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ソマリア民主共和国 2010年7月〜12月

アフリカアフリカ Africa 2014


○外務省 各国・地域情勢 ソマリア民主共和国

○2007年までのニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 〜2007年
○2008年のニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 2008年
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○2010年1月〜6月のニュース、企画案内 ソマリア民主共和国 2010年1月〜6月
○最新のニュース、企画案内 ソマリア民主共和国
ソマリア海賊対策と自衛隊派遣問題

◆2010/07/01 cnn.co.jp ソマリア大統領が戦闘指揮、首都での武装勢力掃討
◆2010/07/02 毎日新聞 エチオピア:内戦孤児「未来見えない」−−難民キャンプ
◆2010/07/03 asahi.com 「大統領」に野党党首 独立宣言のソマリランド
◆2010/07/06 cnn.co.jp ソマリア首都で反政府デモ 平和維持部隊を非難
◆2010/07/12 NIKKEI NET ソマリア沖海賊対策、自衛隊派遣1年延長へ
◆2010/07/13 yomiuri.co.jp ウガンダ爆発、アル・カーイダ系勢力が犯行声明
◆2010/07/13 AFP BB News ウガンダ爆発の死者74人に、ソマリア反政府勢力が犯行声明
◆2010/07/13 毎日新聞 ウガンダ:爆発テロ サッカーW杯テレビ観戦の74人死亡
◆2010/07/13 yomiuri.co.jp ウガンダ連続爆破、別のテロ計画で外国人4人逮捕
◆2010/07/13 IBTimes ウガンダで爆破テロ、74人死亡-ソマリア武装勢力が犯行
◆2010/07/13 asahi.com ウガンダ連続爆破事件、ソマリアの武装勢力が犯行声明
◆2010/07/13 asahi.com ウガンダの爆弾テロを非難=FBIが捜査協力―米
◆2010/07/13 cnn.co.jp ウガンダ連続爆発 ソマリア武装勢力が犯行声明
◆2010/07/13 ニューズウィーク 「W杯テロ」は新たな聖戦の始まりか
◆2010/07/14 cnn.co.jp ウガンダ連続爆発、ナイトクラブで新たな爆発物を発見
◆2010/07/14 毎日新聞 ソマリア:ベールで覆い武器を取る女たち
◆2010/07/15 毎日新聞 ウガンダ:テロにアフリカ連合衝撃、ソマリア平和部隊標的
◆2010/07/15 ニューズウィーク ソマリア増派をためらうアフリカ連合
◆2010/07/16 スポットライト 自衛隊の海賊対策、1年延長
◆2010/07/16 NIKKEI NET 自衛隊のソマリア沖派遣、1年間延長を決定 政府
◆2010/07/19 NIKKEI NET 海賊対策1年延長、民主が容認 なし崩しで現実路線に
◆2010/07/22 NIKKEI NET ソマリア沖海賊対策 海自、外国艦に給油検討
◆2010/07/23 NIKKEI NET 海賊対策船給油の法整備、野党協力に期待 防衛相
◆2010/07/24 時事通信社 ソマリア沖へ補給艦検討=外国艦船に洋上給油―政府
◆2010/07/26 NIKKEI NET ソマリア対策、厳戒下で議論 アフリカ連合首脳会議
◆2010/07/26 毎日新聞 海外乾きと命:東アフリカ報告/中 ソマリアからあふれる避難民
◆2010/07/28 毎日新聞 アフリカ連合:ソマリアに数千人増派 イスラム勢力と対決--首脳会議合意
◆2010/07/28 asahi.com ソマリア平和維持部隊を4千人増員 アフリカ連合
◆2010/07/28 cri アフリカ連合、ソマリアに平和維持部隊4000人を派遣
◆2010/07/28 NIKKEI NET アフリカ連合首脳、ソマリア部隊増強で合意
◆2010/08/06 cnn.co.jp 米司法省 ミネソタ州などでテロ協力者14人を起訴
◆2010/08/06 毎日新聞 米国:米国人がテロ支援 ソマリア系14人を起訴
◆2010/08/11 ニューズウィーク ソマリア増派をためらうアフリカ連合
◆2010/08/19 毎日新聞 ソマリア:「支援、まず増派を」 アフリカ連合委員長に聞く
◆2010/08/24 NIKKEI NET ソマリア首都で自爆テロ 国会議員ら31人死亡
◆2010/08/24 yomiuri.co.jp ソマリア自爆テロ、国会議員ら30人死亡
◆2010/08/25 cnn.co.jp ソマリアのホテルで爆弾テロ、死者30人以上 国連が非難
◆2010/08/25 毎日新聞 ソマリア:国会議員ら30人、襲撃を受け死亡
◆2010/08/25 AFP BB News ソマリア首都のホテルで自爆攻撃、国会議員ら30人死亡
◆2010/08/26 ニューズウィーク ソマリア無視の大きすぎる代償
◆2010/09/07 TechCrunch Japan ゲスト寄稿:ちっぽけなソマリランドは、世界初のキャッシュレス社会になれるか?
◆2010/09/08 cnn.co.jp 住民死者は2週間で230人以上、ソマリア首都の戦闘
◆2010/09/21 cnn.co.jp ソマリア暫定政府の首相が辞任 大統領と対立の末
◆2010/09/22 asahi.com ソマリア首相が辞職 治安対策巡り大統領と対立
◆2010/10/27 cnn.co.jp 世界各国の汚職指数ランキング、日本は17位
◆2010/10/28 毎日新聞 IGAD:AU部隊に武力行使の任務を 会見で事務局長
◆2010/11/02 時事ドットコム ソマリア発の航空貨物も停止=爆弾テロ未遂事件機に−英
◆2010/11/03 AFP BB News ソマリア海賊活発化、密輸や人身売買も 国連報告書
◆2010/11/04 LNEWS 日本郵船/海賊対策に貢献で表彰
◆2010/11/08 RKB LOCAL NEWS 東南アジア・中東の捜査担当者が研修 11/08 12:06
◆2010/11/09 cnn.co.jp 全米で児童売春の一斉検挙 884人を逮捕
◆2010/11/09 NIKKEI NET ソマリア海賊、奪った日本船で襲撃
◆2010/11/09 yomiuri.co.jp ソマリア沖、攻撃してきたのは…乗っ取られた船
◆2010/11/09 yomiuri.co.jp 米国の貨物便規制、ソマリア発にも拡大
◆2010/11/15 cnn.co.jp ヨット襲撃で人質の夫婦、1年ぶり解放 ソマリア
◆2010/11/15 AFP BB News ソマリア海賊に捕らわれていた英国人夫妻、解放される
◆2010/11/16 AFP BB News テロの危険が最も高い国はソマリア、英調査
◆2010/11/19 インド新聞 テロ遭遇危険度、パキスタン連続2位:196カ国対象、1 位はソマリア
◆2010/11/20 NIKKEI NET NATO、ミサイル防衛構築 「新戦略概念」採択
◆2010/11/21 AFP BB News ドイツで海賊裁判、約400年ぶり ソマリア沖でコンテナ船襲う
◆2010/11/25 cnn.co.jp ソマリアの海賊事件で有罪評決、200年ぶり
◆2010/11/27 yomiuri.co.jp 少年の無差別テロ、FBIが直前に爆弾すり替え
◆2010/11/28 cnn.co.jp ツリー点灯式で無差別テロ計画の少年を逮捕 米国
◆2010/11/29 毎日新聞 米国:ツリーに爆弾、テロ未遂 ソマリア系の少年逮捕−−オレゴン州
◆2010/12/06 MODE PRESS ケニア「ソマリア・カルチュアル・ナイト」、エキゾチックなファッションショー
◆2010/12/08 グラツィアxガルボ 遊牧民から世界的トップモデルへ。ワイス・ディリーの自伝的映画が公開!
◆2010/12/13 cri インド洋海域、海賊にパナマ籍貨物船が乗っ取られる
◆2010/12/26 cnn.co.jp オランダでテロ計画か ソマリア出身の12人を逮捕
◆2010/12/26 cri ソマリア海賊、タイ籍貨物船をハイジャック


 
 
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2010.07.01 Web posted at: 16:27 JST Updated - CNN

ソマリア大統領が戦闘指揮、首都での武装勢力掃討

(CNN) 暫定政府軍とイスラム武装勢力の交戦が続くアフリカ東部のソマリア情勢で、アハメド大統領の側近は6月30日、大統領が同日、自動小銃を携えて首都モガディシオの戦闘を指揮したと述べた。地元ジャーナリストが明らかにした。

側近によると、大統領は政府軍や暫定政府を支援するアフリカ連合(AU)軍とともにイスラム過激派シャバブを掃討する大規模作戦の前線に現れ、戦闘に加わったとしている。

アハメド氏は昨年、大統領に就任しているが、2006年6月に首都に進軍、制圧したイスラム強硬派「イスラム法廷連合」軍の指導者の1人で、戦闘経験は少なくない。その後、国連の後押しを受ける暫定政府を支持し、大統領に就任している。

シャバブはソマリア東部や南部に主要拠点を築き、首都でも勢力を広げ、政府軍と交戦している。モガディシオの緊急医療当局者によると、戦闘は30日にも首都の2カ所で発生し、砲弾が飛び交うなどして少なくとも5人が死亡、8人が負傷した。

シャバブは国際テロ組織アルカイダとの関係が指摘され、米政府はテロ組織に指定している。また、暫定政府への資金援助や武器支援を加速させている。



 
 
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「大統領」に野党党首 独立宣言のソマリランド

2010 年7月3日22時24分

【ヨハネスブルク=古谷祐伸】無政府状態のソマリアで唯一安定し、一方的に独立を宣言している北西部ソマリランド地域で6月26日、「大統領」を選ぶ選挙があり、現地の選挙管理委員会は1日、最大野党クルミエ(統一)党のアフメド・モハンマド・シランヨ党首の当選を発表した。任期は5年。国際社会に国として認めてもらえるよう、働きかけるのが最大の課題だ。

ソマリランドからの報道によると、独自の「憲法」で認められた3政党から、現職のカヒン大統領を含む各党首が立候補。登録した有権者109万人のうち53万人が投票し、シランヨ氏の得票率は49.6%だった。

ソマリアは1960年、北西部が英国、中南部がイタリアから独立して建国した。バーレ大統領(当時)が追放されて無政府状態になった91年、ソマリランドが一方的に独立を宣言した。その後、北東部のプントランドも自治を宣言。現在は3分割状態だが、ソマリア暫定政府は首都モガディシオの一部を支配するに過ぎず、南部は無政府状態が続いている。

しかし、分離独立運動を嫌うアフリカ連合をはじめ、国際社会はソマリランドの独立を認めていない。シランヨ氏は当選後、「国際社会にソマリランドを国として認めてもらうよう、精力的に戦っていく」と語った。



 
 
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2010.07.06 Web posted at: 13:39 JST Updated - CNN

ソマリア首都で反政府デモ 平和維持部隊を非難

(CNN) 暫定政府軍とイスラム武装勢力の交戦が続くソマリアの首都モガディシオで5日、反政府デモが行われた。デモ参加者には、全身を覆う衣服を身につけ、ライフル銃を手にした女性の姿もあった。

デモ参加者らは英語のプラカードを掲げ、政府を支援する平和維持部隊のアフリカ連合ソマリアミッション(AMISOM)が市民を殺害していると訴えた。

モガディシオではこのところ、イスラム武装勢力と政府軍との衝突で数十人が死亡しており、2日には親政府派のデモも行われた。

同国では1991年以降、政情不安が続いている。現在は、アルカイダとつながりを持ち、より厳格なイスラム法の実践を目指すイスラム武装勢力アルシャバブが戦争をしかけ、アハメド大統領の暫定政府が国連の支援を受け、これに対抗している状態だ。

アハメド大統領は2006年に6カ月間、実権を握った「イスラム法廷連合」軍の指導者の1人。連合軍にはアルシャバブも参加していた。連合軍はその後、エチオピア軍に倒された。

2009年初頭、現在の暫定政府がアフリカ連合平和維持部隊の支援を受けて実権を握り、エチオピア軍はソマリアから撤退した。

アルシャバブは現在、ソマリア中部・南部に加え、モガディシオの広域で勢力をふるっている。アルシャバブは西部に住むソマリア人にも接近し、インターネットを通じてイスラム教徒の若者をジハード(聖戦)に駆り立てている。

国連難民高等弁務官事務所の推計では、今年20万人以上のソマリア人が家を追われたとされるが、検問が厳しく交通手段も確保できないため、大半が国内にとどまっているという。



 
 
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ソマリア沖海賊対策、自衛隊派遣1年延長へ

2010/7/12 23:55

政府はアフリカ・ソマリア沖の海賊対策について、23日に期限が切れる自衛隊の派遣を1年間延長する方針を決めた。近く海賊対処法に基づく対処要項を新たに閣議決定する。民主党は今回の参院選マニフェスト(政権公約)に海賊対策の継続を明記。海賊対処法を巡っては野党だった昨年6月、民主党が反対し自民、公明両党が衆院で再可決、成立させた経緯がある。



 
 
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ソマリア:ベールで覆い武器を取る女たち

「アフリカの角」ソマリアの首都モガディシオ。ベールで顔や体を覆ったイスラム教徒の女性らが今月5日、銃やプラカード、旗を手に集まった。アフリカ連合(AU)平和維持部隊に抗議する集会だ。

長年の内戦で中央政府が機能しない「破綻(はたん)国家」。首都の一角を治める暫定政府は、ウガンダ、ブルンジによるAU部隊の支援がなければ崩壊必至といわれる。集会を組織したのは暫定政府と激しい戦闘を続ける急進的イスラム勢力アルシャバブで、「民意の暫定政府離れ」をアピールする意図が見える。この6日後、ウガンダの首都カンパラで70人以上が死亡する爆弾テロが発生。アルシャバブが犯行声明を出した。

来年で内戦ぼっ発20年。疲弊した大地に、平和の芽吹きはまだ見えてこない。【服部正法】

毎日新聞 2010年7月14日 19時42分(最終更新 7月14日 19時53分)



 
 
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ソマリアのアルカイダ、アルシャバブって何者?

Who Is Al-Shabab?

ウガンダで連続爆破テロを起こした武装組織は残虐な恐怖支配で知られ、アメリカへもその魔手を伸ばしている

2010年07月15日(木)18時14分

ラビ・ソマイヤ

7月11日、ウガンダの首都カンパラで70人以上が死亡する連続爆発テロが起きた。翌日に犯行声明を出したのは、ソマリアのイスラム武装勢力アルシャバブだ。

ソマリア政府との衝突を繰り返し、今回初めて国外でのテロ行為に手を染めたアルシャバブとは、一体どんな集団なのか。そしてアメリカ国内に影響を及ぼす可能性はあるのだろうか。

過去数十年にわたってまともな政府さえ存在しないソマリアが、国家として機能していないのは周知の事実だ。現在はシェイク・シャリフ・アハメド大統領が暫定政府を率いているが、統治には程遠く、首都モガディシュさえ十分に掌握できていない。

分裂した原理主義組織から派生

本誌記者のレノックス・サミュエルズは90年代、ダラス・モーニング・ニュース紙の特派員としてソマリアに滞在し、血みどろの内戦を取材した。

彼によれば、20年以上独裁者として君臨したモハメド・シアド・バーレが91年に失脚すると、イスラム法廷連合(ICU)が勢力を拡大。内戦を終結させるべく米軍を中心とした多国籍軍が92年にソマリアに介入したが、その直後にICUは国土の大半を支配していたという(その後、モガディシュで米軍ヘリが撃墜された93年の悪名高き「ブラックホーク」事件を経て、米軍はソマリアから撤退した)。

ICUは当初、腐敗と民族紛争にうんざりし、無法地帯と化した国土に法律と秩序を取り戻したいと願うソマリア国民に歓迎された。だが、イスラム法シャリアの遵守を旨とするICUは次第に軍事色を強め、不寛容な原理主義組織となっていった。

やがて欧米が支援する暫定政府とエチオピア軍の軍事的圧力を受けて、ICUは徐々に領土を失い、分裂。そこから派生した組織の一つが、「若者」を意味するアルシャバブだった。

2006年、キリスト教国のエチオピアがアメリカの後ろ盾を得てソマリアを侵略すると、アフリカ連合(AU)の平和維持部隊が駐留を開始。ICUの戦闘部隊となっていたアルシャバブは、首都から追放された。

かつてICUの指導者の一人だったアハメドが、国連が支援する暫定政府の大統領に就任したが、当時アルシャバブを率いていたシーク・ムクタハル・ロボウ(アブ・マンスールの名でも知られる)らは暫定政府を拒否。以来、テロ行為を繰り返して何千人もの命を奪ってきた。

邪悪なW杯を見たソマリア人を死刑に

アルシャバブの目的は、政府を倒し、厳格なイスラム法を適用すること。ニューヨーカー誌によれば、彼らは国連と欧米のNGO(非政府組織)も敵視しており、08年と09年には平和維持部隊の隊員など42人を殺害した。また06年にソマリアを侵略したエチオピアと、アフリカ連合に派兵しているウガンダとブルンジも敵とみなしている。

アルシャバブの指導層の顔ぶれはほとんど明らかになっていない。幹部らがアフガニスタンでアルカイダの訓練キャンプに参加したとか、ソマリアを訪問したアルカイダ幹部から手ほどきを受けたという噂が聞こえてくるだけ。アルシャバブは07年以降、アルカイダとの連携を公言しており、米国務省の外国テロ集団のリストにも名を連ねている。

ワシントン・ポスト紙は、アルシャバブが若者を誘拐し、戦士に仕立てることもあると報じた。「モガディシュの2つのサッカースタジアムはどちらもアル・シャバブに占拠され、新兵の訓練に使われている。新兵の大半は16歳以下だ」

アルシャバブの戦闘員は数千人に達し、目印の赤と白のスカーフを着用している。BBCによれば、アル・シャバブの支配地域では、不貞行為を働いた女性を石打ちで死刑にしたり、窃盗犯の手足を切り落としているという。



 
 
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自衛隊の海賊対策、1年延長

2010年7月16日 19:25

菅内閣は16日、ソマリア沖・アデン湾で行っている自衛隊の海賊対策活動の1年延長を決めた。

IMB(国際海事局)によると、昨年のソマリア沖の海賊発生件数は217件で、一昨年から倍増しているらしい。防衛省によれば、海賊対策活動として、これまでに1050隻を護衛し、 264回の監視飛行を行ってきたという。

自衛隊の海賊対策は、2009年3月に海上警備行動として開始された。6月に『海賊対処法』が成立してからは、海賊対処行動として行われてきたが、行動の内容を定める要項では、今月の23日が活動期限となっているため、新たに24日から来年7月23 日までの1年間を活動期間として延長する。



 
 
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自衛隊のソマリア沖派遣、1年間延長を決定 政府

2010/7/16 10:15

政府は16日午前、安全保障会議と閣議を開き、23日に期限が切れるアフリカ・ソマリア沖での海上自衛隊による海賊対策を1年間延長する対処要項を決定した。これを受け、北沢俊美防衛相が海賊対処法に基づき自衛隊に対処行動を命令。護衛艦による船舶の護衛や、P3C哨戒機による警戒監視を継続する。

海賊対処法は昨年6月に成立した。野党だった民主党は自衛隊派遣の国会での事前承認が必要として反対したが、政権交代後は国際貢献策として容認。今回の参院選マニフェスト(政権公約)には自衛隊の海賊対策の継続を明記していた。

ソマリア沖の海賊対策を巡っては昨年3月、自公政権が自衛隊法の海上警備行動を発令し護衛艦を派遣。7月に海賊対処法に基づく活動に切り替えた。同法は日本に関係しない外国船舶にも護衛対象を拡大。自衛隊の海外での武器使用基準も緩和し、警告射撃をしても船舶への接近をやめない海賊船の船体に危害射撃を認めた。



 
 
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海賊対策1年延長、民主が容認 なし崩しで現実路線に

2010/7/19 1:33

菅政権がアフリカ・ソマリア沖での海上自衛隊による海賊対策の来年7月までの1年間延長を決めた。民主党は野党だった昨年6月、根拠法となる海賊対処法に反対したが、今回は国際貢献などを理由に継続を容認した。政権交代を経て現実路線に修正したが、過去の主張との整合性の説明は十分とは言い難い。

政府は海賊対処法に基づき護衛艦2隻とP3C哨戒機2機を継続派遣。長期化をにらみ、P3Cの活動拠点としてジブチ空港内の12ヘクタールの土地に隊舎などを建設する。要員も30人増やす。

北沢俊美防衛相は16日の記者会見で「国際貢献として大変成果が上がっている」と活動継続の意義を強調。海賊対策に当たる外国艦船への給油について「法整備などもあるので研究を進めていきたい」と意欲を示した。北大西洋条約機構(NATO)や欧州連合(EU)が海自による給油を要請している。

海賊対処法は民主党議員の提案で議論が始まっていながら、民主党は「自衛隊派遣の国会事前承認が必要」として反対。自民党は「反対するだけで無責任」と批判した。民主党が与党になり、自衛隊派遣に慎重な社民党が連立政権を離脱しても、国会承認規定を盛り込む法改正に動いてはいない。

仙谷由人官房長官は16日、野党時代の反対について「海賊対処行動に出るのがけしからんという反対ではなかった」と指摘。同時に「事前承認といっても国会は開かれていない。参院選も行っていた中、期限が23日までだから行政府の責任で判断した」と説明した。

新たな国際貢献策が思うように決められない中、海賊対策の継続や強化には菅政権の国際貢献への取り組みをアピールする狙いもある。政府は 13日、検討してきた国連平和維持活動(PKO)国連スーダン派遣団(UNMIS)への陸上自衛隊ヘリコプター部隊の派遣を見送った。外務、防衛両省の溝が埋まらず、事実上の時間切れ決着だった。

沖縄の米軍普天間基地移設問題でも、移設先の工法や位置を巡る日米専門家協議の期限が8月末に迫る。参院選を挟み、十分な議論や国民への説明を尽くせぬままに意思決定の期限を迎える課題が相次いでいる。



 
 
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ソマリア沖海賊対策 海自、外国艦に給油検討

2010/7/22 1:01

政府は21日、アフリカ・ソマリア沖で海賊対策に当たる外国艦船へ海上自衛隊による洋上給油を実施する検討に入った。9月に想定する臨時国会での関連法案の提出を視野に入れる。北大西洋条約機構(NATO)などからの要請を踏まえた動きだ。ただ、参院で野党が過半数を占める状況で、法案の行方は不透明。政府内には慎重論もあり、新たな国際貢献策に踏み切るかどうか議論を呼びそうだ。

日本は現在、海賊対処法に基づき、海賊対策のため護衛艦とP3C哨戒機をソマリア沖に派遣。自衛隊法の海上警備行動による実績を含め7月 15日までに1050隻を護衛した。海賊対処法は海上警備行動では認められない外国船舶も護衛対象としたが、外国艦船への給油は規定していない。政府は給油実施のため、同法改正案か新たな特別措置法案を検討する。

海賊対策にあたっている外国艦船は現在、給油のたびに周辺国へ寄港する必要がある。行動の効率化のため補給艦による洋上給油を求める声がNATOや欧州連合(EU)から上がっている。

こうした事情を背景に、北沢俊美防衛相が昨年10月、給油活動の検討を表明。海賊対策の1年間延長を決めた16日には「補給艦についてはいろんな角度から要請は承っている。法整備等もあるから、研究は進めていきたい」と意欲を示していた。新たな人的貢献の実績を上げることで菅政権の積極姿勢をアピールする狙いもある。

しかし、先の参院選で野党が参院の多数派となったため、法案成立の見通しが立たない可能性もある。参院選マニフェスト(政権公約)で海賊対策への積極姿勢を明示した自民党の協力に期待する向きもあるが、政府内には「それほど緊急性があるのか」との慎重論も根強い。法案を提出するかどうか、国会情勢を見極めて最終判断する。



 
 
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海賊対策船給油の法整備、野党協力に期待 防衛相

2010/7/23 12:09

北沢俊美防衛相は23日の閣議後の記者会見で、アフリカ・ソマリア沖で海賊対策に当たる外国艦船に海上自衛隊が給油するための法整備について「国際貢献として日本にプラスになるものであれば、(国会が)ねじれていようが政党同士で前向きに議論すれば道は開ける」と述べた。参院で野党が過半数を占めるねじれ国会で野党の協力に期待を示したものだ。

同時に「ねじれ国会だから重要な国際貢献をやめるというようなことは非常に短絡的な考えだ」と指摘した。



 
 
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ソマリア沖へ補給艦検討=外国艦船に洋上給油―政府

(時事通信社 - 07月24日 17:02)

政府は24日、アフリカ・ソマリア沖の海賊対策として、海上自衛隊の補給艦を新たに派遣する方向で検討に入った。現地で海賊と対峙(たいじ)する各国艦船への洋上給油ができるよう、9月召集見通しの本格的な臨時国会への関連法案提出を目指す。政府はスーダンでの国連平和維持活動(PKO)への自衛隊派遣を見送ったばかりで、今後はソマリア沖への補給艦派遣を日本の新たな国際貢献活動としてアピールしたい考えだ。

ソマリア沖では現在、海賊対処法に基づき、海自の護衛艦とP3C哨戒機が活動中。政府は先に、海自の派遣期間を今月24日から1年間延長することを決めたが、同法が規定していない他国艦船への給油を可能にするため、新法案か法改正案の取りまとめに向け、検討に着手した。



 
 
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アフリカ連合、ソマリアに平和維持部隊4000人を派遣

2010-07-28 11:59:30 cri

AU・アフリカ連合委員会のジャン・ピン委員長は27日第15回AU 首脳会議閉幕後の記者会見で、AUはソマリアに平和維持部隊4000人を派遣し、6000人の現地部隊と共に社会安定の維持に当たることを明らかにしました。

ジャン・ピン委員長は「東アフリカ政府間開発機構(IGAD)から2000人と、そのほかギニアやジブチ両国から2000人を派遣する」と述べた上で、「他の国々もソマリアに平和維持部隊を派遣する用意がある」と表明しました。

また、ジャン・ピン委員長は、「これらの平和維持部隊が現地の反政府勢力に対してもっと積極的に打撃を与える戦略をとり、『平和維持』から『平和を獲得』の戦略に移行することを検討している」と語りました。(万、吉野)



 
 
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2010.08.06 Web posted at: 14:13 JST Updated - CNN

米司法省 ミネソタ州などでテロ協力者14人を起訴

(CNN) 米国のホルダー司法長官は5日、国際テロ組織アルカイダと関連を持つソマリアの反政府武装勢力「アルシャバブ」に協力したとして、米国籍取得者を含む14人の男女を起訴したと発表した。

14人のうち2人は米国籍を持つ33歳と63歳の女で、武装勢力に提供する資金を集めていたとして、ミネソタ州で逮捕された。残りの12人は米国内でメンバーの勧誘などを行ったとされているが、現在はソマリアで武装活動に参加しているとみられる。

このうちアラバマ州で起訴されたオマール・シャフィク・ハマミ(26)被告は、キリスト教からイスラム教に改宗した米国人だ。ラップ音楽を使って宣伝活動を行うなど、イスラム系武装勢力の間では「ロックスター」とも呼ばれる存在だという。同被告は現在、アルシャバブの幹部として活動していると考えられている。

今回12人が起訴されたミネソタ州は、全米でソマリア系移民が最も多く暮らす地域とされる。地域の慈善団体によると、大半は難民として米国に移住したという。

ホルダー司法長官は、罪のないイスラム教徒がテロ組織の攻撃被害に遭っているとしたうえで、テロ組織との戦いにおいて米国人イスラム教徒たちの協力が重要な役割を果たしていると強調した。



 
 
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米国:米国人がテロ支援 ソマリア系14人を起訴

【ワシントン草野和彦】国際テロ組織アルカイダと連携する東アフリカ・ソマリアの急進的イスラム勢力「アルシャバブ」のテロ活動を支援したとして、ホルダー米司法長官は5日、米国籍7人を含むソマリア系住民14人を起訴した、と発表した。アルカイダの活動領域拡大と共に、米国内で急進的な思想に走る「国産テロリスト」の脅威を象徴する事件で、長官は「(国民の)急進化が根付くのを防がねばならない」と警戒感をあらわにした。

司法省の発表によると、起訴された14人は19〜63歳の男女。うち、それぞれアラバマ、カリフォルニア州の住民だった26歳と28歳の男2人は米国籍を持っており、現在はソマリアでアルシャバブの活動に合流しているとみられる。

残り12人はいずれも米国内で最大のソマリア人社会があるミネソタ州の住民。このうち10人の男は、アルシャバブの活動に参加するため渡航しようとしていた。

また米国籍を持つ女2人は、生活困窮者への募金などを偽り、アルシャバブの活動資金を集めていた。

アルシャバブは、ウガンダの首都カンパラで先月11日、74人が死亡した連続爆破テロで犯行声明を発表。ソマリア以外で実行した初のテロだった。

また米国務省が5日発表したテロに関する09年版報告書では、パキスタンでの軍事作戦がアルカイダの中核組織に打撃を与える一方、アルカイダの脅威が分散化し、中核組織の弱体化を補っていると指摘。具体例として、アフリカやイエメンなどを挙げている。

最も活動的と警戒しているのが、イエメンの国際テロ組織「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」だ。指導者の一人、アウラキ師は米ニューメキシコ州出身。昨年12月の米旅客機爆破テロ未遂事件で、実行犯に指示を出した他、同11月にテキサス州の陸軍基地で銃乱射事件を起こした被告も同師と連絡を取っていた。

毎日新聞 2010年8月6日 東京夕刊



 
 
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ソマリア増派をためらうアフリカ連合

Africa Sighs at Somalia

支援することも見捨てることもできないAU諸国のジレンマ

2010年08月16日(月)15時44分

ジェイソン・マクルーア

[2010年8月11日号掲載]

内戦が続くソマリアの未来は、日に日に危うくなっている。7月25〜27日にウガンダで開かれたアフリカ連合(AU)首脳会議では、ソマリアの首都モガディシオに駐留するAUの平和維持活動(PKO)部隊への増派を、ギニアとジブチが約束した。イスラム武装勢力アルシャバブの台頭に危機感を抱いたためだ。

だがPKOは惨めな結末を迎えるかもしれない。AU加盟国の大半はソマリアを絶望視し、部隊を駐留させること自体が状況を悪化させているのではと危惧し始めた。

かつてはアフリカの問題をアフリカ自身で解決する手段としてもてはやされたAU部隊だが、各国は派兵にためらいがちだ。シエラレオネ、マラウイ、ガーナ、ナイジェリアなどは、これまで増派を約束しても実行してこなかった。

アルシャバブは7月11日にウガンダの首都カンパラで連続爆発テロを起こしたが、その目的はソマリアに派兵しているウガンダへの報復だと主張した。AU諸国は派兵すれば次の標的になりかねないと警戒している。

アルシャバブの思想に共鳴するソマリア人は少ないが、内戦を「ソマリア人対外国人」という構図に見せることで新兵を増やしている。AUの増派はこの構図に説得力を与えることになる。とはいえアルシャバブがソマリアを制圧すれば、見過ごすことはできない。

http://www.newsweekjapan.jp/stories/world/2010/08/post-1524.php



 
 
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ソマリア:「支援、まず増派を」 アフリカ連合委員長に聞く

ソマリアでは現在、暫定政府が急進的イスラム武装勢力「アルシャバブ」から激しい攻撃を受けている。平和維持活動のため派兵しているアフリカ連合(AU、53カ国・地域)加盟国に対して先月、連続テロが行われ、先月末、AUは増派を決めた。来日したジャン・ピンAU委員長(67)のインタビューを通して、ソマリアの将来像を展望した。【服部正法、吉永康朗】

◇「武装勢力が望むのは対話でなく破壊だけ」

■連続爆弾テロ発生

ピン委員長

「アルシャバブは急進的テロ思想を持っており、交渉はほぼ不可能だ。彼らが望むのは対話でなく破壊だけだ」

現在のソマリアは、南部の広範囲を勢力圏とし、国際テロ組織アルカイダと連携するアルシャバブが優勢で、暫定政府はかろうじて首都モガディシオの一部を治める状況だ。07年、AUは平和維持部隊の派遣を決定。同年、国連安保理もこれを認めた。しかし実際にはウガンダ、ブルンジ両軍しか派兵せず、計約6000人が崩壊寸前の暫定政府を支えている。

このためアルシャバブは以前から、ウガンダ、ブルンジ両国でテロを行うと警告。ソマリア暫定政府のアリ外相(当時)も今年2月、毎日新聞との会見で「アルシャバブは世界的な(テロ組織の)ネットワークから支援を受けられる。テロが実際発生するかは不明だが、ウガンダ、ブルンジ両国とも警戒を強めている」と、テロ拡大の可能性について言及していた。

こうした憂慮は的中し、先月11日、ウガンダ・カンパラで連続爆弾テロ事件が発生。アルシャバブの関与が強く疑われた。

■周辺国への拡大懸念

ピン委員長

「我々には多くの課題がある。まず増派が必要だ。そして、目的完遂のために必要な部隊装備を整えるべきだ。さらに、暫定政府が統治できるよう基盤の強化を支えるべきだ。今後ギニア、ジブチの大隊派遣などを受ける。(部隊定員)上限の8000人に達するだろうし、超えるかもしれない。8000人以上に増やすべきだと言う国もある」

テロ直後、ウガンダのムセベニ大統領がAU部隊の2万人までの増派を要望。ギニア、ジブチが派兵を約束した。AU加盟国首脳は先月27日、ソマリアに数千人規模を増派することで合意した。AUがソマリアへの介入強化を打ち出した形だ。

AUが合意した背景には、無政府状態のソマリアを温床とするイスラム原理主義テロが周辺国に拡大しかねないとの懸念がある。

■「逆効果」の声も

ピン委員長

「(現在のAU部隊の任務の)防御だけでなく、望めば攻撃も可能だ。それには、さらに多くの戦闘装備が必要になる。任務変更は検討しているが、資金が要る。派兵には兵士への給与の問題を伴う。日本にはAU部隊への資金面での関与、協力をお願いしている」

AUとアルシャバブは全面対決の様相だが、増派の効果には疑問符が付く。逆に状況悪化をもたらすと懸念する声もあがっている。

現状のAU部隊の任務は暫定政府の保護に限られ、先制攻撃は禁じられている。以前から加盟国の中には「先制攻撃可能に変更すべきだ」との声もある。しかし、ピン委員長が示唆した、任務変更までには実際には至っていない。現状のままで増派がすぐに戦局好転につながるかは不透明だ。

一方、専門家の間には、増派戦略そのものを疑問視する声も根強い。ブロンウィン・ブルトン元米外交問題評議会研究員は先月末、ニューヨーク・タイムズ紙への寄稿で、中東出身者など外国人メンバーも多いアルシャバブは「AU部隊との戦闘」という目的でまとまらなければ、ソマリア民族主義者と国際テログループに分裂すると指摘した。「武力で安定化を図るなら10万人の兵力が必要で、AUが表明する数千人では紛争が激化するだけだ。米国はアルシャバブ内部の穏健派と交渉すべきだ」と、対話による解決を説く。外国軍の大規模な武力介入がソマリア市民の反発を招き、逆に国際テロ組織を利するとの懸念は払しょくできない。

毎日新聞 2010年8月19日 東京朝刊



 
 
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ソマリア首都で自爆テロ 国会議員ら31人死亡

2010/8/24 22:03

【ロンドン=岐部秀光】ロイター通信によると、東アフリカのソマリアの首都モガディシオで24日、軍服を着た何者かがホテルで銃を乱射した後、自爆した。同国情報省は国会議員6人を含む少なくとも31人が死亡したと述べた。ソマリア暫定政府は国際テロ組織アルカイダとつながりがあるイスラム原理主義勢力アッシャバーブによるテロと断定した。

ソマリアでは欧米諸国やアフリカ連合(AU)の支援を受ける暫定政府に対し、イスラム武装勢力が攻撃を続けている。20年以上に及ぶソマリア国内の混乱は沖合で国際船舶を狙った海賊行為を横行させる背景となっている。



 
 
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ソマリア自爆テロ、国会議員ら30人死亡

【ヨハネスブルク=中西賢司】東アフリカ、ソマリアの首都モガディシオで24日、イスラム過激派武装勢力アル・シャバブの戦闘員2人がホテルに突入し、客らを銃撃して自爆。

AFP通信によると、宿泊客だった暫定議会(国会)議員ら少なくとも30人が死亡した。

23日には暫定政府軍とアル・シャバブが首都で戦闘しており、23、24の両日で死者は40人にのぼった。

6000人規模の平和維持部隊を展開するアフリカ連合は増派表明しているが、アル・シャバブの広報官は「大規模戦争」を宣言、徹底抗戦の姿勢を示している。

(2010年8月24日22時00分 読売新聞)



 
 
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2010.08.25 Web posted at: 10:11 JST Updated - CNN

ソマリアのホテルで爆弾テロ、死者30人以上 国連が非難

国連(CNN) ソマリアの首都モガデシュのホテルで24日、武装勢力による爆弾テロがあり、少なくとも33人が死亡した。政府報道官によると、死者には国会議員6人が含まれ、さらに議員3人が負傷した。国連安全保障理事会は犯人らを非難する声明を出した。

当局者らによると、同日午前11時前、大統領宮殿近くのホテルに2人組の男が侵入し、爆発物を起爆させた。治安部隊が出動してホテルを包囲するなか、犯人らは自殺したとされる。同国のイスラム武装勢力アルシャバブが犯行声明を出した。

アルシャバブはソマリア暫定政府や、政府を支援するアフリカ連合ソマリア・ミッション(AMISOM)に対する攻撃を繰り返している。アルシャバブの報道担当者は、AMISOMが同国から撤退するまで戦闘を続けると述べた。

安保理が出した報道陣向け声明は、全会一致を必要とするが強制力はない。声明は犯人に対する「迅速な裁き」を求め、同国の治安体制をさらに強化する必要があると指摘した。安保理のチュルキン議長(ロシア)は「悲劇的な事態だ」として遺族と同国政府に弔意を伝え、「和平プロセスでの包括的な対話が重要」との見方を示した。

モガデシュでは今週、暫定政府軍とアルシャバブの衝突が激化し、多数の死傷者が報告されている。



 
 
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ソマリア:国会議員ら30人、襲撃を受け死亡

【ヨハネスブルク高尾具成】ソマリアの首都モガディシオで24日、武装勢力がホテルを襲撃、国会議員6人や暫定政府の治安要員を含む30人以上が死亡した。

AP通信によると国際テロ組織アルカイダとの連携を表明するソマリアのイスラム急進派勢力「アルシャバブ」が犯行を認めた。

アルシャバブは23日、暫定政府軍などに対し大規模な聖戦を宣言。24日に掛けて戦闘が続いていた。

ホテルは暫定政府大統領官邸の近くで、武装勢力は暫定政府軍の兵服をまとってホテルに侵入。自爆テロと無差別銃撃が同時にあったという。

毎日新聞 2010年8月25日 東京朝刊



 
 
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ソマリア首都のホテルで自爆攻撃、国会議員ら30人死亡

* 2010年08月25日 10:03 発信地:モガディシオ/ソマリア

【8月25日 AFP】ソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で24日、暫定政府軍の兵士を装ったイスラム武装勢力が大統領府近くのモナホテル(Hotel Mona)を襲撃し、同国暫定政府によると、自爆攻撃などで国会議員6人を含む30人が死亡した。

国際テロ組織アルカイダに忠誠を誓うソマリアの反政府勢力シェバブ(Shebab)の戦闘員2人による攻撃とみられる。モガディシオでは、23日から複数の地区でシェバブと暫定政府軍の衝突が続いており、23日の戦闘ですでに民間人29人が死亡している。

モナホテルは暫定政府の厳しい管理下に置かれた地区にあり、多くの国会議員や政府高官らが宿泊する。目撃者やホテル従業員によると、襲撃者たちは暫定政府軍兵士の軍服を着て、ホテル施設の門を警備していた治安要員を射殺して施設内に駆け込んできたという。

ホテルの従業員は「彼らは銃を相手構わず乱射した」「人びとの叫び声があがりパニック状態となった」と述べた。その後、襲撃者らは「バルコニーに登り、ホテルの外の政府軍めがけて発砲を始めた」という。

また暫定政府軍兵士によると、バルコニーで包囲された襲撃者の1人が、自爆ベストの爆弾を爆発させた。「襲撃者2人はバルコニーに一緒におり、『アッラーフ・アクバル(神は偉大なり)』と叫んでいた。1人は爆弾の爆発に失敗したが、もう1人の自爆ベストが爆発し、2人とも死亡した」という。

シェバブ広報のSheikh Ali Mohamoud Rage氏は、電話会見でシェバブが犯行を行ったことを明らかにした。(c)AFP/Mustafa Haji Abdinur



 
 
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ソマリア無視の大きすぎる代償

2010年08月26日(木)18時53分

ケニアの新しい駐米大使エルカナ・オデンボは、アメリカへのメッセージを携えて着任した。「ソマリアを無視すれば、アメリカ自身に禍が降りかかる」というメッセージだ。

ケニアの隣国ソマリアは、この5年間で無政府状態に近い国から、アフガニスタンのタリバン政権崩壊以降見かけなかったイスラム原理主義国家に向けて方向転換をしてきた。

「アフガニスタンとパキスタンにこれだけ投資しながら、テロリストがどこに向かっているかを気にしないなんてありえない」と、オデンボは警告する。「彼らが向かっている先として確実にわかっているのがソマリアだ」

その事実は疑いようがない。ソマリアの状況は一段と悪化している。2006年以降、イスラム原理主義組織アルシャバブをはじめとする多くの武装集団が、国土の大半を制圧してきた。アルシャバブは8月24日にも首都モガディシオのホテルを襲撃し、国会議員8人を含む30人以上を殺害したばかりだ。

アルカイダとつながりのあるアルシャバブは東アフリカでのジハード(聖戦)を掲げ、ソマリアで平和維持活動に従事する国々への報復を行っている。7月 11日には、ウガンダの首都カンパラで2件の爆破テロを実行。アルシャバブ初の国外でのテロ行為は、ウガンダが平和維持活動に参加したことへの報復だという。

■アフリカ連合まかせでは解決しない

「このテロによって、アルシャバブが単にソマリア政府の足を引っ張るだけの武装勢力ではないことが明確になった。彼らはこの地域がかかえる問題であり、つまりは世界全体の問題だ」と、オデンボは言う。

それなのにアメリカや国際社会は、アフリカ連合(AU)に平和維持活動を強化させることで問題を解決しようとしている。実際、手の施しようがないほど困難な使命を遂行すべく、平和維持部隊の増派を約束しているアフリカ諸国も少なくない。

だがオデンボに言わせれば、それでは不十分だ。「50人の部隊がやってきて、次に70人の部隊がやってきて、今度はいくらかの資金が与えられ、いくらかの機材が与えられる。そんなバラバラな支援ではダメだ」

ではどんな支援が必要なのか。武装勢力を探し出して叩きのめすしか解決の道はないと、オデンボは言う。「私が入手した数字によれば、相手は3000人か、せいぜい4000人の集団だ。国際社会が本気で彼らを追い詰める気なら、アフガニスタンに展開したような兵力を投入して、奴らを追うと宣言すべきだ」

それは難しい注文だ。ソマリアどころか、アフガニスタンへの派兵でさえ自国民の理解を得るのは困難なのだから。

だが、ケニアはすぐ隣に崩壊国家が存在することのリスクを熟知している。ケニアはこの20年間、ソマリアが終わりなき無秩序状態に陥る様を目撃し、その影響を肌で感じてきた。現在も、50万人以上のソマリア人難民がケニア北部に滞在している。

だから、アメリカはケニアの忠告にしっかりと耳を傾けるべきだ。ソマリア問題を解決するのは容易ではない、という忠告を。

──エリザベス・ディキンソン

[米国東部時間2010年08月25日(水)10時29分更新]



 
 
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ゲスト寄稿:ちっぽけなソマリランドは、世界初のキャッシュレス社会になれるか?

by ゲスト ライター on 2010年9月7日

ボブ・ディランがある時こう言った、「カネはしゃべらない、毒づくだけだ」。しかし、アフリカのソマリランドの首都ハルゲイサでは、金は腐っている。文字通り腐った紙のような悪臭を放っている。まるでモンスーンの中の雨漏りのする図書館のように。

なぜなら、多すぎるからだ。1ドルが1万7000ソマリランド・シリングに当たり、最高額紙弊は500シリング札なのだが、これが決して最も出回っている紙弊ではない。両替商は札束の山に囲まれ、子供たちは手押し車一杯の札と共に動き回る。1930年代ワイマール期ドイツでドイツマルクの価値がなくなった頃を彷彿させる。

ここではあらゆる場面で現金が役に立たない。果たして、名もない小国ソマリランドは世界初のキャッシュレス社会になれるのだろうか。それは可能であるどころか、ほぼ確実である。そうなることを示す強い根拠がすでにある。ソマリランド離散民からの送金のために必要に迫られて作られた送金システムと、モバイルバンキングの急成長によって、この国は現金を廃止せざるを得なくなった。まずは背景から見てみよう。

通貨は正式に認められたものではなく、国自体もそうである。ソマリランドにはATMがなく、クレジットカードは使えないばかりか、地元民にとってはとんでもない代物であると考えられている。同国は1991年、ソマリアとの残虐な内戦後に独立を宣言し、現在は報道の自由も自由市場もあり、最近の選挙は自由で公正なものであったことが広く認識されている。

かなりの数の離散民がDahabshiilを使って祖国に米ドルを送金している。これはアフリカ版のWestern Union(米国拠点の通信・送金事業会社)であり、非常に効率が良い。ソマリランドの人々は、世界中どこで支払われた資金であっても、資金が144ヵ国にある2万4000箇所の代理店および支店を通じて入金されてから5分以内に米ドルを引き出すことができる。さらには、金銭を引き出すことが可能になったことを知らせるSMSまで送られてくる。

エチオピアから陸路で到着した後、私はDahabshiilをありがたく思った。エチオピアに空路到着する前に、私はムンバイで2本目の「ボリウッド」(*)映画に出演していた。そこでは私にもトレーラーの楽屋が与えられ、係員が日傘を差しかけて送り迎えし、その他なにくれとなく世話をやいてくれた。もし私が当地でドルの全財産を引き出したら同様のトレーラーが必要になったかもしれない。もちろんそんなことは明らかに馬鹿げているし、長くは維持できなかっただろうが。[* インド、ムンバイで作られる映画の俗称]

その結果、主要モバイルキャリアーのSelesomが、現金を完全に回避するサービスを開始した。アフリカでのモバイルバンキングは決して新しいものではなく、欧米やアジアよりもはるかに進んでいるのだが、ソマリランドではこれをさらに次の段階へと押し上げることが可能だ。なぜなら、国自体が正式に存在していないからだ。国家予算がわずか4000万ドルなので、世界中でこの国を正式に認めてもらうべく努力を続ける上で、起業家精神と革新は不可欠である。

ハルゲイサでは過去6ヵ月以内に8万人以上の人たちが、送金、店舗での買い物、料金支払い等のためにSelesomのモバイル金融サービス、 ZAADに登録した。イギリスの広さで人口わずか350万からなる「国」に5つのキャリアーがひしめき、すでに活況を呈しているモバイル市場において、これは際立った数字でであるといえる。

ソマリランドからの通話料金はアフリカで最も安く、国内キャリアー間の熾烈な競争の結果、他のアフリカ諸国の5〜6分の1の価格になっている。 Dahabshiilのファウンダー、Mohamed Saed Dualeは、最近Somtelを立ち上げ、Telesom、Telcom、Africa Online、Nationlink、Soltelcoに続く6番目のキャリアーとして、市場に参戦した。

狙いは明確だ。Somtelは、親会社の持つ18年にわたる電信送金の経験をいかして、モバイル金融分野でSelesomに戦いを挑む。離散民たちは母国への送金を続けるが、受け手はもはや銀行や両替商に行く必要がない。

あらゆる取引に必要なのは携帯電話だけ、すなわち両替商はソマリランドの現金の殿堂から永遠に追放されることになる。Selesomが開拓した道を Somtelが支配しようと企て、他の4キャリアーも間違いなく模倣してくるだろう。

So while the world wasn’t watching, a small peaceful country in the Horn of Africa that doesn’t officially exist will set an example that the rest of Africa will inevitably follow. Funny old world. Perhaps Dylan should write a song about it.

こうして世界の目に止まらないうちに、アフリカの角にある小さくて平和な、公式には存在していない国が、他のアフリカ諸国がいやおうなく後を追うであろう一つの手本を示そうとしている。古くておかしな世界だ。たぶんディランが歌にするべきだろう。

Monty Munfordは、モバイル、デジタルメディアのほか、ウェブとジャーナリズムの分野で15年以上の経験を持ち、2年間のインド滞在を経て2010年9月に英国に戻った。その間、LAのParamount Digital EntertainmentやLiverpool FCなどのクライアントのコンタルタントとして、コンテンツをインドのモバイルユーザーに届け、ロンドン、ダブリン、シンガポールのイベントで講演し、 2010年12月公開の巨額予算ボリウッド映画2作に、せりふのある役で出演した。

(翻訳:Nob Takahashi)

http://jp.techcrunch.com/archives/20100905guest-post-could-tiny-somaliland-become-the-first-cashless-society/



 
 
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住民死者は2週間で230人以上、ソマリア首都の戦闘

2010.09.08 Wed posted at: 17:11 JST

(CNN) 国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は7日、暫定政府軍とイスラム過激派シャバブの戦闘が長期化するアフリカ東部のソマリア情勢に触れ、首都モガディシオでの双方の交戦に巻き込まれ死亡した民間人はここ2週間で230人以上に達すると報告した。

負傷者は少なくとも400人、自宅などを失った住民は2万3000人。モガディシオでの衝突で自宅などから避難した住民は今年これまで20万人以上とも推定している。

UNHCRによると、戦闘を逃れ、北東部で自治を宣言したプントランド地域など国内他地域やエチオピア、ケニア、アデン湾に面したイエメンの近隣諸国に徒歩、小型バスなど避難するソマリア住民も多い。モガディシオの住民によると、外出を恐れて自宅に閉じこもる市民も多く、首都の路上に人影はほとんどないという。援助物資の配給も途絶えている。

ソマリアで発生する難民数はアフガニスタン、イラクに次いで多く、今年8月末時点では61万4000人以上、国内避難民は140万人超。国家崩壊に伴う無政府状態、暴力増加、貧困に襲われソマリアが直面する人道危機は世界でも最悪の1つともしている。

アフリカ連合(AU)軍が暫定政府軍を支援し、シャバブ掃討に当たっているが、ウガンダは最近、750人の増派も発表している。AUは今年7月の首脳会議で2000人の追加派兵で合意していた。ウガンダ政府報道官によると、これら増派が実現した場合、AU軍は最大7000人規模に達する。

国際テロ組織アルカイダとの関係も指摘されるシャバブはウガンダで今年7月、爆弾テロを起こし、サッカーのワールドカップ(W杯)南アフリカ大会の試合を観戦中だったファンが最大で79人死亡している。

オバマ米政権はシャバブをテロ組織に指定、アルカイダの浸透を懸念し、暫定政府への資金や武器援助にも乗り出している。シャバブはソマリア南部、東部に拠点があるが、首都への攻勢も強め、一部地域を支配下に置いている。



 
 
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ソマリア暫定政府の首相が辞任 大統領と対立の末

2010.09.21 Tue posted at: 20:40 JST

(CNN) 内戦状態の続くソマリアで21日、暫定政府のシェルマルケ首相が辞任を表明した。シェルマルケ氏は新憲法などをめぐり、アハメド暫定大統領と対立していた。

シェルマルケ氏は大統領宮殿での会見で、記者団に「政府内部の政治的危機と国内の治安悪化を考慮し、首相の職を辞する決心をした」と述べた。暫定大統領も同席し、辞任を歓迎すると述べた。

首都モガディシオでは不安定な治安情勢が続いている。暫定大統領の報道官によると、20日夜には手投げ弾とライフル銃で武装した男が大統領宮殿への侵入を図り、警護要員に射殺された。



 
 
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ソマリア首相が辞職 治安対策巡り大統領と対立

2010 年9月22日7時5分

【ナイロビ=古谷祐伸】1991年から無政府状態のソマリアの国家再建を目指す、暫定政府のシャルマルケ首相が21日、辞職した。治安対策をめぐるアフメド大統領との対立が原因だという。

ソマリア暫定政府は、2009年1月末に選ばれたアフメド大統領のもと、全土の支配と民主的な選挙の実施を目指して活動している。

シャルマルケ首相はアフメド大統領の指名をうけて、同年2月に首相になった。長年カナダで暮らした政治経済学者。イスラム武装勢力出身のアフメド大統領との組み合わせに、国際社会はソマリア再建への強い期待を抱いてきた。内閣も総辞職となる。

ソマリアからの報道によると、シャルマルケ首相は記者会見で「私と大統領の政治的な行き詰まりが、治安の弱さを招いた。国を救うために辞職を決めた」と説明した。

首都モガディシオでは、ソマリア南部を支配するイスラム武装勢力シャバブの攻撃が連日のように続き、20日には大統領官邸でシャバブ戦闘員が自爆テロを起こした。治安対策が効果を上げないため、アフメド大統領はシャルマルケ首相を批判。そのため2人の仲は険悪だったという。



 
 
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世界各国の汚職指数ランキング、日本は17位

2010.10.27 Wed posted at: 11:46 JST

(CNN) 世界で最も汚職のはびこる国はソマリア、クリーンなのはデンマーク、ニュージーランド、シンガポールの3カ国--。ドイツの汚職監視団体「トランスペアレンシー・インターナショナル」が今年の「汚職指数(CPI)」ランキングを発表した。

毎年ランキングを発表している同団体によると、汚職指数は各国の公務員のわいろや公金横領などの実態、汚職防止策の厳しさや実効性に基づいて算出される。10点満点の評価で、点数が高いほどクリーンな状態を示す。

今年のトップにはデンマークなど3カ国が9.3点で並び、フィンランドとスウェーデンがともに9.2点でこれに続いた。さらにカナダ(8.9点)、オランダ(8.8点)、オーストラリアとスイス(各8.7点)、ノルウェー(8.6点)が上位に並んだ。

日本は17位(7.8点)、英国は20位(7.6点)、米国は22位(7.1点)だった。新興国ではブラジルが69位(3.7点)、中国78位(3.5点)、インド87位(3.3点)。

対象となった178カ国中、最下位のソマリアは1.1点だった。アフガニスタンとミャンマー(各1.4点)、イラク(1.5点)がこれをわずかに上回った。

同団体は結果発表にあたり、各国政府が地球規模の重要課題に取り組むなか、汚職は依然として目標達成の妨げになっているとの懸念を示した。



 
 
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IGAD:AU部隊に武力行使の任務を 会見で事務局長

東アフリカ7カ国で作る地域連合体「政府間開発機構(IGAD)」のマーリム事務局長が27日、東京都内で毎日新聞と会見し、内戦下のソマリアで平和維持活動に当たるアフリカ連合(AU)部隊について、防御に限定せず武力行使できるよう任務変更することや、部隊を国連部隊とすることを国際社会や国連に求める意向を明らかにした。

内戦で91年から全土を掌握する政府が存在しないソマリアでは、国際テロ組織アルカイダと連携するイスラム武装勢力アルシャバブが勢いを増し、南部を広範囲に支配。暫定政府は首都モガディシオの一部を治め、ウガンダなどのAU部隊に守られているのが実態だ。AU部隊の任務は防御に限られ、先制攻撃などを可能にするよう任務変更を求める声も多いが、変更には事実上、国連安保理の承認が必要という。

マーリム事務局長は「(現状では)軍事力抜きでの解決はない」と述べ、「平和維持」から防御に限定しない「平和執行」への任務変更を求めた。また、「日本は現在、安保理非常任理事国。任務変更への日本の支援を期待する」と語った。【服部正法】

毎日新聞 2010年10月27日 20時47分(最終更新 10月27日 21時24分)



 
 
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ソマリア発の航空貨物も停止=爆弾テロ未遂事件機に−英

【ロンドン時事】英国のメイ内相は1日下院で、米国行きの航空貨物便の積み荷からイエメン発の爆発物が見つかった事件を受け、イエメンの隣国ソマリアからの航空貨物便の乗り入れを一時停止する方針を発表した。

英国は既にイエメンからの貨物便の乗り入れを禁じているが、事件の背後にいるとされるイエメンのテロ組織「アラビア半島のアルカイダ」(AQAP)がソマリアのテロ勢力と連携している可能性を考慮し、禁止対象にソマリアも加えた。

また、重量500グラムを超えるインクカートリッジの機内持ち込みを禁じる方針も発表。内相は、新たなテロが差し迫っているわけではなく、「予防措置」としての判断だと強調した。

(2010/11/02-06:21)



 
 
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ソマリア海賊活発化、密輸や人身売買も 国連報告書

* 2010年11月03日 16:49 発信地:国連本部/米国

【11月3日 AFP】ソマリアの海賊による乗っ取りの成功件数は増加傾向にあり、武装組織化されて活動範囲も広がりつつあるとする国連(UN)の報告書が2日発表された。

報告書は、ソマリア海賊対策などを話し合う安全保障理事会(UN Security Council)を前に作成されたもので、今年1〜10月の乗っ取り成功件数は37回と、前年同期の33回を上回ったとしている。

国際海事機関(International Maritime Organization、IMO)の調べでは、各国艦艇などのパトロールが功を奏して、船舶への襲撃件数は前年同期の193件から164件に減少した。今年に入りNATO軍の艦隊だけで148件の攻撃を阻止することができた。だが、10月11 日現在、まだ解放されていない船は18隻、人質は389人にのぼっている。 

■密輸や人身売買も

ソマリアの海賊は武装組織化が進み、活動範囲を広げている。大型の母船と2、3隻の攻撃用小型モーターボートによる海賊の船団が現れ、「海賊行為グループ(Pirate Action Group)」と呼ばれている。活動範囲は紅海(Red Sea)の最南部やモルディブ近海にまで及んでいるという。さらに、密輸や人身売買などの新たな犯罪に手を染め始めていることを示す証拠があるという。

国連の潘基文(パン・キムン、Ban Ki-moon)事務総長は、ソマリア海賊対策の特別顧問に、フランスの元閣僚、ジャック・ラング(Jack Lang)氏を任命した。ラング氏は現在、海賊対策の国際的な法整備に関する勧告をとりまとめているところだ。安保理は今月、ソマリア海賊に対する新たな決議案を採択すると見られている。(c)AFP



 
 
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2010年11月04日

日本郵船/海賊対策に貢献で表彰

欧州連合(EU)軍の軍民連絡調整官として派遣された日本郵船の進藤航船長に英国の海運会議所から功労賞が授与された。

軍民連絡調整官とは、EUのソマリア海賊対策の一環で、民間の船社代表として数か月単位でEU軍に派遣され、海運会社との橋渡し役を担うもの。進藤船長はアジア人としては初めて昨年4月から2か月間に渡り英国に派遣されていた。

軍の中央司令部へ民間商船の事情を説明して適切な対策や作戦が取られるようにし、またアデン湾を航行している商船やその運航会社に必要な情報を提供するなど、日本はもとより世界の船社の安全に寄与したことが高く評価された。

10月28日のロンドンでの授賞式では、進藤船長に功労賞のメダル、日本郵船には表彰状が贈られた。



 
 
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東南アジア・中東の捜査担当者が研修 11/08 12:06

海賊事件などが多発している東南アジアや中東諸国の沿岸で、海上犯罪の取締りに当たる捜査担当者を対象とした研修会が、北九州市で開かれています。

北九州市八幡東区の、JICA・国際協力機構の九州国際センターで開催されている「海上犯罪取締研修」には、東南アジアのインドネシアやマレーシア、中東のイエメンなど、7か国で沿岸警備を担当する組織の捜査指揮官ら、13人が参加しています。

この研修会は、海賊事件などが多発する東南アジアのマラッカ海峡や、アフリカ・ソマリア沖での海上犯罪の取締りを強化するため、JICAと海上保安庁が協力して毎年開催しているものです。

きょうは、指紋の採取方法など証拠の収集について指導が行われ、参加者は真剣な表情で研修に臨んでいました。



 
 
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全米で児童売春の一斉検挙 884人を逮捕

2010.11.09 Tue posted at: 12:48 JST

(CNN) 米国各地で児童売春の一斉検挙が行われ、児童69人が保護、売春あっせん業者99人を含む884人が逮捕された。連邦当局が8日明らかにした。

当局によると、検挙は7日夜までの3日間に及び、全米の40都市で行われた。保護された児童はワシントン州シアトルが最も多く16人。同州タコマとカリフォルニア州サクラメントでも各7人が保護された。あっせん業者の逮捕はデトロイトが最も多く10人だった。

米国では増加する児童売春に対応するため、米連邦捜査局(FBI)や司法省の担当部門などが協力し、2003年6月に対策組織を結成した。現在、39のチームが全国で活動している。

この取り組みを通じ、これまでに1250人の児童が保護され、625人が有罪となった。有罪となった者には25年から終身の懲役刑と300万ドル以上の財産没収が科せられるという。

一方、連邦当局は同日、テネシー州でもアフリカ系米国人の少女に売春をさせたとして29人が逮捕されたと発表した。少女らはソマリア系移民の多いミネソタ州ミネアポリスからテネシー州ナシュビルに連れてこられたという。当局は、逮捕者らはソマリアの犯罪組織につながりがあるとしている。



 
 
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ソマリア海賊、奪った日本船で襲撃

2010/11/9 9:38

【ナイロビ=共同】ソマリアの海賊が、10月にケニア・モンバサ沖で乗っ取った東京の日之出郵船運航の貨物船「IZUMI」を、ほかの船舶への襲撃に使っていることが分かった。ソマリア近海で海賊対策を行っている欧州連合(EU)部隊が8日、共同通信に明らかにした。

IZUMIの乗組員は20人全員がフィリピン人。同部隊は20人が襲撃時に、人質としてIZUMIに乗せられていた可能性が高いとみている。

同部隊によると、ソマリア近海で5日、海賊がIZUMIから小型船に乗り換え、ほかの船舶を襲撃したのが確認された。海賊が大型船のIZUMIを襲撃用の母船として使用したとみられる。

6日夜には、ソマリアの首都モガディシオを出港したアフリカ連合(AU)の平和維持活動(PKO)部隊の船舶を護衛していたEUの軍艦が、IZUMIに乗った海賊からライフル銃で攻撃された。軍艦はフィリピン人乗組員も乗船しているとみて安全のために警告射撃のみ行うと、IZUMIは逃走した。

ソマリアの海賊が、乗っ取った船を海賊行為に使用する事例はこれまでにも報告されている。

IZUMIはパナマ船籍で、鉄鋼製品を積んで9月12日に千葉県の君津港を出港。モンバサ港に入る予定だった10月10日、海賊に乗っ取られた。その後、ソマリア中部にある海賊の拠点の町から数カイリの沖合に停泊しているのが確認されていた。



 
 
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ソマリア沖、攻撃してきたのは…乗っ取られた船

【ブリュッセル=工藤武人】アフリカ・ソマリア沖で海賊対策にあたる欧州連合(EU)の部隊は8日、先月10日に海賊に乗っ取られた日本郵船の子会社「日之出郵船」(東京)が運航する貨物船「IZUMI」(パナマ船籍)から、スペイン軍の艦艇が攻撃を受けたと発表した。

攻撃があったのは今月6日夜。EU部隊に加わっているスペイン艦艇が、ソマリア沖で、アフリカ連合(AU)の補給船を護衛中、海賊が攻撃してきた。スペイン艦艇が警告射撃を行ったところ、海賊の攻撃はやんだという。

IZUMIが乗っ取られたときに船にいたフィリピン人船員20人は、今も人質にされているとみられる。

(2010年11月9日19時46分 読売新聞)



 
 
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米国の貨物便規制、ソマリア発にも拡大

【ワシントン=本間圭一】米国のナポリターノ国土安全保障長官は8日、声明を出し、イエメン発の航空機貨物便に加えソマリア発の貨物便についても米国乗り入れを禁ずると発表した。

このほか、約450グラムを超えるトナーやインクカートリッジを米国向け旅客機に持ち込むことも禁止した。

イエメン発米国向け航空貨物から先月、インクカートリッジを使った爆発物が見つかった事件を受けた措置。事件は、イエメンに拠点を置くテロ組織「アラビア半島のアル・カーイダ」の犯行とみられ、同組織がソマリアのテロ集団と連携している可能性があるため、規制の範囲を拡大した。

(2010年11月9日19時43分 読売新聞)



 
 
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ヨット襲撃で人質の夫婦、1年ぶり解放 ソマリア

2010.11.15 Mon posted at: 09:20 JST

(CNN) インド洋のセーシェル沖で乗っていたヨットが襲撃され、1年以上にわたり海賊の人質となっていた英国人ポール・チャンドラーさんと妻のレイチェルさんが解放された。家族らが14日、明らかにした。

ソマリア政府の報道官は、夫婦が同日夕、ケニアに到着したと発表。夫婦の家族もこれを確認した。

ソマリアの長老らが匿名で語ったところによると、解放と引き換えに75万ドル(約6200万円)前後の身代金が支払われたとされる。ある地元長老はCNNに、英国在住のソマリア人移民が身代金の資金集めを主導したと話した。一方、家族からの声明は、解放交渉の詳細を無責任に語ることはできないとしたうえで、現地および英国内のソマリア人社会の尽力に感謝すると述べている。

地元長老や家族によると、夫婦は心身ともに無事。ナイロビで健康診断を受けた後、空路帰国するという。

キャメロン英首相は夫婦の解放を受けて「素晴らしい知らせだ」との声明を出し、犯人を改めて非難するとともに「夫婦の無事解放に向けて尽力したすべての人々に感謝する」と述べた。

夫婦は昨年10月23日、セーシェル諸島を出発した直後に襲撃を受けた。昨年公開されたビデオ映像で、700万ドル(約5億8000万円)の身代金が支払われなければ殺害される恐れがあると訴えたが、英政府は人質事件で身代金支払いなどの譲歩には応じないとの姿勢を貫いていた。



 
 
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ソマリア海賊に捕らわれていた英国人夫妻、解放される

* 2010年11月15日 10:41 発信地:モガディシオ/ソマリア

【11月15日 AFP】ヨットで航海中にセーシェル沖で海賊に誘拐され身柄を拘束されていた英国人夫妻が14日、身代金と引き換えに解放された。

英国人のポール・チャンドラー(Paul Chandler)さんとレイチェル(Rachel Chandler)さん夫妻は昨年10月、ヨットでセーシェルからタンザニアに向かっていたところをソマリアの海賊に捕らわれ、388日間にわたって拘束されていた。

夫妻は捕らわれていたソマリアのアダド(Adado)からケニアのナイロビ(Nairobi)に向かう経由地のソマリアの首都モガディシオ(Mogadishu)で、「生きて、ここにいられることが本当にうれしい。ここにいるのは、まっとうな人たちだ」と解放された喜びを報道陣に語った。また、「家族や友人たちに、すぐにでも会いたい」と語るとともに、解放に尽力したソマリア人らに謝意を表した。

ソマリアのモハメド・アブドゥライ・モハメド(Mohamed Abdullahi Mohamed)首相は、モガディシオで夫妻を迎えた後、ソマリア政府は夫妻を解放するために「人道的に可能なあらゆる手段をつくした」と語った。

一方、ソマリアの長老や解放交渉に近い筋によると、海賊側は身代金75万ドル(約6200万円)で解放に合意したという。海賊が当初、要求していた金額は700万ドル(約5億8000万円)だった。(c)AFP/Mustafa Haji Abdinur



 
 
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テロの危険が最も高い国はソマリア、英調査

* 2010年11月16日 21:02 発信地:ロンドン/英国

【11月16日 AFP】世界のリスク情報などを提供している英企業、メープルクロフト(Maplecroft)は15日、世界のテロ攻撃の危険性をまとめた報告書「テロ危険性指標(Terrorism Risk Index、TRI)」をまとめた。

メープルクロフトは2009年6月から2010年6月までに世界196の国と地域で発生したテロ攻撃を分析。これによるとイラクやアフガニスタン、パキスタンを抜いて、ソマリアが世界で最もテロ攻撃の危険性が高いことが分かった。ソマリアでは期間中に556件のテロ攻撃が発生し1437人が死亡した。同国のイスラム武装勢力アッシャバブ(Al Shabaab)が最大の脅威になっているという。

武装勢力「アラビア半島のアルカイダ(Al-Qaeda in the Arabian Peninsula、AQAP)」が勢力を拡大するイエメンはテロ危険性のランキングで9位になり、初めてテロの危険性が「非常に高い」と分類された。

イランやナイジェリア、スペイン、ミャンマーは危険性が「高い」国に分類された。米国は33位、フランスは44位、英国は46位だった。(c)AFP



 
 
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テロ遭遇危険度、パキスタン連続2位:196カ国対象、1 位はソマリア

英国調査機関のメイプルクロフトは15日、テロリズム・リスク指数(TRI)を発表した。TRIはこれまでのテロ事件発生件数、犠牲者数などからテロの攻撃に遭遇する危険度を指数化したもの。2010年のテロリズム・リスク指数1位はソマリア。以下、2位パキスタン、3位イラク、4位アフガニスタン、5 位パレスチナ占領地域、6位コロンビア、7位タイ、8位フィリピン、9位イエメン、10位ロシアと続く。これらの諸国はテロの危険性が非常に高いとされている。

パキスタンは前回に続いて2位だが、前回、危険度5位とランクされたインドは、今回は上位10カ国には入っていない。米国は33位、フランスは44位、英国は46位、ドイツ70位などとランクされている。(10年11月15日、メイプルクロフト発表から)

11/19/2010



 
 
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NATO、ミサイル防衛構築 「新戦略概念」採択

2010/11/20 10:43

【リスボン=瀬能繁】北大西洋条約機構(NATO)は19日の首脳会議で、今後10年程度の行動指針となる「新戦略概念」を採択した。核開発を進めるイランなどの脅威を念頭に欧州全域を対象としたミサイル防衛(MD)を構築、ロシアとの協力も追求する。テロ、サイバー攻撃など21世紀の多様な脅威への対応や、日本など域外国・機関との協力を拡大する「協調的安全保障」の方針も盛り込んだ。

戦略概念の改定は1999年以来11年ぶり。核戦略について「核兵器のない世界やさらなる核軍縮の条件をつくる」との決意を示す一方、「世界に核兵器が存在する限り『核の同盟』であり続ける」と当面は抑止力として核を堅持する方針を鮮明にした。

欧州MDは域外から欧州に向けて発射されるミサイルを米欧が共同で迎撃する構想で、核開発を進めるイランなどを脅威として想定している。オバマ米大統領は記者会見で「米国と欧州のすべての領土、市民をカバーする強力なミサイル防衛能力を発展させる」と強調した。

米国は昨年9月、米本土防衛を目的としたMDシステムの中・東欧配備を見送る一方、迎撃ミサイルを備えたイージス艦を地中海などに展開する方針を発表した。こうした米国のMDと欧州が独自に持つMDを連結する計画で、今後10年で約2億ユーロを投じる。

域外国・機関との協力強化では、MDへの参加を呼びかけるロシアとは「真の戦略的パートナーシップ」をめざすと強調。具体的な協力分野にMD、テロ対策、麻薬対策、アフリカのソマリア沖などでの海賊対策などを挙げた。欧州連合(EU)や国連との連携も強化する。

NATOは米欧の集団防衛という基本的任務は維持しつつ、冷戦終結後は域外活動に重心を移してきた。今回、さらに新たな脅威として(1)エネルギー安全保障(2)気候変動(3)宇宙空間の利用を制限する科学技術--などを追加し、NATOの役割を再定義した。



 
 
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ドイツで海賊裁判、約400年ぶり ソマリア沖でコンテナ船襲う

* 2010年11月21日 13:39 発信地:ハンブルク/ドイツ

【11月21日 AFP】ドイツのハンブルク(Hamburg)で22日、海賊行為を行ったとされる10人のソマリア人の裁判が始まる。ドイツで海賊が裁かれるのは約400年ぶり。

10人はことし4月、ソマリアの東900キロの沖合でドイツのコンテナ船MS Taipanを乗っ取ろうとしたが、コンテナ船に乗り込んだオランダ海軍との銃撃戦の末に拘束され、ドイツ当局に引き渡されていた。

かつてハンブルクで裁きをうけた海賊は頭を切り落とされたものだが、今回の被告らは最大で15年の禁固刑を受ける可能性がある。(c)AFP



 
 
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ソマリアの海賊事件で有罪評決、200年ぶり

2010.11.25 Thu posted at: 10:15 JST

(CNN) アフリカ東部ソマリア沖で米軍艦を襲撃したとして海賊行為などの罪に問われた男5人の公判が24日に米バージニア州の裁判所で開かれ、陪審は有罪評決を言い渡した。米国の陪審が海賊行為で被告に有罪評決を言い渡すのは、1820年以来ほぼ2世紀ぶりだという。

評決を受けたのはいずれもソマリア人の男5人。検察側によると、4月1日にインド洋で米軍のフリゲート艦「ニコラス」を襲撃したとして拘束され、海賊行為などの罪に問われた。判決が確定すれば終身刑に処せられる。量刑は3月14日の公判で言い渡される。

起訴状によると、5人はソマリア沿岸沖を航行していたニコラスを商船だと思って夜間に襲撃したという。同艦は襲撃してきた相手のボートを沈め、海賊の母船を捕捉した。

ソマリア沖は海賊事件の頻発地帯。国際海事局(IMB)によれば、今年1月〜9月の間に35隻の船舶が海賊に乗っ取られている。ソマリアは1991年以来、事実上の無政府状態が続いている。



 
 
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少年の無差別テロ、FBIが直前に爆弾すり替え

【ロサンゼルス=西島太郎】米オレゴン州ポートランドで26日、爆発物による無差別テロを起こそうとしたとして、米連邦捜査局(FBI)などは同日、ソマリア出身で同州在住の米国人の少年(19)を逮捕した。

米司法省の発表によると、少年は、クリスマスツリーの点灯式会場近くにワゴン車を止め、積んでいた物質に起爆しようとした疑い。FBIはテロ計画を察知しておとり捜査を続けており、少年が起爆しようとしたものは、FBIが事前にすり替えた無害の物質だった。

供述などによると、少年は昨年、パキスタン北西部のテロリストグループの一員とみられる人物と電子メールで接触。その後、米国外の別の人物からテロの手ほどきを受けた。15歳の時から「ジハード(聖戦)」の実行を考えていたという。

(2010年11月27日20時14分 読売新聞)



 
 
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ツリー点灯式で無差別テロ計画の少年を逮捕 米国

2010.11.28 Sun posted at: 09:46 JST

(CNN) 米連邦捜査局(FBI)は26日、米オレゴン州ポートランドのクリスマスツリー点灯式で爆弾テロを計画した容疑で、ソマリア出身の米国人の少年(19)を逮捕した。米司法当局が27日までに発表した。

逮捕されたのはオレゴン州立大学学生のオスマン・モハムド容疑者。司法当局によれば、ポートランドで行われたクリスマスツリー点灯式の際、容疑者が付近に停めた自動車に積んだ爆弾を携帯電話による遠隔操作で爆破しようとしたところ、FBIおよび地元警察が身柄を拘束。爆弾はFBIの覆面捜査官が渡した偽物で爆発することはなかった。

モハムド容疑者は数年前からテロ計画を練っていたとみられ、それを察知したFBIが長期にわたる覆面捜査を行い、同容疑者を監視していたという。

FBIによれば、容疑者は2009年から電子メールで、パキスタン北西部のテロリストグループのメンバーとみられる人物と定期的に連絡をとりあっていた。容疑者がジハード(聖戦)のためパキスタンへ渡航する可能性などを、暗号を用いて話し合っていたという。

FBIの覆面捜査官は6月、パキスタンのテロリストグループのメンバーに偽装して容疑者と接触。容疑者は捜査官に、15歳の頃から自爆テロによるジハードを計画していたと述べたとされる。

その後、容疑者は捜査官に、テロ攻撃の目標をポートランドのクリスマスツリー点灯式が行われる広場だと伝え、手助けを依頼。犯行日の26日にもFBIのおとり捜査官の一人と会ったという。

モハムド容疑者は大量破壊兵器の使用の罪により、最高で終身刑と25万ドル(約2100万円)の罰金を課される。初公判は29日に同州裁判所で開かれる予定。



 
 
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米国:ツリーに爆弾、テロ未遂 ソマリア系の少年逮捕−−オレゴン州

◇「15歳から考えていた。壮大なショーになる」

【ロサンゼルス吉富裕倫】米オレゴン州ポートランドで26日、クリスマスツリーの点火イベントに自動車爆弾を仕掛け無差別テロを実行しようとしたとして、ソマリア系米国人の元大学生の少年(19)が、米捜査当局に逮捕された。イスラム教過激派のジハード(聖戦)参加が目的の単独行為という。

米メディアによると、少年は米連邦捜査局(FBI)のおとり捜査官を仲間と信用。本物とされた偽の爆弾をイベント会場近くのライトバンに積み込んだ。イベントが始まった26日夕、乗用車の中から携帯電話の遠隔操作で爆発させようとしたが作動せず、乗用車を降りたところ待ち構えていた捜査員らに逮捕された。

イベント会場の広場は「ポートランドの居間」と呼ばれて親しまれ、当時は家族連れ数千人が集まっていた。少年は計画段階で、「子供たちも巻き添えの惨事になる」というおとり捜査官に、「15歳の時から考えていた。壮大なショーになる」と答え、気にしなかったという。

FBIは昨年、少年に関する通報を受け電子メールなどの傍受を開始。パキスタンにいる過激派のリクルーターと交信していたことから、おとり捜査官が今年6月に仲間を装って電子メールを送り接触を始めた。

司法省は今年8月、国際テロ組織アルカイダに関係のあるソマリアのイスラム過激派組織アルシャバブを支援したとして、14人の起訴を発表。捜査当局はソマリア系の若者に対するイスラム過激派の接触に警戒を強めている。

毎日新聞 2010年11月29日 東京朝刊



 
 
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インド洋海域、海賊にパナマ籍貨物船が乗っ取られる

2010-12-13 13:25:39 cri

アデン湾ソマリア沖で護衛任務にあたっているEU・欧州連合海軍は12日、パナマ籍の貨物船が11日にインド洋上で海賊に乗っ取られたことを明らかにしました。25人の船員はすべてフィリピン籍だということです。

1991年から、ソマリアでは戦乱が続いているため、沿海海域で航行する船舶から武力で金品を略奪する海賊行為が頻発しています。統計によりますと、2009年の一年間、ソマリア沿海での海賊襲撃事件は214回発生し、47隻の船が海賊により乗っ取られており、世界で発生した海賊被害総数の半分を占めています。(万、小野)



 
 
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オランダでテロ計画か ソマリア出身の12人を逮捕

2010.12.26 Sun posted at: 09:32 JST

(CNN) オランダ当局は24日、テロ攻撃を計画していた疑いで、ソマリア出身者12人を逮捕したと発表した。

検察当局者がCNNに語ったところによると、容疑者は19〜48歳。情報当局からの情報に基づき、警察がロッテルダム市内の質店、民家4カ所、ホテル2カ所を捜索した。武器や爆発物は発見されなかった。近くテロ攻撃が実行される恐れがあるとの情報だったが、具体的な時期や標的、手口などは明らかになっていない。

容疑者は全員ソマリア出身で一部がオランダ市民権を持ち、6人はロッテルダム市内、1人はデンマーク在住。

対テロ当局者によれば、当面の危険は回避されたとみられる。引き続き警戒が必要かどうかは、容疑者らの取り調べから得られる情報によって判断するという。

無政府状態の続くソマリアでは、国際テロ組織アルカイダと関連するイスラム武装勢力アルシャバブが国土の大半を支配している。アルシャバブは今年7月にウガンダの首都カンパラで起きた連続爆発事件など、複数のテロで犯行声明を出している。

これに先立ち、英国では20日、テロ行為を計画していたとして、ロンドンなど3都市で17〜28歳の12人が拘束された。



 
 
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ソマリア海賊、タイ籍貨物船をハイジャック

2010-12-26 13:15:11 cri

ソマリア沖で護衛任務についているEU・欧州連合海軍が25日明らかにしたところによりますと、この日、インド洋付近の海域で、船員27人を乗せたタイ籍の貨物船が、ソマリア海賊にハイジャックされたということです。

EU海軍によりますと、この貨物船は「Thor Nexus(ソル・ネクサス)」という名前で、タイの海運会社によって運営されており、アラブ首長国の港湾都市ジェベル・アリーからバングラディシュへ向かう途中、インド洋ソコトラ島の北東450海里でソマリア海賊に襲われ、乗っ取られたということです。

また、国際海事局の統計によりますと、過去14ヵ月間、合わせて45隻の船舶がアテン湾海域でハイジャックされたということです。(12/26 翻訳者:Lin)



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

UP:2010 REV:
アフリカ世界
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