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特定非営利活動法人 ある

IT事業部「スイッチ研」

連絡先 switch2008.com@gmail.com (@を@にしてください)
[korean]

last update:20110329

■活動・目次

意思伝達装置のスイッチ製作 [本頁内]
使用部品の一覧表 [本頁内]
活動記録
活動記録(詳細) [本頁からのリンク]

入力支援機器・ソフト等 [別頁]
ゲームパッド(ジョイパッド)の改造 [別頁]

特定非営利活動法人「ある」[別頁]
異なる身体のもとでの交信――情報・コミュニケーション/と障害者[別頁]

◆2011年3月30日 FM79.7 京都三条ラジオカフェ の番組「行列のできる訪問看護ステーション」(毎週水曜日AM8:00〜8:15)で活動について取り上げて頂きました。同番組のポッドキャスト内の「2011年3月30日」で再生して頂けます。

 

■意思伝達装置のスイッチ製作


◆パソコン操作
@クリック
依頼者は右手でマウスを持ってポインタ(画面上の矢印)を動かすことはできるが、 人差し指他に力が入らないためにクリックすることができなかった。そのため、軽いタッチで打面が大きいゲームSWを親指で押してもらえるようにマウス本体のの左クリックを延長する加工を行った。

  写真:クリックのみ左手の親指で操作する 写真:クリックのみ左手の親指で操作する

◆コール
@クリック
OHM ワイヤレスチャイム&ライト CHI-420 の押しボタン部分をモノラルミニジャック対応に加工し、同じくゲームSWに接続

  写真:左手の親指で呼び出し音が鳴る 写真:ナースコールスイッチと本体 写真:ナースコールスイッチ部分→モノラルミニジャックへ
 
 
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■使用部品の一覧表

◇ナースコール(指入力)
【本体】
・OHM ワイヤレスチャイム&ライト CHI-420  \ 1890(送料込み)
http://www.murauchi.com/MCJ-front-web/CoD/0000000385506/

【スイッチ部分】
・サンワ 24ゲームSW(はめ込み)OBSF-24 \ 147
http://www.sengoku.co.jp/mod/sgk_cart/search.php?toku=&cond8=and&dai=&chu=&syo=&cond9=&k3=2&list=2&pflg=n&multi=&code=6A8X-BDG4
・Linkman 【35MMP18M】3.5mmモノラルプラグ付き 1.8m \ 136
https://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=10927
・テイシン モールドケース(ブラック)[R指] TB-53B (-) \ 210
https://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=8379
・モノラルミニジャック マル信無線電機 MJ164H \ 73
https://www.marutsu.co.jp/user/shohin.php?p=9977
・ダイソー 空ボトル \ 100

 
 
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■IT事業部活動記録

 *一部、今後掲載予定
◆日程なし Mさん。参加者:堀田・長谷川・山本・病棟ナース・ケアマネジャさん。クッション位置を写真で指示していた。提供したスイッチは 1.クッションに固定して右手を上に上げて押すようにセットするものを 大分力を入れないと押すのが難しい。 2.へるぱーさん本人が下において押すこと(下に押すほうが力を入れやすい)を提案し、してみたが押しっぱなしになる。 3.クッションの下のほうにスイッチを固定するのもやはり難しい。との 事情を聞く。
◆20091217 ヘッドセットの通話ボタン改造テスト
参加者:堀田・長谷川・山本

携帯電話のヘッドセットを、ゲームSWを使用して手動で電話に出られるようにするため、スイッチ部分をモノラルミニジャック接続可能な形に加工。

  写真:携帯電話とヘッドセット 写真:ヘッドセットのスイッチ部分→モノラルミニジャックへ 写真:ヘッドセットスイッチ部分の加工 写真:着用の様子

◆2009/07/28 スイッチ工作会(14時〜19時) 山本・長谷川・堀田・岡崎・森岡・白井

 @ SANWA SUPPLY JY-P56UG USBゲームパッド(Amazon ¥580)とUSBジョイパッド(JOP-U240BK)(Amazon \819)を一台ずつ、マウス拡張ユニットに改造。
  写真:モノラルミニジャックキット
 A ナースコール CHI-410のスイッチ部分を解体し、モノラルミニジャックに接続。タッパーウェアにセットし、モノラルミニプラグ用のスイッチ接続汎用コールに(×2台)。

 B MonotaRoオリジナルのクーラントホース ¥1,080)と、ダイナミックツール製ロックライン(MonotaRo ¥1,750)を、100円ショップの特大鉄製クリップに固定することを試みる。クリップに穴を開けてホースを通すところまで完了。
 → 固定できれば、ベッド枠をグリップして、顔でタッチ/プッシュしてもらうスイッチを取り付けるための部品となりうる。スイッチ部分は取り換え可能にできるので汎用性がありそう。

◆2009/07/29 (15時〜16時)KさんのKG病院でのリハビリに(PTさん)。オペナビ導入のノートPCとピエゾセンサ本体、PPSスイッチを持参し、拾える部分を探る。実際にPC操作をしながらスイッチを取り付けて試してもらうが、誤作動を抑えるのが課題。口の開閉時に突出する顎の骨の動きを拾える可能性が。ビデオ映像でも記録。

◆2009/08/01-08/02 NEC難病コミュニケーション支援講座
◆2009/08/20-24 グッドデザイン賞「ダンススタジオ兼ALS患者独居住宅 [スペースALS-D]」展示用スイッチ作成
  写真:@東京ビッグサイト 写真:プッシュスイッチ 写真:タッチスイッチ 写真:光センサー

◆2009/09/15 スイッチ工作会@LAB → 09/21 イベント用 タッチセンサー他
◆2009/09/17 スイッチ工作会@LAB → 09/21 イベント用
◆2009/09/20 ITP-SL 夏季ワークショップ(堀田:「「コミュニケーション」について」)
◆2009/09/21 日本学術振興会ひらめき☆ときめきサイエンス〜ようこそ大学の研究室へ〜KAKENHI「さまざまな困難をのりこえるための家族・仲間の大切さ――患者さんから学ぶ」
 於:立命館大学 衣笠キャンパス 創思館3階 創303教室
◆2009/10/03 スイッチ工作会@LAB
◆2009/10/08 スイッチ工作会@LAB
◆2009/11/11 乙訓保健所Hさんの紹介でSAさん宅を訪問(堀田・長谷川・山本)
◆2009/11/19 SAさん用のスイッチ工作@LAB(トップの写真のゲームスイッチ)
◆2009/11/25 SAさん宅訪問
◆2009/12/01 KOさん(於:UE リハビリテーションクリニック)と面会 音声入力装置を活用。PC操作補助を依頼される。
◆2009/12/09 SAさん宅再訪問 → 携帯電話ヘッドセット操作を簡易にするスイッチの依頼。
◆2009/12/16 スイッチ工作会@LAB → 携帯電話ヘッドセット操作をゲームスイッチで操作可能に。
◆2009/12/17 Mさん宅訪問 タッチセンサー+ナースコールを納品。
◆2009/12/19 YAさん宅訪問 → スイッチ納品・PCとプリンタ無線接続設定
  写真:親指のスイッチ
◆2009/12/22 スイッチ工作会@LAB → Mさん用フットスイッチ、オペナビの使用法等
◆2009/12/24 Mさん宅訪問
 頬で触れるタッチセンサーの固定と延長。予備スイッチとしてフットスイッチも提案。フットスイッチはバネ抜きスポンジ仕様で動作に必要な力を軽減したもの。
  写真:タッチセンサー(ナースコール)の延長 写真:頬で触れるセンサーのセット 写真:テスト 写真:フットスイッチのセット 写真:フットスイッチ 写真:フットスイッチを左手でテスト
◆2009/12/29 SAさん宅訪問(携帯電話ヘッドセット)


【2010年の活動】

◆日程なし moさん宅訪問。サーバー契約必要。ホームネットワークカメラ、携帯dokomo、au
◆2010/01/07 KOさん宅訪問
 リハビリ診療所のPTの方の勧めで、SumartNav(http://www.naturalpoint.com/smartnav/)でフリーハンドマウス操作をされている。文字入力はドラゴンスピーチ( http://www.dragonspeech.jp/)を使用。ご本人のニーズをお伺いし、今後の訪問計画について話し合う。
◆2010/01/07 sさん宅訪問 提供したフットスイッチでコールがならない原因を調べ、電池を交換。(alkaline a23s 12v)次の課題として足を乱暴に扱うならまた鳴らなくなる可能性がある。違う箇所で押すスイッチを考案してみる。(顔などのタッチスイッチ) ◆2010/01/21 KOさん宅訪問 実際のPC操作の様子を見させて頂き、クリック操作のみ右手で行う可能性を提案。
◆2010/01/24 KOさんに提案する試用スイッチの作成。YAさんの予備スイッチの作成。
◆2010/01/25 YAさん宅訪問 左手親指のスイッチの修理と予備スイッチの納品。
◆2010/01/27 NAさん宅訪問(初回) 京都難病相談支援センターSEさんのご紹介。「伝の心」の日常会話「3」に良く使われる名前を入力。インターネットへのPC無線接続 → フリーメール(Yahoo)のアカウント作成等。
◆2010/02/07 神経難病患者じりつセミナー
◆2010/02/18 Mさん宅訪問 ハーティーラダーを試す。PCでゲーム(ソリティア)ができるようなスイッチの制作のために様子を確認。
◆2010/02/23 工作会@LAB:Mさんのスイッチを作成。
◆2010/02/23 スイッチ勉強会@京都テルサ
◆2010/02/27 UEリハビリ・クリニックからの依頼でSAKさんのスイッチの操作状況を確認に行く(初回)。
◆2010/03/07 京都府難病相談支援センターボランティア交流会@宇多野病院
◆2010/03/09 工作会@LAB:午後12時過ぎ〜20時過ぎ
◆2010/03/11 工作@自宅(堀田)
◆2010/03/12 工作会@LAB:午後13時過ぎ〜17時過ぎ
◆2010/03/16 Mさん宅訪問:PC用のスイッチ操作を試して頂く。ITパラリンピック応援用のビデオ撮影
◆2010/03/17 工作会@LAB⇒YAさん訪問:スカイプ交信のテスト+ビデオ撮影(16時〜18時過ぎ)
◆2010/03/18 工作会+ビデオ編集@LAB(12時半〜19時半)
 映像(youtube) 山田さん 三宅さん
◆2010/03/22 NECコミュニケーション支援 ITパラリンピック
Koさん宅訪問 ITパラリンピック、先日のスイッチを修理して渡す。予備スイッチの提供。
◆2010/03/26 KOさん宅訪問(16時〜17時半) PCメールの設定/可動部位でのマウス操作の可能性を探る
◆2010/03/29 工作会@LAB
◆2010/04/07 Mさん宅訪問:オペナビを試す。スイッチの提案。
◆2010/04/15 工作会@LAB
◆2010/04/20 工作会@LAB
◆2010/04/22 UEリハビリ・クリニックにSAKさん訪問:空気スイッチを提案。
       KOさん宅訪問:スイッチの提案。
◆2010/04/24 地域生活を考える☆その3――地域の行政サービスをつかって、安心元気に自宅で生活する秘訣
       YAさんのスイッチを修理、新しいスイッチを提供。
◆2010/04/30 工作会@LAB
       15:30〜京都府難病相談支援センターSEさんと今後の活動について相談。
       Aさんにナースコールを提供。
◆2010/05/06 Mさん宅訪問:スイッチの提案。
       Sさん宅訪問:ナースコールを提供。
◆2010/05/11 工作会@LAB
◆2010/05/16 ALS家族会 13:00〜@宇多野病院
◆2010/05/20 KOさん宅訪問:ハーティーラダーを提案し試す。
◆2010/05/27 工作会@LAB
◆2010/05/29 人工呼吸ケアセミナー@リサーチパーク
◆2010/06/02 UEリハビリ・クリニックにSAKさん訪問:フットスイッチを提案。
       Aさん宅訪問:自宅の様子確認とスイッチの修理。
◆2010/06/08 工作会@LAB
       Aさんにスイッチを提供。
◆2010/06/17 工作会@LAB
空気スイッチを作成。
基盤から作成しているので、配線などに手間と時間がかかる。
難しい。
◆2010/06/19 ALS近畿ブロック大会
◆2010/06/21 京都府難病相談支援センターに訪問してAさんのことを相談。
       スイッチ講習会について打ち合わせ。
◆2010/07/06 ひらめき☆ときめきサイエンスのためのスイッチ作成と打ち合わせ。
スイッチはゲームパッドを改造したものを作成。
ひらめき☆ときめきサイエンス当日は、参加者にゲームパッドを改造したスイッチ(スイッチの本体となるもの)とマイクロスイッチを使ったスイッチを作成してもらう予定。
スイッチを作ったことがない人が実際にゲームパッドを改造して作成するのにどのくらいの時間がかかるのか試してみる。
以下はゲームパッド改造の手順と注意点。ゲームパッド(ジョイパッド)の改造
@ゲームパッドのねじを外して、中身(基盤)を取り出す。
※このとき外したねじや中身の部品をなくさないように、それらを保存する紙コップなどがあった方がよい。
A基盤では、1ボタン部分を使う。1ボタン部分の基盤の上下左右の回路のコモンの回線とNOの回線を削る。
※スイッチはこの二つの回線をつなぐことでオンになる。
※大きめに削った方が、ハンダ付けがしやすい。
B配線をむき出しにして、削った基盤の回路部分にはんだ付けをする。
※ハンダ付けは、二人で協力して行った方が安全。
→ハンダを持ちながら回線を持って基盤にハンダ付けするのは、結構難しく時間もかかるし、危険。
※火傷には十分注意してやってもらう必要がある。
→企画当日は、もしものためにアイスノンを用意。また軍手をしてハンダ付けできるように軍手を用意する。(軍手をしたら細かい作業は難しくなるかも)
C回線をモノラルミニジャックにハンダ付けする。

  写真:作業風景1 写真:作業風景2 写真:半分完成 写真:動作確認
スイッチを作ったことがない人がこの作業をするのに、だいたい20分〜30分の時間を要した。
当日はこの手順がわかっているスタッフが各班に1名付き、教えながらやってもらう。
スタッフには以上の手順を覚えてもらうために、当日までにスイッチ研で講習会を行う。
また、これ以外にもマイクロスイッチを使ったスイッチを作成してもらう。 →いろんな素材(ダンボールや発泡スチロールなど)を用意し、好きな素材を使ってスイッチを作ってもらう。

◆2010/07/08 京都府難病相談支援センターのSEさんとAさんのご自宅に訪問。
◆2010/07/29 yoさん宅訪問。マウス操作は可能だが、できれば両手を使って使用したい。
◆2010/08/02 mさん宅訪問。フットスイッチを使っていたが、タイミングがあわせづらい「押そうと思って押し感じ」で、実際にonになるまでタイムラグがある。
◆2010/08/13 koさん宅訪問クーランとホースの提供。手で握るスイッチの提供
◆2010/10/04 yaさん宅訪問。スイッチの使用の様子を確認。
◆2010/11/19 yaさん(宇多野病院病室を訪問)三笑堂からのまぶたに反応するスイッチがなりっぱなしになる。問題を確認
◆2010/12/02 yaさん宅訪問。スイッチの調整。手が動かない場合鳴りっぱなしになるのが減ってきた。
◆2010/12/07 yaさん宅訪問。タッチセンサの提供。左指、右指:人差し指、親指は不随。
       Aさんのお母さんの在宅支援について相談。
       Hさん。普通のスイッチで立ち上がるのは難しいとの問題確認。
◆2010/12/16 yaさん宅訪問。離すと音が鳴るスイッチの提供。離すことは簡単にできるが、押す動作が難しい。との事情を聞く。
       Oさん宅訪問。大きいスイッチが使いやすいし、布団の重みで押しにくくなる。かも知れないとの事情を聞く。
 ◆2010/12/21 koさん。ヘルパーはあまりpcに詳しくなく、サポートできる人があまりない状態。「smart navi」とクリック(手)を組み合わせることを提案する。

【2011年の活動】

◆2011/01/04 koさん(デイケアを訪問)。ナースコール(EPLAを改造したもの・子機×2、スイッチ×2)を提供。
◆2011/01/10 スイッチ工作@Lab(13時〜18時)

 

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■活動記録(詳細)

 ◆ YAさん
 ◆ koさん
 ◆ mさん
 ◆ skbさん


製作:堀田 義太郎長谷川 唯山本 晋輔
* この活動は、調査・研究の部分については、「異なる身体のもとでの交信――本当の実用のための仕組と思想」(科学研究費新学術領域研究・研究課題提案型 2008〜2010年度)の一環としてなされています。
** 2008年度〜 活動の一部について文部科学省科学研究費補助金「患者主導型科学技術研究システム構築のための基盤的研究」(代表:松原 洋子)の支援を得ています。

UP:20091216 REV:20091219, 20100208, 0302, 0326, 0402, 0410,0709, 1029,20110110,20100111,0326,0329 
異なる身体のもとでの交信――情報・コミュニケーション/と障害者  ◇(NPO)ある  ◇組織  ◇PC入力支援機器・ソフト等
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