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ケニア共和国 Republic of Kenya 2007年10月〜2007年12月

アフリカアフリカ Africa 2014


○2007年大統領選挙関連ニュース → ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
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KENWA

○外務省 各国・地域情勢 ケニア共和国

◆2007/10/01 スポーツ報知 日大が初優勝…全日本大学女子対校駅伝
◆2007/10/04 時事ドットコム W杯全日程決まる=バレーボール
◆2007/10/04 時事ドットコム ワンジルはニューヨーク出場せず=男子マラソン
◆2007/10/05 アットエス ウペポ アフリカの風 ツアーイン静岡
◆2007/10/08 中日新聞 イブチ初優勝、アデレV2 シカゴ・マラソン
◆2007/10/08 時事ドットコム イブチが初優勝=女子はアデレ連覇−シカゴ・マラソン
◆2007/10/08 NIKKEI NET 陸上=シカゴ・マラソン、イブチが優勝
◆2007/10/08 中日新聞 12月で10年間執行ゼロに 韓国『死刑廃止国』へ
◆2007/10/08 中国情報局NEWS 中国銀行:貿易融資サービス範囲を拡大、IFCと提携
◆2007/10/09 nikkansports.com 仙台育英絹川悔し!!2位/国体陸上
◆2007/10/09 SANSPO.COM 【マラソン】イブチが初優勝、ガリブとの接戦を制す…シカゴ
◆2007/10/11 Ecolomy はじめまして――自転車大好き!アフリカへ行ってきました(07/10/11)
◆2007/10/13 asahi.com バラの花はアフリカから ドバイ→関空ルートで輸入激増
◆2007/10/15 SANSPO.COM 【マラソン】佐藤、ハーフ日本新で9位!世界ロードランニング
◆2007/10/15 日経ビジネス 地球を駆ける 海の向こうで輝く現代・日本人の肖像
◆2007/10/18 農業情報研究所(WAPIC) マラウィ 石油輸入費増大で国産エタノール利用を促進 ブラジル製フレックス車を奨励
◆2007/10/19 Ecolomy IPCCパチャウリ議長、マータイ氏の魅力(07/10/19)
◆2007/10/20 MSN産経ニュース アフリカゾウ、長〜い鼻で危険の臭いかぎ分ける 英大学調査
◆2007/10/20 donga.com 「ファン&ラン」でスタート、準備はOKですか?
◆2007/10/21 nikkansports.com 片岡の6位が最高/マラソン
◆2007/10/21 yomiuri.co.jp 男子はキニャンジュが優勝、片岡は6位…北京マラソン
◆2007/10/22 nikkansports.com 北京の星だ任が中国新2位/マラソン
◆2007/10/22 donga.com 強豪ケニア軍団、1〜5位を席巻 07慶州国際マラソン
◆2007/10/22 christiantoday 教皇が新たに枢機卿23人を任命、イラクからも1人
◆2007/10/24 yomiuri.co.jp 読売国際協力賞、ケニアで活動の岸田さんに賞状などを贈呈
◆2007/10/29 asahi.com 招待選手に野口みずきら11人 東京国際女子マラソン
◆2007/11/01 中国新聞 都大路かけ広島県高校駅伝 三次で4日号砲
◆2007/11/03 中日スポーツ 豊川高、都大路めざし疾走 全国高校駅伝愛知県予選 あす号砲
◆2007/11/04 Daily Sports 平成生まれ河合が“強運”代表デビュー
◆2007/11/04 中央日報 <中央マラソン>女子イ・ウンジョンー男子チェランガが優勝
◆2007/11/05 時事ドットコム ラドクリフが2度目のV、復帰戦飾る=男子はレルが4年ぶりの優勝−NYマラソン
◆2007/11/05 asahi.com ラドクリフが優勝 NYシティー・マラソン
◆2007/11/05 NIKKEI NET ラドクリフが復帰戦V WMM初代女王はワミ
◆2007/11/05 jp.reuters.com 中国・香港主要紙ヘッドライン(5日付)
◆2007/11/06 外務省海外安全ホームページ ケニア:ナクル県モロにおける民族紛争激化に伴う注意喚起
◆2007/11/06 nikkansports.com ラドクリフ復活のV/マラソン
◆2007/11/06 SANSPO.COM 【マラソン】ラドクリフNYで復活V!やっぱり母は強い
◆2007/11/07 SANSPO.COM 【バレーボール】イタリアが開幕4連勝−苦しみながらも逆転
◆2007/11/07 国境なき医師団 ケニア:スラム地区におけるエイズと薬剤耐性結核への取り組み
◆2007/11/09 nikkansports.com イタリアと米国が6戦全勝/バレーW杯
◆2007/11/10 北海道新聞 ケニア音楽見て踊って 日本人奏者が札幌で演奏会
◆2007/11/10 時事ドットコム 日本、2敗守る=ポーランドに逆転勝ち−W杯バレー女子
◆2007/11/10 MSN産経ニュース 日本、逆転勝ちで5勝目 五輪に望みつなぐ バレーW杯
◆2007/11/11 JANJAN ケニア市民団体、経済連携協定の「反人権性」を訴える
◆2007/11/11 MSN産経ニュース 日本がケニアに勝ち2敗守る バレーW杯
◆2007/11/12 中日スポーツ 日本、ケニア寄せつけず W杯バレー、6勝目
◆2007/11/12 yomiuri.co.jp バレーボールW杯女子、日本がケニアにストレート勝ち
◆2007/11/12 asahi.com 福岡国際マラソン、招待選手発表 北京五輪選考第1弾
◆2007/11/13 NIKKEI NET 京大がケニアで発見の化石、1000万年前の類人猿新種
◆2007/11/13 asahi.com ケニアで死亡・島根大助教授の名前、類人猿化石の学名に
◆2007/11/13 usfl.com アフリカから欧州に分岐 人と類人猿の共通祖先
◆2007/11/13 西日本新聞九州ねっと アフリカから欧州に分岐 人と類人猿の共通祖先で
◆2007/11/13 yomiuri.co.jp 1000万年前 新種類人猿…ケニアで発掘 初の日本人名
◆2007/11/13 時事ドットコム 尾方、福士らが代表メンバー=ケニアはヌデレバも−国際千葉駅伝
◆2007/11/14 AFP BB News ヒトと類人猿の共通祖先の化石を発見
◆2007/11/14 GIZMODO うぅぅ。臭いよぉ。ケニア発エコオーブンの燃料って?
◆2007/11/15 京都新聞 貧困削減 住民が使える工学を 途上国農村部、土のうで道を補強
◆2007/11/16 nikkansports.com 仙台育英・絹川がヌデレバとの対決に意欲
◆2007/11/17 NIKKEI NET フランステレコム、テレコムケニアの過半数株式を落札
◆2007/11/17 asahi.com 元「7種」選手 異色の経歴 コスゲイ 07東京国際女子マラソン
◆2007/11/17 yomiuri.co.jp ケニア北部・ツルカナ湖、干ばつで岸辺が500m後退
◆2007/11/17 AFP BB News 教会から90円盗んだ男性に禁固刑、ケニア
◆2007/11/18 国境なき医師団 ケニア:西部州ブシア県−HIV/エイズと共に生きる人びと
◆2007/11/19 Daily Sports 野口 圧勝!五輪連覇の扉こじ開けた
◆2007/11/20 北海道新聞 30年ぶり大型円借款供与へ 政府、ケニアの港湾施設に
◆2007/11/20 外務省 ケニア共和国に対するノン・プロジェクト無償資金協力(セクター・プログラム無償資金協力)に関する書簡の交換ついて
◆2007/11/20 外務省 ケニアに対する円借款の供与について〜東アフリカのゲートウェイ構築支援〜
◆2007/11/23 中日スポーツ 日本がケニア逆転し優勝 国際千葉駅伝
◆2007/11/23 時事ドットコム 日本が逆転優勝=初の男女混合、ケニア振り切る−国際千葉駅伝
◆2007/11/23 wasedasports.com 国際千葉駅伝 11月23日 千葉・総合スポーツセンター陸上競技場発着 竹澤、国際千葉駅伝で区間賞獲得
◆2007/11/23 nikkansports.com 日本がケニアを逆転し優勝/駅伝
◆2007/11/25 cnn.co.jp クリスマスに「地球への贈り物」を WWFがカタログ発行
◆2007/11/25 usfl.com 30年ぶり大型円借款供与 政府、ケニアの港湾施設に
◆2007/11/26 JANJAN アフリカ:米財務長官、東アフリカ統合を歓迎
◆2007/11/26 外務省 採用情報 「経済協力調整員」募集及び説明会のお知らせ
◆2007/11/26 外務省海外安全ホームページ ケニアに対する渡航情報(危険情報)の発出
◆2007/11/29 AFP BB News 07年は世界で10億本以上の木を植林、UNEP報告
◆2007/11/29 nikkansports.com 男子の青森山田は地元出身の実力派そろう
◆2007/11/30 yomiuri.co.jp 九州学生駅伝1日号砲…第一工大軸に展開か
◆2007/12/01 MSN産経ニュース 初マラソンVへ自信 ハーフ世界記録のワンジル
◆2007/12/02 時事ドットコム 2007/12/02-18:18 佐藤3位、北京代表有力に=ワンジルが大会新で優勝−福岡国際マラソン
◆2007/12/02 yomiuri.co.jp 福岡国際、ワンジルが2時間6分39秒で優勝…佐藤は3位
◆2007/12/02 Daily Sports 福岡国際で佐藤が3位、北京有力に
◆2007/12/02 中国新聞 中国電力の佐藤3位、北京有力に 福岡国際マラソン
◆2007/12/03 AFP BB News スターバックス、エチオピアとルワンダにコーヒー農園支援センターを設立へ
◆2007/12/03 yomiuri.co.jp 福岡国際マラソン、ケニア出身のワンジルV
◆2007/12/04 AFP BB News ケニアのレイヨウ、攻撃的なメスほど交尾に積極的
◆2007/12/05 AFP BB News ソマリア大統領がケニアの病院に入院、病状は不明
◆2007/12/06 AFP BB News ゾウの鼻は、家族を見分けるための探知装置
◆2007/12/08 【第89回】アフリカセミナー ケニアの聾学校のHipHop
◆2007/12/08 JANJAN 東アフリカ:小農を「守る」ための経済連携協定?
◆2007/12/09 jp.reuters.com ケニアで新種の「ドクハキコブラ」が発見される
◆2007/12/09 asahi.com (変わるアフリカ)「笑顔」増やす闘い 脱貧困へ食糧増産
◆2007/12/12 jp.reuters.com 密林に墜落したケニアの操縦士、尿を飲むなどして生還
◆2007/12/11 JANJAN 世界エイズデー・ケニア:多くの企業が今なお、職場におけるエイズ対策に欠けている
◆2007/12/11 AFP BB News 英BBC調査、報道への信頼性が高いのは開発途上国
◆2007/12/12 JANJAN アフリカ:資金・メディア・伝統が女性の政治的野心を阻む
◆2007/12/14 中日新聞 外相が1月アフリカ訪問 洞爺湖サミットへ地ならし
◆2007/12/15 cnn.co.jp 大統領夫人が職員を平手打ち、映像を当局が消去 ケニア
◆2007/12/16 MSN産経ニュース 豊川の佐屋さんケニアに
◆2007/12/21 西スポ九州ねっと 九州学院 栗原けん引 全国高校駅伝23日号砲
◆2007/12/22 時事ドットコム 2007/12/22-14:21 現職と挑戦者が大接戦=27日にケニア大統領選
◆2007/12/22 京都新聞 都大路へ燃える闘志
◆2007/12/23 AFP BB News アフリカのキリン亜種、切迫する絶滅の危機
◆2007/12/23 中日新聞 ケニアの学校で役立てて 同朋高の机といす寄贈
◆2007/12/23 Daily Nation First Lady asks women to vote for Kibaki
◆2007/12/24 AFP BB News 「土地を奪われるなら一家心中する」、ケニアで56人の大家族が墓穴掘り
◆2007/12/24 中国新聞 世羅、力んで10位 全国高校駅伝
◆2007/12/24 Daily Nation Taking advantage of the disabled
◆2007/12/25 日経トレンディ MOTTAINAIを学ぶ旅行プログラム、第1弾はケニアで植林活動
◆2007/12/25 yomiuri.co.jp ハコネ異人列伝(6)早世したケニアからの使者…ジョゼフ・オツオリ(山梨学大、65〜68回大会)
◆2007/12/26 スポーツ報知 山梨学大モグス「夢はオリンピック」…箱根駅伝
◆2007/12/26 asahi.com ケニア大統領選27日投開票 現職と野党候補が大接戦
◆2007/12/26 河北新報 ケニアに職業訓練作業所 仙台の市民団体、来年開所目指す
◆2007/12/27 神戸俊平 【Dr神戸のナイロビ便り】ケニア総選挙
◆2007/12/27 MSN産経ニュース ケニアで大統領選投票 大接戦、現職敗北も
◆2007/12/27 時事ドットコム 2007/12/27-14:12 大接戦、政権交代も=ケニア大統領選の投票実施
◆2007/12/27 NIKKEI NET ケニアで大統領選と議会選投票・政権交代の可能性も
◆2007/12/27 AFP BB News ケニア大統領選、独立以来初の政権交代なるか
◆2007/12/28 外務省 高村大臣のケニア・タンザニア訪問
◆2007/12/28 Daily Sports 紀香&陣内がアフリカに新婚旅行へ
◆2007/12/28 asahi.com 最大野党のオディンガ氏がリード ケニア大統領選
◆2007/12/28 asahi.com 高村外相、2日からアフリカ訪問
◆2007/12/29 nikkanports.com ノーベル平和賞マータイさん議会選で落選
◆2007/12/29 yomiuri.co.jp ノーベル平和賞のマータイさん、ケニア議会選で落選
◆2007/12/29 AFP BB News 開票作業遅れるケニア大統領選、非公式結果では野党候補が優勢
◆2007/12/29 asahi.com モッタイナイのマータイさん落選 ケニア国会議員選挙
◆2007/12/29 asahi.com ケニアで暴徒化 大統領選開票遅れで道路封鎖・投石
◆2007/12/30 AFP BB News ケニア大統領選挙、開票作業の遅れから不正を疑う野党支持者らが各地で暴動
◆2007/12/30 JANJAN ケニア大統領選、危険と隣り合わせの女性候補者
◆2007/12/31 asahi.com 現職キバキ氏が再選、各地で暴徒化も ケニア大統領選
◆2007/12/31 中国新聞 ケニア大統領が再選 野党反発、暴動懸念も
◆2007/12/31 北海道新聞 ケニア訪問取りやめ 外相、政情不安で(12/31 18:46)
◆2007/12/31 cnn.co.jp 現職大統領が再選、野党支持者が暴動起こす ケニア
◆2007/12/31 AFP BB News ケニア大統領選、現職キバキ氏が再選
◆2007/12/31 MSN産経ニュース ケニア各地で暴動発生 死者120人以上、大統領選めぐり
◆2007/12/31 時事ドットコム 2007/12/31-18:08 ケニア訪問を延期=高村外相
◆2007/12/31 外務省海外安全ホームページ ケニア:大統領選挙の結果発表に伴う治安悪化への注意喚起
◆2007/12/31 外務省 高村大臣のケニア訪問について
◆2007/12/31 MSN産経ニュース 
ケニア大統領選、現職が勝利 選管発表

【参考図書】
開発フロンティアの民族誌―東アフリカ・灌漑計画のなかに生きる人びと
石井洋子著 御茶の水書房 ¥5,040 A5版 310ページ  2007年2月 [amazon]

サブサハラ・アフリカで最も成功したと言われてきた国家的潅漑計画の歴史と、1990年代末から始まった新しい動きを伝える。


アフリカ昆虫学への招待
日高敏隆監修 日本ICIPE協会編 京都大学学術出版会 ¥3,150 A5版 285ページ 2007年4月 [amazon]

ケニアにある国際昆虫生理生態学センター(ICIPE)、ナイジェリアにある国際熱帯農業研究所(IITA)等でアフリカの昆虫研究に従事した日本人研究者が、人びとの健康や農業に関わる昆虫研究の課題を紹介する。


アフリカン・ポップスの誘惑
多摩アフリカセンター編 春風社 ¥1,680 A5版 191ページ 2007年5月 [amazon]

アフリカの人びとがラジオ、カセットテープを通して親しんでいるポップスを多数紹介。最後に収録されたエイズで亡くなった大スター自身のエイズの恐ろしさをえがく歌が印象的。


マウマウの娘―あるケニア人女性の回想
ワンボイ・ワイヤキ・オティエノ (著), コーラ・アン・プレスリー (編さん), 富永 智津子 (翻訳)  未来社 ¥2,730 四六判 266ページ 2007年5月 [amazon]

十代でケニア土地解放軍の闘いに参加し、ケニア独立後は政治家としても活躍した女性の自叙伝の前半。後半の翻訳も待たれる。70歳を超えて、ケニア独立の理念を高く掲げた政党を立ち上げた著者から目が離せない。



 
 
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日大が初優勝…全日本大学女子対校駅伝

第25回全日本大学女子駅伝対校選手権(28日、宮城・仙台=報知新聞社後援)の予選をかねて6区間(32・4キロ)で争われ、日大が1時間48分46秒で初優勝し、4年連続5回目の出場を決めた。同校女子初のケニア人留学生、アン・キンゴリ(2年)が6区で4人抜きの激走。2人が区間賞を獲得し、悲願の全国一に弾みをつけた。2位は玉川大。シード権を持つ城西大、城西国際大を除く7位の東農大までが杜(もり)の都への切符を手にした。

ケニアからやって来た頼もしい19歳が日大を初Vに導いた。冷たい雨が降りしきる中、白い歯を見せてゴールに飛び込んだキンゴリは、勝又弘監督(65)の胸に飛び込んだ。「頑張れてよかった」と、覚えたての日本語で喜びを爆発させた。

キンゴリが5区の中込里恵子(4年)からタスキを受けた時は、首位を走る順大とは33秒差が付いていた。「最初は抑えて、最後に一気にトップに出ろ」勝又監督の指示通り、8・1キロの中盤を過ぎてペースアップ。残り1キロ手前で順大をとらえるなど4人抜きすると、その後は“ひとり旅”の快走で、昨年(3区)に続き区間賞を獲得。「寒かったけど、どんどん暑くなった」と笑顔で振り返った。

同校男子は箱根駅伝の常連だが、女子はまだ創部5年目と歴史が浅い。監督が毎年交代するなど体制が落ち着かなかったが、昨年就任した勝又監督が今年も継続して強化。キンゴリは2月に右ひざ故障で手術を受けたが、順調に回復し、勝又監督が言う「チームの絶対的な切り札」に成長した。

1区の後藤奈津子(2年)とキンゴリの2人が区間賞を獲得。全日本では昨年10位を上回る可能性も見えてきた。「勝つ喜びを知ったチームは強いと思う。みんなで底力を発揮したい」と主将の新井香澄(4年)は自信を込めた。キンゴリも「たくさん抜いて走りたい」と再びゴボウ抜きを宣言。この勢いで全国女王を目指し、杜の都に乗り込む。

(2007年10月1日06時01分 スポーツ報知)



 
 
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2007/10/04-11:42 ワンジルはニューヨーク出場せず=男子マラソン

トヨタ自動車九州陸上部は4日、所属するケニア出身のサムエル・ワンジルが、ニューヨークシティー・マラソン(11月4日)には出場しないと発表した。大会主催者は男子ハーフマラソン世界記録保持者の同選手が今回、初のフルマラソンに挑むとしていたが、同陸上部の森下広一監督は「年間計画を立てた段階からニューヨークに出る計画はまったくない。選手側のエージェント(代理人)が出そうとしていただけ」と説明した。

日本の実業団登録選手には国内滞在日数が雇用契約締結日以降180日以上、次年度以降も同様との条件が規定されている。ワンジルは海外遠征を続ければこれを満たすことができない可能性があったため、国内の駅伝などを優先することにした。来年1月の全日本実業団対抗駅伝(群馬・前橋)に向け、森下監督は「本人もやる気になっている。そのために180日のルールを守るようにやってきている」と話した。 (了)



 
 
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イブチ初優勝、アデレV2 シカゴ・マラソン

2007年10月8日 01時29分

【シカゴ7日共同】シカゴ・マラソンは7日、当地で行われ、男子は29歳のパトリック・イブチ(ケニア)が、2003年、05年の世界選手権覇者のジャウアド・ガリブ(モロッコ)とのゴール前のデッドヒートを制し、同タイムながら2時間11分11秒で初優勝した。3位はケニア出身のダニエル・ジェンガ(ヤクルト)で2時間12分45秒だった。

女子は03年世界選手権1万メートル優勝のベルハネ・アデレ(エチオピア)が、ゴール手前で初マラソンのアドリアナ・ピルテア(ルーマニア)を逆転し2時間33分49秒で2連覇を果たした。



 
 
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12月で10年間執行ゼロに 韓国『死刑廃止国』へ

2007年10月8日 07時15分

一九九七年末以来、死刑を執行していない韓国が十二月、国際人権団体アムネスティ・インターナショナル(本部ロンドン)の執行停止十年の基準で「事実上の死刑廃止国」となる。同国の市民団体は十日、ソウル市内で日本などから来賓を招き「死刑廃止国家宣布式」を開く。

宣布式を主催するのは「韓国死刑廃止運動協議会」などで、同協議会の会長を務める李相赫(イ・サンヒョク)弁護士は「大韓民国は死刑のない平和愛好国になろうとしていることを宣言したい」と話している。

同協議会によると、宣布式にはアムネスティや日本の死刑廃止運動団体のほか、加盟国がすべて死刑を廃止している欧州連合(EU)の団体などからも代表者らが参加する予定。

韓国で死刑が最後に執行されたのは、九七年十二月三十日。金泳三政権末期で、この日は二十三人が処刑された。

後任の金大中大統領は自ら政治犯として死刑囚になった経験があり、任期中に死刑は執行されず、現在の盧武鉉政権も執行停止を引き継いでいる。

ただ李弁護士は「昨年十二月から今年一月にかけ、法務当局が執行を画策した」とし、死刑制度を廃止する法案が国会で可決される見通しも立っていないという。

<メモ>事実上の死刑廃止国 アムネスティ・インターナショナルの分類で、軍法下など例外的な犯罪だけでなく、殺人など通常犯罪にも死刑を存置しているものの、10年間執行がなく、死刑を執行しない政策や慣例を持つ国。死刑を適用しないと国際的に公約している国も含め、今年9月現在、ロシア、ケニア、ミャンマーなど32カ国。死刑は全面的廃止国がEU加盟国やオーストラリア、南アフリカなど90カ国に上り、通常犯罪廃止国もブラジル、イスラエルなど11カ国。これに対し、通常犯罪で死刑を続けているのは日本、米国、中国、北朝鮮、イラクなど64カ国にとどまる。

(東京新聞)



 
 
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2007/10/08-13:10 イブチが初優勝=女子はアデレ連覇−シカゴ・マラソン

【シカゴ7日時事】シカゴ・マラソンは7日、当地の市街地コースで行われ、男子はパトリック・イブチ(ケニア)が2時間11分11秒で初優勝した。世界選手権で2003年、05年に連覇したジャウアド・ガリブ(モロッコ)と同タイムの激戦を制した。ケニア出身で日本の実業団に所属するダニエル・ジェンガ(ヤクルト)が2時間12分45秒で3位に入った。

女子はベルハネ・アデレ(エチオピア)が初マラソンのアドリアナ・ピルテア(ルーマニア)をゴール直前でかわし、2時間33分49秒で2連覇。男女とも日本人の有力選手の参加はなかった。

レース中盤、気温が約30度に上昇。この時期では異例の高温となり、終始スローペースでタイムは低調だった。男子は36キロ付近からイブチとガリブがデッドヒート。女子はピルテアが36キロすぎに飛び出したが、アデレが抜き返した。 (了)



 
 
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陸上=シカゴ・マラソン、イブチが優勝

[シカゴ 7日 ロイター] 陸上のシカゴ・マラソンは7日に行われ、男子は、パトリック・イブチ(29、ケニア)が2時間11分11秒のタイムで初優勝を飾った。

イブチは2位のジャウアド・ガリブ(モロッコ)とゴール直前まで競り合い、同タイムでゴール。数分後に勝利者のコールを受けた。

ダニエル・ジェンガが3位、昨年優勝者のロバート・チェルイヨット(ともにケニア)が4位でフィニッシュした。

女子の部では、ペルハネ・アデレ(エチオピア)が2時間33分49秒で大会2連覇を飾った。



 
 
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仙台育英絹川悔し!!2位/国体陸上

<秋田わか杉国体陸上>10目◇8日◇秋田県立中央公園県営陸上競技場

少年女子共通3000メートル決勝で、大阪世界陸上1万メートル日本代表の絹川愛(めぐみ=宮城・仙台育英3年)は、9分7秒30で2位に終わった。ケニア人留学生フェリスタ・ワンジュグ(青森山田2年)と最後まで競り合ったが、0秒36差で敗れた。

レース後の絹川に「めぐみスマイル」はなかった。渡辺高夫監督(59)からは「お世話になった宮城のために1点(8位)でいいから取って来い」と言われていたが、本来の負けん気が本気モードへ駆り立てた。

スタートからワンジュグとオバレ・ドリカ(山梨学院大付3年)のケニア人留学生2人とトップ集団を形成。残り3周の最終コーナーで首位に立ち、残り2周目からワンジュグと一騎打ちになった。だが、最終コーナーでトップを奪われ、惜敗した。世界陸上の調整レースだった東北高校総体と全国高校総体でもワンジュグに続く2位。世界陸上でケニア勢の強さを知った絹川は「こんなに悔しい思いをしたのは初めて。(ケニアの)ジュニアを倒せばシニアとも戦えると思っていたので残念。中途半端な順位で(監督の小言と)ダブルパンチになりそう」と振り返った。

勝負優先のはずだったが、首位に立ったところで自己記録更新への欲も出て、レースプランが崩れた。「神様から調子に乗るなよ、とカツを入れられたと思います」と、絹川節も飛び出した。だが、渡辺監督は「1点でよかったのに7点も取ったのだからいいじゃないか」と話した。

今後は来年の北京五輪出場を見据えた戦いとなる。「もう3000までの練習はしていない。1万メートルの目安になる5000が大事」と、13日の神戸女子選抜長距離大会5000メートルでの高校最高記録(15分22秒68)の更新を目標に掲げた。北京五輪1万メートルの標準記録(31分45秒)は突破。最終的には5000メートルの標準記録(15分9秒)の突破も狙っている。北京五輪後はマラソン転向の青写真を持つ絹川は「世界のレベルを知って勉強することはいっぱいあります。まず5000の基礎スピードをつけたい」と話した。【佐々木雄高】

【少年女子共通】(1)フェリスタ・ワンジュグ9分6秒94(2)絹川愛9分7秒30

[2007年10月9日14時15分 紙面から]



 
 
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【マラソン】イブチが初優勝、ガリブとの接戦を制す…シカゴ

シカゴマラソン(7日=日本時間8日、米イリノイ州シカゴ)男子は29歳のパトリック・イブチ(ケニア)が、03年、05年の世界選手権覇者ジャウアド・ガリブ(モロッコ)とのゴール前のデッドヒートを制し、同タイムながら2時間11分11秒で初優勝した。3位はケニア出身のダニエル・ジェンガ(ヤクルト)で2時間12分45秒だった。女子は03年世界選手権1万メートル優勝のベルハネ・アデレ(エチオピア)が、2時間33分49秒で2連覇を果たした。

★35歳男性が死亡、49人が病院に運ばれる

7日にシカゴで行われたシカゴ・マラソンで35歳の男性が競技中に倒れ、運ばれた病院で死亡した。この日のシカゴは気温が31度と暑く、少なくとも49人が病院に運ばれ、250人が手当てを受けた。



 
 
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バラの花はアフリカから ドバイ→関空ルートで輸入激増

2007年10月13日

東アフリカのケニアやエチオピアなどから関西空港経由で輸入されるバラが激増している。06年はケニアだけで267トン、817万本で、5年間で300倍以上に増えた。2年前から優れた貨物中継施設を稼働させたアラブ首長国連邦・ドバイを経由するルートを使い、鮮度を保ったまま輸送できるようになったためだ。日本人にはなじみが薄いが、東アフリカは世界有数の花の生産地。現地でも日本市場への期待が高まっている。

関西空港対岸の大阪府泉佐野市にある近鉄エクスプレス(本社・東京)の「りんくうフラワーセンター」。15度前後に冷房された室内でケニアから着いた箱が開封されると、赤や黄色のバラが姿を現す。作業員たちは輸送中に傷んだ花を取り除いた後、茎を水につけて生気をよみがえらせる加工作業を進めた。

同社はアフリカ産バラの輸入急増に着目し、昨年6月に同センターを設けた。「空港のすぐ近くで加工することで店頭に出るまでの時間が減らせる」と玄番(げんば)雅志所長。1日最大6万本を加工し、近畿地方のスーパーなどに出荷する。

財務省の貿易統計と農林水産省の植物検疫統計によると、06年にケニアから輸入されたバラは359トン、1137万本で、全体の1割程度。国別で韓国、インドに次ぐ。4分の3が関空経由で、近畿圏の輸入に占めるシェアは4割を超す。

関空からの輸入は04年まで数トン程度だったが、05年に44トン、152万本にはね上がった。

ケニアの首都ナイロビから関空へは、ドバイのエミレーツ航空を乗り継げば最短約18時間で着く。かつて主流だったオランダ経由より十数時間早い。

今のところ、ドバイ直行便があるのは日本では関空と中部空港だけ。ドバイ当局が05年以降、世界最大規模の花専用の低温物流施設を整備したことも加わり、輸入が一挙に増えた。花は通常、空輸中にどうしても温度が上がってしまうが、ドバイで積み替えていったん冷やせば、産地から日本や欧州に直送するより、かえって品質を守れるという。

ケニアのバラ生産は80年代以降、オランダ人の指導で盛んになった。生産地は赤道直下の標高1千メートル以上の高地。日照時間が長く、朝晩の気温差が大きい点がバラに最適で、四季の変化が少なく、日本産のバラ生産が落ち込む夏も出荷が可能なのが強みだ。インドや韓国産と比べ、花が大きめで見栄えが良い品種が多く、日本ではスーパーなど量販店が販売する花束用として特に歓迎されているという。

切り花輸入商社クリエイト(大阪府吹田市)の茅野博之専務は「外国産ではオランダ本国に次ぐ高品質の割に安く、値頃感がある」と評価する。

ケニアの隣国エチオピアからも06年から輸入が始まった。今年は8月までに86トンが入り、06年の31トンを超えた。ほぼすべて関空経由だ。同国の生産者はケニアのコスト上昇を嫌って移った欧州資本が中心で、気象条件も似ている。同国側も日本国内の見本市に出展したり、輸入業者を生産地見学に招いたり、とPRを強化している。タンザニアからも数トンが入る。

バラ生産に詳しい岐阜大学の福井博一教授(園芸学)はこの夏、ケニアとドバイを視察した。ケニア全体の生産面積は3千ヘクタールに達しており、日本の約6倍。生産者からは「将来は大市場の中国に進出したい。日本で評価を得ればステータスになる」とのねらいを聞かされたという。福井教授は「ケニアやドバイは世界戦略の一つとして日本市場を位置付けている。エチオピアなどほかのアフリカ諸国も含め、ドバイ経由の輸入はさらに増える」と見ている。



 
 
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【マラソン】佐藤、ハーフ日本新で9位!世界ロードランニング

【ウディネ(イタリア)14日】陸上の世界ロードランニング選手権は14日、当地でハーフマラソンを行い、男子で佐藤敦之(29)=中国電力、=が1時間0分25秒の日本新記録を樹立し9位になった。従来の記録は高橋健一(34)=富士通=が7年前に出した1時間0分30秒。

女子はローナ・キプラガト(33)=オランダ=が1時間6分25秒の世界新で快勝、前回大会に続き優勝した。日本勢は大崎千聖(20)=三井住友海上=が1時間8分56秒で7位。平良茜(24)=パナソニック=が12位、尾崎好美(26)=第一生命=が13位。団体はケニア、エチオピアに次ぐ3位だった。

男子はゼルセネイ・タデッセ(25)=エリトリアが58分59秒で大会2連覇。団体はケニアが制し、日本は7位だった。

男子でハーフマラソンの日本新を樹立した佐藤は「いいレースができた」と充実感いっぱいだった。

さわやかな秋晴れの下、気温は16度までしか上がらない好条件。ハイペースの先頭グループを無理に追わず、第2集団でペースを守る作戦も的中した。「足を前へ前へと運ぶ感覚で走れた。ラスト100メートルで切り替えられた」と会心の表情で振り返った。

今夏に女子800メートル日本記録保持者の杉森美保(ナチュリル)さんと結婚した。この日、美保さんも群馬リレーカーニバルで快勝。朗報を励みに快走し、「一緒に頑張れたのが一番うれしい」と喜んだ。



 
 
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日経ビジネス 2007/10/15号

第2特集 ジャパニーズ・オン・ザ・グローブ●地球を 前半

地球を駆ける 海の向こうで輝く現代・日本人の肖像

東アフリカ、ケニアの赤茶けた大地に、そのコーヒー豆倉庫はそびえていた。赤道直下の巨大施設。その中では、地道な作業が続いていた。 19人のケニア人女性がゴザの上に座り込み、コーヒー豆の山から不良豆を取り除いていく。少しずつ山を崩し、手のひらで撫でるようにゴザの上に広げて、変色した豆を探し出す。(100〜105ページ掲載記事から抜粋) *テキスト版記事の文字数:6602文字



 
 
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IPCCパチャウリ議長、マータイ氏の魅力(07/10/19)

稲本正(いなもと・ただし)

オークヴィレッジ代表。1945年生まれ。「100年かけて育った木で100年使えるものを作る」を合言葉に、74年、飛騨高山工芸村「オークヴィレッジ」を創設。トヨタ白川郷自然学校校長、日本環境教育フォーラム常務理事など兼任。主著に「森の惑星」「心に木を育てよう」など多数。

今年のノーベル平和賞が、国連の「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)」と前米副大統領のアル・ゴア氏に決まった。今や「環境」と「平和」は密接な時代なのである。

IPCCのラジェンドラ・パチャウリ議長は昨年の10月に日本を訪れた折、私が設立校長(当時は校長)を務めるトヨタ白川郷自然學校で開かれた「WSDF」(World Sustainable Development Forum、世界持続可能な発展フォーラム)の会議でも議長役を務められていた。

この会議は、IPCCが後に(今年2月に)地球温暖化と人間の活動に関する密接な関係を報告した第4次評価報告書の事前の会議の役割を果たす一方、その対策がどのように進められるべきかなどの意見が交わされた。

2日間の会議期間中、パチャウリ氏と常に行動を共にしたのだが、何よりも物事の理解力の深さと幅の広さ、そして状況判断のスピードに驚かされた。会議でも一人の発表が終わると、発表者の一番重要なポイントを確認し、それに対する評価を述べ、重要なポイントについて的確に質問していた。

この会議における私の発表に関しても、私が自然学校の説明だけでなく「木を使っても、その木でできた作品を永く使い、同時に木を植え育てると、むしろCO2をより吸収することになる」という主張や、「再生可能な資源である木をもっと有効活用する技術の開発こそが大切だ」という主張に素早く反応し、「実践現場から得た、奥深い科学的洞察を基にした環境教育こそが大切だ」と評価してくれた。

会議の合間の食事や歓迎パーティーでは、この会議を積極的に開いてくれた豊田章一郎さん(トヨタ自動車名誉会長)など経済界の参加者とも談笑しながら、「環境対策にしっかり取り組んでいない企業しか生き残れない」ということを、パチャウリ氏の頭脳の沢山の沢山の引き出しから、解り易い事例を提示しながら述べていた。

パチャウリ氏は私にも近づいてきて「ぜひ私が所長を務めるインドのTERI研究所(http: //www.teriin.org/)で開設した自然学校にも来てください。あなたのスピリッツを私の自然学校の先生にも共有して欲しいから…」と誘われた。また人材育成については、「今の地球の状態を考えると、CO2問題を解決するために『理系』と『文系』をつないだ総合的な視野を持った、天才的人材を育成したい。少人数でも良い。その人材が出した方針が正しそうなら、その方針を今度は圧倒的多数に広げるための教育の方法を確立しなくてはいけない」と言っていた。多少、過激にも感じる意見だが、私もその通り、と答え、インドに訪れるという約束を交わしたのだが、残念ながら日々忙殺されてしまい、未だ実現していない。

たった2日間の出会いだったが、パチャウリ氏の言動には大いに刺激された。IPCCのノーベル平和賞受賞のニュースは多くのメディアが報じているが、やはり、議長を務める彼の「人となり」にももっと光を当てるべきだと思う。米国や中国などが京都議定書による温室効果ガスの削減義務を負っていないなかで、地球規模の「CO2と温暖化問題」をまとめ上げるのは極めて難しいであろうことは想像に難くない。科学者として優秀であることはもちろん、様々な対立意見と向き合い、最後の最後までタフなネゴシエーターとして調整を仕切る。ごくわずかな休息の中でも、前向きに可能性ある人との関係を素早く構築する。

実のところ、同じノーベル平和賞を2004年に受賞されたケニアのワンガリ・マータイ氏にも何度かお会いしているのだが、マータイ氏にも同じように刺激され、パチャウリ氏と同じような印象を抱いていた。

ご存知の通り、彼女は「もったいない」という、日本人が忘れかけていた日本語を、逆に外国人として評価し直したことで一躍有名になった。「もったいない」というこの言葉を彼女は日本で流行語にもしたのだが、単に時流に乗ってスポットライトを浴びたわけではまったくない。マータイ氏は、生物の多様性を研究した学者であり、1000万本以上の植樹をした実践者であり、かつ、女性解放運動で投獄されたこともある活動家であり、現在、ケニアの環境・天然資源・野生動物省の副大臣を務める政治家でもある。

彼女も、他人の良いところを適確に評価される人だった。あるパーティーであったとき、私に「あなたはマダガスカルの環境団体『サザンクロス』を支援して、木を20万本植えたと聞いたから、この会場にいる誰よりも私に一番近い」とほめてくれた。メディアや政治家や官僚が主体のパーティーの中で、何とも皮肉で上手いほめ方だと思った。

パチャウリ氏もマータイ氏も、本人だけでなく周囲の人を環境問題に立ち上がらせ、かつ それを「より本気でやってみよう」と思わせる、独特の「人となり」を持っている人だ。「人となり」を伝えることによって、真の後継者も育つと私は思う。

[10月19日/Ecolomy]



 
 
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アフリカゾウ、長〜い鼻で危険の臭いかぎ分ける 英大学調査

2007.10.20 11:41

【ロンドン=木村正人】アフリカゾウが、体臭や衣類の色で危害を加えられる可能性のあるマサイ族を識別していることが分かった。英セントアンドルーズ大学の研究チームが、アフリカ大陸東部のケニアで調査した結果をオンラインの科学誌に発表した。

マサイ族には男らしさの証明のためゾウをヤリで突く風習があるなど、アフリカゾウにとっては危険な存在。調査は、マサイ族と、農耕主体でゾウに危害を加えることはまずないカンバ族で比較。それぞれの部族の男性が着用して体臭をつけた服を、アフリカゾウにかがせて反応を見た。

その結果、アフリカゾウは、マサイ族が着た服のにおいをかいだときの方がはるかに早く、遠くに逃げることがわかった。落ち着きを取り戻すまでの時間も、長くかかった。

アフリカゾウは色に対しても反応し、マサイ族の伝統的衣装の色である赤い衣類を見せると威嚇的な態度を示したという。白い衣類には反応はしなかった。大きな体のアフリカゾウにとってもマサイ族は、あまり出会いたくない相手のようだ。



 
 
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「ファン&ラン」でスタート、準備はOKですか?

OCTOBER 20, 2007 03:11

21日に「千年の古都」と呼ばれる慶州(キョンジュ)の街が、マラソンの熱気で熱くなる。東亜(ドンア)日報2007・慶州国際マラソン大会(慶尚北道慶州市・大韓陸上競技連盟・東亜日報社が共催)が、午前8時に開催される。慶州市民運動場を出発し、市内を一周するコース(フル、ハーフ、10キロ)だ。

今年から世界の健脚を競う国際大会に変身した慶州国際マラソンには、ケニアとエチオピア、タンザニアなどアフリカの選手たちと韓国内の有望株など男女約100人のエリート選手が、1万793人のマスターズ・マラソン・ランナーとともに、レースを繰り広げる。

●「コースがとても良い」

出場者のうち、記録ランキング1位(2時間6分52秒)のチャールス・キビワット(ケニア、33)は19日にコース踏査を終えた後「平らなコースで、気に入った。天気さえ良ければ、個人の最高記録を更新できそうだ。少なくとも、2時間8分台に完走する自信がある」と話した。

韓国女子マラソンの看板、ユン・ソンスク(35、江原道庁)も「天気予報も若干寒くなると予測しており、良い記録が予想される。個人の最高記録(2時間32分09秒)更新に挑戦したい」と語った。

韓国男子マラソンの有望株、シン・ジョンフン(25、亀尾市庁)、「ここ4ヵ月間、厳しい練習で積んだ実力を遺憾なく発揮し、個人の最高記録(2時間19分13秒)更新に挑戦する考えだ」と意気込んだ。

●日較差にご用心

大会の当日、慶州市の気温は最低7度から最高19度に広がり、日較差が12度にのぼる。午前8時に出発することから、エリート選手たちは、ずっ10度前後の良い条件のもとで走ることになる。

だが、フルコースを4時間以上走るマスターズ・マラソン・ランナーたちは日較差に備えて、体温維持のため出発する前と後の服装状態に格別な注意を払わなければならない。身体を保温しながらも暑くなれば汗を発散させる、先端の素材を使った服を用意するのが良い。

●千年古都で「ファン&ラン(楽しく走ろう)」

マラソン最高の目的は楽しく安全に走ること。完走が目標だが、身体に異常の症候がある場合は、思い切って放棄してこそ不祥事を防げる。体力が落ちるときは、軽く歩きながら再び走るようにする「ワーク・ブレーキ(Walk−Break)」走法を使うのも、完走に役に立つ。フルコースの場合、9分走った後に1分歩くのが良い。



 
 
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片岡の6位が最高/マラソン

<北京国際マラソン>◇21日◇北京

来年の北京五輪のマラソンコースを一部使って行われ、男子では片岡祐介(大塚製薬)が2時間12分28秒で6位になったのが日本勢の最高だった。

優勝は長野マラソンで2連覇中のネファト・キニャンジュ(ケニア)で2時間8分9秒だった。

[2007年10月21日14時27分]



 
 
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男子はキニャンジュが優勝、片岡は6位…北京マラソン

【北京=竹内誠一郎】2007全日空北京国際マラソンが21日、北京市北部の国家五輪体育センターを発着点に行われ、男子は、ネファト・キニャンジュ(ケニア)が2時間8分9秒で優勝。

日本勢最高位は片岡祐介(大塚製薬)の6位で2時間12分28秒だった。

女子は、陳栄(中国)が2時間27分05秒で初優勝した。

(2007年10月21日18時27分 読売新聞)



 
 
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北京の星だ任が中国新2位/マラソン

<北京国際マラソン>◇21日◇北京

中国のマラソン新世代が、日本の脅威になる。北京国際マラソンが21日、来夏の北京五輪コースの一部を使って行われ、男子では任竜雲(20)が優勝のキニャンジュ(ケニア)と接戦の末、2時間8分15秒の中国新記録で2位。女子は陳栄(19)が2時間27分5秒で優勝した。低迷していた男子にも新星が現れ、母国開催の五輪を前に急加速の強化を証明した。日本勢は男子の片岡祐介(28)の6位が最高だった。

任は終盤、キニャンジュとし烈な優勝争いとなり、何度も大声を上げて気合を入れた。ゴールの競技場前で振り切られたが、10年ぶりに中国記録を更新。自己ベストも一気に7分以上縮める驚異の走りで「北京の星」に躍り出た。

高地の青海省出身の20歳は、昨年からマラソンの本格練習を始めたばかり。12年ロンドン五輪の強化対象だったが、強豪ケニア勢と互角に渡り合って、急速な成長を示した。母国開催の五輪を前に、「五輪はどの選手にとっても夢。自分も努力する」と力強く話した。3位の韓剛も2時間8分台で続き、中国男子の底上げを示した。

女子優勝の陳栄、接戦を演じた2位の張瑩瑩はともに19歳。陳は五輪を想定した8月の北京選手権に続くV。大阪世界選手権銀メダルの周春秀、ドーピング違反による出場停止処分が解けた孫英傑に続く期待の星だ。中国の底知れない英才教育、新星の出現に日本陸連の沢木専務理事は「女子だけでなく、男子も日本の脅威になる」と警戒していた。

[2007年10月22日9時19分 紙面から]



 
 
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強豪ケニア軍団、1〜5位を席巻 07慶州国際マラソン

OCTOBER 22, 2007 06:38

千年の古都、慶州(キョンジュ)の秋がマラソンに染まった。

1997年以降、10年ぶりに国際大会として開かれた同大会で、ケニア、エチオピア、タンザニア、日本、中国など7カ国の男子選手と韓国のエリート選手100人あまりが、1万793人のマスターズ・マラソンランナーたちとともに古都新羅(シンラ)の秋を走った。

慶州では1993年、東亜マラソン大会が初めて開かれた後、1994年から1997年までは国際大会として行われたが、経済的危機に瀕してからは国内大会に戻っていた。東亜マラソンが00年、ソウル国際マラソンに変わった後にも、慶州マラソンはそのまま残り、秋期のマスターズ・フェスティバルとして位置づけられた。今年からは、沈滞ぎみの韓国マラソンを生かすため、国内外のエリート選手たちが走る国際大会として復活することになった。

同日のレースでは、慶州国際マラソンが、3月のソウル国際マラソンとともに、春と秋を両分する韓国最高の大会になる可能性を確認した。ケニア選手たちが互いにけん制しすぎたため、優勝記録は2時間9分台にとどまったが、秋晴れの天候に平坦なコースは記録短縮の場となりうる可能性を示した。

男子1位は2時間9分44秒を記録したエドウィン・コメン(25)、2位は2時間9分45秒のチャールズ・キビワト(33)、3位は2時間9分56秒のウィルソン・キゲン(27)などケニア選手が5位までを席巻した。女子ではユン・ソンスク(35・江原道庁)が2時間35分53秒で、3年ぶりに自分の最高記録を出して優勝した。男子国内1位のシン・ジョンフン(25・亀尾市役所)も2時間18分0秒で、自分の最高記録を1分13秒更新した。



 
 
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読売国際協力賞、ケニアで活動の岸田さんに賞状などを贈呈

国際協力活動に尽力した個人や団体を顕彰する第14回読売国際協力賞の贈賞式が24日、東京・内幸町の帝国ホテルで行われ、東アフリカのケニアで30年以上にわたって栄養指導などに取り組む民間ボランティア活動家、岸田袈裟さん(64)に、老川祥一・読売新聞東京本社社長から賞状と副賞の500万円が贈られた。

岸田さんは1975年からナイロビ在住。栄養士としての知識を生かし、住民の衛生、健康面での生活改善に努めた。日本伝統の「かまど」の普及にも力を入れ、煮沸した水を飲むよう奨励することで乳幼児の死亡率減少にも貢献した。

岸田さんは「名も無き私がこのような賞をいただけるとは夢のまた夢のよう。副賞は、念願だったケニア以外のアフリカの国での活動に向けた調査費に使いたい」と喜びを語った。

(2007年10月24日20時22分 読売新聞)



 
 
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招待選手に野口みずきら11人 東京国際女子マラソン

2007年10月29日18時42分

来夏の北京五輪代表選考会を兼ねて11月18日に開催される東京国際女子マラソン(朝日新聞社など主催)の国内外の招待選手11人が29日、発表された。アテネ五輪金メダリストで日本記録保持者の野口みずき(シスメックス)は約2年ぶりのフルマラソン。前日本記録保持者の渋井陽子(三井住友海上)や今年のロッテルダムを制した大南博美(トヨタ車体)らの挑戦を受ける。

野口は、アテネの翌年のベルリンで2時間19分12秒の日本記録を出して優勝。その後、昨年のベルリン、今年のロンドンを目指したが、いずれも左足故障で出場できなかった。現在、中国・昆明で合宿中の野口は「順調に仕上がっている。約2年ぶりのフルマラソンですが、不安はない」と話す。東京は初出場だ。

通算9度目のマラソンとなる渋井も東京は初めて。今年の大阪で10位と惨敗した雪辱を期す。大南博は今春のロッテルダムを2時間26分37秒で制し、自信をつけている。尾崎朱美(セカンドウィンドAC)は、昨年の東京で2位に食い込んだ経験を生かす。

海外からは今年のロンドンで4位のサリナ・コスゲイ(ケニア)、4年連続出場のジビレ・バルシュナイテ(リトアニア)らが参加する。

また、今大会はペースメーカーをつけないことが発表された。



 
 
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都大路かけ広島県高校駅伝 三次で4日号砲 '07/11/1

▽男子世羅が盤石の布陣

全国高校駅伝(十二月二十三日、京都市)の予選を兼ねた県高校駅伝は四日、三次市のみよし運動公園陸上競技場発着のコースである。男子(7区間、42・195キロ)は45校、女子(5区間、21・0975キロ)は30校が、都大路への切符を争う。

男子は、昨年全国制覇した世羅の独走となるだろう。日本一メンバーの鎧坂哲哉、中原大に一年生のケニア人留学生ビタン・カロキが加わる盤石の布陣。前回つくった2時間7分21秒の大会記録にどこまで迫れるかが焦点となる。

二番手争いは、主要区間に五千メートル14分台のランナーをそろえる西条農と如水館か。皆実、沼田、国際学院、廿日市西などが追う展開だろう。

▽女子世羅を如水館追う

女子は世羅が一歩リード。ベス・ムソーニを軸に、都大路を経験した笠道尚加や田坂優季の成長が連覇への大きな強みだ。如水館は総合力で二年ぶりの優勝を目指す。昨年の全国中学校駅伝を制した伴中から宮地凜と脇田玲加が加わった鈴峯が二強に迫り、井口、皆実、西条農などが続く。

男子は午後零時二十分、女子は同零時半にスタート。男女6位までは、十八日に山口市である中国高校駅伝に出場する。(山本修)



 
 
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豊川高、都大路めざし疾走 全国高校駅伝愛知県予選 あす号砲

2007年11月3日 紙面から

全国高校駅伝(12月23日・京都)の愛知県予選は4日、同県の知多運動公園陸上競技場を発着点とする男子7区間42.195キロ、女子5区間21.975キロで行われる。男子の部に昨年の都大路3位の豊川工など強豪がそろう中、女子の部で全国の注目を集めているのが創部2年目の豊川高(私立)だ。1年生7人、2年生5人の若いチームだが、全国でも上位を狙える強力布陣。台頭めざましい新星が、初の都大路を目指して疾走する。

旋風の予感が漂っている。創部2年目。1、2年生だけの豊川高。愛知の頂点を目指す新星は、全国も熱視線を注ぐ都大路のヒロイン候補だ。

「全国には強いチームがたくさんある。私たちは追いかける立場。県大会でも持っている力を出し切れたらいい」

昨年から主将を務める二宮悠希乃(2年)は謙虚にコメント。だが、戦力は全国の強豪にも引けを取らない。昨年、1年生ながら五千メートルの県高校記録を樹立した二宮をはじめ、加藤、伊沢も三千メートルで好記録を持つ実力者。ケニアからの留学生・ワイリムは9月、五千メートルで15分18秒46の高校国内国際最高記録をマークした。

「まずまず順調に走れていますね。勝つことは目標ですが、まずは自分たちのレースをしてくれれば」

わずか2年で強力メンバーをそろえた森安彦監督(46)は自然体を強調。実業団の中央発條、ホシザキ電機で活躍し、引退後は会社勤めをしながら中学時代の二宮と加藤を指導してきた。昨年、豊川高に女子駅伝部が創設されたのを機に監督に就任した。「監督というより、僕はアドバイザー」。選手の自主性を重んじ、チームも伸びやかに成長曲線を描いてきた。

「本当は去年も優勝を狙っていたんです。でも、負けて、悔しくて…。今年は絶対に都大路へ行きたい」

二宮は号砲を前に、必勝を誓う。昨年は1年生だけで2位に食い込んだ。リベンジを期す2年目のニューフェース。一気に愛知の主役を勝ち取り、全国の舞台へ名乗りを上げる。 (寺西雅広)



 
 
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平成生まれ河合が“強運”代表デビュー

上位3カ国に北京五輪出場権が与えられるバレーボールの女子ワールドカップ(W杯)2日目が3日、東京体育館などで行われた。世界ランク7位の日本は同11位の韓国を3-1で破り、2連勝とした。対韓国戦は10連勝。第4セットのマッチポイントでは、平成生まれで初めて全日本入りしたセッター・河合由貴(17)=東九州龍谷高=がピンチサーバーで登場。代表デビューを果たした。4日は世界9位ながら、世界選手権銅メダル&欧州選手権2位の強豪セルビアと対戦する。優勝候補筆頭のブラジルはケニアにストレート勝ち。米国は4度の優勝を誇るキューバをフルセットで破った。

わずか2分の“強運”のデビュー戦だった。第4セット、24-16のマッチポイント。河合が杉山祥子(NEC)に代わり、ピンチサーバーとして登場した。「今までのサーブで一番緊張しました」。両親もいたスタンドの大歓声が聞こえ、17歳の心臓は爆発しそうだった。

「これは絶対入れないといけない」。開き直って放ったボールは無難に入り、その後のラリーではボールをつないだ。最後は相手ミスで試合終了。韓国の得点なら即交代の場面だったが、見事に勝利の瞬間に立ち会い、あこがれの先輩たちとコートで喜びを分かち合った。

「たまたま24点目に代わって…。初めてコートに入ってそういう(勝利の)ところにいたのはありがたいというか、偶然というか、うれしかったです」。感激の場面を振り返り、最高の“思い出し笑い”を浮かべた。

次の目標を聞かれると「トスを上げてみたいです」と即答。試合後、柳本監督は「河合に限らず(今後も)12人はすべて使う」と断言した。中田久美以来の10代代表セッターの真価が問われるときが、すぐそこにやってきている。



 
 
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<中央マラソン>女子イ・ウンジョンー男子チェランガが優勝

イ・ウンジョンは、4日午前に行なわれた2007・中央(チュンアン)ソウルマラソン大会の女子42.195キロ(ソウル蚕室〜城南)を2時間29分32秒で完走し、大会記録(2時間30分50秒)を破って優勝した。とりわけ、イ・ウンジョンは、04年3月のソウル国際マラソンで達成した2時間26分17秒以降、3年8カ月ぶりに初めて2時間30分内に進入し、北京五輪での成果を予感させた。

第2位のペ・ヘジン(泰安郡庁、2時間37分43秒)とは8分以上の格差を広げている。男子では、チェランガ(ケニア)が2時間8分14秒をマーク。2時間7分05秒の最高記録を保有するチェランガは、今年3月のソウル国際マラソンで李鳳柱(イ・ボンジュ、三星電子)が決めた今季最高(国内コース)の記録(2時間8分04秒)よりわずか10秒の遅れをとっている。

第2位はチェランガを最後まで追撃したブランデイン(モロッコ、2時間8分20秒)。第3位は、バハヌ(エチオピア、2時間9分01秒)。2時間6分台の記録を保有する優勝候補キプラガート(ケニア)は、2時間14分20秒で第8位にとどまった。

2007.11.04 13:22:24



 
 
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2007/11/05-12:05 ラドクリフが2度目のV、復帰戦飾る=男子はレルが4年ぶりの優勝−NYマラソン

【ニューヨーク4日時事】第38回ニューヨークシティー・マラソンは4日、当地で約3万9000人が参加して行われ、女子は世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(英国)が2時間23分9秒で制し3年ぶり2度目の優勝、出産のため2005年8月の世界選手権を最後に遠ざかっていたマラソンへの復帰戦を飾った。男子は03年覇者のマーティン・レル(ケニア)が2時間9分4秒で勝ち、それぞれ優勝賞金13万ドル(約1500万円)を獲得した。

女子で3連覇を狙ったエレナ・プロコプツカ(ラトビア)は3位、今年の世界選手権大阪大会優勝のキャサリン・ヌデレバ(ケニア)は5位だった。男子ではアブデラヒム・グムリ(モロッコ)が2位に入り、アテネ五輪金のステファノ・バルディニ(イタリア)が4位。日本の有力選手は男女とも出場しなかった。

車いすの部では、男子の副島正純(シーズアスリート)が3位、女子の土田和歌子(ヒューマントラスト)が7位だった。 (了)



 
 
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ラドクリフが優勝 NYシティー・マラソン

2007年11月05日09時13分

第38回ニューヨークシティー・マラソンは4日、ニューヨークであり、女子は世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(英)が2時間23分9秒で出産後の復帰初戦を優勝で飾った。男子はマーティン・レル(ケニア)が2時間9分4秒で03年以来2度目の優勝を遂げた。

起伏の多いコースに市民ランナーを含む男女約3万9000人が参加。女子はレース序盤からラドクリフとゲテ・ワミ(エチオピア)の一騎打ちとなり、残り700メートルを過ぎてラドクリフがスパートし、引き離した。優勝賞金は男女とも13万ドル(約1495万円)。

レースは5大マラソンをツアー化(07年は世界選手権含む)し、2年間の成績で争う「ワールド・マラソン・メジャーズ(WMM)」の最終戦で、女子は2位に入ったワミが、男子は今大会に参加してない06、07年のボストン・マラソン優勝のロバート・チェルイヨット(ケニア)が優勝。賞金50万ドル(約5750万円)を獲得した。



 
 
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中国・香港主要紙ヘッドライン(5日付)

2007年 11月 5日 13:42 JST

<中国>

◎上海証券報

★中工国際工程(002051.SZ: 株価, 企業情報, レポート)、ウズベキスタンとケニアでセメント工場、電力網などの建設プロジェクトを受注したことを明らかに。受注額は合計10億元以上。



 
 
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ラドクリフ復活のV/マラソン

<ニューヨークシティーマラソン>◇4日(日本時間5日)◇ニューヨーク

女子マラソン世界記録保持者のポーラ・ラドクリフ(33=英国)が、最強のママさんランナーとして復活した。4日のニューヨークシティー・マラソンで接戦の末、ワミ(エチオピア)に競り勝って2時間23分9秒で3年ぶり2度目の優勝。出産を経て約2年ぶりのマラソン復帰で健在ぶりを証明し、北京五輪では金メダルを狙う。男子はレル(ケニア)が2時間9分4秒で優勝した。

最強女王はママになって、さらに勝負強さを増した。食い下がるワミが残り700メートルで前に出た瞬間、ラドクリフが猛然とスパート。あっと言う間に引き離し、23秒差をつけてゴールした。左腕で10カ月になった長女アイラちゃんを抱き上げ、右手で英国旗を振って大歓声に応えると「出産の方がレースよりつらかった。長く練習ができなかったので。でも強くなって戻ってきたでしょ」と完全復活を宣言した。

1月に出産したばかり、2年2カ月ぶりのマラソン復帰で再び強さを示した。出産後、骨盤にひびが入っていたことが判明し、大阪世界選手権には間に合わなかった。妊娠時から我慢していた走る喜びを爆発させての勝利。04年のニューヨークもチェプケメイ(ケニア)と接戦だったが、勝利への執念も健在だ。

「ワールド・マラソン・メジャー」の初代女王に輝いたワミを蹴散らしての復活Vは、「鉄の女」の強さをさらに輝かせた。次は北京五輪の金メダルを狙う。マラソン8戦のうち、唯一の黒星がアテネ五輪(途中棄権)。北京で雪辱し「ママで金」をかなえる決意だ。夫のゲーリー・コーチと育児をしながら、練習をこなす忙しい毎日も、まな娘の成長が糧になる。五輪代表に内定した主婦の土佐らメダルを狙う日本勢にとっても、これまで以上に脅威の存在となる。

[2007年11月6日8時59分 紙面から]



 
 
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【マラソン】ラドクリフNYで復活V!やっぱり母は強い

ニューヨークシティー・マラソン(4日=日本時間5日、米ニューヨーク)市民ランナーを含む約3万9000人が参加して行われ、女子は1月の出産を経て2年ぶりのマラソンとなった世界記録保持者、ポーラ・ラドクリフ(33)=英国=が2時間23分9秒で3年ぶり2度目の優勝を果たした。マラソン8度目で7勝目。男子は今年のロンドン覇者マーティン・レル(ケニア)が2時間9分4秒で4年ぶり2度目の勝利。優勝賞金は男女とも13万ドル(約1495万円)。

序盤から飛び出したラドクリフとワミ。2人の戦いが終盤、動いた。

残り700メートル付近。ワミが前に出ると、ラドクリフがすぐ抜き返した。そこから一気にスピードを上げ、ゴールへ。ベルリン2連覇の相手を寄せつけない切れ味で、世界記録保持者が母になってのマラソン復帰戦を勝利で飾った。

1月に出産を経験した。今大会は「(優勝を)争えると思ったから出場を決めた」と自信をもって、臨んだ。

最後は2位を20秒以上引き離し、「いいレースができた。最後の競り合いよりも出産の方がつらかった」と笑みを浮かべた。ゴール後はまな娘のアイラちゃんを抱き、沿道を埋めた観衆の祝福に手を振って応えた。

これでマラソンは8戦7勝目。唯一の敗北が3年前のアテネ五輪だ。その大一番での途中棄権を「災害に遭った気分」と振り返るラドクリフは、雪辱の場となる北京五輪に向けて「練習を積んで、北京までの間に何をするか決めたい」と、自信を漂わせた。

★ワミ初代女王…WMM得点ランク

昨季から2年にわたりロンドン、シカゴなど5大都市マラソンなどで争われた「WMM」女子の得点ランキングでトップに立っていたゲテ・ワミ(エチオピア)が2時間23分32秒で2位に入り、初代女王となり、賞金50万ドル(約5750万円)を獲得した。

ワミは9月末にベルリンマラソンを走ったばかりだが、序盤からラドクリフとともに抜けだし、最後まで好レースを展開。「前回から35日でのマラソンで2位。うれしく思っている」と笑顔。「WMM」男子は既にロバート・チェルイヨット(ケニア)が優勝を決めている。

NYシティー・マラソンの成績
順 名 前(国 籍) タ イ ム
【男 子】
1 レル(ケニア) 2時間9分4秒
2 グムリ(モロッコ) 2時間9分16秒
3 ラマーラ(南アフリカ) 2時間11分25秒
【女 子】
1 ラドクリフ(英国) 2時間23分9秒
2 ワミ(エチオピア) 2時間23分32秒
3 プロコプツカ(ラトビア) 2時間26分13秒

■WMM(ワールド・マラソン・メジャー)

ボストン、ロンドン、ベルリン、シカゴ、ニューヨークの5大都市マラソン主催者が06年に創設したマラソン版グランドスラム。06−07年、07−08年と連続した2年間で開催される5都市のマラソン計10レースに加え、この期間に実施される五輪、世界選手権も対象に、最大4レースで得点を争う。各レースの得点は1位25点、2位15点、3位10点、4位5点、5位1点。賞金は50万ドルで、男女各優勝者のみに贈られる。

★副島は3位…車いすの部

大会車いすの部の日本勢は男子の副島正純(シーズアスリート)が1時間36分16秒で3位、女子は土田和歌子(ヒューマントラスト)が2時間1分48秒で7位に入った。



 
 
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【バレーボール】イタリアが開幕4連勝−苦しみながらも逆転

W杯女子第4日(6日、大阪なみはやドームほか)欧州選手権優勝のイタリアと北中米選手権2位の米国が開幕4連勝を飾った。イタリアはセルビアにフルセットの末、逆転勝ち。セルビアは3勝1敗となった。米国はケニアをストレートで下した。キューバはポーランドに3−2で競り勝ち、2勝2敗となった。 

イタリアが9月の欧州選手権決勝で対戦したセルビアを、苦しみながらも返り討ちにした。ともにミスが相次ぎ、一進一退の展開。1−2で迎えた第4セット終盤、アゲロらベテランがようやくリズムをつかみ、若さの目立つ相手を逆転した。ロビアンコ主将は「リズムをつかむのに時間がかかったが、勝ててよかった」とニッコリ。バルボリーニ監督も「いいゲームばかりはできない。勝てたことが大事」と、結果よければすべてよしの心境。



 
 
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イタリアと米国が6戦全勝/バレーW杯

<バレーボール:W杯女子大会6日目>◇9日◇札幌市の北海道立総合体育センターほか

欧州選手権覇者のイタリアがポーランドにストレートで勝ち、北中米選手権2位の米国はドミニカ共和国を3−1で振り切り、ともに通算成績を6戦全勝とした。

南米選手権優勝のブラジルはタイを3−0で退け、欧州選手権2位のセルビアもケニアを3−0で下し、それぞれ5勝目(1敗)を挙げた。

[2007年11月9日18時27分]



 
 
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ケニア音楽見て踊って 日本人奏者が札幌で演奏会(11/10 07:09)

ケニアの伝統的弦楽器「ニャティティ」の日本人奏者アニャンゴさん(26)=本名・向山恵理子さん=ら一行6人が9日、札幌市内の小学校でアフリカ民族音楽の演奏会を開いた。

ニャティティは、ケニア西部のルオー族の男性に伝承されてきた八弦の弦楽器。アニャンゴさんは2年前に同族の長老に弟子入り。世界初の女性奏者として認められ、日本とケニアで活動。道内での演奏は初めて。

東京から道内入りした一行は同市白石区の米里小を訪れ、リズミカルな弦楽器の調べと、肩や腰を震わせるダンスを、3、4年生約170人と保護者らに披露。子供たちは弦楽器に触ったり、ダンスを踊っていた。

一行は12日まで札幌に滞在。10日開幕する「アフリカ・キャラバンin Sapporo」にも参加し、11日午後3時から、同区本通16のリフレサッポロでライブを行う。



 
 
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2007/11/10-22:46 日本、2敗守る=ポーランドに逆転勝ち−W杯バレー女子

北京五輪出場権を懸けたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会第7日は10日、札幌市の北海道立総合体育センターなどで6試合が行われ、日本はポーランドに3−2で逆転勝ちし、5勝2敗とした。

日本はポーランドの高さに苦戦し、第3セットまで1−2とリードを許す展開。だが、粘り強い守備に加えて高橋(NEC)、木村(東レ)らのアタックでリズムをつかみ、続く2セットを連取した。

欧州選手権優勝のイタリアはケニアを、米国はタイを下し、ともに7戦全勝とした。セルビア、ブラジルは6勝目、キューバは5勝目を挙げた。 (了)



 
 
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日本、逆転勝ちで5勝目 五輪に望みつなぐ バレーW杯

2007.11.10 22:00

北京五輪予選を兼ねたバレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会第7日は10日、札幌市の北海道立総合体育センターなどで行われ、日本はフルセットの末にポーランドを逆転で下し、通算5勝2敗で今大会での五輪出場権獲得に望みをつないだ。

日本は1−2の第4セットで相手ミスに付け込み、木村(東レ)らの活躍により25−22で奪った。最終セットも木村と高橋(NEC)のスパイクで主導権を握り、15−12で逃げ切った。

イタリアはケニアを3−0、米国も3−1でタイを下し、ともに7戦全勝。セルビアとブラジルも順当勝ちして6勝1敗とした。



 
 
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日本がケニアに勝ち2敗守る バレーW杯

2007.11.11 19:41

バレーボールのワールドカップ(W杯)女子大会第8日は11日、札幌市の北海道立総合体育センターなどで行われ、日本はアフリカ選手権優勝のケニアを3−0で下し、2敗を守った。

日本は、竹下(JT)、栗原(パイオニア)らの好サーブで試合の主導権を握り、一度もリードを許すことなく2セットを連取。第3セットも、13連続得点の猛攻で、試合を決めた。

イタリア、米国は全勝を、ブラジルは1敗を守った。日本、セルビア、キューバが2敗で、これに続く展開となった。

最終の第4ラウンドは、14日から名古屋市などで行われ、日本はキューバ、米国、ブラジルと対戦する。



 
 
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日本、ケニア寄せつけず W杯バレー、6勝目

2007年11月12日 紙面から

日本は格下のケニアを3−0で圧倒し、通算成績6勝2敗とした。全勝のイタリアと米国を1敗のブラジルが追い、ポーランドに苦杯を喫したセルビアとキューバ、日本が2敗で並んだ。2日間の休養日をはさんで14日から行われる名古屋(ガイシホール)のキューバ、米国、ブラジル3連戦で、日本はわずかに可能性が残された五輪切符を狙う。

格下相手だろうと手加減はしない。杉山を除く11人を起用する柳本ジャパン“見本市”でケニアを完膚無きまでたたいた。「苦しい戦いが続いていたが3連勝できて良かった。この次に何が控えているかも考えて戦った」。誰が出ても仕事キッチリ。柳本晶一監督(56)もチームの上昇気配を感じ取った。

途中出場で5点をマークした道産子選手の庄司夕起(25)=パイオニア=は「地元でコートに立ちたいという気持ちはあったが、自分のアピールで必死だった」。09年3月で廃校になる母校・妹背牛商高の後輩に勇気を与え、さらには開幕スタメンながら満足な働きをできなかった悔しさを両親の前でぶつけた。

後のない北国シリーズを3タテで切り抜け、いよいよオワリ最終決戦に突入だ。終盤を迎えて調子落ちのチームが続出し、逆に日本は急上昇。番平コーチは「キューバと米国には勝てる」とニヤリ。風向きは明らかに変わり始めている。

(井上学)



 
 
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バレーボールW杯女子、日本がケニアにストレート勝ち

バレーボールのワールドカップ女子大会第8日は11日、札幌市の北海道立総合体育センターなどで行われた。

日本はケニアに3―0(25―14、25―12、25―8)でストレート勝ちを収め、3連勝で通算成績6勝2敗とした。

イタリア、米国は開幕8連勝。これで第3ラウンドまで終了。14日からの最終第4ラウンドで、日本は名古屋市の日本ガイシホールに会場を移し、キューバ、米国、ブラジルの順で、世界ランク10位以内の強豪3チームと戦う。

(2007年11月12日9時42分 読売新聞)



 
 
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福岡国際マラソン、招待選手発表 北京五輪選考第1弾

2007年11月12日21時32分

12月2日開催の第61回福岡国際マラソン選手権大会(日本陸上競技連盟、朝日新聞社、テレビ朝日、九州朝日放送主催)の国内外招待選手が12日、発表された。北京五輪男子マラソン代表の国内選考会第1弾。代表に決まれば、五輪まで最も準備期間が長くとれる利点もあり、実力者がそろった。

日本記録保持者の高岡寿成(カネボウ)は3度目の福岡となる。アテネ五輪選考会を兼ねた03年の大会は3位で代表を逃した。シドニー五輪1万メートルで7位入賞のスピードを持つが、マラソンではまだ果たしていない五輪代表を狙う。

大会記録を持つ藤田敦史(富士通)は昨年の福岡で8位に沈んだが、2カ月後の別府大分で快勝。過去2大会の五輪はけがで選考会に出られなかった。その悔しさを晴らす構えだ。

01年世界選手権以来、アテネ五輪を含む国際大会で5大会連続の入賞者を出し続けている中国電力からはアテネ五輪5位の油谷繁と、10月にハーフマラソンの日本記録をマークした佐藤敦之が参戦する。油谷は初出場。

びわ湖で2時間9分台を2回マークした松宮祐行(コニカミノルタ)は、日本の招待選手で最も若く楽しみな存在だ。

さらに国内招待選手には、ハーフマラソンの世界記録を持つトヨタ自動車九州所属のサムエル・ワンジル(ケニア)もいる。フルマラソンはデビュー戦。マラソン練習を始めてまだ1カ月半だが、ハーフを58分台で走る才能が42.195キロでどう花開くかは世界の陸上関係者の注目の的だ。

4カ国から5人が集う海外招待選手の中では、前世界記録保持者のポール・テルガトが実績で群を抜く。9月にハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)に世界記録を破られて以降、初めてのマラソンに注目が集まる。



 
 
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京大がケニアで発見の化石、1000万年前の類人猿新種

京都大学などの研究グループがアフリカのケニアで見つけた約1000万年前の大型類人猿の化石が新種だったことが分かった。人とチンパンジー、ゴリラの共通の祖先に近く、研究グループは現地調査の帰途に事故死した中山勝博島根大学助教授(当時)にちなんだ学名を付けることにした。

米科学アカデミー紀要(電子版)に13日にも掲載される。

研究は京大の国松豊助教、中務真人准教授らとケニア国立博物館との共同研究。化石は2005年1月にケニアのナカリ地域で発見した右の下あごやその後見つかった11本の歯などで、学名は「ナカリピテクス・ナカヤマイ」とする。(14:09)



 
 
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ケニアで死亡・島根大助教授の名前、類人猿化石の学名に

2007年11月13日

ヒトと現生類人猿の共通祖先に近いとみられる類人猿化石の学名に、ケニアでのフィールド調査の帰途に交通事故で亡くなった中山勝博・島根大助教授(当時42)の名前がつけられた。調査グループに加わったエマ・ムブア・ケニア国立博物館地球科学部長も「彼の名前が永遠に残るのはすばらしい」と喜ぶ。今週の米科学アカデミー紀要(電子版)に発表する。

自然人類学が専門の国松豊・京都大霊長類研究所助教や中務(なかつかさ)真人京大准教授らの京都大グループは05年、ケニア中央部のナカリ山周辺で大臼歯3本がついた右の下あごの化石を発見した。990万〜980万年前にいた新種の類人猿化石とみられ、ヒトとゴリラやチンパンジーなどの類人猿の共通祖先に近いと考えている。

発見地の地名と中山助教授の名前からナカリピテクス・ナカヤマイと名づけた。中山さんは堆積(たいせき)学の専門家で98年から調査に加わった。ところが、01年8月、フィールド調査からの帰途、車が転倒する事故が起き、病院に運ばれたが、手遅れだった。

国松さんら調査チームは、中山さんの名前をどこかに残せないかと考え、貴重な類人猿化石の学名に入れることを関係者の総意で決めた。

アフリカでは1千万年より前の類人猿化石は多数発見されたが、それ以後の化石はほとんどない。このため「アフリカの類人猿は、1千万年前ごろに滅び、生き残っていた欧州や西アジアから戻った」とするアフリカ回帰説がある。

しかし、ナカリピテクス・ナカヤマイの発見は、類人猿がその後もアフリカで生き続けた有力な根拠となる。



 
 
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アフリカから欧州に分岐 人と類人猿の共通祖先で

京都大などの研究グループが2005年にケニアで発見し、人と現生類人猿の「共通祖先」の可能性があるとしていた約1000万年前の大型類人猿「ナカリピテクス」の化石が、ギリシャで見つかった類似の化石より原始的な特徴を持つことが分かり、科学アカデミー紀要電子版に13日発表した。

京大の国松豊助教(自然人類学)は「ナカリピテクスの一部が分岐し、アフリカから欧州に渡った可能性がある」としている。

グループは、見つかったあごや歯の化石年代を990万〜980万年前と推定。過去にギリシャで見つかったウーラノピテクス(960万〜870万年前)と比べ少し古く、原始的な特徴を持つことを確認した。(共同)



 
 
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アフリカから欧州に分岐 人と類人猿の共通祖先で

京都大などの研究グループが2005年にケニアで発見し、人と現生類人猿の“共通祖先”の可能性があるとしていた約1000万年前の大型類人猿「ナカリピテクス」の化石が、ギリシャで見つかった類似の化石より原始的な特徴を持つことが分かり、米科学アカデミー紀要電子版に13日発表した。

京大の国松豊助教(自然人類学)は「ナカリピテクスの一部が分岐し、アフリカから欧州に渡った可能性がある」としている。

グループは、見つかったあごや歯の化石年代を990万−980万年前と推定。過去にギリシャで見つかったウーラノピテクス(960万−870万年前)と比べ少し古く、原始的な特徴を持つことを確認した。

アフリカでは1300万年前以後の類人猿化石の発掘が少ない空白期がある。このため人類とチンパンジー、ゴリラが分かれる前の共通祖先が、いったん欧州など他地域に移住し、再びアフリカに戻ったと考える専門家もいる。

今回の結果はこの説を否定する内容。国松助教は「空白期にもアフリカに類人猿が脈々と生きていた」と話している。

2007年11月13日07時15分



 
 
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1000万年前 新種類人猿…ケニアで発掘 初の日本人名

日本とケニアの合同調査隊がケニア中央部の大地溝帯東端で、約1000万年前の新種の類人猿のあごと歯の化石を見つけ、京都大霊長類研究所の国松豊助教(自然人類学)らが近く米科学アカデミー紀要電子版で発表する。ヒトとチンパンジー、ゴリラの共通祖先に近い可能性が高く、ヒトの起源を探るうえで貴重な発見という。新種は、調査地のナカリ、2001年にケニアで事故死した環境地質学者、中山勝博・島根大助教授にちなんで「ナカリピテクス・ナカヤマイ」と命名された。類人猿に日本人の名が付けられるのは初めて。

化石は右の下あごの骨1点と歯11本で、京都大や神戸大などとケニア国立博物館の合同調査隊が2005年1月に発掘。放射性年代測定などから990万〜980万年前と判明した。

ヒトがゴリラの系統に分かれた1000万〜900万年前、チンパンジーの系統に分岐した700万〜600万年前に近い時期の種で、「3者の共通祖先の可能性が高い」としている。

1982年にケニアで960万年前の類人猿「サンブルピテクス」を発見した石田英実・滋賀県立大教授(自然人類学)は「ナカリピテクスはサンブルピテクスより原始的な特徴が認められ、より初期に近い段階の類人猿と考えられる。今後、さらに化石が出土し、比較研究が進めば、進化の過程が見えてくるだろう」と話している。

(2007年11月13日 読売新聞)



 
 
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2007/11/13-21:12 尾方、福士らが代表メンバー=ケニアはヌデレバも−国際千葉駅伝

日本陸連は13日、国際千葉駅伝(23日、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場発着、6区間42.195キロ)のチームメンバーを発表した。今年から男女混合レース(奇数区男子、偶数区女子)で行われ、日本は男子が世界選手権大阪大会マラソン5位の尾方剛(中国電力)、同選手権1万メートル代表の竹沢健介(早大)ら、女子は長距離エースの福士加代子(ワコール)、高校生ながら世界選手権1万メートルに出場した絹川愛(仙台育英高)らで構成する。過去2年連続男女アベック優勝のケニアには世界選手権女子マラソン覇者のキャサリン・ヌデレバがいる。

大会には両国のほかロシア、米国など13カ国から15チームが参加予定。 (了)



 
 
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ヒトと類人猿の共通祖先の化石を発見

* 2007年11月14日 10:13 発信地:シカゴ/米国

【11月13日 AFP】(14日写真追加)日本とケニアの考古学者による合同研究チームが2005年にケニアで発見した約1000万年前の類人猿の化石が、ゴリラ、チンパンジー、ヒトの共通祖先に極めて近いことが分かった。研究成果は米科学アカデミー紀要(Proceedings of the National Academy of Sciences、PNAS)電子版で12日発表された。

11本の歯が付いた写真の下あごの骨は2005年、ケニアのリフトバレー(Rift Valley)東端のナカリ(Nakali)山の火山泥の中で発見された。

遺伝子研究では、ヒトと類人猿が共通祖先から分岐したのは約800万年前とされているが、アフリカではその直接証拠となるはずの1300万年前以降の類人猿化石の発掘が少ない「空白期」がある。

一方で、アジアや欧州ではこの年代の化石が数多く発見されており、アフリカの現生大型類人猿の化石との類似点もみられることから、ヒトと類人猿の共通祖先がいったん欧州など他地域に移住して複数の種類に進化したあと、そのうちの一種類が再びアフリカに戻ったと考える専門家もいる。

今回の研究はこの説を否定する内容で、研究チームは「空白期」にもアフリカにヒトと類人猿の共通祖先が生きていたことを示すものだと考えている。(c)AFP/Louise Daly



 
 
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ヒトと類人猿の共通祖先の化石を発見

うぅぅ。臭いよぉ。ケニア発エコオーブンの燃料って?

むぅぅぅ。いろんな家のが混ざってるのは、さらにキッツイですよね…。

ケニアのスラム街ナイロビの郊外にあるKibera(キベラ)では、生ゴミを燃料としたオーブンをテスト中だそうです。オーブンの中心部には、水滴を蒸発させる高温のスチールプレート。そこで放出された酸素が、車の廃棄オイルを燃やし、さらに摂氏498℃ぐらいまで温度を上げます。その熱を保つために、使用されるのが生ゴミという仕組みになっているようです。

基本的に、そのエリアに住み、燃料を提供している人たちは、温かい料理をつくったり、洗濯用のお湯を沸かしたりする際に、オーブンを自由に使うことができます。このエコオーブン・システムの利点は、最近の市街地人気の影響で人口と共に増える生ゴミを減らすことだそうです。

とはいえ…。このオーブンには致命的な問題もあります。どんな問題かは、言うまでもないような気がしますが、臭いのです…。燃料が燃料なだけに、悪臭を放ってしまうのです!!

オーブンは、国連環境計画(UN Enviornment Programe)からの補助金1万ドルの助けにより設置されたもので、オーブンの賛同者は、大都市のどこででも使用できるぐらいテクノロジーがうまく機能してほしいと願っているとのことです。

でも、でも、普及させるには、なにがなんでも臭いプロブレムを解決しないことには…ですよね。

[Christian Science Monitor via Treehugger]

BENNY GOLDMAN (原文/junjun )



 
 
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貧困削減 住民が使える工学を

途上国農村部、土のうで道を補強

京都大の工学博士の教授と教え子が2年前から、舗装が行き届かない開発途上国の農村部で雨期に車が通れなくなる農道を土のうで住民とともに補強し、年中使えるようにする地道な支援活動に取り組んでいる。これまでに直した道は4カ国で計1・8キロ。活動をさらに発展させようと近くNPO法人(特定非営利活動法人)格を取得する。

工学者の視点で世界の貧困削減研究に取り組む木村亮・京都大産官学連携センター教授(47)=社会工学。アフリカなどの農村部で長雨が粘土質の土の上に降り注ぐと、道がでこぼこになって車が通れず、市場へ農作物を運べなくて腐らせてしまうことがしばしばあるという問題に着目。素材が安く、住民の手で継続して維持管理も行える改善策として「土のうの使い方を教えればいい」と思いつき、2005年9月、パプアニューギニアで初の活動を始めた。

その後、当時、木村教授が在籍していた工学研究科で学び始めた福林良典さん(33)とともにフィリピン、ケニア、ウガンダの貧しい村の道を補強してきた。

福林さんが9月末で3年間の課程を終え、本格的に活動を行うのを機に府にNPO法人の認証を申請した。名前は「道普請人(みちぶしんびと)」。戦後の日本で住民自らが生活道路を直した精神にちなんだ。

メンバーは34人と2団体。実践スタッフと資金援助でより多くの仲間を増やそうと、活動風景を切り絵にして印刷したPRカレンダーを100部作り無料配布を始めた。  木村教授は「どこにでもある材料を工夫して使えば、住民の力で問題を解決できる」とし、「必要とする場所は数え切れない。いつか『どのう』を世界語にしたい」。福林さんは「アフリカでの活動で人生観が変わった。この感覚を多くの人と分かち合いたい」と話す。問い合わせは福林さんTEL075 (706)5083。



 
 
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仙台育英・絹川がヌデレバとの対決に意欲

陸上女子長距離のスーパー高校生・絹川愛(めぐみ=仙台育英3年)が23日、今夏の大阪世界陸上(女子1万メートル)に続く日本代表として国際千葉駅伝(千葉県総合SC陸上競技場発着)に初出場する。今年は、男女各3人が交互にタスキをつなぐ国際大会初の男女混合レース。正式オーダーは未定だが、絹川は大阪世界陸上マラソン女王・キャサリン・ヌデレバ(35=ケニア)とのマッチアップに意欲を見せた。

男女通じて高校生でただ1人、日本代表に選ばれた絹川が今季2度目の国際舞台に挑む。国際千葉駅伝では、世界陸上女子1万メートル代表の福士加代子(25=ワコール、青森・五所川原工高出)と再共演。男女混合開催の初代王者を目指す。オーダー提出は21日だが、絹川は「ディズニーランドがあるので4区あたりがいいかな。(駅伝は)仙台育英のユニホームでしか走ったことがないので新鮮な気がします」と意欲を見せた。

最大の敵は昨年までアベック2連覇のケニアだが、来夏の北京五輪後にマラソン転向を予定している絹川にとって、エースのヌデレバを含むケニア勢との戦いは、マラソンデビューへの試金石になる。大阪世界陸上では32分45秒の14位。渡辺高夫監督(59)は「北京では最低でも30分50秒を切って8位以内を目標にしたい。マラソンはできるだけ早い時期にやらせたい」とプランを明かした。

世界陸上前は福士を「女王様」と例え、自らを「プリンセスになったみたい」と表現したが、今回は「王子様もたくさんいるので」と笑顔。あこがれの竹沢健介(早大3年)とのタスキリレーに期待した。絹川は「世界で戦えるチャンスは少ない。1回1回を大切にしなければ北京も出られなくなる」と世界基準を再認識するつもりだ。【佐々木雄高】

[2007年11月16日11時57分 紙面から]



 
 
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フランステレコム、テレコムケニアの過半数株式を落札

パリ(ダウ・ジョーンズ)フランステレコム(NYSE:FTE)は16日、ケニア政府が実施したテレコムケニアの株式51%の入札で、フランステレコムが率いるコンソーシアムが約2億7000万ユーロ(3億9000万ドル)で落札したと発表した。南アフリカのテルコム(NYSE:TKG)、インドのリライアンス・コミュニケーションズ(532712.BY)などに競り勝った。

手続きは年末までに完了すると見込んでいる。この投資は、西欧の外の急成長市場での成長機会を追求するという戦略をフランステレコムが実行していることを示す。

デクシアのアナリスト、ロブ・ゴイェンズ氏は「経営陣が検討すると約束していたことだ。現在それが実行されている」とコメントした。また、新興市場を含むフランステレコムの‘世界のその他’部門が力強い売り上げ成長と40%を超える利益率をもたらす、との見方を示した。

フランステレコムの幹部らは、アフリカの高成長市場での業務拡大に対する関心を繰り返し表明していた。すでにセネガルとマリを含む多くのアフリカ諸国で事業を展開している。

フランステレコムの声明によると、テレコムケニアの固定通信サービスの加入者数は28万人。また、携帯電話事業について新しい営業免許の交付を受ける予定。ケニアの携帯電話普及率は30%未満。

テレコムケニアはフランステレコムのブランド「オレンジ」に基づいて携帯電話、固定電話、インターネットの各サービスを提供する予定。



 
 
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元「7種」選手 異色の経歴 コスゲイ 07東京国際女子マラソン

2007年11月17日11時02分

「ママはスターみたいだ!」。長男ビル君(11)は誇らしげだ。長女ルースちゃん(6)はピョンピョン跳ねて、じゃれてくる。15日、都内の選手村で報道陣に囲まれた31歳のサリナ・コスゲイ(ケニア)は、レース直前とは思えない穏やかな笑みで2人を見つめる。日本選手の最大の強敵だとは、その表情からはうかがいしれない。

異色の選手だ。23歳までは短距離や砲丸投げ、走り高跳び、ハードルなどで競う7種競技の選手だった。「若い頃は自分が長距離に向いているとは思っていなかった。こんな経歴があるのは、私一人だと思う」

走る距離を徐々に伸ばし、03年には1万メートルでケニアチャンピオンに。母国のマラソン女王、アテネ五輪銀メダルのキャサリン・ヌデレバからマラソン転向を勧められた。

デビュー戦の04年パリで、いきなり優勝した。「7種競技では賞金はあまり出なかった。マラソンは違う」。現在は合宿生活を送り、夫と子が待つ家に帰るのは週末だけだ。スポーツ用品メーカーとも契約。170センチ、48キロ、スラリとした2本の足が家族を支える。

今夏、大阪で開かれた世界選手権には出場しなかった。直前の7月、乗車中のバスが横転する事故があり、右足を何針も縫う1カ月の大けがを負う不運に見舞われて断念した。4月のロンドンを2時間24分13秒で走り、周春秀(中国)、ワミ(エチオピア)、トメスク(ルーマニア)に次ぐ4位に食い込む活躍をみせていただけに、悔しさが募った。

「東京でいい成績を出せれば、北京五輪代表が決まる。ケガはもう大丈夫。順調に調整できている」と意気込みは十分だ。



 
 
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ケニア北部・ツルカナ湖、干ばつで岸辺が500m後退

琵琶湖の10倍近い面積のケニア北部のツルカナ湖で、干ばつの影響などによる水量の減少が続いている。

この10年で岸辺が500メートル後退した場所もある。湖の南部にある火口付近では水面下の溶岩が現れ、もともと陸上にあった溶岩と色も形も異なるコントラストを見せている。

人口増加で水の消費量が増えたり、隣国エチオピアが農業用に水を引いたりという人為的な影響に加え、断続的に干ばつが起きて降雨量が減って、湖に流れ込む川の水量も減ったとされる。地元の人々は伝統的に湖でとれる魚を食べてきたが、漁獲量が激減したため農作物も食べるようになるなど、環境変化への適応を余儀なくされている。(ツルカナ湖で、社会部・森太)

(2007年11月17日13時44分 読売新聞)



 
 
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教会から90円盗んだ男性に禁固刑、ケニア

* 2007年11月17日 06:08 発信地:ナイロビ/ケニア

【11月17日 AFP】ケニアの英語紙デーリー・ネーション(Daily Nation)は16日、教会の献金皿から55シリング(約90円)を盗んだ男性が禁固1年の刑を言い渡されたと報じた。

同紙によると、この男性が同様の罪で有罪となるのは2度目で、2002年には禁固2年の刑を受けているという。

キリスト教徒が大多数を占めるケニアでは、教会所有物の窃盗は日常茶飯事だ。

半年前には、英国教会の事務所に2人組みの泥棒が侵入し、書物を盗んだ上、約48万シリング(約78万円)相当の聖餐用のブドウ酒を飲み干したという。(c)AFP



 
 
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野口 圧勝!五輪連覇の扉こじ開けた

東京国際女子マラソン兼北京五輪代表選考レース(18日)で、アテネ五輪覇者で日本記録保持者の野口みずき(29)=シスメックス=が五輪代表の座を確実にした。スタート時の気温18度という暑さの中、99年山口衛里(当時天満屋)が持つ2時間22分12秒を上回る大会新記録の2時間21分37秒で優勝。女子マラソン史上初の五輪連覇へ夢を膨らませた。前日本記録保持者の渋井陽子(28)=三井住友海上=は29キロ過ぎに失速し、2時間34分19秒の7位に終わった。すでに土佐礼子(31)=三井住友海上=が内定している五輪代表3枠は、来年3月の名古屋国際後の日本陸連理事会、評議員会で決定する。

野口はやっぱり強かった。2年2カ月のブランクも、季節外れの暑さも関係なかった。“東京名物”の上り坂の35キロから40キロを16分56秒で駆け上がり、驚異の大会新で五輪代表を確実にした。「みんな調子いいと聞いてたんで、すっごく怖かったです」。優勝インタビューが“建前” に聞こえるほど、完ぺきなレース運びだった。

15キロ過ぎから渋井、コスゲイ(ケニア)と3人の争いとなったが、同学年のライバルは29キロ過ぎに失速。その後のマッチレースでは格の違いを見せつけた。30キロ過ぎで1度仕掛けた後、上り坂にさしかかる36・5キロ過ぎで再び加速。ケニアの実力者に追いすがる余力はなかった。

前人未到の五輪連覇が完全に視界に入った。「北京行きが決まったら、それを目標にしたい」と力強く断言。「(世界陸上2位の)周さん(春秀=中国)とか強いライバルがいっぱい。負けないようにトレーニングに励みたい」とひと足早い“抱負”も披露した。

五輪出場を確実にしただけではなく、本大会の優勝は格別だった。ゴール直前、観客席にVサインを掲げたように見えたが、実は“3本指”だった。これまで名古屋国際(02年)、大阪国際(03年)を制しており、これが日本人初の国内3大大会制覇。優勝会見では「日本の3大オリンピック」と言い間違えて恥ずかしがった。

昨年9月のベルリン、今年4月のロンドンをいずれも左足の負傷で回避。長期ブランクにも、心は折れなかった。弱かった左足を強化し、走りのバランスも改善。アテネ五輪、日本記録を樹立した05年ベルリン以上の状態で帰ってきた。

「以前の私とは別の私。マラソンへの気持ち、練習への気持ちは強くなってる。年齢とか関係ないんだなと思った」と大きくうなずいた。広瀬コーチは「本人は北京が最終目標じゃない。(その後も)走りたいと言ってる。34歳でロンドン(五輪)を走るかは分からないけど」と笑いながら気持ちを代弁した。五輪V2すら通過点と思えそうな完全復活。最強女王にもはや死角はない。



 
 
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30年ぶり大型円借款供与へ 政府、ケニアの港湾施設に(11/20 10:31)

日本政府は、東アフリカ最大の物流拠点であるケニア南東部モンバサで新たな港湾施設を建設する事業に、約267億円の円借款を供与することを決め、20日、ケニア政府と交換公文を締結する。関係筋が明かした。サハラ砂漠以南のアフリカでは、30年以上なかった大型円借款で、1990年代後半以降、停滞を続けてきた日本のアフリカ支援が本格化する。

小泉純一郎元首相は2005年の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で、アフリカ向け政府開発援助(ODA)を3年間で倍増すると公約。来年5月には横浜で第4回アフリカ開発会議(TICAD)が開かれる予定で、政府は今後、中国に対抗する意味でも資源外交などを絡ませ、アフリカ支援を加速させる方針。



 
 
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日本がケニア逆転し優勝 国際千葉駅伝

2007年11月23日 19時02分

ことしから男女混合チームで争う陸上の国際千葉駅伝は23日、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場発着の6区間、42・195キロに13カ国15チームが参加して行われ、日本が後半3人の区間賞の力走でケニアを逆転し、2時間5分56秒で優勝した。

2位はケニアで2時間7分6秒、3位はロシア。日本学生選抜が5位、千葉選抜は8位だった。

男女が交互に3区間ずつを走った。日本は2区(5キロ)に女子エースの福士加代子(ワコール)を投入したが、3区を終えて4位と遅れた。しかし、4区(5キロ)の絹川愛(宮城・仙台育英高)で2位に浮上。5区(10キロ)の竹沢健介(早大)がケニアとの差を詰め、アンカーの赤羽有紀子(ホクレン)が世界選手権女子マラソン覇者のキャサリン・ヌデレバ(ケニア)を逆転した。

(共同)



 
 
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2007/11/23-17:35 日本が逆転優勝=初の男女混合、ケニア振り切る−国際千葉駅伝

国際千葉駅伝は23日、千葉県総合スポーツセンター陸上競技場を発着点とする6区間42.195キロのコースに国内外の15チームが参加し、初めて男女が交互にたすきをつなぐ混合レースとして行われ、日本が2時間5分56秒で逆転優勝した。

日本は1区の上野裕一郎(中大)から2区の福士加代子(ワコール)まで2位。3区で4位に後退したが、4区の絹川愛(仙台育英高)、5区の竹沢健介(早大)、最終6区の赤羽有紀子(ホクレン)がいずれも区間1位と力走した。4秒差の2位でたすきを受けた赤羽はケニアのキャサリン・ヌデレバを抜いてトップに立ち、最後は1分10秒の大差を付けてゴール。2位はケニア、3位にはロシアが入った。 (了)



 
 
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国際千葉駅伝 11月23日 千葉・総合スポーツセンター陸上競技場発着

竹澤、国際千葉駅伝で区間賞獲得

世界の強豪がひしめく今大会で、夏の世界陸上に続き選ばれた日本代表。「気合いが入っていた(渡辺康幸監督=平8人卒)」と言うように、ワセダの誇る21歳には、JAPANを背負う責任感とプライドがあった。

5区、竹澤はトップと36秒差の2位でたすきを受け取る。竹澤の持つ1万メートルの自己ベスト・27分45秒は、5区出場選手中トップのタイムであり、その差からも充分に首位を捉えることのできる位置でのたすきリレーだった。竹澤は、「追いつくかなと思った」と言うように、前半から快調に飛ばし、ケニアとの差をぐんぐん縮めていく。「前半5km突っ込んで行け」という渡辺監督の指示通り、中間地点となる5kmを14分9秒の好タイムで通過し、追いつくのは時間の問題かと思われた。

しかし、ここから世界のカベが立ちはだかる。

8キロ付近で10秒差にまで詰めるも、その後ケニア・ビレチが粘りを見せ、思うように差が縮まらない。以降、追いつけそうで追いつけない展開が続く。そして、終盤で待ち受けていたのは、ランナーたちを苦しめるアップダウン。「後半失速して残念」と言うように、竹澤はこの難関で思ったようにペースが上がらず、首位を捕らえることはできなかった。

だが36秒あった差を4秒にまで縮め、しかも世界の強豪を押しのけての区間賞は誇るべき成績だ。日本代表チームも、6区・女子区間を走った赤羽有紀子(ホクレン)がケニアを逆転し、悲願の優勝を果たした。「優勝はお前にかかっている」と、渡辺監督に試合前に言われ、日本代表の責任感を背負った今大会。その大きな舞台で、竹澤は世界にその名を知らしめた。

いよいよ次なるレースは箱根駅伝。世界の舞台でまた一回り大きくなった竹澤が、今度はワセダのエースとして、往路優勝、そして名門復活を導く。

(水上大輔)



 
 
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日本がケニアを逆転し優勝/駅伝

<国際千葉駅伝>◇23日◇6区間、千葉県総合スポーツセンター発着42・195キロ

国際大会初の男女混合駅伝にリニューアルされ、日本が2時間5分56秒で優勝した。4区(5キロ)の絹川愛(仙台育英高3年)5区(10キロ)の竹沢健介(早大3年)がトップのケニアを追い上げ、ママさん選手のアンカー赤羽有紀子(28)が、大阪世界選手権女子マラソン金メダルのヌデレバを逆転した。

[2007年11月23日19時44分]



 
 
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30年ぶり大型円借款供与 政府、ケニアの港湾施設に

日本政府は20日、東アフリカ最大の物流拠点であるケニア南東部モンバサで新たな港湾施設を建設する事業に、約267億円の円借款を供与する交換公文をケニア政府と締結した。サハラ砂漠以南のアフリカでは、30年以上なかった大型円借款で、1990年代後半以降、停滞を続けてきた日本のアフリカ支援が本格化する。

小泉純一郎元首相は2005年の主要国首脳会議(グレンイーグルズ・サミット)で、アフリカ向け政府開発援助(ODA)を3年間で倍増すると公約。来年5月には横浜で第四回アフリカ開発会議(TICAD)が開かれる予定で、政府は今後、中国に対抗する意味でも資源外交などを絡ませ、アフリカ支援を加速させる方針。

低迷していたアフリカ向け円借款は05年度から本格的に再開し、06年度にはタンザニアやモザンビーク、ナミビアなど6件で計約394億円の借款を供与した。アフリカへの円借款で今回より金額の大きいものは、1973年のコンゴ(旧ザイール)での橋建設だけという。(共同)



 
 
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07年は世界で10億本以上の木を植林、UNEP報告

* 2007年11月29日 06:04 発信地:ナイロビ/ケニア

【11月29日 AFP】国連環境計画(United Nations Environment Programme、UNEP)は28日、本部を置くケニアのナイロビ(Nairobi)で世界の植林状況について報告し、2007年に世界で10億本以上の木が植林されたことを明らかにした。

UNEPによると、ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイ(Wangari Maathai)さんの植林キャンペーン「グリーンベルト運動(Green Belt Movement)」によって触発された大規模な植林運動は、気候変動対策として行われており、環境の汚染や悪化を緩和するのに役立つという。

植えられた木の総計は現在集計中だが、開発途上国が上位を占め、エチオピアでは7億本以上、メキシコでは2億1700万本が植林された。

環境保護活動家によると、エチオピアではまきの需要が高く、また農業や放牧に土地が必要だったことから、20世紀初頭には国土の35%を占めていた森林地帯が、2000年までにはわずか4.2%にまで減少したという。

ほかにも、トルコで1億5000万本、ケニアで1億本、キューバで9650万本、ルワンダで5000万本、韓国で4300万本、チュニジアで2100万本、モロッコで2000万本、ミャンマーで2000万本、ブラジルで1600万本が植林された。

また、マータイさんのグリーンベルト運動では470万本が植えられ、当初の目標の2倍に達したという。ケニアとメキシコでは再植林活動に軍も参加している。

インドネシアは、来月開催される第13回気候変動枠組条約締約国会議(Conference of the Parties to the UNFCCC、COP13)の開催国だが、会議開催直前に1日で約8000万本を植える予定だ。

また、中国、グアテマラ、スペインも、まもなく数百万規模の植林計画を新たに発表する見通しだという。(c)AFP/Bogonko Bosire



 
 
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男子の青森山田は地元出身の実力派そろう

<さあ夢舞台:12・23号砲高校駅伝青森男子代表 青森山田>

年末年始にかけて、今年も高校スポーツの全国大会がめじろ押し。29日から競技別に、東北6県の代表校を連載で紹介します。第1弾は駅伝で、全国高校駅伝が12月23日、京都市・西京極陸上競技場発着で行われる。青森は青森山田が13年連続でアベック出場。男子は一昨年の7位が過去最高順位で、更新を目指す。

青森山田男子は、例年になくバランスの取れたチームに仕上がった。昨年はケニア人留学生のマーティン・ワウエルが1区を3位でつなぎ、その貯金をキープするレース展開。今年はケニア人のウィリアム・デラング(2年)のほかは、すべて地元青森出身の実力選手がそろい、チーム力で上位を目指す。

野辺地中出身の田村兄弟が、その象徴だ。弟の優宝(ひろたか=1年)は国体少年B3000メートル優勝の強力新人で、今回は1区を担当。「調子が上がってきた。都大路の1区でしっかり自分の走りをしたい」。兄で主将の優典(ゆうすけ=3年)は「チーム内の競い合いがいいムードになっている。自分自身も弟に負けてられない。やってやるんだの気持ちが高まっている」と話す。二階堂勉監督(61)は「タイムは2時間5分台、順位は一昨年の7位を上回るのが目標。総合力で勝負です」と自信の表情だ。

[2007年11月29日12時15分 紙面から]



 
 
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九州学生駅伝1日号砲…第一工大軸に展開か

「島原・雲仙学生駅伝」の名で親しまれている第25回九州学生駅伝対校選手権(読売新聞西部本社、スポーツ報知西部本社など後援)は12月1日、長崎県島原市の島原文化会館を発着点に8区間94・5キロのコースで行われる。オープン参加を含む31チームが出場、9連覇を狙う第一工大を中心とした展開となりそうだ。

第一工大は、モロッコ、ケニアの留学生3人に加え、昨年の2区で区間新記録を出した厚地翔太(2年)も順調に力をつけてきた。10月の出雲全日本大学選抜駅伝などレースが続き、岩元慎一監督は「ネックは疲労だが、全員が区間賞を狙える力はある。昨年の大会記録を更新したい」と意気込む。昨年2位の日本文理大は、4年生を軸に連覇阻止を目指す。優勝8度の福岡大、7度の鹿屋体大も古豪復活を狙う。

第7回九州学生女子駅伝対校選手権も、島原復興アリーナ周辺周回コース(5区間18・77キロ)で同日開催される。オープン参加を含めて20チームが出場、ケニアからの留学生3選手を擁する立命館アジア太平洋大(APU)が、大会記録の更新で4連覇を目指す。



 
 
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初マラソンVへ自信 ハーフ世界記録のワンジル

2007.12.1 17:15

ついに実力を試す時がきた。福岡国際マラソン(2日・平和台陸上競技場発着)で初マラソンに挑むサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)は、11月30日の記者会見で「優勝したい。自信はある」と力強く宣言した。

そのスピードは、可能性を感じさせるのに十分だ。ハーフマラソンの世界記録保持者。2月に陸上界の「皇帝」ハイレ・ゲブレシラシエ(エチオピア)の持つ記録を破ると、翌月にはさらに記録を20秒縮め、58分33秒をマーク。福岡で復活を目指すアテネ五輪5位の油谷繁(中国電力)に「ハーフの記録は一級。怖い存在なのは確か」と警戒心を抱かせる。

今大会に向け、40キロ走を2度こなしたという。だが「練習ではできているけど、緊張はしている」と正直な胸の内も明かす。未知への距離に対応できるかどうかに注目だ。

15歳でケニアから宮城・仙台育英高に留学し、バルセロナ五輪銀メダリストの森下広一監督を慕って福岡へやってきた。「北京五輪はマラソンで出る。福岡で2時間6分台を出せば(ケニア代表に)呼ばれる可能性はある」。福岡の次は来年4月のロンドン出場を予定している21歳は、地元から五輪への第一歩を踏み出す。



 
 
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2007/12/02-18:18 佐藤3位、北京代表有力に=ワンジルが大会新で優勝−福岡国際マラソン

北京五輪代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは2日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点とする42.195キロで行われ、佐藤敦之(中国電力)が日本歴代4位となる2時間7分13秒の好タイムで日本人選手最高の3位に入り、同五輪代表入りが有力となった。マラソン初挑戦のサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が2時間6分39秒の大会新で優勝した。

2位はデリバ・メルガ(エチオピア)。松宮祐行(コニカミノルタ)が4位で、5位にアテネ五輪5位入賞の油谷繁(中国電力)が続いた。前日本記録保持者の藤田敦史(富士通)は8位、日本記録を持つベテラン高岡寿成(カネボウ)は10位に終わった。

レースは30キロすぎで先頭集団が佐藤、ワンジル、メルガの3人に絞られ、34キロ付近で佐藤が脱落。40キロすぎにワンジルが突き放し、逃げ切った。(スタート時の気象=晴れ、気温13.6度、湿度47%、東南東の風2.9メートル)。 (了)



 
 
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福岡国際、ワンジルが2時間6分39秒で優勝…佐藤は3位

陸上・福岡国際マラソン(2日・福岡平和台陸上競技場発着)――北京五輪代表選考会を兼ねて行われ、ハーフマラソン日本記録保持者の佐藤敦之(中国電力)が2時間7分13秒の日本歴代4位記録で3位に入り、代表入りを濃厚とした。

ケニア出身で仙台育英高へ留学したサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が、2時間6分39秒の大会新で初マラソン初優勝を果たした。

2位はデリバ・メルガ(エチオピア)。

日本選手2番手の4位は松宮祐行(コニカミノルタ)。アテネ五輪5位の油谷繁(中国電力)は5位、日本記録保持者の高岡寿成(カネボウ)は10位に終わった。(スタート時、晴れ、気温13・6度、湿度47%、東南東の風2・9メートル)

(2007年12月2日19時2分 読売新聞)



 
 
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福岡国際で佐藤が3位、北京有力に

北京五輪の代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは2日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点に行われ、ハーフマラソンの日本記録を持つ佐藤敦之(29)=中国電力=が日本歴代4位の2時間7分13秒で日本勢最高の3位に入り、代表入りを有力にした。

ハーフマラソンの世界記録保持者でケニア出身のサムエル・ワンジル(21)=トヨタ自動車九州=が初マラソンながら大会新記録の2時間6分39秒で優勝した。



 
 
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中国電力の佐藤3位、北京有力に 福岡国際マラソン '07/12/2

北京五輪の代表選考会を兼ねた福岡国際マラソンは二日、福岡市の平和台陸上競技場を発着点に行われ、ハーフマラソンの日本記録を持つ佐藤敦之さとう・あつし(29)=中国電力=が日本歴代4位の2時間7分13秒で日本勢最高の3位に入り、代表入りを有力にした。

ハーフマラソンの世界記録保持者でケニア出身のサムエル・ワンジル(21)=トヨタ自動車九州=が初マラソンながら大会新記録の2時間6分39秒で優勝した。



 
 
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福岡国際マラソン、ケニア出身のワンジルV

■陸上・福岡国際マラソン (2日・福岡平和台陸上競技場発着)

北京五輪代表選考会を兼ねて行われ、ハーフマラソン日本記録保持者の佐藤敦之(中国電力)が2時間7分13秒の日本歴代4位記録で3位に入り、代表入りを濃厚とした。

ケニア出身で宮城・仙台育英高へ留学したサムエル・ワンジル(トヨタ自動車九州)が、2時間6分39秒の大会新で初マラソン初優勝を果たした。2位はデリバ・メルガ(エチオピア)。

日本選手2番手の4位は松宮祐行(コニカミノルタ)。アテネ五輪5位の油谷繁(中国電力)は5位、日本記録保持者の高岡寿成(カネボウ)は10位に終わった。(スタート時、晴れ、気温13・6度、湿度47%、東南東の風2・9メートル)

◆高速レース、決着は40キロ

5キロごとを15分前後で刻む高速レースとなった。中間点を過ぎて高岡が脱落するなど先頭集団が次第に絞られ、30キロで6人に。30キロ過ぎにペースが上がると、元日本記録保持者の藤田敦史(富士通)や油谷が遅れて先頭は佐藤、ワンジル、メルガの3人となった。佐藤がいったん仕掛けたが、3人の並走は続き、34キロ過ぎで佐藤が遅れた。ワンジルは40キロを過ぎてメルガを振り切った。松宮が終盤に粘って順位をあげて、日本選手2位となった。



 
 
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ケニアのレイヨウ、攻撃的なメスほど交尾に積極的

* 2007年12月04日 09:38 発信地:シカゴ/米国

【12月4日 AFP】攻撃的な雌のレイヨウほど、交尾の相手を得る可能性が高いとの研究結果が、11月29日発行の英科学誌「カレント・バイオロジー(Current Biology)」に掲載された。別の雌と交尾中の雄に突撃して、雄を奪うこともあるという。

この発見は、「雌はおとなしいがえり好みをし、雄は攻撃的で誰構わず交尾をしたがる」という性行動の通説が、現実の世界ではあまりにも単純すぎることを示している。 

研究を発表したロンドン動物学協会(Zoological Society of London)を拠点に活動するデンマークの生物学者Jakob Bro-Jorgensen氏は、「生物学者が『雌と雄の戦い』について議論するとき、それはいつでも交尾をしたい粘り強い雄と、そうでない雌の戦いだとの解釈があった」と指摘する。

観察の結果、ケニアに生息するレイヨウの一種、トピの場合はこの解釈が当てはまらず、雌が受精を確実にするために、1日の排卵期のうちに平均4匹の雄と繰り返し交尾することが分かった。

雌が交尾相手として望むのは、交尾が行われる場所の中央に陣取った、体格がよくて力の強い雄だ。このような雄は非常に人気が高く、1か月半にわたる発情期の最盛期には、30分に22回も交尾を行うという。このような雄がいる場所に雌が2匹現れれば、自然の成り行きで雌同士の衝突が発生する。

「まるでテレビの連続メロドラマを見ているみたいだ」とBro-Jorgensen氏は研究の感想を語っている。

2匹の雌が同時に到着した場合、どちらか一方を追い出すまで戦いが続くことが多い。ところが、優勢な雌が人気のある雄の交尾中に到着した場合は、雄の精子を十分に受けるために、交尾が終わるのを待つのではなく、行為を妨害することが多いという。

「通常、雌は角を低くして雄に突進する。雄はたいてい飛びのくが、雌があまりに強く当たってきた場合は、怒って雌の方に向き直る」と同氏は説明する。

これは危険な行動ではあるが、雌の思い通りになることも多い。雄がすぐに雌の方を向いて交尾することはないが、(もう1匹の)雌との交尾は難しくなり、(突進してきた)雌と交尾する可能性が高くなる。

大半の雌は人気の高い雄以外とも交尾を行うが、卵子がより質の高い精子と受精するよう、人気の高い雄との交尾をより頻繁に行うと同氏は結論付けている。

閉店間近のパブでの人間の行動と似ているかとの問いに対して同氏は、「うまい例えかもしれないが、人間の行動はもっと複雑だ」と笑って答えた。「この逆転した雌雄の戦いを引き起こしている主な要因の1つは、雌が頻繁に交尾をするということだ。だが、人間の場合、それは通常起こりえない。ただ、少数の雄に雌の人気が集中し、雌の間で争いが起きるのは共通している点だ」と話している。(c)AFP/Mira Oberman



 
 
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ゾウの鼻は、家族を見分けるための探知装置

* 2007年12月06日 13:01 発信地:パリ/フランス

【12月6日 AFP】アフリカゾウは尿のにおいによって家族を特定し、強力な嗅覚(きゅうかく)でその居場所を追跡するとの研究結果が5日、英国王立学会(Royal Society)発行の専門誌「Biology Letters」に発表された。

強力な嗅覚と優れた記憶力は、数頭から数百頭まで絶え間なく群れの大きさを変えながら移動するゾウには欠かせないと研究は指摘する。

研究を行ったのは、スコットランドのセントアンドリュース大学(University of St Andrews)のリチャード・バーン(Richard Byrne)氏率いる英国・ケニアの合同研究チーム。

チームはケニアのアンボセリ国立公園(Amboseli National Park)のゾウに対し、家族を家族以外のゾウから見分ける能力をテストした。また、家族の居場所をいつでも特定することができるかについても実験を行った。

2007年3月、研究チームは、土と混ぜた雌ゾウの尿を36家族が通過する道沿いに置き、反応を観察した。雌ゾウの尿のみを置くのは、アフリカゾウの社会構造が母系社会だからだ。

最初の群れの雌ゾウは、尿のサンプルが別の家系のものである場合はほとんど関心を示さなかったが、家族のものの場合は立ち止まって鼻を近づけた。

研究の結果、アフリカゾウは常に少なくとも17頭の雌、雌雄にかかわらず30頭の個体を把握できることが判明した。

群れを率いるゾウは、尿が新しく、群れに遅れをとっている家族のものである場合、特に強い関心を示した。事実と矛盾する証拠を発見してゾウが「驚き」を示したことから、研究は「ゾウが群れのどこにどのゾウがいるかを記憶することができる」と結論付けている。

さらに研究チームは、ゾウが嗅覚で家族を見分ける能力は、尿に含まれる特定のタンパク質によって可能なのではないかと推測している。(c)AFP



 
 
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ケニアで新種の「ドクハキコブラ」が発見される

2007年 12月 9日 12:31 JST

[ナイロビ 7日 ロイター] ケニアで新種とみられる全長約2.7メートルのドクハキコブラが見つかった。動物保護団体のワイルドライフ・ダイレクトが7日に明らかにした。

それによると、今回発見されたのはドクハキコブラとしては世界最大。固有の種であることが確認されたこのコブラの毒は、人間15人分の殺傷力があるという。

同団体のリチャード・リーキー会長は今回の発見について、これ以外にも多くの未発見の種が存在することを示していると指摘。ただ、環境破壊による生息地の消失などで、その多くは絶滅に向かっていると警告している。



 
 
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(変わるアフリカ)「笑顔」増やす闘い 脱貧困へ食糧増産

2007年12月17日

温かい料理を受け取った子どもたちから笑顔がこぼれた。ケニア西部サウリ村。貧困やエイズに苦しんできた村は食糧増産に成功し、学校給食を軌道に乗せた。変化を後押しするのが、先進国の援助資金を集中させ、成果を引き出す「ミレニアム村」プロジェクトだ。国連主導の「実験」はアフリカ各地に広がる。だが貧困問題への日本や世界の関心はまだ低い。

サウリ村のニャムニニア小学校。午前の授業が終わるやいなや、子どもたちが歓声を上げながら教室を飛び出し、給食室の前に列を作った。

それまで多くの子どもは昼に帰宅していた。だが2年前、給食が毎日配られるようになってからは、670人の児童全員が午後も勉強を続けている。「子どもたちの栄養不足が治り、成績も上がった。村人も喜んでいる」とミリセント・アキンオキン校長は話す。

人口5000人のサウリ村は、04年に始まったミレニアム村プロジェクトの最初のモデル村だ。

「耕地があり、雨も降るのに農業が弱い。まず食糧増産に的を絞り、それを突破口に生計向上を図ってきた」。約70人の現地事務所を率いるムトゥオ代表はこう語る。

「食卓に食べ物を、ポケットにはお金を」。こんなスローガンを掲げて、化学肥料と高収量のトウモロコシの種が無料配布され、普及員が指導に回った。それまで農民は肥料を使えず、種も、収量の少ない伝統品種しか入手できなかった。

食糧増産の成果は目覚ましかった。1ヘクタール当たり収量は04年の約1.9トンから05年4.9トン、06年6.2トンと2年間で3倍以上に。栽培面積も倍増した。村人は穀物組合を設立し、仲介業者を通さずに売買、利益を手にした。収量の10%を寄付することで給食が実現した。

支援は他の分野にも広がる。診療所の開設や蚊帳の配布などによって、マラリア感染率や乳幼児死亡率は大幅に減った。

国連MDGセンターのマティアス・ヨハンソンさんは「村のニーズを吸い上げながら、井戸の改修や道路の補修なども進め、生活全般を底上げしていきたい」と語った。(論説委員・脇阪紀行)

◇援助強化、足踏み

暗黒大陸と呼ばれたアフリカに、最近、経済成長や紛争の減少など明るい変化が生まれている。

だが一方で、大きな影を落とすのが貧困だ。サハラ砂漠以南では、2割近い乳幼児が5歳までに命を落とす。ミレニアム村プロジェクトを提唱する米コロンビア大のサックス教授が「時は命なり」と訴え、モデル村で「特効薬」を示そうとする理由もここにある。

ただ壁も見えてきた。プロジェクトは原則5年で終わるため、この間に住民の能力をいかに高め、開発を持続させるかが最大の課題だ。

これは、貧困削減を目指す取り組みすべてに共通する。援助と自助努力が両輪となってこそ、目標の達成は可能となる。

だが現実は厳しい。主要先進国の首脳は05年の英グレンイーグルズ・サミットで、アフリカの貧困撲滅に向けた援助増強を約束。だが援助はさほど増えていない。「MDGsの達成期限は8年後に迫っているのに、先進国側に緊急性の認識がなく十分な援助を提供していない」。サックス教授は、いらだちを隠さない。

◇明確な戦略欠ける日本

日本は支援強化に向けた国際社会の旗振り役を期待される。来年、5年に1度の国際会議「第4回アフリカ開発会議」(TICADIV)や、アフリカが主要議題の一つとなるG8サミットを主催するからだ。日本は村落開発や感染症対策、教育支援に加え、援助と民間投資で経済発展を実現した「アジアの成功体験」を意識し、アフリカでも経済成長と貧困解消を目指す。

問題は、これらの支援をどんな規模で、どれだけ速く実施するかだ。国連安保理常任理事国入りを目指していた05年、小泉首相(当時)は「アフリカの安定なくして21世紀の世界の安定と繁栄はない」として3年間で援助倍増を約束。さらに先進国間の国際公約「ODAの国民総所得比0.7%」の達成に努力すると踏み込んだ。だが、常任理事国入り失敗や財政難でODA予算はピーク時の6割の水準まで落ち込んだ。

これに対し、英、仏、独などが15年までの0.7%達成を目指してODAを増額する一方、資源獲得を狙う中国がアフリカ支援に力を入れる。

明確な戦略を欠いた日本に対する落胆や不満が募る中、アフリカ援助の再構築を求める声が強まっている。(望月洋嗣)

●毎月報告します

アフリカと聞いて何を連想しますか? 広大な自然、極端な貧困、医療の遅れ、民族紛争、難民流出……。その姿が国際社会の援助や自立への努力で変わりつつあります。

例えば、貧困を脱した地域がある半面、貧富の差の拡大や環境破壊などが起きています。地下資源をめぐり、中国などを巻き込んだ新たな外交戦も生まれています。

日本の役割も問われています。来年にはアフリカ開発会議が横浜で、7月にはG8サミットが北海道・洞爺湖で開かれます。いずれも「環境と開発」が大テーマ。日本の「外交力」の正念場です。私たちは来年夏に向けて毎月、現場と国際社会の視点を重ね合わせ、地球が抱える問題の縮図であるアフリカを報告します。(外交・国際エディター 市川速水)

◆キーワード

<ミレニアム開発目標(MDGs)> 00年の国連ミレニアム・サミットで採択された貧困と開発に関する目標。(1)極度の貧困と飢餓の撲滅(2)普遍的初等教育の達成(3)ジェンダーの平等推進(4)乳幼児死亡率の削減(5)妊産婦の健康の改善(6)HIV、マラリアなど疾病の蔓延(まんえん)防止(7)持続可能な環境の確保(8)開発のための地球規模協力の推進、の8分野で15年までに達成すべき目標を掲げている。

<「ミレニアム村」プロジェクト> 「十分な援助があれば、貧困からの脱出は可能」の主張を実証しようと、アフリカ10カ国の79村(計40万人)で実施。1人あたり年110ドル(約1万3000円)を農業や教育、医療、水、道路などの分野に集中投資する。国連事務総長特別顧問のサックス米コロンビア大教授の提唱で始まった。資金は政府や財団・企業などが負担。日本は06年、国連の「人間の安全保障基金」から約10億円を拠出した。

■ミレニアム開発目標とアフリカ

○極度の貧困(1日1ドル以下で暮らす人の割合)

サハラ以南アフリカ 41.1%

途上国       19.2%

<サハラ以南アフリカの2015年の目標値 23.4%>

○初等教育就学率

サハラ以南アフリカ  72%

途上国        85%

日本        100%

<目標100%>

○5才未満の乳幼児死亡率(1000人あたりの人数)

サハラ以南アフリカ 172人

途上国        83人

日本          4人

<目標60人>

○HIVの感染者数 3320万人

サハラ以南アフリカ 2250アジア        490東欧・中央アジア   160ラテンアメリカ    160その他        260<サウリ村の問題と変化>

【問題】・約7割が1日1ドル以下の暮らし・学校給食実施は小学生の20%以下・住民の5割超がマラリアに感染

【変化】・トウモロコシの生産量3倍に・学校給食の完全実施で成績も向上・蚊帳配布でマラリア感染率8割減

(12月9日付け朝刊2ページ 2総合)



 
 
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密林に墜落したケニアの操縦士、尿を飲むなどして生還

2007年 12月 12日 19:24 JST

[ナイロビ 11日 ロイター] 操縦するヘリコプターが密林に墜落して8日後に生還したケニア人のパイロットが、発見されるまでは葉を食べたり、自分の尿を飲むなどして生き延びていたことが分かった。地元メディアが11日に伝えた。

このパイロットは11月15日に首都ナイロビを目指して飛び立ったまま行方不明となり、ケニア山の近くの密林に墜落していた。

パイロットは病院のベッドで記者団に対し「ジャングルでしばらく食べていたから言えるが、葉っぱも甘いと知った」と述べた。

現地では大規模な捜索活動が行われたが、パイロットは「頭上をヘリコプターが飛ぶのは見えたものの、緑が濃いので上空から自分や機体を発見できなかったはずだ」としている。

ある夜は、寝起きしていた機体の残骸(ざんがい)をゾウの群れに揺らされたこともあったという。 

パイロットはその後、小さな川にたどり着いて水を飲んだところで意識を失い、その翌日に地元住民によって発見されていた。



 
 
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英BBC調査、報道への信頼性が高いのは開発途上国

* 2007年12月11日 13:06 発信地:ロンドン/英国

【12 月11日 AFP】10日に公表された調査結果によると、「報道の自由」をめぐる欧米の価値観は必ずしも世界各国で共有されていないことが明らかになった。ロシア、米、英などの先進国では報道内容への信頼性が低い一方、インド、ケニアなどでは非常に高いことも分かった。

同調査は、英国放送協会(BBC)の国際放送BBC World Service開始75周年を記念して、カナダの調査会社GlobeScanに委託して行われたもので、10月と11月の2か月間に1万1344人を対象に「報道の自由」に関する意識を調査した。

調査対象となったのは、米国、英国、ドイツ、ロシア、インド、シンガポール、ブラジル、メキシコ、ベネズエラ、エジプト、アラブ首長国連邦、ケニア、ナイジェリア、南アフリカの14か国。

これによると、全回答者の56%が自由な市民社会には報道の自由が「非常に重要」と考えている一方、40%は報道の自由が多少制限されても社会の安定が重要だと考えていることもわかった。

報道の信頼性および正確性については、公共、民間メディア間の差はほとんど見られなかったが、民間企業や個人によるメディア所有を懸念する国もみられた。特にブラジル(80%)、メキシコ(76%)、米国(74%)、英国(71%)で、メディアの個人所有による政治報道の偏向への懸念が高かった。 

また、ドイツ(28%)、英国(29%)、米国(29%)、ロシア(27%)など、相対的に欧米諸国における報道の正確性への信頼度が低かった。一方、信頼性の数字が高かったのはケニア(61%)、インド(61%)、ナイジェリア(58%)、アラブ首長国連邦(52%)など。(c)AFP



 
 
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大統領夫人が職員を平手打ち、映像を当局が消去 ケニア

ナイロビ(AP) ケニアのキバキ大統領の妻ルーシーさんが政府職員を平手打ちし、治安当局がその場面を撮影したビデオを押収して中身を消去したことがわかり、問題化している。関係者が14日、明らかにした。

ルーシーさんが職員を叩いたのは、独立記念日の12日。大統領公邸で開かれていた祝賀会で、職員がルーシーさんを紹介した際、大統領の30年来の「第2夫人」とされる女性の名前と混同。間違った名前を言ってしまったことに腹を立てたとみられる。

同国最大のメディア企業ネーション・メディア・グループが、この様子を撮影。しかし、治安当局者が現れ、写真とビデオを消去したという。

同社はこの措置に抗議。メディア規制当局は大統領側に対し、2週間以内に事情を説明するよう求めている。

ケニアでは今月27日に大統領選が予定されており、キバキ氏の苦戦が報じられている。選挙前には大統領側からの説明はないとみられる。

ルーシーさんは05年5月にも、同国最大の新聞デイリー・ネーションに治安部隊をともなって現れ、偏向報道をしたとして記者を逮捕させるという騒ぎを起こした。記者がルーシーさんを提訴したが、裁判所は警察も検察も捜査の時間がないとして、訴えを棄却した。



 
 
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【探訪】ケニア・ナクル湖のレッサーフラミンゴ よみがえった桃色の舞い

2007.12.16 13:17

水面からスラリと伸びる真っ赤な脚に淡いピンクの体毛。長い首をクッと伸ばし、翼を羽ばたかせる姿はまるでフラメンコダンサー。湖面を埋め尽くすほどのレッサーフラミンゴが美しい舞いを見せていた。

ケニアの首都・ナイロビから北西へ約150キロ、広大なリフト・バレー(大地溝帯)にあるナクル湖。アルカリ性で広さ40平方キロメートルの湖では1日に200トンの藻が育ち、100万羽ともいわれるフラミンゴの胃袋を満たす。藻に含まれる「スピルリナ」という色素が、美しいピンクの体毛をつくる。

ペリカンやシギなどの水鳥も生息するほか、周りには多くの野生動物も集まり、重要な湿地の保全に関する「ラムサール条約」にも登録されている。

ところが昨年12月、湖の水量が大幅に減り、フラミンゴの大量死が発生した。一昨年、130万羽を数えたフラミンゴがわずか10万羽程度に激減してしまった。環境教育活動のために現地に派遣されていた青年海外協力隊の五反田環さんは、「干上がった湖のあちこちで大量の死骸(しがい)を見ました」と、当時の惨状を説明してくれた。

原因は閉鎖湖であるナクル湖への汚水の流入と考えられている。湖があるナクル市の人口が急増し、日本のODAで補修した下水処理施設が正常に機能しないなど、未処理の生活用水や工業廃水の流入が深刻な問題になっている。

また、専門家の間では環境汚染に加え、地球温暖化による大干魃(かんばつ)で発生した伝染病も一因とみている。

今年に入り、繁殖地のタンザニア・ナトロン湖からフラミンゴが大量に飛来したため、湖は例年通りの姿を一応は取り戻した。だが、乱開発や地球温暖化の影響がなくなったわけではない。ナクル湖は今後も「フラミンゴの楽園」としての姿を保っていくことができるのだろうか。

「当時は、あまりの変わりように湖から水がなくなり、フラミンゴもいなくなる夢を何度も見たほどです」

五反田さんの“悪夢”が現実にならないように祈らずにはいられなかった。(写真報道局 早坂洋祐)



 
 
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豊川の佐屋さんケニアに

豊川市市田町の佐屋達紀さん(22)は、国際協力機構(JICA)の青年海外協力隊員として、ケニアに赴任することが決まり、17日、豊川市役所に山脇市長を表敬訪問した。佐屋さんは現地で自動車整備の指導などを行う。派遣期間は2年。

佐屋さんは豊川工業高校卒業後、東三河高等技術専門校に学び同市内の自動車整備会社に入社した。今回の派遣志望について「知り合いから現地での話を聞いて、自分も参加してみようと思いました」と笑顔を見せた。これまで2カ月間の研修を行ってきた。配属先は、自動車整備の指導とともに実際の整備の仕事を行うケニアに決め、現地の作業員とともに汗を流す。

職場は、同国の首都ナイロビから北東へ250キロのKWSツアボ東国立公園。野生動物の保護、施設の維持管理など行う同公園内の整備工場。10年以上前にJICAを通じて日本から現地に送られたジープやバスの整備の、工場内の整理などを指導する。

「ケニアは年功序列の国ですが、仕事でがんばって信頼を得たい」と意気込みを語る。山脇市長は「若いときの海外経験は、自分の世界を広げる。体調に気をつけてがんばってください」とエールを送った。

佐屋さんは来年1月8日に出発し、現地では言語や生活に慣れるため、1カ月間ナイロビで生活し、赴任先に入る。



 
 
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九州学院 栗原けん引 全国高校駅伝23日号砲

23日に行われる全国高校駅伝(京都・西京極陸上競技場発着)で九州勢男子の注目は、4年連続27回目の出場となる九州学院(熊本)だ。昨年の大会で九州勢トップの5位入賞を果たしたメンバーが4人残り、11月の九州大会も制した。花の1区を走る栗原俊(3年)はエースで主将。今春の世界クロスカントリー選手権(ケニア)にも出場した大黒柱だ。栗原がけん引する「九州王者」は、3位以内を目指して都大路を駆け抜ける。

決断は吉と出た。昨年の5位から、さらなる高みを見据えてスタートした今年のチーム。九州学院を率いて20年目となる禿(かむろ)雄進監督は、ある1つの“慣例”を破った。「ウチは代々エースと主将を分けていたが、今年は1人に任せた」。タフな精神力がなければ兼任できない2つの大役を託されたのが栗原だ。

昨年の都大路は3区で区間4位の力走。さらに今年は2月の千葉国際クロカンと3月の福岡国際クロカンで上位に食い込み、世界クロカンの日本代表に選ばれた。そんなエースに禿監督が信頼を寄せるのには訳がある。「どんなに苦しくても、あいつは他人に弱みを見せない」。その思いを強くしたのが熊本県予選だった。

今年からケニアの留学生2人が加わり、戦力増強を図ったライバルの鎮西に対し、九州学院は苦戦が予想された。しかも、県予選直前に栗原が40度の発熱でダウン。「厳しいかも…」と禿監督は予定の1区から外すことも検討した。

しかし、起用を決断したのがレース前日の栗原の表情だった。「体中が痛いはずなのに何事もなかったようにニコニコ笑っていた」。仲間に心配をかけまいとする姿に他の選手は勇気づけられ、結束した。

「鎮西に留学生が入って危機感はあったが、キャプテンとして不安を人に見せたくなかった」。栗原の踏ん張りで最大のピンチを乗り越え、予選を突破。その勢いで九州も制した。そして迎える都大路。「留学生から1分以内の29分台前半で食らいつきたい」。花の1区を走る栗原は明確な目標を立てた。

昨年の経験者4人を擁し、上位を狙う。栗原と実力的にひけを取らない坂口と酒井を長丁場の3区と4区に配し、最終7区には2年連続で仲野を起用する予定。「いくら足が速い選手をそろえても、強い精神力がなければ勝てない」。禿監督が目指す「心のタスキリレー」。その向こうに3位以内が見えてくる。

(西口憲一)

=2007/12/21付 西日本スポーツ=

2007年12月21日14時23分



 
 
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2007/12/22-14:21 現職と挑戦者が大接戦=27日にケニア大統領選

【ロンドン22日時事】ケニアで27日、大統領選挙と議会(1院制、直接選挙は210議席)選挙が行われる。大統領選には計9人が出馬しているが、現職ムワイ・キバキ氏と野党オレンジ民主党(ODM)のライラ・オディンガ氏の事実上の一騎打ちで、両者の間で同国史上まれに見る大接戦が展開されている。

最近の各種世論調査では、オディンガ氏が支持率でキバキ氏を上回っているものの、多くは数ポイント差。2005年の憲法改正国民投票で改正反対派により結成されたODMのオディンガ氏は、独立後の初代副大統領の息子で、雄弁な元ビジネスマン。自らを「貧困層の擁護者」と位置付け、草の根の支持を集めている。

一方のキバキ氏は、02年の前回選挙で政党連合体「国民虹の連合」(NARC)を率いて勝利したが、その後、NARCは内部抗争で分裂。今回は自ら設立した国家統一党(PNU)候補として再選に挑むが、76歳と高齢であることに加え、経済成長優先で弱者への配慮が足りないと批判も多い。このほか、ODMの分派ODM−ケニアが担ぎ出したカロンゾ・ムショカ元外相も、「第3の候補」として注目を集めている。



 
 
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都大路へ燃える闘志

京で全国高校駅伝開会式

男子第58回、女子第19回全国高校駅伝の開会式が22日、京都市体育館で行われ、男女各47校の出場校が静かに闘志をぶつけ合った。前回優勝の男子・世羅(広島)女子・須磨学園(兵庫)を先頭に、出場校が北から順に入場。京都代表の男子・洛南、女子の立命館宇治、滋賀代表の男子・草津東、女子・滋賀学園の選手も堂々と行進した。

女子で2連覇を目指す須磨学園の駒井直美主将が「夢の大舞台で最高の感動を求め日々努力を積み重ねてきた。フェアプレーの精神でさわやかに駆け抜けます」と元気な声で宣誓した。

出場各校のオーダーも発表され、大混戦が予想される男子は距離の長い1、3区に有力選手が集まった。5年ぶりの優勝を狙う西脇工(兵庫)は1−4区まで主力を並べ、2連覇を目指す世羅は1区にケニア人留学生B・カロキ、3区に出場日本選手で5千メートルのベスト記録を持つ鎧坂哲哉。仙台育英(宮城)はケニア人留学生を3区に回し、1区は2年エースの上野渉を起用した。

洛南は1区の2年エース今崎俊樹で流れをつかむ作戦で、3、4区に1年を起用した。滋賀の草津東は1、3、7の主要区間に3年を置いた。

女子は優勝候補の立命館宇治が1区に成長株の1年近藤好、2区に昨年1区の夏原育美、アンカーにエース竹中理沙と穴のないオーダーを組んだ。仙台育英はエース絹川愛が故障で欠場。興譲館(岡山)はエース前田美江が控えに回り、須磨学園も主力の一人、広田愛子が外れた。滋賀学園は1区にエースの深尾萌衣、2区に成長著しい1年井上彩花を置いた。

■1区に1年生抜擢 立命館宇治

7年ぶりの栄冠を目指す立命館宇治はメンバー全員が引き締まった表情で開会式に臨んだ。アンカーを任された竹中主将は「いよいよ、という感じ。勝ちに行く」と強い意気込みを示した。

一昨年まで2年続けて入賞を逃した後、昨年は1、2年だけで7位。そのメンバー全員が残り、十分な準備を重ねた。竹中と3区の沼田は1年から3年連続の出場。他は1年2人、2年1人の構成となった。

1区に抜てきした1年の近藤について荻野監督は「今季5度走った駅伝で3度1区を走った。ケニア人留学生やトラックで実績のある選手にも勝っているので不安はない」と高く評価。

他チームが1区に留学生やエースを置いており、立命館宇治が追い上げる展開が予想される。竹中主将は「後輩たちが1年間で本当に強くなったので安心している」と落ち着いていた。

■草津東「ミスのない走りを」

2年連続2度目の全国舞台となる草津東は、午前中に西京極陸上競技場で軽めの調整を行い、レースに備えた。小沢信一監督は「故障者もおらずベストメンバーが組めた」と喜ぶ。

5区に県大会で走った1年の兼松ではなく2年の田島を起用、2区と6区を入れ替えた。「コースや選手の適正を見て判断した」と小沢監督。選手たちは、初出場だった昨年の27位を上回る成績を目標に、厳しい練習を乗り越えてきた。小沢監督は「ミスのない走りをしてほしい」と、期待を込めた。



 
 
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アフリカのキリン亜種、切迫する絶滅の危機

* 2007年12月23日 23:29 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月23日 AFP】米国に拠点を置く自然保護団体、野生生物保護協会(Wildlife Conservation Society、WCS)は22日、生物学の専門誌「BMCバイオロジー(BMC Biology)」に論文を発表し、従来1つの種と考えられていたアフリカのキリンは実は複数の亜種に分化しており、うち少なくとも6種が人為的な原因や自然環境の変化により、保護しないかぎり絶滅する恐れがあると警告した。

WCSの支援で共同研究を行ったケニアと米国の生物学者らによると、アフリカのサバンナ全域にわたり約11万頭が生息していたキリンは、当初単一種だと思われていたが、複数の亜種に分化していた。こうした特定の遺伝的な特徴を共有するグループのなかには乾燥気候やさまざまな種類の人為的原因により個体数が激減したものがある。

「密猟やソマリア、エチオピア、ケニアなどおける紛争の影響で、アミメキリン(reticulated giraffes)は1990年代の約2万7000頭から3000頭まで激減している」と同報告書は警鐘を鳴らす。「以前は存在を認識されていなかった亜種のいくつかが深刻な絶滅の危機にある。例えば、西アフリカキリンは現在ニジェールの特定の地域に約100頭が残っているだけだ」という。

ナイジェリアキリン(Giraffa camelopardalis peralta)は西アフリカおよび中央アフリカで少なくとも160頭が、ロスチャイルドキリン(Giraffa camelopardalis rothschildi)は200〜300頭がケニアやウガンダの自然保護区で確認されている。

「キリンは単一種と考えられるという前提」が障害となり、国際自然保護連合(World Conservation Union、IUCN)の絶滅リストでさえも、キリンの絶滅リスクは低いと位置づけているため、こうした亜種の絶滅は現実問題だと科学者たちは警告する。 

「BMCバイオロジー」に掲載されたキリンの遺伝子構造に関する研究は、単一種理論が矛盾することを示し、このことを自然保護関係者が正しく認識しなければ、特定の亜種の激減や絶滅の恐れがでてくるため、亜種ごとに保護活動を行うことが必要だと訴えた。(c)AFP/Bogonko Bosire



 
 
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ケニアの学校で役立てて 同朋高の机といす寄贈

2007年12月23日

アフリカ・ケニアの学校に、使わなくなった机やいすを贈るため、輸送費の一部を募っていた名古屋市中村区稲葉地町の同朋高校で21日、生徒の有志でつくる「ケニア支援実行委員会」が、ケニア大使館のキャサリン・ムラクリ一等書記官に寄贈品の目録を手渡した。

同校では9月にケニア大使が来校し、文房具や授業用設備が不足している同国の学校の現状を紹介。その後、学校で不要になった机やいすを贈る輸送費を募るため、稲垣さんら有志の約40人が実行委員会を組織。12月7日からJR名古屋駅、金山総合駅で街頭募金をするなどし、計約48万5000円が集まった。

全校集会で、実行委員長の同校2年稲垣汐里さん(16)が「私たちの思い出がたくさん詰まった机を、ケニアのみなさんの楽しい学校生活に役立ててほしい」と、目録を贈呈。ムラクリ書記官は「ケニアの教育を支える非常に大きな助けになります」と感謝を述べた。

同校で使われなくなった机といす約390脚ずつを、世界平和女性連合(WFWP)などが寄付する自転車、黒板、楽器などとともにコンテナに積載。東郷町の貿易会社「ニコーセールスリミテッド」が手配し、24日に名古屋港を出港。約1カ月後にケニア・モンバサ港に到着し、同国ナクル市の小学校など計4校に届けられる。

(山田浩平)



 
 
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「土地を奪われるなら一家心中する」、ケニアで56人の大家族が墓穴掘り

* 2007年12月24日 05:19 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月24日 AFP】ケニアで総勢56人の大家族が、政府が土地問題を解決してくれなければ集団自殺すると訴え、墓穴を掘り始めた。当局者が21日、明らかにした。

同国中部のGatundu地方に住むこの家族は、家族の1人が売却してしまった土地から強制退去させられるなら一家心中するとほのめかし、約0.8ヘクタールの農地に墓穴を掘り始めたという。

同地方の当局者は「一族には、事態を詳しく調べるから何も心配することはないと約束した」と語っている。

親せきの1人が30万ケニア・シリング(約55万円)と引き換えに、農地を住宅開発業者にひそかに売却した後、姿をくらましたことが問題の発端となった。

デーリー・メトロ(Daily Metro)紙は、その後、土地を競売にかけるとする通知が銀行からこの家族に届いたことで、にらみ合いの状態に発展したと伝えている。

家族は20日、7日以内に問題が解決されなければ殺そ剤を飲み、自分たちで掘った墓穴に身を埋めるとの最後通告を発したという。

ケニアでは、自殺未遂は犯罪とされている。

また、国民約3500万人の大多数が貧困層に属する同国では、人口が密集する農耕地帯において土地問題が大きな課題となっている。(c)AFP



 
 
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世羅、力んで10位 全国高校駅伝 '07/12/24

男子第58回、女子第19回全国高校駅伝は23日、京都市の西京極陸上競技場発着コースで行われ、男子(7区間、42・195キロ)は仙台育英(宮城)が2時間3分55秒で2年ぶり7度目の優勝。2連覇を狙った世羅(広島)は10位に終わった。女子(5区間、21・0975キロ)は立命館宇治(京都)が1時間7分6秒で7年ぶり2度目の優勝を果たした。

男子は仙台育英が3区のクイラが10位から一気にトップに浮上。その後は追い上げた佐久長聖(長野)と激しく競り合ったが、最後のトラック勝負を微差で制した。3位は西脇工(兵庫)。倉敷(岡山)は9位、西京(山口)は24位、鳥取中央育英(鳥取)は30位、出雲工(島根)は34位だった。

女子は立命館宇治が2区で夏原がトップに立ち、その後もリードを広げて2位に1分差以上をつけて快勝。2位は千原台(熊本)、3位は興譲館(岡山)が入った。

鳥取中央育英(鳥取)が13位、中村女(山口)が32位、世羅(広島)が39位、初陣の出雲北陵(島根)が40位だった。

▽主将欠場 チームに焦り

1、2回大会以来、56年ぶりの連覇へと刻んできた足取りは、レース直前に乱れた。男子の世羅(広島)は、前回優勝の立役者となった3区鎧坂哲哉主将が、前日に右足の疲労骨折が判明して欠場。岩本真弥監督は「異変を見抜けなかった私の責任です」。バス13台で駆け付けた応援団へ頭を下げ、目頭を押さえた。

前日、大幅に区間配置を入れ替える選択もあった。「初出場が5人。混乱を避けたかった」(岩本監督)と、3区のみ変更。それでも、2区山崎諭弘が「実力の120パーセントを出そうとしてしまった」と振り返るように、大黒柱の不在はチームの焦りを誘った。

急きょ3区に入った2年生黒木章博で、首位から13位へ後退。先行策は途絶えたが、後半区間には追い上げるたくましさがあった。5区大工谷秀平は「今まで引っ張ってきてくれた鎧坂の分まで」、6区北魁道は「鎧坂先輩のような努力できる選手になりたい」と、二つずつ順位を上げ、入賞争いへ盛り返した。

5区大工谷を除く6人が1、2年生。入賞争いに敗れて10位でゴールした竹内一輝は「次は僕らが主力となって、必ず優勝する」ときっぱり。気丈に前を向くランナーたちを、観客席の一角を緑色に染めた一団の温かな拍手が包んだ。(山本修)

▽世羅が区間賞、西京は38位 1区中国勢明暗

男子の「花の1区」(10キロ)で、中国勢のエースたちが明暗を分けた。

世羅(広島)のケニア人留学生、1年生のビタン・カロキは29分19秒で区間賞を獲得。五千メートルの今季ランキング1位(13分38秒)の実力を存分に見せつけたが、「6キロすぎまで脚が重かった。目標は28分15秒だった」と、連覇へ大差を稼げずに複雑な面持ちだった。

倉敷(岡山)の村上智一は区間6位と健闘した。29分52秒で日本人4番手の好走に「タイムよりも、先頭に離されないことを考えた。高校3年間で最高の走りができた」と笑顔だった。

一方、西京(山口)の刀祢健太郎は区間38位の大ブレーキ。18年ぶりの入賞へ好発進が期待されたが「スタート直後から脱水症状のような状態。悔しい」と目を赤く腫らした。

▽経過

トラックまで持ち込まれた仙台育英と佐久長聖の優勝争いは、ゴール直前で仙台育英の橋本がかわした。

14位発進の仙台育英は、3区クイラの9人抜きで首位に躍進。2位佐久長聖に23秒差をつけた。しかし、ここから佐久長聖が踏ん張り、最終7区は、ほぼ同時にたすきを受けたが、最後は仙台育英が粘り勝った。

世羅は1区カロキが首位発進。2区の山崎もトップを維持したが、3区黒木が13位と後退し、以後も順位を大きく伸ばせなかった。倉敷は1区村上が6位。2区の上山田で3位に上がったものの、その後は10位前後で一進一退を繰り返し、入賞を逃した。

3位は西脇工、4位は埼玉栄、5位には豊川工が入った。(永山貞義)

【写真説明】懸命の表情でゴール前で競り合う、連覇を逃し10位の世羅・竹内(右)と、9位の倉敷・井平智之(撮影・増田智彦)



 
 
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MOTTAINAIを学ぶ旅行プログラム、第1弾はケニアで植林活動

2007年12月25日

伊藤忠商事は地球の歩き方T&Eと共同で、環境問題を考える旅行プログラム「MOTTAINAI TOUR」を立ち上げた。現地での活動や体験を通じて、自然破壊や野生動物の実状、企業や行政の地球環境に対する取り組みなどに触れる機会を提供する。

MOTTAINAI TOURの第1弾となるのは、ケニアで植林活動を行うNGO「グリーンベルト運動」にボランティアとして参加するケニア8日間の旅。同企画では、環境保全のための植林活動、農村部の人々の地位向上を目指す教育支援活動、自立収入をもたらす生産活動の見学と参加などを盛り込んでいる。2泊するホームステイ先では、薪拾いや水くみ、夕食作りなどを通じて、ケニア文化も体験できる。

出発日として2月16日・23日、3月8日・15日の4日間を設定しており、出発は東京、大阪、名古屋から。参加者が15名以上の場合は添乗員が同行し、10―14名の場合は現地で日本語ガイドが合流する。プログラム料金は2名1室利用の場合で、東京・大阪が39万8000円、名古屋が41万 8000円。なお、旅行代金の一部はグリーンベルト運動に寄付される。

ちなみに、グリーンベルト運動の創設者は、2004年に環境分野で初めてノーベル平和賞を受賞したワンガリ・マータイ氏。生物学博士であり、ケニアの環境副大臣を務めた経歴を持つ。同氏は2005年に来日したおりに、ゴミ削減、再利用、再資源化という環境活動の根底にある精神をひと言で表す言葉「もったいない」に感銘を受け、循環型社会の構築を目指す世界共通語として「MOTTAINAI」広めることを提唱した。以後、伊藤忠商事は毎日新聞社などと共同で、環境保護に向けた「MOTTAINAIキャンペーン」を展開している。

■関連情報

・伊藤忠商事のWebサイト http://www.itochu.co.jp/



 
 
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ハコネ異人列伝

(6)早世したケニアからの使者…ジョゼフ・オツオリ(山梨学大、65〜68回大会)

残暑だった。2006年8月30日、山梨学院大・上田誠仁監督が、合宿の中休みに自宅に戻り風鈴を吊るそうと立ち上がったときだ。携帯電話が鳴った……。

ジョゼフ・オツオリが交通事故で他界したニュースは一般紙にも流れた。37歳、まだ幼い子供が4人残された。1年の半分は新潟の会社に勤め、半分は故郷ケニアで暮らす二股生活だった。現在、日本では高校から実業団までおよそ80人のケニア出身のランナーが競技生活を送っているという。その中でも、誰もが知っている選手といえば、ダグラス・ワキウリとオツオリくらいだろう。ダグラスは、ヱスビー食品陸上部の中村清監督に連れられて初めて日本に住み着いたケニア選手であり、オツオリは箱根駅伝に登場した最初の留学生だった。世界的なランナーになったわけではなかったが、その名前は日本中に知れ渡っていた。

山梨学院大が箱根駅伝への初出場を果たしたのは、1987年の第63回大会である。15位でデビューし、次の年は11位だった。大学駅伝の難しさは、選手が4年間しか留まらないところにある。無名選手を一から育てるには短すぎるが、ある程度の下地を備えた選手は、まして箱根を目指すのであれば、実績のある大学を目指すことになる。新加入のチームにとって、これほど戦略が重要になる競技もないだろう。

山梨学院の箱根出場を一から託された上田監督は、陸上競技部の顧問でもあった秋山勉さんと考えた。上田監督は順大の山登りのランナーとして活躍したが、秋山さんも1959年から3年、東農大で箱根を走った。ちょうど中大の全盛期で、歯が立たない理由も分っていた。中大や日大には実業団上がりの選手が大勢いた。そうしたベテラン選手にもまれた選手とでは、大人と子供の勝負のようだった。その前の世代には、朝鮮半島からの留学生も大勢いた……。ケニア留学生はどうだろうか? 当時のケニアには、マラソンランナーこそいなかったが、ワキウリのように、有力な長距離トラック選手がいることはわかっており、関東学連の規則書には、留学生の参加を規制する規定はなかった。

ここからが、伝統校には真似のできない新興チームならではの持ち味だった。すぐケニアの首都ナイロビに飛んだ。確かに賭けに近い面もあったが、「とにかく行ってみよう」である。

現地のジュニア大会で好成績を納めたのが、オツオリだった。

「すべてが最初になるわけですから、ずいぶん考えました。脚が速いだけでは、続くかどうか分らない。環境は何もかも違い、陸上に対する認識の違いもある。オツオリが真面目だった。でも、チームに活気が出ることまでは、考えていなかった」

そう秋山さんは振り返る。

ケニア留学生という〈目印〉で、リクルート活動に少しはプラスになるかもしれないとは考えたが、オツオリは来日すると、監督のところにきて、これからの心構えを聞いてきたという。

「強くなりたければ、誰よりも早くグラウンドに来て、準備することだな」

オツオリは朝6時半の集合までにしっかり汗をかいて、準備万端の状態で整列した。すると、他の部員も同じように準備をするようになった……。オツオリは第65回大会から2区を走り、いきなり七人抜きの区間賞でデビューを飾った。3年連続の区間賞でチームを引っ張り、総合で7位―4位―2位、そして4年目にはついに総合優勝にまで登りつめた。

実は、オツオリが来日した時点では、まだ留学生の参加が認められるか否かの結論は出ていなかった。はっきりするまで、秋山さんが経営していた長野県車山のペンションで待機――「第1号」を産み出すまでの、パイオニアたちの熱意と苦労を肌で感じ取っていたのだ。

オツオリはキシ族の出身だった。キクユ族出身のランナーが大半を占めるなか、モカンバ、マヤカ、そしていま最も注目されているメクボ・モグスは同じ部族の高校の後輩になる。早大・竹沢、東海大・佐藤といった日本期待の選手は、同期のモグスを目標にして自己記録を磨いている。オツオリから始まったケニア選手の襷リレーは、想像以上に大きな輪となったようだ。

(スポーツライター・武田薫)

(2007年12月25日 読売新聞)



 
 
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山梨学大モグス「夢はオリンピック」…箱根駅伝

第84回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)は1月2、3の両日、東京・大手町の読売新聞社前から神奈川・箱根町の芦ノ湖駐車場入り口までを往復する10区間、217・9キロで行われる。

山梨学大のケニア人留学生、モグスは「夢はオリンピックのケニア代表。北京も出られたらイイね」と、意欲を見せている。最終目標はフルマラソンに置くが、そのためには選考レースの一つである来年4月のロンドンマラソンで結果を残すことが不可欠。フルマラソン未経験のモグスにとって、日程的に実現は難しく、上田誠仁監督(48)も「年齢的に若いし、狙うならロンドン五輪でも遅くはない」と否定的だが、トラックレースの代表選考会のケニア選手権には参加させる方針だ。

現在の持ちタイムは、五千メートルが13分27秒14、一万メートルが27分44秒94。いずれも「世界のレベルとは、まだ格が違う」と、上田監督は当然ながら厳しい見解。それでも伸び盛りの本人の意欲を尊重。箱根で快走を見せた後、まずはトラックから、モグスが五輪への第一歩を踏み出す。

(2007年12月26日06時02分 スポーツ報知)



 
 
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ケニア大統領選27日投開票 現職と野党候補が大接戦

2007年12月26日19時56分

ケニア大統領選は27日投開票される。再選を狙う現職のムワイ・キバキ氏(76)と、最大野党を率いるライラ・オディンガ氏(62)の事実上の一騎打ちで大接戦となっており、激しい部族対立に発展している。

キバキ氏は02年、長期独裁を続けたモイ前大統領の引退に伴い、政権の汚職体質の一掃を掲げて当選した。経済成長に貢献したとの評価はあるが、出身のキクユ族を優遇しているとの批判が強い。そのため、「キクユ族対非キクユ族」という部族選挙の様相を呈している。

ケニア人権委員会によると7月以降に70人以上が選挙絡みで殺された。

地元NGOは12月、政治家らが11月に費やした買収費用が全体で9億ケニアシリング(約16億1500万円)に上るとの調査結果を公表。ケニア政府と欧州連合などは計1万5000人の監視員を派遣、警察当局も警戒を強めている。



 
 
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ケニアに職業訓練作業所 仙台の市民団体、来年開所目指す

アフリカのケニアで貧困層の子どもや女性を支援する仙台市の市民団体「アマニ・ヤ・アフリカ」が来年6月、現地に職業訓練作業所を開設する。障害者やホームレスの若者を集めて民芸品製作や洋裁の技術を指導。製品はケニアや日本国内で販売して自立を助ける。作業所開設の資金を獲得するため、新しい会員組織を発足させる計画で、企業や市民の参加を呼び掛けている。

作業所は首都ナイロビから50キロ離れた都市ティカに開設する。徳島県出身の松下照美さん(61)が孤児を引き取って養育する施設を開いており、作業所設置で協力関係を築く。

開設に先立ち、太白区の主婦でアマニ・ヤ・アフリカ代表の石原邦子さん(64)が来年1月、現地を訪れて作業所の物件を決めた上、6月のオープンを目指す。定員は15人。

ティカにはバナナの葉や幹を使った民芸品、ビーズアクセサリーなどの製作に携わる障害者が数人おり、アマニ・ヤ・アフリカは作品を日本で輸入販売する「フェアトレード」を実施している。これらの障害者に作業所の講師を引き受けてもらう予定だ。

同団体は1998年12月に発足した。石原さんがケニアに旅行した際、ナイロビのスラム街で懸命に生きる人たちを見て感銘を受けたのがきっかけ。現在約70人の会員が所属し、子どもたちの就学支援やアフリカを知るイベント開催などを手掛けている。

石原さんは「仕事も家もない若者や子どもがたくさんいる。作業所開設によって自立する道が開けるはずだ」と期待する。

作業所開設には、ミシンやテーブルなどの機材をそろえたり、常駐スタッフへの給料を支払ったりする資金として約300万円が必要。同団体は作業所を支援する組織「アマニ・ファクトリークラブ」を設立して個人や企業の会員を募る。既に宮城・岩手県地区のロータリークラブの連合組織が資金援助の意向を示している。

会員にはメールマガジンを発行して現地の情報を伝えるとともに、作業所で製作された作品を割安価格で提供する。視察ツアーも予定している。

ファクトリークラブの設立準備室長を務める吉村松二さん(65)は「3年ほど掛けて、作業所の運営が成り立つようにする。若者たちとの草の根交流も根付かせたい」と話す。連絡先は吉村さん090(2271)1403。

2007年12月26日水曜日



 
 
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ケニア総選挙

明日はケニア総選挙の投票日です。大統領、議員、カウンセラーの三つが投票されます。

現職キバキ大統領の継続か、オディンガ候補の当選か、五分五分と言われています。現職大統領はケニア第一部族キクユ出身で余裕で選挙活動しています。しかしオディンガ候補は、副大統領のまま世を去った亡父の息子ライラで、第二部族ルオの期待を背負って立候補です。オディンガ候補の方がちょっと支持率が高いように見えます。

先日は両候補の集会がナイロビのウフルパーク(キバキ)、ニャヨスタディアム(オディンガ)で開かれていました。郵便局へ電話代を払いに行った帰り道、乗り込んだ46番バスはオディンガ候補地キベラ近くを通過するので、このバスにオディンガ派の連中が乗り込んできました。オ候補の大きな顔写真のプラカードを持って、党のシンボル・オレンジ色の鉢巻しめて。バス路線はキバキ集会のウフルパークそばを通過します。当然、キバキ派の連中が逆流してすれ違います。「困ったな」と思いました。GPO(中央郵便局)前で両派の殴り合いがあったばかりです。

キバキ派とすれ違う度に車内の連中は総立ちで外に向かって叫ぶのです。キ派の数が増えるにつれ、もしも窓からプラカードかかげて応酬し合い出したら、外国人には面倒が降りかかるところ。ところが車内のプラカード持った奴がそのプラカードを座席の前に押し込めました。そいつが気の弱い奴で助かりました。

ウフルパークを過ぎるとそいつは再び騒ぎ始めましたが、こちらにはどうでもいいです。

マサイもオ派についた様で、明日はオ候補が有利で勝ちそうです。このオディンガはちょっと過激な感じで、外国人は警戒している人物です。私見では第三候補のカロンゾに大統領に当選してもらいところですが、 日本政府は「民主化に向けた選挙実施などの支援を、」とかかげていますので、明日は幾つかの投票所でどのような状況か視察してきます。



 
 
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ケニアで大統領選投票 大接戦、現職敗北も

2007.12.27 09:15

ケニアで27日、任期満了に伴う大統領選の投票が行われた。根強い民族対立のほか、所得格差の拡大や汚職の蔓延(まんえん)などで現政権への国民の不満が高まり、2期目を狙う現職候補が野党候補と大接戦。現職敗北の可能性も出ている。即日開票され、結果は数日中に判明するとみられる。

選挙管理委員会によると、大統領選には9人が立候補しているが、与党国家統一党(PNU)の現職ムワイ・キバキ候補(76)と最大野党オレンジ民主運動(ODM)のライラ・オディンガ候補(62)の事実上の一騎打ち。キバキ氏が落選すれば、ケニア史上初の現職候補の敗北となる。

前回2002年の大統領選では、最大民族キクユ出身のキバキ氏が汚職追放や経済発展、憲法改正を公約に、西部有力民族ルオ出身のオディンガ氏らの支持を得て初当選。しかしオディンガ氏はその後、憲法改正案の中身をめぐりキバキ氏と対立して離反した。

1位の候補者が全国8州のうち少なくとも5州でそれぞれ25%以上を得票できなかった場合は、上位2人による決選投票が行われる。(共同)



 
 
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2007/12/27-14:12 大接戦、政権交代も=ケニア大統領選の投票実施

【ロンドン27日時事】ケニア大統領選挙の投票が27日、行われた。与党・国家統一党(PNU)の現職ムワイ・キバキ大統領が再選を目指すが、世論調査では最大野党オレンジ民主党(ODM)の候補、ライラ・オディンガ氏がやや優勢。2002年の前回大統領選に続いてアフリカでは珍しく、選挙を通じた政権交代が再び実現する可能性もある。開票結果判明には数日かかる見通し。



 
 
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ケニアで大統領選と議会選投票・政権交代の可能性も

ナイロビからの報道によるとケニアで27日、大統領選挙と議会選挙の投票が行われた。世論調査によると大統領選では2002年の選挙で勝利し就任した現職のキバキ氏(76)と野党オレンジ民主党のオディンガ氏(62)の支持率が拮抗(きっこう)。まれに見る大接戦で、政権交代につながる可能性がある。

長期の独裁政権も目立つアフリカで、ケニアの民主化は比較的進んでおり政治的な安定度も高い。大勢判明は28日以降の見通し。(欧州総局)(20:01)



 
 
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ケニア大統領選、独立以来初の政権交代なるか

* 2007年12月27日 18:08 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月27日 AFP】英国からの独立後初の政権交代が実現するかどうかが注目されているケニアで27日、任期満了に伴う大統領選挙の投票が開始された。2期目を狙う現職のムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領(76)と、事実上の一騎打ちの相手である野党指導者ライラ・オディンガ(Raila Odinga)候補(62)が大接戦を展開している。一方で投票の不正操作疑惑が持ち上がり、緊張も高まっている。

堅調な経済運営と安定性の継続を誇るキバキ大統領に対し、元政治囚のオディンガ候補は、親子2代の悲願である大統領就任に闘志を燃やしている。ケニアの有権者数は1400万人。全土には2万7000か所の投票所が設置されている。

1991年の複数政党制導入以来4回目となる今回の選挙では、選挙期間中にキバキ陣営が投票の不正操作を計画していると野党側が告発し、緊張が高まった。オディンガ候補は25日、「キブキ大統領に対し、流血の事態が起こる前に部下を使った選挙不正をやめるよう訴えたが無視された」と語った。

この発言直後に同国西部で、動員された警官隊が投票用紙の詰まった投票箱を運んでいたとして、オディンガ候補の支持者らが警官隊を襲撃し、警官3人が死亡、10人が負傷した。また、機動隊が催涙ガスで鎮圧を図り、オディンガ支持者のデモ隊も数十人が負傷した。この事態を受け、選挙当日は襲撃などによる妨害発生が懸念されていた。

紛争が頻発するアフリカ大陸の中でもケニアは安定した国家で、同地域における民主主義の先駆的存在とみられているが、選挙が実施される度に暴力が繰り返されてきた歴史がある。選挙監視団は、民族同士の対立が激化し抗争に発展する可能性も懸念している。(c)AFP/Bogonko Bosire



 
 
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紀香&陣内がアフリカに新婚旅行へ

今年2月に結婚した女優の藤原紀香(36)とお笑いタレントの陣内智則(33)が来年1月初旬、アフリカへ新婚旅行することが27日、明らかになった。紀香は仕事をきっかけにアフリカの大自然のとりことなり、新婚旅行先として、強く希望。結婚後はともに仕事で多忙となり、お互いのスケジュールを調整し、やっと“夢”をかなえることになった。

関係者によると、2人の新婚旅行の期間は1週間程度。行き先はケニアが有力だ。紀香は正月早々にCM撮影を控えており、アフリカへの出発は仕事を終えてからとなる。陣内も月曜から金曜日の帯番組「なるトモ!」(読売テレビ系)の司会など、多数のレギュラー番組を抱えており「アフリカへ新婚旅行に行きます」と仕事先にあいさつし、数日間、休むことに理解を求めたという。

アフリカへの新婚旅行は(1)学生時代の思い出の詰まった神戸・生田神社での挙式(2月)(2)2人の地元への恩返しを込め、神戸で披露宴(5月)に続く、花嫁・紀香が熱望した“夢の完結編”といえそうだ。

紀香がアフリカの魅力にとりつかれたのは、2004年4月に発売したDVD&写真集「Imagine」をアフリカ・ケニアで撮影したのがきっかけだった。

発表会見の際に、紀香は「人類発祥の地でエネルギーをもらい、元気になった。赤ちゃんに返ったような生まれたままの感じでした」と、はまりっぷりを披露。ここなら、ハネムーンベビーも期待できる?

2人は大みそかのNHK紅白歌合戦で、夫婦そろってゲスト審査員を務めることにもなっている。



 
 
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最大野党のオディンガ氏がリード ケニア大統領選

2007年12月28日20時47分

ケニア大統領選は27日に投票があり、同日夜(日本時間28日未明)に開票作業が始まった。地元の各テレビ局は開票速報で、最大野党「オレンジ民主運動」を率いるライラ・オディンガ氏(62)が、再選を目指す現職のムワイ・キバキ氏(76)を大差でリードしていると報じている。確定は29日の見通し。

キバキ氏は、年間5%前後の経済成長を実現してきたことへの評価は高いが、自らの出身民族の優遇や政権の汚職体質への批判もある。そうした批判勢力が、庶民派で訴えるオディンガ氏を後押ししている。



 
 
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高村外相、2日からアフリカ訪問

2007年12月28日18時28分

高村外相は28日、閣議の記者会見で、来年1月2日から7日の日程でアフリカのケニアとタンザニアを公式訪問すると発表した。両国首脳らと会談し、来年5月に横浜市で開催される第4回アフリカ開発会議(TICAD)への参加を正式に要請するとともに、日本の対アフリカ支援のあり方や国際情勢などについて意見交換する。

外務省によると、外相が両国を公式訪問するのは79年の園田外相(当時)以来、29年ぶり。



 
 
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ノーベル平和賞マータイさん議会選で落選

ケニアで27日、大統領選と同時に実施された議会選で、2004年ノーベル平和賞受賞者のワンガリ・マータイさんが落選した。地元メディアが28日報じた。

今回の議会選で、マータイさんは与党の国家統一党(PNU)の推薦を得られなかった。

マータイさんはアフリカ女性初のノーベル平和賞受賞者。1977年、植林活動と女性の地位向上を目的とした非政府組織(NGO)グリーンベルト運動を設立。2002年に国会議員に当選した。

[2007年12月29日2時33分]



 
 
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ノーベル平和賞のマータイさん、ケニア議会選で落選

【ナイロビ=角谷志保美】ケニアの地元テレビは28日、ノーベル平和賞受賞者の女性環境活動家、ワンガリ・マータイ氏(67)が、27日投票の議会選(改選議席210)で落選した、と報じた。

同氏は、2002年の前回選挙で初当選。05年まで副環境相を務めた。

04年には、長年にわたる植林活動などを評価され、同賞を受賞した。しかし、高まる世界的知名度とは裏腹に、「地域のために何もしてくれない」と地元の支持が揺らいでいた。

(2007年12月29日19時38分 読売新聞)



 
 
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開票作業遅れるケニア大統領選、非公式結果では野党候補が優勢

* 2007年12月29日 18:44 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月29日 AFP】ケニアで27日、任期満了に伴う大統領選挙が行われ、28日の非公式開票速報によると野党オレンジ民主運動(Orange Democratic Movement、ODM)のライラ・オディンガ(Raila Odinga)候補(62)が2期目を狙う現職のムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領をリードしているものの、接戦の様相を呈している。

地元民放テレビ局による開票率50%段階での得票率は、キバキ大統領の42%に対し、オディンガ氏は50%だった。別の放送局は、キバキ大統領が40%、オディンガ氏が53%となっている。

開票作業が遅れており、公式結果発表は予定されていた28日から29日にずれ込む見込み。選挙管理委員会は遅れの原因を、投票率の高さと単純な技術上の問題だとしているが、各陣営の支持者らの間では不正が行われているとの疑惑が持ち上がり、緊張が高まっている。(c)AFP



 
 
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モッタイナイのマータイさん落選 ケニア国会議員選挙

2007年12月29日21時21分

アフリカ女性として初めて、04年にノーベル平和賞を受賞したケニアのワンガリ・マータイさん(67)が、27日にあったケニア国会議員選挙で落選した。覚えた日本語「モッタイナイ」を世界中に訴え、植林などの環境活動で知られる彼女だが及ばなかった。

マータイさんは02年の国会議員選に与党候補として立候補し、圧勝で初当選を飾った。2年後にはノーベル平和賞も受賞し、ケニアでの知名度も極めて高い。現キバキ政権では環境副大臣も務めたが、地元では「仕事をしていない」との不満も出ていたという。



 
 
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ケニアで暴徒化 大統領選開票遅れで道路封鎖・投石

2007年12月29日21時17分

27日に投票されたケニア大統領選は、開票の遅れにいら立つ市民が29日朝から、ナイロビや同国西部で暴徒化し、道路を封鎖したり、車に投石したりする事態になっている。29日正午の選管発表によると、最大野党を率いるオディンガ氏(62)が、再選を目指す現職キバキ氏(76)をリードしている。

暴動が起きているのは、主にオディンガ氏の地盤。ケニア最大のスラム、ナイロビのキベラ地区では、同氏の出身であるルオ族と、キバキ氏の出身のキクユ族の住民の間で衝突が起き、けが人が多数出ている。



 
 
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ケニア大統領選挙、開票作業の遅れから不正を疑う野党支持者らが各地で暴動

* 2007年12月30日 09:01 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月30日 AFP】ケニアで29日、27日に投票が行われた大統領選挙の開票作業が遅れていることを受け、不正が行われているとの疑惑が浮上し、各地で暴動が発生した。

野党オレンジ民主運動(Orange Democratic Movement、ODM)のライラ・オディンガ(Raila Odinga)候補の支持者は、首都ナイロビ(Nairobi)をはじめ各地で略奪や放火などの暴挙に出た。一方、警官隊が厳重に配備されており、午後3時(日本時間午後9時)の時点では犠牲者は報告されていない。

非公式の開票速報によるとオディンガ候補が現職のムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領をリードしているが、差は徐々に縮まりつつあり、接戦の様相を呈している。(c)AFP



 
 
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現職キバキ氏が再選、各地で暴徒化も ケニア大統領選

2007年12月31日00時54分

大接戦となったケニア大統領選は30日夕、現職のムワイ・キバキ氏(76)が最大野党を率いるライラ・オディンガ氏(62)をわずか23万票の差で破り、再選を果たした。登録有権者数は約1400万人。キバキ氏は当選の直後に就任宣誓した。任期は5年。オディンガ氏側は「不正の疑いがある」と抗議、すんなりと結果が受け入れられるかは微妙な情勢だ。

大統領選は27日の投票後に即日開票された。選挙管理委員会や地元各テレビの開票速報では、常にオディンガ氏がリードを保ったが、30日の最終発表でキバキ氏が逆転した。選管の発表会場は陣営関係者らの反発で大混乱となった。

両氏の支持者らは29日に続き、ナイロビのスラムなどで暴徒化しており、当局が厳戒態勢を敷いて沈静化に当たっている。



 
 
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ケニア大統領が再選 野党反発、暴動懸念も

【ナイロビ30日共同】ケニア選挙管理委員会は30日、同国大統領選で与党国家統一党(PNU)の現職ムワイ・キバキ候補(76)が、最大野党オレンジ民主運動(ODM)のライラ・オディンガ候補(62)を小差で破り、再選されたと発表した。2期目で任期は5年。キバキ氏は同日、大統領就任を宣誓した。

野党側は開票に不正があったと反発しており、オディンガ支持者の一部が暴動を起こす恐れも懸念されている。

選管によると、キバキ氏は約458万票を獲得、オディンガ氏は約435万票だった。

キバキ氏は最大民族キクユ出身。西部の有力民族ルオ出身のオディンガ氏は所得格差の拡大や汚職まん延などを指摘して、キバキ大統領の「キクユ優遇政策」を激しく批判したが、及ばなかった。

(初版:12月31日0時53分)



 
 
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ケニア訪問取りやめ 外相、政情不安で(12/31 18:46)

外務省は31日、2日から6日間の日程で予定していた高村正彦外相のアフリカ訪問のうちケニアについて、大統領選に伴う政情不安などを理由に取りやめると発表した。タンザニアは訪れ、キクウェテ大統領らと会談する予定。日程は3日からの5日間に短縮する。

ケニアでは27日に実施した大統領選で与党現職が再選されたが、野党側は開票に不正があったとして反発。野党支持者による暴動が懸念されている。



 
 
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現職大統領が再選、野党支持者が暴動起こす ケニア

ナイロビ――アフリカ東部、ケニアで27日に投開票された任期満了に伴う大統領選で、同国選挙管理委員会は30日、与党・国家統一党(PNU)の現職、ムワイ・キバキ氏(76)が最大野党、オレンジ民主運動(ODM)を率いるライラ・オディンガ氏(62)を23万票の差で破り、再選したと発表した。

登録有権者数は約1400万人で、同国大統領選で最小差の勝利となっている。キバキ氏は2期目で、任期は5年。キバキ氏は30日、就任を宣誓した。

選挙管理委員会や地元各テレビの開票速報ではオディンガ氏が優勢だったが、最終発表で逆転を許した。野党側は開票結果に不正があるとして反発、オディンガ氏支持者が多数の低所得者層の地区で直後に暴動が発生した。

AP通信によると、警察、目撃者の情報では全国で少なくとも15人が死亡した。増える恐れが強い。騒乱は31日も続き、警官が威嚇発砲、催涙弾で抗議デモなどを規制している。

キバキ氏が落選すれば、1963年の独立以降、選挙で敗れる初の現職大統領となっていた。

接戦と予想された今回の大統領選には、民族対立の影が差しており、暴力事件も起きていた。キバキ氏は最大民族のキクユ出身、オディンガ氏は西部有力民族ルオの出身。前回2002年の大統領選では、オディンガ氏がキバキ氏支援に回ったが、その後に憲法改正問題などで意見が対立、離反している。



 
 
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ケニア大統領選、現職キバキ氏が再選

* 2007年12月31日 04:29 発信地:ナイロビ/ケニア

【12月31日 AFP】27日に投票が行われたケニア大統領選で、選挙管理委員会は30日、最終の開票結果を発表、現職のムワイ・キバキ(Mwai Kibaki)大統領が再選を果たした。

キバキ氏は458万4721票を獲得、435万2993票を獲得した野党候補ライラ・オディンガ(Raila Odinga)氏を僅差で抑えた。

一方のオディンガ氏は、開票に不正があったと非難している。(c)AFP

http://www.afpbb.com/article/politics/2331028/2486344



 
 
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ケニア各地で暴動発生 死者120人以上、大統領選めぐり

2007.12.31 22:05

【ロンドン=木村正人】27日に投票が行われ、与党国家統一党(PNU)の現職キバキ大統領(76)の再選が発表されたケニア大統領選について、最大野党オレンジ民主党(ODM)のオディンガ候補(62)の陣営が開票に不正があったと猛反発、30日夜から31日にかけ、首都ナイロビなどで警官隊と激しく衝突し、暴動が発生している。ロイター通信によると、ケニアの地元テレビは27日以降、死者は120人以上にのぼっていると伝えた。

同通信などによると、西部の都市キスムで、現職の再選が発表された30日夜から31日にかけ、不満を爆発させたオディンガ氏の支持者らが暴動を起こし、多数の死者が出た。オディンガ氏の支持基盤であるナイロビの貧困層地区では、棍棒(こんぼう)などで武装した若者らがキバキ大統領支持者を襲撃、商店や車に放火している。装甲車や治安部隊が配置され、上空にはヘリコプターが旋回して警戒を強めている。

ケニア政府は混乱がさらに拡大するのを防ぐため、テレビの生中継を禁止した。

ケニア選挙管理委員会は30日、キバキ大統領が約458万票を獲得、約435万票のオディンガ氏を約23万票差で破り再選を果たしたと発表。キバキ氏は同日、大統領就任を宣誓した。2期目で任期は5年。

キバキ大統領は最大民族キクユ出身。西部の有力民族ルオ出身のオディンガ氏は大統領選で所得格差の拡大や汚職蔓延(まんえん)などを指摘、キバキ大統領の「キクユ優遇政策」を激しく批判した。開票終盤まではオディンガ氏がリードし、勝利宣言まで行っていた。



 
 
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2007/12/31-18:08 ケニア訪問を延期=高村外相

外務省は31日、高村正彦外相が1月2日から6日間の日程で予定していたアフリカ東部のケニア、タンザニア両国訪問のうち、ケニア訪問を延期すると発表した。同国で27日に投票が行われた大統領選をめぐって国内が混乱しているため。

外相は1月3日に日本を出発し、タンザニアを訪問して同7日に帰国する。



 
 
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ケニア大統領選、現職が勝利 選管発表

2007.12.31 00:27

英BBC放送は30日、27日投票が行われたケニア大統領選で、与党・国家統一党(PNU)の現職キバキ大統領(76)が小差で勝利したと同国選挙管理委員会が発表したと伝えた。勝利宣言までしていた最大野党・オレンジ民主党(ODM)のオディンガ候補(62)は開票に不正があったとして集計のやり直しを求めている。開票の混乱で暴動が発生、死者も出ている。(ロンドン 木村正人)



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

REV:....20030216,20,22,0810 20040216, 20070502
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