HOME > World / Africa >

大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年8月


Tweet


アフリカアフリカ Africa 2016


○2007年までのニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2007年
○2008年〜2009年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2008年〜2009年
○2010年のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2010年
○2011年1月〜2月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年1月〜2月
○2011年3月1日〜15日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月1日〜15日
○2011年3月16日〜31日のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年3月16日〜31日
○2011年4月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年4月
○2011年5月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年5月
○2011年6月〜7月のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国 2011年6月〜7月
○最新のニュース・情報は 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国

○外務省 各国・地域情勢 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国

◆2011/08/01 yomiuri.co.jp リビア反体制派司令官殺害、内紛との見方強まる
◆2011/08/01 毎日新聞 ラマダン:イスラム諸国で始まる 内戦や反体制デモの中
◆2011/08/03 nikkei.com チャベス大統領、カダフィ政権支持を改めて表明
◆2011/08/04 cnn.co.jp リビア軍、地中海で伊海軍艦艇にミサイル攻撃 被害なし
◆2011/08/04 cnn.co.jp 米政府、リビア反体制派に大使館引き渡しで合意
◆2011/08/05 nikkei.com カダフィ大佐の息子死亡か NATO空爆と反体制派
◆2011/08/05 nikkei.com カダフィ大佐の息子死亡か、リビア政府は否定 「でっち上げ」
◆2011/08/05 asahi.com カダフィ大佐の息子、空爆で死亡 最精鋭部隊を指揮
◆2011/08/06 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐七男が死亡か NATO空爆で
◆2011/08/07 nikkei.com リビア反体制派、中部で攻勢 カタールから武器空輸か
◆2011/08/07 cnn.co.jp リビア反体制派、首都近郊ビルガナムの制圧を宣言
◆2011/08/09 国境なき医師団 イタリア:リビアからの避難者を見舞った新たな悲劇
◆2011/08/10 AFP BB News NATOの空爆で民間人85人死亡、リビア政府発表
◆2011/08/10 cri NATO、リビアへの空爆を継続
◆2011/08/10 ロシアの声 リビアTV 死んだとされていたカダフィ氏の息子が登場
◆2011/08/10 毎日新聞 NEWS25時:リビア 反体制派、幹部を更迭
◆2011/08/14 毎日新聞 人権と外交:増殖する雇い兵/上 批判封殺、リビアの顔
◆2011/08/15 yomiuri.co.jp リビア内相、家族とカイロ到着…亡命か?
◆2011/08/15 cnn.co.jp リビアのカダフィ大佐「戦いに備えよ」 反体制派が要衝制圧か
◆2011/08/15 nikkei.com リビア反カダフィ派、首都に迫る 公安相離反か
◆2011/08/16 jp.wsj.com リビア内相、エジプトに亡命か−反政府軍が大幅前進
◆2011/08/16 AFP BB News オランダ、カダフィ政権の凍結資産をWHOに拠出
◆2011/08/16 asahi.com リビア副内相がカイロ入り カダフィ政権から離反か
◆2011/08/16 yomiuri.co.jp カダフィ政権の凍結資産、110億円で医療支援
◆2011/08/16 yomiuri.co.jp カダフィ氏派部隊、スカッドミサイル使用か
◆2011/08/16 毎日新聞 人権と外交:増殖する雇い兵/中 禁止条約は有名無実
◆2011/08/16 毎日新聞 リビア:公安相が政権から離反か
◆2011/08/16 毎日新聞 NEWS25時:リビア 補給路を反体制派制圧
◆2011/08/16 yomiuri.co.jp イタリアに流入の難民、4万8千人超える
◆2011/08/17 AFP BB News 【国連UNHCR協会】【リビア緊急支援:8月17日】リビア難民のいま ラマダン月を迎えて
◆2011/08/17 asahi.com 「カダフィ政権の崩壊近い」 米国防長官が見解
◆2011/08/17 国境なき医師団 リビア:内戦下で続く活動、最新概況(8月9日現在)
◆2011/08/17 yomiuri.co.jp カイロ到着のリビア高官は副内相…通信社報道
◆2011/08/17 毎日新聞 リビア:政権側、スカッドミサイル使用 死傷者はなし
◆2011/08/17 毎日新聞 クリントン米国務長官:外交力で民主化促す 弾圧続くシリアとリビア
◆2011/08/18 AFP BB News リビア反体制派、「勝利は目前」 民主主義への移行を準備
◆2011/08/18 国境なき医師団 リビア:外傷治療にあたった日本人整形外科医のインタビュー
◆2011/08/19 nikkei.com リビア反体制派、首都西方の要衝を制圧
◆2011/08/20 時事ドットコム 元リビア首相、首都脱出=反政府勢力
◆2011/08/20 nikkei.com リビア首都進撃の要衝を「解放」 反体制派が
◆2011/08/20 nikkei.com リビア、石油相や元首相が政権離脱 カダフィ氏に打撃
◆2011/08/20 cnn.co.jp 米当局、カダフィ大佐の「最後の抵抗」に警戒
◆2011/08/20 asahi.com リビア元首相も政権離反 反体制派、首都包囲網を強化
◆2011/08/21 nikkei.com リビア、政権離脱者相次ぐ 「終わり近い」反カダフィ派
◆2011/08/21 nikkei.com リビア、反体制派が首都侵入 政府軍と銃撃戦か
◆2011/08/21 nikkei.com リビアの戦火が首都に波及 カダフィ政権、存続の正念場
◆2011/08/21 yomiuri.co.jp カダフィ氏と対立の元盟友、イタリアに出国
◆2011/08/21 cnn.co.jp リビア反体制派、首都トリポリ進攻を発表 政権側は否定
◆2011/08/21 asahi.com リビア首都で戦闘 国営テレビ「反政府勢力が侵入」
◆2011/08/21 asahi.com リビア首都で銃撃戦 反体制派、一部掌握の情報も
◆2011/08/21 毎日新聞 リビア:元首相がイタリアに出国 事実上の亡命か
◆2011/08/22 jp.reuters.com EUがカダフィ大佐に即時退陣要求、「カダフィ後」の計画準備
◆2011/08/22 AFP BB News 「対狙撃兵」特殊戦闘員は北アイルランドの19歳、リビア反体制派
◆2011/08/22 nikkei.com カダフィ政権 窮地 リビア、首都で攻防戦
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp リビア反体制派が首都攻撃、政権側31人死亡?
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp カダフィ氏の次男、リビア反体制派が拘束
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 「カダフィ政権、崩壊しつつある」NATO声明
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 声明は「確認後に」リビア情勢でオバマ米大統領
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 英政府が声明、カダフィ氏に即時退陣要求
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 「鉄壁」トリポリあっけなく…市民、部隊を歓迎
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 米大統領、カダフィ氏に即時退陣要求の声明
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp リビア首都ほぼ制圧、残るはカダフィ氏邸宅周辺
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 中国外務省、リビア反体制派を事実上容認
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 米大統領、反体制派に混乱避ける努力促す
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp リビア連絡グループ臨時会合開催、仏が提案
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp EU、リビア・トリポリに代表部開設方針
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 英仏、カダフィ派最後の抵抗で流血拡大を警戒
◆2011/08/22 yomiuri.co.jp 「各国は内政干渉は避けよ」と露外務省声明
◆2011/08/22 cnn.co.jp リビア反体制派「カダフィ大佐の息子2人を拘束」
◆2011/08/22 cnn.co.jp 国際刑事裁判所、カダフィ大佐の次男引き渡しを要請へ
◆2011/08/22 cnn.co.jp オバマ米大統領「終焉を認めよ」 カダフィ大佐に退陣迫る
◆2011/08/22 asahi.com 「カダフィ政権は崩壊しつつある」NATO事務総長声明
◆2011/08/22 asahi.com リビア反体制派、首都掌握か カダフィ政権崩壊不可避に
◆2011/08/22 asahi.com 反体制派、カダフィ大佐の捜索続行 リビア
◆2011/08/22 nikkei.com カダフィ大佐の警護隊が投降か リビア
◆2011/08/22 nikkei.com リビア反体制派 「カダフィ大佐の息子を拘束」
◆2011/08/22 nikkei.com 米、カダフィ大佐に即時退陣を要求
◆2011/08/22 nikkei.com 反体制派、カダフィ大佐退陣表明なら攻撃停止の用意
◆2011/08/22 nikkei.com リビア反体制派「首都をほぼ制圧」
◆2011/08/22 nikkei.com NATO「カダフィ政権、崩壊しつつある」
◆2011/08/22 nikkei.com 外国人救出船、銃撃受け退避 リビア・トリポリ港
◆2011/08/22 nikkei.com 「カダフィ大佐に残された日は限られる」 米が退陣要求
◆2011/08/22 nikkei.com カダフィ政権部隊の士気低下 反体制派は一気に首都に
◆2011/08/22 nikkei.com リビア反体制派、首都中心部の一部制圧
◆2011/08/22 nikkei.com カダフィ大佐側、長期戦狙いか 所在不明で亡命観測も
◆2011/08/22 毎日新聞 リビア:民衆蜂起、新局面 首都攻防戦は長期化か
◆2011/08/22 毎日新聞 リビア:反体制派、首都進撃 武器弾薬不足、戦況は流動的
◆2011/08/22 毎日新聞 リビア:反体制派、首都大半制圧 カダフィ氏息子拘束 NATO「崩壊しつつある」
◆2011/08/22 毎日新聞 リビア:「将来、国民の手に」 オバマ米大統領、改めて退陣迫る
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp リビア反体制派、国営テレビ局を制圧
◆2011/08/23 AFP BB News カダフィ大佐次男が姿現す、拘束報道を否定
◆2011/08/23 AFP BB News リビア反体制派「カダフィの時代は終わった」、大佐長男は逃亡
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp 国連、リビア情勢緊急会合を今週開催へ
◆2011/08/23 cnn.co.jp リビア首都で攻防続く 長男は逃走か、次男の姿も?
◆2011/08/23 cnn.co.jp カダフィ大佐次男、報道陣の前に姿現す「父は市内に」
◆2011/08/23 asahi.com 東京・渋谷のリビア大使館、国旗替える
◆2011/08/23 asahi.com カダフィ氏次男「健在」、トリポリで「拘束」に反論
◆2011/08/23 asahi.com 「未来は人々の手に」オバマ氏、カダフィ大佐に投降要請
◆2011/08/23 nikkei.com カダフィ氏次男の身柄引き渡し要請へ 国際刑事裁判所
◆2011/08/23 nikkei.com 米欧、リビア情勢進展に安堵 中東安定へ政権樹立期待
◆2011/08/23 nikkei.com リビア原油生産、10分の1以下に 復旧は外国頼み
◆2011/08/23 nikkei.com カダフィ政権、最終局面 反体制派が国営テレビ占拠
◆2011/08/23 nikkei.com NY原油、反発 9月物は84.12ドルで終了 リビア情勢を受け
◆2011/08/23 nikkei.com カダフィ大佐三男を拘束 中東メディア報道
◆2011/08/23 nikkei.com リビア情勢で官房長官「これ以上の流血回避を」
◆2011/08/23 nikkei.com カダフィ大佐の次男「父は無事」 リビアで戦闘続く
◆2011/08/23 nikkei.com 国連、リビア情勢で週内に緊急会合 潘事務総長が表明
◆2011/08/23 nikkei.com 米大統領「カダフィ支配崩壊」 アラブ諸国、反体制派承認
◆2011/08/23 nikkei.com 在日リビア大使館、旗を反体制派三色旗に取り換え
◆2011/08/23 nikkei.com NATO、カダフィ邸を空爆 大佐次男「父は無事」
◆2011/08/23 nikkei.com 北海ブレント高止まり、リビア情勢に反応薄 NY原油と格差
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp リビア反体制派、国営テレビ局を制圧
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp オバマ米大統領「カダフィ支配は崩壊した」
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp 「リビアは自由だ」ベンガジ市民、歓喜の大合唱
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp 多国籍軍、カダフィ邸空爆…空港は反体制派制圧
◆2011/08/23 yomiuri.co.jp カダフィ氏次男、支持者の前に姿「拘束はウソ」
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:反体制派トリポリ制圧 シリアで歓迎デモ
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:反体制派トリポリ制圧 国際刑事裁、訴追には時間
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:反体制派トリポリ制圧 NATOに安堵感 政権移譲には不安も
◆2011/08/23 毎日新聞 クローズアップ2011:リビア首都制圧 反体制派、極秘速攻 NATOと連携
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:カダフィ政権、崩壊加速 大佐邸周辺、戦闘続く
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:反体制派「中露の原油利権排除」 積極的な支援なく
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:「最後を迎えた」 オバマ米大統領、再び声明
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:拘束報道のカダフィ大佐次男、姿現す
◆2011/08/23 毎日新聞 リビア:政府軍が最後の抵抗 スカッド3発発射
◆2011/08/23 国境なき医師団 リビア:西部で医療援助活動を拡大(8月22日現在)
◆2011/08/24 cnn.co.jp リビア反体制派、カダフィ大佐の邸宅に突入 本人の姿なし
◆2011/08/24 asahi.com 反体制派、カダフィ軍拠点に突入 司令部施設など制圧か
◆2011/08/24 asahi.com 反体制派、喜び爆発 カダフィ拠点「制圧」に祝砲
◆2011/08/24 asahi.com 「私は元気」「我々は勝つ」カダフィ氏が電話
◆2011/08/24 asahi.com 「カダフィ氏は政権移譲を」米仏大統領、電話協議で一致
◆2011/08/24 asahi.com 国連が26日に緊急会合 リビア情勢めぐり
◆2011/08/24 asahi.com リビア反体制派、政権移行着手へ カダフィ政権拠点制圧
◆2011/08/24 nikkei.com リビア反体制派、カダフィ邸を包囲 市街戦続く
◆2011/08/24 nikkei.com リビア反体制派、外交を活発化 カダフィ後にらむ
◆2011/08/24 nikkei.com リビア、首都で激戦 黒煙・爆発相次ぐ
◆2011/08/24 nikkei.com リビア反体制派、カダフィ政権の拠点制圧
◆2011/08/24 nikkei.com リビア反体制派ナンバー2「政権移行が直ちに始まる」
◆2011/08/24 nikkei.com [FT]リビア解放は「始まりの終わり」にすぎない(社説)
◆2011/08/24 nikkei.com ベネズエラ大統領「カダフィ政権が唯一の政府」
◆2011/08/24 nikkei.com カダフィ大佐、投降拒否「勝利するか、死ぬかだ」
◆2011/08/24 nikkei.com 「難攻不落」の要塞、あっけなく カダフィ大佐居住区
◆2011/08/24 nikkei.com カダフィ政権の拠点制圧 リビア反体制派「政権移行に着手」
◆2011/08/24 nikkei.com ニカラグア政府幹部「カダフィ大佐の亡命受け入れる」
◆2011/08/24 nikkei.com リビア独裁体制、事実上崩壊 反体制派「政権移行に着手」
◆2011/08/24 nikkei.com 国連安保理、カダフィ政権の資産凍結解除へ 政権移行を支援
◆2011/08/24 nikkei.com リビア「8カ月内に大統領選」 カダフィ独裁崩壊
◆2011/08/24 yomiuri.co.jp リビア反体制派、カダフィ邸を制圧
◆2011/08/24 yomiuri.co.jp 「リビア去るつもりない」カダフィ氏が電話
◆2011/08/24 yomiuri.co.jp リビア情勢で国連緊急会合、26日に開催
◆2011/08/24 yomiuri.co.jp 「カダフィ政権ほぼ崩壊」米国務省報道官が認識
◆2011/08/24 yomiuri.co.jp カダフィ独裁崩壊、国民評議会が新体制作り着手
◆2011/08/24 yomiuri.co.jp カダフィ邸に逃走用通路?地下に続く扉見つかる
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:反体制派トリポリ制圧 EU、英仏独の足並み乱れ
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐、消息焦点に トリポリ潜伏か 政権側の抵抗根強く
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:反体制派、大佐居住区に突入 首都攻防大詰め
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:カダフィ政権崩壊 「独裁は終わった」 市民、「自由」喜ぶ
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:カダフィ政権崩壊 凍結資産、反体制派に−−ヌランド米報道官
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:カダフィ政権崩壊 蜂起半年、喜びあふれ−−首都南西の都市ジンタン
◆2011/08/24 毎日新聞 リビア:首都陥落、カダフィ政権崩壊 居住区制圧、大佐は依然不明
◆2011/08/24 外務省 副大臣会見記録(冒頭発言,バイデン米国副大統領の来日,リビア情勢等)
◆2011/08/24 外務省 大臣記者会見記録(リビア情勢、バイデン米国副大統領の来日、TPP等)
◆2011/08/25 jp.reuters.com カダフィ大佐の捜索、NATO軍が反体制派を支援=英国防相
◆2011/08/25 cnn.co.jp リビア反体制派、8カ月以内に選挙 カダフィ大佐に懸賞金1億円
◆2011/08/25 cnn.co.jp カダフィ大佐三男も逃走か、停戦協議求める意向 リビア
◆2011/08/25 asahi.com リビア、反体制派が政権移行へ準備 大佐は所在不明
◆2011/08/25 asahi.com リビア反体制派「8カ月以内に大統領選と議会選」
◆2011/08/25 asahi.com カダフィ政権軍、外国人記者ら解放 5日ぶり
◆2011/08/25 nikkei.com リビア「8カ月内に大統領選」 大佐、首都南部に潜伏か
◆2011/08/25 nikkei.com カダフィ派、イタリア人記者4人を首都郊外で誘拐
◆2011/08/25 nikkei.com リビア新政権樹立支援、9月1日に国際会議 仏大統領
◆2011/08/25 nikkei.com リビア高官ら、反体制派に転向拡大 外相は停戦促す
◆2011/08/25 nikkei.com リビア国民評議会「復興に50億ドル必要」
◆2011/08/25 nikkei.com 反体制派、カダフィ大佐の追跡継続 英仏が支援
◆2011/08/25 nikkei.com 政府、リビア関連資産を凍結
◆2011/08/25 nikkei.com NATO、反体制派に資機材提供 カダフィ大佐追跡
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp カダフィ氏拘束に全力…免罪や報奨金
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp NATO作戦、実は米主導…カダフィ政権崩壊
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp カダフィ氏牙城突入、先陣はカタール正規軍
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp リビア資産15億ドルを人道支援に…米が決議案
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp 伊紙記者4人拉致、運転手殺害…トリポリ西方
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp 米、リビアの化学兵器・核物質拡散を懸念
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp 仏大統領、リビア暫定首相と会談…パリで
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp マスタードガス保管施設は米監視下…リビア
◆2011/08/25 yomiuri.co.jp リビア首都で交戦続く、カダフィ一族の捜索も
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 異端の「軽い」独裁者=論説室・専門編集委員、布施広
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 シリア、イエメンに影響か
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 中国は原油関連権益の喪失懸念
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 米、軍事後方支援貫く
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 新政権支援、急ピッチ 国際社会、暫定政府承認広がる
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 カダフィ大佐、首都か故郷か
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 カダフィ大佐の拘束に懸賞1億3000万円
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 軟禁の記者解放
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 冷酷弾圧、命取り 欧米、カダフィ大佐見放す
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 新体制作り、多難 背景と影響、専門家に聞く
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 一夜明け、首都にあふれる笑顔と花
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:イタリア紙記者4人、誘拐される−−トリポリ郊外
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:反体制派、資産凍結「解除を」 欧米に要求、復興に50億ドル
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 独裁の象徴、豪邸で略奪
◆2011/08/25 毎日新聞 リビア:政権崩壊 首都、散発的に戦闘 「解放」陰に不安も
◆2011/08/25 外務省 リビアのカダフィ革命指導者及びその関係者に対する資産凍結等の措置の対象者の追加について
◆2011/08/26 jp.reuters.com カダフィ氏拠点から大量の食糧と医薬品、国内配給へ=反体制派
◆2011/08/26 jp.reuters.com リビアの人気コメディアン、「大佐ネタはもうウケない」
◆2011/08/26 cnn.co.jp 国連安保理、リビア資産15億ドルの凍結解除を承認 人道支援へ
◆2011/08/26 asahi.com 反政権部隊、カダフィ氏包囲か 政権側は否定
◆2011/08/26 asahi.com カダフィ政権の米資産凍結解除を承認 安保理制裁委
◆2011/08/26 asahi.com リビア反体制派、拠点をトリポリに 大佐は依然不明
◆2011/08/26 nikkei.com リビア反体制派、カダフィ大佐の潜伏先包囲か 米報道
◆2011/08/26 nikkei.com カダフィ体制下のビジネス、白紙か履行か
◆2011/08/26 nikkei.com 「カダフィ大佐、戦闘を指揮」と大佐派報道官
◆2011/08/26 nikkei.com トリポリ南部で激しい交戦 リビア
◆2011/08/26 nikkei.com リビア、反カダフィ派が首都に拠点 新体制構築急ぐ
◆2011/08/26 nikkei.com 国連安保理、リビア制裁の資産凍結を解除
◆2011/08/26 nikkei.com [FT]リビア政府系ファンドの資産はどうなるのか
◆2011/08/26 yomiuri.co.jp リビア凍結資産15億ドル解除決定…国連安保理
◆2011/08/26 yomiuri.co.jp リビア国民評議会、首都への拠点移行に着手
◆2011/08/26 yomiuri.co.jp クモの巣状の地下トンネル発見…カダフィ邸近く
◆2011/08/26 asahi.com リビア反体制派、拠点をトリポリに 大佐は依然不明
◆2011/08/26 nikkei.com 数十億ドル説も カダフィ一族の「隠し資産」焦点
◆2011/08/26 nikkei.com リビア反カダフィ派、9月にも国連加盟申請
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:伊紙記者誘拐 4人解放される−−トリポリ郊外
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:政権崩壊 「要塞」激戦の爪痕−−カダフィ大佐拠点
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:政権崩壊 大佐潜伏?建物を包囲−−反体制派
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:伊、凍結解除を開始 国内銀の資産390億円
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:「国連主導で支援」 欧米・中東、関係国会合で確認
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:資産凍結「一部解除」 旧政権保有の15億ドル、復旧支援に−−安保理
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:反カダフィ派、本拠地を首都トリポリに移転 政権移行が本格化
◆2011/08/26 毎日新聞 リビア:権力の館、地下通路の闇
◆2011/08/26 外務省 リビア情勢について(外務大臣談話)
◆2011/08/27 jp.reuters.com カダフィ大佐、高級車でアルジェリアに脱出か=中東通信
◆2011/08/27 AFP BB News カダフィ政権高官がアルジェリアに入る?エジプトの通信社が報じる
◆2011/08/27 NHK 国連など リビア支援増強で一致
◆2011/08/27 usfl.com リビア反体制派承認せず 戦闘中とアフリカ連合
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp トリポリ、激しい戦闘の傷痕…読売記者ルポ
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp カダフィ派、囚人150人を手投げ弾で殺害か
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp カダフィ氏ら、高級車で西隣アルジェリア入りか
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp カダフィ一族の豪邸陥落、反体制派のオアシスに
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp リビアへ警察支援…国連、アフリカ連合など合意
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp トリポリ、戦闘の惨状残るカダフィ邸…ルポ
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp トリポリ市民生活圧迫、深刻化…リビア
◆2011/08/27 yomiuri.co.jp 反体制派、新生リビアを視野に国軍づくりへ
◆2011/08/27 cnn.co.jp カダフィ氏拠点近くに巨大な地下トンネル、「まるで地下都市」
◆2011/08/27 cnn.co.jp 国連事務総長、「リビアにおける戦闘は最終局面に入った」
◆2011/08/27 cnn.co.jp リビアで石油権益の争奪戦、来年に生産量回復と反体制派
◆2011/08/27 asahi.com NATO、カダフィ氏出身地の空爆強化 リビア・シルト
◆2011/08/27 asahi.com 反カダフィ派、隣国チュニジア国境の検問所を制圧
◆2011/08/27 asahi.com リビア移行政権は「カダフィ派も交えて」 アフリカ連合
◆2011/08/27 asahi.com 「早くカダフィ拘束を」 2月からデモ リビア西部の街
◆2011/08/27 asahi.com リビアのウラン精鉱「安全に保管」 米国務省が見解
◆2011/08/27 asahi.com カダフィ氏国外逃亡か アルジェリア入りとエジプト報道
◆2011/08/27 asahi.com 反カダフィ派、首都の指揮権一元化 新政権樹立へ協議
◆2011/08/27 nikkei.com カダフィ大佐邸からライス前米国務長官の写真アルバム
◆2011/08/27 nikkei.com 国連、EUなどとリビア支援協議
◆2011/08/27 nikkei.com 反カダフィ派、西部都市を相次ぎ掌握 大佐なお所在不明
◆2011/08/27 nikkei.com リビア反体制派、新国軍を創設へ 首都では戦闘沈静化か
◆2011/08/27 毎日新聞 リビア:政権崩壊 仏英、新たな軍事介入像=欧州総局長・笠原敏彦
◆2011/08/27 毎日新聞 リビア:前政権側兵器どこに? 「化学・核物質」拡散防止課題
◆2011/08/27 毎日新聞 リビア:反カダフィ派、新国軍創設へ 民兵解散、指揮系統を一本化
◆2011/08/27 毎日新聞 リビア:ライス前米国務長官「写真集」発見 「ファン発言」裏付け−−カダフィ邸寝室
◆2011/08/27 nikkei.com アルジェリアに車列と報道 カダフィ大佐逃亡の可能性も
◆2011/08/28 NHK リビア アラブ連盟会議に復帰
◆2011/08/28 cnn.co.jp カダフィ大佐派、多数の拘束者殺害か 人権団体が報告
◆2011/08/28 asahi.com カダフィ氏国外逃亡か 報道されたアルジェリアは否定
◆2011/08/28 asahi.com リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地
◆2011/08/28 nikkei.com 親カダフィ派のアフリカ諸国、対応苦慮 新政権承認見送りも
◆2011/08/28 nikkei.com 反体制派、カダフィ大佐の捜索継続 国境付近に潜伏か
◆2011/08/28 nikkei.com リビア首都で50遺体発見 カダフィ派部隊が虐殺か
◆2011/08/28 nikkei.com リビア首都で50遺体発見 カダフィ派部隊が虐殺か(ヒューマン・ライツ・ウオッチの声明へ言及)
◆2011/08/28 nikkei.com 反カダフィ派、首都掌握へ最終局面 最後の軍事拠点制圧
◆2011/08/28 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐と一族、アルジェリアに逃亡の情報
◆2011/08/28 毎日新聞 リビア:医師ら「治療は区別なく」 看護師確保、困難に−−トリポリ市内の病院
◆2011/08/28 毎日新聞 リビア:NATO足並み乱れ 米英、カダフィ大佐拘束関与巡り
◆2011/08/29 jp.wsj.com カダフィ派本拠地退却時の血生臭い情景が明るみに
◆2011/08/29 AFP BB News カダフィ軍拠点から多数の黒こげ遺体、5万人行方不明 リビア
◆2011/08/29 NHK リビア 独裁政権実態明らかに
◆2011/08/29 yomiuri.co.jp リビア反体制派、政権残党への掃討作戦継続
◆2011/08/29 yomiuri.co.jp カダフィ氏出身都市、反体制派が挟撃態勢
◆2011/08/29 cnn.co.jp パンナム機爆破の元受刑者が危篤か CNN単独取材
◆2011/08/29 cnn.co.jp 「犬の方がまし」 退廃と暴力の痕跡残るカダフィ一族の邸宅
◆2011/08/29 asahi.com 脅威から一転、観光名所に カダフィ氏居住区、人が殺到
◆2011/08/29 asahi.com 反カダフィ派「政府軍が拘束、5万人不明」
◆2011/08/29 nikkei.com 米パンナム機爆破犯が昏睡状態 リビア、引き渡し拒否
◆2011/08/29 nikkei.com 勝っていたら「カダフィ国王」に 逃亡前に「改革案」
◆2011/08/29 nikkei.com リビア、9月末にも原油輸出を再開 外貨獲得急ぐ
◆2011/08/29 nikkei.com リビア国民評議会「カダフィ大佐まだ危険」
◆2011/08/29 yomiuri.co.jp 恩赦のパンナム機爆破テロ犯、トリポリで危篤
◆2011/08/29 毎日新聞 リビア:「新生リビア」和解最優先 治安回復、部族対立や地域格差解消がカギ
◆2011/08/29 毎日新聞 リビア:激戦の首都、医師ら避難「死の病院」 多数の遺体放置
◆2011/08/29 毎日新聞 リビア:アラブ連盟が緊急外相会合、国民評議会の代表が出席
◆2011/08/29 毎日新聞 リビア:石油生産、来月中旬に再開
◆2011/08/29 毎日新聞 リビア:カダフィ派、報復虐殺か 倉庫に多数遺体−−トリポリ
◆2011/08/30 jp.reuters.com アルジェリア、カダフィ大佐の息子2人と妻・娘の入国を確認=アルジャジーラ
◆2011/08/30 jp.reuters.com カダフィ氏の家族がアルジェリア入国、国民評議会は引き渡し要求
◆2011/08/30 jp.wsj.com カダフィ大佐の妻子、アルジェリアに逃亡−反体制勢力は引き渡し要求
◆2011/08/30 jp.wsj.com リビア・カダフィ政権のネット監視活動に外国企業が協力=WSJ調査
◆2011/08/30 テレビ朝日 カダフィ大佐の家族が隣国に 首都は深刻なインフレ(08/30 11:52)
◆2011/08/30 NHK EU リビア首都に人道支援拠点
◆2011/08/30 NHK リビア“8か月以内に選挙”
◆2011/08/30 NHK 伊石油会社 リビアの事業再開へ
◆2011/08/30 cnn.co.jp カダフィ氏の妻子、アルジェリアへ 反体制派「引き渡し求める」
◆2011/08/30 asahi.com カダフィ氏妻子、アルジェリア入り 本人は同行せず
◆2011/08/30 asahi.com 「カダフィ氏、今もリビアに」 米国務省高官が見解
◆2011/08/30 nikkei.com リビア、石油生産回復に時間 完全復旧、2年超の見方も
◆2011/08/30 nikkei.com 「カダフィ氏六男の死亡確認」 反体制派
◆2011/08/30 nikkei.com カダフィ妻子、アルジェリアに脱出 大佐はリビア潜伏か
◆2011/08/30 nikkei.com リビアの石油生産再開に向け協力 伊ENI
◆2011/08/30 nikkei.com 大佐の豪華専用機「空飛ぶ邸宅」も接収 リビア
◆2011/08/30 nikkei.com リビア国民評議会、分裂の懸念 「カダフィ後」混乱も
◆2011/08/30 nikkei.com カダフィ大佐派、週内降伏を 国民評議会
◆2011/08/30 yomiuri.co.jp カダフィ氏、首都南方に潜伏か…伊通信社が報道
◆2011/08/30 yomiuri.co.jp リビアで首都解放祝う式典…犠牲者追悼も
◆2011/08/30 yomiuri.co.jp EU、トリポリに人道支援拠点開設
◆2011/08/30 yomiuri.co.jp カダフィ氏家族受け入れ、国民評議会が反発
◆2011/08/30 yomiuri.co.jp カダフィ氏の妻子、アルジェリアに脱出
◆2011/08/30 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐家族、亡命か 陸路でアルジェリア入国
◆2011/08/30 毎日新聞 リビア:政権崩壊1週間 拘束の約5万人、なお不明と発表−−国民評議会
◆2011/08/30 毎日新聞 NEWS25時:リビア 米機爆破犯が昏睡状態
◆2011/08/30 毎日新聞 リビア:政権崩壊1週間 住民らが自治組織 自警団結成、診療所も−−トリポリ
◆2011/08/30 毎日新聞 リビア:政権崩壊1週間 大佐故郷・シルト攻略大詰め 潜伏の可能性も
◆2011/08/30 毎日新聞 リビア:カダフィ大佐は国内に?
◆2011/08/30 毎日新聞 リビア:空飛ぶ貴賓室 カダフィ大佐特別機公開
◆2011/08/30 国境なき医師団 リビア:トリポリで医療増強、一部病院では衝撃的な光景も(8月27日現在)
◆2011/08/31 AFP BB News リビア反体制派、カダフィ派に来月3日までの投降呼びかけ
◆2011/08/31 AFP BB News カダフィ大佐の娘、逃亡先のアルジェリアで出産
◆2011/08/31 テレビ朝日 「来月3日までに投降を」カダフィ派に呼びかけ(08/31 11:55)
◆2011/08/31 AFP BB News 【写真特集】カダフィ家のアルバム
◆2011/08/31 NHK リビア戦闘 5万人死亡の見方
◆2011/08/31 NHK リビア支援 国連要員を派遣へ
◆2011/08/31 NHK NATO“リビア空爆継続”
◆2011/08/31 国境なき医師団 リビア:トリポリの避難民、危険にさらされ行き場もなく
◆2011/08/31 cnn.co.jp カダフィ大佐の長女、逃亡先アルジェリアで出産
◆2011/08/31 asahi.com リビア首都で「刀狩り」 国民評議会、銃器など回収開始
◆2011/08/31 asahi.com リビア反体制派「5万人死亡」 2月のデモ開始以降
◆2011/08/31 nikkei.com 「カダフィ後」国民評議会3氏軸に
◆2011/08/31 nikkei.com カダフィ大佐の三男、投降打診か 中東TV報道
◆2011/08/31 nikkei.com カダフィ大佐、投降しないと殺害も リビア反体制派
◆2011/08/31 nikkei.com イタリア、リビアで大使館を再開
◆2011/08/31 yomiuri.co.jp カダフィ派拠点、制圧態勢…投降求め通告
◆2011/08/31 yomiuri.co.jp カダフィ派、一時世界遺産を拠点に…交戦で破損
◆2011/08/31 yomiuri.co.jp NATO、リビア空爆継続…反カダフィ派支援
◆2011/08/31 yomiuri.co.jp リビア国民評議会、国連の停戦監視団を拒否
◆2011/08/31 yomiuri.co.jp 凍結リビア資産、英国分1190億円の解除合意
◆2011/08/31 yomiuri.co.jp カダフィ氏妻子入国、アルジェリアが国連に説明
◆2011/08/31 毎日新聞 リビア:カダフィ派に「最後通告」 国民評議会、週内降伏突き付ける
◆2011/08/31 毎日新聞 リビア:「子どもを人間の盾」−−米団体報告書
◆2011/08/31 毎日新聞 リビア:政権崩壊1週間 トリポリ市民、42年ぶり自由の味 水、ガソリンは不足
◆2011/08/31 毎日新聞 リビア:首都のアフリカ移民迫害 黒人雇い兵に憎悪
◆2011/08/31 毎日新聞 リビア:英国内の凍結資産、1187億円解除決定
◆2011/08/31 外務省 新生リビア支援国際会議の開催



【参考図書】
リビアを知るための60章 (エリア・スタディーズ)
塩尻 和子著 明石書店 ¥2,100 B6版 399ページ 2006年8月 [amazon]

リビア物語―世界遺産と大砂漠の旅
滝口 鉄夫著 論創社 ¥2,625 B6版 196ページ 2007年1月 [amazon]

砂漠の思想―リビアで考えたこと
野田 正彰著 みすず書房 ¥2,730 B6版 240ページ 2005年2月 [amazon]


 
 
>TOP

リビア反体制派司令官殺害、内紛との見方強まる

【カイロ=田尾茂樹】リビアの反体制派軍事部門を率いるアブドルファタハ・ユニス最高司令官が7月28日に射殺体で発見された事件は、反体制派の内紛との見方が強まっている。

カダフィ政権の元幹部や、政権に弾圧されたイスラム主義者も加わる寄せ集め集団のもろさが浮き彫りとなっている。

ユニス氏の射殺体は反体制派の拠点ベンガジ郊外で見つかった。反体制派軍事部門の幹部はAP通信に、ユニス氏に同行していた反体制派民兵2人が「裏切り者」と叫びながら発砲した、と証言した。別の反体制派幹部はロイター通信に対し、殺害に関与したのは、カダフィ政権によって投獄され、現在は反体制派に加わるイスラム主義者との見方を示した。

(2011年8月1日01時46分 読売新聞)



 
 
>TOP

ラマダン:イスラム諸国で始まる 内戦や反体制デモの中

【カイロ共同】中東や北アフリカのイスラム諸国の多くで1日、イスラム教で最も神聖な月、ラマダン(断食月)が始まった。期間は約4週間。原則的に日の出から日没までの飲食が禁じられるため日中の活動が緩やかになるが、今年は各国で内戦や反体制デモが続く動乱の中にあり、緊張状態が続きそうだ。

反政府デモに対する武力弾圧が続くシリアでは、沈静化の兆しは見えていない。

また、カダフィ政権と反体制派の内戦に陥ったリビアでも戦闘が続きそうだ。エジプトでは、改革推進を求める市民勢力が首都カイロ中心部でデモを継続していたが、主要勢力はラマダン中は一時中断するとしている。大統領宮殿での爆発で負傷、サウジアラビアで治療を続けているイエメンのサレハ大統領は、ラマダン入りに際し入院先からの声明で対話を呼び掛けたが、混乱収拾には時間がかかるとみられる。

毎日新聞 2011年8月1日 東京夕刊



 
 
>TOP

チャベス大統領、カダフィ政権支持を改めて表明

2011/8/3 0:29

南米ベネズエラの反米左翼チャベス大統領は1日、国営テレビでリビアの最高指導者カダフィ大佐からの親書を読み上げ、大佐を「尊敬している」と評価、カダフィ政権に対する支持をあらためて表明した。AP通信が伝えた。

チャベス氏が読み上げた親書によると、カダフィ氏は「(ベネズエラの)支援が続くことを望んでいる」と指摘。チャベス氏は、内戦を続ける反体制派「国民評議会」を承認しない意思を示した。

親書はカダフィ政権の特使ら2人が持参。チャベス氏はがん治療のため、特使らとは面会できなかったという。(リオデジャネイロ=共同)



 
 
>TOP

リビア軍、地中海で伊海軍艦艇にミサイル攻撃 被害なし

2011.08.04 Thu posted at: 15:58 JST

トリポリ(CNN) リビア政府のイブラヒム報道官は3日、同国沖の地中海に展開していたイタリア海軍艦船に同日、リビア軍がミサイル攻撃を行ったと発表した。リビアの反体制派支援でカダフィ政権軍の陣地や兵器に空爆を続ける北大西洋条約機構(NATO)軍艦船に対するミサイル攻撃は珍しい。

イタリア国防省やNATOによると、フリゲート艦「ベルサリエーレ」がリビア北西部ジルタン市の沖合約19キロの海上で1発のミサイル攻撃を受けた。ミサイルは同艦から約2キロ離れた海上に落下し、船体に損害はなかった。NATOは声明で、同艦は任務を続行したと発表した。

イブラヒム報道官は記者団に「我々の陸軍は極めて強力である。保持する実際の戦力はまだ使っていない」と強調し、カダフィ政権軍の戦闘能力は20%にまで落ちたとするNATOの主張を打ち消した。

NATO軍はリビア反体制派を支援する国連決議を受け、今年3月から空爆を開始、主要港湾も封鎖し飛行禁止空域も設定している。NATO軍艦艇とリビア軍の小規模の海上交戦は今年5月、リビア西部ミスラタ市沖合で少なくとも2回起きていた。



 
 
>TOP

米政府、リビア反体制派に大使館引き渡しで合意

2011.08.04 Thu posted at: 16:51 JST

ワシントン(CNN) 米国務省高官は4日までに、閉鎖を命じたワシントンのリビア大使館を同国の反体制派組織である国民評議会(TNC)に引き渡すことに合意し、関連文書に署名したと述べた。CNNに明らかにした。

これによりTNCが大使館を再開設し、派遣する館員が外交官として認知されることになる。また、米政府が凍結した、リビア大使館の銀行口座にある現金約1300万ドル(約10億3100万円)の返還も可能となった。

リビア大使館の引き渡し合意はTNCの要請に応じたもの。アウジャリ前大使が引き続き大使に就任する見通し。米国務省は今年3月、リビア大使館の閉鎖を命じ、カダフィ政権に忠誠を誓う外交官に出国を求めていた。アウジャリ氏は2月に大使を辞任し、ワシントンでTNC代表者として活動していた。

米国は7月15日、TNCをリビアを代表する正統政府として承認していた。リビアの首都トリポリにある米国大使館は反体制派とカダフィ政権軍の交戦が起きた今年2月下旬に閉鎖され、館員らは海空路で出国していた。

TNCでは先週、軍事部門のユニス司令官の殺害事件が起き、内部対立が原因との見方も出ている。オバマ政権高官によると、司令官殺害がTNCの将来に及ぼす悪影響を危惧(きぐ)した米政府は同組織に対し事件の徹底解明を求めた。



 
 
>TOP

カダフィ大佐の息子死亡か NATO空爆と反体制派

2011/8/5 19:17

【カイロ=共同】リビア反体制派の報道官は5日、同国西部ズリテンの政府軍を北大西洋条約機構(NATO)が空爆し、最高指導者カダフィ大佐の息子で、精鋭部隊を率いるハミース氏が死亡したと語った。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤなどが伝えた。ハミース氏はカダフィ氏の六男とされる。

報道官は、空爆で死亡した32人の中にハミース氏が含まれているとした。リビア政府やNATO側はハミース氏の死亡を確認していないが、事実であれば、反体制派の士気が高まり、ズリテン付近で反体制派との攻防を続けるカダフィ政権にとって大きな打撃となりそうだ。

ハミース氏が率いる部隊は、政権側の中でも練度や装備が最も優れているとされ、首都トリポリの東約160キロのズリテンで、首都への進攻を狙う反体制派の部隊との攻防を続けていた。

NATOはカダフィ政権による反政府デモへの武力弾圧から市民を保護するため、3月に政府軍への空爆を開始。リビア政府によると、カダフィ氏の別の息子セイフアラブ氏も4月末、首都への空爆で死亡している。



 
 
>TOP

カダフィ大佐の息子死亡か、リビア政府は否定 「でっち上げ」

2011/8/5 22:04

リビア反体制派の報道官は5日、同国西部ズリテンの政府軍部隊を北大西洋条約機構(NATO)が空爆し、最高指導者カダフィ大佐の息子で、精鋭部隊を率いるハミース氏が死亡したと語った。一方、リビア政府報道官は「でっち上げ」として死亡を否定した。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤなどが伝えた。

NATOは空爆を行ったことを確認。反体制派は、空爆で死亡した32人の中にハミース氏が含まれているとした。同氏の死亡が事実であれば、反体制派の士気が高まり、ズリテン付近で同派との攻防を続けるカダフィ政権にとって大きな打撃となりそうだ。

ハミース氏が率いる部隊は、政権側の中でも練度や装備が最も優れているとされ、首都トリポリの東約160キロのズリテンで、首都への進攻を狙う反体制派の部隊と攻防を続けていた。

NATOはカダフィ政権による反政府デモへの武力弾圧から市民を保護するため、3月に政府軍への空爆を開始。リビア政府によると、カダフィ氏の別の息子セイフアラブ氏も4月末、首都への空爆で死亡している。(カイロ=共同)



 
 
>TOP

2011年8月5日17時19分

カダフィ大佐の息子、空爆で死亡 最精鋭部隊を指揮

リビア・ベンガジからの情報によると、カダフィ大佐の息子でカダフィ政権側の最精鋭部隊を率いるハミス氏が5日、同国西部ズリタン付近で北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆で死亡した。反体制派側が確認した情報としてロイター通信などが伝えた。カダフィ政権側は発表していない。(カイロ=石合力)



 
 
>TOP

リビア:カダフィ大佐七男が死亡か NATO空爆で

【エルサレム花岡洋二】北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍は4日夜から翌日未明にかけ、リビア政府軍の拠点の一つ西部ズリテンを空爆、最高指導者カダフィ大佐の七男でエリート部隊「ハミス旅団」を率いるハミス氏(28)ら32人を殺害した。反体制派の報道官が発表、ロイター通信が報じた。政府側はハミス氏死亡を否定している。ズリテンは首都トリポリから東約160キロにあり、反体制派軍部隊との攻防の前線になっている。

毎日新聞 2011年8月6日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア反体制派、中部で攻勢 カタールから武器空輸か

2011/8/7 19:13

【カイロ=共同】リビアのカダフィ政権との内戦状態にある反体制のスポークスマンは6日、政府軍と一進一退の攻防を続けていた中部の要衝ブレガに、反体制派部隊が三方から攻勢をかけていると明らかにした。ロイター通信が伝えた。反体制派当局者は、同派が制圧した西部ミスラタの空港に、カタールの航空機が武器を空輸したと述べた。反体制派は6日、首都トリポリ南西約80キロの要衝も勢力下に入れ首都をうかがう構えを見せるなど、中・西部で一斉に攻勢を強めている。



 
 
>TOP

リビア反体制派、首都近郊ビルガナムの制圧を宣言

2011.08.07 Sun posted at: 10:50 JST

リビア・ビルガナム近郊(CNN) リビアのカダフィ政権打倒を掲げる反体制派は6日、首都トリポリから約85キロ南西に位置するビルガナムを制圧したと宣言した。

反体制派によると、1500人の戦闘員が5時間にわたる砲撃と銃撃戦の末、政府軍を追い出した。反体制側では少なくとも8人が死亡、数十人が負傷した。政府軍側の死傷者数は不明。反体制派は夜明けとともに、西方の山からトラックを連ねて同市へ攻め込んだ。大半のメンバーは民間人出身だという。

すでに同国東部を掌握している反体制派にとって、ビルガナムの制圧は、トリポリ進攻に直結する重要な足がかりになるとみられる。



 
 
>TOP

NATOの空爆で民間人85人死亡、リビア政府発表

2011年08月10日 12:53 発信地:マジェル/リビア

【8月10日 AFP】リビア政府は9日、北大西洋条約機構(NATO)が8日にリビア国内の村に行った空爆で、女性と子どもを含む民間人85人が死亡したと発表した。

リビア政府報道官によるとNATO軍は、政府軍が掌握しているリビア西部の町ズリテン(Zliten)に反体制勢力が入るのを支援するため、ズリテンから南に10キロのマジェル(Majer)村に8日午後11時(日本時間9日午前6時)ごろから空爆を始めた。

この報道官が報道陣向けの取材ツアーで説明したところによると、最初の3発の爆弾が落ちた後、多くの住民たちが家族を救助するため爆撃を受けた家に飛び込んだ。その後さらに3発の爆弾が落ちたという。この空爆で、12家族の子ども33人、女性32人、男性20人の計85人が死亡したという。

報道陣が取材した犠牲者の葬儀では28人の遺体が地元の墓地に埋葬された。AFPの記者によると参列した大勢の人々はNATOと「スパイと裏切り者」に対する怒りをあらわにしていた。

リビア国営ジャマリヒリヤ通信(JANA)は、最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐が、世界の大国は「NATOによる見るに堪えない虐殺」の責任をとらされるだろうと述べたと報じた。

NATOのスポークスマンは、空爆は合法的なもので、現時点で民間人が死亡したとの証拠はないと語った。(c)AFP/Imed Lamloum



 
 
>TOP

NATO、リビアへの空爆を継続

2011-08-10 14:49:49 cri

NATO・北大西洋条約機構はここ数日、引き続きリビアにあるターゲットに爆撃を加え、戦局は依然として膠着状態が続いています。

NATOの報道官は9日、「NATOの戦闘機が8日トリポリ港に停泊している一隻の軍艦を爆撃した。旧ソ連製のこの護衛艦は大きなダメージを受けた」と明らかにしました。

報道によりますと、8日、NATOはリビア西部の都市ズリタン付近の村を空爆しました。リビア政府はこれについて9日、「この空爆で85人の一般市民が死亡した」とNATOを強く非難し、犠牲者のため3日間の追悼活動を行うと発表しました。これをうけて、NATO側は、「空爆のターゲットは空爆にとっては合法的対象となる軍事的ターゲットである。一般市民が死亡した証拠はこれまで出ていない」と表明しました。

同時に、カダフィ氏の軍隊は首都トリポリを依然として制圧下に置いており、反対派勢力は幾つかの地域で攻撃を行っていますが、攻撃は大きな進展を見せていません。

一方、カナダのベアード外相は8日、カナダに駐在しているリビア外交官を「好ましくない人物」だとして直ちにカナダから出て行くよう求めました。(翻訳:ooeiei)



 
 
>TOP

リビアTV 死んだとされていたカダフィ氏の息子が登場

10.08.2011, 13:19

リビア国営放送は、ムアマル・カダフィ氏の息子であるハミス氏がNATO空爆で負傷した人々を見舞う映像を公開した。10日、テレビ局・アルジャジーラが明らかにした。これより先、リビア反対派勢力は、ハミス氏が先週、ズリテンで行われたNATO軍空爆で死亡したと述べていた。

リビア国営放送によれば、今回の映像は9日に収録されたものだという。もし今回の情報が本当なら、ハミス氏が生存しているという初めての証拠となる。

映像ではハミス氏と見られる人物が軍服を着て、病院の負傷者らと会話している様子が映されている。



 
 
>TOP

NEWS25時:リビア 反体制派、幹部を更迭

リビア反体制派「国民評議会」の報道官は8日、評議会のオベイディ軍最高司令官が7月に射殺された事件をめぐり、アブドルジャリル議長が評議会の内閣に当たる幹部らを更迭したと明らかにした。フランス公共ラジオなどが伝えた。【共同】

毎日新聞 2011年8月10日 東京朝刊



 
 
>TOP

人権と外交:増殖する雇い兵/上 批判封殺、リビアの顔

◇弾圧部隊編成の裏で、国連を巧みに利用

半年で「反体制派側の死者最大3万人」(クレッツ駐リビア米大使)と推定され、なお出口の見えないリビア内戦。反政府デモが始まった2月、最高指導者、カダフィ大佐は外国人雇い兵に白昼、市民を無差別に射殺させ世界を仰天させた。その後も、雇い兵部隊は大量殺りくを続けている。

究極の人権弾圧部隊は、何年もかけて周到に編成されてきたが、その期間は、国際人権外交の舞台で、リビアが「人権国家」の体面を着々と整えていった時期と重なる。

象徴的な女性がいる。ナジャト・ハジャジ氏(58)。カイロ大学卒業後、リビア国営通信勤務を経て、92年から国連欧州本部のあるジュネーブで長年、リビア公使・大使を務めてきた。

亡命リビア人組織によると、大佐の遠縁の出で「元夫が大佐のいとこ」とも言われるが定かでない。いずれにせよ、30代から「人権の都」で人権侵害国の国益を代表してきた筋金入りの人権専門外交官だ。

03年1月、ハジャジ氏は、国連人権委員会議長に選出された。リビア政府広報官は「リビアが人権に関して潔白であることを世界が認めた」と自画自賛。怒った非政府組織(NGO)「国境なき記者団」は議場に「恥を知れ」と書いた横断幕を掲げ、抗議のビラをまいた。

ハジャジ氏は強硬だった。同組織の出席資格停止へ動き、中国やロシア、イランなどが同調。国連人権高等弁務官が止めに入る騒ぎとなった。人権外交の荒廃に危機感を抱いたアナン国連事務総長(当時)は、人権委員会を解消し現在の人権理事会へ昇格させる改革に着手、06年に実現する。

ハジャジ氏が議長を務めたのは、リビアが米パンナム機爆破事件(88年、死者270人)の責任を認めて国連安保理の制裁が解除され(9月)、米英両国に大量破壊兵器開発計画放棄を約束した(12月)年である。リビアの国際社会復帰と人権外交での攻勢は、表裏を成していた。

6年後、ハジャジ氏は再び「活躍」する。09年4月、世界人種差別撤廃会議準備会合の議長を務めた時だ。リビアのエイズ感染事件で8年間投獄され、危うく死刑から救出されたパレスチナ人医師が、NGOの招待で登場した。

医師「議長、私はあなたの政府に無実の罪を着せられた者です」

議長(ドンドンドンと机をたたき)「会議と関係ない内容です」

医師「私たちは人種差別で投獄、拷問されました。私の苦しみを元に提案したい」

議長(机をたたき)「発言を止めますよ」

医師は、「少数派を弾圧する国」に謝罪と、被害者への補償を求めたが結局、退出させられた。

国連の人権外交官たちは、ハジャジ氏を「強い主張を持っていて、自分の意見を通すにはどうしたらいいかという手法にたけている」と評する。

ハジャジ氏は大使を辞めた今もジュネーブに住み活動を続けている。現在の肩書は、05年に設立された「雇い兵作業部会」専門委員。五大陸代表の一人(アフリカ)である。

2月、リビアで騒乱が始まり、国連の専門家たちは合同で「虐殺をやめろ」と声明を出した。ハジャジ氏は姿をくらましていたが、5月の作業部会には出席した。再三の取材要請に一切応じようとしない。

    ◇

リビアのカダフィ政権による反政府デモ弾圧で、外国人雇い兵の存在がクローズアップされた。リビアの雇い兵は粗暴な分、姿が見えやすい。もっと実態の見えにくい雇い兵が今、民間軍事会社を通じて世界中に増殖し、紛争や国際法のあり方が問い直されている。雇い兵をめぐる人権外交の現状を報告する。【ジュネーブ伊藤智永】

==============

■ことば

◇リビアのエイズ感染事件

リビアの病院に勤務していたブルガリア人看護師5人とパレスチナ人医師1人が、子供400人以上に対し、故意にエイズウイルス(HIV)を感染させたとして拘束され、04年に死刑判決を言い渡された事件。欧州連合が冤罪(えんざい)と主張するなどリビア批判が強まり、6人は07年に解放された。

毎日新聞 2011年8月14日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア内相、家族とカイロ到着…亡命か?

【カイロ=長谷川由紀】AP通信によると、リビアのナスル・マブルーク・アブドラ内相が15日、家族9人とともにカイロ空港に到着した。

空港当局者の話として伝えた。アブドラ内相は、チュニジアから特別機で入り、来訪の目的を「観光」と話しているといい、亡命の可能性もある。

リビアの最高指導者カダフィ氏の打倒を目指す反体制派部隊は、首都トリポリに近い西部ザウィアをほぼ手中に収めるなどカダフィ氏の牙城への包囲網を狭めている。亡命ならば、政権幹部の離反はカダフィ氏にとって大きな打撃だ。

リビアでは、北大西洋条約機構(NATO)指揮の多国籍軍による空爆が始まった今年3月、クーサ外相(当時)が英国に亡命している。

(2011年8月15日22時32分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビアのカダフィ大佐「戦いに備えよ」 反体制派が要衝制圧か

2011.08.15 Mon posted at: 10:48 JST

トリポリ(CNN) リビアの最高指導者カダフィ大佐は15日、国営テレビなどを通じて支持者に向け演説し、「我々の国土解放のための戦いに備えよ」と呼び掛けた。

これに先立ちリビア反体制派は14日、首都トリポリから約53キロ西部の要衝ザウィヤを含む西部の多数の都市を制圧したと発表した。ザウィヤは隣国チュニジアからトリポリへ物資を供給するための重要拠点となっている。

カダフィ大佐は演説で「砲撃は終わり、反体制派は終わり、リビア国民は残る。常に前線で戦い、反逆者とNATO(北大西洋条約機構)からリビアを解放せよ」と呼び掛けた。

リビア反体制派の司令官は14日、CNNの取材に対し、ザウィヤの大部分を制圧したと述べ、「同地からカダフィ軍を追い払った」と主張。まだ市内で小規模な戦闘は続いているが、「状況は制御できている」と話していた。

一方、カダフィ政権はこれを否定している。政府報道官は同日テレビ中継された記者会見で、政府軍はザウィヤで反体制派の攻撃を食い止めたと強調した。



 
 
>TOP

リビア反カダフィ派、首都に迫る 公安相離反か

2011/8/15 22:58

【カイロ=花房良祐】反カダフィ派が蜂起して内戦状態に陥っているリビアで、同派は首都トリポリ西方約50キロメートルの要衝ザウィヤに進入、戦闘を開始した。中東の衛星テレビ局アルジャズィーラなどが伝えた。カダフィ政権が同市を失えば次はトリポリを巡る戦闘が始まる見通しで、大きな打撃となる。15日にはカダフィ政権の公安書記(公安相)が離反したもようだと伝えられた。

反カダフィ派は15日、ザウィヤの大半を制圧したと主張した。一方、市内の一部ではまだ戦闘が続いているとの報道もある。ザウィヤは石油施設を有し、隣国チュニジアに向かう途中にある要衝。同市が陥落すればカダフィ政権にとって燃料・物資の補給の障害となる。「トリポリの補給路が断たれれば政権の存続は危うい」(軍事筋)との見方も浮上している。

トリポリに迫っている反カダフィ派は南西部の山岳地帯から進撃。フランスが6月、対戦車砲などの重火器を供与したと伝えられて以降、制圧地域をじりじりと広げてきた。欧米の軍事介入が始まってから5カ月近く経過し、戦況はカダフィ政権にとって不利に傾きつつある。

一方、AP通信によるとエジプト空港当局は同日、カダフィ政権のアブドラ公安相が家族9人を伴いエジプト・カイロに到着したことを明らかにした。政権を見限り、亡命した可能性もある。

最高指導者カダフィ大佐は15日、国営テレビを通じて今後も徹底抗戦を続ける姿勢を示した。だが、エジプトのアハラム政治戦略研究所のラビア・シャヒーン研究員は「現在の勢いが続けば2カ月以内にカダフィ大佐は退陣する」と予測。チュニジアで政権と反カダフィ派が接触したとの情報もあり、追い詰められたカダフィ大佐が退陣を前提とした停戦交渉に応じる可能性もある。



 
 
>TOP

リビア内相、エジプトに亡命か−反政府軍が大幅前進

2011年 8月 16日 8:03 JST

【カイロ】リビアのナスル・アルマブルーク・アブドラ内相が8日、家族9人とともに自家用機でカイロ空港に到着した。離反者が相次ぐカダフィ政権で、これまでで最も地位の高い人物の亡命とみられている。

エジプト空港当局者によると、同相は観光ビザでチュニジアからカイロ入りしたもので、リビア大使館関係者の出迎えはなく、同大使館当局者はアブドラ内相のエジプト訪問については知らないと述べた。チュニジア治安当局者によれば、同相は13日に陸路でチュニジアに入った後、保養地ジェルバから空路でカイロに向かったという。

リビアでは、反政府軍が西側の山岳地帯からカダフィ政権が死守するトリポリに向け大きく前進しており、13日にはトリポリ西方48キロにある地中海沿岸の要衝ザウィアに進入した。反体制派がザウィアに入ったのは2月に蜂起して以来初めて。

しかし、政府軍は15日には反政府軍をザウィア中心部から押し返し、反政府軍がトリポリに向け大攻勢を掛けるのを食い止めている。戦闘は、トリポリとチュニジアとの国境を結ぶ沿岸の主要幹線道路に集中している。

トリポリ市民の間では、反政府軍が近くトリポリに到達するのではないかとの不安が高まっており、トリポリから反政府軍が支配している山岳地帯に向け車で避難する市民が増えている。

ただ、ザウィアの反政府軍は弾薬が少なくなっており、追加物資の到着を待っている状態だという。軍事専門家の間では、練度が高く装備の豊富な政府軍は反政府軍の前進を阻止し、簡単に逆転してしまうのではないかとの見方もある。



 
 
>TOP

オランダ、カダフィ政権の凍結資産をWHOに拠出

2011年08月16日 16:17 発信地:ハーグ/オランダ

【8月16日 AFP】オランダ政府は15日までに、同国内で凍結されたリビア政府の資産から1億ユーロ(約110億円)を、リビア国民を対象とした医療支援費として世界保健機関(WHO)に拠出した。オランダ外務省のワルド・ベゼメル(Ward Bezemer)報道官が15日、AFPに明らかにした。

これによると1億ユーロは、オランダが3月に凍結したリビアの資産の一部だという。同報道官は凍結資産の総額は明らかにしなかった。

同報道官によるとウリ・ローゼンタル(Uri Rosenthal)外相は国内メディア向けに行った記者会見で、「わたしは常々、制裁は政権を追い詰めるもので、国民を巻き込んではならないと言ってきた。それが今、ここで実践されている。カダフィの凍結された資金は、リビア国民の生命を救うために使われる」と述べ、WHOへの凍結資産拠出は喜ばしいことだと語った。(c)AFP



 
 
>TOP

2011年8月16日1時30分

リビア副内相がカイロ入り カダフィ政権から離反か

カイロの空港当局者によると、リビアのアブドラ副内相が15日朝、カイロ空港に家族9人を伴ってチュニジアからのチャーター機で到着した。同氏はエジプト当局に来訪の目的を「旅行」と伝え、リビア大使館に連絡を取ることを断り、空港を去ったという。

カダフィ政権から離反した可能性がある。在エジプト・リビア大使館の広報担当者は朝日新聞に「何も分からない」と述べた。エジプト外務省は「9人の家族とともに到着したこと以外は何も分からない。亡命の申し入れ等は受けていない」としている。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
>TOP

カダフィ政権の凍結資産、110億円で医療支援

【ブリュッセル=工藤武人】オランダ外務省は15日、同国内で凍結しているリビアのカダフィ政権の資産から1億ユーロ(約110億円)を、リビア国内での医療支援に充てるため世界保健機関(WHO)に拠出すると発表した。

カダフィ政権の凍結資産を医療支援に使うのは同国が初めてという。

リビアではカダフィ派と反体制派との戦闘が長引き、医薬品の不足が深刻化している。1億ユーロは、医薬品購入に充てられ、政権側が支配する地域の住民も支援対象になるという。オランダのローゼンタル外相は声明で、「一般国民が制裁の犠牲になってはならない」と意義を強調した。

(2011年8月16日10時40分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏派部隊、スカッドミサイル使用か

【カイロ支局】AP通信は、リビアの最高指導者カダフィ氏派の部隊が14日、同派の重要拠点である中部シルテの東方から短距離弾道ミサイル「スカッド」1発を発射し、同派と反体制派の攻防が続く東部ブレガ東方の砂漠に着弾したと伝えた。米政府当局者が明らかにした。死傷者などはないという。

同通信によると、内戦状態が続くリビアでスカッドの使用が確認されたのは初めて。ブレガには石油積み出し港がある。着弾した場所は発射地点から約300キロ・メートル離れている。

(2011年8月16日11時41分 読売新聞)



 
 
>TOP

人権と外交:増殖する雇い兵/中 禁止条約は有名無実

◇軍事会社、軍を侵食 急成長「産業」に

5月、国際テロリスト、ビンラディン容疑者が暗殺された。米国の威信を懸けた10年越しの軍事作戦も、一時は雇い兵への民間委託が検討されていた。

国連筋によると、ブッシュ前政権2期目の計画では、軍事作戦への政権の関与を薄めるため、米国の民間軍事会社、ブラックウォーター(現ジー・サービシズ)の創設者、エリック・プリンス氏が作戦立案に参画。オバマ政権がやめさせたという。同社は07年、イラクで民間人17人を射殺した不祥事で悪名高い。

軍事会社と雇い兵は、今や正規軍と兵士の支援だけでなく、後ろ暗い任務も代行する。イラクのアブグレイブ刑務所での米兵による捕虜虐待事件に、軍事会社スタッフが関与していたのは、その一例だ(全員、処罰なし)。

現役軍人が、雇い兵の仕事を請け負うことさえある。ドイツでは08年、特殊部隊員約30人が長い休暇を取り、リビアで最高指導者、カダフィ大佐の護衛隊を訓練していた副業行為が露見。軍事会社に高額の報酬で誘われていた。軍事会社が軍を侵食する時代なのだ。

ジュネーブの国連欧州本部で5月末の1週間、人権理事会の雇い兵作業部会が開かれ、全加盟国が民間軍事会社を規制する条約作りを話し合った。

雇い兵は、ジュネーブ条約第1追加議定書(1977年)で初めて違法化され、冷戦が終わった89年には国連総会で「雇い兵禁止条約」も採択された。だが、発効したのは12年後、批准はいまだに32カ国。雇い兵を大量に編成していたリビアですら署名し、有名無実化している。しかも、条約が定義する雇い兵は「積極的な戦闘参加」を要件としており、「受け身の立場で警備するだけ」という建前で契約を結ぶ軍事会社を規制できない。

話し合いは7年目に入るが「分かったのは各国にやる気がないこと」(スイス大使)。軍事会社への依存を深める欧米各国は「時期尚早だ」と反対し、「おもちゃ産業より規制が少ない」(ゴメズ部会長)現状が変わる見通しはまったくない。

冷戦後の90年代、国家の消滅や軍隊の削減で元兵士が大量にあぶれ、地域紛争が頻発して雇い兵が急増した。だが、21世紀に入ってからの爆発的な増殖は、それまでと質量とも様相を一変した。

対テロ戦争を主導した米英両国では、元軍幹部らの軍事会社が、政権中枢との人脈をテコに、法律的な抜け穴と政治的な後押しを巧みに利用し、産業として急成長。「政府も軍人の棺おけを帰国させるより、死者数に数えられない民間会社の方が都合がいい」(ゴメズ氏)。世界の軍事会社の約8割は米英両国にある。

ジュネーブ高等国際問題研究所は7月、70カ国を対象にした小型武器実態調査の11年版を発表し、小型武器が広がっている背景として、軍や警察の活動を下請けする民間会社の仕事が、この10年余りで3倍近くに拡大していると指摘した。「警備」を名乗っても、実態は軍事会社である場合も多いという。【ジュネーブ伊藤智永】

毎日新聞 2011年8月16日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:公安相が政権から離反か

【カイロ共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、リビアのカダフィ政権のナスル・マブルーク・アブドラ公安相(内相)が15日、家族と共にエジプトの首都カイロに到着した。カイロの空港当局者が明らかにした。政権から離反した可能性もある。

毎日新聞 2011年8月16日 東京朝刊



 
 
>TOP

NEWS25時:リビア 補給路を反体制派制圧

リビアの反体制派は14日、首都トリポリから西へ約50キロのザウィヤを制圧した。隣国チュニジアからトリポリへ食料や燃料を運ぶ幹線道路沿いの港町で、政権側への主要な補給路を断った。反体制派がただちに首都へ攻め入る情勢ではないが、東西両側の沿岸を押さえ、包囲網を狭めたことになる。ロイター通信が報じた。【エルサレム】

毎日新聞 2011年8月16日 東京朝刊



 
 
>TOP

【国連UNHCR協会】【リビア緊急支援:8月17日】リビア難民のいま ラマダン月を迎えて

2011年08月17日 16:29 発信地:東京

【国連UNHCR協会】

イスラム教の断食月であるラマダンに際し、UNHCRはパートナー団体と協力し、チュニジアで避難生活を送るリビア難民1万世帯にあたる約5万5000人を対象にラマダン用の食料パッケージの配給を開始しました。

イスラム暦の第9番目の月にあたる現在、イスラム教徒は日の出から日没まで飲食を絶って生活します。日没と同時にモスクからコーランを朗唱するアザーンが始まると、人々は一斉に食事をします。これはイフタールと呼ばれる断食明けの食事で、一日分の栄養を摂取するため、ふだんの食事よりも水分や栄養を多くとります。

UNHCRが配給する食糧パッケージには、米、パスタ、クスクス、油、トマトペースト、ツナ缶、砂糖、デーツ豆を含む15種類の食品が入っています。ラマダン月の間に1世帯あたり合計120キロの食糧配給を行う計画です。

今年4月にリビアからチュニジアに逃れてきたアリさんは、「ラマダン月は一族が集まって一つになるための貴重な機会なのです。チュニジアの人々はとても寛大に我々を受け入れてくれていますが、自分たちの社会のネットワークが崩れてしまい、なかなか落ち着いた気持ちにはなれません。」と悲しい表情で訴えました。

2011年2月以降、リビアからチュニジアへ逃れていた人々のうち7割がすでに帰還を果たしました。しかし、いまだにチュニジアでは9万人のリビア難民が故郷への帰還を待ち望みながら避難生活を送っています。

▼国連UNHCR協会では、リビア緊急支援へのご寄付を受け付けています。
リビアからの難民のために、皆様の温かいご支援をよろしくお願いいたします。
https://www.japanforunhcr.org/cgi-bin/index.php?action_donate=true&dtype=emergency
※「リビア緊急支援」をお選びください。

◆ご寄付でできること(一例)
5,000円で、毛布10枚。
10,000円で、体を横たえるマット4枚。
30,000円で、テント2張。

●【国連UNHCR協会 メールニュース登録】●
難民支援の情報をお届けします!ぜひご登録ください。
https://www.japanforunhcr.org/cgi-bin/index.php?action_formmail=true

(c)国連UNHCR協会



 
 
>TOP

2011年8月17日10時12分

「カダフィ政権の崩壊近い」 米国防長官が見解

パネッタ米国防長官は16日、内戦状態にあるリビア情勢について、「カダフィ政権に残された日はわずかだ」とし、政権の崩壊が近いとの見方を示した。ワシントン市内でクリントン国務長官とともに出席した討論会で語った。

パネッタ氏は「カダフィ政権軍は弱体化している」と述べ、政権からアブドラ副内相が離反したという情報について「その新たな事例だ」と指摘した。

ただ、オバマ政権が、カダフィ政権やシリアのアサド政権を退陣に追い込めないことに、野党共和党などからは批判も出ている。これに対し、クリントン長官は「我々は(軍事力に依存しない)スマートパワーを行使している」とし、国際社会と協調して両政権に圧力をかけていく方針を強調した。(ワシントン=望月洋嗣)



 
 
>TOP

カイロ到着のリビア高官は副内相…通信社報道

【カイロ=長谷川由紀】AFP通信によると、リビア政府当局者は、15日に家族とともにカイロに到着したリビア政府高官は副内相だと語った。

カイロ空港当局者は当初、「内相」としていた。副内相のアブドラ氏は、エジプト訪問の目的を「観光」と説明したが、亡命の可能性がある。

(2011年8月17日19時48分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:政権側、スカッドミサイル使用 死傷者はなし

【カイロ和田浩明】AP通信によると、内戦状態にあるリビアの最高指導者カダフィ大佐の部隊が14日、スカッドミサイルを発射した。ミサイルは反体制派が最近進出した石油積み出し港マルサエルブレガから約80キロ離れた地点に着弾。死傷者は無かったという。米国防総省関係者の話として報じた。カダフィ氏側がスカッドを使用したのは、2月に反体制派が蜂起して以来初めて。反体制派は最近、首都トリポリの周辺都市への攻勢を強めている。スカッド発射は、押し込まれたカダフィ派による反撃強化の意味合いもありそうだ。

毎日新聞 2011年8月17日 東京夕刊



 
 
>TOP

クリントン米国務長官:外交力で民主化促す 弾圧続くシリアとリビア

【ワシントン白戸圭一】クリントン米国務長官は16日、ワシントン市内で開かれたシンポジウムで、民主化運動に対する弾圧が続くシリア、リビア両国の情勢に言及し、米国は軍事力に頼らず、外交力や経済力、文化発信力などの「スマートパワー(賢明なる力)」と国際協調によって両国の民主化を目指す考えを明らかにした。

シリアのアサド大統領に退陣要求せず、リビア空爆で後方支援に徹するオバマ政権の外交に対しては、米内外に「弱腰」や「無策」などの批判もある。クリントン氏の発言は軍事力偏重・単独行動主義だったブッシュ前政権との差異を強調したものだが、一方で弾圧による両国の犠牲者が増え続けているのも事実であり、今後は人道危機に対するオバマ政権の関与の在り方が問われそうだ。

クリントン氏はシンポジウムで、サウジアラビアのアブドラ国王や、シリアの友好国トルコのエルドアン首相が先週、アサド政権を強い調子で非難したことに言及。「米国はこれらのオーケストラの一部であり続けている」と述べ、中東諸国を巻き込んだ国際協調によってアサド政権を追い詰める考えを明示した。

また、クリントン氏は、空爆開始から5カ月が経過した今も最高指導者カダフィ大佐が居座り続けるリビア情勢について「これは戦略的忍耐の実践だ」と述べ、カダフィ氏の打倒をあくまでもリビア国内の反カダフィ派に任せる考えを強調。アラブ諸国がリビアの反体制派支持に方針転換した経緯を挙げ、「これこそが、米国だけでなく全ての人々が普遍的価値のために犠牲を払う私の見たかった世界だ」と述べた。

シンポジウムには、パネッタ国防長官もそろって出席。パネッタ氏は、リビア東部を拠点とする反カダフィ派が戦力を拡大しているとの現状分析を披露し、「カダフィ氏の時代は余命いくばくもない」との見解を示した。

毎日新聞 2011年8月17日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア反体制派、「勝利は目前」 民主主義への移行を準備

2011年08月18日 07:07 発信地:ベンガジ/リビア

【8月18日 AFP】リビア反体制派は17日、首都トリポリ(Tripoli)の孤立化を目指し、戦闘を推し進めた。反体制派のトップは、6か月間続いている内戦は最終局面にあり、数週間内に終結すると予想している。

反体制派は、リビアの最高指導者 ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐を追放した後、8か月以内に選挙による議会を発足させて権力を移譲し、新憲法を起草する計画を発表した。

反体制派は、トリポリと、カダフィ大佐の出身地で政権軍の拠点であるシルト(Sirte)を結ぶ西部の町に向かって進んでおり、政権への圧力を一段と強めている。(c)AFP



 
 
>TOP

リビア反体制派、首都西方の要衝を制圧

2011/8/19 11:47

【カイロ=共同】ロイター通信によると、リビアのカダフィ政権への攻勢を強めている反体制派勢力は18日、首都トリポリ西方約80キロの地中海岸サブラタをほぼ制圧した。

反体制派は既に、トリポリの西約50キロのザウィヤもほぼ制圧。隣国チュニジアに通じる補給路上の2都市を反体制派に押さえられたことで、政権側の物資不足がさらに深刻化する可能性がある。

一方、中東の衛星テレビなどによると、リビア政府のマハムーディ首相は18日、事態を速やかに収拾するための「交渉を始める準備がある」と述べ、即時停戦を呼び掛けた。



 
 
>TOP

元リビア首相、首都脱出=反政府勢力

【ベンガジ(リビア)AFP=時事】リビア反政府勢力は19日、同国最高指導者カダフィ大佐のかつての盟友、ジャルド元首相が首都トリポリから反政府勢力支配地域に逃れたことを明らかにした。

ジャルド氏は同日、家族と共に同国西部ジンタンに到着したという。反政府勢力スポークスマンは「ジャルド氏は反政府勢力に加わった」と主張している。(2011/08/20-09:26)



 
 
>TOP

リビア首都進撃の要衝を「解放」 反体制派が

2011/8/20 9:36

【カイロ=共同】リビア反体制派は19日、首都トリポリの東約160キロのズリテンでカダフィ政府軍と激戦、ロイター通信によると、反体制派の報道官は「ズリテンの大部分を解放した」と述べた。ズリテンは反体制派の西部の最大都市ミスラタの西郊にあり、反体制派がトリポリに進撃するための要衝。

反体制派は18日までにトリポリの西方で、隣国チュニジアに通じる補給路上にあるザウィヤ、サブラタの2都市をほぼ制圧している。東方のズリテンが制圧されれば、首都包囲網がまた狭まることになる。

ロイターによると、報道官は、同日のズリテンでの戦闘で反体制派の民兵32人が死亡、150人が負傷したと明らかにした。

一方、トリポリに反体制派が迫っているのを受け、国際移住機関(IOM)はトリポリに残るエジプト人ら数千人の外国人労働者について、船などを使った脱出作戦を検討しているという。



 
 
>TOP

リビア、石油相や元首相が政権離脱 カダフィ氏に打撃

2011/8/20 23:40

ロイター通信によると、チュニジア政府当局者は20日、チュニジアに滞在中のリビアのオムラン・ブクラ石油相が「帰国しない」と述べていることを明らかにした。カダフィ政権から離脱した可能性もある。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤなどは20日、リビアのジャルド元首相が首都トリポリ南西約160キロの反体制派の制圧下にあるゼンタンに脱出、政権離脱を表明したと伝えた。

ジャルド氏はカダフィ大佐のかつての側近で1970年代に首相を務めた。ことし6月1日にガネム石油相(当時)がイタリアでカダフィ政権離脱を表明。ブクラ氏は後任として6月下旬に任命されたばかり。ブクラ氏が離脱すれば、トリポリを反体制派に包囲されつつある政権にとってさらなる打撃となる。(カイロ=共同)



 
 
>TOP

米当局、カダフィ大佐の「最後の抵抗」に警戒

2011.08.20 Sat posted at: 11:21 JST

トリポリ(CNN) 北大西洋条約機構(NATO)軍による数カ月間に及ぶ空爆が続く中、リビアの最高指導者カダフィ大佐は首都トリポリで「最後の抵抗」に向けて準備を進めている可能性がある。2人の米当局者が明らかにした。

当局者によると、大佐はトリポリ周辺の主要拠点から民間人に対して最後の武力攻撃を行う可能性があるという。現に大佐は15日に国営テレビ放送を通じて支持者らに武器を取って反体制派勢力と戦うよう呼び掛けている。

ただ、米国はまだカダフィ大佐の最後の抵抗がどのようなものになるのか明確に把握していないという。また大佐が出国の準備を進めている兆候もないという。

しかし、米国務省のトナー報道官は19日、リビア北東部の都市ベンガジにいる米当局者がリビアの反体制派と協力して「カダフィ大佐失脚後の明確なビジョン」を策定していることを明らかにした。トナー氏はCNNのインタビューで「(カダフィ大佐が)いつリビアを去るかは言えないが、去ることは間違いない」と語った。しかし、リビア首相は18日、カダフィ大佐も親族もリビアを去ることはないと述べた。

リビアでは複数の場所で政府軍と反体制派の戦闘が続いている。14日には、首都トリポリから約53キロ西部に位置し、トリポリに物資を供給するための重要拠点でもあるザウィヤをめぐり戦闘が勃発した。

19日、ザウィヤ周辺では激しい銃撃戦の音が鳴り響いた。反体制派の兵士によると、反体制派はザウィヤの主要な石油精製所を占拠し、同市西部を制圧したが、東部ではまだ戦闘が続いているという。



 
 
>TOP

2011年8月20日22時32分

リビア元首相も政権離反 反体制派、首都包囲網を強化

リビア反体制派が、カダフィ政権の本拠、首都トリポリに向けた包囲網をさらに強めている。国際移住機関(IOM)はトリポリに残る外国人労働者の移送の検討を始めた。

現地からの報道によると、反体制派は19日にトリポリの東方約130キロのズリタンをほぼ制圧した。すでに市街の大部分を掌握した西方約50キロのザウィヤ、南方約70キロのガリヤンとあわせ、トリポリを三方から囲みつつある。東部でも、石油積み出し施設のあるブレガを奪還したという。

政権側はトリポリのほか、中部のカダフィ氏の出身地シルト、南部セブハを今も確保しているが、交通網が寸断されつつある。このため、頼りとしてきた外国人雇い兵を新たに雇い入れることも難しくなりつつある状況だ。

反体制派によると、カダフィ大佐の側近だったジャルード元首相が同日、政権を離反。反体制派側に保護を求めてきたという。



 
 
>TOP

リビア、政権離脱者相次ぐ 「終わり近い」反カダフィ派

2011/8/21 1:46

AFP通信などは内戦状態に陥ったリビアでカダフィ政権のジャルド元首相とブクラ石油相が20日、相次ぎ離反したもようだと報じた。反カダフィ派が首都トリポリに迫る中、政権を見限ったとみられる。最高指導者カダフィ大佐の求心力は低下しており、反カダフィ派を束ねる「国民評議会」のアブドルジャリル議長は20日「終わりは近い」と言明、早期の政権打倒に自信を示した。

1970年代に首相を務めたジャルド氏は政権ナンバー2と目された実力者。近年は大佐と疎遠だったともされる。ブクラ氏は前任者の離反で6月に就任したばかりだった。

反カダフィ派は今月20日までに首都西郊のザウィヤ、同国東部の石油都市ブレガを掌握したと主張。支配地域を拡大して政権側を追い詰めつつある。(カイロ=花房良祐)



 
 
>TOP

リビア、反体制派が首都侵入 政府軍と銃撃戦か

2011/8/21 8:14 (2011/8/21 9:14更新)

【カイロ共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどによると、反体制派の包囲網が狭まりつつあるリビアの首都トリポリ中心部や東部タジュラ地区で20日夜、複数の爆発音や銃撃音が響いた。カダフィ政権報道官は反体制派の首都侵入を認めており、同派の一部が市内で政府軍と銃撃戦を交わしたとみられる。

双方の攻防が首都まで迫ったことで、カダフィ政権はさらに追い詰められた形となった。トリポリ東部の空軍基地で反体制派と政府軍の戦闘が起きたとの報道もある。

カダフィ政権のムーサ・イブラヒム報道官は同日の国営テレビで「少数の武装した反逆者がトリポリに忍び込んだ」と述べた。報道官は侵入者に「対処した」として反体制派の拘束や撃退を示唆。その上で「トリポリは安全だ」と強調した。

しかしロイター通信によると、報道官の発言後も爆発音や銃撃音が響いたという。

トリポリでは2月に反政府デモが始まって以降、タジュラ地区などを中心に激しいデモがあったが、3月には政権の武力弾圧で、反政府活動は抑え込まれていた。

反体制派は19日までにトリポリ西方で、隣国チュニジアに通じる補給路上にあるザウィヤやトリポリ東方のズリテンをほぼ制圧し包囲網を狭めた。政府軍は奪回のため、ザウィヤなどに攻撃を続けている。

AP通信によると、反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は20日、テレビ演説し、反体制派の首都接近に伴う戦闘が予想されることから、個人財産を自ら守るようトリポリ市民に訴えた。



 
 
>TOP

リビアの戦火が首都に波及 カダフィ政権、存続の正念場

2011/8/21 20:13 (2011/8/21 23:31更新)

【カイロ=花房良祐】中東の衛星テレビ局アルジャズィーラなどによると、リビアの首都トリポリで20日夜、カダフィ政権側と反カダフィ派との戦闘が発生した。21日も銃声が聞こえたという。政権から要人の離脱が相次いでいるうえ、最後のとりでである首都に戦火が及んだことで、40年以上続いたカダフィ政権の苦境は一段と深まった。ただ政権側は首都の守りを固めており、反カダフィ派の早期攻略が成功するかどうか読み切れない面もある。

最高指導者カダフィ大佐は戦闘の発生を認め、反カダフィ派を撃退したと主張した。現地からの報道によると、戦闘はトリポリのタジョウラ地区など首都東部の反カダフィ感情が強い地域で発生。アルジャズィーラは21日、同地区の住民が軍事基地に拘束されていた反カダフィ派約450人を解放したと伝えた。タジョウラでは2〜3月に抗議デモが発生、軍・治安部隊に鎮圧されていた。

政権の報道官によると少数の戦闘員が首都に侵入し、小規模な衝突が発生したという。国営テレビは21日未明、カダフィ大佐の演説の音声を放送。そのなかで大佐は反カダフィ派を「ネズミ」と呼び、せん滅したと述べた。次男のセイフイスラム氏も同日、「絶対に白旗を揚げない」と徹底抗戦を宣言した。

反カダフィ派によると、戦闘は事前に計画したもので、首都外部の反カダフィ派に呼応して住民が蜂起。少なくとも市民1人が死亡し、多数が負傷した。政権側の兵士31人が殺害されたとの情報もある。AFP通信によると同派は21日午前、リビア中部ミスラタから海路でトリポリに戦闘員を送り込んだ。北大西洋条約機構(NATO)は21日、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるトリポリのバーブ・アジジヤ地区を爆撃した。

「独裁者は去る」

カダフィ政権からは要人の相次ぐ離脱が伝えられており、カダフィ大佐の求心力低下も鮮明になっている。

20日にはブクラ石油相がチュニジアで「帰国しない」と発言、離脱したもようだ。かつての政権ナンバー2のジャルド元首相は21日、アルジャズィーラに「独裁者は去る」と述べ、カダフィ大佐の出身部族に立ち上がるように呼びかけた。治安当局の首脳も15日、エジプトに亡命したと伝えられた。隣国のチュニジアは反カダフィ派の国民評議会を「唯一の正統な代表」として承認した。

短期攻略困難か

一方で、トリポリは人口約110万人のリビア最大都市で、短期の攻略は難しいとの指摘もある。住民によると、大佐の拠点バーブ・アジジヤ地区には狙撃手が配置され、防衛態勢を整えている。1980年代に米国が空爆して大佐を暗殺しようとしたこともあり、同地区には3重のコンクリート壁で覆われた頑強な施設もあるという。首都西方のザウィヤの大半は反カダフィ派が掌握し、進攻をうかがっているが、政権側の部隊が激しく抵抗している。



 
 
>TOP

カダフィ氏と対立の元盟友、イタリアに出国

【カイロ=長谷川由紀】AFP通信によると、リビアの最高指導者カダフィ氏の元盟友ジャルード氏が20日、チュニジア経由でイタリアに出国した。

チュニジア政府幹部が明らかにした。同氏は、カダフィ氏が主導した1969年のクーデターに参加した将校の一人。政権ナンバー2として首相も務めた。90年代にカダフィ氏と対立、失脚した。

(2011年8月21日09時13分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア反体制派、首都トリポリ進攻を発表 政権側は否定

2011.08.21 Sun posted at: 09:33 JST

トリポリ(CNN) リビア反体制派の報道官は20日夜、首都トリポリ市街で戦闘を開始したと発表した。政権側はこれを否定し、同市は政府軍の掌握下にあると主張している。

報道官は反体制派が支配する西部ジンタンからの声明で、トリポリの情報当局本部ビルを占拠したと述べた。また、市内の空港付近で政府軍要員の一部が離反し反体制派に合流したため、空港周辺も占拠することができたと語った。

一方、政権側は、空港をはじめ市内の治安は維持されていると強調。少人数の「武装ギャング」による爆発や発砲があったものの、短時間のうちに鎮圧したと主張した。

住民がCNNに語ったところによると、トリポリ市内では同日夜、少なくとも1カ所で激しい銃声と爆発音が響いた。現地に滞在するCNNスタッフも、これまでになく激しい戦闘が起きているようだと話す。

反体制派は、トリポリにいる最高指導者カダフィ大佐が家族の逃亡先を求めてエジプトやモロッコ、チュニジア、アルジェリアの各国に受け入れを打診したとしている。これに対し、カイム外務次官は20日、本人も家族も国外へ出る予定はないと語った。

政権側からは離反者が相次いでいるとみられている。西部地方の反体制派報道官によれば、カダフィ大佐の側近だったジャルード元首相がトリポリを離れ、ジンタンで反体制派に加わったという。



 
 
>TOP

2011年8月21日9時32分

リビア首都で戦闘 国営テレビ「反政府勢力が侵入」

リビアからの報道によると、首都トリポリで20日夜、最高指導者カダフィ大佐の打倒を目指す反政府勢力と政権側の戦闘が起きた。国営テレビは、政府スポークスマンの話として、数十人規模の集団が首都に侵入したと伝え、戦闘があったことを認めた。

英BBCテレビ(電子版)は、首都の一部地域で激しい銃撃音が響いたと伝えた。反政府勢力は、トリポリ南方約80キロの町ガリヤンを制圧したほか、トリポリ西方の要衝ザウィヤを掌握したと主張。カダフィ政権打倒に向け、首都への攻勢を強めていた。

これに対し、イブラヒム情報相は国営テレビを通じ、「カダフィがあなた方リビア国民の指導者だ。トリポリは数千人に防御されている」と述べ、首都市民に平静を呼び掛けた。(時事)



 
 
>TOP

2011年8月21日21時1分

リビア首都で銃撃戦 反体制派、一部掌握の情報も

リビアからの情報によると、首都トリポリで20日夜から21日朝にかけ、銃撃戦と見られる銃声が響いた。カダフィ政権軍と反体制派との間で本格的な戦闘が始まりつつある模様だ。反体制派が首都の一部を掌握したとの情報も流れ、一進一退の攻防が続いてきたリビア情勢は、首都決戦に向けて緊迫している。

首都の戦闘は、反体制デモがあった今年2〜3月以来。周辺から首都に進攻した反体制派や蜂起した反体制派住民らと、政権軍が衝突した模様だ。2月に激しい反体制デモが起きた東部タジュラ地区などで銃声が響いたという。北大西洋条約機構(NATO)軍も21日、最高指導者カダフィ大佐の住居があるバーブ・アジジヤ地区を空爆した。

反体制派は、今回の進攻作戦を、「海の花嫁」というトリポリの別名から「人魚作戦」と名付け、「カダフィを包囲するまで続ける」としている。



 
 
>TOP

リビア:元首相がイタリアに出国 事実上の亡命か

【カイロ支局】AFP通信によると、リビアのジャルド元首相は20日、隣国チュニジア経由でイタリアに出国した。これに先立ち、ジャルド氏は家族と共にリビア反政府勢力の支配地域である西部ジンタンに逃れたと伝えられていたことから、事実上の亡命とみられる。ジャルド氏はリビアの最高指導者カダフィ大佐の盟友で72年から77年まで首相を務めたが、90年代に大佐と衝突して自宅軟禁の状態だった。

一方、ロイター通信によると、リビアのブクラ石油相は20日、滞在先のチュニジアで、リビアに帰国しない考えを明らかにした。カダフィ政権から離脱した可能性がある。

毎日新聞 2011年8月21日 東京朝刊



 
 
>TOP

EUがカダフィ大佐に即時退陣要求、「カダフィ後」の計画準備

(ロイター - 08月22日 18:00)

[ブリュッセル 22日 ロイター] 欧州連合(EU)は22日、カダフィ政権崩壊後のリビアについて、計画を作っていることを明らかにし、カダフィ大佐に対して即時退陣を求めた。リビアでは週末、反体制派部隊が首都トリポリに進軍、カダフィ政府軍は崩壊状態となった。

アシュトンEU外務・安全保障政策担当上級代表の報道官は「カダフィ政権は最後のときを迎えているようだ。われわれはカダフィ大佐に対して、即時に退陣しこれ以上の流血を避けるよう求める」と述べた。

報道官は「われわれはカダフィ後の計画をまとめている。カダフィ後のリビアを支援するため多数のシナリオが準備されている」と述べた。

EUはまた反体制派に対して、責任ある行動と市民の保護を促した。



 
 
>TOP

「対狙撃兵」特殊戦闘員は北アイルランドの19歳、リビア反体制派

2011年08月22日 18:10 発信地:ザウィヤ/リビア

【8月22日 AFP】野球帽を反対向きにかぶり、「Just Do It」と書かれたTシャツを着たタレグ・ガゼル(Tareg Gazel)さんは普通の19歳の青年のように見える。だが彼の仕事は、知恵と策略を駆使してリビアの最高指導者、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐側のスナイパー(狙撃兵)を見つけ、殺すことだ。

母は北アイルランドのベルファスト(Belfast)出身、父はリビア出身のガゼルさんは、まるでハリウッド映画の登場人物のようだ。狩猟で身につけた技術を生かして、リビアの砂漠で首都トリポリ(Tripoli)への玄関口であるザウィヤ(Zawiyah)の解放のために戦っている。

反体制派は19日夜、トリポリからわずか40キロにあるザウィヤの解放を宣言した。だが、市内には依然、近隣の森からロケット弾が飛来し、市内のカダフィ政権側のスナイパーが一掃されたかどうかも不確実だ。

ガゼルさんは仲間の戦闘員たちと共に高速道路の高架下に身を潜め、休憩を取りつつ武器の手入れをしながら次のスナイパーの情報を待っているところだ。ガゼルさんはAFPの記者に、「昨夜は4人殺した。その前の晩は2人」と語った。

■わざと撃たせて場所を探る

8人の部隊を率いるガゼルさんは、スナイパーを見つける方法の一部を教えても良いと言う。「最新の手は教えられないけどね」

「まず情報提供者からスナイパーが近くに潜んでいるとの情報を受ける。それでぼくらが様子を見に行くんだ。数時間そこで観察を続け、それから作戦を始めるのさ」

「夜の方が簡単だね。イヌに光をぶらさげて道を歩かせて、イヌが道を通るときにどこからスナイパーのレーザーポインターが来ているかを探すんだ。最後に倒した奴はこのやり方だった。あと、自分たちで道路を走り抜けて、発砲させたりもする」

「一番長かったときは8時間待った。ぼくらは(米海軍特殊部隊の)SEALS(シールズ)みたいなものじゃないよ。単にラッキーなだけさ」

■ナイジェリアの凄腕女スナイパー

運と経験は革命前のリビアで人気があった娯楽で身につけた。「ぼくらの大半は狩猟をする。だからライフルの扱いは得意なんだ。ぼくらが殺したときは大体、頭か心臓に命中させている」

ガゼルさんによると、敵のスナイパーの多くは雇い兵だという。カダフィ大佐側は、過去40年の統治の末に支持を失っているため、金で戦闘員を雇わなければならないからだ。

「2日前にはナイジェリアの女スナイパーを捕らえたよ。とんでもなく優秀だったね。彼女は今、秘密拘束施設にいる。ぼくらが捕らえた人はみんなそこにいる。彼女がどこで訓練を受けたのか知らないが、とても賢かった」

ガゼルさんは秘密拘束施設を紹介しても良いという。だが、ジュネーブ条約(Geneva Convention)違反になるから撮影は駄目だと指示された。

■最後の戦いへ?

ガゼルさんはカダフィ大佐側の戦闘員にほとんど哀れみを感じない。ガゼルさんの叔父は、モスクで礼拝を終えて出たところでカダフィ大佐側の兵士に殺された。

「あいつらは墓地にまで迫撃砲を撃ち込む。そこにぼくらの殉教者が眠っているからさ」と語るガゼルさんの横を、カダフィ体制派の黒人戦闘員の遺体を乗せた反体制派のトラックが通り過ぎた。

「ぼくは英国のパスポートを持っているけれど、あいつらに捕まればそんなの何の意味もないね」とガゼルさん。写真撮影を求めたところ、「親族がまだ獄中にいるから」と拒否された。

ガゼルさんは、戦いが終わればカリブ海にでも行って革命前と同じようにのんびりしたいと言う。「もちろんぼくらはみんなトリポリへ行くよ」と語ったガゼルさんは、「いや、でも、行かないかもしれないな。実は別の予定もあるんだが、そのことについては話すことができないんだ」とだけ述べた。(c)AFP/Charles Onians



 
 
>TOP

カダフィ政権 窮地 リビア、首都で攻防戦

要人離脱、求心力は低下

2011/8/22 1:21

【カイロ=花房良祐】中東の衛星テレビ局アルジャズィーラなどによると、リビアの首都トリポリで20日夜から21日朝にかけ、カダフィ政権側と反カダフィ派との戦闘が発生した。首都での本格的な戦闘は初めて。政権から要人の離脱が相次いでいるうえ、最後のとりでである首都に戦火が及んだことで、40年以上続くカダフィ政権の苦境は一段と深まった。ただ政権側は首都の守りを固めており、反カダフィ派の早期攻略が成功するかどうか読み切れない面もある。

現地からの報道によると、戦闘はトリポリのタジョウラ地区など首都東部の反カダフィ感情が強い地域で発生。AFP通信は21日、同地区を反カダフィ派が掌握したとの目撃情報を伝えた。タジョウラでは2〜3月に抗議デモが発生、軍・治安部隊に鎮圧されていた。

政権の報道官によると少数の戦闘員が首都に侵入し、小規模な衝突が発生したという。国営テレビは21日未明、最高指導者カダフィ大佐の演説の音声を放送。そのなかで大佐は反カダフィ派を「ネズミ」と呼び、せん滅したと述べた。次男のセイフイスラム氏も同日、「絶対に白旗を揚げない」と徹底抗戦を宣言した。

反カダフィ派によると、戦闘は事前に計画したもので、首都外部の反カダフィ派に呼応して住民が蜂起。政権側の兵士31人が殺害されたとの情報もある。同派は21日午前、リビア中西部ミスラタから海路でトリポリに戦闘員を送り込んだといい、司令官は「トリポリはまもなく陥落する」と述べた。

■「独裁者は去る」

北大西洋条約機構(NATO)は21日、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるトリポリのバーブ・アジジヤ地区を爆撃。隣国のチュニジアは同日、反カダフィ派の国民評議会を「唯一の正統な代表」として承認した。

カダフィ政権からは要人の相次ぐ離脱が伝えられており、カダフィ大佐の求心力低下も鮮明になっている。

20日にはブクラ石油相がチュニジアで「帰国しない」と発言、離脱したもようだ。かつての政権ナンバー2のジャルド元首相は21日、アルジャズィーラに「独裁者は去る」と述べ、カダフィ大佐の出身部族に立ち上がるように呼びかけた。治安当局の首脳も15日、エジプトに亡命したと伝えられている。

■短期攻略困難か

一方で、トリポリは人口約110万人のリビア最大都市とあって、短期の攻略は難しいとの指摘もある。住民によると、大佐の拠点バーブ・アジジヤ地区には狙撃手が配置され、防衛態勢を整えている。1980年代に米国が空爆して大佐を暗殺しようとしたこともあり、同地区には3重のコンクリート壁で覆われた頑強な施設もあるという。首都西方のザウィヤの大半は反カダフィ派が掌握し、進攻をうかがっているが、政権側の部隊が抵抗している。

市街戦となればNATOは誤爆を恐れて効果的な支援ができない。反カダフィ派はNATOに武装ヘリ・アパッチをトリポリの戦闘に投入するよう求めた。カダフィ政権の部隊は依然として大佐に忠誠を誓っており、首都攻防戦が長引く可能性もある。



 
 
>TOP

リビア反体制派が首都攻撃、政権側31人死亡?

【カイロ=長谷川由紀】リビアからの報道によると、首都トリポリで20日夜から21日にかけ、複数の地区で最高指導者カダフィ派部隊と反体制派の銃撃戦が起きた。

カダフィ氏の打倒を目指す反体制派の報道官は、一部部隊が首都に入り、市内の反体制派と連携した作戦を行っていると明らかにした。首都決戦に向け本格的な戦闘に出たもので、リビア情勢は新たな局面を迎えた。

銃撃戦は、首都東部タジューラなど少なくとも3か所で起きた。カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」は、戦闘で政府側部隊の31人が死亡したと伝えた。

政府のイブラヒム報道官は「少数の武装要員が一部の地区に侵入した」と認めたが、政府支持派が撃退したと語った。しかし、市内の一部を反体制派が掌握しているとの情報もある。アル・ジャジーラによると、首都の政府拠点には21日、北大西洋条約機構(NATO)軍による空爆も行われた。

(2011年8月22日01時21分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏の次男、リビア反体制派が拘束

【カイロ支局】カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」によると、リビアの最高指導者カダフィ氏の次男セイフ・イスラム氏が反体制派に拘束された。

反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長が22日、同テレビに対して語った。

(2011年8月22日06時52分 読売新聞)



 
 
>TOP

「カダフィ政権、崩壊しつつある」NATO声明

【ブリュッセル=工藤武人】対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は22日未明、リビア情勢について声明を発表し、「カダフィ政権が崩壊しつつあるのは明らかだ」との見方を示した。

事務総長は「平和的な政権移行が、今こそ行われなければならない」と指摘し、カダフィ氏に対し、直ちに政権の座から退くよう要求。同氏支持派部隊に向けても「世界が動向を注視している」と述べ、反体制派との戦闘を停止するよう求めた。

(2011年8月22日10時09分 読売新聞)



 
 
>TOP

声明は「確認後に」リビア情勢でオバマ米大統領

【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は21日夜、リビア情勢について、「情勢が完全に確認できた段階で、声明を出す」と述べた。

休暇先のマサチューセッツ州の保養地マーサズビニャードで記者団の質問に答えた。

一方、国務省のヌーランド報道官は同日、「カダフィ氏に残された時間は限られている。リビア国民の安全に配慮するなら、今退陣すべきだ」との談話を発表した。ヌーランド氏によると、米政府は、反体制派組織「国民評議会」などと緊密に連絡をとっている。

(2011年8月22日10時13分 読売新聞)



 
 
>TOP

英政府が声明、カダフィ氏に即時退陣要求

【ロンドン=鶴原徹也】英政府は21日、リビア情勢を巡って声明を出し、「トリポリの状況から見て、カダフィ氏の終わりが近いのは明らかだ」との認識を示した。

声明はまた、「彼はこれまでリビア国民に対し恐ろしい罪を犯してきた。自国民にさらなる苦しみを与えないために即時退陣しなければならない」と求めた。

(2011年8月22日10時15分 読売新聞)



 
 
>TOP

「鉄壁」トリポリあっけなく…市民、部隊を歓迎

【カイロ=長谷川由紀】リビアの反体制派が首都トリポリの攻略作戦を始めてわずか1日余り。鉄壁の守りを誇るとされた最高指導者カダフィ氏の牙城は22日、一部を除いてあっけなく反体制派の手に落ちた。

カダフィ氏は本格進攻が始まった後、市民に抗戦を呼びかけたが、呼応する動きはほとんどなく、40年以上の独裁で民心が大きく離れていた実態が浮き彫りになった。

リビアからの報道によると、反体制派民兵が到達したトリポリ中心部「緑の広場」では、多数の市民が反体制派の旗などを掲げて部隊を歓迎し、「アッラー・アクバル(神は偉大なり)」などと気勢を上げた。

反体制派部隊は21日、トリポリ東方や西方から首都に本格的な進軍を始めた。カダフィ氏の邸宅がある首都は、最精鋭部隊や同氏を支持する民兵らが配備されているとされ、激戦も予想された。しかし、多くの部隊は反撃を受けることなく首都に入り、沿道の市民から歓迎を受けたという。

(2011年8月22日11時57分 読売新聞)



 
 
>TOP

米大統領、カダフィ氏に即時退陣要求の声明

【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は21日夜、リビア情勢について、「カダフィ氏とその政権は、リビアがもはや統治下にないという現実を受け入れ、直ちに権力を手放すべきだ」との声明を発表し、カダフィ氏に即時退陣を求めた。

大統領は声明で、「カダフィ政権は崩壊の兆しを見せている」との認識を示した上で、民主的な体制への転換を平和的に進めるため、反体制派組織「国民評議会」が指導力を発揮することが必要だと強調した。

(2011年8月22日12時10分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア首都ほぼ制圧、残るはカダフィ氏邸宅周辺

【カイロ=田尾茂樹】リビアの反体制派は22日、ロイター通信などに対し、最高指導者カダフィ氏の邸宅周辺を除く首都トリポリのほぼ全域を制圧した、と明らかにした。

反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は21日夜、カタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」に対し、カダフィ氏の次男で、同氏の後継者とみられてきたセイフ・イスラム氏を拘束した、と語った。カダフィ氏自身は徹底抗戦の姿勢を崩していないが、反体制派の大規模な首都攻勢により、約半年に及ぶ戦闘が続いてきたリビア情勢は重大局面を迎えた。

トリポリからの報道によると、20日夜から首都への本格進攻を開始した反体制派は22日未明(日本時間同日朝)、カダフィ氏支持者の拠点だったトリポリ中心部の「緑の広場」に到達。アル・ジャジーラなどによると、国営ラジオの建物も反体制派が占拠した。反体制派がカダフィ氏の邸宅を包囲しているとの報道もある。同氏の警護を担当する精鋭部隊は投降したという。

(2011年8月22日12時23分 読売新聞)



 
 
>TOP

米大統領、反体制派に混乱避ける努力促す

【ワシントン=山口香子】オバマ米大統領は21日のリビア情勢に関する声明で、最高指導者カダフィ氏の政権が崩壊に向かっているとの認識を示したうえで、現反体制派・国民評議会に、「公正な、すべてのリビア国民を含む民主主義への移行」に向けた指導力を発揮するよう注文した。

米政権は、カダフィ政権崩壊の場合、国民評議会主導の暫定政府を早期に発足させ、選挙を経た民主的な新政府に移行させたい意向で、国民評議会に移行期の混乱を避けるようクギを刺した形だ。

米政権は4月、東部ベンガジに10人規模の事務所を開設して国民評議会との連絡や情報収集にあたってきた。その結果、マフムード・ジブリル暫定首相ら評議会指導部は信頼に値すると判断し、7月に「正統な統治機関」として承認した。

(2011年8月22日19時26分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア連絡グループ臨時会合開催、仏が提案

【パリ=三井美奈】ジュペ仏外相は22日の記者会見で、リビア反体制組織の支援国・国際機関で構成する「連絡グループ」に対し、来週にもパリで臨時会合を開催するよう提案したと明らかにした。

外相は「最高レベルの会合を呼びかけた」と述べており、首脳級も加わった会合を目指す方針だ。外相はまた、反体制派組織「国民評議会」のマフムード・ジブリル暫定首相が数日中に訪仏する見込みだと述べた。

(2011年8月22日20時27分 読売新聞)



 
 
>TOP

EU、リビア・トリポリに代表部開設方針

【ブリュッセル=工藤武人】欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表(EU外相)の報道官は22日、記者会見で、リビアの首都トリポリにEUの代表部(大使館に相当)を早期に開設する方針を明らかにした。

EUは5月、リビア反体制派の拠点、東部ベンガジに事務所を開いたが、代表部は置いていなかった。

EUのファンロンパイ欧州理事会常任議長(EU大統領)と欧州委員会のバローゾ委員長は22日、「EUはリビアの民主的な政権移行と経済再建を支援し続ける」との共同声明を出した。

(2011年8月22日21時01分 読売新聞)



 
 
>TOP

英仏、カダフィ派最後の抵抗で流血拡大を警戒

【ロンドン=鶴原徹也】対リビア軍事行動を主導する英仏両国は、最高指導者カダフィ氏の政権崩壊が秒読み段階に入ったとの認識を表明する一方、カダフィ派の最後の抵抗で流血が拡大する事態を警戒している。

キャメロン英首相は22日、国内での休暇を切り上げて首相官邸での国家安全保障会議に臨んだ。その後の記者会見で首相は、「リビア国民は恐怖支配からの脱却と自由と民主主義への実現へとさらに近づいた」と述べ、カダフィ氏に無条件、即時の退陣を求めた。

ただ、首相は、「トリポリの治安確立が最優先だ。(反体制派はカダフィ派への)報復行動を自制するように」と呼びかけた。

サルコジ仏大統領は21日の声明で、「カダフィ氏は退陣と併せ、自らの軍部隊に即時停戦、武装解除、兵舎帰還と正統な新政権への帰順を命じるべきだ」と求めた。

(2011年8月22日21時10分 読売新聞)



 
 
>TOP

「各国は内政干渉は避けよ」と露外務省声明

【モスクワ=貞広貴志】ロシア外務省は22日、リビア情勢について声明を発表し、「反体制派への権力移行は極めて近い」との認識を示した上で、全当事国が「リビアの内政への干渉を避ける」よう呼びかけた。声明は、正統な政権の樹立に向けた政治プロセスが早期に始まることへの期待も表明している。

(2011年8月22日23時23分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア反体制派「カダフィ大佐の息子2人を拘束」

2011.08.22 Mon posted at: 10:00 JST

トリポリ(CNN) リビアの最高指導者カダフィ大佐の打倒を目指す反体制派は22日までに、カダフィ大佐の次男で有力後継候補のセイフイスラム氏と、三男で元サッカー選手のサアディ氏を拘束したと発表した。政権側からのコメントはなく、真偽は確認されていない。

東部ベンガジで結成された反体制派組織「国民評議会」の幹部は21日深夜、首都トリポリでセイフイスラム氏を拘束したと発表。続いて22日早朝、西部の反体制派報道官が同氏の拘束を確認するとともに、サアディ氏も拘束されたと述べた。

同報道官はさらに、反体制派がトリポリ市街の大半を掌握し、政権側支持者らの集会の場となっていた中心部の「緑の広場」まで進攻したと述べた。

セイフイスラム氏は20日夜、反体制派がトリポリを掌握しつつあるとの報道を一蹴していた。

カダフィ大佐も同日、2度にわたる演説で、反体制派を「帝国主義者への協力者」「裏切り者」と非難。トリポリで起きているのは「ごく少数のグループ」による戦闘だとの主張を繰り返した。

北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は声明で「カダフィ政権は明らかに崩壊しつつある」と述べ、「カダフィ大佐は自国民との戦いに勝てないことを一刻も早く認めるべきだ」と強調した。

トリポリ市内には21日夜の時点で、銃声や爆発音が響いていた。外国人記者らが滞在するホテルの近くでも激しい銃撃戦があった。

政権報道官は午後11時すぎの会見で、過去12時間の戦闘で約1300人が死亡、約5000人が負傷したと述べた。市内には約6万5000人の要員が展開し、市外からも数千人の援軍が向かっているという。同報道官は、ただちに戦闘を停止しなければ「人道危機」や「大虐殺」が起きると警告した。また、国内の流血はすべて「欧米、特にNATOの責任だ」と述べ、「避けられるはずの死者が出ていることに対する道義的責任はすべてオバマ米大統領やキャメロン英首相、サルコジ仏大統領にある」と非難した。

一方、NATOの報道官は同日、CNNとのインタビューで、「民間人に組織的で残酷な攻撃を続けているのはカダフィ政権だ。NATOは国連の決議に基づき、無数の命を救ってきた」と語った。



 
 
>TOP

国際刑事裁判所、カダフィ大佐の次男引き渡しを要請へ

2011.08.22 Mon posted at: 10:08 JST

(CNN) 国際刑事裁判所(ICC)は22日、リビア反体制派と会談し、反体制派が拘束したとされる最高指導者カダフィ大佐の次男、セイフイスラム氏の身柄引き渡しについて協議する。ICCのモレノオカンポ主任検察官がCNNに明らかにした。

ICCは人道に対する罪で6月にセイフイスラム氏の逮捕状を出している。モレノオカンポ氏は、セイフイスラム氏の逮捕がICCにとって「非常に重要」だと指摘。22日の会談では権限の委譲やセイフイスラム氏の身柄引き渡しの方法について話し合うと述べた。

カダフィ大佐とセイフイスラム氏は、40年に及んだカダフィ政権に対して2月に起きた反政府運動を弾圧しようとしたとして、人道に対する罪の容疑で指名手配された。カダフィ大佐の義兄弟で情報機関トップのアブドラ・セヌーシ氏にも同様の逮捕状が出ている。

反体制派は21日までに首都トリポリに進攻し、セイフイスラム氏とカダフィ大佐の三男で元サッカー選手のサアディ氏を拘束したと発表した。一方、カダフィ大佐や側近の居場所は分かっていない。



 
 
>TOP

オバマ米大統領「終焉を認めよ」 カダフィ大佐に退陣迫る

2011.08.22 Mon posted at: 12:14 JST

(CNN) オバマ米大統領は21日夜、「反カダフィ政権の動きは今夜、転換点に達した」と述べ、リビアのカダフィ大佐に対し強い言葉で退陣を促す声明を発表した。

オバマ大統領は声明で「反カダフィ政権の動きは今夜、転換点に達した。(リビアの首都)トリポリは暴君の手から抜け出そうとしている」との見方を示し、「流血を終わらせるために最も確実な道は、カダフィ大佐とその政権が自分たちの時代の終焉(しゅうえん)を認めることだ」と述べた。

トリポリでは、政権支持者らの集会の場となっていた中心部の「緑の広場」に反体制派が到達し、市民らの歓迎を受けた。しかし22日朝には政府軍が攻めてくるとの情報が流れ、緊張が高まっている。同日午前4時の時点で、市から約16キロ離れた場所から大きな炎が上がっているのがみられた。



 
 
>TOP

2011年8月22日10時18分

「カダフィ政権は崩壊しつつある」NATO事務総長声明

カダフィ政権への空爆を続ける北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は22日未明、「政権は明らかに崩壊しつつある」とする声明を発表した。カダフィ氏の協力者や軍関係者らに対しては「リビアの市民側につき、歴史の正しい側を選ぶ好機だ」とし、すぐに武力行使をやめるよう求めた。

また、ラスムセン氏は「新しいリビアをつくるときだ」とし、政権移譲が「平和裏に、今すぐ、リビア市民によってなされなければならない」と述べた。

NATOが3月末に軍事行動の指揮権を握って以降、空爆のための出動回数は約7500回を数える。カダフィ氏が軍を引き、リビア市民の安全が確保できる状態になるまで空爆を続ける、としてきた。(ブリュッセル=野島淳)



 
 
>TOP

2011年8月22日10時55分

リビア反体制派、首都掌握か カダフィ政権崩壊不可避に

リビアの首都トリポリに進攻した同国反体制派部隊は21日夜(日本時間22日未明)、首都の大部分を掌握した模様だ。反体制派によると、最高指導者カダフィ大佐の後継者と目されていた次男セイフルイスラム氏が拘束された。カダフィ大佐は徹底抗戦を呼びかけているが、政権の崩壊は避けがたい情勢だ。

2月に反政権デモが始まって半年。リビア情勢は大詰めを迎えた。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラなどによると、反体制派の代表組織「国民評議会」(TNC)のアブドルジャリル議長は21日夜、「セイフルイスラム氏の身柄を確保した。公正な裁きにかける」と述べた。大佐の長男ムハンマド氏も拘束された。また、カダフィ大佐の警護部隊が投降したという情報もある。

現地からの情報では、東部からトリポリに進攻した反体制派は市内の刑務所に収容されていた政治犯らを釈放しながら、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地で、強固な地下シェルターを装備しているとされるバーブ・アジジヤ地区に迫った。トリポリ西方約50キロのザウィヤを出発した反体制派部隊も市中心部の「緑の広場」に到達。多くの市民が歓声で出迎え、政権軍側の抵抗はほとんどなかったという。アブドルジャリル議長は「カダフィ一族が投降するならば、進攻を止める」と語っている。

カダフィ大佐は21日夕、国営テレビで電話中継とみられる音声での演説を行い、「血の最後の一滴まであきらめない。我々は絶対に降伏しない。我々は勝利する」と述べ、徹底抗戦を呼びかけた。21日深夜にも再び音声のみの演説で「トリポリを救え」と叫び、各部族に決起を求めた。

カダフィ大佐の居どころは明らかになっていないが、反体制派司令官の一人は「トリポリ市内にいる」との見方を示した。バーブ・アジジヤ地区には地下通路があるとの情報もあり、カダフィ大佐が移動している可能性も否定できない。同地区周辺には今も政権軍が展開しているとみられ、戦闘が続く事態もあり得る。ただ、カダフィ大佐が再び情勢を掌握する可能性はほとんどないと見られる。

カダフィ大佐の幼なじみで元側近ながら政権を離反したジャルード元首相は滞在先のローマで同日、「周囲を包囲され、カダフィはトリポリを出ることはできない。亡命するには遅すぎる。彼が生き延びることはできない。政権は長くても10日しか持たない」との見方を示した。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
>TOP

2011年8月22日23時50分

反体制派、カダフィ大佐の捜索続行 リビア

リビアの首都トリポリの大部分を掌握した反体制派は22日、行方が分からなくなっている最高指導者カダフィ大佐の捜索を続けた。首都では小規模な衝突が起きているものの、政権側の組織的な反攻は起きていない模様だ。

反体制派でつくる軍事評議会のベルハジ議長は22日、「トリポリでは小さな抵抗があるだけだ」と述べ、政権軍に投降を呼びかけた。反体制派は市街の9割を掌握したとしており、各方面から続々と戦闘員が到着している。反体制派は国営テレビも掌握し、カダフィ氏が国民にメッセージを伝える手段は失われた。

反体制派の代表組織、国民評議会のアブドルジャリル議長は同日、「カダフィ時代は終わった」と述べ、評議会の拠点を東部ベンガジからトリポリに移す準備を始めたことを明かした。カダフィ政権の崩壊が確認されれば、トリポリで臨時政府に移行する見通しだ。

一方、ベンガジの西約240キロのブレガでは政権軍が抵抗を続けており、反体制派部隊の進軍を阻止している。(カイロ=貫洞欣寛)



 
 
>TOP

カダフィ大佐の警護隊が投降か リビア

2011/8/22 7:00

【カイロ共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラは21日夜、リビアの最高指導者カダフィ大佐の警護隊が反体制派側に投降したと伝えた。



 
 
>TOP

リビア反体制派 「カダフィ大佐の息子を拘束」

2011/8/22 7:08

【カイロ共同】リビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は21日夜、中東の衛星テレビ、アルジャジーラに、カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏を拘束したと述べた。



 
 
>TOP

米、カダフィ大佐に即時退陣を要求

2011/8/22 7:09

【ワシントン共同】米国務省のヌランド報道官は21日、リビアの反体制派が首都トリポリに到達したことについて「最高指導者カダフィ大佐に残された日は限られている」との声明を発表、即時退陣を求めた。



 
 
>TOP

反体制派、カダフィ大佐退陣表明なら攻撃停止の用意

2011/8/22 7:10

【カイロ共同】リビア反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は21日夜、中東の衛星テレビ、アルアラビーヤに、最高指導者カダフィ大佐が退陣と国外退去を表明すれば、攻撃を停止する用意があると述べた。



 
 
>TOP

リビア反体制派「首都をほぼ制圧」

2011/8/22 8:06

【カイロ共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、リビア反体制派は22日未明、最高指導者カダフィ大佐の住居があるバーブ・アジジヤ地区を除き首都トリポリの全域を制圧したと明らかにした。



 
 
>TOP

NATO「カダフィ政権、崩壊しつつある」

2011/8/22 9:35

【ブリュッセル共同】リビアのカダフィ政権に対する軍事作戦を展開している北大西洋条約機構(NATO)のラスムセン事務総長は22日、同国の反体制派部隊が首都トリポリに到達したことを受け、同政権は「崩壊しつつある」との声明を発表した。

事務総長は、40年以上にわたりカダフィ大佐の支配に苦しんだリビア国民は「新たな始まりの機会を手にしている」とし、「今こそ自由と民主主義、多数派の意思に基づいた新しいリビアを建設する時だ」と、平和的な体制移行を呼び掛けた。

事務総長は、NATOは反体制派「国民評議会」と協力する用意があると表明。政権移行に幅広い勢力を参加させ、国民和解と人権尊重を重視する新政権を樹立するよう要請した。



 
 
>TOP

外国人救出船、銃撃受け退避 リビア・トリポリ港

2011/8/22 9:36

【カイロ=共同】フランス公共ラジオによると、反体制派と政府軍の銃撃戦があったリビアの首都トリポリにいる外国人を救出するため、トリポリ港に入港しようとしたマルタ船籍の船が21日、銃撃を受けて沖合に引き返した。誰が撃ったかは不明。

脱出を待つ外国人にはポーランド人や英国人が含まれている。ポーランド外務省によると、船を入港させるための協議が反体制派との間で行われているという。

一方、国際移住機関(IOM)はトリポリに残るエジプト人ら数千人の外国人労働者について、船などを使った脱出作戦を検討している。



 
 
>TOP

「カダフィ大佐に残された日は限られる」 米が退陣要求

2011/8/22 9:39

【ワシントン=共同】米国務省のヌランド報道官は21日、リビアの反体制派が首都トリポリ市内に到達したことについて「最高指導者カダフィ大佐に残された日は限られている。(大佐が)リビアの人々の幸せを考えるなら、即座に退陣すべきだ」との声明を発表し、あらためて即時退陣を求めた。

ヌランド氏は、リビア情勢を注視しているとした上で「明らかにトリポリへの攻勢が続いている」と指摘。さらに反体制派「国民評議会」や同盟国などと緊密に連携を取っていることを明らかにし、「国民評議会がカダフィ後の時代について計画を立てるよう促している」と強調した。

オバマ大統領は21日、夏休みを過ごしている東部マサチューセッツ州の保養地で記者団に「何が起きたのか完全に確認するまで待って声明を発表する」と述べた。ホワイトハウスによると、オバマ氏はリビア情勢について逐次報告を受けているという。



 
 
>TOP

カダフィ政権部隊の士気低下 反体制派は一気に首都に

2011/8/22 11:31

【カイロ=花房良祐】内戦下のリビアで21日、反カダフィ派が首都トリポリの攻略作戦を本格的に開始した。反カダフィ派部隊は、政権軍の大規模な抵抗を受けることなく首都に入り、2月以降、約半年に及ぶ内戦の結果、政権側部隊の士気が大きく低下していることが浮き彫りになった。

反カダフィ派などの情報によると、最高指導者カダフィ大佐の息子ハミース氏が率い、精鋭部隊とされてきた「ハミース旅団」の基地が反カダフィ派部隊に制圧された。反カダフィ派を束ねる「国民評議会」の報道担当者によると、カダフィ大佐の警護隊も同日投降したという。首都の空港を政権側部隊が放棄したとの報道もある。

21日に本格化した首都攻略は、首都の外に展開する反政権部隊と、トリポリ市内の反カダフィ派活動家が呼応して内外から揺さぶる作戦で「夜明けの人魚作戦」と命名。反政権の戦闘員が21日午前、リビア中西部の都市ミスラタから海を経由してトリポリに入り、首都にいる反カダフィ派と合流して戦闘を開始した。

その後、同日夜に首都西方から一気に数千人規模の部隊が市内に進入。政権側部隊による抵抗はほとんどなかったという。

これまでカダフィ政権は外国人雇い兵を投入したほか、反カダフィ派よりも充実した装備をもとに、反カダフィ派の攻勢や北大西洋条約機構(NATO)の空爆をしのいできた。ただ手元資金の枯渇や軍用車両の破壊などで徐々に戦力が低下。拘束された政権の兵士によると、兵員の士気低下が著しいという。カダフィ政権の終わりが近いとみて部隊の統制がとれなくなっている可能性もある。

一部報道によると、反カダフィ派は22日未明、トリポリ中心部の「緑の広場」に到達した。一方で、政権の報道官は、首都には兵士約6500人が待機しており、志願兵もいると主張。大佐は徹底抗戦を続けると改めて主張している。



 
 
>TOP

リビア反体制派、首都中心部の一部制圧

米大統領「政権崩壊の兆し」

2011/8/22 11:29 (2011/8/22 12:19更新)

【カイロ=花房良祐】内戦下のリビアで反カダフィ派の数千人規模の部隊が21日夜、首都トリポリ市内に入り、中心部の「緑の広場」を含む一部地域を制圧した。最高指導者カダフィ大佐の所在は不明だが、反カダフィ派は、政権実力者のカダフィ氏の次男セイフイスラム氏と、長男ムハンマド氏の身柄を拘束した。オバマ米大統領は21日の声明で「カダフィ政権は崩壊の兆しを見せている」と指摘した。

オバマ米大統領は21日夜の声明で「カダフィはもはやリビアを掌握していない現実を認めるべきだ」と呼び掛けるとともに「リビアの未来はリビアの人々の手中にある」と強調。米国は反カダフィ派がつくる「国民評議会」と今後も密接に協調していく方針を示した。

カダフィ大佐の居場所は明らかになっていない。ただ国営テレビは21日夜、大佐の演説の音声を報道。この中で大佐は「武器を持って外に出ろ」などと市民に呼び掛け、最後まで戦う姿勢を示した。カダフィ政権のイブラヒム報道官は記者会見で21日正午以降の戦闘で約1300人が死亡したと主張したが、真偽は不明だ。

カダフィ大佐は軍人だった1969年に軍事クーデターで国王を追放し、40年以上にわたり独裁体制を継続してきた。しかし、今年に入ってチュニジアやエジプトなどでの民主化要求デモが波及する形でリビアでも2月に東部の都市ベンガジで反体制派が武装蜂起。カダフィ政権軍との衝突で内戦に陥った。

3月には国連安全保障理事会の決議に基づき、欧米主体の多国籍軍が介入に踏み切ったが、作戦指揮を引き継いだNATOの主力である米軍が全面的な作戦参加を渋ったほか、反カダフィ派の戦力不足やNATOとの連携のまずさも重なり、戦闘は長期化していた。



 
 
>TOP

カダフィ大佐側、長期戦狙いか 所在不明で亡命観測も

2011/8/22 20:25

【カイロ=花房良祐】内戦状態に陥ったリビアで反体制派が21日夜、首都トリポリに入城した。最高指導者カダフィ大佐の所在は不明で、22日は政権の戦車部隊や狙撃手が中心部で抵抗を続けている。トリポリは人口約110万人を有するリビア最大都市。市街戦の激化で市民の犠牲が増えるのを避けるためにも、欧州など諸外国は大佐の即時退陣を求めている。

国営テレビは21日夜にカダフィ大佐の演説を音声だけで放送。大佐は「トリポリにいる」と最後まで戦うことを改めて宣言し、支持者に武器を取って戦うよう呼びかけた。ただ、本当に首都にとどまっているかは確認されていない。22日午前にロンドンで会見したキャメロン英首相は大佐の所在を把握していないと述べた。既に首都を脱出したとの観測も浮上している。

大佐の居住区兼軍事基地のバーブ・アジジヤ地区は政権側の最重要拠点で、政権側の兵士が多数詰めている。同地区では銃撃戦が発生しているもようだ。

反カダフィ派が予想外に早く首都入りを果たしたことについて、政権側が意図的に進入させ、レバノンのような長期の市街戦を伴う内戦に持ち込もうとしているのではないかとの指摘もある。双方が入り乱れ、市民も巻き込まれやすい市街戦では北大西洋条約機構(NATO)の空爆も効果的な支援が期待できない。

政権のイブラヒム報道官は21日夜の記者会見で市民の被害の大きさを強調。NATOに空爆の停止、反カダフィ派に即時の停戦と和平交渉を呼びかけた。

カダフィ政権の支配地域はリビア中部シルトや南部サブハにも依然として残る。シルトは大佐の出身地で支持者が多く、同国で2月に抗議活動が発生して以降、反旗を翻していない。

一方、サブハは南部の砂漠地帯。政権側の部隊が砂漠地帯に逃げ込み、ゲリラ化して北部の地中海沿いの都市部に散発的な攻撃を続ければ国内の混乱は長引く。イラクのサダム・フセイン元大統領も首都バグダッド陥落後に長期の逃亡生活を送った。

カダフィ大佐の亡命観測もあるが、亡命先は限られる。中東の衛星テレビ局は22日、南アフリカがカダフィ政権と接触し、大佐の亡命先を探していると報道した。南ア政府は否定したが、大佐がオイルマネーを元手にした援助資金をばらまいたため、アフリカ諸国には親カダフィ的な政府が多い。アンゴラやジンバブエなどに亡命する可能性も取りざたされている。

大佐は南米ベネズエラのチャベス大統領とも盟友で、抗議活動が一気に広がった2月にはベネズエラに亡命したとの噂も一時流れた。



 
 
>TOP

リビア:民衆蜂起、新局面 首都攻防戦は長期化か

【カイロ和田浩明】リビア反体制派が20日、首都トリポリの攻略作戦に着手し、最高指導者カダフィ大佐の排除を目指す民衆蜂起は開始から半年を経て新たな局面を迎えた。しかし、徹底抗戦を主張し続けてきた政権側が容易に最大拠点を明け渡すことも考えにくく、一進一退の攻防が続く可能性もある。

反体制派は東部の石油積み出し港マルサエルブレガ以東を実効支配し、西部でもトリポリを取り囲むように支配地域を拡大した。海上は北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍が封鎖しており、トリポリでは燃料や現金の不足が伝えられる。

20日にはカダフィ大佐の長年の側近だったジャルド元首相がイタリアに、ブクラ石油相がチュニジアに事実上亡命。ジャルド氏は中東の衛星放送アルジャジーラに対し、カダフィ大佐を「独裁者」と批判するなど、体制崩壊の接近を思わせる情勢だ。

しかし、カダフィ大佐の出身地北中部シルトは今もカダフィ派が押さえており、マルサエルブレガでも政府軍の反攻が報じられている。反体制派は武装や練度の不足が指摘されており、過去の戦闘でも一進一退が長く続いた。大佐側の最大拠点トリポリが一気に陥落するかは不透明な情勢だ。人口100万人を超える大都会でもあり、都市ゲリラ戦が発生する懸念もある。

一方で「NATOの支援で反体制派が攻勢を維持できれば、近日中に首都は落ちる」(エジプト・アハラム政治戦略研究所の軍事専門家カドリ氏)との見通しもある。

政府側報道官は21日、トリポリで会見し「首都住民の大部分はカダフィ大佐を支持している」と主張した。一方で「和平に向け交渉の準備がある」とも発言し、アフリカ連合(AU)の仲介での休戦を求める意向を示した。

ただ、「死ぬまでリビアに残る」と主張してきたカダフィ大佐や側近の居場所は不明で、NATO空爆などを避けて国内各所を移動していると見られる。仮に反体制派が首都を制圧しても、南部サブハなどを拠点に抵抗を続けるシナリオも考えられる。

毎日新聞 2011年8月22日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派、首都進撃 武器弾薬不足、戦況は流動的

【カイロ和田浩明】リビア反体制派は20日夜、最高指導者カダフィ大佐の最大拠点である首都トリポリの攻略作戦を開始した。攻勢に市内の反体制派も呼応。北大西洋条約機構(NATO)主導の空爆も実施された。政権側は「防御体制は強固」と主張し戦況は流動的だが、首都での戦闘は21日も続き、AP通信によると反体制派は首都西方約25キロの政府側軍事基地を確保。中東の衛星放送アルジャジーラは政権側の兵士31人が死亡したと伝えた。

現地からの報道を総合すると、反体制派はトリポリの西方50キロのザウィヤや東方160キロのズリテン、南方100キロのガリヤンなどを確保して政府側の補給路を断つ包囲網を形成。AP通信によると、19日夜に海路で武器をトリポリ市内に運び込み、20日夜から少なくとも市内2カ所で反体制派が戦闘を開始した。包囲部隊も攻勢を強化してザウィヤから東進を図り、首都西方30キロの地点で政府軍と激しく衝突した。

東部ベンガジの反体制派報道官はロイター通信に「作戦は始まった。トリポリの反体制派が蜂起した」と語った。攻略作戦は「地中海の人魚」とも言われるトリポリにちなんで「人魚の夜明け作戦」と呼ばれている。

アルジャジーラによると、首都では反体制派が携帯電話会社を制圧したとの情報もある。一方、反体制派の戦闘員は「弾薬が不足している」と電話で語った。

カダフィ大佐は21日未明、国営テレビで放送された音声メッセージで「ネズミ(反体制派)は人民に攻撃され排除された」と主張。反体制派が一時制圧したと伝えられる東部の要衝マルサエルブレガでも、カダフィ派が反攻している模様だ。

毎日新聞 2011年8月22日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派、首都大半制圧 カダフィ氏息子拘束 NATO「崩壊しつつある」

【カイロ和田浩明】リビアの反体制派は21日夜(日本時間22日未明)首都トリポリに進攻し、中東の衛星放送アルジャジーラによると、市内の大部分を制圧、最高指導者カダフィ大佐の息子2人を拘束した。カダフィ大佐は国営テレビで反撃を呼びかけたが、音声のみで姿は見せず、所在は不明だ。反体制派を軍事的に支援する北大西洋条約機構(NATO)はカダフィ政権が「崩壊しつつある」と明言。約42年間続いたカダフィ独裁体制は終焉(しゅうえん)を迎えつつある。

カダフィ大佐が退陣すれば、中東全域を覆う民主化政変「アラブの春」で排除された独裁政権はチュニジア、エジプトに次いで3カ所目となる。

反体制派は21日、主にトリポリ西方のザウィヤと海上から首都に進攻。市内の支持者もこれに呼応し攻撃に加わった。西方からの部隊は21日夜に市内中心部の「緑の広場」に到達。カダフィ派と一時戦闘となったが、大きな抵抗はなかったようだ。

広場は大佐が2月に「徹底抗戦」を訴える演説をした場所で、大佐の居住区画まで数キロしか離れていない。

海上からの部隊は西部ミスラタから首都東郊のタジュラに上陸し、政府側と交戦した。

政府側では21日夜までに、カダフィ大佐の警護担当部隊が降伏。国際刑事裁判所から人道に関する罪などの容疑で逮捕状が出ている大佐の次男で、後継者とみられていたセイフ・アルイスラム容疑者は拘束され、長男のムハンマド氏も投降した。

これにより、政府側が死守してきたトリポリ中心部はカダフィ大佐の居住区画を除き、大部分が反体制派の支配下に入った模様だ。現地からのテレビ映像では、住民がカダフィ大佐の写真を踏みつけ、解放の喜びから空中に発砲する様子なども見られた。反体制派の拠点である東部ベンガジでも歓喜する市民らであふれた。

一方、カダフィ大佐は国営テレビで音声を流し「抵抗しなければ(欧米)帝国主義勢力の奴隷になる」と繰り返し反撃を訴えた。アルジャジーラによると、アフリカ連合(AU)がアンゴラかジンバブエへの出国を打診中との情報もある。

リビアでは2月中旬に反政府デモが始まった。3月19日にNATO主導の多国籍軍による空爆が開始された後も、カダフィ大佐は徹底抗戦を主張してきたが、リビア騒乱はその始まりから半年で重大局面を迎えた。

毎日新聞 2011年8月22日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:「将来、国民の手に」 オバマ米大統領、改めて退陣迫る

【ブリュッセル斎藤義彦、ワシントン白戸圭一】リビアの反体制派を支援するため、約5カ月に及ぶ空爆を続けてきた北大西洋条約機構(NATO)は、首都トリポリの完全制圧を目指して空爆などの側面支援を継続している。一方で、カダフィ体制が崩壊した後の混乱を最小限に食い止めるため、反体制派との連携強化を図る方針だ。

NATOのラスムセン事務総長は22日、「市民へのすべての暴力を停止すべきだ」とカダフィ大佐を支持する残党に戦闘の即時停止を求める声明を発表した。また「政権移行は今、平和的に行われるべきだ」と述べ、新政権樹立を全面的に支援する意向を表明した。

地上軍を派遣できない中、NATOはカダフィ政権軍の抵抗に手を焼き、戦況は長くこう着状態に陥っていた。「首都は際限のない市街戦になる」(外交筋)との悲観的な見方が支配的だっただけに、トリポリ制圧の可能性を伝える報道をNATO側は予想外の朗報と受け止めている。

ラスムセン事務総長は、大佐が敗北を自覚すれば「市民の流血は避けられる」と退陣を要求。NATOは情勢を注視し「市民への脅威があれば行動する」とカダフィ派に警告した。一方、オバマ米大統領は21日、「カダフィ体制は崩壊の兆候を見せている」との声明を出した。「もはやリビアを支配していないことを認識すべきだ」とカダフィ大佐に改めて退陣を迫り、「リビアの将来はリビア国民の手にある」として米国が反体制派と緊密に協力することを確約した。

毎日新聞 2011年8月22日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア反体制派、国営テレビ局を制圧

【トブルク(リビア東部)=田尾茂樹】リビア反体制派は22日午前(日本時間同日午後)、首都トリポリの大半を制圧、ロイター通信によると同日午後、国営テレビ局を占拠した。

首都南部にある最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅周辺では、カダフィ派部隊と反体制派が交戦。多国籍軍による対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)当局者は22日、「カダフィ派全部隊が戦闘をやめるまで軍事作戦は続く」と語った。 40年以上独裁を敷いてきたカダフィ体制の崩壊は避けられない情勢だ。国際社会は、両派に停戦を呼びかけているが、首都では攻防が続いている。

AP通信によると、反体制派部隊は22日、カダフィ氏の邸宅がある準軍事施設バーブ・アジジヤに攻撃を仕掛けたが、カダフィ派が戦車砲などで応戦、撃退した。

反体制派が制圧した首都中心部の「緑の広場」を再びカダフィ派が奪い返したとの報道もある。中東の衛星テレビ局「アル・アラビーヤ」は、反体制派がカダフィ氏の三男サーディー氏を拘束したと伝えた。

バーブ・アジジヤは、カダフィ宅のほか同氏警護隊の兵舎や通信施設などがある約6平方キロの施設。カダフィ氏と最近接触した在トリポリ外交筋は、同氏が邸宅内にとどまっているとの見方を示している。一方、衛星テレビ「アル・アラビーヤ」はカダフィ氏が首都東部の病院内にいると伝えた。

(2011年8月23日01時32分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ大佐次男が姿現す、拘束報道を否定

2011年08月23日 18:35 発信地:トリポリ/リビア

【8月23日 AFP】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の次男で、反体制派によって拘束されたと報じられていたセイフイスラム・カダフィ(Seif al-Islam Kadhafi)氏(39)が23日未明、首都トリポリ(Tripoli)市内で報道陣の前に姿を現し、同氏が拘束されたとの報道を否定した。

セイフイスラム氏はトリポリ南部のバーブ・アジズヤ(Bab al-Azizya)地区にあるカダフィ大佐の居住施設前で、「トリポリはわれわれが掌握している。皆は安心してよい。トリポリではすべてが上手くいっている」と満面の笑みを浮かべて語り、指で勝利を示すVサインを作った。

セイフイスラム氏は西側諸国が「技術的なメディア戦争をしかけて、リビアに混乱と恐怖をもたらそうとしている」と批判するとともに、22日に反体制派がバーブ・アジズヤ地区の制圧を試みた際に「おびただしい犠牲者」を出したと語った。

内乱が最終局面を迎える中、依然としてトリポリ市民の間には緊張が走っている。およそ30人の外国人記者が宿泊しているリクソス(Rixos)ホテルでも緊迫した状況が続いている。22日には水道と電力が遮断され、カダフィ体制派の兵士がホテルの外で見張りにあたった。

一方の反体制派は、トリポリ市内の未制圧地域に進むにあたり、狙撃兵に狙われる危険性がある大通りを通るか、戦闘しながら路地を進むかで決めかねているようだ。(c)AFP/Imed Lamloum and Charles Onians



 
 
>TOP

リビア反体制派「カダフィの時代は終わった」、大佐長男は逃亡

2011年08月23日 09:18 発信地:トリポリ/リビア

【8月23日 AFP】リビアの反体制派勢力は22日、首都トリポリ(Tripoli)の大半を制圧し、国民評議会(Transitional National Council、TNC)のムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)議長は「カダフィの時代は終わった」と宣言した。

東部ベンガジ(Benghazi)で会見したアブドルジャリル議長は、北大西洋条約機構(NATO)の軍事的支援に謝意を述べた上で、人道に対する罪で国際刑事裁判所(International Criminal Court、ICC)から逮捕状が出ている最高指導者ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の拘束こそが「勝利の瞬間だ」と強調。また、カダフィ大佐が公正な裁判を受けられるよう、「生きたままでの拘束を望む」と発言した。

カダフィ大佐の居場所については、国外に逃亡したかの判断は難しいとした上で、トリポリの自宅にとどまっている可能性を指摘した。

カダフィ大佐は21日、反体制派がトリポリ中心部に到達して「緑の広場(Green Square)」などを制圧する中、音声メッセージを3回出し、降伏を拒絶すると同時にトリポリ市民に「首都の浄化」を呼びかけた。大佐はこの数週間、大衆の前に姿を見せていない。

反体制派のスポークスマンは22日、トリポリの国営放送局も掌握したことを明らかにしている。

■大佐の長男が逃亡

一方、反体制派が21日にトリポリで拘束したカダフィ大佐の長男、ムハンマド・カダフィ(Mohammed Kadhafi)氏が逃亡したと、反体制派の幹部が22日明らかにした。ムハンマド氏はカダフィ政権内の重要人物というよりは、同国有数のビジネスマンとして知られている。(c)AFP



 
 
>TOP

国連、リビア情勢緊急会合を今週開催へ

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連の潘基文(パンギムン)事務総長は22日、記者会見し、リビア情勢に関する緊急会合を25日か26日に開く方針を明らかにした。

アフリカ連合(AU)やアラブ連盟、欧州連合(EU)などの首脳が参加する見通し。潘事務総長はカダフィ派の部隊に対し、「円滑な(権力)移行のため、暴力の即時停止」を呼びかけた。

(2011年8月23日01時07分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア首都で攻防続く 長男は逃走か、次男の姿も?

2011.08.23 Tue posted at: 09:27 JST

トリポリ(CNN) リビアの首都トリポリでは22日、カダフィ大佐を支持する政府軍と反体制派との攻防が続いた。カダフィ大佐の長男モハメド氏が反体制派に拘束され、直後に逃走したとの情報もある。

反体制派はトリポリの大部分を掌握したとしているものの、カダフィ大佐の所在は明らかでない。リビア南部や隣接するチャド、アルジェリアへ逃亡した可能性も指摘される一方で、米国防総省の報道官は、大佐が国外へ出たとの情報はないと述べた。反体制派組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は東部ベンガジでの記者会見で「真の勝利の瞬間はカダフィ大佐を拘束した時だ」と語った。国連の潘基文(バン・キムン)事務総長によれば、国連当局者が本人との接触を試みている。

反体制派指導者らによると、カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏、三男サアディ氏に続き、長男のモハメド氏がトリポリの自宅で拘束された。しかし、反体制派のアウジャリ駐米大使がCNNに語ったところによれば、モハメド氏は22日、親カダフィ派とみられる護衛とともに自宅を出た。また23日朝には、政権側の管理下にあるトリポリ市内のホテルにセイフイスラム氏が姿を現した。反体制派からの説明はなく、経緯は明らかでない。

北大西洋条約機構(NATO)によると、リビア政府軍は同日夜、トリポリ東郊ミスラタに少なくとも3発のミサイルを撃ち込んだ。死傷者や建物の被害などは報告されていない。米国やNATOの当局者らは、追い詰められたカダフィ大佐が一般市民を攻撃する恐れがあると懸念している。

反体制派によれば、トリポリ東郊タジュラや東部ブレガで政府軍兵士の投降が相次いでいる。反体制派はまた、政権側の国営テレビ局を占拠したと発表した。21日に画面上で銃を掲げ、「われわれは殉教者になる覚悟だ」「この武器で殺すか、死ぬかだ」と宣言した国営テレビの女性キャスターも、反体制派に拘束された。



 
 
>TOP

カダフィ大佐次男、報道陣の前に姿現す「父は市内に」

2011.08.23 Tue posted at: 10:25 JST

(CNN) 反体制派に拘束されたと伝えられたリビアの最高指導者カダフィ大佐の次男、セイフイスラム氏(39)が22日夜から23日にかけ、首都トリポリで報道陣の前に姿を現した。

セイフイスラム氏は父カダフィ大佐の所在について、姉妹数人とともにトリポリ市内にいると説明。セイフイスラム氏は反体制派の首都進攻について、カダフィ大佐の支持派が「あのネズミどもとギャング集団の背骨をへし折った」と公言。政府軍は「トリポリは無事だと人々に納得させる」と強気の姿勢を見せた。

セイフイスラム氏については反体制派が先に身柄を拘束したと発表し、人道に対する罪の容疑で同氏を手配している国際刑事裁判所(ICC)が引き渡しを求める意向だと伝えられていた。しかしICCの逮捕状について尋ねられたセイフイスラム氏は、「ICCなどくたばれ」と吐き捨てた。

さらに、自分の拘束が伝えられたのは反体制派のまやかしだと話し、自分はずっと部隊を連れてトリポリ市内を移動していたと主張した。



 
 
>TOP

2011年8月23日0時26分

東京・渋谷のリビア大使館、国旗替える

東京都渋谷区にあるリビア大使館は22日、掲揚する国旗をカダフィ政権下の緑一色のものから、国民評議会がシンボルとする3色を基調とした旗に替えた。大使館担当者は取材に対し、「(旗を替える)適切な時であると判断した」と語った。



 
 
>TOP

2011年8月23日11時33分

カダフィ氏次男「健在」、トリポリで「拘束」に反論

リビアの最高指導者カダフィ大佐の次男で、反体制派に拘束されたと伝えられていたセイフルイスラム氏が23日未明、突然、首都トリポリ市内に姿を現し、外国人記者らの前で「私は拘束されていない」と主張、首都をほぼ掌握したという反体制派の主張はでたらめだと訴えた。AFP通信などが伝えた。

反体制派と政権との間で情報戦も含めた攻防が続いており、政権崩壊まで一筋縄ではいかない模様だ。カダフィ氏の拘束が遅れ市街戦が長期化すれば、反体制派を歓呼で迎えた市民に不満が高まる可能性もある。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラは、外国人記者が多く宿泊するトリポリ市内のリクソスホテル前に現れたセイフルイスラム氏が、支持者らと笑顔で握手する映像を放映した。同氏は、記者団に対し「トリポリは我々(カダフィ政権)の制圧下にある。混乱を招いているのは反体制派だ」と主張。カダフィ氏がトリポリ市内で無事なのかと問われると、「もちろんだ」と答えた。

また、セイフルイスラム氏と共に拘束されたと伝えられていた長男ムハンマド氏が逃亡したとの情報もある。



 
 
>TOP

2011年8月23日17時36分

「未来は人々の手に」オバマ氏、カダフィ大佐に投降要請

オバマ米大統領は22日、リビア情勢に関し「カダフィ政権は終幕に来た。リビアの未来は人々の手中にある」とする声明を発表した。抵抗を続けるカダフィ大佐に対し、これ以上の死者を出さないために、早期に投降するよう求めた。

大統領は、夏休みで米マサチューセッツ州マーサズ・ビンヤード島に滞在中。米政府の安全保障担当者やキャメロン英首相と電話した後、自分で声明を読み上げた。

カダフィ大佐が置かれた状況について「武器も資金も断たれ、政権軍の戦力も低下している」と指摘。ただ、いくつかの地域で激しい戦闘が続いていることから、「リビアの人々に政権を明け渡せば、さらなる流血の事態を防げる」とカダフィ大佐に投降を呼びかけた。米国務省のヌーランド報道官は22日の記者会見で、カダフィ氏の所在について「トリポリにいないと信じる理由はない」と述べた。



 
 
>TOP

カダフィ氏次男の身柄引き渡し要請へ 国際刑事裁判所

2011/8/23 0:16

【ブリュッセル=瀬能繁】オランダ・ハーグの国際刑事裁判所(ICC)のモレノオカンポ主任検察官は22日、リビアの反カダフィ派が拘束したカダフィ大佐の次男セイフイスラム氏の身柄について、迅速にICCに引き渡すよう要請する考えを示した。

ICCは人道犯罪の疑いでカダフィ大佐とともにセイフイスラム氏の逮捕状を請求している。AP通信によると、主任検察官は「今は復讐(ふくしゅう)の時ではなく司法の時だ」と語ったという。

ICC非加盟国のリビアは容疑者の身柄引き渡しなどに応じる義務はないが、反カダフィ派による容疑者拘束で逮捕が現実味を帯びてきた。



 
 
>TOP

米欧、リビア情勢進展に安堵 中東安定へ政権樹立期待

2011/8/23 0:50

【ワシントン=大石格】米欧はリビア情勢がようやく最終盤を迎え、安堵したというのが本音だ。米オバマ政権は野党・共和党の「米経済再建に集中すべきだ」との批判を意識し、もともとリビア介入に及び腰だっただけに一刻も早く手を引きたいところ。ポスト・カダフィの政権づくりが軌道に乗り、中東安定のきっかけになることを強く期待している。

オバマ大統領は21日、休暇先のマサチューセッツ州からホワイトハウスを結んだ電話会議でブレナン補佐官(国土安全保障・テロ対策担当)らと対応を協議した。米紙ニューヨーク・タイムズによると、カダフィ政権が保有する地対空ミサイルなどの武器の国際テロ組織への流出防止に全力を挙げるとの方針を確認した。小規模の部隊をトリポリに派遣する方向だ。

後継政権づくりでは反政府勢力の国民評議会を既に正統な政権と位置付けており、米国務省や情報当局は新政権づくりへの関与に前向きだが、ホワイトハウスは「核兵器を放棄済みのリビアにさほどかかわる必要はない」との見方。オバマ氏は電話会議後に出した声明で「リビアの未来はリビア国民の手にある」と力説した。

米国以上に胸をなで下ろしているのが欧州だ。介入の旗振り役だったフランスやイタリアは米軍抜きではカダフィ政権軍を制圧するだけの軍事力がないことを露呈。イタリアは軍事介入からの撤退論が広がっていただけに、北大西洋条約機構(NATO)軍の介入でカダフィ政権が崩壊したとの「成果」を強調できる出口が見えてきたことで自国内での政権批判を沈静化させたい考えだ。



 
 
>TOP

リビア原油生産、10分の1以下に 復旧は外国頼み

2011/8/23 1:11

【ドバイ=中西俊裕】リビアでカダフィ政権が追い詰められるなか、同国の原油生産の行方が改めて注目を集めそうだ。2月にカダフィ政権と反体制派の衝突が始まる前は、同国は日量160万バレルを生産する世界第17位の産油国だった。現状では同10万バレル以下にまで落ち込んでいるもようで、輸出はほぼ停止。国際原油市場で価格が高止まりする要因の一つとなっている。

今後のリビアの原油生産・輸出回復の見通しについては(1)関連インフラを機能できる状態で維持できるか(2)反体制派がどこまで国内で実権を掌握できるか−−がカギとなる。治安が安定し、欧米などの労働力が戻らないと本格復旧は難しい。

ロイター通信は、石油産業筋やアナリストの推計として「数カ月以内に日量100万バレルの生産水準までは回復できるが、残り60万バレルの生産量を取り戻すには困難が伴う」と伝えている。

現在のところ地中海岸のラスラヌーフなどの石油積み出し施設や内陸にある生産拠点への戦闘による被害は軽度だとの見方が強い。一方で「カダフィ政権側が石油施設を破壊しようと計画している」(反体制派幹部)との情報もあり、機材・設備を無傷に保てるかどうかが課題となる。

これまでリビアは油田操業で欧米などからの外国人技師・作業員に大きく依存してきた。原油生産を順調に回復させ、生活や産業面の復興を軌道に乗せていくうえで、反体制派は欧米政府に融資や人材面での協力を求めることになりそうだ。



 
 
>TOP

カダフィ政権、最終局面 反体制派が国営テレビ占拠

2011/8/23 1:40

【カイロ=花房良祐】内戦下のリビアで21日夜、数千人規模の反体制派が首都トリポリに入り、市内の大半を制圧した。反体制派の蜂起が発生してほぼ半年が経過し、約42年にわたってリビアを統治してきたカダフィ政権は存続に向け最大の危機に陥った。反政府活動を強硬手段で弾圧し続けた政権が崩壊目前となったことは、シリアなど他のアラブ諸国での反体制活動への追い風となりそうだ。

反体制派を束ねるアブドルジャリル国民評議会議長は22日、拠点の東部ベンガジで「カダフィ時代は終わった」と宣言。首都全域が解放されればトリポリに入る方針を明らかにした。イタリアのフラティニ外相は同日、最高指導者カダフィ大佐がトリポリの「10〜15%も掌握していない」と述べ、反体制派が首都の約9割を掌握したとの見方を示した。

首都中心部では22日、政権の戦車や狙撃手が抵抗を続け、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区など複数の場所で戦闘が発生している。大佐の長男ムハンマド氏と次男セイフイスラム氏に続き、同日は三男サーディ氏も拘束されたと伝えられた。国営テレビ本部は同日、反体制派が占拠した。

占拠に先立つ21日夜、国営テレビはカダフィ大佐の演説を音声だけで放送。大佐は「トリポリにいる」と徹底抗戦を表明し、支持者に戦うよう呼びかけた。ただ大佐が首都にいるかどうかは確認されていない。

要人が政権を見限る動きも続いている。マハムーディ首相はチュニジアに入り、政権から離脱したもよう。各国のリビア大使館では在外リビア人らが次々と建物を乗っ取っている。エジプト政府は22日、国民評議会を承認した。

チュニジアやエジプトの政変に触発され、リビアでは2月中旬に東部ベンガジで反政府デモが発生。一時はトリポリにも騒乱が波及し、カダフィ大佐の退陣は時間の問題との見方が浮上した。しかし大佐は航空機や重火器を投入して抗議活動を徹底的に弾圧。こうした手法はシリアにも踏襲され、中東アラブ諸国に広がっていた民主化運動「アラブの春」が停滞するきっかけとなった。

AP通信によるとシリアの中部ホムスなど各地で22日、数千人規模のデモが発生。「カダフィは去った、次はバッシャール(アサド大統領)の番だ」と気勢を上げた。カダフィ政権が最終局面に入ったことで、民主化運動が再び活発化する可能性もある。



 
 
>TOP

NY原油、反発 9月物は84.12ドルで終了 リビア情勢を受け

2011/8/23 5:33

【NQNニューヨーク=古江敦子】22日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は3営業日ぶりに反発した。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の9月物は前週末比1.86ドル高の1バレル84.12ドルで終えた。産油国リビアの内戦が収束する可能性が高まり、欧州の指標銘柄である北海ブレントとの価格差縮小をにらんだ買いが優勢となった。

民主化を求める反体制派と政権側の対立がほぼ半年続いたリビアで、最高指導者カダフィ大佐の退陣の可能性を伝える報道が相次いだ。同国の混乱で滞っていた原油供給が再開し、逼迫していた需給が正常化するとの観測が広がった。

リビアの供給停滞で値上がりしていた北海ブレントが下落。これまで拡大していた北海ブレントとWTIの価格差が今後は縮小するとの思惑が出て、北海ブレントを売ってWTIの買い持ち高を増やす動きが強まった。

9月物はこの日で取引が終了するため、持ち高調整目的の買いも入った。

ガソリンは反落。ヒーティングオイルは続伸した。



 
 
>TOP

カダフィ大佐三男を拘束 中東メディア報道

2011/8/23 8:22

【カイロ=共同】リビアの反体制派「国民評議会」のアブドルジャリル議長は22日、反体制派が首都トリポリで最高指導者カダフィ大佐の三男で元サッカー選手のサーディ氏を拘束したことを明らかにした。中東の衛星テレビ、アルアラビーヤなどが伝えた。

一方、ロイター通信によると、米国防総省当局者は22日、カダフィ政府軍が中部シルト付近でスカッドミサイルを発射した可能性があると述べた。政権が温存した兵器を投入し、反撃に出た可能性がある。着弾地点などは不明。

反体制派は既に大佐の次男で有力後継候補だったセイフイスラム氏を拘束している。フランス公共ラジオによると、反体制派幹部は22日、反体制派がトリポリで拘束していた長男ムハンマド氏が逃亡したことを明らかにした。

大佐には7人の息子がいる。息子らは事業や治安部隊の指揮などで政権に深く関与していた。サーディ氏は21日夜、セイフイスラム氏と同行していたところを拘束されたという。



 
 
>TOP

リビア情勢で官房長官「これ以上の流血回避を」

2011/8/23 11:13

枝野幸男官房長官は23日の閣議後の記者会見で、リビア情勢について「カダフィ体制の崩壊に向けてかなり重大な進展が生じている」との認識を示した。「できるだけこれ以上の流血なく、新しい政治プロセスが開始され、憲法制定や民主的な選挙が平和裏に行われることを期待する」と述べた。



 
 
>TOP

カダフィ大佐の次男「父は無事」 リビアで戦闘続く

2011/8/23 11:21

【ドバイ=中西俊裕】リビアでは反体制派が首都トリポリの中心部を制圧し、国営テレビに加えてトリポリ空港も支配下に置いたもようだ。しかし、反体制派が拘束したとしていた最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が23日、記者団に「大佐は無事だ」と発言。地中海沿岸やチュニジア国境の都市では戦闘が続いており、情勢は流動的だ。

反体制派の組織「国民評議会」によると、首都では国営テレビに加えてトリポリ空港も支配下に置いた。カダフィ大佐が政権を取った1969年の「緑の革命」にちなんで名付けた緑の広場の名称を殉教者広場と改めることも検討。「新生リビア」への刷新ムードを高めようとしている。

国民評議会のアブドルジャリル議長は22日、拠点を置く西部ベンガジで記者会見し「新たな国づくりの入り口に立っている」と復興に活動の軸足を移すことを示唆。一方で、トリポリにいる傘下の部隊に「法の順守」を要請した。特にカダフィ大佐側の軍人らを勝手に処刑することは認めないとの見解を示した。

ただ、セイフイスラム氏がトリポリのバーブ・アジジヤ地区にある大佐の邸宅で英BBC放送の記者らの取材に応じ、「(反体制派の)うそを否定する」と発言。さらに「トリポリはまだわれわれの支配の下にある」と述べた。同市内の外国人記者が泊まるホテルにも現れ、大佐は無事かとの質問に「もちろんだ」と答えた。米CNNは同氏が支持者と笑顔で歩く映像を流した。

一方で、トリポリ以外では両勢力の衝突が続いているもようだ。東部の油田都市ブレガでは大佐側の部隊が撤退していると伝えられ、反体制派の軍事に関する報道担当者は「ブレガを完全に掌握した」と語った。

アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ、アルアラビーヤによると、チュニジアと国境から17キロメートルの地点に位置するリビア西部の都市ブーカマシュでは、カダフィ大佐側の部隊が反体制派の侵攻を止めるため砲撃を繰り返した。ロイター通信によると、米国防総省当局者はリビアのカダフィ政府軍が中部の都市シルト付近でスカッドミサイルを発射したと述べた。



 
 
>TOP

国連、リビア情勢で週内に緊急会合 潘事務総長が表明

2011/8/23 11:30

【ニューヨーク=弟子丸幸子】国連の潘基文事務総長は22日、国連本部で記者団に、リビア情勢を巡る緊急会合を週内に開く方針を明らかにした。アフリカ連合(AU)やアラブ連盟、欧州連合(EU)などの国際組織に参加を呼び掛け、リビアの治安安定や経済復興について協議する。

事務総長はリビア情勢の安定のため、人道援助など国連として最大限の支援を実施する用意を表明。カダフィ大佐に対し、即時停戦と迅速な政権移行に応じるよう改めて求めた。



 
 
>TOP

米大統領「カダフィ支配崩壊」 アラブ諸国、反体制派承認

2011/8/23 11:33

【ドバイ=太田順尚】リビアのカダフィ政権が崩壊寸前に陥ったことを受け、アラブ諸国が相次ぎ反体制派組織「国民評議会」の承認に動いている。チュニジア、エジプト、クウェートは22日までに、国民評議会を唯一の正統政府と認め、モロッコも近く承認する構え。一方、オバマ米大統領は同日、「42年間に及ぶカダフィ支配は崩壊した」と断定し、国際社会はカダフィ後を見据えた動きを加速している。

エジプトのアムル外相は同日、「国民評議会がリビア国民の代表と認める」と表明。反体制派に資金支援したものの、承認は保留していたクウェートも承認を発表した。西隣のチュニジアは21日に承認済みで、モロッコ外務省筋も近く承認する方針を明らかにした。

国民評議会については、日米欧など約30カ国が正統政府と承認。ただ、アラブ諸国では自国で反政府デモが無く、北大西洋条約機構(NATO)主導の軍事介入に参加するアラブ首長国連邦(UAE)とカタールのほか、ヨルダンの計3カ国にとどまっていた。

アラブ諸国の大半がこれまで承認まで踏み込まなかったのは、国民を弾圧するカダフィ政権は支持しないものの、「米欧の軍事介入による民主化」という前例を作ることを懸念していたためだ。反体制派が首都トリポリの大半を制圧して一夜明けた22日も、歓迎声明を出したのはUAEアブダビのムハンマド皇太子やヨルダンのジュデ外相ら少数にとどまった。

一方、オバマ大統領は22日、休暇先のマサチューセッツ州で「カダフィ大佐はもはやリビアを支配できていないことを認識すべきだ」と投降するよう呼びかける声明を発表した。カダフィ支持勢力の抵抗がなお続いていることを指摘しつつも、カダフィ支配は崩壊したと断定し、国民評議会側に祝意を示した。



 
 
>TOP

在日リビア大使館、旗を反体制派三色旗に取り換え

2011/8/23 12:02

東京都渋谷区の在日リビア大使館が敷地内に掲げる旗を、カダフィ政権の緑一色の国旗から、反体制派「国民評議会」の三色旗に取り換えたことが23日、分かった。

大使館によると、建物前のポールの旗を取り換えたのは22日。23日午前には、さらに一回り大きな三色旗に付け換えた。

職員は「カダフィ政権が終わり、新しい政府に代わったとみなしたということだ」と話したが、一方で「まだ情勢には流動的な部分もある」と説明。オウン駐日臨時代理大使は取材に応じなかった。〔共同〕



 
 
>TOP

NATO、カダフィ邸を空爆 大佐次男「父は無事」

2011/8/23 13:56

【ドバイ=中西俊裕】リビアでは反体制派が首都トリポリの中心部を制圧し、現地からの報道によると、北大西洋条約機構(NATO)軍は23日早朝、トリポリのカダフィ大佐の邸宅を空爆した。しかし、反体制派が拘束したとしていた最高指導者カダフィ大佐の次男セイフイスラム氏が同日、記者団の前に現れ「大佐は無事だ」と発言。地中海沿岸やチュニジア国境の都市では戦闘が続いており、情勢は流動的だ。

反体制派の組織「国民評議会」によると、首都では国営テレビに加えてトリポリ空港も支配下に置いた。カダフィ大佐が政権を取った1969年の「緑の革命」にちなんで名付けた緑の広場の名称を殉教者広場と改めることも検討。「新生リビア」への刷新ムードを高めようとしている。

国民評議会のアブドルジャリル議長は22日、拠点を置く西部ベンガジで記者会見し「新たな国づくりの入り口に立っている」と復興に活動の軸足を移すことを示唆。一方で、トリポリにいる傘下の部隊に「法の順守」を要請した。

特にカダフィ大佐側の軍人らを勝手に処刑することは認めないとの見解を示した。政権側はNATO軍が空爆したトリポリのバーブ・アジジヤ地区にある大佐の邸宅周辺に戦力を集中させており、首都での攻防の焦点となっている。

ただ、セイフイスラム氏は大佐の邸宅で英BBC記者らの取材に応じ、「(反体制派の主張は)うそだと否定する」と発言。さらに「トリポリはまだわれわれの支配の下にある」と述べた。同市内の外国人記者が泊まるホテルにも現れ、大佐は無事かとの質問に「もちろんだ」と答えた。米CNNは同氏が支持者と笑顔で歩く映像を流した。

一方で、トリポリ以外でも両勢力の衝突が続いているもようだ。東部の油田都市ブレガでは大佐側の部隊が撤退していると伝えられ、反体制派の軍事に関する報道担当者は「ブレガを完全に掌握した」と語った。

アラブ首長国連邦(UAE)の衛星テレビ、アルアラビーヤによると、チュニジアとの国境から17キロメートルの地点に位置するリビア西部の都市ブーカマシュでは、カダフィ大佐側の部隊が反体制派の侵攻を止めるため砲撃を繰り返した。ロイター通信によると、米国防総省当局者はリビアのカダフィ大佐側が中部の都市シルト付近でスカッドミサイルを発射したと述べた。



 
 
>TOP

北海ブレント高止まり、リビア情勢に反応薄 NY原油と格差

2011/8/23 23:57

リビアの武力衝突が終息する見通しが強まったが、リビア情勢の混乱をきっかけに高騰したロンドン市場の北海ブレント原油は高止まりしている。反体制派による安定した政権の樹立や石油施設の本格的な再開には時間がかかるとの観測が強まったためだ。日本の輸入原油の指標になる中東産ドバイは北海ブレントとの連動性が高く、当面値下がりしにくい状態が続きそうだ。

反体制派が首都をほぼ制圧したと伝えられた22日、ロンドン市場の北海ブレント(期近)は1バレル108.36ドルと前日比0.26ドル安にとどまり、23日午前には反発に転じた。4月に付けた126ドルの高値に比べ安いが、リビアが緊迫する前の2月上旬まで90ドル台だったのに比べ水準は高い。

ニューヨークのWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)原油の22日終値は84ドル台で、双方の格差は24ドル前後と過去最大規模だ。

リビアでは日量160万バレル程度を生産し約120万バレルを欧州中心に輸出していたが、武力衝突で輸出はほぼストップした。北海ブレントは生産や輸出が回復すれば値下がりする可能性が高い。

ただ、中東の原油事情に詳しい財団法人国際開発センター研究顧問の畑中美樹氏は「このまま順調に政権が立ち上がっても生産の本格的な回復には最低でも1年半程度はかかるのでは」と話す。石油施設などへの被害は少ないもようだが、治安安定には時間かかかり「施設の操業を担ってきた欧米の技術者がすぐに復帰できる状況にはない」(野村証券の大越龍文シニアエコノミスト)という。

米国の原油市場は米国景気の減速の影響が大きく、WTIは既に紛争前の水準まで値下がりしている。「将来的に北海ブレントが大幅に値下がりし現在の20ドル以上の価格差が縮小してくるのでは」(三菱UFJリサーチ&コンサルティングの芥田知至主任研究員)との見方もあるが、北海ブレントを積極的に売り込む動きは多くない。

この数カ月、一部欧州諸国の財政状況の深刻さが表面化し、欧州景気の減速懸念が強まったが北海ブレントの下げ幅は目立たない。北海ブレントが下げ渋っている背景には投機的な買いが入っているためとの指摘もある。

中東産ドバイは23日、前日比3.45ドル高い1バレル104.55ドル(中心値)とWTIを大幅に上回る。今後ドバイが値下がりするとしてもペースは緩やかそうだ。



 
 
>TOP

リビア反体制派、国営テレビ局を制圧

【トブルク(リビア東部)=田尾茂樹】リビア反体制派は22日午前(日本時間同日午後)、首都トリポリの大半を制圧、ロイター通信によると同日午後、国営テレビ局を占拠した。

首都南部にある最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅周辺では、カダフィ派部隊と反体制派が交戦。多国籍軍による対リビア軍事作戦を指揮する北大西洋条約機構(NATO)当局者は22日、「カダフィ派全部隊が戦闘をやめるまで軍事作戦は続く」と語った。 40年以上独裁を敷いてきたカダフィ体制の崩壊は避けられない情勢だ。国際社会は、両派に停戦を呼びかけているが、首都では攻防が続いている。

AP通信によると、反体制派部隊は22日、カダフィ氏の邸宅がある準軍事施設バーブ・アジジヤに攻撃を仕掛けたが、カダフィ派が戦車砲などで応戦、撃退した。

反体制派が制圧した首都中心部の「緑の広場」を再びカダフィ派が奪い返したとの報道もある。中東の衛星テレビ局「アル・アラビーヤ」は、反体制派がカダフィ氏の三男サーディー氏を拘束したと伝えた。

バーブ・アジジヤは、カダフィ宅のほか同氏警護隊の兵舎や通信施設などがある約6平方キロの施設。カダフィ氏と最近接触した在トリポリ外交筋は、同氏が邸宅内にとどまっているとの見方を示している。一方、衛星テレビ「アル・アラビーヤ」はカダフィ氏が首都東部の病院内にいると伝えた。

(2011年8月23日01時32分 読売新聞)



 
 
>TOP

オバマ米大統領「カダフィ支配は崩壊した」

【ワシントン=黒瀬悦成、山口香子】オバマ米大統領は22日、休暇先のマサチューセッツ州で声明を読み上げ、リビア情勢に関し、「42年間にわたった(最高指導者)カダフィの支配はわずか6か月で崩壊した」と述べた。

大統領はまた、「カダフィ政権は最期を迎えようとしており、リビアの将来は民衆の手にあるのは明白だ」と強調、反体制派組織「国民評議会」を全面支援する方針を表明した。

大統領はまた、所在不明のカダフィ氏に対し、リビア国民に実権を譲ると共に、今なお抵抗を続けているカダフィ派勢力に戦闘停止を指示するよう要請した。

一方、米国務省のヌーランド報道官は22日の記者会見で、対リビア軍事作戦の参加国や関係国際機関でつくる「連絡グループ」が25日、トルコのイスタンブールで高官級協議を開き、カダフィ体制崩壊後のリビア情勢について話し合うと発表した。また、クリントン国務長官は22日、国民評議会のアブドルジャリル議長にも電話し、新体制発足に向けた国際支援について話し合った。

(2011年8月23日11時08分 読売新聞)



 
 
>TOP

「リビアは自由だ」ベンガジ市民、歓喜の大合唱

【ベンガジ=田尾茂樹】リビア反体制派組織「国民評議会」の拠点都市、東部ベンガジでは23日未明(日本時間同日午前)まで、カダフィ政権の最期を見届けたいという市民ら数千人が中心部の広場に繰り出し、興奮を抑えきれない様子だった。

「リビアはもう自由だ」「リビアは一つだ」−−。

広場に設置された巨大スクリーンにはカタールの衛星テレビ「アル・ジャジーラ」のニュースが流れ、市民らはこの映像を見ては大合唱を繰り返した。

カダフィ氏が1969年に倒した王制時代の三色旗があちこちで振られ、ひっきりなしに花火が打ち上げられる。「FREE LIBYA」と英語で書かれた風船を手にした子供たちもいる。「みんな幸せだよ」。広場で、お茶を売っていたアフマド・ボーケルさん(48)はほほ笑んだ。

(2011年8月23日12時14分 読売新聞)



 
 
>TOP

多国籍軍、カダフィ邸空爆…空港は反体制派制圧

【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの首都トリポリからの報道によると、北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍は23日未明(日本時間同日午前)、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅や軍事施設があるトリポリ南部の区域バーブ・アジジヤを空爆した。

同区域は広さ約6平方キロで兵舎などもある。首都の大半を掌握した反体制派は22日、首都の南約25キロ・メートルにあるトリポリ国際空港も制圧した。

AP通信によると、リビア反体制派を軍事支援する多国籍軍は22、23の両日、首都とその近郊の40地点を空爆した。反体制派はすでに4000人以上の戦闘員を首都に展開中だとしている。ただ、首都の2割は依然、カダフィ派の支配下にあることも認めている。同派は迫撃砲や対空砲で反体制派に反撃している。

(2011年8月23日13時54分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏次男、支持者の前に姿「拘束はウソ」

カダフィ氏の次男で最有力の後継者とされるセイフ・イスラム氏は23日、バーブ・アジジヤ付近に集まった支持者の前に姿を現した。

反体制派は21日夜、同氏を拘束したと発表していたが、同氏は自由に行動し、「(拘束が)うそだと証明するためここに来た」「トリポリはカダフィ政権の支配下にある」などと強調した。

カダフィ氏も依然として首都にとどまっているとし、戦闘に加わるよう支持者に呼びかけた。

カタールの衛星テレビ局「アル・ジャジーラ」は、カダフィ派精鋭部隊を率いる同氏の七男ハミス氏とみられる遺体が22日、発見されたと報じた。

カダフィ氏の出身地の中部シルテでは22日、「スカッド」型の短距離ミサイル3発が発射された。カダフィ派が中部の主要都市ミスラタを標的にしたとみられるが、NATO当局者によると、被害情報はない。

(2011年8月23日15時22分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:反体制派トリポリ制圧 シリアで歓迎デモ

【エルサレム花岡洋二】リビア反体制派の首都進攻を受け、政権からの弾圧が続くシリアでは反体制派による歓迎デモが行われた。また、アラブ連盟は22日、国民評議会への支持を表明。中東の衛星放送アルアラビーヤによると、エジプト政府も同評議会をリビアの代表として承認した。

シリアの反体制派は動画サイト「ユーチューブ」に「中部ホムスで21日夜に行われたリビア反体制派を支持するデモ行進」という映像を掲載。100人を超すとみられる人々が街頭に繰り出し「おめでとう。カダフィ(大佐)は去った。次はバシャル(・アサド大統領)、お前だ」などと叫んでいる。

一方、シリアのアサド大統領は21日夜、国営テレビで「(欧米は)リビア国民の虐殺の責任をとらなければいけない」「シリアに軍事介入する国があれば(その国が)耐えられないほどの反撃を加える」などと非難したが、トリポリの最新情勢には言及しなかった。

毎日新聞 2011年8月23日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派トリポリ制圧 国際刑事裁、訴追には時間

【カイロ和田浩明、ブリュッセル斎藤義彦】リビア反体制派によるトリポリ制圧で注目されるのが、国際刑事裁判所(ICC)がカダフィ大佐ら3人に発行した逮捕状の行方だ。大佐の身柄が引き渡されれば、中東の国家元首本人が初めて裁かれることになる。だが反体制派はリビア国内での訴追を優先する意向で、引き渡しには時間がかかりそうだ。

ICCは6月末、カダフィ大佐と次男のセイフ・アルイスラム、義弟のアブドラ・アルサヌーシの3容疑者に対し、人道に対する罪などで逮捕状を発行。次男は22日までに拘束されたが、カダフィ大佐の所在は不明だ。ICCはこれまでアフリカ4カ国の指導者を訴追してきた。しかし、ICCを規定するローマ条約(115カ国)未加盟の国には権限が及ばず、逮捕状も「絵に描いた餅」に終わるきらいがあった。虐殺などで2回逮捕状を出されたスーダンのバシル大統領は出廷を拒否。スーダンは未加盟で、バシル大統領は訴追後も他の未加盟国を訪問している。

リビアもローマ条約未加盟で、訴追受け入れ手続きが必要になる。反体制派「国民評議会」の関係者は毎日新聞に「大佐らのリビア国内での訴追を優先する」と話している。

毎日新聞 2011年8月23日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派トリポリ制圧 NATOに安堵感 政権移譲には不安も

◇「展開早すぎる」

【ブリュッセル斎藤義彦】3月末から多国籍軍を率いてリビアのカダフィ政権軍を攻撃してきた北大西洋条約機構(NATO)の加盟国には、首都トリポリの大部分が反体制派に制圧されたことで安堵(あんど)感が広がっている。だが、カダフィ政権崩壊から新政権樹立までをどう円滑に支援するかの準備は不十分で、カダフィ派の抵抗が続けば混乱の収束は難しくなるとの見方もある。

「(カダフィ氏は)過去(の存在)になった」(フェルトマン米国務次官補)「独裁者の時代は終わった」(ウェスターウェレ独外相)など、カダフィ政権崩壊は不可避との見方が広がる中で、「すべての加盟国がホッとしている」とNATO外交筋は話す。金融危機に端を発した財政難でリビア攻撃の長期的な維持は難しくなっていたのが各国の実情だからだ。

1日にはノルウェーが爆撃機を撤退させ、リビア空爆への参加国は7カ国に減少。米国は6月、不参加のドイツやポーランドなどを名指しで非難、リビア攻撃に参加するよう求めるなど加盟国間のあつれきが高まっていた。トリポリの大半が反体制派に制圧され、こうした責任の押し付け合いに「ともかく終わりが見えた」(NATO関係者)状況だ。

しかし、「状況の展開が早すぎて次の予想ができない」との戸惑いもある。ゲリラ戦になった場合は空爆での側面支援は難しく、市民の犠牲が避けられないとの悲観論もある。

カダフィ退陣後のシナリオは「まさに着手しようとしていたところ」(別の外交筋)で準備不足は否めない。国連平和維持活動による治安維持に期待が集まっているが、リビア攻撃に慎重だった中露が国連安保理でどう反応するかは不透明だ。また国連の介入が始まるまでの混乱期にどう治安を維持するのか具体的な計画はない。

NATOには、アフガニスタン駐留で大きな犠牲を払ったにもかかわらず、地元住民の反感を買い、武装勢力の攻撃対象になったトラウマがある。加盟国は平和維持であってもリビアへの地上軍派兵には極めて慎重だ。NATO加盟国からは、アラブ・アフリカ諸国からの派兵が最良との意見も出ている。

毎日新聞 2011年8月23日 東京朝刊



 
 
>TOP

クローズアップ2011:リビア首都制圧 反体制派、極秘速攻 NATOと連携

◇内戦半年、政府軍の士気低下

半年にわたりこう着したリビア内戦は21日、反体制派が最高指導者カダフィ大佐の拠点である首都トリポリをほぼ制圧し、政権崩壊は不可避の情勢となった。ここにきての予想を超える反体制派の速攻は、北大西洋条約機構(NATO)と連携し極秘に準備した作戦が奏功したことと、紛争の長期化で政府軍の士気が低下していたためだ。戦局はほぼ見えてきたが、反体制派の指導力は未知数で「自由リビア」への道筋は必ずしも明確ではない。【カイロ和田浩明】

トリポリ中心部の「緑の広場」。カダフィ体制の象徴だった首都の要に21日夜、反体制派の三色(赤、黒、緑)旗が翻った。42年にわたる独裁体制の終焉(しゅうえん)が間近に迫ったことに、住民や反体制派の兵士は「自由がやってきた」などと興奮して叫び、空中に向け自動小銃を乱射した。

反体制派の進攻は電撃的だった。現地関係者や報道によると、20日から21日にかけトリポリ西方のザウィヤと海上から合計約2000人の部隊が殺到したとみられ、市内に潜んでいた反体制派も呼応してほぼ1日で市街の大部分を制圧した。中東の衛星放送アルジャジーラの電話取材に応じていたカダフィ大佐の長男ムハンマド氏は銃声の中、「彼ら(反体制派)が家に入ってきた」と語った直後、取材は唐突に終了。反体制派の進攻が予想以上に早かったことを象徴した。

反体制派の西部拠点だったミスラタの軍事委員会によると、進攻計画は少なくとも数週間にわたって準備が進められ、事前に武器弾薬も海路で首都東郊のタジュラに運び込まれた。関係者は「極秘だった」と打ち明ける。

リビア沿岸は、民間人保護を目的に空爆を続けるNATO軍が海上封鎖しており、反体制派の作戦準備にはNATOとの調整が必須だった。NATO関係者によると、トリポリ攻略作戦の情報は先週末に加盟国に伝わっており「反体制派と綿密に連絡を取って組織した攻撃だった」(外交筋)という。

一方、カダフィ派は大きな抵抗を見せず、首都防御部隊やミティガ空軍基地駐留部隊が反体制派に降伏した。離脱した政権幹部らによるとカダフィ派は紛争の長期化で士気が低下していた。特に8月中旬に反体制派が首都包囲網の構築に成功し、燃料や食料の補給路も断たれていたことが士気低下につながった。パネッタ米国防長官も16日の段階で「カダフィの命運は尽きかけている」との見通しを示していた。

ミスラタ軍事委幹部は「トリポリは99%制圧。カダフィ拘束も間近だ」と胸を張る。しかし、カダフィ大佐はNATOの空爆開始後、安全のため国内各地を移動し続けているとされ、居場所は明らかになっていない。カダフィ大佐は21日夜から22日未明にかけ繰り返し国営テレビで放送された音声メッセージで「最後の血の一滴まで戦う」と宣言した。大佐の居住区画からは戦車が繰り出し、周辺では22日も戦闘が継続している。トリポリが完全に陥落した後も、大佐が支持者が多いとされる南部や中部に脱出して抵抗を続ける可能性も否定できない。

◇民主体制移行に難問 独裁40年超、国家運営の人材不足

カダフィ政権が崩壊した場合、リビアを主導するのは反体制派が構成する国民評議会(NTC)だ。元政権幹部や帰国した専門家、各地域の代表などさまざまな背景の人物の集まりで、一枚岩とは言いがたい。40年以上独裁体制が続いたことで国家運営の経験を持つ人材が限られ、スムーズに民主体制へ移行できるかは疑問もある。

評議会幹部で対外関係を担当するマフムード・ジブリル氏は22日、反体制派の兵士や一般国民に向け「抑制と同情を持ち責任ある振る舞いを」と呼びかけた。トリポリでのカダフィ派掃討戦が「復讐(ふくしゅう)の戦い」にならないようけん制した。また、カダフィ政権で法相だったアブドルジャリルNTC議長は22日の会見で、拘束した大佐の息子2人について、「安全な場所にいる」と語り、人道に配慮した扱いをしていることを強調した。

幹部発言は、人権を尊重する欧米諸国の評価を気にしたものだ。キャメロン英首相は同日の記者会見で、評議会幹部に人道的、民主的な対応を求めていることを明らかにした。国民評議会は「リビア国民の代表」として欧米諸国や日本を含む30カ国以上に承認されている。民主体制への移行でも、国際社会の支援は必須で、評議会は国際社会の意向を無視できない。

また、新政権の受け皿となる評議会だが最近では、内部の不和も表面化している。7月にはカダフィ政権から離反(2月)していた反体制派のオベイディ軍事最高司令官が射殺された。評議会がカダフィ側との関係について尋問するため呼び寄せた際に民兵部隊員に殺害されたとされるが、アブドルジャリル議長ら幹部は詳細を明らかにしていない。8月に入って同議長は評議会の内閣にあたる幹部を更迭し人事の刷新を図った。

評議会のリビア人顧問が、「経験不足は実地で補うしかない」と語る通り、民主化には難しい問題が横たわっている。

==============

◆リビア政変の経緯◆

2月14日 インターネット上の「フェイスブック」で反政府デモ呼びかけ広まる

 15日 東部ベンガジで約200人が反政府デモ

 17日 東部を中心に少なくとも5都市に反政府デモが拡大

 21日 カダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム氏が国営テレビで「内戦の危機」と演説。首都トリポリなどで戦闘機がデモ隊を空爆

 22日 カダフィ大佐が国営テレビで逃亡説を否定

 25日 トリポリで本格的な反政府デモ。カダフィ大佐が緑の広場で徹底抗戦を訴える

 26日 国連安保理がリビア制裁決議を採択

3月17日 国連安保理が対リビア武力行使容認決議案を採択

 19日 仏英米などの多国籍軍がリビア空爆を開始

6月27日 国際刑事裁判所がカダフィ大佐ら3人に逮捕状発行

8月20日 反体制派がトリポリ攻略作戦開始

 21日 反体制派がトリポリの大部分を制圧。セイフ・アルイスラム氏ら大佐の息子2人を拘束

毎日新聞 2011年8月23日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ政権、崩壊加速 大佐邸周辺、戦闘続く

【カイロ和田浩明、ロンドン会川晴之】リビアの反体制派が首都トリポリの大部分を制圧したことを受け、反体制派で構成する国民評議会(NTC)のアブドルジャリル議長は22日、東部ベンガジで記者会見し「(リビアの最高指導者)カダフィ(大佐)の時代は終わった」と宣言した。反体制派はこの日、トリポリの国営テレビを支配下に置き、高官亡命が相次ぐカダフィ政権からはマハムーディ首相が新たにチュニジア東部に出国するなど政権崩壊は不可避の情勢となっている。リビアの将来を話し合う関係国会合(コンタクトグループ)の最高レベル会合が来週開催されるなど国際社会はカダフィ政権が事実上、崩壊したとみなし対応を急いでいる。(3面にクローズアップと質問なるほドリ、8面に関連記事)

カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区付近では22日も政権側との戦闘が続いた。ロイター通信などによると、この地区の周辺には戦車が配備され、狙撃兵も応戦している。

アブドルジャリル議長は22日の会見で「勝利の真の瞬間は、カダフィが拘束されたときだ」と述べ、カダフィ大佐に公正な裁判を受けさせる必要性があるとの認識を示した。

一方、国際刑事裁判所(ICC)が逮捕状を出した大佐の次男のセイフ・アルイスラム容疑者、長男ムハンマド氏の拘束に加え、中東の衛星テレビのアルアラビーヤは22日、三男のサーディ氏も拘束されたとのNTC幹部の発言を伝えた。

政権崩壊が不可避となった情勢を受け、国連の潘基文(バンキムン)事務総長も22日の記者会見で、大佐に対し政権移行を呼び掛けた。関係国会合開催を22日に発表したジュペ仏外相は、会合で国際社会による反体制派支援に向けた「ロードマップ」を作成することになる、との見通しを示した。関係国会合は欧米日やアラブ諸国約40カ国で構成されている。キャメロン英首相は早急に国連安全保障理事会を開き、リビア新政権を法的、外交的、政治的、財政的に支援する意向を示すとともに、英政府が凍結したリビアの資産解除にも言及した。

カダフィ大佐の所在は依然として不明のままだが、トリポリ市内にいるとの見方が強い。

政府側と反体制派との停戦仲介をしてきた南アフリカのヌコアナマシャバネ外相は22日の記者会見で、南ア政府は大佐の出国のためにいかなる手助けもしていないとし、大佐が亡命申請することもないだろうとの見解を示した。

毎日新聞 2011年8月23日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派「中露の原油利権排除」 積極的な支援なく

【ロンドン会川晴之】リビアの反体制派幹部は22日、反体制派を積極的に支援しなかったロシア、中国などをリビア国内での原油生産から排除する考えを表明した。その一方で、北大西洋条約機構(NATO)軍でリビア攻撃の中核を果たした英国、フランス、イタリアなどの企業は歓迎する意向を示した。ロイター通信が伝えた。中露両国は、リビア空爆に道を開いた国連安保理決議で棄権している。

リビアは日量160万バレルの原油を生産、世界の生産シェア2%を占めるアフリカ有数の産油国で、欧州向けが輸出の8割を占めていた。しかし、半年に及ぶ混乱で、生産はほぼ停止、輸出も止まっている。油田やパイプライン、積み出し港の状況など不明な点が多い。リビアの反体制派は、半年以内に生産再開、1年半で混乱前の水準まで生産が回復すると主張しているが、専門家は「回復まで2〜3年」と見る人が多い。

一方、反体制派が首都トリポリをほぼ制圧したことを受けて、リビアで原油を生産していたイタリアの石油・ガス大手「ENI」の株価が7%上昇したのをはじめ、フランスのトタル、オーストリアのOMVなどの株価が軒並み急騰した。

ロンドン市場では、リビア産原油の供給再開への期待が高まったため、欧州の原油取引の指標となる北海ブレント原油先物価格は、一時、前週末より3ドル以上安い1バレル=105・15ドルまで下落した。

北海ブレント価格は、「アラブの春」で、エジプト情勢が緊迫した1月末に、2年半ぶりに100ドル台を突破、以後、リビア情勢の緊迫化を背景に4月には127ドルまで高騰した。

毎日新聞 2011年8月23日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:「最後を迎えた」 オバマ米大統領、再び声明

【ワシントン白戸圭一】オバマ米大統領は22日午後(日本時間23日未明)、休暇先の米マサチューセッツ州の保養地でリビア情勢に関する声明を発表し、「カダフィ体制は最後を迎えている。リビアの将来は国民の手中にある」と述べ、カダフィ大佐の支配体制が事実上崩壊したとの認識を示した。

大統領は21日深夜にも「カダフィ政権は崩壊の兆候を示している」と緊急声明を出したばかりで、大統領が2日続けて同じ問題で声明を出すのは異例。

毎日新聞 2011年8月23日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:拘束報道のカダフィ大佐次男、姿現す

【ブリュッセル斎藤義彦】英BBCによると、反体制派が「拘束した」としていたカダフィ大佐の次男セイフ・アルイスラム容疑者=国際刑事裁判所が逮捕状=は拘束されてないことが確認された。

セイフ容疑者は23日未明にトリポリの外国人記者が宿泊するホテルに姿を現し、「(大佐は)トリポリにいて元気だ」と述べた。セイフ容疑者が反体制派から逃げ出してきたのか、もともと拘束されていなかったのかは不明。トリポリの自宅に軟禁されていた長男ムハンマド氏がカダフィ派に助け出されたとの報道もあり、セイフ容疑者も反体制派から解放された可能性もある。

毎日新聞 2011年8月23日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:政府軍が最後の抵抗 スカッド3発発射

【カイロ樋口直樹、ブリュッセル斎藤義彦】反体制派にほぼ制圧されたリビアの首都トリポリでは、22日夜になってもカダフィ政権側の最後の抵抗が続いている。ロイター通信によると、北大西洋条約機構(NATO)当局者は22日、カダフィ政府軍が北中部シルト付近から西部ミスラタに向けてスカッド型ミサイル3発を発射したと述べた。反体制派側は「本当の勝利は(最高指導者)カダフィ(大佐)を捕まえた時だ」(アブドルジャリル国民評議会議長)としてさらに攻勢を強めている。

現地からの報道によると、カダフィ大佐の居住区兼軍事基地になっているバーブ・アジジヤ地区には依然として政府軍の戦車や狙撃手が陣取り、近づこうとする反体制派に激しく抵抗している。市内各地にも政府軍部隊が潜んでおり、銃撃戦が散発しているという。

NATOは22日、反体制派の側面支援のため、バーブ・アジジヤ地区などを空爆。カダフィ支持派はシルトで抵抗を続け、今月14日に続いてスカッド型ミサイルを発射した。ただ、ミサイルはNATO軍に撃ち落とされるなどして反体制派に被害はないという。戦況全体としては反体制派側の攻勢に変わりはない。

毎日新聞 2011年8月23日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア反体制派、カダフィ大佐の邸宅に突入 本人の姿なし

2011.08.24 Wed posted at: 09:24 JST

トリポリ(CNN) リビア反体制派は23日、首都トリポリの大半を掌握したと述べ、陥落は近いとの見方を示した。反体制派は、カダフィ大佐の邸宅がある区域に突入したものの、カダフィ大佐や家族は見つからなかった。

反体制派組織、国民評議会(NTC)のジブリル幹部は「首都陥落は政権の崩壊を意味する。2〜3日中に解放が進むだろう」と述べた。

カダフィ大佐の邸宅を占拠した反体制派がひと部屋ずつ捜しても本人の姿はなかった。しかし、NTCの情報部門トップ、シャマム幹部はチュニジア国境付近でCNNとのインタビューに応じ、大佐の所在は問題ではないと強調。反体制派が国内の9割を制圧したと述べ、「数時間、あるいは長くても数日のうちに新たなリビア、自由なリビアが誕生する」との見通しを示した。同幹部によると、全国数カ所の都市で戦闘が続くなか、反体制派の拠点となっていた東部ベンガジからトリポリへ行政機能を移す動きが始まっている。

シャマム幹部は「事態は日ごとに好転するだろう」と話した。一方で、カダフィ政権後の国家を「何もないところから建て直さなければならない」として、外国銀行にある資金の凍結解除が必要だと指摘した。

大佐の邸宅にはその後、銃弾が撃ち込まれ、CNN取材班も避難した。反体制派は政府軍による銃撃だと主張したが、真偽は確認されていない。

ロシアのインタファクス通信は、大佐と親交のあるイリュムジノフ国際チェス連盟会長が電話で大佐本人や長男モハメド氏と話したと伝えた。同氏によれば、大佐は「トリポリで無事生きている。国外へ出るつもりはない」と語ったとされる。

カダフィ大佐らには国際刑事裁判所(ICC)が人道犯罪で逮捕状を出している。一方、ジブリル幹部は大佐が拘束された場合、ICCへ引き渡さずにリビア国民の手で裁くべきだと主張している。



 
 
>TOP

2011年8月24日1時15分

反体制派、カダフィ軍拠点に突入 司令部施設など制圧か

リビアの反体制派は23日、首都トリポリで最高指導者カダフィ大佐の政権軍が拠点とするバーブ・アジジヤ地区への攻勢を強めた。この地区にはカダフィ氏の住居と軍事施設などからなる複合施設があり、反体制派部隊は内部に突入し、政権軍司令部施設などを制圧した模様だ。

政権軍の一部は立てこもっており、戦車や対空砲などで抵抗、23日夕現在、反体制派部隊と激しい戦闘を続けている。カダフィ氏の所在は不明。

中東の衛星テレビ・アルアラビアなどによれば、反体制派を支援する北大西洋条約機構(NATO)軍は23日、同地区を空爆した。

反体制派の報道官は、衛星テレビ・アルジャジーラに「(拠点は)簡単には落ちないだろう。戦闘はさらに激しくなる」と語った。

また、拘束されたとされたカダフィ氏の次男セイフルイスラム氏が23日未明に姿を現したホテル周辺でも、戦闘が起きたという。



 
 
>TOP

2011年8月24日3時11分

反体制派、喜び爆発 カダフィ拠点「制圧」に祝砲

「我々は勝利した」「殉教者バンザイ」−−。リビアの最高指導者カダフィ大佐の「最後の拠点」とされる、首都トリポリのバーブ・アジジヤ地区に突入した反体制派は23日夕、「我々はこの地区の9割を制圧した」と主張した。地区内に入った反体制派の戦闘員らは空に向けて祝砲を打ち鳴らし、喜びを爆発させた。

反体制派と同地区に入った中東の衛星テレビ・アルジャジーラは、反体制派の兵士らがカダフィ氏の顔写真のポスターを破り捨てたり、モニュメントによじ登ったりして喜び合う様子を放映した。どこから持ち出してきたのか、カダフィ氏の金色の彫像から頭の部分を取り外し、足蹴にして喜ぶ人々もいた。

米CNNテレビの中継映像では、バーブ・アジジヤ内部を反体制派兵士や市民らが自由に歩き回っていた。カダフィ政権側が残していた銃などを持ち出す人たちもいた。また、絶え間ない祝砲で、記者の中継が困難なほどだった。



 
 
>TOP

2011年8月24日10時34分

「私は元気」「我々は勝つ」カダフィ氏が電話

リビアの最高指導者カダフィ大佐について、国際チェス連盟会長でロシア・カルムイキア共和国前大統領のイリュムジノフ氏がインタファクス通信に対し、23日午後6時(日本時間同11時)ごろに電話で大佐と話した、と明らかにした。大佐は「私はトリポリで元気に生きている。リビアを去るつもりはない。西側テレビのうそのニュースを信じてはならない。我々は勝つと信じている」などと語ったという。



 
 
>TOP

2011年8月24日10時38分

「カダフィ氏は政権移譲を」米仏大統領、電話協議で一致

オバマ米大統領は23日、フランスのサルコジ大統領とリビア情勢などについて電話で協議した。ホワイトハウスによると、両大統領はカダフィ大佐や支持者に、政権を全面的に移譲するよう求めることで一致。米仏の主導で民主化移行を支援する方針を確認した。



 
 
>TOP

2011年8月24日10時39分

国連が26日に緊急会合 リビア情勢めぐり

国連は23日、リビア情勢をめぐる緊急会合を、26日にニューヨークで開催すると発表した。アラブ連盟、アフリカ連合(AU)、欧州連合(EU)など国際組織の代表を招き、リビアの内戦終了後、治安や経済の安定に向けて、国際社会がどのような支援ができるか協議するという。

また、潘基文(パン・ギムン)事務総長が23日、リビアの反体制派の代表組織、国民評議会のアブドルジャリル議長と電話会談したことも明らかにした。潘氏は国民の和解を進めることの重要性を強調し、アブドルジャリル議長は国連の継続的な支援を求めたという。(ニューヨーク=春日芳晃)



 
 
>TOP

2011年8月24日11時0分

リビア反体制派、政権移行着手へ カダフィ政権拠点制圧

リビアの反体制派部隊は23日夕、首都トリポリのバーブ・アジジヤ地区にある最高指導者カダフィ大佐の政権中枢施設を制圧した。カダフィ氏は脱出したとみられ、所在は不明。政権側は「戦略的移動」だとして、依然、徹底抗戦の姿勢を崩していない。反体制派の中核組織「国民評議会」はカダフィ政権の崩壊を視野に入れ、近く拠点を東部のベンガジからトリポリへ移し、政権移行に着手すると表明した。

同地区には、カダフィ氏の邸宅と軍事施設などからなる複合施設があり、政権軍はここを拠点に抵抗を続けていた。しかし、反体制派が突入した際には、政権軍の部隊は姿を消しており、目立った反撃はなかった。反体制派の制圧が伝わると、一般市民も施設に押し寄せ、略奪なども起きたという。

カダフィ氏の所在について、反体制派の報道担当者は「リビアを脱出したとは考えていない。トリポリか近くにいるはずだ」と英BBCテレビに語った。



 
 
>TOP

リビア反体制派、カダフィ邸を包囲 市街戦続く

2011/8/24 0:29

【カイロ=花房良祐】内戦下のリビアで首都トリポリに進攻した反カダフィ派「国民評議会」は23日、最高指導者カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区の本格的な攻略作戦を始めた。ただ、一時は拘束したと伝えられた次男に続き、長男も反体制派から逃亡。大佐側は市街戦で抵抗を続ける構えを見せている。

中東衛星テレビ局アルジャズィーラによると、国民評議会側の戦闘員は23日、バーブ・アジジヤの基地を包囲、一部は防衛線を突破し、一番外側の門から中に入ったという。爆発音や機関銃の銃声が続き、大きな黒煙が上がった。

バーブ・アジジヤはトリポリ南部になり、大佐の邸宅や兵舎、軍事司令部、政府関係庁舎などからなる複合施設。広さは約5平方キロメートル。一部の建物は空爆に耐えるために3重のコンクリート壁に覆われ、地下には脱出用のトンネルが掘られているとの情報もある。

北大西洋条約機構(NATO)の航空機は23日も首都上空を飛行し、国民評議会側の攻撃を支援している。政権から奪取した戦車などを投入しているが、重火器が不足しているとの報道もある。

トリポリ市内では複数の黒煙が上がっており、数カ所で市街戦が発生しているもようだ。政権部隊はロケット弾を発射して激しく抵抗。米紙によると中心部「緑の広場」付近でも政権側の狙撃手による銃撃があり、祝宴ムードだった首都中心部の通りは閑散となった。政権の部隊は反カダフィ派を装い、市内を移動しているとの情報もある。

カダフィ大佐は23日、ロシアの知人に対し、首都にとどまり最後まで闘うと述べた。NATO筋によると政権は22日、中部シルトから中西部ミスラタに向けてスカッドミサイルを3発発射した。

カダフィ大佐の有力後継者とされた次男のセイフイスラム氏は23日未明、外国メディアが宿泊するトリポリ市内のホテルに突然登場。ホテルは大佐側が依然として掌握している。同氏は「拘束されていない」と外国人記者団に主張し、NATOや国民評議会を激しく非難。支持者の歓声に手を振って応え、抗戦を続ける構えを示した。

国民評議会幹部はアルジャズィーラに次男の逃亡は「戦闘員が経験不足でだまされやすい」ことが原因だと話した。いったん拘束した次男を管理不徹底から逃した形だが、現地では両派が自陣に有利なように情報を流しており、真相は不明だ。一方、リビア駐米大使は22日、自宅軟禁下にあった長男のムハンマド氏が逃げたと述べた。

国民評議会はトリポリ以外でも支配地域の拡大に向けて動いている。リビア東部では石油関連施設が集中するブレガに続きラスラヌフもうかがっている。



 
 
>TOP

リビア反体制派、外交を活発化 カダフィ後にらむ

2011/8/24 0:48

【ドバイ=太田順尚】リビア反体制派が組織する国民評議会のアブドルジャリル議長は23日、同国東部ベンガジを訪問したトルコのダウトオール外相と会談した。米欧などを交え週内にもトルコで開く高官級会合を控え、議長を務めるトルコを通じ、国際社会の復興支援を取り付ける狙いだ。

同外相は会談後、「リビア国民は緊急の財源を必要としている」と指摘し、復興支援を会合の主要議題にすると強調。治安維持に関しても、「北大西洋条約機構(NATO)は治安が完全回復するまで協力を続ける」との見通しを示し、国民評議会側の要請に最大限応える姿勢を示した。

国民評議会は、リビア関係国による首脳・閣僚級会合の開催を提案しているフランスにも、ジブリル暫定首相を近く派遣。復興支援の合意形成に向けた調整を求める方針で、“カダフィ後”を見据えた外交の動きを活発化させている。

リビアは体制移行が円滑に進んだとしても、現在日量10万バレル以下に落ち込んでいる産油量が騒乱前の同160万バレルに回復するには時間がかかるとの見方が多く、インフラ復旧などの資金不足に悩まされる可能性が高まっている。国内には銃器が行き渡り、カダフィ政権の残党が抵抗を続ければ治安回復が進まない懸念もあり、国民評議会は資金、治安の両面で国際社会の支援を探っている。

国民評議会にとっての切り札は、米欧や中ロの石油企業が再参入や新規参入を狙う石油権益だ。国民評議会系の石油会社は「原油生産はすぐに再開できる」と石油関連インフラが健全で、外資にとって魅力的な参入先であることを強調。英仏伊など西側諸国に対しては「参入に関する問題はない」と歓迎の姿勢を示し、権益を取得させる意思をちらつかせながら、復興支援を促した。



 
 
>TOP

リビア、首都で激戦 黒煙・爆発相次ぐ

2011/8/24 1:22

【カイロ=花房良祐】リビアの反体制派は23日、首都トリポリにある最高指導者カダフィ大佐の居住区兼軍事基地があるバーブ・アジジヤ地区に突入した。中東の衛星テレビ局アルジャズィーラは、機関銃や対空砲などを搭載した反カダフィ派のピックアップトラックが軍事基地前で数台並び、突入に備える様子が映し出された。空には黒煙が高く上り、長時間にわたり銃声や爆発音が続いた。

一方、市街地では複数の箇所で戦闘が続いており、内戦の早期終結に結びつくかは予断を許さない。大佐側は依然として市街戦で抵抗を続ける構えを見せている。国民評議会側の戦闘員が小銃を持って建物の陰に隠れながら、政権側の狙撃手らと銃撃戦を続けている様子も現地から放映された。米紙によると中心部「緑の広場」付近でも政権側の狙撃手による銃撃があった。政権の部隊は反カダフィ派を装い、市内を移動しているとの情報もある。

カダフィ大佐は23日、ロシアの知人に対し、首都にとどまり最後まで戦うと述べた。北大西洋条約機構(NATO)筋によると政権は22日、中部シルトから中西部ミスラタに向けてスカッドミサイルを3発発射した。

カダフィ大佐の有力後継者とされた次男のセイフイスラム氏は23日未明、外国メディアが宿泊するトリポリ市内のホテルに突然登場。ホテルは大佐側が依然として掌握している。同氏は「拘束されていない」と外国人記者団に主張し、NATOや国民評議会を激しく非難。支持者の歓声に手を振って応え、抗戦を続ける構えを示した。

国民評議会幹部はアルジャズィーラに次男の逃亡は「戦闘員が経験不足でだまされやすい」ことが原因だと話した。いったん拘束した次男を管理不徹底から逃した形だが、現地では両派が自陣に有利なように情報を流しており、真相は不明だ。一方、リビア駐米大使は22日、自宅軟禁下にあった長男のムハンマド氏が逃げたと述べた。

国民評議会はトリポリ以外でも支配地域の拡大に向けて動いている。リビア東部では石油関連施設が集中するブレガに続きラスラヌフもうかがっている。



 
 
>TOP

リビア反体制派、カダフィ政権の拠点制圧

大佐の所在は不明

2011/8/24 1:07 (2011/8/24 1:24更新)

【カイロ=花房良祐】内戦下のリビアで、首都トリポリに進攻した反カダフィ派「国民評議会」は23日、最高指導者カダフィ大佐の拠点である居住区兼軍事基地のバーブ・アジジヤ地区を制圧した。カダフィ大佐が中にいるかはまだ明らかになっていない。反体制派はトリポリをほぼ勢力下に置いた。

現地からの報道によると、23日には国民評議会側の戦闘員が基地を包囲して、本格的な攻略作戦を開始。北大西洋条約機構(NATO)の空爆で一部の防衛線が破壊され、一番外側の門から数百人の戦闘員が進入。政権の部隊は抵抗を停止し、カダフィ大佐の邸宅にも進入した。

トリポリ市内には複数の黒煙が上がっており、このほかにも数カ所で戦闘が発生しているもよう。政権はロケット弾などで激しく抵抗している。

バーブ・アジジヤはトリポリ南部にあり、大佐の邸宅や軍事司令部、政府関係庁舎などからなる複合施設。広さは約6平方キロメートル。一部の建物は空爆に耐えるために3重のコンクリート壁に覆われ、地下には脱出用のトンネルが掘られているとの情報もある。



 
 
>TOP

リビア反体制派ナンバー2「政権移行が直ちに始まる」

2011/8/24 6:50

【ナルート(リビア西部)共同】リビア反体制派「国民評議会」ナンバー2のジェブリル氏は23日、カタールでの記者会見で「政権移行が直ちに始まる」と述べた。



 
 
>TOP

[FT]リビア解放は「始まりの終わり」にすぎない(社説)

2011/8/24 7:00

(2011年8月23日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

リビアの民衆蜂起はまだ終わっていないが、終幕に近づきつつあるようだ。反体制派の戦闘部隊が首都トリポリに流れ込む中、ムアマル・カダフィ大佐の体制は崩壊に近づいている。

■将来はリビア人の手に

数カ月前に武器を持つ支持者たちに「リビアの家々を1軒1軒回って粛正せよ」とせき立てた独裁者は今、自身が追われる身となっている。大佐の邸宅周辺での激しい戦闘が何らかの判断基準になるとすれば、大佐は地下に潜伏したようだ。一方、大佐の息子は反体制派の侵攻の速さに不意を突かれ、拘束されている。

カダフィ大佐本人が逃げ、カダフィ体制の筋金入りの支持者がトリポリ市内で戦闘を続けているうちは、戦いの終結を祝うのは時期尚早だ。しかし、その結末は明らかに思われる。反体制派がトリポリに入った後に同市内の「緑の広場」で歓喜の声が上がった様子を見れば、ありがたいことにカダフィ体制が終わりを迎えたことは疑いようがないはずだ。

外部の世界が体制派と反体制派の取引の仲介に入る必要はない。リビアの民衆蜂起は予想されていたような膠着状態どころか、決定的な結末をもたらしそうに見える。この国の政治の将来とカダフィ大佐やその取り巻きの裁判は、リビア人自身の手に委ねられているのだ。

■まずは治安回復から

ただし、カダフィ大佐の圧政からこの国を解き放つことは「始まりの終わり」にすぎない。勝利を収めた反体制派はこれから、国民が渇望する自由と尊厳を提供できる国家をリビアに構築しなければならない。

それにはまず、治安の回復が必要だ。これができなければ、今回の蜂起は勝利を収めた反体制派、カダフィ体制の残党、そして民間人の殺し合いに堕してしまう恐れがある。そうなれば、報復の種がまかれ、リビア人がこの戦いで目指してきた数々の目標が危険にさらされることになりかねない。

勝った反体制派は、建設的な精神でこの難題に取り組もうとしている。彼らは報復行動を取らないこと、そして、自由なリビアへの政治体制移行を進める実際的な計画の策定を約束している。

ベンガジを本拠とするリビア国民評議会が、カダフィ大佐から解放した町や都市の秩序を保つことにおおむね成功していることは、期待が持てる兆候だ。

国民評議会の兵士やあまり毒されていない元体制派から要員を募集してトリポリに義勇軍を創設する計画は賢明に思える。これにより国内の各地から部隊を集める必要がなくなるし、かつてイラクを飲み込んだような大混乱も避けられるはずだ。イラクではサダム・フセインの治安部隊が即刻解散されると、失業者と武装した男たちが通りにあふれ返ることになった。

■国家再建に資産凍結解除を

同様に死活的なのは、文民政権の衰退を許してはならないことだ。基本的な公共サービスの提供は必要だ。再建の費用を払うために、資金凍結は解除されなければならない。

リビアは現金不足に見舞われていない。国外におよそ1000億ドルの国家資産があり、こうした資金は政体移行の財源として利用できるようにすべきだ。このため優先事項は、移行期間中に国連の監視下で資金を供給できるよう、国連自体が制裁を解くことだ。

西側諸国はいつでも手助けできる準備をしておくべきだ。北大西洋条約機構(NATO)は上空から民間人を守る任務を継続することで支援できる。国連は過渡期の政治的な取り決めを監督するために地上でも存在感を確立しなければならない。多国籍軍の安定化部隊を投入する計画はないが、国民評議会が求めてきた場合には検討すべきだろう。

■国家を一つにまとめられるか

行く手に待ち受ける変革は容易なものではない。カダフィ後のリビアは当初、優れた行政機関は言うまでもなく、まとまった国家的アイデンティティーを欠く。最大の課題は、西部地域と東部地域の間に信頼を醸成することだ。

これまでのところ、国民評議会は期待通りの前進を示してきた。評議会が今後どう進んでいくかは、新たなリビア国家だけでなく、目覚めたアラブ諸国全体の将来にとって重要だ。

(翻訳協力 JBpress)



 
 
>TOP

ベネズエラ大統領「カダフィ政権が唯一の政府」

2011/8/24 9:50

【リオデジャネイロ=共同】リビアの最高指導者カダフィ大佐と友好関係にある南米ベネズエラの反米左翼チャベス大統領は23日、国営テレビで放送された閣議で「われわれが認めている政府はただ一つ。カダフィ氏が率いる政府だ」と述べ、カダフィ政権を支持する姿勢をあらためて強調した。

反体制派の攻勢を受け、カダフィ氏が友好国ベネズエラに亡命するとの観測を一部メディアが報じているが、チャベス氏は亡命説やカダフィ氏と連絡を取っているかどうかについては一切触れなかった。



 
 
>TOP

カダフィ大佐、投降拒否「勝利するか、死ぬかだ」

2011/8/24 9:56

【ナルート(リビア西部)共同】リビア反体制派は23日、最高指導者カダフィ大佐の住居がある首都トリポリの政権中枢バーブ・アジジヤ地区を「制圧した」と表明した。北大西洋条約機構(NATO)軍も同地区への空爆で反体制派を支援した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラなどが伝えた。

カダフィ大佐は24日未明、地元メディアを通じて演説、「侵略」との戦いは「勝利するか、死ぬかだ」と述べ、反体制派への投降を拒否。バーブ・アジジヤ地区から退去したことを認め、「撤退は戦術だ」と強調した。

大佐の行方は依然不明。反体制派「国民評議会」ナンバー2のマハムード・ジェブリル氏は23日、カタールの首都ドーハでの記者会見で「政権移行が直ちに始まる」と表明した。

トリポリの一部や大佐の出身地シルトなどでは政権側と反体制派の戦闘が継続。ロイター通信によると、反体制側はトリポリでの戦闘でこれまでに400人以上が死亡し、少なくとも2千人が負傷したと明らかにした。反体制派は大佐の行方を追うとともに、全土制圧を目指して攻勢を強めている。

評議会の軍報道官はアルジャジーラに、評議会が本拠地を2日以内に北東部ベンガジからトリポリに移すと述べた。

中東の衛星テレビ、アルアラビーヤは23日、シルトから出撃した政府軍部隊と反体制派が戦闘を繰り広げ、政府軍の兵士数十人が死亡したと伝えた。トリポリに向け、政府軍部隊が援軍として駆け付けた可能性がある。

一方、リビア東部の反体制派は同日、石油施設が集まる中部ラスラヌフを制圧、さらに西に進みベンジャワドに到着した。ベンジャワドから西約150キロにはシルトが控えている。

米CNNテレビによると、拘束されたと伝えられた大佐の次男で有力後継候補のセイフイスラム氏は23日、バーブ・アジジヤ地区に現れ、数百人の支持者らを前に「ここで生き、ここで死ぬ」と述べた。



 
 
>TOP

「難攻不落」の要塞、あっけなく カダフィ大佐居住区

リビア独裁体制、事実上崩壊

2011/8/24 11:12

【カイロ=花房良祐】内戦下のリビアで反体制派は23日、首都トリポリにある最高指導者カダフィ大佐の居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤ地区を制圧した。同地区はカダフィ大佐の権力の象徴的な存在で、陥落はこれまでで大佐にとって最大の打撃となる。「難攻不落」とも形容された要塞だったが、防御網を突破された政権側の部隊はあっけないほど簡単に崩れ去った。

基地の敷地内には1980年代に米国が大佐暗殺を狙って空爆した建物が破壊されたまま保存されている。その前にそびえる黄金の手が米軍機を握りつぶすモニュメントは当時の大佐の米国への抵抗を象徴する有名な像。開放された門から一斉になだれ込んだ反カダフィ派の戦闘員はモニュメントに登ったり、ぶら下がったりして、2月以降の反政府運動の象徴である三色旗を振り回した。

大佐の銅像も頭部が切り取られ、大勢の戦闘員に次々と踏みつけられた。基地には陥落を聞きつけた数百人単位の市民が続々と押し寄せ、武器庫から小銃を持ち帰るなど、略奪が相次いだ。一時は「アフリカの王の中の王」とも称された独裁者の威信は地に落ちた。

バーブ・アジジヤがわずか数日の戦闘で制圧されたのは3月以降に北大西洋条約機構(NATO)が繰り返し空爆し、大半の施設が既に破壊されていたためとみられる。内部には軍事施設が多いため、NATOの空爆目標となっていた。

首都進攻の直後は、反カダフィ派は重火器が不足しており、バーブ・アジジヤの短期攻略は難しいとみられていた。ただ「基地内の建物は空爆でほとんど破壊されていた。戦車も数台しかなかった」との周辺住民の証言もあり、政権部隊の士気は低下していたようだ。



 
 
>TOP

カダフィ政権の拠点制圧 リビア反体制派「政権移行に着手」

2011/8/24 12:13

【ドバイ=太田順尚】リビア反体制派は23日、最高指導者カダフィ大佐の拠点である首都トリポリの居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤ地区を制圧した。大佐は24日、同拠点から既に撤退したことを認めたものの、「戦術的な移動」と主張、戦い続けると宣言した。反体制派が組織する国民評議会は、政権移行の具体的作業に着手すると表明。国連安全保障理事会がカダフィ政権の資産凍結解除の検討に入るなど、政権移行支援への国際社会の動きも本格化している。

現地からの報道によると、反体制派の兵士らは23日、制圧したバーブ・アジジヤで大量の武器を奪取した。ただ、大佐や家族の行方はわかっていない。

大佐は24日、ラジオなどの地元メディアを通じバーブ・アジジヤからの撤退を認め、勝利か死まで戦い続けると述べた。政権側は同日未明、トリポリ市内や近郊で数十発のミサイルを発射して抵抗、戦闘が続いている。

反体制派は大佐が首都の民家に潜伏しているか、親カダフィの部族が拠点とするリビア中部シルトや南部サブハに逃亡したとの見方を強めている。反体制派は23日、親カダフィ派が多いとされるトリポリのアブサリム地区を制圧。リビア中部ラスラヌフも制圧したほか、サブハではカダフィ軍と戦闘に入った。シルトを押さえる部族とは支配権を明け渡すよう交渉を続けている。

国民評議会ナンバー2のマハムード・ジェブリル氏は23日、「政権移行を直ちに開始する」と述べ、新政権づくりに本格着手する考えを表明。評議会の軍報道官も、2日以内に評議会の本拠地を東部ベンガジから首都に移すとし、“カダフィ後”をにらんだ動きを加速させている。ジェブリル氏は24日にカタールで米英仏伊、トルコなどとの会合が開かれるとし、24億ドルの復興支援を取り付けられるとの見通しを示した。

【ニューヨーク=弟子丸幸子】国連安保理は23日、リビアでの反体制派への政権移行を支援するため、カダフィ政権の資産凍結を解除する措置の検討に入った。凍結解除は米政府が第1弾となる見通し。米国務省のヌランド報道官は記者会見で、米国が凍結した約300億ドル(約2兆3000億円)相当のカダフィ政権の関係資産のうち、10億〜15億ドルを反体制派の国民評議会に提供する方針を示した。

国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は同日、国民評議会のアブドルジャリル議長と電話で会談。国民の和解と治安安定へ尽力を求めた。米オバマ大統領も同日、フランスのサルコジ大統領との電話会談でリビア情勢を協議、カダフィ大佐側に速やかな権力放棄を求めることで一致した。

安保理は今春に採択した2つの対リビア制裁決議で、カダフィ大佐や政権関係者、金融機関の資産を凍結する措置を決定。日本も含めて各加盟国が資産凍結を実施した。



 
 
>TOP

ニカラグア政府幹部「カダフィ大佐の亡命受け入れる」

2011/8/24 12:25

【サンパウロ支局】中米ニカラグアの政府幹部は23日、リビアの最高指導者カダフィ大佐が同国への亡命を求めるなら受け入れる考えを表明した。AFP通信などが伝えた。アルセ大統領顧問が名指しを避けながらも、「亡命を求める人がいるなら肯定的に返答する」と述べた。ただ、現時点では亡命の要請はないという。

一方、ベネズエラのチャベス大統領は23日、「我々はカダフィ大佐の率いる1つの政府しか認めない」と述べた。ニカラグアとベネズエラはいずれも反米などでカダフィ大佐と共同歩調をとっていた。



 
 
>TOP

リビア独裁体制、事実上崩壊 反体制派「政権移行に着手」

カダフィ大佐、投降は拒否

2011/8/24 13:40

【ドバイ=太田順尚】リビアの最高指導者カダフィ大佐は24日、政権系メディアを通じ、反体制派が23日に制圧した首都トリポリの居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤ地区から撤退したことを認めた。大佐は「撤退は戦術」と主張し投降を拒否しているものの、約42年間にわたる独裁体制は事実上崩壊した。反体制派が組織する国民評議会は23日、政権移行の具体的作業に着手すると表明した。

大佐は24日、バーブ・アジジヤからの撤退を認めたが、勝利か死まで戦い続けると主張した。大佐の行方は依然不明。反体制派は大佐が首都の民家に潜伏しているか、親カダフィの部族が拠点とするリビア中部シルトや南部サブハに逃亡したとの見方を強めている。

政権側は同日未明、トリポリ市内や近郊で数十発のミサイルを発射して抵抗した。カダフィ派の報道官は同日、「数カ月から数年間は抵抗できる」と述べており、戦闘が続く可能性がある。

一方、反体制派は23日、親カダフィ派が多いとされるトリポリのアブサリム地区も制圧。全土制圧へ向けて中部ラスラヌフも制圧し、サブハでは戦闘に入った。シルトを押さえる部族とは支配権を明け渡すよう交渉を続けている。

国民評議会ナンバー2のマハムード・ジェブリル氏は23日、「政権移行を直ちに開始する」と述べ、新政権づくりに本格着手する考えを表明。評議会の軍報道官も、2日以内に評議会の本拠地を東部ベンガジから首都に移すとし、“カダフィ後”をにらんだ動きを加速させている。ジェブリル氏は24日にカタールで米英仏伊、トルコなどとの会合が開かれるとし、24億ドルの復興支援を取り付けられるとの見通しを示した。

反体制派によればトリポリでの戦闘ではこれまでに400人以上が死亡し、少なくとも2000人が負傷したもようだ。



 
 
>TOP

国連安保理、カダフィ政権の資産凍結解除へ 政権移行を支援

2011/8/24 13:42

【ニューヨーク=弟子丸幸子】国連安全保障理事会は23日、リビアでの反体制派への政権移行を支援するため、カダフィ政権の資産凍結を解除する措置の検討に入った。政権移行と国家の安定へ向けてカダフィ政権の資産を活用するのが狙いで、凍結解除は米政府が第1弾となる見通し。米国務省のヌランド報道官は記者会見で、米国が凍結した約300億ドル(約2兆3千億円)相当のカダフィ政権の関係資産のうち、10億〜15億ドルを反体制派の国民評議会に提供する方針を示した。

国連の潘基文事務総長は同日、国民評議会のアブドルジャリル議長と電話で会談。国民の和解と治安安定に尽力するよう求めた。米オバマ大統領も同日、フランスのサルコジ大統領との電話会談でリビア情勢を協議、カダフィ大佐側に速やかな権力放棄を求めることで一致した。

安保理は今春に採択した2つの対リビア制裁決議で、カダフィ大佐や政権関係者、金融機関の資産を凍結する措置を決定。日本も含めて各加盟国が資産凍結を実施した。



 
 
>TOP

リビア「8カ月内に大統領選」 カダフィ独裁崩壊

2011/8/24 20:48

【カイロ=花房良祐】リビアの最高指導者カダフィ大佐の独裁体制が事実上崩壊した。蜂起から約6カ月を経て反カダフィ派が首都トリポリの大佐の拠点を制圧。大佐は逃亡し「戦術的な撤退」と述べた。同派を束ねる国民評議会は24日「8カ月以内に大統領選を実施する」と発表した。政権側との武力衝突に発展した民主化運動の高まりは欧米の軍事介入もあり中東で最も強権的で約42年間続いた独裁政権を打倒した。

中東に広がった反政府運動でトップが退陣に追い込まれたのはチュニジア、エジプトに次いで3カ国目。世界8位の石油埋蔵量を持つリビアの独裁体制崩壊は経済面のみならず中東の勢力図に影響を与えるのは確実だ。

国民評議会のアブドルジャリル議長はイタリア紙に対し「8カ月以内に大統領選と議会選を実施する」と述べ、公正な民主国家の設立を目指す考えを示した。国民評議会は近く拠点を東部ベンガジからトリポリに移す。国民評議会は24日、カタールで米英仏などとの会合に出席する。さらに評議会ナンバー2のジェブリル氏は同日、パリでサルコジ仏大統領と会談し、今後の国際社会の支援について協議する。

一方、カダフィ大佐と次男セイフイスラム氏を含む一族の行方は分かっていない。地方に潜伏してゲリラ化する可能性もある。24日もトリポリを含むリビア各地で双方が衝突した。大佐出身地の中部シルトでは反カダフィ派が同市の指導者と解放に向けて交渉しているもよう。

リビアの民衆蜂起は東部ベンガジで2月中旬に発生。各地に広がったが、大佐は徹底的に弾圧。外国人雇い兵や戦車・航空機を投入する手法に批判が高まり、多国籍軍が空爆する事態に発展した。カダフィ大佐は1969年にクーデターで王制を打倒。カリスマとして君臨した。当初はアラブ民族主義を掲げ、パレスチナ過激派のテロを支援して対米関係が極度に悪化。ただ2003年には大量破壊兵器の開発を放棄し、近年は外資による資源開発を進めていた。



 
 
>TOP

リビア反体制派、カダフィ邸を制圧

【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの首都トリポリの制圧を進める反体制派は23日、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅などがある首都南部のバーブ・アジジヤ区域の陥落を目指して攻撃を開始、部隊の一部が区域への入り口を突破した。

AFP通信は反体制派の一部がカダフィ氏の邸宅や司令部を制圧したと伝えた。英BBC放送は、カダフィ氏の邸宅内に反体制派兵士が入る場面を報じた。カダフィ氏の所在は不明。首都制圧を巡る攻防は重大局面を迎えた。

同テレビは、同区域付近で攻撃による黒煙が立ち上る映像を放映している。AP通信は、反体制派勢力の数百人が同区域に突入したと報道。カダフィ氏の部隊との戦闘は、同区域の西側で始まった模様だ。両派の間でロケット砲や迫撃砲の応酬が行われたほか、トリポリ市内には銃撃戦の音や爆発音が響きわたった。

同区域は、カダフィ氏の警護部隊の兵舎や通信施設などが集まる体制の最後のとりでで、その陥落はカダフィ政権にとって極めて大きな打撃となる。

(2011年8月24日01時33分 読売新聞)



 
 
>TOP

「リビア去るつもりない」カダフィ氏が電話

【モスクワ=貞広貴志】ロシアのインターファクス通信によると、リビアの最高指導者カダフィ氏は23日夕、国際チェス連盟のロシア人会長キルサン・イリュムジノフ氏に電話し、「現在トリポリにいて、元気にしている。リビアを去るつもりはない」などと語った。

イリュムジノフ氏が同通信に明らかにした。

(2011年8月24日09時46分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア情勢で国連緊急会合、26日に開催

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連は23日、リビア情勢に関する緊急会合をニューヨークで26日に開催すると発表した。

アラブ連盟やアフリカ連合、欧州連合の首脳らを招き、リビアの復興支援に向けた体制作りを話し合う見通しだ。

(2011年8月24日10時48分 読売新聞)



 
 
>TOP

「カダフィ政権ほぼ崩壊」米国務省報道官が認識

【ワシントン=山口香子】米国務省のヌーランド報道官は23日の記者会見で、「カダフィ政権がほぼ崩壊したことは疑問の余地がない」との認識を示した。

また、ホワイトハウスによると、オバマ米大統領は23日、休暇先からサルコジ仏大統領と電話でリビア情勢を協議。両首脳は「カダフィ氏と政権はただちに権力を放棄すべきだ」との認識で一致した。米仏が民主的な体制への平和的移行を支援していくことも確認した。

(2011年8月24日10時54分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ独裁崩壊、国民評議会が新体制作り着手

【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】リビアの反体制派は23日午後(日本時間24日未明)、最高指導者ムアマル・カダフィ氏の邸宅や軍事施設がある首都トリポリ南部のバーブ・アジジヤ区域に進攻、カダフィ派の牙城であるこの区域を攻略した。

これにより、反体制派は首都のほぼ全域を制圧、約42年に及んだカダフィ氏の独裁政権は事実上崩壊した。反体制派組織「国民評議会」のムスタファ・アブドルジャリル議長は、25日にも国民評議会の本部を東部ベンガジからトリポリに移す方針を表明、新体制作りに着手する。

反体制派は23日、戦闘員数百人の勢力で、要塞化されたバーブ・アジジヤに突入。残っていたカダフィ氏派勢力との激しい戦闘の末、制圧した。作戦に同行したAFP通信の記者は、「敷地内には多数のカダフィ氏派の戦闘員の死体が横たわっていた」と伝えた。

アブドルジャリル議長は、首都攻防戦で400人以上が死亡、約2000人が負傷したことを明らかにした。

リビアの反体制蜂起は、チュニジアとエジプトの政変に触発される形で今年2月、リビア東部で始まった。カダフィ派と反体制派の武力衝突は一進一退を繰り返したが、北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍による空爆を受けたカダフィ派が徐々に弱体化、体制は約半年で事実上打倒された。

ただ、反体制派は、国情の安定化に不可欠とみられるカダフィ氏の身柄拘束を果たしておらず、行方もわかっていない。そのカダフィ氏は24日未明、トリポリの地元ラジオ局を通じて演説し、「(バーブ・アジジヤ区域からの撤退は)戦術的行動だ」と強調。多国籍軍による空爆を非難し、「勝利か殉教者になるかだ」と徹底抗戦を宣言した。

(2011年8月24日11時15分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ邸に逃走用通路?地下に続く扉見つかる

【ベンガジ=田尾茂樹】要塞化されていたカダフィ氏の居所、トリポリ南部「バーブ・アジジヤ」区域を5時間にわたる激しい戦闘の末に制圧した反体制派部隊は、42年間にわたる独裁を終わらせた興奮と喜びを爆発させた。

AP通信によると、反体制派兵士たちは、同区域内のカダフィ氏の銅像に殺到した。銅像は倒され、頭部が切断された。

英スカイテレビは、ある反体制派兵士が、同区域内にあるカダフィ氏邸宅内の寝室で見つけた、同氏のトレードマークの一つだった灰色の帽子をかぶる様子を伝えた。兵士は、「父にプレゼントしたい」と満足そうに語り、「リビア人が待ち望んだこの瞬間に立ち会えたことを誇りに思う」と喜んだ。

カダフィ氏の捜索、区域の掃討を続ける反体制派は、地下に続く鉄製の扉を多く発見した。逃走用通路への入り口とみられている。ある兵士は、AP通信に、「カダフィは我々(反体制派)をネズミと呼んだが、地下に逃げたのは、あいつのほうだ」と語った。

(2011年8月24日12時40分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:反体制派トリポリ制圧 EU、英仏独の足並み乱れ

【ブリュッセル斎藤義彦】リビアの首都トリポリが反体制派にほぼ制圧されたことで、攻撃を主導した英仏には勝利感が漂い、一貫して難色を示してきた独政府には批判が高まるなど欧州外交に新たな不協和音が生じている。英仏が今後、民主主義や人道支援を唱えて武力行使も辞さない介入外交に積極的に取り組む可能性もあり、欧州連合(EU)諸国が共通外交を見いだす道はより険しくなったとも言えそうだ。

仏のサルコジ政権は22日、来週中にパリでリビア問題での関係国会合を開くことを提案。サルコジ大統領とキャメロン英首相が議長をつとめ、リビアの「戦後」を主導する意向を明確にした。サルコジ大統領は22日の声明で「リビアの国民評議会、市民とともに独裁を終わらせる」と今後も関与を続ける姿勢を示した。

リビア空爆に参加したリビアの旧宗主国イタリアはカダフィ支持派が破壊した原油掘削・輸送施設の修復に関与し、石油利権確保で早くも優位に立っているとの報道もある。

一方、ドイツはリビア攻撃を認めた今年3月の国連安保理決議を棄権、作戦に参加しなかった。

EUのファンロンパウ欧州理事会常任議長(大統領)が「とても共通外交とは言えない」と批判した英仏独の足並みの乱れについて「誤りが証明された」(独野党)と独メルケル政権に批判が高まっている。

毎日新聞 2011年8月24日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ大佐、消息焦点に トリポリ潜伏か 政権側の抵抗根強く

【カイロ樋口直樹】リビアの首都トリポリの大部分が反体制派に制圧される中、最高権力者カダフィ大佐の消息が最大の焦点になっている。トリポリ潜伏説が有力だが、故郷の北中部シルトや南部サブハに身を隠し、反撃の機会をうかがっているとの見方もある。有力な後継者と目され、反体制派に拘束されていたはずの次男が支持者の前に姿を現すなど政権側の抵抗は根強い。戦闘が長引けば民心に動揺が広がる可能性もある。

「私はトリポリにいる。最後まであなたたちとともにとどまる」。反体制派がトリポリに進攻した21日、カダフィ大佐は国営放送で、徹底抗戦を訴える音声だけの声明を発表。ロイター通信によると、イリュムジノフ国際チェス連盟会長(ロシア)が23日、カダフィ大佐と電話で話し「トリポリにいる。最後まで戦う」と語ったという。

国際刑事裁判所から「人道に対する罪」などの容疑で逮捕状が出ている次男セイフ・アルイスラム容疑者も23日未明、トリポリ中心部で報道陣に対し、大佐が同地で無事にいると語った。

首都にはバーブ・アジジヤ地区に大佐の居住区兼軍事基地があり、依然として戦車や狙撃手に守られている。大佐はここにいる可能性があるが、そう見せかけて既にトリポリを脱出したとも考えられる。国外脱出説もあるが、米国防総省報道官は「彼(大佐)が国を去ったとの情報はない」としている。

大佐に忠誠を誓う軍部隊の居場所も不明だ。AP通信によると、トリポリの反体制派報道官は、カダフィ派部隊が首都郊外に駐屯しており、「30分以内にトリポリ中心部に到着できる」と指摘。大佐が拘束されない限り「危険は去らない」と警告している。22日夜にはシルト方面から、反体制派が掌握する西部ミスラタに向けてスカッド型ミサイル数発が発射された。東部の要衝マルサエルブレガなど地方でも散発的な戦闘が伝えられている。

反体制派が首都の大部分を制圧しながらカダフィ派の抵抗に手を焼く中、北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍に参加する西欧諸国は、「平和維持軍」名目の陸上部隊の派遣には消極的だ。NATO側は「民間人保護」を目的とする空爆を継続しているが、カダフィ派が市民に交じってゲリラ化すれば攻撃は難しくなり、決定力を欠くことになる。

==============

■ことば

◇カダフィ大佐

1942年、リビア北中部シルト近郊でアラブ系遊牧民の家に生まれた。69歳。国内の軍学校に学び、英国留学経験も。69年、青年将校を率いて、当時の国王に対する無血クーデターに成功。以来40年以上、最高指導者の地位にある。70年代にイスラム社会主義を掲げ、80年代ごろから欧米敵視の姿勢を強調。米パンナム機の爆破事件などを起こして「中東の狂犬」とも呼ばれた。外遊時にテントで野営したり、女性兵の護衛チームがいることでも知られる。子供は息子7人、娘1人。

毎日新聞 2011年8月24日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派、大佐居住区に突入 首都攻防大詰め

【ナルート(リビア西部)和田浩明、ブリュッセル斎藤義彦】反体制派に大部分が制圧されたリビアの首都トリポリで23日、最高指導者カダフィ大佐が潜伏している可能性がある大佐の居住区兼軍事地区のバーブ・アジジヤ地区に、反体制派が攻勢をかけ、内部に突入した。ロイター通信は、カダフィ支持派が抵抗をやめたと報じており、首都攻防戦は大詰めを迎えた模様だ。

中東の衛星テレビ局アルジャジーラの23日昼の実況中継は、反体制派による制圧が伝えられた中心部での激しい戦闘を伝えた。住宅密集地にロケット弾が飛び交い、あちこちで黒煙が上がった。アルジャジーラの記者は北大西洋条約機構(NATO)がバーブ・アジジヤ地区に空爆を実施していると伝えた。反体制派は23日午後、バーブ・アジジヤ地区の関門を突破、地区内に進入したらしい。

一方、現地からの報道によると、カダフィ支持派は大佐の居住区のほか郊外にも拠点を置き、市内で反体制派を攻撃しては退却を繰り返す「タッチ・アンド・ゴー」作戦で揺さぶりをかけている。反体制派が拠点にした北部の女性警官養成所などを砲撃している。

反体制派が「拘束した」と発表していた大佐の次男セイフ・アルイスラム容疑者が23日、外国メディアの前に姿を見せ、バーブ・アジジヤ地区に近い拠点に案内、カダフィ支持派約100人に迎えられる中、「拘束されたというのはウソ。我々は勝利する」と健在ぶりをアピールしていた。セイフ容疑者らの動向次第では、カダフィ支持派のさらなる抵抗も否定できず、予断を許さない状況だ。カダフィ支持派は、拠点に案内したカメラマンなどを含め約30人の外国メディアをホテルに閉じ込めた状態にしており、人質にする可能性も出ている。

一方、NATOは23日会見を開き、「(カダフィ支持派が)全土の戦略拠点を失った」としながらも、トリポリは「深刻で危険(な状態)だ」と分析した。

毎日新聞 2011年8月24日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ政権崩壊 「独裁は終わった」 市民、「自由」喜ぶ

◇緑の広場「殉教者広場」に

【カイロ支局】「独裁は終わった」「これで自由だ」。反体制派が掌握したリビアの首都トリポリでは23日、多くの市民が夜中まで町に繰り出し、約42年ぶりの自由を満喫した。最高指導者カダフィ大佐の居住区兼軍事基地だったバーブ・アジジヤ地区では、長時間の戦闘の末に制圧した反体制派が大佐の肖像を破壊し、勝利を祝った。

トリポリでは散発的な銃撃戦も伝えられているが、市民はリラックスした表情で街頭に繰り出している。北部にある「緑の広場」は大佐がたびたび市民を動員して集会を開いていた場所だが、反体制派によって「殉教者広場」と改称された。数百人が未明まで集い、夜空に祝砲を撃ちながら、赤、黒、緑に月と星をあしらった反体制派の巨大な旗を振って踊った。

旗は69年に大佐のクーデターで葬り去られた王制(1951〜69年)に由来する。21日の反体制派の首都進攻から2日で、大佐が定めた緑の国旗は町から消え、三色旗があふれかえるようになった。

一方、バーブ・アジジヤ地区では23日午後まで5時間以上激しい戦闘が続き、黒煙が所々であがった。北大西洋条約機構(NATO)による空爆に助けられて突入した反体制派は一気に制圧した。

反体制派は、大佐の像の首を引きちぎって踏みつけたり、肖像画を破り捨てた。大佐が書いた国民向け指導書「緑の書」を記した壁画も燃やされた。兵士らは大佐や幹部、家族らの住居から、薄型テレビなどぜいたく品を押収。「市民のものにする」と持ち去った。

また、同地区にある「反米」の象徴だった記念碑も兵士が破壊し始めた。記念碑は、米軍に空爆されたビルの前に建つ。空爆の際、米機が墜落したのにちなみ、巨大な手が米機を握りつぶしている。パンナム機爆破事件(88年)など、大佐のテロ支援と反米イデオロギーに振り回された市民にはいまわしい思い出だ。

大佐が消え、行方が分からない中で兵士は「一軒一軒しらみつぶしに探せ」と大佐の得意のフレーズを叫ぶ。大佐を追い詰め、拘束するのが兵士らの最大の目標になった。

毎日新聞 2011年8月24日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ政権崩壊 凍結資産、反体制派に−−ヌランド米報道官

【ワシントン共同】米国務省のヌランド報道官は23日の記者会見で、米政府などがリビアのカダフィ政権に対する制裁として凍結した約300億ドル(約2兆3000億円)相当のリビア政府資産のうち、10億〜15億ドルをリビア反体制派「国民評議会」に週内にも提供するための手続きを急いでいると語った。

また報道官によると、クリントン国務長官は22日に国連の潘基文事務総長と電話協議し、国民評議会に対する今後の治安支援や人道支援、新憲法起草や司法改革などの民主化移行支援策について話し合った。

毎日新聞 2011年8月24日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ政権崩壊 蜂起半年、喜びあふれ−−首都南西の都市ジンタン

◇祝砲、夜半まで響く

【ジンタン(リビア西部)和田浩明】リビアの反体制派が首都トリポリ中枢を制圧した23日夕(日本時間24日未明)、約140キロ南西にある反体制派の都市ジンタンでも、喜びの「祝砲」が夜半まで響いた。

チュニジア側の国境の町デヒバから車で約3時間。ジンタンの夕闇迫る検問所で記者を出迎えたのは、警備にあたる住民と、上空に向けて断続的に撃ち上げられる自動小銃の射撃音だった。

「みんな、陥落を喜んでいるのさ」。伝統的衣装の長衣に身を包んだムハンマドさんが解説してくれた。「これでカダフィも終わりだ」。カダフィ大佐の拠点だったバーブ・アジジヤの「要塞(ようさい)」が反体制派兵士の攻撃で崩壊する様子を身ぶり手ぶりで示す表情は明るい。

道中ですれ違ったリビアのナンバーをつけた車からは、ドライバーが手を振っていた。独裁体制にようやく終わりが来る−−。そんな思いが住民の間に満ちているようだ。

西部地域の諸都市では8月上旬以降、反体制派がカダフィ派を徐々に圧倒。中旬までには首都包囲網の形成に成功し、20日からの電撃的な進攻で制圧した。「我々は、あきらめない。勝利か死かだ」。ジンタンの街角の壁に書き込まれていた反体制派の決意は、2月の民衆蜂起から半年を経て実現しつつある。

だが、国内各地でなお散発的戦闘が続く。負傷者などを搬送しているとみられる救急車が相次いでチュニジア側に向かうのを目撃した。ジンタン市内ではガソリンの闇市が繁盛し、供給体制の混乱が垣間見える。反体制派には、全土掌握と紛争からの復興という重い課題が残る。

毎日新聞 2011年8月24日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:首都陥落、カダフィ政権崩壊 居住区制圧、大佐は依然不明

【ジンタン(リビア西部)和田浩明、カイロ樋口直樹】リビアの反体制派は23日、トリポリ南西部バーブ・アジジヤ地区にある最高指導者カダフィ大佐の居住区兼軍事基地に突入し、制圧した。42年間に及ぶ独裁政権の象徴として最後まで頑強に抵抗してきた居住区の制圧によって、首都トリポリは陥落し、カダフィ政権は事実上崩壊した。ただ、カダフィ派は反攻の機会をうかがっており、今後も散発的な戦闘が続く見通し。東部ベンガジを拠点とする反体制派・国民評議会(NTC)は週内にも本部をトリポリに移し、カダフィ派の掃討や政権移行を急ぐ方針だ。

カダフィ大佐は依然行方をくらましたままだが、24日未明にトリポリのラジオ放送を通じ、バーブ・アジジヤ地区から「戦術的に移動した」との声明を発表。「殉教」や北大西洋条約機構(NATO)との戦いの勝利を誓った。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、声明に前後して、バーブ・アジジヤ地区近くに数十発のミサイルや迫撃砲弾が撃ち込まれた。トリポリ西部の町をカダフィ派が戦車などで攻撃しているとの情報もある。

トリポリの大部分を制圧していた反体制派は23日、カダフィ派が立てこもる大佐の居住区兼基地に戦闘員を集中させ、重機関銃やロケット砲などで約5時間にわたって攻め立てた。居住区兼基地は6平方キロメートルに及ぶ広大な敷地を有し、地下には隣接地区に続くトンネルなどが張り巡らされているといわれる。カダフィ派の「本丸」として機能してきたため、NATO主導の多国籍軍からたびたび空爆されてきた。大佐はここに潜んでいたとの見方が根強いが、カダフィ派が掌握する大佐の故郷、北中部シルトなどにあらかじめ逃れていた可能性もある。

アルアラビーヤによると、反体制派側はトリポリの制圧に向けた戦闘で400人以上が死亡、少なくとも2000人以上が負傷したと述べた。

ロイター通信によると、サルコジ仏大統領はオバマ米大統領との電話協議後、カダフィ政権の終えんは「不可避で、近い」と指摘。NATOも、大佐の行方が分からないことはもはや大きな懸念ではないとしている。

毎日新聞 2011年8月24日 東京夕刊



 
 
>TOP

カダフィ大佐の捜索、NATO軍が反体制派を支援=英国防相

(ロイター - 08月25日 18:50)

[ロンドン 25日 ロイター] フォックス英国防相は25日、潜伏を続けるリビア最高指導者カダフィ大佐の捜索について、北大西洋条約機構(NATO)軍が反体制派を支援していると述べた。また、NATO軍が大佐派への空爆を強化していることも明らかにした。

フォックス氏は英スカイニュースに対し、「NATOはカダフィ大佐や残りの政権幹部の捜索を手助けするため、反体制派の国民評議会(NTC)に諜報・偵察部隊を提供している」と語った。

ただフォックス氏は、英軍特殊部隊が地上でカダフィ大佐捜索の支援を行っているとした、英紙デーリー・テレグラフの報道についてはコメントを拒否した。

また同氏は、NATO軍の任務はカダフィ大佐派の抵抗が収まるまで継続されるとした上で、任務完了には一定の時間がかかるとの見通しを示した。



 
 
>TOP

リビア反体制派、8カ月以内に選挙 カダフィ大佐に懸賞金1億円

2011.08.25 Thu posted at: 11:18 JST

トリポリ(CNN) 反体制派が首都トリポリをほぼ制圧したリビアは、24日もトリポリ市内で抵抗を続けるカダフィ大佐支持派と反体制派の戦闘が続き、英仏とヨルダン、カタールの部隊は国内各地で地上からの攻勢を強めている。

反体制派の国民評議会(NTC)はリビア全土の90%を制圧したとしており、拠点を東部のベンガジからトリポリに移すと表明した。NTCのアブドルジャリル議長は同日、イタリアの新聞に対し、トリポリは「80%がわれわれの制圧下にある」と語った。同議長はさらに、8カ月以内に議会選挙と大統領選挙を実施すると表明、「われわれは民主的な政府と公正な憲法を欲している」と述べた。

カダフィ大佐の所在はまだ分かっておらず、NTCは、同大佐の拘束に170万ディナール(約1億円)の懸賞金をかけると発表した。

反体制派の幹部によれば、トリポリ南部はまだ大部分が危険な状態にある。トリポリ国際空港は反体制派が制圧したが、付近にはロケット弾数発が着弾。同日夜には航空機2機がカダフィ軍の砲撃を受けて炎上、爆発した。

国境なき医師団によると、トリポリの救護施設は患者であふれている。市内の病院には負傷者が次々に運び込まれているが、戦闘のため近寄れない病院もあるという。医師や看護師が不足する中で、大勢の人がボランティアとして活動を支援しているという。

北大西洋条約機構(NATO)の高官は、戦争は「まだ終わっていないが、終わりに近づいている」との見方を示した。

アラビア語の放送局2局はカダフィ大佐のものとして、「トリポリから犯罪者と反逆者、ネズミどもを一掃せよ」と呼び掛ける音声メッセージを流した。これが本当にカダフィ大佐の声なのかどうか、CNNでは確認できていない。

国連安全保障理事会は同日午後の会合で、リビア資産の凍結解除について協議し、15億ドルをリビアへの人道支援に充てることについて話し合った。安保理は2月から3月にかけ、カダフィ政権が国外の銀行に保有していた口座を凍結していた。



 
 
>TOP

カダフィ大佐三男も逃走か、停戦協議求める意向 リビア

2011.08.25 Thu posted at: 11:58 JST

(CNN) リビア反体制派に追われる身となったカダフィ大佐の三男で実業家のサアディ・カダフィ氏は、電子メールでCNNの取材に応じ、停戦協議を求める意向を明らかにした。サアディ氏は反体制派が拘束したと発表していた息子の1人だが、拘束から逃れたとみられる。

サアディ氏はメールのやり取りの中で、自分には交渉の権限があると述べ、米国および北大西洋条約機構(NATO)に停戦協議を求めたいと表明。「私の街トリポリと、そこに暮らす200万の人々を救いたい。さもなければトリポリは、ソマリアのように永遠に失われてしまう」と記し、停戦に至らなければ「間もなく血の海になってしまうだろう」と付け加えた。

反体制派は21日にサアディ氏を含むカダフィ大佐の息子3人を拘束したと発表したが、翌日になって、長男のモハメド氏が逃亡したことを明らかにした。さらに、父の側近だった次男のセイフイスラム氏は23日に報道陣の前に姿を見せ、拘束されたとの情報を否定していた。

サアディ氏の所在や停戦協議の申し入れについて、反体制派の国民評議会(NTC)は現時点でコメントしていない。



 
 
>TOP

2011年8月25日0時1分

リビア、反体制派が政権移行へ準備 大佐は所在不明

リビアの首都トリポリのほぼ全域を制圧した反体制派の中核組織「国民評議会」の代表団が24日、トリポリに入り、政権移行の準備に入った。ただ、最高指導者カダフィ大佐の所在は依然不明のままで、トリポリでは政権軍による攻撃が散発的に続き、不安定な情勢が続いている。

首都入りした評議会代表団のメンバーなどは明らかになっていない。評議会はこれまで東部ベンガジに拠点を置き、カダフィ政権下にあったトリポリでは目立った活動ができていなかったため、政権移行に向けた基本方針や今後の政治日程などについて、反体制派の各組織と協議するものとみられる。

カタールでは同日、関係各国による会合が開かれ、リビア新政権移行に当たっての財政支援などについて協議をスタート。英BBC電子版によると、反体制側は戦闘で負傷した人々に対する医療活動などのため、25億ドルの支援を求める。



 
 
>TOP

2011年8月25日13時0分

リビア反体制派「8カ月以内に大統領選と議会選」

リビア反体制派「国民評議会」が首都トリポリをほぼ制圧したことを受け、カダフィ政権崩壊をにらみ、新たな国造りの動きが加速している。フランスのサルコジ大統領は24日夕、評議会の暫定首相に当たるジブリル氏とパリで会談。9月1日に各国の首脳級も交えた国際会議をパリで開くことを明らかにした。

中国やロシアなど対リビア軍事介入に否定的だった国も招き、欧米や中東主要国などを中心とした従来の「連絡調整グループ」の枠を超えた会議とする方針だ。1日はカダフィ大佐が42年前に政権をスタートさせた日。ジブリル氏は会見で「リビア人にとって、新しい象徴の日になるだろう」と応じた。

サルコジ氏とともにこの会議の開催を主導した英国のキャメロン首相も24日、声明を発表し、9月の会議は「自由で、民主的で、敵も味方もないリビアを評議会が築くのを、国際社会がいかに助けられるかを示す機会になる」とした。

サルコジ氏はジブリル氏との会談で、カダフィ政権側による武力行使が続き、評議会が望む間は、軍事介入を続けることを明言。学校や医療など市民生活に直結する分野の支援でも、他の支援国を先導する役割を担うことを約束した。ジブリル氏は「地上での闘いは終わっていない。もっと困難な闘いは再建だ」と述べ、協力を求めた。

また、評議会のアブドルジャリル議長は24日、欧州メディアなどに、8カ月以内に議会選と大統領選を実施する方針を明らかにした。カタール・ドーハでは同日、評議会と英米仏伊、トルコなどが会合を開き、治安対策や人道支援などで当面約50億ドル(約3850億円)が必要になるとして議論。25日にはトルコ・イスタンブールで連絡調整グループの会合が開かれ、ジブリル氏が新政権への支援を要請する予定だ。



 
 
>TOP

2011年8月25日20時46分

カダフィ政権軍、外国人記者ら解放 5日ぶり

トリポリ市内にあるリクソスホテルにカダフィ政権軍により軟禁されていた外国人記者ら35人が24日夕、5日ぶりに全員無事に解放された。同市が反体制派によりほぼ制圧されたことから、赤十字国際委員会の担当者がホテルを訪れ、脱出の手配を整えたという。

ロイター通信によると、ホテルには、同通信や米テレビ局の記者、外国人政治家らが軟禁されていた。カダフィ政権は反体制派の蜂起後、外国人記者を同ホテルに集めて取材拠点としての使用を認め、空爆被害などを報道させていた。だが、反体制派が攻勢を強める中で態度を硬化させ、記者の自由を奪ったという。

また、ANSA通信などによると、リビアで取材中だったイタリア人記者4人が24日午前、拉致され、カダフィ政権軍の兵士によってトリポリ市内の家屋に拘束されているとみられていたが、翌25日に解放された。(カイロ=石田博士)



 
 
>TOP

リビア「8カ月内に大統領選」 大佐、首都南部に潜伏か

2011/8/25 1:32

【カイロ=花房良祐】約42年間続いたリビアの最高指導者カダフィ大佐の独裁体制が事実上崩壊したことを受け、反カダフィ派を束ねる国民評議会は24日、「8カ月以内に大統領選と議会選を実施する」との方針を明らかにした。反カダフィ派は逃亡した大佐が首都トリポリ南部に潜伏している可能性があるとみて掃討作戦を続けた。

国民評議会のアブドルジャリル議長は24日、イタリア紙に選挙実施を明らかにしたうえで、民主国家の設立を目指す意向を示した。中東衛星テレビ局アルアラビーヤは同日、評議会が代表団をトリポリに派遣したと報道。拠点を東部ベンガジからトリポリに移し“カダフィ後”の受け皿づくりを進める。

評議会は24日から相次ぎ欧米などと接触、国連制裁決議で凍結されたカダフィ政権の資産を移転する方策など財政支援の協議に入る。国際社会では評議会をリビアの代表として承認する動きが広がっている。一方、大佐支持派により首都のホテルに拘束されていた外国人記者約30人が同日、解放された。

カダフィ大佐と次男セイフイスラム氏を含む一族の所在は不明。米国防総省報道官は24日、大佐がリビアにいるとの見方を示したほか、反カダフィ派関係者は「大佐は首都に隠れていると思う」と述べた。評議会は大佐を拘束し、武力弾圧の罪を問う構え。大佐の身柄には約170万ドルの懸賞金がかけられた。

市街戦は24日も続いた。大佐の居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤ地区に潜んでいた兵士が攻撃を仕掛けたほか、首都南部の住宅街で大佐側の戦闘員がロケット弾で激しく抵抗した。

カダフィ独裁体制が事実上崩壊したことで、中東の反政府運動が体制を転覆したのはチュニジア、エジプトに次いで3カ国目。世界8位の石油埋蔵量を持つリビアの独裁体制崩壊が中東の勢力図に影響を与えるのは確実だ。



 
 
>TOP

カダフィ派、イタリア人記者4人を首都郊外で誘拐

2011/8/25 10:49

【トリポリ=共同】イタリアANSA通信は24日、リビア反体制派が制圧した首都トリポリに向かっていたイタリア人記者4人が、トリポリ郊外でカダフィ大佐支持派により誘拐されたと伝えた。トリポリでは反体制派と大佐支持派らの戦闘が続き、治安が不安定になっている。

ANSAなどによると、誘拐されたのはイタリア有力紙コリエレ・デラ・セラの記者ら。4人は西部ザウィヤから車でトリポリに向かっている途中で大佐支持派に車を止められた。運転手が殺害され、4人は民家で拘束されているという。うち1人の記者が電話することを許され、上司に連絡したという。



 
 
>TOP

リビア新政権樹立支援、9月1日に国際会議 仏大統領

2011/8/25 10:49

【パリ=共同】フランスのサルコジ大統領は24日、同国を訪問したリビア反体制派の「国民評議会」ナンバー2マハムード・ジェブリル氏と会談、共同記者会見でカダフィ体制後のリビア新政権樹立を支援する国際会議を9月1日にパリで開催すると発表した。国民評議会と連絡を取り人道支援などを進めた「連絡調整グループ」を拡大し中国やインド、ロシアなどを招待。国連の潘基文事務総長も参加する予定。

大統領は会見で「自由なリビアを支援し、未来へ踏み出すための重要な国際会議になる」と述べた。「国民評議会が望む限り、国連安全保障理事会決議に基づくリビア介入は続ける」とも述べ、安定が確保されるまで同評議会への軍事支援も続ける考えを示した。



 
 
>TOP

リビア高官ら、反体制派に転向拡大 外相は停戦促す

2011/8/25 11:04

【ドバイ=中西俊裕】カダフィ大佐の独裁が事実上崩壊したリビアでは24日、カダフィ政権の保健相や情報機関高官から反体制派への支持や転向を表明する発言が相次いだ。外相ら反体制派に恭順の意を示す政権側幹部が政権側の兵士に戦闘停止を促す動きも表面化。反体制派首脳は大佐の身柄に懸賞金がかかったことを公表するなど所在に関する情報収集を急いでおり、大佐と配下の兵力を追撃する動きが加速している。

中東の衛星テレビ、アルアラビーヤは24日、カダフィ政権のヒジャジ保健・環境相とハリファ情報機関副長官(対外担当)が反体制派に転じたと報道。「長官は政権側の将兵に反カダフィ革命に加わるよう求めた」と伝えた。

アブデル・ラティ外相はトリポリ市内で英テレビ・チャンネル4の電話取材に答え、内戦は反体制派の勝利で決着したという認識を表明。「私にまだ(外相の)権限があるなら、大佐側の兵士に武器を捨てるように言いたい」と語り、停戦への調停を務める意向も示した。

リビアの首都、トリポリではカダフィ派の抵抗が散発的に続く。カダフィ大佐の所在も不明

一方、国民評議会のアブドルジャリル議長は記者会見で、大佐の身内や身辺に居た関係者に「大佐を殺害するか生きたまま捕らえれば恩赦を与える」との意向を表明。ベンガジにいるビジネスマンが大佐拘束のために200万リビアディナール(約1億3090万円)を支払う考えであることも明らかにした。大佐の所在は25日未明時点でなお判明していない。

大佐の親族の捜索も続いている。トリポリ市内のホテルへは、カダフィ大佐の息子の1人サアディ氏が潜伏中と聞きつけた反体制派の武装戦闘員が対空火器を積んだトラックで到着。エレベーター付近を封鎖して全ての客室を捜索した。

反体制側は24日深夜までトリポリ市内で大佐の捜索に拍車をかけ、市内に残存する大佐側の兵士とロケット砲や銃火の応酬を展開。大佐が自身の生地でトリポリの東に位置する人口10万人のシルトに潜伏している可能性も考え、同都市にも追撃をかけている。



 
 
>TOP

リビア国民評議会「復興に50億ドル必要」

2011/8/25 12:40

【ドバイ=中西俊裕】リビア反体制派組織「国民評議会」は欧米、中東などの各国が凍結したカダフィ政権の資金から復興・人道援助向けに50億ドル(約3850億円)の獲得を目指す。米英仏が24日パリで9月1日にリビア新体制を支援する国際会議を開催することが決まり、欧米やアラブなどへ働き掛けを強める。

アルナエド・駐アラブ首長国連邦(UAE)・リビア大使が24日、カタールの首都ドーハで、リビアへの人道支援などを進めてきた連絡調整グループ会合後に記者会見して明らかにした。

復興・人道援助向けの資金として「これまでの推定額25億ドルの2倍」が必要だと主張。米英仏3カ国が国連安全保障理事会でカダフィ政権の資産凍結を解除する決議採択に動いていることを踏まえ、決議が採択された場合「当面の経済を支える融資を可能にするため、緊急に50億ドルの凍結解除を求める」と言明した。用途にはインフラや学校、病院の復旧などを挙げた。

米国は約300億ドル相当の凍結資産のうち、10億〜15億ドルを国民評議会に提供する方針を提示。UAEは24日、解除資産額が5億〜7億ドルに上るとの見方を示した。

国民評議会ナンバー2のジェブリル氏は24日パリを訪ね、サルコジ仏大統領と会談、リビア支援の国際会議を9月1日に開くことを決めた。連絡調整グループの枠組みを広げ欧米、中東諸国などに加え中ロ、インドなども参加する。国民評議会は各国と連絡をとり、凍結資産からの資金提供で確約を取り付けたい考えだ。



 
 
>TOP

反体制派、カダフィ大佐の追跡継続 英仏が支援

2011/8/25 20:07

【ドバイ=太田順尚】リビアでは、首都トリポリをほぼ制圧した反体制派がカダフィ大佐の追跡を続けている。25日もトリポリ東部で抵抗を続ける政権軍の狙撃兵らと交戦、大佐捜索に向けた支配領域の拡大を急いでいる。

大佐潜伏の可能性が指摘されるリビア中部シルトでは、反体制派は、部族指導者に支配権明け渡しを求めて交渉を続ける一方、部隊を派遣。南部サブハでも戦闘が続く。

一方、フォックス英国防相は25日、北大西洋条約機構(NATO)が反体制派に大佐追跡のための情報や資機材を提供していることを明らかにした。AFP通信も同日、リビア東部で英仏の特殊部隊が反体制派の部隊と行動をともにしていると伝えており、反体制派は地上作戦でも欧州勢の支援を受けているもようだ。

反体制派を束ねる国民評議会ナンバー2のマハムード・ジブリル氏は同日、イタリアでベルルスコーニ首相と会談した。



 
 
>TOP

政府、リビア関連資産を凍結

2011/8/25 21:41

政府は25日、国連安全保障理事会のリビア制裁委員会の決定に基づき、リビア国営石油公社の関連会社とカダフィ大佐の家族ら2人の資産を新たに凍結することを決めた。26日に実施する。カダフィ大佐を含む15人の資産はすでに凍結している。



 
 
>TOP

NATO、反体制派に資機材提供 カダフィ大佐追跡

2011/8/25 23:07

【ドバイ=太田順尚】フォックス英国防相は25日、北大西洋条約機構(NATO)が反体制派にカダフィ大佐追跡のための情報や資機材を提供していることを明らかにした。AFP通信も同日、東部で英仏の特殊部隊が反体制派の部隊と行動をともにしていると伝えており、反体制派は地上作戦でも欧州勢の支援を受けているもようだ。

一方、アラブ諸国でつくるアラブ連盟のアラビ事務局長は25日、「リビア反体制派の国民評議会がリビアの正統な代表になる」と述べ、近く評議会を同連盟の正式な加盟国政府として承認する考えを明らかにした。アラブ世界でカダフィ政権の後継としての正統性が認められることになる。

同連盟は2月、反体制派の弾圧を理由に、カダフィ政権の加盟資格を停止し、リビアは代表が空席の状態が続いていた。アラビ事務局長は「リビアが加盟資格を取り戻すべき時だ」と強調。国民評議会筋によると、27日にもリビア代表として承認される見通しという。



 
 
>TOP

カダフィ氏拘束に全力…免罪や報奨金

【ベンガジ(リビア東部)=田尾茂樹】カダフィ独裁政権が事実上崩壊したリビアの首都トリポリでは、同市の大部分を制圧した反体制派勢力が24日、行方が分からない最高指導者ムアマル・カダフィ氏と一族の拘束を目指す掃討作戦を本格化させた。

反体制派の政治組織「国民評議会」のアブドルジャリル議長は同日、「カダフィ氏を殺害または拘束すれば、これまでの罪を問わない」と述べ、カダフィ氏側近らに離反を呼びかけた。反体制派に近い実業家がカダフィ氏拘束に報奨金200万リビア・ディナール(約1億2800万円)を出すことも明らかにした。

カダフィ氏の邸宅があり、反体制派が23日、制圧したバーブ・アジジヤ区域の付近では24日、カダフィ派が反撃を開始し、両派の銃撃戦や迫撃砲の応酬に発展した。反体制派は、カダフィ氏が首都南部の別の地区に潜伏している可能性があると見ており、ロイター通信によると、この地区でも戦闘が始まった。

(2011年8月25日01時32分 読売新聞)



 
 
>TOP

NATO作戦、実は米主導…カダフィ政権崩壊

【ブリュッセル=工藤武人】リビアのカダフィ政権を事実上崩壊させた反体制派の武力闘争を後押ししたNATO指揮下の軍事作戦は、1949年のNATO創設以来初めて、英仏など欧州諸国が主導する形を取った。

だが、実際の軍事作戦の要所は米国が押さえており、オバマ米大統領が掲げる「後方からの指揮」という政治的看板とは裏腹に、軍事面での米軍主導は揺らいでいない。

ジュペ仏外相は23日、NATO軍の対リビア空爆と飛行禁止空域の監視について「過去数か月の出撃のうち、約75〜80%は仏英によるものだ」と述べ、英仏の役割を強調した。だが、NATOのラスムセン事務局長は「米国の独自かつ極めて重要な情報収集能力がなければ作戦は不可能だった」と舞台裏を明かした。仏空軍幹部も、米軍の無人偵察機がもたらしたカダフィ派部隊の動向に関する情報が反体制派にとって決定的に重要だったと指摘している。

(2011年8月25日01時47分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏牙城突入、先陣はカタール正規軍

【ベンガジ=田尾茂樹】リビア・カダフィ独裁政権の牙城、首都トリポリのバーブ・アジジヤ区域陥落につながったNATOと反体制派による「人魚の夜明け」作戦について、AP通信は24日、反体制派関係者の証言に基づき舞台裏を伝えた。

作戦に参加した反体制派勢力には、英仏や東欧諸国の軍事顧問団が同行し、補給や情報、空爆に参加する戦闘機の管制などで支援した。

また、バーブ・アジジヤ区域に最初に突入したのは反体制派の兵士ではなく、NATOの空爆作戦にも協力したカタールの正規軍部隊だった。

(2011年8月25日09時58分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア資産15億ドルを人道支援に…米が決議案

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会で2月に採択された対リビア制裁決議の資産凍結措置を巡り、最大15億ドル(約1150億円)分を解除して人道支援にあてる決議案を24日、米国が提示した。

実質的に反体制派組織「国民評議会」を支援する内容となっている。25日にも採択される見通しだ。

決議案は、米国が凍結した300億ドル超の資産から、〈1〉リビアで活動する国連機関や民間活動団体(NGO)〈2〉リビア国内の発電所や病院などで使う燃料費〈3〉関係国で作る「連絡グループ」の基金−−にそれぞれ最大5億ドルをあてる内容。支援の仕組み作りに国民評議会の関与を求めている。

外交筋によると、親カダフィ政権の南アフリカ以外の全理事国が賛成している。米国は当初、全会一致が原則の安保理制裁委員会で凍結解除を決める方針だったが、南アの反対を受け、多数決で採択出来る安保理決議を求めることにした。

(2011年8月25日10時56分 読売新聞)



 
 
>TOP

伊紙記者4人拉致、運転手殺害…トリポリ西方

【ローマ=末続哲也】イタリア外務省などによると、リビアの首都トリポリの西方約50キロのザウィア付近で24日、首都に向かっていたイタリア人記者4人が武装集団に拉致された。

4人が乗っていた車のリビア人運転手は殺害された。

4人はその後、カダフィ政権支持者とみられる別の集団によってトリポリのアパートに監禁された。

4人にけがはないという。拉致の狙いは不明だ。4人はコリエーレ・デラ・セラやスタンパなど伊各紙の記者で、伊外務省の駐リビア職員らとの電話連絡が認められたため状況が判明した。

(2011年8月25日11時04分 読売新聞)



 
 
>TOP

米、リビアの化学兵器・核物質拡散を懸念

【ワシントン=山口香子】米政府は、カダフィ政権の事実上崩壊に伴う混乱で、リビアが保有する化学兵器や核物質、携帯型対空ミサイルが国際テロ組織などの手に渡ることへの懸念を強めている。

カダフィ政権は2003年、大量破壊兵器や開発計画の放棄を決断。保有していた毒ガスのマスタードガスの約半分は焼却処分され、兵器級濃縮ウランは国外搬出された。だが、米民間機関「軍備管理協会」などによると、マスタードガス約10トンのほか、濃縮ウランの原料となるウラン精鉱(イエローケーキ)500〜900トンが残っている。残存ガスは「兵器化されておらず、すぐには使えない」(米国務省筋)が、ウランと共に流出すれば、武器化される恐れは否定できない。

(2011年8月25日11時09分 読売新聞)



 
 
>TOP

仏大統領、リビア暫定首相と会談…パリで

【パリ=三井美奈】サルコジ仏大統領は24日、リビアのカダフィ政権を倒した反体制派「国民評議会」のマフムード・ジブリル暫定首相とパリの大統領府で会談した。

会談後の共同記者会見でサルコジ大統領は「リビアの友人(国民評議会)の求めがある限り、国連安全保障理事会決議に沿って攻撃を続行する」と述べ、カダフィ氏派の抵抗が終わるまで軍事作戦を続けると表明した。

会見でサルコジ大統領は、国民評議会を支援する国・機関の「連絡グループ」の閣僚級臨時会合を9月1日にパリで開くことを正式に発表した。

大統領は、会合に、カダフィ政権を擁護してきた中国やロシアの代表も招く方針を示した。国連の潘基文(パンギムン)事務総長らも会合に出席する予定だ。

(2011年8月25日11時51分 読売新聞)



 
 
>TOP

マスタードガス保管施設は米監視下…リビア

【ワシントン=山口香子】米国務省のヌーランド報道官は24日の記者会見で、リビアのカダフィ政権崩壊後の混乱で流出が懸念されているマスタードガスについて、「保管施設は我々が戦闘の初期から監視しており、安全な状態だ」と述べた。

米メディアによると、米軍などは、偵察機で保管施設を上空から監視している。

報道官は、リビア軍が保有していた携帯型対空ロケットがテロ組織などに渡ることを防ぐため、リビアとその周辺国に米政府専門家チームを派遣したことを明らかにした。

(2011年8月25日11時52分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア首都で交戦続く、カダフィ一族の捜索も

【ベンガジ(リビア東部)=加藤賢治】カダフィ政権が事実上崩壊したリビアの首都トリポリで25日、首都に潜むカダフィ派部隊と反体制派部隊の交戦が複数の地点で始まった。

東部ベンガジに本拠を置く反体制派組織「国民評議会」は、予定していた25日の首都への評議会移転を2週間先送りし、首都の早期治安確保と所在不明のカダフィ氏一族の拘束に全力を挙げている。

カダフィ派は25日、2日前に陥落した同派の牙城「バーブ・アジジヤ」周辺を含む市内各所に狙撃兵を配置し、銃やロケット弾などで反体制派に対しゲリラ的な襲撃を続けている。カダフィ氏は24日、衛星テレビを通じ、国民に反体制派の「粛清」を改めて呼びかけており、同氏を拘束しない限り、抵抗は収束しないとみられる。新体制樹立に向けた国民評議会による暫定統治の始動には、なお時間がかかりそうだ。

一方、フォックス英国防相は24日、英テレビに対し、リビアでの軍事行動を継続する北大西洋条約機構(NATO)が、カダフィ氏らの潜伏先を特定するために情報を提供していることを明らかにし、同氏拘束がNATOぐるみの作戦であることを認めた。ロイター通信によると、反体制派が25日、「バーブ・アジジヤ」近辺の建物に、カダフィ氏と息子らが潜んでいるとして、建物を包囲し、建物内にいるカダフィ派部隊と交戦に入ったとの情報もある。

(2011年8月25日22時59分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 異端の「軽い」独裁者=論説室・専門編集委員、布施広

リビアのカダフィ大佐には梟雄(きょうゆう)という言葉が似合う。「荒々しく残忍な人、悪党の首領」と辞書にあるが、イラクのフセイン元大統領や国際テロの黒幕ウサマ・ビンラディン容疑者(ともに故人)を梟雄と言うかどうか。欧米なら「アラブ3悪人」とでも呼ぶであろう3人を比べると、大佐は目立ちたがりの傾向が強く、それゆえ軽い。英雄になりきれない、異端の独裁者だった。

「目立ちたがり」の一例は03年のフセイン政権崩壊後、大佐が大量破壊兵器開発計画の放棄を宣言したことだ。米国から「中東の狂犬」と呼ばれた大佐が一転、米国の歓心を買う「いい子」になった。これが米国との正常化や「テロ支援国家」の指定解除につながる点では実利を取ったと言えようが、こうも恥ずかしげもなくひょう変できる指導者は中東では珍しい。

自民党の小池百合子総務会長(日本リビア友好協会会長)は今月初め、リビアで反体制派幹部と会談した。79年と09年にはカダフィ大佐と会見している。小池氏によると、79年の会見場所だったベンガジの兵舎の壁には、謀議をこらす人々や目を光らせる官憲、絞首刑の図など一種の絵巻物が描かれていた。「自分(大佐)に逆らう者はこうなる」ということだ。独裁の内幕かくのごとしである。

09年の会見で大佐は「私はテロリストではない。米国こそテロリストだ」と小池氏に語ったという。かつての「狂犬」は猫のようにおとなしくなったようで、米国への憎しみをたぎらせていた。リビアの騒乱が始まると大佐は反体制派を「ネズミ」と呼び、「帝国主義の陰謀」を非難する。民衆を相手に「狂犬」と化していくのだ。

この産油国の独裁者は多くのチャンスを逃した。米国と和解した06年以降、権力を移譲しつつ豊かな国造りに努めることもできた。ユニークな「緑の書」の著者として、欧米もうらやむ「リビア型民主政治」を導入することもできたはずだ。だが、そう言ってもむなしいだろうか。独裁をやめることは死を意味する。そんな国にしたのは大佐自身なのだから。

「アラブの春」はまた一人、独裁者を葬り去った。先行するチュニジアやエジプトと違うのは、今度は反体制派を欧米が軍事的に支援した点だ。フセイン元大統領やビンラディン容疑者も含めて、欧米が目を付けた人物は消されていく。それが歴史の必然ではあろうが、カダフィ政権の傲慢を憎みつつアラブの地への欧米の軍事介入を呪う人々もいる。欧米が勝利におごるのは禁物だ。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 シリア、イエメンに影響か

【エルサレム花岡洋二】リビアのカダフィ政権崩壊は、「アラブの春」の第3幕だ。これがシリアやイエメンの第4幕の呼び水となるのかが注目される。

「アラブの春」の第1幕はチュニジアだった。1月半ばにベンアリ大統領がサウジアラビアに亡命し政権が崩壊。第2幕のエジプトでは2月半ば、民衆のデモに押される形で軍がムバラク大統領を見限り政権が倒れた。2カ国では大規模デモに指導者が屈した。

一方、リビアでは、軍の一部の離反もありデモが2月には内戦へ発展した。3月には北大西洋条約機構(NATO)を中心とする多国籍軍が反体制派住民の保護を理由にリビア空爆を始め、軍事介入した点で前例と大きく異なる。

第3幕が第4幕を呼び込むのか。シリアでは、3月半ばに反政府デモが本格化したのに対し、アサド政権の弾圧で2000人以上が死亡。国際社会の批判は強まっている。

しかしリビアと違い、住民側に武力での抵抗はほとんどないうえ軍部の離反は小規模で、内戦に発展する兆候はない。外国による軍事介入の可能性も低く、アサド大統領の地位は表面上は揺らいでいない。シリア反政府勢力はリビアの政権転覆に強い共感を示しており、「武器をとり戦うべきだ」と強硬策を主張する声もある。

イエメンでは、反政府武装勢力と政府軍の武力衝突が起きている。だがサレハ大統領は6月に、負傷治療のためサウジアラビアへ出国した後も側近の副大統領が大統領代行をつとめ、事態はこう着したままだ。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 中国は原油関連権益の喪失懸念

【北京・工藤哲】中国企業はこれまでリビア国内における原油関連事業などに関与、投資活動も続けてきた。中国は、政権崩壊でこうした権益が損なわれ、欧米諸国に奪われることを懸念している。

国営新華社通信によると、中国の楊潔〓(ようけつち)外相は24日、武力行使に道を開いた国連安保理決議の採決でともに棄権したブラジルのパトリオタ外相と電話協議し、ブラジルなど5カ国(BRICS)が連携し、人道支援を継続すべきだとの考えを示した。パトリオタ外相も中国との緊密な意思疎通を図る意向を示した。また、楊外相は23日、潘基文(バンキムン)国連事務総長と電話協議。国連が内戦後のリビアの体制作りで主導的役割を果たすべきだと訴えた。

背景には中国の危機感がある。長引く戦闘で、中国企業がリビア国内で進める計50の開発プロジェクト(総額約188億ドル)は停止状態にある。さらに反体制派の幹部は、民主化運動を支援しなかった中国などに対し、原油関連事業などからの排除を表明。中国は国連や新興国と協力することで権益を守ろうとしている。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 米、軍事後方支援貫く

【ワシントン白戸圭一】リビアのカダフィ政権崩壊は、「民主化支持」と「国際協調」を前面に掲げる一方で、軍事的には北大西洋条約機構(NATO)の後方支援に徹したオバマ米政権の外交戦略の勝利とも位置付けられる。米政権は今後、国際社会に向けて「リビアの未来はリビアの人々が決める」とのメッセージを発信しつつ、事態の早期収拾と親米政権樹立を目指し、反体制派の連合体「国民評議会」との連携を強める構えだ。

オバマ大統領は21日の声明で「リビアの人々による普遍的自由の追求は、独裁者の鉄の拳よりはるかに強いことを示した」と強調。22日の声明でも、アラブが「反カダフィ」で結束したことを国際協調の成功としてたたえた。

アラブ世界の民主化支援で米国が前面に出ると、独裁者が「米国の介入」を口実に市民を扇動し、不満の矛先を向けられかねない。さらに米国内では最近、経済低迷で戦費の増大を懸念する世論が台頭している。

このためオバマ大統領は5月の中東政策に関する演説で、「民主化支持」を明言。一方で、軍事的関与には慎重を期し、NATOによるリビア空爆では情報収集など後方支援に徹した。こうした戦略を通じ、米政権はシリアなどの民主化支援でも同様の政策を追求する大義名分を手に入れたと言える。

米政府は今後、リビアの混乱に乗じてテロ組織が活動拠点を築くことを警戒。カダフィ政権側が保有していたとされるマスタードガスなど化学兵器の行方も注視する。

また迅速な権力移行を促すため、今週中にトルコのイスタンブールでリビア情勢に関する「連絡グループ」会合を開催、リビアへの緊急支援策を協議する。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 新政権支援、急ピッチ 国際社会、暫定政府承認広がる

【ブリュッセル斎藤義彦】カダフィ政権崩壊を受け、国際社会は新政権樹立支援に向け急ピッチで準備を進めている。米英仏伊トルコとリビアの反体制派「国民評議会」の代表者は中東カタールで24日に会合を持つほか、1000億〜1700億ドル(7兆6000億〜13兆円)にのぼるカダフィ凍結資産を早期に解除。新政権に運営資金を提供する方針だ。

英紙によると、米英仏は、国民評議会を暫定政府として正式承認し、石油の輸出禁止などカダフィ政権時代に科した制裁を解除する新たな国連安保理決議を検討している。安保理では、治安維持のための国連平和維持軍の派遣も議論している。

国民評議会は東部ベンガジからトリポリに拠点を移す意向を表明。評議会の首相にあたるジブリル氏は22日、「新政権が最初に必要としているのはカダフィ資産の凍結解除だ」と述べ、カタールでの会合で、当面の支援として25億ドル(2000億円)を確保したい考えを示した。

また、ジブリル氏は新政権への支援を求めるため、欧州各国への歴訪を開始し、24日にサルコジ仏大統領と会談する。サルコジ大統領は今後10日以内に、パリで30カ国以上の閣僚級会合を開いて、支援策を強化する方針だ。

新政権にとっては国際社会の承認も重要だ。現時点ですでに、米英仏独日など主要国を含め30カ国以上が国民評議会を暫定政府として公認している。隣国で慎重姿勢を維持してきたエジプトも公認し、メドベージェフ露大統領は24日、カダフィ派との対話を条件に、承認の可能性に言及した。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 カダフィ大佐、首都か故郷か

カダフィ大佐はどこに消えたのか。さまざまな臆測が飛び交っているが、有力な仮説は二つある。

一つは、大佐の居住区バーブ・アジジヤ地区に築いた地下壕(ごう)や壕から延びるトンネル内。あるいはトンネル網を伝ってトリポリ市内やその周辺の隠れ家に潜伏しているという説だ。AP通信によると、地下壕は大規模な攻撃から身を守るため、カダフィ大佐が西独(当時)の技術者に建設させたもので、地元では「地下都市」とも呼ばれる。バーブ・アジジヤ地区から数キロ離れた旧市街にまで続いているとの情報もある。

一方で、すでにトリポリを脱出したとの観測もある。その場合、有力視されるのは大佐の故郷のシルト、あるいは一族の出身地であるサブハだ。サハラ砂漠以南のアフリカ諸国はカダフィ大佐を支持する雇い兵の出身地も多く、陸路で脱出する可能性も捨てきれない。【服部正法】

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 カダフィ大佐の拘束に懸賞1億3000万円

【トリポリ共同】フランス公共ラジオによると、リビア反体制派「国民評議会」は24日、カダフィ大佐の拘束に200万リビア・ディナール(約1億3000万円)の懸賞金をかけた。生死は問わないという。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 軟禁の記者解放

【トリポリ共同】中東の衛星テレビ、アルジャジーラによると、トリポリで、カダフィ大佐支持者により軟禁状態になっていた外国人記者約30人が24日、解放された。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 冷酷弾圧、命取り 欧米、カダフィ大佐見放す

【カイロ樋口直樹】リビアの首都トリポリで23日、最高指導者カダフィ大佐の「力の象徴」だった居住区兼軍事基地が反体制派に制圧され、42年に及ぶ世界最長の独裁政権は崩壊した。大佐は国内では石油が生み出す富を源泉に「恐怖の支配」を続け、対外的には「アラブの最強硬派」から対米軟化へかじを切るなど、抜群の政治的嗅覚と変わり身の早さで延命を図ってきた。最後は反体制派への冷酷で執拗(しつよう)な弾圧によって欧米から見放され、「アラブの春」で初の軍事攻撃を招き権力の座を追われた。

69年9月、27歳の若さで将校団を率い、無血クーデターで軍事政権を樹立したカダフィ大佐は、イスラムとアラブ民族主義、さらに社会主義を融合した独自の革命思想を掲げ、国際社会を翻弄(ほんろう)し続けた。70〜80年代には反米反イスラエルの急先鋒(せんぽう)として、テロ支援疑惑がつきまとった。リビア情報機関の関与が指摘される88年のパンナム機爆破事件(死者270人)では国連制裁を招いた。

「中東の狂犬」とも称された大佐だが、03年3月に始まったイラク戦争でフセイン独裁政権が崩壊すると一転、米国にすり寄り始める。同年8月、パンナム機爆破事件で遺族補償に合意。さらに年末には大量破壊兵器開発計画の放棄を宣言。米国との国交正常化を果たした。

大佐は、反体制デモを徹底弾圧。欧米などから非難を浴びながらも、米国には激しい反論を控えてきた。アラブからアフリカへ影響力拡大の矛先を変えていた大佐は、ケニア人の父を持つオバマ大統領を「息子」と呼ぶなど関係の維持に腐心した様子がうかがえる。

米国も対リビア最強硬派のフランスなどとは一線を画し、武力行使を容認する国連安保理決議に慎重な姿勢をみせてきた。大量破壊兵器開発計画の放棄と引き換えに米国がカダフィ大佐に体制維持を保証していたのではないかとの見方もある。

しかし、アフリカ諸国からの雇い兵を動員した反体制派への残忍な弾圧は、欧米社会の忍耐の限度を超えた。石油やガスなどの富を親族や側近で支配し、秘密警察で民の声を抑えつける伝統的な独裁手法も、「アラブの春」に覚醒した民衆の怒りと抵抗を増幅させただけだった。難攻不落とみられた居住区兼軍事基地が陥落し、追われる身となったカダフィ大佐はそれでも支持者に徹底抗戦を呼びかけるが、政権の座に返り咲く可能性は限りなくゼロに近い。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 新体制作り、多難 背景と影響、専門家に聞く

リビアのカダフィ政権が23日、半年にわたる内戦状態の末についに倒れた。その背景と影響を専門家に聞いた。【聞き手・秋山信一】

◇法の支配・手続き未経験−−山内昌之・東大大学院教授

リビアの反体制派はカダフィ政権の「恐怖の壁」を越えた。内戦に発展して暴力的体制変革が進んでいるという意味で、民衆運動で平和的に変革したエジプトやチュニジアとは意味合いが異なる。反体制派への弾圧を強めるシリアのアサド政権は体制転覆の危機感を覚え、さらに強硬姿勢を続けるだろう。

リビア政治には憲法や政党の経験がほとんどない。軍もカダフィ大佐の私兵のような存在だった。そのため調停者が不在で、むき出しの弾圧から内戦に発展した。こうした事情は、新体制作りを困難にする恐れがある。統治する側もされる側も、法の支配や法の手続きにのっとった政治プロセスの経験がないからだ。

さらにリビアは東西の地域格差や部族対立も抱える。新体制が生活保障や社会福祉を充実できなければ、これまでカダフィ大佐の強権で抑えられてきた国内分裂の要素が表面化し新たな国内対立が生じる可能性も高い。

一方、内戦を経て独裁政権を倒したことは、シリア情勢に大きな影響を与えると思われる。シリアの反体制派は自分たちも続こうと勢いづき、逆にアサド政権はリビア以上に冷酷に反体制派に対処しようとするだろう。

ただシリアは、リビアよりも各国の思惑が複雑に絡んでいる。ロシアや中国は圧力強化には消極的だ。シリアの混乱は、イスラエルにとっては安全保障上のマイナス要素だ。トルコは難民の流入を懸念している。シリアと事実上の同盟関係にあるイランや、中東の混乱を避けたいサウジアラビアにとってもアサド政権崩壊は望ましくない。

アサド政権には、こうした国際情勢を見越した上で、反体制派を弾圧するしたたかさがあり、シリアの体制変革にはまだ困難がつきまとうだろう。

◇国内混乱で生活悪化も−−佐々木良昭・東京財団上席研究員

リビア騒乱の一番の要素は、東西の地域間格差にある。カダフィ政権は首都トリポリを中心に西部で開発を進めたため、東部には経済格差への不満があった。さらに東西では元々、部族が異なる。チュニジア、エジプトという両隣の火事が飛び火し、潜在的な部族・地域間の対立構造に火をつけて、内戦状態になったと言える。

もう一つの要素は欧米の介入だ。アサド政権による反体制派への弾圧が続くシリアには武力介入しないのに、リビアには早期に介入を始めた。特に欧州はリビアの豊富な原油資源をにらんで、介入を強めたと思われる。

ただカダフィ政権の崩壊は、欧米にとって良い結果だとも言えない。カダフィ大佐は部族対立や宗派対立を抑え込む、漬物の重しのような存在だった。パンナム機爆破事件や大量破壊兵器の開発疑惑もあったが、「脅せば言うことを聞く」存在でもあった。今回はカダフィ大佐が欧米に資源を奪われる「植民地化」を懸念し、妥協をしなかったことで、欧米の計算が狂ったと思われる。

重しがとれたことで、今後は国内の混乱も予想される。エジプトやチュニジアと同様にイスラム原理主義勢力が力を伸ばし、欧米への亡命者ら穏健派勢力との対立が生まれるだろう。カダフィ大佐に抑えられてきたイスラム過激派も活動を活発化させる恐れがある。部族・地域間の対立に宗派対立が加われば、状況はむしろ悪化する。

もちろん多党制で選挙を行い、議会を発足させるなど、表面上は欧米的な民主化が進むだろう。だが体裁を整えても機能するとは限らない。石油の輸出が回復するのに3年かかると言われている。内戦で破壊されたインフラの復旧にも金がかかる。リビアの大衆の生活はむしろ悪化する恐れがあると言える。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 一夜明け、首都にあふれる笑顔と花

【トリポリ和田浩明】最高指導者カダフィ大佐(69)の42年間に及ぶ独裁政権が崩壊したリビアの首都トリポリの中心部に24日、入った。そこは祝福の銃声と笑顔と花で満たされていた。

「トリポリへようこそ」。市中心部の検問所では、ひげづらの兵士らが花を振って、記者らを迎えてくれた。「アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)」の喜びの声も上がる。

リビア独立の英雄、オマル・ムフタールの名にちなんだ目抜き通りの終点の「緑の広場」。市民100人ほどが集まり、若い女性や子供の姿も見られた。

広場は2年前の9月1日、大佐の権力掌握40年の祝いが行われ、「王の中の王」と自尊した独裁者が、各国首脳と国軍精鋭の行進を見守った場所だ。反体制派の首都制圧で、呼び名は「殉教者広場」に変わった。

国軍兵士は姿を消し、対空機銃やロケット砲を積んだ反体制派の四輪駆動車が通り過ぎる。それを市民らが歓声を上げ手を振って迎えた。Tシャツやジーンズ姿もいる若い「自由の闘士」たちは、青空に自動小銃や機銃を乱射して応えた。

広場に隣接するローマ遺跡「トリポリ城」には、反体制派の巨大な三色旗が垂らしかけられていた。周囲の建物には多数の弾痕が残り、首都陥落までの戦闘の激しさを物語る。

トリポリ在住の弁護士、アハマドさん(36)は「カダフィがいなくなった喜びはたとえようもない」と破顔した。民衆蜂起後、カダフィ支配の最後の半年を体験したが「段々物がなくなり、電気や水の供給は断続的になった。最後にはガソリンも不足した。恐怖が募る毎日だった」という。

政権崩壊を祝うため、南部サブハから駆けつけた大学教員、ハッサンさん(36)。「多額の石油収入を自分のために乱用したカダフィは最悪の指導者だった」と吐き捨てるように言った。故郷では前日も戦闘で多数が死亡するなど、将来への不安は消えない。だが「我々は一つにまとまっていける。その力があると信じている」と力を込めた。

首都では24日も、大佐の居住区兼軍事基地があったバーブ・アジジヤ地区付近で銃撃音が聞こえた。大佐の行方は分かっていない。

一方、政権移行の本格化のため東部ベンガジを拠点とする反体制派・国民評議会の代表団が24日、首都に入った。評議会のアブドルジャリル議長は24日付イタリア紙で「8カ月以内に議会と大統領の選挙を行う」との見通しを示した。国連が26日にリビア支援の緊急会合を開催するなど国際社会の動きも加速している。

不安定要素を抱えながらも、「新生リビア」は確実に動き出した。

毎日新聞 2011年8月25日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:イタリア紙記者4人、誘拐される−−トリポリ郊外

【ローマ藤原章生】AP通信によると、リビア・トリポリ郊外で24日、カダフィ大佐派とみられる武装集団にイタリア紙の記者4人が誘拐された。リビア人の運転手は射殺されたという。誘拐されたのは伊コリエレ・デラ・セラ紙記者の男女2人とラ・スタンパ、アッベニーレ両紙の男性記者2人の計4人。

毎日新聞 2011年8月25日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:反体制派、資産凍結「解除を」 欧米に要求、復興に50億ドル

◇来月1日、パリで支援会議

【カイロ樋口直樹、パリ福原直樹】リビアのカダフィ政権崩壊から一夜明けた24日、反体制派・国民評議会は本拠地を東部ベンガジから首都トリポリに移転させるなど、政権移行作業を加速させている。カタールで開かれた欧米・アラブ諸国との会合には代表団を送り、カダフィ政権時代の凍結資産のうち、少なくとも50億ドル(約4000億円)を解除して提供するよう要請。評議会の首相にあたるジブリル氏も24日、フランスのサルコジ大統領と会談し、新体制支援のための「拡大会議」を9月1日にパリで開くことを明らかにした。

AP通信によると、評議会は公務員の給与や医療サービスの提供などに、少なくとも50億ドルの凍結解除が必要だと訴えている。当初は25億ドルと見積もっていたが、地雷除去や民兵の武装解除などの費用も盛り込み、必要総額が膨らんだ模様だ。

一方、評議会ナンバー2のジブリル氏は24日、サルコジ仏大統領と会談。その後の記者会見で大統領とともに、カダフィ政権崩壊後の新体制支援のための拡大会議の開催を発表した。拡大会議は仏英の発案。評議会と連携して軍事作戦を進めた北大西洋条約機構(NATO)諸国やアラブの国々など「連絡グループ」のほか、攻撃に批判的だった中国やロシアも参加。潘基文(バンキムン)国連事務総長も出席するという。

会見で、ジブリル氏は逃亡中のカダフィ大佐の居場所について「分からない」と述べ、拘束されても「どこで裁くかは決まっておらずこれから(専門家の意見を聞いて)考える」とした。ジブリル氏によると、拡大会議が開かれる9月1日は、1969年にカダフィ大佐が将校団を率いて無血クーデターを起こし政権樹立した日でもある。同じ日に会議を開くことで「新生リビア」始動を印象づけたい思いがあると見られる。

◇カダフィ派、抵抗続く−−トリポリ

【トリポリ和田浩明】首都トリポリでは依然としてカダフィ派の残党による抵抗が散発するなど、不安定な状況が続いている。反体制派は、新国家の建設には最高指導者カダフィ大佐の拘束または殺害が不可欠だとみている。米国防総省のラパン副報道官は24日、大佐は国内にいるとの見方を示した。

23日に反体制派の手に落ちたバーブ・アジジヤ地区にあるカダフィ大佐の居住区兼軍事基地では、広大かつ複雑な施設内に潜んだカダフィ派と、大佐の行方を捜す反体制派の間で断続的に銃撃戦が続いた。カダフィ派はまた、首都郊外から中心部に向けてロケット弾を発射したり、空港道路沿いに狙撃手を配置して車の流れを遮断したりした。

政権崩壊後、カダフィ大佐は衛星放送などを通じ「売国奴や異教徒、ネズミどもを絶滅せよ」などと支持者に徹底抗戦を呼びかけているが、行方は依然として不明だ。反体制派側は市内のいたる所に検問所を設けるなどして残党狩りを急いでいる。カダフィ派は追い詰められている模様だが、反体制派・国民評議会のアブドルジャリル議長は「カダフィが拘束されるか殺害されるまで、支持者は抵抗をやめないだろう」と話している。

毎日新聞 2011年8月25日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 独裁の象徴、豪邸で略奪

トリポリ市内では、権力と富を独占したカダフィ大佐の一族の邸宅も、反体制派の標的となっている。解放の喜びに沸く「自由の闘士」たちは住居を荒らし、物品を奪い、暴力と恐怖で君臨した独裁者への怒りを発散させている。

大佐の娘のアイシャ氏が住んでいたというサウナとプール付きの豪邸は、内装が破壊され家財が散乱していた。反体制派の若者たちは、金色の豪華なソファに座り、ポーズを取る。人魚の形をしたそのソファの「顔」は、アイシャ氏がモデルだという。【岩佐淳士】

毎日新聞 2011年8月25日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 首都、散発的に戦闘 「解放」陰に不安も

◇電気や水ストップ、消えた露店

【トリポリ和田浩明】42年にわたる最高指導者カダフィ大佐の独裁体制が崩壊したリビア。半年間におよぶ反体制派との内戦に伴う死者は「3万人以上」(米外交官)にのぼり、ようやく終結に向かいつつある。だが、戦闘は24日夜(日本時間25日朝)も散発的に続き、首都住民は依然として不安定な治安と電気や水、ガソリン不足に悩みながら暮らしていた。

「カチン」。乾いた音が響いた。24日午後に訪れた、首都トリポリ市内西部の高級住宅地にある邸宅。タイル張りの庭に音を立てて転がったのは、ひしゃげた銃弾だった。管理人のイスマイルさん(45)に話を聞いているさなか、落ちてきたのだ。

「よくあることです」。イスマイルさんは苦笑いした。2月に民衆蜂起が始まって以来、どこからともなく落ちてきたという銃弾10発の「コレクション」を見せてくれた。機関銃から発射されたと見られる直径1センチを超える弾丸まであった。戦闘中の発砲や、トリポリ陥落後の祝砲の流れ弾と見られるという。

カダフィ大佐は紛争中、反体制派に対抗するため一般住民にも武器を配った。銃器のまん延は今後、深刻な治安上の問題を引き起こしかねない。

生活への不安も大きい。イスマイルさんが管理する邸宅では、反体制派の首都攻略作戦が始まった3日前から電気も水も供給が途絶している。市内の別地域の住民のアブドルサリムさんによると、不足した電力は地域ごとに輪番で供給されているが「いつ止まるか予測できない」。中心部に住むアフマドさん(32)は「電力も水も燃料も足りない」と嘆いた。

かつては道をふさぐように多数の商人が店を出し、買い物客でにぎわっていた市内中心部の裏通りも、24日昼はまるでゴーストタウンのようだった。ホテルはどこも「閉鎖中」。一軒だけ開いていたスーパーは、品ぞろえこそ十分に見えたが買い物客が相次いで訪れ、水や缶詰などの保存食品を大量に買い込んでいた。「物価は紛争前の2〜3倍、ガソリンは30倍に上がった」と話す住民もいる。

夜のとばりが下りると、市内に砲撃の鈍い音が響き始めた。30代の男性住民によると「カダフィ派と反体制派の戦闘は、まだ終わっていない」。上空には、カダフィ派への空爆を続けてきた北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍機らしい爆音も響く。「いつかは必ず元に戻る。それまでの辛抱だ」。アブドルサリムさんは自分に言い聞かせるように話した。

毎日新聞 2011年8月25日 東京夕刊



 
 
>TOP

カダフィ氏拠点から大量の食糧と医薬品、国内配給へ=反体制派

(ロイター - 08月26日 14:00)

[ベンガジ 25日 ロイター] リビアの反体制派「国民評議会」は25日、首都トリポリにあるカダフィ大佐の拠点で、大量の食糧と医薬品の備蓄を発見したと明らかにした。これらを配給することで、国内の物資不足が解消されるという。

国民評議会のアブドルジャリル議長は記者会見で、「これで食糧、医薬品、燃料の供給問題は解決した」と指摘。発見された食糧は、トリポリの人口の2倍に当たる約400万人に配給できる量に相当し、医薬品は国内で1年間に使用される量に相当するという。拠点の場所や備蓄品の具体的な内容は公表しなかった。

このほか同議長は、トリポリの西約50キロにあるザウィヤの石油精製所で、大量の燃料が見つかったことも明らかにした。



 
 
>TOP

リビアの人気コメディアン、「大佐ネタはもうウケない」

2011年 08月 26日 17:15 JST

[ベンガジ(リビア) 25日 ロイター] カダフィ政権が事実上崩壊したリビアの人気コメディアン、ミルード・アムロニさん(50)は35年間、持ち前のユーモアを武器にカダフィ政権を風刺してきた。

アムロニさんにとってリビアの民衆革命は、刑務所行きを恐れず、オープンに冗談を飛ばせる環境が整ったことを意味する。アムロニさんが住む東部ベンガジも、カダフィ政権の支配下から反体制派の手に渡った。

カダフィ政権の崩壊についてアムロニさんは、「最初からやり直しだと感じた。カダフィは弱すぎるため、彼のネタはもうウケないと感じた。弱い人間の冗談を言ってもしょうがない」と感想を述べた。

「政治についてオープンに話したり、政治家をネタにすることが可能な環境になったのは初めて」と語るアムロニさんは、「昔は、政治に関するちょっとしたヒントを添えるだけで、観衆に楽しんでもらった」と振り返った。

その上で「観衆は前より批判的になって、政治ネタで笑わせるのは難しくなった。彼らは自分でジョークを作っているからだ。国民は今や、自分でジョークを作って笑っている」と、政権崩壊によって観衆のユーモアセンスが洗練されていくとの見方を示した。

<政治ジョークは闘う手段>

アムロニさんによると、カダフィ大佐への非難は家族ともども拘束される危険を伴っていたという。アムロニさんはこれまで、遠まわしにカダフィ大佐だと分かるようなジョークを作り、事情をよく分かっている観衆には理解されてきた。

古いネタの1つでは、テーブルの上に立った男性が「トップの男」を探していたところ、友人が「トップの男は地下だ」と忠告する。リビア国民の多くは、カダフィ大佐が地下生活を送っていたと考えてきた。

チャップリンやミスター・ビーンのローワン・アトキンソンのファンだというアムロニさんは「35年間、カダフィと闘うためにジョークを使ってきた。でも今は、すべてが変わった。コメディーにおいてもだ」として、これからは悲劇などの演劇に力を注ぎたいと話した。

ただ「政治ジョークは闘う手段だったがもう必要ない。でも、もう少し後になれば」と含みを持たせたことから、いつの日かまたアムロニさんが政治ネタで観衆を笑わす日が訪れるかもしれない。



 
 
>TOP

国連安保理、リビア資産15億ドルの凍結解除を承認 人道支援へ

2011.08.26 Fri posted at: 09:32 JST

トリポリ(CNN) 国連安全保障理事会の制裁委員会は25日、リビアの資産15億ドルの凍結を解除して人道支援に充てるという米国からの要請を了承した。米政府高官が明らかにした。

同高官によると、凍結解除した資産は3分割し、国連機関による人道支援と燃料費の支払い、医療および教育支援のための暫定的な金融制度の確立に充てる。数日中にも資金提供が開始される見通し。

資産の凍結解除については、現時点でまだ特定の組織をリビアの唯一正当な政権として認めるべきではないとの理由から、南アフリカが反対を表明していた。凍結解除を提案した米国は妥協策として、リビア反体制派の「国民評議会(NTC)」と記載していた部分を「関連のリビア当局」と書き換えた。

クリントン米国務長官は「この資金はリビアの人々の必要を満たすために使われる」「他国にも同様の対応を呼び掛ける。既に多くの国が実施している」との談話を発表した。

一方、各国で組織する「リビア連絡グループ」は同日、トルコのイスタンブールで会合を開き、リビアのインフラ復興支援について話し合った。

リビアの首都トリポリではこの日も戦闘が続き、カダフィ大佐が拠点としていたバブ・アジジヤ地区では巨大な煙が上がるのが目撃された。しかし一部地域では数日ぶりに商店が営業を再開し、住民が外出するなど緊張緩和の兆しも見えている。



 
 
>TOP

2011年8月26日0時31分

反政権部隊、カダフィ氏包囲か 政権側は否定

リビアの首都トリポリの大半を制圧した反カダフィ政権の部隊は、カダフィ大佐の捜索を継続。ロイター通信は25日、カダフィ大佐が潜んでいる可能性があるトリポリ市内のアパート群を反政権部隊が包囲したと伝えた。一方、政権軍支配下にある都市の制圧を目指している反政権部隊は激しい抵抗に遭い、一進一退の状況が続いている模様だ。

AP通信に対して、政権の報道担当者はカダフィ氏について、国内を絶えず移動し無事だとしたうえで、「戦闘を指揮している」などと語った。

トリポリの一部にはカダフィ政権軍の狙撃兵などが残っており、カダフィ政権の中枢があったバーブ・アジジヤ地区付近など、複数の場所で散発的に戦闘が続いている。外国人記者団が多く宿泊するトリポリ中心部のホテル前でも25日、激しい銃撃戦が起きた。

AFP通信によると、カダフィ氏の報道担当者は、地元メディアに対し、政権のために戦う6500人以上の「志願兵」がトリポリに到着したと話した。

一方、チュニジア国境に近いズワラをめぐっては、反政権部隊が一時制圧したが、カダフィ政権軍が反撃、周囲を包囲し攻勢を強めているという。また中部シルトや南部セブハなど、カダフィ氏を支持する部族の勢力が強い都市でも組織的な抵抗が続いている。(カイロ=山尾有紀恵)



 
 
>TOP

2011年8月26日10時27分

カダフィ政権の米資産凍結解除を承認 安保理制裁委

国連安全保障理事会の傘下にあるリビア制裁委員会は25日、今春の安保理のリビア制裁決議を受けて、米国が国内に凍結しているカダフィ政権の資産15億ドル(約1160億円)を解除し、リビア国内の人道支援に充てることを承認した。

これにより米国は、凍結したカダフィ政権の資産を管理し、リビア反体制派「国民評議会」を中心とする新政権の下での復興を事実上支援できるようになる。ドイツのメルケル首相ら欧州首脳も、カダフィ政権の資産の凍結を解除し、新政権への移行を支援するよう呼びかけており、同様の手続きに入るとみられる。

安保理の制裁決議に基づく資産凍結の解除は、制裁委員会の判断で可能だが、メンバーの安保理15理事国の全会一致が原則。米国が制裁委員会で解除の手続きに入ろうとしたところ、親カダフィ政権の南アフリカが難色を示したため、米国は15理事国中9カ国の賛成で採択できる安保理決議案にし、24日に他の理事国に提示していた。



 
 
>TOP

2011年8月26日14時0分

リビア反体制派、拠点をトリポリに 大佐は依然不明

リビアで新政権の樹立を目指す「国民評議会」のタッハーニ副議長は25日夜、拠点を東部ベンガジから首都トリポリに移したと発表した。今後、政権移行の準備を本格化させる。アブドルジャリル議長も治安状況が落ち着き次第、トリポリに入るという。

タッハーニ氏は記者会見で、抵抗を続けるカダフィ政権軍の兵士に「武器を置いて投降せよ」と呼びかけた。タッハーニ氏はまた、ロイター通信とのインタビューで、今後2、3カ月以内に原油の輸出を再開する意向も明らかにした。

一方、最高指導者カダフィ大佐の行方は依然不明だ。ロイター通信によると、カダフィ氏が潜んでいる可能性のあるトリポリのアパート群を25日、反政権派の部隊が包囲したが、26日未明現在、新たな情報はない。



 
 
>TOP

リビア反体制派、カダフィ大佐の潜伏先包囲か 米報道

2011/8/26 0:11

【ドバイ=太田順尚】米CNNなどは25日、リビア反体制派指揮官の情報として、反体制派の部隊がカダフィ大佐と息子らが潜伏しているとみられる首都トリポリ中心部の住居群を包囲したと伝えた。潜伏しているとする根拠は不明。反体制派は部隊を増援し、住居群から発砲する政権側兵士と交戦中という。

大佐追跡を巡っては、フォックス英国防相が同日、北大西洋条約機構(NATO)が反体制派に情報や資機材を提供していることを明らかにしていた。AFP通信も同日、東部で英仏の特殊部隊が反体制派の部隊と行動をともにしていると伝えており、反体制派は地上作戦でも欧州勢の支援を受けているもようだ。

一方、アラブ諸国でつくるアラブ連盟のアラビ事務局長は25日、「リビア反体制派の国民評議会がリビアの正統な代表になる」と述べ、近く評議会を同連盟の正式な加盟国政府として承認する考えを明らかにした。アラブ世界でカダフィ政権の後継としての正統性が認められることになる。

同連盟は2月、反体制派の弾圧を理由に、カダフィ政権の加盟資格を停止し、リビアは代表が空席の状態が続いていた。アラビ事務局長は「リビアが加盟資格を取り戻すべき時だ」と強調。国民評議会筋によると、27日にもリビア代表として承認される見通しという。



 
 
>TOP

カダフィ体制下のビジネス、白紙か履行か

投資国、権益の行方注視

2011/8/26 0:45

【カイロ=花房良祐】最高指導者カダフィ大佐の独裁体制が事実上崩壊したリビアで、カダフィ体制下で発注されたインフラや石油関連のビジネス契約の行方に注目が集まっている。契約の「白紙」か「履行」で反カダフィ派を束ねる国民評議会の発言は揺れており、イタリアなど巨額投資をした国は気をもんでいる。内戦終結後の資源開発再開やオイルマネーを元手とした復興需要への思惑も浮上、欧州の資源株やインフラ関連株に上昇圧力がかかっている。

リビアは2003年に大量破壊兵器の開発を放棄。国際社会の経済制裁は解除され、外資を導入した資源開発や公共工事を実施してきた。欧州や中国の企業が資源開発に取り組んでいるほか、トルコのゼネコンは公共事業を受注してきた。

中国石油天然気集団(CNPC)や中国石油化工集団(シノペックグループ)は資源開発、トルコの大手ゼネコンTAVホールディングは空港2つを建設し、運営を手掛ける。イタリアの鉄道メーカー、アンサルドSTSは09年に鉄道建設を受注した。

こうした事業の発注先の継続について国民評議会の態度はぶれている。リビア石油会社AGOCO幹部は、国連安全保障理事会の飛行禁止区域設定に消極的だったブラジルや中国、ロシアをやり玉に挙げ、今後の取引に問題が生じることを示唆した。一方、政権から離反したリビアの駐イタリア大使は「契約は国家同士で交わされた。尊重しなければいけない」とも述べた。

恣意的に契約を白紙とすれば混乱は免れない。政変後のエジプトでもムバラク政権下で売却した国有地の価格が安いとして問題となり、取引が取り消されて企業の間に困惑が広がった。

各国の対応は国民評議会に圧力をかけたり、すり寄ったりするなど様々だ。ロシアのメドベージェフ大統領は24日「リビアでカダフィ大佐の影響力は残っている」などと評議会をけん制。中国商務省報道官は同日、リビアの復興を支援する用意があると発言。ブラジルのパトリオタ外相は23日「契約は守られるとの情報を得た」と述べた。

イタリアのベルルスコーニ首相は25日、国民評議会ナンバー2のマハムード・ジブリル氏と会談。同首相は、リビアで石油開発を手掛けるイタリア炭化水素公社(ENI)が国民評議会に燃料を無償供給することや、カダフィ政権の凍結資産3億5千万ユーロを評議会に移行する方針を示した。

株式市場では資源開発再開や復興需要への期待も膨らむ。リビアの元中央銀行総裁は23日、米国債や政府系ファンドなどリビアの外貨資産は1680億ドルに上ると発言。資金が移行政権の手に移り、建設投資の増加や資源開発が加速することも見込まれる。アンサルドSTSの株価は反カダフィ派の首都進攻直前と比べて約1割上昇。ENIと仏トタルもそれぞれ欧州主要企業の株価指数よりも上昇幅が大きい。

トルコのチャーラヤン経済相は近くゼネコンなどの企業を連れてリビアを訪問。トルコは春ごろはカダフィ大佐寄りの姿勢だったが、その後、国民評議会支持へ転換。猛烈な巻き返しで“勝ち馬”に乗ろうとしている。



 
 
>TOP

「カダフィ大佐、戦闘を指揮」と大佐派報道官

テレビ局は肉声報じる 「首都に進軍せよ」

2011/8/26 1:08

【ドバイ=太田順尚】米CNNなどは25日、リビア反体制派指揮官の情報として、反体制派の部隊がカダフィ大佐と息子らが潜伏しているとみられる首都トリポリ中心部の住居群を包囲したと伝えた。同所に潜伏しているとする根拠は不明。反体制派は部隊を増援し、住居群から発砲する政権側兵士と交戦中という。

一方、大佐派報道官は同日、AP通信に対し、大佐はリビア国内におり、「戦闘を指揮している」と述べた。大佐の所在は明らかにしなかった。リビアのカダフィ派テレビ局も同日、大佐の肉声として、リビア全土の部族に「首都に進軍し、侵入者に汚染された街を浄化せよ」と求める音声メッセージを伝えた。



 
 
>TOP

トリポリ南部で激しい交戦 リビア

反カダフィ派と大佐側部隊

2011/8/26 10:32

【カイロ=花房良祐】リビアでは最高指導者カダフィ大佐の独裁体制が事実上、崩壊した後もトリポリ市内や一部の近郊で、大佐側の部隊と反カダフィ派との戦闘が続いている。25日にはトリポリ南部のアブサリム地区周辺で激しく交戦した。

中東の衛星テレビ局アルジャズィーラによると、同地区には多数の外国人雇い兵が立てこもっているといい、大佐が潜伏しているとの観測が浮上している。大佐の息子を目撃したとの情報もある。

トリポリ西方のズワラではカダフィ大佐側の部隊が同市を包囲しており、反カダフィ派は援軍を差し向ける予定。大佐の出身地の中部シルトでは国民評議会側が解放に向けて交渉したとも伝えられるが、難航しているもよう。同市周辺では戦闘も発生しており、25日には北大西洋条約機構(NATO)が空爆したと報じられた。



 
 
>TOP

リビア、反カダフィ派が首都に拠点 新体制構築急ぐ

2011/8/26 10:36

【カイロ=花房良祐】リビアのカダフィ大佐の独裁体制が事実上、崩壊したことを受け、反カダフィ派を束ねる国民評議会は25日、拠点を同国東部ベンガジから首都トリポリに移す作業に入ったと発表した。一方、大佐の元側近だが政権から離反したジャルド元首相は同日、イスラム主義ではない世俗的な政党を設立すると表明。政治空白を避け、新たな体制構築を急ぐ動きが広がってきた。

拠点移行は評議会幹部らが明らかにした。アブドルジャリル議長は治安情勢が安定し次第、トリポリ入りし、新政権樹立へ調整に着手するとみられる。

新政党づくりを打ち出したジャルド元首相は政権のかつてのナンバー2。近年は大佐と疎遠だったとされ、20日に政権から離反した。カダフィ政権下で政府批判は禁忌で、強固な組織を持つ野党は存在しなかった。独裁体制が崩壊した「カダフィ後」は国民評議会を軸としつつ、多様な政治組織創設の動きが広がりそうだ。

一方、大佐は25日も収録時不明のメッセージをテレビで流して支持者に戦闘継続を呼びかけた。同日はイスタンブールで欧米やアラブ諸国が連絡調整会議を開き、大佐の投降を呼びかけたが、大佐の所在は依然わからず、トリポリの一部などではなお銃撃戦などが起きている。



 
 
>TOP

国連安保理、リビア制裁の資産凍結を解除

2011/8/26 10:50

【ニューヨーク=弟子丸幸子】国連安全保障理事会は25日、リビアのカダフィ政権への制裁措置として米国が凍結した300億ドル(約2兆3000億円)の資産のうち15億ドルの凍結を解除することで合意した。反カダフィ派の民生物資調達やリビアへの人道支援に充てられるようにする。米国連外交筋は「数日内」にリビア側に資金がわたるとの見通しを示した。

資産凍結は安保理が2〜3月に相次ぎ採択した対リビア制裁決議で決めた措置で、カダフィ大佐や親族、政権幹部、金融機関が対象。今回の解除は米政府の要請に基づいており、国際社会の支援第1弾となる。米国のライス国連大使は「勇敢なリビアの人々と、国際社会の連帯を示す」との声明を発表した。

安保理合意ができたことで同様の動きは欧州、中東、日本などにも広がるとみられる。国連外交筋によると、今春に採択した対リビア制裁決議の扱いも含め、包括的に対応を話し合う方向となっており、反カダフィ派組織「国民評議会」が進める国家再建への国際支援が加速しそうだ。

凍結解除した15億ドルのうち5億ドルは国内避難民らへの人道支援、5億ドルは燃料や民生用物資の購入、5億ドルは教育や医療の支援などに充てる。資金は基金や国際機関を通じて提供するが、実質的には国民評議会を支援するものとなる。

ただ、国民評議会をリビアの正統な代表と認めるかを巡っては安保理で足並みがそろわず、非常任理事国の南アフリカ共和国が凍結解除に異論を唱えたが、文書では資金供給先として国民評議会の名称を明記せず「関係当局」と記載することで折り合った。



 
 
>TOP

[FT]リビア政府系ファンドの資産はどうなるのか

2011/8/26 14:00

(2011年8月26日付 英フィナンシャル・タイムズ紙)

リビアの首都トリポリの沿岸部にそびえ立つリビア投資庁(LIA)のオフィスは、人けがなく警備も無かった。LIA本部にたどり着いた25日、ずたずたに破られた最高指導者カダフィ大佐の巨大なポスターだけが、650億ドルの資産を運用する政府系ファンドの事務所にかつては多くの人々が働いていたことを示していた。

■攻撃を免れた投資庁のオフィス

地中海南岸を見下ろせるタワーの上層階に位置し、世界の主要銀行を相手にしたLIAのオフィスは、運用機関の心臓部とも言える書類保管庫の扉が施錠されているとはいえ、反体制派の武装集団や略奪者が思うままに侵入できる状態で放置されていた。

1階にある旅行会社の粉々に割られた窓ガラスから建物に入り、米石油メジャーのシェブロンテキサコや英国大使館などもぬけの殻となったオフィスを次々と通り抜け、非常階段を22階まで上った。

タワー1階の店舗では大量の略奪が起きていたが、LIAが攻撃を受けた形跡は無かった。LIAの個室のドアはすべて施錠され、反体制派がトリポリ中心部に到達するのを幹部らが事前に予想していたことがうかがえた。

指紋スキャンで入室できる書類保管庫は安全が確保され、中にある投資の詳細を記した書類も無事のようだった。

■国全体の闘争の縮図

カダフィ大佐が今年のリビアの民衆蜂起で四面楚歌(そか)に陥り、再び世界の「ならず者」となるまでは、LIAほど大佐の国際社会への復帰を象徴した機関はなかった。

大佐の後継者とみられていた次男のセイフイスラム氏が指揮するLIAは、米ゴールドマン・サックスや仏ソシエテ・ジェネラルの得意先となり、伊銀最大手のウニクレディトやフィナンシャル・タイムズの親会社である英メディアのピアソンなどにも出資。ピアソン株の3.01%を保有している。

だが、LIAは秩序に欠け、時には怪しい取引にもかかわりを持ったとの見方もある。投資を担当するプロとカダフィ一族の権益にあずかる官僚とがぶつかり合い、さながら国全体に広がるの闘争の縮図となっていた。

LIAはこの数カ月、カダフィ一族の私腹をどの程度肥やしていたのか、なぜ大手銀行を通じ利益の乏しい巨額投資を行っていたのかを巡り、調査の対象となっている。

経済制裁により凍結された資産管理という目下の最優先事項に加え、リビアの新体制が直面している課題は、たとえLIAを存続させたとしても、リビアの莫大なオイルマネーの責任ある管理人としてどう改革を進めていくかという点だ。

■ノルウェーのファンドをモデルに

LIAのトップに就任した元官僚のマハムード・バディ氏は、リビアの原油産出量はいずれ日量160万バレルに回復するとし、リビアのオイルマネーには今後も政府系ファンドが必要だと強調する。バディ氏がモデルと見なしているのはノルウェーの政府系基金だ。

一方、同氏はLIAの国際的な展開を縮小するとも主張。特に今年のリビアの混乱と北大西洋条約機構(NATO)が主導した軍事介入により、リビアのインフラは打撃を受け、莫大な投資を必要としているからだという。

バディ氏は「ノルウェーとシンガポールの政府系ファンドの運営手法は素晴らしい。新たな改革はすべての点で透明でなければならない」と語った。

■まずは投資の実態解明から

バディ氏が思い描く改革の第一歩は、LIAの保有資産で謎とされる点と投資の実情を究明することだ。ただ、この数カ月で明らかになった事実を考慮すれば、前途は多難だ。

英非政府組織(NGO)のグローバル・ウィットネスが今年初めに入手したLIAの内部向け経営報告書によれば、LIAが投資した数十億ドル規模の投資の多くは多大な損失を被っているという。

LIAの投資の詳細は現時点では公表されていない。

カダフィ政権が事実上崩壊し、新たな権力への移行が始まったばかりのトリポリで、リビアのオイルマネーの宝庫であるLIAが今後どれだけ手つかずのまま放置され、秘密が守られるかという点に関心が集まっている。

By Michael Peel and Lina Saigol



 
 
>TOP

リビア凍結資産15億ドル解除決定…国連安保理

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会の制裁委員会は25日、リビアの人道支援のため、安保理の対リビア制裁決議で凍結されていた資産のうち最大15億ドル(約1150億円)分の解除を決定した。

米国が凍結した資産約300億ドルの一部で、〈1〉国連機関のリビアでの活動費〈2〉病院などの燃料費〈3〉関係国で作る「連絡グループ」の基金−−にそれぞれ最大5億ドルをあてる。

米国が示した解除案は、反体制派組織「国民評議会」を支援する趣旨が盛り込まれていたが、カダフィ政権に近い安保理非常任理事国の南アフリカの反発を受け、支援を明示しない内容に修正した。南アが受諾したため、安保理は決議案採決を見送り、下部機関の制裁委が全会一致で決定した。

(2011年8月26日11時08分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア国民評議会、首都への拠点移行に着手

【ジンタン(リビア西部)=佐藤昌宏】リビアの反体制派組織「国民評議会」幹部のタフニ氏は25日、首都トリポリで記者会見し、カダフィ政権の事実上の崩壊を受け、「評議会の作業をトリポリで開始したことを宣言する」と述べた。

新政権樹立に向け、東部ベンガジからトリポリへの拠点移行に着手したもので、アブドルジャリル議長も首都の治安が確保され次第、トリポリ入りするという。

ただ、トリポリでは25日も完全制圧を目指す反体制派とカダフィ派部隊による激しい交戦が続いている。カダフィ氏の所在も不明のままだ。

反体制派部隊はカダフィ氏がトリポリ市内に潜伏している可能性があるとみて、23日に陥落したカダフィ派の牙城バーブ・アジジヤ区域に近い同派の拠点アブ・スリム地区を集中攻撃した。北大西洋条約機構(NATO)は、カダフィ氏の出身地で、同派が抵抗を続ける中部シルテを空爆した。

(2011年8月26日12時56分 読売新聞)



 
 
>TOP

クモの巣状の地下トンネル発見…カダフィ邸近く

【カイロ支局】リビアのカダフィ氏の邸宅などがある首都トリポリのバーブ・アジジヤ区域で、クモの巣のように張り巡らされた地下トンネルが見つかった。カダフィ氏はこのトンネルから逃走した可能性がある。

AP通信によると、トンネルは背の高い男性2人が並んで通れるほどの広さ。厚さ30センチ以上のコンクリート壁と重厚な金属ドアで仕切られ、外部からの攻撃に備えた設計になっていた。

通信設備を持つ部屋や寝室などにガスマスクや食料、冷蔵庫、テレビなども備えられていた。地上への出口は少なくとも3か所あり、草などで隠されていた。電動ゴルフカートも見つかった。トンネル内の移動に使われていたとみられる。

(2011年8月26日14時16分 読売新聞)



 
 
>TOP

2011年8月26日14時0分

リビア反体制派、拠点をトリポリに 大佐は依然不明

リビアで新政権の樹立を目指す「国民評議会」のタッハーニ副議長は25日夜、拠点を東部ベンガジから首都トリポリに移したと発表した。今後、政権移行の準備を本格化させる。アブドルジャリル議長も治安状況が落ち着き次第、トリポリに入るという。

タッハーニ氏は記者会見で、抵抗を続けるカダフィ政権軍の兵士に「武器を置いて投降せよ」と呼びかけた。タッハーニ氏はまた、ロイター通信とのインタビューで、今後2、3カ月以内に原油の輸出を再開する意向も明らかにした。

一方、最高指導者カダフィ大佐の行方は依然不明だ。ロイター通信によると、カダフィ氏が潜んでいる可能性のあるトリポリのアパート群を25日、反政権派の部隊が包囲したが、26日未明現在、新たな情報はない。



 
 
>TOP

数十億ドル説も カダフィ一族の「隠し資産」焦点

2011/8/26 22:33

【ドバイ=中西俊裕】カダフィ政権の独裁体制が事実上崩壊したリビアで、同政権の資産の実態究明が焦点になってきた。同国の外貨資産は政府系ファンドを中心に総額約1680億ドル(約12兆円)規模。カダフィ一族は石油輸出収入から中東、南アジアや欧州の秘密口座などに少なくとも数十億ドルの資産を持つとの説もある。反カダフィ派への資産提供を巡り、段階的に進める姿勢の各国と早期移譲を求める同派との意見対立が表面化する可能性もある。

リビアは2006年にアラブ首長国連邦(UAE)など湾岸諸国の事例を参考に設立した政府系ファンドのリビア投資庁(LIA)を通じ欧州を中心に投資活動を拡大。昨年中には日本や韓国、シンガポールに幹部を派遣し共同ファンド設立なども働き掛けていた。LIA資産を今後の復興にどう活用するかが注目されている。

LIAの全資産の16%を占める株式・債券ではイタリアの金融機関ウニクレディトや英出版ピアソンなどの株を保有。32%を占める現金・預金では英HSBCやバーレーンのアラブ・バンキング・コーポレーションなどが主な取引先だ。加えてリビア政府は155トンの金塊を保有しているとされる。

リビア中銀の保有する国債などと合わせ、こうした公的資金の多くは各国で捕捉され凍結されているとみられる。

一方で把握が難しいのがカダフィ一族の隠し資産。大佐のほかセイフイスラム氏、サアディ氏ら9人の息子や娘の分を合わせた資産は最低でも数十億ドルとの説が有力だ。

セイフイスラム氏がロンドン郊外で不動産を購入するなど一族は欧州にも資産を保有。しかし監視を逃れるため金融資産を中東やパキスタンなど南アジアへシフト。両地域が主な所在地になったとの見方が有力だ。ペルシャ湾岸のアラブ系金融機関にはリビア人が幹部を務める銀行の人脈もあり、それに頼って資金をためてきたとの観測もある。

イラクの旧フセイン政権などアラブ産油国は石油輸出先の国の銀行に私的な口座を設け蓄財していた。カダフィ政権も同様な口座を持っている可能性が指摘される。

国連安全保障理事会では、米英仏がカダフィ政権の資産凍結を解除する決議案採択に動いている。米政府は自国で凍結する300億ドルのうち当面15億ドルを提供する方針だが、反カダフィ派の組織「国民評議会」は必要な資金の額をこれまでの2倍に上方修正し50億ドルとするなど多めの資金提供を求める姿勢を強めている。主要国との間で提供のピッチを巡り対立や駆け引きが起きることも予想される。



 
 
>TOP

リビア反カダフィ派、9月にも国連加盟申請

2011/8/26 21:17 (2011/8/27 1:24更新)

【カイロ=花房良祐】リビアの反カダフィ派を束ねる国民評議会のナンバー2で外交担当のマハムード・ジェブリル氏は26日、イスタンブールでトルコのダウトオール外相と会談後に記者会見し、来月にも国連に加盟申請する方針を示した。カダフィ大佐の逃亡を受け「カダフィ後」の新体制の既成事実化を狙う。

一方、反カダフィ派は26日もカダフィ大佐の行方を追い、大佐の支持者が立てこもる首都トリポリ南方の住宅街アブサリム地区での掃討作戦を継続。大佐を支持する数百人規模ともされる戦闘員が抵抗を続けている。大佐は同地区に潜伏しているとの観測が浮上。ロイター通信は同日、大佐を追跡するための専従部隊を反カダフィ派が結成、投入したと報じた。

北大西洋条約機構(NATO)は反カダフィ派の全土掌握に向けた航空支援を継続する。25日深夜から26日未明にかけ、反カダフィ派が掌握を目指すリビア中部シルトを空爆。同市周辺で軍用車両29台と軍事施設を破壊したと発表した。



 
 
>TOP

リビア:伊紙記者誘拐 4人解放される−−トリポリ郊外

【ローマ藤原章生】イタリアのコリエレ・デラ・セラ紙(電子版)によると、リビアのトリポリ郊外で24日にカダフィ大佐派とみられる武装集団に誘拐された4人のイタリア人記者は25日午前、解放された。武装集団は24日夜、4人を拘束していたトリポリの民家から逃走し、4人は25日朝に自力で脱出した模様だ。同紙の記者は「全員無事で落ち着いている」と連絡してきたという。

4人は24日、トリポリ西方50キロのザウィアを出た直後に民間人に止められ、武装集団に引き渡された後、トリポリ市内の民家に拘束されていた。誘拐の際、リビア人運転手が射殺された。

毎日新聞 2011年8月26日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 「要塞」激戦の爪痕−−カダフィ大佐拠点

【トリポリ和田浩明】政権崩壊で逃亡したリビアの最高指導者カダフィ大佐が拠点としていたバーブ・アジジヤ地区に25日入った。高さ約6メートル、全周約6キロの防護壁に囲まれた「要塞(ようさい)」はあるじを失い、随所に残る弾痕や火災の跡が戦闘の激しさを物語っていた。周辺には砲撃で破壊されたとみられる民家が残り、自動小銃や迫撃砲の発射音が響いていた。

バーブ・アジジヤの東側壁沿いには、反体制派とカダフィ派の交戦跡とみられる焼けただれた自動車が並んでいた。壁沿いには一定の間隔で銃眼がのぞき、監視塔が建っている。「革命前はこの周辺で止まるのはご法度だった。撃たれても文句は言えなかった」。トリポリ市内に住む男性が語る。自らを国民から防御するために造られたかのような要塞の構造は、42年間にわたる独裁者と一般市民の冷たい関係を物語るようだ。

多数の弾痕の残る鋼鉄製の門が開かれた敷地入り口から、略奪したとみられるマットレスやイスを積んだトラックが出て行く。敷地内に立つ私服姿の反体制派兵士に手を振ると笑顔が返ってきた。路面は銃弾の薬きょうだらけだ。カダフィ政権下の国旗だった緑の旗が踏みにじられて残る。

敷地内の二つ目の防護壁を通り抜けると、兵舎とみられるコンクリート製の施設が南北方向に200メートルほど続いていた。ドアの脇には英語で「ここはリビア人の土地だ」「リビア人民を空爆するな」と書かれた張り紙。カダフィ政権派を空爆してきた北大西洋条約機構(NATO)への警告とも取れる文言が並んでいる。

兵舎内に入った。マットレス、衣服、軍服、軍靴、痛み止め、歯磨き粉、整髪料、トランプ、音楽のCD−−。若い兵士らが生活していた跡が生々しい。自炊していたとみられる台所には玉ねぎやパスタも残されていた。壁には弾痕があり、ロッカーが倒れている。兵士同士でカダフィ政権側と反体制派の衝突が起きたとも取れる状況だ。

ジャマイカのレゲエ歌手ボブ・マーリーのポスターや、兵士の子どもや家族らしい写真も飾られていた。反体制派の進攻やNATO空爆を恐れながら、こうした写真を眺めて士気を鼓舞したのだろうか。

銃撃音が次第に強まり、迫撃砲の音も強まり始めた。トリポリで常態化している「祝砲」ではなく、周辺で戦闘が起きている模様だ。門から出ると、砲声の聞こえる方向から走ってきた車の運転手や周辺の住民が身ぶりで「逃げろ」と指示した。

毎日新聞 2011年8月26日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 大佐潜伏?建物を包囲−−反体制派

【トリポリ和田浩明】カダフィ大佐の行方を追っている反体制派は25日、首都トリポリのバーブ・アジジヤ地区近くのアパート群の建物内に大佐と家族が立てこもっている可能性があるとして包囲した。ロイター通信が報じた。建物内から銃撃があり反体制側が応戦しているとの情報もある。反体制派は「カダフィと息子がいる。今日で終わる」としているが根拠は不明。

カダフィ大佐が立てこもっているとされるのは、大佐の居住区兼軍事施設だったバーブ・アジジヤ地区や空港に近いアパート群。反体制派は、大佐らが建物内の小さな穴の中に立てこもっていると主張している。

リビア反体制派は23日、バーブ・アジジヤ地区を攻略し、首都トリポリは陥落したが、北中部シルトなどではなおカダフィ派との戦闘が続いている。

毎日新聞 2011年8月26日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:伊、凍結解除を開始 国内銀の資産390億円

【ローマ藤原章生、カイロ樋口直樹】リビアの反体制派・国民評議会ナンバー2のジブリル氏は25日、イタリアのミラノでベルルスコーニ伊首相と会談した。ロイター通信によると、ベルルスコーニ首相は会談後、イタリアの銀行にあるリビアの3億5000万ユーロ(約390億円)の資産凍結解除を始めたことを明らかにした。

リビアの旧宗主国であるイタリアは、欧州最大の対リビア投資国で原油や天然ガスの利権も持っている。ベルルスコーニ首相は、資産凍結解除のほか、イタリアの石油・ガス大手「ENI」が石油とガスの無償支援を行うことも表明した。

一方、米国は24日、国連安保理に、米国内で凍結されているカダフィ政権の資産のうち15億ドル(約1160億円)分の凍結を解除する決議案を提出した。また欧米やアラブ諸国などで作る「連絡グループ」の会合が25日にトルコのイスタンブールで開かれた。資産凍結解除についても話し合うとみられる。

毎日新聞 2011年8月26日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:「国連主導で支援」 欧米・中東、関係国会合で確認

【ブリュッセル斎藤義彦】欧米や中東などの主要28カ国は25日、トルコのイスタンブールでリビアに関する関係国会合を開き、カダフィ政権崩壊後の支援について国連が主導する方針を確認した。北大西洋条約機構(NATO)は作戦を当面継続する。また、これ以上の流血を防ぐためカダフィ大佐らに早期の投降を求めた。

会合には国連や欧州連合(EU)、NATOなど8国際機関も参加した。

声明(14項目)によると、関係国はリビアの「唯一の合法的な代表」として認めている反カダフィ派「国民評議会」がトリポリ陥落作戦で指導力を発揮したことを評価した。

また、カダフィ派に司法の裁きを受けるよう求める一方、復讐(ふくしゅう)を避け国民和解を実行する重要性を強調した。

国民評議会が各界を代表する「国民会議」を招集、憲法起草委員会を創設することを表明している点に触れ「秩序ある政権移行」を求めた。

議長国トルコのダウトオール外相は25日、「国連はリビア国民の要求に沿うよう迅速に行動すべきだ。NATOの作戦継続は治安維持のために重要だ」と述べた。

毎日新聞 2011年8月26日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:資産凍結「一部解除」 旧政権保有の15億ドル、復旧支援に−−安保理

【ニューヨーク山科武司】カダフィ政権崩壊を受け国連安全保障理事会のリビア制裁委員会は25日、2月に採択した制裁決議で凍結した旧政権の資産の一部(総額15億ドル=約1160億円)を凍結対象から解除することを決めた。

政権移行作業を加速させている反カダフィ派の国民評議会からの資産凍結解除要求を受け欧米の安保理理事国が提起した。

リビア中央銀行などの凍結資産のうち、5億ドルが国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)や国連人道問題調整事務所(OCHA)などが行う人道支援活動に充てられる。10億ドルは国際機構や第三者機関が行う燃料や緊急支援物資の供給、教育・保健衛生分野の活動に充てる。

凍結資産の解除は制裁委員会でコンセンサスが得られれば可能。だが国民評議会がまだアフリカ連合(AU)などに承認されていないことを理由に、非常任理事国の南アフリカが一部資金解除に反対していた。そのため、決定の中身で国民評議会を名指ししない形にすることで折り合った。

毎日新聞 2011年8月26日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:反カダフィ派、本拠地を首都トリポリに移転 政権移行が本格化

◇大佐出身地・シルトで戦闘激化

【カイロ樋口直樹】リビアの反カダフィ派で構成する国民評議会(NTC)は25日、本拠地を東部ベンガジから首都トリポリへ移転し、政権移行作業に着手したことを正式に発表した。最高指導者カダフィ大佐の捜索や戦闘が、トリポリの一部や大佐の故郷である北中部シルトで続いているが、評議会は本拠地を首都へ移転させることで、早期政権移行への意欲を国際社会にアピールする狙いがある。

AFP通信によると、本拠地移転などは評議会のタフニ石油・経済担当相が25日、トリポリで明らかにした。アブドルジャリル議長ら最高幹部はトリポリの治安が安定次第、首都に入るという。

ロイター通信などによると、カダフィ派の勢力が強いトリポリ南部アブサリム地区では、数千人の反カダフィ派メンバーが怪しい建物を一軒一軒しらみつぶしに捜索。カダフィ派狙撃手との間で激しい銃撃戦になった。

25日には反カダフィ派の間に「大佐と息子を包囲した」とのうわさが流れたが、発見には至らなかった。一方、大佐は25日夕、衛星テレビを通じた音声メッセージで「トリポリのネズミ(反カダフィ派)を放置するな。すぐに殺せ」と訴え、支持者に抗戦を呼びかけた。

反カダフィ派は北中部シルトの攻略も本格化させている。部族指導者を相手に交渉で恭順を迫っているが、シルトに迫った部隊が途中で攻撃されたため、戦闘に発展した。シルトには大佐が潜んでいる可能性も指摘されている。

カダフィ派はこれまでに、東部の要衝マルサエルブレガや北中部の石油精製拠点ラスラヌフから撤収し、シルト周辺に立てこもる動きを見せている。同派は、カダフィ一族の出身地、南部サブハでも勢力を維持している。

毎日新聞 2011年8月26日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:権力の館、地下通路の闇

リビアの最高指導者カダフィ大佐が拠点とした居住区兼軍事基地バーブ・アジジヤの地下通路に25日、入った。重厚なドアのほか、エアコンやベッドも設置され、籠城(ろうじょう)可能な作りになっていた。

地下通路への入り口はこの地区中心部にある建物(2階建て)近くにあった。この建物は、大佐が支持者を集め「徹底抗戦」を叫んだところだ。

入り口から約5メートルのはしごを伝って下りると幅2メートル弱の通路が続く。白壁に赤線が横に走る。天井に蛍光灯はあるが電力供給は止まり真っ暗だ。懐中電灯の明かりを頼りに歩く。通路は50メートルほどで折れ曲がり、枝分かれする。

厚さ20センチほどの耐爆ドアも設置されていた。入り口から約300メートルほど歩いた地点に小部屋があった。エアコン、ベッド、電話機、小型冷蔵庫まで置かれていた。幹部用の特別室か。

バーブ・アジジヤの地下通路ネットワークは市内他地域につながるとされる。一部のカダフィ派はこの通路で他地区に移動したとの情報もあるが、地下通路ネットワークの全体像は不明なままだ。【トリポリ和田浩明】

毎日新聞 2011年8月26日 東京夕刊



 
 
>TOP

カダフィ大佐、高級車でアルジェリアに脱出か=中東通信

(ロイター - 08月27日 15:50)

[カイロ 27日 ロイター] エジプトの国営中東通信(MENA)は27日、リビア反体制派筋の話として、政府高官らを乗せたとみられる高級車が26日に隣国アルジェリアに入ったと報じた。カダフィ大佐や息子らが乗っていた可能性があるという。

報道の事実確認はできていないが、リビア西部ガダミスの反体制派筋によると、高級車6台が26日朝にアルジェリアに入った。カダフィ大佐の指揮下にあるとされる遊牧民部隊が車両を護衛していたという。



 
 
>TOP

カダフィ政権高官がアルジェリアに入る?エジプトの通信社が報じる

2011年08月27日 13:53 発信地:カイロ/エジプト

【8月27日 AFP】エジプトの半国営の通信社、中東通信(MENA)は、リビアの国民評議会筋の情報として、6台の装甲車が26日にリビアから国境を越えてアルジェリアに入ったと報じた。ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の政権幹部、あるいはカダフィ大佐本人が乗っている可能性もあるという。

これによると6台のメルセデス(Mercedes)の装甲車が26日朝、アルジェリアとの国境に近いリビアのガダミス(Ghadames)に入った。車列はアルジェリア領に入るまでカダフィ政権を支持する部隊に護衛されていたという。国民評議会側は弾薬と装備がなかったため追跡できなかったという。

この報道内容はアルジェリア、リビアからの情報では確認されていない。

リビアでカダフィ派と国民評議会の闘争が始まってから現在に至るまで、アルジェリアは両派に対して厳正中立を保つ政策を堅持しており、26日時点で国民評議会をリビアの正統政権として承認していない。(c)AFP



 
 
>TOP

国連など リビア支援増強で一致

8月27日 11時17分

緊迫するリビア情勢を巡り、国連のパン・ギムン事務総長は、26日、アラブ連盟やAU=アフリカ連合などとテレビ会議を開き、リビアでの戦闘を速やかに終わらせるとともに、国際的な人道支援を増強する必要があるという認識で一致しました。

リビア情勢を巡り、パン・ギムン事務総長は、26日、テレビ回線で各地を結び、アラブ連盟やEU=ヨーロッパ連合、AU=アフリカ連合の代表らと意見を交わしました。このあと、パン事務総長は記者団に対し、リビア国内で起きている国民評議会側とカダフィ大佐の支持者との戦闘を速やかに終わらせ、秩序と治安を回復する必要があるという認識で一致したことを明らかにしました。また、パン事務総長は、国連の安保理が制裁決議によって凍結していたカダフィ大佐らの資産をリビアへの人道支援に振り向けると決めたことを歓迎したうえで「国際社会は、追加の資金提供に向けて、最大限の努力をする」と述べ、市民生活を改善するため、水や食糧、医薬品、燃料などの人道支援を増強することでも一致したとしています。そのうえでパン事務総長は「国連の調査団を緊急に派遣することを含め、今後の対応について安保理で協議したい」と述べ、国連が果たすべき役割について安保理の場で検討していく考えを示しました。



 
 
>TOP

2011年08月27日 00:52米国東部時間

リビア反体制派承認せず 戦闘中とアフリカ連合

アフリカ連合(AU)の平和安全保障委員会は26日、カダフィ政権が事実上崩壊したリビア情勢をめぐりエチオピアで緊急の首脳級会合を開催。議長を務めた南アフリカのズマ大統領は、まだ戦闘が続いているため、AUは反体制派「国民評議会」をリビアの正統な代表として承認しないと述べた。AP通信などが伝えた。

潤沢な石油マネーを背景に、AUやアフリカ各国を財政的に支援してきたカダフィ大佐側への配慮があらためて示された形だ。AUは一貫して、リビア情勢の政治的な解決を求め、北大西洋条約機構(NATO)の空爆にも反対してきた。

同委員会は、リビアの民主化に向けてAUが全利害関係者と協力すると強調、リビアに「包括的な暫定政府」の樹立を求めるとする声明を出した。(共同)



 
 
>TOP

トリポリ、激しい戦闘の傷痕…読売記者ルポ

【トリポリ=佐藤昌宏】砲撃で崩れた民家、放置された戦車や焼けただれた車両、あちこちに積まれた土のうや巨大な消波ブロック……。

最高指導者ムアマル・カダフィ氏の42年に及ぶ独裁政権が事実上崩壊したリビアの首都トリポリに26日、記者(佐藤)は入った。

反体制派が首都の大半を支配下に置いたとはいえ、沿道には、カダフィ氏を追う反体制派と、これに反撃するカダフィ派の激しい戦闘の傷痕ばかりが目立つ。

反体制派が首都攻略のための軍事作戦の拠点を置いた町ジンタンから北東へ約150キロ・メートル。トリポリに近づいても、幹線道路沿いに営業しているガソリンスタンドや商店は1軒もない。

首都南部のトリポリ国際空港は22日に反体制派が制圧したが、滑走路には、尾翼と胴体がばらばらになった民間航空の機体が無残な姿をさらしていた。26日朝から、空港近くの基地からカダフィ派残党が放ったミサイルや迫撃砲による攻撃を受け、命中した2機が燃え上がり、破壊された。空港警備を担当するアブサラーム・サッカリさん(46)は「空港を狙った一団は、必ず追いつめる」と語った。

(2011年8月27日01時45分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ派、囚人150人を手投げ弾で殺害か

【トリポリ=佐藤昌宏】カダフィ政権が事実上崩壊したリビアで、カダフィ邸もあった首都トリポリのバーブ・アジジヤ区域からカダフィ派兵士らが逃走する直前、施設内に拘束していた150人以上を殺害した疑いが浮上した。

AFP通信が26日、首都制圧戦を指揮した反体制派司令官の話として伝えた。

同通信によると、この区域にある収容施設で看守らは手投げ弾で囚人を殺害した。司令官は「政権崩壊の数時間前に腹いせに行われた」と語った。

また、国際人権団体、アムネスティ・インターナショナルは同日、目撃者の話として、トリポリにある別の軍収容施設2か所で23、24の両日、多数の囚人が殺されたと発表した。死者数は不明。南西部の収容所では、逃げようとした囚人約160人に看守が発砲するなどした。別の収容所では独房の囚人5人が射殺された。

(2011年8月27日14時15分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏ら、高級車で西隣アルジェリア入りか

【カイロ支局】ロイター通信によると、エジプト政府系の中東通信は27日、リビア西部ガダミスの反体制派筋の話として、高級車6台の車列が26日、リビアから西隣のアルジェリアに入ったと報じた。

同筋は、カダフィ氏や息子らが乗っていた可能性があるとしている。

報道によると、防弾仕様の車の列は、カダフィ氏が直接、指揮を執るとされる遊牧民部隊に護衛され、26日朝に国境を越えた。

(2011年8月27日14時15分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ一族の豪邸陥落、反体制派のオアシスに

26日、トリポリにあるカダフィ氏の長女アイシャ氏の邸宅で、プールを見つけ、飛び込む反体制派。カダフィ政権の事実上の崩壊を受け、カダフィ氏一族の住居には反体制派兵士が子供らを連れて訪れている。

(2011年8月27日14時59分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビアへ警察支援…国連、アフリカ連合など合意

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連の潘基文(パンギムン)事務総長は26日、リビア情勢を巡り、アフリカ連合(AU)のピン委員長、欧州連合(EU)のアシュトン外交安保上級代表らとテレビ会議を行い、リビアの警察強化が必要との考えで一致した。

潘氏は会議後の記者会見で、国連の支援団を早急にリビアへ派遣する意向を示した。

会議には、アラブ連盟とイスラム諸国会議機構(OIC)の首脳も参加。武器が出回るリビアの治安状況に懸念を示し、反体制派組織「国民評議会」側の要請があれば、警察支援を行う方針で合意した。

事務総長は会見で、国民評議会が国連に対し、選挙支援や人道援助も求めていることを指摘。国連安全保障理事会の決定を得た上で、国連の支援団を組織、急派したい考えを示した。

(2011年8月27日17時52分 読売新聞)



 
 
>TOP

トリポリ、戦闘の惨状残るカダフィ邸…ルポ

【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの最高指導者ムアマル・カダフィ氏が牙城としていた首都トリポリ南部のバーブ・アジジヤ区域に27日、記者(佐藤)は入った。

無残に焼けただれた建物には無数の弾痕があり、戦闘の激しさを物語っていた。

野球場が数個入るほどの巨大な敷地には、カダフィ氏の邸宅のほか、衣装用の建物や、使用人が住んでいたとみられる何十もの一軒家が点在していた。

敷地内には、戦闘で死亡したカダフィ派兵士の遺体が無造作に放置されている。邸宅前に、地下トンネルの入り口があった。階段を下りてみると、暗くても進めるように壁の両側に赤い線が引かれ、通路は四方八方に延びていた。

(2011年8月27日21時53分 読売新聞)



 
 
>TOP

トリポリ市民生活圧迫、深刻化…リビア

【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は27日までにトリポリのほぼ全域を制圧したものの、市内の一部では戦闘が散発的に続いている。

断水や停電のほか、食料・医薬品の不足も深刻化し、市民生活が圧迫されている。首都が落ち着きを取り戻すにはなお時間が必要だ。

反体制派組織「国民評議会」のシャマン報道官(暫定情報相)は27日、トリポリで記者会見し、「電力、食料、医薬品などの不足が深刻化している」と認めた。ただ、電力不足を補うための燃料については「早期に供給することは可能だ」と述べた。

また、民生を担当してきた公務員らが戦闘の被害を恐れて脱出していることに言及し、「首都の治安は回復しつつある。早急に戻ってきてほしい」と呼びかけた。その上で、「カダフィ体制下の42年で市民サービスも市民社会もゼロの状態になった。我々はゼロから出発しなければならない」と国造りの困難さを訴えた。

(2011年8月27日22時03分 読売新聞)



 
 
>TOP

反体制派、新生リビアを視野に国軍づくりへ

【トリポリ=佐藤昌宏、ベンガジ(リビア東部)=加藤賢治】リビアの首都トリポリで暫定政府作りに着手した反体制派組織「国民評議会」は26日、反体制派の寄せ集めの部隊を統一指揮下に置き、将来の「リビア国軍」の母体とする構想を示した。

同評議会のベルハジ軍事評議会議長が外国人記者団に、「暫定統治の後、反体制派の諸部隊を解散し、国軍として再編する」と語った。

反体制派は、最高指導者だったカダフィ氏一族の拘束作戦とカダフィ派部隊の掃討作戦を継続しているが、出身部族・地域の違いから一枚岩ではなく、共通の敵である同氏を拘束すれば分裂し、国家再建の支障となる恐れが指摘されている。国軍再編はこうした懸念を払拭する狙いだ。

国民評議会直属の「安全保障室」のハッサン・ハラム室長補佐官も27日、ベンガジで本紙に対し、反体制派の兵員は「推計約5万人」とし、志願者は国軍に入隊させ、それ以外は武装解除する方針を示した。

(2011年8月27日23時04分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏拠点近くに巨大な地下トンネル、「まるで地下都市」

2011.08.27 Sat posted at: 11:19 JST

トリポリ(CNN) リビア・トリポリのカダフィ大佐の拠点付近で地下トンネルが発見された。カダフィ大佐の行方を追う反体制派が、広大な敷地の地下に建設されたトンネルの捜索を続けている。

トリポリでの戦闘を取材していたCNNのサラ・サイドナー記者は26日、その地下通路に入った。サイドナー記者はそれを「カダフィ大佐の秘密の書斎」と表現した。

サイドナー記者によると、反体制派は地下通路の約700メートルの地点まで進んだという。このトンネルはトリポリの国際空港や、外国人記者らがカダフィ政権軍により5日間拘束されていたリクソスホテルまで伸びていると見られる。

トンネル内は複数の大人が横に並んで歩けるほどの横幅があり、通路内を楽に走行可能なゴルフカートも見られた。他にも分厚い壁や巨大なドア、頑丈な錠などが発見された。また攻撃によって火災が発生したと見られる場所では黒こげの天井や、複数の長椅子やベッドも発見された。さらに別の部屋には、ビデオテープが並んだ棚やカダフィ大佐がメッセージを録音していたと見られるテレビスタジオもあった。

サイドナー特派員は「まるで生き残るためのシェルターだ。ここにあるのは文字通り地下都市だ」と語った。



 
 
>TOP

国連事務総長、「リビアにおける戦闘は最終局面に入った」

2011.08.27 Sat posted at: 12:29 JST

トリポリ(CNN) 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は26日、アラブ連盟、イスラム諸国会議機構、アフリカ連合、欧州連合などの組織のリーダーとリビアの早期民主化の必要性について協議したことを明らかにした。

潘事務総長は「(会議の参加者は)リビアの危機が最終局面に入ったことで合意した」とし、さらに「円滑な(民主主義への)移行の必要性についても合意した」と語った。

潘事務総長は「まだリビアの多くの場所で戦闘が続いている」とした上で、「一刻も早く紛争を終結させ、秩序と安定を回復する必要がある。リビアには小型の武器があふれていることを念頭に、仮にリビア当局から要請があれば、すぐにでも警察組織の構築に協力できるよう備えるべき、との考えで合意した」と述べた。

また潘事務総長は戦闘の影響は甚大だとし、「燃料、食料、医療品が広い範囲で不足している。また現地の報道によると、トリポリや周辺地域への水の供給が遮断される恐れがあり、供給が止まれば数百万人以上の人々が危険にさらされる」とも述べた。

26日の会合では、国際社会が一致団結して効果的かつ十分に調整された行動計画の策定に当たらなければならないということで合意したとし、長期的な支援策として、選挙や暫定的な司法や警察活動のための早期支援や、社会経済的改革、法の支配、制度構築の支援を挙げた。

潘事務総長は、国連安全保障理事会が25日にリビアの資産15億ドルの凍結を解除したことについて「歓迎すべき1歩」としながらも、26日の会合では権限の移行を安定的に進めるためにさらに努力しなければならないことで合意したと述べた。



 
 
>TOP

リビアで石油権益の争奪戦、来年に生産量回復と反体制派

2011.08.27 Sat posted at: 15:14 JST

(CNN) カダフィ政権崩壊の様相が強まるリビア情勢で、反体制派の中核組織である「国民評議会」当局者は27日までに、同国の原油生産量が今後数週間内に日量50〜60万バレルに到達し、1年内に内乱発生前の水準である160万バレルに回復するとの見通しを示した。ロイター通信が報じた。

フランスやイタリア、スペインの石油企業も産油国リビアでの権益確保を急ぐ構えを見せているが、治安改善が十分ではなく作業員らの派遣に二の足を踏んでいる。国民評議会によると、東部ラスラヌフやブレガにある原油輸出施設に損壊はほとんどない。反体制派は既に東部トブルクでカタールの協力を得て輸出を再開させている。

リビアの輸出高のうち原油は95%を占める。新政権が発足すれば海外で凍結された資産活用や国際援助を期待出来るが、安定した国庫収入が必要なだけに石油産業の正常化は緊急課題となる。

リビアで最大の原油生産企業だったイタリアのエニ社は、生産量の回復見通しについて75万バレルに到達するのは来年初期と予測し、国民評議会とは異なる慎重姿勢を示している。エネルギー調査コンサルティング企業ウッド・マッケンジーは騒乱前の水準に戻るには3年かかるとし、それも外国人スタッフの迅速な復帰が前提条件としている。リビアの石油産業の維持、開発は外国人技術者らに大きく頼っている。

外国人の復帰には治安改善が必要だが、石油資源がある首都トリポリ沖合で25日に交戦が発生するなど各地で戦闘発生の恐れは消えていない。スペインの石油企業レプソルは先月、リビア内の自社施設に損壊はないがスタッフ復帰には戦闘終了が必要との判断を示した。

国民評議会が最も懸念する事態は、新政権が発足してもカダフィ大佐支持者らによる石油産業施設への妨害行為が続くことだ。ウッド・マッケンジーは、リビアの油田は南部の遠隔地であり広大なサハラ砂漠に位置しており、これを警備するのは不可能とも指摘した。

欧州や中国の石油企業は内乱前からリビアでの権益獲得でしのぎを削っていたが、カダフィ政権駆逐の様相が深まる中で新政権下での主導権確保を狙う動きを新たに強めている。エニ社は、リビアに対する軍事作戦で中心的役割を担ったフランスのトータル社が優先的な権利を得ることを懸念している。エニ社は今年4月から反体制派と定期的に接触しており、同社の最高経営責任者(CEO)がリビアを来週訪問し、電力供給のための天然ガス供給契約などで調印し足場を固める。

一部の国民評議会当局者はカダフィ政権追放に深く関与した英国、仏やカタールなどの諸国を復興事業契約で優遇することを示唆している。逆に追放に消極姿勢を示していたロシアやブラジル、中国は冷遇される可能性がある。また、汚職体質が根強かったリビアの国営石油会社はカダフィ一族の「貯金箱」とも批判されていたことから組織改善を進める方針だ。

一方で、国民評議会で石油・経済政策を担当する当局者は現在ある事業契約は破棄しないと指摘している。



 
 
>TOP

2011年8月27日1時26分

NATO、カダフィ氏出身地の空爆強化 リビア・シルト

北大西洋条約機構(NATO)軍は26日、リビアの最高指導者カダフィ大佐の出身地である中部シルトを空爆したと発表した。AP通信が伝えた。地上からシルトへの進軍を狙う反カダフィ派の部隊を援護する目的とみられる。

空爆により、武器を積んだ車両29台が破壊されたという。また、英空軍の戦闘機も26日未明、シルトにあるカダフィ政権軍の施設に精密誘導ミサイルを撃ち込んだ。ここには政権軍の指揮室があるとされる。

反カダフィ派はシルトへの進軍に備えて町の郊外に集結しつつあるが、カダフィ氏に忠誠を誓う部族や政権軍の根強い抵抗に遭っているという。シルトへの空爆についてフォックス英国防相は「カダフィ氏の拘束ではなく、政権軍の攻撃能力を低下させる目的だ」とBBCに語った。



 
 
>TOP

2011年8月27日10時34分

反カダフィ派、隣国チュニジア国境の検問所を制圧

リビアの反カダフィ派部隊は26日夜、隣国チュニジアとの国境に位置するラースジャディールの検問所を支配下に収めた。チュニジア政府当局者の話としてAFP通信が伝えた。

地中海沿いのラースジャディールは、首都トリポリとチュニジアを結ぶ幹線道路が通っている。物資の補給路を確保したことで、反カダフィ派はさらに有利な立場に立った。AFP通信によると、100人以上で攻勢を仕掛けた反カダフィ派に対し、カダフィ政権軍側は抵抗することなく検問所を明け渡したという。

一方、衛星テレビ局アルジャジーラによると、トリポリで続いている戦闘も反カダフィ派が優勢に進めている。(カイロ=北川学)



 
 
>TOP

2011年8月27日12時46分

リビア移行政権は「カダフィ派も交えて」 アフリカ連合

アフリカ連合(AU)の平和・安全保障理事会は26日、エチオピアのアディスアベバでリビア情勢に関する緊急会合を開いた。リビアの政権移行期の統治方法について「カダフィ政権の関係者も交えて協議すべきだ」との見解をまとめ、新政権樹立を目指している国民評議会の単独統治に異を唱えた。

南アフリカのズマ大統領は会合後、記者団に「戦闘が続いている限り、一方的に評議会の正統性を認めることはできない。事態は流動的だ」と述べた。

2002年に発足したAUは、リビアの最高指導者カダフィ大佐が唱えた「アフリカ合衆国」構想が下地になっているといわれる。カダフィ氏はAUの「生みの親」を自任。石油収入を生かした援助を通じ、多くのAU加盟国と友好関係にある。



 
 
>TOP

2011年8月27日14時4分

「早くカダフィ拘束を」 2月からデモ リビア西部の街

リビア西部に、東部の中心都市ベンガジとともに今年2月、いち早くカダフィ政権に「ノー」の声を上げた街がある。ジンタンだ。政権軍の反攻に持ちこたえてきた街の人々は26日、「国造りを進めるために、早くカダフィを捕まえてほしい」と声をそろえた。

ジンタンで反カダフィ政権デモが始まったのは2月17日。街の人々が蜂起して周囲を封鎖。向かってきたカダフィ政権軍に猟銃などで立ち向かった。首都トリポリの高校に進学していたムハンマド・オスマンさん(16)は、デモのうわさを聞いてジンタンに戻り、参加した。「カダフィの時代が続けば僕らの未来はないと思った」という。

ジンタンではその後、カダフィ軍の包囲が続き、3月末〜5月上旬にはロケット砲攻撃も加えられた。女性や子どもはチュニジアなどに避難し、男たちだけで持ちこたえたという。



 
 
>TOP

2011年8月27日19時12分

リビアのウラン精鉱「安全に保管」 米国務省が見解

米国務省は25日、かつて核開発を進めていたリビアのカダフィ政権が、ウラン精鉱(イエローケーキ)を保有していたことを明らかにした。専門家によると、核精鉱は数百トンにのぼるが、国務省は「安全に保管されている」との見方を示した。

国務省のヌーランド報道官によると、核兵器に転用できる高濃度の核物質は、リビアの核開発計画放棄に伴って2004年に完全に撤去された。カダフィ政権は化学兵器のマスタードガスや神経ガスの原料となる大量の化学物質をトリポリ郊外の軍事施設で保管しており、米政府は国民評議会にこの施設を掌握するよう求めたという。

リビアの大量破壊兵器に詳しいシンクタンク「軍備管理協会」アナリストのクレイル氏によると、最大の懸念は、トリポリから十数キロの核施設に保管される放射性廃棄物だという。「『汚い爆弾』としてまき散らされれば、市民が被害を受けるうえ、外国の支援活動にも支障が出る」と指摘。評議会はこうした危険な物質の保全を最優先課題の一つにすべきだと訴えている。(ワシントン=望月洋嗣)



 
 
>TOP

2011年8月27日20時13分

カダフィ氏国外逃亡か アルジェリア入りとエジプト報道

エジプトの国営中東通信電子版は27日、リビアからアルジェリアに26日朝入った高級車に、最高指導者カダフィ大佐らが乗っていた可能性があると報じた。アルジェリア当局者はコメントしておらず、真偽は確認できていない。

中東通信によると、アルジェリアとの国境の街、ガダミスの反カダフィ派部隊関係者が明らかにした。カダフィ氏や息子らが乗ったとみられる防弾仕様の高級車6台の車列が、遊牧民の部隊に警護されて国境を越えたという。

アルジェリア政府は27日現在、反カダフィ派の中核組織「国民評議会」を承認していない。(カイロ=山尾有紀恵)



 
 
>TOP

2011年8月27日22時44分

反カダフィ派、首都の指揮権一元化 新政権樹立へ協議

反カダフィ政権派の中核組織「国民評議会」傘下の「軍事評議会」司令官は26日、トリポリで会見し、首都の反カダフィ各派部隊の指揮権を一元化したと発表した。ロイター通信が伝えた。新政権が樹立されれば各派を解体し、新国軍として統合するとしている。

25日にトリポリへ拠点を移した国民評議会は、東部ベンガジを拠点とするグループが中心。リビア全土の治安維持にあたっては、西部の反体制派部隊をはじめとする様々な組織との協力が不可欠だ。

一方、評議会のアブドルジャリル議長は27日、ベンガジで会見し、治安改善のため「アラブ・イスラム諸国の警察による支援を模索する」と述べた。欧米などを念頭に「その他の国からは受け入れない」とも語っており、文化を共有する国々の協力を求める構えだ。



 
 
>TOP

カダフィ大佐邸からライス前米国務長官の写真アルバム

2011/8/27 10:37

【トリポリ=共同】リビア反体制派が制圧した首都トリポリのバーブ・アジジヤ地区にあるカダフィ大佐邸の寝室から、コンドリーザ・ライス前米国務長官の写真を集めたアルバムが26日までに見つかった。大佐はライス氏の大ファンだったとされている。AP通信などが伝えた。

カダフィ大佐はかつてテレビインタビューで、アフリカ系米国人女性のライス氏を「愛しており、尊敬し、誇りに思っている」などと語ったことがある。

2008年秋には、リビアを訪問したライス氏と直接会談。ダイヤモンドの指輪など約21万ドルの贈り物をしたという。米当局者は外国首脳から個人的な贈り物をもらうことを禁じられており、これらは倉庫行きになった。

ライス氏はアルバムが見つかったことについてコメントしていない。ヌランド米国務省報道官は「とても変で、気味悪い」と話した。



 
 
>TOP

国連、EUなどとリビア支援協議

2011/8/27 10:39

【ニューヨーク=弟子丸幸子】国連の潘基文(バン・キムン)事務総長は26日、リビア情勢を巡って欧州連合(EU)やアフリカ連合(AU)などの代表とビデオ協議を開き、迅速な政権移行が重要との認識で一致した。カダフィ体制後のリビアへの国際支援で協調する方針を確認するとともに、国連が調整役を果たすことで合意した。

潘氏は協議終了後、記者団に、国連からの支援体制に関して安全保障理事会に協議を要請する方針を示した。



 
 
>TOP

反カダフィ派、西部都市を相次ぎ掌握 大佐なお所在不明

2011/8/27 10:16 (2011/8/27 12:12更新)

【ドバイ=中西俊裕】リビアの反カダフィ派の部隊は26日、チュニジア国境に近い西部地域の都市を相次ぎ陥落させた。国境ラスジェディールの検問所も制圧、反カダフィ派の三色旗が掲げられたという。カダフィ大佐の所在は依然、確認されていない。大佐側の部隊が首都トリポリの空港を砲撃したと伝えられるなど、情勢はなお不安定だ。

反カダフィ派を束ねる国民評議会の幹部アラギ氏は26日、大佐について「彼(大佐)は今包囲された。監視されている」と述べたが具体的な居場所について言及を避けた。

一方、ロイター通信は27日、エジプト国営通信の報道として、大佐がアルジェリアに逃れた可能性を指摘した。26日朝、武装した遊牧民に護衛されたベンツ6台の車列がリビア国境からアルジェリアに入ったという。



 
 
>TOP

リビア反体制派、新国軍を創設へ 首都では戦闘沈静化か

2011/8/27 20:21 (2011/8/28 0:13更新)

【ドバイ=太田順尚】リビア反体制派のアブドル・ハキム司令官は27日、各地の反カダフィ派部隊の指揮系統を一元化し、政権移行後の新国軍とする方針を明らかにした。首都トリポリの反カダフィ派部隊を指揮する軍事評議会が、各地の部隊を新国軍に再編成するという。政権移行後の課題とされる治安維持への対応を強化する狙い。

トリポリでは27日、南方の住宅街アブサリム地区などで、抵抗を続ける旧政権支持者とこれを包囲する反カダフィ派部隊の間で銃撃戦があったが、AP通信によると、反体制派がトリポリに入ってからの約1週間で最も平穏な状態にある。

反カダフィ派は26日、チュニジア国境に近い西部地域の都市や検問所を相次ぎ陥落させ、全土掌握とカダフィ大佐の捜索に全力を挙げている。

エジプト国営通信によると、武装した遊牧民に護衛されたベンツの車列がリビア国境からアルジェリアに入ったといい、大佐がアルジェリアに逃れた可能性もある。ただ、リビア国民評議会のアブドルジャリル議長は27日、カダフィ大佐と息子の居場所に関する明確な情報は持っていないと明らかにした。



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊 仏英、新たな軍事介入像=欧州総局長・笠原敏彦

カダフィ政権の体制転換を導いた多国籍軍による対リビア軍事介入は、地殻変動が進む国際秩序の現状を照らし出してみせた。「欧州の裏庭」での紛争介入で仏英が主導的な役割を果たしたことは、超大国・米国が同盟国に「責任の分担」を求める“オバマ・ドクトリン”に沿うもので、新たな軍事介入のモデルを示したと言える。

「リビア介入は国際社会が団結すれば何ができるかを示した」。オバマ大統領は22日の声明でこう述べ、自らの戦略の有効性を訴えた。米国は今回、北大西洋条約機構(NATO)に軍事作戦の指揮権を握らせることで、仏英などの後ろ盾に徹した。米国の「リーダーシップ不在」に当初は強い懸念も出たが、結果的にその戦略は機能した形になった。

新たな介入モデルの背景には、欧米双方が抱えるお家事情がある。「世界の警察官」を続ける財政的余力を失い、より選択的な安保政策へ傾斜する米国は、中国にらみで重心を太平洋へシフトしている。一方、欧州側は国際的な影響力の低下を食い止めるのに懸命で、キャメロン英首相とサルコジ仏大統領は昨年、軍事協力強化で一致したばかりだ。

リビア介入の成否は、欧州の安保政策をけん引する「英仏協商」の将来性を測る試金石であり、最初のハードルは越えたと言えそうだ。仏英はともにエジプト、チュニジアの「アラブの春」への対応で後手に回って厳しい批判を浴びただけに、リビア軍事介入の結果は「欧州外交」の信頼回復にも一定の効果をもたらすだろう。

しかし、仏英米に体制転換を果たした安堵(あんど)感は漂っても、祝勝ムードは薄い。各国の思いを要約すれば、「『カダフィ後』に何が起きるのか」という政権移行期への懸念だ。それは、国連武力容認決議が軍事介入の目的を「市民の保護」に限定したことの必然的な結果である。リビア介入は、地上軍派遣を排除し、平和維持活動を伴わない「中途半端な軍事介入」であり、リビアの進路に影響力を行使するのは難しいと予想されるからだ。

リビア軍事介入は、弾圧から市民を「保護する責任」という国際社会の使命を果たした点において評価される。一方で、軍事侵攻による勝利の後で情勢が泥沼化したイラク、アフガニスタンでの苦い経験から、欧米諸国が民主化など「戦後復興」への関与に極めて慎重になっている実情も同時に浮かび上がらせている。

毎日新聞 2011年8月27日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:前政権側兵器どこに? 「化学・核物質」拡散防止課題

【ロンドン会川晴之、カイロ樋口直樹】リビア情勢を巡り、カダフィ前政権が保有していた兵器の行方が新たな問題として浮上している。化学兵器やミサイル、さらに「汚い爆弾(ダーティーボム)」に利用可能な核物質があり、今後、カダフィ派が反撃に使用する可能性がある。近隣諸国などを経由した第三国への拡散阻止も課題となる。

リビアは03年、米英との関係正常化と引き換えに、核兵器開発計画や化学兵器などの大量破壊兵器の放棄で合意した。パキスタンのカーン博士が主宰する「核の闇市場」から調達した遠心分離器や核兵器設計図、ミサイル5基などが翌04年に米国に移送された。また、核兵器への転用が容易な高濃縮ウランを含む核燃料も、使用済みを含めてすでにロシアに運搬済みだ。

だが、化学兵器原料のマスタードガスの処理は遅れた。作業を査察してきた化学兵器禁止機関(OPCW、本部・ハーグ)によると、今年5月までに全量の24トンの処理を終える予定だったが、紛争が本格化した今年2月以降は作業が中断した。現在も11トンが未処理のまま、トリポリ南部やカダフィ大佐の出身地・北中部シルト近郊などに保管されている。

一方、ミサイルは、旧ソ連から調達したスカッドB(射程約300キロ)と、北朝鮮から輸入したスカッドC(射程約500キロ)を保有していた。米英とリビアの3カ国は04年にすべてのミサイルを09年9月までに廃棄することに合意したが、作業は進んでいない。

カダフィ派は14日、スカッドBを今回の紛争で初めて発射、22日にもシルト付近から3発を発射した。老朽化が著しいと見られるが、今も使用可能だ。

トリポリ東部にあるタジュラ原子力研究センターには、低濃縮ウランなどを原料とする核燃料が貯蔵されている。国際原子力機関(IAEA)で査察部門トップを務めたハイノネン元事務次長はロイター通信に「不適切な者の手に渡れば、ダーティーボムの材料に使われる」と警告している。

リビアは、隣接するチャド、スーダンを通じて通常兵器を「密輸」した実績があり、拡散を防ぐための今後の管理が課題だ。

◇米、地対空ミサイル懸念

【ワシントン白戸圭一】カダフィ前政権が保有していた兵器について、米国務省のヌーランド報道官は25日の会見で「最大の懸念は携行式地対空ミサイルだ」と述べ、航空機の撃墜に使用されるこのミサイルの管理状況に強い懸念を示した。

携行式地対空ミサイルを使ったテロでは、国際テロ組織アルカイダが02年、ケニアで離陸直後のイスラエル旅客機に向けて発射し、未遂に終わった事件などがある。米政府は、政権崩壊後の混乱に乗じてテロ組織が入手することを警戒する。

報道官は、携行式地対空ミサイルについて、前政権がひそかに保有していたことを強調。保有数を「誰も分からない」と述べ、実態の把握が困難であることを明らかにした。

一方、核・化学兵器の原材料について、報道官は「(いずれも)安全な管理下にある」としながらも、監視強化を強調した。

毎日新聞 2011年8月27日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:反カダフィ派、新国軍創設へ 民兵解散、指揮系統を一本化

【カイロ樋口直樹】リビア・カダフィ政権の崩壊を受け、首都トリポリの反カダフィ派司令官は26日、さまざまな部族や地域を母体とする民兵組織などの指揮系統を一本化し、「新国軍」の創設を目指す方針を発表した。政権打倒という共通目的によって団結してきた反カダフィ派だが、新政権の樹立に向け内部対立が表面化する可能性もある。指揮系統の一本化は、反カダフィ派・国民評議会(NTC)による政権移行の行方を占う試金石になりそうだ。

ロイター通信によると、アブデルハキム・ベルハッジ司令官はトリポリで会見し、一定の暫定期間を置いて反カダフィ派の民兵組織などを解散し、国家機関としての新国軍に統合すると述べた。暫定期間の長さや統合プロセスの詳細は明らかにしなかった。反カダフィ派は現在、トリポリ南西部バーブ・アジジヤ、アブサリム両地区などでカダフィ派の掃討作戦を展開している。

反カダフィ派の中には、利害が対立する部族や地域を母体とする民兵組織が混在しており、効率的に連携できない弱点があった。また、行動規範も確立されていない。

一方、反カダフィ派は26日、北西部のチュニジア国境ラスジェディールの検問所をカダフィ派から奪取した。反カダフィ側は、チュニジアからトリポリに向かう物資搬送ルートの確立や、カダフィ大佐の国外逃亡の阻止に役立つとみている。

毎日新聞 2011年8月27日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:ライス前米国務長官「写真集」発見 「ファン発言」裏付け−−カダフィ邸寝室

【トリポリ共同】リビア反体制派が制圧した首都トリポリのバーブ・アジジヤ地区にあるカダフィ大佐邸の寝室から、コンドリーザ・ライス前米国務長官の写真を集めたアルバムが26日までに見つかった。大佐はライス氏の大ファンだったとされている。AP通信などが伝えた。

カダフィ大佐はかつてテレビインタビューで、アフリカ系米国人女性のライス氏を「愛しており、尊敬し、誇りに思っている」と語ったことがある。2008年秋には、リビアを訪問したライス氏と直接会談。ダイヤモンドの指輪など約21万ドルの贈り物をしたという。

米当局者は外国首脳から個人的な贈り物をもらうことを禁じられており、これらは倉庫行きになった。

ライス氏はアルバムが見つかったことについてコメントしていない。ヌランド米国務省報道官は「とても変で、気味悪い」と話した。

毎日新聞 2011年8月27日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア アラブ連盟会議に復帰

8月28日 9時44分

アラブの国々で作る「アラブ連盟」の外相級の会議が、エジプトの首都カイロで開かれ、リビアの反政府勢力を束ねる国民評議会の幹部がリビアの代表として出席し、ことし2月以来、およそ半年ぶりに会議に復帰しました。

「アラブ連盟」の会議は、現地時間の27日夜、エジプトの首都カイロで開かれました。アラブ諸国は今月15日に、リビアの反政府勢力を束ねる「国民評議会」を正式な統治機関として承認しています。議場には、カダフィ政権の間使われていた緑一色の国旗でなく、3色を基調とした国民評議会の旗が掲げられ、国民評議会幹部のマフムード・ジブリール氏が、拍手などの歓迎で迎え入れられました。リビアの代表がアラブ連盟の会議に出席するのは、ことし2月、カダフィ大佐による弾圧への措置で出席を認められなくなって以来、およそ半年ぶりとなります。会議の中で、ジブリール氏は「行政サービスなどを回復させなければ、リビアの安定は取り戻せない」と述べて、早急な資金援助を求めました。会議のあと、アラブ連盟は声明を発表し、国民評議会に国連の議席を与えるよう求めました。また、今回の会議では、アサド政権による反政府デモの弾圧が続く、シリアへの対応が初めて議題として扱われ、アサド政権に対して武力による弾圧を直ちにやめ、軍を完全に撤退させるよう話し合いを持つため、近くシリアにアラブ連盟の特使を派遣することで合意しました。



 
 
>TOP

カダフィ大佐派、多数の拘束者殺害か 人権団体が報告

2011.08.28 Sun posted at: 14:18 JST

トリポリ(CNN) カダフィ政権が事実上崩壊したリビア情勢で、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルは28日までに、政権支持派が今週、首都トリポリの2カ所にある軍事施設で多数の反体制派らの拘束者を殺害したと報告した。

この施設から逃走した拘束者の証言としている。ハリット・アルフェルジャン施設では約160人が収容されていた格納庫から逃げ出した後、カダフィ大佐派が手りゅう弾や銃を使って攻撃し、多数を殺害したという。

もう1つの施設では、警備要員が反体制派との交戦などで捕まえ、独房に入れていた5人を銃で殺害した。この2施設で殺害された拘束者の総数は伝えられていない。

施設からの逃亡に成功した拘束者の1人は、手りゅう弾攻撃を受けた際、煙に包まれる中で拘束者は助けを求めて叫び、逃亡を試みたと証言した。数十人の遺体も目撃したと話した。

アムネスティ・インターナショナルはカダフィ大佐に忠誠を誓う軍部隊は人命や国際的な人道法を無視する行為を続けているとし、紛争で囚人を殺害、拷問するのは戦争犯罪であると非難した。



 
 
>TOP

2011年8月28日0時38分

カダフィ氏国外逃亡か 報道されたアルジェリアは否定

リビアで新政権樹立を目指す「国民評議会」のアブドルジャリル議長は27日、東部のベンガジで会見し、最高指導者カダフィ大佐や息子たちの行方について「具体的な情報は何もない」と述べた。ロイター通信が伝えた。

一方、エジプトの国営中東通信電子版は同日、カダフィ氏がアルジェリアに脱出した可能性があると報じた。反体制派部隊の関係者が、カダフィ氏らは防弾仕様の高級車6台に乗り、遊牧民の部隊に警護されて26日朝にリビアからアルジェリアに入った、と話しているという。これに対し、アルジェリア外務省は27日、事実関係を完全否定する声明を発表した。

アルジェリアは27日現在、反カダフィ派の中核組織「国民評議会」を承認していない。(カイロ=山尾有紀恵)



 
 
>TOP

2011年8月28日22時37分

リビア反体制派、中部シルトへ攻勢 カダフィ氏の出身地

リビアの反カダフィ派部隊が、カダフィ政権軍の頑強な抵抗が続く中部シルトに向けて東西から攻勢を強めている。反カダフィ派の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、シルトに立てこもる政権軍が武装解除に応じるよう交渉を始めていることを明らかにした。

報道官は、交渉開始の理由について「シルト攻略で市民の流血を最小限に抑えたい」と説明。その一方で、交渉期限は「我々の忍耐が切れるまでだ」と述べ、明言を避けた。

シルトはカダフィ氏の出身地で、南部セブハとともに政権軍の拠点となっており、激しい戦闘が続いている。トリポリを脱出したカダフィ氏の潜伏先となっている可能性もある。



 
 
>TOP

親カダフィ派のアフリカ諸国、対応苦慮 新政権承認見送りも

2011/8/28 0:45

【カイロ=花房良祐】リビアのカダフィ大佐と緊密な関係にあったアフリカ諸国が、カダフィ体制の事実上の崩壊を受けて対応に苦慮している。27日にはニジェールが反カダフィ派を束ねる国民評議会をリビアの正統政権として承認。一方で26日に緊急会合を開いたアフリカ連合(AU)は承認を見送った。国の数が多く近隣でもあるアフリカ諸国の承認獲得に難航すれば、リビアの新たな政権にとっては外交上の懸念要因となりそうだ。

カダフィ大佐はかねて豊富なオイルマネーを元にした資金援助でアフリカ中南部のサブサハラ諸国に接近し「アフリカ合衆国」の設立を提唱していた。アフリカ大陸の54カ国・地域が加盟するAUが2002年に発足した当時も大佐は深く関与した。大佐の出身地の中部シルトで首脳会合を開催したこともある。

こうした経緯もあって2月にリビアで民衆が蜂起した以降もAUはカダフィ政権寄りの立場を取り、欧米の空爆に批判的だった。AUは26日、本部のあるエチオピアのアディスアベバで緊急会合を開催。一部の国からは国民評議会を正統政権として承認するよう求める声が出ていたが、会合はリビアでの戦闘継続を踏まえ承認を見送った。

大佐と友好関係にあったジンバブエでは、外務省報道官が26日付の国営新聞で、大佐から離反したリビアの駐ジンバブエ大使について「リビア政府を代表する立場にない」と発言。態度を変えなければ国外退去も辞さない方針を示した。

一方、北アフリカを含むアラブ諸国はデモ隊を武力弾圧してきたカダフィ政権の対応を看過できない立場で、アラブ連盟(22カ国・機構)は3月のリビア上空の飛行禁止区域の設定を支持。同連盟は今月25日、国民評議会をリビアの代表として認め、AUの対応とは一線を画している。

カダフィ大佐の資産の凍結解除と国民評議会への移転では、国連安保理非常任理事国の南アフリカが抵抗を試みたが、結局は米国に押し切られた。国民評議会は来月にもリビアの正統な政権として承認するよう国連に求める見通しで、アフリカ諸国がこれにどう反応するかが注目される。

エジプトやチュニジアでは政変後に多くの旧政権・与党関係者が暫定政府から追われ、一部は訴追された。リビアでもカダフィ体制の関係者らが一掃され「脱カダフィ」が鮮明になれば、旧体制と近かったアフリカ諸国との関係が冷却化する可能性もある。



 
 
>TOP

反体制派、カダフィ大佐の捜索継続 国境付近に潜伏か

2011/8/28 2:28

【ドバイ=太田順尚】リビア反カダフィ派のアブドル・ハキム司令官は27日、同国各地に展開する同派部隊の指揮系統を一元化し、政権移行後の新国軍とする方針を示した。首都トリポリにいる部隊を指揮する「軍事評議会」が、各地の部隊を新国軍に再編成するという。政権移行後の課題とされる治安維持への対応を強化するのが狙いだ。

反カダフィ派を束ねる国民評議会のアブドルジャリル議長は同日、治安維持のため、アラブ諸国の警察に支援を求める可能性にも言及した。

反カダフィ派は27日、首都トリポリなどでカダフィ大佐の捜索を継続。エジプト国営通信は、武装した遊牧民に護衛された車列がリビア国境からアルジェリアに入ったと報じたが、同国外務省はこの報道を否定した。反カダフィ派は、大佐がリビア国内にいるとすれば首都かアルジェリア国境付近に潜伏している可能性があるとみているが、アブドルジャリル議長は27日、大佐と息子の居場所に関する明確な情報は持っていないと述べた。

トリポリでは27日、南方の住宅街アブサリム地区などで、抵抗を続ける旧政権支持者とこれを包囲する反カダフィ派部隊の間で銃撃戦があったが、AP通信によると、反体制派がトリポリに入ってからの約1週間で最も平穏な状態にある。



 
 
>TOP

リビア首都で50遺体発見 カダフィ派部隊が虐殺か

2011/8/28 7:11

【トリポリ共同】リビアの首都トリポリで27日、カダフィ大佐支持派の精鋭部隊が放棄した基地に隣接する収容施設から、黒焦げになった頭蓋骨など約50遺体を地元住民が見つけた。いずれも同部隊に拘束されていた人たちで、同部隊に「虐殺」された可能性がある。フランス公共ラジオが伝えた。

精鋭部隊は大佐の六男ハミース氏が率いていた。地元住民の一人は「自動小銃や手りゅう弾で殺され、遺体を焼かれた人たちだ」と話した。

事件があったとみられるのは、カダフィ大佐の住居などがあるバーブ・アジジヤ地区が反体制派に制圧された23日。この住民が銃声と助けを求める声を聞いたが、外にカダフィ派の狙撃手がおり、施設に近づけなかったという。

別の施設に移されて難を逃れた収容者の一人によると、精鋭部隊は狭い施設に120〜130人を詰め込み、手りゅう弾を内部で爆発させた。同部隊はその後逃亡。住民らは近くに遺体を埋葬した「集団墓地」がある可能性もあるとみている。



 
 
>TOP

リビア首都で50遺体発見 カダフィ派部隊が虐殺か

2011/8/28 20:14

【トリポリ=共同】リビアの首都トリポリで27日、カダフィ大佐支持派の精鋭部隊が放棄した基地に隣接する収容施設から、黒焦げになった頭蓋骨など約50遺体を地元住民が見つけた。いずれも同部隊に拘束されていた人たちで、同部隊に「虐殺」された可能性がある。フランス公共ラジオが伝えた。

国際人権団体ヒューマン・ライツ・ウオッチは「大佐支持派による無差別殺人があったことを示す証拠がある」との声明を出した。

精鋭部隊は大佐の六男ハミース氏が率いていた。地元住民の一人は「自動小銃や手りゅう弾で殺され、遺体を焼かれた人たちだ」と話した。

事件があったとみられるのは、カダフィ大佐の住居などがあるバーブ・アジジヤ地区が反カダフィ派に制圧された23日。この住民が銃声と助けを求める声を聞いたが、外にカダフィ派の狙撃手がおり、施設に近づけなかったという。

別の施設に移されて難を逃れた収容者の一人によると、精鋭部隊は狭い施設に120〜130人を詰め込み、手りゅう弾を内部で爆発させた。同部隊はその後逃亡。住民らは近くに遺体を埋葬した「集団墓地」がある可能性もあるとみている。



 
 
>TOP

反カダフィ派、首都掌握へ最終局面 最後の軍事拠点制圧

2011/8/28 19:48 (2011/8/29 0:58更新)

【ドバイ=太田順尚】リビアの反カダフィ派は28日までに、首都トリポリ南部サラハディン地区で、カダフィ派が抵抗を続けていた最後の軍事基地を制圧した。軍事基地はカダフィ大佐の息子の一人が率いる精鋭部隊の拠点で、北大西洋条約機構(NATO)軍が空爆した後、反カダフィ派の部隊が急襲。7時間の戦闘の末に陥落させ、首都掌握は最終局面に入った。

反カダフィ派はトリポリ国際空港でも、抵抗を続けていたカダフィ派の狙撃兵らを一掃し、完全に制圧。首都では一部でカダフィ派が反抗を続ける地区が残るものの、基地や空港などの主要拠点はほぼすべて反カダフィ派が掌握し、首都の完全制圧にさらに近づいた。

また全土では、中部シルトから140キロ東に位置するベンジャワドを制圧。西からはシルト西方の都市ミスラタを出発した反カダフィ派の部隊がシルトから30キロ地点まで進軍した。

シルトにはカダフィ大佐が潜伏している可能性もあり、反カダフィ派はシルトを支配する親カダフィ派の部族に支配権を明け渡すよう交渉を続けているが、不調に終わった場合は東西から攻勢をかける構えだ。

AP通信によると、カダフィ派のイブラヒム報道官は27日、大佐がリビア国内にいるとした上で、反カダフィ派との交渉を望んでいると明らかにした。これに対し、反カダフィ派のシャンマム報道官は「我々は(大佐を)犯罪者としかみていない」と述べ、交渉には応じない姿勢を示した。

一方、アラブ諸国の22カ国・機構でつくるアラブ連盟は28日までに、反カダフィ派をリビアの正統政府として承認。同日にカイロで開かれた会合では、国連安全保障理事会などに、カダフィ政権の資産凍結を解除し、反カダフィ派に提供するよう求める声明を採択し、反カダフィ派支援の姿勢を鮮明にしている。

アラブ連盟は2月のカダフィ政権によるデモ弾圧以降、リビアの参加資格を停止していた。



 
 
>TOP

リビア:カダフィ大佐と一族、アルジェリアに逃亡の情報

【カイロ樋口直樹】エジプトの国営中東通信は27日、リビアの反カダフィ派筋の話として、カダフィ派部隊に護衛された高級車の車列がリビア側からアルジェリア国境を越えたと報じた。この筋は「車列はリビアの高官を乗せていたとみられる。(逃走中の最高指導者)カダフィ(大佐)と息子たちの可能性がある」と述べた。

ただ、反カダフィ派・国民評議会のアブドルジャリル議長は27日、カダフィ大佐らの居所に関する確かな情報はないと述べた。アルジェリア当局も否定的な見解を示しており、逃亡説の真偽は不明だ。車列は防弾処理を施したメルセデス・ベンツ6台。リビア西部ガダミスの国境を26日朝、通過した。

毎日新聞 2011年8月28日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:医師ら「治療は区別なく」 看護師確保、困難に−−トリポリ市内の病院

トリポリの主要救急病院の一つ、エマティガ病院には、戦闘で負傷したカダフィ派、反カダフィ派の双方が搬送されていた。医師らは「負傷者を治療するのが我々の任務だ」と区別なく対応していたが、看護師などスタッフ不足に悩まされていた。【トリポリ和田浩明】

「そこを開けてくれ!」。26日、頭部から出血していた若い男性が運び込まれてきた。担架は血でぬれていた。

8畳ほどの救急医療室は患者や医師でいっぱいの状態だ。6床あるベッドの半分は、足や胸を負傷したカダフィ派の兵士が横たわり治療を受けていた。市内南部アブスリム地区の戦闘で負傷したようだ。担当者によると「ニジェール人やスーダン人もいる」といい、雇い兵も含まれている模様だ。

3日前から現場に詰めているというアブドルガファル医師(35)によると、一時より搬送患者数は減ったものの気が抜けない状態は続いているという。同僚医師の要請で約130キロ離れた町から応援に駆けつけた。

同病院は250床だが、アブドルラザク外科部長(58)によると受け入れ患者は2倍の約500人。「医師は十分だが、外科の看護師は1人しかいない。人手不足だ」。市内にはアブスリムに大規模救急病院があったが、戦闘で閉鎖されてしまったという。治安が不安定なため、エマティガ病院でもスタッフ確保が困難な状況だ。

患者にはカダフィ派の兵士83人も含まれており、別病棟に収容しているが「治療は公平に行っている」という。ボランティアだという歯科学校の卒業生、マルワさん(23)は「カダフィ派の看護は少し怖い。でも、患者の区別はしない」と笑みを見せた。

毎日新聞 2011年8月28日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:NATO足並み乱れ 米英、カダフィ大佐拘束関与巡り

カダフィ政権が事実上崩壊したリビアへの関与や反カダフィ派の承認を巡り、反カダフィ派を軍事的に支援してきた北大西洋条約機構(NATO)や、カダフィ政権の支援を受けてきた国々が加盟するアフリカ連合(AU)に足並みの乱れが起きている。【ブリュッセル斎藤義彦、ヨハネスブルク高尾具成】

25日にトルコで開かれた主要28カ国のリビア関係国会議で、NATOの軍事作戦の継続について「市民の保護に重要」と了承された。しかし、反カダフィ派によるカダフィ大佐の拘束作戦については、英国が「NATOの協力」を認めているのに対し、米国は、国連決議に反していることなどを理由に反対の意向を示したままだ。

フォックス英国防相は25日、「NATOは(反カダフィ派の)国民評議会が大佐や残党を発見するのを助けるため、情報や偵察装備を提供している」と英テレビに述べた。

今年3月に採択された国連安保理決議に基づくNATOの役割は、飛行禁止空域の設定▽海上封鎖▽市民の保護−−の三つ。NATOは26日もリビアの首都トリポリにある大佐の居住区兼軍事基地や大佐の故郷北中部シルトを爆撃したが、市民の保護が目的だ。

NATOは「カダフィ大佐の殺害や拘束は任務に含まれていない」としている。NATOが決議から踏み出し大佐拘束に関わったことが英国防相により初めて明らかにされた。

これに対し米国防総省は25日、「米軍もNATOも大佐拘束には関わっていない」と全面否定した。背景には、米国が財政難などを理由にNATOの役割拡大に強く反対している事情がある。

しかし、リビア情勢は、カダフィ大佐を拘束・殺害しなければ、軍事作戦は実質的に終了しない。大佐拘束への関与が不明確なままでは、NATOが十分に役割を果たせない恐れがある。一方で、反カダフィ派の大佐拘束作戦に深く関与すれば、武力行使に慎重な中露が安保理で問題にする可能性もある。

◇AU、新政府承認見送り 石油マネーで恩恵、「中立」崩せず

リビアが加盟するAU(54カ国)は26日、エチオピアでリビア情勢に関する会議を開き、反カダフィ派「国民評議会」を新政府の代表として承認するのを見送った。AUや加盟国の多くは、カダフィ政権から石油マネーによる恩恵を受けてきた経緯があり、中立的立場を崩すことにためらいがあるためだ。

ロイター通信によると、26日の会議で南アフリカのズマ大統領は「戦闘は継続中」と強調した。国民評議会についても「正統な政府だと言うことはできない」と述べた。

AUは「リビア人自身による対話解決」を掲げ、ズマ氏を中心に4月と5月にトリポリでカダフィ大佐とも直接協議に臨んだ。NATO主導の空爆停止を求めるなど、独自の解決策を探ってきた。

カダフィ大佐は、石油マネーを背景に、AUの年間資金の約15%を拠出、掌握する金融機関などを通じて加盟数十カ国でインフラ整備事業などに投資し、アフリカにおける存在感を高めてきた。

今年に入ってからのリビア内乱後、カダフィ政権支援の関連事業を凍結するなどの動きはあったが、反カダフィ派のトリポリ掌握までは国民評議会を承認した国は少数だった。大半は「頼れる身内だった」大佐への最善策を模索してきたのが実情だった。

AUは、90年代後半に前身のアフリカ統一機構(OAU)特別総会でカダフィ大佐の提案を受けて02年に創設された。目的の一つに「アフリカ人自身でアフリカの課題を解決し、他大陸の介入を避ける」との項がある。「空爆がアフリカの和平努力を台無しにした」(23日、ズマ氏)との発言の背景には、AUの役割が結実しなかった無念もありそうだ。

一方で、26日の会議を前に加盟十数カ国が反カダフィ派を承認した。24日、カダフィ政権と緊密な関係にあったブルキナファソは大佐の亡命先提供の表明と同時に国民評議会を認めた。この日、カダフィ派への民兵参加が問題視されたチャドやスーダンも反カダフィ派を「リビア代表」とした。AUとしては承認を見送ったが、国際社会の対応を見ながら個別に承認していく加盟国の動きは広がりそうだ。

毎日新聞 2011年8月28日 東京朝刊



 
 
>TOP

カダフィ派本拠地退却時の血生臭い情景が明るみに

2011年 8月 29日 18:42 JST

リビアの反体制派が首都トリポリのカダフィ大佐の邸宅兼軍事基地となっていた複合施設を攻撃し、大佐一派が退却した際の血生臭い情景が明らかになってきた。

国際的な人権保護団体の米ヒューマン・ライツ・ウォッチ(HRW)はトリポリ市内4カ所で発見された110人の遺体について報告をまとめた。多くは処刑されたような形で死亡していた。

人権の専門家は、こうした殺害方法が戦争犯罪に当たる可能性が高いとみている。状況から、このうち1カ所ではカダフィ派が殺害に関わっていたとみられるが、他については明らかでないという。

一方、記者団もトリポリの複数地区で、中央分離帯の草むらや役所の建物、側溝などで腐敗しかけた遺体を多数発見した。身分証明書などはなく、死亡の時期や経緯の究明も難しそうだという。

だが、住民や目撃者の話から20日から21日にかけて、大佐派の本拠だったバーブ・アジジャ地区の複合施設への攻撃で反体制派が優勢に転じた後、大佐派の軍隊がトリポリを脱出し国際空港のある市の南方に向かって敗走したときの詳細が明らかになった。

複合施設の南側の地域に住む住民によると、地元住民が指揮するカダフィ大佐の部隊が20日夜、この地区に逃げ込んできて、このとき、少なくとも25人が殺害された。

銃で反撃しながらカダフィ派の兵士が後退していった通りに住んでいるマブルーク・アル=グートさんによると、激しい銃撃が絶え間なく続き断末魔の悲鳴や命乞いの声が聞こえたという。「狙いも定めず撃ちまくっていた」とグートさんは言う。家の周辺には乾いた血溜まりがいくつも残っていた。

少なくとも6人の遺体が複合施設との間の乾いた川底に散乱していたという。またグートさんは200メートルほど離れた八百屋で、10人の遺体を見たと語った。遺体はそれぞれベルトで手を縛られており、身元の分かるものはなかった。HRWの報告によると、この地区で発見された遺体は18体だった。

記者: Margaret Coker and Charles Levinson and Sam Dagher



 
 
>TOP

カダフィ軍拠点から多数の黒こげ遺体、5万人行方不明 リビア

2011年08月29日 11:57 発信地:リビア

【8月29日 AFP】リビアの首都トリポリ(Tripoli)を制圧した反体制派勢力は28日までに、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)政権に拘束されていた政治犯ら1万人以上を解放したと発表した。だが、依然として5万人近くの行方が分からないという。

反体制派は東部ベンガジ(Benghazi)で記者会見を開き、「これまでの数か月間に拘束された人数は5万7000〜6万人に上っている。1万〜1万1000人は解放したが、残る人びとはどこにいるのだろうか」と、深い懸念を表明。「トリポリでは、拘束施設やアブスリム(Abu Slim)刑務所の周辺で、埋められた大量の遺体が発見されつつある」と述べた。

■カダフィ派精鋭部隊の基地に多数の黒こげ遺体

トリポリ南部郊外のサラヘディン(Salaheddin)では、反体制派が制圧したカダフィ大佐派の精鋭部隊の基地に隣接して作られた仮設の拘束施設内で、骨まで黒こげになった53遺体が地元住民らによって発見された。

現場に入ったAFP記者も、灰の中に少なくとも50人分の頭がい骨を確認した。施設の壁は火災で真っ黒に焼け焦げ、爆弾の破片による穴がいくつも残っていた。

同施設に拘束されていたという男性によると、広さ20平方メートルに満たない施設内には120人近くが押し込められていたという。この男性は、施設内が過密になったため隣の建物に移送され、命拾いしたと語った。「人びとは重なり合うように押し込まれていた。(カダフィ軍が)ドアを封鎖して逃走したのを聞いた。彼らは手りゅう弾を投げ入れて爆破したんだ」

施設のすぐそばには巨大な穴があり、住民らは付近に最大80人ほどの遺体が埋められているのではなないかと懸念している。

■最後の拠点シルト、包囲網狭まる

一方、反体制派勢力は28日、トリポリの東360キロにあるカダフィ大佐の出身地シルト(Sirte)を東西両側から包囲しつつある。カダフィ氏の行方はわかっていないが、支持者とともにシルトに立てこもっているとの憶測が広がっている。

反体制派軍司令官によると、西から迫る部隊はシルトから30キロ地点まで達した。また東側では、シルトの東100キロにあるビンジャワド(Bin Jawad)を、4日間にわたる激戦の末に反体制派が制圧。ズワーラ(Zuwarah)の南西部でも、カダフィ派の奇襲を受けて激しい戦闘が起きているという。(c)AFP



 
 
>TOP

リビア 独裁政権実態明らかに

8月29日 19時57分

カダフィ政権が事実上崩壊したリビアでは、首都トリポリが制圧され、独裁政権の実態が徐々に明らかにされる一方で、カダフィ大佐の出身地の中部の都市では、依然、大佐の支持派が激しく抵抗しており、緊張が続いています。

リビアでは、カダフィ政権と対じしてきた国民評議会が首都トリポリの全域を制圧したのを受けて、独裁政権の実態が徐々に明らかになっています。トリポリ郊外では、地中海沿いに建てられたカダフィ大佐の豪華な別荘や、大佐専用のジェット機などが公開され、カダフィ一族が石油収入を独占して、ぜいたくな暮らしをしていたことがうかがえます。また、トリポリ市内の倉庫からは、カダフィ派の部隊が撤退直前に虐殺したとみられる、50人ほどの市民の遺体が見つかり、弾圧の実態も明らかになってきました。国民評議会によりますと、これまでに政権側に拘束されていたおよそ1万人が解放されたということですが、今も4万人以上の行方が分かっていないということです。一方、カダフィ大佐の出身地の中部のシルトでは、依然としてカダフィ派の部隊が市内にとどまり、抵抗を続けており、これに対して国民評議会側もシルトの東西に戦車部隊を集結させています。国民評議会は、暫定政権の発足を急ぎ、新しい国づくりを軌道に乗せたい考えですが、依然としてカダフィ大佐の行方は分かっていないうえ、今後もカダフィ派が抵抗を続ける可能性もあり、緊張が続いています。



 
 
>TOP

リビア反体制派、政権残党への掃討作戦継続

【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの首都トリポリで28日、反体制派は、抵抗を続けるカダフィ政権残党に対する掃討作戦と、消息不明のカダフィ氏と一族の拘束作戦を継続した。

反体制派はまた、同氏の出身地でカダフィ派が掌握する首都東部約300キロのシルテの手前約30キロまで進軍した。

こうした中、カダフィ派のムーサ・イブラヒム報道官は27日、AP通信に対し、「(カダフィ氏の三男)サアディ氏を担当者として、暫定統治を巡って反体制派と交渉する用意がある」と改めて提案した。武力で排撃されつつあるカダフィ派がなおも政治的な延命策を探ろうとする動きと言える。

これに対し、首都で暫定統治体制作りに着手している反体制派組織「国民評議会」の幹部、アリ・タルフーニ氏は28日、ロイター通信に「交渉はしない。投降を求める」と明言した。同評議会はカダフィ氏一族の処遇について「拘束し、リビア国内で裁く」との立場だ。

(2011年8月29日02時02分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏出身都市、反体制派が挟撃態勢

【トリポリ=佐藤昌宏】リビアの反体制派は28日、カダフィ政権残党に対する掃討作戦を続け、カダフィ氏の出身地でカダフィ派が掌握する中部の都市シルテを東西から挟撃する態勢を整えた。

AFP通信によると、反体制派はシルテの部族に投降を求めて交渉しているが、決裂した場合は市内への進軍に踏み切る構えだ。

反体制派の部隊は28日、シルテの東方約100キロの都市ビンジャワドを制圧したという。シルテ西方では約30キロの位置まで迫っており、シルテ包囲網が狭まっている。北大西洋条約機構(NATO)指揮下の多国籍軍も28日まで3日連続でシルテを空爆した。

反体制派が首都トリポリを制圧した後、カダフィ氏や親族の行方が分かっておらず、シルテに潜伏している可能性も指摘されている。

(2011年8月29日15時01分 読売新聞)



 
 
>TOP

パンナム機爆破の元受刑者が危篤か CNN単独取材

2011.08.29 Mon posted at: 11:07 JST

トリポリ(CNN) 1988年の米パンナム機爆破事件で終身刑を受けて収監され、末期がんを理由に釈放されていたリビアの元情報機関員アブデルバセット・アルメグラヒ元受刑者が、昏睡(こんすい)状態で危篤に陥っている。CNNが28日、トリポリ市内の邸宅で単独取材した。

アルメグラヒ元受刑者はここで酸素吸入と点滴を受け、母親と息子が看護していた。息子のハレド・アルメグラヒ氏はCNNに「医師も頼る人もいない。だれかに連絡したくても電話が通じていない」と語った。

元受刑者は2001年、同事件の現場となったスコットランドで収監されたが、8年後の09年、末期の前立腺がんで余命3カ月との診断を受け、温情的措置により釈放された。帰国してトリポリで熱烈な歓迎を受けたが、事件で多数の犠牲者が出た米国や英国からは釈放への反発が集中した。

元受刑者は、リビア政権の事件への関与を正確に知るただ1人の生存者とされる。宣告された余命を超えて生き延び、7月にはカダフィ大佐とともに、車いすで公の場にも登場していた。カダフィ政権の崩壊にともない再収監を求める声が上がっていたが、反体制派の国民評議会(NTC)は、元受刑者を含めリビア人を米英側に引き渡すことは認めないとの立場を示している。



 
 
>TOP

「犬の方がまし」 退廃と暴力の痕跡残るカダフィ一族の邸宅

2011.08.29 Mon posted at: 16:16 JST

トリポリ(CNN) リビアのカダフィ大佐の息子らが使っていたとみられる首都トリポリ西部の邸宅にCNNの取材班が28日入った。そこには快楽の限りを尽くし、使用人に残忍な暴力を振るい続けた生活の痕跡が残っていた。ある元使用人は、一家の飼い犬の方がましな扱いを受けていたと話す。

敷地内にいくつかある建物のうち、取材班が最初に足を踏み入れたのは海辺の豪華コンドミニアムだ。中には黒と白で統一したしゃれたデザインのパーティールームが並ぶ。海を見渡す部屋の床には、高級スコッチやシャンパンのボトルが散乱していた。寝室には円形ベッドとジェットバス。室内は反体制派に荒らされ、電気製品はほとんど持ち去られていたが、高級ステレオコンポの説明書が残っていた。外にはホットタブとバー、バーベキュー設備の付いたプライベートビーチが広がる。

別の棟には白いグランドピアノと高価なステレオ機器がそろい、その隣には屋内プールやジム、大理石のサウナを完備した棟もあった。

敷地内では、反体制派のメンバーが大量の酒をこっそり分け合う姿も見かけた。今月はイスラム教のラマダン(断食月)で、カダフィ政権下では酒が禁じられていたはずだ。手にしたシャンパンに何百ドルもの価値があるとは、だれも知らないように見える。

取材班がその場を去ろうとした時、1人が声をかけてきた。カダフィ大佐の五男ハンニバル氏の子どもたちの世話係としてここで働いていた女性が、取材に応じてくれそうだという。

案内された部屋で、シウィガル・ムラーさん(30)に会った。ムラーさんの顔には生々しいやけどの跡が残っていた。1年前にエチオピアからリビアへ来て、ハンニバル氏の幼い息子と娘の世話係をしていたと話す。

ムラーさんは3カ月前のある日、ハンニバル氏の妻、アリーン夫人から泣きやまない娘をたたけと命じられた。ムラーさんが拒否すると夫人は逆上。バスルームでムラーさんの手足を縛って口にテープを張り、頭から熱湯をかけたという。

ムラーさんが体にかけていた布を取ってみせると、胸や胴体、脚も傷だらけだった。人目につかない場所に隠されたため、傷口からうじ虫がわいたこともある。ある時、警備係の男性が気付いて病院へ連れて行ってくれたが、それを知ったアリーン夫人はこの男性に、再び手を貸すようなことがあれば監禁すると言い渡した。ムラーさんは「あの時は3日間眠らせてもらえずに寒い中で立たされ、水も食事も与えられなかった」と振り返る。

ムラーさんとともに働いていたバングラデシュ出身の男性も、日常的にたたかれ、ナイフで切りつけられていたと語る。男性は匿名を条件に、ムラーさんの話は本当だと述べ、「一家の飼い犬の方がましな扱いを受けていた」と話した。

ムラーさんは「1年間働いたのに一銭ももらえなかった。病院へ行きたくてもお金がない。私には何もない」と訴え、静かに涙を流した。



 
 
>TOP

2011年8月29日1時18分

脅威から一転、観光名所に カダフィ氏居住区、人が殺到

リビア・カダフィ政権の象徴だった首都トリポリの拠点を28日訪れると、観光名所のように人や車が殺到していた。

首都南部に約5平方キロにわたって広がるバーブ・アジジヤ地区。カダフィ氏の住居や軍事関連の施設があり、かつて一般の人は近づくことさえ恐れた。23日の戦闘で反体制派が制圧、カダフィ政権軍は姿を消した。建物には無数の弾痕があり、激戦を物語る。



 
 
>TOP

2011年8月29日21時31分

反カダフィ派「政府軍が拘束、5万人不明」

リビアで新政権樹立を目指す国民評議会の軍事部門の報道官は28日、ベンガジで記者会見し、「カダフィ政権軍に拘束された約5万人が行方不明になっている」と述べた。

報道官によると、反カダフィ派は首都トリポリを制圧した後、軍によって捕らわれていた約1万人を解放した。だが内戦の中で拘束された人の数について、反カダフィ派は「5万7千人から6万人」と見積もっており、数字が大きく食い違うという。報道官は「彼らがどこに行ったか分からない」と述べ、地下牢で今も拘束されているか、殺害されたとの見通しを示した。

ロイター通信によると、トリポリ南部の軍事基地の倉庫から28日、50体以上の焼けこげた遺体が発見された。また人権監視団体「ヒューマン・ライツ・ウオッチ」は28日、反カダフィ派がトリポリを制圧した際、政権軍によって少なくとも17人の拘束者が殺害されたほか、数十人の市民が殺されたと発表した。一方で、反カダフィ派による報復も伝えられている。(ベンガジ=玉川透、石田博士)



 
 
>TOP

米パンナム機爆破犯が昏睡状態 リビア、引き渡し拒否

2011/8/29 9:59

【トリポリ=共同】米CNNテレビは28日、米パンナム機爆破事件(1988年)で英スコットランド当局から2009年に釈放され、リビアに帰国した元情報機関員アルメグラヒ元受刑者が首都トリポリで昏睡状態にあり「死期が近い」と伝えた。一方、リビア反体制派「国民評議会」は同日、元受刑者について「欧米に引き渡さない」との考えを示した。

CNNは同日、元受刑者の自宅を取材。末期がんとの診断を受けている元受刑者がベッドの上で酸素吸入器を付け、横たわる姿を放映した。元受刑者の息子は「医者もおらず、誰からも電話が来ない」と述べ、カダフィ大佐の支持者らからの世話は受けていないとした。

アルメグラヒ氏は「温情的措置」で09年に釈放され、英政府とリビアとの間で政治的な取引があったとの疑惑が浮上した。リビア国営テレビは、カダフィ政権が事実上崩壊する前の7月末、元受刑者がカダフィ大佐の支持集会に参加する姿を放送していた。



 
 
>TOP

勝っていたら「カダフィ国王」に 逃亡前に「改革案」

2011/8/29 10:22

【カイロ=共同】「カダフィ国王」が生まれる可能性があった−−。リビアのカダフィ大佐が逃亡前、反体制派との内戦で勝利すれば、リビアを君主制に変更、自らを国王や皇帝とする「改革案」をまとめていたことが29日までに明らかになった。英紙デーリー・テレグラフが報じた。

君主制は体制基盤を強化し、延命を図る目的だったとみられる。同紙によると、「敵(反体制派)に対抗するため」と書かれた君主制への改革案は7月中旬に記され、反体制派が首都トリポリを制圧したのを機に、マハムーディ首相の事務所から見つかった。

大佐は1969年の無血クーデターでイドリス国王を追放、その後、憲法も選挙も存在しない独自の独裁体制を築き上げた。反政府デモにも「肩書はなく、辞任するポストはない」と演説するほど。ただ、息子の後継は確実視され、実質的には「カダフィ王国」だった。

一方で、大佐はアフリカの「王の中の王」と名乗り、統一国家「アフリカ合衆国」の創設も主張。自己顕示欲を持ち続けていた。



 
 
>TOP

リビア、9月末にも原油輸出を再開 外貨獲得急ぐ

2011/8/29 10:31

【カイロ=花房良祐】カダフィ大佐の独裁体制が事実上崩壊したリビアで最大級の石油会社アラビアン・ガルフ(AGOCO)は9月中旬までに同国東部の油田2カ所で原油生産を再開し、同月末までに輸出を再開する計画だ。ロイター通信が28日報じた。カダフィ大佐側と反対勢力の内戦が始まって以降、ほぼ止まっていた原油輸出が本格再開するのは初めて。

国営のAGOCOは反カダフィ派を束ねる国民評議会の拠点であるリビア東部ベンガジに本社機能を置き、早い段階で国民評議会の支配下に入っていた。国民評議会は財政難に陥っており、輸出再開を急いで外貨を獲得し、新体制の構築につなげる。

生産した原油は東部トブルクから積み出す。当初は日量6万〜10万バレル程度を生産し、設備や油田の状況を見て増やしていく。東部の油田は内戦の初期段階でカダフィ大佐側の部隊に攻撃され、一部設備が破損していた。AGOCOによると設備は復旧した。

AGOCOは内戦前のリビア全体の原油生産能力の約4分の1に当たる日量42万バレルの能力を持つ。その生産・輸出の動向は多額の外貨獲得に直結し、リビア再建のカギを握る。

また、反カダフィ派の報道官は28日、リビアから海底を経由してイタリアに向かう天然ガスパイプラインが復旧したと述べた。イタリアはリビアにエネルギーを依存しており、内戦でパイプラインによるガス輸送が止まって大きな影響を受けていた。

一方、反カダフィ派は28日もカダフィ派の掃討作戦を続けた。首都トリポリでは大佐側の戦闘員を一掃して戦闘は収束しており、次は中部シルトの動向が焦点となる。シルトは大佐の出身地で、強い支持基盤を持つ。

北大西洋条約機構(NATO)は繰り返しシルトを空爆し、航空支援を続けている。反カダフィ派の司令官はロイター通信に「シルトは10日以内に陥落する」との見通しを示した。



 
 
>TOP

リビア国民評議会「カダフィ大佐まだ危険」

2011/8/29 21:55

【カイロ=花房良祐】カダフィ大佐の独裁体制が崩壊したリビアで、反カダフィ派を束ねる国民評議会のアブドルジャリル議長は29日、訪問先のカタール・ドーハで記者会見し、「抵抗を続ける大佐はリビアだけでなく世界にとっても危険だ」と述べた。北大西洋条約機構(NATO)の軍事作戦の期限は9月末までで、逃亡した大佐の捜索やカダフィ派残党の掃討が長引いた場合には支援を続けるように要請した。

ドーハには軍事作戦に参加した軍幹部らが集まったが、NATOのリビア軍事作戦の司令官、ロックリア米海軍大将は「NATOの役割は近い将来にならないと明らかにならない」と述べ、作戦の継続について明言を避けた。財政問題で揺れる欧米では軍事費の増大に非難が高まりやすい。NATOは当初、軍事作戦の期限を6月末までとしていたが、内戦が一時膠着状態に陥ったことを受けて3カ月間延長していた。

大佐の出身地のリビア中部シルトでは反カダフィ派の部隊が東西から挟み撃ちする形で迫っている。国民評議会は投降するよう呼びかけているが依然として抵抗している。大佐が行方をくらまし、抗戦を呼びかけていることが支持者の精神的な支えとなっているようだ。



 
 
>TOP

恩赦のパンナム機爆破テロ犯、トリポリで危篤

【トリポリ=中西賢司】英上空で1988年に起きた米パンナム機爆破テロで終身刑となり、英国で8年の収監後、2年前に恩赦を受けてリビアに帰国した元諜報工作員アブドルバセト・メグラヒ元受刑者(59)が28日、トリポリの自宅で「危篤状態」で見つかった。

米CNNテレビが報じた。

恩赦は「末期がんで余命3か月」との診断に基づく人道上の措置だったが、英国内世論が英政権を批判したほか、270人のテロ犠牲者の大半を出した米国からも「人道は名目。本音はリビア利権確保」との対英批判が上がった。

英米にはカダフィ政権の崩壊を受けて「元受刑者の身柄は改めて引き渡されるべきだ」との声がある。だが、国民評議会は28日、「いかなるリビア人も欧米に渡さない」と宣言した。

(2011年8月29日18時34分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:「新生リビア」和解最優先 治安回復、部族対立や地域格差解消がカギ

【カイロ樋口直樹】リビアを42年間にわたり支配してきたカダフィ政権の崩壊を受け、反カダフィ派で作る国民評議会は近く暫定政府を発足させ、新生リビアの建設に乗り出す。逃走中の最高指導者カダフィ大佐の追跡と、治安の早期回復や社会基盤の復旧が最優先課題だ。内戦に伴う恩しゅうを乗り越え、部族社会をいかに束ねていくかが試練となる。

◇反カダフィ派、近く「解放宣言」

首都トリポリではカダフィ派勢力の掃討作戦が最終局面を迎えており、国民評議会は大佐の故郷・北中部シルトや一族の出身地・南部サブハなどを制圧し次第、「リビア解放」を宣言して、暫定政府を始動させる。国民評議会のゴーガ副議長は毎日新聞の電話取材に対し、「リビア解放宣言」から8カ月で国民会議(制憲議会)の選挙を行い、新憲法の国民投票などを経て、宣言から20カ月で国会と大統領の選挙を実施する予定だと明らかにした。

AP通信によると、カダフィ大佐の首席報道官は27日夜、米ニューヨークのAP通信本社に電話をかけ、「大佐はリビアにおり、暫定政府樹立を反カダフィ派と話し合う用意がある」と伝えたという。追い詰められた大佐側が時間稼ぎを狙ったものとみられる。

反カダフィ派にとって最大の課題は治安の回復だ。だが、カダフィ大佐の「私兵」だった軍部や、国民監視機関だった警察に治安任務は務まらない。反カダフィ派も「寄り合い所帯」的な性格が強く、暫定政府下で治安を担うことになる軍や警察はまだない。カダフィ派への空爆で国民評議会を支援してきた欧米だが、陸上部隊投入には消極的だ。評議会も外国軍駐留には慎重で、アブドルジャリル議長は27日、アラブ・イスラム諸国からであれば、警察部隊を受け入れる可能性を示唆した。

トリポリでは停電や断水が起き、食料や医薬品の不足も深刻化している。評議会が国民の信頼を得るには社会基盤の早期再建が欠かせないが、肝心の財源が不足している。評議会で対外関係を担当するジブリル氏は「我々は(国民に)正統性を問われる危機に直面するかもしれない」と危機感を募らせている。

国連安保理決議などに基づき世界中で凍結されている旧政権の資産総額は1100億ドル(約8兆4300億円)と推定されるが、凍結を解除するには関係機関などの合意が必要だ。国民評議会が「当面必要」と訴えている50億ドル(約3800億円)分のうち、これまでに解除が決まったのは、米国で凍結されていた15億ドル(約1160億円)分のみだ。

評議会はリビア産石油・ガスの輸出再開も急いでいるが、ロイター通信によると、27日現在、リビア国内にある五つの製油所すべてが、原油不足や施設の損壊などが理由で操業していない状況にある。

治安の改善や経済の立て直しには、内戦による恩しゅうや部族・地域間のあつれきを超えた国民和解が必要だ。カダフィ派を中心に優遇されてきた西部と、冷遇され反体制色を強めた東部の地域格差や、部族対立の溝をどう埋めるか。国民評議会は旧政権の強権政治に代わる統治手法を問われている。

毎日新聞 2011年8月29日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:激戦の首都、医師ら避難「死の病院」 多数の遺体放置

【トリポリ和田浩明】リビアの最高指導者カダフィ大佐の陣営と反カダフィ派が激しい戦闘を繰り広げた首都トリポリの南部に27日入った。市内最大級の総合病院では医療スタッフが全員避難したため、取り残された多数の負傷兵らが死亡、27日には少なくとも47体の遺体が放置されたままだった。静寂が支配する院内には、異臭が強く漂っていた。

この病院は、救急医療機関だったとされる「アブサリム病院」(450床)。カダフィ派が多い地区にあったため、20日に反カダフィ派の首都攻略作戦が始まると、病院周辺でも銃撃戦が起きた。入院患者を抱える病院には、戦闘の負傷者も多数担ぎ込まれたという。病院事務員のムハンマドさん(45)によると、21日以降に電力供給が途切れがちになり、医薬品も足らなくなった。多数の医師・看護師が脱出し、「治療ができなくなった」という。医療技師のアハマドさん(40)の説明では、22日には医療スタッフはわずか5〜6人となり、24日には全員が退去してしまった。

最後まで残った一人というムラードさん(26)は「カダフィ側が病院を狙って無差別射撃をしてきた。残留すれば医師らの命も危険にさらされる状態になった」と振り返る。医療スタッフが去った病院には、治療を受けることができなくなった患者だけが残った。

病院玄関前には、運搬台に乗せられたままの7遺体が放置されていた。5階建ての院内の1階部分には少なくとも3体、霊安室に17体、屋外にも20体が横たわっていた。遺体はいずれも男性とみられ、軍服姿の遺体もあった。一部の遺体には腐敗臭を抑えるため、石灰がかけられていた。救急処置室と見られる部屋の床は血痕で覆われ、笑顔のカダフィ大佐の肖像写真が壁に掲げられていた。

毎日新聞 2011年8月29日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:アラブ連盟が緊急外相会合、国民評議会の代表が出席

【カイロ樋口直樹】アラブ連盟(加盟22カ国・機構)は27日夜、カイロで緊急外相会合を開き、国連に対して、リビアの反カダフィ派・国民評議会をリビア政府の正統な代表と認めて議席を与え、安保理決議などに基づく旧政権の凍結資産を直ちに解除するよう求める声明を出した。外相会合には、国民評議会がリビアの正統な代表として初めて出席した。議場には、旧カダフィ政権の緑一色の国旗に代わり、反カダフィ派がシンボルとする三色旗が掲げられた。

また、外相会合はシリアのアサド政権による反体制派の弾圧に「懸念」を表明した。シリアの政治・経済改革を後押しするため、ナビル・アラビ事務局長を現地へ派遣することも決めた。国連によると、シリアの弾圧ではこれまでに2200人以上が死亡。アラブ連盟の対応の遅さに国際社会から批判の声が上がっていた。

毎日新聞 2011年8月29日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:石油生産、来月中旬に再開

【ベンガジ、トリポリ共同】カダフィ政権が事実上崩壊したリビアで最大級の石油会社アラビアン・ガルフ(本社ベンガジ)の広報責任者アブデルジャリル・マユフ氏は29日までに、内戦でストップしている石油生産について「9月15日から操業を始める」と明らかにした。ロイター通信が伝えた。

世界有数の産油国であるリビアは4月以降、戦闘で東部の油田が破壊されるなどし、石油生産・輸出が止まっている。マユフ氏は、9月末までに北東部トブルクから輸出が再開されるとの見方を示している。

毎日新聞 2011年8月29日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ派、報復虐殺か 倉庫に多数遺体−−トリポリ

【トリポリ和田浩明】リビア最高指導者だったカダフィ大佐の支持派が、首都トリポリ陥落の「報復」として、トリポリ南部の倉庫内で拘束していた反カダフィ派らの人々を大量に虐殺した疑いが浮上している。AP通信によると、殺されたのは約50人に上る。虐殺があったとされる倉庫を28日訪れると、遺体の腐敗臭が漂い、犠牲者のものとみられる焼かれた骨片が多数残っていた。証拠隠滅のため、焼却を図ったとみられる。

◇首都陥落後、無差別発砲?

カダフィ氏に対しては、国際刑事裁判所(オランダ・ハーグ、ICC)が今年6月に人道に対する罪などで逮捕状を発行。今回の虐殺疑惑は、逮捕状発行後も非人道的行為が続けられていたことを示す新たな証拠となる可能性がある。

殺害現場はカダフィ氏の息子の一人、ハーミス氏が率いた「第32旅団」の拠点近く。幅20メートル、奥行き5メートルほどの倉庫の中に入ると、数十の遺体が焼かれた跡があった。肋骨(ろっこつ)や大腿(だいたい)骨の一部と見られる骨片や肉片もあった。

事件の生存者から話を聞いたというトリポリ住民のバシールさん(63)によると、現場には200人近い収容者がいたという。反カダフィ派に加え、たまたま拘束された人もいたという。23日にカダフィ氏の居住区域、バーブ・アジジヤが陥落した後、カダフィ派が「報復」として無差別発砲して殺害したらしい。

別の住民、アブドルラフィク・リファイさん(48)によると、他の場所で殺害した遺体も冷凍車などで運搬され、倉庫の建つ敷地内に埋葬されたという。

ICCは、カダフィ氏らが民主化要求デモを行った国民を武力弾圧で大量に殺害したとして逮捕状を発行、反カダフィ派の暫定統治機関「国民評議会」に対し、拘束できれば身柄を引き渡すよう求めている。

毎日新聞 2011年8月29日 東京夕刊



 
 
>TOP

アルジェリア、カダフィ大佐の息子2人と妻・娘の入国を確認=アルジャジーラ

(ロイター - 08月30日 03:40)

[カイロ/チュニス 29日 ロイター] アルジェリアは、リビアのカダフィ大佐の家族が同国に入国したことを確認した。中東の衛星テレビ、アルジャジーラが29日報じた。

アルジャジーラによれば、アルジェリアはカダフィ大佐の息子モハメド氏とハンニバル氏、サフィア夫人、娘のアイシャ氏が同国にいることを確認した。

国営アルジェリア通信(APS)もウェブサイトで、4人が29日朝に同国入りしたと伝えた。APSによると、4人の入国は国連とリビア反体制派に報告された。



 
 
>TOP

カダフィ氏の家族がアルジェリア入国、国民評議会は引き渡し要求

(ロイター - 08月30日 07:30)

[アルジェ 29日 ロイター] アルジェリア外務省は、リビアのカダフィ大佐の妻と子供3人が現地時間29日午前、アルジェリアに入国したことを明らかにした。国営アルジェリア・プレス・サービス(APS)が外務省の声明として報じた。

家族の入国は国連とリビアの反カダフィ派に報告されたとしている。

APSは、「カダフィ大佐の妻サフィア、娘アイシャ、息子のハンニバル、モハメドの各氏が、子供連れで午前8時45分(日本時間午後4時45分)、アルジェリアとリビアの国境を通過して入国した」と伝えた。

これについて、反カダフィ派を束ねる国民評議会(NTC)のスポークスマンはロイターに対し、アルジェリアがカダフィ大佐の家族の亡命を受け入れたことは「侵略的行為」であり、家族の身柄引き渡しを求めると表明した。

「犯罪者のすべてに公正な裁判を与えるとわれわれは約束しており、(アルジェリアの行動は)侵略的行為であると見なす」と主張。カダフィ大佐の家族は、妻であれ娘であれ全員、国家に対する金融犯罪容疑で指名手配されていると述べた。



 
 
>TOP

カダフィ大佐の妻子、アルジェリアに逃亡−反体制勢力は引き渡し要求

2011年 8月 30日 8:19 JST

アルジェリア外務省は29日、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐のサフィア夫人が3人の子どもと共にリビア国境からアルジェリア入りしたと発表した。

同省の短い声明によると、サフィア夫人は29日朝、娘のアイシャ氏、息子のムハンマド氏、ハンニバル氏とともにアルジェリア入りした。同省は3人の入国 を国連の潘基文事務総長、リビアの反カダフィ勢力連合体「国民評議会(NTC)」執行委員会のマハムード・ジブリル議長(暫定首相)に伝えたと発表した。

リビアと国境を500マイル(約800キロ)接しているアルジェリアは、NTCを承認しておらず、リビア反政府勢力の中にはアルジェリアがカダフィ大佐に肩入れしていると非難する向きもいる。

アルジェリアのメデルチ外相は、リビア内戦では「厳格に中立を守る」姿勢を繰り返し表明していた。 

リビア南部の都市シルトでは、2方面で戦闘が発生している。同地はカダフィ大佐の部族の本拠地でカダフィ派の最後の主要拠点。一方、首都トリポリでは反カダフィ勢力が支配を固めつつある。

カダフィ体制が事実上崩壊しているにもかかわらず、反体制派はカダフィ大佐の行方がつかめておらず、内戦勝利に不透明感と暗い影を投げ掛けている。

エジプト国営MENA通信は先週末、反体制派兵士の話として、武装した高級車メルセデスのセダン6台がリビア南西部の町ガダミスからアリジェリアに入ったと報じ、カダフィ大佐の息子ないし他のカダフィ政権高官が乗っている可能性があると伝えていた。アルジェリア外務省は、この報道を否定していた。

NTCのムスタファ・アブドルジャリル代表の側近アハメード・ジブリル氏は、カダフィ大佐の親族がアルジェリア入りしたとの報道が事実とすれば、「アルジェリア当局に対し、裁判のためリビアに引き渡すよう要求する」と述べた。

また、NTCの軍事報道官アハメード・バーニ氏は、アルジェリアが大佐の親族を歓迎したことは意外ではないと述べた。リビア内戦の6カ月間、反カダフィ勢力はアルジェリアが革命を阻止するためカダフィ大佐陣営に雇兵を送り込んでいると非難していた。

アブドルジャリル代表は、訪問先のカタールでフランス、イタリア、トルコなど北大西洋条約機構(NATO)幹部と会合し、カダフィ大佐は依然としてトラブルを引き起こす可能性があると述べた。同代表は「カダフィは依然として土壇場で何か脅威をもたらす力がある」と述べ、「内戦終了後もわれわれはNATOからの兵たん面と軍事面の支援が必要だ」と語った。



 
 
>TOP

リビア・カダフィ政権のネット監視活動に外国企業が協力=WSJ調査

2011年 8月 30日 13:10 JST

【トリポリ】ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)が当地のある部屋を調べたところ、42年にわたるリビア・カダフィ政権による抑圧に外国企業が協力していたことがわかった。6階建ての建物の1階にあるこの部屋では、リビアが西側から得た技術を使って電子メールやチャットの監視をしていた。

ここ数カ月で一帯に反政府運動が広まるなか、この種のスパイ活動はリビアの最優先事項となっていた。関係筋によると、同国当局者は先に、仏テクノロジー企業ブルの傘下企業や米ボーイング傘下でインターネットトラフィック監視製品を生産するナラスなど、複数の企業と協議をしていた。国内の既存監視システムより高度なインターネットフィルタリング機能を導入するためだという。

本紙や関係筋が調べた書類によると、リビアは暗号化されたオンライン電話サービスのスカイプをコントロールし、ユーチューブの動画を検閲し、リビア人が「プロキシー」サービスを使って匿名でオンライン活動をすることを防ぐため、高度な道具を求めていた。しかし、協議は内戦のため中断された。

ナラスの広報担当者は「リビアでナラスの技術は販売・導入されていない」と述べた。ブルの当局者はコメントを控えた。

記者: Paul Sonne and Margaret Coker



 
 
>TOP

カダフィ大佐の家族が隣国に 首都は深刻なインフレ(08/30 11:52)

リビアでは政権が事実上崩壊し、依然、不安定な状態が続いています。カダフィ大佐の家族が、隣国アルジェリアにいることが明らかになりました。

国営アルジェリア通信によりますと、カダフィ大佐の妻と娘、そして2人の息子がアルジェリアにいることが確認されています。アルジェリアの外務省が確認し、すでに反体制派や国連にも報告したということです。カダフィ大佐の逃亡先については触れていません。

一方、リビアの首都トリポリでは、断水や停電に加えて、物価の急上昇が深刻になっています。28日から再開した銀行には、今後の生活のために現金を求める市民が詰めかけました。トリポリ市内では食料の値段も高騰していて、野菜などは通常の3倍以上、ガソリンなどの燃料は10倍以上に跳ね上がっていて、市民生活が極めて厳しい状況になっています。



 
 
>TOP

EU リビア首都に人道支援拠点

8月30日 16時27分

リビアでカダフィ政権が事実上崩壊したのを受けて、EU=ヨーロッパ連合は、29日、激しい戦闘が行われた首都トリポリで、不足する水や医薬品などを市民に供給する人道支援の拠点となる事務所を開設したことを明らかにしました。

EUの発表によりますと、人道支援の専門から4人が29日までに先遣隊として首都トリポリに入り、人道支援の拠点となる事務所を開設したということで、当面は、不足する水や医薬品などを現地で活動するNGOなどと協力しながら市民に提供していくとしています。EUは、現地の治安や市民のニーズを見極めながら、スタッフの人員を今後増やしていく方針です。EUは、これまでにもリビアの反政府勢力の拠点となった東部の都市ベンガジや、リビアからの難民が押し寄せたチュニジアとの国境付近にいち早く支援事務所を開設するなど、リビアの民主化の動きを支援してきました。リビアへの支援を巡っては、フランスのサルコジ大統領の呼びかけで、来月1日にパリで支援国による会議が開かれることになっており、半年近くにわたった激しい戦闘で破壊されたインフラの復興や人道支援が主な議題になるとみられています。



 
 
>TOP

リビア“8か月以内に選挙”

8月30日 18時10分

リビアでは、カダフィ政権が事実上崩壊してから1週間がたち、国民評議会では、今後8か月以内に選挙を行い、新しい国づくりを軌道に乗せたい考えですが、カダフィ大佐の行方は依然として分からず、中部の都市でもカダフィ派の抵抗が続いており、予断を許さない状況です。

リビアでは、反政府勢力で作る国民評議会の部隊が首都トリポリを陥落させ、カダフィ政権が事実上崩壊してから、30日で1週間がたちました。国民評議会のゴーガ副議長は、NHKの取材に対し、今後8か月以内に国民議会の選挙を実施し、その後1年以内に民主的な憲法を制定して、新政権の樹立を目指す方針を示しています。しかし、カダフィ大佐の行方は依然として分かっていないうえ、大佐の出身地の中部シルトでは大佐の支持派が激しい抵抗を続けており、シルトを包囲する国民評議会側の投降の呼びかけに応じる様子を見せておらず、戦闘が長期化することも予想されます。また、半年以上にわたった内戦の混乱を受け、大量の武器が国内に出回っており、今後、犯罪が増加することが懸念されています。国民評議会では、治安の回復を急ぎ、新しい国づくりを軌道に乗せたい考えですが、混乱が収拾されるのか、依然として予断を許さない状況です。



 
 
>TOP

伊石油会社 リビアの事業再開へ

8月30日 8時4分

リビアで油田開発などを手がけてきたイタリアの大手石油会社「ENI」は、カダフィ政権が事実上崩壊したことを受けて、反政府勢力の国民評議会との間でリビアでの事業を速やかに再開することで合意し、長びく戦闘で停止していた経済活動を元に戻す動きが始まっています。

リビアは、石油の確認埋蔵量が世界第8位と有数の産油国ですが、カダフィ政権と反政府勢力の戦闘で、ことし2月以降、生産が大きく落ち込み、石油の輸出も止まっています。こうしたなか、イタリアのENIは29日、リビアの国民評議会との間で、リビアからイタリアにつながる天然ガスを運ぶパイプラインの運用再開など、石油や天然ガス事業の速やかな再開に向けて協力するという覚書を交わしたことを明らかにしました。またENIは、リビアの市民生活に必要な石油精製品を供給するほか、リビアの石油関連施設が安全に再開できるよう技術的な支援を行うということで、カダフィ政権が事実上崩壊したことを受けて、経済活動を元に戻す動きが始まっています。ENIは、イタリア政府の後押しも受けながらカダフィ政権下のリビアで最も活発に事業を進めてきた外国の石油企業で、今回の合意は、政権が変わってもこれまでの権益を維持することを確認したいENI側と、リビアの経済を支える石油産業を一刻も早く立て直したい国民評議会の思惑が一致した形です。



 
 
>TOP

カダフィ氏の妻子、アルジェリアへ 反体制派「引き渡し求める」

2011.08.30 Tue posted at: 10:06 JST

(CNN) アルジェリア国連大使によると、リビアのカダフィ大佐の妻サフィア夫人と娘アイシャ氏、長男モハメド氏、五男ハンニバル氏と孫らが29日午前、隣国アルジェリアに入った。大佐本人の行方は依然として不明。七男のハミス氏が死亡したとの情報もある。

アルジェリアの国連大使は、同国が「人道的理由」で夫人らを受け入れ、潘基文(パン・ギムン)国連事務総長に同日報告したと述べた。いずれも国連安全保障理事会の制裁対象リストには掲載されていない。大佐自身が入国を試みるかどうかは分からないという。

カダフィ大佐や、大佐とともに国際刑事裁判所(ICC)に手配されている次男セイフイスラム氏、義弟で情報機関トップのアブドラ・セヌーシ氏の所在は分かっていない。3人がアルジェリアに逃げ込んだ場合、ICC非加盟の同国から協力が得られる保証はない。反体制派はかねて、カダフィ大佐らが友好関係にある隣国のアルジェリアやチャドへの入国を図る可能性を指摘していた。米国のカーニー大統領報道官は報道陣に、カダフィ大佐がリビアを出国した形跡はないと語った。

リビア反体制派の国民評議会(NTC)の報道官はCNNに、家族のアルジェリア入りが事実なら同国に引き渡しを求め、国内で公正な裁判を行うと述べた。

アイシャ氏は2009年から国連開発計画(UNDP)の親善大使を務めていたが、今年2月に解任された。同氏の家族に近い情報筋によると、9月に出産予定だという。モハメド氏は先週、反体制派に拘束されたが翌日逃走したとされていた。ハンニバル氏は大物芸能人を招いた派手なパーティー、夫人や使用人への暴行疑惑、愛車フェラーリでパリのシャンゼリゼ通りを高速で逆走した騒ぎなどでたびたび注目を集めてきた。

一方、NTC軍事部門幹部は同日、カダフィ大佐の七男ハミス氏が28日夜に死亡したと述べた。同国北西部での反体制派との銃撃戦で負傷し、搬送先の病院で息を引き取った。遺体は現地で反体制派が埋めたという。



 
 
>TOP

2011年8月30日10時6分

カダフィ氏妻子、アルジェリア入り 本人は同行せず

アルジェリア外務省は29日、リビアの最高指導者カダフィ大佐の妻子らが、アルジェリアに越境したと発表した。カダフィ氏本人は一緒ではない模様だ。リビアでは反カダフィ派が首都トリポリの大部分を制圧。身の危険を避けるため、カダフィ氏が家族を国外脱出させた可能性がある。

アルジェリア国営通信が伝えた同国外務省の声明によると、越境したのは、カダフィ氏の2番目の妻サフィア夫人、長男ムハンマド氏、五男ハンニバル氏、長女アイシャ氏。それぞれの子どもを伴い、29日朝、リビア側から国境を越えて入国した。声明は、越境時の様子や動機などの詳細には触れていない。

アルジェリア政府はこの情報を、リビアで新政権樹立をめざす「国民評議会」や国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長にも伝えたという。ロイター通信によると評議会の報道担当者は「犯罪者は法律で裁く」とし、身柄の引き渡しを求める考えを示した。

一方、AFP通信は29日、評議会幹部の話として、カダフィ氏の七男で最精鋭部隊を率いるハミス氏が戦闘で死亡、埋葬されたと伝えた。ただ、ハミス氏の死亡情報は過去にも流れたことがあり、真偽は不明だ。(トリポリ=北川学)



 
 
>TOP

2011年8月30日10時24分

「カダフィ氏、今もリビアに」 米国務省高官が見解

米国務省高官は29日、リビアのカダフィ大佐の行方について「我々の情報では、まだリビアにいる」と記者団に語った。また同省によると、反カダフィ派の中核組織「国民評議会」幹部の約半数は首都トリポリに拠点を移し、複数の省庁が首都に事務所を開いた。

国務省のヌーランド報道官によると、評議会は内務、法務、情報、通信、保健、開発の各省の事務所をトリポリに移した。治安の安定化を担う機関も設置し、戦闘員の指揮系統の整備を急いでいるという。

米国は、リビア支援に関わる欧米中心の「連絡調整グループ」が9月1日にパリで開く国際会議に、クリントン国務長官を派遣。「行政、治安、経済各分野での要望について評議会の報告を聞く」(ヌーランド氏)としている。



 
 
>TOP

リビア、石油生産回復に時間 完全復旧、2年超の見方も

2011/8/30 0:26

【ドバイ=中西俊裕】カダフィ大佐の独裁が事実上崩れたリビアでは、原油生産をいつ本格的に再開できるかが経済面の大きな焦点となってきた。現在の生産量は日量10万バレル以下。反カダフィ派は東部2油田で来月の輸出再開を目指す方針。ただ、紛争発生前の水準である160万バレルに戻るのは2年超かかる可能性もあり、今後の復興計画にも影響を与えそうだ。

リビアで最大規模で操業していたアラビアン・ガルフ(AGOCO)は28日、9月中旬までに東部サリール、メスラ両油田で原油生産を再開、同月末までに輸出も始める計画を示した。

東部サリール、メスラや西部のムルズークなど主要油田の本体は大きな被害を受けてないとの見方が強い。東部油田は一部石油施設が破壊されたが「復旧した」(AGOCO筋)という。そのため石油業界関係者の間では、紛争発生直前の約6割にあたる「100万バレルまでは1年程度で回復する」との見方が強い。

一方でリビアの生産状況を分析する企業には、元の日量160万バレルに戻るには「楽観的に見ても1年半」(IHSエナジー)、「今の危機が過ぎてから3年」(ウッド・マッケンジー)との見方がある。反カダフィ派は政策運営に不慣れで戦闘が続くリスクも考慮すれば、2年以上かかる可能性もある。

AGOCOは「治安が重要なカギ」と強調。欧米、リビアの石油会社に共通するのは「戦闘が続くと生産が回復しにくい」という声だ。国内が混乱する前には欧米11社が計49万バレルを生産していた。紛争の拡大で欧米、中国からの労働者らはリビアを出国。これまで操業を外国人に大きく依存していたのにその帰還が望めないとなると、安定した生産の回復は心もとない。

またリビア原油はろう分を多く含む。操業停止が長引いた影響でパイプラインなど施設内でそれが固まり補修に手間がかかる恐れもある。

反カダフィ派を束ねる国民評議会は早期に原油生産・輸出を回復して外貨を獲得、凍結解除される見通しのカダフィ政権の在外資産と合わせ、復興に活用したい。そのため「最大の課題である派内の政治的結束、政情の安定」(S・シスズク・IHS上席アナリスト)をどう達成するかが問われる。



 
 
>TOP

「カダフィ氏六男の死亡確認」 反体制派

トリポリ郊外の戦闘で、通信社報道

2011/8/30 6:20

【トリポリ=共同】ロイター通信によると、リビア反体制派「国民評議会」の軍事部門関係者は29日、カダフィ大佐の六男ハミース氏が首都トリポリ郊外での戦闘で負傷、その後、死亡したことを確認したと述べた。



 
 
>TOP

カダフィ妻子、アルジェリアに脱出 大佐はリビア潜伏か

2011/8/30 9:51

【ドバイ=太田順尚】アルジェリア外務省は29日、国営通信を通じ、隣国リビアのカダフィ大佐の妻と息子2人、娘らが同日朝、陸路で国境を越え、アルジェリアに入国したとの声明を出した。同国が事実上、大佐の妻子の亡命を認めた可能性がある。リビア反カダフィ派は大佐の家族の保護はリビアの主権侵害に当たると非難し、アルジェリアに大佐の妻らの送還を求める考えを示した。

声明によると、入国したのはサフィヤ夫人と長男ムハンマド氏、五男ハンニバル氏、長女アイシャ氏のほか、長男と五男の家族ら。カダフィ大佐の行方には触れていない。

一方、カーニー米大統領報道官は29日、大佐について「リビア出国の形跡はない」と述べ、同国内に潜伏しているとの見方を示した。

リビア反カダフィ派のシャンマム報道官は29日「全ての犯罪者を裁判にかけるため(いかなる国も)大佐やその家族を保護しないよう警告してきた」と不快感を示した。

カダフィ政権の崩壊で武器やイスラム過激派の流入を懸念するアルジェリアは、リビアへの米欧の軍事介入に反対した経緯があり、反カダフィ派に対してもリビアの正統政府として承認していない。反カダフィ派幹部は29日、アルジェリアが大佐の妻子の亡命を受け入れたとしても「驚きはない」と語っており、同国が送還に応じない場合、反カダフィ派との関係が悪化する可能性がある。

イタリアのANSA通信は29日、リビア外交筋の情報として、カダフィ大佐と次男セイフイスラム氏、三男サーディ氏が首都トリポリから南東約100キロの町バニワリドに潜伏していると伝えた。中東の衛星テレビ局アルアラビーヤによると、反カダフィ派幹部は29日、大佐の息子で精鋭部隊を率いたハミース氏と、カダフィ派情報機関トップのサヌーシ氏がトリポリ郊外の戦闘で「ほぼ確実に死亡した」と語った。



 
 
>TOP

リビアの石油生産再開に向け協力 伊ENI

2011/8/30 10:01

【ドバイ=太田順尚】イタリアのエネルギー大手イタリア炭化水素公社(ENI)は29日、リビア反カダフィ派を束ねる国民評議会と、同社のリビアでの早期業務再開に向け、国民評議会の石油や天然ガスの生産復旧の取り組みに最大限協力するとの覚書を結んだ。

ENIのスカローニ最高経営責任者(CEO)がリビア東部ベンガジを訪問し、国民評議会幹部との間で調印した。

ENIはカダフィ政権下で、原油換算で外資最大の日量約27万バレルの原油・天然ガスを生産していたが、現在の生産量は約5万バレルに落ち込んでいるとみられる。国民評議会への支援姿勢を強調し、移行政権下でも権益を確保する狙い。一方の国民評議会側は原油生産再開に向けた技術支援が必要で、双方の思惑が一致した。

覚書は、リビアからイタリアに天然ガスを送るパイプラインの早期復旧に向けENIが技術支援するとしたほか、燃料不足が問題となっている国民評議会にガソリンや軽油などの石油製品を即座に提供し、原油生産の再開後に対価相当の原油を受け取るなどとしている。

ロイター通信によると、ENIが手配する石油製品を積んだタンカーが、今週にもリビアに到着する見込みという。



 
 
>TOP

大佐の豪華専用機「空飛ぶ邸宅」も接収 リビア

2011/8/30 13:21

【トリポリ=共同】リビアのトリポリ国際空港で29日までに、カダフィ大佐が使用していた「空飛ぶ邸宅」のような専用機が接収された。点検整備を進める技術者らは、豪華な専用機内=写真は共同=で笑顔を見せながら強権支配からの解放を実感していた。

専用機は2003年に約7300万ポンド(約92億円)で購入したというエアバスA340。テレビやDVDプレーヤーが据え付けられた寝室にはシャワーも完備。豪華なソファが並ぶリビングのような区画も。

機体には銃弾の痕が残るが、すぐにも飛行できそうな状態だ。「カダフィが好きなのはホラー映画だよ」。技術者らは作業の傍ら、ベッドに飛び乗ったりして喜びを爆発させていた。

同空港が再開すれば国家再建への動きも加速するが、正常化にはしばらく時間がかかりそうな状況という。



 
 
>TOP

リビア国民評議会、分裂の懸念 「カダフィ後」混乱も

2011/8/30 21:54

【カイロ=花房良祐】リビアでカダフィ大佐の首都トリポリの本拠地が制圧され、独裁体制が事実上崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリの戦闘は収束し、「カダフィ後」への注目が集まっている。新しい体制は反カダフィ派を束ねる国民評議会が軸となりそうだが、評議会の司令官の暗殺を機に内部の亀裂は深刻との見方が浮上。大佐打倒でまとまってきた評議会が分裂するのではとの懸念が出ている。

国民評議会の団結力に対する懐疑的な見方は7月末、軍事部門の司令官ユニス・オベイディ氏が殺害されたことで広がった。カダフィ政権の公安書記(公安相)を務めたオベイディ氏は政権から離反したものの、大佐とまだ接触しているとのうわさが流れていた。

評議会による粛正やイスラム主義者による暗殺、公安相として恨まれていたので復讐(ふくしゅう)されたなどの諸説が流れている。真相は不明だが、欧米諸国にはオベイディ氏暗殺の背景に国民評議会の内部対立があるのではないかという見方がある。

3月に発足した国民評議会のメンバーは約40人。50カ国以上がリビアの正統な代表として承認したが、政教分離を主張する世俗主義者からイスラム主義者まで幅広い勢力が参加しているとされ、結束は難しいとの見方もあった。オベイディ氏の暗殺で評議会の統治能力に対する不安が改めて強まった形。内戦で武器がイスラム武装勢力の手に流出したとの報道もあり、治安面での能力強化も急務となっている。

分裂リスクが意識される新体制のけん引役は3人。まずアブドルジャリル議長は民衆が蜂起した2月までカダフィ政権の司法書記(法相)を務め、早い段階で政権から離反。カダフィ政権で働いていた時代も公の場で政権を批判するなど異例の言動で知られていた。流出した2010年1月の米外交公電には、アブドルジャリル氏と会談した米国の駐リビア大使が、開明的な考えを持っているとの肯定的な評価を記している。

新体制は北大西洋条約機構(NATO)の軍事支援を受けた経緯もあるうえ、経済復興のための支援が不可欠。当面は欧米寄りの外交政策を採用せざるを得ない。国民評議会は指導部に米国で高等教育を受けた知米派を起用している。

ナンバー2で外交担当のマハムード・ジェブリル氏は米国で博士号を取得。カダフィ政権に招かれて経済開発理事会総裁となり、改革を提案し続けたが、保守派の抵抗にあい昨年に政権を去った。「米国の見方を理解している」(米外交公電)という。ジェブリル氏はこれまで評議会への支援を取り付けるため各国を奔走。同氏が築いた欧米政府とのパイプが今後のリビアの復興支援でカギを握る。

財政・石油担当のアリ・タルフーニ氏は米ワシントン州の大学で30年以上にわたり経済学などを教え、海外から政権批判を続けてきた。資金繰りと石油生産の再開など課題は山積しているが、学者出身で政治的な手腕は未知数。内部で対立が激化した場合、調整能力を問われる局面も出てきそうだ。



 
 
>TOP

カダフィ大佐派、週内降伏を 国民評議会

2011/8/30 23:54

【ドバイ=中西俊裕】リビアの反カダフィ派を束ねる国民評議会のアブドルジャリル議長は30日、カダフィ大佐側の部隊に対し、9月3日までに降伏するよう勧告した。同日までに降伏しない場合、最大の制圧目標であるシルトなどカダフィ派の拠点に総攻撃をかける意向を示した。

北大西洋条約機構(NATO)の報道官は30日、「シルトの東端につながる回廊地帯を攻撃の焦点にしている」との見解を示した。

アブドルジャリル議長は、カダフィ派と和平交渉を進めていると指摘。期限までに同派が応じなければ、シルトなどで武力制圧に踏み切ると最後通告を行った。カダフィ大佐を巡っては首都トリポリ南のバニワリドに次男セイフイスラム氏らと潜伏しているとの情報が流れているが、確認はされていない。

一方30日付のイタリアのラ・レプブリカ紙は、エネルギー大手のイタリア炭化水素公社(ENI)のスカローニ最高経営責任者(CEO)がリビアの石油施設について「良好な状態を維持している」と発言したことを報じた。CEOは、地雷が油田の付近に敷設されており、除去作業が必要との見方も示している。

一方で欧州連合(EU)の担当者は、カダフィ派勢力はトリポリへの水の供給の3分の2を途絶させたと述べた。同市への運河からの水の供給は、カダフィ派が依然占拠するシルトで管理するシステムになっている。カダフィ派はこのバルブを止めたもようだ。一部は井戸から調達しているが十分でなく、首都では水不足が深刻化している。

また30日付のアルジェリア紙アルワタンは同国政府が南部の対リビア国境を閉鎖したと報じた。同国外務省は29日、隣国リビアのカダフィ大佐の妻と息子、娘らがアルジェリアに入国したとの声明を出した。リビア反カダフィ派は大佐の家族引き渡しを求める考えを示した。アルジェリア側は国内に反カダフィ派が入り込み混乱が起きることなどを懸念しているとみられる。



 
 
>TOP

カダフィ氏、首都南方に潜伏か…伊通信社が報道

【ローマ=末続哲也】イタリアのANSA通信は29日、リビアの信頼できる外交筋の話として、同国最高指導者だったカダフィ氏が、有力後継者とされた次男セイフ・イスラム氏、三男サーディ氏とともに、首都トリポリの南東約100キロにある町バニワリドに潜伏していると報じた。

また、同通信は、カダフィ派精鋭部隊を率いたカダフィ氏の七男ハミス氏について、首都の南方で殺害されたとみられると伝えた。

バニワリドは、国内最大部族ワルファラの勢力下にある町とされ、カダフィ派の潜伏先とみられている。

(2011年8月30日10時33分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビアで首都解放祝う式典…犠牲者追悼も

【トリポリ=中西賢司】リビアの反カダフィ派組織「国民評議会」は29日夜から30日未明にかけ、首都トリポリの「殉教者広場」で、首都解放を祝うと共に犠牲者を追悼する式典を開き、王政時代の国旗で反カダフィ派の象徴である「三色旗」を手にした大勢の市民が集結した。

「緑の広場」から改名された広場は、かつてカダフィ氏が好んで演説会場に選んだ場所だ。

友人をカダフィ派に射殺されたという大学生ソフィアン・アルムラディさん(24)は「カダフィのいないトリポリには自由がある。友人の死は無駄ではなかった」と語った。

(2011年8月30日18時11分 読売新聞)



 
 
>TOP

EU、トリポリに人道支援拠点開設

【ハーグ(オランダ)=工藤武人】欧州連合(EU)の執行機関、欧州委員会は29日、リビアのトリポリに、人道支援活動を円滑に進めるための事務所を開設したと発表した。

EUは今年5月以降、反カダフィ派の拠点となった東部ベンガジに事務所を置いていたが、トリポリに活動の足場はなかった。

欧州委はトリポリ一帯の住民への緊急支援に向けるため1000万ユーロ(約11億1000万円)を拠出。人道支援の専門家もトリポリに派遣しており、国際赤十字などと連携しながら、飲料水や医薬品の迅速な提供を図る。

(2011年8月30日18時40分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ氏家族受け入れ、国民評議会が反発

【カイロ=長谷川由紀】リビアを29日に脱出したカダフィ氏の妻子らを隣国アルジェリアが受け入れたことを巡り、反カダフィ派組織「国民評議会」が激しく反発している。

アルジェリアはまだ、国民評議会を「唯一正統なリビア国民の代表」として認めておらず、両国間の緊張が高まる恐れがある。

脱出したのは、カダフィ氏の妻、サフィア夫人と長男ムハンマド氏、五男ハンニバル氏、長女アイシャ氏。息子らの配偶者や子供も同行していたという。AFP通信によると、アイシャ氏は30日、女児を出産した。国民評議会の報道官は29日、「(家族受け入れは)侵略行為だ」とアルジェリアを非難、家族の送還を求めた。

米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)によると、アルジェリアのベンメヒディ国連大使は家族受け入れを「人道的見地による」と説明。国際刑事裁判所(ICC)から逮捕状が出ているカダフィ氏と次男セイフ・イスラム氏については受け入れないことを暗に示唆したものだが、国民評議会はカダフィ氏だけでなく一族についても、裁判にかける方針を示している。

(2011年8月30日22時55分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊1週間 拘束の約5万人、なお不明と発表−−国民評議会

【トリポリ、ベンガジ共同】リビア反体制派「国民評議会」の軍事部門の報道官は29日までに北東部ベンガジでの記者会見で、カダフィ政権下で拘束されていた1万人以上が政権崩壊後に解放されたが、依然として約5万人が行方不明になっていると述べた。フランス公共ラジオが伝えた。

報道官は2月の反体制デモ以降、カダフィ派により5万7000〜6万人が拘束されたと推定、一方で解放されたのは1万〜1万1000人にとどまっていると述べた。

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

NEWS25時:リビア 米機爆破犯が昏睡状態

米CNNテレビは28日、米パンナム機爆破事件(1988年)で英スコットランド当局から09年に釈放され、リビアに帰国した元情報機関員アルメグラヒ元受刑者が首都トリポリで昏睡(こんすい)状態にあり「死期が近い」と伝えた。一方、「国民評議会」は同日、元受刑者について「欧米に引き渡さない」との考えを示した。【共同】

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊1週間 住民らが自治組織 自警団結成、診療所も−−トリポリ

【トリポリ和田浩明】カダフィ政権崩壊で事実上の無政府状態にあるリビアの首都トリポリで、住民たちの一部に自治の動きが始まっている。南部ズナタ地区では自警団を組織し、寄付を募って不足している水や食料を貧困住民に提供、クリニックも開設した。住民らは、自分たちの手による国の再建に意欲を見せている。

ズナタ地区は約5000家族が住む中流地域。住民のラフィークさんによると、反カダフィ派が多く、政府は十分なインフラ投資を行ってこなかったという。

自治組織の中心人物は、地元サッカーチームの監督、ハキム・ファルージュさん(45)。スポーツクラブが事務所だ。ファルージュさんによると、カダフィ派との戦闘が激化した20日、クラブのメンバーが中心になって約250人の武装自警団を結成、警備に当たった。

水や食料の供給が不足がちなため、モスク(イスラム教礼拝所)を通じて住民の寄付約2万ディナール(実勢レートで約96万円)を集めて水や牛乳、食料などを購入。必要な世帯に無料で提供している。事務所には大量の物資が蓄積されていた。さらに、自前で小さな診療所も開設したという。

市内の各地区でも、生活の中心だったモスクを中心に、同様の動きが広がっているという。ファルージュさんは「リビアはカダフィのせいで国民が殺しあうような国になってしまった。きちんと立て直していきたい」と声をつまらせて語った。

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊1週間 大佐故郷・シルト攻略大詰め 潜伏の可能性も

【カイロ樋口直樹】リビアのカダフィ政権崩壊(23日)から1週間になるのを前に、反カダフィ派が、最高指導者だったカダフィ大佐の故郷、北中部シルトに迫っている。地元部族指導者との交渉が決裂すれば東西両方向から攻め込む構えで、シルトの攻略は大詰めを迎えた。首都トリポリでは戦闘が収束しつつあるものの、電気や水道、食料などの供給不足に加え、反カダフィ派による「残党狩り」などを懸念する外国人労働者らの大量流出が起きている。

今なおカダフィ派が支配するシルトは、トリポリの東約450キロにある10万人都市。逃亡中のカダフィ大佐が潜んでいる可能性もある。北大西洋条約機構(NATO)主導の多国籍軍は先週末から、シルト周辺の軍事施設などを標的に空爆を続けている。反カダフィ派はシルトの入り口にあたるビンジャワドを既に制圧。旧政府軍から押収した戦車も加え軍事的圧力を強めている。

反カダフィ派から成る国民評議会(NTC)のアブドルジャリル議長は29日、「彼(カダフィ大佐)はリビア人だけでなく、世界にとっても依然として危険な存在だ」として、NATOの支援継続を要請した。

一方、AP通信によるとトリポリでは28日、1000人ほどのエジプト人やヨルダン人、フィリピン人労働者らがフェリーで隣国へ脱出した。生活環境の悪化に加え、反カダフィ派民兵による旧政権支持者らへの締め付けを懸念する声も多い。特にアフリカ諸国出身者の中には、カダフィ派の雇い兵と疑われ、厳しい尋問にさらされる人が少なくない。トリポリの戦闘終結とともに、両派の虐待疑惑などが明らかになりつつあることも外国人らの国外流出に拍車をかけている模様だ。

毎日新聞 2011年8月30日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:カダフィ大佐は国内に?

◇本人は国内?

【ワシントン共同】カーニー米大統領報道官は29日の記者会見で、リビアの最高指導者だったカダフィ大佐の所在に関し「リビアを出国した形跡はない」と述べた。

毎日新聞 2011年8月30日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:空飛ぶ貴賓室 カダフィ大佐特別機公開

【トリポリ和田浩明】リビアの首都トリポリの国際空港で29日、居場所不明になっている最高指導者だったカダフィ大佐の特別機の内部が毎日新聞など一部報道陣に公開された。クイーンサイズのベッドや3人がけのソファなどが据え付けられた、さながら「空飛ぶ貴賓室」。42年間にわたりリビアを支配した独裁者は、空の旅でも豪華さを追求したようだ。

特別機は国営アフリキーヤ航空のエアバスA340。空港職員によると、カダフィ大佐自身や外国賓客が利用したという。操縦席の後ろの空間には鏡張りの寝室があり、ベッドやソファがある。後部の座席も革張りで、全てファーストクラスやビジネスクラス並みのサイズだ。フランスの高級ブランドの袋なども散らばっていた。

毎日新聞 2011年8月30日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア反体制派、カダフィ派に来月3日までの投降呼びかけ

2011年08月31日 10:15 発信地:ベンガジ/リビア

【8月31日 AFP】リビア反体制派の「国民評議会(Transitional National Council、NTC)」はイスラム教のラマダン(断食月)明けの祝祭「イード・アル・フィトル(Eid al-Fitr)」を迎えた30日、ムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐派の残党に対し、来月3日までの投降を呼びかけた。

ムスタファ・アブドルジャリル(Mustafa Abdel Jalil)議長が東部ベンガジ(Benghazi)で記者会見し、発表した。同席した反体制派軍事部門のアーメド・オマル・バニ(Ahmed Omar Bani)大佐は、残党に平和的な投降を呼びかける努力が実を結ぶことへの期待感を示す一方で、投降の気配はいまだ見られず、期限切れは迫っていると警告。「平和的解決の模索は続けるが、土曜(3日)になった時点で犯罪者集団へのさまざまな対抗措置を講じる。われわれは最後の戦闘に向けた準備が整っている」と述べた。

一方で北大西洋条約機構(NATO)軍は、カダフィ派が民間人への攻撃をやめるまで空爆の手はゆるめないと宣言。カダフィ大佐は現在もいくつかの部隊を積極的に指揮しているとの見方を示した。(c)AFP/Sarah Benhaida



 
 
>TOP

カダフィ大佐の娘、逃亡先のアルジェリアで出産

2011年08月31日 07:25 発信地:アルジェ/アルジェリア

【8月31日 AFP】アルジェリア政府高官は30日、同国に逃れてきたリビアのムアマル・カダフィ(Moamer Kadhafi)大佐の娘、アイシャ(Aisha Kadhafi)さんが同日早朝、女の子を出産したことを明らかにした。母子ともに健康だという。

アルジェリア日刊紙Ennaharによると、アイシャさんらはアルジェリア南端の国境検問所から入国し、400キロ北西のジャネット(Djanet)に飛行機で運ばれて同地の病院に入院、出産した。女の子は祖母の名前にちなんでサフィヤと名付けられた。

なお、アルジェリア外務省は同日、アイシャさん、カダフィ大佐夫人のサフィヤ(Safiya Kadhafi)さん、大佐の息子のムハンマド(Mohammed Kadhafi)氏とハンニバル(Hannibal Kadhafi)氏、大佐の第二夫人を「厳密に人道的な理由で」同国に受け入れたとの見解を述べた。

Ennahar紙は、一家は砂漠の中の町ジャネットで自宅軟禁下に置かれていると報じている。

アルジェリアが大佐の一家を受け入れたことに、リビア反体制派の「国民評議会(Transitional National Council、NTC)」は強く反発している。アルジェリアは国民評議会をリビア新政権と認めていない。同国は長期にわたったリビアの紛争中にカダフィ大佐を支援し続け、カダフィ政権が事実上崩壊したことに頭を悩ませていると憶測されている。(c)AFP/Beatrice Khadige



 
 
>TOP

「来月3日までに投降を」カダフィ派に呼びかけ(08/31 11:55)

リビアの国民評議会は、カダフィ派に「来月3日までに投降しなければ武力で制圧する」と通告しました。

リビアでは、政権が崩壊した後も各地でカダフィ派の抵抗が続いています。特にカダフィ大佐の出身地のシルトは、最後の砦(とりで)となっています。国民評議会のアブドルジャリル議長は30日に会見を開き、「カダフィ派が土曜日までに投降しなければ武力制圧する」と初めて期限つきの通告を行いました。また、国民評議会は、新たな警察組織の設立など治安の整備を重視することを明らかにしました。祝砲として撃たれた実弾でけが人が出るなど、一般市民が持つ武器の回収が大きな課題になっています。



 
 
>TOP

リビア戦闘 5万人死亡の見方

8月31日 16時48分

カダフィ政権が事実上崩壊したリビアで、反政府勢力で作る国民評議会の軍の司令官は、半年に及んだ一連の戦闘で、双方で合わせておよそ5万人が死亡したとの見方を示しました。

リビアの反政府勢力で作る国民評議会のヒーシャム軍司令官は、30日、首都トリポリでロイター通信に対し、一連の戦闘のうち、特に西部のミスラータやズリテンで激しい衝突があり「2つの街で1万5000人から1万7000人が死亡した」と述べました。そのうえでヒーシャム司令官は、西部の山間部や北東部のブレガなどでも多くの犠牲が出たとして、ことし2月に始まり半年に及んだ一連の戦闘の死者について「双方で合わせておよそ5万人が死亡した」との見方を示しました。さらに、反政府デモに参加するなどしてカダフィ政権に拘束された多くの市民の行方が分からなくなっていることに関連して、ヒーシャム司令官は「行方不明者の多くは死亡したと推測される」と述べ、死者数はさらに増えるおそれがあると指摘しました。



 
 
>TOP

リビア支援 国連要員を派遣へ

8月31日 9時52分

国連の安全保障理事会はリビア情勢について協議を開き、パン・ギムン事務総長は、反政府勢力で作る国民評議会による国造りを支援するため、新たな安保理決議に基づいて国連の要員を派遣したい考えを示しました。

国連安保理は、30日、リビアでカダフィ政権が事実上崩壊したものの、カダフィ大佐の行方が分からず、大佐の支持勢力の抵抗も続いている状況を受けて協議を行いました。この中で、パン・ギムン事務総長は「全体の流れはよい方向だ。戦闘が速やかに終結することを期待する」と述べました。そのうえでパン事務総長は「リビアは国際社会の支援を求めている。安保理の強い決定の下に、速やかに国連の要員を現地に派遣したい」と述べ、反政府勢力で作る国民評議会による国造りを支援していく考えを示しました。これに関連して、国民評議会側のダバシ国連次席大使がNHKの取材に応じ「軍隊、警察などの整備から、教育、保健、産業、農業といった幅広い分野での支援が必要だ」と述べ、歓迎する意向を示しました。一方で、ダバシ氏は「カダフィ政権が崩壊すれば平和が回復される。他の紛争が起きた国とは異なりPKO=国連平和維持活動の部隊の派遣は必要ない」と述べました。



 
 
>TOP

NATO“リビア空爆継続”

8月31日 10時57分

NATO=北大西洋条約機構は、リビアの反政府勢力が首都を制圧しカダフィ政権が事実上崩壊したあとも、カダフィ大佐を支持する勢力が中部のシルトで抵抗を続けるとして、今後も空爆を継続する方針を強調しました。

NATOの報道官は、30日、本部のあるブリュッセルと作戦の司令部が置かれているイタリアのナポリを結んで記者会見し、リビアの首都トリポリが「反政府勢力によって事実上解放された」と述べ、首都を反政府勢力が制圧したことをNATOとして初めて確認しました。そのうえで「軍事作戦の焦点はリビア中部の都市シルトにかけての沿岸部だ」と述べ、カダフィ大佐の出身地で軍事施設などがあるシルトが大佐支持派の最後の抵抗の場となっているとして、今後も空爆を継続する方針を強調しました。一方で、NATOの報道官は、国民評議会がカダフィ支持派に降伏を呼びかける交渉を行っていることについて、「前向きな兆候だ」として交渉の行方を注視する考えを示しました。NATOは、カダフィ政権による反政府勢力への攻撃が強まったことし3月末に軍事作戦の指揮権を掌握して以降、ほぼ5か月に渡ってリビアで空爆などの軍事作戦を続けています。



 
 
>TOP

カダフィ大佐の長女、逃亡先アルジェリアで出産

2011.08.31 Wed posted at: 09:31 JST

(CNN) リビアのカダフィ大佐の長女アイシャ氏が、隣国アルジェリアへ逃れた直後に出産したことが分かった。同氏の家族に近い情報筋がCNNに語った。

アイシャ氏は大佐の妻や息子らとともに、29日にアルジェリアに入った。出産予定は9月とされていた。生まれた子どもの性別は不明。同情報筋によれば、産後の経過は順調だという。

アルジェリア外務省は29日、「人道的見地」からカダフィ大佐の家族を受け入れたと発表。同国の国連大使は、カダフィ大佐が国際社会の追及を受けていても、家族が政治的な地位に就いていなければ同じ追及の対象にはならないと説明した。

アイシャ氏は大佐の一人娘で、モデルのような美しい容姿で知られる。弁護士として各国の反体制派を支援する一方、フセイン元イラク大統領の国際弁護団にも加わった。2009年には国連開発計画(UNDP)の親善大使に任命されたが、カダフィ大佐によるデモ弾圧への非難が強まるなか、今年2月に解任された。

4月に北大西洋条約機構(NATO)の空爆でカダフィ大佐の六男セイフルアラブ氏が死亡した際、アイシャ氏の娘も亡くなったが、アイシャ氏は周囲の予想に反して沈黙を守り、公的な場で声を上げることはなかった。ある情報筋がCNNに語ったところによると、同氏はこの時期、妊娠にともなう健康上のトラブルを抱えていたという。



 
 
>TOP

2011年8月31日3時40分

リビア首都で「刀狩り」 国民評議会、銃器など回収開始

リビアで新政権樹立をめざす「国民評議会」が30日、首都トリポリから重火器の撤去、銃器の回収など「刀狩り」を始めた。カダフィ大佐出身地の同国中部シルトなどで抵抗を続ける政権支持派の武装勢力に対しては4日以内に降伏するよう最後通告を出した。

評議会幹部らによると、カダフィ政権軍との首都での戦闘はほぼ終結し、治安面の維持に移行しつつある。公的施設や各国大使館などは保護したものの、治安の空白に伴って、民家などの破壊や略奪が起きていることを認めた。新政権の樹立を前に「刀狩り」を進め、首都の安定をアピールする狙いがある。

トリポリで30日に会見した「内相」のダラート氏は「首都をまもなく完全に掌握できるだろう」と述べ、アブドルジャリル議長、「首相」のジブリル氏らのトリポリ入りが早まるとの見通しを示した。



 
 
>TOP

2011年8月31日10時53分

リビア反体制派「5万人死亡」 2月のデモ開始以降

リビア反体制派軍事部門の幹部は30日、今年2月に反体制デモが始まってからこれまでに約5万人が死亡した、と述べた。ロイター通信が伝えた。

この幹部によると、激戦が続いたミスラタとズリタンで1万5千〜1万7千人が死亡。西部の山岳地帯でも多数の死者が出た。幹部は「我々は2万8千人の拘束者を解放したが、行方不明者はみんな死亡したと思う」としている。

新政権樹立を目指す国民評議会の軍事部門報道官は28日、「カダフィ政権に拘束された1万人を解放し、5万人が行方不明」と述べていた。(トリポリ=貫洞欣寛)



 
 
>TOP

「カダフィ後」国民評議会3氏軸に

2011/8/31 1:08

【カイロ=花房良祐】リビアでカダフィ大佐の首都トリポリの本拠地が制圧され、独裁体制が事実上崩壊してから30日で1週間。トリポリでの戦闘は収束し、「カダフィ後」の体制づくりが始まった。新しい体制は反カダフィ派を束ねる国民評議会のアブドルジャリル議長をはじめとする有力3氏の協力がカギとなる。ただ大佐打倒でまとまってきた評議会が目標を失い分裂するとの懸念も浮上しており、新体制づくりは予断を許さない。

新体制のけん引役は3人。評議会のトップであるアブドルジャリル議長は、民衆が蜂起した2月までカダフィ政権の司法書記(法相)を務め、早い段階で政権から離反した。法相時代から公の場で政権を批判するなど異例の言動で知られていた。流出した2010年1月の米外交公電には、アブドルジャリル氏と会談した米国の駐リビア大使が、開明的な考えを持っているとの肯定的な評価を記していると伝わっている。

●欧米とのパイプ強み 議長を補佐するのがナンバー2で外交担当のマハムード・ジェブリル氏と、財政・石油担当のアリ・タルフーニ氏だ。

ジェブリル氏は米国で博士号を取得。カダフィ政権に招かれて経済政策立案を担当する経済開発理事会総裁となり、改革を提案し続けたが、保守派の抵抗にあい昨年に政権を去った。「米国の見方を理解している」(米外交公電)という。ジェブリル氏はこれまで評議会への支援を取り付けるため各国を奔走。同氏が築いた欧米政府とのパイプが復興支援で活用されそうだ。

タルフーニ氏は米ワシントン州の大学で約30年にわたり経済学などを教え、海外から政権批判を続けてきた。資金繰りと石油生産の再開など課題は山積しているが、学者出身で政治的な手腕は未知数。政策を巡り論争が激化した場合、調整能力を問われる局面も出てくる。

●司令官暗殺が契機 議長をはじめとする3人の指導力や協力がカギを握るのは、国民評議会の団結力に対する懐疑的な見方が広がっているため。こうした見方は7月末に軍事部門の司令官ユニス・オベイディ氏が殺害されたことで一気に広がった。カダフィ政権の公安書記(公安相)を務めたオベイディ氏は政権から離反したものの、大佐とまだ接触しているとのうわさが流れていた。

評議会による粛正やイスラム主義者による暗殺、公安相として恨まれていたので復讐(ふくしゅう)されたなどの諸説が流れている。真相は不明だが、欧米諸国の間ではオベイディ氏暗殺の背景に国民評議会の内部対立があるのではないかという声が出ている。

3月に発足した国民評議会のメンバーは約40人。50カ国以上がリビアの正統な代表として承認したが、政教分離を主張する世俗主義者からイスラム主義者まで幅広い勢力が参加しているとされ、結束は難しいとの指摘もあった。オベイディ氏の暗殺はこうした観測を強めた。

一方で、評議会に参加するカダフィ政権関係者の処遇も焦点となる。エジプトやチュニジアでは政変後に旧政府・与党関係者が暫定政権に参加したことに批判が集中。両国とも暫定首相が辞任するなど混乱が続いた。アブドルジャリル議長をはじめとした「離反組」に非難の矛先が向かう可能性もある。



 
 
>TOP

カダフィ大佐の三男、投降打診か 中東TV報道

2011/8/31 9:28

【カイロ=花房良祐】最高指導者だったカダフィ大佐の独裁体制が崩壊したリビアで、反カダフィ派を束ねる国民評議会の軍事部門の幹部は大佐の三男サーディ氏が投降を打診してきたことを明らかにした。中東衛星テレビ局アルジャズィーラが30日報じた。大佐の所在は依然として分かっておらず、家族は妻と長男を含む息子2人、長女がアルジェリアに亡命した。大佐を含めた残りの一族については国内で捜索が続いている。

リビア中部シルトでは大佐の支持者が抵抗を続けており、国民評議会は大佐とその一族の追跡に全力を挙げ、支持者の投降につなげたい考え。アルジェリアメディアは30日、大佐の長女が出産する間際だったために、アルジェリア政府が「人道的な措置」として大佐の家族の入国を認めたと報じた。国民評議会は大佐の家族を入国させたことを批判しており、アルジェリアは非難を回避しようとしている可能性もある。



 
 
>TOP

カダフィ大佐、投降しないと殺害も リビア反体制派

2011/8/31 23:19

【ドバイ=中西俊裕】リビア新政権樹立を目指す反カダフィ勢力の連合組織「国民評議会」は、行方不明になっているカダフィ大佐が降伏しなければ殺害する意向を表明した。国民評議会の幹部ダラド氏が30日夜、AFP通信に明らかにした。一方でイタリア炭化水素公社(ENI)が10月15日からリビアとの間を結ぶ天然ガスパイプラインの操業を再開する可能性を示すなど、9月1日にパリで開くリビア支援国会合を控え復興へ向けた機運が高まっている。

ダラド氏は「犯罪者が降伏しない場合、殺害するのは法の執行者の権利」と強調した。カダフィ大佐の行方を巡ってはフラティニ・イタリア外相が31日、「広大な砂漠地帯に逃げた可能性がある」と述べるなど、国内に潜伏中との見方がある。反カダフィ勢力の関係者の間では、トリポリ南方のバニワリドに潜伏しているとの説が出ている。

ENIが早期再開を目指す意向を表明したのは、「グリーンストリーム」と呼ばれるリビアからイタリアに天然ガスを供給するパイプライン。同パイプラインは、昨年のイタリアのガス輸入の約17%を担っていた。



 
 
>TOP

イタリア、リビアで大使館を再開

2011/9/1 9:46

【ドバイ=中西俊裕】欧米日など主要国やアラブ諸国が1日にリビアの再建策を話し合う支援国会合をパリで開くのに先立ち、イタリア政府はリビアで大使館を再開、支援の先行実施が進み始めた。

イタリア外務省は31日、「1日から在リビア大使館を再開する」との声明を発表した。フランスは既に首都トリポリで外交活動を再開させており、支援国会合参加国でも同様の動きが出てきそうだ。

不足気味の食糧補給については、エジプト企業が小麦を輸入し同国で小麦粉に加工してリビア東部に陸路で輸送する動きに拍車がかかっている。リビア国内では西に位置するチュニジアとの交通が復旧すれば、補給は一層加速するとの期待が強い。

ロシアも在欧ロシア系資本を通じて燃料面での支援に注力する方針。反カダフィ派との関係構築で巻き返しを図る狙いがありそうだ。



 
 
>TOP

カダフィ派拠点、制圧態勢…投降求め通告

【ミスラタ(リビア西部)=加藤賢治】リビアのカダフィ独裁体制を崩壊させた反カダフィ派は30日、カダフィ氏の出身地でカダフィ派最後の重要拠点であるシルテの挟撃態勢を強化した。

反カダフィ派組織「国民評議会」は同日、「9月3日までに投降しなければ、武力制圧する」と、初めて期限付きの通告を行った。武力攻略に乗り出せば、激戦となり多数の犠牲者が出ることが懸念される。シルテ情勢は一層緊迫してきた。

「シルテ住民は我々に解放されるのを待ち望んでいる」。反カダフィ派戦闘員アフマド・ジェトワウィ氏(21)が30日、シルテの西約200キロ地点の「前線基地」、ミスラタ郊外でこう話した。同日もここから兵士数百人が車両約30台に分乗しシルテに向かったという。別の兵士は「シルテのカダフィ派はミスラタ出身住民を『人間の盾』に使い防衛している。突入しないのは、そのためだ」と明かした。

(2011年8月31日01時48分 読売新聞)



 
 
>TOP

カダフィ派、一時世界遺産を拠点に…交戦で破損

【トリポリ=中西賢司】リビアの元最高指導者カダフィ氏の支持派が、内戦中、首都トリポリ近郊の世界文化遺産「サブラータ遺跡」を約4か月間占拠し、軍事拠点としていたことがわかった。

遺跡関係者は、長期間の兵士駐留や交戦で遺跡の一部が破損したとして、専門家に被害状況の調査を依頼するという。

地中海に面したサブラータは、フェニキア人が築き、古代ローマ時代に最も栄えた町。フェニキア、カルタゴ、ローマ、ビザンチン時代の神殿や住居跡などの古代遺跡群が集まる。

関係者によると、4月にカダフィ派が遺跡になだれ込んで職員を追い出し、大量の武器やテントなどを持ち込んだ。一時は約400人が駐留し、ある戦闘員は、「世界遺産なら北大西洋条約機構(NATO)の空爆対象にはならない」と豪語していたという。

(2011年8月31日10時49分 読売新聞)



 
 
>TOP

NATO、リビア空爆継続…反カダフィ派支援

【ブリュッセル支局】北大西洋条約機構(NATO)報道官は30日、リビアでの軍事作戦を「市民への脅威がなくなるまで継続する」と発表。

カダフィ政権崩壊後も空爆を続ける方針を改めて表明した。カダフィ派の残る拠点である中部シルテ制圧へ向け態勢を整える反カダフィ派を、側面から支援する意図とみられる。

(2011年8月31日12時01分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア国民評議会、国連の停戦監視団を拒否

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連によるリビアの復興支援計画を担うイアン・マーティン国連事務総長特別顧問は30日、記者会見し、反カダフィ派組織「国民評議会」が国連に対し、停戦監視団などの軍事的関与を拒む考えを伝えてきたことを明らかにした。

カダフィ政権に対する軍事作戦で欧米の支援を受けた国民評議会には、国民に独立性を訴える狙いがあるとみられる。

マーティン氏によると、国連は非武装の停戦監視団の派遣を検討していたが、24日にカタールで行った国民評議会幹部との会談などで、「国連部隊の配備を一切拒む」との意向が伝えられた。選挙実施、弾圧責任者の訴追、警察力の整備などについては、国連の支援を求める考えが示された。

(2011年8月31日18時02分 読売新聞)



 
 
>TOP

凍結リビア資産、英国分1190億円の解除合意

【ニューヨーク=柳沢亨之】国連安全保障理事会の制裁委員会は30日、安保理の対リビア制裁決議で凍結されていた資産のうち、英国が凍結していた約9億5000万ポンド(約1190億円)の解除に合意した。リビアでの人道支援や公務員の給与支払いにあてる。

解除の対象は、英国内で凍結されていたリビア紙幣18・6億ディナール分。リビア資産の凍結解除は、25日に約15億ドル(約1150億円)分の解除が認められた米国に次いで2回目。外交筋によると、フランスやドイツ、イタリアもリビア資産凍結の解除を制裁委に申請中だ。

(2011年8月31日18時08分 読売新聞)



 
 
>TOP

リビア:カダフィ派に「最後通告」 国民評議会、週内降伏突き付ける

【カイロ樋口直樹】リビアの反カダフィ派で作る国民評議会のアブドルジャリル議長は30日、カダフィ派に対し、9月3日までに降伏するよう「最後通告」を突き付けた。カダフィ大佐が潜んでいる可能性のある北中部シルトなどを念頭に、武器を置かなければ武力制圧に踏み切る考えを示したものだ。

反カダフィ派は大佐の故郷シルトの部族指導者らに協力を求めて交渉中で、シルトを東西からはさむ形で部隊を集結させて圧力をかけている。カダフィ派残党がゲリラ戦に出る可能性もあるため、国民評議会は「大佐が逃亡している限り危険は去らない」と警戒、北大西洋条約機構(NATO)と協力して追跡を続けている模様だ。

大佐の潜伏先としてはシルトのほか、一族の出身地である南部サブハやトリポリ南部の地下施設などが疑われてきた。イタリアのANSA通信は29日、「信頼できるリビア外交筋」の話として、首都から南へ約100キロ離れた町バニワリドに大佐が次男らと潜んでいると報じた。

大佐の拘束には、携帯電話などの電波を拾い集めるだけでなく、側近などへの尋問による地道な包囲網形成が必要。AP通信によると、反カダフィ派は米中央情報局(CIA)や英仏特殊部隊の支援を得て情報の収集、分析を行っているという。

ただ、リビア南部には広大な砂漠や荒野が広がり、遊牧民が暮らす。大佐が首都を脱出し、国民評議会に非協力的な部族の助けを借りて逃亡を続けた場合、拘束はさらに手間取る可能性がある。

一方、AP通信によると、29日にアルジェリアに逃れた大佐の長女アイシャ氏が30日、女児を出産した。アルジェリア・メディアによると、政府が大佐の家族を受け入れた理由の一つはアイシャ氏の妊娠だったという。リビアの国民評議会は大佐の家族がいずれ第三国へ出国する可能性が高いとみている。

毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:「子どもを人間の盾」−−米団体報告書

【ニューヨーク共同】米国の非政府組織「人権医師団」は30日、リビア西部ミスラタ周辺でカダフィ大佐支持派の部隊が、北大西洋条約機構(NATO)の空爆を避けるため子どもを戦車の上に座らせ「人間の盾」に使ったり、少女らを強姦(ごうかん)したりするなど「人道に対する罪」を含む各種の戦争犯罪を犯した疑いが強いとの報告書を発表した。

毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:政権崩壊1週間 トリポリ市民、42年ぶり自由の味 水、ガソリンは不足

【トリポリ和田浩明】リビアの反カダフィ派による首都トリポリ制圧でカダフィ政権が崩壊してから30日で1週間がたった。トリポリ市民は水や電力の不足に悩まされながらも、徐々に生活のペースを取り戻しつつある。42年間続いた独裁体制が瓦解(がかい)した今、多くの人が「自由」の味をかみしめている。反カダフィ派は全土掌握を急ぐが、最高指導者だったカダフィ大佐の行方は知れず、安定した新国家の建設には時間がかかりそうだ。

29日はイスラム教の「ラマダン(断食月)」最終日。夜になるとトリポリ市街には市民が繰り出し、車のクラクションを鳴らしたり、祝砲を打ち上げて歓喜に浸った。「イスラムの伝統まで規制した」(東部ダルナ市民)とされるカダフィ大佐の逃亡を歓迎する気持ちも強かったようだ。

23日にトリポリが陥落して以来、カダフィ派の排除が進むにつれ、銃声も散発的になりつつある。だが、戦闘はカダフィ大佐の拠点だった北中部シルトや南部サブハなどで続く。トリポリ市内にも銃を持った兵士や住民が詰める検問所が残っており、治安改善への道のりは長そうだ。

生活面の苦労も多い。リビア南部の水源から首都への供給は再開されておらず、市内各所で井戸水を近隣住民が分け合う風景が見られる。首都南部アブスリム地区で洗濯用水を配布していた男性住民のサレハさん(52)は「水は最大の問題だ。今はお互いに助け合う時だ」と話す。

ガソリン不足も深刻だ。戦闘で製油施設が操業を停止し、隣国チュニジアなどから運び込まれるガソリンの闇市が活況を呈している。価格は紛争前の30倍だ。ガソリンスタンドはほとんどが閉店中で、数少ない営業中のスタンドは順番待ちの客で長蛇の列だ。

食料は「備蓄しているので当面は問題ない」(トリポリ東郊タジュラの男性住民)とされるが、スーパーマーケットなどは多くが閉まっており、開店していても品薄の場合が多い。パン屋前では買い物かごを手にした市民が列を作る。

反カダフィ派は26日、カダフィ派が押さえていたチュニジア国境のラスジェディール検問所を掌握した。国境からトリポリまでのルートが確保されたとの情報もあり、今後は首都に向けた物資輸送が始まるとみられる。

紛争で停止していたトリポリ市内のゴミ回収作業も再開された。29日にはラマダン明けを晴れ着で祝う住民向けに、服飾店や靴店も開き始め、買い物客でにぎわった。女性や子どもの姿も増え始め、サレハさんは「生活はまだ大変だ。でも、自由の味には代え難いよ」と笑顔を見せた。

毎日新聞 2011年8月31日 東京朝刊



 
 
>TOP

リビア:首都のアフリカ移民迫害 黒人雇い兵に憎悪

◇「罪なき人」に報復

最高指導者カダフィ大佐の政権が崩壊したリビアの首都トリポリで、リビア人がアフリカからの黒人移民に暴行したり金品を奪うケースが目立っている。身の危険を感じた移民の中には避難民生活を送る人も出始めた。カダフィ派がアフリカから呼び寄せたとされる雇い兵に対する報復と見られるが、アフリカ連合は「罪の無い普通の移民まで巻き込まれている」と反発を強めている。

トリポリから車で西に約20分。反カダフィ派が警備を固める漁港には、アフリカ移民約800人が暮らす避難民キャンプがある。漁船の陰などに毛布を張っただけの「住居」に身を寄せる人々。多くがナイジェリアやガーナ、マリなどからの移民だ。水や食料が不足し、住民たちは「早くここから脱出したい」と口をそろえた。

反カダフィ派がトリポリに迫り始めた8月半ばころから、首都を離れて逃げ込んだ移民が目立つ。ナイジェリア人のエマニュエル・エセネさん(32)によると、リビア人の武装グループがこの避難民キャンプに発砲したり、金品や携帯電話などを強奪。「女性が暴行されたケースもある」という。カダフィ大佐はアフリカ諸国の支援を掲げて多数の移民を受け入れたこともあり、エセネさんは「カダフィ時代はこんな心配は皆無だったのに」と肩を落とす。

係留された漁船に住むソフィアさん(26)は妊娠8カ月。発熱しがちで「初めての出産を控えている。安心できる場所に早く移りたい」と訴えた。

トリポリの国際移住機関(IOM)は、内戦で首都に閉じ込められた外国人移民の海路での避難作業を進めている。しかしキャンプの人々は「外に出ればまた襲われるかもしれない。移動手段もない。どうすればいいのか」と途方に暮れている。

トリポリ市内に住むガーナ出身の家屋管理人の男性(34)は「リビア人はアフリカ移民を見下している」と訴える。一方で、10年ほどリビアに住むホテル従業員のナイジェリア人男性は「アフリカからの移民が攻撃されているといううわさは聞くが、自分の生活には問題がない」と語った。

反カダフィ派は雇い兵と見られるアフリカ出身者の摘発を続けており、30日も市内のミティガ軍事基地に約10人を移送したとされる。アフリカ連合のピン委員長は29日、「反カダフィ派は全ての黒人を雇い兵と混同しているのではないか」と批判した。【トリポリ和田浩明】

==============

■ことば

◇雇い兵

カダフィ大佐が70年代以降、アフリカ中西部の国から呼び寄せ、軍に編入したとされるが、実態は不明。今回の戦闘で多数の黒人兵が確認され、反カダフィ派は残虐性を指摘した。国際人権団体などによると、一般のリビア在住黒人が雇い兵と混同され、殺害されるケースもあるという。アフリカ連合も混同による殺害などを非難し、反カダフィ派の国民評議会を正式認定しない理由の一つに挙げている。

毎日新聞 2011年8月31日 東京夕刊



 
 
>TOP

リビア:英国内の凍結資産、1187億円解除決定

【ニューヨーク山科武司】国連安全保障理事会のリビア制裁委員会は30日、制裁決議で凍結されていた旧政権の資産のうち、英国内にある約9億5000万ポンド(約1187億円)の凍結解除を決定した。ヘイグ英外相は「リビア国民が必要とする援助の前進だ。人道支援のほか、公務員の給与支払いなどに充てられる」とのコメントを発表した。制裁委員会は25日、米国が凍結していた旧政権資産のうち総額約15億ドル(約1150億円)の解除を決めている。

毎日新聞 2011年8月31日 東京夕刊



UP:2011 REV:
アフリカ  ◇世界 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)