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『精神医療』49 特集:発達障害という記号

『精神医療』編集委員会 編 20080125 批評社,144p.

last update: 20120915

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■『精神医療』編集委員会 編 20080125 『精神医療』49 特集:発達障害という記号,批評社,144p. ISBN-10: 4826504764 ISBN-13: 978-4826504768 ISSN: 09190546 \1700+税 [amazon] ※(第4次・通巻124)
 ※20080125 『精神医療』4-49(124)

■内容

・出版社の紹介文([外部リンク]批評社HPより)
発達障害とは,はたして本当に障害名(病名・診断名)なのか.アスペルガー障害,注意欠陥/多動性障害,学習障害などの障害名の創案(乱発)に,もし必然性があるとするなら,それは何なのか.また,それらと精神遅滞やパーソナリティ障害とは,どう関連するのか.そして規範から逸脱した人たちを,なぜ社会は「発達障害」という名で析出しようとしているのか.
「どんな不可解なことも,言葉(記号)を見つけ名づけてしまうと,問題は片付いたように思ってしまう」という錯覚誘導装置が,精神医学の世界に蔓延しているかのようである.このような視点から,流布されつつある精神医学概念の再検討を試みる.

*本号特集は,以下の題目で単行本として刊行されています
松本雅彦高岡健編,20080410,『発達障害という記号』批評社. ISBN-10: 4826504802 ISBN-13: 9784826504805 \1800+税 [amazon][kinokuniya] ※ dd m

■目次

 特集 発達障害という記号
松本雅彦,20080125,「巻頭言 広汎性発達障害というコトバ」『精神医療』49: 2-3.
村瀬学・田中究・松本雅彦高岡健(司会),20080125,「座談会 発達障害概念の再検討」『精神医療』49: 6-26.
滝川一廣,20080125,「『発達障害』をどう捉えるか」『精神医療』49: 27-34.
◆衣笠隆幸,20080125,「パーソナリティ障害と発達障害――重ね着症候群の研究」『精神医療』49: 35-45.
◆竹内直樹,20080125,「発達障害関連の臨床」『精神医療』49: 46-55.
◆太田順一郎,20080125,「成人の発達障害」『精神医療』49: 56-65.
◆竹村洋介,20080125,「発達障害の社会学・社会福祉論――特別支援教育・発達障害者支援法・フリースクールでの受け入れを中心にして」『精神医療』49: 66-73.
芹沢俊介,20080125,「『発達障害』とみなす前に考えておくべきこと」『精神医療』49: 74-81.

◆黒澤美枝,20080125,「岩手県における自殺対策について」『精神医療』49: 83-9.
中山研一,20080125,「触法精神障害者問題に対する『日精協』の対応 5――保安処分案と心神喪失者法案への態度」『精神医療』49: 90-104.
◆塚本千秋,20080125,「引き抜きにくい釘 第18回――すべてがPになる[その2]」『精神医療』49: 105-8.
◆羽間京子,20080125,「少年非行をめぐって 11――〈分からない〉ことを〈分からないままに保持し続ける〉ことの意味――広汎性発達障害を背景に有すると考えられるJ君のこと」『精神医療』49: 109-14.
浜田晋,20080125,「老いのたわごと 第37回――医者の過疎的状況について」『精神医療』49: 115-7.
◆久場政博,20080125,「雲に梯」『精神医療』49: 118-20.

 書評
◆高畠克子,20080125,「『カウンセリングの条件――クライアント中心療法の立場から』岡村達也著[日本評論社/2007年1月刊]」『精神医療』49: 121-4.
浅野弘毅,20080125,「『辰村泰治の七十年――時代の波にほんろうされた一人の精神障害者』辰村泰治著[やどかり出版/2007年8月刊]」『精神医療』49: 125-6.
◆木村一優,20080125,「『自閉症とは何か』 小澤勲著[洋泉社/2007年8月刊]」『精神医療』49: 127-30.

 投稿原稿
◆越智裕輝,20080125,「『うつ病』者の復職段階論」『精神医療』49: 131-41.

高岡健,20080125,「編集後記」『精神医療』49: 144.

■引用


■書評・紹介


■言及




UP: 20120915 REV:
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