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アフリカ日本協議会 Date: Fri, 1 Oct 2004 02:19:30 +0900 Subject: [viva_hiv_aids] グローバル・エイズ・アップデイト創刊第1号! 皆さま こんにちは。(研究員の皆さま、ありがとうございます!!) 予定より若干遅れましたが、「グローバル・エイズ・アップデイト」創刊号、よう やく皆さまのお手元にお送りできます。 よろしくご査収下さい。今号は、「医学研究と人権」に焦点を当て、一つの事件を 扱っています。 今号より、メールマガジンのサイト「Melma!」(http://www.melma.com)を活用し て、「グローバル・エイズ・アップデイト」の配信を行っています。また、バックナ ンバーは同サイトが提供するブログ(http://blog.melma.com/00123266/)を通じて 見ることができます。 メールマガジンの登録は無料ですので、皆さまお申し込み頂ければ幸いです。申し 込みは、 http://www.melma.com/mag/66/m00123266/ から可能です。どうぞよろしくお願いいたします。 では、今後とも「グローバル・エイズ・アップデイト」にご注目・ご支援いただく ようお願い申し上げます。 「グローバル・エイズ・アップデイト」編集部一同 担当 稲場 雅紀 *********** ■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■ グローバル・エイズ・アップデイト GLOBAL AIDS UPDATE ---------------------------------- 創刊第1号 2004年10月1日 Vol.1-No.1 October 1, 2004 ■GLOBAL■<□<■AIDS■>□>■UPDATE■ ◆発 行:アフリカ日本協議会 ◆連絡先: ・東京都台東区東上野1-20-6丸幸ビル2F ・電 話:03-3834-6902 ・FAX:03-3834-6903 ・電子メール:ajf@mtb.biglobe.ne.jp ◆バックナンバー:以下のブログを参照! ・http://blog.melma.com/00123266/ ◆Melma!を通しての購読申し込みは ・http://www.melma.com/mag/66/m00123266/ ------------------ はじめに:発行趣旨 ------------------ ○HIV/AIDS問題は、現代世界に於ける保健医療上の最大の問題の一つです。 ○しかし、日本では、こうしたグローバル・エイズ問題の深刻さや最新の情報が伝わ っておらず、この問題へのコミットメントが薄いのが現状です。 ○このメールマガジンは、グローバルなHIV/AIDS問題の最新動向を日本語で伝えるメ ディアが必要だという認識から生まれました。 ○HIV/AIDSに関わる主要なウェブサイトの記事を日本語で要約し、ほぼ隔週刊で発行 いたします。 ---------------------- ■「創刊第1号」目次 ---------------------- ○医学研究と人権:カンボジアでのエイズ予防薬治験停止に関するニュース(4つ) ○その他の国際HIV/AIDS情報(4つ) ========================================== ○医学研究と人権:カンボジアでの エイズ予防薬治験停止に関するニュース(4つ) ========================================== 米国の新興ブランド薬企業ギリアド社 Gilead の抗レトロウイルス薬、テノフォビ ル tenofovir がHIV感染予防薬として使えるか……注目を集めていた臨床治験が、カ ンボジアで首相の命令によって中止されました。カンボジアのセックスワーカーや当 事者組織が、この治験を非倫理的として告発したことが、その背景にありました。 ゲイツ財団が資金を提供し、米国のNGOファミリー・ヘルス・インターナショナル を主力として計画されたこの治験の問題は、HIV/AIDSをめぐる医学研究と人権・倫理 の問題としても、また、HIV/AIDSに関わる市民社会が医療技術開発とどうかかわるか についても、大きな問題を提起しています。今号では、この事件について、4つの記 事を紹介します。 ------------------------ ■カンボジアのフン・セン首相、 ギリアド社テノフォビル使用臨床試験の停止を命令■ ------------------------ カンボジアのフン・セン首相は水曜日、米国の新興ブランド薬企業ギリアド社の抗 レトロウイルス薬 ARV であるテノフォビル Tenofovir を使った臨床試験計画の停止 を命じた。この結論は、この実験がカンボジア国民の人格としての価値や人権に大き な影響を及ぼすとの認識から導かれた。 テノフォビルは、ヌクレオチド系逆転写酵素阻害剤 NtRTI という新しいタイプの 抗レトロウイルス薬である。「連帯のための女性ネットワーク」Women's network for unity(以下、WNU)のメンバーであるセックスワーカーらは、この薬には副作用 などの可能性もあり、30年間の健康保険をあらかじめ用意しない限り、この計画には 参加しないと表明している。カンボジアでは、約2.6%の成人がHIV感染者であり、東 南アジアでは最も高い感染率である。 WNUに所属するカオ・タ氏 Kao Tha は「首相の出した結論に、非常に喜んでいま す。この計画では、何の安全の保証もないし、貧しい私たちが、この実験で病気にな ったとしても、治療費を払うこともできません。」と語る。それに対し、ギリアド社 の上級医療アドバイザー、ハワード・ジャッフェ氏 Howard Jaffe は「カンボジア・ オーストラリア・米国の非常に優れたグループによる研究が停止されたことに失望し ています。」と述べている。 今回の問題は、研究者や製薬会社が、HIV/AIDSの予防薬を開発するときに必ず直面 する問題である。ウォール・ストリート・ジャーナル紙 the Wall Street Journal によれば、予防薬開発は、エイズ予防の画期的な手段であるが、HIVに感染していな い人にその実験を行うのは、HIVに感染するリスクを背負うという倫理上の問題があ る。発展途上国で人を対象とする新薬実験には、特に配慮が必要である。なぜなら、 患者が実験を理解せずに、同意をしてしまうこともあり得るし、実験中あるいはその 後、無料の治療やケアを受ける資金が得られにくいからである。カンボジアのケース でも、セックスワーカーは、実験中にHIVに感染した場合、必要な治療や保険を受け にくい、弱い立場にある。一方、途上国にとっても、「薬は欲しいが、新薬の実験は しない」という立場では、薬剤の実験所、装置、トレーニングの機会を失う可能性も ある。活動家の中にも、このような問題に対して、途上国側でもバランスの取れた対 応をすべきだと主張する人もいる。 ・原文表題: Global Challenges | Cambodian Prime Minister Orders Stop to Human Clinical Trials of Gilead's Viread ・日付: August 12, 2004 ・出典: Kaiser network Daily HIV/AIDS report ・URL: http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_index.cfm?hint=1&DR_ID=25223 ------------------------ ★カンボジア首相のテノフォビル治験中止命令に カンボジアのセックスワーカーの団体が歓迎の声明 ------------------------ 8月11日に、カンボジアのフン・セン首相が、ギリアド社の抗レトロウイルス薬テ ノフォビルを使った治験に中止命令を出したことについて、カンボジアのセックスワ ーカーの団体「連合のための女性ネットワーク」(WNU: Women's Network of Unity)は、これを歓迎する声明を発表した。声明の要旨は以下の通り。 WNUの運動によって、カンボジアでの非倫理的なテノフォビル治験の停止がなされ たという成果は、途上国で行われている治験のやり方に問題があること、また地域の セックスワーカーのHIV/AIDSアクテヴィストが持つ専門性への認識がされていなかっ た、という事実を明らかにした。 WNUは5000人以上の女性とトランスジェンダーのセックスワーカーで構成され、男 性とセックスをする男性(MSM: men who have sex with men)や、男性のセックスワ ーカーのHIV/AIDS問題とも深い関わりを持っている団体である。また、WNUは、カン ボジアで最大かつ最も活動的なHIV感染者・AIDS患者の団体である。ところが、この 治験計画は、WNUの存在を無視して行われた。 治験停止の決定に対して、先進国のHIV関係者や研究者たちから、これを批判する 声明などが出された。しかし、これらの声明は、この治験計画の真の問題点を理解し ていない。 まず、治験実施に際して、ターゲットになっている集団に属する人々が多く参加し ている当事者組織を無視することは受け入れ難く、愚かなことでもある。 次に、治験に許可を下したカンボジア保健省国家倫理委員会は、当事者やそれに近 い人々を含まず、医師のみで構成された団体であり、この治験を許可するにあたっ て、検討会を数回しか持たなかったとのことであり、当該委員会が許可を下している からといって、この治験が倫理的に問題がないということにはならない。 治験の設計上の問題もある。この治験は、この治験は、バーでビールを売り、交渉 によって顧客とセックスをする「ビアガール」 beer girl が対象とされていた。し かし、プノンペンではビアガールのHIV感染者は少なく、減少しつつあり、テノフォ ビルの予防薬としての効果を調べる上では対象者が少なすぎると思われる。 さらに、治験の参加者に対してなされた説明は不適切であった。プノンペンのセッ クスワーカーたちの証言によると、治験を行うHIV陽性者・HIV陰性者は、HIV予防ま たは治療の無償の薬剤であり、薬剤は副作用もないと告げられていた。また、コンド ームの使用は必要ないとも言われたという。カンボジアの首相による治験中止命令 は、カンボジアのエイズ・アクティヴィズムによって勝ち取られたものである。 この治験は、ガーナ、カメルーン、ナイジェリアでまだ続いている。WNU、アジア 太平洋セックスワーカーネットワーク APNSW (Asia/Pacific Network of Sex Workers)、国際セックスワーク・プロジェクト・ネットワークInternational Network of Sex Work Projects は、アフリカにおける類似の治験の停止を求める。 私たちはまた、研究者・ドナー・倫理学者たちと協力して、治験に関する倫理的な基 準を決め、治験の指針を監視するとともに、治験参加者の尊厳を損なわない形で行わ れる各種研究の実施については、これを継続して支持するものである。 原文表題: Cambodian sex worker victory: unethical tenofir trial halted --Cambodian sex worker victory: unethical tenofir trial halted Andrew Hunter Asia-Pacific Network of Sex Workers (APNSW)-- 日付: September 3, 2004 出典: Health and Development sex-work listeserv URL: http://archives.healthdev.net/sex-work/msg00423.html ------------------------ ★抗レトロウイルス薬テノフォビルの治験に関する 米NGO「ファミリー・ヘルス・インターナショナル」(FHI)の説明 ------------------------ この治験をアフリカ3カ国とカンボジアで実施している米国のファミリー・ヘルス ・インターナショナルは、この治験の概要と倫理上の問題について、以下のような説 明を行っている。 ○1.テノフォビル及びその臨床実験の概要 テノフォビルは、米国ギリアド社が製造している薬剤で、HIVウィルスの酵素の機 能を阻害する働きがあり、エイズの治療薬として多くの国の政府から認可を受けてい る。近年、猿を用いた動物実験により、テノフォビルにHIV感染を防ぐ効果が認めら れたため、コンドームに代わる有効なHIV感染予防法としての可能性が模索されてい る。FHIは、ゲイツ財団の資金提供を受け、テノフォビルのワクチンとしての効果を 調べるため、西アフリカにおいて臨床実験を開始した。カメルーン、ナイジェリア、 ガーナの18歳から35歳までの、感染可能性の高い環境におかれている女性を対象とし て、テノフォビルを投与し、12ヶ月にわたり感染の有無を追跡調査する。将来的に は、マラウイでも、感染可能性の高い環境におかれている男性を対象に同様の治験を 予定している。 ○2.エイズ感染予防カウンセリング、その他治験参加者の心身の健康を守るための 措置 FHIは臨床実験期間中、治験者に対してHIVの感染と予防についてのカウンセリング を行っている。毎月1回のHIV検査の前後に、コンドームの使用や、パートナー数の 抑制など、感染を防ぐための方法についてガイダンスを行う。HIV検査とコンドーム は無償で提供される。ファミリー・インターナショナルが行った過去の同様の治験で は、カウンセリングを受けた参加者の感染率が通常に比べ50%も低いという結果が得 られた。薬の副作用については、2−3ヶ月に1度、治験者の肝臓と腎臓の機能の検 査をするなど、モニタリングをしている。 ○3.治験者がHIVに感染した場合の対応 HIVに感染した治験者には、カウンセリングを行い、現地でHIV治療・サポート(抗 レトロウィルス薬治療を含む)を提供する機関に紹介する。もし、治験に参加したこ とが直接的な原因で健康に影響が出た場合、そのための治療は無償で行う。 ○4.倫理基準の遵守 この臨床実験は、FHIの倫理委員会及び治験が実施される国の倫理委員会の承認を 受けている。治験者に対しては、実験参加に伴うリスクや、参加中止の自由などにつ いて、きめの細かいインフォームド・コンセントが行われている。臨床実験を担当す るスタッフは、国際的に定められた厳格な基準に従い、治験のモニタリング及び問題 発生時の規制当局への報告を行う。 原文表題: Re: Tenofovir Trial in Africa (3) 日付: September 6, 2004 出典: Nigeria-AIDS website http://www.nigeria-aids.org URL: http://www.nigeria-aids.org/MsgRead.cfm?ID=3483 ------------------------ ★ フランスのエイズ・サービス組織AIDESが テノフォビルの治験を批判する声明を発表 ------------------------ フランスのエイズ・サービス組織であるAIDESは、アメリカのファミリー・ヘルス ・インターナショナル(FHI)が計画している抗レトロウイルス薬テノフォビルの治 験について、その倫理性に問題ありとする抗議文を公表した。この治験は、FHIが、 テノフォビルのHIV感染防止効果を調べるため、ギリアド社及びゲイツ財団の協力を 得て実施を予定しているものである。AIDESは、治験実施中に感染が判明した患者に 対して、FHIが抗レトロウイルス治療を提供する予定がないことを指摘し、そのこと は、道徳的見地から受け入れがたいとの見解を示した。同団体は、感染者に対して継 続的な治療を行うべきだとしており、その理由として、4つの事項をあげている。 ○1.途上国において抗レトロウィルス薬治療が可能な環境が整いつつあること。 近年の抗レトロウィルス薬価格の低下、WHOのガイドラインの制定、「世界エイズ・ 結核・マラリア対策基金」(GFATM)の創設などによって薬が入手しやすくなった。 ○2.臨床実験についての倫理基準が引き上げられたこと。 国際医科学機構審議会(CIOMS: The 2002 Council for International Organizations of Medical Sciences)のガイドラインによると、ワクチンの臨床実 験中に参加者が感染した場合、治験実施機関が病気の治療を行うことが、倫理的には 望ましい、となっている。また、UNAIDSは、感染者は最低でも、治験実施国における 最高レベルの医療を受けられるようにするべき、としている。 ○3.HIVの感染が判明した治験者に対してケアを行わずに放置することは、治験の 実施機関に対する反感や不信感を生み、将来の臨床実験において参加者を募集するこ とが困難になること。 ○4.感染前に抗レトロウィルス薬の投与を受けた患者について、抗レトロウィルス 薬治療の効果を調査する必要性があること。 以上のようなことから、AIDESは、FHI及びゲイツ財団に対し、治験の計画を変更する ことを求めている。 原文表題: Call for access to ARV treatment for those who will inevitably get infected during study 9780 日付: September 12, 2004 出典: AIDESの声明(原文を入手したい場合は編集部まで) URL: AIDESのURLはhttp://www.aides.org ========================================== ○その他の国際HIV/AIDS情報 ========================================== ------------------------ ★ナイジェリアがICASA 2005の主催国に ------------------------ ナイジェリアが、2005年開催の第14回アフリカ地域エイズ・性感染症国際会議 the International Conference on AIDS and STIs in Africa (ICASA)の開催国に なることが承認された。これはICASAの会議事務局となっているアフリカ・エイズ学 会 the Society for AIDS in Africa (SAA) の会議によるもので、正式な発表はケ ニアのナイロビでの第13回ICASAの閉会式で行われた。決定の理由としては、ナイジ ェリアのHIV/AIDS問題における、アフリカ全土へのリーダーシップが高く評価された ため。 ICASAはアフリカ地域におけるHIV/AIDSに関する主要な国際会議であり、開催国の 人々にHIVに関わる認識を広めてきた。また、この会議ではアフリカにおける HIV/AIDS関係者たちの経験を共有し、対策能力の向上、感染防止への政治的サポート 体制を作り出してきた。 ナイジェリアにとって、ICASAの誘致は最重要課題であり、ナイジェリアは200名の 代表団を送り、会期中には自国のブースを設置、HIV/AIDSへの取組みやアフリカでの リーダーシップを紹介していた。国家エイズ行動委員会 The National Action Committee on AIDS (NACA) はHIV/AIDSの国際的なシンボルであるレッドリボンを使 った布やブローチを作り、会議招致キャンペーンを行った。誘致はその結果であると 言える。 原文表題: Nigeria to host ICASA 2005 日付: September 26, 2003 出典: Nigeria-AIDS website http://www.nigeria-aids.org URL: http://nigeria-aids.org/msgRead.cfm?ID=1811 ------------------------ ★WHOが、2004年6月までの抗レトロウイルス薬治療普及率を地域毎に発表 〜全体では必要数の8%、アフリカでは4%のみの供給〜 ------------------------ 2001年の国連エイズ合同計画 UNAIDS や世界保健機関 WHOをはじめとする援助機関 が行ったHIV/AIDS治療の調査によれば、途上国において抗レトロウイルス薬 ARV 治 療を受けているのは必要分全体の約2%である約30万人であった。"3by5"(2005年ま でに300万人を治療する)という目標が確立された2003年の12月時点では約40万人が 抗レトロウイルス薬治療を受けていると推測されていた。 WHOは、各国の情報源を集約し、2004年6月までに、全体の需要の8%に当たる、 44万人が抗レトロウイルス薬治療を受け始めたと推測している(表1参照)。2001年 と比較し、確かに増加傾向であるが、ニーズと現実の普及率の間にある大きな隔たり は明らかである。もっとも大きな被害の出ているアフリカ地域で普及率がもっとも低 く、2004年6月には2003年12月発表の前回調査結果からほぼ2倍に増えたものの、依 然としてアフリカ内での必要数、4%にあたる約15万人しか治療を受けられていな い。 結論として提出されたこの推定は、多くの国々が抗レトロウイルス治療のモニタリ ング・システムを完全に実施していないこと、民間で治療を受けている患者数を把握 できていないことなどから、不確かな点もあるとされている。 □途上国の治療状況のデータ(2004年6月) ・アフリカ地域事務所管轄地域:治療必要人口384万人、治療人口15万人(4%) ・米州地域事務所管轄地域:治療必要人口41万人、治療人口22万人(54%) ・欧州地域事務所管轄地域:治療必要人口12万人、治療人口1.1万人(9%) ・東地中海地域事務所管轄地域:治療必要人口10万人、治療人口4千人(4%) ・東南アジア地域事務所管轄地域:治療必要人口86万人、治療人口4万人(5%) ・西太平洋地域事務所管轄地域:治療必要人口17万人、治療人口1.5万人(9%) ・WHO管轄全地域:治療必要人口550万人、治療人口44万人(8%) □(参考)WHOの各事務所管轄地域はおおむね次の通り。 ・アフリカ=モロッコ・チュニジア・エジプト・スーダン・ソマリアを除くアフリカ 大陸。 ・米州=北米・中南米・カリブ海全域。 ・欧州=西欧、東欧、ソ連、小アジア、旧ソ連圏中央アジア。 ・東地中海=中近東、パキスタン、キプロス、モロッコ、チュニジア、リビア、エジ プト、スーダン、ソマリア。 ・東南アジア=パキスタンを除く南アジア、ビルマ、タイ、インドネシア、北朝鮮。 ・西太平洋=モンゴルを含む東アジア(北朝鮮を除く)、インドシナ三国、マレーシ ア、フィリピン、大洋州諸国。 原文表題: Estimates of global and regional coverage 日付: June, 2004 出典: WHO URL: http://www.who.int/3by5/coverage/en/ ------------------------ ★ザンビア政府、エイズ非常事態宣言によりジェネリック薬製造許可へ ------------------------ ザンビア政府は、HIV感染拡大に対応し、非常事態 the AIDS emergency を宣言 し、国内の製薬会社による安価なエイズ治療薬製造を許可することになった。非常事 態の期間は2004年8月から2009年7月までの5年間とされ、期間中、国内消費のための ジェネリック薬の製造、販売、使用が許可される。 南部アフリカ地域に位置するザンビアは、HIV/AIDSの影響を大きく被っている国の ひとつであり、成人の5人に1人がHIVに感染しているとされる。現在12,000人が、 助成により抗エイズ治療薬の恩恵を受けているが、ザンビア政府は来年の終わりまで にこれを10万人に拡大したいとしている。 原文表題: Zambia declares AIDS emergency to produce generic drugs 日付: September 3, 2004 出典: Pambazuka News AFP / Yahoo News URL: http://story.news.yahoo.com/news?tmpl=story&cid=1507&ncid=1507&e=4&u=/afp/20040903/hl_afp/zambia_health_aids_040903151942 ------------------------ ★日本が中央アジア4カ国に、89万ドルの提供を合意 〜5ヶ年にわたる2500万ドル・エイズプログラムの立ち上げのため〜 ------------------------ 日本政府が9月8日、中央アジア4カ国(キルギスタン、タジキスタン、ウズベキ スタン、カザフスタン)に対して、HIV/AIDS問題に取り組むための資金として、約 89万ドルを提供することに合意した。 この資金は、HIV拡大やそのための社会的経済的影響を最大限に軽減する目的で行 われる、2500万ドル・プログラム(5ヶ年)の一環である。世界銀行や英国国際開発 省による、このプログラムは2005年に始まる予定だ。 資金を提供される中央アジアの4カ国では、約9万人がHIV感染者であるとされて いるが、専門家によれば、実際にはその10倍もの感染者がいるとされている。中央ア ジアの国々では、主に薬物使用、売買春、移民の越境を原因としてHIV感染が拡大し ている。 原文表題: Japan To Give $890,000 To Help Launch Five-Year, $25M Anti-AIDS Program in Central Asia 日付:September 10, 2004 出典: Kaiser network Daily HIV/AIDS report URL: http://www.kaisernetwork.org/daily_reports/rep_hiv_recent_rep.cfm?dr_cat=1&show=yes&dr_DateTime=10-Sep-04#25686 ********************* ------------------------ ■□メールマガジンご案内 ------------------------ ○メールマガジン「グローバル・エイズ・アップデート」は、世界のHIV/AIDS問題の 最新動向を網羅するメールマガジンとして発行しています。 ○このメールマガジンは、購読者の皆さまに逐次お送りするほか、HIV/AIDSや国際保 健・医療関係のメーリングリスト、関係機関等に継続して送付いたします。ただし、 メーリングリスト等への投稿は、徐々に減らす形となります。継続してお読みになり たい方は、以下の講読申込票をメールマガジン発行元(アフリカ日本協議会)までご 送信下さい。また、本メールマガジンを発行している「Melma!」の以下のサイトから 登録することもできます。 http://www.melma.com/mag/66/m00123266/ --------------------------------------- <講読申込票>ajf@mtb.biglobe.ne.jpまで --------------------------------------- ○氏名 ○所属(あれば) 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