【ニューヨーク=高橋里奈】国連は12日、紛争や経済的な理由で出生国とは別の国で生活する移民と難民の数が2015年時点で、00年に比べ41%多い約2億4400万人だったと発表した。このうち難民は2000万人。発展途上国から豊かな先進国への移民のほか、内戦や紛争でシリアなどからの難民が増えた。
出身国のうち最大はインドで、2位メキシコ、3位ロシアと続く。受け入れ国のトップは米国。
国連経済社会局によると、移民のうち43%はアジア・中東で生まれ、欧米のほかサウジアラビアなど比較的豊かな中東諸国で暮らしている。
難民はシリアやアフガニスタン、ソマリアの出身者が多く、主にパキスタンやレバノン、イラン、ヨルダンで暮らす。
たまたまだけど、昨日からなぜか「すしざんまい」の社長の話題がネットで盛り上がっている。
ソマリアの海賊を一人で絶滅させたとか。
そんなわけがないだろう。もしそうだとしたら、とっくに世界中で大ニュースになっているはずだ。日本の一業者がソマリアの海賊を全部退治したなんていうのは、ネッシーや雪男が捕まったという話と同じくらいの途方もないニュースだ。
海賊の激減とすしざんまいには何も関係はない。たとえすしざんまいで元海賊を漁師や船乗りに雇っても、
他の人間が海賊をやるから同じことだ。
ソマリの海賊がこの2,3年で激減したのは、一般の船舶が武装護衛をつけるようになったことがいちばん大きい。従来は丸腰だったから襲われるのは無理もなかった。ところが2,3人でも護衛をつけると大違い。なにしろ通行する船はでかい。海賊は下からはしごをかけて上がっていかねばならない。それを上から銃で撃てば、海賊は手も足も出ないのだ。
2番目の理由は、自衛隊を含む各国の海軍が警備を行っていることだろう。
まあ、仕事がなくなった海賊の一部はすしざんまいで助かっているかもしれないが。
というか、ちゃんと操業してるんだろうか。単にカモネギになっているだけじゃないかという気がしてならないのだが…。
『謎の独立国家ソマリランド』で私が書いているように、ソマリアの海賊は9割方が事実上の独立国家「プントランド」から出陣していた。海賊の原因が「貧困」だと言う人が昔も今もいるが、それも単なる固定観念にすぎない。
貧困者が海賊をやるなら、世界中の海で海賊が跋扈していることになる。そしてそんなことは全然起きていない。
他の大多数の貧しい国でも海賊がいないのは、そこの政府が取り締まるからだ。そして、なぜプントランドに海賊がわんさかいたのかというと、プントランド政府が黙認していた、もっと正確にいうなら利益を共有していたからだ。前に私がこのブログで「プントランド政府と海賊は、国土交通省と道路公団みたいなもの」と書いたとおりだ。プントランドの基幹産業は「海賊」だったのである。最近はそれができなくなり、別の産業(貿易や土地開発とか)に移行しつつあるだろう。
ふつうの土地になりつつあると思うかも知れないが、でも外国人が行けば、今でもすぐに拉致されると思う。
そもそも海賊は、陸で拉致をしていた人たちが、海でも同じことを始めたというのがソマリアの海賊の起源だと私は推測している。
ソマリア・モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオで21日、海沿いのリゾート施設が武装集団に襲撃され、多数の死傷者が出ている。国際テロ組織アルカイダ系の武装集団「シャバブ」が犯行を認める声明を出した。
警察や政府報道官によると、現地時間の21日午後7時半ごろ、モガディシオ海岸に面したホテル併設のレストランのゲートに車が突っ込んで自爆。続いて武装集団がホテルに乱入した。実行犯の一部は船を使ったとの情報もある。ホテルは当時、卒業式や結婚式の利用客でにぎわっていた。
ホテルにたてこもった武装集団は、治安部隊との間で激しい銃撃戦を展開。治安部隊は実行犯全員を殺害し、ホテルの全室と周辺の民家の捜索を行っている。
警察によると、最初の爆発では少なくとも5人が死亡した。激しい銃撃戦があった建物内での死傷者数は現時点で明らかになっていない。
シャバブはラジオ放送を通じて犯行を認め、AK-47ライフル銃と自爆ベストで武装した戦闘員がホテルを襲撃したと主張した。
シャバブは過去にもソマリアやケニアで民間人を狙った襲撃を繰り返し、多数の犠牲者を出している。
政府報道官は、「シャバブが平和をかき乱そうとしている。だが我々はそれを許さない。我々がひるむことはない」と強調。アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISON)も、ツイッターで「ソマリアがあらゆるテロの要素から解放されるまで戦う決意を新たにした」と述べている。
【ヨハネスブルク服部正法】英BBCなどによると、アフリカ東部ソマリアでイスラム過激派アルシャバブの掃討作戦に当たってきたケニア軍が26日、ソマリア南部の2カ所の町から撤退した。うち1カ所では撤退直後に、アルシャバブが町を制圧した模様で、アルシャバブが南部で勢いづく可能性もある。
BBCによると、ケニア軍報道官は撤退を否定し、「通常の作戦行動」としている。
AP通信などによると、ケニア軍が撤退したのは南部のバダデとエルアデ。ケニア軍はケニアとの国境方向に向かったとの情報がある。アルシャバブはバダデを制圧したという。エルアデでは今月15日、アルシャバブがケニア軍基地に大規模な攻撃をかけ、アルシャバブはケニア兵約100人が死亡したと発表。ケニア軍は死者数を公表していないが、相当数の犠牲があったと見られており、一時的な退却でケニア軍が形勢立て直しを図った可能性もある。
ケニア・ナイロビ(CNN) アフリカ東部ソマリアで2日、離陸後間もない旅客機で爆発が起き、2人が負傷した。同機は出発地に引き返して無事着陸したという。乗客の1人が明らかにした。
爆発が起きたのは、ソマリアの首都モガディシオ国際空港を出発したアラブ首長国連邦のダーロ航空D3159便。地上で撮影された映像には、機体の翼の上の部分に、扉よりやや小さい大きさの穴が空いた様子が映っている。捜査関係者によると、検査の結果、爆薬の残留物質の反応が出たという。
飛行中に爆弾が爆発したという情報について、ソマリアの首相報道官は現時点で確認を避け、「矛盾する情報が多数ある」と話した。ダーロ航空も「調査中」とのみ説明している。
空港当局者の推定によると、爆発は同機の離陸後間もなく、高度1万2000~1万4000フィート(約3700~4300メートル)の上空で起きた。同機はモガディシオに引き返し、無事着陸したという。
モガディシオ国際空港では事態を受けて一時的に便の発着を見合わせた。同空港には国連やアフリカ連合のほか、米国や欧州連合(EU)など各国の外交使節の拠点がある。
現時点で犯行声明は出ていない。ソマリア周辺では1月にモガディシオのレストランやホテルが襲撃されるなど、武装集団「シャバブ」が市民や観光客を狙った犯行を繰り返している。
東アフリカ・ソマリアの首都モガディシオの国際空港で2日、離陸直後の旅客機内で爆発が起きた。旅客機は胴体部に穴が開いたため、同空港に緊急着陸した。AFP通信などが伝えた。
現地警察が3日発表した。AFPによると、爆発が起きたのはアラブ首長国連邦に拠点を置く「ダーロ航空」の旅客機で、隣国ジブチに向かっていた。爆発により、胴体右側に半径約1メートルの穴が開き、乗客2人が軽傷を負ったという。警察が原因を調査している。(ヨハネスブルク=三浦英之)
東アフリカ・ソマリアの首都モガディシオの国際空港で2日、隣国ジブチに向けて離陸した直後の旅客機内で爆発が起きた。旅客機は胴体部に穴が開き、同空港に緊急着陸した。ロイター通信などが伝えた。
爆発が起きたのはアラブ首長国連邦に拠点を置く「ダーロ航空」の旅客機。爆発により胴体右側に半径約1メートルの穴が開き、穴から吸い出されたとみられる男性の遺体が地上で見つかった。乗客2人も軽傷を負ったという。当局が原因を調べている。(ヨハネスブルク=三浦英之)
ケニア・ナイロビ(CNN) アフリカ東部ソマリアで今月2日、離陸後の旅客機内で爆発が起き、機体に穴が開いた事件で、同国の捜査当局筋は5日、爆発は機内に持ち込まれたノートパソコンに仕掛けていた爆弾が原因との見方を示した。
また、このパソコンを携行していたとみられる容疑者の名前なども割り出した。年配のソマリア人で、最大限の被害につながるパソコンの置き場所を知っていた形跡があるという。
この容疑者は爆発で出来た穴から機外へ飛ばされていた。今回の事件に絡み、遺体1体が同国の首都モガディシオ近くで発見されていた。
捜査当局筋は、旅客機が巡航高度に達して爆弾が爆発した場合、同機の燃料タンクで二次的な爆発が起き、壊滅的な被害が生じる可能性もあったと述べた。
今回の犯行には同国を拠点にするアルカイダ系過激派「シャバブ」が関与したと見ている。ただ、容疑者が同組織に直接所属する構成員だったのかは不明。事件では犯行声明は出ていない。
機体残骸の捜査では、初期段階の分析で軍仕様のTNT爆薬の成分が検出されていた。
爆発が起きたのは「ダーロ航空」の3159便で、機材はエアバス社製のA321-111型機。2人が負傷していた。
爆発の発生後、同機はモガディシオ空港に引き返し、無事に着陸していた。穴は翼の上の胴体部分で開き、大きさは同機のドアより若干小さい程度だった。同空港当局者は、爆発は3159便が離陸し、高度約3700~4300メートルを飛行中に起きたと推定している。
同機がソマリアに到着する前の目的地はサウジアラビアのジッダだった。
(CNN) アフリカ東部ソマリアの空港から離陸した旅客機内で爆発が起き、機体に穴が開いた事件で、爆弾が仕掛けられていたノートパソコンを容疑者の男に手渡したとして空港職員2人が逮捕された。
事件では、パソコンを機内に持ち込んだとされるソマリア人の乗客1人が、穴から機外へ飛ばされて死亡した。ソマリア当局はこの乗客をアブドラヒ・アブディサラム・ボルレフ容疑者と特定した。
7日に公開されたビデオには、空港内で職員1人が別の職員にパソコンを渡し、受け取った職員がさらに同容疑者に手渡す場面が映っている。
捜査状況に詳しい情報筋によると、同容疑者は最大限の被害をもたらすために客室内のどの席で、爆弾をどう仕掛けたらいいのかを把握し、狙いを定めていた疑い。この位置に仕掛けられた爆弾は、破壊的な二次爆発を引き起こす恐れがあったという。実際には巡航高度に達する手前で爆発が起き、容疑者だけが死亡、2人が負傷した。
首相府の報道官によると、この事件に関連してすでに20人以上が逮捕された。
現地の首都モガディシオではソマリア当局の要請を受け、米連邦捜査局(FBI)のチームが捜査に協力しているという。
捜査当局者らは、同国を拠点とする国際テロ組織アルカイダ系の過激派「シャバブ」が犯行を指揮したとの見方を示している。ただ同情報筋によると、ボルレフ容疑者がシャバブのメンバーだったかどうかは不明。今のところ犯行声明は出ていない。
【ナイロビ=共同】ソマリアの首都モガディシオの空港を離陸した旅客機内で2日にあった爆発について、政府報道官は8日までに、乗客の男がノートパソコン型の爆弾を使って自爆テロを図った疑いが強いと明らかにした。AP通信が伝えた。この男が爆発でできた穴から落下し、死亡したとみられている。
男が空港で手荷物検査場を過ぎた後に別の男2人からノートパソコンのような物を受け取る姿が監視カメラに映っており、これに爆弾が仕掛けられていたとみられる。
手渡した男2人のうち少なくとも1人は空港職員だったという。治安当局はこの2人を含む20人以上を拘束し、犯行の動機などを調べている。
旅客機内では離陸直後に爆発があり、同機は空港に引き返して緊急着陸した。乗客74人のうち1人が死亡し、2人が軽傷を負った。
時事通信2月16日(火)9時2分
ソマリア警察によると、首都モガディシオ中心部で15日、自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、イブラヒム元国防相が死亡した。警察当局者は「運転席の下に爆弾があった。負傷者が1人いる」と話している。
AFP=時事
(CNN) ソマリアの首都モガディシオで26日夜、爆発や銃撃があり、国家情報治安機関(NISA)によると、数人が死亡したほか、襲撃犯4人も殺害された。
ソマリア当局者によると、モガディシオ中心部で大きな爆発があった後、銃声が続いた。30分後には別の小さな爆発音も聞こえたという。
ソマリア警察筋によれば、同国の治安部隊が現場に急行した。
NISAは短文投稿サイトのツイッターで、ホテル「SYL」が標的にされたとみられると明かした。襲撃犯がホテルに侵入したかは不明。NISAは午後9時半ごろ、救援作戦は完遂したと発表した。
どの勢力の犯行なのか現時点では明らかになっていない。
ソマリアでは先月、自爆犯らがモガディシオにある海沿いのホテルを襲い、少なくとも20人が死亡、17人が負傷した。政府部隊はこれらの襲撃犯について、ソマリアや周辺国でテロを重ねるイスラム系武装集団「シャバブ」の構成員と特定していた。
【ワシントン=共同】米国防総省は7日、ソマリアで5日にイスラム過激派アルシャバーブの訓練用施設を狙った空爆を実施し、約150人の戦闘員を殺害したと発表した。米国への脅威が迫っていたと説明している。
訓練施設では、約200人の戦闘員が訓練を受けていた。米軍が監視を続け、大規模なテロ攻撃のための訓練が終了間近だったと判断した。
国防総省のデービス報道部長は「市民の犠牲はない」と説明している。
国際テロ組織アルカイダ系のアルシャバーブは2012年に国連の支援下で発足したソマリアの正式政府に反発、爆弾テロなどを繰り返している。
【ワシントン=芦塚智子】米国防総省は7日、ソマリアで5日にイスラム過激派「アルシャバーブ」の訓練施設を空爆し、約150人を殺害したと発表した。戦闘員約200人が訓練を終えるところで、米軍やアフリカ連合(AU)の平和維持活動部隊に対する「差し迫った脅威」があったとしている。
空爆は有人機と無人機で実施。市民の犠牲はないと説明している。アルシャバーブは国際テロ組織アルカイダ系で、ケニアで100人以上が犠牲になった昨年の大学でのテロや、2013年のショッピングモール襲撃テロなどを起こしている。
米軍は5日、内戦状態が続く東アフリカのソマリアを拠点とするアルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」の訓練用施設に対して空爆を実施し、約150人の戦闘員を殺害した。米国防総省当局者が7日明らかにした。
オバマ大統領が昨年7月にアフリカを歴訪した際も、ケニアやエチオピアの首脳らとシャバブ掃討での協力を決定。シャバブが昨年9月にソマリアで平和維持活動に従事しているアフリカ連合(AU)の軍基地を襲撃して以降、米軍が無人機などで監視活動を続けてきた。
米国防総省当局者によると、有人機と無人機が空爆。訓練施設では約200人の戦闘員が訓練を受けており、テロ攻撃のための準備が整いつつあったと判断したという。AUの平和維持部隊や同部隊との連絡役を務める米軍に「差し迫った危険」があったと説明している。シャバブは少女らに爆弾を装着させるなどして、国連職員や大使館を狙ったテロを繰り返している。(ワシントン=峯村健司)
ワシントン(CNN) 米国防総省は7日、米軍がソマリアで武装勢力「シャバブ」の拠点を攻撃し、戦闘員とみられる150人あまりを殺害したと発表した。米軍とアフリカ連合(AU)の平和維持部隊に差し迫った危険があると判断して攻撃に踏み切ったと説明している。
国防総省は当初、この攻撃は無人機によって実施したとしていたが、後に有人機と無人機の両方を使った作戦だったことを明らかにした。
同省のデービス報道官によると、米軍はソマリアの首都モガディシオの約200キロ北部にある訓練場を5日に攻撃した。同訓練場は米特殊部隊が数週間前から監視しており、シャバブのメンバーを含む戦闘員約200人がいたという。
訓練は最終段階に入っていて、間もなく「大規模攻撃」の準備が整う見通しだったとの情報があるとデービス報道官は話している。
国防総省のクック報道官は声明の中で、今回の攻撃はソマリアに駐留するアフリカ連合(AU)の部隊を守るために実施したと説明、「戦闘員は訓練場を出発しようとしており、差し迫った脅威があった」と強調した。
さらに、「こうした戦闘員を排除すれば、シャバブがソマリアで新しいメンバーの勧誘や拠点の設置、米国とAUに対する攻撃の計画といった目的を果たす能力がそがれる」とした。
シャバブがどこを攻撃しようとしていたのかは不明。ただ、米軍がモガディシオの空港に限定配備され、米特殊部隊がソマリア国内の各地で活動していることは広く知れ渡っている。
【3月10日 AFP】内戦が続いているソマリアに、20年ぶりにゾウが戻ったことが確認された。環境保護活動家らが9日、明らかにした。ケニアにいた1頭の個体が、数百キロの旅路を経て今月、短時間ながらソマリアに入ったという。
このゾウは、モーガン(Morgan)と名付けられた30歳代の雄。ケニア沿海のタナ川デルタ(Tana River Delta)で昨年12月に追跡用の首輪を着けられていたが、今年2月半ばになって突然、ソマリアがある北に向かって移動を開始、3週間近くかけて国境まで到着した。
環境保護活動家らは、戦争のため長らく姿を消していたモーガンが、古くから続く移動径路を覚えていたことに興奮。ゾウ保護団体セーブ・ジ・エレファンツ(Save the Elephants)のイアン・ダグラスハミルトン(Iain Douglas-Hamilton)氏は「自分がどこに向かっているのか、モーガンは心の中で分かっていたに違いない」と語った。
モーガンは最初の夜にタナ川から20キロ歩き、翌日は深い森の中に隠れ、その後闇に紛れて移動を続けた。その後18日間、このパターンを繰り返した。ダグラスハミルトン氏は「彼は、アフリカのゾウにとって最も危険な部類に入る場所を縦断するため、この非常に極端な生き残り戦略を取った」と指摘している。
ケニアの野生動物保護団体ノーザン・レンジランド・トラスト(NRT)の保護担当責任者、イアン・クレイグ(Ian Craig)氏は「モーガンのような大人のゾウは目的もなくうろつくことはない。おそらく、ゾウが何世代にもわたって使ってきたルートを若い頃に学び、それをたどったのだろう」との見方を示す。
はるばる220キロを踏破してソマリアまでやって来たモーガンだが、実際にソマリアにいた時間は1日足らずで、国境からわずか3キロしか進まなかった。その後、おそらく交尾相手が見つけられなかったため、帰路に就いた。
アフリカゾウは、至る所で象牙目的の密猟の危険にさらされている。象牙は中国では1キロ当たり約1100ドル(約12万5000円)の値が付く。(c)AFP/Tristan MCCONNELL
【4月2日 AFP】米国防総省は1日、ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で米国人を狙った攻撃を計画したとして、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織アルシャバーブ(al-Shebab)の幹部、ハサン・アリ・ドーレ(Hassan Ali Dhoore)容疑者を標的とした無人機攻撃を行ったと発表した。
ピーター・クック(Peter Cook)国防総省報道官の声明によると、米軍がソマリア政府の協力を得て3月31日に無人機による空爆を実施した。同容疑者の生死については現在、情報を確認中だという。
匿名で取材に応じた国防総省の当局者は無人機攻撃について、ドーレ容疑者とアルシャバーブのメンバー2人が同乗した車を標的にしたと説明。「われわれは長い間、彼(ドーレ容疑者)を見張っていた」「今回の攻撃は、ソマリア政府の提供した情報に基づいて実行された」と述べた。
クック報道官によれば、ドーレ容疑者はアルシャバーブの治安情報部門に所属し、モガディシオでの複数の攻撃を計画・監督、少なくとも米国人3人を殺害したとされる。これらの攻撃には、2014年12月にモガディシオの空港でアフリカ連合(African Union)兵士数人と米国人1人が死亡した事件や、昨年3月27日にソマリア系米国人1人を含む15人が死亡したホテル襲撃事件が含まれる。
ドーレ容疑者はまた、モガディシオ在住の米国人を襲撃する計画も練っていたという。
米軍は先月5日にもアルシャバーブの訓練施設を空爆し、アルシャバーブ戦闘員150人を殺害した。米国務省は、この施設では「大規模な」攻撃の演習中だったとしている。(c)AFP
(CNN) 米国防総省の報道官が12日に語ったところによると、米軍は11日深夜から12日早朝にかけ、ソマリア南部で「自衛目的」の空爆を実施した。
標的となったのは国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」の拠点。現地の米軍部隊に「差し迫った脅威」があると判断した。
この攻撃についての詳細は、現時点で公表されていない。
シャバブは約10年前から、イスラム原理主義政権の樹立を掲げてテロを繰り返している。米国はソマリア政府やアフリカ連合による掃討作戦を支援してきた。
シャバブのテロは国内にとどまらず、昨年はケニア東部ガリッサの大学キャンパスを襲撃して多数の死傷者を出した。2013年にはケニアの最大都市ナイロビのショッピングセンターが標的となった。
ソマリア政府によると、米国と同国の特殊部隊は先月、合同で夜間作戦を実施し、シャバブの幹部少なくとも1人を殺害、複数の重要人物を拘束していた。
ソマリア・モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオで1日、ホテルが襲撃され、治安当局によれば、下院議員2人を含む少なくとも13人が死亡し、40人以上が負傷した。事件後、イスラム過激派組織「シャバブ」が犯行声明を出した。
襲撃したメンバー3人も死亡した。最初の自動車爆弾による襲撃で、メンバー1人が死亡。残る2人はソマリアの特殊部隊に殺害されたという。
襲撃は、爆発物を積んだ自動車が建物のゲートで爆発したことで始まった。その後、2時間以上たっても銃撃の音が聞こえていたという。
シャバブはネット上に犯行声明を出し、戦闘員が爆発物を積んだ車両をゲートで爆発させ、武装したメンバーが建物内に侵入したとしている。こうした戦術は以前にもシャバブは採用しており、昨年、ソマリア首都の別のホテルも似たような方法で襲撃され15人の死者が出た。
内戦が続く東アフリカのソマリアで、米軍はイスラム過激派組織「シャバブ」のアブドラヒ・ハジ・ダウド幹部を狙った空爆を行ったと1日、明らかにした。ダウド幹部の生死について米軍は確認中だという。
米国防総省によると、空爆は5月27日にソマリア中南部で行った。同省はダウド幹部について「ソマリアやケニア、ウガンダでの(テロ)攻撃の主要な責任者だ」と指摘。「(殺害は)近くなされるはずだった攻撃の計画を阻止し、潜在的にたくさんの命を救うことになる」と説明した。
米軍は3月にもシャバブの訓練施設を空爆し、約150人の戦闘員を殺害している。
ログイン前の続き1991年から内戦が続くソマリアで、シャバブは中南部を中心に実効支配している。アフリカ連合(AU)軍などの掃討作戦によって、2011年に首都モガディシオから撤退したが、国内や周辺国でテロ攻撃を繰り返している。(ワシントン=杉山正)
【ジュネーブ=原克彦】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は20日、紛争や迫害で居住地を離れた世界の難民・避難民が2015年に6530万人になったと発表した。シリア内戦や中東・アフリカでの過激派組織の台頭で前年から580万人増え、第2次大戦後の最多を更新した。難民が向かう欧州は対応に苦慮し、英国で欧州連合(EU)離脱派が勢いづく一因にもなっている。
国を逃れた難民の出身地はシリアが最多で、アフガニスタンとソマリアが続く。一方、6530万人のうち6割強は国を出られず国内での避難を余儀なくされている人たちで、4080万人にのぼる。
大勢の難民が押し寄せる欧州ではハンガリーが国境を封鎖するなど混乱が広がり、テロリストが紛れているとの不安も加わって難民の受け入れに反発する右翼政党が各国の選挙で躍進。難民に寛容であろうとしてきたEUとのあつれきを生み、英国でEU離脱派の追い風になった面もある。
グランディ高等弁務官は欧州の難民危機について触れ「問題を解決しなければいずれ自分に跳ね返るという欧州へのメッセージだ」と深刻さを訴えた。日本は資金援助での貢献が大きいものの、「受け入れ制度が厳しすぎる」と指摘。「寛容な受け入れは(国際社会での)責任を共有することだ」と呼びかけた。
難民が滞在する国はシリア内戦の影響もありトルコが約250万人と圧倒的に多い。受け入れ国の上位10カ国はパキスタン、レバノン、イラン、エチオピアなどすべて途上国で、生活水準が高い先進国にたどり着くのはごく一部だ。難民が避難先で生活に困窮する事例も後を絶たず、国連機関などによる支援も慢性的に不足している。
【ナイロビ=共同】ソマリアの首都モガディシオ中心部で25日、武装勢力がホテルを襲撃し、ロイター通信によると、武装勢力を含めて少なくとも15人が死亡した。イスラム過激派アルシャバーブが犯行を認めた。
AP通信によると、爆発物を載せた車両がホテルの入り口で爆発した後、武装勢力がホテル内で銃を乱射し、宿泊客を人質に取ったという。治安当局が救出作戦に着手し、数時間後に鎮圧した。
アルシャバーブの報道官はロイターに「背信者である政府当局者たちが集まるホテルを攻撃した」と主張した。
国際テロ組織アルカイダ系のアルシャバーブは2012年に国連の支援下で発足したソマリアの正式政府に反発し、爆弾テロなどを繰り返している。
モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオで25日、ホテルが武装集団に襲われ、警察によると少なくとも15人が死亡、25人が負傷した。
国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が傘下のラジオ局を通して犯行声明を出した。
警察責任者が語ったところによると、最初にホテルの入り口で爆発物を積んだ車が爆発した。続いて建物の中でも複数の実行犯が自爆し、武装した一団が内部に乱入。出動した警察との銃撃戦が数時間続いた。
死傷者の大半は現場を通りかかったり、近くにある店舗やガソリンスタンドを訪れたりしていた民間人だったとされる。このホテルは政府当局者や議員、治安要員らがよく訪れることで知られていた。
ツイッターに投稿された動画には、銃声の中で救急車がサイレンを鳴らし、現場から遠ざかる場面が映っている。
モガディシオでは今月1日にも、政治家や欧米人がよく利用するホテルがシャバブとみられる集団に襲撃され、議員2人を含む少なくとも13人が死亡していた。昨年は別のホテルで同様の犯行があり、15人の死者が出た。
シャバブはイスラム原理主義国家の樹立を主張し、ソマリア各地でテロを繰り返している。これまでに国際支援スタッフや報道関係者、民間指導者、アフリカ連合(AU)軍要員らが殺害された。
(CNN) ソマリアの首都モガディシオの国際空港付近で26日、2台の車を使った自爆テロがあり、国連ソマリア支援ミッション(UNSOM)によると少なくとも12人が死亡した。
爆発は同日午前に発生。近くにはUNSOMとアフリカ連合(AU)の拠点があった。
国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が傘下のラジオ局を通し、国際部隊を狙ったとする犯行声明を出した。
キーティング国連事務総長特別代表は「過激派が必死で政治プロセスの進展を妨害しようとしている一例」との見方を示し、「ソマリア当局も国連も前進を続ける」と強調した。
政府報道官はソマリア国営通信(SONNA)に、治安部隊員や民間警備員を含む少なくとも13人が死亡、19人が負傷したと述べた。
UNSOMによると、死者の中に国連要員はいなかった。UNSOMも犯行を強く非難する声明を出した。
シャバブはイスラム原理主義国家の樹立を主張し、ソマリア各地と近隣諸国で国連部隊や支援団体、報道機関のほか学校、教会などを狙ったテロを繰り返している。昨年4月にはケニアの大学が標的となり、学生ら少なくとも150人が死亡した。
ソマリア・モガディシオ(CNN) ソマリア北東部のガルカイヨで21日、車2台が行政庁舎に突っ込んで自爆し、当局者によると実行犯の2人を含む23人が死亡した。この事件でテロ組織「シャバブ」が犯行を認める声明を出した。
警察によると、犠牲者の多くは近くの学校に通う生徒や地元市場の関係者だった。
爆弾を積んだ車はまず1台目が庁舎の正面入り口付近に突入し、数人が死亡。負傷者の救助のため現場に人が集まったところへ2台目の車が突っ込んで爆発し、警官などが死亡した。
事件について、ソマリアのハッサン・シェイク・モハムッド大統領とオマール・アブディラシッド・アリ・シャマルケ首相は「野蛮で卑劣な犯行」と非難した。
キーティング国連事務総長特別代表も非難声明を発表し、「自分たちの目的を果たすために暴力を行使し続ける者たちに対し、ソマリアの子どもを含む市民が無防備な実態が浮き彫りになった」と指摘した。
同国ではシャバブによる爆弾テロが相次いでおり、7月下旬には首都モガディシオで車を使った連続自爆テロのために6人が死亡。その数日前に首都のアデン・アッデ国際空港近くで起きた自爆テロでは少なくとも12人が死亡した。
地元の政治家がよく利用するホテル2カ所が6月に襲撃された事件では、20人以上が死亡している。
モガディシオ(CNN) ソマリアの首都モガディシオの大統領官邸付近で30日、トラックに仕掛けられた爆弾が爆発し、病院の医師によると12人が死亡した。
警察によると、少なくとも15人が負傷した。重体の負傷者が多く、死者の数はさらに増える恐れがあるという。
ソマリア国営通信は医療関係者の話として死者15人、負傷者20人と伝えている。
国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派「シャバブ」が傘下のラジオ局を通して犯行声明を出した。
シャバブの報道官がラジオ局に語ったところによると、トラックは大統領官邸の近くにあるホテルの門に突入した。このホテルでは議員や閣僚らが会合を開いていたという。
負傷者の中には地元のジャーナリスト2人も含まれている。
警察によると、この爆発でホテルの一部と、官邸入り口に設けられた2番目の検問所が損壊した。
シャバブはイスラム原理主義国家の樹立を主張し、これまでも同様の手口のテロを繰り返してきた。
今月21日には行政庁舎の入り口に爆弾を仕掛けた車が突っ込み、現場に人が集まってきた数分後に2台目の車が爆発。負傷者の救助に駆け付けた学生らを含め、少なくとも23人が死亡した。
【ニューヨーク=共同】国連児童基金(ユニセフ)は6日、海外への移民・難民や国内避難民などの「移住者」となっている子どもの総数が2015年に世界全体で5千万人近くになったとの報告書を発表した。子どもの移住者を対象にした世界的な統計をまとめたのは初めてとしている。
ユニセフは移民や難民の子どもらが人身売買や犯罪行為の被害に遭う危険性が高まっていると警告。移住を強いられている子どもを保護し、移住の根本的な原因の紛争や貧困問題の解決に取り組むよう各国に求めた。
報告書によると、18歳未満の子どもの約1千万人が難民、約100万人が亡命希望者、約1700万人が国内避難民、約2千万人が移民となっていた。
移民と難民の子どもを合わせた総数は2000年以降増加傾向で、うち強制的に移住を余儀なくされた難民の数はここ数年で急激に増えた。シリアやイエメンなどでの地域紛争が激化したことが背景にあると分析している。
子どもの難民が最も多く発生している国はシリアで2番目に多いアフガニスタンと合わせると全体の45%を占める。ソマリア、南スーダン、スーダン、コンゴ(旧ザイール)などアフリカ諸国が続いた。子どもの移民・難民の39%に当たる約1200万人の移住先は中東やアジア地域だった。
難民は政治的迫害や武力紛争を逃れるため生まれた国を離れた人を指し、生活苦などが背景の移民と異なるが、区別が困難なことも多い。
【モガディシオAFP=時事】ソマリアの情報機関、国家情報治安局(NISA)本部近くの路上で、複数の爆発物を積んだ車が爆発し、治安当局者らによると、少なくとも2人が死亡、5人が負傷した。関係者らによると、情報機関員らがよく利用するレストランの前に車は駐車していた。
治安機関報道官は、遠隔操作による爆発だと述べた。一帯は首都モガディシオの繁華街の一つで、目撃者は「2人の遺体を見た。けが人も含め、通りすがりの人だと思う」と語っている。(2016/10/02-01:16)
(CNN) アフリカ東部のセイシェル沖で海賊に船を乗っ取られ、人質にされていた船員26人が約5年ぶりに解放されたことが24日までに分かった。解放交渉を仲介した海賊問題対策の非営利組織(NPO)OBPの関係者が明らかにした。
OBPによると、オマーン船籍の漁船は2012年3月に乗っ取られ、乗員29人のうち1人は襲撃を受けた際に死亡、2人は拘束されている間に病死した。
人質は全員が男性で、カンボジア、中国、インドネシア、フィリピン、台湾、ベトナムの国籍だった。
解放されたのは22日で、国連機を使って出身国に帰国させる。OBPは身代金が支払われたのかどうかなど、人質解放の詳しい条件を明らかにしていない。
26人は全員が栄養失調状態にあるといい、4人は治療を受けている。拘束されていた期間は、2015年2月に4年10カ月ぶりに解放された人質4人に次ぐ長さだった。
ソマリア沖では船舶の乗っ取り事件が横行し、人質解放のために多額の身代金が支払われていた。ここ数年で海賊事件は減ったものの、国際社会は対応を迫られて経済的な打撃を被った。
国連が2013年にまとめた報告書によれば、貿易にかかるコストの増大で世界経済への影響は年間180億ドルに上った。同海域の海運活動は減退し、周辺国の観光収入は激減した。
--アフリカは今、最後のビジネスフロンティアとして世界中の注目を集めている。同時にソマリアなどでは紛争が起き、危険と隣り合わせの状況だ。私たち日本人は、どうすればこのチャンスをモノにできるのか。日本のメディアが引きあげてしまったソマリアで取材を続ける最後のジャーナリスト・大津司郎さんが語る。
私が最初にアフリカに行ったのは、1970年のこと。大学3年生のときにアフリカで農業をはじめようと思い、友人と2人、船で1カ月もかけて渡りました。サハラ砂漠周辺で干ばつが起きたときにはNGOを立ち上げて救援活動を行い、青年海外協力隊でタンザニアに滞在したこともあります。それでスワヒリ語を話せるようになり、はじめはコーディネーターとしてテレビ制作に携わっていました。ジャーナリストとしての活動は、釈放されたネルソン・マンデラ氏にインタビューを行ったのがきっかけです。その後もビデオカメラを持って、アフリカや中東、アジアの様々な国で映像を撮り続けています。先日はNHKで放送されたソマリアのテロ取材を行いましたし、過去には「NEWS ZERO」で放送されたソマリアの海賊取材にも携わりました。約45年で180回以上渡航しています。
こういった話をすると、大抵の人は「よくそんな危ないところに行って無事だったね」と驚きます。たしかに、ソマリアは「通常戦争」の状態なので、銃撃戦が起きたり、1~2週間に一度は自爆テロによって死傷者が出たりします。安全ではない。ですが、危険な場所で取材をする場合、第一に考えなくてはならないのがセキュリティです。危ない場所に行くなら、必ず無事で帰ってこなければならない。拘束されたりするなどもってのほか。家族や政府に対する迷惑が計り知れないからです。
フリージャーナリストの後藤健二さんが殺害されてから、アフリカでも危険とされる地域にはなかなか日本のメディアが入れなくなりました。そのため、完全に自己責任・取材費も自己負担で取材を行い、日本に帰ってきてからテレビ局に映像を買ってもらう状態です。テレビ局が私を取材に行かせた場合、万が一のときに責任が取れないからです。しかし、今ソマリアで何が起きているのかを伝える必要があると感じています。
資金を引き出すための残虐行為の数々
ソマリアではアルシャバブ(アッシャバーブ)というアルカイダ系イスラム過激派組織が活動を続けています。過去にはケニアの首都ナイロビのショッピングモールを襲撃して60人以上を殺害したり、ホテルに車ごと突っ込んで自爆テロを行ったりと、残虐な行為を繰り返してきました。そのせいで、先日ソマリアで泊まったホテルも、土嚢を建物の前に積み上げて車に突っ込まれないよう守っていました。アルシャバブはソマリアでイスラム統治体制を敷くことを大義としていますが、末端の兵士は自分たちの強さを誇示し、近隣の住民に恐怖感を与えることに快感を見出しています。存在感を示すことで、湾岸諸国の豊かな国々から資金を引き出す目的もあります。
こういった危険な地域で取材をする際に重要なのは大きく3つ。1つめは「ネットワーク」、簡単に言えば人間関係です。それ次第で命の危険にさらされます。たとえば今回のソマリア取材では、現地の20年来の知人Aさんに「こんな取材がしたい」と話し、彼がBさんに、BさんがCさんに……と6~7人の人間を介して内部に近い人間までたどり着きました。私はAさんをとても信頼しています。ちょっとしたお金に関して私を騙すこともありますが、長い人間関係があり、私を危険にさらすことはない。その彼が信頼して話を通したBさんだから、やはり信じられる。私は「信頼のグラデーション」と呼んでいますが、最初に話を持ちかける人間との間に強い信頼関係がないと、数人の人間を経るうちに信頼はどんどん弱く、危険は増していきます。
次に重要なのは「お金」です。身もふたもない話ですが、ソマリアでの取材には驚くほどお金がかかります。飛行機代も含め、5日間の取材で250万円ほどかかりました。安全のため、銃を持ったボディガードを6人、道を知り尽くした運転手を1人雇いましたが、それ以上に高いのが「フィクサー」や「リンクマン」と呼ばれる仲介人に支払うお金です。彼らは1日2000ドルほどを要求してきます。高いと感じても値切ってはいけません。「値切りやがって」と面白くない気持ちにさせると、大事な局面で裏切られるかもしれないからです。自分の命の値段だと思えばこそ、私は絶対に値切りません。そして、必ずその場で現金払いです。
3つめに重要なのが「直感」です。「運」と言い換えてもいいでしょう。私は、朝迎えにきた運転手を見ただけで、取材が上手くいくかどうかがわかります。彼らは質のいいボディガードとのネットワークや現地のキーパーソンとのコネを持っているので、実際に取材を左右する人物でもあります。ですが、それ以上に彼らの持つ雰囲気で安心できる。あぁ、任せられると思う。
こんなこともありました。以前、酒場で言いがかりをつけられて、50人くらいのソマリア人に追いかけられ、最終的には囲まれてしまったのです。アフリカの夜はとても暗い。そんな場面で私がしたのは、全員の目を見ることでした。すると、私に対して「可哀想だな」と感じている人が1人や2人はいるものです。そういう人を見つけたら、「助けてくれ。言いがかりなんだ」と彼に対して主張する。同情した彼がグループのリーダーに話しているスキに、走って逃げた。
どんなに慎重に行動していても、危険な目に遭うことはあります。最後は直感を信じて、できることは何でもやる。それが私の危機管理術です。
ビジネスフロンティアに日本人はいない
危険な話ばかりをしましたが、一方でソマリアは今、ビジネスブームに沸いています。送金や金融業、ホテル、建設などで稼いだお金持ちもいて、首都モガディシュの比較的安全な地区では、日本と変わらない値段で豪華な家具が売られていたりもします。私が泊まったホテルのオーナーは、防弾ガラスのついたトヨタのランドクルーザーを20台も持っていると言っていました。
ですが、水道や電気、ガスなどのインフラはまだガタガタです。団地のような住宅も整備されていません。ソマリアが、警察機関が機能しはじめた今でもアメリカから「脆弱国家ナンバーワン」と目されているのは、インフラの問題なのだと思います。国全体としては改善の方向に向かっていても、世界のスピードについていけていないのです。
8月、ナイロビでアフリカ開発会議が開催されました。安倍首相が参加して、日本企業・団体がインフラ協力などを進める覚書に署名したのをご存じの方もいるでしょう。ですが、15年前はナイロビに1000人の日本人ビジネスマンがいました。私もよく行った日本人レストランでは、夕刊フジや日刊ゲンダイを読みながら納豆定食が食べられました。でも今、ナイロビにいる日本人はたったの400人。ソマリアはゼロです。政府がどんなに「アフリカが最後のビジネスフロンティアだ」などと言って盛り上げても、実態とはかけ離れています。
本当にアフリカでビジネスがしたいなら、リスクをとって人が行かなくてはなりません。中国はそこがすごい。だから先を越されているのです。世界のスタンダードもリスクオンの方向です。それだけでなく、兄はカナダ、妹はアメリカ、弟はソマリアで頑張る。投資のように家族全員で世界に散らばって、リスクヘッジしています。
残念ながら、自衛隊やメディアを含めた日本人は、危険に対する経験値があまりに低い。日本にいればテロや戦争を身近に感じることがないので、当然と言えば当然です。ですが、この先もテロの危険がないかと言えば、そうではない。日本人の危機管理能力が上がり、世界で勝負できるような日がくることを願っています。
大津司郎(おおつ・しろう)
フリージャーナリスト。ケニア、ウガンダ、ルワンダ、コンゴ、エチオピア、スーダン、チャド、ナイジェリア、南アフリカ、ジンバブエ、ナミビアなどの野生世界と時事問題の両面からアフリカを追求し続けている。
最後のジャーナリストが語るアフリカ紛争地域「危ない地球の歩き方」
【モガディシオAFP=時事】ソマリアの首都モガディシオの人口密集地にある市場付近で26日、自動車爆弾がさく裂し、警察当局によると、少なくとも8人が死亡した。
警察当局者は「他に10人以上が病院に運ばれ、ほとんどが重傷だ。死者は増える恐れがある」と述べた。医療関係者は30人近くが死亡したと指摘したが、当局は確認していない。
犯行声明は出ていないが、モガディシオでは国際テロ組織アルカイダ系のイスラム過激派アルシャバーブが攻撃を繰り返している。(2016/11/26-22:43)
【ニューヨーク=平野麻理子】米中西部オハイオ州コロンバスのオハイオ州立大学で28日午前、男が構内にいた人々に刃物で切りつける襲撃事件が起きた。駆けつけた警察官が男を射殺。11人が負傷し病院に運ばれた。男は同校に通うソマリア系の学生で、地元警察はテロの可能性も視野に捜査しているという。
地元警察の発表によると、射殺されたのはアブドルラザク・アリ・アータン容疑者(18)。米メディアによると、アータン容疑者は合法的に永住権を取得しているソマリア難民だという。犯行の動機は明らかになっていないもようだ。
同容疑者は通行人を車ではねた後、刃物で切りつけた。大学は事件発生直後に学生や大学関係者に緊急メッセージを出し、退避を呼びかけた。
米国では9月にも中西部ミネソタ州のショッピングモールでソマリア系移民の男が買い物客を刺す事件が発生。過激派組織「イスラム国」(IS)系メディアが「ISの戦士が実行した」と発表した。
(CNN) 米中西部オハイオ州コロンバスのオハイオ州立大学で28日午前10時(日本時間深夜0時)前、男が車で歩行者の集団に突っ込み、さらに肉切り包丁で数人に切りつけた。容疑者は駆け付けた警官に射殺された。
大学当局によると、車にはねられたり包丁で切られたりした負傷者11人が病院へ運ばれた。1人は重体との情報もある。
射殺されたのは同大学の学生、アブドゥル・ラザク・アリ・アルタン容疑者(18)。ソマリア系で米永住権を持ち、大学の近くに住んでいた。犯行に使われた車は家族の名前で登録されていたという。連邦当局者らによると、一家はソマリアからパキスタンへ移り、2014年に渡米していた。
当局が犯行動機などを詳しく調べている。複数の連邦捜査当局者が語ったところによると、容疑者が書いたとみられるフェイスブックのページには、イスラム教徒への攻撃に対する不満がつづられていた。
警察の発表によると、通報を受けた警官はただちに現場へ出動。容疑者が武器を捨てろという指示に従わなかったため、射殺した。当局らは「警官が2分以内に事態を収拾し、被害の拡大を食い止めた」と評価した。
現場に居合わせたという20歳の学生は「容疑者は3発の発砲で倒れた。目つきがおかしかった」「何も叫んだり話したりせず不気味だった。射殺された時までずっと沈黙したままだった」と話した。
オハイオ州立大学の学生数は6万5000人。コロンバス・キャンパスは全米で有数の広大な敷地を持つ。この日は感謝祭の連休が明け、授業が再開されたところだった。
東アフリカ・ソマリアの首都モガディシオの港で11日、爆発物を積んだトラックが爆発し、市民ら20人以上が死亡、多数の負傷者が出た。同国を拠点とするイスラム過激派「シャバブ」が犯行声明を出した。AFP通信などが伝えた。
AFPによると、シャバブは声明で「港の近くにある軍事基地を狙った」と主張。30人近く殺害したとしている。爆発が起きたのは港の入り口付近で、港の民間作業員が巻き込まれたとみられている。(ヨハネスブルク=三浦英之)
MOGADISHU, Somalia- A communiqué is expected to be released today following the conclusion of the National Leadership Forum conference in the Somali capital of Mogadishu, attended by leaders of the Somali government-term ended in September 10- and regional states, who were discussing key outstanding issues that delayed the Somali election, Garowe Online reports.
Close sources tell GO, that Somali leaders have agreed to the new schedules set for the elections of new Parliament Speakers of Upper and Lower Houses and Somali President that will take place in January 2017.
The new dates will see the elections of Parliament Speakers occur in January 5, whereas the presidential election is set on January 22.
-Conditions for presidential aspirants’
The Somali leaders have also imposed new conditions for the presidential candidates who are willing to compete for the top office in the country, added the source
Candidates will have to pay fees amounting $ 30,000 and must have the support of at least 20 Federal MPs to be eligible to compete in the election.
-Nullified seats’
The leaders also agreed to dismiss recent decision made by Somalia’s Independent Electoral Dispute Resolution Mechanism (IEDRM), which nullified voting results for seats triumphed in the parliamentary elections in the regional states.
The Somali leaders decided to accept the results of the seats despite compelling evidences of electoral malpractices and vote rigging for those outstanding cases considered by IEDRM.
- Upper House seats for Somaliland community’
Following much deliberation on the outstanding dispute over the distribution of Upper House seats allocated to Somaliland community, particularly for seats from Sool, Sanag and Ayn regions, Somali leaders have agreed to allocate one seat for Sanag region to Puntland, thus receiving a total of 12 Senators representing the state in the upcoming Upper House chamber of Federal Parliament.
Somalia: Presidential election postponed again, leaders agree on issues hindering the process