の資産凍結
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp リビア国連大使、突然涙のカダフィ氏非難演説
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp 米、リビア制裁発動へ…大使館を一時閉鎖
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp 安保理もリビア制裁協議
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp カダフィ氏、反体制派への徹底弾圧を宣言
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp リビア脱出、毎日1万人が殺到…チュニジア国境
◆2011/02/26 NIKKEI NET 原油反発、 4月物は97.88ドルで終了 NY市場
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp カダフィ氏資産、英国だけで3兆3870億円?
◆2011/02/26 yomiuri.co.jp 解放の街、市民歓喜…カダフィ氏の肖像画黒こげ
◆2011/02/26 asahi.com スイス、カダフィ一族の資産凍結 総額550億円か
◆2011/02/26 asahi.com 国連総長「リビア市民の保護、国際社会の責任」
◆2011/02/26 asahi.com EU、リビア制裁で合意 カダフィ一族の資産凍結など
◆2011/02/26 asahi.com リビア首都、市街戦へ動き活発化 カダフィ氏住居に戦車
◆2011/02/26 cnn.co.jp 混迷のリビアで化学兵器の使用・流出の懸念広がる
◆2011/02/26 cnn.co.jp カダフィ氏家族に脱出の動き、首都で反体制デモに発砲
◆2011/02/26 Human Rights Watch リビア:治安部隊が西部都市でデモ隊に発砲
◆2011/02/26 NIKKEI NET リビア制裁決議案、週末にも採択へ 国連安保理
◆2011/02/26 NIKKEI NET リビア大使館を一時閉鎖 外務省、職員3人退避へ
◆2011/02/26 NIKKEI NET カダフィ大佐、親衛組織の結束保つ 政権掌握になお自信
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:カダフィ一家、メディア露出
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:「生物化学兵器、使用する危険」 前法相が警告
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:「自由への戦い、まだ続く」 11人眠る墓、住民ら花手向け−−北東部デルナ
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:前原外相「カダフィ大佐、頭を冷やして」
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:在住の日本人に外務省退避勧告
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:反政府派が制圧、東部ベンガジ 「自治委員会」結成の動き
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:金曜礼拝、トリポリ緊迫 日本大使館を一時閉鎖
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:「国民に銃向ける指導者は去れ」 前法相、即時退陣求める
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:首都攻防激化 カダフィ氏「侵略駆逐する」
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:チュニジア国境、数千人避難 死んだ町「雇い兵が殺しに来る」
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:資産凍結など、EU制裁合意
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:「兄弟カダフィよ去れ」 一時擁護、国連大使が非難
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:「人道に対する罪」適用 国連安保理が制裁協議
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:米、制裁発動 「正当性ゼロ」事実上の退陣要求
◆2011/02/26 毎日新聞 リビア:「カダフィはしぶとい」…出稼ぎチュニジア人
◆2011/02/27 NIKKEI NET リビア、150万人の外国人労働者が出国できず
◆2011/02/27 yomiuri.co.jp リビア首都防衛に雇い兵、1日16万円で募集か
◆2011/02/27 yomiuri.co.jp カダフィ派、首都で反体制派25人殺害か
◆2011/02/27 yomiuri.co.jp リビア制裁決議、国連安保理が全会一致で採択
◆2011/02/27 yomiuri.co.jp ブレア元英首相、カダフィ氏に辞任促す電話
◆2011/02/27 asahi.com 「双方が徹底抗戦、流血続く懸念」 駐リビア大使脱出
◆2011/02/27 asahi.com リビア制裁決議、全会一致で採択 安保理、武器禁輸など
◆2011/02/27 asahi.com リビア反体制派、東部で暫定政府樹立へ 前法相が発表
◆2011/02/27 cnn.co.jp 国連安保理、対リビア制裁決議採択に向け協議
◆2011/02/27 cnn.co.jp 国連安保理、対リビア制裁決議を全会一致で採択
◆2011/02/27 cnn.co.jp リビア反政府勢力、前法相を指導者に選出か
◆2011/02/27 NIKKEI NET 安保理、リビア制裁決議を採択
◆2011/02/27 毎日新聞 中東激震:私はこう見る バラク・シーナー氏/ミルザ・アリ・モハメド氏
◆2011/02/27 毎日新聞 リビア:外交団「政権決別」 国連人権理事会、理事資格を停止
◆2011/02/27 毎日新聞 リビア:第2の都市ベンガジ デモ陥落軍事基地、見物市民であふれ
◆2011/02/27 毎日新聞 リビア:出稼ぎチュニジア人「カダフィはしぶとい」 身内に離反者出ていない
◆2011/02/27 毎日新聞 リビア:首都緊迫「最後のとりで」 弾圧苛烈/品不足も 「変革までデモ続ける」
◆2011/02/27 毎日新聞 リビア:カダフィ政権、住民に武装命令
◆2011/02/27 AFP BB News リビアから大勢の外国人が出国、救出遅いとの批判も
◆2011/02/27 AFP BB News 国連安保理、リビア制裁決議を全会一致で採択
◆2011/02/28 NIKKEI NET イタリア、リビアとの友好条約凍結
◆2011/02/28 NIKKEI NET 英外相「カダフィ大佐、退陣の時」 外交特権を剥奪
◆2011/02/28 NIKKEI NET 安保理「カダフィ封じ」に限界、身柄拘束の権限弱く
◆2011/02/28 NIKKEI NET 英特殊部隊、リビアの自国民150人を救出 空軍機で
◆2011/02/28 NIKKEI NET リビア反体制派、欧米政府と接触を開始
◆2011/02/28 NIKKEI NET 官房長官、安保理のリビア制裁決議を歓迎
◆2011/02/28 NIKKEI NET 米ロ外相、リビア巡り会談 カダフィ大佐は抵抗続ける
◆2011/02/28 cnn.co.jp トリポリ近郊で治安部隊離反、国境に多数の脱出者 リビア
◆2011/02/28 cnn.co.jp リビア、反体制派内で温度差 カダフィ氏、国連決議批判
◆2011/02/28 cnn.co.jp 米、反カダフィ勢力を後押し クリントン長官が表明
◆2011/02/28 NIKKEI NET 欧州もう一つの「南北問題」 中東移民巡り足並み乱れも
◆2011/02/28 NIKKEI NET リビア反体制派、武力に限界 離反の軍部隊は小銃が主力
◆2011/02/28 yomiuri.co.jp 米国務長官「リビア、予測するには時期尚早」
◆2011/02/28 yomiuri.co.jp 首都の南西一帯が陥落か、カダフィ氏は否定
◆2011/02/28 yomiuri.co.jp カダフィ氏「愛人」ウクライナ女性、リビア脱出
◆2011/02/28 cnn.co.jp トリポリ近郊で治安部隊離反、国境に多数の脱出者 リビア
◆2011/02/28 asahi.com リビア脱出10万人超す 国境のキャンプ、パンク状態
◆2011/02/28 NIKKEI NET カダフィ大佐、首都の守り固める 攻防長期化も
◆2011/02/28 NIKKEI NET 「カダフィ後」受け皿作り 反体制派、足並み乱れも
◆2011/02/28 毎日新聞 リビア:前法相「暫定政権樹立」 政府、首都の一部統制放棄
◆2011/02/28 毎日新聞 リビア:制裁決議、全会一致で採択 無差別暴力訴追も−−国連安保理
◆2011/02/28 毎日新聞 リビア:カダフィ氏「最愛の女性」も国外脱出
◆2011/02/28 毎日新聞 リビア:カダフィ氏なお強硬 政府、戦車で反撃準備−−アズザウィーヤ
◆2011/02/28 AFP BB News どうなる「カダフィ後」のリビア、国民国家と部族の間で揺れる未来
◆2011/02/28 AFP BB News リビア、反体制派が西部都市を掌握 前法相は移行政権樹立の意向
◆2011/02/28 AFP BB News 【写真特集】リビアの最高指導者、ムアマル・カダフィ大佐

【参考図書】
リビアを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
塩尻 和子著 明石書店 ¥2,100 B6版 399ページ 2006年8月 [amazon]

リビア物語―世界遺産と大砂漠の旅
滝口 鉄夫著 論創社 ¥2,625 B6版 196ページ 2007年1月 [amazon]

砂漠の思想―リビアで考えたこと
野田 正彰著 みすず書房 ¥2,730 B6版 240ページ 2005年2月 [amazon]


 
 
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RWE石油ガス子会社、リビアで油田開発

2011年01月01日

独エネルギー大手RWE傘下で石油・天然ガス開発を手掛けるRWE Deaは、リビア国営石油公社(NOC)と、シルテ(Sirte)盆地の油田開発に関する契約を締結した。この契約により、NOCとRWE Deaによる合弁会社設立とRWE Deaのリビアでの開発に道筋がつけられることになる。

RWE Deaは、開発に約5000万ドルを投じ、さらに油田開発のためにRWE Deaが50%の持ち分を有する合弁会社に13億ドルを投資することを計画している。この地域からの石油生産は、2014年および2015年からと想定されている。



 
 
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ィ・サンドク議員、「韓 - リビアの葛藤は円満に解決した」

2011/01/02(Sun) 06:00

スパイ容疑でリビア当局に逮捕され裁判を受けてきた現地の宣教師ら2人に対し、赦免の措置が下さlれるなど、両国関係が完全に正常化されたことが確認された。

リビアとの外交紛争を仲裁してきたィ・サンドク前国会副議長は、今日、ハンナラ党新年挨拶会に参加して、裁判を受けていた宣教師ら2人に対し、リビア政府が今月29日、パスポート、自動車などをすべて返してあげたと話した。続いて先月29日、韓国 - リビアの国交正常化30周年記念レセプションには、リビアの首相が直接お祝いの言葉と植木鉢を送るなど、リビアとの関係が円満に解決したと説明した。スパイ容疑などで逮捕された韓国人2人は昨年10月、両国の関係正常化の合意に基づいて釈放されたが、これまで、出国禁止の状態で裁判を受けてきた。



 
 
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駐リビア米大使交代か ウィキリークス公電暴露で

2011.01.06 Thu posted at: 13:40 JST

ワシントン(CNN) ウィキリークスの米外交公電暴露を受け、米政府が駐リビア大使を交代させる可能性が浮上している。

駐リビア大使のジーン・クレツ氏は現在、国務省との協議のためワシントンに戻っている。ウィキリークスが暴露したクレツ大使からワシントンに送られたとされる公電には、リビアのカダフィ大佐は「気まぐれな変人」で、「色っぽい」金髪のウクライナ人看護師を連れている、などと書かれていた。

匿名の米高官は、「我々が検討している問題の1つは、起きてしまったことを踏まえ、(クレツ氏)が大使として我が国の利益に貢献できるかどうかだ」と話している。また同高官は、ウィキリークスに関してリビア側から懸念が表明されたとし、公電暴露により元々複雑であるリビアとの関係がさらに複雑になったと語った。

さらに同高官は、ウィキリークスの影響はリビアにとどまらず各国政府と大使の関係にも影響を及ぼしていると指摘。何らかの変更を行うべきかどうかを継続的に検討していくとした。

国務省は表向きにはリビアから大使交代の要請はないとしている。同省のクローリー次官補(広報担当)は会見で、「(クレツ氏が)現在も駐リビア大使だ」と強調する一方、同大使とリビアへの帰国について話し合う予定だとも述べている。

前述の高官によると、クリントン国務長官は外交官らが今後も率直な意見をワシントンに提供することを望んでいるという。



 
 
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リビアでも反政府デモ 警官隊と衝突、14人負傷

フェイスブックでデモ呼びかけ

2011/2/16 17:28 (2011/2/16 19:28更新)

【カイロ共同】ロイター通信によると、リビア北東部ベンガジで15日夜から16日にかけ、人権活動家の拘束に抗議するデモ隊と警官隊や政府支持者が衝突し、デモ隊の4人と警官10人の計14人が負傷した。目撃者や地元メディアが伝えた。

ペルシャ湾の島国バーレーンの首都マナマ中心部にある「真珠広場」では、数千人のデモ隊が広場を占拠。国営イラン放送によると、テヘラン大では16日、体制を支持する学生と反体制派が衝突した。

チュニジアやエジプトで指導者を退陣に追い込んだ反政府デモは中東全域に拡大。最高指導者カダフィ大佐が40年以上独裁体制を敷くリビアや、国内少数派のイスラム教スンニ派の王族が権力を握るバーレーンにも波及、イランの体制も揺さぶっている。

AP通信によると、リビアではインターネット交流サイト「フェイスブック」を通じて17日のデモが呼び掛けられている。ベンガジは以前にもデモが起きている。16日のデモには数百人が参加、マハムーディ全人民委員会書記(首相)の退陣を要求したが、カダフィ大佐の辞任は求めていないという。

一方、ロイターが伝えたリビア国営テレビの報道によると、リビア各地では16日、カダフィ大佐を支持する集会などが行われた。人権活動家は、非合法のイスラム過激派組織のメンバーとされた110人が同日中に釈放されると述べたが、デモとの関連は不明。

テヘラン大では、14日に反体制派が行ったデモ中に起きた発砲で死亡した男子学生の葬儀が行われていた。反体制派は大学の外に追い出されたという。



 
 
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リビアでデモ隊と警察隊が衝突

(CNN) カダフィ大佐の統治が約40年続くリビアで16日、警察隊と人権活動家の拘束に抗議するデモ隊が衝突した。デモ隊の数人が拘束された。地元メディアが伝えた。

デモはリビア北東部ベンガジで実施され、150〜200人が参加したと見られる。



 
 
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リビアでデモ隊と警官隊衝突 十数人が負傷

2011年2月16日16時47分

【カイロ=前川浩之】ロイター通信によると、北アフリカ・リビア東部のベンガジで15日夜、人権活動家の釈放を要求していた反政府デモ隊と、警官隊が衝突。十数人が負傷した模様だ。地元メディアによると、16日朝までに警官隊がデモ隊を排除したという。リビアでは1969年の王制打倒クーデター以後、最高指導者のカダフィ大佐が独裁的な統治を続ける。



 
 
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リビアでデモ隊と警官隊が衝突、38人負傷

2011年02月16日 22:44 発信地:トリポリ/リビア

【2月16日 AFP】(一部更新、写真追加)北アフリカ・リビア北東部のベンガジ(Benghazi)で15日夜、デモ隊と治安部隊が衝突し38人が負傷し、病院で手当てを受けた。現地の病院関係者が明らかにした。いずれも軽傷だという。

16日の現地紙クリナ(Quryna)によると、1996年に首都トリポリ(Tripoli)のアブ・サリム(Abu Salim)刑務所で起きた銃撃事件の犠牲者の遺族が、彼らの弁護士の釈放を求めて警察施設の前でデモを始めた。これと最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐を支持するグループが衝突したため、警官隊が介入したという。

英BBCは目撃者の話として、投石された警官隊は催涙弾や放水銃、ゴム弾を使用したと伝えた。しかしデモ参加者は増え、「国民は汚職を根絶する」「殉教者たちが流した血を無駄にはしない」といった反体制的スローガンを叫び始めた。

その直後国営テレビはベンガジやトリポリ、地中海沿岸のスルト(Syrte)、中部のセブハ(Sebha)などで行われたカダフィ大佐を支持するグループのデモの模様を放送した。

クリナ紙によると負傷者にはデモ参加者3人と治安要員10人が含まれている。また、弁護士は銃撃事件の犠牲者遺族らの求めを受けて釈放されたという。弁護士が拘束されていた理由は明らかになっていない。

ベンガジでは2006年、預言者ムハンマド(Mohammed)の漫画に怒ったイスラム教徒たちが旧宗主国のイタリアに抗議する集会を開き、14人が死亡、69人が負傷している。チュニジアやエジプトの強権的な指導者を失脚させた反政府デモに刺激される形でリビアでも、17日にこの14人を追悼するデモを実施しようとインターネットで呼びかけられている。

交流サイト「フェースブック(Facebook)」で17日のデモを呼びかけているグループの1つのメンバーは、14日の4400人から、ベンガジでの衝突から一夜明けた16日朝には9600人に増えた。(c)AFP



 
 
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リビア反政府デモ フェイスブックで呼びかけ

警官隊と衝突、14人負傷

2011/2/16 17:28

【カイロ共同】ロイター通信によると、リビア北東部ベンガジで15日夜から16日にかけ、人権活動家の拘束に抗議するデモ隊と警官隊や政府支持者が衝突し、デモ隊の4人と警官10人の計14人が負傷した。目撃者や地元メディアが伝えた。

ペルシャ湾の島国バーレーンの首都マナマ中心部にある「真珠広場」では、数千人のデモ隊が広場を占拠。国営イラン放送によると、テヘラン大では16日、体制を支持する学生と反体制派が衝突した。

チュニジアやエジプトで指導者を退陣に追い込んだ反政府デモは中東全域に拡大。最高指導者カダフィ大佐が40年以上独裁体制を敷くリビアや、国内少数派のイスラム教スンニ派の王族が権力を握るバーレーンにも波及、イランの体制も揺さぶっている。

AP通信によると、リビアではインターネット交流サイト「フェイスブック」を通じて17日のデモが呼び掛けられている。ベンガジは以前にもデモが起きている。16日のデモには数百人が参加、マハムーディ全人民委員会書記(首相)の退陣を要求したが、カダフィ大佐の辞任は求めていないという。

一方、ロイターが伝えたリビア国営テレビの報道によると、リビア各地では16日、カダフィ大佐を支持する集会などが行われた。人権活動家は、非合法のイスラム過激派組織のメンバーとされた110人が同日中に釈放されると述べたが、デモとの関連は不明。

テヘラン大では、14日に反体制派が行ったデモ中に起きた発砲で死亡した男子学生の葬儀が行われていた。反体制派は大学の外に追い出されたという。



 
 
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抗議デモがリビアに飛び火、中東各地も混乱続く

2011.02.17 Thu posted at: 09:55 JST

(CNN) 北アフリカのチュニジアに端を発し、エジプトのムバラク政権を崩壊させて中東に広がった反政府デモはリビアにも飛び火した。イランやバーレーン、アルジェリア、ヨルダン、シリア、イエメンでも、国民の不満にソーシャルメディアが火をつける形で抗議デモが続いている。

カダフィ大佐の統治が1969年以来続いてきたリビアでは16日、沿岸部のベンガジで当局に拘束された人権活動家を支援する集会に約200人が参加。警察と衝突して数人が拘束された。

デモ6日目に入ったイエメンでは同日、大学のカリキュラム改善を求めていた学生のデモが反政府デモに発展。活動家によると、反政府デモの参加者3人が政府支持派と衝突して負傷し、このうち1人が入院したという。

32年間実権を握ってきたイエメンのサレハ大統領は、2013年に任期が切れた後は再選を目指さない意向を表明している。

バーレーンではこの日、衝突で死亡した活動家の葬列に数千人が参加し、首都マナマ中心部の真珠広場に陣取った。これに対して政府支持派も、マナマや同国第2の都市ムハラクで集会を開いた。

イランの首都テヘランでは、銃で撃たれて死亡した26歳の男性の葬儀が営まれ、反体制派と体制派の双方から多数が参列した。同国は外国のメディアによるデモ取材を認めていないが、活動家によれば、警察がデモ隊に向けて催涙弾を発射したり、警棒で参加者を殴ったりしているという。

一方、1月の政変でベンアリ前大統領が追放されたチュニジアでは、夜間外出禁止令が解除された。しかし国営通信によれば、まだ非常事態宣言は続いている。



 
 
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リビアで反政府デモ、数百人が警官隊と衝突

【エルサレム=加藤賢治、マナマ=佐藤昌宏】AFP通信によると、リビア北東部の都市ベンガジで15日から16日にかけ、体制に批判的な人権活動家が拘束されたことに反発する住民数百人が警官隊と衝突し、38人が負傷した。

住民は市中心部の広場にデモ行進し、警察や体制支持派に火炎瓶や石を投げつけたという。16日には、バーレーンとイエメン、イランでも衝突やデモがあり、イエメンでは2人が死亡した。

ベンガジは首都トリポリに次ぐ国内第2の都市。最高指導者カダフィ氏(68)が強権支配を続けるリビアで、体制に異議を唱える街頭デモは極めて異例。AP通信によると、デモ参加者は「ムアマル(・カダフィ)はアラーの敵だ」などと叫んでは、政権の腐敗を糾弾した。

(2011年2月17日01時30分 読売新聞)



 
 
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デモ拡大のリビア、反体制勢力110人釈放

【エルサレム=加藤賢治】AFP通信などによると、反体制デモが起きているリビアで16日、同国の最高指導者カダフィ氏(68)の打倒を掲げる組織「リビアのイスラム戦闘集団」のメンバー110人が、首都トリポリの刑務所から釈放された。

反体制派がインターネットを通し、17日に全土でカダフィ氏辞任を求める大規模デモの実施を呼び掛けるなど、情勢が緊迫しており、政権側が釈放で反体制勢力の不満を和らげようとしたとみられる。

一方、AP通信によると、15日から16日にかけ、北東部のベンガジで起きた反体制デモは同日、北西部のゼンタン、北東部のベイダの2都市に拡大。いずれも数百人が、政権交代を叫びながら、警察署などに火を放ち、警官隊と衝突した。

(2011年2月17日11時51分 読売新聞)



 
 
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リビアでも反政府デモ、警官隊と衝突 人権派の釈放要求

2011年2月17日1時31分

【カイロ=貫洞欣寛、前川浩之】リビアからの報道によると、同国東部ベンガジで15日夜、人権活動家の釈放を求めるデモ隊と私服警官隊が衝突した。AFP通信によると38人が負傷した。

リビアでは1969年の王制打倒クーデター以後、カダフィ大佐による独裁が続く。ベンガジは、カダフィ大佐への反発が強い地域とされるが、強権的なカダフィ体制下で公然とデモが起きたことは異例だ。

当局は16日朝までにデモ隊を排除した模様だ。ただし当局は、反政府行動を沈静化させようと、拘束中の活動家ら110人を釈放する方針とも伝えられている。

一方、バーレーンからの報道によると、同国の多数派であるイスラム教シーア派の市民らによる権利拡大や民主化を求めるデモは、首都マナマ中心部の「真珠広場」で16日も続いている。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、警官隊との衝突で死亡した犠牲者の葬儀が行われ、数千人の市民が参列した。警官隊との衝突はなかった模様だが、広場には「体制打倒」を叫ぶ若者たちが大勢残っており、デモは勢いを失っていない。

ハマド国王は15日のテレビ演説で、手荒な鎮圧に対しての遺憾の意と社会改革を進める意向を表明し、デモの沈静化を促した。だが、同国の人権活動家ナビール・ラジャブ氏はアルジャジーラに「国王の演説は具体的にどう要求に応えるのか不透明。欲しいのは変革だ」と語り、デモは収束しないとの見方を示した。

デモ鎮圧に抗議して議会をボイコットした最大会派、イスラム国民統合協会(シーア派)の幹事長を務めるアリ・サルマン師は16日、マナマで記者会見し、「(国王が任命する)首相を選挙で選ぶべきだ」との考えを示した。

同協会所属のフセイン議員も、朝日新聞に「葬儀は平和的だった。エジプトもそうだが、中東の国々にはそれぞれ自分たちで解決すべき問題があり、バーレーンも(首相公選や民主化のための)憲法改正などがそれにあたる」と話した。マッタール議員もアルジャジーラに対し「望んでいるのは、大統領側との対話だ」と語った。

バーレーンは人口約110万人(推定)。シーア派が7割を占めるが、王家はスンニ派で、シーア派住民は差別的待遇の改善などを訴えてきた。石油収入が国家歳入の約7割を占める。湾岸地域の金融センターの役割を果たしているほか、米海軍第5艦隊司令部があり、米国の中東戦略の要でもある。

イエメンでもサレハ大統領の即時退陣を求める反政府デモが続き、地元メディアによると、南部アデンで警察隊と衝突したデモ隊の2人が死亡した。大統領は2013年の引退と息子への権力継承をしないと表明したが収まらず、当局側は大統領支持派を動員した官製デモ隊を首都の各所に配置、デモの抑え込みを図っているとみられる。



 
 
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バーレーン首都でアラブ緊急外相会議へ

事態収拾に向け協議

2011/2/17 23:13

【カイロ=花房良祐】中東各国で反政府デモの混乱が広がるなか、バーレーンでは17日未明、治安当局がデモ隊を強制排除し、死者は計4人となった。北アフリカのリビアでも16日、当局とデモ隊の衝突で4人が死亡したと反体制派メディアが伝えた。ロイター通信によると、湾岸アラブ諸国は17日夜、バーレーンの首都マナマで緊急外相会議を開き、事態収拾に向け協議する。

バーレーン当局は17日未明に首都マナマのデモ隊を強制排除し、AFP通信によると、4人が死亡、95人が負傷した。内務省報道官は「対話の機会が尽きた」と排除の理由を述べた。市内には戦車や装甲車が展開、当局は強硬姿勢を示している。デモは収束したが、野党勢力は反発を強めており、再度デモを行う構え。

一方、シリアに向かっていたイラン軍艦船は17日、スエズ運河を通過しなかった。挑発行為として懸念が高まったが、運河当局者は日本経済新聞に「イラン軍艦船はエジプト政府の通航許可を得ていない」と話した。ロイター通信は同日、イラン軍艦船が運河通航を中止したと報じた。



 
 
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リビア、反体制デモの強制排除で死傷者

2011年02月17日 21:46 発信地:ニコシア/キプロス

【2月17日 AFP】リビアの反体制派や海外に拠点を置く人権団体などが17日明らかにしたところによると、リビアで治安部隊が反体制デモの強制排除に乗り出し、死者が出ているもようだ。

英ロンドン(London)を拠点とする人権団体リビア・ウォッチ(Libya Watch)によると、リビア東部のアルバイダ(Al-Baida)で16日に若者たちが行った平和的な反体制デモに対し、治安部隊が実弾を使って強制排除に乗り出し、少なくとも4人が死亡、数人が負傷した。

スイス・ジュネーブ(Geneva)に本拠を置く人権団体ヒューマンライツ・ソリダリティー(Human Rights Solidarity)は目撃者の証言として、建物の屋上に上がった狙撃手によって13人が殺害され、数十人が負傷したと発表した。

インターネットには16日の夜にアルバイダで撮影されたとみられる「国民は体制転覆を求めている」と叫ぶ数十人のリビア人の若者や、燃える建物をとらえた動画が出回っている。

リビアではインターネット上で、17日を「怒りの日」として反体制デモを行おうと呼び掛けられている。リビア当局は反体制デモを認めない姿勢を示しているが、17日の抗議行動の規模によっては、1969年から同国を支配してきた最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐(68)にとって大きな試練になる可能性もある。(c)AFP



 
 
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リビアに飛び火、負傷多数 中東 抗議デモ続く

2011/2/17 2:26

【カイロ=花房良祐】エジプトのムバラク政権崩壊を受けて、中東で抗議デモが拡大している。15日から16日にかけ、最高指導者カダフィ大佐が統治するリビアの北東部ベンガジでデモが発生した。チュニジアやエジプトの政変以降、リビアでデモ発生が伝えられるのは初めて。バーレーンのデモは3日目に突入したほか、イランでは反体制派と政府支持者が衝突した。

リビアではカダフィ大佐の強権政治で反体制派を抑え込んでいた。現地報道などによると、数百人が拘束中の人権活動家らの釈放を要求、政府支持者や警官隊と小競り合いになり、38人が負傷した。ロイター通信は16日、政府が非合法イスラム過激派組織の構成員とされる110人を釈放する方針と報じた。

バーレーンでは16日、衝突で死亡したデモ参加者の葬儀が行われた。AFP通信によると千人以上が集まり政権を批判。首都マナマでは数千人が集会を開いた。AFP通信は16日、イエメン南部アデンでデモ参加者2人が死亡したと報じた。



 
 
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リビアで抗議デモ、38人負傷 イランでも衝突

2011/2/17 0:01

【カイロ=花房良祐】エジプトのムバラク政権崩壊を受けて、中東で抗議デモが拡大している。15日から16日にかけ、41年にわたり最高指導者カダフィ大佐が統治するリビアの北東部ベンガジでデモが発生した。チュニジアやエジプトの政変以降、リビアでデモ発生が伝えられるのは初めて。バーレーンのデモは3日目に突入したほか、イランでは反体制派と政府支持者が衝突した。

リビアではカダフィ大佐の強権政治で反体制派を抑え込んでいた。現地報道などによると、数百人が拘束中の人権活動家らの釈放を要求、政府支持者や警官隊と小競り合いになり、38人が負傷した。ロイター通信は16日、政府が非合法イスラム過激派組織の構成員とされる110人を釈放する方針と報じた。反体制派の懐柔が狙いとみられる。

一方、バーレーンでは16日、警官隊との衝突で死亡したデモ参加者の葬儀が行われた。AFP通信によると千人以上が集まり政権を批判した。首都マナマでは数千人が集会を開いた。AFP通信は16日、イエメン南部アデンでデモ参加者2人が死亡したと報じた。



 
 
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リビア:反体制派110人釈放 民衆デモ抑制にアメ

【カイロ支局】チュニジア、エジプトの長期政権崩壊後、リビアで民衆デモが発生したことは今回の中東激震の大きさを象徴している。同国は1969年にカダフィ大佐がクーデターで政権を掌握して以来、徹底した長期独裁政治を敷いてきた。エジプト政変後、治安部隊が警戒を強める中で発生したデモは民主化要求の大きさを示すものだ。

カダフィ政権は今回の事態を重大視、イスラム過激派とされ拘束された110人の政治犯を釈放するなど、政権は「アメとムチ」で反政府感情を抑えにかかっている。一定のガス抜きはできるが、40年以上にわたる独裁への潜在的不満は強く、治安部隊の出方次第で民衆の怒りに火がつく可能性も少なくない。

昨年12月以降、チュニジアやエジプトでデモが発生してきたが、住民監視が徹底しているリビアは比較的静かだった。人口が少なく、石油による外貨収入があるためエジプトなどに比べ生活苦を感じる人が少ないことや、これまで政府が反政府運動の芽を摘んできたため運動が起こりにくい状況があった。

カダフィ大佐はナセル・エジプト元大統領(在任1954〜70年)のアラブ民族主義に影響を受けクーデターを成功。03年に政策を転換するまで反米姿勢を堅持、シリアのアサド、イラクのフセイン両元大統領と並びアラブ諸国で最も強圧的な政治体制を維持してきた。

注目すべきはデモが同国第2の都市ベンガジで発生したことだ。ここはイスラム原理主義者が多く、カダフィ政権への不満が最も強い都市とされている。

大佐はナセル氏を継いだサダト元エジプト大統領(同70〜81年)がナセル路線を親米・イスラエルに転換したことに強い反感を持っていた。サダト氏を暗殺したジハード団はリビアで訓練を受けたとの情報もある。訓練地ともいわれるのがベンガジだ。

ベンガジはリビア東部の中心都市でエジプトに比較的近い。サダト氏暗殺後もエジプトを追われたイスラム過激派が逃げ込み、住民の一部に過激なイスラム思想を植え付けたともされる。住民にはイスラム主義を抑え込んできたカダフィ政権に反発があり、政権は常にベンガジの反政府運動を警戒してきた。

今回のデモが政権運営に影響するかを予測することは難しい。リビアは最近、欧米との関係を改善しているが、周辺国に比べ依然、閉鎖的で、欧米の世論を気にしていない。治安部隊による徹底した抑え込みも容易だ。

毎日新聞 2011年2月17日 東京朝刊



 
 
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中東デモ:リビアに拡大、2人死亡 バーレーン、死者葬儀に数千人

【カイロ和田浩明、鵜塚健】最高指導者カダフィ大佐が41年にわたり強権支配を続けるリビアの東部ベンガジで15日夜から16日未明にかけ、数百人規模の反政府デモが発生、警察や政府支持派住民と衝突した。リビアの報道関係者は毎日新聞に「15人が負傷、2人が死亡」と語った。AFP通信は38人が負傷したと伝えた。エジプトなどの民衆蜂起に刺激された可能性がある。

ベンガジの新聞「クリナ」(電子版)によると、デモは政治犯の家族を支援する人道活動家の拘束に怒った若者らが地元の治安機関前で始め、警官や政府支持派との衝突に発展した。デモ隊は反政府的なスローガンが書かれたプラカードを掲げて投石し、警察側は放水で鎮圧を図った。

一方、人権団体によると当局は16日、拘束中だったイスラム過激派グループのメンバーとされる110人を釈放する意向を示した。

政府によるメディアや野党勢力への規制がアラブ圏でも際立って厳しいリビアで、反政府デモが発生するのは極めてまれ。インターネットの動画投稿サイトには15日、「カダフィはアラー(神)の敵」と叫んだり、発砲音に逃げ惑う人々や出血した若い男性などが映った映像が投稿されたが真偽は不明だ。

イスラム教シーア派住民によるデモが続いているバーレーンでは、首都マナマ中心部の「真珠広場」をデモ隊が占拠、15日夜から約2000人が泊まり込み、16日には衝突での死者の葬儀に数千人が参加した。ハマド国王はテレビ演説で犠牲者に追悼を表明したが、デモが収束する気配はみられない。

デモが断続的に続くイエメンの各地で数千人規模のデモ隊と治安部隊が衝突。AFP通信によると南部アデンで2人が死亡した。サヌアでも学生数千人が警官隊やサレハ大統領の支持者と対立している。

イランの首都テヘランで16日、14日以降のデモで死亡した学生の葬儀に数千人が集まり、一部が政府支持派の市民らと衝突した。改革派のムサビ元首相らがデモを呼びかけている。

毎日新聞 2011年2月17日 東京朝刊



 
 
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中東デモ:バーレーン、デモ排除で2人死亡 リビア緊迫増す

◇広場で催涙弾

【カイロ伊藤智永】イスラム教シーア派住民によるデモが続いているペルシャ湾岸のバーレーンで17日未明(日本時間同日午前)、治安当局側がデモ隊の占拠する首都マナマの「真珠広場」に突入、催涙ガス弾を発射するなどし、デモ隊を強制排除した。AFP通信は反体制派の話として、2人が死亡、少なくとも50人が負傷したと伝えた。反体制派の反発は必至で、バーレーン情勢は緊迫の度を高めている。

真珠広場には15日夜以降、民主化と改革を求めるデモ隊約2000人が泊まり込んでいた。現地からの報道によると、治安部隊数百人は、催涙ガス弾やゴム弾、警棒などを使って、排除に乗り出した。衛星テレビ・アルジャジーラの取材に応じた地元紙編集者の話などによると、排除は午前3時ごろ開始。当時広場では子供や女性も含めたデモ隊の多くが寝ており、突然の治安当局の強硬策で混乱に陥ったという。

バーレーンでは、少数派のイスラム教スンニ派の王族が権力を掌握し、議会最大会派の穏健シーア派「イスラム国民統合協会」はそれに反発して議会をボイコット。シーア派住民はチュニジアとエジプトの政変を受け、デモを本格化させている。

◇リビア緊迫増す

一方、最高指導者カダフィ大佐の独裁が約41年間続くリビアでは第2の都市、東部ベンガジで15日起きた反体制デモが16日夜も続いた模様だ。簡易ブログ「ツイッター」の未確認情報によると、市民らは、カダフィ氏の写真を燃やしたり、治安機関施設に放火したりし、抗議したという。反体制派はインターネットの交流サイト「フェースブック」を通じて、17日にさらに大規模な集会開催を呼び掛けている。

毎日新聞 2011年2月17日 東京夕刊



 
 
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リビアのデモ拡大 死者21人との情報

2011.02.18 Fri posted at: 09:29 JST

(CNN) カダフィ大佐の統治が40年間続いてきたリビアで反政府デモが勢いを増している。反体制派組織のメンバーや国内外の人権団体などによると、17日には複数の地域でデモ隊と治安部隊が衝突し、合わせて21人が死亡したという。ただ、正確な情報は確認できておらず、この数字は控えめだとの指摘もある。

17日は「怒りの日」と名付けられ、インターネットのウェブサイトや携帯電話のショートメッセージなどを通じてデモへの参加が呼びかけられていた。

同国第2の都市ベンガジでは同日、デモ隊と治安部隊が衝突した模様で、人権団体によると6人が死亡した。リビアのオンライン紙クリナは、市内の複数箇所で銃撃が響き、デモ隊が警察署や政府建物を襲撃したと伝えている。

デモ参加者が電話取材に応じて語ったところでは、約3000人の民衆が集まり裁判所に向かって行進し、反カダフィのスローガンを合唱した。警官らはナイフや銃を使ってデモ隊を追い散らしたという。

クリナによると、ベンガジでは16日にも警察が催涙ガスや警棒を使ってデモ隊を追い払い、少なくとも38人が負傷している。他の複数の町でもデモが行われ、死者が出ていると伝えられている。

一方、カダフィ大佐はデモ隊が街に繰り出す前に民衆の不満をなだめようと画策していたようだ。情報筋によると、大佐はここ数週間、学生や弁護士、ジャーナリストらのグループと会談するなどしていた。またクリナによると、専門の委員会が政府の改革を進める計画もあるという。リビアは他の中東諸国と同様に経済的苦境に直面しており、若年層の失業率が高い。



 
 
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リビアでも反体制デモ、13人死亡の情報

2011年2月18日0時22分

【カイロ=前川浩之】カダフィ大佐による事実上の独裁体制にあるリビアでは17日も反体制デモが続いた。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、15日に最初にデモが始まった同国第2の都市ベンガジで17日午後、デモ隊と治安部隊が衝突。目撃者の情報として、13人が死亡、100人以上が負傷したと伝えた。民衆はカダフィ大佐の写真を破るデモ活動を続けており、ベンガジ中心部の広場に向かったとの情報もある。

また、北東部のベイダでも治安機関がデモ隊に発砲、AFP通信によるとこれまでに4人が死亡した。インターネットの交流サイト、フェイスブックに載った情報によると、犠牲者を悼むために4千人が市東部のモスク周辺に集結している。一部がデモ隊となり、治安機関の事務所に向かっているとの情報もあり、若者らが「体制打倒」を叫んでいるという。

17日は「怒りの日」と名付けられ、フェイスブックなどでデモが呼びかけられていた。政権側は一切の反体制デモを認めないとの立場を取っており、国営テレビはカダフィ大佐支持のデモ映像を放映、「反体制デモは国の安定を脅かす」と「警告」していた。

一方、イエメンの首都サヌアでは17日、サレハ大統領の辞任を求める約2千人の反政府デモ隊と大統領支持派が衝突、AFP通信によると少なくとも25人が負傷した。

イラン当局は反体制デモの警戒を続け、インターネットの制限が続いている。



 
 
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リビアで20人死亡 イエメン4人 止まらない中東デモ

2011年2月18日13時0分

【カイロ=貫洞欣寛、マナマ=古谷祐伸】チュニジアの政変に端を発する中東での市民デモの連鎖が止まらない。カダフィ大佐による事実上の独裁体制のリビアでは17日、同国第2の都市ベンガジなど複数の都市でデモ隊と治安部隊が衝突し、AP通信によると計20人が死亡した。イエメンでも、南部の反政府デモで4人が死亡。イラク北部クルド地域でも、地域政府を批判するデモがあり、2人が死亡した。

リビア北東部ベンガジでは17日、民衆数千人が集結し、カダフィ大佐の写真を破りながらデモを続けた。政権側は反体制デモを認めず、首都トリポリでは逆にカダフィ大佐支持のデモが動員された。

イエメン南部アデンでは、約3千人の反政府デモ隊に治安部隊が発砲。ロイター通信によると、これまでに4人が死亡、17人がけがをした。首都サヌアでも、サレハ大統領の辞任を求める約2千人の反政府デモ隊と大統領支持派が衝突し、少なくとも40人が負傷した。

イエメンでは貧困や失業問題のほか、再分離・独立を求める南部と北部中央政府との対立などもからみ、不安定な状況が続いている。

イラク北部クルド地域のスレイマニアでも同日、強い自治権を持つクルド地域政府のバルザニ大統領が率いるクルド民主党(KDP)の建物に投石したデモ隊3千人と治安部隊が衝突し、AFP通信によると2人が死亡した。

政府がデモ隊の武力鎮圧に乗り出したバーレーンでは17日夜、同国と近隣諸国の外相が緊急会合を開き、バーレーン政府を支援することを確認する声明を出した。AFP通信によると声明は「我々(湾岸諸国)の治安は一緒に守るべきもので、外国勢力の介入は受け入れられない」との内容。バーレーンのほか、オマーン、カタール、サウジアラビア、アラブ首長国連邦の各外相が出席したという。

18日朝には、バーレーン政府の武力鎮圧で死亡した犠牲者の葬儀が予定され、多くの市民が参列する予定。新たな衝突が起きる可能性がある。

バーレーンの情勢悪化は、周辺国に飛び火する可能性がある。バーレーンは、国民の多数をイスラム教シーア派が占めており、シーア派のイランによる介入を各国は警戒しているとみられる。

首都マナマの中心部にある真珠広場で14日に始まった民衆のデモは、主にシーア派住民が、少数派スンニ派の王政が任命した政権の長期化などに抗議している。17日未明には、治安当局がデモ隊を暴力的に排除して、少なくとも3人が死亡した。広場は封鎖され、軍の戦車や装甲車が周辺に配備されている。

国営テレビは17日、内務省の調査によって広場から複数の刃物や銃が見つかったと報じた。批判を浴びている鎮圧についても、十分な警告をした上で実施した合法的なものだったと、内務省の担当者は鎮圧時の録画映像をもとに説明した。



 
 
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リビアの反体制デモ、20人死亡か

【エルサレム=加藤賢治、マナマ=佐藤昌宏】中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などによると、リビア北東部のベンガジやベイダなど4都市で17日、反体制デモが発生した。

反体制派は同日のデモを「怒りの日」と名付け、交流サイト「フェイスブック」などで参加を呼びかけていた。反体制デモはベンガジから他都市に拡大し、AP通信はスイスが拠点の反体制活動家の情報として、ベイダで16日夜に11人、北西部ゼンタンで17日に2人がそれぞれ死亡、北西部リジバンでも1人が死亡したと伝えた。

AFP通信によると、ベンガジでも17日、6人が死亡した。ベンガジの男性は同日、アル・ジャジーラに対し、治安当局がデモ鎮圧のため、受刑者に武器と金を渡して解放し、群衆に向けて無差別の発砲があったと語った。17日は各地で最高指導者カダフィ氏を支持する集会があり、首都トリポリでは学生がバスで動員されたという。

(2011年2月18日01時46分 読売新聞)



 
 
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リビアでまたも韓国企業事務所を現地住民が占拠

外交通商部(省に相当)は、リビア北東部のデルナ地域で17日午前0時30分ごろ(現地時間)、約200人の住民が韓国の建設会社W社の建設現場へ乱入し、建設中の住宅を占拠する事件が発生した、と発表した。

同部によると、17日午後現在、約100人の住民が建設現場の占拠を続けており、W社側は住民らとの衝突を避けるため、作業を中止し状況を見守っているという。現在、韓国側の現地スタッフに死傷者は出ていないものの、住民らに退去を求めた際、資材倉庫への放火によって火災が発生し、財産被害が発生したという。

同部は今回の事件について、先月発生した建設現場の占拠事件と同じく、ホームレスらがリビア政府の住宅政策に不満を抱いて起こしたものとみている。デルナ地域では先月14-15日、韓国の建設会社が施工していた高層マンションの建設現場4カ所を数百人の現地住民が占拠した。同部の関係者は「建設中の住宅団地ということを理由に占拠のターゲットとされたもので、韓国に対し特に不満を抱いているのではないとみられる」と語った。在リビア韓国大使館はリビア政府と接触し、事件の原因や被害の状況を把握すると共に、事態の早期解決を要請した。

キム・ジンミョン記者

朝鮮日報/朝鮮日報日本語版



 
 
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リビア、「怒りの日」の反政府デモで7人死亡

2011年02月18日 08:44 発信地:ニコシア/キプロス

【2月18日 AFP】リビアで17日、「怒りの日」と名付けた反体制デモが行われ、医療関係者によると第2の都市ベンガジ(Benghazi)では、デモ隊と治安部隊との衝突によりこれまでに7人が死亡した。

最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が率いる独裁体制に抗議するデモは3日目に突入した。

ベンガジでの裁判所前では、法律家らも憲法の制定を要求するデモを行った。

衝突は首都トリポリ(Tripoli)南西の都市ゼンタン(Zentan)でも複数の場所で発生、政府庁舎が多数放火されたと伝えられている。

交流サイト「フェースブック(Facebook)」上であるグループが行った「怒りの日」のデモ参加の呼び掛けにアクセスした人は2万2000人を超えた。

首都トリポリの状況は落ちついており、海に近い「緑の広場(Green Square)」で親体制派の集会が開かれ、バスで到着した学生らが参加した。(c)AFP



 
 
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アラブ連盟サミット 情勢不安で無期限延期

18.02.2011, 17:25

エジプトの中東通信(MENA)が伝えたところによれば、現在アラブ連盟の議長国をつとめるリビアが、アラブ諸国で続いている大規模民衆デモを理由として、連盟の定例首脳会合を無期限に延期する決定を下したとのこと。

第23回アラブ連盟定例首脳会合は、3月29日にバグダッドでの開催が予定されていた。首脳会合では、リビアのカダフィ指導者からイラクのタラバニ大統領へ、議長国の引継ぎが行われるはずだった。

チュニジアとエジプトでは、大規模大衆デモの結果、政権が交代したほか、現在はイエメンおよびバーレーンで暴動が続いている。大規模な反政府運動は、アルジェリア、イラク、ヨルダンでも発生している。

これより先、アラブ諸国のマスコミは、アムル・ムーサ・アラブ連盟事務総長が、第23回首脳会合のあと辞任する意向であることを伝えていた。ムーサ事務総長は、エジプトの大統領選挙への出馬も否定してはいない。



 
 
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反政府デモ、リビアの死者は10人に

2011/2/18 1:13

【ドバイ=太田順尚】リビアでデモが拡大している。反体制派が「怒りの日」と名付けた17日、北東部ベンガジ近郊でデモ隊が治安部隊と衝突し、AFP通信によると、反体制派は6人が死亡したとしている。16日にも北東部ベイダでの衝突で4人が死亡したとしており、15日のデモ開始以来、10人が犠牲になったもようだ。

反体制派は交流サイト「フェイスブック」を通じデモ参加を呼び掛けていた。中東の衛星テレビによると、ベンガジ近郊などに数千人のデモ隊が集結。カダフィ大佐による長期独裁支配の打倒などを訴え、一部が治安部隊と衝突した。首都トリポリでは17日、カダフィ大佐はじめ政府支持者数百人がデモを行った。

15日夜から16日未明にかけ北東部ベンガジで発生したデモは16日、北西部ゼンタンと北東部ベイダに波及。さらに勢いを増している。

イエメンでも17日、7日連続となるデモが起き、警官隊と衝突。イランでも、改革派が20日のデモを呼びかけている。



 
 
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リビア、死者10人に イエメンなどデモ続く

2011/2/18 4:00

【ドバイ=太田順尚】リビアでデモが拡大している。反体制派が「怒りの日」と名付けた17日、北東部ベンガジ近郊でデモ隊が治安部隊と衝突し、AFP通信によると、反体制派は6人が死亡したとしている。16日にも北東部ベイダでの衝突で4人が死亡したとしており、15日のデモ開始以来、10人が犠牲になったもようだ。

反体制派は交流サイト「フェイスブック」を通じデモ参加を呼び掛けていた。中東の衛星テレビによると、ベンガジ近郊などに数千人のデモ隊が集結。カダフィ大佐による長期独裁支配の打倒などを訴え、一部が治安部隊と衝突した。首都トリポリでは17日、カダフィ大佐はじめ政府支持者数百人がデモを行った。

15日夜から16日未明にかけ北東部ベンガジで発生したデモは16日、北西部ゼンタンと北東部ベイダに波及。さらに勢いを増している。

イエメンでも17日、7日連続となるデモが起き、警官隊と衝突。イランでも、改革派が20日のデモを呼びかけている。



 
 
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リビア:デモ隊「大佐を倒せ」 当局は警告、ネット遮断

【カイロ和田浩明】「治安部隊が発砲している」。男性は震える声で叫んだ。最高指導者カダフィ大佐が41年にわたり強権支配を続けるリビア東部アルベイダ。毎日新聞の電話取材に、現地住民の男性は17日、約4000人が反政府デモに参加中で、治安部隊との衝突で約10人が負傷したと語った。

受話器の向こうから、デモ隊の叫び声が響いてくる。男性によると、参加者らは「大佐を倒せ」「体制を倒せ」と叫んでいるという。「治安部隊の発砲音が聞こえるだろう」。そう言うが、群衆の大声で銃声は確認できない。

アルベイダはリビア東部で同国第3の都市。男性によるとカダフィ氏の妻の出身地だといい、一族の専横ぶりに地元住民は怒りを募らせていたという。エジプト国境に近いリビア東部は、エジプトで弾圧されたイスラム過激派が逃げ込み、イスラム原理主義者も多いとされる。そのためリビア当局は徹底した監視を続けてきた。

男性によると、アルベイダでは現在、インターネット接続は遮断されている。在英の反体制リビア人団体によると、リビア当局は携帯電話のショートメッセージで「デモに参加すれば発砲する」との警告を発している。スイスの人権団体が現地から入手した情報によると「トリポリから軍用機2機がアルベイダに派遣された」とのうわさが地元住民の間では出回っているという。

毎日新聞 2011年2月18日 東京朝刊



 
 
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リビア:デモ隊4000人と衝突、7人死亡 治安部隊、発砲か

【カイロ和田浩明、鵜塚健】リビアやイエメンで発生した中東の反政府デモは17日も継続し、リビアでは東部の第2の都市ベンガジやアルベイダ周辺で数千人が最高指導者カダフィ大佐の打倒を求めて抗議活動を行い、一部で治安部隊が発砲した模様だ。在英リビア人団体やスイスの人権団体が現地から入手した情報によると、同日までにアルベイダで少なくとも5人、ベンガジで2人が死亡したとみられる。

アルベイダの男性住民は毎日新聞の電話取材に「約4000人の反政府デモ隊が治安部隊と衝突している。治安部隊は発砲している」と語った。

ロンドンの反体制リビア人団体が電話などでリビア国内から得た情報によると、ベンガジでは17日も約2000人、アルベイダでは1500人が集まり、「カダフィを打倒せよ」などと叫んだ。一方、イエメンのデモは17日も首都サヌアや南部タイズで続いた。

毎日新聞 2011年2月18日 東京朝刊



 
 
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リビア:デモ、5都市に拡大 「20人死亡」の情報も

【カイロ和田浩明】北アフリカのリビアで発生した反体制デモは17日、国内の少なくとも5都市に拡大した。毎日新聞が接触した複数の地元住民によると、治安部隊はデモ隊に実弾を発砲しているという。AP通信は反体制リビア人団体などの情報をもとに、全国で少なくとも20人が死亡したと報じている。

デモは最高指導者カダフィ大佐の41年にわたる強権支配に抗議するもの。地元紙や在外リビア人団体、反体制派ウェブサイトなどの情報を総合すると、17日までに東部では同国第2の都市ベンガジ、アルベイダ、アジュダビア、デルナの4都市で、西部ではゼンタンでデモが発生。首都トリポリでも散発的にデモが起きているとの情報がある。

ベンガジの男性住民は毎日新聞に「戦場のようだ。治安部隊は実弾を発砲している。特にベンガジとアルベイダがひどい。アルベイダでは25人が死亡した」と語った。別の住民は「政府が雇ったアフリカ人の傭兵(ようへい)がデモ隊を攻撃している」と話した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは、アルベイダで17日までに3人が死亡し、30人が負傷したとしている。またAFP通信によると、東部アジュダビアではデモ隊が政府庁舎などに放火、治安部隊と衝突し4人が死亡した。

毎日新聞 2011年2月18日 東京夕刊



 
 
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バーレーン、数千人が政権打倒を連呼 治安部隊は催涙弾

中東でデモ拡大 イエメンでは死者

2011/2/19 0:31

【ドバイ=太田順尚】チュニジア、エジプトから周辺に波及している民主化要求デモはイスラム教の休日に当たる18日、バーレーンやリビア、イエメンだけでなくヨルダンやクウェートにも拡大した。イエメンは数千人規模のデモが各地で発生し、死者が出た。バーレーンでは首都マナマ近郊で開いたデモの死者の葬儀に数千人が参列。「内閣を倒せ」などと連呼し、治安部隊は催涙弾を発射するなど緊迫の度が増した。

バーレーンのマナマ近郊の葬儀は17日に治安部隊の強制排除で死亡した男性らのもの。イスラム教シーア派市民の参加は金曜礼拝の後にさらに膨れあがった。

リビアでも、北東部ベンガジ中心部でデモ隊が前夜から座り込みを継続。金曜礼拝後のデモ呼び掛けもあり、警官隊数千人が出動し警戒に当たっている。国際人権団体は16、17日のデモで少なくとも24人の死者が出たという集計を公表した。

イエメンのデモは発生から8日連続となり首都サヌアや南部アデン、南西部タイズなど複数の都市で数千人規模の市民がデモを展開した。体制派のデモ隊や治安部隊と衝突。アデンのデモで治安部隊からとみられる発砲により3人が死亡し、サヌアなどでも死者が出たとの情報がある。

ヨルダンでも約2千人が、クウェートでは約300人が治安部隊と衝突。イエメンの対岸に位置し、米軍基地を擁するジブチでも、ゲレ大統領の辞任を求め数千人がデモをした。アサド大統領の強権支配が続くシリアの反体制派は18日、ウェブサイトで、首都ダマスカスで17日に数百人規模のデモがあったと伝えた。



 
 
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バーレーンでデモに発砲、4人死亡か イエメンでも死者

2011/2/19 1:35

【ドバイ=太田順尚】チュニジア、エジプトから周辺に波及している民主化要求デモはイスラム教の休日に当たる18日、バーレーンやリビア、イエメンだけでなくヨルダンやクウェートに拡大した。バーレーンでは首都マナマ近郊で開いたデモの死者の葬儀をきっかけに数千人が「内閣を倒せ」などと連呼。当局がこれに発砲し、多数の負傷者が出たもようで米CNNは4人死亡と報じた。イエメンも各地のデモで死者を出し、情勢は緊迫の度を増した。

バーレーンでは、17日の治安部隊の強制排除で死亡した男性らの葬儀に、金曜礼拝を終えたイスラム教シーア派市民らが加わり、マナマへデモ行進した。治安当局は実弾射撃で鎮圧に動き、ロイター通信によると20人以上が負傷した。

リビアでも、北東部ベンガジ中心部でデモ隊が前夜から座り込みを継続。警官隊数千人が出動し警戒に当たっている。国際人権団体は16、17日のデモで少なくとも24人の死者が出たという集計を公表した。北東部ベイダを反体制派が掌握したという未確認情報も流れている。

イエメンのデモは発生から8日連続となり首都サヌアや南部アデン、南西部タイズなど複数の都市で数千〜数万人規模の市民がデモを展開した。体制派のデモ隊や治安部隊と衝突。アデンのデモで治安部隊からとみられる発砲により3人が死亡し、サヌアなどでも死者が出たとされている。

ヨルダンでも約2千人が、クウェートでは約300人が治安部隊と衝突。イエメンの対岸に位置し、米軍基地を擁するジブチでも、ゲレ大統領の辞任を求め数千人がデモをした。アサド大統領の強権支配が続くシリアの反体制派は18日、ウェブサイトで、首都ダマスカスで17日に数百人規模のデモがあったと伝えた。



 
 
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リビアのデモ被害拡大、80人超死亡か 人権団体集計

2011/2/19 20:14

【ドバイ=太田順尚】中東各国に広がる民主化デモと当局の衝突による被害が膨らんでいる。デモが拡大するリビアでは19日、北東部ベンガジなどでデモ隊が座り込みを続けるテントを治安部隊が急襲。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは同日、同国の18日までの死者が84人に上ったと発表した。

 AP通信によると、治安部隊はベンガジでデモ隊を強制排除した。リビアでは19日未明からインターネットに接続できなくなったとの情報もあり、当局が遮断した可能性がある。

18日に当局側による発砲で60人以上の負傷者が出たバーレーンでは19日、ハマド国王による前日の対話の呼び掛けを、野党勢力が「軍の撤収が先だ」として拒否した。軍はデモ隊の拠点となった首都マナマ中心部の真珠広場から車両を撤収させ、野党側に配慮する姿勢をみせたが、広場には再びデモ隊が流入。治安部隊は催涙弾を発射し、デモ隊の集結を阻止しようとしている。

イエメンの首都サヌアでも19日、9日連続となるデモが起き、政府支持者と衝突した。AFP通信によると学生1人が死亡した。

18日にデモが始まったジブチでは19日、デモ隊と治安部隊が再び衝突。アルジェリアの首都アルジェでも、反体制派が19日にデモを予定している。ロイター通信によると、オマーンでも18日、約300人が改革を求めるデモを行った。



 
 
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リビアとは

2011/2/19 20:28

▼リビア

地中海に面する北アフリカに位置し、人口は642万人。1969年に、当時27歳のカダフィ大佐ら青年将校団が無血クーデターで王制を打倒した。以後41年間、大佐が最高指導者の座にあり、中東主要国の指導者で最も長く政権を維持する。

憲法はなく、大佐の革命理論をまとめた「緑の書」に基づく独自の直接民主制を採用しているものの、実態は大佐を頂点とする強権支配体制を厳しい情報統制が支えている。

リビアはかつてパレスチナ過激派などを公然と支援、数々の国際テロ事件にも関与した。国際的に孤立していたが、2003年に大量破壊兵器計画の破棄を宣言、国際社会に復帰した。

石油輸出国機構(OPEC)に加盟する有力産油国でもある。09年は日量165万バレルの原油を生産し、アフリカ最大の原油埋蔵量を有する。



 
 
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バーレーン首都広場、デモ隊再占拠 野党が対話拒否

2011/2/19 22:38 (2011/2/20 1:48更新)

【ドバイ=太田順尚】民主化を求めるデモが続くバーレーンで19日、17日に軍が制圧した首都マナマ中心部の真珠広場をデモ隊が再び占拠した。軍が野党の要求を受け入れる形で広場から撤収した後、デモ隊が集結、広場に再びテントを設営した。事態は長期化の様相をみせている。

野党勢力は19日、ハマド国王の18日の対話の呼び掛けを「軍の撤収が先だ」などと拒否。サルマン皇太子は軍に市内主要地点からの撤収を命じ、デモ隊は治安部隊と衝突したものの広場を占拠した。野党側は対話に応じない姿勢を続けている。

リビアでは19日、前日までの衝突の犠牲者の葬儀の参列者に治安部隊が発砲し、AP通信によると1人が死亡した。国際人権団体は同日、同国の18日までの死者が84人に上ったと発表した。



 
 
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リビアで反政府デモ続く、新たな衝突で死者84人との情報

2011.02.19 Sat posted at: 16:55 JST

(CNN) カダフィ大佐の長期強権支配に反発する抗議デモが激化する北アフリカのリビア情勢で、同国第2の都市ベンガジの病院当局者は18日、市内で数千人規模のデモ隊と治安部隊が新たに衝突、少なくとも20人が死亡、200人が負傷したと述べた。

騒乱に伴う犠牲者はデモが始まった15日以降で計50人に達したとも語った。負傷者の多くは頭部、胸部などに銃弾を浴びているという。国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは過去3日間の死者は少なくとも46人と報告した。死者の増加が著しいことや負傷者の症状などから、治安部隊は殺傷能力の高い武器使用を認められている可能性があると指摘した。

国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチは18日、衝突による死者は少なくとも84人にのぼるとの見方を示した。現地の病院当局者や目撃者の証言から推計したとしている。

ベンガジの裁判所前の広場には数千人が集結、政権交代、カダフィ大佐や一族の国外退去を要求した。18日午後にはより多数の民衆が集まり、徹夜に備えテントも立ち始めた。ただ、事態は同日夜には沈静化した。目撃者によると広場には軍戦車3台が配備されたが、目立った動きはない。デモ参加者が戦車の兵士と話を交わす姿も見られた。ベンガジ内外で軍兵士の出動も増えていない。

野党・リビア救国国民戦線のメンバーによると、同国北東部ベイダでは最近の衝突で死亡したデモ参加者13人を埋葬するため数千人が集まった。政府の革命委員会のメンバーがデモ隊に発砲したとの情報もある。同戦線によると、国内の他都市でも18日、反政府デモが発生した。ただ、当局が厳しいメディア規制を敷いているため詳細は不明。

一方、国営テレビは首都トリポリでのカダフィ大佐支持者によるデモを放映した。政府は携帯電話のメールを通じて市民に反政府デモへの参加を中止するよう警告もしている。



 
 
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リビア反体制派、北東部の都市ベイダ占拠か

【エルサレム=加藤賢治、マナマ=佐藤昌宏】リビアで18日、最高指導者、ムアマル・カダフィ氏の長期独裁体制に抗議するデモが少なくとも5都市に拡大、軍部隊は同国第2の都市、北東部ベンガジに展開した。

ロイター通信は、反体制派がインターネット上に、デモ参加者など50人が死亡したとの情報を寄せていると報じた。国際人権団体、ヒューマン・ライツ・ウオッチは18日、ベンガジと北東部ベイダで合わせて24人が17日までに死亡したと発表した。

スイスを拠点とする反体制活動家らは18日、ロイター通信に対し、反体制派がベイダを占拠、これに対し政権側は民兵を増強して同市奪還を開始したと語った。住民は武器を取り、抵抗しているという。AP通信は、ベイダと北西部ゼンタンの住民の話として、フランス語を話す民兵が投入されたと伝えた。デモ鎮圧のため、カダフィ氏が最精鋭部隊を投入した模様だとしている。

◆バーレーンデモに催涙弾◆

18日にはイスラム教の金曜礼拝が行われたため、バーレーンでは、デモ参加者4人の葬儀が首都マナマ近郊などで行われ、参列した数千人がハマド国王の追放や王制打倒を訴えた。AP通信によると、マナマ中心部の「真珠広場」近くで18日夕、兵士が催涙弾などをデモ参加者に向け発射、少なくとも20人が負傷した。

(2011年2月19日01時54分 読売新聞)



 
 
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バーレーンで再び衝突 負傷者多数、死者の情報も

2011年2月19日1時28分

【マナマ=古谷祐伸、カイロ=貫洞欣寛】中東の島国バーレーンで18日、反政府デモ隊と治安部隊が衝突した。治安部隊が発砲、多くの負傷者が出た模様だ。複数の死者が出たとの情報もある。前日のデモでは3人が死亡、治安当局は戦車などを首都マナマ中心部に配置し厳戒態勢を敷いていた。バーレーン情勢がさらに緊迫する可能性がある。

マナマでは18日午前、前日の衝突で死亡したデモ参加者の葬儀が営まれ、追悼のため数千人が集まった。同日夕に葬儀参列者の一部がマナマ中心部の真珠広場に向かおうとして治安部隊と衝突したという。マナマの病院には多数の負傷者が搬送されたといい、病院の医師は衛星テレビ局アルジャジーラに「こんなことが許されるのか。国際社会の介入が必要だ」と語った。軍が救急車による負傷者の搬送を阻止しているとの情報もある。

バーレーンでは、前日の民主化要求デモを治安部隊の投入で鎮圧、市内に多数の戦車や装甲車などを展開し、デモを禁じていた。

マナマでは19日も真珠広場へのデモ行進が計画されており、さらに治安部隊との衝突が起きる可能性がある。

マナマでは17日夜、サウジアラビア、アラブ首長国連邦など5カ国の外相が緊急会合を開き、バーレーン政府を支援するとの声明を出した。周辺各国も民主化デモの波及を警戒している。

一方、リビアでも18日、デモが続いた。スイス在住のリビア反体制派はロイター通信に「東部ベイダでデモ隊が市街を制圧。政府側民兵が反撃している」と述べた。情報内容は確認されていない。AFP通信によると、東部ベンガジで刑務所から受刑者が脱獄、警察署や銀行などが放火された。

イエメンからの報道では、「怒りの金曜日」と名付けられたデモが各地で行われ、南部アデンでは反政府デモ隊の3人が治安部隊との衝突で死亡。南西部タイズでデモ隊に手投げ弾が投げ込まれ、1人が死亡、24人がけがをした。

ヨルダンの首都アンマンでも、政府支持を訴えるグループが民主化などを求めるデモ隊2千人と衝突し、8人がけがをした。AP通信によると、ヨルダンで一連のデモが始まってから負傷者が出たのは初めて。デモ隊の一人は「政府支持グループに襲われた」と話した。



 
 
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オバマ大統領、中東の情勢「深く懸念」 声明発表

2011年2月19日11時30分

【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は18日、バーレーン、リビア、イエメンの状況について「深く懸念している」とする声明を発表し、各国政府に「平和的な抗議活動には自制を持った対応」を促した。ホワイトハウスによると、オバマ大統領は同日夜、バーレーンのハマド国王と電話で話し、デモ参加者への暴力を非難する意向を伝えた。

一方、米国防総省のラパン副報道官は、バーレーンに駐留する約4200人の米兵とその家族について、18日の時点では帰国させる予定はないとした。米アフリカ軍の基地があるアフリカ東部ジブチでも反政府デモが起きていることについて「状況を注視している」と述べた。



 
 
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バーレーンの銃撃、負傷者70人超 デモ隊反発強める

2011年2月19日13時28分

【マナマ=古谷祐伸、カイロ=貫洞欣寛】中東ペルシャ湾の産油国バーレーンで18日夕に起きた治安部隊によるデモ隊への発砲で、負傷者は70人以上にのぼった。バーレーン王室は、事態打開のために国民との対話を進める方針を打ち出したが、デモ隊は強く反発しており、緊張はさらに高まっている。

首都マナマ最大のサルマニヤ病院は18日夜、記者会見を開き、7人が重体、66人が重傷で入院したことを明らかにした。大半は銃撃による負傷だという。だが、米CNNテレビは救急隊員の話として少なくとも4人が銃撃で死亡したと伝えるなど、情報は交錯している。

ハマド国王は18日、サルマン皇太子を国民和解の担当者に指名した。サルマン氏は「落ち着いてあらゆる問題を話し合わねばならない」と国営テレビで対話を訴えた。一方、イスラム教シーア派会派のイスラム国民統合協会幹部のイブラヒム氏は衛星テレビ局アルジャジーラに対し「人を殺した責任者の言葉ではない」と話し、対話に応じる姿勢を見せていない。

同国では、シーア派イスラム教徒が国民の過半数を占めるが、王室はスンニ派。シーア派市民が14日から民主化や権利の拡大を訴えてデモを始めたが、政府が鎮圧を図り、17日には3人が死亡した。デモ隊の中には、王室打倒を訴える声が強まっている。

一方、リビアでの反政権デモをめぐり、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは18日、これまでの3日間で銃撃などによって、少なくとも46人が死亡したと発表した。

リビアでは東部ベンガジやベイダなどでデモが続いた。AFP通信などによると、ベンガジでは18日、前日のデモに加わり死亡した14人の葬儀の参列者がデモを行った。警察署やラジオ局などが放火される騒乱状態となったという。住民の一人はアルジャジーラに「人々はカダフィ体制の打倒を叫んでいる」と話した。最高指導者カダフィ氏の息子が同市のデモの鎮圧に当たっているとの情報もある。

ベイダでは、反体制派に一部警察部隊も合流して市内を掌握。これに対して政府側が外国人雇い兵部隊などを増強し、巻き返しを図っているという。一方、首都トリポリでは大規模な反体制デモは起きていないという。



 
 
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リビア反政府勢力、東部の町占拠 政府側、奪還へ兵増強

2011年2月19日22時55分

【カイロ=貫洞欣寛】民衆デモが広がるリビアで、東部の町を反政府勢力が占拠するなど、緊迫した状況が19日も続いている模様だ。40年以上独裁を続けてきたカダフィ体制は、強権的な手法で反政府運動を抑え込んできたが、一つの町を掌握されるのは極めて異例な事態。カダフィ体制最大の危機に直面しているとの見方が広がっている。

海外に拠点を置く反政府勢力などの情報によると、東部ベイダでは18日、反政府勢力に一部警察部隊も合流して市内を掌握した。これに対して政府側が外国人傭兵(ようへい)部隊などを増強し、奪還を図っているという。

地元治安当局者は19日、ロイター通信にベイダや東部ベンガジで衝突が続いているとしたうえで、「ベイダからベンガジまで8割は我々の掌握下にある」と述べ、奪還できていない地域があることを認めた。ジュネーブ在住の反体制派アティア氏によると、ベイダはカダフィ氏が革命で倒したイドリス国王一族の出身地のうえ、各種のイスラム勢力も強く、従来、反カダフィ感情が根強いという。

ベンガジでは19日早朝、裁判所前でカダフィ体制の打倒と民主化を求めて泊まり込んでいた裁判官や弁護士らを含む反政権デモ隊数百人を特殊部隊が催涙ガス弾などで攻撃、死傷者が出ているという。同地では18日、前日のデモに加わり死亡した14人の葬儀がそのままデモとなり、警察署などに放火してラジオ局を攻撃するなど騒乱状態となり、その後も混乱が続いている模様だ。

ジュネーブ在住のリビア反体制派メスラティ氏によると、ベンガジではもともと反中央政府の意識が強いうえ、17日に民主化を求める集会を開こうとしたところ、治安部隊が強圧的な取り締まりを行い、衝突に発展したという。

同氏によるとベンガジでは18日に刑務所の受刑者が釈放され、19日には全ての警官が姿を消した。「エジプトのムバラク政権と同じように、リビアの体制側も警察を引かせて暴漢を動員し、反体制派を襲わせようとしている」との見方を示した。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは18日、これまでに少なくとも84人が死亡したとして、リビア政府に武力行使をやめるよう求めた。実際の死者数はさらに多い可能性がある。

リビアは外国報道陣の入国を制限し、地元報道機関も管理しており、ベンガジなどでの直接の取材は不可能な状況だ。中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、リビアで同局の視聴が妨害されているという。19日にはインターネットが切断され、携帯電話もつながりにくい状況だ。



 
 
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リビア治安部隊が発砲も、3日間での死者84人に HRW集計

2011年02月19日 18:00 発信地:カイロ/エジプト

【2月19日 AFP】米ニューヨークに拠点を置く国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)は19日、リビアの反体制デモに対する治安部隊の弾圧で死亡したデモの参加者は、3日間で少なくとも84人に上ると発表した。リビアの病院や目撃者などへの電話インタビューから同団体が集計した。

HRWによると、リビアでは「怒りの日」と称してデモが呼び掛けられた17日、各地で平和的なデモに対し、治安部隊が強制排除に乗り出し、第2の都市ベンガジ(Benghazi)で20人、バイダ(Baida)で23人、アジュダービヤー(Ajdabiya)で3人、デルナ(Derna)で3人が死亡した。

これを受け翌18日には上の4都市やザウヤ(Zawiya)で、各数千人規模のデモが行われた。病院筋がHRWに明かした情報では同日、ベンガジではさらに35人が死亡し、大半が治安部隊が発砲した実弾の犠牲者だと言う。(c)AFP



 
 
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リビアのインターネット不通に、反体制デモ封じ込めか

2011年02月19日 15:54 発信地:サンフランシスコ/米国

【2月19日 AFP】インターネット利用状況調査会社の米アーバー・ネットワークス(Arbor Networks)によると、現地時間19日午前4時15分(日本時間同9時15分)以降、リビアのインターネット接続が突然遮断された。

リビアでは17日、「怒りの日」と称して行われた反体制デモと治安部隊が各地で衝突し、多数の死傷者が出た。翌18日、カダフィ政権は、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の退陣を求める行動を封じ込める姿勢を明らかにしていた。インターネット遮断は明らかに、反体制派からデモを組織したり情報交換をする手段を剥奪するための政府の動きとみられる。(c)AFP



 
 
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リビアのデモ死者40人超える、体制側は「デモ鎮圧」姿勢を明言

2011年02月19日 13:24 発信地:トリポリ/リビア

【2月19日 AFP】17日に「怒りの日」と名付けて各地で行われた反体制デモが治安部隊と衝突、多数の死傷者が出たリビアで、同国の最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐(68)を支持する親体制派は、すべての抗議デモを鎮圧する姿勢を明言した。

AFPが地元情報をもとに集計した死者数は、反体制デモが始まった15日以降、少なくとも41人に上っている。

17日に殺害されたと報じられた警官2人はこの人数に入っていない。カダフィ大佐の息子のセイフ・イスラム・カダフィ(Seif al-Islam Kadhafi)氏に近い新聞、オエア(Oea)紙はこの警官2人について、東部のバイダ(Baida)でデモの参加者に捕らえられ、処刑されたと伝えている。当局に近い筋がAFPに語ったところによると、反体制デモの参加者たちがバイダを占拠したという情報がインターネット上に出回ったことから、同市周辺には18日、大量の治安部隊が動員されていた。

オエア紙はまたリビア第2の都市ベンガジ(Benghazi)で18日、デモ中に死亡した参加者20人が埋葬されたと報じた。またデモ隊が地元ラジオ局に放火したという目撃情報もある。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は「過去72時間以内に治安部隊に撃たれて死亡した人の数は46人に上った」と発表している。

米国に拠点を置く国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)のサラ・リー・ウイットソン(Sarah Leah Whitson)氏は「平和的なデモの参加者に対する凶暴な攻撃は、ムアマル・カダフィの残虐性の現実をさらけ出すものだ」と強く批判している。

また、現地紙クリナ(Quryna)電子版によると、ベンガジでは受刑者約1000人が脱獄したほか、首都トリポリ(Tripoli)でも治安部隊が、脱獄を助けようとしていた受刑者4人を殺害したという。

トリポリのネットユーザーからの報告によると、18日夕方ごろから米SNSフェイスブック(Facebook)へのアクセスができなくなり、他のウェブサイトも接続しにくくなったり接続できなくなっているという。(c)AFP



 
 
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中東デモ:各地で死傷者 バーレーン、さらに4人死亡

【カイロ和田浩明、伊藤智永】北アフリカのリビアでは、18日に行われた反体制デモも流血の事態を招いた模様だ。バーレーンやイエメンでもデモが続いて死傷者が出ているとみられる。この日はクウェートにも反政府デモが波及した。

反体制リビア人団体などが毎日新聞に証言したところによると、リビア東部ベンガジで18日、市内各所に軍が展開する中、16日以来のデモで殺害された市民の葬列が組織された。金曜礼拝の参加者も加わった。デモ隊は2万人規模になり、軍がこれに発砲、少なくとも4人が死亡した。

怒ったデモ隊の一部は地元政府機関の建物を放火し、警察署に向かった。男性目撃者によると、カダフィ大佐の別邸があるベルカ地区の警察署では、侵入を試みた参加者2人が殺害された。一方、ロイター通信によると、ベンガジの東方約200キロのアルベイダでは反体制派住民と治安部隊の交戦が続いており、一部の警官は住民側についているという。

また、ロイター通信などによるとバーレーンでは18日、この国のイスラム教シーア派最高権威カセム師が金曜礼拝で集まった数千人を前に、これまでに4人の犠牲者を出した治安当局の対応を「虐殺だ」と非難。犠牲者の葬儀に集まった数千人の参列者は政権打倒を誓った。この日も4人が死亡した模様だ。

イエメンでは17日、南部アデンで発生した数千人規模の反政府デモに対し、警官隊が催涙弾と実弾を発砲。3人が死亡した。中東の衛星放送アルジャジーラによると、18日にも治安部隊の銃撃を受け3人が死亡した。首都サヌアや南部タイズなどでも民衆が数千人単位で集まり、タイズでデモ隊に手投げ弾が投げつけられ2人が死亡、27人が負傷した。

毎日新聞 2011年2月19日 東京朝刊



 
 
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クローズアップ2011:中東・北アフリカ蜂起 「民主化」異なる国情

◇似て非なる東欧革命

強権・独裁体制に反発する激しいデモが続く中東・北アフリカ諸国。チュニジアやエジプトでの民衆蜂起による独裁体制打倒に触発され、抑圧からの解放を求める点は共通するが、発生理由や社会状況などは国によってさまざまだ。そのため、共産政権を倒した東欧革命(89年)のような民主化ドミノ実現については否定的要因も多い。国情を示すキーワードを軸に、イラン、リビア、バーレーン、イエメンの現状と見通しを探った。【カイロ和田浩明、鵜塚健】

◆イラン

◇政治抗争の側面、拡大可能性低く

イランの反体制デモは、国内の保守派と改革派による政治抗争という側面が強いのが特徴だ。今月14日にテヘランで発生した大規模デモを巡っても、保守派国会議員からは、デモを主導した改革派のムサビ元首相やカルビ元国会議長らの訴追を求める声が相次ぎ、政治的対立を象徴した。

イランでは09年6月の大統領選挙で、若者たちが保守派のアフマディネジャド大統領の当選に疑念を持って大規模デモを展開。このとき、選挙で敗北したムサビ、カルビ両氏が運動の象徴となった。デモは結局、治安当局によって弾圧されたが、その後も不満はくすぶり続け今回、エジプト政変に触発される形で、再び爆発した。

デモ参加者の中核は、中間所得者層以上の若者だ。イランでは、言論の自由が制限され、抑圧的な体制への不満は強いが、他の中東諸国に比べれば生活水準は低くない。相次ぐ経済制裁で経済は衰退傾向だが、政府によるばらまき政策により、貧困層や地方での大統領支持は今も根強い。

また、市民には、当局の徹底弾圧への恐怖心も強く、デモへの共感がエジプトのように幅広い層に拡大する可能性は低い。「市民対政権」の構図は、政界内の権力抗争にすり替えられ、問題が見えにくくなっているのが現状だ。

◆リビア

◇独裁体制盤石、強硬な取り締まり

リビアでは最高指導者カダフィ大佐が69年のクーデターで実権を掌握して以来、41年間にわたり強権支配を続けている。指導原理を説く「緑の書」は議会や政党などを「欺まん」と否定し、「人民会議」による直接民主制の実現をうたっているが、実態はカダフィ氏の独裁体制だ。住民は個人崇拝を強要する政権に強い不満を持っている。

カダフィ支持派の国民は「父や兄のよう」(トリポリ市民)と語る。しかし、表現の自由は厳しく制限され「自分の意見を公に言うのは自殺行為」(20代男性)だ。しかも、カダフィ氏の後継者と目されるのは2人の息子で、「権力世襲」が行われると考える専門家が多い。

特に同国東部は、政権から差別的扱いを受けてきたとされ、反体制デモも東部を中心に広がっている。長年蓄積した国民の不満が爆発したものだ。だが、当局側は当初から実弾を使用した強硬な取り締まりを行っている模様で、エジプトのように民衆蜂起で独裁者打倒が成功するかは不透明だ。国際メディアが締め出されているため、民意に押されて国際社会が強い圧力をかける状況も生まれにくい。

リビアは03年以降、核開発計画を放棄し、豊富な原油資源やテロ関連情報の提供をテコに欧米との関係を改善している。これが反体制勢力には逆風となっている。

◆バーレーン

◇「優等生」宗派対立で不安定化

「国が危機的な宗派間対立に陥る瀬戸際だった」。バーレーンのハリド外相は17日夜、首都マナマでデモ隊を強制排除した理由をこう語った。

バーレーンはシーア派が多数派だ。しかし、ハマド国王を頂点とするスンニ派が長く権力を握り続け、人口の約6割を占めるシーア派住民は強い被抑圧感を抱いてきた。このため、シーア派住民による政権への不満は常に社会の不安定要素となってきた。94年から98年にかけては、シーア派住民による民主化要求デモが続き、政府は武力で弾圧した。欧米は基本的に現政権を支持しており、当時のデモ弾圧についても冷淡だった。

その後、バーレーンは段階的に民主化の道を歩んできた。湾岸諸国では民主化の「優等生」とされた同国では、昨年10月の国民議会(定数40)選挙でシーア派野党が18議席を獲得した。それでも本来、多数派であるはずのシーア派住民は、「民意」が反映されているとは感じていない。デモ発生直前にハマド国王は「各家庭に1000ディナール(約22万円)を支給する」と約束したが、こうした懐柔政策は今のところ功を奏していない。

◆イエメン

◇部族社会、政権との関係を維持

アラブで最も部族社会が色濃く残るのがイエメンだ。共和制で野党も存在し、選挙も行われているが、実質的に政治や社会を動かすのは有力部族長だ。09年の米航空機爆破未遂事件に関与したとされる国際テロ組織アルカイダの現地組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」のアウラキ幹部は、1月に仏人殺害事件で有罪判決を受けたが、出身部族の保護下にあり政府も手が出せないほどだ。

サレハ大統領は32年間、権力の座を独占。その間「アラブ最貧国」イエメンの経済状況は改善せず、開発の遅れや地域間格差、政府の腐敗に国民の怒りは頂点に達している。

しかし、イエメン政府は▽北部でのイスラム教シーア派の一派ザイド派との交戦▽南部の分離独立派との衝突▽AQAPのテロ−−という「三重苦」に悩みつつ、欧米が懸念する「破綻国家」への転落は避けてきた。「大統領が有力部族長の抱き込みに成功しているため」(地元記者)だ。

サレハ氏は次期大統領選挙への不出馬も表明。部族長が離反しない限り、反政府デモが体制を崩壊させる可能性は低いとの見方が根強い。

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■ことば

◇東欧革命

旧ソ連のゴルバチョフ書記長によるペレストロイカ(立て直し)の影響を受け、東欧諸国の市民や労働者らが立ち上がり、共産主義政権を次々に倒した一連の民主化革命。ポーランドで89年6月、自由選挙が実施され自主管理労組「連帯」が勝利、東欧で初めて非共産政権が誕生した。また、ハンガリー領内で89年8月に「汎(はん)ヨーロッパ・ピクニック」と呼ばれる政治集会が開かれ、参加した東ドイツ市民が隣国オーストリアに亡命を図り、民主化要求が勢いづき、▽ハンガリー一党独裁放棄(10月)▽東西ドイツ・ベルリンの壁崩壊(11月)▽チェコスロバキア・ビロード革命(12月)▽ルーマニア・チャウシェスク政権崩壊(同月)−−とドミノ現象が起こった。

毎日新聞 2011年2月19日 東京朝刊



 
 
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リビア:国内第2の都市、2万人デモ さらに4人死亡

【カイロ和田浩明、伊藤智永】北アフリカ・リビアの反体制デモは、イスラム教徒による金曜礼拝が行われた18日も続き、同国東部にある国内第2の都市ベンガジでは2万人規模に膨れ上がり、治安部隊の銃撃で参加者の少なくとも4人が死亡、多数が負傷した模様だ。市中心部の男性は毎日新聞の取材に「(市街は)混とんとした状態にある」と証言した。

リビアで最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモは、16日の発生以来、首都トリポリを含む7都市に拡大。治安部隊による弾圧で17日までの死者は少なくとも24人に上るとみられる。

一方、ムバラク政権が崩壊したエジプトでは金曜礼拝に合わせ「勝利の行進」と銘打つ大集会が全国で開かれた。参加者は民主化への誓いを新たにし、政権崩壊までのデモで犠牲になった365人を追悼した。

この日バーレーン、イエメンでもデモがあり、バーレーンでは多数の死傷者が出ているとの情報がある。

毎日新聞 2011年2月19日 東京朝刊



 
 
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中東デモ:武力的弾圧、オバマ米大統領が非難

【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は18日、バーレーンとリビア、イエメンでの武力によるデモ弾圧について「平和的に抗議している人々に対する政府の暴力を非難する」との声明を出した。大統領は同日、バーレーンのハマド国王とは電話で直接協議し、暴力の抑制を求めた。

ホワイトハウスによると、大統領は国王に「バーレーンの長年のパートナー」として、集会の自由など国民の普遍的人権を尊重し、政治改革を進行させることが、情勢安定につながると伝えた。

大統領が3カ国の中でも特にバーレーン情勢を懸念するのは、アラブの盟主サウジアラビアを意識しているためだ。バーレーンでは、王族など支配層は少数派のイスラム教スンニ派で、多数派はシーア派だ。

宗派間対立が深まれば、隣国のスンニ派国家サウジが介入し、状況がさらに混乱する可能性がある。これを避けるため、米国は政府側に暴力抑制を求め、事態の沈静化を図ろうとしているとみられる。

毎日新聞 2011年2月19日 東京夕刊



 
 
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中東デモ:リビア、死者70人に バーレーン、ヘリが群衆に発砲

【カイロ鵜塚健】中東と北アフリカ諸国での民主化要求デモは18日も拡大を続け、政権側の弾圧による死者数も増え続けている。リビアでは16日のデモ初日以来の死者が70人に達した模様だ。同国は外国メディアの取材が極めて難しく、実際の死者数はもっと多い可能性が高い。18日にもデモ隊への発砲が行われて4人が死亡したバーレーンでは、ハマド国王が野党勢力との対話を始めようとしているが、デモ収束につながるかは不透明だ。イエメンでも同日、5人が死亡した。

中東の衛星放送アルジャジーラによると、リビア東部ベンガジで18日、反政府デモに対し治安当局が発砲して多数の死者が出た。

同国では最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモが16日に始まり各地へ拡大、17日までに少なくとも24人が犠牲となっていた。イスラム教の金曜礼拝に合わせて大規模なデモが起きたこの日の武力鎮圧で、死者数の合計は70人に達した模様だ。AP通信によると、ベンガジで確認された死者の多くは、市内にあるカダフィ大佐の別邸周辺でのデモ中に治安部隊から銃撃されたという。

AFP通信によると、同国東部アルベイダではデモ隊が警官2人を拘束して殺害したとの情報もある。

バーレーンの首都マナマで18日夕に起きたデモ隊への発砲は、金曜礼拝後に発生。14日以降のデモ拠点だった市中心部の真珠広場に向かった数千人に対して治安当局が発砲した。AP通信によると、四方から銃声がし、上空のヘリコプターからも発砲があった。現場は逃げ惑う市民で大混乱し、負傷者が搬送された病院の医師は「これは戦争だ」と語った。

アルジャジーラによると、病院の救急救命室は医師の怒鳴り声と患者や家族の叫び声で野戦病院の様相を呈している。負傷者の多くが脚ではなく、頭部を撃たれているという。

同国のデモは当初、多数派でありながら差別されてきたシーア派住民による待遇改善要求などだったが、抗議の矛先が次第にハマド国王や体制そのものに移っている。ロイター通信によると、ハマド国王は18日、イスラム教シーア派系野党を含む全政治勢力との対話を行うよう軍副司令官を務めるサルマン皇太子に命じた。王家は少数派のスンニ派。

一方、イエメン各地でも同日、数万人規模の反政府デモが行われた。ロイター通信によると、警官隊が銃撃と手投げ弾で鎮圧し、南部アデンで4人、タイズで1人が死亡した。

毎日新聞 2011年2月19日 東京夕刊



 
 
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リビアで新たな死傷者、犠牲者100人にせまる 反政府デモ

2011年02月20日 19:14 発信地:ニコシア/キプロス

【2月20日 AFP】リビア北東部のベンガジ(Benghazi)で19日、治安部隊によって殺害された人を追悼するため墓地に向かっていた人たちに治安部隊が実弾を発射し、少なくとも12人が死亡し、多数の負傷者が出た。

現地紙クリナ(Quryna)のラマダン・ブリキ(Ramadan Briki)編集長が、治安部隊からの情報としてAFPに語ったもの。これによると墓地に向かっていた人たちが途中にある軍の兵舎に発火物を投げ込み、軍は実弾で対応したという。

BBCはベンガジのある住民の話として、治安部隊は人々に迫撃砲や機関銃を撃ったと報じた。アルジャジーラ(Al-Jazeera)は「民間人は虐殺され、病院は血であふれていた」という目撃者の証言とともに、医師らの話としてライフルの弾丸を受けて死亡した人は少なくとも15人にのぼると伝えた。

新たに死傷者が出たことで、一連の反政府デモによりリビアでこれまでに死亡した人は100人近くに上ったとみられる。

リビアの最高指導者、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi )大佐(68)は、同国としては前例のない反政府デモについてコメントを出していない。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2786446/6842841?utm_source=afpbb&utm_medium=topics&utm_campaign=txt_topics



 
 
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リビアの死者、200人に 北東部で激しい衝突

2011/2/20 22:46

【カイロ=花房良祐】騒乱状態に陥っているリビア北東部ベンガジで20日、当局と反体制派が激しく衝突し、同市の病院関係者は死者が同日までに200人に達したと述べた。AP通信が伝えた。41年に及び独裁統治するカダフィ大佐の退陣を要求しているが、今後は首都トリポリにデモが波及するかどうかが焦点となる。

リビア当局は20日、衝突に伴う死者の葬儀参列者を前日に続いて銃撃し、死者が拡大した。反体制派は反発を強め、市内の大半を政府の管理下から奪ったとの情報もある。



 
 
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リビアとは 独裁支配41年間 憲法なく

2011/2/20 4:00

▼リビア 地中海に面する北アフリカに位置し、人口は642万人。1969年に、当時27歳のカダフィ大佐ら青年将校団が無血クーデターで王制を打倒した。以後41年間、大佐が最高指導者の座にあり、中東主要国の指導者で最も長く政権を維持する。

憲法はなく、大佐の革命理論をまとめた「緑の書」に基づく独自の直接民主制を採用しているものの、実態は大佐を頂点とする強権支配体制を厳しい情報統制が支えている。

リビアはかつてパレスチナ過激派などを公然と支援、数々の国際テロ事件にも関与した。国際的に孤立していたが、2003年に大量破壊兵器計画の破棄を宣言、国際社会に復帰した。

石油輸出国機構(OPEC)に加盟する有力産油国でもある。09年は日量165万バレルの原油を生産し、アフリカ最大の原油埋蔵量を有する。



 
 
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リビア反政府デモ、5日目に突入 西部にも拡大の兆し

2011.02.20 Sun posted at: 10:42 JST

(CNN) リビアのカダフィ大佐の長期強権支配に反発する抗議デモは19日、発生から5日目を迎えた。同国第2の都市、東部ベンガジでは軍兵士らがデモ隊に発砲し、30人以上が死亡したとの情報もある。デモはさらに同国西部にも拡大している模様だ。

ベンガジ市内の病院の医師が匿名で語ったところによると、デモ隊は上空のヘリコプターから銃撃を受け、頭部を撃たれるなどして少なくとも30人が死亡した。

これとは別に、同市の裁判所前広場や大通り沿いで、前日に死亡した11人の葬儀の列と軍兵士が衝突。目撃者らによると、軍が催涙ガスや銃で攻撃したのに対し、参列者側は投石や手投げ弾で反撃した。

一方、首都トリポリ東郊のミスラタの情報筋によると、同市ではこの日、デモ隊と治安部隊との衝突で少なくとも3人が死亡、70人が負傷した。同様の反政府デモはアルバイダ、アジダビヤなどの都市でも報告されている。

同国の事情に詳しい匿名の在外リビア人によると、東部一帯では部族の勢力が強く、警官や軍兵士らも同じ部族に属しているため、当局の取り締まりが及びにくい構造になっている。当局はデモ鎮圧に向け、地元部族とのつながりを持たない特殊部隊を送り込んでいるという。

各地のデモの状況については、当局がCNNからの問い合わせに応じないうえ、通信を厳しく規制しているため、詳細は依然として確認できていない。CNNが電話取材などで入手した情報によると、同国では19日現在、インターネット接続や携帯電話によるメッセージのやり取りは遮断され、国際電話の発信もできなくなっている。

国営テレビはトリポリ市内でカダフィ大佐を支持する勢力が集会を開いたとのニュースを詳しく伝え、19日には、反政府勢力が病院や銀行、警察本部に放火するなどの破壊行動を繰り返し、治安部隊が数十人を拘束したと報じた。当局は、デモの背後に外国勢力の扇動があると主張している。



 
 
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中東激震:私はこう見る 笹川平和財団アドバイザー・佐々木良昭氏

◇リビア民衆、蜂起は処刑覚悟

リビアの反政府デモは発生地が東部のベンガジやアルベイダなどに偏り、西部にある首都トリポリやその周辺では当初、小規模なデモがあったが親カダフィ派につぶされた。東部でデモが激しい主因は東西の経済格差だ。

王制時代のリビアには首都がトリポリとベンガジの2カ所にあった。69年の無血クーデターで共和制に移行し、カダフィ大佐が実権を握った後、カダフィ氏の活動の中心はトリポリだったことから人の流れが集中し、道路などの社会資本整備も西部が先行した。立ち遅れた東部は衰退し、国民の不満が高まっていたのだろう。また、隣接するチュニジア、エジプトとは国境での行き来が盛んだ。携帯電話やツイッターの情報で国民は西側の自由な暮らしや思想を知っているため、政権への不満を高めたのだろう。

リビアは多部族・多階層の国で、統治するにはある程度の独裁的な手法が必要悪との考え方がある。どこに秘密警察が潜んでいるか分からないため、国民は体制批判など口にできない。デモ隊の主導者は政権転覆の試みが失敗に終わった場合、処刑されることを覚悟のうえで蜂起している。

裏を返せばカダフィ氏が倒された場合にも、公衆の面前で絞首刑になるような過激な事態が想定される。デモ隊を強硬に抑え込んでいるのは、カダフィ氏自身が真剣になっている証しだ。

カダフィ氏は元々、国際社会の評価など毛頭気にしない性格だ。強硬手段で政権の延命に成功する前例を作れば、他のアラブ諸国に与える影響は大きい。【聞き手・朴鐘珠】

毎日新聞 2011年2月20日 東京朝刊



 
 
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リビア:体制打倒、厚い壁 厳しいデモ弾圧、支持者に「アメ」

<追跡>

北アフリカ・リビアの東部で、最高指導者カダフィ大佐の退陣を求める反体制デモが激化している。隣国のチュニジア、エジプトの民衆蜂起による独裁者打倒に刺激された動きだが、治安当局側は徹底弾圧の姿勢を崩していない。中東・アフリカで最も長い41年にわたり権力を独占するカダフィ体制は、存続の危機に直面しているのか。行方を探った。【カイロ和田浩明】

在外リビア人団体やリビア在住者によると、デモは19日までに少なくとも国内7都市で発生。反カダフィ派が活発な同国東部ベンガジでは、市外から送り込まれたとみられる治安部隊が実弾射撃で抑え込みを図っている模様だ。

東部は歴史的にキレナイカ地方と呼ばれ、リビアが51年に王制下で独立した際、首都トリポリのある西部トリポリタニア地方などと一緒になった。開発の遅れなどから反カダフィ感情が根強いとされる。デモ隊とされる映像には王制時代の国旗も見られる。

15日に反体制デモが発生してから、カダフィ氏の三男サーディ氏(37)が派遣され、事態収拾に当たっている。18日には演説でベンガジでの開発の遅れを認め、対応を約束したという。「最高指導者の指示」(外交筋)とみられる。弾圧に投入された部隊は別の息子が率いる精鋭の「ハーミス部隊」だとの情報もある。地元住民の間には「アフリカ人雇い兵がいる」との話もある。

混乱する東部に比べ、首都トリポリ周辺は「平穏な状態」(住民)だという。国営テレビは18日、カダフィ氏が街頭で市民から熱狂的に歓迎される様子を放映。「体制は盤石」との印象を演出した。外国企業が開発する油田からの豊富な収入で支持派を優遇する一方、反乱は容赦なく排除する「アメとムチ」で体制維持を図っている。

政権に人権尊重の考え方はほとんどなく、治安当局はデモを容赦なく弾圧できるため、体制打倒は容易ではないとの見方が強い。カダフィ体制が崩壊した場合、「まともに機能する行政機関が存在しない」(西側企業筋)ため、大混乱が生じるのは必至だ。

現在68歳のカダフィ氏が自ら退陣する気配はない。後継者候補としては三男のほか、「開明派」で近年の経済開放策を主導する次男のセイフ・アルイスラム氏(38)や、国家安全保障担当の四男ムアタシム氏らの名が挙がっている。中東に民主化の大波が寄せている今も「権力世襲」で現体制を維持しようとしている。

◇カダフィ氏、69年に政権掌握 「大佐」は呼称

1942年にリビア北部シルトで遊牧民の子に生まれる。中学生のころから「革命」にあこがれ、ナセル・エジプト元大統領(1918〜70年)のアラブ民族主義に傾倒。東部ベンガジの士官学校に進学すると、在学中に民族主義の将校団を組織、英国留学も経験した。69年9月、将校団を率いて無血クーデターを成功させイドリス国王を追放して軍事政権を樹立。27歳の若さで革命指導評議会議長となった。

その後、首相兼国防相や全人民会議書記と肩書を変えながら政権を掌握。79年以降は肩書を持たず事実上の国家元首として君臨している。「カダフィ大佐」と呼ばれるが、「大佐」は呼称。尊敬するナセル元大統領のエジプト革命時の肩書が「大佐」だったことなどからこの呼称を好んでいるとされる。

73年4月からイスラム教の聖典コーランに社会主義思想を合わせた形で文化革命を推進。自らの革命思想を書いた「緑の書」に基づく国家建設を行っている。

たびたび米国と敵対し、レーガン元米大統領には「中東の狂犬」と呼ばれた。86年には米軍がトリポリ、ベンガジの軍施設やカダフィ氏の自宅を空爆。このとき養女を失った。しかし、03年12月に大量破壊兵器計画の放棄を発表し、米欧との協調路線に転換した。

外遊の際には、遊牧民の使うテントを設置して、民族衣装で各国首脳と会談するなどパフォーマンスでも知られる。

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■ことば

◇リビア

面積約177万平方キロは日本の5倍。人口約642万人。国土の90%以上が砂漠で、主要資源は石油、天然ガス。1人当たり国民総所得は1万1590ドル(約96万円)。住民の大半はイスラム教スンニ派のアラブ人。1912年にイタリアの支配下に入ったが、51年にイドリス首長を国王に独立、69年に共和制に移行。

◇緑の書

1975年以降に発表されたカダフィ氏の革命思想を記した著書。資本主義でも共産主義でもない独自の理論「世界第三理論」を中核としている。

毎日新聞 2011年2月20日 東京朝刊



 
 
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中東デモ:リビア、死者85人に バーレーン、野党が対話拒否

【マナマ鵜塚健、カイロ和田浩明】中東と北アフリカ諸国での民主化要求デモは19日もさらに拡大し、犠牲者が増え続けた。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチなどによると、リビアでは16日のデモ開始以来、治安当局による発砲で約85人が死亡。中東の衛星テレビ局アルジャジーラのリビア国内のウェブサイトや放送も遮断された。ペルシャ湾岸の島国バーレーンでは、ハマド国王が呼びかけた対話を野党勢力が拒否、デモ参加者も「王制打倒」を求めるなど混乱が収束する見通しはない。

ロイター通信によると、リビア第3の都市の東部アルベイダで18日夜、デモ隊と治安当局が衝突、14人が死亡。治安当局は19日、アルベイダから約200キロ離れたベンガジにかけて、ほぼ制圧したとしている。ベンガジの医療関係者は毎日新聞の取材に「ベンガジで少なくとも50人が死亡、600〜700人が負傷した」と語った。AP通信によると、ベンガジでの犠牲者の葬儀の列に治安部隊が発砲、少なくとも1人が死亡、十数人が負傷した。

バーレーンでは、ハマド国王が軍副司令官のサルマン皇太子を通じ、全政治勢力との対話を要請。しかし、イスラム教シーア派の野党「イスラム国民統合協会」は19日、市街地からの軍の撤退、首相や国防相らの交代を求めて拒否。軍は国王の指示を受けてマナマの「真珠広場」から撤退したが、投入された警官隊が催涙弾を発射。その後、警官隊も撤退し、市民数千人が再び真珠広場を奪還した。

イエメンでは19日、警官隊の発砲でデモ隊1人が死亡。ヨルダンの首都アンマンでは8人が負傷した。アルジェリアでは19日、約200人が首都アルジェで警官隊と衝突。東アフリカ・ジブチの首都ジブチでは18日、ゲレ大統領の辞任を求める数千人のデモで市民ら2人が死んだ。クウェート東部ジャハラでは18日、遊牧民1000人以上がデモを起こし5人が負傷、数十人が拘束された模様だ。

毎日新聞 2011年2月20日 東京朝刊



 
 
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カダフィ大佐がリビア出国しベネズエラへ−新華社

 2月20日(ブルームバーグ):リビアの指導者カダフィ大佐がベネズエラに向けてリビアを出国した、と中国国営の新華社が伝えた。カタールの衛星テレビ局アルジャジーラを引用している。

記事についての記者への問い合わせ先:San Francisco Vivek Shankar vshankar3@bloomberg.net

更新日時: 2011/02/21 08:14 JST



 
 
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リビア、首都で衝突 カダフィ大佐次男「内戦の危機」

デモ隊、第2の都市掌握か

2011/2/21 10:45

【ドバイ=松尾博文】最高指導者カダフィ大佐の独裁統治に抗議するデモが続くリビアで20日、首都トリポリで数千人規模の抗議デモが発生、治安部隊と衝突した。地方で火がついた抗議運動はカダフィ政権の中枢である首都に及んだ。英BBCなどは反体制派は同日、第2の都市ベンガジの大半を掌握したと報じた。同市では軍の一部が離反したとの情報もあり、リビア情勢は緊迫の度を増している。

カダフィ大佐の次男で、後継候補と目されるセイフイスラム氏が20日夜テレビを通じて「リビアが内戦の危機にある」と警告した。AFP通信などによると、トリポリ市内の複数の場所でデモが発生、治安部隊が催涙弾を発射して排除に乗り出した。銃声が聞こえ、炎上した自動車も目撃された。死傷者の有無は不明。

抗議デモが激しさを増す北東部と異なり、カダフィ大佐への支持が高いとされてきたトリポリではこれまで衝突は起きていなかった。

セイフイスラム氏は「リビアはチュニジアやエジプトとは違う」と述べ、体制維持への自信を示した。これまで存在してこなかった憲法の制定に向けた国民対話を開始すると発言。民主化要求に応じる姿勢も示した。一方ではデモに対し「最後の一人まで戦う」と述べ、武力鎮圧の可能性にも言及した。

ベンガジでは20日午後、前日までの衝突で死亡した犠牲者の葬儀に10万人が集結、デモ隊が市内の主な通りをほぼ支配下に置いた。軍部隊は市内の一角にある基地に立てこもり、そこから出撃してはデモ隊に銃撃を加えている。

現地の医療関係者によると、午後9時(現地時間)すぎまでの6時間で死者50人が運び込まれ、200人が負傷した。病院には軍を離脱し、デモ隊の側についたと語る兵士らが、政府軍との衝突で負傷した兵士を運び込んだという。

国際人権団体は20日午後時点で、デモ発生以来の死者を173人、現地の医療関係者は200人としているが、同日夜も続いた衝突でさらに増えるとみられる。

また、エジプト・カイロに駐在する、リビアのアラブ連盟担当大使が同日、辞表を提出したことを明らかにした。「革命に参加するため」としている。カタールの衛星テレビ局アルジャズィーラによると、リビア東部を地盤とするズワイヤ部族は当局がデモへの弾圧をやめなければ、石油輸出を止めると警告した。

トリポリ東方200キロのミスラタでもデモがあり、抗議運動は全土に広がる様相を見せている。

米ホワイトハウスは急展開するリビア情勢への対応を断続的に協議しているもよう。ロイター通信は20日夜、米政府高官の話として「米国はあらゆる適切な対応を検討している」と報じた。

ライス米国連大使は20日のNBCテレビ番組で、治安部隊とデモ隊の衝突について「市民に対する武力行使の報道に我々は重大な懸念を抱いている」と語った。米国務省も強い懸念を表明。クリントン国務長官がサウジアラビア外相と電話協議するなど、米政府は関係各国と中東情勢全般について協議を重ねている。

欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は20日、「自制を促す。暴力を止めることが大事だ」と述べ、リビア当局を非難した。



 
 
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リビア、カダフィ体制窮地に 騒乱が首都に波及

2011/2/21 21:46

【ドバイ=松尾博文】リビアの最高指導者カダフィ大佐の独裁統治に抗議する民衆のデモが首都トリポリにも及んだ。政権側は徹底的に弾圧する構えを崩さず、流血の事態拡大への懸念が強まっている。アフリカ有数の産油国の不安定化は原油市況にも影響を与える。41年にわたりリビアを強権的に統治してきたカダフィ体制は窮地に立っている。

トリポリ中心部にある「緑の広場」。20日夜、ここに掲げられるカダフィ大佐の肖像に反体制を唱える市民が投石を始めた。デモは複数の場所で発生し、治安部隊との衝突は夜半まで続いた。中心部のホテル従業員はロイター通信に「町中が騒乱状態」と語った。

チュニジアやエジプトの政変に触発され、北東部のベンガジで抗議デモが発生したのは15日。それから1週間足らずで、カダフィ大佐のお膝元である首都まで不満のうねりは到達した。

リビアの北東部地域は歴史的にイスラム原理主義勢力の活動が活発だ。かつてクーデター計画が表面化するなどカダフィ体制に敵対的な姿勢を示し、これまでも弾圧を受けてきた。今回の騒乱にも政権側は強力な警察・軍事力で押さえ込み、首都には波及しないだろうとの見方が外交筋や専門家にも多かった。

国内第2の都市ベンガジでは反体制の勢力が都市の大半を掌握した。軍内部の兵士の中でも離反が相次ぎ、一部がデモ隊とともに政府軍と戦っているとの情報もある。

20日夜、国営テレビを通じて演説した大佐の次男で、有力な後継候補のセイフイスラム氏は「内戦の危機にある」と混乱を認め、憲法制定に向けた国民対話など政治改革の実行を約束した。一方で「カダフィ大佐は最後の一人になっても戦う」と述べ、デモとの対決姿勢を改めて明確にした。

リビアの主な出来事
1951年 リビア連合王国として独立
69年 9月に革命。指導者のカダフィ氏が以後独裁を続ける
86年 米、経済制裁発動。テロとの関与を非難し空爆を実施
92年 国連安保理、制裁決議
99年 国連安保理、制裁停止
2003年 カダフィ氏、大量破壊兵器の放棄を約束。無条件で査察受け入れ
04年 米、経済制裁解除
06年 米、テロ支援国家の指定解除

エジプトでは軍が中立を保ったのに対し、リビアでは今回、軍や治安部隊がためらうことなく銃器を使用。ベンガジでは機関銃や対戦車ロケット弾なども投入した。犠牲者はすでに200人を超えたとの見方も多い。

情勢の悪化に伴い一般の国民は反発を深める。セイフイスラム氏の演説にも「うそつき」と冷ややかで、対話による収拾は望みにくい。人口の3割に相当する200万人が暮らす首都で騒乱が広がれば犠牲者が増えるのは確実だ。

欧米諸国は混乱拡大に警戒を強めている。米国務省は20日、リビア情勢に「重大な懸念」を表明。ロイター通信によると、米政府当局者はセイフイスラム氏の演説を分析したうえで、リビアに対し「あらゆる行動」を検討していることを明らかにした。ヘイグ英外相は同日、セイフイスラム氏に電話し、対話と政治改革の実行を求めた。



 
 
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英首相「リビア政府は国民の声に耳を」

2011/2/21 11:09

【ロンドン=共同】キャメロン英首相は20日、リビアの反政府デモ隊弾圧を受け、「このような武力行使は受け入れられない。リビア政府は国民の声に耳を傾け、それに応えるべきだ」との声明を発表した。

ヘイグ英外相は同日、リビアのカダフィ大佐の次男、セイフイスラム氏と電話で会談。デモ隊との対話や改革の実行を求めた。

またキャメロン首相はバーレーンのハマド国王と同日、電話会談し、反政府デモに対し武力行使ではなく改革を通じて対応するよう要求。バーレーン政府が始めた野党勢力との対話に支持を表明した上で、早急に対話プロセスを進めるよう促した。



 
 
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EU、「暴力中止を」とリビアを非難

2011/2/21 9:56

【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は20日、当局と反体制派の衝突で多数の死者が出ているリビア情勢について「自制を促す。暴力を止めることがとても大事だ」と述べ、リビア当局を非難した。EU外相理事会に先立ち記者団に語った。

イタリアのANSA通信によると、リビア当局はEUが反体制派への弾圧中止の要請をやめない場合、移民・難民問題での協力をやめるとEUに伝えてきたという。アシュトン氏はその事実を認めつつ「最終的にEUは正しいことをやる」と語った。



 
 
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リビア情勢「重大な懸念」 米国連大使

2011/2/21 11:02

【ワシントン=大隅隆】ライス米国連大使は20日のNBCテレビ番組で、治安部隊とデモ隊の衝突で多くの死者が出たとされるリビア情勢について「市民に対する武力行使の報道に我々は重大な懸念を抱いている」と語った。同大使は「リビアを含め中東全域で、平和的な抗議活動は尊重される必要がある」と指摘。当局による武力弾圧に強い懸念を表明した。



 
 
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「街を支配」と市民 リビア・ベンガジで“勝利宣言”

2011/2/21 11:03

【カイロ=共同】リビアの首都トリポリで20日夜、反政府デモは治安当局との衝突に発展。ロイター通信は住民の話として、デモ隊に対し催涙ガス弾が使用され、銃声が街に響いたと伝えた。中東の衛星テレビ、アルジャズィーラは路上で火の手が上がる映像を流しており、これまで平穏とされた首都にも不穏な空気が広がっている。

「街は市民の支配下にある。全てが終わった。われわれはついに自由だ」。同国第2の都市、ベンガジのデモ隊の男性は20日夜、アルジャズィーラに対し誇らしげに“勝利宣言”を行った。治安部隊による今後の反撃も予想されるが、ベンガジでは治安部隊を街から追いやったとの歓喜が広がっている。

ベンガジでは20日、治安機関とデモ隊が激しい攻防を展開。前日のデモで死亡した市民を追悼するために集まったデモ隊に治安部隊は昼ごろから発砲を始め、20日だけで約50人が死亡した。

ロイターなどによると、デモ隊が墓地に向けて行進していたところ、兵士や戦車がいきなり現れ、デモ隊を攻撃した。その後、政府関連施設などから出火、街のあちこちで治安部隊と住民の戦いが一日中断続的に繰り広げられた。



 
 
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リビア首都で衝突、61人が死亡 大佐次男「内戦の危機」

2011/2/21 21:09

【カイロ=花房良祐】最高指導者カダフィ大佐の独裁統治に抗議するデモが続くリビアの首都トリポリでは20日夜から21日未明にかけて反体制派と治安部隊が激しく衝突し、中東衛星テレビ局アルジャズィーラなどによると61人が死亡した。反体制派は首都の政府庁舎や警察署に放火したほか、国営テレビ局やラジオ局の本部も襲撃。最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が演説で沈静化を図ったが反発が和らぐ気配はない。

英BBCなどは反体制派が20日、第2の都市ベンガジの大半を掌握したと報道。一方、反体制派メディアは21日、軍がトリポリ中心部の「緑の広場」に集まった反体制派に発砲したと伝えた。政府関係者のカダフィ大佐への批判も公然と出始めた。21日までにリビアの駐インド大使や駐中国の外交官が政権の強硬的な対応に抗議し、辞任したとの報道が相次いだ。

AFP通信などによると、トリポリ市内の複数の場所でデモが発生、治安部隊が催涙弾を発射して排除に乗り出した。21日もトリポリで衝突が続いた。現地の報道関係者によると軍が反体制派約10人を射殺した。

抗議デモが激しさを増す北東部と異なり、トリポリではカダフィ大佐への支持基盤が厚いとされてきた。

一方、カダフィ大佐の次男で、後継候補と目されるセイフイスラム氏が20日夜テレビを通じて「リビアが内戦の危機にある」と警告した。同時に「リビアはチュニジアやエジプトとは違う」と述べ、体制維持への自信を示した。

セイフイスラム氏はこれまで存在しなかった憲法の制定に向けた国民対話を始めると発言。民主化要求に応じる姿勢も示した。ただ、デモに対し「最後の一人まで戦う」と述べ、武力鎮圧の可能性にも言及した。

外国人の退避も進んでいる。フランス政府は21日、現地のフランス人の出国を促したほか、リビアで資源開発を手掛ける英BPも同日、駐在員の出国に向けた準備を進めた。トルコ政府は20日に救援機を差し向けた。

「重大な懸念」

米政府が表明

米ホワイトハウスは急展開するリビア情勢への対応を断続的に協議しているもよう。ロイター通信は20日夜、米政府高官の話として「米国はあらゆる適切な対応を検討している」と報じた。

ライス米国連大使は20日のNBCテレビ番組で、治安部隊とデモ隊の衝突について「市民に対する武力行使の報道に我々は重大な懸念を抱いている」と語った。米国務省も強い懸念を表明。クリントン国務長官がサウジアラビア外相と電話協議するなど、米政府は関係各国と中東情勢全般について協議を重ねている。

欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表は20日、「自制を促す。暴力を止めることが大事だ」と述べ、リビア当局を非難した。



 
 
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菅首相、リビア「安定的な政権を期待」

2011/2/21 21:01

外務省は21日、リビアなど中東情勢の緊迫化を受けた緊急対策本部の会合を開いた。前原誠司外相は邦人の安全保護と情報収集の徹底を指示。外務省によるとリビアの在留邦人は約100人で観光客はいない。同省は19日付でリビア東部に「渡航の是非を検討してください」とする危険情報を出している。

これに関連し、外相は同日の月例経済報告の関係閣僚会議で、原油価格高騰に備えた閣僚委員会の創設を提案した。菅直人首相は首相官邸で記者団に「死傷者が出ていることを心配している。平和的に改革を進め、安定的な政権がつくられることを期待している」と述べた。



 
 
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強権支配、不満が噴出 弾圧で反政府指導者乏しく

2011/2/21 22:06日本経済新聞 電子版

【ドバイ=松尾博文】反政府デモの首都への波及でリビアのカダフィ政権は体制の維持に正念場を迎えた。軍がどこまでカダフィ大佐を支えるかが今後の焦点となる半面、反体制組織の芽は徹底的に摘まれ、国内には“カダフィ後”の受け皿が見あたらない。一方、中東の有力な産油国での騒乱は日本勢も含めて企業活動に影響しそうだ。

カダフィ氏は1969年、青年将校団を率いた無血クーデターで王制を打倒。以後41年間、最高指導者の座にある。革命理論をまとめた「緑の書」に基づく独自の直接民主制を採用するが、実態は大佐を頂点とする強権支配を情報統制と相互監視が支えている。

イスラム原理主義組織や民主活動家らは弾圧を受けるか、国外に逃れるかに追い込まれ、国内に有力な反政府組織はない。今回のデモも特定の組織や指導者が主導するのではなく、長期の抑圧で蓄積された民衆の不満がエジプト政変に触発され一気に噴出した形だ。

デモに最後まで中立を保ったエジプト軍と異なり、容赦ない弾圧を加えるリビア軍には市民の反発も根強い。弾圧にはアフリカ諸国からの外国人雇い兵が加わっているとの目撃証言もある。

リビアは石油輸出国機構(OPEC)に加盟し、アフリカ最大の埋蔵量を有する。国際石油開発帝石は21日、トリポリ事務所に残る社員6人に出国の準備をし、帯同する家族5人については移動手段を確保でき次第出国するよう通知した。伊藤忠商事と双日は21日、トリポリ市内の駐在員事務所を一時閉鎖した。



 
 
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リビアの独裁体制とは

2011/2/21 22:06日本経済新聞 電子版

リビアは地中海に面する北アフリカに位置し人口は約640万人。1969年、カダフィ大佐ら青年将校団が、無血クーデターで王制を打倒した。その後、選挙による代議制を否定し、独自の直接民主制への移行を宣言。同大佐は国家最高執行機関である全人民会議(議会)総書記局の書記に就任した。79年3月に書記を辞任し公式の肩書は失ったが、現在も「大佐」の通称を使い続けている。

カダフィ氏がまとめた革命理論「緑の書」は国家指針。憲法は存在しない。豊富な石油収入を後ろ盾に厳しい情報統制などを通じて強権的な支配体制を敷いてきた。国外ではパレスチナ過激派などを公然と支援し、数々の国際テロ事件に関わってきたとされる。2003年に大量破壊兵器計画の破棄を約束すると、リビアは国際社会への復帰を果たした。



 
 
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カダフィ大佐次男 「反体制デモは外国の策略」、首都でも衝突 リビア

2011年02月21日 11:29 発信地:カイロ/エジプト

【2月21日 AFP】(一部更新)反体制を訴えるデモ隊と治安部隊との衝突で多数の犠牲者が出ているリビアで21日、同国の最高指導者、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男、セイフ・アルイスラム・カダフィ(Saif al-Islam Kadhafi)氏が国営テレビ演説し、リビアは内戦に陥る寸前だと訴える一方、反体制デモはカダフィ体制に対する外国の策略だと非難した。

カダフィ氏は、テレビ演説のなかで、リビアの政情不安を扇動したとして、国外に居住するアラブやアフリカ出身者を批判し、暴力的なデモはイスラム主義支配の確立を狙ったものだと語った。

その一方でカダフィ氏は、新憲法と自由主義的な法律の導入を約束した。

だが、衝突の犠牲者数を誇張していると外国メディアを糾弾。また、「リビアはエジプトでもチュニジアでもない。リビアに政党は存在しない。われわれは銃弾が尽きるまで戦い、破壊分子を根絶する」と述べ、いかなる蜂起も容赦なく鎮圧する姿勢を明確にした。 

さらにカダフィ氏は、「全国民が武器をとれば、それは内戦だ。われわれは互いに殺しあうことになる」とけん制した。

■首都にもデモ波及、銃声響き混乱

一方、反体制デモは21日、首都トリポリ(Tripoli)にも波及した。

現地のAFP記者や目撃者によると21日早朝、市内中心部で銃声が聞こえたという。銃声に混ざって、女性たちの泣き叫ぶ声や車のクラクションが鳴り響き、市内は混乱に陥っているという。

市民の1人は、「銃声があちこちで聞こえ、市の中心部に向かっている」とAFP記者に語った。また、労働者が多く住む地域の住民によると、治安部隊が催涙弾でデモ隊を制圧しているという。

リビアで起きた一連の反体制デモで、トリポリでデモ隊と治安部隊が衝突するのは初めて。(c)AFP



 
 
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リビア在住者の避難で調整、対応に温度差も EU

2011年02月21日 22:17 発信地:ブリュッセル/ベルギー

【2月21日 AFP】リビアの反政府デモが内戦に発展する恐れもでてきたなか、欧州各国はリビアに在住する自国民の安全確保に向けた対応を迫られつつある。

21日、前日からブリュッセル(Brussels)で開かれていたEU外相会合の会場に現れたスペインのトリニダド・ヒメネス(Trinidad Jimenez)外相は「非常に懸念している」と述べ、リビア、特に北東部のベンガジ(Benghazi)からEU市民が避難する場合に備えて調整中であることを明らかにした。

一方で、リビア情勢や同国の最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐に対する姿勢には温度差がある。

北アフリカから欧州への不法移民の玄関になっているイタリアのフランコ・フラティニ(Franco Frattini)外相は「欧州との境界にイスラム教のアラブ首長国」が誕生する「深刻な懸念」があるとの見解を示し、北アフリカのアラブ諸国の経済が崩壊すればEU全体がその代償を払うことになるだろうと述べた。

しかし、チェコのカレル・シュバルツェンベルグ(Karel Schwarzenberg)外相は、「カダフィ体制が崩壊すれば世界にいっそうの混乱が起きる。われわれが関与しても状況が複雑になるだけだ」と述べ、欧州はリビアの反体制運動への「過度な関与」を避けるべきだとの考えを示した。

イタリアのシルビオ・ベルルスコーニ(Silvio Berlusconi)首相も19日、近しい友人であるカダフィ大佐の「邪魔をする」つもりはないと話している。

イスラム過激派への防波堤として独裁者を支援してきたと批判されているEUでは今、中東・北アフリカ地域の民主化や人権状況の改善、政府のより良い統治につながる経済支援のあり方について議論が行われている。(c)AFP



 
 
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リビア反政府勢力がベンガジ占拠か 死者200人超の情報も

2011.02.21 Mon posted at: 09:37 JST

(CNN) カダフィ大佐の強権支配への抗議デモが続くリビアからの情報によると、デモ隊は20日までに、同国第2の都市ベンガジを占拠した。同市内の病院の医師は、一連の暴力による死者が209人に上ったと述べた。

複数の目撃者によると、ベンガジでは軍兵士らの一部がカダフィ大佐への忠誠を捨て、デモ隊側に加わっている。

市内の医師によれば、同日新たに発生したデモ隊と治安部隊との衝突で、25人が死亡した。デモ隊は19日に死亡した参加者らを弔うため、ひつぎを掲げるなどして行進していた。軍基地付近を通過した行列に向けて兵士らが発砲し、これが衝突につながったとされる。デモ隊が爆発物を仕掛けた車や戦車などで、基地の外壁を破壊しようとしたとの情報もある。デモ隊メンバーによれば、この基地にはカダフィ大佐の宮殿があり、大佐による支配の「最後のシンボル」とみなされている。

また、同市内の裁判所前広場では数千人が集会を続け、「政権打倒」を叫んだ。

首都トリポリでも同日、大規模なデモ隊と政権側のアフリカ系傭兵(ようへい)との衝突が報告された。

リビア国営テレビは、カダフィ大佐の息子が同日夜に演説すると伝えた。

一方、リビアのアラブ連盟大使は同日、政権側が「罪のない人々を殺害している」ことに抗議し、辞職したことを明らかにした。同大使は、人心を失ったカダフィ大佐は1〜2日のうちに追放されるだろうと述べた。

政権側によるデモ鎮圧には国際社会から非難が集中し、ヘイグ英外相やクローリー米国務次官補が相次いで「重大な懸念」を表明している。

http://www.cnn.co.jp/world/30001874.html



 
 
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カダフィ大佐の次男がテレビ演説、反政府デモを批判

2011.02.21 Mon posted at: 10:53 JST

(CNN) リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男で後継者と目されるセイフ・イスラム氏が21日早朝、国営テレビでの演説で反政府デモを批判し、デモが沈静化すれば民主化へ向けた改革を早期に実施すると表明した。

同氏は「台本なし」とされる演説で、「酔っ払いと犯罪者、外国人」がデモを扇動していると主張。国民が反政府側に回った場合は、内戦や植民地状態への後退、貧困拡大などの恐れがあると述べた。

国内に反対勢力が存在することや、警官や軍の対応に「誤り」があったことを認めたうえで、デモは「国家への反逆」だと批判。外国メディアは犠牲者の数を誇張していると語った。

同氏は一方で、デモ沈静化を条件に、「明日から」憲法立案や規制緩和、地方分権など、一連の改革に着手することも可能だと表明した。

また、最近相次いで崩壊したチュニジア、エジプトの政権とリビアは違うと強調した。

同国第2の都市ベンガジは20日までにデモ隊や一部兵士らに占拠されたと伝えられるが、同氏は軍が政権の下で今後さらに鎮圧策を強化すると述べた。



 
 
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リビア:デモ隊に発砲 「大量殺人だ。世界に知らせてくれ」男性医師が惨状証言

【カイロ和田浩明】「これはジェノサイド(大量殺人)だ。お願いだから、世界に知らせてくれ」。疲れきった声の男性医師は繰り返し懇願した−−。最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモ隊に、治安部隊が弾圧を加えるリビア第2の都市ベンガジ。現地の医師が20日、毎日新聞の電話取材に悲惨な実情を証言した。

医師は30代で主要病院の一つに勤務。「ベンガジだけで100人、(反体制デモが集中する)東部全体では150〜200人が死亡した」と語った。死者には12歳の子供も含まれているという。

市内の病院には多数の負傷者や死者が運び込まれ、医薬品や輸血用血液の不足が強く懸念されている。

医師は治安部隊側が「機関銃や対空機関銃でデモ隊を撃っている」と証言。19日には弾圧で死亡した市民の葬列にまで発砲したという。傷は頭部やのどなど上半身に集中し、治安部隊側の「殺意」が垣間見える。医師は「デモは平和的に行われていた。参加者には弁護士や医師などもいた」とも話した。

別の病院に勤務する医師は19日の電話取材に「院内は負傷者や遺体でいっぱいだ。こんなにひどい状況は見たことがない」と泣き崩れた。

15日に反体制デモが始まって以来、ナイフなどによる負傷が多かったが、デモが激化した17日以降はほとんどが銃創になった。

複数のベンガジ住民によると、治安部隊は市内の兵舎を拠点にしている模様。19日には「戦車が砲撃している」「ヘリコプターが上空を舞い、銃声や爆発音が聞こえる」と話す住民もいた。

「アフリカ系の雇い兵が投入されている」との証言も相次いでいる。ベンガジの東方約200キロの町デルナの男性住民は取材に「拘束した雇い兵が、リビア政府から13万ドル(約1080万円)の報酬を約束されたと告白した」と語った。住民側は自警団を組織し治安部隊を撃退しているという。

市民の中には、抗議活動の様子を撮影し、インターネットを使って世界に発信しようとする動きも出ている。20日もデモは行われており、流血が続く可能性が高まっている。

毎日新聞 2011年2月21日 東京朝刊



 
 
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中東デモ:リビア、死者250人 テヘランでも1人

【マナマ鵜塚健、カイロ和田浩明】中東・北アフリカ諸国に広がった民主化要求で、リビアでは20日も最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモが続いた。中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、リビアの北東部ベンガジで15日以降、当局の弾圧などにより200人が死亡、同じ東部のデルナでも50人が死亡した。また、首都トリポリの東約200キロのミスラタで治安部隊とデモ隊が新たに衝突したという。

ロイター通信などによると、ベンガジで19日、犠牲者の葬儀に治安部隊が発砲した際、15人が死亡。弾圧には機関銃なども使用されたが、デモ隊は20日朝、市中心部に再集結している模様だ。

一方、イランの改革派のウェブサイトは、首都テヘラン中心部で20日、反体制デモが行われ、治安当局の銃撃で1人が死亡したと伝えた。ロイター通信によると、ラフサンジャニ最高評議会議長の娘がデモに参加したとして逮捕された。

サウジアラビアの東部アワミーヤでは17日、司法手続きなしで拘束されているイスラム教シーア派関係者の釈放を求め、同派住民が小規模な集会を開いていたことが分かった。隣国オマーンでも18日、約300人の反政府デモがあったと伝えられた。

ハマド国王の対話呼びかけを野党側が拒否したバーレーンでは19日夜、一転してサルマン皇太子と野党の対話が始まったが、20日も数千人のデモ隊が首都マナマの真珠広場を占拠し、事態収束の見通しは立っていない。

毎日新聞 2011年2月21日 東京朝刊



 
 
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リビア:EU外相「国民と対話を」 一部加盟国、対決に難色

【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)のアシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)は20日夜、ブリュッセルで開かれたEU外相会議で、リビア当局による反政府デモ隊の武力鎮圧を非難、暴力行為を即時に停止し、「改革を求める国民の正当な願望」に対話で応えるよう呼び掛けた。

だが、リビア政府がEUに「デモを支持する声明を出せば移民問題での協力を凍結する」と脅しをかけていることから、一部の加盟国はリビアの最高指導者、カダフィ大佐との対決姿勢を強く打ち出すことに難色を示すなど、加盟国間で足並みの乱れが露呈した。

DPA通信によると、カダフィ大佐の「友人」であるイタリアのベルルスコーニ首相は19日、記者団に「状況は流動的であり、誰の邪魔もしたくない」と発言。チェコのシュバルツェンベルグ外相もEU外相会議に先立ち「カダフィ大佐が倒れたら世界がより大きな混乱に巻き込まれる」と警告した。

毎日新聞 2011年2月21日 東京夕刊



 
 
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リビア:米国「情勢に重大な懸念」 情報不足を認める

【ワシントン草野和彦】クローリー米国務次官補(広報担当)は20日、「リビア情勢に関する憂慮すべき報道や映像があり、重大な懸念を抱いている」との声明を発表した。しかし、国際メディアや人権団体が現地入りできていないため、「全体の死者数がどれだけになるかは不明だ」としており、米国が情報不足に苦慮しているとの認識を示した。

次官補は、米国がリビアで起きていることの事実確認に取り組んでいるとする一方で、民衆蜂起が起きて以来、ここ数日間で「数百人が死傷したという信頼のできる複数の報道がある」と指摘し、「重大な懸念」の根拠とした。

ライス米国連大使は20日の米テレビ番組で、リビアの現在の情勢について「(国際人権団体)ヒューマン・ライツ・ウォッチや他の観測筋の報告に頼っている」と述べ、オバマ政権として正確な状況把握ができていないことを認めた。

また次官補は声明で、米国がリビア外相を含む多数の当局者と接触を図っており、平和的な抗議活動をしている国民に武力を行使することへの「強い反対」と、言論・集会の自由を含む普遍的権利の重要性を伝えていることを明らかにした。

次官補によると、リビア政府は国民の平和的な抗議の権利の保護を確約すると述べているという。

次官補は改めて、リビア政府が確約を守ると同時に、それに従っていない治安当局者の責任を追及することを求めた。

毎日新聞 2011年2月21日 東京夕刊



 
 
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リビア:デモ隊、第2の都市制圧 モロッコに波及、チュニジア再燃

【カイロ伊藤智永】北アフリカ・リビアの反政府デモは20日夜、首都トリポリに波及し、数千人のデモ隊が最高指導者カダフィ大佐の支持勢力と衝突した。治安当局が実力で鎮圧を図るリビアのデモはこれまで、もともと反政府感情の強い同国東部などに限られていたが、首都に飛び火したことで情勢のさらなる激化は必至だ。一方、デモの中心地となった第2の都市ベンガジは同日、一部兵士がデモに加担。反政府側の手に落ちた模様だ。

AP通信などによると、トリポリでは激しい銃撃音が響き渡り、警官隊が催涙ガスなどを使ってデモ隊の分散に乗り出した。デモ隊は市内に飾られたカダフィ大佐の肖像画に投石するなどして抗議したという。

一方、東部ベンガジでは、デモ隊は火炎瓶や石を武器に治安当局と衝突。さらに、ブルドーザーで政府関連施設に突入を図った。兵士の一部がこうした動きを支援したとされ、中東の衛星テレビ・アルジャジーラは「街は市民の支配下に入った」とのデモ隊の声を伝えた。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウォッチは20日、リビアでの一連の反政府デモの死者が4日間で少なくとも233人に上るとの推計を発表した。

ロイター通信などによると、アラブ連盟のリビア代表が政府の強権的なデモ鎮圧に抗議して辞任した。また、有力部族も反政府デモを支援する立場を明らかにした。

◇モロッコに波及、チュニジア再燃

一方、中東・北東部アフリカでの反政府デモは20日までに10カ国以上に広がった。

バーレーン、イエメン、ジブチでは治安当局や体制支持派との衝突で、デモの市民に死者が出た。アルジェリア、モロッコ、サウジアラビア、クウェート、ヨルダンでのデモは、今のところ小規模か散発的だ。チュニジアでは19、20両日、首都チュニスで、暫定政府の退陣を求める約4万人の集会が開かれた。

毎日新聞 2011年2月21日 東京夕刊



 
 
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リビア:デモ隊、首都でも衝突 カダフィ氏次男「内戦の危機」

【カイロ和田浩明】反政府デモが拡大しているリビアの最高指導者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏(38)は21日未明(日本時間21日午前)、国営テレビで演説し、デモ隊が東部のリビア第2の都市ベンガジなどで軍の基地を支配下に置いたことを認めた。セイフ氏は「リビアは内戦の危機にある」と指摘。現体制存続のため「最後の一人になるまで戦う」と述べ、反政府勢力との対決姿勢を鮮明にした。デモは首都トリポリでも20日に発生しているが、それには触れなかった。

16日に反政府デモが始まって以来、指導部が国内情勢について公式の見解を示したのは初めて。セイフ氏は68歳のカダフィ大佐の後継者候補の一人で、近年の経済改革を主導する「開明派」として西側諸国向けのスポークスマンの役割を果たしている。

演説では、一連の反政府デモがイスラム過激派やアフリカ諸国出身の雇い兵によって主導されたものだと主張。反政府デモを「リビアをイスラム原理主義化する企て」と非難し、現体制の存続を通じたリビアの「統一」を国民に訴えた。

◇死者発生「ミス」

また、一連の反体制デモの鎮圧で死傷者が出たことについて、軍がデモ隊の鎮圧に関して十分な訓練を受けていなかったため「ミスがあった」と釈明。200人を超える死者が出ているとの報道を「外国メディアの誇張だ」とし、死者は84人だと反論した。

さらに、チュニジアとエジプトで政権が崩壊したことに言及し、「リビアはエジプトでもチュニジアでもない」と体制存続に自信を見せる一方、国会に相当する全人民会議で「歴史的な国家主導」の改革を近く実施する考えを明らかにした。

一方、カダフィ大佐が国外逃亡したとの報道を否定。大佐は「職にとどまる」と明言した。

毎日新聞 2011年2月21日 東京夕刊



 
 
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リビア強硬姿勢に国際社会で非難 米は外交団引き揚げ

2011/2/22 11:49

デモを武力鎮圧する姿勢を続けるリビアのカダフィ大佐の政権に主要国の指導者や国連など国際社会の非難が激しさを増した。米国が現地の大使館員と家族らに出国を命令するなど外交団引き揚げの動きも出始めた。

【ワシントン=弟子丸幸子】クリントン米国務長官は21日に声明を発表し「容認できぬ流血事態を終結させる時だ」と強調した。「リビア政府には人々の普遍的価値を尊重する責任がある」として表現や集会の自由を認めることを要求。「米国はリビアでの暴力を強く非難している国際社会に加わる」とも述べ、リビア政府の武力行使の停止へ国際的な圧力を強める方針を示した。

一方、米国務省は21日、米大使館の一部を除く職員と家族に出国を命じると同時に、米国民にリビアへの渡航を延期するよう勧告した。勧告はリビア全域でデモ参加者と治安部隊の衝突が続いていることを踏まえ「デモや暴力、略奪行為が続く可能性がある」と指摘した。

国連事務総長

「人道法に違反」

【ニューヨーク=杉本晶子】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は21日、カダフィ大佐と電話で協議し、深い懸念を伝えた。即座に暴力をやめるよう要請するとともに、市民の自由や人権を尊重するよう改めて強調。「政府当局者が包括的な対話に取り組む」よう促した。

その後、潘事務総長はリビアで軍による市民への発砲など武力弾圧が激しさを増したとの報道を受け、改めて談話も発表。市民への攻撃が事実だとすれば「深刻な国際人道法違反で、最大限の強い表現で非難するだろう」と述べた。

【ブリュッセル=瀬能繁】21日開いたEU外相理事会はリビア政府への非難する声明を採択した。一部加盟国は独裁統治するカダフィ大佐らに「ビザ禁止や資産凍結などの制裁を検討すべきだ」(フィンランドのストゥブ外相)と主張したが、リビアの旧宗主国イタリアは「干渉、介入をすべきではない」(フラティニ外相)と反論し、結論を見送った。

【パリ=古谷茂久】フランスのサルコジ大統領は21日の声明で「リビア国民に向けられた許し難い暴力を非難する」と言明。キャメロン英首相も訪問先のエジプトの首都カイロで「(リビア政府は)最悪のデモ鎮圧の方法をとった」と武力弾圧を強く非難した。中東ではトルコのダウトオール外相が「指導者は国民の声を聞くべきだ」と、対話による歩み寄りを求めた。



 
 
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NY金、再び1400ドル台 リビア緊迫で「有事の買い」

2011/2/22 21:45日本経済新聞 電子版

金の国際価格が再び上昇している。指標となるニューヨーク先物(中心限月の4月物)は21日の時間外取引で約1カ月半ぶりに1トロイオンス1400ドル台に乗せ、日本時間22日午前には一時1411.5ドルまで上昇した。リビアなど北アフリカ・中東情勢の緊迫を背景に、資金の逃避先として「有事の金」が買われた。国内でも大手地金商の金の小売価格が約2カ月半ぶりの水準を付けた。

ワールド・ゴールド・カウンシルの豊島逸夫・日韓地域代表は「地政学要因とインフレ懸念の2つが現在の金相場の主な上昇要因」と分析する。

金が1月下旬に上昇に転じたのはエジプトで反政府運動が拡大し、地政学要因が意識されたことがきっかけだ。まず北海ブレント原油が中東のリスクに反応して1バレル100ドルを突破。追随する形で金も動意づいた。

混乱がリビアなどに飛び火すると原油が一段高となり金の上昇基調が鮮明になった。

新興国を中心としたインフレ懸念も金相場の押し上げ要因だ。物価上昇の影響を減殺する「インフレヘッジ」を目的に金に資金が流入している。中国が8日に追加利上げを発表した際にも金は買われた。金融引き締めは本来は売り要因だが、市場関係者は「むしろインフレ懸念が高まっている表れ」と受け止めた。

昨年12月初旬に付けた過去最高値(1432.5ドル)も視野に入りつつある。市場では「投資家のリスク回避の動きから最高値更新もありうる」(ドイツ銀行ロンドン支店のダニエル・ブレブナー氏)との見方が出ている。米国の金融緩和継続や欧州の財政不安も金相場を下支えしそうだ。

一方、北アフリカ・中東地域の混乱が戦争など本格的な危機に発展した場合は「資産を現金化する目的で金が売られる可能性もある」(マーケット・リスク・アドバイザリーの新村直弘代表取締役)と警戒する声もあった。

国内の地金価格は22日、前日比46円高の1グラム3981円に上昇した。金と同じ貴金属の銀も騰勢が続く。ニューヨーク銀先物(中心限月の3月物)は日本時間22日午前の時間外取引で一時34ドル台に乗せ、31年ぶりの高値を更新した。太陽電池など産業用需要の拡大期待もあり、昨年末比の騰落率は18日時点で4%と、金(マイナス2%)を上回っている。



 
 
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[FT]リビア情勢緊迫、対応迫られる世界の石油大手

2011/2/22 14:00

(2011年2月22日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

リビアの石油産業が混迷の度合いを深めている。同国最高指導者カダフィ大佐に対する民衆蜂起の発生で、ここ数年、石油埋蔵量が豊富な同国にこぞって進出した世界の石油企業は対応を迫られている。

■石油大手、駐在員の引き揚げ表明

英BP、英蘭系ロイヤル・ダッチシェル、独BASFなど世界の石油大手は生産の削減や現地からのスタッフの引き揚げを表明し、アナリストは現政権の存続いかんにかかわらず各社は長期的問題に直面すると指摘する。

他の会社は表向き事業の継続を表明しているものの、実際にはスタッフ全員を撤退させたり、生産活動を中止したりする緊急対策を実施していると明かす。

リビアの石油産業は、カダフィ大佐の41年間にわたる独裁に対する民衆の闘争の重要な政治的、経済的背景となっている。というのも、石油はリビアの輸出収入のほぼすべてを占めており、またカダフィ氏と西側世界の部分的な緊張緩和の象徴だからだ。

1990年代後半から2000年代初めにかけ何社かの欧州企業がリビアに進出したが、同国に対する国際社会の経済制裁が解除された04年以降は、日量170万バレルを誇る石油産業に各社が次々と参入し、同国は石油輸出で世界12位に躍進した。西側の政治家も制裁解除に積極的だった。その1人、英国のブレア首相(当時)は07年、BPとリビアの9億ドルの石油開発計画調印式に同席した。

■新油田発見できず失望広がる

リビアの石油産業には、ブラジルのペトロブラスをはじめ、ロシアのガズプロム、米国のコノコ・フィリップス、アメラダヘス、マラソンなど世界中の企業が参入しており、いわば「石油の国連」の様相を呈している。

イタリアのエニ、スペインのレプソルYPF、フランスのトタルなどは04年の制裁解除前から参入し、同国で主導的地位を築いている。

しかし、欧州市場に近いという有利な条件にもかかわらず、リビアの石油産業はこれまでのところ、90年代後半から2000年代初めにかけて起きた有力油田の発見を再現できていない。

最新の探査は期待された新油田発見のブームを起こせず、関連企業の失望を招いた。石油各社はまた、事業のパートナーであるリビア国営石油会社の常軌を逸した振る舞いや高い税率、官僚主義の横行に不満を募らせている。

こうしたビジネス上の問題に追い打ちをかけたのが、民衆の抗議行動とそれに対する政権側の対応だ。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは、政権側が抗議参加者200人以上を殺害したと主張している。

リビアの主要な石油探査・生産区域は同国沖合か、主要な抗議行動が発生した東部からは離れた場所にあるが、今後蜂起が拡大し、供給ラインを脅かす可能性もある。

■政権崩壊なら契約継続も不透明に

カダフィ政権が崩壊すれば各社の石油契約の継続が不透明になるとアナリストは指摘する。近隣産油国のアルジェリアやチュニジアと異なり、リビアではカダフィ氏個人に権力が集中しており、多くの政府組織は脆弱(ぜいじゃく)で独自に機能するのが困難なためだ。

現政権が再度支配を確立しても、蜂起に対する報復が行われれば、カダフィ政権と、同政権とビジネスで協力関係にあった石油会社に対するさらなる国際社会の非難が予想される。

英王立国際問題研究所(チャタムハウス)の中東・北アフリカ部門責任者であるクレア・スペンサー氏は、「今回、カダフィ氏が権力を維持したとしても民衆蜂起はこれからも発生する。もし同氏が退陣に追い込まれたら、国の統治が誰に任されるかはっきりしない」と指摘する。

By Michael Peel & Javier Blas



 
 
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NY株 大幅反落で始まる リビア情勢警戒、一時113ドル安

2011/2/22 23:48

【NQNニューヨーク=横内理恵】22日の米株式相場は4営業日ぶりに反落して始まった。午前9時35分現在、ダウ工業株30種平均は3連休前の18日と比べて113ドル45セント安の1万2277ドル80セント、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同47.75ポイント安の2786.20で推移している。石油輸出国であるリビアの情勢緊迫や、それに伴う原油先物相場の急伸を受けて、世界景気の先行きに警戒感が広がっている。投資家のリスク回避姿勢が強まり、アジアや欧州の株式相場が下落。米株にも売りが膨らんでいる。

個別株では、朝方発表した2010年11月〜11年1月期決算で売上高が市場予想に届かなかったことから、小売り最大手ウォルマート・ストアーズが大幅安。四半期決算が市場予想を上回ったホームセンター大手ホーム・デポも売られている。決算で1株利益が市場予想を上回った百貨店大手メーシーズも安い。タブレット型多機能携帯端末「iPad(アイパッド)」の新製品、アイパッド2の発売が当初予定から遅れる可能性があると報じられたアップルにも売りが先行している。

一方、天然ガス大手チェサピーク・エナジーからアーカンソー州のシェールガス田の権益を買収すると発表した豪英資源大手BHPビリトンが上昇。チェサピークは大幅高で始まった。



 
 
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日経平均、終値192円安 リビア不安で全面安

2011/2/22 15:26

22日の東京株式市場で日経平均株価は7営業日ぶりに大幅に反落した。終値は前日比192円83銭(1.78%)安の1万0664円70銭と、7日ぶりに1万0700円を割り込んだ。リビアの政情不安の高まりなど中東情勢の混迷で投資家心理が悪化し、価格変動リスクが高い株式の持ち高を減らす動きが広がった。日経平均の下落幅は2010年10月12日(200円24銭)以来約4カ月ぶりの大きさとなり、東証1部の値下がり銘柄数は全体の8割強にあたる1429とほぼ全面安だった。

日経平均は、前日までの6日続伸の上げ幅(約251円)の大部分を帳消しにした。市場では「上昇が続いて短期的な過熱感もあっただけに、外部環境の悪化をきっかけに利益を確定する売りが膨らんだ」(東洋証券の大塚竜太ストラテジスト)との指摘があった。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスが同日付で、日本国債の格付け見通しを格下げの可能性がある「ネガティブ」に変更したと発表したことも、買い手控えにつながった。ムーディーズの発表を受けて円相場が下落に転じ、株式相場の下げ渋りにつながった場面があった一方で「海外投資家が日本の財政リスクや政局リスクへの意識を高めるきっかけになる可能性もある」(生保系エコノミスト)と警戒する声が聞かれた。

東証1部の売買代金は概算で1兆7381億円、売買高は同25億1930万株だった。値上がり銘柄数は171、横ばいは70だった。

東証株価指数(TOPIX)も反落。業種別TOPIXは33業種中、「石油石炭製品」「電気・ガス」「陸運業」を除く30業種が下落した。

ムーディーズによる国内メガバンクグループの格付け見通しの引き下げもあり、三井住友FG、三菱UFJ、みずほFGの大手銀行株が売られた。トヨタ、ホンダの自動車株、ソニー、キヤノンといった電機株も安い。三井物、三菱商の大手商社株や国際石開帝石、日揮などの鉱業、プラント株も下げた。ソフトバンクの下げが目立ち、KDDI、NTTの通信株も軟調。一方、石油元売り最大手のJXが高く、東電、中部電、東ガスの電力・ガス株が堅調。JR東日本、JR西日本も買われた。

東証2部株価指数は8営業日ぶりに反落。オリコ、ソディックが安く、AQインタ、山洋電も下げた。ソフトクリエ、イノテックが上げた。〔日経QUICKニュース〕



 
 
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リビア「カダフィ離反」加速 聖職者や有力部族も反旗

2011/2/22 20:27日本経済新聞 電子版

【ドバイ=松尾博文】リビアの最高指導者カダフィ大佐の退陣を求める反体制デモの高まりを受け、カダフィ政権内部で離反の動きが加速している。独裁体制の要である軍に亀裂が広がり、イスラム教聖職者や有力部族らリビア社会を支える勢力も反旗を翻し始めた。カダフィ氏は徹底抗戦を掲げるが、同氏に権限が集中する統治構造に不満が爆発、内部崩壊が進んでいる。

デモ隊への無差別攻撃を始めた軍内部では、指揮系統に乱れが生じている。21日夕には空爆命令を拒否した空軍機2機がマルタに亡命した。一部の将校らは国民に決起を呼びかけている。反体制派が事実上制圧した第2の都市ベンガジでは軍から離反した部隊が政府軍と戦った。

インドや中国、インドネシアなど各地のリビア大使や外交官が抗議の辞任を表明、アウジャリ駐米大使は米AP通信に「カダフィ大佐はやめるべきだ」と言い切った。内閣の一員であるアブドルジャリル司法書記(法相)もデモ隊への無差別攻撃を理由に辞任するなど、カダフィ体制を支えるテクノクラートにも離反が広がっている。

リビアは1977年、カダフィ大佐の革命理論を具体化させた直接民主制に移行した。代議制を否定し、18歳以上の国民が参加する地方会議の代表が集まる全人民会議(国会に相当)とその付設機関である全人民委員会(内閣に相当)が政策の立案と実行にあたる。

しかし、直接民主制は機能しているとはいえず、軍や治安機関を指揮下におさめるカダフィ氏にすべての権限が集中する強力な独裁体制を築きあげてきた。重火器や航空機を投入しての無差別攻撃もカダフィ大佐の指示に基づくとみられる。

カダフィ体制下ではイスラム原理主義組織や軍の反乱分子など反体制派だけでなく、体制内部のライバルも多数粛清してきた。カダフィ氏が権力維持に過剰な弾圧も辞さない姿勢を示したことで、豊かな石油収入の分配と弾圧の恐怖でつなぎとめてきた軍や政権内部にも、見切りをつける動きが広がっている。

リビアも他のアラブ諸国と同様、部族の結束が社会を構成する重要な要素だ。中東の衛星テレビ局アルジャズィーラによると、リビア最大の部族が政府に従わないことを決めた。東部を地盤とする別の有力部族も反体制派についた。

リビアでは国民のほとんどがイスラム教徒。イスラム聖職者の団体はカダフィ体制の打倒はイスラム教徒の義務だとする声明を出した。1969年にカダフィ氏らに打倒されたイドリス前国王はリビアを地盤とするイスラム教団の指導者でもあった。政権末期ともいえる状況の下で部族やイスラム教勢力も本音をさらけ出しつつある。



 
 
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外務省、リビア全土に渡航延期を勧告

2011/2/22 12:44日本経済新聞 電子版

外務省は22日、反政府デモが激化しているリビア全土に渡航延期を勧告する危険情報を発出した。同省によると、リビアには首都トリポリを中心に80人の日本人が滞在。22日時点で全員の安全を確認し、早期の退避を促している。ほかに旅行会社などを通した日本人観光客も7人いるが、23日に出国する予定。



 
 
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リビア退去の動き加速 企業従業員や外交団が「脱出」

2011/2/22 11:37日本経済新聞 電子版

【ドバイ=太田順尚】リビアの民衆デモが首都トリポリに及び、米欧などの各国・企業が外交団や自国民の従業員らを現地から退避させる動きが加速してきた。リビア最大の産業である石油生産に関わる大手企業も相次ぎ「国外脱出」に動き、同国経済に深刻な影響が及ぶ懸念が高まっている。国際社会では、強硬姿勢でデモ鎮圧を図るカダフィ体制への強い非難の声が続出している。

石油関係企業では、イタリア炭化水素公社(ENI)が従業員の家族や一部の社員らを国外に避難させ始めたとする声明を発表。リビアでの操業は従来通り進めるが「安全対策を強化する方針」だと説明した。

仏トタル、ノルウェーのスタトイル、オーストリアのOMVなども21日までに退避の方針を決定。英蘭系石油メジャーのロイヤル・ダッチ・シェルも既に一部従業員を国外に出した。現地からの報道では、独化学大手BASFの石油・ガス関連会社が従業員の退避だけでなく、原油生産停止の検討に入ったという情報もある。

石油以外でも、ロシア国営鉄道が約200人の退去を決めた。欧州電機大手の独シーメンスは約100人の従業員を順次出国させている。

一方、ポルトガルやオーストリア、オランダは21日、欧州連合(EU)加盟国の国民を退避させるため、リビアに軍用機を派遣。イタリアとロシアも22日から、特別機で国民を退去させる方針を打ち出した。約2万5千人の国民がリビアで働くトルコは、空路と海路で出国させる準備を整えた。カナダやスペインなどはリビアへの渡航を控えるよう警告した。



 
 
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リビア:アフリカ人雇い兵が市民殺りく カダフィ政権投入

「カダフィは国民を奴隷のように扱ってきた。去るべきだ」と語るアティヤさん=リビア北東部で2011年2月22日、和田浩明撮影

【カイロ伊藤智永、イムサード(リビア北東部)和田浩明】事実上の内戦状態との見方もあるリビアでは、カダフィ政権が雇ったとみられるアフリカ諸国の外国兵が、東部の町で市民を容赦なく殺害、襲撃したとの証言が相次いでいる。独裁政権の冷酷な仕打ちが、市民の怒りを増幅した上、国軍の離反も招いたようだ。

「これがアフリカ人雇い兵だ」。国境の町イムサードで出会った若者は、携帯電話で撮影した動画を見せてくれた。頭から血を流し、地面に横たわって動かない黒人に見える男が映っている。

国境警備隊員だというアティヤさん(30)は「やつらは子供や老人まで殺し、女性を暴行した。許せない」と怒りをあらわにした。

インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」や会員制交流サイト「フェイスブック」にも、アフリカ人雇い兵が捕らえられた様子やこうした雇い兵とみられる死体が複数流されている。全容や実態は不明だが、カダフィ政権が東部の反政府デモを弾圧した初期段階で雇い兵を使ったのは事実とみられる。

毎日新聞が電話取材した東部のベンガジ、アルベイダ、シャハトの住民たちによると、こうした証言が出てきたのは、デモ開始3日目の17日ごろ。白昼、建物の屋上から、「ピースフル」と唱和しながらデモをしていた市民が次々に銃撃された。住民らが追い詰めた結果、治安部隊にアフリカ兵が交じっていることが判明。リビア軍の戦闘服を着て、カダフィ氏のシンボルカラーである緑のスカーフを首に巻き、ライフルや機関銃を持っていることが多かったという。

住民の尋問に答えた国籍は、ニジェール、モーリタニア、ギニア、ジンバブエ、ガーナ、ソマリアなどさまざまで、モーリタニアの民間軍事会社のカードを所持していた雇い兵もいた。「日当2000〜3000ドル(約16万〜24万円)と白状した」との情報もある。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは「現在も軍事会社が募集中」と報じた。

これとは別に、私服でそろいの黄色い帽子をかぶり、デモ隊に周囲から投石する一群もいた。デモ隊が立ち向かうと、拳銃を発射して逃げたという。

ベンガジの男性住民によると、同市では19日、黄色い帽子の男たち10人を住民が捕らえた。尋問に対し、いずれもモーリタニアとチャドから来た「カダフィ氏の七男ハミス氏の民兵」で、デモをかく乱するために、日当3000ドルで南部から市内に入ったと告白したという。2人は住民に殺害され、8人は住民側に付いたリビア軍に突き出された。

20日ごろから、東部の国軍が住民側に合流しだした動機の一つは、こうした外国の雇い兵や私兵の投入に嫌気が差したのも影響しているようだ。

カダフィ氏は、国家を超えてアラブ民族が結束する「汎(はん)アラブ主義」を目指していたが、冷戦後、湾岸地域に親米国家が増えるにつれ、外交の軸足を「汎アフリカ主義」へ移してきた。

石油から得た豊富な資金を元に、西アフリカ諸国に対して積極的な経済援助を展開。02年のアフリカ連合(AU)創設で主導的な役割を果たし、09年には議長も務め、「アフリカの王」を自称する影響力を拡大してきた。

独裁者は、自ら築いた体制の危機に、カネにモノを言わせた外国人頼みの本性を露呈し、かえって国民の反感を買ってしまったようだ。



 
 
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リビア首都で銃撃、カダフィ大佐ベネズエラ亡命情報も

2011年02月22日 09:10 発信地:トリポリ/リビア

【2月22日 AFP】リビアの反体制デモは21日、首都トリポリ(Tripoli)にも波及し、デモ隊と治安部隊の衝突で多数の死者が出たもようだ。

トリポリのデモ隊は、警察署と国営テレビ局を襲撃し、政府庁舎に放火。市内に銃声が鳴り響いた。トリポリの住民らはAFPカイロ(Cairo)支局の電話取材に対し、「タジュラ(Tajura)地区で大虐殺があった」「武装した男たちが市民に無差別に発砲した」などと語った。着陸したヘリコプターから降りてきたアフリカ人傭兵による銃撃で多数の死者が出たとの目撃情報もある。

なお、国際人権連盟(International Federation for Human Rights)は同日、リビア第2の都市ベンガジ(Benghazi)のほか、シルト(Sirte)、トブルク(Tobruk)、ミスラタ(Misrata)、フムス(Khoms)、タルフナ(Tarhounah)、ゼンテン(Zenten)、ザウィーヤ(Al-Zawiya)、ズアラ(Zouara)をデモ隊が掌握したと発表した。

同連盟によると、デモ隊と治安部隊の衝突による死者は21日までに最大400人に達した。国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch、HRW)は20日、死者を233人と発表していた。

■カダフィ大佐亡命の情報

一方、ウィリアム・ヘイグ(William Hague)英外相は21日、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が南米ベネズエラに向かった可能性があると述べたが、ベネズエラ側はこれをただちに否定した。

なお、マルタの軍および政府高官はAFPに対し、リビア軍の大佐2人が自らF1戦闘機を操縦して亡命してきたことを明らかにした。亡命の動機について、ベンガジのデモ隊を攻撃するよう命じられたためと話しているという。(c)AFP



 
 
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カダフィ政権離反の外交官が続出、リビア在外公館など

2011年02月22日 17:05 発信地:シドニー/オーストラリア

【2月22日 AFP】各国にある大使館や国際機関に駐在するリビアの外交官らがムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の独裁政権から離反する意向を相次いで表明している。

在オーストラリアのリビア大使館は22日、カダフィ政権との関係を断ち切ったと報じられた。全国紙オーストラリアン(Australian)によると、リビアの駐豪大使が同日午前、オーストラリア政府高官と会見した。在豪リビア大使館関係者の談話は得られていないが、同大使館の文化参事官は同紙に、「われわれはもはやリビア政権ではなく、リビアの人民を代表する」と語った。

リビアの駐インド大使も22日、市民に対する「大規模で受け入れがたい」暴力に抗議して辞任したとAFPに述べた。マレーシアのリビア大使館職員らも、反体制デモの参加者に対する「大虐殺」を激しく非難した。

大使らの動きに先駆けて前日21日には、国連(UN)代表部に駐在するリビアの外交官たちがカダフィ大佐を「暴君」と呼び、「ジェノサイド」を非難すると同時に辞任を要求し、さもなくば追放すべきだと糾弾した。

またリビアのアブデル・ムネイム・ホニ(Abdel Moneim al-Honi)アラブ連盟(Arab League)大使も20日、自国に広がる「革命に合流する」ため辞任したと発表した。(c)AFP



 
 
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リビアのカダフィ大佐、TVで亡命説を否定

2011年02月22日 14:19 発信地:トリポリ/リビア

【2月22日 AFP】反体制デモの激化によって40年あまりの長期独裁政権が揺らいでいるリビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が21日夕、デモ発生後初めて国営テレビで談話を発表し、亡命したという情報を自ら否定した。

中東・北アフリカ諸国ではチュニジアやエジプトの革命に触発されて反体制デモが拡大しているが、リビアでも15日に東部を皮切りにデモが勃発(ぼっぱつ)した。

22秒の短い映像の中で、カダフィ大佐は、ベネズエラに亡命したという情報は「悪質な噂だ」と否定し、首都トリポリ(Tripoli)中心部の「若者たちと『緑の広場』でこれから会う予定だ。トリポリにいることを証明し、わたしがベネズエラにいるというテレビ報道を否定する」と語った。

映像ではカダフィ大佐は雨の中、傘をさして車に乗り込もうとしていた。国営テレビはカダフィ邸前からの生放送だと説明した。トリポリでは同時刻、激しい雨が降っていた。

しかし辞任する閣僚が現れたり、さらにデモ隊に対する攻撃を命じられた空軍パイロットが亡命するなど、長期独裁体制を維持してきたカダフィ大佐の権力は急速に弱まっているようだ。

民衆蜂起は現在、トリポリまで拡大しており銃声が響く中、デモ隊がカダフィ大佐のプロパガンダ機関である国営放送の事務所や警察署を襲撃したり、政府庁舎に放火するなどしている。

電話インタビューに応じたトリポリの2つの地区の住民らは、タジュラ(Tajura)地区で武装集団の「無差別発砲による大虐殺があった」と語っている。(c)AFP



 
 
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流血容認できない…米国務長官、リビア非難声明

【ワシントン=山口香子】クリントン米国務長官は21日、リビア情勢に関して、「流血は容認できず、今こそやめるべきだ」との声明を出し、リビア政府による武力行使の即時停止を求めた。

声明は、「世界はリビア情勢を懸念を持ちながら注視している」とし、「暴力行為を強く非難する」と強調。「表現や集会の自由を含め、リビア政府は、万国共通の国民の権利を尊重する責任がある」と指摘した。

米政府は同日、リビアに駐在する緊急要員以外の米大使館員や家族の国外退去を命じた。

(2011年2月22日11時56分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏、出国説を否定…国営TVに登場

【カイロ=工藤武人】リビア国営テレビは22日未明(日本時間22日午前)、長期独裁体制を敷く同国の最高指導者、ムアマル・カダフィ氏(68)が「私は(首都)トリポリにいる。ベネズエラにはいない」と述べる映像を放送した。

一部で流れた国外逃亡説を否定するとともに、反体制デモの激化で国内の混乱が拡大する中、同氏が辞任せず、あくまでトップとしてとどまる意思を、一連の騒乱が始まって以来、初めて示したものだ。

国営テレビは、大衆車の助手席に座ったカダフィ氏が車のドアを開け、雨天の中、大きな傘を差しながら話す数十秒間の映像を流した。自宅前からの生中継とされる映像で、同氏は「トリポリにいることを証明したかった」と説明。カダフィ氏がベネズエラに向かっていることを示唆するヘイグ英外相発言を伝えた外国メディアなどを非難した。

(2011年2月22日12時10分 読売新聞)



 
 
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国連安保理、リビア情勢で緊急会合

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会は22日午前(日本時間同日深夜)、リビア情勢について非公式の緊急会合を開くことを決めた。

西側外交筋によると、カダフィ政権からの離反を決めたリビア国連代表部のダッバシ次席大使が21日、安保理に書簡を提出し、会合を要請した。リビア軍によるデモ隊への攻撃を停止させるため、対応を協議するとみられる。

(2011年2月22日12時53分 読売新聞)



 
 
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イラン野党の反政府デモ中止 リビア緊迫化が影響か

2011年2月22日20時32分

【テヘラン=北川学】イランの野党勢力「改革派」の指導者キャルビ元国会議長の側近は22日、自らが呼びかけた同日の反政府デモについて、「新たな指示があるまで待って欲しい」とフェイスブック上で伝えた。事実上、中止されたとみられる。

目撃者によると、テヘラン中心部の主要交差点には多数の治安部隊員が配置されているが、デモ隊の姿は見えないという。

改革派は「中止」の理由を明らかにしていないが、軍がデモ隊の武力鎮圧に乗り出したリビアのニュースはイランでも報じられている。イランでは2009年の大統領選を機に発生した反政府デモを治安部隊が弾圧、死傷者が出ており、指導部でデモ続行をめぐって議論になっている可能性がある。

ただ、フェイスブック上には、「デモを毎日続ければ体制は崩壊する」「(自宅軟禁状態にある)ムサビ元首相とキャルビ師の救出に向かおう」など、続行を求める市民の書き込みも目立つ。

一方、改革派のウェブサイトによると、治安当局は21日夜、キャルビ師の自宅を捜索し、別邸に住む息子を逮捕した。同師のおいが20日、デモ弾圧に抗議して在ミラノ領事館を辞職したことと関連しているとみられる。



 
 
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リビアのデモ、首都でも 東部都市は反政府勢力が占拠との見方

2011.02.22 Tue posted at: 09:26 JST

(CNN) カダフィ大佐(68)の独裁が約40年間続いているリビアの反政府デモが首都トリポリに拡大している。東部ベンガジは20日に反政府勢力に占拠されたとみられており、リビア政府はトリポリでの取り締まりに躍起になっている模様だ。

こうしたなか、英国のヘイグ外相が、カダフィ大佐は南米ベネズエラに向かっている可能性があると指摘し、大佐の居場所に関し憶測が飛んだ。しかしカダフィ大佐は22日未明、国営テレビで演説し、トリポリにいると言明した。

一方、野党・リビア救国国民戦線は21日、武装ヘリコプターが民衆を攻撃していると伝えた。リビア外交官筋は同国空軍による空爆を否定している。

目撃者などによると、トリポリではデモ隊らが政府の施設に放火するなどしている。また、武装した者が自動車から無差別に発砲する様子を目撃したとの証言や、国営テレビ局や治安本部が攻撃されたとの証言もある。リビアでは政府が通信や取材を厳しく統制しているため、CNNではこうした情報を独自に確認できていない。

リビアのクリナ紙は、トリポリ近郊でアフリカ人傭兵(ようへい)が非武装の市民に発砲していると報じた。クリナ紙はこれまで政府寄りだったが今は態度を変え、デモの様子を伝えている。

さらに同紙によると、リビアのアブドルジャリル法相が非武装のデモ隊に対する暴力に異議を唱えて辞任した。またリビア空軍のパイロット2人が21日、マルタに亡命した。マルタ政府筋によると、2人は市民への空爆を命ぜられていたという。

国際人権団体ヒューマンライツ・ウオッチが病院からの情報を元にまとめたところによると、一連のデモによる死者数は少なくとも233人にのぼるという。

http://www.cnn.co.jp/world/30001881.html



 
 
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反政府勢力が制圧、リビア東部の現在

2011.02.22 Tue posted at: 10:49 JST

リビア東部(CNN) 反政府勢力が制圧したとみられるリビア東部に21日、CNNのベン・ウィーデマン記者が入り、街の様子などを取材した。西側のテレビ局が現地入りしたのはデモ発生以来初めて。

同地では、民間人の服装をした集団が拳銃や機関銃を装備し、通りで警戒に当たっている。政府軍を退却させた反政府勢力は、一定の秩序を保つために委員会を設置した。

反政府勢力の指導者を名乗る人物は、同地の軍司令官と接触しており、軍の大部分が反政府勢力に加わったと話している。

近郊の砂漠では、軍が撤退する際に火を放ったとみられる弾薬が燃えていた。

反政府勢力側は、同国最高指導者カダフィ大佐を支持する部隊が同地奪還の動きに出ることを警戒、武装した人員を配置しているという。

商店などの多くは21日現在も営業しており、市民生活は一見、平常に近い状態に見える。しかし道路には帰国を目指すエジプト人のものとみられる車が連なっており、国境警備隊によれば、同日までに約1万5000人がエジプトへ出国したという。

リビアのデモは、チュニジアとエジプトで政権を崩壊させた反政府デモに触発されて始まった。しかしカダフィ大佐はこの両国以上に強硬な姿勢を示している。

http://www.cnn.co.jp/world/30001885.html



 
 
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リビア全土、渡航に注意喚起 政府が危険情報

2011/2/22 2:04

外務省は21日、反政府デモで情勢が緊迫化するリビア全土に「渡航の是非を検討してください」とする危険情報を出した。4段階ある危険情報のうち下から2番目にあたり、22日以降さらに引き上げることを検討している。

同省は21日、リビアを中心とする中東情勢についての緊急対策本部の会合を開き、前原誠司外相が邦人の安全確保と情報収集の徹底を指示した。外務省によるとリビアの在留邦人は約100人で観光客はいない。

これに関連し、外相は同日の月例経済報告の関係閣僚会議で、原油価格高騰に備えた閣僚委員会の創設を提案した。菅直人首相は首相官邸で記者団に「死傷者が出ていることを心配している。平和的に改革を進め、安定的な政権がつくられることを期待している」と述べた。



 
 
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フィッチ、リビアを1段階格下げ

2011/2/22 2:05

■フィッチ・レーティングス(欧州系格付け会社) 欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスは21日、リビアの信用格付けを1段階引き下げ「トリプルB」にすると発表した。さらに3〜6カ月以内に格下げ方向で見直す。政治リスクの高まりを懸念。「解決がなされず暴動が激化した場合は格下げする可能性が高い」としている。(欧州総局)



 
 
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リビア軍の一部が離反 カダフィ大佐、政権延命探る

2011/2/22 15:36

【カイロ=花房良祐】反体制派の蜂起による混乱が深まるリビアで21日、軍の一部将校が兵士に「市民への合流」を呼び掛けた。最高指導者カダフィ大佐は国営テレビで市民と対話の用意があると言明。政権延命を探る構えを示して退陣論を否定したが、体制の深刻な動揺を隠せない状況となってきた。戦闘機などによる市民への攻撃など政権側の武力弾圧継続を伝える情報が流れ、中東全域の混迷懸念から原油は急騰し始めた。

カダフィ大佐は22日未明、国営テレビで傘を差して車に乗り込む数十秒の自らの映像を放映。ロイター通信などによると、その中で「私はトリポリにいる」と述べて出国報道を否定し、首都トリポリ中心部「緑の広場」にいる若者と「対話をしたかったが、雨が降ってしまった(からできなかった)」とも語った。反政府運動がリビアで始まった後、大佐が公の場で発言するのは初めて。

一部将校の兵士への呼び掛けは、中東衛星テレビ局アルジャズィーラが報じた。全軍の兵士にデモを展開する市民との“共闘”を促し、トリポリに進軍して政権と戦うよう訴える声明を出したという。自国民への武力行使を命じた政権への反発が背景にあるとみられる。

政権批判は政府内も含めて広がりを見せた。同国のダバシ国連次席大使は「虐殺」と強硬対応を非難。アラブ連盟のムーサ事務局長は21日「対立ではなく対話が必要」と呼び掛けた。イスラム教法学者はリビア軍兵士は大佐を射殺すべきだとする宗教令(ファトワ)を出した。

リビア各地ではデモ隊と治安部隊の衝突が続いている。反体制派メディアなどによると、外国人の雇い兵が市民を無差別に殺害、20日に衝突が始まったトリポリだけで死者は250人に達した。アルジャズィーラは21日夜、トリポリで戦闘機や武装ヘリコプターが無差別に攻撃したとの住民の目撃情報を伝えた。

ただ、リビア国営メディアは21日、空軍が空爆したとの報道を大佐の次男セイフイスラム氏が否定したと報道した。「郊外の軍倉庫を攻撃した」という。

AFP通信などによると、21日に戦闘機2機とヘリコプター2機が地中海の島国マルタに到着。戦闘機のパイロットは反体制派が掌握した北東部ベンガジへの空爆を命令されたと話しており、亡命を求めた。



 
 
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リビア首都、混乱広がる 政府内にも体制批判

ドバイ原油100ドル台 2年5カ月ぶり

2011/2/22 4:00

中東の有力な産油国リビアで混乱が広がっている。最高指導者カダフィ大佐の次男が反政府デモを武力で鎮圧する方針を明確にした後も、21日に首都トリポリで警察署の炎上などが伝えられ、外交官を中心に政府内から体制への批判が噴出した。石油の生産が落ち込む懸念も浮上。21日の中東産ドバイ原油の取引価格は約2年5カ月ぶりに1バレル100ドル台に乗せた。

【カイロ=花房良祐】リビア情勢の緊迫化は、最大の産業である石油の生産にも影響を及ぼし始めた。ロイター通信などは21日、独化学大手BASFグループが日量10万バレルの生産を止める方針と報じた。石油関連施設が集中する中部ラスラヌフでは同日、施設の従業員らによる抗議デモが発生。資源開発を手掛ける英BPなど欧米大手は相次いで駐在員を出国させる方針を決めた。

2009年のデータでリビアの石油の確認埋蔵量は世界8位の約440億バレル、1日当たりの生産量は18位の約160万バレル。外国企業の従業員を中心に国外に脱出させる動きが広がれば、関連した工場などの操業が一段と落ち込む恐れもある。

リビアの首都トリポリで始まった反体制を訴える抗議デモと治安部隊などの衝突により61人が死亡した。中東衛星テレビ局アルジャジーラが21日、医療関係者の話として伝えた。20日夜から21日未明にかけて政府庁舎や警察署が放火されたほか、国営テレビ局やラジオ局が襲撃された。

現地の報道関係者によると、21日午前も首都で軍が市民に向け発砲、約10人を射殺した。市内では複数の黒煙が上がっている。反体制派メディアは同日、トリポリ中心部の「緑の広場」に集まった市民を軍が銃撃したと伝えた。東部の部族が、首都へのデモ行進を呼びかけたとの情報もある。

最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が20日夜に演説で沈静化を図ったが、反発が和らぐ気配はない。北東部の第2の都市ベンガジのほかに、ベイダやシルトなど複数の都市を反体制派が制圧したとの報道もある。国際人権団体は21日までのリビアの死者が300人以上に達したことを明らかにした。

政府関係者によるカダフィ大佐への批判も公然と出始めた。21日までにインドや中国などに駐在するリビア外交官が政権の強硬姿勢に抗議し、相次いで辞意を表明した。現地メディアによると、アブドルジャリル司法書記(法相)は21日、市民への発砲などに抗議して辞任した。

トルコメディアはエルドアン首相とカダフィ大佐が在リビアトルコ人の安全などを巡り20日に電話会談したと伝えた。前後して大佐がリビアからベネズエラに出国したとの情報も一時流れた。

AFP通信によると、リビアの戦闘機2機とヘリコプター2機が21日、地中海のマルタ島に着陸。乗客7人はフランス人と主張している。反政府デモとの関連は不明だ。



 
 
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原油先物相場:ロンドン 北海原油105ドル突破−−NYも高騰、87ドル台

【ロンドン会川晴之】週明け21日のロンドン原油取引市場は、欧州の原油取引の指標となる北海ブレント原油先物4月渡しが、一時、前週末終値比2ドル以上高い1バレル=105・08ドルと、2年半ぶりの高値をつけた。政情不安が拡大しているリビアの油田で、ストライキが始まったと伝えられたことが背景。

ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場も、指標となる米国産標準油種(WTI)の3月渡しが一時、1・40ドル高の1バレル=87・60ドルと値上がりした。

リビアは日量158万バレル(1月現在)を生産する世界12位の石油輸出国。石油輸出国機構(OPEC)に加盟している。

毎日新聞 2011年2月22日 東京朝刊



 
 
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中東デモ:日本企業、一部出国準備 リビア進出18社、警戒広がる

エジプトのムバラク政権が崩壊した後も中東・北アフリカ諸国にデモが広がっていることを受け、日本企業の間に出張自粛・禁止などの動きが出ている。多数の死傷者が出ているリビアへの日本企業の進出は大手商社などに限られるが、一部で出国準備を指示するなどの対応が取られている。

外務省によると、リビアに進出している日本企業は18社で、100人程度の日本人が在住。06年に米国が「テロ支援国家指定」を解除した後、国際石油開発帝石や三井物産の関係会社などが油田の権益を獲得し、現地に事務所を置いた。

リビアの情勢緊迫化を受け、国際石油開発帝石は駐在員6人に出国準備を指示。子会社を含め4人が駐在する住友商事は「業務は平常通りだが駐在員家族の出国を検討中」、丸紅は「平常通り業務に就き、事態の推移を見守っている」、三井物産は「状況を見て避難などの判断をする」としている。伊藤忠商事と三菱商事の駐在員は他国に出張中で、今後の情勢を見極めてリビアに戻るかどうか決める。

リビア以外の中東・北アフリカ諸国でも警戒感が広がる。東洋紡は21日、首都の混乱が続くバーレーンへの出張を当面禁止した。東レは18日、エジプト、カタール、クウェート、サウジアラビア、トルコ、バーレーンの6カ国への出張を原則禁止。パナソニックも17日、バーレーンやリビア、レバノン、シリア、イラン、アルジェリアの6カ国への出張を自粛する通達を出した。トヨタ自動車はバーレーンとイエメンへの出張を自粛、いすゞ自動車も両国向け出張を原則禁止した。

一方、三井物産は17日にバーレーンの現地事務所を臨時休業。18日以降、バーレーンへの出張とバーレーンを経由する出張を見合わせるよう指示した。【井出晋平、米川直己、宇都宮裕一】

毎日新聞 2011年2月22日 東京朝刊



 
 
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リビア:治安部隊とデモ隊衝突 米、打つ手乏しく 過去にテロ指定、直接接触なし

【ワシントン草野和彦】反政府勢力との対決姿勢を鮮明にしたリビア政府に対し、米国は、エジプトやバーレーンなどの親米独裁政権に対するほどの影響力を持たず、当面は「暴力停止」を訴えるほかに有効な手だてはないとみられる。国際社会を巻き込んで国連安保理制裁決議を目指そうにも、内政干渉に極めて敏感な安保理常任理事国の中国やロシアの反発は必至で、打つ手は乏しいのが現状といえる。

米メディアによると、最高指導者カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏が行ったテレビ演説について、オバマ政権は、有意義な改革の見込みがあるかを分析しつつ、「すべての適切な行動を検討している」という。

米国はエジプトに年間13億ドルの軍事支援をしており、反政府デモが盛り上がった際にもエジプト国軍に暴力の抑制を求め続けることができた。

年間約2000万ドルの軍事支援をしているバーレーンについても、軍が首都マナマの「真珠広場」から撤退したのは、米国の意向を受け入れたためとみられる。

だが06年までテロ支援国家に指定していたリビアとは、対エジプト、バーレーンほどの親密な関係はない。内部告発サイト「ウィキリークス」がカダフィ大佐の「変人ぶり」を指摘していた米外交文書を暴露した影響で、クレツ駐リビア米大使が同国を離れており、オバマ政権はカダフィ一家と直接接触できる状況にもないようだ。

暴力停止に向け、リビア政府に圧力をかける手段としては経済制裁が考えられる。

だがリビアには米オクシデンタルだけでなく、英BPなど欧州の石油会社も多額の投資をしている。調整に時間がかかり、即効性は期待できそうにない。

毎日新聞 2011年2月22日 東京朝刊



 
 
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クローズアップ2011:リビア衝突 カダフィ氏、揺らぐ地位

◇有力部族反旗、欧米も反発

国内各地で最高指導者カダフィ大佐の退陣を求める反体制デモが激化するリビア。政権は「ジェノサイド(大量虐殺)」(地元医師)と言われるほど容赦ない弾圧を加え、次男、セイフ・アルイスラム氏(38)は21日の演説で体制維持の決意を強調した。だが、北東部の主要都市は反体制勢力が制圧、首都トリポリでもデモが発生している。41年にわたり権力の座にあるカダフィ氏は、チュニジアやエジプトの民衆蜂起で打倒された独裁者の列に連なるのか。今後の展開を探った。【カイロ伊藤智永、和田浩明】

◇軍の一部デモ参加

「群衆鎮圧に慣れていない軍はストレス下で発砲した」

セイフ氏は21日の演説で、軍をかばった。軍は東部のリビア第2の都市ベンガジなどでデモ隊に発砲して多数の死傷者を出して住民の怒りを招いた。にもかかわらずセイフ氏が軍への配慮を見せたのは、権力基盤を維持するための「暴力装置」を確保したいとの思惑がにじむ。

しかし、軍内部も一枚岩ではなく、東部地域の住民によると、一部部隊は離脱してデモ隊側に参加している。地元軍関係者などによると、69年にクーデターを起こしたカダフィ氏が権力奪取後に設置した「革命指導評議会」メンバーの一人、ユニス国防相や、国内治安を担当するオベイディ公安相が離反したとの情報も流れ始めた。

さらに、政権にとって痛いのは、政治や社会で力を振るう有力部族が反旗を翻し始めていることだ。中東の衛星放送アルジャジーラは20日、東部などの部族長が退陣やデモ隊への攻撃停止を要求し、一部は「石油輸出を停止する」と脅したと報じた。石油とガスはリビアの主要収入源で国家予算の3分の2を占める。カダフィ政権にとっては命綱だ。

◇「王の中の王」自称

1週間で少なくとも230人に達した死者の急増を受け、欧米諸国も政権側の強硬策を厳しく批判し始めており、退陣圧力は高まるばかりだ。だがカダフィ氏自身は、「最後の一人まで戦う」との立場だ。

チュニジアではベンアリ前大統領がサウジアラビアに亡命、エジプトでもムバラク大統領が辞任後に首都カイロから東部の保養地シャルムエルシェイクに隠居した形だ。

「王の中の王」を自称し、アラブ圏の指導者の中でプライドの高さで知られるカダフィ氏だが、包囲網は確実に狭まっており、追い込まれた独裁者の出方を予測するのは難しい。

◇従わないなら「決戦」−−後継候補の次男演説

カダフィ大佐の次男で有力後継者のセイフ氏が21日未明に行ったテレビ演説は、改革と対話にも触れたが、市民が従わない場合の「決戦」を繰り返し宣言し、情勢の行方を悲観させる内容だった。

7人いるとされるカダフィ氏の息子たちのうちセイフ氏は最も開明的な改革派と評価されてきた。外国で度々暴力事件を起こすなど評判が良くない兄弟もいるが、セイフ氏は絵を描くのが趣味で、英国留学経験があり、大学に博士論文を提出した知性派だ。05年には愛知万博視察で来日したこともある。

「カダフィ国際慈善開発基金」のトップとして、時に間接的な政権批判も辞さず「改革」や「人権」を説き、リビアが近年進めてきた近代化や欧米との和解路線は、セイフ氏の主張が反映されているとされる。08年にセイフ氏が「政治活動中止」を表明し、権力に執着しない姿勢を示したことに国際社会も一定の評価をしてきた。

ヘイグ英外相が20日、セイフ氏に電話でデモ弾圧に「重大な懸念」を伝えたのも、カダフィ体制で唯一「話ができる相手」という期待の表れだった。

演説は45分間。眉を寄せ、盛んに両手を振り、落ち着きのない様子だ。時々メモに視線を落とすが、原稿の棒読みではない。カダフィ氏や保守派の指示ではなく、自らの考えを率直に語ったとみられるが、表現は時に感情的だった。

「我々は全員が最高指導者カダフィに従い、男も女も最後の一人まで戦う。リビアはチュニジアやエジプトにはならない。ここで生き、ここで死ぬ」

「我々は民主主義と市民の権利を求めている」「報道規制の新法や憲法を制定する」などと語る一方、その後に何度も「さもなければ内戦しかない」「我々には石油がある」などと言い添え、強権志向をあらわにした。

弾圧を止め、政権の強権体質を転換できるかもしれない「期待の星」さえ不退転の決意を強調したことで、市民の間には逆に憤激が広がった。異例の演説だったが、「内戦の危機」は遠のくどころか引き寄せられた。

毎日新聞 2011年2月22日 東京朝刊



 
 
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リビア:政府施設放火 政権内、カダフィ氏退陣論

【カイロ伊藤智永、和田浩明】反政府デモが首都トリポリにも拡大した北アフリカ・リビアでは20日夜から21日未明にかけ、トリポリの政府施設への放火や国営テレビ局襲撃などが相次いだ。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、治安部隊とデモ隊の衝突で新たに61人が死亡。アラブ主要紙は、政権幹部が近くカダフィ大佐の退陣と軍部への政権移譲を求めると報じた。アラブ諸国で広がる民主化要求の波はリビア国内でも一気に拡大、41年もの独裁体制を続けてきた最高指導者カダフィ大佐に対する包囲網は極度に狭まってきた。

汎(はん)アラブ紙アッシャルクルアウサトは21日、カダフィ大佐の側近とされる旧「革命指導評議会」の複数の幹部が、退陣と軍部への権限移譲をカダフィ氏に求めることを決めたと報じた。ユニス国防相が率いる暫定政権下で1年以内に憲法を導入、選挙を行って民主的な新体制に移行する計画という。

さらに、リビアの「クリナ」紙(電子版)は21日、アブドルジャリル法相が「過剰な暴力の使用」に抗議して辞任したと報道。また英BBCによると、リビアの駐インド大使も抗議の辞任をした。アラブ連盟のリビア代表も既に辞任を発表。ユニス国防相のほかオベイディ公安相が離反したとの情報もある。カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は21日未明のテレビ演説で武力行使によるデモ鎮圧を辞さない姿勢を表明したが、側近から不協和音が聞こえ始め、カダフィ大佐は苦しい立場に追い込まれた。

ロイター通信によると、1カ月前まで報道担当だった前政府高官は21日、「リビアの徹底した変革について対話を始めるべきだ」と述べ、指導部による武力鎮圧は誤りとの考えを示した。また、アラブ連盟のムーサ事務局長も同日、「改革や変化を求めるアラブ民衆の要求は道理にかなったものだ」と述べ、暴力の即時停止を呼びかけた。

アルジャジーラなどによると、セイフ氏が21日未明のテレビ演説で憲法制定も含めた改革を約束して以降も、トリポリ中心部の「緑の広場」などに多数のデモ隊が集まり、治安部隊や雇い兵によるとみられる銃撃音が響き渡った。集まったデモ隊にカダフィ大佐の支持派が発砲したといい、BBCは「虐殺」と伝えた。21日朝までに内務省や警察などの建物が放火されたほか、国営テレビ局の建物も一時襲撃された。トリポリ市内で治安部隊の一部がデモ隊に加わる動きを見せているとの情報や、治安部隊が銀行などを略奪しているとの情報もある。21日未明までの死者数の合計は300人以上に達したとみられる。

またトリポリ近郊にある韓国企業の建設現場を約500人のリビア人が襲撃し、韓国人3人とバングラデシュ人十数人が負傷した。

英外務省は21日、武力鎮圧が図られたことを非難する声明を発表し、駐リビア英大使を本国に召還する抗議措置をとったことを明らかにした。AP通信によると、英石油大手BPは従業員を近く国外退去させる方針を明らかにした。

日本の外務省によると、リビアに滞在する在留邦人約100人は日本時間21日夜までに全員と連絡が取れ、無事が確認された。

毎日新聞 2011年2月22日 東京朝刊



 
 
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リビア:無差別空爆、死者累計500人 カダフィ氏、退陣否定

【カイロ伊藤智永、和田浩明】中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、反政府デモが拡大した北アフリカ・リビアの首都トリポリや近郊都市で21日夕(日本時間22日未明)、戦闘機などが一斉にデモ隊や市民に対する空爆を始めた。最高指導者カダフィ大佐は22日未明(日本時間同午前)、国営テレビで演説し、国外逃亡や辞任を明確に否定。デモを徹底した武力弾圧で封じ込める姿勢を改めて示した形だ。

◇TV演説「トリポリにいる」

21日だけでトリポリで約250人が殺害されたとの情報もあり、15日夜にデモが始まって以来、初の無差別虐殺が行われた模様。一連の武力弾圧による死者は計500人近くに上った。

閣僚が武力弾圧に抗議して辞任を表明するなどカダフィ大佐への包囲網が狭まる中、英国のヘイグ外相が21日、カダフィ氏がベネズエラに向かったとの情報があると言及。ベネズエラ政府高官が否定するなど、国外脱出説が飛び交っていた。

演説はこれに対する反論で、カダフィ氏は「私は今から(トリポリ中心部の)緑の広場に行く。ベネズエラではなくトリポリにいることを証明し、(逃亡情報を流した)テレビ報道を否定するためだ。彼らは犬だ」と語った。

演説は自宅前での生中継とされ、傘を差しながら約20秒語り、乗用車に乗り込んだ。放送時、トリポリ市内では雨が降っていた。

リビア国営テレビは21日夕、「治安部隊がテロリストの住み家や妨害工作者に対する攻撃を始めた」と報道。アルジャジーラに証言した住民の話では、トリポリでは戦闘機やヘリコプターが機銃掃射。地上部隊は手りゅう弾や重火器を使ってデモ隊を攻撃した。西方の都市アズザウィーヤや東方の都市ミスラタでも戦闘機や戦車で市民が攻撃されたという。

トリポリ空港には外国人雇い兵を乗せたとみられる航空機が到着したとの情報もあり、虐殺はエスカレートする恐れがある。

◇命令拒否、パイロット亡命

一方、軍の将校団が21日声明を出し、兵士に、カダフィ氏排除のために市民と合流するよう呼びかけた。また、リビア空軍機2機がベンガジへの空爆命令を拒否し、地中海のマルタ国際空港に着陸、パイロットが亡命を求めた。将校団の反乱が事実なら軍が機能不全に陥りつつあることを意味し、カダフィ氏の強硬姿勢とは裏腹に危機的な状況に追い込まれている可能性がある。

こうした中、リビア国連代表部のダバシ次席大使は21日会見し、「国民が虐殺されている」と大佐の即時辞任を要求。ダバシ氏は「辞任しないなら、リビア国民が彼を排除するだろう」と語り、国際刑事裁判所に「人道に対する罪」で捜査を始めるよう求めた。

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊



 
 
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原油:リビアの混乱拡大で急騰 東京市場も

リビアの混乱拡大に伴い、世界の商品市場で、原油価格が高騰した。22日午前の東京工業品取引所の中東産原油市場は、海外市場の原油先物価格の上昇を受け急騰。取引開始直後に値幅制限(2400円)を超え、取引を一時停止する「サーキットブレーカー」が発動された。

その後、値幅制限を4800円に拡大して取引を再開。取引の中心となる7月渡しは、一時前日終値比2350円高の1キロリットル=5万5000円(1バレル=104・99ドル)と、08年10月7日(5万5480円)以来、約2年4カ月ぶりの高値水準をつけた。ガソリン、灯油など5商品も一時取引停止となった。

21日は、北海ブレント原油先物4月渡しが取引終了後の場外取引で一時、前週末終値比6ドル以上高い1バレル=108・70ドルまで上昇。2年半ぶりの高値をつけた。連動して、ニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場も、指標となる米国産標準油種(WTI)の4月渡しが8ドル以上高い1バレル=98ドル台と2年4カ月ぶりの高値水準となった。

リビアは日量158万バレル(1月現在)を生産するアフリカ最大の産油国。石油輸出量は世界12位。【大久保渉、ロンドン会川晴之】

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊



 
 
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菅首相:リビア情勢「非常に問題」−−閣僚会議

政府は22日午前、リビアなど中東・北アフリカ諸国で反政府デモが拡大していることについて関係閣僚会議を首相官邸で開いた。菅直人首相は「リビアで相当の人が命を落としており、非常に問題だ。抑制的な対応を求めねばならない」と懸念を示し、各国での在留邦人の保護や対応に万全を期すよう指示した。

また枝野幸男官房長官は同日午前の記者会見で、リビア国内に21日時点で邦人80人が在留し、7人の旅行者がいるとし、「安全確保に万全を期す」と述べた。【影山哲也】

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊



 
 
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リビア:騒乱 外務省、渡航延期勧告 旅行会社はツアー中止

反政府デモの拡大や戦闘機による空爆などリビアの情勢悪化を受け、外務省は22日午前、リビア全土に渡航延期を勧告する危険情報を出したほか、旅行会社が現地ツアー中止を決めるなど、日本企業も対応に追われた。

外務省によると、リビアには旅行者7人を含めて商社駐在員など約80人の在留邦人がいるが、22日時点で全員の安全を確認しているという。外務省は21日、在留邦人の多くが住む首都トリポリ市周辺地域について、渡航の是非を検討するよう求めるため、危険情報のレベルを1段階引き上げた。22日にはトリポリ市で再度反政府デモが発生し、治安当局との激しい衝突が生じたと報道されたことから、レベルをもう1段階引き上げて渡航延期を勧告した。

旅行大手のJTBは外務省の対応を踏まえ、21日、3月31日出発分までのツアー中止を決めた。年間約50人が不定期に催行されるツアーで中東のバーレーンやイエメンなどを訪れているが、現在、リビアへの旅行者はいないという。近畿日本ツーリストによると、リビアへのツアーはないが、リビアに入る航空券を希望する旅行客に対し、外務省の情報に基づき渡航延期を勧めるという。

リビアで強化プラスチック管製造工場の建設を予定している大手樹脂加工メーカー「積水化学工業」(東京都港区)は社員の安全を確保するため、駐在員1人と日本からの出張社員2人の計3人を20日(現地時間)にリビアから出国させた。本社の指示でリビアに残っていた現地法人社長にも速やかに退去するよう求めた。同社広報グループによると、現地の通信状況が悪いため「大使館を通じて連絡を取り、情報収集している状態」だという。工場は年内の稼働を目指しているが、「今後どのような影響があるか分からない」と話している。【森禎行、長野宏美、神足俊輔】

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊



 
 
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リビア:欧州系企業、緊急避難へ

【ロンドン会川晴之】リビア情勢の緊迫化を受け、現地に進出している欧州系エネルギー企業が21日、相次いで緊急避難の検討を始めた。ドイツ系化学大手「BASF」の関連会社で、日量10万バレルを生産する「ウィンターシャル」は同日、従業員らの一時退去を決めた。原油生産の停止も検討する。

探査作業を実施中の英BPは、同国西部で進めていた石油・ガスの試掘準備作業を一時中断。従業員の退避を検討しているという。ダドリー最高経営責任者(CEO)は、英メディアに「(リビア情勢を)注視している」と語った。

ロイター通信によると、英・オランダ系石油大手「ロイヤル・ダッチ・シェル」は、駐在員の家族を国外に退避させた。

ノルウェーのエネルギー大手「スタトイル」、イタリアの石油・ガス大手「ENI」も、操業は続けるものの、従業員や家族の安全を考慮し、一時的に国外退避できるよう準備を整える。

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊



 
 
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リビア:空爆、国連総長が「激怒」 各国が相次ぎ非難

【ニューヨーク山科武司】リビアで21日夜に始まった反政府デモ隊に対する無差別空爆に対し、国際社会や身内の同国国連代表部などから強い非難の声が上がった。

国連の潘基文(バンキムン)事務総長は21日、「激怒している。市民へのそのような攻撃が事実なら、国際人権法の重大な違反であり、事務総長として最も強い言葉で非難する」と語り、暴力の即時停止を求めた。

これに先立ち、事務総長は同日、カダフィ大佐と約40分間電話で協議。過剰な暴力の即時中止を求め、「市民の安全を守るために広範囲な話し合いを」と訴えたという。

クリントン米国務長官は声明で「リビアの状況を世界が危機感を持って見つめている。我々は国際社会とともにリビアでの暴力を強く非難する。今こそ許されない殺りくを止める時だ」と非難した。

フランスのサルコジ大統領は21日、「許しがたい力の行使」と批判し、「リビア国民の民主化と自由への要求を考慮する平和的解決」を求めた。

イタリアのベルルスコーニ首相も「市民への暴力の行使を懸念している」との声明を発表した。オーストラリアのギラード首相は「我々は平和的なデモ隊に対する武力の行使に対し、最も強い言葉で非難する」と記者団に語った。

毎日新聞 2011年2月22日 東京夕刊



 
 
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[FT]実益外交を揺るがすリビアの教訓

2011/2/23 0:00

(2011年2月22日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

週が替わると新たな革命の火の手が上がる。リビアの最高指導者、カダフィ大佐は近く、1カ月余りの間に権力の座を追われた3人目のアラブの指導者になるかもしれない。

■独裁者の復権、後押しした英の困惑

数年前までなら、西側諸国の政府はカダフィ政権の崩壊を歓迎したことだろう。ところがカダフィ氏は近年、改心した罪人、「対テロ戦争」の盟友、そして価値あるビジネスパートナーという役を割り当てられてきた。

そのため、同氏の今の苦境は当然、困惑の原因となるはずだ。特に、ロンドンではそうだろう。カダフィ大佐復権の試みを先導したのが、ほかならぬ英国だからだ。

大佐への態度の変化は、人権問題に対する西側諸国の懸念が、ほぼ決まってその時々の都合に影響されていることを浮き彫りにする。カダフィ氏は1980年代、テロ支援国の筆頭格の指導者と見なされており、ひどい人権侵害を犯していることについても当然の批判を浴びていた。

米国のレーガン大統領は同氏を「狂犬」と呼び、米軍は1986年に首都トリポリを爆撃した。対照的に、イラクのサダム・フセイン大統領はこの当時、おおむね容認されていた。イランを封じ込めるのに役立つ存在だったからだ。

■軽視されてきたカダフィ大佐の残虐さ

米国がフセイン政権を倒す必要があると決断すると、人権をひどく侵害してきたフセイン氏の過去が一気に注目を集めた。対照的に、カダフィ大佐の残虐さは近年軽視されてきた。米国と英国がイラク戦争を正当化する後付けの理由を探していたことから、リビアによる大量破壊兵器の放棄が、イラク戦争後に中東が良い方向に変化したことを裏付ける便利な証拠として利用されたのである。

2004年には英国のブレア首相がリビアを訪れ、カダフィ大佐を「対テロ戦争」のパートナーと持ち上げた。これに続いて英国企業がリビアに乗り込み、石油利権を巡る魅力的な契約を締結した。2008年には米国のライス国務長官がリビアを訪れた。米国務長官のリビア訪問は実に1950年代以来のことだった。

■「中東で最も独裁主義的な国」

確かに、ここ数年のリビアの行動は、西側諸国を直接脅かすものではなくなってきている。とはいえ、その指導者が残忍な暴君であることに変わりはなかった。

もしカダフィ氏が今回放逐されても、米国や欧州のおかげだとはほとんど言えない。実際リビアの人々は、先日解放されたエジプトやチュニジアの隣人の行動を励みとし、彼らに実際的な支援を求めている。

リビアの人々はあらん限りの支援を必要としている。カダフィ大佐の支配は、先日倒されたエジプトやチュニジアの政権のそれよりひどいものだからだ。タハリール広場やチュニスとは異なり、ベンガジやトリポリの街頭で起きている流血惨事を撮影するために立ち入りを認められた外国のテレビ取材班は1つもない。

この国では民主主義はもちろん、その外見を装ったものすら導入されておらず、エジプトでは容認されていた野党さえ排除されてきた。野党を作ることは一切禁止されており、政党に加わればそれだけで死刑になる可能性もあるのだ。

世界各国の政治的・市民的自由をチェックしている人権団体「フリーダムハウス」は先日、中東で最も独裁主義的な国はリビアだとするランキングを発表した。リビアは政治的自由と市民的自由の両方で最悪の得点(7点)をつけられた唯一の国だ。シリアよりもイランよりも悪く、ムバラク氏のエジプトよりもはるかに低い評価を受けているのである。

このランキングによれば、リビアは世界で最もひどい独裁国家である北朝鮮やミャンマーと同じレベルだ。

■騒乱続く西側に友好的なアラブ諸国

石油がもたらす富と、エキセントリックで残忍な支配者の存在ゆえに、リビアは国際社会で、その人口が示唆する以上に目立つ国になっている。領土は広い(アフリカ大陸では4番目に大きい)ものの、その人口はわずか670万人で、隣国エジプトの8000万人よりはるかに少ない。

リビアの現体制が倒れれば、中東での一連の出来事を「アラブ1989」と呼ぶことはもはや誇張ではなくなるように思われる。もっとも、1989年に東欧で起きた革命では、西側に激しく敵対していた非民主的な体制が一掃されたのに対し、アラブの革命ではこれまでのところ、西側に友好的で、中東地域で穏健派と見なされていた政権が倒されている。

エジプトとチュニジアはもう失われた。西側の新たな友人であるリビアは大きく揺らいでいる。米海軍第5艦隊の司令部があるバーレーンは騒然としている。アルカイダとの戦いにおける重要な同盟国イエメンも同様だ。

米国人としては、イランとシリアの敵が民衆の反乱という潮流に押し流されるのを見たいところだが、懸念されるのは、両国の体制が非情を極め、権威にしがみつく可能性があることだ。

■安穏としていられないサウジ王家

そうなると、西側にとって最も重要なアラブ同盟国として残るのは、サウジアラビアだ。サウジの教育制度は「9.11」のハイジャック犯19人中15人を生み出した。ワシントンでは、その国の封建的な君主政体を守ることに安穏としていられる人はほとんどいない。

しかし、サウジは近年、西側にとってますます重要な存在になってきた。イランに対する防波堤として、そして石油の「中央銀行」とも呼べる世界最大の産油国として、だ。

サウジが今後、ムバラク氏という大事な味方を失ったことや、隣接するバーレーンとイエメンで起きている混乱にどう反応するかは定かでない。だが、急激な民主化の動きはまずあり得ないだろう。より可能性が高いのは、サウジが隣国バーレーンのスンニ派の王族を支えることだ。欧米人が熱心にサウジに売り込んだ膨大な兵器を使って、バーレーンに軍事介入するかもしれない。

オバマ政権は自由と米国の利益が歩調を合わせて中東全土に広がっていくような明確なストーリーを望んでいるだろう。実際の状況は、それよりずっと厄介で、もっと危険だ。

しかし、カダフィ大佐の失墜については、複雑な心情が入り交じる余地はほとんどないはずだ。大佐のことを善を成す力として描こうとするイラク後のこそくな取り組みにもかかわらず、彼は今も往時のままの暴君であり、怪物なのである。

By Gideon Rachman

(翻訳協力 JBpress)



 
 
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中東緊迫でマネー混乱 NY株今年最大の下げ、原油急騰

2011/2/23 11:21

【ニューヨーク=西村博之】産油国リビアなどの政情不安が続く中東で投資マネーを逃避させる動きが強まり、22日は湾岸主要国の株価が軒並み2%前後下落した。米連休明けのニューヨーク市場でもダウ工業株30種平均は急落し、前週末比178ドル安と今年最大の下げを記録。原油先物相場の上昇を受けたインフレ懸念などを嫌い、世界の投資家がリスクを回避する姿勢を強めている。

米株式市場では取引開始直後から売りがかさみ、ダウ平均の下げ幅は一時200ドルを超えた。終値は前週末に比べて178ドル46セント(1.4%)安の1万2212ドル79セント。

民主化の動きが中東・北アフリカ各国で広がり、リビアでは最高指導者カダフィ大佐がデモ隊を弾圧するなど緊張が高まっているのを嫌気した。ニューヨーク証券取引所では、全体の9割近くの銘柄が下落した。

この日はバーレーンでも14日のデモ開始以来、最大規模のデモが発生。市場は、政情不安がサウジアラビアなど他の中東産油国にも波及して原油の供給が逼迫するシナリオを懸念している。

ニューヨーク原油先物相場は22日急反発。売買が最も多いWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の4月物は前週末比5.71ドル(6.4%)高の1バレル95.42ドルで取引を終えた。

一方、中東から投資マネーを引き揚げる動きも強まっている。22日はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイとアブダビの株価がそれぞれ2%前後下落。カタールの株価も4%近く、チュニジアの株価は2%近く下げた。中東10カ国の株価の動きを示す「MSCIアラブ市場指数」は年初からの下落率が9%に達した。

米欧などの投資家は上場投資信託(ETF)といったファンドを通じて中東市場に資金を投じてきたが、引き揚げが目立つという。投資家が安全志向を強め、昨年以降「先進国から新興国へ」「債券から株式へ」と流れていたマネーが目先は逆流する傾向にある。

資金の流れを分析するEPFRグローバルは、「新興国から先進国への資金還流の動きは2月半ばまで7週連続を記録した」と指摘する。

背景にはインフレへの警戒感もある。新興国で資源・食料高騰の影響が不安視されていたところで中東が混乱。原油価格の高騰でインフレが加速するとの見方が強まり、マネーが逃げ出した。

資金は債券など比較的安全な資産に向かう。22日のニューヨーク債券市場では債券相場が大幅に反発(金利は低下)し、指標の10年物国債の利回りは前週末より0.13%低い3.45%と約3週間ぶりの水準で取引を終えた。金も買われ、金先物相場は1トロイオンス1400ドル台と約1カ月半ぶりの高値圏に上昇した。

「市場はすでにインフレを懸念しており、リビア情勢の混乱と原油高騰は世界経済の回復へ深刻なリスクとなる」(米経済調査会社MFRの米チーフエコノミスト、ジョシュア・シャピロ氏)との声も出ている。



 
 
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リビア反体制派、東部ほぼ掌握 原油出荷が一部停滞

公安相も辞意表明

2011/2/23 10:52日本経済新聞 電子版

【ドバイ=松尾博文】最高指導者カダフィ大佐の長期支配に対する抗議デモが続くリビアで、反体制派が22日までに東部の都市をほぼ掌握した。カダフィ大佐は同日、退陣を拒否し、デモを押さえ込む決意を示したが、治安対策の責任者である公安相が辞意を表明し、政権内の亀裂は拡大している。原油輸出が一部の積み出し港で滞っている。

AP通信によると、エジプト国境に近い北東部の都市トブルクの反体制派指導者は22日、エジプト国境から中部のアジュダビヤに至る地中海沿いの諸都市は支配下にあると述べた。衝突発生から3日目を迎えた首都トリポリでは治安部隊が反体制派を手当たり次第に銃撃する状態が続き、22日午後には主な通りから人影が消えた。

リビア政府は同日、騒乱により軍の兵士111人を含む300人が死亡したと発表した。カダフィ政権が死者数を公表するのは初めて。国際人権団体は230〜400人が死亡したとみている。

カダフィ大佐は22日の演説で、「血の最後の一滴まで戦う」と述べてデモ弾圧に強い決意を示すとともに、支持者に23日に結束を示すデモの実施を呼びかけた。

しかし、中東の衛星テレビ局アルジャズィーラによると、オベイディ公安書記(公安相)が22日夜、反体制派の支持を理由に辞意を表明し、軍に合流を呼びかけた。閣僚の辞任はアブドルジャリル司法書記(法相)に次いで2人目。

一方、AP通信によると、原油の主要積み出し港のひとつで内陸部からの原油パイプラインが止まったために、接岸していたタンカーが原油を積めずに出港した。ロイター通信はトリポリやミスラタの港でガソリンやジェット燃料などの石油精製製品の出荷が止まったと報じた。デモによる混乱拡大が原因としており、リビア側は不可抗力による義務の不履行(フォースマジュール)を宣言した。



 
 
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「最後の血の一滴まで戦う」、カダフィ大佐が徹底弾圧を宣言

2011年02月23日 08:30 発信地:トリポリ/リビア

【2月23日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐は22日、国営テレビで演説し、反体制デモの鎮圧を軍と警察に命じるとともに、抗議大衆の容赦なき殺りくと徹底弾圧を宣言した。

さらに、デモ隊はただちに武器を捨てるよう命令し、「さもなくば(デモ隊は)殺りくされるだろう」と警告。「この国の隅々から反体制派を一掃する」と述べた。

カダフィ大佐は、「わたしは革命の指導者としてリビアに残る。最後の血の一滴まで戦い抜き、先祖の地で殉教者として命を全うする」と続け、「リビアはわたしの国だ」と叫んだ。

約75分間の演説の間、カダフィ大佐は時折怒声を発したり、こぶしを突き上げたり、人差し指をテレビカメラの方に向けるなどした。

カダフィ大佐を支持するリビア軍の元大佐は、「彼は永遠に革命の指導者であり続ける。辞任すべき公式の地位もない」とコメントした。(c)AFP



 
 
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カダフィ氏、「私は革命家」と退陣要求拒否

【カイロ=長谷川由紀】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ氏は22日夕、国営テレビを通じて演説し、「私は革命家であり、辞任しない」と述べ、退陣要求を拒否した。

同氏は「ここはエジプトやチュニジアではない」とし、両国での政変はリビアには波及しないとの強硬姿勢を示した。「内戦状態ではない」とも述べた。

しかし、同国東部では反体制派が掌握を強め、内戦の危険が高まっている。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは22日、20日以降、少なくとも62人が死亡したと発表した。死者の総数は数百人に達するとみられる。

(2011年2月23日08時42分 読売新聞)



 
 
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独首相がカダフィ氏非難、EUは協定協議中断

【ベルリン=三好範英】リビアの最高指導者カダフィ氏が22日のテレビ演説でデモ隊の武力弾圧強化を示唆したことについて、ドイツのメルケル首相は22日、「極めて恐ろしい」と述べて強く非難するとともに、「自国民に対する暴力をやめないのなら制裁を支持する」と語って暴力的弾圧の即時停止を求めた。

ベルリンでの記者会見で語った。

欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は22日、武力弾圧に抗議して、EUがリビアと進めてきた経済関係強化や政治対話の促進を図る包括協定の協議を中断したことを明らかにした。

(2011年2月23日10時53分 読売新聞)



 
 
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リビアのデモへの武力行使を非難…国連安保理

【ニューヨーク=柳沢亨之、カイロ=田尾茂樹】国連安全保障理事会は22日夕(日本時間23日早朝)の緊急会合で、リビア国内で行われているデモ隊への攻撃を非難し、即時停止を求める報道機関向けのプレス声明を発表した。

欧米各国の政府、議会からも22日、リビアの武力弾圧を非難する発言が相次いだ。

安保理声明は、「市民に対する武力行使を非難する」と述べ、リビア当局に「暴力の即時停止」と攻撃の責任者への「問責」を要求。人道支援団体や国際人権団体の即時入国許可も求めた。

しかし、リビアの最高指導者カダフィ氏は22日夕(日本時間23日未明)、国営テレビを通じて行った演説で、反体制運動に対して「最後の一滴の血が尽きるまで戦う。(中国で1989年に起きた)天安門事件のようにたたきつぶす」と語って、徹底弾圧を宣言した。反体制派が反発を強め、衝突が激化するのは必至の情勢だ。

カダフィ氏は、「私がこの地を去ることはない。ここで殉教者として死ぬ」と述べ、「明日(23日)までに事態が正常に戻らなければ、あらゆる武器を使う」と語って武力行使を一層強化する構えを打ち出した。

リビア当局は22日、反体制デモが始まった15日以降の死者は300人に達するとの集計を初めて公表した。しかし、中東の衛星テレビ「アル・アラビーヤ」は22日、死者はすでに約800人に上ると伝えている。

(2011年2月23日11時28分 読売新聞)



 
 
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リビアの米国人、脱出急ぐ…米政府チャーター船

【ワシントン=山口香子】米政府は、リビア在住の米国人の出国支援を急いでいる。

23日に首都トリポリにチャーター船を入港させ、希望者をマルタまで出国させる予定だ。

クローリー国務次官補(広報担当)によると、リビアには米国籍だけの保有者が約600人いるほか、二重国籍者も数千人いる。また、21日に国外退去命令が出された緊急要員以外の大使館員や家族35人は、22日現在、航空機の都合でリビアに足止めされている。米政府はチャーター機も用意したが、リビア側が着陸許可を出さなかった模様だ。

オバマ政権は22日までに、デモ隊の弾圧についてカダフィ氏を名指しで批判しておらず、これは「米国人に対する報復を恐れているため」(中東専門家)との推測も出ている。クリントン国務長官は同日、「現在、米国人の安全が最優先事項だ」と強調した。

(2011年2月23日19時10分 読売新聞)



 
 
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カダフィ見限り脱出?リビア艦船も戦闘機も

【カイロ=加藤賢治】衛星テレビ「アル・ジャジーラ」によると、リビアの艦船が22日、地中海のマルタ沖に到着した。

イタリア軍が確認した。カダフィ体制を見限り、脱出したとみられている。

マルタには21日、デモ隊への攻撃命令を拒否したリビア軍パイロットが戦闘機2機で着陸、亡命を申請した。マルタはリビアの首都トリポリ北方約350キロに位置する。

(2011年2月23日23時46分 読売新聞)



 
 
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リビア東部、反体制派が掌握 将校・外交官、離反相次ぐ

2011年2月23日0時50分

【カイロ=貫洞欣寛】カダフィ政権に対する抗議デモが続くリビアで、同国東部は22日までに反体制派がほぼ掌握した模様だ。政権幹部や軍幹部が相次いで離反しているうえ、在外リビア外交官らの辞任も続いており、カダフィ政権は厳しい状況に追い込まれている。

衛星テレビ局アルアラビアは国際刑事裁判所関係者が「トリポリ周辺で800人が死亡したとみられる」と述べた、と伝えた。一方、国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは「20日以降、少なくとも62人」としている。同国では厳しい情報統制が敷かれており、正確な死傷者数の確認は困難な状態が続いている。

首都トリポリ市内では22日も散発的な衝突が伝えられており、郊外の住宅街に住む市民の一人は朝日新聞に「狙撃手がいて、外に出たら撃たれる。通りは無人だ。家からも銃声が聞こえ、軍用ヘリが飛び交っている」と話した。

トリポリ中心部にあるホテルの男性マネジャー(40)によると、20日夜には周辺で銃声が聞こえたが、22日朝は市中心部の道路が業者によって清掃されるなど、比較的落ち着いているという。首都は地域によって緊張の度合いが違うようだ。

一方、東部の拠点都市ベンガジのホテルの男性従業員(28)は22日、「4日間で400人以上が殺された。今は反体制派が市内を制圧し、平穏を取り戻した」と語った。

この男性によると、ベンガジでは17日ごろから反体制デモがあり、政府軍が参加者を銃撃、多くの市民が犠牲になった。反体制派が武器を手に抵抗を始め、東部ベイダから来たという援軍も加わったことで、政府軍はほぼ姿を消した。現在は反政府側の民兵が治安を維持しているという。

リビア在住の関係者によると、ベンガジ近郊を中心にリビア最大の勢力を持つ部族が20日、カダフィ政権に反旗を翻した。部族民らは以前から武装しており、そのまま民兵となった可能性が高い。東部では政府軍兵士の多くが反体制側に寝返ったという。衛星テレビ局アルアラビアによると22日、反体制派が東部エジプト国境の管理を始めた。

一方、これまでにアブドルジャリル司法書記(法相)が「過剰な暴力行使」を理由に辞任したほか、米国、インド、中国、マレーシアなどに駐在する大使らも辞職を表明している。

また、アルジャジーラによると21日夜にはリビア軍将校らが兵士に対し、カダフィ氏排除に決起するよう求める声明を出した。リビア空軍の戦闘機2機が同日、地中海の島国マルタに着陸。操縦していた空軍大佐2人は「ベンガジで市民を攻撃しろとの命令を拒否した」と述べ、亡命を求めた。



 
 
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カダフィ氏、TV演説で退陣否定 「我々は国政に適任」

2011年2月23日1時35分

リビア最高指導者のカダフィ氏は22日、国営テレビで演説し「ここは私の父、あなた方の祖父の土地である。我々は外国の手先よりも(国政には)適任である」と述べた。退陣や出国を否定したとみられる。「デモ隊の背後に外国の手先がいる」と批判。アルジャジーラなどの衛星テレビ局を「悪魔に奉仕している」などと述べた。同氏が公の場で語るのは、一連の反体制デモが始まって2回目。

一方、改革のための委員会をつくると述べた。



 
 
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アラブ連盟、リビアの参加禁止 EUは制裁措置検討へ

2011年2月23日11時6分

【カイロ=山本大輔】リビアで反体制デモの武力鎮圧が激化していることを受け、アラブ連盟(本部・カイロ)は22日、カダフィ政権を強く非難し、アラブ連盟のすべての会議や委員会への参加を禁止するとの声明を発表した。

声明は、戦闘機によるデモ隊への無差別空爆などをしたとされるカダフィ政権について、「外国人傭兵(ようへい)を雇い、実弾や重火器を使った暴力は人権法に反し、許し難い」と強く非難。弾圧行為の停止や反政府側との対話の開始、メディアの受け入れなどの条件が満たされるまでは、アラブ連盟の会議や委員会への参加をすべて禁止するとした。

同連盟では、来月2日の加盟国外相会議でリビア問題を改めて議論するという。

一方、エジプトを訪問している欧州連合(EU)のアシュトン外交安全保障上級代表(外相)は22日、カイロでの記者会見で「多くの犠牲を遺憾に思う。あらゆる暴力行為を非難する」と述べ、国連安全保障理事会でリビアへの制裁措置を求めることなども検討すると表明。EUがリビアとの関係強化に向けて進めてきた枠組み協定の協議も中止することを明らかにした。



 
 
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カダフィ氏「最後まで戦う」「一軒ずつ回って粛清」

2011年2月23日12時2分

【カイロ=古谷祐伸】反体制デモが続くリビアの最高指導者カダフィ大佐は22日、国営テレビを通じた演説で「私はリビアで死に、殉教者になる」と述べて退陣を拒否。さらに「最後の血の一滴まで戦う」とし、デモを断固として抑え込む姿勢を鮮明にした。だが、カダフィ体制を支えてきたオベイディ公安書記(公安相)が22日、辞意を表明するなど体制内の亀裂が深刻化している。

カダフィ氏は首都トリポリの自宅前で、茶色の服にサングラス姿で演説。拳を振りながら絶叫も交え、独自の論を75分間にわたって語った。

「リビアは世界を導いている。今ではリビアのカダフィやその革命は誰でも知っている。カダフィは辞めない」と述べ、退陣する理由はないと強調。反体制デモについては「(デモ参加者は)薬物を与えられて行動するギャング。ドブネズミ以上の存在ではない」と切り捨て、「家々を一軒ずつ回って粛清しろ」と徹底的につぶす姿勢を示した。

一方で、地方行政組織の設立や憲法制定の可能性に触れ、譲歩する姿勢も見せた。

リビア政府は演説後、15日に始まったデモの犠牲者数を初めて発表。58人の兵士を含む300人で、約半数は東部ベンガジの人たちだと説明している。

一方、中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、オベイディ公安相は22日にベンガジで辞任を発表し、「すべての兵士に対し、人々の要求に応えるよう呼びかける」と述べた。



 
 
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国連安保理「市民への武力行使を非難」 リビア情勢巡り

2011年2月23日14時16分

【ニューヨーク=丹内敦子】国連安全保障理事会は22日、反体制デモ弾圧で多数の死傷者が出ているリビア情勢を巡る緊急会合を開いた。今月の議長国ブラジルのビオッティ国連大使は会合後、「市民への暴力や武力行使」を非難し、暴力の即時停止を求める報道声明を発表した。

声明は、リビア政府に国民を保護する義務を果たすよう要求したうえで、報道の自由などを尊重する必要性を強調し、あらゆるメディアへの規制を即刻解除するよう求めた。武力行使を含めた市民への攻撃については、責任者らに説明責任があるとした。

中国やロシアは通常、一国内の混乱などについては「内政問題」として安保理で取り扱うことに慎重だが、複数の国連外交筋によると、この日は特に異論を唱えなかった。ただ、声明の素案で、市民への攻撃について調査を求めた部分については、中国が削除を求めたために入らなかったという。



 
 
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リビア国連大使と次席、カダフィ氏巡り意見対立 安保理

2011年2月23日14時42分

【ニューヨーク=丹内敦子】国連安全保障理事会が22日に開いたリビア情勢に関する緊急会合の水面下で、最高指導者カダフィ大佐について「私は今も彼と共にある」と一定の忠誠心を保つシャルガム国連大使と、カダフィ氏の辞任を要求するダバシ次席大使との間で、せめぎ合いが繰り広げられた模様だ。

この日の会合はダバシ氏が書簡を出して要請。ニューヨーク・タイムズ紙などによると、ダバシ氏は会合の前、カダフィ氏らが外国人傭兵(ようへい)やヘリなどを用いてデモ隊を鎮圧したのは「大量虐殺」に当たるとし、カダフィ氏に辞任を要求。安保理には自分がリビア代表として出席する考えを示していた。

ところが、午前中に開かれた会合にはシャルガム氏も登場。国連外交筋によると、どちらがリビアを代表して説明をするかで折り合わず、午後に改めて開くことに。結局は両者が出席し、シャルガム氏が説明をした。外交筋によると、シャルガム氏は政府を擁護する一方で、改革の必要性も認めたという。

ダバシ氏は報道声明について「強い内容ではないが、今のリビアにはどんなメッセージでも重要」とし、シャルガム氏との仲については「良い関係だ」とだけ述べた。



 
 
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サルコジ氏、EUに制裁求める 「血みどろの抑圧」

2011年2月23日20時51分

【パリ=稲田信司】フランスのサルコジ大統領は23日声明を発表し、リビアの最高指導者カダフィ大佐による反政府勢力への攻撃を「暴力的で血みどろの抑圧」と厳しく非難し、欧州連合(EU)がリビアに対し「経済、商業、金融分野の制裁」を早急に決定するよう求めた。



 
 
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「リビアデモの死者は1000人以上」 イタリア外相

2011年2月23日21時5分

【ローマ=南島信也】リビアの旧宗主国イタリアのフラティニ外相は23日、カトリック系団体の会議に出席し、リビアでのデモについて「死者は1千人以上になるとみられる」と語った。リビア政府の公式発表では300人にとどまっている。

フラティニ外相は情報源は明らかにしなかったが、ベルルスコーニ伊首相とカダフィ大佐は親密な関係にあることなどから、信頼性の高い情報とみられる。

またフラティニ外相は同日の下院で答弁し、「今後、リビアからの難民が欧州各国に押し寄せる可能性がある。イタリアやマルタ、キプロスだけでなく、欧州全体で負担を分担しなければならない」と述べ、チュニジアなどからの難民受け入れなどで負担を強いられている状況に不満を示した。



 
 
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EU、リビア批判強める 大佐の資産凍結など協議へ

2011年2月23日22時34分

【ブリュッセル=井田香奈子】欧州連合(EU)の27カ国は23日午後、ブリュッセルで大使級会合を開き、リビアへの制裁について協議する。ドイツ、フランスなどが呼びかけており、カダフィ大佐らの資産凍結やEU域内への渡航禁止などが対象。

EU欧州委員会は同日、「カダフィ大佐が国民に武力行使すると脅す行為は受け入れられない」と批判。EU欧州議会のブゼク議長が22日、「非人道的で残虐な行為が行われている。政権はすでに正統性を失った」と指摘。加盟国は「すでに大量殺人の状態にある」(アッセルボルン・ルクセンブルク外相)などと批判を強めている。

リビアからの映像で、デモの鎮圧にベルギーから輸出された武器が使われていることが同国で問題になるなど、EUからの武器輸出を禁止すべきだとの指摘も出ている。

EUは22日の外相会合でも協議したが、リビアとのつながりが深いイタリア、マルタなどからは慎重論も出た。



 
 
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カダフィ大佐、テレビ演説で退陣拒否 内部の離反相次ぐ

2011.02.23 Wed posted at: 09:47 JST

リビア東部トブルク(CNN) リビアのカダフィ大佐(68)は22日、国営テレビで1時間以上にわたって演説し、退陣要求には応じない姿勢を改めて示した。

カダフィ大佐は、1986年に米軍機の爆撃を受けたこともある自宅で演説。「この国は私の母国、父祖たちの国だ」と語り、国のために「殉死」する覚悟があると語った。反体制デモは外国情報機関の「手先」が扇動していると訴え、扇動に加担する者は処刑されるだろうと述べた。大佐はこの演説に先立って国営テレビに短時間出演し、ベネズエラへ逃亡したとの報道を打ち消していた。

国営テレビは街頭で演説に耳を傾ける「支持者」の姿を伝えたが、反体制派は「引っ張り出された」グループにすぎないと主張している。ある情報筋によると、首都トリポリでは一部の学生に、同市中心部の「緑の広場」で親カダフィ派の集会に加わればただで修士号を与えるとの話が持ち掛けられたり、大佐の写真を掲げて緑の広場へ向かう住民らに報酬が支払われたりしているという。

体制側の主張とは裏腹に、カダフィ大佐の権力基盤は急速に弱まっている。欧米のテレビ局記者として初めて今回の騒乱の取材目的でリビア入りしたCNNのベン・ウィードマン記者によると、同国東部は反体制派が完全に掌握したとみられる。

カダフィ大佐の退陣を求める声は、リビアの政権内部からも上がっている。アウジャリ駐米大使をはじめ、バングラデシュや中国駐在の大使や内相が相次いで反体制派への支持を表明して辞任した。前内相は23日、CNNとのインタビューで、カダフィ大佐は「自殺するか、または殺害されるだろう」と語り、反体制派が「数日あるいは数時間のうちに」革命を成功させると述べた。ダバシ国連次席大使は21日、大佐が国民を「虐殺」していると非難し、国連に対応を求めた。

国連安全保障理事会は22日、アラブ諸国での反政府デモに関する初の会合を非公開で開き、リビアに対する非難声明を出した。声明は政府に自制と人権尊重を呼び掛け、国際人権団体の即時入国を認めるよう求めている。アラブ連盟も同日、首脳会合を開催し、リビアの会合出席を停止するとともに、デモ隊への暴力停止や報道、通信統制の解除を求める声明を出した。

国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると、一連のデモでこれまでに少なくとも233人が死亡した。CNNが入手した目撃情報によれば、デモ隊は武装ヘリや地上部隊から銃撃を受けている。トリポリ市内の住民らは食料不足や治安部隊による銃撃、脅しを訴えている。



 
 
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S&P、リビアを格下げ

2011/2/23 3:58

【ロンドン=松崎雄典】米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は22日、リビアの信用格付けを1段階引き下げ「トリプルBプラス」にすると発表した。暴動による混乱が続き、経済が不安定になるリスクが高まったため。さらに格下げ方向での見直しを検討する。

S&Pによると、リビアの2010年の財政黒字は国内総生産(GDP)の11.5%の見通し。原油高が黒字幅を押し上げている。ただ、「経済を主導する石油生産への不透明感が高い」という。欧州系のフィッチ・レーティングスも21日に格下げした。



 
 
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NY株、下げ幅今年最大 リビア緊迫や原油高受け

2011/2/23 6:20

【NQNニューヨーク=川内資子】3連休明け22日の米株式相場は4営業日ぶりに大幅反落した。ダウ工業株30種平均は前週末18日に比べ178ドル46セント安の1万2212ドル79セント(速報値)で終え、下落幅は今年最大だった。有力産油国であるリビアの情勢緊迫や原油先物相場の急伸を受けて、世界の景気先行き不透明感が高まり、景気敏感株を中心に幅広い銘柄に売りが出た。ダウ平均は前週末に約2年8カ月ぶりの高値を付けており、利益確定売りも出やすかった。

ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は同77.53ポイント安の2756.42(同)で終えた。



 
 
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カダフィ大佐、デモ「死刑に値する」 国民との亀裂一段

2011/2/23 11:00

【ドバイ=松尾博文】リビアの最高指導者カダフィ大佐が22日夕の演説でデモ弾圧への強い決意を示した。抗議デモ参加者を「死刑に値する」と言い切り、武力行使の継続を確認するとともに大統領支持者にデモ鎮圧への協力を呼びかけた。全面対決の構えを崩さない大佐の強気は新たな犠牲者を生み、国民との亀裂を一段と広げる可能性がある。

1986年に米軍の空爆を受けた当時の自宅前で演説したカダフィ大佐は、身ぶりを交えて1時間熱弁をふるった。「殉教者となるまでこの地に残る」と述べて国外脱出の臆測を否定、「人民は私とともにある」と体制維持に自信を示した。

政権支持者に対し、23日に反体制派に対抗するデモを実施するよう呼びかけ、「家から出て(反体制派を)追い、捕らえよ」と訴えた。

リビアの抗議デモは15日の発生以来1週間あまりで東部の諸都市が反体制派の手に落ち、首都トリポリにも広がった。大佐の演説には、自らの健在ぶりを示し、支持者の結束を図って劣勢を挽回する狙いを込めたとみられる。

しかし、デモ隊との衝突では軍による銃撃や重火器の使用で反体制派に多数の犠牲者が出ている。反発を強める市民には恐怖を前面に押し出す従来の手法が通用しなくなりつつある。政権支持者に反体制派の襲撃を呼びかけたことで国民間の対立も激化しかねない。

トリポリ中心部の広場では22日夜、大佐の演説にあわせて支持者数百人が集まり、演説後に一斉に歓声をあげた。反体制派も離反した軍部隊や軍施設の襲撃により武器を手にしている。政権側が支持者を巻き込んで強硬姿勢を続ければ事態の混迷は避けられない。



 
 
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リビア:政情不安拡大 ギリシャ、自国民を保護 軍用機派遣へ

【ロンドン会川晴之】リビアの政情不安拡大を受け、英BPなど同国に進出しているエネルギー関連企業が従業員の国外退避を決定。各国も自国民保護のため救援機派遣などの対策を急いでいる。ギリシャがC130軍用輸送機を派遣するほか、約150人が在留しているオランダも23日に軍用機を派遣する。

毎日新聞 2011年2月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:国境、避難民続々 エジプト人労働者ら

【サルーム(エジプト・リビア国境)和田浩明】最高指導者カダフィ大佐の反体制デモに対する容赦ない弾圧が続くリビアから、多数のエジプト人労働者らが続々と脱出してきている。22日訪れたリビアと接するエジプト北西部サルームの国境検問所は、大きな荷物を抱えて疲れ切った表情の避難民たちでごった返していた。

「激しい銃撃が毎晩続き、眠れなかった」とボリス・ナガーさん(23)。リビア東部ベンガジの工事現場で働いていたが、デモが激化し治安部隊との衝突が始まってからは、夕方になると家にこもって震えていたという。反体制派が同市を制圧して戦闘が下火になったため、21日に出国を決意、22日早朝にエジプト側にようやくたどり着いた。

「ベンガジには知人も多いが安否が分からない。できれば早く戻りたいが」と不安な様子で話した。

検問所の門の前は、避難民を運ぶためのバスでいっぱいだ。陸軍兵士が警備にあたり、戦車もにらみをきかせている。検問所の担当者によると、22日は、午前だけで約2000人がリビアから逃げ込んできたという。毛布やテレビを肩に担いだり、道具類が入った大きな袋を抱えた男女が次々と門を越えてくる。

エジプト当局は自国民の退避のため軍用機を派遣、国境には多数の無料送迎バスも配置している。産油国リビアには100万人とも言われるエジプト人が住んでおり、退避作業も容易ではない。

マリアムさん(17)も22日朝に家族とベンガジ近郊からマイクロバスで逃げ出した。現地には事業を営む父がまだ残っているという。「お父さんや友達のことが心配。早く落ち着いてほしいけど」と話した。

一方、反政府勢力側が掌握したリビア東部からは、カダフィ政権打倒を叫ぶ人々が首都トリポリへと向かっている模様だ。毎日新聞の取材に応じたベンガジの住民は「ベンガジから数万人、アルベイダから数千人が反政府勢力支援のためトリポリへ向かっている」と話した。

毎日新聞 2011年2月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:情勢緊迫化 日本、動向を注視

政府は22日、リビア情勢の緊迫を受け、中東情勢に関する関係閣僚会議を首相官邸で初めて開いた。菅直人首相は前原誠司外相や海江田万里経済産業相らに、中東の石油輸出や価格の動向、日本国内の石油備蓄、邦人保護などについて注意を払うよう指示した。

前原外相は同日の記者会見で、反政府デモへの空爆など武力弾圧が行われていることについて「著しい暴力が行使されていることを強く非難する。多くの死傷者が出ていることに強い懸念を表する」と述べ、平和的な手段での対応を強く求めた。カダフィ政権の行方について外相は「極めて危機的な状況ではないか」と指摘。反政府デモが拡大する中東・北アフリカ諸国に対し、国民の意見を反映した改革や政府づくりを行い表現の自由を確保するよう促した。また、チュニジアやエジプトの政権移行を支援するために欧州連合(EU)が23日に開く会合に、外務省の松富重夫・中東アフリカ局長を派遣することも発表した。【犬飼直幸】

毎日新聞 2011年2月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:情勢緊迫化 不安、原油高招く 世界経済に影、株安も進行

産油国・リビアの情勢緊迫化を受け、世界の原油価格が急騰している。原油価格上昇は企業業績や個人消費の下押し要因となることから、22日の東京株式市場は全面安となり、日経平均株価の終値は前日比192円83銭安の1万664円70銭となった。原油がすぐに供給不足に陥る可能性は低いものの、中東各地に混乱が波及すれば、世界経済の減速要因となることは必至だ。【宮崎泰宏、清水憲司、米川直己、ロンドン会川晴之】

「石油の供給源を多様化して安定確保できるよう努力する。オールジャパンでやらねばいけない課題だ」。菅直人首相は22日夕、報道陣に対し、原油高騰の影響を最小限に抑える姿勢を強調した。

22日の東京工業品取引所の中東産原油市場は、リビアの騒乱を受けて取引の中心となる7月渡しが一時、前日終値比2350円高の1キロリットル=5万5000円(1バレル=104・99ドル)まで急騰。08年10月以来、約2年4カ月ぶりの高値水準となった。22日のロンドン原油市場でも、北海ブレント原油先物4月渡しが一時、前日終値比2ドル以上高い1バレル=108・57ドルまで上昇。22日のニューヨーク先物市場でも、WTIの4月渡しが前週末終値比8ドル以上高い1バレル=98ドル台で一時取引された。

英石油大手BPによるとリビアの原油埋蔵量は09年時点で世界8位の約443億バレルだが、生産量は1日当たり165万バレル(世界18位)にとどまる。それでも世界中の原油相場が高騰したのは、騒動が同じく非民主的な他の中東産油国に波及する可能性があるためだ。

原油価格が1バレル=147ドルの史上最高値をつけた08年当時の水準とはまだ差があるが、国際エネルギー機関(IEA)によると、中国など新興国の需要急増を受けて世界全体では昨年後半から需要が供給を日量110万バレル上回り、わずかなきっかけで原油が高騰しやすくなる状況が続く。

田中伸男IEA事務局長は、中東の政情不安拡大で原油価格が大幅に上昇した場合、「加盟国の戦略石油備蓄を取り崩し市場に供給することも併せて検討している」と述べるなど、動向を注意深く見守る姿勢を示した。

日本はサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)に原油輸入の5割超を依存しており、混乱が飛び火すれば、ガソリン価格上昇など国内経済への打撃は避けられない。

22日のニューヨーク株式市場でも、一時ダウ工業株30種平均が前週末比で120ドル超下落した。市場では「中東各国への波及懸念が一掃されなければ、原油価格は高止まりする」(エコノミスト)との指摘もある。

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■ことば

◇原油価格

米テキサス州西部などで産出され、ガソリンを多く生産できる良質の軽質油を対象とする「WTI」(ウエスト・テキサス・インターミディエート)と呼ばれる先物価格が代表的な指標。消費地ごとに北米、欧州、アジアの3大市場が形成され、ロンドン国際石油取引所で取引される「北海ブレント原油」が欧州市場、「ドバイ原油」がアジア市場の値決め基準で、ニューヨーク・マーカンタイル取引所で取引されるWTIと合わせ、原油の値動きを示す世界3大指標原油と呼ばれる。

毎日新聞 2011年2月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ氏「国、離れない」 退陣改めて拒否

【カイロ伊藤智永、マナマ鵜塚健】北アフリカ・リビアの最高指導者カダフィ大佐は22日、国営テレビで演説し、「リビアは私の国だ。国は離れない」と退陣を拒否した。大佐は地方自治評議会設立を表明した。地方自治体に予算など権限の一部を移譲する方針とみられるが、カダフィ体制に反対するデモ隊の不満は収まらず、反政府活動に逆に火を付ける可能性が高い。

激しい武力弾圧にもかかわらず、反政府デモは継続し、東部のいくつかの都市は反政府勢力が支配下に治め、ベンガジでは既に衝突が収まっている模様だ。

米CNNによると、同国東部で反政府勢力は秩序安定のため委員会を設置。指導者を名乗る者は「軍の大部分が反政府勢力に加わった」と話した。ロイター通信によると、東部トブルク郊外の兵士は「もはやカダフィ大佐は支持しない。東部は政府のコントロール外だ」と語った。

また、混乱を受けてベンガジ、トリポリなど複数の貨物港が閉鎖された。中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、国内の広い地域で通信が遮断されているという。

中東の衛星テレビ、アルアラビーヤによると、15日夜以降の政府の武力弾圧などによる死者は800人に上るという。また、国連安全保障理事会は22日、リビア情勢について協議した。

一方、ペルシャ湾の小国バーレーンの首都マナマで続いていたイスラム教シーア派住民による反政府デモは22日、これまでの参加者を上回る数万人規模に達した。事態収拾を図るハマド国王が21日、シーア派政治犯の釈放を命じたが、デモが収まる気配はない。政府に抗議して多くの公立学校や一部の病院、工場などで労働者が相次いでストライキに入り、社会的影響も広がっている。

イエメンでも数千人規模のデモが発生した。

毎日新聞 2011年2月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:情勢緊迫化 不安、原油高招く 国際開発センター・畑中美樹研究顧問の話

◇サウジ波及が焦点

リビアの1日当たりの原油生産量は世界全体の2%程度だが、輸出は欧州向けが中心で日本に直接の影響はない。日本への影響が懸念されるのは、輸入量全体の3割近くを供給しているサウジアラビアに混乱が波及した場合だ。サウジでもシーア派の集会があったと伝えられている。政権側との協議がこじれ原油生産に支障が生じれば、最悪で原油価格が1バレル=150ドル前後まで暴騰し「第3次石油ショック」が起こる可能性がある。ただ、サウジはリビアに比べて政権の安定度が高いため、その可能性は高くないと言える。また、日本には約半年分の国家備蓄があり、サウジの原油生産が減少してもすぐに影響が出ることはない。

毎日新聞 2011年2月23日 東京朝刊



 
 
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リビア:反体制派の解放区、銃掲げ「勝利」の笑顔−−イムサード

「自由の国へようこそ」。22日夜、リビア北東部で反体制派の解放区となった町イムサードで、記者を迎えてくれたのは武装した若者たちの笑顔の歓迎だった。自動小銃を掲げ、独裁者に対する「勝利」を喜んだ。【イムサード(リビア北東部)で和田浩明】(6面にルポ)

毎日新聞 2011年2月23日 東京夕刊



 
 
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リビア:公安相も離反 東部主要都市、反政府勢力が支配

【カイロ伊藤智永】騒乱が続く北アフリカのリビアで、最高指導者カダフィ大佐の側近とされるオベイディ公安相が新たに政権を離脱し、反政府活動に支持を表明した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが22日報じた。既にアブドルジャリル法相が武力弾圧に抗議して離脱しており、41年もの独裁体制は足元から揺らいでいる。

AP通信によると、オベイディ氏は中東の衛星テレビ、アルアラビーヤに「彼(カダフィ大佐)には失望した。政権の終焉(しゅうえん)だ」と語った。また軍に対し、民衆デモに加わるよう呼び掛けた。

一方で国営テレビは、国外逃亡や退陣を否定したカダフィ大佐の22日の演説後、多数の支持者が首都トリポリ中心部の「緑の広場」に集まり、大佐の肖像画を掲げ、国旗を手に気勢を上げる様子を報じた。政権の盤石さをアピールした格好だ。

大佐は先の演説で「明日から街頭に出よ。(デモ隊を)捕まえて治安部隊に差し出せ」などと訴え、反体制デモを徹底して弾圧する姿勢を示していた。

しかし、リビア東部の主要都市はすでに反政府勢力の支配下に入っている模様だ。トリポリ西部のサブラタでは、反政府勢力と軍が激しく衝突しているとの情報もある。

AFP通信によると、リビア政府は22日、これまでの騒乱で民間人189人、兵士111人の計300人が死亡したと発表。政府による死者数公表は初めてだが、アルアラビーヤによると、死者は800人に上る。武力による弾圧で犠牲者が増える可能性がある。

毎日新聞 2011年2月23日 東京夕刊



 
 
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国連安保理:リビア非難声明 「深刻な憂慮」

【ニューヨーク山科武司】国連安全保障理事会は22日、緊急会合を開き、流血の事態を招いたリビア情勢に関し、国民への武力行使を非難する報道向け声明を採択した。

声明は「事態に深刻な憂慮」を示し、リビア政府に対し、市民の生命を守る責任を果たすよう求めた。

同時に、リビア政府に対して表現の自由の尊重なども強く求めた。

この日の会合は、リビア代表部のダバシ次席大使が前日「国民が虐殺されている」などと訴え、最高権力者カダフィ大佐による国民への攻撃を中止させるよう安保理に要請したことを受けたもの。リビア上空での飛行禁止区域設定、雇い兵や武器のリビア入りの停止などを求めていた。

だが、22日に国連に姿を見せたカダフィ大佐に近いシャルガム首席大使は「空爆は行われていない。流血の事態は非難されるべきだが、責任は政権全体が負う」と述べ、カダフィ大佐を名指しで非難することに難色を示していた。

毎日新聞 2011年2月23日 東京夕刊



 
 
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リビア:カダフィ氏演説 虚勢の裏に焦り

【カイロ伊藤智永】41年続いた独裁体制崩壊の縁にいるリビアの最高指導者、カダフィ大佐(68)が22日夜(日本時間23日未明)、国営テレビで行った演説は、独特の言い回しで強気を装う半面、焦りもうかがえた。

「最後の血の一滴まで戦う。必要なら武力も使う。(中国の)天安門事件のようにデモ隊をたたきつぶす」

「私は超大国の圧力を認めず、欧米諸国と戦ってきた。決して屈服しない。アフリカのすべての国々が、リビアを仰ぎ見ている」

国際社会の包囲網を意識しているのは疑いない。協議が始まった国連安保理では、中国にかばってほしいというシグナルだろう。

「(市民が制圧した東部の)ベンガジで起きたのはテロだ。背後に外国の手先、イスラム原理主義者がいる。デモ隊の若者は、悪魔に仕える覚醒剤中毒者だ。死刑だ。私を愛する者たちは、通りを奪還し、解放せよ」

「リビアに栄光をもたらしてきたのは私だ。リビアは今も我々の手中にある。私は革命指導者で、大統領ではない。ポストに就いていないので、辞めることなどあり得ない」

支離滅裂な悪口雑言、子供じみた理屈に、自己愛への固執と名誉への虚勢が混じる。

「我々はここにとどまる。殉教者としてこの地で死ぬ」

権力者の最期のイメージも頭をよぎるらしい。演説で地方自治制度の改革を約束したのは、各地の有力部族に予算と権限を渡すのと引き換えに、最後の支持を集め、さらには首都を脱出する時の逃亡先を確保しておきたい思惑ものぞく。

毎日新聞 2011年2月23日 東京夕刊



 
 
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リビア:北東部ルポ 「解放区」の高揚 武装住民「自由なリビアへようこそ」

国境を越えると、解放区だった。

リビアで最高指導者カダフィ大佐の41年にわたる独裁支配に反発した住民らが蜂起、支配権を確保した同国北東部の町イムサードに22日夜(日本時間23日未明)入った。自動小銃を肩に警備にあたる若者たちは、人生で初の「自由」に満面の笑みを見せながら「国民を殺したカダフィは許せない。すぐに去るべきだ」と語った。

「向こうは無政府状態だよ」。エジプト側国境の職員に送り出されてリビア側にたどり着いたのは宵闇も迫るころ。武装した男たちの一群が出迎えた。

「どこから来た」と問われ「日本だ」と答えると、「自由なリビアへようこそ」と歓迎された。パスポートを出すとチェックしただけで返してくれた。正式の入管手続きを行う職員の姿は見えない。男たちの身なりもばらばら。地元の住民がボランティアで警備などにあたっているようだ。

男たちは「これを見てくれ」と黒いアラビア文字が書き付けられた壁を指してみせた。「1月25日革命の息子たちよ、安全と共にあれ」。民衆蜂起でムバラク独裁政権を打倒した隣国エジプトの人々へのエールだ。

赤いベレー帽に緑の制服姿でAK47自動小銃を右肩から下げた国境警備隊員だというアティヤさん(30)が「外国人の雇い兵を投入し、女性や子供まで殺害したカダフィは許せない。すぐに権力の座を去るべきだ」と激しい口調で語った。

アティヤさんは、15日にリビア東部の同国第2の都市ベンガジで反体制デモが発生した後、重火器まで使用した政府の容赦ない弾圧で親族を失ったという。「国民を殺す指導者にはついていけない」とはき捨てるように言った。

イムサードに住む自営業、ムスタファさん(23)は「40年以上も貧困が続き、自由を語る人は国外に追い出された」とカダフィ体制に怒りをぶつけた。

通りを行く車はさかんにクラクションを鳴らし、銃を上空に向けて発砲する人もいる。道端に集まる男たちにカメラを向けると、独裁体制から解放された喜びからか、熱狂的なダンスも始まった。

リビア東部地域の主要都市は反体制派住民の支配下に入った模様だ。だが、カダフィ氏は22日の演説でも辞任を断固拒否している。

リビア西部は今もカダフィ氏側につく軍が残り、反政府デモへの容赦ない弾圧が続く。ベンガジや首都トリポリでは負傷者用の医薬品不足の情報も出ており、治安も不安定だ。アティヤさんは「国連は医薬品や食料を供給してほしい」と訴えた。【イムサード(リビア北東部)和田浩明】

毎日新聞 2011年2月23日 東京夕刊



 
 
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リビア軍戦闘機墜落…空爆拒否で乗務員脱出

【カイロ=加藤賢治】リビアのベンガジ地元紙クリナは23日、軍関係者の話として、ベンガジ郊外の砂漠で同日、リビア軍戦闘機1機が墜落したと報じた。

反体制派が掌握したベンガジの空爆を命じられたが、乗組員2人がこれを拒否し、パラシュートで機外に脱出後に墜落したという。 

(2011年2月24日00時52分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏、完全に孤立か…反体制派が東部制圧

【カイロ=田尾茂樹】最高指導者カダフィ氏の長期独裁に抗議する反体制運動が激化した北アフリカ、リビアでは23日、反体制派が同国東部をほぼ掌握した。

第2の都市、北東部ベンガジの反体制派が明らかにした。首都トリポリとカダフィ氏の出身地シルテ以外では既に政府の支配が及ばなくなったとの見方もあり、カダフィ氏は完全に孤立した模様だ。

ベンガジでは、23日までに政府軍や治安部隊が完全に姿を消し、住民が空に向けて祝砲を放つなど、独裁体制からの「解放」を祝うお祭り騒ぎが始まった。衛星テレビ「アル・ジャジーラ」などによると、ベイダやトブルクなど、アジュダービヤ以東の東部主要都市は反体制派が制圧したという。

(2011年2月24日01時44分 読売新聞)



 
 
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カダフィ体制、頼みは雇い兵…部族や軍は離反

【カイロ=加藤賢治】リビアで23日、反体制派の支配は首都トリポリやシルテを除く各地に広がり、カダフィ体制は崩壊の瀬戸際に立たされた。

政権の基盤だった部族や軍の離反が加速する中、カダフィ氏は外国人雇い兵を大量動員し、反体制派との首都攻防戦に備えている模様だ。

カダフィ氏は、チャドやアルジェリア、チュニジアなどアフリカ近隣国の雇い兵を船や飛行機でトリポリに結集させている。

外国人雇い兵に頼るのは、軍の造反が相次いでいるためだ。北東部ベンガジの地元紙クリナによると、23日、ベンガジへの空爆命令を拒否した戦闘機の乗組員2人がパラシュートで機外に脱出、同機を墜落させた。また、中東の衛星テレビ「アル・ジャジーラ」によると、カダフィ体制を見限り、脱出したとみられるリビア軍の艦艇が22日、地中海のマルタ沖に到着した。

(2011年2月24日10時19分 読売新聞)



 
 
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米大統領、リビア制裁検討「あらゆる選択肢」

【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は23日、リビアのカダフィ政権が反政府デモ隊を武力で鎮圧しようとしていることについて、「苦痛や流血は非道極まりなく、容認できない」とする声明を読み上げ、武力行使の即時停止を求めた。

さらに「この危機に対し、あらゆる選択肢を用意するよう指示した」と述べ、制裁を視野に対応を検討していることを明らかにした。

オバマ大統領が今回のリビア騒乱について公の場で発言するのは初めて。大統領は、「リビア国民の普遍的権利を強く支持する」と述べ、政府は武力行使について「責任をとらなければならない」と強調した。最高指導者カダフィ氏に対する名指しの批判は行わなかった。

(2011年2月24日10時58分 読売新聞)



 
 
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EU、リビアへの制裁発動を本格検討で合意

【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)加盟27か国は23日、反体制派に対する武力攻撃が行われているリビアへの制裁発動を本格検討することで合意した。

最高指導者カダフィ氏や側近の資産凍結及び渡航禁止、武器輸出禁止などの措置について、発動時期も含め協議する。

EUのアシュトン外交安保上級代表(EU外相)は同日の声明で、「EUは市民への残虐な攻撃と暴力行為の責任を追及する」と述べ、カダフィ氏に攻撃を中止するよう求めた。

(2011年2月24日11時28分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏親族も見切り、レバノンへ脱出図る

【カイロ=加藤賢治】AFP通信は23日、カダフィ氏の五男ハンニバル氏の妻が、21日未明、カダフィ一族が所有する飛行機でレバノンへの着陸を試みたが、搭乗者の身元を明かさなかったため、空港当局が着陸を拒否したと伝えた。

反体制デモの勢いが全土で強まる中、カダフィ一族の間でも、体制に見切りをつける動きが出てきたことを示している。

中東の衛星テレビ、アル・ジャジーラによると、レバノンの空港で管制官は同機機長にシリアかキプロスに向かうよう指示したという。同機が最終的にどこに向かったかについての情報はない。

一方、カダフィ氏の三男サーディ氏は23日、英紙フィナンシャル・タイムズの電話取材に応じ、リビア全土の85%は「安全で平穏だ」と述べ、体制危機を否定した。離反が相次いでいる軍については、「軍は今も強力だ」と反論、体制存続に自信を見せた。

(2011年2月24日13時00分 読売新聞)



 
 
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反体制派への攻撃強まる カダフィ大佐「粛清」演説で

2011年2月24日0時42分

【カイロ=古谷祐伸】リビアで続く反体制デモに対し、最高指導者カダフィ大佐が22日の演説で「家々を一軒ずつ回って(デモ隊を)粛清しろ」と呼びかけたことで、反体制派への攻撃が激しさを増している模様だ。15日に始まったデモの犠牲者数は1千人に上るとの指摘もあり、各国政府は自国民の退避を本格化させている。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、首都トリポリ中心部では23日も銃撃戦があり、治安部隊が市民に銃弾を浴びせているとの目撃情報もあるという。

15日からのデモの犠牲者について、リビア政府は300人と発表したが、東部の拠点都市ベンガジの保健当局者はロイター通信に23日、同市だけで320人が犠牲になったと語った。イタリアのフラティニ外相も、全体の犠牲者数が1千人に達するとの見方を示した。

地元紙によると、デモ隊側が支配するベンガジを空爆するよう命じられた空軍のパイロットが、命令を拒んでロシア製戦闘機を墜落させた。パイロットは脱出したという。

各国政府はリビアに滞在する自国民の退避を加速、23日にはフランスとロシアが航空機で、トルコが船で、計約3500人を脱出させた。米国はフェリーを使って23日に約600人を出国させる計画。トリポリ空港は、出国の飛行機を待つ人でごった返しているという。

閣僚や外国に駐在するリビア大使らが相次いで辞職を表明するなか、ロイター通信などによると、カダフィ氏の有力な後継候補とされる次男セイフルイスラム氏の側近が23日、辞任した。

日量180万バレルを誇る主力産業の石油採掘も、油田を運営する欧州企業が23日までに相次いで生産を縮小したり、止めたりしており、現在は通常にくらべて日量約40万バレルが減っている。トリポリなど主要な港でも、安全が保証されないとして物流が止まっているという。



 
 
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リビアのデモ隊、首都近郊の都市を相次ぎ制圧

2011年2月24日10時7分

【カイロ=古谷祐伸】反体制デモが勢いを増すリビアで23日夜までに、首都トリポリ近郊の都市がデモ隊によって相次いで制圧された模様だ。離反した軍の兵士がデモ隊を支援しており、40年以上にわたり独裁体制を維持してきたカダフィ大佐の孤立が強まっている。

現地からの報道によると、デモ隊側が制圧したのは、トリポリの東200キロにある同国第3の都市ミスラタや、トリポリの西40キロの町ザウィヤ、チュニジア国境に近い町ズワラなど。ミスラタでは、住民が君主制時代の国旗を振り、喜びあっているという。第2の都市ベンガジなどの東部一帯はすでに、デモ隊の支配下にある。

いずれも、軍が寝返って、デモ隊を武力で支援し始めたことが奏功した模様だ。23日には、空軍パイロットがベンガジ空爆の命令に背き、乗っていた戦闘機をわざと墜落させてパラシュートで脱出し、デモ隊に加わった。デモ隊側の勢いはトリポリに迫ろうとしており、アフリカ系の傭兵(ようへい)部隊を投入してデモ隊の鎮圧を進めようとしているカダフィ氏側との内戦に発展しかねない事態になっている。

カダフィ氏は、22日の演説で支持者に大規模な行動を呼びかけたが、23日に市中心部の緑の広場に集まったのは百数十人ほど。22日にはペルーに外交関係を断絶され、国際社会でも孤立を深めている。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、カダフィ氏の長女アイシャ氏を乗せた小型機が23日、地中海の島国マルタに着陸しようとしたが、認められず引き返したと報じた。同夜、アイシャ氏はリビアの国営テレビに登場して、事実無根だと否定した。



 
 
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リビア東部、反体制派が掌握 軍兵士の「寝返り」背景に

2011年02月24日 09:13 発信地:トブルク/リビア

リビア東部のデルナ(Derna)で行われた反体制デモ(2011年2月23日撮影)。(c)AFP

【2月24日 AFP】最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の政権に対する抗議デモが続くリビアで、反体制派が同国東部を掌握した模様だ。

イタリアのフランコ・フラティニ(Franco Frattini)外相は23日、「(東部の)キレナイカ(Cyrenaica)地域はもはやリビア政府の支配下にはない」との認識を示した。外相は、「リビア全土で暴力が起きている」との懸念も示した。

デモの徹底弾圧で民間人数百人が犠牲になったことに対し、国際社会で批判が高まっている。欧州連合(EU)はカダフィ政権を孤立させるべく、対リビア経済制裁などの準備を進めている。

リビア在住の外国人が国外へ脱出する動きも加速している。ロンドン(London)のガトウィック空港(Gatwick Airport)にも続々と外国人が降り立ち、首都トリポリ(Tripoli)が戦争状態に陥っている状況を説明した。リビアで教師をしていたというある女性は、「昨晩ほど身の毛のよだつ思いをした夜はなかった」と語った。

■トリポリの通りは人がまばら

エジプト国境からトブルク(Tobruk)、ベンガジ(Benghazi)に至る東部地域を反体制勢力が掌握したと見られる背景には、政府軍兵士が反体制デモの支持に回っていることが挙げられる。ただしリビア政府は、軍は依然政府の支配下にあると主張している。

23日、首都トリポリの通りは、カダフィ支持派が細々とデモを行っていたほかは、人がまばらだった。カダフィ大佐は22日に国営テレビを通じて政権を支持する大々的なデモを呼びかけたものの、カダフィ大佐の拠点である緑の広場(Green Square)でのデモをのぞけば、市内で政権を支持するデモに参加したのは数十人程度だった。

リビア政府は22日、15日に始まったデモによる死者は300人と発表したが、国際人権連盟(International Federation for Human Rights)は23日、死者は少なくとも640人にのぼったとしている。(c)AFP



 
 
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米、リビア制裁を検討 オバマ大統領、包囲網築く方針

2011年2月24日10時17分

【ワシントン=望月洋嗣】米政府は23日、民主化デモを武力で弾圧するリビア政府に対し、経済制裁を含む措置の検討を始めた。また、クリントン国務長官が今月末にスイス入りし、関係国の外相らとリビアへの対応を協議することになった。オバマ米大統領が同日、ホワイトハウスで記者団に明らかにした。

オバマ大統領は、「平和的なデモ参加者に対する銃撃や脅しは、国際規範に反する行為だ」と、カダフィ政権の対応を強く非難。「危機に対処するため、あらゆる選択肢を準備するよう命じた」と述べた。カーニー大統領報道官は「制裁措置を含むすべての選択肢を検討中」とした。

米政府は具体的な措置を公表していないが、米議会からは石油関連企業のリビアでの操業停止やカダフィ大佐ら政権首脳の海外資産凍結などを求める声が出ている。オバマ大統領は「このような状況では、国際社会が一つの声で語ることが重要だ」とし、国連やアラブ連盟、欧州連合などと連携して、リビア包囲網を築く方針も示した。



 
 
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パンナム機爆破「大佐の命令」 辞任の法相明かす

2011年2月24日20時25分

【ロンドン=伊東和貴】リビアのアブドルジャリル前司法書記(法相)は、1988年に起きた米パンナム機爆破事件が、最高指導者カダフィ大佐の命令で実行されたと明らかにした。同国内で取材したスウェーデンのタブロイド紙エクスプレセンが23日、報じた。

アブドルジャリル氏はカダフィ政権が反体制デモに武力行使をしたことに反発し、辞任したばかり。「カダフィ氏が(爆破を)命令したことを示す証拠を持っている。カダフィ氏は(事実を)隠すために(実行犯)釈放に向けてあらゆることをした」と語ったという。

事件は英スコットランド上空で起き、270人が死亡。実行犯のリビア元情報部員が01年に終身刑を受けた。スコットランド司法省は09年、末期がんによる温情的措置で元情報部員を釈放。元情報部員は今もリビアで生存しているという。



 
 
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カダフィ大佐娘の親善大使解任 国連開発計画

2011年2月24日20時47分

【ニューヨーク=丹内敦子】国連事務総長の報道官は23日、国連開発計画(UNDP)の親善大使を務めていたリビアの最高指導者カダフィ大佐の娘、アイシャ氏を解任したと発表した。リビア政府による市民への武力行使を受けた措置だという。

国連によると、アイシャ氏は2009年7月に親善大使に任命され、リビア国内で女性に対する暴力やエイズ問題について積極的に発言をしてきたという。アイシャ氏は法律家で、フセイン元イラク大統領の弁護団への参加を表明したこともある。



 
 
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カダフィ氏、変革起きても重職に 英紙に三男見通し

2011年2月24日20時58分

【ロンドン=伊東和貴】英紙フィナンシャル・タイムズは24日、リビアの最高指導者カダフィ大佐の三男サアディ氏が電話取材に対し、カダフィ氏について「助言を与える偉大な父としてとどまるだろう」と述べ、体制変革が起きても重要な役割を果たし続けるとの見通しを明らかにしたと報じた。

サアディ氏は、カダフィ氏の次男で後継者と目されているセイフルイスラム氏が新憲法を起草中で、近く発表することも明らかにした。国内の騒乱を「ポジティブな地震」と形容しつつも、デモ参加者や政権から離反した外交官らを批判した。



 
 
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リビア 国外からの非難強まる、軍からも離反者続出

2011.02.24 Thu posted at: 09:54 JST

リビア東部トブルク(CNN) リビアで続く反体制デモは23日で9日目を迎えた。22日の演説で反体制派を武力で鎮圧する姿勢を示したカダフィ大佐に対し、政府内部や軍で離反者が続出、国外からの非難も高まっている。

反体制派筋がCNNに伝えたところによると、ベンガジ南西部の油田を爆撃するよう命ぜられた戦闘機の操縦士がこれを拒否し、機内から脱出した。クリナ紙は軍関係筋からの情報として、同機に搭乗していた操縦士と副操縦士はパラシュートで脱出し、機体はベンガジ南西160キロの無人地帯に墜落したと報じた。

イタリア外務省筋によると、同国のフラティニ外相は23日、リビアの死者数が1000人に上った可能性があると述べた。CNNが23日にベンガジの病院の院長に聞いたところでは、先週デモが始まって以降、市内で202人の死亡が確認されたという。ベンガジなど国内東部の大半は現在、反体制派の支配下にある。

リビア政府は通信や報道をきびしく統制しているため、多くの地域で情報を確認できない状況となっている。CNNでは複数の目撃者から電話で証言を得ている。

目撃者によると、22日のカダフィ大佐の演説を受け、治安部隊の数が増えたという。首都トリポリでは夜通し銃声が響き、市中心部などでは検問所の数が増えたといい、食料不足が深刻化している模様だ。焼かれた自動車や遺体が路上に放置され、多くの道路が血まみれになっているとの証言や、戦闘機が上空を飛んでいたとの証言もある。

こうしたなか、国外からはカダフィ政権に対する批判が集中している。オバマ米大統領は24日、声明を発表し、リビアでの暴力行使は言語道断であり受け入れられないと強く非難。制裁も含めリビア政府への圧力を検討すると述べた。

オバマ氏はクリントン国務長官を28日にスイス・ジュネーブに派遣し、国連人権理事会の会合で各国外相らとリビア問題を協議させるとした。また、リビア情勢に関する同盟諸国との協議を強化させるため、バーンズ国務次官を欧州などに派遣するという。

潘基文(パン・ギムン)国連事務総長は、リビア国民への攻撃は国際的な人道・人権法に著しく反するとし、責任者は裁判所で責任を追及されるべきだと非難。上級顧問を同地に派遣するとした。一方、国連は親善大使を務めていたカダフィ大佐の娘との契約を打ち切った。

フランスのサルコジ大統領は23日、欧州連合(EU)に対リビア制裁を早急に行うよう呼びかけた。

国連難民高等弁務官事務所は、リビアからの亡命希望者や避難民を拒否しないよう周辺国に呼びかけている。



 
 
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パンナム機爆破テロはカダフィ大佐が命令、前司法書記

2011.02.24 Thu posted at: 15:47 JST

(CNN) 反政府運動が激化するリビア情勢に絡み、最近辞任したとされるアブドルジャリル前司法書記(法相)は23日、英国スコットランドのロッカビー上空で1988年12月21日に発生した米パンアメリカン航空機爆破事件は、リビアの最高指導者のカダフィ大佐の指図によるテロだったことを明らかにした。

北欧スウェーデンのタブロイド紙エクスプレッセン紙が報じた。同紙の記者がリビアの主要都市にある議会内で前司法書記と約40分間インタビューし、アブドルジャリル氏はこの中で「カダフィ(大佐)が同機爆破を命令したことを裏付ける証拠を握っている」とも語ったと伝えた。この証拠の詳細は不明。

空中で爆破したパンナム機事件では、乗客乗員259人全員と地上で巻き込まれた11人が死亡している。捜査で機内に仕掛けられた爆弾が爆発したと断定された。

リビア人のアルメグラヒ元受刑者が逮捕され、終身刑の判決でスコットランドの刑務所に収監されたが、2008年に末期症状のがん罹患が判明し、翌年に人道的な理由で釈放された。現在はリビアに住んでいる。

前司法書記はエクスプレッセン紙に対し、カダフィ大佐が爆破事件への自らの関与を隠ぺいするためアルメグラヒ元受刑者の釈放実現であらゆる措置を講じたとも明らかにした。前司法書記は辞任後、反体制派に回ったともされる。



 
 
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リビア反政府派、新たな都市制圧 アルカイダが支援表明

2011.02.24 Thu posted at: 18:30 JST

(CNN) 最高指導者カダフィ大佐の政権打倒の民衆蜂起が広がるリビア情勢で、複数の目撃者やメディア報道によると、反体制派は24日、同国北部にある第3の都市ミスラタを掌握した。

反体制派によると、同市にいた外国人傭兵を駆逐して、制圧した。首都トリポリ、北東部ベンガジに次ぐ都市であるミスラタは首都から東へ離れているが、ミスラタ制圧が事実なら反政府派の勢力が首都への接近も強めていることをうかがわせている。

リビア政府は厳しいメディア統制を敷いているため同国内の情勢の正確な把握は困難になっており、CNNは電話を通じて目撃者に接触している。

一方、北アフリカに拠点がある国際テロ組織アルカイダ系の「イスラム・マグレブ諸国のアルカイダ組織(AQIM)」は24日、イスラム過激派系のウェブサイトに声明を掲載し、リビアの反政府派を支援するために可能な措置を講じると述べた。米国のテロ組織調査団体SITEが明らかにした。

AQIMは声明で、カダフィ大佐が外国人傭兵を使い、航空機を出動させて反政府派を攻撃している事実は、同大佐がAQIMはテロで無実の市民を殺害しているとした批判の不当性を示すものだとも主張した。



 
 
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EUもリビア制裁検討 カダフィ氏らのビザ禁止へ

2011/2/24 15:30

【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の加盟27カ国は23日の大使級会合で、デモ弾圧を続けるリビアへの制裁を検討する方針で合意した。最高指導者カダフィ大佐らのビザ禁止、資産凍結、武器輸出禁止などが有力。制裁内容は今後、外相理事会で正式に決める見通しだ。

アシュトン外交安全保障上級代表が会合後に発表した声明は、自由貿易協定(FTA)を含む関係強化を目的に2008年から始めたリビアとの「枠組み協定」締結交渉を中止したうえで、「さらなる手段をとる用意がある」とした。

EU外交筋は「さらなる手段」について「制裁を意味する」と明言している。EUは04年にリビアの経済制裁を解除しており、制裁を実施すれば7年ぶり。制裁をめぐっては独仏フィンランドなどが強く要求。リビアの旧宗主国であるイタリアは慎重だったが、最終的に受け入れた。

声明は武力を使ったリビア政府によるデモ弾圧に関して「残忍で大量の人権侵害は受け入れられない」と直ちに中止するよう要求。リビア在住のすべての外国人の安全確保を求め、人道援助も提供する方針を示した。



 
 
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EU、リビア制裁検討で合意 ビザ禁止や資産凍結など

2011/2/24 3:06 (2011/2/24 10:37更新)

【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の加盟27カ国は23日の大使級会合で、デモ弾圧を続けるリビアへの制裁を検討する方針で合意した。最高指導者カダフィ大佐らのビザ禁止、資産凍結、武器輸出禁止などが有力。制裁内容は今後、外相理事会で正式に決める見通しだ。

アシュトン外交安全保障上級代表が会合後に発表した声明は、自由貿易協定(FTA)を含む関係強化を目的に2008年から始めたリビアとの「枠組み協定」締結交渉を中止したうえで、「さらなる手段をとる用意がある」とした。

EU外交筋は「さらなる手段」について「制裁を意味する」と明言している。EUは04年にリビアの経済制裁を解除しており、制裁を実施すれば7年ぶり。制裁をめぐっては独仏フィンランドなどが強く要求。リビアの旧宗主国であるイタリアは慎重だったが、最終的に受け入れた。

声明は武力を使ったリビア政府によるデモ弾圧に関して「残忍で大量の人権侵害は受け入れられない」と直ちに中止するよう要求。リビア在住のすべての外国人の安全確保を求めるとともに、EUとして必要に応じてリビア市民を対象に人道援助を提供する方針を示した。



 
 
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EUもリビア制裁検討 カダフィ氏らのビザ禁止へ

2011/2/24付

【ブリュッセル=瀬能繁】欧州連合(EU)の加盟27カ国は23日の大使級会合で、デモ弾圧を続けるリビアへの制裁を検討する方針で合意した。最高指導者カダフィ大佐らのビザ禁止、資産凍結、武器輸出禁止などが有力。制裁内容は今後、外相理事会で正式に決める見通しだ。(1面参照)

アシュトン外交安全保障上級代表が会合後に発表した声明は、自由貿易協定(FTA)を含む関係強化を目的に2008年から始めたリビアとの「枠組み協定」締結交渉を中止したうえで、「さらなる手段をとる用意がある」とした。

EU外交筋は「さらなる手段」について「制裁を意味する」と明言している。EUは04年にリビアの経済制裁を解除しており、制裁を実施すれば7年ぶり。制裁をめぐっては独仏フィンランドなどが強く要求。リビアの旧宗主国であるイタリアは慎重だったが、最終的に受け入れた。

声明は武力を使ったリビア政府によるデモ弾圧に関して「残忍で大量の人権侵害は受け入れられない」と直ちに中止するよう要求。リビア在住のすべての外国人の安全確保を求め、人道援助も提供する方針を示した。



 
 
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国連人権理が非難決議採択へ

2011/2/24付

【ジュネーブ=藤田剛】国連人権理事会は23日、25日にリビア政府による反体制デモへの弾圧に関する特別会合を開くと発表した。欧州連合(EU)各国の呼びかけに日本や米国などが賛同し、非理事国も含めた48カ国が共同で会合の開催を提案した。提案国は「デモ隊への無差別の銃撃などは重大な人権侵害」と批判しており、会合ではリビア非難の決議が採択される見通し。

人権理は国連総会の下部機関で、世界各国の人権問題を取り扱う。決議案への投票権を持つのが理事国で、国数は47。特別会合を提案した日米欧などは24日、決議案の内容を事前に話し合う非公式協議を開く。日本政府は「特別会合では基本的に賛成票を投じる方針」としている。



 
 
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国連事務総長、再び非難「国際人道法に甚だしく違反」

2011/2/24付

【ニューヨーク=杉本晶子】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は23日、国連本部で記者会見し、反政府デモに参加する市民への無差別攻撃が続くリビアについて「国際的な人道法、人権法への甚だしい違反」と述べ、改めて最高指導者カダフィ大佐を非難した。「無実の人々に流血の惨事をもたらした責任者は罰せられなければならない」として、法的な裁きが必要との考えを示した。



 
 
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日経平均、続落で始まる リスク回避で売り先行

米株安や原油高を嫌気

2011/2/24 9:13

24日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は続落で始まった。下げ幅は50円前後で、1万0500円台前半で推移している。リビアなど中東情勢の混迷を嫌気して前日の欧米株式相場が軒並み下落し、原油高も進んだ。外部環境が悪化するなか、投資家のリスク回避姿勢を映した売りが幅広い銘柄に先行した。

リビア情勢の緊迫を受け、前日のニューヨーク原油先物相場が期近物として一時約2年4カ月ぶりに1バレル100ドルを付けた。原油高による企業収益への影響や個人消費の減速が懸念され、前日の米ダウ工業株30種平均は107ドル安となった。円相場が1ドル=82円台半ばまで上昇したことも重荷に、東京市場では電機や自動車など輸出関連株に収益採算悪化を懸念した売りが出ている。

一方、現時点で売り急ぐ動きは加速していない。このところ調整が続いていることによる値ごろ感の買いが下支えしている。原油高や円高などの影響を受けにくいとされる内需株の一角には、消去法的な買いが入っている。

農林水産省の松木謙公政務官が辞任を表明するなど、民主党内の対立が深刻化しているが、現時点で政局を株安の材料として意識する声は特に多くない。

東証株価指数(TOPIX)も続落している。

トヨタ、ホンダ、三井物、日立が下落。前日に公募増資を発表した東武は売り気配で、東洋紡は大幅安。一方で三井住友FG、NTTが上昇し、原油高を手掛かりに国際石開帝石が高い。住商グループによる子会社化が伝わったCSKは買い気配で始まった。みずほFGはもみ合い。〔日経QUICKニュース〕



 
 
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リビア、迫る首都攻防 軍は「カダフィ離れ」加速

2011/2/24 21:22 (2011/2/25 1:31更新)

【ドバイ=松尾博文】最高指導者カダフィ大佐に対する抗議デモが続くリビアでは、反体制派が首都トリポリ周辺にも支配地域を広げつつあり、首都を巡る攻防も迫ってきた。大佐は徹底抗戦の構えを崩さず、西部では激しい衝突も続く。しかし、頼みの軍は離反が続き、デモ弾圧に加わる外国人雇い兵への市民の反感も強まる。事態を収拾できる受け皿もなく、リビア情勢は混迷を深めている。

AP通信によると、23日までに反体制派が制圧した第3の都市ミスラタでは、市内のモスクがスピーカーを通じてカダフィ体制打倒の“聖戦”への参加を訴えている。抗議デモの起点となった第2の都市ベンガジでも、トリポリへの進軍を呼びかける動きがある。

反体制派が掌握した東部地域では、住民や部族、離反した軍などによる委員会が組織され、秩序回復に向けた動きが始まった。これらの地域ではカダフィ大佐らの1969年の無血クーデターで打倒された王国時代の旗が結集のシンボルとなりつつある。

首都トリポリは依然、政権側が掌握している。ここ数日大きな衝突は起きていないが、軍や大佐支持者による銃を使った威嚇が続き、市民は表に出ることができない状態だ。大佐の住居や放送局周辺は軍の厳重な警戒下にある。

大佐は24日、国営テレビへの電話出演で「デモ隊は薬物を使っている」と批判し、徹底抗戦の姿勢を崩さなかった。周囲は忠誠心の高い軍部隊で固めているとみられる。しかし、首都で反体制派の本格蜂起が始まった場合、もはや一枚岩でない軍がどこまでもちこたえられるかは不透明だ。

軍の離反を加速し、市民の反感を増幅させたのが、アフリカ中南部出身の外国人雇い兵だ。全体の数は不明だが、トリポリやベンガジなどでデモ弾圧の前線に投入されたとの目撃証言がある。ロイター通信によると、ベンガジの反体制派はチャドやニジェール、スーダンなどの出身者36人を拘束したと述べた。

1日2000ドル(約16万4000円)の報酬で集められたとの情報もあり、銃を使った無差別弾圧への加担に市民は反発している。AP通信によると、反体制派が制圧した西部のズワラ市民は「大佐が(アフリカ中南部から)兵士を連れてこなければならないほど孤立しているということだ」と述べた。

カダフィ大佐は90年代から「アラブの団結」から「アフリカの統一」に情熱を傾けるようになり、石油収入を元手とする多額の経済援助をアフリカ諸国に与えてきた。アフリカ出身の兵士を養成、隣国チャドとの紛争などにも利用してきたともいわれる。

包囲網が狭まる中でカダフィ一族は結束を演出している。次男のセイフイスラム氏は23日「生活は正常だ。空港も港も機能している」と語り、国外へ脱出したとの情報が流れた娘は国営テレビで脱出を否定した。しかし、24日には大佐の側近だったいとこが出国し、22日に大佐の暗殺未遂事件が発生したとの未確認情報もある。

政権が末期的な状況にある中で事態をおさめられる組織はもはや存在せず、首都攻防に突入すれば一段の流血の事態も避けられない。



 
 
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リビア首都包囲網狭まる 反体制派、西方都市も制圧

2011/2/24 10:50

【ドバイ=太田順尚】最高指導者カダフィ大佐に対する抗議デモが続くリビアで23日、反体制派は首都トリポリ西の都市ズワラを制圧した。首都西方の別の都市でも、治安部隊と激しい攻防を続けている。反体制派はすでに第2の都市ベンガジなどリビア東部をほぼ制圧。反体制派の支配地域は東西から首都に迫り、カダフィ政権への包囲網をさらに狭めている。

AP通信によると、首都の西約100キロのズワラでは治安部隊が逃亡し、軍部隊が反体制派に同調。首都西方約50キロのザウィヤでも、反体制派がビルの上に旗を掲げ、市街地中心部に陣地を築いた。反体制派が既に制圧したとの情報もある。首都の西約70キロのサブラタでは反体制派が政府施設を占拠し、奪還しようとする治安部隊との間で衝突になった。

反体制派は東からも支配地域を広げ、23日に首都の東約200キロの産業都市ミスラタを制圧した。軍や治安部隊が一定の支配力を維持するトリポリでは、政権支持派が市街地への道路を押さえるなど反体制派の流入阻止に乗り出し、首都を死守する構えをみせている。反体制派は25日にトリポリでの大規模デモ実施を呼びかけている。

一方、リビアの民間航空機が23日、地中海のマルタの空港に着陸を試みたものの受け入れを拒否され、リビアに引き返した。中東の衛星テレビ局はカダフィ大佐の長女アイシャ氏が搭乗していたと報道。カダフィ一族がリビア脱出の動きを強めている可能性がある。ただ、アイシャ氏は国営テレビを通じこれを否定した。

リビアからは23日、各国が自国民を脱出させる動きが本格化。エジプト、チュニジア国境には脱出を図る多数のリビア人が押し寄せている。一方、リビア外務省は23日、不正に入国した記者を拘束する方針を示した。



 
 
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リビア:米で制裁論

【ワシントン草野和彦】米上院外交委員長で与党・民主党の重鎮、ケリー議員は22日の声明で、反政府デモ隊への無差別弾圧を続けるリビアのカダフィ政権に経済制裁を科すよう、オバマ政権に求めた。暴力を非難するだけにとどまる現在の対応に関し野党・共和党やメディアなどは、こぞって具体的行動の必要性を訴えており、オバマ政権は国内世論の圧力にさらされている。

ブッシュ前政権は04年、リビアの核兵器開発放棄などを理由に経済制裁を解除。だがケリー議員は声明で、リビア政府の暴力が「卑劣さを超えている」とし、米独自の経済制裁の再導入を含む「具体的措置」などを求めた。

下院外交委員長のロスレーティネン議員(共和)も同日出した声明で、経済制裁だけでなく、リビアを国連人権委員会から除名することも訴えた。

毎日新聞 2011年2月24日 東京朝刊



 
 
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リビア:情勢緊迫化 自国民退避、各国が急ぐ

【ロンドン笠原敏彦】リビア情勢が緊迫度を増す中、各国政府がフェリーやチャーター機を派遣して自国民を国外退避させる動きが急になっている。現地時間の23日未明には、トルコが東部ベンガジの港からフェリー2隻で出稼ぎ労働者ら3000人を脱出させた。リビアには約2万5000人のトルコ人が居住しているという。

ロイター通信によると、米国は23日に首都トリポリの港からフェリーで地中海のマルタ島へ希望する自国民を退避させる。インドは自国民1万8000人を一旦陸路で隣国エジプトとチュニジアへ出国させた後、飛行機と船で移送する計画を検討中という。

毎日新聞 2011年2月24日 東京朝刊



 
 
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リビア:雇い兵投入に市民怒り 「子供、老人まで殺す」 国軍も離反

【カイロ伊藤智永、イムサード(リビア北東部)和田浩明】事実上の内戦状態との見方もあるリビアでは、カダフィ政権が雇ったとみられるアフリカ諸国の外国兵が、東部の町で市民を容赦なく殺害、襲撃したとの証言が相次いでいる。独裁政権の冷酷な仕打ちが、市民の怒りを増幅した上、国軍の離反も招いたようだ。

「これがアフリカ人雇い兵だ」。国境の町イムサードで出会った若者は、携帯電話で撮影した動画を見せてくれた。頭から血を流し、地面に横たわって動かない黒人に見える男が映っている。国境警備隊員だというアティヤさん(30)は「やつらは子供や老人まで殺し、女性を暴行した」と怒りをあらわにした。

インターネットの動画投稿サイト「ユーチューブ」や会員制交流サイト「フェイスブック」にも、アフリカ人雇い兵が捕らえられた様子や雇い兵とみられる死体が流されている。実態は不明だが、カダフィ政権が東部の反政府デモを弾圧した初期段階で雇い兵を使ったのは事実とみられる。

毎日新聞が電話取材した東部のベンガジ、アルベイダ、シャハトの住民たちによると、こうした証言が出てきたのは、デモ開始3日目の17日ごろ。建物の屋上から、「ピースフル」と唱和しデモをしていた市民が次々銃撃された。住民らが追い詰めた結果、治安部隊にアフリカ兵が交じっていた。リビア軍の戦闘服を着て、カダフィ氏のシンボルカラーである緑のスカーフを首に巻き、ライフルや機関銃を持っていることが多かったという。

住民の尋問に答えた国籍は、ニジェール、モーリタニア、ギニアなどさまざまで、モーリタニアの民間軍事会社のカードを所持していた雇い兵もいた。「日当2000〜3000ドル(約16万〜24万円)と白状した」との情報もある。中東の衛星テレビ局アルジャジーラは「現在も軍事会社が募集中」と報じた。これとは別に、そろいの黄色い帽子をかぶり、デモ隊に周囲から投石する一群もいた。デモ隊が立ち向かうと、拳銃を発射して逃げたという。

ベンガジの男性住民によると、同市では19日、黄色い帽子の男たち10人を住民が捕らえた。尋問に対し、モーリタニアとチャドから来た「カダフィ氏の七男ハミス氏の民兵」で、デモをかく乱するために、日当3000ドルで南部から市内に入ったと告白したという。

20日ごろから、東部の国軍が住民側に合流しだした動機の一つは、こうした外国の雇い兵や私兵の投入に嫌気が差したのも影響しているようだ。

カダフィ氏は、アラブ民族が結束する「汎(はん)アラブ主義」を目指していたが、冷戦後、湾岸地域に親米国家が増えるにつれ、外交の軸足を「汎アフリカ主義」へ移してきた。石油から得た豊富な資金を元に、西アフリカ諸国に対して経済援助を展開。02年のアフリカ連合(AU)創設で主導的役割を果たし、09年には議長も務め、「アフリカの王」を自称する影響力を拡大した。

独裁者は体制の危機に、カネにモノを言わせた外国人頼みの本性を露呈し、かえって国民の反感を買ってしまったようだ。

毎日新聞 2011年2月24日 東京朝刊



 
 
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ファイル:リビア非難「日本も同じ」−−枝野官房長官

枝野幸男官房長官は23日の記者会見で、国連安全保障理事会がリビア政府による市民への武力行使を非難する声明を全会一致で採択したことについて「政府としても同じ認識だ。国際社会と連携して、できることをやっていきたい」と述べた。

毎日新聞 2011年2月24日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ打倒の気勢と「無秩序」憂える声−−北東部トブルク

【トブルク(リビア北東部)和田浩明】最高指導者カダフィ大佐の退陣を求める反体制勢力が実効支配するリビア北東部トブルクに23日、入った。エジプト国境からの道中では、カダフィ氏がクーデターで実権を掌握した69年以前の王国時代の国旗が各所で翻り、国民に銃口を向けてまで、権力の座にしがみつく指導者への反発があらわだった。

トブルクはエジプト国境から約200キロ。紺碧(こんぺき)の海に臨む港を擁する都市だ。市内中心部の広場には、政府ビルが焼けただれた姿をさらし、その上には3色の王国旗が翻っている。広場には数百人が集まり、カダフィ打倒の気勢をあげた。

トブルクまでの道中は、一部の橋で路面に亀裂が入り、木製の電柱が並ぶなど、豊かな産油国にしてはインフラは、あまりにも貧弱だ。高層ビルが建ち並ぶ首都トリポリとは対照的だ。15日に、同国第2の都市ベンガジで反体制派のデモが始まったのも東西の経済格差に対する不満があったとされる。

反体制派の支配地域とされる東部だが一部の町では、カダフィ支持派を示す緑一色の旗を掲げた車も見られた。住民の男性は「小さな町でお互い知り合いだから問題はないが、(大都市)ベンガジで今、緑の旗を掲げたら大変なことになる」と説明した。ところどころに自警団が設けた検問所があり、警戒に当たっていたが、厳しくチェックをする様子はみられなかった。

抗議の中心になった若者たちは、カダフィ氏に対し、「自由を抑圧し続けた」(23歳男性)ときわめて批判的だ。しかし、西部出身で公務員のムフタファさん(38)は「今のリビアは無秩序状態だ」と現状に懸念を示した。

「自分は中立」というムフタファさんは、航空機からデモ隊への射撃を命じたカダフィ氏のやり方に、「やるべきでなかった。謝罪が必要だ」と批判した。一方で、「リビアがどこに向かうのか全く見えない。不安だ」と声を落とした。独裁者からの解放を勝ち取った町では、喜びと不安が同居していた。

毎日新聞 2011年2月24日 東京朝刊



 
 
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リビア:強まる非難 反政府勢力が包囲網

【カイロ伊藤智永、ローマ藤原章生】中東の衛星テレビ・アルアラビーヤは23日、リビア西部の都市アズザウィーヤが反政府勢力の支配下に入ったと伝えた。リビアの旧宗主国イタリアのフラティニ外相は「キレナイカ地方(東部地方)は既に政府の統治下にないと理解している」と指摘。リビア情勢は、最高指導者カダフィ大佐が統制を強める首都トリポリに向け、東西双方から反政府勢力の包囲網が固まりつつある模様だ。

トリポリでは23日、カダフィ支持派が市街地に通じる幹線道路の入り口などを押さえ、反政府勢力の流入を妨害して「首都死守」に乗り出している。市中心部の緑の広場では支持派約150人が集まり、現体制を支持する集会を開いた。反政府勢力の目立った動きは今のところ見られないという。

フラティニ外相は一連の騒乱の推計死者が最大1000人に上るとの見方を示した。「死者数に関する完全な情報はない」としながらも、「推計は確かなようだ」と述べた。

カダフィ大佐は22日の演説でデモの徹底鎮圧を宣言したが、こうした強権姿勢に国内外の反発は強まる一方だ。

サルコジ仏大統領は23日、「リビアとの経済関係を停止すべきだ」と経済制裁が必要との考えを初めて示し、ケリー米上院議員も米議会で制裁に言及した。南米ペルーは、リビアが国民への暴力を停止しない限り、外交関係を凍結すると発表した。

一方、地域機構のアラブ連盟はリビアの対応を「人権侵害」と非難し、沈静化するまでリビアの連盟会合への出席を認めない方針を決めた。国連人権理事会は25日にリビア情勢に関する特別会合を開く。

さらに、AFP通信などによると、リビアの駐インドネシア大使が政府の強権的な対応に抗議して辞任したほか、カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏の側近も職を退いた。

また、リビア東部の主要都市ベンガジの攻撃を命じられていたリビア艦艇2隻が攻撃を拒否し、地中海のマルタに到着。同様の命令を受けていた戦闘機も拒否し、パイロットは脱出の末、同機を墜落させた。

他の中東地域でも激しい反政府デモは続いており、ペルシャ湾岸の島国バーレーンは23日、反政府勢力の要求に応じ政治犯を釈放し始めた。懐柔策の一環とみられる。イエメンでは23日、首都サヌアで反政府勢力とサレハ大統領の支持派が衝突し、反政府側の2人が死亡した。

周辺国でデモが激化しているサウジアラビアは23日、インフレや若者の失業対策などとして、住宅や教育、社会保障関連の予算増額を発表した。また、昨年11月に米国で椎間板(ついかんばん)ヘルニアなどの手術を受けた後、モロッコで療養していたアブドラ国王が帰国の途に就いた。国民の不満を抑える狙いがあるとみられる。

毎日新聞 2011年2月24日 東京朝刊



 
 
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リビア:イラン大統領が武力弾圧を批判

【マナマ鵜塚健】イランのアフマディネジャド大統領は23日、リビアのカダフィ政権による国民への弾圧を強く非難し、「指導者を名乗るのであれば、国民の声に耳を傾けるべきだ」と最高指導者カダフィ大佐に「忠告」した。

革命防衛隊系のファルス通信によると、大統領は「どうしたら自分の国民に銃を向けられるのか」などとカダフィ大佐を批判。「(指導者が)国民に尽くし、彼らの側に立てば、反抗を受けることなどありえない」と自説を展開した。自国で反政府デモが相次ぐ現状には触れなかった。

イランの首都テヘランでは14日以降、散発的にデモが発生。イラン当局は徹底的に弾圧し、計3人が死亡している。イラン国内では反政府的な言動への締めつけが進み、インターネット規制や外国メディアの取材制限も強化している。

毎日新聞 2011年2月24日 東京夕刊



 
 
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リビア:追加措置でEUも合意

【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)は23日、ブリュッセルで加盟国大使会合を開き、反政府デモ隊の武力鎮圧を続けるリビアのカダフィ大佐に対する制裁措置を発動する方針で合意した。一部加盟国は既にリビア向け武器輸出などを停止している。

EUはリビアとの関係を強化するため08年から続けてきた協議を中断しており、アシュトン外務・安全保障政策上級代表(外相)名で会合後に出された声明は「追加措置を取る用意」を表明した。「制裁」という表現は使っていないが、事実上の制裁措置を指す。

リビア当局に在留EU加盟国民(推定5000〜1万人)を「人質」に取られるのを避けるため、踏み込んだ表現は避けたとみられる。

今後、リビア情勢の推移に応じ(1)カダフィ大佐と一族のEU域内への渡航禁止(2)EU域内に所有する資産の凍結(3)リビア産天然ガス・石油の輸入停止−−など具体的な措置を詰める。

毎日新聞 2011年2月24日 東京夕刊



 
 
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リビア:狭まる包囲網

【トブルク(リビア北東部)和田浩明】反政府勢力のデモ隊が武力攻撃され、事実上の内戦状態ともいわれるリビア。首都トリポリに向け、最高指導者カダフィ大佐の政権打倒を目指して東西からデモの波が広がり、包囲網を固めつつある。エジプトとの東側国境に近い北東部の街トブルクでは23日、若者たちが破壊された警察署の屋上に座り、カダフィ体制以前の王国の旗を掲げた。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは同日、反政府勢力がトリポリの東約200キロのミスラタを制圧したと伝えた。

毎日新聞 2011年2月24日 東京夕刊



 
 
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リビア:米、制裁示唆 国民殺害「許し難い」−−オバマ大統領声明

【ワシントン草野和彦】オバマ米大統領は23日、ホワイトハウスでリビア情勢についての声明を読み上げ、反政府デモへの武力弾圧でリビア国民が殺害されたことを「言語道断で許し難い」と厳しく非難した。さらに国家安全保障担当チームに対して「この危機に対応するため、あらゆる選択肢を用意するように指示した」と述べ、リビアへの経済制裁など具体的な措置に取り組む姿勢を示した。カダフィ大佐らリビア高官の米国への渡航禁止や資産凍結などを念頭に置いているとみられる。

大統領の声明に先立ち、クローリー国務次官補(広報担当)は23日、米国の選択肢としては「米国とリビアとの間だけでなく、多国間での制裁の検討が含まれている」ことを明らかにした。

リビア情勢に関して大統領は18日に暴力を非難する声明を発表したが、見解を直接述べたのは初めて。カダフィ政権について「(暴力は)国際的規範を侵している」と指摘し、人道支援の受け入れに応じなければ「人権侵害の代償に直面する」と警告した。

リビア情勢が極めて不透明な中、オバマ政権は在リビア米国人の保護を「最優先事項」(大統領)にし、カダフィ政権を刺激する言動を避けてきた。23日までに在リビア米国人を乗せたチャーター船がトリポリを出港するめどがたったことで、非難のトーンを強めたようだ。

大統領はまた、クリントン国務長官が28日にジュネーブで開催される国連人権理事会の会合に参加することや、バーンズ国務次官を欧州などに派遣し、リビア情勢を協議することも明らかにした。

ロイター通信によると、昨年の米国の対リビア輸出は約7億ドル、財政援助は100万ドル以下にとどまる。クリントン長官は23日、「米国よりもリビアと関係が深い国がたくさんある」と米国の影響力不足を認め、「国際社会が共に行動するときだ」と強調した。

毎日新聞 2011年2月24日 東京夕刊



 
 
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原油先物相場:NY 一時100ドル、2年5カ月ぶり リビア生産中断続出

23日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は、主要産油国リビアの混乱拡大を受けて急騰、指標である米国産標準油種(WTI)の4月渡しは一時、1バレル=100ドルをつけた。100ドル台は、リーマン・ショック直後の08年10月2日(100・37ドル)以来、約2年5カ月ぶり。終値も前日比2・68ドル高の98・10ドルと、08年10月1日(98・53ドル)以来の水準となった。

リビア国内油田の生産中断が相次ぎ、原油供給が減少するとの不安が広がったことが響いた。スペインのレプソル(日産35万バレル)や、ドイツ系化学大手「BASF」の関連会社ウィンターシャル(同10万バレル)が操業停止を発表したほか、イタリアの石油・ガス大手「ENI」、仏トタルなども一部停止に追い込まれている模様だ。英フィナンシャル・タイムズ紙(電子版)によると、生産能力(日量約160万バレル)は、約半分に落ち込んでいるという。ロイター通信は「最低でも4分の1が閉鎖された」と伝えた。

減産への警戒感から、23日のロンドン市場で、欧州の原油取引の指標となる北海ブレント原油先物(4月渡し)が、前日終値比5ドル以上高い1バレル=111・25ドル台で取引を終えた。24日午前の東京工業品取引所の原油価格も、取引の中心となる7月渡しで一時前日終値比2080円高の1キロリットル=5万5240円(1バレル=106・79ドル)と、08年10月7日(5万5480円)以来、2年4カ月ぶりの高値をつけた。【大久保渉、ダブリン会川晴之、ワシントン斉藤信宏】

毎日新聞 2011年2月24日 東京夕刊



 
 
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リビア反体制派首都に迫る…死者2千人の情報

【カイロ=長谷川由紀】最高指導者ムアマル・カダフィ氏の長期独裁に抗議するリビアの反体制派勢力は24日、東部に続いて西部の都市も次々と制圧し、カダフィ氏が滞在しているとされる首都トリポリ周辺に迫っている。

ロイター通信は、首都西方120キロのズワーラが反体制派の手に落ちたと伝えた。一方で、24日にはカダフィ氏を支持する軍部隊が首都西方50キロのザウィアで反体制派の拠点となっているモスク(イスラム教礼拝所)を攻撃した。ロイターによると、この攻撃で少なくとも10人が死亡した。包囲網が狭まる中、カダフィ体制側も反撃に出たものとみられ、「首都攻防」を控えて事態は極度に緊迫している。

ロイターは、フランス外務省筋の見通しとして、リビアでデモが激化して以降の死者は最大2000人に達すると報じた。

カダフィ氏は24日、国営テレビを通じて演説し、あくまで地位にとどまる決意を改めて表明した。氏は、反体制運動のことを「(国際テロ組織)アル・カーイダが扇動している」などと批判した。

(2011年2月25日01時47分 読売新聞)



 
 
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リビア無政府状態…部族ら割拠、原油輸出に懸念

【カイロ=加藤賢治】最高指導者カダフィ氏の独裁体制への抵抗運動が強まるリビアは、東部に続いて西部でもカダフィ氏に反旗を翻す動きが相次ぎ、諸部族が割拠する事実上の無政府状態に陥った。

カダフィ氏は首都トリポリを死守する構えだが、混乱が広がる中、原油輸出への影響のほか、かつてカダフィ体制下で開発が進んでいた大量破壊兵器の行方にも国際社会の懸念が高まっている。

AP通信などによると、首都西方のザウィアでも、1969年にカダフィ氏が無血クーデターで倒したイドリス王政時代の国旗が街頭で目立つようになっている。王政時代の国旗は、すでに反体制派が制圧した東部では公然と掲げられており、カダフィ現体制への反旗の象徴となっている。

カダフィ氏は、トリポリ周辺の西部部族を重用したため、王政時代に栄えた東部では、早くからカダフィ体制への不満が強かった経緯がある。治安部隊との衝突が、東部ベンガジでまず激化したのもそのためだ。

ただ、諸部族も一枚岩ではない。

東部には油井の約半数が集中しているが、部族同士が石油権益を巡って対立する可能性もある。東部の有力部族ズワイヤの指導者は、反体制デモ弾圧が続けば「石油輸出を停止する」と脅し、石油を盾にする戦術をほのめかしている。

(2011年2月25日09時47分 読売新聞)



 
 
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安保理、リビア制裁を検討へ…露は慎重姿勢

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会は24日、リビア情勢について25日午後(日本時間26日朝)に2回目の会合を開くことを決めた。

カダフィ政権に対する制裁措置を検討する見通しだ。

安保理は22日の緊急会合後、デモ隊への攻撃の即時停止を求める声明を発表したが、無視されたと判断した。米国などは経済制裁の必要性を指摘している。

一方、ロシアのプーチン首相は24日、訪問先のブリュッセルで、リビア情勢について「自国の将来は外部の介入なしに決める権利がある。我々は介入すべきではない」と述べ、制裁に慎重な姿勢を示した。

(2011年2月25日10時36分 読売新聞)



 
 
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リビア情勢で米大統領、英仏伊首脳と電話会談

【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は24日、サルコジ仏大統領、キャメロン英首相、ベルルスコーニ伊首相とそれぞれ電話で会談し、リビア情勢について協議した。

各国の独自の制裁案や、国連安全保障理事会による制裁の可能性などについて幅広く意見を交換したとみられる。

ホワイトハウス高官によると、米国は安保理制裁や国連人権理事会のメンバー資格の停止、飛行禁止区域の設定などに加え、最高指導者カダフィ氏一族の資産凍結や渡航制限などの独自制裁も検討している。

(2011年2月25日12時30分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏支持部隊が反体制派攻撃、23人死亡

【カイロ=田尾茂樹】リビアの最高指導者カダフィ氏を支持する軍部隊が24日、首都西方約50キロのザウィアで行ったモスク(イスラム教礼拝所)への攻撃で、AFP通信はモスクに立てこもっていた反体制派住民ら23人が死亡、44人が負傷したと報じた。

死者が100人前後にのぼるとの目撃者の証言も伝えられている。

一方、スイス政府は24日、カダフィ氏や家族、側近の資産を凍結したと発表した。これに対し、リビア外務省は、スイスにカダフィ氏の口座は存在しないとする声明を発表した。

AP通信によると、軍部隊はザウィアでの攻撃で、対空砲などの重火器を使用した模様だ。首都に迫る反体制派の攻勢への危機感の表れとみられる。反体制派側も応戦した。カダフィ氏は24日、国営テレビを通じて行った演説で「(国民が)不満を訴えるような理由は何もない」と述べ、譲歩しない姿勢を示した。演説は電話の声を放送する形で行われた。

(2011年2月25日12時00分 読売新聞)



 
 
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「リビアは無政府状態」、外国人が続々脱出

2011年02月25日 12:32 発信地:ロンドン/英国

【2月25日 AFP】リビア情勢が緊迫するなか、首都トリポリ(Tripoli)の空港や国境に国外脱出を図る外国人らが殺到し、大混乱となっている。各国もチャーター機や艦船を派遣して自国民の救出を急いでいる。

トリポリ空港では、避難を急ぐ大勢の外国人が空港ターミナルに詰め掛けた。脱出に成功した人々は、食料や水が底をつきつつある現地の状況を語った。英政府のチャーター便でロンドン(London)のガトウィック空港(Gatwick Airport)に到着した女性(66)は、「リビアは地獄と化しつつある」と恐怖を語った。

陸路で逃げる人々もいる。チュニジアの治安当局者によると、20日以降の4日間でリビアから国境を越えて避難してきた人は2万人近くに上り、チュジニア人、エジプト人、中国人のほかリビア人もいるという。

欧州で最もリビアに近く、リビアにとって最大の貿易相手国でもあるイタリアは、最大150万人が北アフリカから脱出するとして、「破滅的な人道上の危機」を警告した。

■救出に追われる各国

リビアから出国できなくなっているアジア各国からの出稼ぎ労働者は15万人を超えており、各国は対応に追われている。3万人以上がリビアで働いていた中国は、陸と空からの大規模な救出活動を開始し、24日にまず4000人をギリシャ・クレタ(Crete)島に運んだ。

北東部ベンガジ(Benghazi)近郊の建設現場で働いていたという中国人(24)は、「建物の外に出て強盗に遭い、けがをした人もいる。本当に怖かった。もっと状況は悪化すると思った」と述べた。

同じく避難してきたギリシャ人は、「現地の友人たちが守ってくれたが、突然殺されてもおかしくない状況だった。警察も機能していない、無政府状態だ」と語った。

またあるエジプト人は、反体制デモの鎮圧に協力するよう当局から要請されたことを明かし、「断ると殴られ、拷問された」と訴えた。

米国のチャーターしたフェリーもトリポリ港に到着し、米国人を含む数百人が乗り込んだが、波が高くマルタへの出港が遅れた。英国、ドイツ、ギリシャ、トルコ、ロシア、カナダ、オーストリアなども陸海空の各手段で自国民を避難させている。(c)AFP



 
 
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リビア政権側が報復攻撃 カダフィ氏演説「デモはテロ」

2011年2月25日1時25分

【カイロ=山本大輔】反体制派による首都包囲網が狭まりつつあるリビアで24日、最高指導者カダフィ大佐を支持する政権側の部隊が反撃に転じ、多数の死傷者が出ている模様だ。政権側が大規模な軍部隊を配置したとの情報もあり、巻き返しを図っているものとみられる。

カダフィ氏は同日、国営放送を通じて電話演説し、「国民はまっとうな生活を送ってきた。不満を持つ理由は何一つない」とし、反体制デモは「(国際テロ組織)アルカイダのビンラディンによる国際テロ行為」と非難。「私は公的な権力を持たない単なる道徳的権威にすぎない」と強調した。直接国民に訴えること自体が異例のカダフィ氏が22日に続いて演説をしたのは、勢いを増す反体制デモへの危機感の表れとみられる。

政権側の攻撃を受けたのは、首都トリポリの西40キロにあり、原油の積み出し拠点港があるザウィヤと、首都の東200キロにある同国第3の都市ミスラタ。いずれも24日朝までに反体制派によって制圧されたと報じられた都市だ。

現地からの情報によると、ザウィヤでは24日午前、政府関係者を名乗る男が「反政府行動をやめて去るか虐殺を見るかだ」との警告を伝えに来たが反体制派側が拒否。その後にミサイルが撃ち込まれるなど攻撃が始まった。反体制派が制圧した都市では最も首都に近く、政権側は大規模な軍部隊を配置し、多数の検問を設置したという。

ロイター通信によると、ミスラタでは郊外の空港付近で激しい衝突が起きた。目撃者によると、ミスラタを奪還するために軍が動員されている。政権側は国営放送を通じて反体制派に投降を促し、デモ指導者の情報提供には報賞金を出すと訴えた。

だが、反体制派が一向に応じる気配はなく、AP通信によると、反体制派の一部が、リビア各地から首都に向け、25日に一斉にデモ行進するよう呼びかけている。衛星テレビ局アルアラビアは24日、首都から南東約1500キロの都市クフラが反体制派に制圧されたと伝えた。反体制派の支配は、首都から遠く離れた内陸部にも及んだ。

一方、米国務省は24日に声明を出し、無許可でリビアに入国した外国人ジャーナリストをアルカイダの協力者と見なすとリビア政府が警告してきたことを明らかにした。



 
 
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カダフィ夫人はウィーンで買い物ざんまい 現地紙が報道

2011年2月25日11時6分

【ウィーン=玉川透】反体制デモの拡大で窮地に立たされているリビアの最高指導者カダフィ大佐の妻サフィア夫人が、先週、お忍びでウィーンを訪れ、買い物ざんまいの日々を送っていたと、オーストリア紙が24日報じた。

日刊紙「エスタライヒ」が在ウィーンのリビア大使館関係者の話として伝えたところでは、サフィア夫人は数日間、ウィーン中心部の最高級ホテルに滞在。20人以上の護衛に守られ、親族ら数人とブランド街でショッピングを楽しみ、ホテルや大使館に買い物袋がいくつも運び込まれたという。また、夫人のスケジュールには病院での診療も組み込まれていたという。

この大使館関係者は「夫人らはいろいろな物を今のうちに買いだめしておきたかったようだ」と同紙に語った。

AP通信などによると、在ウィーンのリビア大使館は23日、カダフィ政権のデモ弾圧を非難する声明を発表した。

カダフィ一家とウィーンの縁は深く、カダフィ氏の次男セイフルイスラム氏がウィーンの大学に留学。ナチス擁護発言で物議を醸し、2008年に事故死したオーストリアの極右政党党首ハイダー氏とも親交があったとされる。



 
 
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リビア政権側の攻撃 17人死亡200人負傷と報道

2011年2月25日14時23分

【カイロ=山本大輔】反体制派が首都近郊に迫るリビアで反撃に出た政権側の24日の攻撃で死者は少なくとも17人にのぼり、200人が負傷した。AP通信が地元の医師などの目撃情報として伝えた。政権側は首都につながる周辺都市の奪還に必死になっており、今後も首都包囲網を狭める反体制派への攻撃が激化する恐れが高まっている。

目撃情報によると、首都トリポリの西40キロにある都市ザウィヤのデモ隊に対して政権側が行った攻撃は約5時間続いた。政権側は軍や外国人傭兵(ようへい)らの混成部隊で、モスク周辺に集まっていた反体制派の若者らに対して重火器を連射するなどの激しい攻撃を行ったという。

地元の医師はAP通信に対し、少なくとも10人が頭や胸などを撃たれて死亡、約150人が負傷したと話した。衛星テレビ局アルジャジーラも目撃者の話として100人が死亡、400人がけがをした可能性を伝えており、多くの死傷者が民衆側から出た模様だ。

首都の東200キロにあるミスラタ郊外の空港周辺で起きた反体制派と政権側の衝突では、少なくとも政権側の民兵1人を含む7人が死亡し、約50人がけがをした。11歳と6歳の姉妹も巻き込まれて命を落としたという情報もある。

アルジャジーラによると、トリポリでは銀行の閉鎖が続くなど経済活動は完全に停止。市内はゴーストタウン化し、燃料や食料不足が生じて物価が3倍に跳ね上がっているという。各国は船や飛行機を派遣してリビアに住む自国民の退避を進めているが、完了するまでにはまだ時間がかかりそうだ。

リビア国営ジャマヒリヤ通信は24日、カダフィ大佐の次男セイフルイスラム氏が「リビアは世界中の記者に開放されている」と述べたと伝えた。一方、米国務省は同日、無許可でリビアに入国した外国人ジャーナリストを国際テロ組織アルカイダの協力者と見なすとリビア政府が警告してきたことを明らかにした。



 
 
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デモ弾圧の傭兵、寄せ集めも リビア反体制派、心寄せる

2011年2月25日22時13分

【ダルナ(リビア東部)=井上道夫】リビアのカダフィ大佐に雇われたアフリカ系兵士が、教室の一角にうずくまっていた。記者と目が合うと、不安そうな表情でじっと見つめ返してきた。反体制派側の調べに「チャドから10日前にやってきた」と証言する16歳の少年だった。

リビアでは、政権側が反体制派に激しい攻撃を加えている。その中心となっているのがアフリカ系傭兵(ようへい)部隊だ。反体制派が制圧したリビア東部ダルナに25日入り、捕らえられた傭兵らの拘置所として使われている高校を訪れた。

拘置所の責任者によると、中東で反政府デモが広がったことを受け、政権が兵士をかき集めた形跡がある。

2月中旬、リビアの南隣にあるチャドをカダフィ政権の使者が訪れ、「平和的なデモに参加するだけ」と言って人を集めた。だが、応じた人たちがリビアに入ると、「お前たちには戦ってもらう」と武器を渡されたという。

傭兵への取材は認められなかったが、反体制派が押収したある傭兵のパスポートにはチャド生まれとの記載があった。今年1月に発行されたリビアのパスポートで、デモが拡大し始めた今月16日にリビア航空を使ってチャドからトリポリに入国していた。

ただ、今回の戦闘に参加している傭兵部隊の多くは、デモ前からリビアで暮らしていた兵士らと見られる。カダフィ氏が傭兵部隊を結成したのは1980年代半ばとされ、ナイジェリアやチャド、ウガンダなどから若者を連れてきて、リビア国籍を与えた。カダフィ氏に対する忠誠心は高い。

傭兵部隊との戦闘で殺害された住民は、ダルナや周辺のシャハット、ベイダなどを合わせると60人を超える。

校門前や校舎内では機関銃を持った自警団が警戒に当たっているが、住民側は食べ物や衣服を差し入れている。正午前には、昼食のパンやチーズ、ビスケットが配られていた。反体制派の一人はこう語る。「貧しさでどうしようもない状況でやってきたのだろう。悪いのは彼らじゃない。利用したカダフィこそ悪の根源だ」



 
 
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NATO、リビア情勢巡り緊急会合開催へ

【ブリュッセル=工藤武人】北大西洋条約機構(NATO、加盟28か国)は25日、リビア情勢に関する緊急の大使級協議をブリュッセルのNATO本部で開くと発表した。 米国は、リビアの最高指導者カダフィ氏の治安部隊による一般人を含む反体制派への攻撃をやめさせるため、飛行禁止区域の設定を検討しており、大使級協議で主要テーマとなる見通しだ。

NATOのラスムセン事務総長は25日、「リビアで起きていることは、我々全てにとって重大な懸念だ」と述べた。大使級協議に先立ち、欧州連合(EU)27加盟国の国防相とも協議することも明らかにした。

事務総長はNATOによる軍事介入の可能性について「国際連合の要請が不可欠」との認識で慎重姿勢を示しているが、21か国が重複加盟するEUは、情勢悪化に備え「人道目的」の軍事介入の可能性を検討し始めている。

(2011年2月25日21時19分 読売新聞)



 
 
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治安部隊、トリポリでデモ隊に発砲…死傷者多数

【カイロ=加藤賢治】リビアの首都トリポリで25日、最高指導者カダフィ氏の独裁打倒をめざす反体制デモが開かれ、治安部隊がデモ参加者に向けて発砲した。

AP通信によると、4人が死亡し多数が負傷した。AFP通信によると、首都東部でも治安部隊の無差別発砲で2人が死亡した。カダフィ氏が治安部隊によるデモ阻止を実行に移したもので、首都攻防の様相がいよいよ強まっている。

発砲は首都西部ジャンズール地区などで起こった。礼拝を終えモスク(イスラム教礼拝所)から出た市民がカダフィ打倒を叫び始め、軍や民兵が発砲した。反体制派は25日、全土でデモを呼びかけていた。

首都東方約15キロ・メートルのタジューラでは24日夜、反体制派が集会を開き、これに武装集団が発砲した。AP通信が伝えた。

(2011年2月25日23時14分 読売新聞)



 
 
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狙撃・即遺体回収、カダフィ氏の弾圧徹底策報道

【カイロ=林路郎】リビアの首都トリポリを包囲しつつある反体制派に対し、最高指導者カダフィ氏は外国雇い兵を使った反体制派の弾圧や情報統制を徹底し、自らの存続を図っている。

リビアを脱出した目撃者たちの口からは虐殺といえる惨劇も伝えられ、カダフィ一族の生存をかけた戦いのすさまじさが浮かび上がってくる。

カダフィ氏が一族の身を守るために配したエリート治安要員は約3000人。パリに本部を置く「人権のための国際連盟」が在外リビア人の話として伝えるところでは、チャド、マリなど出身の外国雇い兵が約6000人おり、うち約3000人が首都へ向かう幹線道路を封鎖して厳戒態勢を敷いている。

トリポリからチュニジアに脱出した男性はロイター通信に「首都では狙撃手たちが徘徊(はいかい)し、2人以上の人が集まると銃撃している」と証言した。

英BBCテレビには、「狙撃手たちには車両が随伴し、銃殺した人の遺体を回収している」「軍や治安機関内部の離反を防ぐため、彼らの妻子ら家族が人質に取られている」との目撃情報が寄せられた。

(2011年2月25日20時45分 読売新聞)



 
 
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NY原油、終値は反落97ドル台 一時103ドル台

2011/2/25 5:56

【NQNニューヨーク=横内理恵】24日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反落した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比0.82ドル安の1バレル97.28ドルで取引を終えた。高く始まったが利益確定売りで下げに転じて終えた。中東・北アフリカでの混乱を背景に時間外取引で103.41ドルと2008年9月29日以来、ほぼ2年5カ月ぶりの高値を付ける場面があった。

原油相場は高く推移する場面が多かった。情勢緊迫が続く有力産油国リビアで、石油生産規模が大幅に縮小している。反政府活動が、サウジアラビアなど他の中東産油国に波及するとの思惑が根強いことも原油相場を押し上げた。

ただ、米東部時間未明にこの日の高値を付けた後の相場は伸び悩んだ。サウジアラビアのヌアイミ石油相がリビアでの石油供給減少分を補うために増産する準備があるとの見方を改めて示したことなどで、需給ひっ迫懸念がやや後退した。

取引終了間際には利益確定や持ち高調整の売りが膨らみ、相場は下げに転じた。一部で「反体制派と衝突しているリビアの最高指導者カダフィ大佐が銃撃された」とのうわさが流れたことが原油売りの一因だったとの見方もあった。

ガソリンは4日続伸、ヒーティングオイルは3営業日ぶりに反落した。



 
 
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「若者たちはアルカイダに操られている」カダフィ大佐

2011.02.25 Fri posted at: 09:14 JST

ベンガジ(CNN) 反体制デモが続くリビア情勢は、反体制派が東部を中心とした地域を次々に制圧していくなか、政権内部から離反者が続出、国外からの圧力も高まっており、カダフィ大佐は厳しい状況に追い込まれている。

反体制デモの開始から10日目となる24日、カダフィ大佐は国営テレビに電話出演し、「我が国民はアルカイダに操られている」「若者たちを食い物にしているやつは拘束されてしかるべきだ」などと語った。市内を「統制のない状態」にすることはできないとして、権力の座を去る考えはないことを強調した。

反体制派は、同国第2の都市ベンガジや第3の都市ミスラタに加え、目撃証言や報道などによると、首都トリポリ西方の町ザウィヤも制圧した模様だ。ザウィヤではカダフィ派の部隊が非武装の市民を殺害しているとも報じられている。

一方、首都トリポリでは政府側の治安部隊が勢力を強め、24日明け方にもデモ隊が銃で追い払われたなどと伝えられている。出入りを禁止された地区もあるようで、街中には人の姿が見られないとの証言もある。

こうしたなか、政府内部からは離反者が続出している。24日には駐ヨルダン大使が辞任を表明した。

国外からの圧力も強まっている。スイス外務省は24日、カダフィ大佐と側近らの資産凍結を指示したことを明らかにした。国連人権理事会は25日に会合を開き、リビアの理事国資格の停止を求める決議案を検討する予定だ。



 
 
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リビア制裁へ欧州動く 英仏が安保理に提案、移民を懸念

2011/2/25 22:28

【パリ=古谷茂久】反体制派と政府軍の戦闘に長期化懸念も出てきたリビア情勢を巡り、欧州諸国で対リビア制裁をにらむ動きが表面化し始めた。英仏両国は25日、国連安全保障理事会にリビアへの制裁決議案を提案。欧州連合(EU)はリビア制裁の検討を進めている。ただ、旧宗主国イタリアなどリビアに多くの権益を持つ国は即時制裁には慎重。リビア国内に多数の欧州諸国民がとどまっている事情もあり、議論はなお曲折が予想される。

英仏が安保理に提案した制裁の内容は、リビアに対する武器輸出の停止や弾圧に関わった責任者の訴追など。サルコジ大統領は23日に「新秩序が確立するまで、商取引や金融取引を停止することが望ましい」といち早く厳しい制裁方針を打ち出すなど仏の積極姿勢をアピールしている。中東・北アフリカ問題で主導権を得る狙いがあるとみられる。

英国もリビアの人権問題については厳しい姿勢をとる。だが英政権は資源確保などの観点からリビアとの関係強化を進めていたこともあり、キャメロン首相は「あらゆる選択肢を先頭する」と厳しい制裁までは明言していない。

リビア制裁に関するEUと主要国の立場
EU   加盟国間で制裁内容と発動時期を検討
フランス 商取引や金融取引停止など経済制裁
ドイツ  海外資産の凍結など検討
英国   欧州各国などと協調し制裁
イタリア 武力弾圧停止要請。制裁には慎重姿勢

独ウェスターウェレ外相は24日「制裁は避けられない」と発言。EUや国連との協議が必要としており、制裁を慎重に検討する方針だ。

一方、イタリアはリビア制裁に慎重な姿勢を崩していない。フラティニ外相はリビアに対して「介入や干渉をすべきではない」と語った。同国は今でもリビアの最大の貿易相手国で、エネルギー大手のイタリア炭化水素公社(ENI)などが進出している。

同国にとっては移民の問題もある。同外相は地元紙とのインタビューで「リビアの体制が崩壊すれば20万〜30万人の移民が押し寄せかねない」と懸念を示した。

EUは23日の大使級会合でリビア政府への制裁を検討することで合意済み。加盟国と協議して制裁の内容を詰めている。アシュトン外交安全保障上級代表は25日「渡航や資金移動の制限などが考えられるだろう」と述べた。

制裁発動にあたり問題となるのは在留する欧州市民の保護だ。リビア国内にはフランス人が約750人在留しているほか、欧州主要国の民間人は各国数百人単位でとどまっているとみられている。

仏やイタリア、ポルトガルなどは軍用機を派遣して脱出作戦を進めているが、国内の混乱で移動できずとどまっている欧州市民は多い。制裁で外国人に被害が及ぶ恐れは大きく、EUは発動時期について慎重に見極めている。



 
 
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原油価格高騰、日本の影響注視 中東巡り関係閣僚会議

2011/2/25 10:19

政府は25日朝、国会内で中東情勢に関する関係閣僚会議を開き、原油価格の高騰が日本経済に与える影響を注視していくことを確認した。菅直人首相は「緊張感を持って情報収集し、邦人保護に当たってほしい。原油価格の動きを見ながら各省庁でしっかり対応するように」と指示した。

最高指導者カダフィ大佐に対する蜂起が続くリビア情勢では、福山哲郎官房副長官が会議後、記者団に「在留邦人のうち早期帰国の意思がある人は、ほぼ(チャーター機などで)出国を待っている状態だ」と語った。



 
 
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カダフィ親族窮地 権力独占のツケ、離反の流れ加速

2011/2/25 22:12

【カイロ=花房良祐】リビアで反体制派が首都トリポリに迫り、最高指導者カダフィ大佐とその一族への包囲網は一段と狭まってきた。息子たちが反体制派の鎮圧にあたっているとも報じられるが、国外脱出を図る者がいるとの情報も流れており、要職に就いて権力を独占してきた一族の結束のほころびを指摘する見方も出ている。

カダフィ大佐が時に絶叫を交えながら国営テレビで演説した22日、演説終了後に真っ先に大佐に駆け寄ってキスしたのは息子のうちの一人だったと、中東の衛星テレビ局は伝えた。今回の反政府運動で息子たちが鎮圧に全面的に関与している様子が現地メディアなどから漏れ伝わっている。

抗議運動が始まった当初、北東部ベンガジに三男のサーディ氏が鎮圧に向かったほか、ハミース氏が指揮する精鋭部隊が首都東方のミスラタを襲撃したと伝えられた。

これまで「改革派」とされた次男セイフイスラム氏も国営テレビに登場し、高慢な調子で反体制派を非難した。セイフイスラム氏はロンドンで博士号を取得し、英語とドイツ語も話す。

2003年にリビアが大量破壊兵器の放棄を宣言した際にはセイフイスラム氏が父親に進言し、重要な役割を担ったとされる。セイフイスラム氏の姿勢からは息子たちが総出で父親を支えている姿が浮かび上がる。息子たちに頼っている姿は、軍の一部や側近が離反し、信頼をおける取り巻きがいなくなっていることの裏返しでもある。

カダフィ家は国にからむビジネスで大きな富を得ており、国民の不満を高める一因にもなってきた。欧米メディアは長男が通信業、次男が石油産業、長女が建設業などそれぞれが幅広い分野で利権を持つとの流出した米外交公電を報じている。スイス当局は24日、国内のカダフィ家の資産を凍結すると発表した。

そうした中、長女は地中海の島国マルタ、次男の妻はレバノンへの脱出を図ったと伝えられており、側近で大佐のいとこもカイロに逃れた。

親族一覧



 
 
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リビア反体制派、首都周辺に迫る 支配地域を拡大

2011/2/25 21:40

最高指導者カダフィ大佐への抗議を掲げる反体制派勢力と政府軍との戦闘が続くリビアでは24日夜、反体制派が政府軍を撃退し、支配地域を広げた。首都周辺ではトリポリでデモも予定するなど巻き返しに出ており、治安部隊との深刻な衝突が起きる可能性もある。一方、国際社会では国連人権理事会が25日、国連欧州本部でリビア政府が反体制デモを武力鎮圧したことを非難する決議を採択する見通しとなった。

【ドバイ=太田順尚】24日夜、リビアの反体制派は第3の都市ミスラタから治安部隊を撃退し、政府軍が反撃に出た西部の要衝ザウィヤでも政府軍が撤退した。反体制派は23日にミスラタを制圧したが、24日午前、郊外の空港周辺で衝突が再燃。ロイター通信によると、反体制派が同日夜に戦闘を制した。

首都西方のザウィヤでも市境には軍や治安部隊が残るが、市内では姿が見えなくなっており、反体制派による掌握が近いといわれている。東部ベンガジの南にあるアジダビアでも軍と警察が反体制派に同調したとの情報がある。トリポリでは反体制派がデモを呼びかけた。

一方、カダフィ政権は25日、国営テレビを通じ、食料購入補助の名目で各世帯に500リビアディナール(約3万3千円)を配布し、公務員の給与を最大5割増しとする懐柔策を発表した。

【ジュネーブ=藤田剛】国連人権理事会は25日、国連欧州本部でリビア問題に関する特別会合を開いた。反体制デモの武力弾圧を強く非難する決議案を欧州連合(EU)議長国のハンガリーなどが提出。日本や米国など投票権を持つ理事国の過半が賛成している。決議案には(1)市民への無差別攻撃の実態を現地で調査する「独立した国際委員会」の設立(2)市民への暴力の即時停止(3)拘束した人々の即時解放――などを盛り込んだ。



 
 
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EU:リビアへの人道介入検討

【ブリュッセル福島良典】リビア情勢が悪化し、難民救援などの必要性が生じた場合に備え、欧州連合(EU、加盟27カ国)が人道目的での軍事介入の可能性について検討を開始したことが明らかになった。EU高官が24日、記者団に語った。

毎日新聞 2011年2月25日 東京朝刊



 
 
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リビア:旧国王ゆかりの町 群衆、警察圧倒 「2人のデモ」きっかけ、解放に沸く広場

【トブルク(リビア北東部)和田浩明】「王の町」での解放の闘いは、たった2人のデモから始まった−−。反体制派の住民が実効支配するリビア北東部の都市トブルク。最高指導者カダフィ大佐によって追い落とされた国王イドリス1世の住居のあった「王の町」だ。王制時代の繁栄を知る住民らはカダフィ体制下、カダフィ政権への反感を静かにたぎらせていたようだ。

トブルクは人口約11万人の港湾都市。沖合には、リビア最大のサリル油田からパイプラインで運ばれた原油の積み出し施設もある。産油国にとり重要な都市だが、住民らは「建物はみな王制時代のもの。カダフィは何もしなかった」(アブデルナセルさん=40歳男性)と、政権に強い不満を抱いている。

反体制デモが始まった市内中心部の広場近くには、かつて王の住居があったというが、今は政府機関が建てられている。高校教師のエフゲール・アシュラフさん(33)は「王制の伝統を破壊するのが目的だ」と主張した。

複数の住民の話によると、デモは17日、広場近くの通りで男性2人が「カダフィ打倒」を叫んで始まった。リビア第2の都市ベンガジでの民衆蜂起から2日後だった。

2人の行進を目撃したアイマン・アハマイダさんによると、次々と住民が広場に集まり、すぐに大群衆に膨れ上がった。広場にはモスク(イスラム礼拝所)や警察署、行政機関などが集まっている。住民らの批判の矛先は警察署に向かった。「政権に不満を言った住民が捕らえられ、拷問を受けた」(アシュラフさん)ことが多かったからだ。

警察は当初、散会するよう警告したが効果がなかったため発砲を始めた。これに激怒した住民が警察署を焼き打ちし、大佐の革命理念を解説した「緑の書」の記念碑を倒した。

18日には住民側が警察を圧倒し、署員は逃亡したり、住民デモに加わったりした。19日になって陸軍部隊が到着したが、住民を抑えることはできず軍も住民側についた。

23日、広場に集まった数千人の群衆の中には軍服姿の参加者が多数見られた。子供や女性もおり、広場には40年以上の強権政治から解放された喜びが満ちていた。大勢の人を乗せた車が通りを次々と走り、空に向けてAK47自動小銃で「祝砲」を連射する男性も少なくない。

トブルクでの衝突の正確な死傷者は不明だが、4〜7人が死亡した模様だ。西方の都市で「外国人雇い兵が住民を殺害している」との情報が入ったため、住民らは自警団を作り、警察で入手した武器で攻撃に備えたという。

完全に破壊された警察署内部や裏庭に残る焼かれた車両には、弾圧された治安機関への住民の憎悪が表れている。一方モスクや銀行にはほとんど被害が見られず、公務員だというヒシャムさん(47)は「銀行のドアは木製だが誰も破らず、お金も手付かずだ。我々は暴徒ではない」と胸を張った。

毎日新聞 2011年2月25日 東京朝刊



 
 
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リビア:反政府勢力、首都包囲 「抵抗やめろ」カダフィ氏演説

【トブルク(リビア北東部)和田浩明、カイロ伊藤智永】国土の東部が反政府勢力の支配下に入ったリビアで最高指導者カダフィ大佐は24日、国営テレビを通じて演説した。大佐は「(国際テロ組織アルカイダを率いる)ビンラディンが若者たちをだましている」と述べ、反政府勢力がアルカイダに操られているとの認識を示し、政府への抵抗をやめて平静さを取り戻すよう促した。

カダフィ大佐の演説は22日以来。

反政府勢力は24日までに、西部でも都市部を制圧、大佐が死守するトリポリ圏を包囲した模様だ。トリポリは大佐側のデモ隊弾圧などで統制が強まり「要塞(ようさい)化」も指摘される。首都近郊でも戦闘が激化しつつあり、今後、大規模な首都攻防戦に発展する可能性もある。

中東の衛星テレビ・アルジャジーラなどによると、反政府勢力はトリポリの東約200キロのミスラタ、西約120キロのズワラを24日までに制圧、トリポリとその近郊を包囲した形となった。ロイター通信によると、大規模な石油関連施設のあるラスラヌフも反政府勢力の支配下に入った。

AP通信によると、アズザウィーヤで24日朝、政府軍がモスク(イスラム教礼拝所)周辺に集結する反政府デモ隊を攻撃した。10人が死亡し、尖塔(せんとう)が破壊されたという。石油精製施設などが近いアズザウィーヤは23日、反政府側の支配下に入ったと報じられていた。ミスラタでも戦闘が発生している模様だ。

ドバイの衛星放送アルアラビーヤによると、トリポリの東約50キロのタジュラでは、カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏と七男ハミス氏がそれぞれ私兵部隊を展開、戦車なども配備し、東側からの攻撃に備えているという。一方で、デモ隊への射撃命令を拒否した兵士が軍内部で大量に銃殺されているとの報道もある。また、反政府勢力が支配下に置き、平静さを取り戻したとされる東部ベンガジでは、これまでに死者が2000人に上ったとの情報もある。

トリポリ住民の話を報じたロイター通信によると、市内は今のところ平静で、武装したカダフィ支持派が市中を見回っており、住民は屋内にとどまっている状態とみられる。

毎日新聞 2011年2月25日 東京朝刊



 
 
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リビア:国連安保理、制裁協議へ

【ニューヨーク山科武司】緊迫するリビア情勢を受け、国連安保理は25日午後3時(日本時間26日午前5時)からリビア問題を協議する。複数の外交筋によると、国連による強制行動の根拠となる「国連憲章第7章(平和に対する脅威などへの行動)」に基づく、制裁決議案が検討されている。25日にも採択される可能性がある。

協議では潘基文(バンキムン)国連事務総長もリビア情勢を報告する見通し。決議案の内容で検討されているのは、リビアの最高指導者カダフィ大佐と側近の出国禁止や資産凍結、リビア政府への武器輸出の禁止、同国上空の飛行禁止区域設定など。

「市民への暴力はすぐにやめさせるべきで、多くの理事国は決議に賛同している」(理事国外交筋)との声はあるが、中国、ロシアなどは一連の混乱を「内政問題」とみなし、採択に慎重姿勢を示しているともいわれる。

毎日新聞 2011年2月25日 東京夕刊



 
 
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中東混乱:ボートピープル続々 「100万人流入」イタリア警戒

【ローマ藤原章生、ブリュッセル福島良典】チュニジア、エジプトからリビアへの民衆蜂起の飛び火を受け、地中海を挟み「対岸」に位置する南欧諸国が難民・移民の流入に対する警戒を強めている。イタリアはリビアから「100万〜150万人」(マローニ内相)が押し寄せかねないとして欧州連合(EU、加盟27カ国)に支援を求めている。だが、北欧・中欧諸国の反応は鈍く、中東激震でEUの「連帯」が揺らいでいる。

地中海に浮かぶイタリア領ランペドゥーサ島には13日以降、チュニジアから8000人以上が漁船や船外機付きボートで漂着した。政変で国を追われた政治難民と、欧州に職を求める不法移民だ。イタリア政府は約6500人を本土などの施設に移し、EUも聞き取り調査にあたる専門家などを派遣した。

ランペドゥーサ島などイタリア沿岸部への漂着者は07年まで年間2万人強で推移していたが、08年に約3万7000人に増えた。ベルルスコーニ政権が09年に同島の収容施設を閉じて漂着船を追い返す措置を取った結果、09年に約9600人となり、10年には3000人台にまで減ったところだった。

チュニジア政変に続きリビア情勢が悪化すれば、イタリアを目指して地中海を渡る難民や不法移民が急増し、社会不安を招きかねない。懸念を見透かしたようにリビアの最高指導者、カダフィ大佐は「反政府デモを支持すれば移民対策の協力をやめる」とEUに脅迫状を突き付けている。

グテーレス国連難民高等弁務官は欧州諸国に対して、リビアの内戦突入時などに発生が想定される難民の保護を要請している。イタリアなど南欧6カ国は24日、ブリュッセルで開かれたEU内相会議で「欧州全体の問題だ」(マローニ内相)と主張、「難民受け入れ基金」を新設して、他加盟国も負担を分担するよう提案した。

だが、内相会議では負担増を嫌う他加盟国から「現時点では難民の殺到は起きていない」(デメジエール独内相)、「イタリアから他国への難民の振り分けには反対だ」(フェクター・オーストリア内相)など南欧諸国に冷淡な発言が相次ぎ、EUとしての「一枚岩」の対応は打ち出せなかった。

毎日新聞 2011年2月25日 東京夕刊



 
 
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リビア:首都攻防、政府側が反撃 反体制側死者100人

【カイロ伊藤智永、大前仁】反政府勢力に包囲されたとみられるリビアの首都トリポリ近郊で24日、政府側による反政府勢力への大規模な攻撃があり、100人程度の死者が出た模様だ。中東の衛星テレビ・アルジャジーラが報じた。政府側からの反撃だが、反政府勢力側も抵抗を強めており、事態は大規模な首都攻防戦の様相を呈しつつある。

アルジャジーラによると、反政府勢力が掌握したと報じられたトリポリの西約50キロのアズザウィーヤで、政府軍の攻撃で約100人が死亡、約400人が負傷した。一方、政府側の雇い兵らが反政府勢力に多数拘束されたとも伝えられる。

また、同様に反政府勢力が制圧したとみられていた、トリポリの東約200キロのミスラタでもカダフィ大佐支持派が反政府勢力の支配下にある空港を攻撃。AP通信は、7人が死亡し50人程度が負傷したと報じた。反政府側は大佐支持派の武器を奪うなどして応戦、空港を引き続き掌握しているという。

アルジャジーラによると、すでに政権から離反したアブドルジャリル法相は、カダフィ大佐が生物・化学兵器を使用する可能性があると警告した。

一方、スイス政府は24日、カダフィ大佐と側近らのスイス国内にある全資産を凍結。チュニジアのベンアリ、エジプトのムバラク両前大統領の資産凍結は辞任後だったが、暴力行使のひどさから異例の決定を下した。ただ、リビアはスイスの銀行からほとんどの資産を引き出したとされる。

   ◇

アルジェリアでは92年2月に発令された非常事態令が24日、19年ぶりに解除された。イエメン南部ではデモ隊への攻撃で1人が死亡、2人が負傷した。

毎日新聞 2011年2月25日 東京夕刊



 
 
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カダフィ大佐のいとこも離反、リビア政権内部にも変動

2011年02月26日 12:46 発信地:カイロ/エジプト

【2月26日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐のいとこで側近のアハメド・カダフ・ダム(Ahmed Kadhaf al-Dam)氏が離反したと、エジプトの半国営通信社、中東通信(MENA)が25日報じた。

エジプトのカイロ(Cairo)に定住し、リビアとエジプトの外交の窓口となってきたカダフ・ダム氏の執務室は、24日をもって同氏は「リビアで起きている危機への対処の仕方に抗議するため、いっさいの公務を辞する」と声明を発表した。さらに「リビアの和合を維持し、将来のために、大量殺りくを止め正気に戻らねばならない」と呼び掛けた。

同通信によると、カダフ・ダム氏は前週はリビアに滞在していたが、24日に丸1日シリアに立ち寄り、シリア政府関係者と会談した後、25日夜、自家用機でカイロへ戻った。(c)AFP



 
 
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リビア国連大使が安保理に介入要請、その後亡命か

2011年02月26日 17:27 発信地:ニューヨーク/米国

【2月26日 AFP】リビアのアブドゥラマン・シャルガム(Abdurrahman Shalgham)国連(UN)大使は25日、国連安全保障理事会(UN Security Council)で演説し、リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の「残虐行為」に立ち向かうよう安保理に要請した。外交関係者によるとその後、シャルガム氏は亡命したという。

カダフィ大佐と幼少時代からの友人でもあるシャルガム氏は安保理の演説で、ナチスドイツのアドルフ・ヒトラー(Adolf Hitler)や旧ソ連のヨシフ・スターリン(Joseph Stalin)、カンボジアのポル・ポト(Pol Pot)といった歴史上の独裁者を引き合いに出し、大佐はリビア国民に向かって「おまえたちを支配するか、さもなくば殺すか、破壊するかのいずれかだ」と言っているに等しいと厳しく批判した。そして「同志カダフィに告ぐ。リビア国民に手を出すな」と強く迫った。

また「国連よ、どうかリビアを救ってほしい。虐殺が起きないように、無実の人びとが殺されないように。われわれは、あなた方の迅速で勇敢な、断固たる決議を要請する」と懇願した。

すでに21日に亡命したリビアのイブラヒム・ダバシ(Ibrahim Dabbashi)国連次席大使は、シャルガム氏の後ろに座り、演説に涙をこぼした。演説を終えたシャルガム氏のもとには、潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)国連事務総長や各国の国連大使が集まり、シャルガム氏を抱擁した。

匿名を条件に語ったある外交官によると、25日の安保理での演説後、ジャルガム氏は亡命した。

潘事務総長や安保理理事国の国連大使らは、この演説について、安保理のリビアへの対応を完全に変える「歴史的な瞬間だった」と述べた。潘事務局長はその後、安保理に断固とした対応を求め、安保理は26日の特別会合でリビアに対する制裁の協議に入った。(c)AFP



 
 
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リビア首都で反体制デモ 治安部隊の銃撃で死傷者多数

2011年2月26日0時20分

【カイロ=古谷祐伸】リビアの首都トリポリで25日、イスラム教の金曜礼拝後、複数の場所で反体制派による数千人規模のデモが行われた。これに対し、カダフィ政権側の治安部隊が銃撃で鎮圧を図り、死傷者が多数出た模様だ。反体制派による包囲網が狭まる中、厳戒態勢の首都で大規模デモが強行されたことは、カダフィ政権の足元が揺らいでいることをあらためて浮き彫りにした。

ロイター通信によると、トリポリ西部で昼の金曜礼拝後、住民数百人が抗議デモを始め、治安部隊が発砲し、5人が死亡した。AFP通信の電話取材に応じた住民らによると、トリポリ東部の複数の場所でも銃声が聞こえ、2人が死亡したという。中心部の「緑の広場」につながるミズラン通りで、数千人が「カダフィは国民の敵だ」と叫びながらデモ行進したとされる映像が、インターネット上に投稿された。中東の衛星テレビ、アルジャジーラは、首都近郊でも数千人がデモ行進したと報じた。

AP通信によると、首都各地では朝から、治安部隊が検問所を設置し、空港につづく道路に戦車を展開して、警戒を強めていた。

反体制派が制圧しているベンガジやダルナなど東部の各都市では、金曜礼拝後、数万人規模の抗議集会が開かれた。

ベンガジを支配するデモ隊は、東部の油田の大半を制圧し、油田の稼働率は25%程度まで下がっていることを明らかにした。日量160万バレルをほこるリビアの原油の大半は東部で採掘されている。

一方、政権側は25日、各家庭に500リビアディナール(約3万2千円)を支給し、公務員の給料は最大150%増やす「懐柔策」を発表した。アルジャジーラによると、トリポリでは銀行の閉鎖が続き、燃料や食料不足で物価が3倍に跳ね上がっている。

外国人による国外退避の動きはさらに加速、米国政府が手配したフェリーは25日、米国人や外国人数百人を乗せて地中海の島国マルタへ向かった。

カダフィ氏の後継候補とされる次男セイフルイスラム氏は25日、CNNトルコのインタビューに「リビアで死ぬのがプランA。プランBは『リビアで死ぬ』。プランCも『リビアで死ぬ』だ」と強調した。

国営ジャマヒリヤ通信は24日、セイフルイスラム氏が「リビアは世界中の記者に開放されている」と述べたと伝えた。だが米国務省によると、無許可の外国人記者はアルカイダの協力者と見なすと、リビア政府は警告している。

    ◇

外務省は25日、リビア全土を対象に邦人の退避を勧告する危険情報を出した。在リビア大使館も一時閉館し、隣国の在チュニジア大使館内で業務を継続する。



 
 
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カダフィ大佐また演説 支持者に武装呼びかけ

2011年2月26日11時36分

【カイロ=古谷祐伸】リビアの最高指導者カダフィ大佐は25日夜(日本時間26日未明)、日中に反体制派の大規模なデモが行われた首都トリポリの中心部に姿を見せ、「徹底抗戦」を訴えた。反体制派の首都包囲網が一気にせばまる中、健在をアピールする狙いと見られる。カダフィ氏は演説で支持者らに武装を呼びかけており、市街戦に発展しかねない状況だ。

リビア国営テレビなどによると、カダフィ氏は午後7時前、独裁体制の象徴である首都中心部の「緑の広場」で、集まった千数百人の支持者の前に突然現れた。隣接するトリポリ城の城壁の上から「リビアを守れ。必要ならすべての武器庫を君たちに開放する」と演説。「我々は戦い続け、愛するリビアの土地で死ぬだろう」「外国勢力には負けない」などと訴えた。

カダフィ氏は22日、24日にも演説したばかり。反体制派がリビア東部やトリポリ近郊の複数の都市を支配下におさめ、カダフィ氏に忠誠をちかう治安部隊が厳戒態勢をとるトリポリでも25日、大規模なデモが始まって危機感を深めたと見られる。

同日行われたトリポリでのデモ行進では、治安部隊の激しい銃撃で少なくとも7人が死亡した模様だ。

一方、カダフィ氏の後継者と目される次男セイフルイスラム氏はこの日、ロイター通信などの外国人記者らの取材に「我々はテロリストたちと交渉している」と語った。反体制派をテロリストと切り捨てる一方で、交渉で停戦実現の意思があることを示す意図と見られる。

反体制派が支配を固める東部ではこの日も、数万人が抗議デモをした。同国第2の都市ベンガジでは、13人からなる「市議会」が組織され、市民有志が清掃や食糧配給、警備などの行政機能を担っているという。首都を目指す動きもあるという。

トリポリの日本大使館は同日、安全が確保されないため閉鎖した。リビアには25日夜現在、現地人と結婚した人や企業の社員ら、日本人17人が残っているが、いずれもトリポリにはいないという。



 
 
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銃撃戦・政府ビルに火…リビア脱出の日本人男性語る(1/2ページ)

2011年2月26日11時44分

反体制派と政府側の銃撃戦が続くリビアの首都トリポリを現地時間の24日夕方に脱出した日本人男性が、朝日新聞社の国際電話による取材に答え、混乱する現地の様子を語った。市内では夜になると銃声が響き、政府関係のビルには火が放たれていたという。

男性は川崎市在住の会社員牧紀宏さん(48)。14日から社用でトリポリ中心部にあるホテルに滞在していた。

牧さんによると、市内で銃声が聞かれ始めたのは、21日午前0時ごろから。「生まれて初めて聞く銃撃戦の音に、ただ部屋の中でじっとしているしかなかった」。その後も毎夜、銃撃が始まり、激しさを増した。「タタタ」という連射音、「パンパン」という単発の音に加え、「ドーン」という砲弾のような音も聞こえた。滞在したのは2階の部屋。じかに銃撃の様子は見えなかったが、銃声が近づくとカーテンを閉めてあかりを消し、部屋が狙われないようにした。

ホテルの朝食は日に日に品数が減った。パンが無くなり、トマトなどの野菜がなくなり、最後はコーンフレークだけになった。

会社の現地事務所に荷物を取りに行くため、現地スタッフの運転する車で外出した。警察署や政府関係のビルは火を放たれたのか、壁が黒く焼けこげ、窓ガラスは割れていた。破れかけたカダフィ大佐の肖像画も見た。

23日、いったん空港に向かったが、予約した便には搭乗できなかった。「数千人の人々が殺到していて、搭乗手続きがまったく進まなかった」。日本大使館の職員が国旗を掲げて牧さんを誘導したが、無駄だった。人々が将棋倒しになり、血を流す場面にも遭遇。身の危険を感じてあきらめ、午後5時にはホテルに戻った。暗くなって銃撃が始まるのが怖かったからだ。

牧さんによると、日本大使館からは23日夜、在留邦人に「24日中に国外退去してほしい。チャーター機を手配しているが、飛ばない可能性もある」とメールで連絡があったという。

しかし、牧さんは自身が体験した空港での混乱から、「あいまいな(政府の)チャーター機に頼るより、自力での脱出を考えた方がよい」と判断。24日、現地スタッフと日本人社員5人で空港に向かった。1人はローマ行きの便、牧さんら4人はイタリア半島の南に位置するマルタ行きの便に搭乗できた。現地スタッフがアラビア語で航空会社と交渉したことが功を奏した。

牧さんがマルタに到着したのは同日午後7時ごろ。日本にいる妻に電話し、「良かったね」という言葉を聞いて全身の力が抜けた。自身のツイッターには「おめでとう」のツイートが殺到していた。涙が止まらなかったという。(黄テツ=テツは撤のてへんがさんずい)



 
 
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カダフィ大佐らに制裁、安保理が決議案を非公式協議

2011年2月26日11時48分

【ニューヨーク=丹内敦子】国連安全保障理事会は25日、非公式協議を開き、市民の反政府デモに武力行使したリビアの最高指導者カダフィ大佐らを対象にした制裁決議案について話し合った。26日午前に再度会合を開く。遅くとも来週中には何らかの制裁決議が採択される見通しだ。

複数の国連外交筋によると、英仏を中心に米独も協力して制裁決議草案を作成した。朝日新聞が入手した決議草案によると、国連憲章第7章に基づき、国際刑事裁判所(ICC)検察官にリビアで2月15日から起きたことについての捜査を委託する内容が盛り込まれている。

これまでカダフィ氏への一定の忠誠心を維持していたリビアのシャルガム国連大使も25日、制裁を支持する考えを明らかにした。アロー仏国連大使は「ICCについて質問が出るかもしれないが、明日採択できない理由は見つからない」と自信を見せた。



 
 
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米国、リビアに制裁 カダフィ大佐や親族の資産凍結

2011年2月26日12時58分

【ワシントン=望月洋嗣】オバマ米大統領は25日、リビアのカダフィ政権に制裁措置を科す大統領令に署名した。さらに「リビア政府は国民を非人道的に殺害し、国際的な非難を呼んでいる」とする声明を発表。制裁によってカダフィ政権に圧力をかけると同時に、リビア国民の資産を保全する意向を示した。

制裁は、カダフィ大佐とその親族、政権幹部らが米国内の金融機関などで保有する資産を凍結する内容。米国内から制裁対象者への送金も禁じている。オバマ大統領は今後関係国と連携した制裁措置や国連安保理の制裁決議なども追求する考えで、28日にはワシントンで国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長と会談する予定。

米政府は25日、制裁措置とは別に、2009年に始めたリビアとの限定的な軍事協力の中断も決めた。



 
 
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リビア国連大使、突然涙のカダフィ氏非難演説

【ニューヨーク=柳沢亨之】リビア情勢を巡る25日の国連安全保障理事会で、カダフィ氏に忠誠を誓い続けていた同国のシャルガム国連大使が突然、カダフィ氏への非難演説を行って決別を宣言した。

シャルガム大使は、カダフィ氏の高校時代からの友人で、同国国連代表部の部下全員が21日に決めた政権からの離反を拒否。だが25日の会合では、カダフィ氏をヒトラーやポル・ポトなど過去の独裁者にたとえ、「カダフィよ、お前のどんな残虐行為にも我が国民は屈しない。国連よ、迅速な決議でリビアを救ってほしい」と涙交じりに訴えた。各国大使は相次いで大使に近寄り、抱擁を交わした。

(2011年2月26日11時20分 読売新聞)



 
 
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米、リビア制裁発動へ…大使館を一時閉鎖

【ワシントン=黒瀬悦成】カーニー米大統領報道官は25日、反体制デモへの武力弾圧を続けるリビアのカダフィ政権に対し、米政府が制裁を発動することを決めたと発表した。

制裁は発動に向け最終調整の段階にあり、「具体的内容は近く公表する」としている。報道官はまた、在リビア米大使館を一時閉鎖したと発表した。

報道官はさらに、オバマ政権が、米国による単独制裁に加え、英仏など欧州の同盟国と連携し、多国間制裁の実施に向けた準備を進めていることを明らかにした。

リビアでは同日、国外退避する米国人ら300人以上を乗せた脱出用の貸し切りフェリーがトリポリからマルタに向けて出発。米政府は、リビアに滞在する米国人の安全を確保するため、脱出が完了するまで制裁の実施を見合わせていた。

(2011年2月26日06時16分 読売新聞)



 
 
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安保理もリビア制裁協議

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会は25日、リビア情勢に関する会合を開き、英国が、リビアの武力弾圧を国際刑事裁判所(ICC)に付託することなどを柱とする対リビア制裁決議草案を提示した。

付託された場合、ICCは弾圧について捜査を始めることになる。同草案は、26日中にも採択される可能性がある。

草案は、英仏独米の各国が共同作成。強い拘束力を持つ国連憲章7章41条に基づく制裁を実施することを明記し、武器禁輸、カダフィ氏や家族、政権幹部らの資産凍結、入国禁止などの措置も盛り込んでいる。

(2011年2月26日14時20分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏、反体制派への徹底弾圧を宣言

【カイロ=加藤賢治】リビアの最高指導者カダフィ氏は25日夕(日本時間26日未明)、反体制派勢力が迫る首都トリポリ中心部の「緑の広場」で、集まった支持者数千人を前に、「我々は、どんな敵も撃破出来る。必要ならば、武器庫を開放し、リビアの全人民と部族を武装させる」と述べ、徹底抗戦を宣言した。

演説は、首都各地で同日午後、反体制デモが発生した後に行われ、カダフィ氏は「やつら(反体制派)に恥をかかせろ」などとも述べ、反体制派を弾圧する姿勢を改めて鮮明にした。

トリポリの住民は25日、ロイター通信に、反体制派が首都の複数の場所を支配下に置いたと語った。首都内外で反体制派が徐々に勢力を増している模様だ。

(2011年2月26日12時28分 読売新聞)



 
 
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原油反発、 4月物は97.88ドルで終了 NY市場

2011/2/26 6:18

【NQNニューヨーク=古江敦子】25日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の4月物は前日比0.60ドル高の1バレル97.88ドルで終えた。中東・北アフリカの原油供給への懸念が根強く、買い優勢だった。ただ、サウジアラビアが25日までに増産したとの報道を受け、小安い場面もあった。

リビアの原油供給を肩代わりする姿勢を示したサウジアラビアは、リビアからの供給停止に直面する欧州系の石油会社と代替供給に向けた交渉を始めたという。ただ、反政府運動が中東・北アフリカで拡大するとの見方は続き、中東原油の先行き不透明感から買いが入った。

緊迫するリビア情勢を背景に、WTIの期近物は前週末比で13%余り上昇した(清算値ベース)。1週間の上げ幅としては2009年2月下旬以来ほぼ2年ぶりの大きさだった。

ガソリンは5日続伸。ヒーティングオイルは反発した。



 
 
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カダフィ氏資産、英国だけで3兆3870億円?

【ワシントン=山口香子】リビアのアリ・アウジャリ駐米大使は25日、米CNNテレビに対し、リビアの最高指導者カダフィ氏には「約300億ユーロ(3兆3870億円)の資産があると聞いた」と述べ、国際社会に早急な資産凍結の措置を取るよう訴えた。

大使は、300億ユーロは「英国内だけ(の資産額)だと思う」と述べた。さらに、「(カダフィ氏の)子は、それぞれ重要な企業を運営し、財産を築いている」と語った。大使は、22日にカダフィ政権からの離反を表明している。

(2011年2月26日21時28分 読売新聞)



 
 
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解放の街、市民歓喜…カダフィ氏の肖像画黒こげ

【トブルク(リビア東部)=田尾茂樹】リビアで反体制派が制圧したトブルクに26日、記者(田尾)が入った。

街中が最高指導者カダフィ氏の独裁体制から解放された喜びに沸き、あちこちで赤、黒、緑の三色旗がひるがえっていた。カダフィ氏が1969年の軍事クーデターで倒した王制時代の国旗だ。

医師のアデル・ジョマーさん(43)は、記者の姿を見ると腕をつかんで、「我々は、41年のカダフィの支配から解放されたんだ。こんな幸せなことはない」と興奮しながら話した。エジプト国境を抜けてトブルク到着までに数か所の検問所を通過したが、軍や警察の姿は全く見えない。

あちこちに掲げられていたカダフィ氏の肖像画や写真は、すべて燃やされて黒こげだった。

手製の三色旗を首に巻いた無職アブドラ・ニボーさん(52)は「カダフィは俺たちをネズミ呼ばわりした。あんなやつは指導者でも何でもない」と吐き捨てるように話した。「チュニジアやエジプトでもできた。だから、俺たちにもできると思ったんだ」とも話した。

(2011年2月26日22時32分 読売新聞)



 
 
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スイス、カダフィ一族の資産凍結 総額550億円か

2011年2月26日19時1分

【ザルジス(チュニジア東部)=前川浩之】スイスからの情報によると、スイス政府は24日付で、リビアの最高指導者カダフィ大佐やその親族がスイス国内に持つ金融資産を最大3年間凍結した。「公金の横領を防ぐため」としている。

カルミレイ大統領が政令を出した。凍結対象は、カダフィ大佐本人のほか、ウィーンで買い物をしていたと報じられたサフィア夫人、有力後継者の次男セイフルイスラム氏らカダフィ一族に加え、リビア航空のベン・ハサン会長ら関係の深い企業関係者ら計29人の口座や金融資産。スイスメディアは、スイス国立銀行筋の話として、推定で総額6億3千万スイスフラン(約550億円)にのぼると伝えた。

カダフィ家をめぐっては、2008年夏、ジュネーブのホテルで大佐の息子ハンニバル氏が使用人2人に暴行し、スイス警察に現行犯逮捕された事件があり、両国関係が悪化。翌年に当時のスイス大統領が謝罪し関係は正常化したものの、カダフィ氏側はかつては57億スイスフラン程度あったとみられる預金を、徐々に引きあげていたという。



 
 
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国連総長「リビア市民の保護、国際社会の責任」

2011年2月26日19時10分

【ニューヨーク=丹内敦子】リビア情勢をめぐり、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は25日、安全保障理事会の会合で「国際社会の第一の義務は、明らかな危機に面している市民の保護だ」と述べ、対応を求めた。また、国連人権理事会(本部ジュネーブ)は同日、リビアを非難する決議を全会一致で採択した。

これまで国連は内政不干渉の原則から、ルワンダやボスニア、ソマリアといった内戦に伴う虐殺や戦争犯罪への対応が遅れがちだった。これに対し、潘氏は「実際に行われている暴力を止めるためにどうするかが今我々にとっての問題だ」と述べ、国連としての「市民を保護する責任」に踏み込んだ。

潘氏はさらに、安保理に対しても「具体的行動を検討する時だ」とし、制裁決議の採択も含めて迅速な対応を要請。自身は28日にワシントンでオバマ大統領と会談し、リビア情勢について意見交換する考えを明らかにした。

一方、人権理事会の決議は「市民への無差別な攻撃、法的に認められない殺害など、徹底的で組織的な人権侵害を強く非難する」とし、「そのいくつかは『人道に対する罪』に当たる可能性がある」と強調。国際調査委員会を立ち上げることも決めた。

理事会には、ジュネーブのリビア大使も出席。「我々はリビア人の側に付く」と述べて賛成姿勢を表明すると、会場では拍手がわき起こった。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチのジュリーデ・リベロ・ジュネーブ事務所長は「傭兵(ようへい)や戦闘機による爆撃などが伝えられ、完全に度を超えた許されない行為。国際社会としてメッセージを伝えられた」としている。



 
 
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EU、リビア制裁で合意 カダフィ一族の資産凍結など

2011年2月26日19時16分

【パリ=稲田信司】欧州連合(EU)は25日、リビアへの武器禁輸のほか、最高指導者カダフィ大佐とその近親者の資産凍結やEU域内への渡航禁止など制裁措置を発動することで基本合意した。AFP通信などが伝えた。

同通信によると、EUのアシュトン外交安全保障上級代表(外相)は25日、訪問先のハンガリーで対リビア制裁について「暴力の制止へ最大限の圧力をかけるため」と説明。EUは制裁措置の詳細を詰め、近く正式合意の方向だという。

一方、対リビア制裁の発動を求めてきたフランスのサルコジ大統領は25日、訪問先のトルコでの記者会見で「カダフィ氏は退陣すべきだ」と明言。リビアでの反政府デモの武力弾圧の実態を調査する必要性を改めて訴えた。



 
 
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リビア首都、市街戦へ動き活発化 カダフィ氏住居に戦車

2011年2月26日23時31分

【カイロ=山本大輔】リビアの最高指導者カダフィ大佐が演説で徹底抗戦を呼びかけたことを受け、首都トリポリでは26日、カダフィ氏を支持する市民らが武装を始め、市内各所に検問所が設置されるなど、市街戦に向けた準備とみられる動きが活発化している。AP通信が住民らの話として伝えた。

武器は車や現金などとともに政権側が提供しているといい、武装した市民らが治安部隊とともに市内のパトロールを始めているという。衛星テレビ局アルジャジーラは、カダフィ氏が住居兼司令部として使っている首都郊外の「アジジーア門」の兵舎に複数の戦車が配備され、厳戒態勢が敷かれたと報じた。

現地からの報道によると、カダフィ氏が徹底抗戦を呼びかけた25日の演説後、トリポリ市内では同日夜から26日未明にかけ、ビル屋上などに狙撃手などが配置され、複数の地区で銃声が響いた。首都の一部地域はすでに反体制派の支配下にあるとの情報もある。

また、AP通信によると、首都の東200キロのミスラタ近郊にある空軍基地では、政権側が動員した戦車部隊が攻撃をしかけ、反体制派から基地の一部を奪還するなど、攻防戦が激化しつつある。

こうした事態を受け、国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は25日、リビア情勢について触れ、「2週間足らずの間に1千人を超える人たちが殺された」と指摘。「この数日でリビアやその国民の未来が決まるだろう」と語った。

一方、リビアの旧宗主国イタリアのベルルスコーニ首相は26日、ローマの政治集会で「カダフィ大佐はもはや国をコントロールしていないように見える」と語り、体制崩壊間近との認識を示した。



 
 
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混迷のリビアで化学兵器の使用・流出の懸念広がる

2011.02.26 Sat posted at: 09:07 JST

ワシントン(CNN) 混乱が続くリビアで、国内に備蓄されているマスタードガスに対する不安が広がっている。マスタードガスは皮膚をただれさせる化学兵器の一種で、保管体制の安全性や最高指導者カダフィ大佐が国民に対して使用する可能性が懸念されている。

今のところカダフィ大佐が兵器の使用を命じた気配はないが、大佐は関係者から気まぐれで予測不可能と評されているだけに予断を許さない。

米軍縮協会(ACA)の核不拡散専門家ピーター・クレイル氏によると、リビアの武器庫には今も約10トンのマスタードガスが残存するという。その大半は、首都トリポリの南に位置するラブタの化学兵器製造工場に保管されている。

リビアは2003年にマスタードガスを含むすべての化学兵器の廃棄に合意した。2004年には国際機関の化学兵器禁止機関(OPCW)の監視の下、すべての地雷と爆弾が廃棄処理された。

ただ、マスタードガスなどの化学薬品の廃棄処理は遅れている。残存する10トンの化学物質は2010年末までに廃棄される予定だったが、OPCWは期限を今年の3月15日まで延期することに合意した。リビアが廃棄処理を遅らせている理由は、米国と英国が科学技術分野の協力や原子炉建設の支援を行うとの約束を履行しないことに不満を抱いているためだという。

また警備や治安上の懸念もある。米政府は今のところリビアの化学物質の保管体制に問題はないと考えているが、ある米政府関係者は、今後リビアの情勢が悪化すれば化学物質が略奪され過激派の手に渡る恐れもあると指摘している。



 
 
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カダフィ氏家族に脱出の動き、首都で反体制デモに発砲

2011.02.26 Sat posted at: 15:14 JST

(CNN) 大規模な反政府デモが続くリビア情勢で、レバノン国民議会議長の外交問題顧問は26日までに、リビアの最高指導者カダフィ大佐の家族が搭乗しているとみられる航空機が23日、レバノンの空港への着陸許可を求めたが、認められなかったと述べた。

この情報が事実なら、カダフィ大佐の家族が権力維持に不安を抱き、国外への脱出を図った可能性もある。レバノンの国営通信は25日、同国はリビアに滞在するレバノン人を脱出させるため中東航空機の着陸許可を申請したが、リビアはこれを拒否したと報じた。大佐の家族が乗った航空機着陸を退けたことへの報復措置との受け止め方もある。

一方、大佐の次男であるセイフルイスラム氏は25日、CNNトルコ語放送との会見で、家族がリビアを離れる計画はないと強調した。出国の質問に対し「プランA、プランB、プランCがある」とし、すべてのプランはリビアにとどまり、リビアで死ぬことだと述べた。

首都トリポリでは25日、治安要員が反体制デモに発砲、CNNの取材に応じた市民は兄弟や隣人計4人が殺害されたと証言した。多数の負傷者が出ている可能性もある。首都での発砲は反体制デモが首都に本格的に波及したことを物語っている。

国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は25日、政権派の治安要員が病院で負傷者を拉致し、殺害しているとの情報があるとし、反体制派を弾圧するため戸別捜索を行い、逮捕、拷問しているとも述べた。市民は治安部隊や民兵の発砲を恐れて外出せず、人通りがない状態になっているという。また、反体制派デモ弾圧に絡む死亡者は1000人以上との見通しも示した。



 
 
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リビア制裁決議案、週末にも採択へ 国連安保理

2011/2/26 8:06

【ニューヨーク=杉本晶子】国連安全保障理事会は25日、市民への武力弾圧が続くリビア情勢について協議した。同日、英仏を中心に作成したリビア制裁決議の草案を全理事国に配布。草案は最高指導者カダフィ大佐や一族ら約20人に金融制裁や渡航禁止を科したほか、リビアへの武器輸出禁止などを盛り込んだ。安保理は26日も会合を開いて細部を詰め、早ければ週末中にも決議案を採択する見通しだ。

草案はカダフィ大佐や一族、側近ら武力弾圧に関与が深い上層部の資産凍結、海外への渡航禁止、リビアへの武器輸出禁止などが柱。制裁対象として約20人の個人名が挙がっている。人道に対する罪で国際刑事裁判所(ICC)に付託し、捜査を求めることも盛り込んだ。

各理事国は決議採択を急ぐことでおおむね一致している。しかし、草案の内容に理事国の一部から慎重論も出ているもようで、最終的な決議からいくつかの項目が外れる可能性も残る。

25日、制裁決議案の協議に先立ち開いた会合に出席した潘基文(バン・キムン)事務総長は「時間を費やせば費やすほど、人命が失われる。いまこそ行動のときだ」などと述べ、制裁決議の早期採択を促した。潘事務総長は28日にワシントンでオバマ米大統領と会談し、リビア情勢について意見交換する予定。

安保理は22日にリビア当局を非難する報道向け声明を採択。しかし、死傷者の数が一段と膨らむなど事態が深刻化していることから、新たに制裁を科すことで国際社会からの包囲網を強める。

指導層に金融制裁などを科すことで、武力弾圧にかかわるヒト・モノ・カネの流れを断ち切るのが狙い。核関連活動を続ける北朝鮮やイランに対し、安保理が昨年採択した制裁決議と似た枠組みとなっている。



 
 
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リビア大使館を一時閉鎖 外務省、職員3人退避へ

2011/2/26 0:35

外務省は25日夜、リビア大使館を一時的に閉館したと発表した。最高指導者カダフィ大佐への抗議デモがリビア全土で激化し死傷者も急増しているためで、リビア大使館の業務は当面はチュニジア大使館が引き継ぐ。大使館員3人は現地で邦人の安全確保などにあたっていたが、近く民間機でチュニジアに退避する見通し。

外務省によると、リビア国内には現在も首都トリポリ以外に計16人の邦人が在留。家庭や企業側の事情から「いずれも現時点では帰国する予定はない」(領事局)という。



 
 
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カダフィ大佐、親衛組織の結束保つ 政権掌握になお自信

2011/2/26 21:34

【ドバイ=松尾博文】リビアの最高指導者カダフィ大佐に対する反体制派の蜂起は首都トリポリに広がり、攻防の結果が体制の行方を決める局面に入った。軍や閣僚らの離反が相次ぎ政権の弱体化が進む一方、大佐の周囲を固める親衛組織の結束は崩れていない。大佐は25日、支持者に徹底弾圧を指示、首都攻防は一段の流血を招く懸念が強まっている。

「私はあなたたちとともにある」。トリポリで反体制デモと治安部隊が衝突した25日夕、中心部の「緑の広場」に現れたカダフィ大佐に数千人の支持者が熱烈に応えた。東部地域が反体制派の支配下に入り追い詰められた大佐だが、政権掌握に改めて自信を示した。

強気の根拠は周囲に配置する治安組織が揺らいでいないことにあるとみられる。軍によるクーデターを警戒する大佐は国軍を冷遇する一方、親衛隊的な位置付けの準軍事組織を重用してきた。こうした組織は複数存在し、互いにけん制しあっている。幹部に一族を配置し、大佐が属する部族出身者を多数集めるなど長期政権を維持する基盤になってきた。

デモ隊弾圧には大佐の支持者で構成する民兵組織や、アフリカ出身の外国人雇い兵が手足となって動いている。体制の下部組織である革命委員会に属する民兵は全土で2万人以上とされる。AP通信によると、大佐の支持者であることを示す緑の鉢巻きをした民兵がトリポリの各所で検問を実施。政権側は支持者に銃を提供し、3人仲間を連れて加わった者には車とカネを与えるなどの目撃証言もあり、市街戦に備えている。

アフリカ出身の雇い兵には、デモ発生後に金銭で急きょ集められた兵士のほかに、チャドやニジェールなどの出身者で構成する組織的に養成された部隊があるとされ、大佐への忠誠心が高いという。

一方、軍からは離反が相次ぎ、反体制派が制圧した東部では治安維持などに協力している。しかし、カダフィ体制打倒に向けトリポリに進軍するなどの行動には出ていない。無差別発砲を続ける治安組織と、武器を持たない反体制派のデモとの体力差は大きく、多数の死傷者が出る原因となっている。

リビアではトリポリと、大佐の出身地である中部シルトを除いて、反体制派が全土を掌握しつつある。しかし一部で政権側が巻き返す動きもある。大佐を守る親衛組織の壁を崩すのは容易でなく、首都の攻防が長期化すればさらに犠牲者が増える可能性がある。



 
 
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リビア:カダフィ一家、メディア露出

◇長女「海外逃亡、事実無根」/次男「空爆許可してない」/三男「全土の85%は平穏」

【カイロ伊藤智永】リビアの最高指導者カダフィ氏と家族は、多くの都市を反政府デモに制圧された23日以降、一斉にテレビ出演や欧米メディアでの発信を始めた。共通しているのは、「自分たちに多数の死傷者が出た責任はない。リビアにとどまる」というメッセージだ。

長女で弁護士のアイシャ氏は23日、小型機で地中海の島国マルタに逃げようとして、着陸を認められず引き返したという中東衛星テレビ局アルジャジーラの報道を打ち消すため同日夜、国営テレビに登場。「事実無根」と笑顔を振りまいた。

アイシャ氏は国連開発計画(UNDP)の親善大使だったが、同日解任された。

三男で同国サッカー協会会長のサーディ氏は24日付英紙フィナンシャル・タイムズの電話取材で「どんな体制になろうと、カダフィ氏は偉大な父として国の助言者であり続ける」と発言。「一連の流血騒動は必要な改革に向けて通過すべき大変革だ」と強弁し、「全土の85%は平穏で、首都の住民の過半数はいつも通り働いている」と主張した。

有力後継者の次男セイフ・アルイスラム氏は23日、スタジオらしい場所から国営テレビに出演。「我々は空爆や大量殺りくなど許可していない。メディアに門戸を開くので、実情を見てくれ」などとまくしたてた。カダフィ派が制圧している首都トリポリの「平穏ぶり」を報道させようという意図がうかがえる。

ダメ押しは、カダフィ氏自身。24日、国営テレビで約20分間、「(国際テロ組織)アルカイダが若者を薬物中毒にした。殺し合いがしたいなら勝手にしろ。私に公的な権力はなく、象徴的な権威しかない」などと述べ立てた。大量殺りくは、外国の差し金で勝手に争っているもので、自分には関係ないという身勝手な理屈だ。電話だけで「出演」したのは、反政府勢力の攻勢を恐れて、居場所を知られたくない用心だったのかもしれない。



 
 
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リビア:「生物化学兵器、使用する危険」 前法相が警告

【カイロ大前仁】中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、リビアのアブドルジャリル前法相は、カダフィ政権が生物化学兵器を使用する危険を警告した。リビアは大量のマスタードガスを貯蔵していることから、毒ガスが反政府勢力や市民に使われる懸念が浮上している。

リビアは03年ごろまで化学兵器の開発を進めたが、その後に方針を転換し化学兵器禁止条約(CWC)を締結した。04年から計25トンあったマスタードガスや神経ガスなどの廃棄を進め、今年5月までに廃棄を終える計画。現在、9・5トンのマスタードガスが残されているとされる。

また、同国が申告外の化学兵器や生物兵器を所有している可能性も「完全には否定できない」(外交筋)といわれる。アハラム政治戦略センター(カイロ)の軍事問題専門家、カドリ氏は「散布された場合、カダフィ支持者も被害を受けるため使われないはず」との見方を示しているが、独裁者の暴走を危険視する見方もある。

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:「自由への戦い、まだ続く」 11人眠る墓、住民ら花手向け−−北東部デルナ

【デルナ(リビア北東部)和田浩明】11の墓所には、赤い花が手向けられていた。リビア北東部デルナ。反体制派住民が実効支配を確立するまでの警察などとの衝突で死亡した若者たちが眠る。併設されたモスクには、過去の弾圧で亡くなった人々の写真も飾られ、訪れた住民たちが見入っていた。

複数の住民によると、デルナでは17日に最高指導者カダフィ大佐の退陣を求めるデモが発生。警察が鎮圧のため発砲し5人が死亡した。遺体が遺族に引き渡されなかったため、怒った住民数千人が警察署を取り囲んで抗議。警官は逃亡し、静観していた軍も19日には住民側に加わったという。

だが、戦いは終わりではなかった。21日になって、「約60キロ離れた空港にアフリカ人雇い兵が到着した」(軍関係者)という。デルナの一部住民は近隣都市の住民と協力して空港を包囲し、雇い兵側と戦闘になった。この際にさらに6人が死亡。雇い兵らは結局降伏し、約30人が捕らえられ、近くの都市の拘束施設に送られたという。

リビア南部で勤務経験がある軍関係者によると、カダフィ政権はチャドやナイジェリアなどの反政府勢力にリビア国内のキャンプを提供、資金援助も行っていた。この関係者は「今回の雇い兵投入にはそうしたコネクションも使っているのではないか」と疑う。

カダフィ氏の次男セイフ・アルイスラム氏は21日の演説でデルナを名指しして演説し、「イスラム原理主義者が蜂起の背景にいる」と批判した。

これに対し自治組織メンバーのマフムード医師(65)は「我々は普通のイスラム教徒。過激派なんてとんでもない」と反論する。カダフィ政権は、昔から政権批判が盛んだったデルナなど東部の諸都市を「分離独立を狙っている」とも批判するが、「首都はトリポリだ。国を割るつもりもない」(同医師)というのが自治組織の立場だ。

「我々が求めるのは、憲法を持ち、議会が機能し、国際的にも友好関係を維持する民主的国家だ」と自治組織メンバーのハリード氏(46)が説明した。

人口約10万のデルナは商業港を持つが、17日の反体制デモ発生以来、港湾活動は停止中だという。市内の商店も多くはシャッターを下ろしたまま。学校も休校中だ。ハリード氏は「自由を求める我々の戦いはまだ続いている。国際社会も支援してほしい」と話した。

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:前原外相「カダフィ大佐、頭を冷やして」

「カダフィ大佐には頭を冷やして考え直してもらいたい」。前原誠司外相は25日の会見で、政府側が反政府勢力に大規模な攻撃を加えているリビア情勢に言及し、最高指導者のカダフィ大佐に武力攻撃を即時停止するよう強く求めた。「無辜(むこ)の一般市民まで銃で殺傷するカダフィ大佐、今の政府は人道上絶対許されない」と非難した。【西田進一郎】

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:在住の日本人に外務省退避勧告

外務省は25日、リビアに住む日本人に退避を勧告する危険情報を出した。在留邦人は23人で、うち4人は米国のチャーター船による出国に向け待機中、7人は攻防が激しい首都トリポリから離れた地域に住んでいる。残る12人のうち大使館員を除く9人は現地で結婚するなどしており出国の意思はないという。

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:反政府派が制圧、東部ベンガジ 「自治委員会」結成の動き

【カイロ伊藤智永】リビアで反政府デモが始まってから25日で10日が過ぎた。反政府派が制圧した東部では、市民が自警団を組織し、住民側に付いた警察や治安部隊と協力して町を守っている。市民代表が、リビア社会で根強い影響力を持つ各部族の年長者や学識経験者を交えた「自治委員会」を結成する動きも始まっている。

東部の主要都市ベンガジ(64万人)では、騒乱が収まった後、店は開き、交通も普段通りだ。男性医師(39)は毎日新聞の電話取材に「まだ備蓄があって物価は上がっていないが、町の外から物が入ってこないので心配だ」と語った。

変化は、通りから警官の姿が消えたことだ。会社員のムスタファさん(45)は「警官たちは制服を脱いで、我々に加わった。2日前から、襲撃されて荒れた警察署を一緒に直している」と説明。市民が交代で裁判所や市役所など公共機関を囲み、カダフィ派が入れないようにチェックしているという。

最も早い段階で反政府派が支配権を握ったアルベイダでは24日、地方議会に当たる地方人民会議の議場に各部族のリーダーたち約200人が集まり、事態への対応を協議した。

リビアは最高指導者のカダフィ大佐が代議制を否定しているため、18歳以上の全国民による直接民主制が建前だ。独裁体制なので形式的な議会だが、国会に当たる全人民会議の下に、地方人民会議が置かれ、さらに全国を468地区に分けた基礎人民会議があり、それぞれに人民委員会という行政機関が設置されている。

アルベイダで開かれた会議は、既存の地方人民会議を元にした集まりとされ、反政府デモを主導した市民らが加わっているのかは不明。「自治委員会」との連携も手探りの段階とみられる。

カダフィ氏は22日のテレビ演説で、地方に予算や権限を大幅に移譲する「自治評議会」の設立を表明。各地の部族長を取り込みたい狙いだ。部族は石油権益にも影響力を持っているとされ、反体制派に付いた有力部族がカダフィ政権に圧力をかけるため「石油輸出の停止」を示唆しているとの現地報道もある。

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:金曜礼拝、トリポリ緊迫 日本大使館を一時閉鎖

【カイロ大前仁】リビアの首都トリポリで25日、最高指導者カダフィ大佐を支持する治安部隊が反政府デモ隊に発砲し、ロイター通信によると、少なくとも5人が死亡、多数が負傷した。AFP通信は「無差別」に発砲したと伝えた。反政府勢力は同日、イスラム教の金曜礼拝にあわせた大規模デモを各地で呼びかけ、トリポリでは治安部隊が徹底鎮圧の構えを見せていた。デモが激化すれば衝突の拡大は必至で、情勢は一層緊迫してきた。

日本外務省は25日、リビアの日本大使館を一時閉鎖し、隣国チュニジアにある日本大使館に機能を移転した。

トリポリでの本格的な反政府デモは初めて。市民の間にデモ参加を呼びかけるメールが携帯電話で出回った。AP通信などによると、モスク(イスラム教礼拝所)での礼拝後、カダフィ支持派の軍や民兵が発砲した。ただ、デモ以前の礼拝中に銃撃したとの情報もある。国営テレビは、政府がデモ阻止のため情報提供者に400ドル(約3万3000円)を支払うと伝えた。

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:「国民に銃向ける指導者は去れ」 前法相、即時退陣求める

【アルベイダ(リビア北東部)和田浩明】リビアの最高指導者カダフィ大佐による反政府デモの弾圧に抗議して政権を離脱したムスタファ・アブドルジャリル前法相は25日、出身地アルベイダで毎日新聞と単独会見し、「国民に銃を向けるような指導者は直ちに去るべきだ」と大佐の即時退陣を要求した。

アブドルジャリル氏はアルベイダなどで長年判事を務め、地元住民からも「敬意を集めていた」という。同氏によると、法相として司法制度改革などに取り組んできた。しかし、裁判所の判決を無視し、自分とコネのある死刑囚を釈放するなど、司法を無視したカダフィ氏の行為に幻滅し、3度にわたり辞表を提出していたという。

アブドルジャリル氏は現在、反体制勢力が実効支配するアルベイダで組織された年長者や学識経験者の自治委員会の一員として、カダフィ政権に代わり行政運営を行う準備を進めているという。

カダフィ氏について「独裁者と呼ぶしかない。いかなる決定も自分が行わなければ気が済まない」と評した。

カダフィ氏は現在、首都トリポリの一部地域以外は支配が困難な状況とみられるが、退陣を拒否している。アブドルジャリル氏は「排除は容易ではないと思うが、国民の決意ある行動と、国際社会の支援を得て、実現させなければならない」と語った。また、「カダフィ後」のリビアの将来像については「民主的で法の支配が貫徹され、国際的取り決めを尊重する国家を目指すべきだ」との見解を示した。

毎日新聞 2011年2月26日 東京朝刊



 
 
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リビア:首都攻防激化 カダフィ氏「侵略駆逐する」

【カイロ大前仁】最高指導者カダフィ大佐を支持する治安部隊がデモ隊に発砲したリビアの首都トリポリで25日、反政府勢力と治安部隊の散発的な衝突が続き、さらに多数の死傷者が出ている模様だ。報道によると、24日に治安部隊の攻撃を受けた西部のアズザウィーヤは反政府勢力が治安部隊を撃退、トリポリの東にあるミスラタも勢力下に置いている模様で、首都近郊で緊張が続いている。一方、大佐は25日夕にトリポリで演説し、徹底抗戦を訴えた。

大佐は同市中心部の「緑の広場」で数千人の支持者を前に時折、拳を振り上げ「いかなる外国からの侵略も駆逐できる。必要ならば武器庫を開く」などと大声を張り上げた。

トリポリでは狙撃手が建物から無差別に発砲したとの情報があるほか、国営テレビがモスク(イスラム教礼拝所)から逃げ出す市民の映像を流したと伝えられており、政権側は市民が反政府活動に加担しないように「警告」を与えたとみられる。

ロイター通信は同日、軍や警察がトリポリ市内で大がかりな通行車両の検問を実施したと報じた。

◇次男「交渉の用意」

一方、同通信によると、大佐の次男セイフ・アルイスラム氏は25日、トリポリに招いた外国人記者団に「軍はミスラタ、アズザウィーヤで攻撃をやめ、テロリストたちに交渉の機会を与える」と述べ、26日までに反政府勢力との停戦交渉が行われるとの見通しを示した。反政府勢力の気勢をそぐ策略とみられる。一方でセイフ氏は、「この地で死ぬ」と抗戦の意思も明らかにしている。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊



 
 
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リビア:チュニジア国境、数千人避難 死んだ町「雇い兵が殺しに来る」

【ラサジール(チュニジア南東部リビア国境)藤原章生】「町は8日前、突然死んだようになった」。リビアと国境を接するチュニジア・ラサジール。まばらに低木が生えた砂漠にある町は25日、リビアからの避難民数千人であふれかえった。国籍はエジプト、チュニジア、トルコ、インド、中国などさまざまで、カダフィ政権側と反政府派の戦闘が首都トリポリ周辺で激化する中、周辺部の町の機能が完全に停止、「何が起きるかわからない」という恐怖が彼らを出国に駆り立てている。

「アフリカの雇い兵が殺しに来る、レイプされるといったうわさが広まった。緊張したリビア人の暴力が我々外国人に向かうのが怖くなり、脱出を決めた」。リビア西部の町で食料品の小売商をしているチュニジア人のボウアジスさん(45)は脱出の理由を語る。長年リビアにいたチュニジア人男性は「雇い兵は(リビアの最高指導者)カダフィ大佐がずいぶん前にアフリカ中西部から呼んだ少年兵だ」と証言する。

トリポリと国境までの幹線道は依然カダフィ政権の手中にあるようだ。避難民たちはみな途中で10回以上もボディーチェックを受けている。だが、堅固に見えるその支配も粘り強い反政府デモで揺らいでいる。

西部の町から国境へと逃げる途中、銃撃音を聞いた中国人建設労働者リー・アンさん(26)は「大使館の指示に従い中国への帰国を決めた」と話す。

「我々を受け入れていたリビア政府関係者と8日前から連絡が取れなくなり、仕事が止まった。町の商店はすべて閉まり、通信手段も途絶えがちになった」とインド人建設労働者の一人は西部の町がゴーストタウン化している様子を語った。

チュニジア・ラサジールは元々、入国管理局、警察やカフェがあるだけの町だ。今、チュニジア全土から集まったボランティア約300人が避難民に飲食、交通手段を無料で与えている。国境のリビア側は25日夜現在も、閉ざされたままだ。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊



 
 
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リビア:資産凍結など、EU制裁合意

【ブリュッセル福島良典】欧州連合(EU、加盟27カ国)は25日、ブリュッセルで加盟国大使会合を開き、リビアの最高指導者、カダフィ大佐と側近に対して武器禁輸、資産凍結、渡航禁止の制裁を科すことで合意した。来週初めにも正式決定する。欧州外交筋が明らかにした。EU域内資産凍結と査証発給停止の対象者リストは来週初めまでに詰める。

一方、北大西洋条約機構(NATO、加盟28カ国)は25日、ブリュッセルで緊急会合を開き、在留外国人の退避や避難民救済での支援の可能性を協議した。

また、EUの行政府・欧州委員会は25日、リビアから脱出した避難民に対する人道支援として300万ユーロ(約3億4000万円)を拠出すると発表した。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊



 
 
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リビア:「兄弟カダフィよ去れ」 一時擁護、国連大使が非難

【ニューヨーク山科武司】「兄弟カダフィよ、一人でリビアを去ってくれ。我々は降伏しない」。25日、国連の安全保障理事会に出席したリビアのシャルガム大使は、時折泣きそうな表情を見せながらそう訴えた。

22日の安保理協議では、古くからの友人であるカダフィ大佐を「兄弟を非難できない」と擁護したが、この日はヒトラーやカンボジアのポル・ポトを引き合いにしてカダフィ大佐を非難。

大使は「私は現在の地位を悔いている」と述べ、「殺害された生後6カ月の子供が彼の言う(国際テロ組織指導者)ビンラディンの追随者か? 国連よ、リビアを救ってくれ」と訴えた。約9分間の演説が終わると、各国の外交官が次々と彼を抱擁し、発言をたたえた。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊



 
 
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リビア:「人道に対する罪」適用 国連安保理が制裁協議

【ニューヨーク山科武司】リビアへの制裁決議を目指す国連安全保障理事会は25日も同国の情勢を協議した。毎日新聞が入手した決議案によると、最高指導者カダフィ大佐を名指しせずに、リビア政府による国民への攻撃を「人道に対する罪」に当たるとして国際刑事裁判所に付託することや、同国指導者らの資産凍結と国外渡航禁止、同国への武器輸出の禁止などが盛り込まれた。ただ、決議案では同国上空での飛行禁止区域設定は見送られた。安保理は26日午前に協議を再開する。

潘基文(バンキムン)国連事務総長は25日、「1000人以上が殺害され、トリポリ周辺の3都市で武力衝突が起きている」と現状を報告。「カダフィ大佐は家ごとに捜索して反対派を逮捕している。病院では負傷者も殺害しているという。チュニジアにはリビア人2万2000人が、エジプトには1万5000人が流出している」と述べた。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊



 
 
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リビア:米、制裁発動 「正当性ゼロ」事実上の退陣要求

【ワシントン草野和彦、パリ福原直樹】オバマ米大統領は25日、反政府デモ弾圧を巡る人権侵害を理由に、リビアの最高指導者カダフィ大佐一家を対象に経済制裁を科す大統領令を発動し、今後は同盟国と協調した制裁や、国連を通じた責任追及でリビア政府に圧力をかける姿勢を鮮明にした。またカーニー米大統領報道官は同日、カダフィ大佐は「リビア国民から見れば、(指導者としての)正当性はゼロになった」と述べ、事実上の退陣要求をした。大佐の進退についてはフランスのサルコジ大統領も25日、「政権を去るべきだ」と退陣を要求した。

制裁は、カダフィ一家や人権弾圧に加担した当局者、リビア政府機関が米国内に所有する資産を封鎖するなどの内容。オバマ米大統領はリビアでの人権弾圧を「戦争兵器や雇い兵の使用、非武装の市民への無慈悲な暴力」と指弾し、制裁は「カダフィ政権が対象で、リビア国民が所有すべき資産を守る」としている。

また報道官は、国際刑事裁判所の調査などを念頭に、人権弾圧の実態を調べるため「情報機関はフル稼働している」と述べた。

リビアへの影響力に限界がある米国は、国際的枠組みで圧力を強めようとしており、クリントン国務長官が28日、国連人権理事会が開かれるジュネーブで各国外相と対応を協議する。

また報道官は在リビア米大使館を一時閉鎖したことを明らかにした。在リビア米国人を退避させるチャーター機・船が同国を離れ、米国民の安全が確保されたことで、米国は強気の姿勢に転じた。報道官は「リビア国民にふさわしいのは、国民の安全を保護する政府だ」と強調し、間接的に退陣を求めた。

毎日新聞 2011年2月26日 東京夕刊



 
 
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リビア:「カダフィはしぶとい」…出稼ぎチュニジア人

【ラサジール(チュニジア南東部リビア国境)藤原章生】「(リビアの最高指導者)カダフィ(大佐)は手ごわい。チュニジアのベンアリ(前大統領)みたいにあっさり逃げないだろう」。リビア中部の町シルトから4日間かけて25日にチュニジアに戻ったモハメド・ファルジャッラさん(57)は長年、国境を往復してきた経験から語った。

ファルジャッラさんはチュニジア中部モナスティル県の小さな町ウェルダニヌに生まれた。農業を経て町の消防士を25年勤め、55歳で引退した。貧しかったため40歳で結婚し、現在、16歳の息子と15、13歳の娘がいる。40代から休みの度にリビアに行き、土木作業を続けてきた。「自分のように何万人、何十万人のチュニジア人が食いぶちをリビアに頼っている」

チュニジアの人口は約1000万人。リビアは10倍超の国土がありながら、人口は約640万人にすぎない。チュニジアの1人当たりの国民総所得3290ドル(約27万円)は、リビア(約95万円)の3分の1以下だ。

チュニジアで1月、住民デモがベンアリ前政権を崩壊させた。「チュニジアでは、政治家の悪口をある程度は言えたが、リビアではカダフィ批判など口にできない。40年以上も抑え込まれてきた国民に活力はない。きつい仕事を外国人にやらせてきたからだ」とファルジャッラさんは言う。

「カダフィはエジプトやチュニジアの元首とは違う。もっとアフリカ的だ」。恐怖政治で住民を締め上げた旧ザイール(現コンゴ民主共和国)のモブツ、ナイジェリアのアバチャ政権を例に挙げるが、今のサハラ以南のアフリカに、それほどの軍事独裁は成り立たない。

軍が分裂すれば、カダフィ大佐が追い込まれるのは時間の問題と思えるが、「彼はしぶとい。身内に離反者を出していないし、包囲されても粘ると思う」とファルジャッラさんはみている。

毎日新聞 2011年2月26日 20時09分(最終更新 2月27日 0時18分)



 
 
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リビア、150万人の外国人労働者が出国できず

2011/2/27 0:46日本経済新聞 電子版

移民の支援を任務とする国際移住機関(IOM、本部ジュネーブ)は日本経済新聞に対して「リビア国内に150万人以上の外国人労働者が取り残されている」との調査結果を明らかにした。一部は周辺諸国に脱出を始めたが、大半は国内にとどまっており、外国人労働者が混乱に巻き込まれる危険が高まっている。

リビアの人口は約600万人。IOMによると、外国人労働者150万人のうち約100万人がエジプト人、残りをチュニジア人、ニジェール人、バングラデシュ人、フィリピン人、ベトナム人などが占める。すでに先進国の駐在員は飛行機などで出国し始めたが、肉体労働に従事していた貧困層の外国人労働者が取り残された格好だ。

石油や天然ガスを産出するリビアは北アフリカでは比較的裕福で、労働力を補うために近隣諸国やアジアから大量の外国人を受け入れていた。

リビアと国境を接している国の労働者は、トラックやバスを使って陸路で帰国しようとしている。IOMによると、混乱が本格化してから1万 5000人のエジプト人、6700人のチュニジア人、170人のニジェール人が国境を越えて母国に戻った。これらの国では受け入れ態勢の整備が喫緊の課題となっている。

ただ、大半の外国人労働者は移動する手段や資金を持たず、「国境までたどり着けない」(IOM)。アジア諸国の労働者は陸路での帰国は不可能なため、バングラデシュ政府やフィリピン政府などはIOMに支援を要請しているという。

リビアでは中国からの労働者も多い。中国商務省によると、リビア国内で活動する中国企業は75社、人員は3万6000人にのぼる。中国外務省は26日、うち1万6000人がリビアを離れ、帰国したり第三国に避難したりしたとしている。

(ジュネーブ=藤田剛)



 
 
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リビア首都防衛に雇い兵、1日16万円で募集か

【カイロ=加藤賢治】リビアの最高指導者カダフィ氏は首都トリポリの防衛のため、数千人規模とされる外国人雇い兵を動員し、反体制派への巻き返しに出ている。

軍の離反が相次ぐ中、石油収入でかき集めた私兵に頼ることで、独裁体制を死守する構えだ。

トリポリ住民の証言によると、25日、雇い兵が市内各地のモスク(イスラム教礼拝所)周辺でデモ参加者に対し、無差別で銃撃した。トリポリなどの軍基地には、雇い兵を乗せた飛行機が続々と着陸している模様で、ベンガジの反体制派は、軍用滑走路を破壊して対抗している。

雇い兵は主に、チャドやスーダンなどアフリカ近隣国から徴集されている。ギニアやナイジェリアでは1日2000ドル(約16万円)の報酬で雇い兵を募る広告が出ているという。

(2011年2月27日01時27分 読売新聞)



 
 
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カダフィ派、首都で反体制派25人殺害か

【カイロ=林路郎】リビアの最高指導者カダフィ氏と反体制派の攻防は25日夜から26日にかけ、カダフィ派による反体制派の弾圧とみられる銃撃作戦が首都トリポリの複数地区で行われた。

ロイター通信は住民の話として、反体制派とみられる25人が殺害されたと伝えた。作戦は25日の首都での反体制派デモ鎮圧後に行われた。体制存続に背水の陣を敷くカダフィ氏は26日、支持派に武器を配ったり、検問所を設置するなどして態勢を増強し、市街戦に備えている模様だ。

26日の汎アラブ紙アッシャルクルアウサトによると、首都で籠城するカダフィ氏は出身地シルテの部族に軍事支援を緊急要請。部族は機関銃を積み込んだ車両30台を首都へ送ったが、途中で反体制派に遮られ、シルテに戻ったという。

(2011年2月27日01時51分 読売新聞)



 
 
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リビア制裁決議、国連安保理が全会一致で採択

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会は26日夜(日本時間27日午前)、リビアのカダフィ政権による武力弾圧の国際刑事裁判所(ICC)への付託や武器禁輸を柱とする対リビア制裁決議案を全会一致で採択した。

カダフィ氏らの訴追に道を開くもので、弾圧を非難する国際社会の強い意思を示した。

決議は、暴力の「即時停止」を要求。制裁措置として、〈1〉2月15日以降のリビア情勢を巡るICCへの付託〈2〉リビアへの武器輸出全面禁止〈3〉弾圧に関与したカダフィ氏と一族、政権幹部ら計16人の渡航禁止〈4〉カダフィ氏と息子ら計6人の資産凍結--を明記した。

ICC付託は、スーダン西部ダルフール紛争を巡る2005年3月の安保理決議以来2回目。ICCは今後、リビア情勢に関する捜査着手を検討する。中国は安保理協議で、ICC付託に慎重な立場を示したが、最終段階で賛成に回った。

(2011年2月27日20時16分 読売新聞)



 
 
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ブレア元英首相、カダフィ氏に辞任促す電話

【ロンドン=鶴原徹也】英紙インデペンデントは27日、ブレア元英首相が25日にリビアの最高指導者カダフィ氏に2回電話をかけて辞任を促していた、と伝えた。

最初の電話で反体制派に対する武力行使を停止するよう求めた後、英外務省と協議した上で2度目の電話を入れ、辞任を促したという。

ブレア氏は首相時代の2004年3月、テロ支援国家として国際的に孤立してきたカダフィ政権下のリビアを英首相として初めて訪問し、リビアを国際社会に迎え入れた人物。ただ、その動機を巡り、石油利権への参入を含め「欲得ずく」との批判は当時からあった。

(2011年2月27日20時50分 読売新聞)



 
 
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「双方が徹底抗戦、流血続く懸念」 駐リビア大使脱出

2011年2月27日8時9分

【ザルジス(チュニジア東部)=貫洞欣寛】外務省からの退避命令を受けてリビアからチュニジアに25日夜、脱出した西ケ広渉(にしがひろ・わたる)・駐リビア大使が26日、朝日新聞の電話取材に応じた。リビアの状況について「政権側も反政権側も、もはや徹底抗戦しか選択肢はない。これから先、かなりの流血がありえる」と述べ、両派の全面的な武力対決への発展に懸念を示した。

西ケ広氏によると、大使館のあるトリポリ西部は24日まで静けさが保たれていた。各地で武装した政権側治安部隊が検問を設け、反体制派の流入を防ごうとしていたという。空港に向かう幹線道路では戦車も配置されていた。

一方、数日前に反体制派に焼き打ちされた全国人民会議場では、煙が内部から上がり続ける中、外部のペンキ塗り直し作業が始まっていた。カダフィ政権側が、今後も権力掌握を続けるとの意思表示と受け止めたという。

状況が大きく変わったのは、25日午後の金曜礼拝後。トリポリの東西から反体制デモ隊が市中心部の緑の広場を目指したが、政権側が実弾発砲し、多くの死傷者が出た。

西ケ広氏は「周囲が想像するよりも1日早いタイミングで物事が動いている。カダフィ体制が生き残れば、反政権派は徹底的に弾圧される。一方、カダフィ氏にも退陣の余地はない。流血の事態が予想される」と語った。



 
 
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リビア制裁決議、全会一致で採択 安保理、武器禁輸など

2011年2月27日11時4分

国連安全保障理事会は26日、リビアの最高指導者カダフィ大佐らの資産凍結やリビアへの武器禁輸などを求めた制裁決議案を全会一致で採択した。決議は、同政権による反体制デモ弾圧を人道に反する犯罪にあたる可能性があるとして、国際刑事裁判所(ICC)に調査を付託した。



 
 
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リビア反体制派、東部で暫定政府樹立へ 前法相が発表(1/2ページ)

2011年2月27日20時53分

【カイロ=古谷祐伸、ベンガジ(リビア東部)=井上道夫】リビアの最高指導者カダフィ大佐に反発して辞職したアブドルジャリル前司法書記(法相)は26日夜、暫定政府を近く樹立すると発表した。支配地域を広げつつある反体制派による、カダフィ政権崩壊をにらんだ動きとして注目される。政権側は徹底抗戦の構えだが、首都トリポリの一部は反体制派が掌握した模様だ。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、アブドルジャリル氏は、(1)暫定政府は各都市の代表者らで構成、軍人も加わる(2)暫定政府本部は東部の拠点都市ベンガジに置く(3)3カ月以内に選挙を実施--などと東部の町ベイダで発表した。詳細は27日にベンガジで明らかにするという。

アブドルジャリル氏は「母国は一つ。首都はトリポリだ」と語り、国民に支持を訴えた。だが、部族のつながりが強いリビアで、カダフィ氏の親衛部隊の多くを占めるカダドファ部族は、最後まで抵抗するとみられている。アブドルジャリル氏は「すべて母国の息子であり、責任はない」とも訴え、暫定政府に加わるよう呼びかけた。

国内の反応は不明だが、リビアのオジリ駐米大使はいち早く、暫定政府への支持を表明した。アブドルジャリル氏は、カダフィ政権による市民への攻撃に反発して21日に辞職、反体制派の指導者の一人と目されている。

一方、カダフィ政権は26日、支持者の若者らに武器や自動車、現金などを与え、首都攻防戦への準備を強化、支持者らが各地でパトロールを始めたのが、目撃されている。検問所の数も増え、カダフィ氏が住居兼司令部として使う郊外のアジジーア門周辺には複数の戦車が配備され、厳戒態勢にあるという。

カダフィ氏をめぐって、アラブ圏紙アッシャルクルアウサトは27日、親族の一人が「(カダフィ氏は)トリポリに最後まで残り、死ぬまで戦うだろう」と語ったと報じた。同紙によると、カダフィ氏の自宅と軍司令部を兼ねる首都郊外のアジジーア門兵舎は3重のコンクリート壁に守られており、戦車や対空ミサイルを備え、息子らに率いられる四つの精鋭部隊が配置されている。

AP通信などによると、首都東部のタジュラ地区は反体制派が掌握し、コンクリートのブロックや切り倒したヤシの木で道路を封鎖し、武装した地元住民が出入りする人々をチェックしているという。

国連難民高等弁務官事務所によると、リビアを脱出した人は外国人も含め、27日までに10万人にのぼった。



 
 
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国連安保理、対リビア制裁決議採択に向け協議

2011.02.27 Sun posted at: 09:46 JST

国連(CNN) 国内情勢が悪化するリビアで最高指導者カダフィ大佐が反政府デモへの武力弾圧を強める中、国連安全保障理事会は26日、緊急会合を開き、リビアに対する制裁決議について協議を進めた。

制裁決議案には、対リビア武器輸出禁止、カダフィ大佐や側近の資産凍結および渡航禁止のほか、人道に対する罪で国際刑事裁判所に調査を求めることなどが盛り込まれている。

安保理関係者によれば、現在、制裁決議に向けて異例のスピードで手続きが進められており、早ければ26日にも採決が行われる見通し。

国連によれば、リビアでは先週以来、推定で1000人以上が殺害されたとされており、潘基文(バンキムン)国連事務総長は25日、対リビアへの早急な制裁の発動を安保理に求めていた。



 
 
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国連安保理、対リビア制裁決議を全会一致で採択

2011.02.27 Sun posted at: 10:48 JST

国連(CNN) 国内情勢が悪化するリビアで最高指導者カダフィ大佐が反政府デモへの武力弾圧を強める中、国連安全保障理事会は26日、緊急会合を開き、リビアに対する制裁決議を全会一致で採択した。

制裁決議案には、対リビア武器輸出禁止、カダフィ大佐や側近の資産凍結および渡航禁止のほか、人道に対する罪で国際刑事裁判所に調査を求めることなどが盛り込まれている。

安保理関係者によれば、現在、制裁決議に向けて異例のスピードで手続きが進められていた。

国連によれば、リビアでは先週以来、推定で1000人以上が殺害されたとされており、潘基文(バンキムン)国連事務総長は25日、対リビアへの早急な制裁の発動を安保理に求めていた。



 
 
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リビア反政府勢力、前法相を指導者に選出か

2011.02.27 Sun posted at: 10:55 JST

ベンガジ(CNN) 内乱状態が広がるリビア情勢で、同国第2の都市ベンガジを拠点とする反政府勢力の情報筋は、同勢力がアブドルジャリル前司法書記(法相)を指導者に選出したと述べた。

アブドルジャリル氏はデモ隊に対する政権側の武力行使に抗議して辞任し、最高指導者カダフィ大佐との対決姿勢を強めている。政権から離反した地域の市議会などで、同氏が暫定政権を率い、首都トリポリから全土の統治を目指すことが決まったという。

一方、リビアのクーサ対外連絡・国際協力書記(外相)は26日夜、政権側とベンガジなど東部を占拠する反政府勢力との間で交渉が進んでいると述べたが、反政府勢力の報道担当者はこれを強く否定した。クーサ外相はCNNとのインタビューで、同国が内戦状態に陥りつつあるとの認識を示した。

一方、カダフィ大佐の次男で有力後継者とされるセイフルイスラム氏は同日、記者団にトリポリの状況は「正常化」し、暴動は終息したと述べた。また、一連の暴力は外国人や若者に責任があると主張。「リビア国民は目を覚まし、自分たちを取り囲む危険に気付いた。われわれの連帯はより強化された」などと語った。

夜間のトリポリ市内は警官らを除けば人影もまばらで、住民らによれば「嵐の前のような静けさ」に包まれた。一方、同市南郊の空港周辺では、国外へ逃れようとする住民ら数百人がテントを張ってキャンセルを待つなど、混乱した状態が続いている。



 
 
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安保理、リビア制裁決議を採択

2011/2/27 10:26 (2011/2/27 11:04更新)

【ニューヨーク共同】国連安全保障理事会は26日、反体制デモへの激しい武力弾圧を続け、多数の死傷者を出しているリビア政権に「暴力の即時停止」を求め、最高指導者カダフィ大佐らに資産凍結などの制裁を科す決議案を全会一致で採択した。

決議は、デモ弾圧は「組織的で激しい人権侵害」で人道犯罪にあたる可能性があるとして、国際刑事裁判所(ICC)検察官への付託も規定。安保理からの付託を受けると、ICC検察官は捜査を行い、証拠があれば起訴できる。

英国が25日に制裁決議案を提出後、安保理は断続的に協議。北朝鮮問題などでは中ロの反対で、迅速で強いメッセージを出せず「機能不全」(外交筋)と強く批判されてきた安保理が、かなり迅速に制裁決議採択にこぎ着け、一定の存在感を示した。

決議案は英国のほか米国、フランス、ドイツが作成。カダフィ氏や家族、軍幹部ら計16人に渡航禁止や資産凍結を科したほか、リビアへの武器禁輸を定めている。

外交筋によると、ICC付託については、一部の安保理国が難色を示し、ICC設置を定めるローマ条約にある「安保理がICCに捜査の一時停止を要請できる」との条文への言及や、ICC非加盟国は、逮捕状が出た人物の拘束や捜査支援などの「協力義務を負わない」との文言が追加された。ICCに参加しない中国やインドなどが求めたとみられる。

また、当初案では、武力行使や経済制裁を含む「国連憲章第7章の下に安保理が行動」との部分が、ロシアの要請により、武力行使を排除し経済制裁に限定する「第7章41条」に差し替わった。

リビアは、1988年のパンナム機爆破事件を理由に92年から国連制裁を受けていたが、事件の責任を認め、犠牲者に補償金を支払うことで米英両国と合意したため、2003年に解除された。



 
 
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リビア:外交団「政権決別」 国連人権理事会、理事資格を停止

【カイロ伊藤智永】リビアの自国民に対する迫害を協議するため25日、緊急に開かれた国連人権理事会で、世界中の国々の代表を前に、リビアの外交団が全員でカダフィ政権との決別を宣言する劇的な場面があった。

場所はスイス・ジュネーブの国連欧州本部。反政府デモを武力弾圧しているリビアの人権侵害を各国が糾弾し、英仏主導で、リビアが昨年から務めている理事国の資格停止と、国際調査団の設立・派遣などを協議した。

リビアは大使以下全員が欠席したが、午後の会議の冒頭、1人の書記官が議場に現れた。死者を悼むコーラン(イスラム教の聖典)の一節を朗読。議場に起立を促して弾圧の犠牲者に黙とうをささげ、発言した。

「我が国の若者たちは今、闘いと抵抗の歴史に自らの血で新たな一章を記しつつあります。私たちジュネーブ代表部の外交官は全員で、市民とその自由意思を代表するしかないと決断しました」

場内は大きな拍手に包まれ、議長は「難しい決断だったでしょう」とねぎらった。

資格停止は英仏両国の主導で提案された。 会議の冒頭、ピレイ国連人権高等弁務官は「リビアの市民への暴力は、国際法の人道に対する罪に当たる可能性がある」と述べ、最高指導者カダフィ大佐はいずれ国際刑事裁判所(本部・オランダのハーグ)で裁かれるべきだと指摘。アラブ諸国を代表してイラクが「雇い兵を使った弾圧」を非難し、イスラム諸国代表のパキスタンなどが続いた。

中国やロシアは資格停止を渋ったが、明確に反対はできず、最後は全会一致で決議が採択された。資格停止は、同理事会の前身の人権委員会時代を含めて前例がない。

毎日新聞 2011年2月27日 東京朝刊



 
 
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リビア:第2の都市ベンガジ デモ陥落軍事基地、見物市民であふれ

【ベンガジ(リビア北東部)和田浩明】リビアの最高指導者カダフィ大佐による反体制デモの弾圧で少なくとも数百人が死亡した同国第2の都市ベンガジに25日、入った。街の中央にある軍事基地は、政府側部隊と住民の死闘の場だったが、陥落した今は見物の市民であふれていた。

リビアを揺るがす反体制デモの起点となったベンガジ。反政府派の実効支配後に開設されたラジオ局「自由ベンガジ」からは新たな革命歌が流れ、海沿いの広場には、自由の興奮にどよめく数万人の市民が集まっていた。

この街の平和的抗議活動は15日に始まった。すぐに警察による実弾の弾圧を受けた。「カタイブ(軍団)」と呼ばれる基地からは、カダフィ大佐の息子に直属する部隊や外国人の雇い兵が容赦ない射撃を加えた。基地を陥落させた攻撃に参加したというイサムさん(54)は「国民を殺すことを何とも思っていない連中だ」と吐き捨てた。

カタイブ周囲の壁には「ゲームオーバー」などカダフィ氏の退陣を促す落書きがある。一角には人が多数集まっている。「ここだ」「もっと掘れ」。若者数人が必死の形相でつるはしやスコップを振るっていた。地下に人を閉じ込めた獄がある可能性があるというのだ。「昨日、ついそこで市民への発砲を拒否した兵士60人が見つかったんだよ」と現場にいた男性が教えてくれた。

基地内部を見回っていたファジさん(60)は「もう怖くない。なんとしてもカダフィを排除する」と語った。

毎日新聞 2011年2月27日 東京朝刊



 
 
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リビア:出稼ぎチュニジア人「カダフィはしぶとい」 身内に離反者出ていない

【ラサジール(チュニジア南東部リビア国境)藤原章生】「(リビアの最高指導者)カダフィ(大佐)は手ごわい。チュニジアのベンアリ(前大統領)みたいにあっさり逃げないだろう」。リビア中部の町シルトから4日間かけて25日にチュニジアに戻ったモハメド・ファルジャッラさん(57)は長年、国境を往復してきた経験から語った。

ファルジャッラさんはチュニジア中部モナスティル県の小さな町ウェルダニヌに生まれた。農業を経て町の消防士を25年務め、55歳で引退した。貧しかったため40歳で結婚し、現在、16歳の息子と15、13歳の娘がいる。40代から休みの度にリビアに行き、土木作業を続けてきた。「自分のように何万人、何十万人のチュニジア人が食いぶちをリビアに頼っている」

チュニジアの人口は約1000万人。リビアは10倍超の国土がありながら、人口は約640万人にすぎない。チュニジアの1人当たりの国民総所得3290ドル(約27万円)は、リビア(約95万円)の3分の1以下だ。

チュニジアで1月、住民デモがベンアリ前政権を崩壊させた。「チュニジアでは、政治家の悪口をある程度は言えたが、リビアではカダフィ批判など口にできない。40年以上も抑え込まれてきた国民に活力はない。きつい仕事を外国人にやらせてきたからだ」とファルジャッラさんは言う。

「カダフィはエジプトやチュニジアの元首とは違う。もっとアフリカ的だ」。恐怖政治で住民を締め上げた旧ザイール(現コンゴ民主共和国)のモブツ、ナイジェリアのアバチャ政権を例に挙げるが、今のサハラ以南のアフリカに、それほどの軍事独裁は成り立たない。

軍が分裂すれば、カダフィ大佐が追い込まれるのは時間の問題と思えるが、「彼はしぶとい。身内に離反者を出していないし、包囲されても粘ると思う」とファルジャッラさんはみている。

毎日新聞 2011年2月27日 東京朝刊



 
 
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リビア:首都緊迫「最後のとりで」 弾圧苛烈/品不足も 「変革までデモ続ける」

【カイロ大前仁】リビアでは最高指導者、カダフィ大佐支持派の治安部隊が25日、首都トリポリ市内や郊外でデモ隊を銃撃し、カダフィ派の「最後のとりで」と化す首都の緊張が伝えられた。複数のトリポリ市民は26日の取材に「平穏が保たれている」と強調するが、苛烈な弾圧の様子も報じられているほか、食料や燃料不足の情報も出回っている。

現地の情報によると、衝突や武力弾圧が起きたのは、ファシルーム、ベン・アシュール、スーク・アルジョマなど市内東部の数地区と、中心部から東15キロのタジューラ地区。一部の市民は金曜礼拝を終えた25日午後、中心部にある「緑の広場」へ向かおうとしたところを銃撃されたという。

米紙ウォールストリート・ジャーナル(電子版)によると、スーク・アルジョマでの弾圧では、住民が15人の遺体を目撃した。ザウィヤット・アルダハメーニでは、カダフィ派のイマーム(導師)を市民が殴打してモスク(イスラム礼拝所)から追い出し、ファシルームでは政府批判を叫ぶ人たちに当局が発砲した。

同紙によると、各地区の反政府デモ隊は同日午後には合流して数千人規模に膨れあがり、市中心部に行進を始めたが、当局側が発砲し死者が多数出た模様だ。結局、デモ隊は広場には到達できず、同日夕にはカダフィ大佐が同広場で演説した。

一方で市郊外に住む男性は26日、「商店も開いているし、いつも通りだ」と毎日新聞の電話取材に語った。中心部近くの主婦(40)も「昨日は銃声を聞かなかったし、外国メディアの報道を信じてはいけない」と主張。食料品や生活必需品が十分にあると説明するが、市民は秘密警察の盗聴を恐れている模様だ。

タジューラ地区では26日、衝突で死亡した反政府派の葬儀があり、ロイター通信によると数千人が集まった。カダフィ支持派の軍や民兵の姿はなく、興奮した参列者らが「今日も明日も、あさっても、変革するまでデモを続ける」と叫んだ。

リビアの船舶会社幹部はこの1週間、トリポリに入港してくる輸送船がまったくなくなったと証言。アルジャジーラも、市内で品不足が始まっていると報じている。リビアは北アフリカ最大の産油国で、トリポリは重要な積み出し港の一つ。外務省幹部は「リビアからの原油輸出はまもなく止まるだろう」との見方を示す。

外国人の避難も相次いでいる。25日には日米の大使館が一時閉鎖を決めたほか、米国人ら300人が搭乗した米政府のチャーター船がトリポリ港を出発した。トリポリ空港には中東やアフリカ諸国からの労働者が母国へ帰ろうと殺到している。

毎日新聞 2011年2月27日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ政権、住民に武装命令

【カイロ大前仁】リビアのカダフィ政権は26日、前日に反政府勢力との激しい攻防があった首都トリポリを死守するため、カダフィ支持派の住民を武装させ、デモ鎮圧の態勢強化に乗り出した。AP通信が伝えた。反政府勢力も応戦の構えで、「首都攻防」は緊迫した局面を迎えている。

中東の衛星テレビ・アルジャジーラによると、政権を離反したオベイディ前公安相は、トリポリ以外の全主要都市が反政府勢力の支配下にあるとの認識を示した。カダフィ支持派は26日、トリポリ周辺の町を攻撃した。

トリポリ住民の話では、最高指導者カダフィ大佐を支持する住民がトラックで市内の巡回を始めた。

AFP通信によると、トリポリ市内の3軒の高級ホテルのうち、既に2軒は閉鎖され、残る1軒も客をホテルから退避させた。

カダフィ大佐は25日、演説し、反政府勢力との徹底抗戦を宣言した。地元紙によると、トリポリでは25日、少なくとも5カ所で反政府デモがあり、カダフィ支持派の治安部隊の発砲で10人が死亡した。ロイター通信は住民の話として、反政府勢力が一部市内を掌握したと伝えたが、真偽は不明だ。

毎日新聞 2011年2月27日 東京朝刊



 
 
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リビアから大勢の外国人が出国、救出遅いとの批判も

2011年02月27日 11:20 発信地:バレッタ/マルタ

【2月27日 AFP】反体制デモに端を発した混乱が続くリビアでは26日も、多数の外国人労働者が陸海空路で国外に脱出した。

英国はリビアに軍用機を派遣し、砂漠のキャンプにいた150人以上の英国人を避難させたほか、軍艦やチャーターした中国のフェリーでこれまでに2500人を地中海のマルタに運んだ。

207人の脱出者を乗せて24日にリビア北東部のベンガジ(Benghazi)を出港した英国のフリゲート艦カンバーランド(HMS Cumberland)は、地中海が荒れていたためようやく26日になって到着した。

同じ26日には、2216人の中国人を乗せてベンガジを出港したフェリーもマルタに到着した。中国に帰国する航空機が到着するまで船内にとどまるという。26日には3000人近くの中国人がギリシャのクレタ(Crete)島に上陸し、中国政府はリビアにいた3万3000人の中国人のうち、これまでに1万6000人が出国したとしている。

中国民間航空事業団(Civil Aviation Administration of China)は中国人の帰国を加速するため、今後2週間は毎日航空機15機を送る方針。

■救出が遅いとの批判も

英国では、砂漠のキャンプから動けなくなった約170人いたとみられる石油作業員の救出が遅れたとして、政府に対する批判が出ている。キャンプは略奪を受ける危険があったほか、水や食料の蓄えもなくなりつつあったという。

イタリアも約245人の避難民を乗せてリビアのミスラタ(Misrata)港を出た同国の軍艦1隻が、27日にシチリア(Sicily)島に到着する予定だと発表した。

チュニジア当局者によると、リビア在留外国人の脱出が始まった1週間前からリビアとの国境に近いチュニジアのラスジェディル(Ras Jedir)に逃れてきた人は3万8000人を超えた。国籍別の内訳は、チュニジア人が1万8000人、エジプト人が1万5000人、リビア人と中国人がそれぞれ2500人で、その多くが家政婦や建設・石油関連の作業員として働いていた人だという。

このほかにエジプト、イラク、シリア国籍の、合わせて数百人がサハラ砂漠を越えてリビアからアルジェリアに入った。アルジェリア国営のアルジェリア通信(APS)は26日、航空機2便で合わせて500人近くのアルジェリア人がリビアから帰国し、これまでにリビアから帰国したアルジェリア人は約2300人になったと報じた。うち200人は陸路で帰国したという。

石油産業に大規模な投資が行われたリビアには、バングラデシュ、中国、エジプト、インド、ナイジェリア、フィリピン、韓国などからも大勢の人が行っていた。

26日夜には、リビアにいた約1万8000人のインド人のうち約300人が国営エア・インディア(Air India)の航空機でニューデリー(New Delhi)に到着し、ニルパマ・ラオ(Nirupama Rao)外務次官の出迎えを受けた。リビアからインド人が帰国したのは今回の混乱が始まってからでは初めて。

バングラデシュでは首都ダッカ(Dhaka)の北東にある主要な幹線道路で、リビアから出られなくなっている人の家族ら数百人が、政府の救出活動が遅いとして幹線道路をふさいで抗議した。約6万人のバングラデシュ人がリビアから出られなくなっていると推定されている。(c)AFP/Matthew Xuereb



 
 
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国連安保理、リビア制裁決議を全会一致で採択

2011年02月27日 13:32 発信地:国連本部/米国

【2月27日 AFP】国連安全保障理事会(UN Security Council)は26日夜(日本時間27日午前)、リビアの政権幹部の渡航禁止や財産の凍結などを定めた制裁決議を全会一致で採択した。

制裁決議はリビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐とその息子4人と娘の6人を含む政権幹部の16人に渡航禁止や財産の凍結を命じている。当初、対象は22人だったが、カダフィ大佐からの離反を政権幹部に促すため、協議の過程で16人に減らされた。

人道に対する罪にあたる継続的かつ組織的な民間人への攻撃が行われているとして、これを国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)に付託することや、リビアに対する即時の武器禁輸も盛り込まれた。またリビアには人道的な物資の供給や、外国人の保護を求めた。(c)AFP/Tim Witcher



 
 
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イタリア、リビアとの友好条約凍結

2011/2/28 10:52

【ローマ=共同】AP通信によると、イタリアのフラティニ外相は27日、イタリアのテレビ局に対し、2008年にリビアと締結した不可侵条項を含む友好条約を事実上、凍結したと明らかにした。

イタリアのベルルスコーニ首相とカダフィ大佐の間で調印された条約には「イタリアはいかなる対リビア攻撃にも自国領土を使用させない」などの規定が盛り込まれた。このためイタリア国内に基地を持つ北大西洋条約機構(NATO)が当時、イタリア政府に説明を求める事態に発展した。

外相は「われわれは友好条約を一つの国家と結んだ。しかしリビアという相手方がもはや存在しないなら条約は適用しようがない」と述べた。旧宗主国としてリビアと関係が深いイタリア政府が、最高指導者カダフィ大佐は全土を掌握していないとの見方を重ねて示したといえる。



 
 
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英外相「カダフィ大佐、退陣の時」 外交特権を剥奪

2011/2/28 9:48

【ロンドン=共同】ヘイグ英外相は27日、英BBC放送の番組で、リビアの最高指導者カダフィ大佐とその家族に対する英国での外交特権を26日付で剥奪したと表明した。その上で「カダフィ大佐が退陣する時がきた」と述べ、即時退陣を迫った。



 
 
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安保理「カダフィ封じ」に限界、身柄拘束の権限弱く

2011/2/28 0:30

国連安全保障理事会は26日、市民への武力弾圧が続くリビアをめぐり、政権幹部らへの金融制裁や渡航禁止を柱とした制裁決議を全会一致で採択した。リビア政府による一連の弾圧について、国際刑事裁判所(ICC)に捜査を委ねることも盛り込んだ。

決議はカダフィ大佐と一族ら16人に国外への渡航禁止を科し、うちカダフィ大佐本人や息子、娘を含む6人には資産凍結も科した。リビアへの武器輸出入の禁止も盛り込んだ。制裁決議は草案配布から2日間でスピード採択した。

しかし、決議では軍事制裁など強制的な措置は外され、「カダフィ封じ」には限界ものぞく。複数の理事国から、過度に政権幹部を刺激すれば一段の治安悪化を招くとの慎重論があり、妥協点を探ったためだ。

決議の目玉となったICCへの捜査付託は「現政権への強いメッセージで、政治的に重要」(フランス)というが、効き目は未知数だ。カダフィ大佐が起訴され有罪判決を受けても、身柄を拘束するには政府の協力が必要だが、リビアはICCに加盟していない。

また、決議では武力制裁を排除し、制裁の手立てを資産凍結や渡航禁止など「非軍事的措置」にとどめた。当初草案では武力制裁も含む「国連憲章第7章のもとに行動する」としていた。しかし、交渉の過程でロシアが「武力行使を示唆しない表現」を要請し、非軍事的措置のみを規定した「第7章41条」に差し替わったという。(ニューヨーク=杉本晶子)



 
 
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英特殊部隊、リビアの自国民150人を救出 空軍機で

2011/2/28 9:53

英メディアは27日、同国の特殊空挺部隊(SAS)などが騒乱が続くリビアで自国民の極秘救出作戦を行い、26日に石油関連の技術者ら150人を地中海のマルタに運んだと伝えた。

英日曜紙サンデー・テレグラフなどによると、SASの救出チームを乗せた英空軍機2機が砂漠の油田で働いていた技術者らを救い出した。作戦はリビア当局の許可なしで行われたという。

リビアでは現在も英国人を含む多数の外国人が出国を求めており、各国が空路や海路で自国民の救出を進めている。(カイロ=共同)



 
 
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リビア反体制派、欧米政府と接触を開始

2011/2/28 10:25

【カイロ=押野真也】リビアの反体制派がカダフィ政権崩壊を視野に米国など欧米政府関係者との接触を始めた。一方、最高指導者カダフィ大佐は27日、国連安全保障理事会がリビア政権幹部らに対する制裁決議を採択したことに強く反発。首都トリポリやその周辺都市などで政権側と反体制派の衝突がなお続いている。

リビア東部を中心に勢力圏を広げている反体制派は既にカダフィ政権崩壊に備えて暫定政権樹立に着手したほか、関係各国との接触にも乗り出した。反体制派のある勢力は欧米政府関係者と接触し「現在の状況と今後について議論した」とホームページ上で明らかにした。ロイター通信などによると、クリントン米国務長官も米政府が複数の反体制派と接触したことを認めている。

一方、カダフィ大佐はセルビアのテレビ局の電話取材に応じ、制裁決議を批判。反体制派は「少数で既に(政権側に)包囲されている」と語るなど、終始強気の姿勢を崩さなかった。

首都トリポリでは反体制派が一部を制圧したとの情報があるが、AFP通信などによると、27日も政権側の軍車両などが頻繁に市内をパトロールしているという。ただ、反体制派は制圧した周辺都市から首都に進撃する準備を進めているもようで、予断を許さない状況が続きそうだ。



 
 
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官房長官、安保理のリビア制裁決議を歓迎

2011/2/28 11:49

枝野幸男官房長官は28日午前の記者会見で、国連安全保障理事会が市民に武力弾圧を続けるリビア政府への制裁決議を採択したことについて「我が国としては歓迎する」と述べた。



 
 
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米ロ外相、リビア巡り会談 カダフィ大佐は抵抗続ける

政権側、首都近郊の町を包囲

2011/2/28 20:31

【カイロ=花房良祐】反体制派の蜂起が続くリビアで最高指導者カダフィ大佐が抵抗を続けている。ロイター通信によればカダフィ政権は28日までに反体制派が制圧した首都トリポリ西方約50キロのザウィヤを包囲。約2000人の部隊が攻撃の構えをとっている。一方、ジュネーブでは28日、リビア情勢を重要議題とする国連人権理事会の本会合が開幕。クリントン米国務長官とロシアのラブロフ外相が会談した。

AP通信によると、ザウィヤの反体制派は戦車や対空砲を配置し、政権側の攻撃に備えている。中東衛星テレビによると、首都東方約200キロのミスラタでも政権側の航空機がラジオ局を攻撃。反体制派が撃墜し、乗組員5人を捕虜とした。

首都トリポリは一部が反体制派の手に落ちたものの、依然として大半はカダフィ大佐側の掌握下にある。食料が急騰しているとの情報もあり、AP通信によると、国営銀行はトリポリの各家庭に現金の支給を開始した。

また、AFP通信によれば、フランスのフィヨン首相は28日、「反体制派が制圧した地域に大規模な人道支援を開始する」と話し、リビア北東部のベンガジに航空機2機を近く派遣し、医療品と医師・看護師を送ることを明らかにした。



 
 
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トリポリ近郊で治安部隊離反、国境に多数の脱出者 リビア

2011.02.28 Mon posted at: 10:01 JST

トリポリ(CNN) リビアの首都トリポリ近郊ザウィヤで27日、治安部隊が体制側から離反した。国内の混乱を逃れ、西側のチュニジア国境などには外国人やリビア人の脱出者が多数殺到している。

ザウィヤはトリポリから約55キロの町。現地を訪れたCNN記者によると、武装した市民らが民家の屋根に立ち、体制側の逆襲に備えて自衛態勢を取っている。政権打倒を叫ぶデモに約2000人が参加する一方、最高指導者カダフィ大佐への支持を訴える小規模なデモも2件目撃された。これらは当局が外国人記者向けに主催したとみられる。

反体制派はこのほか、国内数カ所の都市を占拠している模様だ。

カダフィ氏をめぐっては、長年身辺に付き添っていたウクライナ人の女性看護師が帰国したことが明らかになった。看護師の娘が27日、CNNに語った。

同氏に退陣を求めたオバマ米大統領に続いてヘイグ英外相も同日、「大佐は去る時が来た」と述べた。同氏や家族への外交特権をはく奪し、資産を凍結すると発表した。

チュニジア国境では、住民がリビアの旧国旗を掲げ、脱出者を迎え入れている。軍や慈善団体、一般市民らが水や食料を提供し、電話を使わせるなど支援の手を差し伸べている。チュニジア当局が26日発表したところによると、20日以降、リビアから入国した脱出者は4万人。赤新月社は、同日だけで約1万人がチュニジアへ逃げ込んだとの見方を示す。また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、東隣のエジプトにも19日以降、5万5000人が流入したとされる。

赤新月社によれば、チュニジア国境付近では多数の脱出者が寒さの中、食料もないまま何時間も列になって立ち続け、倒れる人も出ているという。

一方トリポリでは、政府が発表した1世帯当たり500ディナール(約3万3000円)の手当てを受け取ろうと、市民らが銀行に殺到した。市内の薬局では、高血圧や糖尿病の薬が底をつきかけているとされる。同市に住む男性は27日、「この悪夢ができるだけ早く終わり、犠牲が最小限に抑えられることを祈っている。だがカダフィ大佐が簡単に引き下がるとはだれも思っていない」と話した。



 
 
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リビア、反体制派内で温度差 カダフィ氏、国連決議批判

2011年2月28日15時1分

【ベンガジ(リビア東部)=井上道夫、カイロ=古谷祐伸】リビアでは、最高指導者カダフィ大佐の政権から離反したアブドルジャリル前司法書記(法相)が「暫定政府」樹立の意向を表明し、反体制派の市民グループが「国民評議会」を設立すると発表するなど、政権崩壊を見据えた動きが相次いでいる。ただ、反体制派内にも方針を巡って温度差があるとみられ、どこまで協調できるかが今後のカギを握りそうだ。

反体制派が支配する東部ベンガジの市民グループは「国民評議会」について「移行期のリビアの革命の『顔』になる」と記者会見で語った。反体制派が支配する町ごとに住民組織をつくり、代表者からなる国民評議会が今後の方針を決めていくという。

アブドルジャリル氏は暫定政府を樹立し、3カ月以内に選挙をする構想を発表しているが、市民グループ側は「首都が落ちてもいないのに選挙を語るのは時期尚早」としており、反体制派同士の協調が課題になりそうだ。

カダフィ氏は27日、セルビアのテレビ局の電話取材に応じ、「国内問題への干渉は許されない。少数の反乱派が我々に包囲されているだけ。まったく平和だ」と述べ、制裁決議をした国連を批判した。



 
 
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米、反カダフィ勢力を後押し クリントン長官が表明

2011年2月28日20時34分

【ワシントン=望月洋嗣】クリントン米国務長官は27日、カダフィ政権崩壊後を視野に、同政権打倒を目指す反体制派と連絡を取っていることを明らかにした。「米国の援助を望む者にあらゆる支援をする用意がある」とし、反政府側を後押しする考えを示した。

国連人権理事会が開かれるジュネーブへの出発を前に、同行記者団に語った。リビアの現状について「これ以上の流血の事態を起こさずに(カダフィ)政権を退陣させなければならないが、それは大きな課題だ」と指摘した。

カダフィ政権への圧力として、国連安全保障理事会が26日に採択した制裁決議については、デモ隊への暴力について国際刑事裁判所(ICC)に捜査を付託した点を評価した。カダフィ政権幹部らを「国民に対する行為の責任を問われることになる」と強く牽制(けんせい)した。



 
 
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欧州もう一つの「南北問題」 中東移民巡り足並み乱れも

海外とっておき ブリュッセル支局・瀬能繁

2011/2/28 23:34

信用不安に揺れるギリシャ、ポルトガルなど南欧と、経済が絶好調のドイツ、北欧など北部欧州。これがユーロ危機を発端とする欧州の南北問題だとすれば、最近はもう一つの南北問題が欧州を揺るがしている。

21日の欧州連合(EU)外相理事会。リビアの旧宗主国であるイタリアのフラティニ外相はリビア情勢について「介入、干渉、(民主主義の)輸出をすべきではない」と記者団にまくし立てた。「(最高指導者カダフィ大佐派と、反政府でも運動を続ける反カダフィ派に)国家が分裂しかねない。数10万人もの人が欧州にやって来るような想像もできないレベルの危険がある」と付け加えた。

フラティニ外相が懸念しているのは、政情不安のリビアから大量の移民・難民が地中海を渡ってイタリアやマルタに流入する事態だ。すでに現実となっているのがチュニジア移民の流入だ。シチリア地方のランペドゥーサ島は人口5千超の小島。そこへ2月中旬だけで約5千人のチュニジアの不法移民が到着し、現地は大混乱している。

チュニジア、エジプト、リビア、そして中東全域に広がる反政府デモ、民主化運動が猛威を振るい、大量の移民が次々とイタリアに来るのは困る。EUが横やりを入れてリビアの混乱を助長すれば、さらに移民増を招く。ここは極力、事態を静観すべき−−。イタリア政府の言い分はこんなところだろうか。

ところが、フィンランドのストゥブ外相はカダフィ大佐らに「ビザ禁止や資産凍結などの制裁を検討すべきだ」と声を上げた。北アフリカと遠い北欧諸国は移民が直ちに大量流入する可能性はほとんどない。また、サルコジ仏大統領も23日に制裁論に同調したが、フランスはイタリア同じ地中海諸国とはいえ、アフリカ大陸からの距離がイタリアよりはるかに遠い。

市民を対象に実力行使に踏み切ったカダフィ大佐に厳しい態度で臨むべきだというのは筋論ではあるが、イタリアからみると「だったら北欧など他のEU加盟国でも移民受け入れを分かち合ってほしい」というのが本音だ。人口40万人の小国、マルタにとっては、移民の大量流入は国の死活問題といっても過言ではない。

欧州の事態を複雑にしているのは、各国でのイスラム移民が増え、これを嫌気する極右政党が台頭していることだ。人道的見地とはいえ、北アフリカのイスラム移民の受け入れは、各地で再び社会的摩擦を招きかねないリスクをはらむ。

3月11日のユーロ圏首脳会議、24〜25日のEU首脳会議で北アフリカ情勢が緊急議題となりそうな雲行きだ。ユーロ危機の際は、ドイツがギリシャ支援に難色を示し、域内の足並みの乱れを招いた。EUが結束して北アフリカの移民・難民問題に結論を出せるのか。もう一つの南北問題はEUの連帯感が問われる、もう一つの危機でもある。



 
 
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リビア反体制派、武力に限界 離反の軍部隊は小銃が主力

2011/2/28 22:23

【ドバイ=松尾博文】リビアでカダフィ政権打倒を目指す反体制派の装備は離反した兵士の銃などに限られ、圧倒的な火力を有する政権側に比べ大きく見劣りする。兵力7万6千人の国軍のうち、東部地域では大半が離反し、反体制派側についたとされる。彼らがもたらした武器は小銃など小火器が多く、武装した反体制派がトリポリに向けて進軍するなどの動きも出ていない。

「政権側は対戦車ロケット弾を撃ち込んできた」。トリポリ西部の要衝ザウィヤの市民は怒りを隠さない。ロイター通信によると、ザウィヤや首都東方のミスラタの攻防で、政府軍や大佐の親衛部隊は戦車や重火器を投入したという。

一方、大佐周辺の軍部隊は重装備を維持している。さらに、士気、装備ともに軍を上回るとみられるのが大佐の親衛治安組織だ。大佐と同郷の出身者などで構成する準軍事組織は複数存在し、装備も軍よりも充実しているとされる。

こうした治安組織は非武装の民衆デモにも無差別で銃撃を加えており、犠牲者が増える要因になっている。エジプトを訪問した米国のリーバーマン上院議員は27日、リビア暫定政権を承認し、武器を提供するよう米政府に求めた。



 
 
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米国務長官「リビア、予測するには時期尚早」

【ワシントン=山口香子】クリントン米国務長官は27日、リビアでカダフィ政権から離反した前閣僚らによる暫定政府樹立の動きがあることについて、「今後の展開がどうなるかを予測するには時期尚早だ」と述べ、米政府として支持、不支持の立場を明確にしなかった。

その一方、「まず、(カダフィ)政権の終わりを見なければならない」「組織を結成しようとしている多くのリビア人に接触している」などと述べ、カダフィ後をにらんだ準備を始めたことを明らかにした。

(2011年2月28日11時27分 読売新聞)



 
 
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首都の南西一帯が陥落か、カダフィ氏は否定

【ベンガジ(リビア北東部)=田尾茂樹、ラスジディル(チュニジア南東部)=末続哲也】最高指導者カダフィ氏に対する反体制派の攻勢が続くリビアで27日、反体制派が首都トリポリの南西域に点在する10か所以上の都市を新たに支配下に収めた。

AFP通信が、首都西方約240キロのナルートの反体制指導者の話として伝えた。首都周辺を死守するカダフィ氏に対し、反体制派の包囲網が一段と狭められた形だ。

一方、ロイター通信によると、首都西方約50キロのザウィアでは27日、カダフィ氏を支持する約2000人の治安部隊が、市街地を占拠している反体制派を包囲した。カダフィ派が、孤立した反体制派を攻撃するなど、巻き返しに出るとみられる。カダフィ氏は27日、「リビアはまったく平穏だ」と強調し、「(反体制派の)小規模な集団は(政府の治安部隊などに)包囲されており、我々はこの問題を解決する」とも述べた。セルビアのテレビ局のインタビューで語ったもので、ザウィア攻防戦を念頭に置いた発言とみられる。

(2011年2月28日11時38分 読売新聞)



 
 
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カダフィ氏「愛人」ウクライナ女性、リビア脱出

【モスクワ=寺口亮一】リビアの最高指導者カダフィ氏の看護師で、「愛人」ともみられていたウクライナ人女性が2月27日に帰国していたことが明らかになった。

28日付の露イズベスチヤ紙は、カダフィ氏が「最も身近な女性にも見捨てられた」と報じている。

この女性はガリーナ・コロトニツカヤさん(38)。9年前にリビアに渡り、病院勤務の後、カダフィ氏個人のために働くようになったという。コロトニツカヤさんの存在が知られるようになったのは、内部告発サイト「ウィキリークス」が公開したリビア発の米外交公電で、カダフィ氏の厚い信頼を得ている「色っぽいブロンド女性」として言及されていたため。公電は、コロトニツカヤさんはカダフィ氏の旅行に必ず同行し、「愛人」の可能性があると指摘していた。

ウクライナからの報道では、コロトニツカヤさんの母親は記者団に「(娘は)リビアにはもう戻らない」と話している。

(2011年2月28日19時10分 読売新聞)



 
 
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トリポリ近郊で治安部隊離反、国境に多数の脱出者 リビア

2011.02.28 Mon posted at: 10:01 JST

トリポリ(CNN) リビアの首都トリポリ近郊ザウィヤで27日、治安部隊が体制側から離反した。国内の混乱を逃れ、西側のチュニジア国境などには外国人やリビア人の脱出者が多数殺到している。

ザウィヤはトリポリから約55キロの町。現地を訪れたCNN記者によると、武装した市民らが民家の屋根に立ち、体制側の逆襲に備えて自衛態勢を取っている。政権打倒を叫ぶデモに約2000人が参加する一方、最高指導者カダフィ大佐への支持を訴える小規模なデモも2件目撃された。これらは当局が外国人記者向けに主催したとみられる。

反体制派はこのほか、国内数カ所の都市を占拠している模様だ。

カダフィ氏をめぐっては、長年身辺に付き添っていたウクライナ人の女性看護師が帰国したことが明らかになった。看護師の娘が27日、CNNに語った。

同氏に退陣を求めたオバマ米大統領に続いてヘイグ英外相も同日、「大佐は去る時が来た」と述べた。同氏や家族への外交特権をはく奪し、資産を凍結すると発表した。

チュニジア国境では、住民がリビアの旧国旗を掲げ、脱出者を迎え入れている。軍や慈善団体、一般市民らが水や食料を提供し、電話を使わせるなど支援の手を差し伸べている。チュニジア当局が26日発表したところによると、20日以降、リビアから入国した脱出者は4万人。赤新月社は、同日だけで約1万人がチュニジアへ逃げ込んだとの見方を示す。また国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、東隣のエジプトにも19日以降、5万5000人が流入したとされる。

赤新月社によれば、チュニジア国境付近では多数の脱出者が寒さの中、食料もないまま何時間も列になって立ち続け、倒れる人も出ているという。

一方トリポリでは、政府が発表した1世帯当たり500ディナール(約3万3000円)の手当てを受け取ろうと、市民らが銀行に殺到した。市内の薬局では、高血圧や糖尿病の薬が底をつきかけているとされる。同市に住む男性は27日、「この悪夢ができるだけ早く終わり、犠牲が最小限に抑えられることを祈っている。だがカダフィ大佐が簡単に引き下がるとはだれも思っていない」と話した。



 
 
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リビア脱出10万人超す 国境のキャンプ、パンク状態

2011年2月28日23時51分

【ラースジャディール(チュニジア東部)=前川浩之】混乱が続くリビアから逃れ出る人の波が続いている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)によると、リビアから周辺国に流出した人の数は10万人を超え、うち5万人がチュニジア東部国境経由で逃れた。チュニジア東部では多くの避難者が、キャンプなどで不安な日々を過ごしている。

UNHCRによると、避難者はリビアへの出稼ぎ労働者らで、大半はエジプト人。リビアには100万人を超えるエジプト人労働者がいるとされる。エジプトもムバラク政権が崩壊したばかりのうえ避難者の数が多すぎて支援が届かず、自力で脱出してくる。

国境のキャンプは数百人規模しか収容できないため、強風のなか周辺の砂地に毛布やマットを敷いて寝る人も多い。キャンプ周辺では「エジプト政府はどこだ」と叫ぶデモも起きた。

赤新月社の医師らが健康診断をした上で、近隣の町村の学校や体育館の避難所に振り分けているが、避難者が多いために周辺の街も避難民であふれ返っている状態だ。

体育館などの避難所では衛生状態の悪化もみられ、チュニジア政府は保健省の職員を現地に派遣した。ただチュニジアも、ガンヌーシ暫定首相が27日夕に突然辞任するなど「革命直後」の混乱のさなかにある。

UNHCRは毛布やテントなど100トン分を26日夜、チュニジア東部に空輸。国境沿いに1万人規模のキャンプを設置する方針だ。



 
 
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カダフィ大佐、首都の守り固める 攻防長期化も

2011/2/28 21:05

【ドバイ=松尾博文】最高指導者カダフィ大佐への蜂起が広がるリビアで反体制派が首都トリポリ以外の大半の都市を掌握、政権崩壊後の受け皿作りを探る動きも始まった。ただ、首都決戦に備えるカダフィ大佐は親衛部隊を配置し守りを固める。欧米諸国と接触する動きと欧米への警戒論が内在する反体制派は政権打倒の決め手を欠いており、攻防は長引く可能性もある。

トリポリでは28日、小規模な抗議デモに治安部隊が威嚇発砲し解散を促した。市内では武装した政権支持者が各所に検問所を設け、多くの市民が外出を控えている。政権は市民の懐柔を目的に1家族500ディナール(約3万3千円)の現金給付を約束したが、多くの商店が休業しており市民生活に影響が出始めている。

カダフィ大佐がこもっているとみられる軍事司令部を兼ねた居住区では、息子の1人が指揮する精鋭部隊がミサイル攻撃にも耐える要塞を守っている。政権側が首都周辺のザウィヤやミスラタなどの都市奪還を狙う一方、武力に劣る反体制派も攻めあぐねている。

こうした中、クリントン米国務長官は「反体制派にあらゆる支援を提供する」と述べ、具体的に接触を始めていることを明らかにした。反体制派の一部も米欧当局者からの接触を認めた。米欧諸国は反体制派支援を通じて政権打倒に弾みがつくことを期待。政権崩壊後の権力空白による一段の不安定化や原油市場の混乱を回避したいとの思惑もあるとみられる。

反体制派には欧米などの影響力拡大には強い警戒感もある。ベンガジで「国民評議会」を結成した反体制派の代表は27日の記者会見で、「外国の介入を強く反対する。リビアは民衆が解放する」と強調した。反体制派の足並みがそろわない中で欧米の行動が新たな反発を招く可能性もある。



 
 
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「カダフィ後」受け皿作り 反体制派、足並み乱れも

2011/2/28 0:30 (2011/2/28 1:25更新)

【カイロ=花房良祐】最高指導者カダフィ大佐に対する蜂起が広がるリビアで、反体制派による“カダフィ後”をにらんだ体制作りが本格化し始めた。アブドルジャリル前司法書記(法相)が表明した暫定政権構想には、反体制派の弱点となってきた政権崩壊後の受け皿を用意し、反体制派を結集する狙いがある。しかし、同氏の呼びかけには早くも異論が表面化、足並みがそろうかどうかは不透明だ。

現地メディアなどによると、東部ベンガジに逃れた前法相は暫定政権が3カ月間だけ統治、公正な選挙への道筋をつけるとしている。国土は分裂させず、首都はトリポリのままとする。リビア市民を攻撃した罪などについてはカダフィ大佐だけが問われ、大佐の出身部族は免責するなどの方針を示した。ロイター通信によると、政権から離反したリビアのアウジャリ駐米大使やダバシ国連次席大使が暫定政権への支持を表明した。

ただ27日にはベンガジで、反体制グループが前法相の暫定政権とはやや異なる「国民評議会」の樹立を発表。前法相が示した新政権への移行手順は「個人的見解」と批判した。また、リビア社会で強い影響力を持つ部族など国民がすべて前法相のもとに結集するのか不透明で、政権崩壊後の受け皿が早期にできあがるかどうかはまだ見えない。

一方、カダフィ大佐側は依然として抵抗を続ける姿勢を崩していない。安保理は大佐らの資産凍結を打ち出したが、石油収入で積み上げた大佐の手元資金は豊富とみられ、雇い兵らを投入した戦いを続行。安保理が飛行禁止区域の設定を見送ったため、東部の反体制派が首都への進軍を始めても航空機による攻撃で阻止するとの見方もある。

反体制派の手に落ちた軍事基地には化学兵器が貯蔵されていたとの情報もあり、追い詰められた大佐が化学兵器を使用するとの懸念を中東の衛星テレビが伝えた。アラブ圏紙によると、カダフィ大佐はトリポリの要塞のような住居兼軍事司令部にとどまっている。

トリポリでは反体制派が一部地域を掌握、ロイター通信によると26日のトリポリ中心部「緑の広場」の大佐支持者の抗議集会は、200人にも満たなかった。



 
 
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リビア:前法相「暫定政権樹立」 政府、首都の一部統制放棄

【カイロ大前仁】反政府側の支配地域が広がる北アフリカ・リビアで26日、首都トリポリの一部にも、カダフィ政権の支配の及ばない地区ができた模様だ。また、政府の民衆弾圧に抗議し法相を辞任したばかりのアブドルジャリル氏が暫定政権の樹立を表明した。暫定政権が新政権の受け皿になるかどうかは不明だが、最高指導者カダフィ氏への包囲網は狭まるばかりだ。

リビア紙クリナ(電子版)によると、アブドルジャリル氏は反政府運動の拠点である東部ベンガジで東部部族の代表たちと会談後、暫定政権の樹立を表明した。またAFP通信は、同氏が国軍を離反した複数の司令官らを内閣に登用し、3カ月以内に自由で公平な選挙を実施する方針と伝えた。

ロイター通信によると、リビアのアウジャリ駐米大使が暫定政権への支持を表明した。また、21日に法相を辞任したばかりの同氏は、一連の混乱の責任がカダフィ氏にあると非難する一方、体制を支えてきた出身部族には責任がないとして、国民に和解と連帯を呼び掛けた。

一方、ベンガジでは別の反体制グループも記者会見を行って「国民評議会」を設立したと発表した。ロイター通信などが伝えた。

英BBCなどによると、トリポリ市内では政府から武器を渡されたカダフィ派住民が監視巡回し、依然として政府の統制下にあるものの、数カ所で散発的な衝突も起きている模様だ。特に市中心部から東へ約15キロ離れた、貧困層が多く住むタジューラ地区では26日、反政府派の住民がコンクリートのブロックや岩、切り倒したヤシの木などで臨時のバリケードを作り上げた。治安当局は既に同地区の統制を放棄。住民は政府派との市街戦を視野に入れた準備を進めているとみられる。

AP通信によると、反政府派は26日までにトリポリ以外の地中海沿岸の約1600キロにわたる地域をほぼ制圧。27日にはトリポリの西約50キロにあるアズザウィーヤも支配した。ただし反政府派が掌握した西部ミスラタの空軍基地に対し、カダフィ支持派が戦車部隊を投入して一部を奪還するなど、攻防は続いている。同通信は現地の医師の話として、空軍基地の衝突で25人が死亡したと伝えた。

トリポリ国際空港には国外への避難を試みる中東やアフリカ諸国からの労働者が殺到し、パニック状態となっている。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は27日、一連の衝突が始まって以降、リビアから隣国チュニジア、エジプトに約10万人が出国したと発表した。また、英紙インディペンデントによると、ブレア元英首相は25日に2回にわたりカダフィ大佐に対し極秘に電話し、市民への暴力を停止するよう求めたという。

毎日新聞 2011年2月28日 東京朝刊



 
 
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リビア:制裁決議、全会一致で採択 無差別暴力訴追も−−国連安保理

【ニューヨーク山科武司】国連安全保障理事会は26日、リビアのカダフィ政権による国民への無差別暴力について、「人道に対する罪」に該当するとして国際刑事裁判所(ICC)に付託することなどが柱の対リビア制裁決議を全会一致で採択した。ICCの捜査が進展すればカダフィ大佐と一族、側近らが訴追される可能性が高い。

中国は、内政不干渉の観点から国内の民主化や分離独立運動への政府による弾圧を、国際社会が非難することに比較的消極的だが、今回は賛成した。

決議は、リビア政権上層部による市民への暴力や敵対行為を「断固として拒否する」とし、国連憲章第7章41条(平和に対する脅威などへの経済制裁)に基づき政権に暴力の即時停止を求めた。このほか、リビアへの武器輸出禁止▽カダフィ大佐の一族や軍事部門の政権幹部計16人の国外渡航禁止▽大佐とその子供5人の海外資産凍結−−を決めた。安保理がICCへ付託したのは05年のダルフール紛争に関して決議を採択して以来。このとき中国は棄権した。

英国のグラント大使は決議採択後、記者団に「深い懸念と怒りを盛り込んだ決議を採択できた。2カ月以内にICCの検察官が捜査状況を安保理に報告する」と語った。潘基文(バンキムン)国連事務総長は「決議は、基本的人権の侵害は到底許されないとの強いメッセージを送ることになる」と述べた。

毎日新聞 2011年2月28日 東京朝刊



 
 
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リビア:カダフィ氏「最愛の女性」も国外脱出

【カイロ大前仁】閣僚や外交官の離脱が相次ぐリビアで、最高指導者カダフィ大佐(68)の愛人とみられる女性も国外脱出することが判明した。AP通信などが報じた。カダフィ氏は「最愛の女性」にも見限られた模様だ。

女性はウクライナの看護師ハリーナ・コロトニツカさん(38)。9年前からリビアの病院で勤務していたところをカダフィ氏に見初められ、専属の看護師となり、常に帯同しているという。内部告発サイト「ウィキリークス」が暴露した米外交公電は、愛人関係の可能性があると分析していた。コロトニツカさんの家族は、ウクライナの地方紙に、彼女が帰国する旨を伝えてきたと明らかにした。

毎日新聞 2011年2月28日 東京夕刊



 
 
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リビア:カダフィ氏なお強硬 政府、戦車で反撃準備−−アズザウィーヤ

【カイロ大前仁】リビアの反政府勢力が首都トリポリ包囲網を狭めているのに対し、最高指導者のカダフィ大佐は27日、セルビアのテレビ局との電話会見で「この地を離れない」と改めて徹底抗戦を訴えた。だが、国連安全保障理事会の対リビア制裁決議に基づき、国際社会からの圧力は一段と強まっている。

◇英、一家資産凍結 2兆6000億円

カダフィ氏は電話会見で国連安保理による制裁について「国連は内政干渉を許されていない」と批判した。その上で国連がリビアへ代表団を派遣し、事実関係を調査すべきだと要求。国内状況に関しては、少数の反対派組織が活動していると指摘し「リビアでは何も起きておらず、平穏だ」と主張した。

一方、英財務省は27日、安保理決議に基づき、英国内にあるカダフィ氏と家族の資産凍結を発表した。報道によると、資産は総額約200億ポンド(2兆6000億円)。オーストラリアも単独制裁を発動したほか、旧宗主国イタリアのフラティニ外相は2国間の友好条約を「事実上停止する」と宣告した。オバマ米大統領は26日、メルケル独首相との電話協議の中で「正統性を失っており、すぐに去るべきだ」とカダフィ氏の即時退陣を求めた。

中東の衛星放送アルジャジーラなどによると、リビア政府の戦車部隊は反政府派住民が掌握するトリポリ西方50キロのアズザウィーヤを包囲し、攻撃の準備を進めている。政府側はまた、反政府派が掌握中のトリポリ東方約200キロにある同国第3の都市ミスラタに陸路と空路で部隊を派遣した。政府側は奪われた都市の奪回を試みる姿勢を見せており、大規模な衝突が起きる恐れも出ている。

リビア:政府戦車部隊が反撃準備 カダフィ氏なお強硬

毎日新聞 2011年2月28日 東京夕刊



 
 
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どうなる「カダフィ後」のリビア、国民国家と部族の間で揺れる未来

2011年02月28日 14:16 発信地:ワシントンD.C./米国

【2月28日 AFP】反体制派が勢いを強めるリビアで、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐による独裁体制が終焉(しゅうえん)を迎えれば、国は体制移行期に入る。若者たちやオイルマネーで潤った富裕層は自由と民主主義を求めているが、リビアは統治機構がぜい弱で国家としての結束も弱いため、体制の移行には多くの困難が待ちかまえている。

リビアはエジプトやチュニジアとは異なる、と指摘するのは、作家で政治コンサルタントのハリル・マタル(Khalil Matar)氏だ。1998年に英スコットランド(Scotland)ロッカビー(Lockerbie)上空で起きたパンアメリカン(Pan Am)航空103便爆破事件の犯人を分析した『Lockerbie and Libya(ロッカビーとリビア)』などの著書があるマタル氏は、リビアはイエメンやペルシャ湾周辺の君主国などと同じ「極端な事例」だと指摘する。

■部族への高い帰属意識

マタル氏によると、リビアにおける東部、西部、南部の区分は、建国のはるか以前から存在する。そこでは、「部族間の結束が何よりも重要」だという。「部族的な結束が基盤になっている点で、エジプトやチュニジアとはまったく違う。異なる部族同士がどこまで結束できるかがポイントになる」

米シンクタンク、外交問題評議会(Council on Foreign Relations、CFR)の中東専門家、ロバート・ダニン(Robert Danin)氏はCFRのウェブサイトに、「カダフィ大佐の退場は、悲しむ者こそ少数ながら、非常に大きな権力の空白を生み出すだろう。中央集権化が進んでおらず、国民意識が低くて部族や仲間への帰属意識が高いリビアという国を、何が1つにつなぎとめられるのか、まるで分からない」と書いた。

■ぜい弱な統治機構

カダフィ大佐が42年間の独裁で意図的に行ってきた統治機構の不在も、大きな障壁だ。

「チュニジアとエジプトにも独裁者がいた。しかし両国には、憲法があり、議会があり、選挙を行い、うわべだけとはいえ民主主義があった」と、リビア人権連盟(Libyan League for Human Rights)の広報担当者は語る。「リビアにとっては、これらすべてが初めてのことだ。その事実が、移行をより困難にしている」

■新世代のグローバルな若者たちがカギ

一方、こうした指摘は「根拠のない懸念」だと一蹴(いっしゅう)する専門家もいる。

ロンドン(London)を拠点に活動するアルジェリア人弁護士、Saad Djebbar氏は、リビアの首都トリポリ(Tripoli)や東部ベンガジ(Benghazi)で抗議集会を開き、デモ行進をした若者たちが、エジプトやチュニジアの若者たちと同じく、米SNSフェイスブック(Facebook)や米マイクロブログ・ツイッター(Twitter)でつながっていた点に注目する。

「これらの若者世代は、すでに世界秩序(universal order)の一員となっている。この世界秩序の下では、人びとは法の秩序、開放された社会(オープンソサエティー)、良き統治(グッドガバナンス)を尊重することを求める。彼ら(若者たち)は衛星テレビを視聴し、バラク・オバマ(Barack Obama)米大統領がいかにして大統領になったのかを知り、人びとが恐怖を感じずに声を上げ、何の心配もなく集会を開いている様子を知っているのだ」

カダフィ大佐の失脚によってリビアが複数の小国に分裂するとの予測もあるが、Djebbar氏は、リビア東部のデモで「リビアは1つの部族、1つの国家」とのスローガンが掲げられていたことを指摘した。

■「カダフィ打倒」で国民意識生まれるか

英誌エコノミスト(Economist)は、25日付の社説で「カダフィ大佐失脚後も、リビアが混乱し、暴力の横行する場所であり続ける可能性は高い」とする一方で、「とはいえ、リビアは資金が潤沢で、外貨準備高のみでも1400億ドル(約11兆4000億円)近い。国外に脱出していた有能な人びとも帰国を望んでいる」と論じた。

その上で同誌は、「カダフィ大佐自身は予見しなかったことだろうが、カダフィ大佐の統治に対するトラウマが、国民意識を以前よりも高めたかもしれない」と推測している。(c)AFP/Christophe Schmidt



 
 
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リビア、反体制派が西部都市を掌握 前法相は移行政権樹立の意向

2011年02月28日 14:42 発信地:ナルート/リビア

【2月28日 AFP】(写真追加)最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐率いる現体制と反体制勢力の闘争が続くリビアで当局者は27日、反体制派が東部に加え同国西部でも複数の都市を掌握したと発表した。

反体制勢力をまとめるアブドル・ハフィズ・ゴカ(Abdel Hafiz Ghoqa)氏はベンガジ(Benghazi)で27日、記者団に対し、「解放されたリビアの全ての都市において、国家評議会の発足を発表した」と宣言。評議会は、正式な政府が樹立されるまで暫定的にリビア国家を代表する機関となるもので、現在、評議会のメンバーや権限などを協議しているという。

反体制派のリーダーらはさらに、国軍に対し、首都トリポリ(Tripoli)制圧への協力を呼びかけた。

その一方で、カダフィ政権の司法書記(法相)を21日に辞任したムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)氏は26日、移行政権を樹立し、3か月以内に総選挙を実施する意向を示している。(c)AFP/Deborah Pasmantier



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