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HIV/AIDS 2004



アフリカ日本協議会(AJF)
 http://www.ajf.gr.jp/

・ニッポンから世界的なエイズ問題に取り組む・考えるヒトのInnovative Forum
 http://www003.upp.so-net.ne.jp/shout/aidsmain.html

・Global Fund to Fight AIDS, Tuberculosis and Malaria
 「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」(="GFATM ")
 http://www003.upp.so-net.ne.jp/shout/gfatm_intro.html

このサイト経由で本を買うと3〜5%がアフリカ日本協議会(AJF)に寄付されます。


○外務省 世界エイズ・結核・マラリア対策基金


◆2004/01/05 「人間の安全保障基金によるジンバブエにおける児童・青年のHIV/エイズ感染者に対する支援について」
 外務省ホームページ
◆2004/01/05 「人間の安全保障基金によるスワジランド王国におけるHIV母子感染防止に対する支援について」
 外務省ホームページ
◆2004/01/07 ギニアビサウのエイズ治療センター(IRIN)
◆2004/01/08 文献紹介"Economics of AIDS and Access to HIV/AIDS Care in Developing Countries, Issues and Challenges"
◆2004/01/12休
 第1回AJF感染症研究会定例会
◆2004/01/22 「ケニアでARVが処方箋なしで販売されている」
 allafrica.com、IRIN、UNAIDS配信のToday's Top News
◆2004/01/28 稲場雅紀「TRIPSと医薬品問題――カンクン直前の合意と問題点」
 ATTAC JAPAN
◆2004/01/31 2003年度アジア女性基金自立支援活動支援金支援事業
 「在日アジア女性移民をめぐる現状とHIV/エイズ」に関するシンポジウム
◆2004/02/03 「政府提供のARVで治療を受けていた14,000人以上へのARV提供が停止」
 LAGOS, 3 February (PLUSNEWS)
◆2004/02/11 SOUTH AFRICA: TAC calls for stronger political leadership
 JOHANNESBURG, 11 February (PLUSNEWS)
◆2004/02/13 世界エイズ・結核・マラリア対策基金・活動レポート日本語版
 アフリカ日本協議会より送付
◆2004/02/18 藤後野里子(大阪社会部)「<記者の目>増え続けるHIV感染者」
 毎日新聞ニュース速報 2004-02-18-00:39
◆2004/02/20 「国産エイズワクチン後押し 研究者らがNPO設立」
 共同通信ニュース速報
◆2004/02/22 感染症研究会第2回定例会
 牧野久美子「アフリカのエイズに関する研究の現状と課題――社会科学分野におけるエイズ関連文献の紹介」
◆2004/03/18 エイズ対策の「次のステップ」を学ぶ:タイHIV/AIDS対策プロジェクト実地研修報告会
◆2004/03/19〜21 厚生労働省・財団法人エイズ予防財団主催ボランティア指導者育成事業
 「2003年度ボランティア指導者研修会」
◆2004/03/21 「グローバル・エイズ問題に関するNGO戦略ミーティング」
◆2004/03/29 Interview with Professor Alan Whiteside, AIDS economist
 MAPUTO, 29 March (PLUSNEWS)
◆2004/04/06 「途上国に低価格エイズ薬 世銀、基金が共同で」
◆2004/05/19 「エイズ「コピー薬」の途上国流通 WHOが先進国に理解求める」
 NHKニュース速報/共同通信ニュース速報
◆2004/06/18 稲場雅紀「国連・政府に提言――エイズ問題の多国間ネットワーク」
 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター(WAVOC)公開講座
◆2004/07/12 An Exodus of African Nurses Puts Infants and the Ill in Peril
 By CELIA W. DUGGER New York Times July 12, 2004
◆2004/07/17 「エイズ治療薬、途上国への提供議論…国際会議閉幕」
 『読売新聞』2004/07/17、他
「46664:あなたの1分をエイズのために:ネルソン・マンデラ氏によるユニークなイニシアチブ」
 The Times of Zambia (Ndola) July 8, 2004
◆2004/10/01 『グローバル・エイズ・アップデイト』創刊第1号 2004年10月1日
◆2004/10/21 『グローバル・エイズ・アップデイト』創刊第2号
◆12月4・5日 国際シンポジウム ――――――――――――――――
 HIV/AIDSとともに生きる在日外国人の
 支援と共生のあり方を考える



 
 
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Date: Sat, 14 Feb 2004 17:21:43 +0900
外務省ホームページ新着情報から「ジンバブエのPHA支援」

斉藤@AJF事務局です。

新年早々のプレスリリースを今日、確認しました。

人間の安全保障基金によるジンバブエにおける児童・青年のHIV/エイズ感染者に対する支援について
平成16年1月5日

わが国政府および国連は、1月5日(月)、国連児童基金(UNICEF)
が実施する「HIV/エイズ予防、児童・青年のHIV/エイズ感染者の
ケア・支援」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、
103万ドルの支援を行うことを決定した。

このプロジェクトは、ジンバブエの9つの地域において、HIV/エイ
ズ感染予防を促進するために、HIV/エイズの感染児童および孤児
に対する生活技能訓練キャンプの実施、同キャンプで活動する指導
員の訓練、コミュニティにおけるカウンセリングの実施、青年層向
けのHIV/エイズの注意喚起のためのワークショップの開催、水の
浄化装置や衛生設備の設置を含む乳幼児の保護と発育のための取り
組み等を行うものである。


このプロジェクトの実施により、ジンバブエのコミュニティにおけ
る個々人のHIV/エイズ予防能力が強化されることが期待される。

(参考)人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置
した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。
これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様
な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関
の多くのプロジェクトを支援してきている。


同じ日にもう一つありました。

人間の安全保障基金によるスワジランド王国におけるHIV母子感染
防止に対する支援について
平成16年1月5日


わが国政府および国連は、1月5日(月)、国連児童基金(UNICEF)
が実施する「スワジランド王国地方部のコミュニティにおけるHIV
母子感染防止」プロジェクトに対し、人間の安全保障基金を通じ、
112万2,721.60ドルの支援を行うことを決定した。

このプロジェクトは、HIV/エイズの罹患率が高いスワジランド王
国において母子感染を防止するために、医療品の供給確保、コミュ
ニティ・ベースの予防啓蒙活動の推進、看護士等保健関係者の訓練、
母子感染防止活動のための全国規模のモニタリング制度の構築、コ
ミュニティにおけるモニタリングの実施等を行うものである。

このプロジェクトの実施により、スワジランド王国のコミュニティ
における個々人のHIV/エイズ予防能力が強化されることが期待さ
れる。

(参考)人間の安全保障基金は、1999年3月にわが国が国連に設置
した信託基金であり、現在までに総額約229億円を拠出している。
これまでも、この基金を通じ人間の生存、生活、尊厳に対する多様
な脅威に対して人間の安全保障の視点から取組む国連関係国際機関
の多くのプロジェクトを支援してきている。

 
 
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ギニアビサウのエイズ治療センター(IRIN)

皆さま こんにちは。

 ギニア=ビサウ(セネガルの南にある小国)に初めてのエイズ治療センターがイタリアのキリスト教の援助で出来、ARVを無料提供することになったというニュースがIRINから入っています。

 この病院は、もともとあった病院のようですが、98-99年にクーデターに端を発する内戦があり、破壊されてしまったそうです。それを再建して、エイズ治療センターも設けたということのようです。

 ギニア=ビサウはもともとポルトガル領で、60年代から日本でも訳書のある指導者アミルカル=カブラル率いるPAIGC(Party for African Independence of Guinea-Bissau and Cape Verde, ギニア=ビサウ・カボ=ヴェルデ・アフリカ人独立党)による独立戦争が展開され、73年には国土の9割からポルトガル軍を追い出して実力による独立を達成した国で、この国に駐留していたポルトガル軍部隊は、数年後のポルトガルのクーデターに端を発する「カーネーション革命」の原動力になったと言われています。カブラルはポルトガルの手先に暗殺され、弟が跡を継ぎますが、独立後、軍の指導者がクーデターを起こし、その後事実上の軍政が続いたようです。(この国については、独立までの歴史は偉大な闘争としてよく語られるのですが、その後についてはほとんど語られません。「独立」→「社会主義」を歩んだ国の失敗に関しては、独立前と独立後のこの温度差も1つの要因ではないかと思います)

 もし、ギニア=ビサウの独立後の歩みについて御存知の方がいらっしゃったら是非紹介して下さい。

稲場 雅紀

**********
Country's first AIDS treatment centre opens in renovated hospital
-IRIN, SA
*******************

BISSAU, 19 December (PLUSNEWS) - Guinea-Bissau has opened its first treatment centre for people living with HIV/AIDS in a newly refurbished hospital, which will provide antiretroviral therapy free of charge.

It is is situated in the 116-bed Raoul Follerau hospital in the capital Bissau which reopened on Thursday after being completely destroyed during the 1998/99 civil war.

The hospital was renovated with the help of a US $5 million grant from the Santo Egidio Community, a Roman Catholic centre for the promotion of peace based in Rome.

Marco Impagliazzo, the president of the Santo Egidio Community, said at a ceremony to mark the reopening of the hospital that its HIV/AIDS treatment centre would distribute antiretroviral drugs free of charge to people living with the virus in Guinea-Bissau.

Impagliazzo said the hospital would also treat AIDS patients from other countries in the sub-region. Guinea-Bissau, a former Portuguese colony of 1.3 million people, is bounded to the north by Senegal and to the south and east by Guinea-Conakry.

According to the latest available estimates from UNAIDS, there were 17,000 people living with HIV/AIDS in Guinea-Bissau at the end of 2001. About 1,200 people in the country died as a result of AIDS-related illnesses that year.

 
 


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文献紹介

感染症研究会の皆様

牧野@幕張です。今年もよろしくお願いいたします。

ウェブ上で文献探索していて、こんなのを見つけました。

http://www.iaen.org/papers/anrs.php

Economics of AIDS and Access to HIV/AIDS Care in Developing Countries, Issues and Challenges

という本で、目次は以下の通りです。

Part One: Patents, Generic Drugs and the Markets for Antiretrovirals (overview)

Chapter 1: TRIPS, Pharmaceutical Patents and Access to Essential Medicines: Seattle, Doha and Beyond
Ellen F. M. ’t Hoen

Chapter 2: The Brazilian Experience in Providing Universal Access to Antiretroviral Therapy
Paulo R. Teixeira, Marco Antonio Vitoria, Jhoney Barcarolo

Chapter 3: Patents, Innovation and Public Health: Brazilian Public-Sector Laboratories’ Experience in Copying AIDS Drugs
Maurice Cassier, Marilena Correa

Chapter 4: Intellectual Property Rights, Anti-AIDS Policy and Generic Drugs: Lessons from the Brazilian Public Health Program
Fabienne Orsi, Lia Hasenclever, Beatriz Fialho, Paulo Tigre, Benjamin Coriat

Chapter 5: Impact of Intellectual Property Rights on Aids Public Health Policy in Thailand
Samira Guennif, Claude Mfuka

Chapter 6: Pharmaceutical Patents, Developing Countries and HIV/AIDS Research
Emmanuel Combe, Etienne Pfister, Pluvia Zuniga

Chapter 7: Decrease in Prices of Antiretroviral Drugs for Developing Countries: from Political “Philanthropy” to Regulated Markets?
Stephane Lucchini, Boubou Cisse, Segolene Duran, Marie de Cenival, Caroline Comiti, Marion Gaudry, Jean-Paul Moatti

Chapter 8: World Market Strategies for Drugs to Fight Aids
Jerome Dumoulin, Yves-Antoine Flori, Philippe Vinard, Thomas Borel

Part Two: Financing Efficient HIV Care and Antiretroviral Treatment to Mitigate the Impact of the AIDS Epidemic on Economic and Human Development (overview)

Chapter 1: Cost-effectiveness of HIV Therapies in Resource-Poor Countries
Kenneth Freedberg, Yazdan Yazdanpanah

Chapter 2: A Review of Antiretroviral Costing Models in South Africa
Andrew Boulle, Christopher Kenyon, Fareed Abdullah

Chapter 3: Direct Costs of Medical Care for HIV-Infected Children Before and During HAART in Abidjan, Cote d’Ivoire, 2000 - 2002
Rockiath Laguide, Narcisse Elenga, Patricia Fassinou, Hubert Atta, Samuel Foiryolo, Philippe Msellati

Chapter 4: Antiretroviral Treatment can be Cost-saving for Industry and Life-saving for Workers: a Case Study from Cote d’Ivoire’s Private Sector
Serge-Paul Eholie, Monica Nolan, Andre Patrick Gaumon, Joseph Mambo, Yves Kouame-Yebouet, Rigobert Aka-Kakou, Emmanuel Bissagnene, Auguste Kadio

Chapter 5: Construction Workplace Interventions for Prevention, Care, Support and Treatment of HIV/AIDS
William McGreevey, Sarah Alkenbrack, John Stover

Chapter 6: HIV/AIDS Affected Households: Status and Temporal Impacts
Sandra Freire

Chapter 7: AIDS and Economic Growth in Africa: a Critical Assessment of the 'Base-Case Scenario' Approach
Nicolas Drouhin, Vincent Touze, Bruno Ventelou

Chapter 8: HIV/AIDS, Human Development and the Coming Epidemic in the Balkans, Baltic, Russian Federation and the CIS
Tony Barnett

Chapter 9: Expanding Access to Antiretroviral Therapies in Chile: Economic and Financial Issues for Patients and the Health System
Cristian Morales, Camilo Cid Pedraza, Yves Souteyrand

Chapter 10: Analysis of HIV/AIDS Expenditures in Senegal: from Pilot Project to National Program
Philippe Vinard, Mounirou Ciss, Bernard Taverne, Abdoulaye Ly, Ibra Ndoye

ご参考まで。


 
 
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◆2004/02/13 世界エイズ・結核・マラリア対策基金・活動レポート日本語版
 アフリカ日本協議会より送付

Date: Fri, 13 Feb 2004 18:19:41 +0900
From: ajf
Subject: [viva_hiv_aids] 世界エイズ・結核・マラリア対策基金・活動レポート日本語版

斉藤@AJF事務局です。

クロス・ポスト失礼。

世界エイズ・結核・マラリア対策基金(GFATM)・活動レポート日本語版(A4カラー印刷、24p)がAJF事務局に届いています。
http://www.globalfundatm.org からpdfファイルでダウンロードできる活動レポート(英語版・仏語版)の日本語訳です。
これまでにどれだけの資金がどの国・どの団体から拠出されたのか、その資金がどういった選定プロセスを経て世界92カ国のエイズ・結核・マラリア対策の取り組みに提供されているのかを報告しています。
一昨年、保健分野NGO研究会企画のゲストとして、昨年夏にはTICAD3に向けたNGOシンポジウムのゲストとして来日してくれたケニアのアスンタさんが事務局長を務めるHIV感染者・エイズ患者団体KENWAもGFATMの資金提供を受けており、アスンタさんの談話もこの活動レポートに収録されています。

希望される方に希望数を配布・送付します。
職場・学園・団体内で皆さんに見ていただけるよう配慮をお願いします。
以下の申し込み書をAJF事務局あてに送ってください。

---------------------
世界エイズ・結核・マラリア対策基金・活動レポート日本語版
         申し込み書

お名前:
希望数:
受け取り方法(下記いずれかを選んでください):
 ○AJF事務局に取りに来る
 ○次の送付先へ送って欲しい
  送付先住所:
  送付先郵便番号:
  連絡先電話番号:
  (お願い)
   送料については実費負担をお願いします。
    1部   110円  ヤマトのメール便
    2〜3部  160円  ヤマトのメール便
    4〜6部  210円  ヤマトのメール便
    7〜10部  310円  ヤマトのメール便
    11部以上 冊子小包実費
   送る際に、金額を入れた郵便振替用紙を同封します。
   切手を送っていただいてもけっこうです。
----------------------

 
 
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◆20040218 藤後野里子(大阪社会部)「<記者の目>増え続けるHIV感染者」
 毎日新聞ニュース速報 2004-02-18-00:39

 「このままだと大変なことになる。どうして日本の社会は平然としていられるのか」。エイズ治療の現場に立つ医師らの悲鳴に近い訴えを数多く聞いた。先進国の中では珍しく、感染者が増え続ける日本。その現状と背景を伝えようと、6人のエイズウイルス(HIV)感染者に話を聞き、昨年12月「告知されて」という連載にまとめた。
 96年の薬害エイズ訴訟の和解以降、エイズに関する報道は減り、社会の関心も薄れた。増加する性的接触によるHIV感染を、道徳やモラルなど個人の問題に押し込め、タブー視してきた側面が強いからだと思う。連載の取材を通じて強く感じたのは、感染拡大を抑えるには一刻の猶予もなく、「性」に正面から向き合わなければならないということだ。
 国内のHIVの新規報告者数は、95年に277人だったが、03年の速報値では627人に達し、過去最高を記録した。大半は性感染だ。本人が気づかないケースもあり、実態はその数倍とも言われる。それなのに無関心がまん延する。なぜか。私たちがはまっている「落とし穴」がある、と知った。
 取材を始めてしばらく経ったころだった。「あなたはセックスをしないのか。そもそも検査を受けたことがあるの?。HIVを他人事としか思っていない人に話すことはない」と、ある感染者に怒鳴られた。感染者が増えている数字は頭に入っていても、「自分ではありえない」と信じ切っている自分にハッとした。当たり前だが、感染者は感染予防を怠ったから感染したのであって、不道徳だったからではない。
 話を聞いた感染者たちも、決して「特別な人」たちではなかった。新婚間もないころ、夫から感染した主婦。予防には人一倍気をつけながら、たった1回、コンドームを着けなかったために感染した若者。夫の支えを得ながら子どもを出産した女性……。日常の営みである性行為によって、ある日突然、感染者になる人たちが、じわじわ増えている現実を突きつけられた思いがした。
 しかし、性行為による感染はどうしても「特別なことをした人」「遊んでいる人」というイメージを持たれがちだ。もちろん、不特定多数の人とコンドームなしでセックスする人は感染の可能性が高いのは事実だが、あまりにもそのことが強調され過ぎたために、「しょせん他人事」という意識が植え付けられてしまったのではないか。
 「若者」「風俗」「同性愛」といったくくりで取材を始めた私が、はまった落とし穴もその点だった。人を選ばないウイルスの問題を勝手にモラルの問題にすり替えてしまっていた。
 連載では、感染者が特別な人でも弱者でもなく、身近にいることや、誰でも感染しうることを伝えようと思った。可能な範囲で感染した経緯も書き込んだし、日常生活での悩み、夢、家族への思いもつづった。性への偏見や思い込みなど落とし穴に、はまり込まないよう訴えたつもりだ。だが、読者からは「もっとストレートに問題点をあぶり出していくべきだ」という声や、逆に「不安をあおらないで」という意見も寄せられ、この問題を伝える難しさを痛感した。
 昨年12月に神戸市で開かれた「日本エイズ学会」の発表を聞いて、医師や研究者、カウンセラーらも、日本社会全体が、はまり込でいる落とし穴に、いら立ち、危機感を募らせているように感じた。
 クラミジアや淋菌など性感染症の急増と、それに反比例するように激減するコンドームの販売量。はんらんする性の情報と、性教育の不均衡。現実とのギャップを埋め、HIVの確実な予防策を築くにはどうすればいいのか。「何をどう伝えるか」という報道の難しさと共通することを知った。
 エイズ動向委員会への報告では、10代、20代の感染者が01年には全体の4割に達し、低年齢化が顕著になった。また、2010年に感染者が約5万人に上る「感染爆発」を指摘する推計もある。「性はタブー」「個人のモラル」と目を背けている場合ではない。
 取材の中で「エイズを継続的に伝えてこなかったことはメディアの怠慢であり、罪でもある」という批判を多く受けた。どうすればメディアの役割を果たせるのか、今も明確な答えは出せないが、情報を発信し続けるしかないと思っている。正しい情報が伝わらないことが、感染拡大の最大の要因だからだ。」

毎日新聞大阪版連載「告知されて」
(1) 道子さん、幸せ一転
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/001.html
(2) 道子さんの選択
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/002.html
(3) 健一さんの絶望
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/003.html
(4) 健一さんの不安からの脱出
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/004.html
(5) 綾さんの出産
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/005.html
(6) 綾さんの親友
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/006.html
(7) 榊切さんの活動
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/007.html
(8) 性はタブー?
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/008.html
(9) 喜美代さんの夢
http://www.mainichi.co.jp/osaka/kokuchi/009.html

 
 
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◆2004/02/20 「国産エイズワクチン後押し 研究者らがNPO設立」
 共同通信ニュース速報

 「エイズ発症を予防する初のワクチンを国内で生産する態勢を確立し、タイで臨床試験を始めようと、日本の研究者や弁護士らがワクチン実用化を後押しする民間非営利団体(NPO)「エイズワクチン開発協会」を設立、活動を始めた。
 設立を二十日に発表した山崎修道理事長(元国立感染症研究所長)によると、感染研とタイの研究グループが開発したワクチンは、動物実験で有効性と安全性が確認され、世界保健機関(WHO)などが早急に臨床試験を始めるよう勧告している。
 しかし、感染拡大が深刻な開発途上国で使えるよう価格を安く設定しなければならず、利益が期待できないことなどから、生産する製薬会社が見つかっていないという。
 山崎理事長は「特許や国際的な契約交渉、資金集めなどを支援することで国内の製薬会社を説得し、タイで二百―三百人規模の臨床試験を開始したい」と話している。(了)」
[2004-02-20-17:26]

 
 
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◆2004/04/06 「途上国に低価格エイズ薬 世銀、基金が共同で」
 共同通信ニュース速報

 【ワシントン6日共同】世界銀行は6日、クリントン前米大統領が発展途上国のエイズ対策のために設立した基金などと共同で、120カ国以上の発展途上国向けに低価格のエイズ診断、治療薬を提供する計画を始めると発表した。
 薬はインドや南アフリカなどの製薬会社が低価格で提供することに合意。今後数年間で数百万人が、エイズの診断や治療を受けることができるようになるという。
 ブッシュ米政権は、米国など先進国の製薬会社から比較的高い価格でエイズ薬を購入、途上国援助に向ける計画を進めているが、今回の計画では、これに先手を打つ形で、より安い価格のエイズ薬が大量に途上国に提供されることになる。
 新計画には、世界銀行や民間の基金が約20億ドル(約2120億円)以上を出資する。製薬会社は、1人年間140ドル程度の価格で治療薬を提供し、ほとんどすべての途上国に、国連などが配布することに合意した。また、エイズの診断薬も、製薬会社が現在の20%程度の低価格で途上国に提供する。
 エイズは特にアフリカなどの途上国で深刻だが、欧米先進国の製薬会社に、治療薬をめぐる多大の特許料を支払う必要があり、貧しい人々に薬が行き渡っていない。」[2004-04-06-17:40]


 
 
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◆2004/05/19 「エイズ「コピー薬」の途上国流通 WHOが先進国に理解求める」
 NHKニュース速報

 「WHO=世界保健機関のイ・ジョンウク事務局長は、十八日、エイズの被害が拡大し続けている中、エイズ撲滅に向けて安く入手できる、いわゆる「コピー薬」を途上国に流通させることに、先進国側の理解を求めました。
 WHOのイ・ジョンウク事務局長は、十八日、ジュネーブで開かれているWHOの年次総会で演説し、「エイズウイルスの発見以来、エイズの死者は二千万人を超えた。WHOの今の目標は、二千五年までに三百万人の患者に治療をほどこすことだ」と述べ、エイズ対策への各国の一層の協力を要請しました。
 とりわけ、製薬会社が開発した治療薬と同じ成分で作られ、価格が安いいわゆる「コピー薬」を、アフリカなど深刻なエイズ被害に苦しむ国に向けて流通させる体制作りに、先進国側の理解を求めました。
 エイズの「コピー薬」をめぐっては、先週、カナダが、特許に関する法律を改正して世界で初めて「コピー薬」をアフリカなどに販売することを自国の企業に認めており、WHOでは、今後、他の国も同じような措置を打ち出すことを期待しています。
 一方、イ・ジョンウク事務局長は、演説の中で、アジアを中心に感染が広がった新型肺炎と鳥インフルエンザについても触れ、「どちらも完全に制圧できたと断言する根拠はなく、各国は引き続き警戒する必要がある」と述べ、厳重な監視体制を維持するよう訴えました。[2004-05-19-13:50]」


 
 
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An Exodus of African Nurses Puts Infants and the Ill in Peril

By CELIA W. DUGGER
New York Times
July 12, 2004

LILONGWE, Malawi Six women suddenly went into the final, agonized
minutes of childbirth. Hlalapi Kunkeyani was the only nurse. There were
no doctors.
Panicky cries rent the fetid air of the ward, a cavernous space jammed
with 20 women laboring in beds, on benches, even on the concrete floor.
Mrs. Kunkeyani worked with intense concentration, her face glowing with
sweat, but she was overwhelmed.
Four of the babies arrived in a rush without her to ease their passage
into the world. She found one trapped between his mother's legs with the
umbilical cord wrapped around his chest. The face of another was smeared
with his mother's feces. Yet a third lay still on his mother's breast,
desperate to breathe. The nurse swiftly suctioned his tiny mouth until
at last he gulped a breath.
Mrs. Kunkeyani, 36, is the stalwart nurse in charge of this capital
city's main labor ward, where 10 overworked nurse midwives deliver more
than 10,000 babies a year. But soon, she will vanish from this
impoverished nation, joining thousands of African nurses streaming away
from their AIDS-haunted continent for rich countries, primarily Britain.
"My friends are telling me there's work there, there's money there,"
said Mrs. Kunkeyani, who will soon make in a day's overtime in Britain
what she earns in a month in Malawi. "They're telling me I'm wasting my
time here."
The nursing staffs of public health systems across the poor countries of
Africa grossly insufficient to begin with are being battered by numerous
factors that include attrition and AIDS. But none are creating greater
anxiety in Africa than the growing flight of nurses discouraged by low
pay and grueling conditions.
The result of the nursing crisis the neglect of the sick is starkly
apparent here on the dilapidated wards of Lilongwe Central Hospital,
where a single nurse often looks after 50 or more desperately ill
people. What is equally visible is the boon to Britain, where Lilongwe
Central's former nurses minister to the elderly in the carpeted lounges
of nursing homes and to patients in hushed private hospital rooms.
It is the poor subsidizing the rich, since African governments paid to
educate many of the health care workers who are leaving.
In May, African countries banded together at the annual assembly of the
World Health Organization to urge developed nations to compensate them
for their lost investment. After an intense debate, the assembled
countries resolved to search for ways to lessen the damage of what they
called increasing rates of emigration.
The brain drain of health professionals from Africa, and, more broadly,
the severe staffing shortages, will be an issue at the 15th
International AIDS Conference in Bangkok. Physicians for Human Rights, a
Boston-based nonprofit group that shared the Nobel Peace Prize in 1997,
will be releasing a report on the topic and proposing steps to avert a
deepening of the human resources crisis.
At Lilongwe Central, an 830-bed hospital, there are supposed to be 532
nurses. Only 183 are left. That is about half as many as there were just
six years ago. And only 30 of those are registered nurses, the highly
skilled cadre that is most sought abroad.
The hospital's director, Dr. Damson Kathyola, a peasant's son educated
at University College London, seems to feel an almost physical pain when
he describes trying to run a major medical institution that is
hemorrhaging nurses.
"Unbearable," he said, leaning his head back and squeezing his eyes
shut. "Unbearable."
In Malawi, afflicted with one of Africa's most severe nursing shortages,
almost two-thirds of the nursing jobs in the public health system are
vacant. More registered nurses have left to work abroad in the past four
years than the 336 who remain in the public hospitals and clinics that
serve most of the country's 11.6 million people, according to Malawi's
Nurses and Midwives Council.
Many of these English-speaking nurses have flocked to Britain, which is
confronting its own acute shortage of nurses to care for an aging
population. Its central nursing register shows that the number of nurses
being certified from Malawi, South Africa, Nigeria, Ghana, Kenya,
Zambia, Zimbabwe and Botswana all former British colonies has soared
since 1999.
African nurses are also migrating, though in smaller numbers, to the
United States and New Zealand, with trickles to Australia and Canada.
There are now more than 3,100 registered nurses from Africa in the
United States, according to a national survey of nurses by the
Department of Health and Human Services.
As projections show the shortfall of nurses in the United States
ballooning to 800,000 by 2020, the pressure to recruit abroad is likely
to grow.
"The U.K.'s experience could be a harbinger of what we'll see in the
U.S.," said Julie Sochalski, associate professor of nursing at the
University of Pennsylvania.
But Africa's nurses are not just moving overseas. They are also quitting
government service for better-paying jobs in their own countries at
private hospitals and foreign-financed nonprofit groups and research
institutions.
Thousands more have left the profession or are simply dying, especially
in southern Africa, where rates of H.I.V. infection are highest. In
Malawi, a quarter of public health workers, including nurses, will be
dead, mostly of AIDS and tuberculosis, by 2009, according to a study of
worker death rates in 40 hospitals here. Drugs for people with AIDS have
been unaffordable up to now.
The bottom line: sub-Saharan Africa's low-income countries need to more
than double their nursing work forces, adding at least 620,000 nurses to
grapple with severe health emergencies, according to estimates developed
for the Joint Learning Initiative, a network of more than 100 scholars
and analysts studying human resources for health and coordinated from
Harvard University.
The nursing crisis is intensifying just as billions of dollars in
foreign aid is beginning to pour into Africa to provide life-saving
drugs to millions of people afflicted with AIDS and tuberculosis.
The money includes the first installment on a total of $15 billion
promised by President Bush and $2 billion from the Global Fund to Fight
AIDS, Tuberculosis and Malaria.
The shortage of nurses compromises the ability of countries to use this
money effectively, and the money itself is likely to aggravate the
nursing shortage in public hospitals. A substantial portion will be
channeled to nonprofit groups that are likely to hire away yet more
nurses at higher pay.
As the world focuses its resources on AIDS, the risk is that more women
giving birth and more children needing hospital care for easily
treatable conditions like respiratory infections and diarrhea will die,
experts say.
"I think it will destroy the whole system," Dr. Kathyola said.
One Nurse and 26 Babies To spend a few weeks roaming the wards of
Lilongwe Central is to see the human cost of the nursing shortage.
Late one night on the nursery for sick and premature newborns, the sole
nurse on duty stepped away and 26 babies, packed two and three to a
bassinet, were on their own.
In one crib, a tiny baby girl, blue and dead, lay next to her sister,
eyes open, tiny fists clenched, mouth yawning.
Earlier, on the day shift, Tereza Kachingwe, a rotund, kindly nurse, had
steadfastly stood by the premature babies, trying to keep them alive.
But the hospital had run out of the thinnest tubes needed to suction
such miniature throats.
"If this tube was smaller, I could go deeper into the trachea," she said
ruefully, as she easily held one of the featherweight newborns in her
palm, sweeping the tube back and forth in the infant's mouth.
Mrs. Kachingwe looked around at the many other babies who needed her
attention, then turned back to the tiniest ones barely clinging to life.
"Today, I'm stranded," she sighed.
On another day in the gynecological ward, Tandu Mbvundula was the only
nurse tending 51 patients, dispensing pills and a bare minimum of words.
Unsmiling, she pushed a medicine cart into a room so packed with
patients that some lay on the concrete floor in the darkened spaces
beneath the beds.
She rolled up to Mary Kaliyati, a mother of five whose uterus had
ruptured giving birth in a mission hospital. Mrs. Kaliyati was
transferred to Lilongwe Central. After surgery to remove her uterus, she
had developed an infection.
The nurse explained that the hospital was out of its most potent
antibiotic, so she had given Mrs. Kaliyati a weaker combination. The
first round had failed. The woman was still feverish. So the nurse was
giving her a second round of the same weaker antibiotics.
Will the treatment work?
Mrs. Mbvundula shrugged numbly. "Maybe," she said, and then moved on.
Hospital officials say the rate at which women die of causes related to
pregnancy at Lilongwe Central has held steady in recent years, but cases
of ruptured uteruses have sharply spiked. Dr. Bernard Reich, one of only
two obstetricians working at Lilongwe Central, said such complications
should simply not happen to women giving birth in a hospital.
In Malawi as a whole, the rate at which women die of causes related to
pregnancy almost doubled from 1992 to 2000. One in 89 births results in
the death of the mother, among the worst such rates in the world.
A 2001 review of hundreds of confidential maternal death audits from 18
hospitals in southern Malawi found that more than half the deaths were
associated with substandard hospital care.
"It's the worst change in a health indicator outside of wars and natural
disasters that I've seen in the 36 years I've been knocking around
developing countries," said William Aldis, who represents the World
Health Organization in Malawi. "It tells me that there's a catastrophic
failure of the health system in this country to meet the minimum needs
of the population. The sheer lack of skilled people is the major
contributing factor."
The Ministry of Health in Malawi is proposing an increase in the number
of nurses and health professionals being trained, while more than
doubling their pay. Major donors, including Britain and the Global Fund,
said they recognized that Malawi faced a staffing emergency and would
provide financial support to help it hang on to its health workers.
Here at Lilongwe Central, registered nurses, who make about $1,900 a
year, said if their pay were doubled or tripled, they would be more
likely to stay, but added that they had heard such promises before.
In recent interviews with the hospital's 30 remaining registered nurses,
20 said they planned to leave for better paying jobs in Malawi or
abroad. Six more said they were thinking about it.
Beatrice Mkandawire, 40, a senior nurse on the children's ward and a
mother of four, dedicated her entire salary from the month of May $145
toward paying the initial $215 fee to register as a nurse in Britain.
She and her husband will beg for help from relatives and skimp on food
to make ends meet. She hopes to be there by the end of the year.
Tall and stately in a pristine white dress, she wondered sorrowfully,
"If I leave, who will look after the patients when I'm gone?"
A good deal of damage to the hospital's staff is already done. Workloads
worsen every time another nurse leaves. Even the most basic supplies and
medicines are in short supply or simply absent.
The labor ward at Bottom Hospital, an aging appendage to Lilongwe
Central, is especially afflicted. The hospital got its name because it
is at the bottom of a hill and also because it served poor Africans
during British rule. The British went to Top Hospital at the top of the
hill.
The sewage system at Bottom has never worked properly. The maternity
ward often smells like a toilet. Blood, sweat and amniotic fluid have
seeped through torn vinyl covers into the thin mattresses, adding to the
stale odor.
There are no bed linens, or enough scissors to cut umbilical cords.
Pregnant women are required to bring a thin plastic sheet to lie on and
a razor blade to slice the cord. If they forget the razor, nurses scold
them and take one from the supply cabinet, breaking it in half to double
its use.
Bathrooms used by nurses often lack soap, raising the risk of passing
infection. For two days in May, nurses refused to do vaginal exams
because the ward was almost out of latex gloves this in a country where
nurses have to assume that any woman they examine may be H.I.V.
positive.
With only 10 nurses to cover the ward around the clock, they often have
to work extra shifts. The hospital has almost no money for such
expenses. For overtime, they earn less than 20 cents an hour.
Lured by Money and Comfort
Mrs. Kunkeyani, the glue who holds the labor ward together, has decided
she must leave Malawi for the sake of her family.
Like many employed people in a country where life expectancy has fallen
to 38 years, she and her husband, Isaac, a civil engineer, are helping
support eight orphaned nieces and nephews, as well as their 9-year-old
daughter.
The Kunkeyanis have been trying to complete construction of their red
brick home over the past two and a half years, but money has been
scarce.
For almost a year, they lived without electricity. They cooked over a
wood fire behind the house. They ate dinner by the light of a hurricane
lantern. Mrs. Kunkeyani rose at 5 each morning to heat pails of water
for bathing.
Their money woes are constant and nagging. Her daughter was recently
sent home from the private school she attends because the Kunkeyanis had
not kept up with the fees. They can only afford meat once a week, on
Saturday. They drink their tea black, to save on the cost of milk.
When the letter of acceptance from Britain's Nursing and Midwifery
Council arrived in April, Mr. Kunkeyani ripped it open. He phoned his
wife, at work on the ward. She said she literally jumped for joy.
Mrs. Kunkeyani has only to look to her elder cousin, Jane Banda, to see
what her family can gain by moving to Britain. Like Mrs. Kunkeyani, Mrs.
Banda was herself the nurse in charge on the labor ward at Bottom in the
mid-1990's and led Malawi's national breast-feeding program until she
moved to England in 2001.
Mrs. Banda, 44, reared the teenage Mrs. Kunkeyani and inspired her to be
a nurse. Once again, she has scouted the way ahead.
She now lives in a modest two-story house on a quiet, winding lane in a
tidy English city that she asked not be named to protect her privacy.
She works full time as a nurse on a surgical recovery ward in a National
Health Service hospital where she cares for five patients or so.
"Here, you go into wards, they're spic and span, like hotels," she said
admiringly.
She puts in another 10 hours a week in an elegantly appointed nursing
home looking after elderly men and women who sit in comfortable club
chairs watching television.
Her husband, B. F. Banda, a slender, bespectacled former bureaucrat,
used to be in charge of human resources planning for Malawi in the
office of the president a good perch for assessing the shortcomings in
pay for government nurses and their value elsewhere.
He explained that Malawian nurses like his wife who go to Britain
generally started in private nursing homes. Once established, they apply
to the National Health Service, which offers a steady salary and good
benefits.
Despite taxes and the higher cost of living, Mrs. Banda said she lived
comfortably. Starting pay for a nurse in the National Health Service is
about $31,000, but she has progressed beyond that. She also earns $21
for each hour of overtime.
Mrs. Banda is able to send more money home to her parents each month
than her cousin, Mrs. Kunkeyani, earns in a month.
"If I'm broke, I simply phone her and the following day she sends me 200
pounds," said Mrs. Banda's husband, who remains in Malawi and now works
as a management consultant.
With their expanded income, the Bandas are building a new house in
Lilongwe, where she will settle after their three children finish school
in Britain. It is ornamented with intricate, wood-inlaid ceilings and
glittery terrazzo pillars. It will boast servants quarters, an orchard
of mango, guava and banana trees and security cameras at a gated
entrance.
Another nurse who left Lilongwe Central, after 15 years there, is
Chimewmwe Nhlane, who has worked in a private hospital in Bristol for
three years. She is thrilled with her new job. Her salary tops $35,000 a
year, and she receives annual merit raises and bonuses. For outstanding
work, the hospital gives her a box of chocolates or a bottle of wine.
She tells the British nurses she works with, "What I'm doing here is
child's play compared to what I was doing at home."
The recruitment of nurses like Mrs. Banda and Mrs. Nhlane has long been
a sore subject with Britain's former African colonies.
Nelson Mandela, when he was South Africa's president, criticized Britain
for recruiting its health workers. The country has spent $1 billion
educating health workers who migrated abroad the equivalent of a third
of all development aid it received from 1994 to 2000, according to a
report of the Organization for Economic Cooperation and Development.
But even as the British prime minister, Tony Blair, has championed
increased foreign aid to Africa, his government has faced political
pressure to improve health care at home. The government has since hired
tens of thousands of nurses, many from overseas.
In 2001, Britain adopted codes to limit the government's active
recruitment of health professionals from developing countries. But the
code does not apply to private recruitment agencies or private
employers.
Nor does it prohibit the National Health Service from hiring foreign
nurses who apply on their own. Since 1998, 12,115 African nurses have
registered to work in Britain.
A debate has begun within the British government about the migration of
health workers. Sarah Mullally, chief nursing officer for the Department
of Health, said, "We can't stop mobility that would be against human
rights to say people can't move."
But Suma Chakrabarti, who heads Britain's Department for International
Development, voiced discomfort with some consequences of government
policies.
"Frankly, it's too easy to get into the U.K., which may be good for the
U.K., but may have a deleterious effect on Malawi," said Mr.
Chakrabarti, who visited Lilongwe Central earlier this year and saw
firsthand its depleted staff.
A similar debate is going on in Malawi. Joseph Mutso-Bengo, a professor
of bioethics at Malawi's College of Medicine, noted that nurses could
barely make ends meet and asked, "Do we have the right to force them to
stay?"
But Anthony D. Harries, a British doctor who has lived and worked here
for 15 years and advises the Health Ministry, called it immoral for
Britain to allow the easy migration of Malawian nurses.
"Come on," he said, "train your own unemployed people."
Hard Time at the Labor Ward
Night had fallen. The labor ward at Bottom seethed with the moans,
shrieks and whimpers of women suffering through childbirth. "The Look of
Love" played scratchily on a transistor radio propped on the counter.
Babies were being born at a steady, intense pace. The two nurses on duty
sometimes did not have time even to mop up puddles of amniotic fluid and
blood the new mothers lay in before moving to another bedside.
As the clock neared midnight, the two nurses had already delivered a
dozen babies and still had eight or nine hours of work ahead of them.
"Nurse, nurse, please help me, I'm in pain," pleaded one woman.
Lesnat Chatambalala, a small-boned, soft-spoken nurse, approached her
and said tersely, "It isn't time yet."
"Please, help me, I'm begging you," the woman insisted in a quavering
voice.
Mrs. Chatambalala walked away.
She began talking about her desire to quit for work in a private
organization in Malawi that pays better. "I'm willing to go to the U.K.,
but I can't leave my kids," she said miserably.
For Mrs. Chatambalala, 36, there is no respite. Her husband, a high
school biology teacher, was hospitalized last year. Doctors found he had
a candida infection common to people with AIDS. But before he could be
tested, he jumped off a fourth-floor balcony in Lilongwe Central. Mrs.
Chatambalala is now the sole support for their four children.
After 15 hours of hard labor on the ward, she trudged the final steps
home in her dusty black pumps and white dress. Her children were in the
courtyard waiting for her. Two-year-old Sterns climbed in her lap and
wrapped his arms around her neck. More work lay ahead of her. There were
children to be bathed, a house to be cleaned.
Back on the labor ward, an exhausted Mrs. Kunkeyani was starting her
seventh straight day shift. She was alone when the babies started coming
out in such rapid succession that she could not be there for four of the
births. She and the women there described later what had happened.
Faida Yusuf, 20, had her first baby alone on the floor. The force of the
final push ripped her vaginal wall because Mrs. Kunkeyani was not
present to guide the baby boy's head at its narrowest diameter or to
make a neat incision.
Finally, four hours later, Mrs. Kunkeyani found time to suture the tear,
but Mrs. Yusuf pulled away. A big-hearted woman with reserves of steely
religious faith, Mrs. Kunkeyani coaxed and cajoled the frightened young
mother. "Don't be scared," she said soothingly. "You've already been
brave. Please trust me. You know when somebody is cut by a razor blade.
It hurts, right?"
"Yes," Mrs. Faida said uncertainly.
"So it's like that," the nurse told her, explaining she needed to give
her an injection to blunt the pain. "Be brave. The tear is inside."
Again, the mother drew away, pulling her legs close into her body.
"You must lie back," Mrs. Kunkeyani insisted. "We can't leave the wound.
It has to be stitched. There's no other way. You're saying you're
hungry. You can't eat until I finish. What do you want me to do? Leave?"


 
 
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エイズ治療薬、途上国への提供議論…国際会議閉幕
読売新聞ニュース速報

 【バンコク=長谷川聖治】タイで開かれていた第15回国際エイズ会議が16日、閉幕した。会議は、途上国に治療薬をどう配分するかが最大の焦点となり解決に向けた先進国のリーダーシップが改めて問われた。
 「主要8か国(G8)は恥を知れ。約束した資金を早く拠出しろ」。医学、教育など9000近い演題が発表された会場では、民間活動団体がなだれこみ、抗議する場面が随所に見られた。エイズ克服に腰の重いG8へのいらだちからだ。
 世界保健機関(WHO)は昨年、2005年末までに途上国のエイズ患者300万人に治療薬を配る「3バイ5」構想を打ち出した。
 構想実現の推進力となる「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」。日米など世界各国が計56億ドルの拠出を約束した。しかし、実際の拠出は遅れている。WHOによれば、薬を手にしたのは約40万人。民間団体の批判も過激になる。
 国連は2005年までに120億ドルが必要と試算。アナン事務総長も「毎年300万人が死亡するエイズは、テロ対策と同様に重要な問題」と支援を促した。
 会議では、抗ウイルス薬の3剤併用で死亡率が4分の1以下まで激減するなどの報告が相次ぎ、先進国で簡単に手に入る薬を途上国にどう提供するかが議論になった。
タイ、ブラジルでは、欧米の製薬会社が特許権を持つ薬を模倣したコピー薬を安価に製造。1人当たり年300ドル程度と従来の10分の1以下の値段で薬を入手できるようになったと報告され注目を集めた。
 会期中、タイなど6か国はコピー薬の増産に尽力することで合意した。
[2004-07-17-02:20]


エイズ―危機はアジアに迫る
朝日新聞ニュース速報

 「感染者の急増で、アジアのエイズ問題が岐路に立っている。今どう対処するか。それが地域の将来を決める」
 タイで開かれた国際エイズ会議に先だって、アナン国連事務総長は現地でこう発言した。
 今回で15回目になるこの会議が東南アジアで開かれたのは初めてだ。過去最高の2万人が参加した。アジアでエイズがさらに拡大しかねない、という切迫感の表れと言えよう。
 世界の感染者は3780万人。去年1年間で290万人が死亡した。感染者のうち2500万人がサハラ以南のアフリカ諸国で暮らす。一方、アジアの感染者は740万人でサハラ以南に次ぐ。2年前に比べて82万人も増えた。
 アジアで感染者の最も多いのは約400万人のインドだが、現在84万人の中国は適切な措置がとられないと2010年には1000万人に達するという警告もある。人口の多いアジアはアフリカ以上の深刻な事態に陥りかねないのだ。
 なにをなすべきか。
 今回の会議のテーマは「アクセス・フォー・オール」だった。すべての人々が適切な医薬品や専門医の診察、予防のための方法・知識を得られるようにするという意味だ。これを実現するのは容易ではないが、先送りすればするほど感染者が増え、対策のコストも増えてしまうことを忘れてはなるまい。
 ウイルスの増殖を抑える薬が次々に開発されたことで、エイズは医療水準の高い先進国では「死の病」ではなくなった。しかし、欧米の薬は値段が高く、途上国の人々は手が届かない。アジアで作られている薬は安い代わりに、多くの場合、品質がWHO(世界保健機関)の基準に達していない。
 この間の国際会議では「製薬会社が途上国向けには特許料を安くする」「コピー薬を認める」といった提案が出された。一部実施されたケースもあるが、広く実現をはかるべきだ。
 専門医の養成、生活指導など、エイズの取り組みには薬のほかにも何かと費用がかかる。02年に発足し、これまでに各国から23億ドル弱の拠出がある「世界エイズ・結核・マラリア対策基金」をさらに充実させなければならない。
 米国は最近、基金との距離を置き、自国の選んだ国への援助に力を入れている。タイの会議で、アナン氏はそうした姿勢を「米国はテロと比べて対エイズの努力が足りない」と苦言を呈した。シラク仏大統領も、米国の製薬会社のもうけ主義を批判するメッセージを寄せた。
 日本は基金に2億3000万ドル拠出している。ヨーロッパの主要国が欧州連合(EU)と各国ごとの二重に出していることを考えると、その額は多いとはいえない。この会議でも日本の増額に期待する声は少なくなかった。
 アフリカが遠いためだろうか、日本ではエイズへの関心がいま一つ薄かった。だが危機はすぐ近くまで迫っている。
[2004-07-17-00:10]


 

Date: Mon, 25 Oct 2004 15:55:45 +0900
From: ajf
Subject: [viva_hiv_aids] 【ご案内】在日外国人のHIV/AIDSに関する国際シンポジウム(12月4〜5日)

皆さま こんにちは。お世話になっております。

 12月4・5日に、(特活)アフリカ日本協議会ほか4団体共催、国連人口
基金(UNFPA)東京事務所ほか協力・後援により、在日外国人のHIV/AIDS問題
に関する以下のシンポジウムを開催いたします。

 「移民送り出し国」であるブラジル、タイ、ウガンダと、日本に先駆けて
問題を経験しているイギリスからパネリストを呼んでの開催です。内容の濃
いイベントになるかと思います。ご興味のある方、ぜひとも足を運んでいた
だければ幸いです。

 お申し込みは本メール末尾の申込票にてよろしくお願いします。今後とも、
ますますのご愛顧いただければ幸いです。

(特活)アフリカ日本協議会
担当 稲場 雅紀

↓↓↓↓↓ここから案内↓↓↓↓↓

□ 12月4・5日 国際シンポジウム ――――――――――――――――
 HIV/AIDSとともに生きる在日外国人の
 支援と共生のあり方を考える

 深刻化するHIV/AIDS。日本にもHIV/AIDSの「治療へのアクセス」から取り
残されている人々がいます。日本のエイズ発症事例の約25%が外国人ですが、
その多くは在留資格がなく、治療へのアクセスからしめだされています。
HIV/AIDSとともに生きる在日外国人に適切な医療を保障するための制度改革
や、日本と出身国をつなぐケア・サポートや治療のネットワーク作りなどが
求められています。このシンポジウムでは、ブラジル、タイ、ウガンダから
パネリストを招き、当事者のニーズやネットワークのあり方について討議し
ます。また、この問題に日本より先につきあたったイギリスからもパネリス
トを招き、日英の比較から、適切な制度のあり方を模索します。
 ご参加申し込みには、本メール末尾の参加申込票にてご通知いただければ
幸いです。

関連HP:より詳しい案内はこちらへ
 http://www.ayus.org/project_history/project_sympo_04.html
 

日時:2004年12月4〜5日(土・日)
(4日)
 ・参加者受付(11時〜13時)
 ・全体会1(13時〜15時30分)日本と英国の移住労働者のHIV/AIDS問題
 ・全体会2(16時〜18時30分)移民を送り出す側の国から
(5日)
 ・分科会(10時〜12時)タイ、ブラジル、アフリカ&英国の3分科会
 ・全体会3(13時〜16時)今後の連携に向けたシェアリング
場所:○場 所:慶応大学三田キャンパス
 ・東京都港区三田2-15-45 JR田町駅西口下車徒歩8分
 ・地図:http://www.keio.ac.jp/access.html
 (全体会)北館4F会議室
 (分科会)大学院棟(別途ご案内します)
パネリスト
 ・ウガンダ:マーガレット・マワンダさん
 (カンパラ市の総合病院「マイルドメイ・センター」広報オフィサー)
 ・英国:イビドゥン・ファコヤさん
 (ロンドン大学「移住民族と性的健康」プログラム実務担当者)
 ・タイ:パヤップ・ラトナラソンさん
 (元タイ国立感染症病院ソーシャルワーカー)
 ・ブラジル:アラウージョ・リマさん
 (サンパウロの感染者団体「GIV」役員)
参加費:1000円(当日受付の際にお支払下さい)
定員:100名
主催:(特活)アフリカ日本協議会
   (特活)アーユス仏教国際協力ネットワーク
   クリアティーボス・HIV/STD関連支援センター
   (特活)シェア=国際保健協力市民の会
助成:(財)倶進会
後援:厚生労働科学研究費「個別施策層に対する固有の対策に関する研究」
協力:国連人口基金(UNFPA)東京事務所
   移住労働者と連帯する全国ネットワーク
問合せ・連絡先:(特活)アフリカ日本協議会(担当:稲場)
 ・東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F
 ・電話:03-3834-6902、
 ・FAX03-3834-6903
 ・電子メール:ajf@mtb.biglobe.ne.jp

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<参加申込票> ajf@mtb.biglobe.ne.jp FAX 03-3834-6903まで
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○お名前
○ご所属
○ご連絡先・ご住所
・電話・携帯
・電子メール
○参加日時等
 1.全部参加
 2.部分参加 
 (部分参加の場合:全体会1 全体会2 分科会 全体会3)
○事務局へのコメント・配慮事項などお書き下さい
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*制作:三浦藍斉藤龍一郎(情報提供)・立岩真也
*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けた研究(基盤(C)・課題番号12610172)の一環として作成されました(〜2004.03)。
UP:20040109 REV:0216,28 0307 0406,08 0530 0611 0723 1026 20050719
HIV/AIDS  ◇科学技術/所有・国際競争・国家戦略・…
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