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ソマリア連邦共和国(旧・ソマリア民主共和国) 2013年

アフリカアフリカ Africa 2017


○外務省 各国・地域情勢 ソマリア連邦共和国

○2007年までのニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 〜2007年
○2008年のニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 2008年
○2009年1月〜6月のニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 2009年1月〜6月
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○2012年のニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 2012年
○最新のニュース、企画案内 ソマリア連邦共和国(旧・ソマリア民主共和国)
ソマリア海賊対策と自衛隊派遣問題

◆2013/01/03 nikkei.com 殺害された記者、12年は最悪の141人
◆2013/01/12 nikkei.com 仏軍、工作員の救出失敗 ソマリア南部で
◆2013/01/12 yomiuri.co.jp 仏の人質救出作戦失敗…ソマリア武装勢力が殺害
◆2013/01/12 毎日新聞 ソマリア:仏、過激派からの工作員奪還に失敗
◆2013/01/13 cnn.co.jp 仏軍、ソマリアでの救出作戦失敗 人質と兵士1人が死亡
◆2013/01/13 asahi.com ソマリア海賊、日本の法廷へ 二重通訳、裁判員に負担
◆2013/01/15 asahi.com ソマリア海賊初公判 弁護側「日本の裁判、無効」
◆2013/01/17 nikkei.com 米がソマリア政府承認へ 国際援助に道開く
◆2013/01/17 毎日新聞 ソマリア:仏人を殺害…イスラム過激派が拘束
◆2013/01/18 cnn.co.jp 米国がソマリア政府を22年ぶりに正式承認
◆2013/01/18 毎日新聞 ソマリア:政府をアメリカが正式承認 22年ぶり
◆2013/01/18 毎日新聞 アルジェリア拘束:アルカイダの広がりが浮き彫りに
◆2013/01/19 毎日新聞 アルカイダ:アフリカ侵食 「聖戦思想」国境越え
◆2013/01/23 nikkei.com EU、アフリカ支援強化 23億円追加拠出
◆2013/01/28 nikkei.com ソマリランドからの即時退避を勧告 英外務省、全英国人に
◆2013/01/29 cnn.co.jp ソマリア首相府前で自爆テロ
◆2013/02/13 国境なき医師団 ソマリア:依然と続く人道危機−−MSFの患者800人の証言
◆2013/02/24 cnn.co.jp 無人機攻撃による死者総数は4700人 米上院議員明かす
◆2013/03/21 cnn.co.jp アルカイダ系組織の米国人に懸賞金、計9.6億円 米国務省
◆2013/04/04 国境なき医師団 ダダーブのMSFスタッフ拉致、即時解放を!
◆2013/04/13 cnn.co.jp ソマリアの海賊、世界の貿易コストを180億ドル押し上げ
◆2013/04/15 asahi.com ソマリアで裁判所など襲撃 アルカイダ系か、43人死亡
◆2013/04/15 cnn.co.jp ソマリアの武装勢力が裁判所襲撃、29人死亡
◆2013/04/15 毎日新聞 ソマリア:イスラム過激派が最高裁攻撃 死者16人
◆2013/05/02 asahi.com 「状態よい今こそ支援を」 ユニセフ・ソマリア代表
◆2013/05/02 asahi.com 日本に継続的な支援訴える ソマリアの国連現地所長ら
◆2013/05/13 Somaliland Sun Somaliland: Hargeisa School of the Deaf
◆2013/05/18 毎日新聞 ケニア:ソマリア隣接の町、過激派が国境越え暗躍 砂糖密輸が資金源に
◆2013/05/27 毎日新聞 英兵士殺害容疑者:過激派参加企て逮捕…ケニアで2年半前
◆2013/05/31 nikkei.com 投資拡大へ治安も議論 アフリカ開発会議開幕へ
◆2013/05/31 時事ドットコム ソマリア支援で特別会合=社会開発と治安回復が柱
◆2013/06/01 nikkei.com アフリカへの企業投資、治安改善で後押し 開発会議1日開幕
◆2013/06/19 yomiuri.co.jp 過激派襲撃、国連施設の8人死亡…ソマリア
◆2013/06/20 cnn.co.jp ソマリアの国連事務所襲撃、29人死傷 シャバブが犯行声明
◆2013/06/20 asahi.com 武装集団が国連施設襲撃 少なくとも8人死亡 ソマリア
◆2013/06/20 asahi.com 世界の難民・避難民、4520万人に 過去18年で最多
◆2013/06/30 cnn.co.jp アルカイダ系組織で内紛、衝突で最高幹部2人死亡 ソマリア
◆2013/07/19 国境なき医師団 ソマリア:ケニア・ダダーブで拉致されたスタッフ2名が解放
◆2013/07/20 国境なき医師団 ケニアで拉致され、1年9ヵ月ぶりに解放されたスタッフ2人が無事に帰国
◆2013/07/25 asahi.com 女性器切除、1億2500万人以上が被害 ユニセフ調査
◆2013/08/09 cnn.co.jp ソマリア首都でエチオピア軍機が炎上
◆2013/08/15 国境なき医師団 ソマリア:人道援助の侵害と悪用により、22年におよぶ医療援助活動に終止符
◆2013/08/17 ニッカンスポーツ・コム ファラー2連覇喜び爆発/世界陸上
◆2013/08/18 北海道新聞 ケニアで越境襲撃、4人殺害 ソマリア過激派
◆2013/08/26 BBC In pictures: Somaliland goes crazy for books
◆2013/09/08 AFP BB News  ソマリア首都で爆発攻撃、18人死亡 シャバブが犯行声明
◆2013/09/10 AFP BB News  100万人の子どもを学校へ、ソマリアでキャンペーン開始
◆2013/09/16 allafrica.com Somalia: European Union Pledges $868 Million for Somalia At New Deal Conference
◆2013/09/22 nikkei.com ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃
◆2013/09/22 cnn.co.jp 武装集団が商業施設を襲撃、死者39人 ケニア
◆2013/09/22 asahi.com ケニアの襲撃、死者39人に アルカイダ系が犯行声明
◆2013/09/22 asahi.com ケニアの襲撃、死者59人に アルカイダ系が犯行声明
◆2013/09/22 yomiuri.co.jp アル・カーイダ系がケニア首都襲撃、銃撃戦続く
◆2013/09/22 nikkei.com ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃
◆2013/09/22 毎日新聞 ケニア・モール襲撃:ソマリア過激派が犯行声明
◆2013/09/22 毎日新聞 ケニア:首都乱射、死者59人…ソマリア過激派が犯行声明
◆2013/09/23 nikkei.com ソマリアのイスラム過激派が犯行声明 ケニア襲撃
◆2013/09/23 cnn.co.jp ケニアのモール襲撃、死者68人に 人質の大半を救出か
◆2013/09/23 asahi.com ケニア当局が人質救出作戦 モールで爆発・黒煙
◆2013/09/24 nikkei.com ケニア襲撃事件、人質の大半を救出 部隊が突入
◆2013/09/24 cnn.co.jp 武装グループの一部が依然立てこもり ケニア襲撃事件
◆2013/09/24 asahi.com ケニアの襲撃、すべての人質救出 当局が発表
◆2013/09/24 yomiuri.co.jp ケニア内務省、制圧と発表…武装集団モール襲撃
◆2013/09/24 nikkei.com ケニア政府、襲撃事件「モール掌握」 制圧作戦続行
◆2013/09/24 nikkei.com [FT]アフリカで力増す過激派組織、テロ相次ぐ
◆2013/09/24 nikkei.com ケニア、企業活動に支障も イスラム過激派「テロ続ける」
◆2013/09/25 cnn.co.jp ケニア大統領、モール襲撃事件の終結を宣言
◆2013/09/25 asahi.com 「白い未亡人」、実行犯の1人か ケニアの襲撃
◆2013/09/25 asahi.com ケニアの商業施設襲撃、死者は72人 大統領が制圧宣言
◆2013/09/25 yomiuri.co.jp ケニアの商業施設襲撃、大統領が作戦終了を宣言
◆2013/09/25 nikkei.com ケニア大統領、過激派「打倒」と宣言 襲撃死者67人に
◆2013/09/25 毎日新聞 ケニアテロ:過激派、国境越え勢力拡大
◆2013/09/26 nikkei.com ケニアの襲撃事件、国際捜査へ 過激派はテロ継続を警告
◆2013/09/26 cnn.co.jp 襲撃犯、モール内部に武器隠匿や店舗「賃借」か ケニア
◆2013/09/26 nikkei.com 襲撃相次ぎ3人死亡 ケニア、ソマリア国境付近
◆2013/09/28 cnn.co.jp アフリカ東部狙う新たなテロ情報、シャバブか 米情報機関
◆2013/09/28 毎日新聞 ケニア:テロ襲撃 「白い未亡人」 今も国内に潜伏中
◆2013/10/03 毎日新聞 アフリカ難民:イタリア沖で難破、94人死亡
◆2013/10/04 yomiuri.co.jp イタリア南部沖で難民船沈没、93人死亡
◆2013/10/04 yomiuri.co.jp イタリア最南端沖の難民船沈没、死者300人か
◆2013/10/04 毎日新聞 ソマリア過激派:象牙密輸でテロ軍資金 ケニア襲撃に関与、月6000万円収益か
◆2013/10/04 AFP BB News アフリカ難民船がイタリア沖で沈没、死者300人超える恐れ
◆2013/10/04 asahi.com アフリカからの移民船炎上、死者110人超 イタリア
◆2013/10/05 asahi.com イタリア移民船事故、救助難航 死者300人超の可能性
◆2013/10/06 asahi.com 米特殊部隊、ケニア襲撃組織の拠点を急襲 指導者殺害か
◆2013/10/06 cnn.co.jp 米軍、リビアとソマリアで対テロ作戦 アルカイダ幹部を拘束
◆2013/10/06 nikkei.com 米、アルカイダ幹部を拘束 リビア・ソマリア同時作戦
◆2013/10/06 nikkei.com 米、アルカイダ幹部を拘束 リビア、ソマリア同時作戦
◆2013/10/06 nikkei.com 米、アルカイダ幹部拘束 リビア・ソマリアで同時作戦
◆2013/10/07 cnn.co.jp ソマリアの米軍作戦、標的は武装勢力のケニア人幹部か
◆2013/10/07 nikkei.com 米国防長官「対テロ作戦を継続」 リビア・ソマリア作戦受け
◆2013/10/07 毎日新聞 ソマリア:米軍急襲 ケニアテロ首謀者狙いか
◆2013/10/08 nikkei.com 子ども「人間の盾」に ソマリア・イスラム過激派
◆2013/10/08 yomiuri.co.jp 沈没難民船から新たに100遺体…死者211人
◆2013/10/09 yomiuri.co.jp イスラム過激派、少年を盾に?米特殊部隊が撤退
◆2013/10/15 yomiuri.co.jp 「映画に協力を」ソマリア海賊おびき出し逮捕
◆2013/10/17 cnn.co.jp 米軍、地中海で128人救出 ソマリアからの移民か
◆2013/10/29 nikkei.com 米無人機の攻撃で過激派2人死亡 ソマリア
◆2013/10/29 asahi.com 米軍無人機、ソマリア武装勢力攻撃か 幹部ら2人死亡
◆2013/11/01 asahi.com ケニア軍がソマリアに大規模空爆 武装勢力拠点に対し
◆2013/11/01 nikkei.com ケニア軍がソマリア空爆 モール襲撃の報復
◆2013/11/01 asahi.com 「ソマリア再建へ日本も連携を」 デンマーク閣僚が声明
◆2013/11/02 nikkei.com 日ロ、ソマリア沖で海賊対策の共同訓練 2プラス2で合意
◆2013/11/03 asahi.com 海賊への身代金総額3百億円超 ソマリア沖、世銀が警鐘
◆2013/11/03 cnn.co.jp ソマリア海賊らの稼ぎ約4百億円 使途は麻薬、買春や不動産
◆2013/11/03 cnn.co.jp ケニア、ソマリア両国軍が過激派拠点を攻撃 テロに報復か
◆2013/11/04 donga.com ソマリア海賊の身代金収入、7年間4244億ウォン
◆2013/11/10 cnn.co.jp ソマリア海賊の撃退法?、ブリトニーの曲を大音響で 英紙
◆2013/11/13 毎日新聞 護衛艦:2隻出港 ソマリア沖で多国籍任務部隊に初参加
◆2013/11/15 アフリカビジネスニュース 東アフリカが新たな中東に 豊富な石油埋蔵量、新たな動きも
◆2013/11/20 cnn.co.jp 武装勢力が警察署襲撃、12人死亡 ソマリア
◆2013/11/25 JICA 自然災害と紛争、ともに乗り越え新しいまちを作って行こう。
◆2013/11/28 JICA ソマリアの国づくりへの挑戦
◆2013/12/03 Somaliland Sun SOMALILAND: Historic Commemoration of the International Day of People with Disability in SL
◆2013/12/11 UNPO Somaliland: The President Commemorated International Day of People with Disability
◆2013/12/11 毎日新聞 ソマリア海賊:対処の海自、多国籍部隊参加


 
 
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殺害された記者、12年は最悪の141人

2013/1/3 22:58

【ジュネーブ=共同】ジュネーブに本部を置くジャーナリスト権利擁護団体「プレス・エンブレム・キャンペーン」(PEC)は3日、2012年に29カ国・地域で少なくとも141人のジャーナリストが殺害されたと発表した。年間としては過去最悪。

最も多かったのは内戦が続くシリアで、日本の映像記者、山本美香さん(当時45)ら37人。このほかシリアで行方不明になったり、拘束されたりしているジャーナリストが4人いるという。

ソマリアでは19人、パキスタンでは12人が取材活動中に殺害された。



 
 
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仏軍、工作員の救出失敗 ソマリア南部で

2013/1/12 22:01

【ナイロビ=共同】フランス軍は12日未明、ソマリア南部でイスラム過激派組織アルシャバーブに拘束されていたフランス人男性工作員の救出作戦に失敗した。ルドリアン国防相は同日、戦闘で軍兵士1人が死亡したと明らかにした。工作員も殺害されたとみられるとしている。ロイター通信などが伝えた。

国防相によると、軍兵士1人が新たにアルシャバーブに拘束された。一方、アルシャバーブは、工作員は生存しており、作戦現場とは別の場所に拘束されているとインターネットで発表した。

フランス軍は救出作戦にヘリコプターを出動。同国国防省はアルシャバーブのメンバー17人を殺害したとしている。工作員は2009年7月、ソマリア軍の訓練のため滞在していた首都モガディシオのホテルから誘拐された。



 
 
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仏の人質救出作戦失敗…ソマリア武装勢力が殺害

【パリ=三井美奈】仏政府は12日、東アフリカのソマリアで、11日夜から12日朝にかけてイスラム過激派武装勢力の人質となっていたフランス人情報局員の救出作戦を行ったと発表した。

ルドリアン国防相によると、人質は武装勢力に殺害された模様。また、作戦に参加した仏軍兵1人が死亡した。

(2013年1月12日22時20分 読売新聞)



 
 
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ソマリア:仏、過激派からの工作員奪還に失敗

毎日新聞 2013年01月12日 23時40分(最終更新 01月13日 09時17分)

【パリ宮川裕章】仏国防省は12日、アフリカ東部ソマリアで11日夜、イスラム過激派アルシャバブに拘束されていた仏情報機関の工作員の救出に失敗し、工作員と兵士1人が死亡、別の兵士1人が行方不明になり、過激派側17人が死亡したと発表した。オランド政権には痛手となりそうだ。

国防省によると、工作員は対外治安総局(DGSE)所属の男性で、09年7月、ソマリアの首都モガディシオで活動中に拘束された。DGSEは11日夜〜12日未明、モガディシオの南方110キロの都市ブロマレルで工作員の救出作戦を実行したが、激しい交戦となり、失敗に終わった。国防省は「テロリストは3年半にわたり交渉を拒否し、非人間的な環境に置いた」と作戦実行の経緯を説明した。

一方、AFP通信によると、アルシャバブは、この工作員が生存しており、2日以内に処遇を決めると表明。また別の負傷した仏兵士1人を拘束したと主張している。



 
 
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仏軍、ソマリアでの救出作戦失敗 人質と兵士1人が死亡

cnn.co.jp

2013.0113 Sun posted at 09:49 JST

モガディシオ(CNN) フランス国防省は12日、ソマリアでの人質救出作戦が失敗に終わり、人質となっていた情報要員と兵士1人が死亡したと発表した。

作戦は11日夜に実施された。同省によれば、人質を取っていた国際テロ組織アルカイダ系武装勢力「シャバブ」のメンバー17人を殺害した。作戦ではさらに、仏軍兵士1人が行方不明となっている。

国防省によると、人質の情報要員は2009年7月、モガディシオでソマリア政府支援の任務に就いていた時に拉致された。仏当局は、犯行グループとの解放交渉が決裂したため、救出作戦に踏み切ったとされる。

オランド仏大統領は12日、作戦は「成功しなかった」と認めた。ルドリアン国防相も12日、パリでの会見で、人質は犯行グループに射殺された可能性が非常に高いと述べた。一方、シャバブはツイッター上での声明で、人質にけがはなく、別の場所で拘束されていると主張した。今後の処遇は2日以内に決めるとしている。

現場は首都モガディシオから北西へ約120キロ離れた街。目撃者らによると、仏軍部隊はヘリコプター3機から銃撃を仕掛け、地上に飛び降りた部隊が、激しく抵抗する犯行グループと戦闘を繰り広げた。シャバブ側は、部隊が負傷した兵士を残して去ったため、この兵士を拘束したとしている。



 
 
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2013年01月13日

ソマリア海賊、日本の法廷へ 二重通訳、裁判員に負担

【田村剛、根岸拓朗】アフリカのソマリア沖で2011年3月、日本のタンカーが襲われた事件で、海賊対処法違反の罪に問われた自称ソマリア人2人の裁判員裁判が15日、東京地裁で始まる。市民にとっては縁遠い国外での事件。異例の「二重通訳」にもなる予定で、裁判員には負担が重い公判となりそうだ。

■なぜ日本で?

この事件では4人が起訴された。今回審理されるのは、マハムッド・ウルグス・アデッセイ、アブデヌール・フセイン・アリの両被告。2人とも20代とされるが、本人が生年月日を知らないことなどから年齢は特定できていない。

被害にあったタンカーは商船三井が運航していたが、中米のバハマ船籍で、乗組員は全員が外国人だった。にもかかわらず4人が日本で裁かれることになったのは、海賊をどの国で裁くかについて国際的なルールがないからだ。バハマが受け入れを拒否し、「船の所有者」である日本が引き受けざるを得なくなった。

今回審理される2人の弁護側は海賊行為の事実そのものは争わない方針だが、「裁判の管轄は日本にない」として公訴棄却を求める考えだ。審理は約2週間で、2月1日に判決が言い渡される。

■時間は3倍?

公判ではこれまでになかった苦労がありそうだ。

被告と接見を続けてきた弁護人の一人は「基礎的な教育を受けていないため、字が読めず、意思疎通がうまくいかないこともよくあった。裁判の意味や手続きを説明してきたが、理解できていないと思う」と明かす。公判前に争点を整理する手続きの中で、被告は裁判官に「あなたは誰か」と尋ねたという。

裁判員の理解を助けようと、検察側は国内で裁判をすることになった経緯や意味を冒頭陳述で詳しく述べる予定だ。弁護側も、被告の成育環境などが理解できるよう、無政府状態が続いていたソマリアの国情などについて説明するという。

法廷では、被告とのやりとりがソマリ語→英語→日本語とリレー方式で通訳される。直接、ソマリ語を日本語に訳せる通訳は見つからなかった。被告人質問などで通常の3倍程度の時間がかかることになる。誤訳や、ニュアンスが正しく伝わらないおそれも高まる。

大阪大の津田守教授(司法通訳翻訳論)は「質問しても、答えが返ってくるまでかなり時間がかかる。裁判員は相当な忍耐が必要になるだろう」と指摘する。

■今後の試金石に

外国人が国外で犯した事件を日本の裁判員裁判でうまく裁けるのか。初のケースの成り行きを、検察や裁判所も注目する。

検察幹部は「海賊行為は世界的な問題で、各国が対処しなくてはいけない。日本に役割が回ってきた以上は、しっかり処罰する」との立場だ。ただ、「これまでとは全く別次元の裁判。予想外の混乱もあり得る」と不安も隠さない。

ベテラン裁判官は「銃を持って船に乗り込んでくる海賊を、日本の市民がどこまでイメージできるか。身近な犯罪とは到底言えず、裁判員は判断に苦労するのではないか」とみる。

    ◇

〈ソマリア沖のタンカー襲撃事件〉 2011年3月、商船三井のタンカーを4人組の海賊が襲撃。自動小銃を発砲するなどして乗組員24人を脅し、船を乗っ取ろうとしたが、駆けつけた米海軍に拘束された。公海上の海賊行為を日本の司法手続きにかけるため、09年に制定された海賊対処法を、海上保安庁が初めて適用。未成年とみられる2人を含む4人の自称ソマリア人を逮捕した。いずれも同法違反(運航支配未遂)の罪で東京地裁に起訴された。法定刑に無期懲役が含まれるため、裁判員裁判の対象となる。残る2人の裁判は2月以降に開かれる。



 
 
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2013年01月15日

ソマリア海賊初公判 弁護側「日本の裁判、無効」

【田村剛】アフリカのソマリア沖で2011年3月、日本のタンカーが襲われた事件で、海賊対処法違反(運航支配未遂)の罪に問われた自称ソマリア人2被告に対する裁判員裁判の初公判が15日、東京地裁で始まった。2人は「争いません」などと海賊行為を認めた。弁護側は「海賊行為は海外で行われたもので、日本での裁判は無効だ」として公訴棄却を求めた。

09年に制定された同法違反に問われた被告の裁判は初めて。市民にとっては縁遠い国外で起きた事件を裁く異例の裁判員裁判となる。

審理されるのは、マハムッド・ウルグス・アデッセイ、アブデヌール・フセイン・アリの両被告。

緊張した様子で入廷した2人は青色のトレーナー姿と黒のジャージー姿。傍聴席を見回し、通訳用のイヤホンを付けた。被告が話すソマリ語を直接、日本語に訳せる通訳が見つからず、法廷では「二重通訳」を採用。裁判長が話した言葉を、通訳2人が英語とソマリ語にリレー方式で訳した。

被告らは名前は答えたが、生年月日については「分からない」「月日は分からない」と述べた。ソマリアでの職業について「最初は羊飼いをして、その後、漁民になった」などと話した。

冒頭陳述で検察側は、09〜11年に世界で起きた海賊事件の半分は、ソマリアの海賊によるものだと説明。「自動小銃で武装し、多額の身代金を得ようとした」と今回の事件の悪質性も指摘した。弁護側は「被告は貧しく崩壊した国で生まれ、生活のために海賊に加わった。仮に有罪となる場合でも、日本の刑務所に入れずに執行猶予にするのが相当だ」などと訴えた。

起訴状によると、2被告は11年3月5日午後10時15分ごろ(日本時間)、別の自称ソマリア人の男2人=同法違反罪で起訴=と共謀し、アラビア海の公海上で自動小銃を発砲するなどして商船三井(バハマ船籍)のタンカーを襲撃。乗組員24人を脅し、船を乗っ取ろうとしたが、駆けつけた米海軍に制圧された。

判決は1月31日か2月1日の予定。残る2人の裁判は2月以降に同地裁で開かれる。

    ◇

(海賊を日本の裁判で裁く経緯) 襲われたタンカーは商船三井が運航していたが、中米バハマ船籍で乗組員も外国人だった。海賊をどの国が裁くかを定める国際的ルールがなく、バハマも受け入れを拒否したため、米軍に拘束された自称ソマリア人4人を日本が引き受けることになった。2009年に制定された海賊対処法は、公海上の海賊行為を日本の法律で処罰できると定めており、海上保安庁が初めて適用し、4人を逮捕した。同法違反(運航支配未遂)の罪は法定刑に無期懲役が含まれ、裁判員裁判の対象となる。



 
 
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米がソマリア政府承認へ 国際援助に道開く

2013/1/17 19:53

米国務省は16日、クリントン長官が17日にソマリアのモハムド大統領とワシントンで会談し、昨年発足した同国の正式政府を承認すると発表した。米国のソマリア政府承認は1991年にバーレ政権が崩壊し、内戦状態に陥ってから初めて。

カーソン次官補(アフリカ担当)は記者団に、首都モガディシオなどの治安改善などを挙げ「国家の安定で大きな進展があった」と指摘。政府承認は、国家再建に向けて米国際開発局(USAID)など国際社会の援助に道を開くものだと意義を強調した。

ソマリアは91年以降、事実上の無政府状態になり、93年には米軍ヘリ「ブラックホーク」が撃墜され、市民が米兵の遺体を引きずり回す事件が起きた。昨年11月に国連の支援下で正式政府が発足。同政府と敵対するイスラム過激派組織アルシャバーブも勢力が減退している。

日本政府は同月に承認している。(ワシントン=共同)



 
 
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米国がソマリア政府を22年ぶりに正式承認

cnn.co.jp

2013.0118 Fri posted at 11:01 JST

(CNN) 米政府は17日、アフリカ東部のソマリア政府を正式に承認した。米国がソマリア政府を正式に承認するのは、1991年に同国が内戦に陥って以来初めて。

クリントン米国務長官は、ワシントンを訪問中のモハムド・ソマリア大統領との合同記者会見で「まだ先は長く多くの試練にぶつかるだろうが、両国の前にはよりよい未来への新たな土台がある」と述べた。

クリントン国務長官は、ソマリアで行われている過激派を抑え込むための活動を高く評価した。クリントン国務長官は自らが就任した2009年当時を振り返り、イスラム過激派シャバブが「首都モガディシュの大部分と南部・中部ソマリアを支配し、さらに支配地域を拡大する勢いだった」と述べた。シャバブは国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されている。

ソマリアは91年に当時のバーレ大統領が追放されて以来、武装勢力が支配権をめぐって争う内戦状態が長く続いた。

その後、暫定政権が発足するも不安定な状態が続いたが、近年ではアフリカ連合(UA)の部隊や周辺国の軍隊の支援を受け、ソマリア軍はシャバブを都市部から追い出すことに成功した。

一方でソマリアでは民主化の努力も続けられ、昨年9月にはモハムド大統領は選出された。

米国務省によれば今回の正式承認により、ソマリアは軍事訓練や借款といった対外援助の対象になるという。米国はこれまでも、UAのソマリアでの活動に6億5000万ドル(約600億円)以上を支援。またこの2年間にソマリアに対して行った緊急人道援助は3億6000万ドル近くに達する。



 
 
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ソマリア:政府をアメリカが正式承認 22年ぶり

毎日新聞 2013年01月18日 19時27分(最終更新 01月19日 00時53分)

【ワシントン白戸圭一】米政府は17日、昨年11月に樹立されたソマリア政府を正式承認した。ソマリア政府に対する承認は91年にバーレ政権が崩壊して以来22年ぶり。クリントン国務長官がワシントンを訪れたモハムド・ソマリア大統領との会談後、共同記者会見して明らかにした。

米国の承認により、今後はソマリア政府を承認する国が増えることが予想され、22年間無政府状態だったソマリアの再建に弾みがつきそうだ。クリントン長官は会見で「先は長く問題に直面するだろうが、より良い未来のための基礎が生まれた」と述べ、再建を支援する考えを強調した。

米政府は92年末、前年に無政府状態となったソマリアに国連安全保障理事会の決議に基づいて米軍を派遣したが、武装勢力の抵抗に直面。93年10月、首都モガディシオで米軍ヘリが撃墜され、市民が米兵の遺体を引き回す模様がテレビで放映されると、撤退を求める米世論が拡大。95年3月にすべての外国軍が撤退した。

その後は自称「政府」や暫定政府が誕生と消滅を繰り返したが、昨年8月に国際社会の後押しを受けた暫定政府が暫定憲法を採択。9月にモハムド大統領が選出され、11月の組閣で初めて統一政府が樹立された。



 
 
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ソマリランドからの即時退避を勧告 英外務省、全英国人に

nikkei.com

2013/1/28 9:52

【ロンドン=共同】英外務省は27日、ソマリア北西部で独立を主張するソマリランドで「欧米人への具体的な脅威」の情報があるとして、同地域に滞在する全ての英国人にすぐに退避するよう勧告した。「脅威」の内容については明らかにしていない。

英外務省は24日、リビア東部ベンガジでも同様に「脅威」があるとして、退避勧告を出している。



 
 
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ソマリア首相府前で自爆テロ

cnn.co.jp

2013.0129 Tue posted at 17:49 JST

(CNN) ソマリアの首相報道官によると、首都モガディシオにある首相府の前で29日、自爆テロがあった。

この爆発による死傷者の数などは現時点では不明だという。

シルドン首相は昨年10月に就任。ソマリアでは1991年に内戦が勃発し、その後暫定政府が樹立したものの、実効性のある正式な中央政府は21年間なかった。昨年、暫定憲法が採択され、議会が発足。9月には新大統領が選出されていた。



 
 
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無人機攻撃による死者総数は4700人 米上院議員明かす

cnn.co.jp

2013.02.24 Sun posted at 16:52 JST

(CNN) 米連邦上院のグラハム議員(共和党)は24日までに、米国がパキスタンやイエメン、ソマリアなどで実行する無人機によるアルカイダ系組織幹部らへの攻撃でこれまで計4700人が殺害されたことを明らかにした。 地元選挙区であるサウスカロライナ州のインターネットメディアによると、同州イーズリーでの講演で述べた。

米政府は無人機攻撃について諜報(ちょうほう)に関わる機密性の高い作戦などとして詳細に立ち入ることは一貫して避けている。パキスタンでは無人機攻撃による民間人死亡も多いことから反米批判も広がっている。無人機攻撃は米中央情報局(CIA)が実施しているとされる。

同議員は4700人との数字について、諜報や国家機密を暴露したわけではないと主張。CNNの取材には、メディアに載った無人機攻撃による世界規模での犠牲者をまとめた数字と説明した。

CNNのテロ問題専門家は、無人機攻撃による死者数は1900〜3300人、うち民間人は261〜305人と指摘。米国の調査報道団体はこれまでの総数は4756人と推定している。

海外での無人機攻撃は、オバマ政権誕生後に激増した経緯もある。国家安全保障問題担当のドニロン大統領補佐官は無人機攻撃は米国に深刻な脅威をもたらす集団と個人だけが対象と主張している。



 
 
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アルカイダ系組織の米国人に懸賞金、計9.6億円 米国務省

cnn.co.jp

2013.03.21 Thu posted at 12:11 JST

(CNN) 米国務省は21日までに、東アフリカのソマリアで活動するアルカイダ系テロ組織に所属すると見られる米国人2人にそれぞれ最大500万ドル(約4億8000万円)の懸賞金をかけたことを明らかにした。

懸賞金がかけられているのは、オマー・シャフィク・ハマミ被告とジェハド・サーワン・モスタファ被告。それぞれの身柄の拘束や有罪判決につながる情報をもたらした人には、最高で500万ドルの懸賞金が贈られる。

2人は国際テロ組織アルカイダ系の「シャバブ」という組織のメンバー。国務省によれば2人は「組織のメディア向け、そして軍事的な活動において大きな貢献をしてきた」という。

ハマミ容疑者は米アラバマ州出身の29歳で、2006年にソマリアに移住した。国務省によれば、シャバブに加入し、外国人部隊の司令官にまで出世。宣伝工作にも従事し、英語圏の若者の勧誘に手を貸したという。

一方でこの1年ほどは組織との間に亀裂が生じており、昨年3月には自分の身に危険が迫っていると訴える動画をネットで公開。兵士たちがソマリア国民から集めた金で組織の幹部がぜいたくな生活を送っていることや、ソマリア国内での戦いに専念し国際的な聖戦について考えようとしていないとの批判を展開している。

モスタファ被告は年齢27もしくは32歳とされ、米ウィスコンシン州出身。05年にソマリアに行き、シャバブの外国人兵士の指揮官を務めたほか、メディア担当や勧誘担当として活動したという。

懸賞金は退任直前のクリントン前国務長官が承認したもので、両名の顔写真と名前の入ったポスターやマッチ箱が配布されているほか、米政府関係者が地元メディアの取材に応じ、周知を図っているという。



 
 
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ソマリアの海賊、世界の貿易コストを180億ドル押し上げ

cnn.co.jp

2013.04.13 Sat posted at 12:01 JST

(CNN) アフリカの角と呼ばれるアフリカ大陸東北部沖の海域で活動するソマリアの海賊は、世界の貿易コストを毎年180億ドルも押し上げ、さらに近隣諸国の経済活動に深刻な悪影響を及ぼしていることが、世界銀行の最新の報告書で明らかになった。

コスト増の主な原因としては、船のルート変更による燃料費の増加、割高な保険料の支払い、船の警備コストの上昇などが挙げられる。

しかし、海賊の影響は貿易コストの増加だけではない。近隣の東アフリカ諸国にも大きな経済的打撃を与えており、特に基幹産業である観光業と漁業への影響は甚大だという。

2006年以来、東アフリカ沿岸諸国における旅行客の支出額の伸びは、サハラ以南のアフリカ諸国のそれを25%下回っている。その主な原因として、経済協力開発機構(OECD)加盟国からの旅行者が少ないことが挙げられる。海賊の影響で、東アフリカ沿岸地域の安定した旅行先としてのイメージが損なわれていると見られ、同地域への観光客の数も他のアフリカ諸国に比べて約6.5%少ない。

また世銀によると、海賊の影響を受けている国々の水産物の輸出高は2006年から23.8%も落ち込んでいるという。

世銀は海賊の影響を受けている国として、コモロ、ジブチ、ケニヤ、モザンビーク、マダガスカル、モーリシャス、セイシェル、ソマリア、タンザニアのアフリカ諸国に加え、イエメンやパキスタンなど、ペルシャ湾岸の国々も挙げている。

同報告書は、海賊問題の解決にはソマリアを再建し、国として機能させることが不可欠だとし、国際コミュニティにソマリアの発展性ある政治システム構築を積極的支援するよう促している。



 
 
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asahi.com 2013年4月15日11時9分

ソマリアで裁判所など襲撃 アルカイダ系か、43人死亡

【モンバサ〈ケニア東部〉=杉山正】ソマリアの首都モガディシオで14日、武装集団が裁判所などを襲撃し、少なくとも43人が死亡した。アルカイダ系イスラム武装勢力シャバブが犯行を認める声明を出した。

AFP通信などによると、爆弾を体に巻き付けた男ら9人が裁判所で自爆したり銃を乱射したりした。弁護士を含む市民29人が死亡した。男らは治安部隊との銃撃などで死亡した。空港近くでも、自動車に仕掛けられた爆弾が爆発し、市民ら5人が死亡した。トルコ人の援助関係者を乗せた車を狙ったとみられ、3人のトルコ人が負傷した。

ソマリアでは、アフリカ連合(AU)軍による掃討作戦でシャバブは首都を含め拠点都市から撤退した。しかし、撤退以降も各地でゲリラ的な攻撃を繰り広げている。



 
 
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ソマリアの武装勢力が裁判所襲撃、29人死亡

cnn.co.jp

2013.04.15 Mon posted at 10:40 JST

(CNN) ソマリアの首都モガディシオで14日、裁判所のビルが武装グループに襲撃され、外交筋によると29人が死亡した。同市の空港付近や軍施設でも爆弾テロが発生した。

裁判所襲撃の現場を見た地元ジャーナリストらによると、少なくとも10人の武装グループが建物に侵入し、一部が爆発物を起爆。残ったメンバーと治安要員との間で銃撃戦となった。当局者らによると、負傷者は60人近くに上った。

襲撃当時は地方裁判所で裁判が行われていた。同じ建物に最高裁判所も入っている。国営ラジオは、建物の中にいた少なくとも100人が無事に脱出したと伝えた。

同国のイスラム過激派、シャバブがツイッターで「きょうの作戦は、モガディシオに背教者の居場所はないことをはっきり示した」と犯行声明を出した。外交筋によれば、シャバブ側からは9人以上の死者が出た。

ソマリアのモハムド大統領は「追い込まれたテロリストの悪あがき」と断じ、「平和で安定したソマリアを築くという目標の達成を、少数のテロリストに妨げられることはない」と強調した。

治安当局者らによると、同市の空港付近では車に仕掛けられた爆弾が爆発し、支援物資の運搬で通りかかったトルコ人2人と、ソマリア民間人2人が死亡した。CNNに入った情報では、さらに軍の情報関連施設と医院でも爆弾テロがあり、死者が出ている。



 
 
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ソマリア:イスラム過激派が最高裁攻撃 死者16人

毎日新聞 2013年04月15日 11時09分

【ヨハネスブルク服部正法】アフリカ東部ソマリアからの報道によると、首都モガディシオで14日、最高裁の建物に武装した男たちが侵入し、ソマリア軍などと激しく交戦。AP通信によると16人の死者が出た。犠牲者には民間人も含まれているとみられる。イスラム過激派アルシャバブが攻撃を認めた。

その後、モガディシオ空港近くの路上で、トルコ赤新月社の車列などに対し、車による自爆攻撃が行われ、死傷者が出た模様。

20年以上内戦が続いているソマリアでは、2011年8月にアフリカ連合部隊とソマリア暫定政府軍がアルシャバブをモガディシオから一掃、昨秋にはケニア軍とソマリア政府軍が南部の主要港湾都市キスマユからもアルシャバブを放逐した。状況の好転が期待されていたが、今回の攻撃は、アルシャバブによる都市部ゲリラ戦の封じ込めの難しさを浮き彫りにするものだ。



 
 
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asahi.com 2013年05月02日19時58分

「状態よい今こそ支援を」 ユニセフ・ソマリア代表

【貫洞欣寛】来日中のシカンダー・カーン国連児童基金(ユニセフ)ソマリア事務所代表が2日、朝日新聞の取材に応じた。カーン氏は「飢餓などで状況が悪化したときだけでなく、状態がよくなった今こそ、支援を続けてほしい」と述べ、日本に対しソマリア支援の継続と強化を訴えた。

長く無政府状態が続いたソマリアでは昨年11月、21年ぶりに正式政府(連邦政府)が発足した。だが、イスラム武装勢力シャバブとの内戦が続くほか、北西部を実効支配するソマリランド、北東部のプントランドと、「政府」が三つ存在。モガディシオを本拠とする連邦政府の機構整備はこれからだ。

カーン氏はソマリアの現状について「飢餓に苦しむ人は1年半前に比べて3分の1になった。連邦政府ができたことで、状況はよくなった。政府職員はよく働いているが、まともな給料もなくボランティアに近い。今こそ支援が必要だ」と述べた。

ソマリアの小学校就学率は40%。ユニセフは中高等教育を受けた失業青年を教員として採用し、雇用と教育を同時に進める政策や、飢餓や栄養不足を食い止めるため、栄養士の育成機関の整備を進めようとしているという。

カーン氏は「どれも、実施には安定した財源が必要だ。日本の支援をお願いしたい」と語った。



 
 
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asahi.com 2013年05月02日19時58分

日本に継続的な支援訴える ソマリアの国連現地所長ら

【広島敦史】東アフリカのソマリアで活動する国連3機関の現地代表らが2日、東京都内で記者会見し、現地は干ばつや内戦の影響が深刻だとして日本に継続的な支援を訴えた。

会見したのは国連食糧農業機関(FAO)、世界食糧計画(WFP)、国連児童基金(ユニセフ)の代表ら。6月に横浜であるアフリカ開発会議(TICAD)を控え、日本のソマリア支援の機運を高めるために来日、日本政府とも協議した。

FAOなどによると、ソマリアは飢饉(ききん)で2010年10月〜12年4月に約26万人が死亡した。アルカイダ系イスラム武装組織シャバブによるテロも続いている。

治安の悪化で3機関は一時、隣国ケニアに拠点を移したが、今年になってソマリアに戻りつつある。

ユニセフのシカンダー・カーン氏は「飢饉のときは支援が集まったが、状況が落ち着いた今こそ、悲劇を繰り返さないための投資が必要だ」と訴えた。3機関は3年で計15億ドル(約1500億円)の支援を呼びかけている。



 
 
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ケニア:ソマリア隣接の町、過激派が国境越え暗躍 砂糖密輸が資金源に

毎日新聞 2013年05月18日 東京朝刊

アフリカでイスラム過激派が勢力を拡大している。過激派が国境を超えて連携し、政府の支配が弱い地域に移動して拠点を作り、地域の不安定化につながっている。無政府状態が続いたアフリカ東部ソマリアの拠点都市から追い出され、隣国ケニアで活動を広げるイスラム過激派アルシャバブの実態を追った。【ケニア東部ガリッサで服部正法】

ソマリア国境に近いケニア北東州のガリッサ。首都ナイロビから町に近づくにつれ、治安当局の検問が増える。街中は平穏そうだが、最近のテロ続発を受け、夜間外出禁止令が敷かれている。

「もうこのぐらいに」。テロ事件とアルシャバブの関係について記者の取材を受けていた男性が突然、席を立った。男性はソマリ系の敬虔(けいけん)なイスラム教徒。若手リーダーの一人で、地域事情に詳しい。案内人は、男性が取材を中断させた理由について「下手にアルシャバブに触れれば、彼らの『(暗殺)リスト』に男性が載ってしまうからだ」と声を潜めた。「何に触れると危険なのか」と、立ち去ろうとする男性にそう畳み掛けると、男性が言った。「彼らのネットワークさ」

ガリッサでは昨年から、街中の飲食店やホテルなどを狙った攻撃や爆弾テロが散発的に発生。地元紙によると、100人以上が死亡し、アルシャバブの犯行が疑われている。先月には、「治安関係者がよく集まる場所」(地元公務員男性)といわれる中級ホテルで複数の男が銃を乱射し、9人が死亡した。

「ケニア軍のソマリア介入への報復だろう」。ガリッサ郡のモハメド・マーリム郡長(46)はテロの理由を推測する。地域の有力国ケニアとエチオピアは、アルシャバブ掃討のため2011年秋に相次いで軍事介入し、アルシャバブは撤退を余儀なくされた。

ソマリア国内で弱体化が指摘されているが、アルシャバブの「ネットワーク」はガリッサ住民の恐怖の的だ。主な資金源は砂糖の密輸とみられている。

案内人によると、砂糖を入れた袋を積載したトラック20〜30台程度が連日、秘密裏に国境を越えてソマリアからケニアに入る。ソマリアから来る砂糖は安く、ケニアでは重宝がられるからだ。国連の調査団も、ソマリアから木炭を湾岸諸国に輸出、逆に湾岸経由で砂糖を輸入し、この砂糖をケニアに持ち込む裏ビジネスにアルシャバブが関与していると指摘する。

地元報道などを総合すると、砂糖・木炭取引への関与でアルシャバブは年間数十億円を得ている疑いがある。金は武器購入のほか、非ソマリ系も含めた若者らを戦闘員や協力者にスカウトする際に使われると考えられる。

先月、複数の治安当局者がアルシャバブの砂糖密輸に関わった疑いなどで職務停止処分を受けた。マーリム郡長は「反政府組織の資金源をつぶす」と意欲的だが、当局側にも浸透するネットワークの取り締まりは簡単ではなさそうだ。

さらに、民族と宗教も複雑に絡む。ガリッサにある約30カ所のキリスト教会のうち4教会が襲撃され、礼拝中に14人が死亡するテロ攻撃も起きている。

多数派のソマリ系住民はイスラム教徒であるのに対し、教会の信者は非ソマリ系住民。教会信者の間には「アルシャバブの名前を利用して、地元の人間(ソマリ系)がキリスト教徒を追い出そうとしているのではないか」との疑念も渦巻く。

◇政府支配弱い地域狙う

アフリカでは、支配地域を追い出されたイスラム過激派が新たな移動先で生き延びている。典型的なのが北・西アフリカの例だ。

アルジェリアで1990年代に伸長したイスラム原理主義勢力が、政府に追われる形で隣国マリに流入。政府の支配の弱いマリ北部で勢いを増した過激派は、昨年のマリの軍事クーデターなどを利用し、北部を支配下に置いた。今年1月にフランス軍が軍事介入して、過激派は北部の都市部から放逐された。

だが、マリの隣国ニジェールのバズーム外相は今月、マリから逃げ出した過激派がリビア南部に根拠地を作っていると、懸念を表明した。カダフィ政権崩壊以降続く同国の混乱を利用して逃げ込んだ可能性がある。

アフリカのイスラム過激派に詳しい南アフリカ・フリーステート大のフセイン・ソロモン教授はケニアへのアルシャバブ浸透について、政府や行政の問題点を指摘する。「モスク(イスラム教礼拝所)が食料配布などを行い、そうした過程で貧困層にイスラム(過激派の)思想が広まり、キリスト教徒からの改宗も見られる」と言う。



 
 
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投資拡大へ治安も議論 アフリカ開発会議開幕へ

nikkei.com

2013/5/31 23:51

6月1日から始まるアフリカ開発会議(TICAD)に先立ち、31日に横浜市内で政府と横浜市が共催する歓迎会を開いた。安倍晋三首相や森喜朗元首相、世界銀行のジム・ヨン・キム総裁らが出席。アフリカ諸国の政府関係者、日本の国会議員や大手企業の社長など総勢約1200人を招いた。

歓迎の挨拶で安倍首相は「TICADを契機として、アフリカと日本の経済を新たに躍動させるべく、誠意を持って明日からの本会合に臨む」と意気込みを示した。

これとは別に開催したソマリア特別会合では、同国のモハマド大統領を招待。日本として新たに5540万ドルの支援を表明した。内戦が続いた同国は疲弊しており、治安回復のための警察能力向上や、産業の活性化、日本との貿易振興などを目指す。

アフリカ開発会議の主な日程
1日午前  開会式。安倍首相が支援策表明
昼     経団連主催の交流会
午後    民間投資の拡大策を話し合う全体会合
2日午前  治安・平和構築に関するテーマ別会合
午後    人間の安全保障シンポジウム
夜     安倍首相主催の晩さん会
3日午前  国連安保理改革に関する首脳級会合
昼     閉会式。今後5年間の方針を定めた「横浜宣言」「横浜行動計画」を採択

安倍首相はソマリアの安定について「海賊問題を根本的に解決し,インド洋から紅海,地中海に抜ける世界でも有数の海の大動脈の安全を確保する上で不可欠」と強調した。

ソマリアは「東アフリカの角」と呼ばれる要衝で、アラビア半島に面するアデン湾と接している。サウジアラビアなどから出航する石油タンカーはソマリアなどの海賊の標的となっており、原発停止でエネルギーの輸入比率が高まっている日本にとっても重要性が高い。2012年のアデン湾での海賊案件は前年比で約3分の1に減少したものの、75件と軽視できない規模だ。

安倍首相は6月3日までの会議期間中、約40人のアフリカ諸国首脳級と会談を予定している。日本政府は今後5年間で1兆円超の政府開発援助(ODA)を拠出する方針で、民間融資も含む官民合計で3兆円の資金をアフリカに投じる。

アフリカ開発会議は、今回で5回目。日本政府や国連、アフリカ連合(AU)委員会などが5年に1回、アフリカ開発を目的に会議を共催している。1993年から始まり、約50カ国の政府首脳クラスや民間企業を招待。人口10億人を抱えるアフリカは今なお貧困や飢餓など課題が山積しており、資源調達などで関係を持つ日本は経済協力による相互発展を狙う。今回は「援助から投資へ」を目指しており、官民一体での持続的な経済成長を図る。



 
 
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ソマリア支援で特別会合=社会開発と治安回復が柱

時事ドットコム

第5回アフリカ開発会議(TICAD5)が1日に開幕するのを前に、不安定な政治情勢が続くソマリアへの支援策を話し合う特別会合が31日、安倍晋三首相や同国のモハムド大統領も出席して、横浜市で開かれた。会合では「社会経済開発と治安回復が車の両輪だ」との意見が相次ぎ、両面での国際社会の支援を訴える議長総括を採択した。

席上、首相は「ソマリアの安定は海賊問題を根本的に解決し、海の大動脈の安全を確保する上で不可欠だ。漁業などの産業を育成し、わが国との貿易・投資関係の活性化へつなげていく」と述べ、2国間の直接支援を再開する方針を表明。モハムド大統領は「国の強い土台を作り上げたい。力を合わせて役に立つ国にしていきたい」と国家再建への決意を示した。 

ソマリアは1991年から事実上の無政府状態が続いていたが、昨年9月にモハムド大統領が就任し、21年ぶりに統一政府が発足した。(2013/05/31-20:12)



 
 
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アフリカへの企業投資、治安改善で後押し 開発会議1日開幕

nikkei.com

2013/6/1 0:09

アフリカへの包括的な支援策を考える第5回アフリカ開発会議(TICAD)が6月1日、横浜市で開幕する。安倍晋三首相は今後5年間でインフラ整備に必要な資金として6500億円の円借款を供与する方針を表明する。政府開発援助(ODA)を含む官民合同の取り組みで最大3.2兆円を投じる。開幕に先立ち首相は日本企業の投資拡大の前提となるアフリカの治安改善策を示した。

「ソマリア海賊問題の根本的解決は、インド洋から紅海、地中海に抜ける海の大動脈の安全を確保するうえで不可欠だ」。首相は31日のソマリア特別会合でモハムド大統領らにこう力説した。

ソマリア周辺海域を往来する商船にとって内戦拡大で増えた海賊は深刻な脅威だ。世界銀行の報告書では、ソマリア海賊のための警備や保険で、世界の貿易コストは年180億ドル増えた。同海域はケニアやタンザニア、モザンビークなど日本企業が投資拡大を狙う国への輸送路でもある。

首相は停止されていたソマリアへの直接支援を再開すると表明した。生活向上や警察支援のため5540万ドルを拠出する。産業活性化を通じた若年層の雇用創出や警察の能力向上が柱で、海賊の撲滅につなげる狙いだ。

首相は31日、アルジェリアのベンサラ国民評議会議長とも会い、連携を確認した。アルジェリアでは1月に人質事件が発生し、邦人10人が命を失った。両国政府は近くテロ対策や邦人安全対策を協議する事務レベル会合を開く。治安が悪いサヘル地域(サハラ砂漠南部)や北アフリカでのテロ対処能力を強化するため、国連機関に約1635万ドルを拠出する。

首相は南スーダンのキール大統領との会談で「南スーダンの平和と安定を引き続き力強く支援していく」と強調。同国に派遣している陸上自衛隊の国連平和維持活動(PKO)の活動地域を広げ、7月には日本大使館を新設すると伝えた。

首相はTICADで、日本企業のインフラ輸出や10億人を抱える消費市場の開拓など、経済政策「アベノミクス」の成長戦略に直結する支援策を前面に打ち出す。中国などに対抗し、アフリカ市場の開拓を目指す企業を後押しするためだ。

ただ、アフリカ進出を考える企業にとって従業員や事業の安全確保が最優先課題だ。アフリカ向け投資の拡大策を話し合う官民連携協議会が5月に首相に渡した提言も、アルジェリア人質事件を「大きな衝撃だった」として治安改善支援を促す内容だった。首相はこれに応えた格好だ。



 
 
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過激派襲撃、国連施設の8人死亡…ソマリア

【ヨハネスブルク=黒岩竹志】ロイター通信によると、東アフリカ・ソマリアの首都モガディシオで19日、武装集団が国連施設を襲撃し、国連開発計画(UNDP)の外国人警備担当者4人を含む8人が死亡した。

イスラム過激派武装勢力「アル・シャバブ」がAFP通信に犯行を認めた。実行犯7人も死亡した。

AFP通信によると、施設の入り口付近で自爆テロなど複数の爆発が起き、その後、施設内で銃撃があった模様だ。地元警察は「襲撃者らを殺害し、事態は落ち着いた」としている。

(2013年6月19日22時52分 読売新聞)



 
 
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ソマリアの国連事務所襲撃、29人死傷 シャバブが犯行声明

cnn.co.jp

2013.06.20 Thu posted at 09:54 JST

ソマリア・モガディシオ(CNN) アフリカ東部ソマリアの首都モガディシオで19日、国連事務所が襲撃され、少なくとも14人が死亡、15人が負傷した。事件に関連してイスラム武装勢力シャバブが犯行声明を出している。

同国内務国家安全保障相によると、死亡したのは武装集団の7人と国連職員4人、民間人女性3人。負傷者は病院に搬送された。

警察によると、空港近くにある国連の建物の入り口付近で1人が自爆し、残る数人が爆弾を身に着けて建物内に侵入。ソマリア軍とアフリカ連合(AU)軍の部隊が建物を取り囲み、武装勢力と交戦した。

この戦闘に巻き込まれてバスや乗用車が破壊されたり、付近一帯の集合住宅の窓ガラスが粉々に割れたりする被害が広がった。

この事件に関連して、国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘されるイスラム武装勢力「シャバブ」が短文投稿サイトのツイッターに犯行声明を掲載した。

アフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)によると、国連の建物はAUの部隊が奪還し、安全を確保したという。

同国のシルドン首相は国連事務所が襲撃されたことについて「無差別で卑劣な犯行」と非難、「シャバブに和平プロセスを妨げることはできない。われわれの復興は止められない。暴力が勝利することはない」と力を込めた。



 
 
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asahi.com 2013年6月20日0時34分

武装集団が国連施設襲撃 少なくとも8人死亡 ソマリア

【ヨハネスブルク=杉山正】ソマリアの首都モガディシオで19日、武装集団が国連施設を襲撃し、警備員ら少なくとも8人が死亡した。AFP通信などが伝えた。

武装集団は7人ほどで、イスラム武装勢力シャバブのメンバーとみられる。国連開発計画(UNDP)の建物が狙われた。集団は入り口付近で爆発を起こした後、中に入り、アフリカ連合(AU)軍と銃撃戦になった。UNDPのソマリア人の警備員2人と外国人3人が死亡。戦闘に巻き込まれた市民3人も犠牲になった。武装集団側は7人が死亡した。

ソマリアでは、AU軍がシャバブ掃討作戦をしており、主要都市から駆逐した一方、爆弾テロなどが相次いでいる。



 
 
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asahi.com 2013年06月20日19時28分

世界の難民・避難民、4520万人に 過去18年で最多

【ジュネーブ=前川浩之】国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は19日、2012年末時点で紛争などで自宅を追われた人が、世界で4520万人にのぼったと発表した。過去18年で最も多く、シリア難民の急増が数字を押し上げた。

「グローバル・トレンド(世界の傾向)2012」という報告書で明らかにした。2012年は、国境を越えた難民が新たに110万人、国内避難民が650万人生まれ、4・1秒に一人が自宅を追われた計算になるという。

全体数では、ルワンダ大虐殺や旧ユーゴスラビア紛争で避難民が増えた1994年以来最多となった。内訳は難民1540万人、国内避難民2880万人、亡命希望者93万7千人。難民の出身別では、アフガニスタン(258万人)、ソマリア(113万人)、イラク(74万人)、シリア(72万人)と続く。

シリア難民は今年6月時点で165万人を超えており、今年末には325万人になると予測される。グテレス難民高等弁務官は「人道支援は全力を尽くすが、限界を超えつつあり、停戦に向けた政治的解決を強く求めたい」と訴えた。



 
 
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アルカイダ系組織で内紛、衝突で最高幹部2人死亡 ソマリア

cnn.co.jp

2013.06.30 Sun posted at 14:58 JST

(CNN) アフリカ東部ソマリアのアルカイダ系イスラム武装勢力シャバブで内部抗争が発生し、最高幹部2人が殺害されたことが30日までにわかった。シャバブの報道担当者が明らかにした。

抗争に伴う銃撃戦は今年6月20日、ソマリア内の町で発生、イブラヒム・アフガニ、モアリム・ブルハン両幹部が死亡した。アフガニ幹部は米国務省がテロ関与で手配していた人物で、居場所特定などにつながる情報提供に最高で500万ドル(約4億9500万円)の報奨金を約束していた。

米国のオバマ政権当局者は、同幹部死亡の情報について信頼し得ると述べた。シャバブが組織の最高幹部の死亡を認めるのは初めて。

シャバブ内では、組織創設メンバーの1人であるアーメド・ゴダネ指導者らに忠誠を誓う一派と、外国人の聖戦主義者らを支える少数勢力が対立。内紛の激化は約1カ月前、少数勢力の構成員が指導者派とみられるメンバーに飲食店で襲われたことで表面化していた。

アフガニ、ブルハン両幹部は少数派に属している。

指導者派は組織内部の抗争を否定し、分裂を伝える地元メディアを非難している。

シャバブの報道担当者は29日、両幹部はシャバブ戦闘員が外国人聖戦主義者を擁護したとして2人を逮捕しようとした時に殺されたと述べた。ただ、殺害を最初から狙った行動ではなかったとも主張した。



 
 
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ソマリア首都でエチオピア軍機が炎上

cnn.co.jp

2013.08.09 Fri posted at 18:17 JST

(CNN) ソマリアの首都モガディシオの空港で9日、エチオピアの軍用貨物輸送機が炎上し、乗組員4人が死亡した。アフリカ連合平和維持部隊が発表した。

空港スタッフによると、事故は午前8時前に起き、貨物機は武器を積んでいた。同部隊によると、貨物輸送機は着陸直後に炎に包まれたという。

同部隊はエチオピア政府と国民に哀悼の意を表明した。

同部隊は平和とソマリア政府への支援を目的に2007年に設立され、アフリカ全土から1万7000人以上の兵士が派遣されている。



 
 
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ソマリア首都で爆発攻撃、18人死亡 シャバブが犯行声明

AFP BB News

2013年09月08日 09:28  発信地:モガディシオ/ソマリア

【9月8日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で7日、地元で人気のレストランを狙った車両の爆発と自爆攻撃があり、地元警察によると少なくとも18人が死亡した。攻撃の直後、国際テロ組織アルカイダ(Al-Qaeda)系イスラム過激派組織シャバブ(Shebab)が犯行声明を出した。

攻撃は、初めに車両の爆発があり、続いて自爆犯が爆弾を仕込んだベストを爆発させた。地元の警察官はAFPに対し、「国立劇場の近くの駐車場で大きな爆発が2回あった」と話した。取材中のAFP記者は、攻撃現場となったレストランで12人の遺体が横たわっているのを目撃した。

Hamarweyne

シャバブは、マイクロブログのツイッター(Twitter)のソマリ語のアカウントで「ハマルウェイネ(Hamarweyne)での作戦が成功した」と書き込み、モガディシオの攻撃があった地区について言及した。同組織の英語のツイッターアカウントは凍結されている。

シャバブは「重要人物」を殺害したと発表しているが、目撃者によると死亡したのは一般市民のようだという。(c)AFP



 
 
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100万人の子どもを学校へ、ソマリアでキャンペーン開始

AFP BB News

2013年09月10日 13:40 発信地:モガディシオ/ソマリア

【9月10日 AFP】ソマリア当局が8日、100万人の子どもを学校に通わせることを目的にしたキャンペーンを開始した。国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)が発表した。

「Go 2 School(学校へ行こう)」運動はソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)や、北部ソマリランド(Somaliland)の中心都市ハルゲイサ(Hargeisa)、同じく北部で氏族の一部が自治を宣言しているプントランド(Puntland)の中心都市ガローウェ(Garowe)などで一斉に開始された。

キャンペーンは3年間を予定しており、「現在教育制度から離脱している若者の4分の1に教育の機会を提供することを目指している」とユニセフは述べている。3年間の総費用は推計1億1700万ドル(約116億円)。学校の改修と新設、教員の雇用と訓練、高学年向けの技術訓練と職業訓練、遊牧民向けの特別なプログラムなどを行う予定だ。

およそ20年におよぶ内戦が続いたソマリアの就学率は世界で最低レベルにあり、その割合は10人4人。多くの子どもが、初等教育を始めるのに推奨されている6歳からだいぶ遅れて同教育を開始し、学校に入っても途中でやめてしまうという。

ユニセフ・ソマリア事務所代表のシカンダー・カーン(Sikander Khan)氏は「Go 2 Schoolはとても野心的だが不可欠で達成可能な取り組みだ。教育はソマリアの未来の鍵をにぎっている。われわれはすでに少なくとも2世代を失っている。教育を受けた若者は、ソマリアの平和と安定を維持する上で最も貢献するものの1つだ」と語った。(c)AFP



 
 
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Somalia: European Union Pledges $868 Million for Somalia At New Deal Conference

http://allafrica.com/

16 SEPTEMBER 2013

The European Union pledged an additional $868 million in aid to help drive economic and political recovery for Somalia during the "New Deal" conference for Somalia in Brussels, AFP reported.

Around 50 high-level delegations from Africa, Europe and the Arab Gulf attended the one-day meeting in Brussels, along with aid groups and global finance institutions.

European Commission President Jose Manuel Barroso said the EU had already provided aid worth $1.6 billion and the new commitment showed it would "remain engaged" with Somalia as it lays the foundations for the future.

Somalia was regaining "its status as a fully-fledged member of the international community", Barroso said, adding that much still needed to be done, citing continuing security and human rights problems.

Somali President Hassan Sheikh Mohamud said he was "very grateful" for all the effort made on behalf of his country, highlighting four priorities among the many tasks ahead -- security, legal reform, public finances and economic recovery.

"Somalia has been given a great opportunity to move forward," he said.

Nonetheless, al-Shabaab militants have dismissed the conference as a waste of time.

"Conferences never really had any meaningful impact on the ground here in Somalia and this one will be no different. It's a waste of effort," al-Shabaab said via Twitter. "The billions promised will most likely be unpaid, the paltry sum given to the apostates will be lost in corruption & we're back to square 1."



 
 
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イタリア最南端沖の難民船沈没、死者300人か

【ローマ=青木佐知子】イタリア最南端ランペドゥーザ島沖で3日に起きた難民船沈没事故で、ANSA通信は4日、救助当局の話として、死者数が300人に上る恐れがあると報じた。

当局はこれまで111人の遺体を確認し、155人を救出した。

沈没した船は全長約20メートル。ソマリアやエリトリアなどの難民が、子供を含め約500人乗っていた。

(2013年10月4日20時53分 読売新聞)



 
 
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ソマリア過激派:象牙密輸でテロ軍資金 ケニア襲撃に関与、月6000万円収益か

毎日新聞 2013年10月04日 東京夕刊

【ヨハネスブルク服部正法】ケニアの首都ナイロビの商業施設で起きたテロ襲撃事件で、犯行声明を出した隣国ソマリアのイスラム過激派アルシャバブが、ケニアで象牙の違法取引に関与している可能性が強いことが、NGOの調査で分かった。密猟組織から買い取った象牙をソマリアへ運んだ後、船でアジアや湾岸諸国方面へ密輸しているとみられ、象牙がテロ攻撃の「軍資金」に結びつく構図が浮かび上がっている。

米国の密猟監視団体「エレファント・アクション・リーグ」の調査で判明した。2011〜12年の調査結果によると、アルシャバブはケニア国内の密猟組織と協力し、毎月1〜3トンの象牙をケニアからソマリアに密輸していた疑いが強く、月20万〜60万ドル(約2000万〜6000万円)の収益を上げていたと見積もられるという。同NGOは、アルシャバブの戦闘員が月に300ドル(約3万円)程度の「給与」を得ていると指摘した上で、戦闘員数を約5000人とすると、戦闘員「人件費」の最大で4割程度を象牙取引で賄えると試算した。

アルシャバブは資金が潤沢で「ケニアで職にあぶれた若者らがカネを手に入れるためにアルシャバブに参加している」(南アフリカのシンクタンク「安全保障研究所」のアッタアサモア上級研究員)との指摘もある。ソマリアから湾岸諸国に木炭を輸出、湾岸から砂糖を輸入しケニアに持ち込んで売る「木炭・砂糖サイクル」が大きな資金源とされるが、象牙も重要な位置を占めそうだ。

同NGOのアンドレア・クロスタ代表(オランダ在住)は2日、毎日新聞の電話取材に「アルシャバブによる相当量の象牙取引が続いている」と強調した。アルシャバブはケニア軍などの攻勢で主要港湾都市キスマユから撤退したが、小規模の港を管理下に置き、密輸を継続している疑いがあるという。

アフリカでは象牙目当てのゾウの密猟が横行。国連環境計画(UNEP)などによると、国際機関に監視されているエリアだけでも11年には1万7000頭が不法に殺害された。UNEPは、過去10年間で殺されたゾウの数が倍増したと警告している。背景には、主に経済成長で中間層が拡大する中国で工芸品として需要が伸びていることが指摘される。アフリカ南部ジンバブエでは最近、密猟者によって毒殺されたとみられる約90頭のゾウの死体が見つかっている。



 
 
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asahi.com 2013年10月6日11時45分

米特殊部隊、ケニア襲撃組織の拠点を急襲 指導者殺害か

【ワシントン=奥寺淳】ケニアの首都ナイロビの高級ショッピングモールで起きた人質事件を受け、米特殊部隊が5日未明、アフリカ東部ソマリアのアルカイダ系組織「シャバブ」の拠点を急襲した。米各メディアが伝えた。シャバブの指導者が殺害された、との情報もあるという。

シャバブはケニアで70人近くが殺害された人質事件を起こしたグループ。今回の米特殊部隊による襲撃は、この事件を受けた対テロ作戦とされる。

ニューヨーク・タイムズによると、米海軍の精鋭特殊部隊「シールズ」が夜明け前にインド洋から、ソマリア南部バラウェの沿岸の拠点に対し攻撃を開始。シャバブの武装勢力と銃撃戦になり、米当局者の話として、シャバブの指導者が殺害されたと伝えた。指導者の名前は明らかになっていない。一方、シールズ側も任務を完遂する前に撤退を余儀なくされたという。

また米NBCテレビによると、リビアでも別の作戦が行われ、米軍が武装組織を襲撃し、1998年にケニアとタンザニアで起きた米大使館爆破事件に関与したとされるアルカイダ幹部を拘束したという。



 
 
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ソマリアの米軍作戦、標的は武装勢力のケニア人幹部か

cnn.co.jp

2013.10.07 Mon posted at 11:42 JST

ワシントン(CNN) 米軍特殊部隊が5日未明にソマリア南部で実行した急襲作戦の標的は、国際テロ組織アルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」で外国人戦闘員の司令官を務めるイクリマ幹部だったとみられる。米政権高官が6日、CNNに語った。

同高官によると、イクリマ幹部はソマリア生まれのケニア人。1998年にケニアの首都ナイロビで発生した米大使館爆破事件や02年に同国モンバサで起きたホテル爆破事件、航空機撃墜未遂事件に関与したアルカイダ工作員2人とつながりがあった人物だという。工作員2人はすでに死亡している。

米当局者がCNNに語ったところによると、5日の急襲作戦を主導したのは11年にアルカイダの指導者オサマ・ビンラディン容疑者を殺害した米海軍特殊部隊シールズ・チーム6だった。

チームはシャバブの主要拠点となっているソマリア南部の港町バラウェにボートで上陸し、シャバブ幹部らが集まる民家に突入。想定外の激しい銃撃戦となったため、標的の人物が死亡したかどうかを確認する前に撤退したとされる。

シャバブ側はこの銃撃戦でメンバー少なくとも1人が死亡したと発表したが、死者の身元は明らかでない。米軍チームに死傷者は出なかった。

この数時間後、リビアでは米陸軍特殊部隊のデルタフォースが対テロ作戦を実行し、アルカイダのアブ・アナス・リビ幹部を拘束した。



 
 
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ソマリア:米軍急襲 ケニアテロ首謀者狙いか

毎日新聞 2013年10月07日 11時23分(最終更新 10月07日 13時42分)

【ヨハネスブルク服部正法】米軍がソマリアとリビアで行った対テロ作戦で、米海軍特殊部隊はソマリアのイスラム過激派アルシャバブ最高指導者でケニア・ナイロビの商業施設テロ襲撃事件を主導した疑いが強いアフメド・アブディ・ゴダネ容疑者の拘束を狙った可能性がある。AP通信がソマリア情報当局関係者の話として伝えた。米軍は拘束には失敗した模様だ。

ゴダネ容疑者はソマリア北部出身の30代とされる。アルシャバブ内には、ソマリア支配とイスラム国家化を目標とする「国内派」と、国際テロ組織アルカイダとの一体化を深化させ、ソマリア国外でも「聖戦」を展開しようとする「国際派」が存在するとされる。ゴダネ容疑者は「国際派」の筆頭で、昨年2月のアルシャバブとアルカイダの「統合」を推し進めたとされる。両派の派閥争いが続いてきたが、ゴダネ容疑者のアルシャバブ内での支配確立によって、「アルカイダ化」が進んでいるとの指摘もある。

国際テロ組織アルカイダの指導者ザワヒリ容疑者は昨年、アルシャバブがアルカイダに加わったと発表している。



 
 
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子ども「人間の盾」に ソマリア・イスラム過激派

nikkei.com

2013/10/8 10:29

【ワシントン=共同】米CNNテレビは7日、米海軍特殊部隊がソマリアで5日に仕掛けた軍事作戦が失敗したことについて、イスラム過激派アルシャバーブが複数の子どもを「人間の盾」として利用し、米軍の攻撃を阻んだことが一因と報じた。

作戦の目的はイクリマと呼ばれるアルシャバーブ幹部の拘束だったが、海軍司令官が任務は遂行できなくなったと判断し、撤退を決めたという。

一方、リビアでの作戦で米軍が拘束した国際テロ組織アルカイダの幹部、アナス・リビー被告を尋問するための特別チームが、7日までに洋上の輸送揚陸艦サンアントニオへ派遣された。AP通信が伝えた。

派遣されたのは、テロ組織幹部への尋問を専門に行うため2009年に編成されたチーム。被告はいずれ米国に移送されるとみられるが、当局は「必要である限り」艦船上に留め置くことができるとしており、移送時期は決まっていない。



 
 
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イスラム過激派、少年を盾に?米特殊部隊が撤退

【ワシントン=今井隆】米国防総省のリトル報道官は7日、オバマ米政権が5日にソマリアで実施した対テロ軍事作戦の標的は、アル・カーイダ系イスラム過激派組織「アル・シャバブ」幹部のイクリマ容疑者だったと発表した。

その上で、「身柄確保には至らなかった」と認めた。

米CNNによると、作戦は、2011年にアル・カーイダの指導者ウサマ・ビンラーディンを殺害した際と同じ米海軍特殊部隊(SEALS)の「チーム6」が担当。交戦中にアル・シャバブが少年を「人間の盾」としたため、米国の最精鋭部隊も撤退を余儀なくされ、イクリマ容疑者の生死を確認できなかったという。

イクリマ容疑者はソマリア生まれのケニア人。9月にケニアの首都ナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件や1998年のケニアでの米大使館爆破事件などに関与したとされる。

(2013年10月9日00時07分 読売新聞)



 
 
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「映画に協力を」ソマリア海賊おびき出し逮捕

【ブリュッセル=寺口亮一】ベルギー捜査当局は14日、ソマリア沖のインド洋で2009年にベルギー人船員らが乗った船が襲撃された事件の首謀者としてソマリア人の海賊モハメド・アブディハッサン容疑者ら2人を逮捕したと発表した。

当局によると、警戒心が強く国外に出ない同容疑者をおびき出すため、おとり捜査官が海賊のドキュメンタリーを撮影する映画関係者を装い、「顧問や専門家として協力してほしい」と腹心を通じて接近。今月12日、「契約」のためブリュッセルの空港に到着した同容疑者と腹心を逮捕した。

当局は、同容疑者がソマリア沖で近年、商船が襲われた事件で中心的役割を果たしたとみている。

(2013年10月15日21時39分 読売新聞)



 
 
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米軍、地中海で128人救出 ソマリアからの移民か

cnn.co.jp

2013.10.17 Thu posted at 19:01 JST

(CNN) 米海軍は16日、地中海の中部海域でボートに乗っていた男性128人を救出したと発表した。マルタ軍によると、乗っていたのはアフリカ東部ソマリアの出身者だった。

米海軍の報道発表文によると、助け出したのは年齢20〜30歳の128人で、米海軍輸送揚陸艦サンアントニオに収容された。負傷者の有無は不明。

マルタの偵察航空機が高波や強風にもまれるボートを発見。現場海域から約111キロ離れた海域にいたサンアントニオがマルタ政府の支援要請に応じて現場に急行し、ボート2隻を出動させて救援作業に当たった。

現場海域はマルタから南西へ約139キロ離れたところだった。

救出された128人はマルタの港に到着後、同国の沿岸警備隊へ引き渡される。

サンアントニオは米海軍第6艦隊に所属する。

イタリア南部ランペドゥーザ島沖などの地中海ではここ数週間、密航船の沈没、転覆事故などが多発、約400人が死亡した。北アフリカに近い同島には欧州を目指す不法移民が殺到している。



 
 
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米無人機の攻撃で過激派2人死亡 ソマリア

nikkei.com

2013/10/29 9:51

【ナイロビ=共同】ソマリアからの報道によると、同国南部ジリブ付近で28日、無人機によるとみられる攻撃があり、イスラム過激派組織アルシャバーブのメンバー2人が死亡した。AP通信によると、米軍当局者はソマリアで同日、「テロリストに対する攻撃」を実施したことを認めた。

2人は車で移動中に攻撃を受けたという。アルシャバーブで自爆攻撃を担当する幹部が含まれているとみられている。

米海軍特殊部隊は今月5日、別のアルシャバーブ幹部の拘束を目指してソマリア南部で軍事作戦を行ったが、失敗した。

アルシャバーブは9月にケニアの首都ナイロビで67人が犠牲になったショッピングモール襲撃事件で、犯行声明を出した。



 
 
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米軍無人機、ソマリア武装勢力攻撃か 幹部ら2人死亡

asahi.com

2013年10月29日18時12分

【カイロ=山尾有紀恵】ソマリア南部で28日、アルカイダ系イスラム武装勢力「シャバブ」の幹部らを乗せた車が空爆され、少なくとも2人が死亡した。AP通信が伝えた。グルド内相は29日、政府系ラジオで、死亡したのは自爆攻撃に関与した疑いで追跡していた幹部らで、無人機による攻撃だったと明かした。

AFP通信などによると、米政府筋も今回の攻撃について「米軍の無人機によるものだ」と認めている。幹部は爆発物製造の専門家だったという。

米軍はシャバブ幹部を標的にした対テロ作戦を強化しており、今月5日にも米海軍の精鋭特殊部隊シールズがソマリア南部のシャバブの拠点を急襲している。

シャバブは9月、ケニアの首都ナイロビ郊外の高級ショッピングモールを襲撃。買い物客らを人質にとって立てこもり、ソマリアからのケニア軍の撤退を求めた。銃撃戦などで外国人を含む市民61人、治安部隊6人、実行犯メンバー5人が死亡したとされる。



 
 
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「ソマリア再建へ日本も連携を」 デンマーク閣僚が声明

asahi.com

2013年11月1日00時12分

【寺西和男】長年の内戦と無政府状態を経験した東アフリカ・ソマリアについて、援助国を束ねて国家再建を後押ししている北欧デンマークの2閣僚が、朝日新聞に声明を寄稿した。「最も脆弱(ぜいじゃく)な国家で今の再建策が成果を上げれば、世界中の人々の心に希望の光をともす」として、日本を含む援助国の緊密な連携が必要だと訴えた。

声明は、ソウンデール外相とバック開発協力相が共同で寄稿した。デンマークは、内戦国と日米など支援国が効果的な支援方法を検討する「平和構築と国家建設に関する国際対話」(参加44カ国・8国際機関)の共同議長国。昨年11月に新政府を樹立したソマリアの再建の成否は大きな試金石だ。

ソマリア政府と支援国側は円滑な再建に向け、共同で再建計画を策定。9月に憲法制定など3年間の行程表をまとめ、支援国側が資金援助などで合意した。

2人は声明で、ソマリア周辺で100万人以上に上る難民問題やテロの脅威が、アフリカの経済成長や貧困撲滅の妨げになっていると指摘。ソマリアの再建策が「国際協力のあり方、さらには平和や安全保障を考える上で新たな基準になる」と強調している。

   ◇

デンマークのソウンデール外相と、バック開発協力相がソマリア再建に関する共同声明を朝日新聞に寄せた。全文は次の通り。

国際社会はあまりにも長い間、(ソマリアなどの)「アフリカの角」地域の問題から目をそらし続け、その代償を払っている。アフリカで最も長い海岸線をもつソマリアでは海賊行為が横行し、テロリズムの温床となっている。干ばつや飢饉(ききん)にも見舞われやすく、2011年には深刻な飢餓に陥った。

(アルカイダ系イスラム武装勢力の)「シャバブ」による攻撃や爆撃が続くが、「アフリカの角」地域には希望の光が見え始めた。ここ数カ月、陸上で攻撃は続くが、20年間の内戦と混乱の末に遂げられた進展は弱まっていない。1年前に国全体と全氏族を代表する新政府が発足した。今は脆弱(ぜいじゃく)だが、平和と発展のための重要な土台が築かれたわけだ。

世界はソマリアのような国を忘れてはいけない。100万人以上の難民が「アフリカの角」地域周辺の国々に避難している。難民問題やテロの脅威は国境地帯を不安定で危険にし、アフリカの経済成長や貧困撲滅に必要な貿易を妨げている。

海洋国家のデンマークは安全な航行の確保には関心がある。デンマーク船も海賊に襲撃され、船員と家族が人質となった。当たり前だが、受け入れ難い話だ。

我々がこれまでにあげた成果は評価と称賛に値する。海賊行為はほぼ制圧されている。国際的な海軍の作戦や、海運会社の自衛策、多くのソマリア海賊の拠点である(北東部の)プントランドでの対抗措置など、幅広い取り組みの効果が出ている。

陸地でも成果が出ている。20年ぶりに学校が新設され、約10万人の生徒に門戸が開かれた。病院、診療所、道路、バス停なども修復が進んでいる。刑務所、警察署、裁判所、法律相談センターには必要な資金が出され、司法が国民に身近になった。だが、取り組みを緩めてはならない。再建には長い年月がかかる。後退はつきものだが、あきらめてはいけない。

ソマリア政府は国民と「ニューディール」と呼ばれる協約を結び、治安向上や権利の尊重、経済発展を約束した。国際社会が支援を続け、過去の過ちを繰り返さないように誓っているように、ソマリア自身も国の発展に責任を負う必要がある。

協約は、欧州連合(EU)を中心とした国際社会の強いサポートで成り立っている。9月にベルギー・ブリュッセルであった会合では、多くの参加国が政治・経済の両面で協約を支援することで合意した。

この協約は世界初の試みで、従来の「開発ツール」より野心的になっている。政治プロセス、治安、司法制度、経済基盤を柱に、今後3年間で国家建設と平和の構築を目指すロードマップだ。

協約は完璧でないが、ソマリアが国内、地域、世界に与えた深刻な脅威に立ち向かううえで、現時点では最善の策だろう。この機会を無駄にしてはいけない。

デンマークは(内戦から再建を目指す国と、それを支援する国が意見交換する国際会議である)「平和構築と国家建設に関する国際対話」の共同議長国として、この取り組みを支持し、アフリカ諸国を含む(再建を目指す国々の集まりである)グループの脆弱な国家と緊密に連携する。

協約の実行により、ソマリア情勢が改善すれば、国際協力について、または平和、安全保障、開発問題を考えるうえで、新たな基準ができることになる。15億人以上の人々が非常に不安定な状況の国々で生活している。その多くはアフリカ諸国だ。これらの国が同じ開発目標を達成できる機会を持てれば、もっと平和で、治安を高め、安定を保つことにつながる。

最も脆弱な国家であるソマリアで協約が守られれば、世界中の人の心に希望の光をともすことになる。だからソマリアをしっかりと前進させることが重要だ。国際社会がソマリアの協約の実行を支援し続けることが大事だ。成果をあげることができれば、15年以降も脆弱な国家の問題を世界の開発に関する主要課題として取り組み続けることができる。

デンマークはソマリアの問題では、強力な国際協調が重要だと思っている。我々はソマリアと協約の実行に責任を共有しており、その責任を果たすうえで、日本の支援と関与はなくてはならないものだ。



 
 
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日ロ、ソマリア沖で海賊対策の共同訓練 2プラス2で合意

nikkei.com

2013/11/2 12:37

日本、ロシア両政府は2日午前、初めての外務・防衛担当閣僚級協議(2プラス2)を都内の外務省飯倉公館で開いた。海上安全保障での協力強化に向け、自衛隊とロシア軍でテロや海賊に対処する共同訓練の実施で合意。サイバー攻撃対策の協議を定期化することも確認した。共同訓練はソマリア沖のアデン湾で、両国の海賊対処部隊間で実施する。

協議には岸田文雄外相、小野寺五典防衛相、ラブロフ外相、ショイグ国防相が出席した。岸田氏は冒頭、「安全保障、防衛分野の日ロ協力の新たなページを開く」と強調。ショイグ氏は「国際テロ、大量破壊兵器の拡散、海賊など新しい脅威に対し、相互理解を新たなレベルに上げることを期待する」と語った。

2プラス2の開催は今年4月、安倍晋三首相とプーチン大統領との首脳会談で合意した。日本にとっては同盟国の米国、オーストラリアに続いて3カ国目。同盟国でなく、領空侵犯問題なども抱える国との開催は異例だ。ロシアは米国、英国などに続き5カ国目となる。両国とも海洋進出が目立つ中国をけん制する狙いもある。協議では2プラス2を定期化し、来年はモスクワで開催することを確認した。

日ロの防衛協力を巡っては、海上自衛隊とロシア海軍が海難捜索を目的とした共同訓練を1998年から13回、実施している。サイバー攻撃への対策では大使レベルで非公式協議の実績がある。今後は両政府による「サイバー安全保障協議」を立ち上げ、定期的に意見を交わす。

日本は安倍政権が掲げる自衛隊の海外派遣などで世界の平和と安定に貢献する「積極的平和主義」の真意を説明し、集団的自衛権を巡る検討状況も伝えた。岸田氏は協議後の共同記者会見で「ロシア側から理解を頂いた」と強調した。ロシア側は日米のミサイル防衛システムについて説明を求めた。

地域情勢では、ロシア側はアジア太平洋地域の安全保障面での協力関係の構築に注力する考えを表明。シリア問題では和平に向けて日ロの協力を確認した。



 
 
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海賊への身代金総額3百億円超 ソマリア沖、世銀が警鐘

asahi.com

2013年11月3日20時18分

【ニューヨーク=五十嵐大介】世界銀行が1日発表したアフリカ東部ソマリア沖の海賊についての報告書によると、2005年から12年までに支払われた身代金の総額が3億3900万ドル(約332億円)を超えた。海賊対策による貿易の費用増は、世界全体で年間180億ドル(約1・8兆円)にのぼるという。

報告書によると、現場の海賊には身代金総額の0・1%以下しか渡っておらず、多くが一部の業者に集められ、人身売買や武器取引などの犯罪行為に使われている。海賊被害により、東アフリカ諸国では観光や漁業が著しい影響を受けているという。世銀の専門家は「安全面での脅威になるばかりでなく、地域経済を腐敗させるおそれがある」として、問題解決のために国際的な協調が必要だと指摘している。

調査は、世銀、国連薬物犯罪事務所(UNODC)、国際刑事警察機構(インターポール)の共同で行われ、元海賊や捜査員への聞き取りなどをもとにした。



 
 
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ソマリア海賊らの稼ぎ約4百億円 使途は麻薬、買春や不動産

cnn.co.jp

2013.11.03 Sun posted at 15:51 JST

(CNN) アフリカ東部ソマリアの沿岸海域などで多発する海賊が過去8年に人質の身代金で得た金額は約4億米ドル(約396億円)で、その多くを麻薬、買春、アルコール類や不動産に費やしているとの報告書を国連の捜査部門が3日までにまとめた。

報告書作成には、国際刑事警察機構(ICPO)や世界銀行も協力。ソマリア、ジブチ、エチオピア、ケニアやセーシェルにある海賊に関係する拠点の実態などを調べた。

2005年4月から昨年末までソマリアや「アフリカの角」地域の沖合では計179隻が乗っ取られ、このうちの約85%が身代金を払った後、解放された。アフリカの角は、エチオピア、エリトリア、ジブチにソマリアが隣接する地域を指す。

報告書によると、身代金の約30%から半分は海賊に活動資金を渡す人物が手にする。公海に出て船舶乗っ取りなどの犯行に加わる末端の海賊の報酬は1隻当たり3万ドルから7万5000ドルまで。標的の船舶に乗り込み、武器を使用する役目の海賊には1万ドルのボーナス金が出されるという。

命令に背いたり、乗っ取った船舶乗員を虐待し、犯行の途中で居眠りするようなミスを犯した海賊には罰金が科せられる。

犯行に必要な食事、飲み物などの経費は海賊の資金提供者が支払い、身代金から最終的に差し引かれる。身代金が将来の海賊行為の資金となったり、不動産購入、ソマリアなどでの嗜好(しこう)品である麻薬の一種チャットの取引や他の商売の資金になる場合もある。

乗っ取った船舶が運ばれる港では、コック、売春斡旋(あっせん)業者、弁護士や民兵組織も身代金の恩恵にあずかる。報告書によると、ソマリアのアルカイダ系過激派シャバブの支配地域で活動する海賊は寄港を許してもらう「開発税」も払っているという。

海賊への資金提供者は、身代金を国境を超えた密輸、資金洗浄や電信送金を通じて動かしている。他の犯罪活動の資金となったり、人身売買や民兵組織への融資としても使っている。

身代金をチャット取引の権益確保に使うことも目立つ。ソマリアの隣国ケニアではチャット取引への政府の監視が緩く、同国は多くのもうけが見込める供給国になっているという。

海賊行為は2011年以降、減少している。しかし、世界経済への悪影響は変わらず、年間の被害額は180億ドルともされる。海賊の出没海域での海上交通の減少、観光業を停滞させ、一部の地域社会にとって生命線でもある送金業務の停止などの弊害を生んでいる。



 
 
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ソマリア海賊の身代金収入、7年間4244億ウォン

donga.com

NOVEMBER 04, 2013 03:26

ソマリアなど、いわば「アフリカの角」といわれているアフリカ東北部地域を根拠とする海賊らが最近、この7年間、人質の身代金として約4億ドル(約4244億ウォン)ほどの収入を上げていたことが、調査の結果分かった。

国連薬物犯罪事務所(UNODC)とインターポール(国際刑事警察機構)、世界銀行グループ(WBG)は、1日公開した調査報告書の中で、05年4月から12年12月にかけて、ソマリア海族らの活動状況について紹介し、このように明らかにした。

海賊活動59件の「マネーモデル」について分析した結果、人質の身代金の収益のうち、30〜75%は、海賊活動に「ベンチャー資金」を投資した事業家の分け前だった。海賊事業家らは、この収益Wを人身売買や武器密売などの犯罪活動に再投資した。船舶を直接拉致した下級海賊の組織員らが受け取る金は、拉致した船舶1件に3万〜7万5000ドルほどだった。

ソマリア海賊らが獲得した身代金の収益が最も高かった年の11年であり、1億5110万〜1億5567万ドルに達した。しかし、昨年は3635万〜4039万ドルへと激減した。これは、08年から北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)など、国際社会がアデン湾で展開している大々的海賊撲滅作戦が、効果を表しているためだと、報告書は分析した。

同報告書はこれと共に、ソマリア海賊の活動が、世界経済全体に及ぼす悪影響は、毎年180億ドルほどに上ると試算した。これは、アフリカ東部地域を通る船舶量や観光客、漁獲量、国際金融取引減少などを全て含めた金額だ。

一方、米紙ウォールストリートジャーナル(WSJ)は同日、ソマリア海賊勢力が国際社会の対応強化で、海賊行為が難しくなると、アカシア木で作った炭の違法輸出で、「アルカイダ」とつながりのある武装グループ「アルシャバブ」のテロを支援するやり方で、活動方向を変えていると報じた。



 
 
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ソマリア海賊の撃退法?、ブリトニーの曲を大音響で 英紙

cnn.co.jp

2013.11.10 Sun posted at 15:19 JST

(CNN) アフリカ東部のソマリア沖などに出没する海賊の問題で、英海軍将校は10日までに、事件の発生件数が最近、減少傾向にあるのは米国の人気女性歌手ブリトニー・スピアーズらの曲を大音声で接近する海賊に流していることも一因との見方を示した。

英国紙が報じた。海上で大音響の曲の「攻撃」を行い、ソマリアの海賊を追い返した成功例は過去にあるという。

同じ曲を繰り返し聞かせる方法は、尋問の手段の1つとして長年用いられている。国際人権擁護団体ヒューマン・ライツ・ウオッチによると、アフガニスタンの首都カブールの刑務所の服役者は20日間にわたり米国の人気ラッパー、エミネムの曲「The Real Slim Shady」が流され続けたことを証言した。

英海軍将校によると、ソマリアの海賊を撃退するために使われたスピアーズの曲は「Hit Me Baby One More Time」「Oops、I Did It Again」など。

国連は先に、ソマリア沖で発生する海賊事件は過去7年間で最低水準を記録したとの報告書を発表。多国間協力の警戒行動、罰則の強化や情報共有の進展などが奏功したと指摘していた。

ただ、アフリカの他の海域で海賊が多発する傾向があり、西部のギニア湾では最近、米国人船員2人が拉致される事件があった。



 
 
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護衛艦:2隻出港 ソマリア沖で多国籍任務部隊に初参加

毎日新聞 2013年11月13日 10時35分(最終更新 11月13日 10時41分)

東アフリカ・ソマリア沖の海賊対策のため、初めて米英などの多国籍任務部隊(CTF151)に参加する海上自衛隊の護衛艦「さざなみ」と「さみだれ」が13日、隊員や海上保安官計約400人を乗せ、母港の呉基地(広島県)を出港した。うち1隻は12月中に多国籍部隊に参加する。防衛省は「これまでの活動同様、海賊行為を取り締まる警察活動で、武力行使ではない」と説明している。

日本政府が実施している海賊対策は「エスコート」方式と呼ばれ、護衛対象船舶の前後に護衛艦2隻を配置。上空からP3C哨戒機2機が監視し、長さ約1000キロ、幅約60キロのアデン湾内の国際推奨航路を航行する船舶を護衛している。

しかし各国の警戒強化などで、2011年まで年200件超だった海賊の発生件数が12年は75件に減る一方、活動範囲は広域化している。このため、日本政府は派遣する2隻のうち1隻を多国籍部隊に参加させ、特定の船舶を護衛せず、航路が通る海域を他国と区切って警戒する「ゾーンディフェンス」方式に移行させることにした。海域の割り振りなど連絡・調整のため、隊員を多国籍部隊の司令部に派遣するが、指揮下には入らない。【本多健】



 
 
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武装勢力が警察署襲撃、12人死亡 ソマリア

cnn.co.jp

2013.11.20 Wed posted at 10:57 JST

ソマリア・モガディシオ(CNN) ソマリア中部の商業中心地ベレドウェインで19日、イスラム武装勢力「シャバブ」が警察署を襲撃し、警察官や兵士など少なくとも12人が死亡した。当局が明らかにした。

襲撃された警察署には、シャバブ撲滅作戦を支援しているアフリカ連合(AU)ソマリアミッション(AMISOM)の拠点もあり、警官やAU部隊の応戦でシャバブ側も少なくとも4人が死亡した。

地元当局によると、同日午前11時ごろ、警察署の入り口に爆弾を積んだ車が突っ込んで爆発。武装勢力が警察署内に乱入し、警官隊やAU部隊と交戦になった。この戦闘でソマリアの警察官少なくとも6人と、AU部隊の兵士4人、民間人2人が死亡したという。

一方、シャバブの軍事部門は犯行を認める声明を出し、AU部隊の18人とソマリア兵23人を殺害したと主張している。

目撃者は、武装集団が自動車爆弾に続いてライフル銃や機関銃などで警察署を襲撃し、黒い煙が上がるのが見えたと話している。

ベレドウェインでは10月にも、飲食店を狙ったシャバブの自爆テロで16人が死亡していた。

モハムド大統領は19日に声明を発表し、「馬鹿げた攻撃としか言いようがない。このような攻撃では、いかに誤った目標であれ、彼らの目標は何も達成できないということを敵は認識する必要がある」と非難した。

シャバブはアルカイダとの関係が指摘され、米国が2008年に国際テロ組織に指定している。9月にケニアのナイロビで起きたショッピングモール襲撃事件でも犯行声明を出していた。



 
 
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ソマリア海賊:対処の海自、多国籍部隊参加

毎日新聞 2013年12月11日 東京朝刊

アフリカ東部のソマリア沖・アデン湾で海賊対処行動を実施中の海上自衛隊は日本時間10日午前、米英豪など他国の部隊とともに一定の海域を警戒する「ゾーンディフェンス」方式の対処活動を開始した。商船1隻に護衛艦1隻が同行する従来の「エスコート」方式より効率的な活動が可能になる。多国籍部隊には、派遣中の護衛艦2隻のうち1隻が参加する。



UP:2013 REV:
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