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ボツワナ共和国 〜2009年

アフリカアフリカ Africa 2014

○最新のニュース、企画案内 → ボツワナ共和国

○外務省 各国・地域情勢 ボツワナ共和国

* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版で内容を確認してください。

* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。


◆1984/3/23 日本経済新聞 南ア・ボツワナ両国外相が会談。
◆2000/10/18 The Japan Times Seeing spots before your eyes
◆2007/04/20 cri ボツワナ大統領、中国アフリカ協力フォーラム北京サミットを賞賛
◆2007/05/17 京都大学アフリカ地域研究資料センター第144回アフリカ地域研究会 A Sociolinguistic Perspective of the Indigenous Communities of Botswana(ボツワナの先住民コミュニティについての社会言語学的パースペクティブ) @京都
◆2007/06/12 デジタルARENA デジタル写真で見る素晴らしき自然。ボツワナで生き抜くヒョウの親子
◆2007/06/14 NIKKEI NET 象牙取引、2016年まで凍結・一時輸出枠は拡大
◆2007/06/15 毎日新聞 象牙輸出:今回だけ追加、9年間は新規認めず 条約国会議
◆2007/07/11 goo 映画 ベストセラー探偵小説の映画化を、ボツワナ政府が大歓迎
◆2007/07/12 goo 映画 カラハリのライオン
◆2007/07/17 スポーツ報知 反町ジャパン初アフリカ戦…8月「4か国対抗戦」
◆2007/07/17 nikkansports.com U22代表が北朝鮮、中国、ボツワナと対戦
◆2007/07/17 DailySports online 残る1カ国はボツワナ
◆2007/08/01 SANSPO.COM ボツワナ代表、中国戦はぶっつけ本番?…移動で足止め
◆2007/08/05 nikkansports.com 日本がボツワナに敗れる/4カ国T
◆2007/08/06 東京新聞 日本、ボツワナに敗れる 4カ国対抗
◆2007/08/11 JANJAN “ワイルドウェイ”、分断された大陸に橋をかける(全訳記事)
◆2007/08/30 NIKKEI NET ボツワナ国内にダイヤ選別拠点・資源相が表明
◆2007/09/12 yomiuri.co.jp 望郷…狩猟できずとも
◆2007/09/18 福井新聞 県国際交流大使に 青年協力隊の3人 知事が委嘱状
◆2007/09/19 中日新聞 旭さんら県大使に 県出身3人の青年海外協力隊員
◆2007/10/11 asahi.com 日本国債 A1に格上げ、ボツワナと並ぶ ムーディーズ
◆2007/10/11 yomiuri.co.jp 日本国債の格付け「A1」に、ムーディーズ発表
◆2007/10/11 yomiuri.co.jp ムーディーズ、日本国債を5年ぶり格上げ
◆2007/10/15 yomiuri.co.jp うなる野性の息遣い(オカバンゴ湿地帯=ボツワナ)
◆2007/10/18 農業情報研究所(WAPIC) マラウィ 石油輸入費増大で国産エタノール利用を促進 ブラジル製フレックス車を奨励
◆2007/10/21 AFP BB News もはや死刑宣告ではない、ボツワナのエイズ対策
◆2007/10/25 asahi.com 経産相、南ア・ボツワナ訪問 レアメタル確保へ
◆2007/10/30 NIKKEI NET 日本と南ア、レアメタル鉱山開発で協力
◆2007/11/06 MSN産経ニュース 資源機構がアフリカ各国とレアメタル調査合意へ
◆2007/11/07 FujiSankei Business i. レアメタル確保へ アフリカ各国で地質調査
◆2007/11/07 NIKKEI NET 希少金属、南部アフリカに探査技術を供与・政府
◆2007/11/13 NIKKEI NET 経産相、南ア・ボツワナ訪問・レアメタル探査や採掘で協力へ
◆2007/11/13 asahi.com 経産相、アフリカ訪問正式発表 レアメタル確保目指す
◆2007/11/17 徳島新聞 ボツワナと共同探査で合意 レアメタルで、甘利経産相
◆2007/11/19 NIKKEI NET JOGMEC、ボツワナ地質調査所と鉱物資源分野での協力に合意
◆2007/11/23 nikkansports.com 反町ジャパンがA代表で鍛え上げる!
◆2007/11/27 nikkeibp.co.jp 十市勉:レアメタル・ショック 鉱物資源にも広がる中国の影、争奪戦激化で価格が急上昇
◆2007/12/06 時事ドットコム 2007/12/06-06:04 月の「海」形成、定説以前から=43億年前、隕石の年代分析で−広島大
◆2007/12/06 MSN産経ニュース 43億年前、月で火山活動
◆2007/12/18 京都新聞 野生のチンパンジー「おばあさん」時期なし 死期近くまで出産
◆2007/12/26 外務省 我が国大使館等の新規開館について
◆2008/01/07 スポーツ報知 フウガ逆転優勝!…フットサル関東リーグ最終戦
◆2008/01/14 eizoshimbun.com 1月の定期上映会 生物の生態に迫る3作品/地球映像ネットワーク
◆2008/02/05 AllAfrica.com Botswana: Disabled Player Barred by Referee
◆2008/02/10 excite.co.jp 数百円から億まで! 宝石の値段はどう決まる?
◆2008/02/13 スポーツ報知 3・26アンゴラ戦に水野呼ぶ!反町JAPANアフリカ対策
◆2008/02/26 MSN産経ニュース 薬効かない超耐性結核、45カ国に拡大 WHO報告
◆2008/02/27 毎日jp 超多剤耐性結核:45カ国で感染例ーーWHO発表
◆2008/03/11 中央日報 銃声なき激しい資源確保戦争 ・…日本
◆2008/03/12 eiga.com グラミー歌手ジル・スコット主演で「No.1レディーズ探偵社」がTVシリーズ化
◆2008/03/19 varietyjapan.com オスカー受賞作『イングリッシュ・ペイシェント』監督・脚色のアンソニー・ミンゲラ監督急死
◆2008/03/19 chinapress.jp 中国製造業:アフリカ市場を視野に
◆2008/03/21 Sponichi 菅沼 U―23“最後のお願い”弾!
◆2008/03/31 igaku-shoin.co.jp 健康の不平等の是正に向けて 国際シンポジウム“Global Health as Global Agenda”より
◆2008/04/04 Reuters 急成長を遂げるインド、資源豊富なアフリカと接近
◆2008/04/07 中国情報局NEWS 国家開発銀行:南アフリカの大手銀行に出資か?
◆2008/04/08 MSN産経ニュース 49年ぶりに三井物産が大使輩出松山前九州支社長がボツワナ大使
◆2008/04/08 時事ドットコム 2008/04/08-09:26 インドネシア大使に塩尻氏=篠田氏を米公使に
◆2008/04/11 朝鮮新報 五輪男子マラソン 出場資格を獲得
◆2008/04/17 Mmegi The disabled feel left out in AIDS war
◆2008/05/01 中国情報局NEWS [ロシア株]ノリリスク・ニッケル、08年第1四半期生産業績
◆2008/05/01 ibtimes.com 露ノリリスク・ニッケル(GMKN)、第1四半期のニッケル生産は22%増
◆2008/05/01 kanaloco.jp 横浜はガーナ、関内はウガンダ…/一駅ごとにお国柄紹介
◆2008/05/05 asahi.com 圧倒 地下鉄駅でアフリカのダンス&音楽
◆2008/05/05 陸奥新報 神奈川出身の山田さん、沖揚平でレタス生産に奮闘中
◆2008/05/05 Mmegi FNBB Embraces The Deaf And Hearing-Impaired
◆2008/05/07 hotnam.com ベトナム人労働者、高い奉仕精神
◆2008/05/07 ohmynews.co.jp ほとばしるツワナ族のエネルギー!横浜市営地下鉄駅でアフリカ・ボツワナの舞踊と音楽を披露
◆2008/05/09 ohmynews.co.jp ボツワナ・ツワナ族の民族舞踊 鍛えた体からほとばしるエネルギー!
◆2008/05/13 FujiSankei Business i. アフリカ投資に商機…商社が資源争奪に参戦
◆2008/05/14 NIKKEI NET JOGMEC、ブラジル社と関係強化に向けた覚書を締結
◆2008/05/14 MSN産経ニュース 【福田日誌】13日
◆2008/05/14 47news.jp 鉱物資源の開発に協力 ブラジル企業と政府系機関
◆2008/05/19 毎日新聞 アフリカン・フェスタ2008:音楽やダンス、熱く酔いしれーー横浜 /神奈川
◆2008/05/21 毎日新聞 アフリカと向き合う:開発会議を前に/2 レアメタル
◆2008/05/22 中国情報局NEWS 四川大地震:国連と一部政府、中国への援助を継続
◆2008/05/23 朝鮮日報 高度経済成長の秘訣、世銀が韓日などを分析
◆2008/05/26 インド新聞 英シンクタンク、インドを"奇跡の経済成長"国と認定
◆2008/05/28 外務省 TICAD IV:二国間閣僚級会談(5月28日午後)
◆2008/05/29 時事ドットコム 2008/05/29-12:36 日本、貿易額倍増表明=肥料・種子の供給支援も強化−アフリカ開発会議分科会討議
◆2008/05/29 毎日新聞 アフリカ開発会議:資源外交に政府躍起
◆2008/05/30 毎日新聞 メリンダ・ゲイツ氏、財団と夫を語る--D: All Things Digitalカンファレンス
◆2008/05/30 kanaloco.jp 3億円のダイヤ展示/パシフィコのアフリカン・フェア
◆2008/05/30 毎日新聞 菊川怜:「ダイヤモンドは産出国の人々も幸せに」 ボツワナ・ダイヤモンド・ナイトでスピーチ
◆2008/05/30 ohmynews.co.jp アフリカン・フェア2008 パシフィコ横浜で開催中、6月1日まで
◆2008/05/30 毎日新聞 エコナビ2008:アフリカ開発会議で政府、資源確保へ積極外交
◆2008/05/31 journal.mycom.co.jp 菊川怜、総額5億円のダイヤでウォーキング - 「"愛の証"に出会いました」
◆2008/06/03 日本繊維新聞 ボツワナ ダイヤモンド ナイト開催
◆2008/06/03 AFP BB News 都内で「ボツワナ・ダイヤモンド・ナイト」開催、菊川怜が登場
◆2008/06/03 FujiSankei Business i. 理研や大学研究機関 アフリカの「植物資源」活用へ
◆2008/06/06 インド新聞 英BT・印マヒンドラ合弁企業、ボツワナ電気通信公社と契約
◆2008/06/15 早稲田ウィークリー Political and Economic Situations in Southern African Countries こんな授業はじめて! 〜南部アフリカ諸国の駐日大使が毎週来る!〜
◆2008/07/18 AFP BB News ワシントン条約常設委が中国の象牙輸入認める、広がる波紋
◆2008/07/29 AFP BB News ジンバブエ人大量流入、隣国ボツワナが悲鳴
◆2008/09/04 外務省 ボツワナ共和国に対する債務救済措置(債務免除方式)について
◆2008/09/12 外務省 アフリカ貿易・投資促進合同ミッション(南部ミッション)(結果概要)
◆2008/10/18 AFP BB News 南部アフリカ4か国で象牙の競売、計100トン出品へ
◆2008/10/20 時事ドットコム 前ボツワナ大統領に賞金5億円=「アフリカ版ノーベル賞」
◆2008/10/21 cnn.co.jp アフリカの発展に貢献、モー・イブラヒム賞に前ボツワナ大統領
◆2008/10/22 AFP BB News 「アフリカ版ノーベル賞」、ボツワナ前大統領が受賞
◆2008/10/27 毎日新聞 特集:21世紀の資源地帯をゆく ボツワナに熱い視線
◆2008/10/29 asahi.com アフリカで象牙競売、日本と中国の業者が落札
◆2008/10/31 Botswana Press Agency Disabled to showcase talent on the ramp 30 October, 2008
◆2008/11/07 AFP BB News アフリカの象牙競売終了、日本と中国の業者が15億円落札
◆2008/11/07 usfl.com 象牙を競売、総額15億円 アフリカ4国で実施
◆2008/11/15 University of Botswana Fashion Show for Students with Special Needs Raises Awareness
◆2008/12/18 時事ドットコム ジンバブエのコレラ死者1000人超える=国連
◆2008/12/25 IBtimes ノリリスク・ニッケル(GMKN)、ボツワナでの操業を一時停止
◆2008/12/31 Web-Tab ライオンがチーターの「獲物」を横取り、その一部始終
◆2009/01/10 Cinema Topics ミーアキャット
◆2009/01/14 Mmegi Online FCE gets P11 million facelift
◆2009/02/24 AFP BB News ボツワナのダイヤモンド最大手、2鉱山を年内停止へ
◆2009/03/21 外務省 日ボツワナ外相会談
◆2009/04/18 asahi.com ダイヤ産地のボツワナ、生産量半減へ 不況で需要激減
◆2009/04/27 yomiuri.co.jp 「この道百年」、秋田大工学資源学部がボツワナ国立大支援
◆2009/04/28 AllAfrica.com Botswana: Mmipi is Miss VIP Deaf
◆2009/05/20 Mmegi Online Miss VIP Deaf pageant queens receive prizes
◆2009/06/12 University of Botswana Disability Support Services
◆2009/06/25 毎日新聞 特集:サッカーW杯あと1年 南部アフリカ地域の魅力を探る
◆2009/07/13 AllAfrica.com Botswana: DTC Botswana Donates to the Disabled
◆2009/10/08 レスポンス自動車ニュース JOGMEC、ボツワナでニッケルとプラチナの共同探鉱実施契約を締結
◆2009/11/30 Botswana Press Agency Engage disabled people Mokalake

【参考】
○毎日新聞 特集企画 > 資源大国ボツワナ


 
 
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京都大学アフリカ地域研究資料センター
第144回アフリカ地域研究会のご案内
(This seminar will be held in English)

日 時:2007年5月17日(木)15:00 〜 17:00

場 所:京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科
    (京都市左京区吉田下阿達町46)
    共同棟(新館)3階共同講義室(307号室)

演 題:A Sociolinguistic Perspective of the Indigenous Communities
    of Botswana
   (ボツワナの先住民コミュニティについての社会言語学的
    パースペクティブ)

講 師:Dr. Andy Chebanne(アンディ・チェバネ博士)
    Visiting Associate Professor, ASAFAS
    (京都大学大学院ASAFAS客員准教授)

要 約:本発表で論じるボツワナの先住民コミュニティは、一般に「サン」
あるいは「コイサン」と呼ばれる。今まで十分に調査が行われてこなかった
ため、彼らの特徴は誤解されたり無視されたりしてきた。サンの土地に踏み
込んできた定住者は、「文明化」の名の下に彼らに干渉してきた。コエとサ
ンに共通の起源があるかという問題については議論が続いている。その一方
で、少なくとも5つの語族が存在することは、これらが古くに分かれてそれ
ぞれ文法的、語彙的な変化を遂げてきたことを示唆する。社会的には、サン
はその隣人たちに不当に扱われ、もっとも過酷な生活環境に追いやられてき
た。サンの言語や文化を無視し、彼らをいわゆる多数派の民族集団や近代に
同化しようとする動きは今も進行中である。クリック音により特徴づけられ
る彼らの言語に対して、定住者たちは寛容ではなかった。民族間の接触が生
じている状況では、その言語を維持することは容易ではない。様々な研究が
盛んになってきてはいるが、そのほとんどが外からの研究者によるものであ
る。この発表ではボツワナの先住民コミュニティについて概観し、なぜサン
が先住民と見なされるべきかについて理由を示す。また彼らの社会言語的境
遇を理解するために隠喩を用いる。さらに彼らの人口の客観的推定、言語の
持続力、彼らに対する否定的な社会・政治的態度から生じている危険性につ
いて述べる。現在のローカリティについての情報も述べる。この発表での議
論は、グローバル化や発展がこのコミュニティにもたらす負の側面を考える
際に重要となる。また研究者や言語使用のプランナーがこの先住民の言語の
保存のために有効な領域を理解することも同じくらい重要である。

The indigenous communities of Botswana that are discussed here
are what in the general literature is referred to as the San or the
Khoesan (Khoisan). As under-researched communities, there is
misunderstanding, misrepresentation, and even neglect of what
characterizes them. There have been conflicts against them in the
name of civilization by settler communities who came into contact
with them in their historical territories. While there is also an
ongoing debate on the common origin between the Khoe and the San
communities, the existence of at least five language families
suggest an ancient separate evolution that have resulted in major
grammatical and lexical differences between these languages. Socially,
they have been mistreated by their neighbours, and consequently they
were pushed far into the most inhabitable areas of the regions where
they are found. The one most significant victimization that is
currently going on is the neglect of their languages and cultures and
a concerted effort to assimilate them into so-called majority ethnic
groups and into modernity. Their languages, which are characterized
by click sounds, have been less tolerated by the encroaching settlers.
The languages are difficult to maintain in contact situations.
However, research in all domains is gaining momentum, but most of it
is done by expatriate scientists. This presentation provides an
overview of these indigenous communities of Botswana. Reasons will be
presented why they should be regarded as indigenous. Metaphors will
be used to understand their sociolinguistic predicament. An objective
estimate of their populations and the level of their language
vitality as well as the danger they face due to negative social and
political attitudes will be provided. Information on their current
localities shall also be availed. The general discussion that
comprises this presentation is important in view of the adverse
effects of development and globalization on the lives of these
communities. It is equally important that researchers (linguists and
anthropologists) and language use planners appreciate the critical
areas of intervention for the preservation of these indigenous
languages to be effective.

*******************************************************************************

アフリカ地域研究会の案内をFAXおよびE-mail でお送りしています。
ご希望の方は下記にお知らせ下さい。
連絡先:京都大学アフリカ地域研究資料センター、宮本可奈子
TEL:075-753-7822 FAX:075-753-9191
E-mail:kanako@jambo.africa.kyoto-u.ac.jp


 
 
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* 2007.6.12.

* デジタルARENA

* デジタル写真で見る素晴らしき自然。ボツワナで生き抜くヒョウの親子

http://arena.nikkeibp.co.jp/article/column/20070611/1000802/

From ナショナル ジオグラフィック

世界中のあらゆる風景や自然の姿を撮影してきたナショナル ジオグラフィック。その写真はどれも美しく、力強いものですが、特にアフリカの大自然や動物たちを撮影したものには驚きと感動を覚える写真がいくつもあります。

6月号に掲載された特集「ボツワナで生き抜くヒョウの親子」も、そんな写真で満載です。1頭の雌の子ヒョウ、ラハディマがおぼつかない足取りでアフリカの自然の中を歩き始めてから、一人前の大人となるまでの1年あまりを、野生動物映像作家のビバリー・ジュベールが追いました。

縄張りの見回り中

ヒョウは、同じネコ科のライオンやチーターとは違って、仲間に頼らず、狩りを単独でします。母ヒョウはそれまで5頭の子を産んでいますが、いずれもハイエナやヒヒなどの捕食者に殺されてしまいました。そんな境遇のラハディマに、母ヒョウは一人前の捕食者として生き抜くために必要な技術を教え込んでいきます。

例えば、生後5カ月のラハディマに、母ヒョウはインパラの赤ん坊を生きたまま与え狩りの練習をさせます。何度も失敗するラハディマに、母ヒョウは辛抱強く狩りの手順を教えていく様子は、弱肉強食の厳しさを教えられるとともに、親子の絆の強さを感じずにはいられません。

ラハディマと赤ん坊のヒヒのエピソードは自然の不思議さを感じさせられます。ラハディマが仕留めた雌のヒヒに、生後間もない子ヒヒがいて、ラハディマを新しい母親だと思って近寄ってきたのです。困惑した様子のラハディマですが、次第に子ヒヒの面倒をみるようになり、毛づくろいをしたり、安全な高い枝に運んだりして、ついには一緒に寄り添って眠ってしまいました。赤ん坊のヒヒは明け方の寒さに耐えられず、息を引き取ってしまいますが、補食者の幼いヒョウに芽生えた母性本能には、心を揺さぶられました。

寄り添って眠る

一人前に育ったラハディマは、やがて母ヒョウと仲違いして独り立ちし、自分の縄張りを確保するようになります。小さな子ヒョウが自立していく姿は人間と少しも変わるところがないのだということを実感します。

人間から見れば、家畜を殺す恐ろしいヒョウも、厳しい自然を生き抜くために必死で、しかも親子は深い愛情で結ばれているということを母ヒョウとラハディマは、私たちに教えてくれます。

自立のきっかけ

※そのほかの写真については、ナショナル ジオグラフィックのウェブサイトでご覧いただけます。

■関連情報

・ナショナル ジオグラフィック http://nationalgeographic.jp/

・ナショナル ジオグラフィック日本版6月号「ボツワナで生き抜くヒョウの母娘」

http://nationalgeographic.jp/nng/magazine/0706/feature05/index.shtml



 
 
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象牙取引、2016年まで凍結・一時輸出枠は拡大

【ハーグ=市村孝二巳】絶滅の恐れがある動植物の国際取引を規制するワシントン条約の締約国会議で、紛糾していたアフリカゾウの象牙輸出問題が14日、決着した。2日に決まった合計60トンの一時輸出枠を拡大する一方、それ以外の輸出は9年間凍結する。1989年に始まった象牙輸出禁止の原則は少なくとも2016年まで続くことになった。

会議ではゾウの繁殖が進む南部アフリカ4カ国と絶滅の危機が続く他のアフリカ諸国が対立。南部アフリカ4カ国は一時輸出枠を合計 200トン(ボツワナ90トン、ナミビア25トン、南アフリカ70トン、ジンバブエ15トン)に引き上げるよう求めたが、20年間の輸出凍結を主張するケニアなどが反対。閣僚級協議で14日未明に妥結した。



 
 
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象牙輸出:今回だけ追加、9年間は新規認めず 条約国会議

【ジュネーブ澤田克己】オランダ・ハーグで開かれているワシントン条約締約国会議は14日、ボツワナなど南部アフリカ4カ国からの象牙輸出について、2日の常設委員会で認められた輸出枠60トンに加えて追加輸出枠を設定することを決めた。その代わり今回の輸出は一回限りとし、今後9年間は新規の輸出案件を認めないことも同時に決まった。

常設委では、ボツワナ、南アフリカ、ナミビアが自然死したゾウから採取した政府在庫60トンの輸出を認めていた。今回の決定は、ジンバブエを加えた4カ国が今年1月末までに登録した政府在庫を輸出対象に加えることにした。分量については今後、事務局が精査する。

締約国会議では、継続的な輸出を求める南アなどと、今後20年間は輸出を全面禁止すべきだとするケニアなどが対立。妥協案として、輸出枠追加と以後9年間の輸出禁止が決まった。

毎日新聞 2007年6月14日 21時35分 (最終更新時間 6月14日 22時04分)]



 
 
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ベストセラー探偵小説の映画化を、ボツワナ政府が大歓迎

* 2007年7月11日(水) 2:09 シネマトゥデイ

アレグザンダー・マコール・スミス原作の探偵小説、「No.1レディース探偵社」シリーズの映画化で、舞台となっているアフリカ南部の国、ボツワナが全面協力の姿勢を示している。本作は、アフリカ南部の国ボツワナで女性探偵として活躍するミス・ラモツエの姿を描く物語で、主演候補はシンガーのジル・スコットが挙がっており、監督はアンソニー・ミンゲラが務める。小説の人気によりボツワナへの関心が高まっているため、ボツワナの観光当局は映画がさらにプラスの効果を生むことを期待しているよう。ニュース会見の中で観光大臣のモカイラ氏は「アフリカの歓迎精神を発揮できるだろう」とコメントした。



 
 
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カラハリのライオン

カラハリ砂漠の一面に位置する誇り高い王国。王国を支配する年老いた雄ライオンと二頭の雌ライオン。彼らに襲いかかる過酷な自然の猛威と様々な試練。王国の支配権を狙う若い雄ライオンとの壮絶な戦い…。カラハリ砂漠を舞台に、ジャイアントスクリーンに展開する壮絶な映像叙事詩。ボツワナカラハリ砂漠で王国を守る真の王者と、その王国を狙う獰猛な若い雄ライオンが繰り広げる生死をかけた戦いへと観客を誘う。巨大な乾きの大地カラハリ砂漠。貴重な水場をめぐって展開する弱肉強食のドラマ。王者を威嚇する巨大なゾウの群れ。子育てをする雌ライオン。そしていよいよ決戦の時が…。

[ 2007年7月21日公開 ]



 
 
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反町ジャパン初アフリカ戦…8月「4か国対抗戦」

反町ジャパン対アフリカ。反町康治監督(43)が率いるU−22(22歳以下)日本代表が8月に中国・瀋陽で行われるプレ五輪大会「4か国対抗戦」でアフリカのボツワナ代表と対戦することが16日、分かった。すでにホスト国の中国、日本、北朝鮮の参加が発表され、もう1か国は欧州を基本線に中国が交渉していたが、アフリカ南部のボツワナに最終的に決まった。反町ジャパンはアフリカ勢とは初対戦となる。

「ヤングゼブラ(シマウマ)」の愛称を持つU−22ボツワナ代表は北京五輪アフリカ予選でモーリタニア、チュニジアを撃破し、最終予選進出の12チームの一つに名を連ねているサッカーの“発展途上国”。8月22日からのアジア最終予選を前に日本が未知の国を相手にどういう戦いをするか注目される。

日程が最終確定し、日本は1日に北朝鮮、3日に中国、5日にボツワナと対戦する。

(2007年7月17日06時01分 スポーツ報知)



 
 
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U22代表が北朝鮮、中国、ボツワナと対戦

日本サッカー協会は17日、8月1〜5日に中国・瀋陽五輪スタジアムで開催されるU−22(22歳以下)4カ国トーナメントに出場する、U−22日本代表のスケジュールを発表した。24日に代表候補を発表し、27日から兵庫県内で合宿をスタート。29日には神戸と練習試合(2試合)を行い、30日に中国入りする。

4カ国の総当たりリーグ戦で行われる大会で日本は、8月1日午後6時から北朝鮮と、同3日午後9時から中国と、同5日午後6時(いずれも日本時間)からボツワナとそれぞれ対戦。翌6日に帰国する。

[2007年7月17日19時34分]



 
 
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残る1カ国はボツワナ

日本サッカー協会は17日、北京五輪男子のテスト大会を兼ねた22歳以下代表による4カ国大会(8月1-5日・瀋陽)に、アフリカのボツワナが参加すると発表した。大会には日本、中国、北朝鮮の参加が決まっていたが、残り1チームは未定だった。

日本の対戦順も一部変わり、5日の対戦相手は中国からボツワナに変更され、中国戦は3日となった。1日は北朝鮮と対戦する。日本は代表メンバーを24日に発表する予定で、27日から29日まで神戸市内で合宿を行う。



 
 
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ボツワナ代表、中国戦はぶっつけ本番?…移動で足止め

U−22ボツワナ代表が、8月1日の開幕戦・U−22中国代表戦にぶっつけ本番で臨むことが濃厚になった。マレーシア、北京を経由して7月30日に当地入りの予定だったが、瀋陽入りが遅れて、この日の公式練習および公式会見に不参加。関係者によるとマレーシアでの乗り換えに失敗。31日の時点で北京まで来ているが、同日、北京が大雨に見舞われて飛行機の遅れや欠航が相次ぎ足止めを食らったという。1日も雨の予報で最悪、試合に間に合わない可能性も出てきた。



 
 
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日本がボツワナに敗れる/4カ国T

<U−22・4カ国トーナメント:ボツワナ1−0日本>◇5日◇中国・瀋陽

日本はボツワナに0−1で敗れた。日本は1勝1分け1敗の3位で今大会を終えた。

日本は前半に好機をつくったが、得点できなかった。後半1分にボツワナにミドルシュートで先制点を許すと、攻めが雑になった。選手交代などで打開を図り、決定的チャンスもあったが、ゴールを割れなかった。

北朝鮮が中国に1−0で勝ち、2勝1敗のボツワナが優勝した。

[2007年8月5日23時19分]



 
 
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日本、ボツワナに敗れる 4カ国対抗

2007年8月6日 朝刊

【瀋陽(中国)=共同】サッカーの22歳以下代表による4カ国対抗最終日は5日、北京五輪会場となる当地の瀋陽五輪体育場で行われ、日本はボツワナに0−1で敗れた。日本は1勝1分け1敗の3位で今大会を終えた。

日本は前半に好機をつくったが、得点できなかった。後半1分にボツワナにミドルシュートで先制点を許すと、攻めが雑になった。選手交代などで打開を図り、決定的チャンスもあったが、ゴールを割れなかった。

北朝鮮が中国に1−0で勝ち、2勝1敗のボツワナが優勝した。



 
 
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ボツワナ国内にダイヤ選別拠点・資源相が表明

このほど来日したアフリカ南部ボツワナのポナツェフォ・ケディキルウェ鉱物・エネルギー・水資源相は同国産出のダイヤモンド原石について、「2008年1月、大きさや品質を判定する選別業務を手がける拠点を国内に構える」ことを明らかにした。

東京都内で日本経済新聞の取材に答えた。ボツワナ政府とダイヤ取引最大手のデ・ビアス社が折半出資で設立した鉱山の管理・運営会社、デブツワナ社が新規事業として選別業務を担う。(16:00)



 
 
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望郷…狩猟できずとも

日の出と共に起き、夜はたき火を囲んで動物の声に耳を澄ませて眠る。昼間はヤリを持ち獲物を追う日々――。

アフリカ南部ボツワナの中央カラハリ動物保護区にある集落モラポ。

かつて「ブッシュマン」と呼ばれたアフリカ南部最古の先住民サン族の長老カイゴダ・カニョさんは、昔は手にしていた伝統的な狩猟生活を思い出す。

「祖先が眠るこの土地のことは、隅々まで知り尽くしている。動物、植物、すべてが暮らしの一部だった」

カニョさんらサン族は、「住民の福祉向上と野生動物保護」を掲げる政府の政策で、2002年までに、保護区に隣接する再定住地に移住させられた。

再定住地では狩りはできない。政府の配給を頼るだけだ。自らの生き方を見失ったサン族には、アルコール依存症も蔓延(まんえん)した。

そんなサン族が昨年12月、政府を相手に起こした裁判で、保護区で生活する権利を勝ち取り、先祖伝来の地に戻ったのだ。

夏には気温が40度を超え、冬には氷点下にもなる厳しい自然は、保護区に多くの恵みをもたらす。帰郷したモラポの住民は今、ライオンやキリンなどの野生動物と共存し、野生のスイカで水分を補給する生活に喜びをかみしめている。

ただ、サン族の多くは、帰郷のための交通手段を持たない。帰郷を希望する約1000人のうち、戻ったのは約100人だけだ。故郷には戻ったものの、狩猟までが認められたわけではない。

「それでもいい。祖先の霊が待つ故郷に、はってでも帰りたい」

大草原が広がる保護区と違い、草木もまばらな再定住地で歩くのもやっとの老女ホネ・ペレホさんが目をしばたたきながら訴えた。

カメラ・中村光一 ペン・角谷志保美(7月26〜28日撮影)

(2007年9月12日 読売新聞)



 
 
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県国際交流大使に 青年協力隊の3人 知事が委嘱状 9月18日午後5時17分

海外でのボランティア活動を通して、本県と外国との交流の懸け橋になる「県国際協力大使」の委嘱式が18日、県庁で行われた。青年海外協力隊に参加する3人が意気込みを語り、西川知事から激励を受けた。

委嘱されたのは、トンガで生活習慣病予防のための健康運動指導などに当たる旭智子さん(27)=福井市、バングラデシュでパソコン指導を行う奥野麻衣さん(26)=高浜町、ボツワナの行政機関に会計業務のノウハウを指南する河井邦彦さん(27)=越前市。3人は24日以降、順次現地に赴き2年間活動する。



 
 
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旭さんら県大使に 県出身3人の青年海外協力隊員

2007年9月19日

県は青年海外協力隊として派遣される三人の県出身者を県国際協力大使に任命し、十八日、県庁で委嘱式を行った。

三人は、福井市南四ツ居二丁目、旭智子さん(27)と高浜町事代、奥野麻衣さん(26)、越前市国高一丁目、河井邦彦さんで、西川一誠知事から委嘱状を受け取った。

旭さんはトンガの離島、ババウ島の国立病院で働く。フィットネスインストラクターの経験を生かし、同国で社会問題となっている生活習慣病の予防対策に努める。河井さんはアフリカ南部のボツワナで、国の貯蓄関係機関に勤務し、会計システムづくりに携わる。

奥野さんはバングラデシュの首都ダッカで、非政府組織(NGO)が運営する職業訓練校で子どもたちにパソコン技術を教える。ホームページ制作が得意で「現地から日本へ情報を発信したい」と意気込んでいる。

国際協力機構が行う青年海外協力隊事業ではこれまで、県から二百三人が五十八カ国に派遣されている。

(谷悠己)



 
 
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日本国債 A1に格上げ、ボツワナと並ぶ ムーディーズ

2007年10月11日13時44分

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは11日、円建て日本国債の格付けを「A2」から「A1」に引き上げたと発表した。同社の円建て日本国債での引き上げは初めて。別の米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズによる4月の引き上げに続いた。

A1は、21段階の格付けのうち上から5番目。引き上げ後も主要7カ国では最低で、下から2番目のイタリアより2段階低い。これまでの「A2」はボツワナより低いと話題になったが、格上げでボツワナやチリと並んだ。

ムーディーズは格上げの理由として、日本経済のデフレ圧力が弱まり、景気が緩やかながらも改善を続ける見通しであることを指摘。福田政権が財政再建の方針を引き継ぐ意向を示していることもあげた。一方で、さらなる格上げの条件として、基礎的財政収支の黒字化目標の達成に加え、社会保障費の上昇の抑制が重要だとした。



 
 
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日本国債の格付け「A1」に、ムーディーズ発表

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは11日、日本国債の格付けを、21段階で上から6番目の「A2」から1段階高い「A1」に引き上げたと発表した。

同社が日本国債の格付け評価を変更したのは、2002年5月に4番目の「Aa3」から「A2」に引き下げて以来だ。

「A1」は中国、チリ、ボツワナなどと同レベル。引き上げの理由について同社は「福田政権が歳出削減を軸とした財政再建方針を継続する意向を示していることが、政府の赤字縮小につながる」と説明している。ただ、先進国7か国(G7)の中で最も低いことは変わらない。

02年に同社が格付けを引き下げた際には、途上国のボツワナよりも低い評価に対し、政府や財界などが強く反発した経緯がある。

(2007年10月11日13時14分 読売新聞)



 
 
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ムーディーズ、日本国債を5年ぶり格上げ

米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは11日、日本国債の格付けについて、21段階で上から6番目の「A2」から、一段階高い「A1」に引き上げたと発表した。

同社が日本国債の格付け評価を変更したのは、2002年5月に4番目の「Aa3」から「A2」に引き下げて以来、約5年ぶりとなる。

引き上げの理由については「福田政権が歳出削減を主軸とした財政再建方針を継続する意向を示している」ことなどを挙げた。そのうえで、「引き続き(財政を)改善していくには、金融緩和政策を維持していくことが必要」と指摘した。「A1」は、中国、チリ、ボツワナなどと同レベルで、先進7か国(G7)の中で最も低い格付けであることは変わらない。

(2007年10月11日21時51分 読売新聞)



 
 
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うなる野性の息遣い(オカバンゴ湿地帯=ボツワナ)

なめる、なめる、なめる。かじる、引きちぎる、むさぼる。あくびをし、ゲップをし、またなめる。3頭の雄ライオンが、草原のくぼみで四肢をダラリと投げ出したバファローの腹腔(ふくくう)に顔を突っ込んでいる。自分が乗るジープ型車からは5メートルの距離。うなるような息遣いの生々しさに、こっちは息をのみっぱなしだ。

「この食べっぷりだと仕留めたのは昨日の夜。腐らないうちに食べ切るつもりだから、明日の昼まではこの場を離れないでしょうね」。ナミビア国境に近いレバラ・ロッジ。夕方に出かけた「ゲーム・ドライブ(野生動物観察)」で、ガイドのホイツマンさん(35)が説明する。

仲間なのに時折互いを威嚇し合うのは、食べたい部位を横取りされないためで、互いの顔を思い出したようになめるのは、血肉で汚れた口周りをきれいにするため。ひとつひとつの動きに野性の迫力がある。

首長竜みたいな形をしたオカバンゴ湿地帯は、ボツワナ北西部にある世界最大級の内陸デルタだ。乾期(5〜8月)でも岩手県ほどの巨大湖沼群が広がっている。パピルスやアシが生い茂る大草原をくまなく蛇行する水際は、当然あらゆる野生動物のオアシス。周辺には70ほどのロッジが点在する。

ゾウ、キリン、カバ、インパラ、ヒョウ、チーター、クロコダイル、ハイエナ、ハゲタカ、ジャッカル、バファロー、ゼブラ、レッドリーチェ、そしてライオン。あきれるほど繰り返し出会った。4日間で3か所のロッジ(ジャオ、レバラ、キングスプール)を巡っただけでこの成果。手つかずの大自然は、やっぱりすごい。

湿地帯のほぼ中心部にあるジャオキャンプでは、骨と皮だけの老いた雌ライオンが低木の脇に横たわっていた。目を閉じたまま肩で息をしている。

「右足が不自然に湾曲してひどく出血している。こういうライオンはすぐ仲間に見放されるし、あれじゃあハイエナにやられちゃうな」。ガイドのビクターさん(34)の言葉を聞いたとたん、突然むっくり起きあがり、よろよろと茂みの奥へ消えた。

オカバンゴを訪ねる前、角のように突き出た東端国境近くのニタニ・ロッジへ寄った。ここはゲーム・ドライブ以上に、近くの村々との交流や遺跡巡り、気球遊覧やエステなどの観光プランに力を入れている。

早速ロッジから北西へ20キロ近く離れたマツァバネン村へ向かうと、地元の小学生が伝統舞踊で迎えてくれた。収穫の喜びや雨ごいの踊り、あるいはハチに刺されて痛がる踊り。素朴なリズムに乗せるひたすらエネルギッシュな跳躍には、やっぱり“野性”の迫力を感じる。

そう言えば首都ハボローネのレストランで「Fruit Sushi(フルーツすし)」なるメニューに出会った。皿には握りこぶし大の団子状にまとまったココナツが三つ、間にはマンゴーとパパイアとキウイ。そしてラズベリージャムをてんこ盛りにしたカップがデンと真ん中に置かれている。

つまりココナツは酢飯で果物はタネ、味付けはジャムでご随意にというわけ。思えばこれもかなり野性的だった。(文・宇佐美伸、写真・川口敏彦)

(来週はフィジー・ラウトカ)

●あし 直行便はなく、東南アジアやヨーロッパを経て南アフリカ・ヨハネスブルクを経由するのが便利。ヨハネスブルクからハボローネは1時間、ハボローネからオカバンゴの起点となるマウンまで1時間30分。

●問い合わせ ボツワナ共和国大使館=(電)03・5440・5676。ホームページhttp://www.botswanaembassy.or.jp/japanese/index.html

(2007年10月15日 読売新聞)



 
 
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経産相、南ア・ボツワナ訪問 レアメタル確保へ

2007年10月25日06時15分

ハイテク製品に欠かせないレアメタル(希少金属)の安定確保に向け、甘利経済産業相が11月中旬、南アフリカとボツワナを訪問する。日本企業による資源開発の環境を整えるのが目的。南アとは投資協定締結交渉を始めることで合意するほか、ボツワナには南部アフリカ全域をカバーする地質解析所の設置を提案する。

訪問には、南部アフリカでの事業拡大を目指す商社など民間企業数社も同行する。南アは、自動車排ガス浄化の触媒などに使われるプラチナで8割、航空機用鋼材の添加剤などになるバナジウムで4割の世界シェアを占めるレアメタル大国。日本は投資協定締結を目指すほか、政府系の石油天然ガス・金属鉱物資源機構が南アの政府系機関と地質調査や鉱床開発で提携。日本企業による開発を後押しする。

また、甘利経産相は経済統合が進む「南部アフリカ開発共同体」(SADC)への包括的な支援を表明。具体的には、衛星写真を分析する地質解析所の本部をボツワナのSADC事務局に設けることを提案する。域内の電力などインフラ整備でも、政府の途上国援助(ODA)活用を視野に具体策を話し合う。

レアメタルの価格は中国の急激な経済成長に伴って急騰しており、日本の資源外交の重要課題。レアメタル大国・中国から調達する依存度を下げるため、今回の訪問を機にアフリカとの関係強化を目指す狙いだ。一方のアフリカ諸国は、豊富な地下資源を持ちながら十分に探査していなかったり、資源枯渇後の経済のかじ取りに不安を抱えたりしている。



 
 
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日本と南ア、レアメタル鉱山開発で協力

甘利明経済産業相は30日、南アフリカ共和国のソンジカ鉱業エネルギー相と都内で会談し、携帯電話などを作るのに不可欠な希少金属(レアメタル)の鉱山開発などについて協力することで一致した。甘利経産相は11月中旬に南アとボツワナを訪問する予定で、会談では「レアメタルはハイテク製品に使われる重要な物質。南アと相互に利益のある協力をしたい」と語った。(20:20)



 
 
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希少金属、南部アフリカに探査技術を供与・政府

政府はデジタル家電や鉄鋼の生産に不可欠な希少金属(レアメタル)を確保するため、ボツワナなどの南部アフリカ諸国に資源探査技術を提供する。日本の探査衛星などを活用した埋蔵資源の発掘技術を供与。新たに発見した鉱山は、日本側が権益確保の優先交渉権を得る。需要が急増するレアメタルを巡り、欧米や中国など世界各国がアフリカでもしのぎを削る展開になってきた。

16日に予定されている甘利明経済産業相のボツワナ訪問に合わせ、同国と独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構が覚書を交わす。政府は、14カ国でつくる南部アフリカ開発共同体(SADC)の事務局がある同国との関係強化を軸に、南部アフリカ一帯へ技術支援を広げる。(07:02)



 
 
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経産相、南ア・ボツワナ訪問・レアメタル探査や採掘で協力へ

甘利明経済産業相は15日から3日間、アフリカ南部の南アフリカ共和国とボツワナを訪問する。日本の閣僚がボツワナを訪問するのは初めて。南アのムベキ大統領やボツワナのモハエ大統領らと会談し、ハイテク製品の生産に欠かせないレアメタル(希少金属)の探査や採掘技術を日本側が提供することで合意する見通し。鉱物資源が豊富な南部アフリカ地域での権益確保に向けた第一歩になる。

南アでは同国に分布するマンガン鉱床の中から、中国が世界生産の9割を独占するレアアースを探査・抽出する技術協力で合意する見通し。日本は、ボツワナに探査衛星の画像から鉱物資源の埋蔵状況を分析する技術を提供。新しい鉱山の発見につなげる。(19:06)



 
 
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経産相、アフリカ訪問正式発表 レアメタル確保目指す

2007年11月13日20時04分

甘利経済産業相は13日、レアメタル(希少金属)の安定確保を目指し、15日から南アフリカと隣国ボツワナを訪問すると発表した。レアメタルはハイテク製品の生産に欠かせないが、産出地域が偏っているうえ、価格が高騰しており、各種鉱山を抱えるアフリカでも争奪戦が激化。出遅れているアフリカ資源外交で巻き返しを図る。

閣僚のボツワナ訪問、経産相の南ア訪問は初めて。甘利経産相は17日までの日程で、南アのムベキ大統領、ボツワナのモハエ大統領らと相次いで会談する。訪問には、日本貿易保険など政府系機関や商社など資源関連企業の首脳らも同行。資源の探査や産業振興などに対する日本の協力を官民でPRし、レアメタルの安定確保につなげる。



 
 
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ボツワナと共同探査で合意 レアメタルで、甘利経産相 2007/11/17 00:52

【ハボローネ16日共同】南部アフリカを訪問中の甘利明経済産業相は16日、ボツワナのモハエ大統領と首都ハボローネの大統領府で会談し、ハイテク製品の生産に不可欠なプラチナなどレアメタル(希少金属)の共同探査で合意した。モハエ大統領は会談で「日本の投資はありがたい」と述べた。

日本の閣僚がボツワナを訪問するのは初めて。会談後の記者会見で経産相は「日本の高度な探査技術により、アフリカが資源をてこに自立してほしい」と語った。前日の南アフリカに続き、日本はアフリカ諸国で資源外交を積極的に展開し、関係強化を目指す。

経産相は同日、ボツワナに事務局を置く南部アフリカ開発共同体(SADC)のサロマン事務局長とも会談し、希少金属の探査で加盟14カ国にも協力を広げることで一致。



 
 
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反町ジャパンがA代表で鍛え上げる!

北京五輪でのメダル獲得へ、反町ジャパンが日本代表で鍛え上げる。五輪アジア最終予選突破を決めたU-22(22歳以下)日本代表の反町康治監督(43)が22日、来年8月の北京五輪開幕前まで、A代表の日程を優先してチームを強化する考えを示した。2月に始まるW杯南アフリカ大会3次予選などで北京世代の選手が招集された場合、積極的に応じる方針。高いレベルで技を磨き、五輪本大会を勝ち抜く力を備える。

五輪予選突破の余韻に浸る間もなく、反町監督が北京へ向けて動きだした。サウジアラビア戦から一夜明け、都内で行われた代表スタッフ会議に出席。今後の活動日程などを確認し「来年はW杯予選が大事な試合になってくる。両方の代表メンバーを兼ねる選手がいれば、A代表を優先するのが普通」と明言した。

来年はオリンピックイヤーだけに、本来は反町ジャパン単独で合宿や遠征を重ねてチームの熟成度を高めたいところだ。だが、最終予選では3勝2分け1敗で、前日のサウジ戦も相手の猛攻に耐えながら、ようやく引き分けに持ち込んでの五輪切符獲得。国際舞台を勝ち抜くため、組織力とともに「個の力」を上げる必要性を痛感していた。

これまでも「高いレベルで学び、経験を持ち帰ってほしい」と北京世代を送り出してきた。U-22代表勢でA代表への招集歴があるのは現在11人。水本と伊野波、青山直の3バックや本田圭、水野が合宿やアジア杯への招集をきっかけに実力を上げた。年明け以降、A代表はW杯3次予選、東アジア選手権やキリン杯など試合日程もめじろ押し。「2世代代表の兼任選手」が増え、強い相手に腕試しができれば、手っ取り早い強化につながる。

チーム発足以降、消化した国際試合23戦のうち、アジア勢以外との対戦は米国、ボツワナ(アフリカ)との親善試合2戦のみで、1分け1敗。強じんで身体能力の高い相手に苦しんだ。25日のJ2京都-仙台戦(西京極)を皮切りに、選手の視察を再開する反町監督。戦力発掘とトップカテゴリーでの英才教育で、世界と渡り合えるチームに鍛え上げる。【山下健二郎】

[2007年11月23日9時8分 紙面から]



 
 
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この記事は「bp SPECIAL」の提供です

十市勉:レアメタル・ショック

2007年11月27日 16時31分

鉱物資源にも広がる中国の影、争奪戦激化で価格が急上昇

2007年11月15日から3日間、甘利明経済産業相が南アフリカとボツワナを訪問した。自動車や、携帯電話などのハイテク製品に使われる、レアメタル(希少金属)の安定確保の道筋をつけるためだ。南アフリカ政府とは、鉱山の共同開発や資源探査、企業進出の環境整備で合意、ボツワナ政府とも衛星を使った資源探査を共同で行うことなどで合意した。レアメタル資源確保で中国に出遅れた感のある日本政府だが、獲得のための資源外交に、ようやく本格的に乗り出したわけだ。

背景にあるのは、ベースメタルやレアメタルなど非鉄金属の価格高騰だ。銅・亜鉛・鉛などのベースメタルも、ニッケルやプラチナなどのレアメタルも、軒並み価格が急上昇している。代表的なベースメタルである銅の場合、1t当たりの地金価格は、1998年以降、1500〜2000ドルで推移していたが、 2003年に急騰し、2005年10月には史上初の4000ドル台をつけた。2006年5月には最高値の8788ドルを記録。その後も、7000ドル台で乱高下を続けている。同様に亜鉛地金は1998年比で4〜5倍、鉛地金は6倍に価格が跳ね上がった。

自動車やハイテク機器などの生産に欠かせないレアメタル。レアメタルの多くも、ここ数年で価格が急騰し、需給逼迫(ひっぱく)を経験している。価格は昨年をピークに、その後はやや下落傾向にあるが、依然として高止まりしている状況だ。

鉱物資源の供給には現在、三つのリスクがあると考えられる。(1)中国での需要増大、(2)資源メジャーの寡占化、(3)資源の偏在 ーー である。なかでも、中国における資源需要の増加は、非鉄金属の価格を急騰させた最大の要因となっている。

つい最近まで資源の輸出国だった中国は、経済の急成長に伴って国内需要が急増し、自給率が低下。みるみるうちに輸入国に転じてしまった。

詳しくは、こちら「bp SPECIAL 地球環境問題-新たなる挑戦- ECOマネジメント」サイトでご覧になれます。



 
 
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2007/12/06-06:04 月の「海」形成、定説以前から=43億年前、隕石の年代分析で−広島大

広島大の寺田健太郎准教授らは、1999年にボツワナで見つかった月からの隕石(いんせき)が、約43億5000万年前に生成されたものであることを確認した。隕石は、月の表面で「海」と呼ばれる平らな領域と同じ玄武岩が主成分だが、約30億〜39億年前とされる海の形成より古く、月の進化過程の見直しにもつながるという。論文は6日付の英科学誌ネイチャーに掲載された。

月の地形は白っぽく見える「高地」と、黒い玄武岩の海に分かれている。高地はマグマに覆われた月が冷える中で、軽い成分が表面で固まり、その後に内部から噴出した溶岩が固まって海を形成したと考えられてきた。

ところが、寺田准教授らがウランの放射性同位元素を使った年代測定法でボツワナの隕石を調べたところ、高地の形成と同時期の約43億5000万年前にできたものと判明。さらに、含まれている微量な元素の組成も異なり、現在の海が形成される以前にも、別の海が形成されていた可能性が高いことが分かった。



 
 
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43億年前、月で火山活動

2007.12.6 08:07

43億5千万年前の火山活動に伴う鉱物が含まれているのが確認された月の隕石。白色の四角は1センチを表すスケール(寺田健太郎広島大准教授提供)43億5千万年前の火山活動に伴う鉱物が含まれているのが確認された月の隕石。白色の四角は1センチを表すスケール(寺田健太郎広島大准教授提供)

アフリカで1999年に発見された月の隕石(いんせき)に、月誕生から間もない約43億5000万年前の火山活動でつくられた鉱物が含まれていることが広島大大学院理学研究科の寺田健太郎准教授(惑星科学)の分析で分かり、6日発行の英科学誌ネイチャーで発表された。

45億年前に誕生した月では、これまで39億〜29億年前に激しい火山活動が起きたと考えられてきたが、最古の活動時期が4億年以上もさかのぼる証拠とみられている。

寺田准教授の研究では、アフリカ・ボツワナのカラハリ砂漠で見つかった隕石中のリン酸塩鉱物にイオンビームで穴をあけ、ウランや鉛の同位体比を調べる新たな手法で分析。その結果、年代を43億5000万年前と推定した。

従来の火山活動期間は米アポロ計画の月探査などで、地球からは黒く見える「海」と呼ばれる領域から持ち帰られた岩石の分析で判明、定説となっていた。今回の隕石は含まれるチタンの量などから月の別の領域から飛来したとみられている。

寺田准教授は「隕石は地球からは見えない月の裏側から飛んできたものと考えられ、成果は現在、まったく解明されていない40億年以上前の月の姿をひもとくカギになる。既存の月の進化モデルを再考する必要がある」としている。



 
 
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野生のチンパンジー「おばあさん」時期なし 死期近くまで出産

野生のチンパンジーのメスは死期が近づくまで出産し母としての子育てを続けていて、人間でいう「おばあさん」の時期がないことが、京都大、ハーバード大などの研究で分かった。18日付の米科学誌「カレントバイオロジー」で発表する。

研究グループは、ハーバード大のリチャード・ランガム教授、京都大の松沢哲郎教授、西田利貞名誉教授、杉山幸丸名誉教授ら。タンザニア、ギニアなどアフリカ4カ国6カ所での40年を超える調査をまとめ、ボツワナなどの採集狩猟民族と出産期などを比較した。人間は25歳から35歳に出産のピークがあるが、野生チンパンジーは人間の20歳前後にあたる13歳から15歳で子どもを産み始める。1頭の子どもを6年から8年かけて子育てした後に次の子を出産し、死期に近くなる40歳を過ぎても健康なメスは出産を続けていることが分かった。  研究グループは「閉経後の老年期は、人間の女性だけにあるのではないか。チンパンジーの子育ては母親だけだが、人間は父親や祖父母も子どもの面倒をみる。人間は進化によって寿命が延びて、孫の世話もする『おばあさん』という存在をつくったと考えることができる」としている。



 
 
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フウガ逆転優勝!…フットサル関東リーグ最終戦

◆関東リーグ第14節 ▽第4試合 シャークス2ー4フウガ(6日、府中市総合体育館) 関東リーグ最終戦が東京・府中市総合体育館で行われ、フウガがシャークスを4ー2で下し、逆転優勝を決めた。引き分けでも優勝を逃すフウガは後半、星翔太(22)を投入し、試合の流れを一変させた。星は後半だけで2得点1アシストをあげ、チームに初タイトルをもたらした。

主将の木村幸司(25)は「優勝候補と言われ、大きなプレッシャーがあった。優勝できてほっとしている」と安堵の表情を見せた。須賀雄大監督(25)は「ずっと目標にしていたタイトルなので、本当にうれしい」と喜びを素直に表し、「全日本選手権に出場してFリーグのチームを倒したい」と、さらなる飛躍を誓った。

◇フウガ・メグロ 2001年、主将の木村幸司が都立駒場高校サッカー部の同級生とともにボツワナFCを結成。暁星高校サッカー部OBの北原亘(現名古屋オーシャンズ)らを補強し、05年に関東リーグ昇格。今シーズン、チーム名をフウガに変更し、初優勝を果たす。



 
 
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1月の定期上映会 生物の生態に迫る3作品/地球映像ネットワーク    [2008年1月14日]

地球映像ネットワークは、1月18、19日に恒例の定期上映会を東京都新宿区の同法人ミニシアターで開く。

「第8回世界自然・野生生物映像祭」の受賞作品から、生物の生態に迫った3作品を上映。18日には3年間にわたり記録された『ヒョウの眼』(ボツワナ)、19日には『ハダカデバネズミの真実』(ドイツ)と、『知られざる鳥の世界-その頭脳の謎に迫る』(英国)をそれぞれ紹介する。

定員は各回30人。入場料は各回600円(会員および小中学生と高校生は半額)。

【問い合わせ】TEL:03-5261-9908 

(詳細は映像新聞1月14日号、15面)



 
 
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Excite Bit コネタ数百円から億まで! 宝石の値段はどう決まる?

[ 2008年02月10日 00時00分 ]

テレビを見ていると、芸能人が何億円なんて宝石を身につけていることがある。その一方で、博物館などでは、宝石の原石などが、数百円で売られてたりもする。素人には、まったくわからない値段の幅の広さだ。

そもそも宝石の値段って、どう決まるのか。社団法人日本ジュエリー協会発行『ジュエリー用語事典』の監修者の一人、福本修さんに聞いた。 「値段の決め方には、さまざまなケースがあり、本人への取材による自己申告や、鑑定に長けていると番組制作者が判断した専門家に取材した結果の場合もあります」

実は福本さんご自身、テレビ局の取材で、ある宝石を「○億円」と回答したことがあるそうだ。値段の判断基準は、「鑑定対象となるジュエリーに類似したものが、実際に流通している価格」というが、億単位のものはそうそう流通しているはずもない。また、外観上は似ていても、高額なダイアモンドやルビーは、ほんのわずかな重さや色の違いで、価格に大きな差が出るのだとか。

「そこで、鑑定対象ジュエリーに用いられた宝石の価値を個別に判断してから、総合的な価値を鑑定する作業が必要になります。例えば、1キャラットのブルーダイアモンドをメインに用いた指輪に、0.5キャラットの無色系のダイアモンド4石が脇石として使用されていた場合、脇石のほうは普通に流通しているので価値の判断は容易ですが、1キャラットのブルーダイアモンドはそうではありません。そこで、クリスティーズやサザビーズといった競売会社で過去に出品された類似した色とサイズのブルーダイアモンドの落札価格を参考にして判断をすることになるんですよ」

それにしても、数百円の原石と、それらの億単位の宝石とは、どう違うんでしょう?

「宝石の価値の違いは、希少性の違いです」

これは、採掘にかかるコストの違いも大きいのだとか。

「例えばダイアモンドの採掘は、シベリアの永久凍土やボツワナの砂漠、あるいはカナダの冬場は日中でもマイナス30℃にもなる過酷な環境で行われています。ダイアモンド鉱山のほとんどは、人里から隔絶された場所にありますから、採掘のために鉱夫達は鉱山近くに移住してこなければなりません。家族をともなう場合は、子供達のための学校を始め、病院の建設も必要です。医師も呼ばなければなりません。つまり、ダイアモンドを採掘するためには、町をひとつ作り上げるほどの資本を投下しなければならないのです」

つまり、いくら磨いたところで、数百円の原石が、高価な宝石に化ける可能性はないということのよう。

テレビにうつる「何億円」というきらびやかな宝石は、単に石の重さ・輝きの違いではなく、それを採掘した人々の苦労の重み、生活の重みを背負っているものでした。 (田幸和歌子)



 
 
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薬効かない超耐性結核、45カ国に拡大 WHO報告

2008.2.26 21:25

世界保健機関(WHO)は26日、既存の治療薬がほとんど効かない「超多剤耐性結核」の感染例が45カ国に拡大したとする、結核の薬剤耐性に関する報告書を発表した。超多剤耐性結核の分布について、2007年の年次報告では日本を含む35カ国としていたが、その後の調査でボツワナ、モザンビークなどが新たに加わった。

結核菌は治療薬に対する耐性の強さによって「多剤耐性」、その中でも特に耐性が強い「超多剤耐性」に分けられる。報告によると多剤耐性の世界の感染者数は2004年の42万人から06年には49万人に増加。特に旧ソ連諸国や韓国、ペルーでの増加が目立ち、結核患者の5人に1人は多剤耐性の菌に感染している計算になるという。(共同)



 
 
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超多剤耐性結核:45カ国で感染例ーーWHO発表

【ジュネーブ共同】世界保健機関(WHO)は26日、既存の治療薬がほとんど効かない「超多剤耐性結核」の感染例が45カ国に拡大したとする、結核の薬剤耐性に関する報告書を発表した。超多剤耐性結核の分布について、07年の年次報告では日本を含む35カ国としていたが、その後の調査でボツワナ、モザンビークなどが新たに加わった。

結核菌は治療薬に対する耐性の強さによって「多剤耐性」、その中でも特に耐性が強い「超多剤耐性」に分けられる。報告によると多剤耐性の世界の感染者数は04年の42万人から06年には49万人に増加している。

毎日新聞 2008年2月27日 東京夕刊



 
 
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グラミー歌手ジル・スコット主演で「No.1レディーズ探偵社」がTVシリーズ化

ジル・スコット

ボツワナの大自然にも注目

[eiga.com 映画ニュース] 「セックス・アンド・ザ・シティ」「ザ・ソプラノズ/哀愁のマフィア」などの人気TVシリーズを手がけた米有料チャンネルのHBOが、アレグザンダー・マコール・スミス著の探偵小説「The No.1 Ladies' Detective Agency」(「No.1レディーズ探偵社、本日開業/ミス・ラモツエの事件簿」ソニーマガジンズ刊)を新たにTVシリーズ化することが決定した。

原作は、アフリカのボツワナで働くただ1人の女性探偵、34歳のプレシャス・ラモツエの活躍を描くベストセラーシリーズで、ワインスタイン・カンパニーがパイロット版を製作。2時間からなるパイロット版は、脚本を「ブリジット・ジョーンズの日記」のリチャード・カーティス、演出を「イングリッシュ・ペイシェント」のアンソニー・ミンゲラという豪華布陣が務めている。

主演は、「クロス・マイ・マインド」で05年にグラミー賞を受賞した女性R&B歌手ジル・スコット。今夏から撮影がスタートし、1話1時間、全13話が製作される。アメリカとカナダの放映権はHBO、イギリスの放映権はBBCが獲得している。



 
 
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オスカー受賞作『イングリッシュ・ペイシェント』監督・脚色のアンソニー・ミンゲラ監督急死

2008/03/19

3月18日、『イングリッシュ・ペイシェント』(96)でアカデミー賞を受賞した映画監督・脚本家のアンソニー・ミンゲラがロンドンで死去した。54歳だった。

広報担当者によるとミンゲラはチャリング・クロス病院で頸部の簡単な手術を受けた3月17日火曜の朝5時、突然脳内出血に見舞われ、帰らぬ人となった。

ミンゲラの最後の作品となったのはBBC/HBOのテレビ映画“No.1 Ladies Detective Agency”で、ボツワナを舞台としたアレクサンダー・マッコール・スミスの小説を原作としたもの。来る3月23日にBBCでプレミア放送される予定であった。

映画における遺作は2007年に製作されたジュード・ロウ主演の『こわれゆく世界の中で』。今年のアカデミー賞候補となったジョージ・クルーニー主演『フィクサー』ではエグゼクティブ・プロデューサーを務めた。また1996年には脚本・監督を務めた『イングリッシュ・ペイシェント』でアカデミー賞監督賞を受賞。

その他監督としての代表作に『コールド マウンテン』(04年)『リプリー』(00年)などがある。

1954 年にイギリス・ワイト島でイタリア系移民の子として産まれたミンゲラは両親のアイスクリーム屋を手伝いながら、脚本家になることを夢見る少年だった。家族の反対を押し切ってハル大学で英文学と演劇を学んだのち、ウェストエンドで上映される演劇の脚本や、ラジオ・テレビの脚本で次第に認められるようになった。BBCの人気ミステリー「モース警部」シリーズの数話を書いたこともある。

映画監督・脚本家としてのスタートとなったのは死んだ恋人につきまとわれる女性を描いた『愛しい人が眠るまで』(91年)。以降タイトル通り英国人の患者が主人公の『イングリッシュ・ペイシェント』(96年)、魅力的な犯罪者を描いた『リプリー』(2000年)など、ミンゲラの作品は、素晴らしくも恐ろしくもある見知らぬ土地に放り込まれた異邦人が物語の中心となっている場合が多く“アウトサイダー”が終生のテーマでもあった。

アンソニー・ミンゲラは最近ブリティッシュ・フィルム・インスティチュートのチェアマンを辞任したばかりであった。また彼はシドニー・ポラック監督とミラージュ・エンタープライズを共同経営していた。



 
 
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第2775号 2008年3月31日

健康の不平等の是正に向けて

国際シンポジウム“Global Health as Global Agenda”より

さる1月15日,国際シンポジウム“Global Health as Global Agenda”が,三田共用会議所(東京都港区)にて開催された(主催:財団法人日本国際交流センター,社団法人国際厚生事業団,後援:外務省,日本医師会)。本シンポジウムは1月16ー18日の3日間,神戸で開かれたWHO Social Determinants of Health(SDH:健康の社会的決定要因)委員会にあわせての開催。SDHは「所得,社会的地位,教育,労働環境など,社会的不平等に基づく健康問題を解決する手段」として注目を浴びている。前国家元首などの多彩なシンポジストが講演を行った。その中からSDH委員会の議長を務めるMichel Marmot氏(国際保健社会研究所長/ロンドン大疫学・公衆衛生学教授)の基調講演を紹介する。

Marmot氏は「健康の社会的決定要因に関する委員会が目指すもの」と題し,健康の不平等問題について講演。国家間における格差が存在する例として,ボツワナの女性と日本の女性の平均寿命には52歳もの違いがあるデータを示し,「このような平均寿命の差があってよい理由はない」と強調した。この問題では,貧しい国々における社会経済状態ー特にGDP5000ドル以下ーと平均寿命が密接に相関している(図)。

こうした不平等の是正は絶望的なものではなく,1970ー75年と2000ー05年の平均寿命を比べると,アラビアの国々やカリブ,南アジアでも 10歳以上平均寿命が延びている。またサハラ以南においては3ー4か月ほどだった平均寿命の延びも,最新の調査で3.3歳延びていることが報告されている。このように健康に関する不平等は固定的なものではなく,行動により改善することができ,そうした行動をするための基礎を提供することがSDH委員会の課題であると述べた。

続いて自身が行った,イギリスでの公務員を対象に専門職・事務職・行政官間における25年にわたる比較調査結果から,「豊かな国においても,就いている職業・地位により死亡率が変化する」など,国内における格差が存在していることを示し,「国家間のみでなく,国内における格差についても考えていかなければならない」と指摘した。

アメリカの報告においては,1996ー2002年にかけて医学的な進歩により18万人の死を避けることができた一方で,同じ期間,教育上の不平等を正すことができれば,さらに140万人の命を救えたと考えられている。医療は重要な要素のひとつであることは確かだが,医療の技術進歩が思ったほど人々の健康にインパクトを与えておらず,「教育や所得格差,栄養状態,労働環境,ジェンダー格差,医療サービスへのアクセスの差,といった社会的要因が健康に大きな影響を与えている」と指摘。プライマリ・ヘルスケアや保健システムの強化などに関しても「SDH」を考慮していかないと成功は難しいと述べた。



 
 
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急成長を遂げるインド、資源豊富なアフリカと接近

2008年 04月 4日 20:35 JST

[カンパラ 3日 ロイター] 急速な経済成長を背景に、エネルギー資源を確保したいインドのアフリカ進出が本格化してきた。ボツワナの砂漠でダイヤモンドを探し回り、スーダンと石油契約を締結し、不安定な治安が続くコンゴ民主共和国に平和維持部隊を送るなど、資源豊富なアフリカでの影響力を強めるため、中国に追いつけ追い越せの積極策を展開している。

今月8ー9日には、インド・アフリカ首脳会談が初めてインドで開催される。

アフリカ諸国は、インドを公共・民間の協力関係を通じて開発を後押ししてくれる重要パートナーととらえており、専門家からは、アフリカと長い通商関係を持つインドは少なくとも文化面で中国よりも有利な立場にあるとの声も聞かれる。

インドとアフリカ大陸との関係の始まりは、インド人が旧英国植民地に労働力として移住し、アフリカ東部および南部に定住した数世代前にさかのぼる。現在でも西のセネガルから東のカンパラ(ウガンダ)、南はヨハネスブルクまで、サリを売る店やサモサを出す飲食店があり、インドの影響はアフリカ各地で容易に見て取れる。

歴史的なつながりも強い。南アフリカでは、マハトマ・カンジーなどの影響を受け、大勢のインド人がアパルトヘイト(人種隔離)打倒を目指す反政府運動で黒人の側に立って戦った。

世界銀行でアフリカ関連の経済アドバイザーを務めるハリー・G・ブロードマン氏は、ロイターの取材に対し「社会経済面の骨組みに浸透してきたインドは、短・中期的に中国に比べ、より持続性のある影響力を持つだろう」と指摘。「中国が抱えるような言葉や文化の壁はない」と語った。

ただ、積年の不満が爆発寸前という状況の地域もあり、インドにとって全く懸念材料がないわけではない。ウガンダでは昨年、インド企業が砂糖園をつくるため森林を入手しようとした計画をめぐる穏やかな抗議デモが、カンパラのインド人コミュニティーに対する暴力行為に発展し、死者を出す騒ぎとなった例もある。

<カネはどこに向かっているのか>

インドで市場改革が始まった1991年、対アフリカ貿易額は9億6700万ドルだった。これが2006/07年度には200億ドルに急拡大した。背景には、年8%超のペースで拡大を続けるインド経済がある。

貿易拡大の大部分は、民間もしくは官民合同の企業が担っており、事業規模はさまざま、事業領域も石油をはじめ鉱業から製造業、園芸までと幅広い。

インドは原油需要の7割を輸入に頼っているが、国際エネルギー機関(IEA)によると、2030年までにはエネルギー需要が2倍以上に膨れ上がる見通し。IEAはまた、2025年までにインドが原油の純輸入量で日本を追い抜き、米国と中国に次ぐ世界3位になるとも予想している。

インドにとってアフリカ最大の貿易相手国はナイジェリアで、石油輸入の11%を占める。2国間貿易は推定79億ドル規模。

ただ、2007年に6%近い経済成長率を達成したアフリカが提供できるのは、原油だけではない。タタ・モーターズ(TAMO.BO: 株価, 企業情報, レポート)が10月に発売予定の2500ドルの超低価格車「ナノ」など、インド製品の有望市場となる可能性も秘めている。

西アフリカでは、インド系企業がコートジボワールでマンガンと鉄鉱石の開発を計画しているほか、ニジェールでも金とウランを探査中。

2ー3年内に大規模な石油生産の開始を目指しているガーナは、マハマ副大統領が3月中旬、インドからの投資を呼び込もうと貿易使節団を率いてインドを訪れた。インドのメディアは、同副大統領が「われわれはインドの大いなる力を認識している。インドとわが国にはすばらしいつながりある」と語ったと報じている。

<中国との張り合い>

インドのシン首相は昨年10月、ナイジェリアと南アの訪問に際し「目標は貿易と投資の単なる量的な増加にとどまらない。アフリカ経済の競争力や技術力の質的な強化も目指す」と述べ、技術移転を含む多方面での協力を約束した。

しかしなお、中国の国を挙げてのアフリカ進出の勢いは、インド産業界のリーダーの目にうらやましく映っているかもしれない。

中国の対アフリカ貿易は、1999年にはインドに及んでいなかったが、現在では550億ドルに急増した。

ただ、アフリカの天然資源を確保して世界経済のより大きなパイを取ろうという狙いは共通だとしても、インドは、アフリカ諸国の手本になるような独自のサクセスストーリーを作り上げることで、中国とは一線を画したいと考えている。

エチオピア駐在のシン・インド大使は、ロイターの取材に「それが、インドとアフリカの関係が他国との関係とはっきり異なる部分の1つだ」とコメント。「われわれはわが国を、多元的で多文化的で民主主義的な位置付けへと発展させてきた。そのことが今日、多くのアフリカ諸国を引き付ける要素になっていると思う」と語った。

インドはさらに、経済関係の強化によって、政治面での利益も期待している可能性がある。インドのメディアは、マハマ・ガーナ副大統領の「ガーナとアフリカは、インドの国連安全保障理事会(常任)理事国入りを支持する」とするコメントを伝えている。

(ロイター日本語ニュース 原文執筆:Tim Cocks、翻訳:長江知加代)



 
 
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49年ぶりに三井物産が大使輩出松山前九州支社長がボツワナ大使

2008.4.8 19:15

三井物産の前理事で九州支社長だった松山良一氏(59)が、アフリカのボツワナ大使に任命された。同社出身者で大使となるのは今回で2人目。昭和34年に中央アメリカのエルサルバドル大使以来、49年ぶりとなる。

松山氏は7日付で三井物産を退職しており、5月初旬にボツワナへ赴任する予定。

松山氏は東大経卒で、昭和47年に入社。広報室長や情報産業本部ITマーケティング事業部長などを経て、平成17年4月から九州支社長(18年から理事)を務めていた。英国、イタリア、米国での駐在経験があるという。



 
 
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2008/04/08-09:26 インドネシア大使に塩尻氏=篠田氏を米公使に

政府は8日の閣議で、インドネシア大使に塩尻孝二郎前官房長、米国特命全権公使に篠田研次シカゴ総領事をそれぞれ起用する人事を決めた。ギニア大使に官房付の住本博氏、ボスニア・ヘルツェゴビナ大使に罍二夫ボスニア・ヘルツェゴビナ大使館参事官、ボツワナ大使に松山良一三井物産理事を充てる。いずれも同日付の発令。



 
 
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[ロシア株]ノリリスク・ニッケル、08年第1四半期生産業績

2008/05/01(木) 16:50:25更新

ノリリスク・ニッケルは2008年第1四半期の生産実績を発表した(速報ベース)。

同生産業績には、ロシア国内のザポリャルヌィ支部とコラ金属鉱業会社及びフィンランド、オーストラリア、ボツワナ、南アフリカ支部の業績が反映されている。

2008年第4四半期におけるニッケル総生産量は前年同期の6万913トンから7万4572トンに増加した。また、銅の総生産量は前年同期の10万1049トンから10万3990トンに増加した。その他、同社はパラジウム59万7000オンス、プラチナ13万8000オンスを生産した。これは計画通りの水準である。

なお、同社株式の売買単位は1株で、最低売買金額は28244円程度。

この記事は、日本初のロシア株 取扱証券会社であるARUJI GATE証券株式会社の提供です。日本で実際にロシア株の売買ができるほか、ロシアおよびロシア株に関する詳細な情報を発信しています。URL : http://www.arujigate.co.jp/



 
 
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露ノリリスク・ニッケル(GMKN)、第1四半期のニッケル生産は22%増

2008年05月01日 17:06更新 前の記事 次の記事  ロシア経済・業績一覧

 ロシアの非鉄大手ノリリスク・ニッケルは2008年第1四半期の生産実績を発表した(速報ベース)。ニッケル総生産量は前年同期の6万913トンから7万4572トンに22%増加した。また、銅の総生産量は前年同期の10万1049トンから10万3990トンに増加した。その他、同社はパラジウム59万7000オンス、プラチナ13万8000オンスを生産した。これは計画通りの水準である。

同生産業績には、ロシア国内のザポリャルヌィ支部とコラ金属鉱業会社及びフィンランド、オーストラリア、ボツワナ、南アフリカ支部の業績が反映されている。

なお、同社株式の売買単位は1株で、最低売買金額は28244円程度となっている。

(提供:ARUJI GATE証券株式会社)



 
 
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圧倒 地下鉄駅でアフリカのダンス&音楽

2008年05月05日

28日から開かれる第4回アフリカ開発会議(TICAD4)に向け、市民のアフリカ理解を深めようと1日、横浜市営地下鉄の各駅でアフリカ諸国を紹介する一駅一国運動が始まった。31日まで。

「ようこそ、ボツワナへ」。アフリカ南部でダイヤモンドや豊かな自然に恵まれたボツワナを紹介する都筑区の市営地下鉄センター南駅では、コンコースに市や大使館関係者らが出席し、オープニングセレモニーが開かれた。

ダンスグループ「パテ・ヤ・セツォ」の踊りが披露されると、多くの人が足をとめ、踊り出す幼児もいて、大きな拍手が起きた。

長女(5)と見ていた近くの主婦(35)は「エネルギーに圧倒されました」。リーダーのオボケング・ペベさん(25)は「衣装が一部しか届かず、ちょっと不満なでき。次回を見てほしい」と話していた。同駅では4日から31日まで計9日、ダンスと音楽を楽しめる。中山、新横浜、阪東橋の市営地下鉄各駅でもイベントが予定されている。



 
 
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神奈川出身の山田さん、沖揚平でレタス生産に奮闘中

黒石市沖揚平地区で農場を経営する神奈川県出身の山田広治さん(37)は、5年前に「野菜の旬の味を消費者に届けたい」という熱い思いに駆られて同地区に入植した。以来、高冷地の厳しい自然を克服して農場経営を見事に成功させた。現在約7ヘクタールの農場でレタスを生産、支援会社が提供する販売ルートを通じて・高原の旬の味・を消費者に届けている。成功の基には「農業が好き」という出発点に加え、支援会社との出合いがあった。

山田さんが農業と出合ったのは大学生の時のフィリピン旅行。畑作業の体験で農業に引き付けられた。卒業後さらに海外協力青年隊員としてアフリカのボツワナで農業に従事、農業経営者への思いを強めた。

帰国後、群馬県昭和村にある農業生産法人の野菜くらぶと出合い、将来の展望に共鳴して農業へ進もうと決意。その後、同くらぶで農業経営者として1年間研修を積み、2002年に有限会社サニタスガーデンを設立。現在、黒石市で約7ヘクタールの農場を経営している。

夢の達成のためには海外へも飛び出すというチャレンジ精神と、農業が好きという出発点が、その後の農場経営を成功に導く下地になった。

野菜くらぶは昭和村を拠点とし、独自の独立支援プログラムで研修者を受け入れている。研修修了者が同くらぶと資金を折半して会社を設立し、同くらぶが農作物の販売ルートを提供するという仕組みだ。

山田さんの場合、販売ルートを提供する同くらぶとの出合いが、就農成功の鍵となった「農作業と販売ルート確保を並行して行うのは厳しい。販売ルートが確保されているのはうれしい」と話す。

山田さんのほかにもこの仕組みの下で就農する人たちがいる。今月新たに沖揚平の農場に同くらぶの研修修了者が入植するという。山田さんは、農業を目指す生き生きとした若者たちを見てきた経験から、農業の将来を悲観していない。何よりも「農作物を育てる感動を伝えていきたい」と闘志を燃やす。



 
 
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ベトナム人労働者、高い奉仕精神

Grant Thornton社が米国、イギリス、日本、中国、シンガポール、フィリピン、香港などを含む34カ国・地域で行った調査で、ベトナム企業が世界で最も労働者に関心を持ち、最良の労働者定着制度を持っていることが明らかになった。

調査対象のベトナム企業の84%が、人事採用、人材の効果的・長期的な雇用に非常に注意していると回答した。労働者に対する世界の関心・注意度は59%に過ぎなかった。

労働者、人材定着制度への関心で2位となったのは中国で81%、これにボツワナとインドが79%で続く。タイやイギリス、ドイツ、フランス、シンガポールなどは、労働者に対する関心度が平均より低かった。

この問題について日本企業の関心は非常に低く、前年より労働者に多くの関心を払うと回答した企業は3%に過ぎなかった。

Grant Thorntonは、ベトナム企業が労働者に多くの注意を払っていることについて、能力を持つ労働者の不足があるからだと説明する。各社は技術・知的労働者の確保に躍起になっており、この2年間労働市場は賑やかだ。

調査からは、多くのベトナム企業が以前と比べ報奨、福利厚生に配慮するようになっていることも明らかになっており、時間契約や在宅勤務など、柔軟な労働形態も認められている。

多くのベトナム企業は労働力を貴重な財産と認識しており、かつてないほど従業員の育成を重視、69%のベトナム企業が、以前より多くのコストを育成にあてると回答、これは世界平均では63%だった。良好な労働者制度を実施するベトナム企業は、人材の獲得、定着が図りやすいようだ。

Grant Thorntonによると、CSR(企業の社会的責任)に関する活動に積極的な企業は、若い労働者を中心に雇用に困難が生じていない。

イギリスやドイツ、フランス、日本など、労働者に対する関心の割合が低い国は、関心がないわけでなく、彼らの関心はベトナムより高い所にある。日本企業の人材待遇は世界が認めるところで、労働者の定着について、ベトナムや中国、インドなどの発展途上国と比べ切迫していない。

労働者問題はベトナム企業にとどまらず、外資企業の最大の関心事でもある。ホーチミン市で3月に行われたセミナーでは、在ベトナムの外資企業幹部によりこの問題について熱い議論が交わされた。

集中したのが、「いかにして地方労働者を定着させるか」で、多くの外資企業代表者が、他国と比べ非常に特殊なベトナム人社員の心理や習慣を雇用者は理解すべきとの意見だった。

彼らは国内外の企業を問わず自身の才能を奉仕する準備があるが、その条件として企業は、彼らに本当に関心を持ち、外国でのものを含めた育成、そして労働者の家族や友人にまで関心を払わねばならない。

(Thoi Bao Kinh Te Viet Nam)



 
 
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ほとばしるツワナ族のエネルギー!

横浜市営地下鉄駅でアフリカ・ボツワナの舞踊と音楽を披露

矢山 禎昭(2008-05-07 14:00)

ゴールデンウィーク最後の5月6日、横浜の地下鉄駅でアフリカの激しいドラムのビートが響き渡りました。アフリカの伝統舞踊と民族音楽が同駅のコンコースで披露されたからです。

5月28日から第4回アフリカ開発会議(TICAD IV)が横浜で開かれます。これは、2009年に開港150周年を迎える記念事業の一環として招致されたもので、これを機に横浜市営地下鉄では市民のアフリカ理解を深めるために、各駅でアフリカを紹介するキャンペーンを実施中です。

センター南駅(都筑区)ではボツワナ共和国を紹介しています。ボツワナは南アフリカとナミビアとジンバブエに囲まれたアフリカ南部の内陸国で、国土は日本の約1.5倍、人口はツワナ族を中心に約150万人です。

公演は18歳から21歳の男女ダンサー12人で編成するボツワナ民族舞踊団「パテ・ヤ・セツォ」によるもの。ボツワナ大使館スタッフの話によると、この舞踊団はボツワナの独立記念日や外国首脳のボツワナ訪問のときに歓迎の踊りを披露するなど実績の高いグループで、今回の来日は同国の文化省とダイヤモンド鉱山会社などの後援によるものだそうです。

上演するのはアフリカ南部のツワナ族のあいだに伝わる「セパタ」と呼ばれる激しい動きの踊りや、コミックナしぐさのまじった求愛のダンスなど、日本ではめったに見ることのできないものばかり。どのパフォーマンスもアフリカ土着民のほとばしり出るエネルギーに圧倒されます。

また、若いギタリスト・シンガー、ンティレラン・ベルマン(Ntirelang Berman)によるボツワナ民謡と弾き語りも演奏され、その激しいドラムのビートにのって、アフリカの草原のかなたへ届くような高い声域で演奏する喜びや悲しみの歌声が心に響きます。

この日、同駅コンコースに集まった子ども連れの乗降客など300人ほどの観客は、大人も子どもも体を動かしてリズムを取るなど楽しそうに観ていました。公演の最後には観客もダンスに加わり、子どもも大人も大喜び。

5歳と2歳の女の子をひざにのせて、床に座り込んでじっと見入っていたサラリーマンの男性(33)は、「すごいエネルギーですね。目が輝いていましたよ」と、すっかり気に入った様子でした。

今後の同駅での公演予定は11、19、24、26、27、31の各日それぞれ正午から午後1時と午後5時から午後6時の2回。無料で公開しています。13日には赤坂区民センター(東京・港区)で公演予定(午後7時開演、招待券申し込みはNPO法人国際芸術家センター、メール:iactkyo@d1.dion.ne.jp、電話:03-5426-2047まで)。21日に早稲田大学、28日に慶応大学藤沢キャンパスのほかに各地の小・中・高校をまわって、6月1日に離日する予定。



 
 
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アフリカ投資に商機…商社が資源争奪に参戦

FujiSankei Business i. 2008/5/13

大手商社など日本企業が、電子機器に欠かせないレアメタル(希少金属)などの資源が豊富に眠るアフリカに注目している。資源争奪戦の激化を背景に、日本政府が中国などに比べ出遅れていた資源外交を本格化。5月28〜30日には横浜で5年ぶりに「第4回アフリカ開発会議(通称・日アフリカサミット)が開かれる。“最後のフロンティア”ともいえるアフリカへの投資拡大の機運が盛り上がりそうだ。(西川博明)

≪日アサミット開催≫

「資源開発で中国に先を越されており、日本に資源が入ってこなくなる懸念がある。日本の国益のために商社マンとして培った経験を生かしたい」

日本から飛行機で丸1日かかる中南アフリカのボツワナ共和国。初代駐在大使として5月下旬に赴任する前三井物産九州支社長の松山良一氏は、こう意気込む。

クロムやニッケルなどのレアメタルのほか、天然ガスなどの資源を持ち、未開発地域も多いアフリカ諸国に対し、中国は胡錦涛主席が自ら歴訪。経済支援と引き換えに次々と権益を確保している。

対する日本は昨年11月に甘利明経済産業相がボツワナなどを訪問しようやく資源外交に本腰を入れ始めたばかりだ。

ボツワナとはレアメタルなどの資源の調査・開発で合意したが、日本企業の本格的な進出や投資は実現していない。松山氏は「資源開発はもちろん、教育援助など官民一体となってできることを考えていきたい」と戦略を練る。

≪出遅れ政府も本腰≫

日本貿易振興機構(ジェトロ)によると、アフリカ全体のGDP(国内総生産)は2001年以降、3〜5%で成長を続けている。世界的な資源需要の拡大と価格高騰を受け、海外からの投資が活発化しているためだ。

国連貿易開発会議(UNCTAD)の統計によると、06年の対アフリカ直接投資額は前年比20%増の約355億ドル(約3兆7275億円)と過去最高を更新した。

アフリカ側も、日本を含む海外からの投資拡大に大きな期待を寄せている。

ルワンダのエリー・ムタンゴ駐日大使は「アフリカに対する貧困、飢餓といった悪いイメージを払拭(ふつしよく)したい。持続的な経済成長をとげるには、日本の技術力が必要だ」とラブコールを送る。

アフリカとの関係で出遅れていた日本だが、ここにきて貿易や投資が活発化している。

通関統計によると、06年のアフリカからの輸入は前年比34%増の132億7000万ドル(約1兆3934億円)と急伸。日銀の統計によると、対アフリカ直接投資額も5年前の4倍の3212億円となった。

「アフリカは遠い国ではない。今がチャンスだ」

ジェトロの林康夫理事長は、さらなる貿易・投資の拡大を呼びかける。

≪進出分野広がるか≫

ただ、現状では貿易や投資は南アフリカに集中しているほか、投資も大手商社による権益確保が中心。製造業ではトヨタ自動車と日産自動車が南アフリカに工場を持つほか、住友化学がタンザニアでマラリア対策用の蚊帳を生産するなど一部にとどまっている。

モザンビークでのアルミニウム精錬共同プロジェクトを成功させた三菱商事の佐々木幹夫会長(日本貿易会会長)は「現在は資源分野が中心だが、農業や再生可能エネルギー分野も有望。今後、アフリカへの関心がさらに高まることを期待している」と話す。

資源の安定供給確保に欠かせない対アフリカ投資の拡大は、官民一体での取り組みに加え、裾野をいかに広げられるかがカギとなりそうだ。

                 ◇

■進出企業「中国が脅威」

日本貿易振興機構がまとめた日系企業のアフリカ進出実態調査によると、進出企業の半数に当たる50・9%が、直近5年間の業績が「改善」しているという。また、8割の企業が「今後、中国が最もアフリカとの経済関係を強化する」と回答し、中国の政府や企業に警戒感を示している。

アンケートは2007年6〜9月に実施。アフリカ16カ国に進出している112社から回答を得た。調査は2度目で、1999年度以来8年ぶり。

アフリカへの進出理由(複数回答)では、「市場の将来性」が71・0%を占め、前回に続きトップ。「市場規模」が33・6%で、前回3位から2位に浮上。「天然資源」が29・9%と3位に入り、ジェトロでは「商社を中心に資源ビジネスが活発化していることを裏付けた」(ジェトロ)と分析している。

また、アフリカでの現在の競合相手は、同じ日本企業との回答が38・5%、欧州企業が33・0%を占めた。一方、「今後、アフリカとの経済関係を最も強化する国」では中国が8割強を占めた。さらに「中国の企業・製品との競合激化で、当社に影響を及ぼしている」との回答が半数近い45・9%に上り、中国の存在が大きな脅威となっていることが浮き彫りになった。

このほか、現地での事業展開の課題(複数回答)では、法制度の整備・運用が85・6%でトップ。人材確保難など雇用・労働問題が79・3%、政治的安定性も72・1%を占めた。

                 ◇

【用語解説】アフリカ開発会議

1993年に日本政府の提唱で始まった国連や世界銀行、アフリカのためのグローバル連合(GCA)との共催による国際会議。5年に1度日本で開かれる。今月下旬に横浜で開かれる4回目の会合には、アフリカ53カ国中40数カ国の首脳・元首級が参加を予定している。これまで政府間の支援が議題の中心だったが、今回は新たに「民間の貿易・投資促進によるアフリカの成長加速化」がテーマの一つに設定された。



 
 
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JOGMEC、ブラジル社と関係強化に向けた覚書を締結

ブラジル連邦共和国ヴァーレ社と関係強化に向けた覚書を締結

独立行政法人 石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC 理事長:河野博文)は、本日、ブラジル連邦共和国ヴァーレ社(Companhia Vale do Rio Doce、略称: VALE)との間で、戦略的パートナーとして相互協力を促進していく意思を確認するため、覚書(Memorandum of Understanding)に署名しました。

今回の覚書署名の契機となったのは、昨年11月に甘利経済産業大臣の資源外交の一環として、JOGMECが南部アフリカ共同体(SADC)諸国との関係強化を目指してボツワナ地質調査所と合意に達したリモートセンシングプロジェクトです。同プロジェクトにヴァーレ社が関心を示したことから、情報共有や同プロジェクトへの関わり方について今後詳細を協議することとしました。なお、現在JOGMECはブラジルにおいてヴァーレ社と共同探査事業を実施しています。

■参考

1)覚書の概要

JOGMEC及びヴァーレ社は天然資源探査における技術開発に向けて、戦略的パートナーとして相互協力を促進していく。

・JOGMECがボツワナ共和国及びSADCの協力の下開始するリモートセンシングプロジェクトに対するヴァーレ社の関心をJOGMECは歓迎し、同プロジェクトにおいて取得するデータの共有やヴァーレ社の貢献について協議を開始する。

・リモートセンシングおよび地球物理学等の探査技術における情報を交換するために、定期的に協議する。

2)リモートセンシングプロジェクト

ボツワナにおける鉱物資源分野での相互協力と、今後のSADC諸国との連携を目指して昨年11月16日にJOGMECとボツワナ地質調査所との間でボツワナ共和国において甘利経済産業大臣臨席の下覚書に署名。

・ボツワナ共和国において鉱物資源分野におけるリモートセンシングプロジェクトの実施を検討。

・鉱物資源の探査開発において、日本企業の投資機会を検討。

・SADC(Southern African Development Community:南部アフリカ共同体)は南部アフリカ14ヶ国からなる。

3)ヴァーレ社  世界第2位の総合資源企業で時価総額は1兆5千億ドルにおよぶ。5大陸の30ヶ国以上で活動しており、鉄鉱石とペレットの世界最大の生産社であるとともに、ステンレス鋼、電池、特殊鋼、化学品等の製品に必要なニッケルの世界有数の生産社である。また、ヴァーレ社は銅、マンガン、合金、ボーキサイト、アルミナ、アルミニウム、石炭等、世界の産業界にとって重要な原料を生産している。



 
 
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【福田日誌】13日

2008.5.14 03:09

【午前】8時56分、公邸発。58分、国会着。59分、院内大臣室。9時1分から13分、閣議。24分、院内大臣室を出て、26分、国会発。27分、官邸着、執務室。29分から48分、額賀福志郎財務相。57分、特別応接室。スペースシャトル「エンデバー」のドミニク・ゴーリ船長、土井隆雄さんら搭乗員の表敬。10時19分、執務室。20分から41分、松山良一駐ボツワナ大使。52分から11時15分、薄井康紀厚生労働省政策統括官、坂篤郎官房副長官補。16分から36分、山谷えり子首相補佐官。45分から50分、岩崎貞二海上保安庁長官。

【午後】0時15分、首相会議室。42分、執務室。2時50分、官邸発。51分、国会着。52分から3時52分、衆院本会議場で衆院本会議。53分、院内大臣室。55分、海部俊樹元首相が入った。4時6分、冬柴鉄三国土交通相が入った。8分、冬柴氏が出た。10分、伊吹文明自民党幹事長が入った。12分、海部氏が出た。30分、伊吹氏が出た。32分、国会発。34分、衆院第1議員会館着。35分から48分、同会館内の安倍晋三前首相の事務所で同氏と会談。50分、同会館発。51分、官邸着、執務室。5時2分から3分、小ホールで高木剛連合会長、スウィーニー米労働総同盟産別会議議長らG8労働組合指導者から要請書を受け取る。舛添要一厚生労働相、町村信孝官房長官同席。3分から6時30分、大ホールで高木連合会長らG8労働組合指導者と会見。31分、舛添厚生労働相とともに大ホールを出て小ホール。31分から40分、舛添氏。41分、執務室。56分から7時4分、閣僚応接室前で報道各社のインタビュー。4分、官邸発。5分、公邸着。



 
 
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鉱物資源の開発に協力 ブラジル企業と政府系機関

国際協力銀行など政府系3機関は14日、ブラジルの資源開発大手「バーレ」と、レアメタル(希少金属)や鉄鉱石などの開発に世界規模で協力することに正式合意した。価格が高騰している鉱物資源の安定確保を目指す。

来日しているバーレのアニェリ社長は東京都内で開いた署名式で「日本は優先順位の高い国だ」と述べ、日本との関係強化に前向きな姿勢を示した。同席した甘利明経済産業相は「資源確保は世界各国の共通の課題だ」と語った。

石油天然ガス・金属鉱物資源機構は、アフリカ南部で進めているレアメタルの遠隔探査でバーレと情報交換する。日本側とバーレが技術協力し、共同開発することも視野に入れている。

2008/05/14 18:02 【共同通信】



 
 
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アフリカン・フェスタ2008:音楽やダンス、熱く酔いしれーー横浜 /神奈川

◇赤レンガ倉庫で

アフリカの文化に親しめる国内最大のイベント「アフリカン・フェスタ2008」が17〜18日、横浜市中区の横浜赤レンガ倉庫であった。音楽やダンスが披露され、会場はアフリカムード満点。訪れた多くの親子連れやカップルらはアフリカの文化に酔いしれた。

フェスタは外務省の主催で年1回、東京・日比谷公園で開かれている。今回は、28日からの第4回アフリカ開発会議にちなみ、初めて横浜市に「引っ越し」てきた。民族衣装の貸し出しやクスクス料理などアフリカの食べ物の販売もあった。

ボツワナから来日したダンスグループ「パテ・ヤ・セツォ」は太鼓のリズムに合わせて、結婚式やパーティーで踊るダンスを笑顔いっぱいで披露。東京都世田谷区の飲食店従業員、畠山ひろみさん(29)と目黒区の会社員、北川朱美さん(30)は「音が心地よくて、体全体を使って表現しているのがよかった」と感激していた。【野口由紀】

毎日新聞 2008年5月19日 地方版



 
 
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アフリカと向き合う:開発会議を前に/2 レアメタル

アフリカの主なレアメタル資源

◇調達へ「商社マン」大使

「資源外交をよろしく頼みます」。福田康夫首相は13日、首相官邸で、今年1月に新設されたボツワナ大使館の初代大使に決まった松山良一・元三井物産理事と会い、約20分間、ボツワナの資源情勢について聞いた。

ボツワナは人口約200万人。在留邦人は36人で日本との貿易額は年40億円しかない。そこへ元商社マンを送りこむ狙いは、ニッケルやクロムなどレアメタルの確保にある。

レアメタルは、携帯電話などの先端技術に欠かせない新たな戦略物資だが、産出地域が中国やロシア、アフリカに偏る。

中国はすでに輸出を抑制。日本は調達先を広げる必要に迫られているが、アフリカでは英仏など旧宗主国が権益を確保し、ボツワナも英国が輸出額の75%を占める。

「鉱石を売るだけのパートナーか、産業を育てるパートナーか」。昨年11月、日本の閣僚で初めてボツワナを訪れた甘利明経済産業相は、モハエ大統領に旧宗主国との関係見直しを促した。

カギとなったのは、衛星画像から埋蔵を予測する日本の技術。ボツワナ側にもノウハウ習得のメリットを与え、共同探査の開始で合意した。

財政が厳しい日本は、援助増額競争だけでは勝てない。技術力や長年の援助経験で旧宗主国の扉をこじあけるしかない。=つづく

毎日新聞 2008年5月21日 東京朝刊



 
 
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記事入力 : 2008/05/23 10:39:11

高度経済成長の秘訣、世銀が韓日などを分析

「高度経済成長を実現した国は非常に少ない。なぜだろうか」

高度経済成長の秘訣(ひけつ)を探るため、世界銀行が2年間にわたり、世界的な専門家21人に依頼して行っていた研究の結果が22日発表された。世界銀行はこの日発行した『国家の成長に関する報告書』で、「第2次世界大戦以後、高度経済成長を実現した13カ国・地域について分析した結果、これらの国・地域の経済成長を可能にした五つの要因を突き止めた」と発表した。

世界銀行が分析の対象としたのは、韓国、日本、中国、香港、シンガポール、台湾、タイ、インドネシア、ブラジル、マレーシア、オマーン、ボツワナ、マルタの13カ国・地域。これらの国・地域では1950年以降、25年以上にわたって年平均7%以上の経済成長を実現した。

報告書では、高度経済成長を可能にした要因について、「有能な政府と信頼される指導者によるリーダーシップ」「輸出などを通じ、世界経済との友好的な関係を構築」「国内における安定的なマクロ経済」「高い貯蓄率・投資率」「政府の干渉が少ない市場経済体制」の五つを挙げた。

今回の研究に加わったノーベル経済学賞受賞者のマイケル・スペンス教授(米スタンフォード大)は、「国家が高度経済成長を実現するということは、決して奇跡ではない。指導者が国内外の経済環境の中でもたらされる機会を十分に理解し、これを活用することで得られる産物だ」と述べた。

だが、高度経済成長を実現したからといって、必ず先進国の仲間入りができるというわけではない。世界銀行は「韓国、日本、中国、香港、シンガポール、台湾の6カ国・地域の経済は、持続的な成長を維持することによって、すでに先進国の水準に達しているのに対し、ほかの国は1980年代から90年代にかけ高度成長を実現した後、最近は成長力を失ってしまっている」と分析した。

朴用根(パク・ヨングン)記者

朝鮮日報/朝鮮日報JNS



 
 
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英シンクタンク、インドを"奇跡の経済成長"国と認定

英国に本拠地を置く経済研究シンクタンク「成長と開発に関する委員会」は、"奇跡の経済成長"を遂げた国や地域の1つにインドを加えた。

"奇跡の経済成長"とは短期間に高度な経済成長を遂げることを言い、現在、日本、シンガポール、韓国、ボツワナ、ブラジル、中国、香港、インドネシア、マレーシア、マルタ、オーメン、台湾、タイの13の国と地域をあげている。

今回、インドとともにベトナムも加えられた。

この委員会は世界銀行、オーストラリア、スウェーデン、オランダ、英国の各政府、そしてウィリアム&フローラ・ヒューレット財団の支援を受け、ノーベル経 済学賞受賞者のマイケル・スペンス氏が議長を務めている。インドからはモンテク・シン・アールワリア氏が企画委員会副委員長として参加している。

同委員会はレポートの中で、インドの経済成長には奇跡的な経済成長を遂げた国や地域に共通した特徴があると指摘し、その特徴として、世界経済への関与、高い貯蓄率および投資率、信頼できる有能な政府をあげている。

レポートでは、インドの複数政党制による民主主義がきわめて実質的で公正な戦略を促し、インド政府が過度の認可制度を撤廃し、公共のインフラ整備へとその役割を移行したことが成長の要因であると述べている。

05/26/2008 18:39(ニューデリー発)

http://indonews.jp/mt/mt-tb.cgi/3699



 
 
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メリンダ・ゲイツ氏、財団と夫を語る--D: All Things Digitalカンファレンス

カリフォルニア州カールズバッド発--Melinda Gates氏は米国時間5月27日、昔は事業として巨額の寄付をすることが今よりずっと難しかったと述べた。

Gates氏によると、Bill Gates氏と事業を始めたばかりの頃の2人は、助けを求める手紙を胸を締め付けられる思いで読んでは、どうしようか思い悩んだという。しかし、社会で最大の課題を解決することは、絶好の機会であると気付いてからは、どこにリソースを配置すべきかを考えやすくなったと同氏は述べる。

財団は、「すべての人は価値が同じ」という考えを軸に展開されるとGates氏は説明する。Gates氏が目標にしているのは、ボストンであろうが、ボツワナであろうが、バングラデシュであろうが、居住地に関係なく、男性も女性も等しく扱われる世界を推進することだそうだ。

「世界は、すべての人を等しく扱っていない」(Gates氏)

Gates氏は意外な人とも組んでいる。米国の教育問題を扱った財団の事業でニューヨークに資金提供したが、このプロジェクトを率いるのは、独占禁止訴訟でMicrosoftと対立した弁護士のJoel Klein氏だった。

Gates氏はKlein氏や市長のMichael Bloomberg氏の働きぶりを「Joel Klein氏はすばらしいビジネスビジョンを持っていた。2人とも思い切った行動に出たいと考え、機能していない学校を廃止することもいとわない様子だ」としている。

(Wall Street Journalの)Walt Mossberg氏からMicrosoftの第一線からBill Gates氏が退いた後のプランについて聞かれたGates氏は、彼の新しい役割に期待していると回答した。

「彼が(大工作業用の)ツールベルトをしながら、家の中を歩き回るようになるタイプでないことは、初めから分かっていた。これだけは、最初から確信していた」(Gates氏)

この記事は海外CNET Networks発のニュースをシーネットネットワークスジャパン編集部が日本向けに編集したものです。海外CNET Networksの記事へ



 
 
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3億円のダイヤ展示/パシフィコのアフリカン・フェアフォトニュース暮らし・話題2008/05/30

展示されているダイヤモンドの装飾品。ベルギーで加工された

六月一日までパシフィコ横浜(横浜市西区)で開催中の「アフリカン・フェア2008」(入場無料)の会場に、警備員が目を光らせる一角がある。

透明のケースに陳列されているのは、ボツワナで産出されたダイヤモンドの装飾品。髪に着けるティアラ、ネックレス、イヤリングの三点セットで、時価三億円。販売はしていないが、貸し出し可能で、レンタル料は一日約四十五万円という。

ボツワナはダイヤモンドが生み出す富に支えられた国。一人当たり国内総生産(GDP)は五千百八十ドルと隣国の南アフリカを上回る。

しかし、「単一産品に支えられたモノカルチャー経済とあまり変わりない。ダイヤモンドが尽きたら、国力を維持できないのではないか」と援助関係者は指摘する。エイズ感染者が多いことも、悩みの種となっている。



 
 
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菊川怜:「ダイヤモンドは産出国の人々も幸せに」 ボツワナ・ダイヤモンド・ナイトでスピーチ

「ボツワナ・ダイヤモンド・ナイト」に登場した菊川怜さん(左)とメラフェ・ボツワナ副大統領

女優の菊川怜さん(30)が30日、東京都内のホテルで開かれた、世界一のダイヤモンド産出量を誇るボツワナ共和国主催の「ボツワナ・ダイヤモンド・ナイト」に出席した。菊川さんは「ダイヤモンドは産出国の人々の情熱と愛情の象徴」と話し、宝石を生み出す国の労苦と愛情をアピールした。

イベントは、横浜市で開かれた第4回アフリカ開発会議(TICAD4)にボツワナが参加したことを記念して開かれ、会議のため来日したメラフェ副大統領が菊川さんを「ダイヤモンドの輝きをこの会場に届けてくれた」と紹介。菊川さんは厳選されたダイヤに付けられる「フォーエバーマーク」が刻印された計33カラット以上をちりばめたティアラやネックレス、イアリングを身につけて登場した。

菊川さんは、06年に日本・ボツワナダイヤモンド親善大使として現地を訪問。当時のモハエ大統領に「みなさんが一粒のダイヤモンドを買って身に着けることが、ボツワナの人々の暮らしを向上させる」と聞かされたことを紹介し、「ダイヤモンドは女性を美しく飾る幸せの象徴だと思っていましたが、産出国の人々の幸せにも貢献していることを知りました」と流ちょうな英語でスピーチした。

イベントにはモツワハエ駐日ボツワナ大使や、初めての駐ボツワナ大使に着任する松山良一氏も出席した。【岡本同世】



 
 
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菊川怜、総額5億円のダイヤでウォーキング - 「"愛の証"に出会いました」

2008/05/31

女優の菊川怜が30日、グランドハイアット東京で開催されたボツワナ共和国主催のダイヤモンドPRイベント「Botswana Diamond Night」にゲストとして出席した。菊川はモデル4人を従えて総額約5億円のダイヤモンドを披露。また、ボツワナとダイヤモンドの魅力を英語でスピーチした。 「Botswana Diamond Night」は、横浜で開催された第4回アフリカ開発会議にボツワナ共和国が参加したことを記念したイベント。スペシャルゲストとして2006年から日本のボツワナ ダイヤモンド親善大使に選ばれている菊川怜が、3連のダイヤモンドネックレスに、背中が大きく開いた赤いドレスをあわせたゴージャスな装いで登壇した。ダイヤの大きさは、ティアラが約8カラット、ピアスが約5カラット、リングが約20カラット。モデルたちのジュエリーを合わせると約316カラット。総額約5億円に上るというダイヤをまとった菊川とモデルの競演に、会場からはため息がもれていた。

豪華絢爛なジュエリーにうっとりの菊川

菊川は「ダイヤモンドは『愛の証』であり、幸せの象徴だと思っています。2年前、ボツワナを訪れた時に出会った人々が、ダイヤモンドを愛し、磨き上げ、素敵なジュエリーに生まれ変わらせていたんです。その情熱と愛情のこもったダイヤモンドは、まさに『愛の証』だと感じました」と流ちょうな英語でスピーチし、副大統領のモンパティ・S・メラフェ氏に向けては「こうした場に立てたことを光栄に思っています。これからも、美しい宝石が世界の人々を幸せにしていくことを願っています」と満面の笑みで締めくくっていた。



 
 
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ボツワナ ダイヤモンド ナイト開催

2008年06月03日 14:48

「ダイヤモンドの国、ボツワナ」をアピールするダイヤモンドガライベントがこのほど、ボツワナ共和国大使館の主催で開催された。第4回アフリカ開発会議に出席するため来日中のボツワナ共和国副大統領モンパティ・S・メラフェ氏も出席し、来場した日本の政府関係者やダイヤモンド業界らのゲストに感謝の言葉を述べた。また、フォーエバーマーク ダイヤモンドを身につけた女優・菊川怜さんが滑らかな英語でスピーチ、06年に日本・ボツワナ ダイヤモンド親善大使としてボツワナを訪問した経験を語った。



 
 
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都内で「ボツワナ・ダイヤモンド・ナイト」開催、菊川怜が登場

2008年 06月 03日 13:09:01

【6月3日 MODE PRESS】東京・六本木の「グランド ハイアット 東京(Grand Hyatt Toyko)」で5月30日、世界最大のダイヤモンド産出量を誇るボツワナ共和国主催の「ボツワナ・ダイヤモンド・ナイト(Botswana Diamond Night)」が開催された。

同イベントは、5月28日から30日まで横浜で開催された第4回アフリカ開発会議「TICAD IV(Tokyo International Conference on African Development)」に、ボツワナが参加したことを記念してのもの。駐日ボツワナ大使のほか、ボツワナから来日中のモンパティ・メラフェ副大統領も出席した。

会場では、高品質の証である「フォーエバーマーク(FOREVERMARK)」認定のダイヤモンドジュエリーが披露され、女優の菊川怜(Rei Kikukawa)が約33カラットのダイヤを身につけ登場。菊川は日本・ボツワナダイヤモンド親善大使として、06年に現地を訪問している。(c)MODE PRESS



 
 
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06/06/2008 11:31 AM

英BT・印マヒンドラ合弁企業、ボツワナ電気通信公社と契約

インドの財閥マヒンドラ・グループと英ブリティッシュ・テレコムの合弁企業であるテック・マヒンドラ(TechM)は5日、アフリカ南部のボツワナで予定している数百万ドル(数億円)規模の事業について、契約合意書に署名したことを発表した。

現地政府系のボツワナ電気通信公社(BTC)との合意によるもので、契約期間は3年間。BTCの携帯電話、インターネット、固定電話サービスを対象に、エンド・ツー・エンド型システム統合サービスを提供する。

TechMでは、世界水準のソリューション・フレームワーク・ライブラリーと、システム統合に関する専門技術を今回のサービスに活用。3つの段階に分けて、ソリューションを提供するという。

既に、今回の合意内容に沿って第1段階に着手。BTCが計画中の高速通信モード(グリーンフィールド)対応携帯電話サービス"ビーモバイ ル"の提供に向けて、オペレーション・システム、ビジネスサポート・システム全体への実装を済ませた。第2・第3段階では、BTCの携帯電話、インター ネット、固定電話サービスに対して、システム統合型のソリューションを提供すると見られる。

TechMは、インドの財閥マヒンドラ・グループと、英ブリティッシュ・テレコムの合弁で設立された通信業界向けソリューション・サービス企業。 C・P・グルナニ国際事業本部長によれば、通信事業者に対して、エンド・ツー・エンド型のITソリューションを提供。既存の通信インフラに活用できる画期 的な新技術の探索や、新しい通信サービスの導入を支援している。

06/05/2008 3:34:10 PM(ムンバイ発)



 
 
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こんな授業! どんなゼミ? 第214回 

Political and Economic Situations in Southern African Countries

こんな授業はじめて! 〜南部アフリカ諸国の駐日大使が毎週来る!〜

国際教養学部4年 山口 琴弓(ことみ)

片岡貞治准教授のPolitical and Economic Situations in Southern African Countriesの授業では、毎週南部アフリカ諸国の駐日大使が教室へやってきて授業を行う。

アフリカと聞くと、栄養失調の子供や難民キャンプを想像する人は少なくないであろう。ロンドンに1年間留学した際に、アフリカ出身の友人から、現地の写真を見せてもらいながら、リアルなアフリカの話を聞く機会が何度もあった。そこで、自分が今まで抱いてきたアフリカのイメージが、いかに限られた情報だけで無意識に作られているかを知った。もっと広い視野でアフリカを知りたいという思いから、この授業を受講したのである。

この授業の面白さは主に2つある。1つ目の面白さは、各国のアフリカの大使から植民地時代の話や日本の援助の話、国の発展政策やHIVへの取り組みなどを直接聞くことができることだ。特に、ボツワナの大使の授業が印象的であった。アフリカの国々では民主化への移行が非常に困難であったが、ボツワナではコミュニティが昔から機能していたため、各コミュニティを基礎として非常にスムーズに民主化が広がり、進んだという。また、GDP成長率が2005年の8.4%から2006年、2007年には連続して、成長率が4.2%前後に下がってしまった。ダイヤモンドの市場価格が一国のGDPに影響し、成長率が半減してしまうという現実に驚かされた。

2つ目の面白さは活発に意見が飛び交う質疑応答の時間である。授業には日本人学生以外にも韓国、セネガル、アメリカ、メキシコ、ケニアなどさまざまな国の学生が集まっている。それゆえ、多種多様な視点から大使へ質問がされるため、質問の内容自体が多彩で面白い。

個人的には普段聞きなれない、アフリカの人が話す英語を聞き取って、理解するという点にも面白みを感じている。大統領をはじめとしたアフリカの各国代表に強いコネクションのある片岡教授だからこそ、展開できる授業であろう。



 
 
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ジンバブエ人大量流入、隣国ボツワナが悲鳴

* 2008年07月29日 09:46 発信地:ヨハネスブルク/南アフリカ

【7月29日 AFP】ボツワナのパンドゥ・スケレマニ(Phandu Sekelemani)外相は27日、政情不安の隣国ジンバブエから人々が大量に流入し、ボツワナの資源を枯渇させつつあるとして、国際社会に対し対策への協力を要請した。

南ア放送協会(SABC)の公共ラジオ放送「SAfm」に出演した同外相は、6月27日に実施されたジンバブエ大統領選の決選投票後も流入は続き、前週だけで215人が国境を超えたと指摘。「ジンバブエに政府があろうとなかろうと、ジンバブエ人の流入は協議されなければならない問題だ。難民と認定されれば、彼らを帰すことはできない」と話した。

さらに、南部アフリカ開発共同体(Southern African Development Community、SADC)に加盟するジンバブエは、SADCの理念に厳密に則った政権運営を行わない限り、SADCの会議に出席することは許されないと改めて強調した。

ボツワナ政府の統計では、前年末時点で同国は推定25万人のジンバブエ人を受け入れている。ロバート・ムガベ(Robert Mugabe)政権下で政情が悪化するにつれ、この数は膨れ上がる一方だという。

ボツワナ政府は今月初め、SADC加盟各国に対し、対立候補不在で実施されたジンバブエ大統領選の決選投票でのムガベ大統領の勝利を認めないよう求めた。(c)AFP



 
 
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前ボツワナ大統領に賞金5億円=「アフリカ版ノーベル賞」

【ロンドン20日時事】「アフリカ版ノーベル賞」とも言われ、アフリカの安定に顕著な業績を上げた国家元首経験者を表彰するモ・イブラヒム賞の今年の受賞者が20日発表され、モハエ前ボツワナ大統領が選ばれた。モハエ氏には、個人への賞金としては破格の総額500万ドル(約5億1000万円)が今後10年間にわたって授与される。

同賞はスーダン出身の在英実業家モ・イブラヒム氏が、アフリカで民主主義や腐敗防止など「良い統治」を促進させることを目的に2006年設立。アナン前国連事務総長やアハティサーリ前フィンランド大統領ら6人の専門家で構成される選考委員会が年1回選出し、昨年はシサノ前モザンビーク大統領に贈られた。(2008/10/20-21:59)



 
 
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アフリカの発展に貢献、モー・イブラヒム賞に前ボツワナ大統領

ロンドン(AP) アフリカの経済発展や福祉向上に貢献した指導者や政治家に贈られるモー・イブラヒム賞の2008年受賞者が20日に発表され、ボツワナのフェスタス・フォンテバーニェ・モハエ前大統領が選ばれた。

モハエ前大統領は1998年にボツワナ大統領に就任し、2004年に再選されて、2008年までボツワナを率いた。経済問題や衛生問題における指導力が評価された。

モハエ前大統領には賞金として今後10年間に毎年500万ドル(約5億円)、その後は生涯にわたって年間20万ドル(約2000万円)が贈られる。

同賞は、スーダン生まれの実業家モー・イブラヒムが、アフリカにおける汚職の撲滅と指導者の育成を目指して設立したモー・イブラヒム財団が実施している。



 
 
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「アフリカ版ノーベル賞」、ボツワナ前大統領が受賞

* 2008年10月22日 12:58 発信地:ロンドン/英国

【10月21日 AFP】グッド・ガバナンス(良い統治)で功績を残したアフリカの国家元首経験者に贈られる第2回「モ・イブラヒム賞」の受賞者が20日発表され、フェスタス・モハエ(Festus Mogae)ボツワナ前大統領が選ばれた。賞金総額は500万ドル(約5億1000万円)で、今後10年間にわたって授与される。

ボツワナの豊富な鉱物資源を国家の安定と持続的発展のために活用したこと、エイズ撲滅に積極的に取り組んだことなどが評価された。

ボツワナは世界一のダイアモンド産出量を誇るが、ボツワナの経済をダイアモンド依存から徐々に脱却して多角化に成功させたことも、評価材料となった。

ボツワナはアフリカで最も安定した国の1つで、国家信用格付けも高く、生活水準もアフリカの中では極めて高い。

同賞は、モ・イブラヒム基金(Mo Ibrahim Foundation、本部:ロンドン)が、アフリカの「良い統治」の促進を目指して2006年に設立した。(c)AFP



 
 
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特集:21世紀の資源地帯をゆく ボツワナに熱い視線

◇「アフリカの優等生を狙え」

アフリカ南部の内陸国に日本の企業が熱い視線を送っている。先月末、建国42周年を迎えたボツワナは、独立以来一度も内戦や紛争が起きていない、アフリカでは希有の国だ。ダイヤモンドをはじめとする豊富な鉱物資源を抱えるこの国に、日本はようやく大使館を開設して現役の商社マンを大使として送り込み、7月には衛星画像を活用して鉱物資源を探査するリモートセンシングセンターもスタートさせた。アフリカ各国との関係強化を進める中国を警戒しながらも、日本企業の進出は時間の問題といえそうだ。【企画推進部・田嶌徳弘】

◇日本の貢献、技術力で

名だたる商社、メーカー、金融機関のメンバーと外務、経済産業両省のスタッフや国会議員ら計約70人を乗せたチャーター機が南アフリカのヨハネスブルクから飛び立ったのは8月31日の正午前だった。一行はアフリカ諸国への貿易・投資促進を目的とした官民合同使節団の第1班。3班で1カ月かけて計12カ国を訪問する。外務省が「アフリカではかつてない規模」と形容する使節団だが、その先陣を切った一行の最初の訪問国がボツワナだった。

今年5月、横浜で開かれた第4回アフリカ開発会議で、福田康夫首相(当時)は確かにアフリカへの民間投資倍増を打ち出し、使節団の派遣も表明した。だが、なぜボツワナが最初なのか? 明快に答えてくれたのは、三井物産九州支社長から転身した松山良一ボツワナ大使である。

「ボツワナはダイヤモンドの生産額が世界一。希少金属(レアメタル)についてはこれから開発が進むが、隣国の南アには金やプラチナ、クロムなどがあり、ボツワナは地層が一緒で、鉱脈がつながっているとみられる。だからこれは争奪戦になる。既にロシアやオーストラリアの企業がニッケルを掘り、中国、米国、アラブ首長国連邦は投資使節団を送り込んでいる。だから日本は官民合同で戦っていかなければならない」

首都ハボローネの国際空港は拡張工事が進んでいるが、その現場には中国企業の名前が並んでいた。ハボローネ郊外のロバチェ市にオープンしたリモートセンシングセンターの入るビルも中国企業が建設した。一行の団長を務めた吉川貴盛副経産相は到着した日の夕食会で「中国に負けてはいられない」とあいさつした。

松山大使はまた、南部アフリカ開発共同体(SADC、加盟14カ国)の本部がボツワナに置かれていることの重要性を指摘する。「SADCはいわば、南部アフリカのASEAN(東南アジア諸国連合)。ハボローネはEU(欧州連合)でいうならブリュッセルにあたる。つまり南部アフリカ全体の窓口になる。何といっても治安がいい。1966年の独立以来紛争はないし、民主的な選挙で政権が交代し、汚職が非常に少ない。国民所得もアフリカでトップクラス。私自身、アフリカの国といえば『貧困と紛争』のイメージがあったが、ボツワナは大違い。むしろカリフォルニアのサンノゼにとてもよく似ている」と話す。

赴任した国をほめるのは大使としては当然だが、カリフォルニアに似ているという言い方は決して誇張ではない。通りや施設の表示はすべて英語(公用語)で、日本でもよく見かけるファストフードチェーンも多い。首都郊外には巨大なショッピングモールがあり、家族連れでにぎわっている。ボツワナを訪れて「貧困と紛争」を思い浮かべることはとても難しい。

松山大使は商社マン時代、アフリカで勤務したことがない。ボツワナがどこにあるかも知らなかった。「ボツワナのことを日本人が知らないということはよくわかっている。だからこそ、すばらしい国だということを伝えたい」

日本政府は、今回のアフリカへの使節団派遣をはじめとする外交方針をレアメタル資源外交と位置づける。望月晴文・経産次官は「日本の主力輸出産業である自動車や情報家電製品の中に、少量使われていて、だけれども、ないとできないというものがある。こうしたレアメタルはこれまで日本の産業界が独自に探して、輸入してきた。その大半は中国からだが、需要が急増して、供給源の安定化のため、別の供給源も探さなければならなくなった。そこで、南部アフリカ地域が注目された」と話す。

これまでならば、経済協力という名目で援助をして、そしてレアメタルを確保するという流れになっただろう。だが、今回は資源探査衛星を使って鉱物資源を発見するリモートセンシング技術をボツワナに提供することを決めた。それから約半年、センシングセンターは今年7月にオープンした。望月次官は「ボツワナは南部アフリカ14カ国が加盟するSADCの本部がある国。日本はボツワナを最初の拠点として、加盟14カ国に同様の技術を提供する予定だ」と言う。この探査技術を提供しているのは独立行政法人「石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)」だが、既にブラジルの資源メジャーの申し入れを受けて資源探査の覚書も交わしている。

ボツワナは輸出額の8割を鉱物産業が占める。既にロシア、英国、オーストラリアなどの企業が開発、採鉱に当たっている。資源外交について望月次官は「資源を求める場合、交渉相手は企業ではなく、国になることが多い。つまりカウンターパートが国である以上、国ががんばらなければ。これはアフリカだけではない」と語る。

◇チャリティーイベント、大使館が来月5日開催

ボツワナ大使館は来月5日午後7時から、東京・代官山のイタリアンレストラン「デロンギーズトーキョー」(渋谷区猿楽町24の7代官山プラザ)で、チャリティーイベントを開催する。イタリア・デロンギ社製品の金属パーツを造形作家・櫻井正一氏が再生し、作品30点をオークションで販売、収益金はボツワナの孤児を支援する組織「マシエラ・トラスト・ファンド(孤児の信託基金)」に寄付する。デロンギ・ジャパン、内原グループが共催する。入場料はディナー含め1万円(うち5000円は寄付)。問い合わせはデロンギ・ジャパン「リ・アート」事務局電話03・5256・5634、 http://www.delonghi.co.jp/re-art/

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■ことば

◇ボツワナ共和国

面積58万平方キロ(日本の1.5倍)、人口188万人(07年)、1966年の独立後、ダイヤモンド鉱床がみつかり、ダイヤモンドを中心とした鉱物資源の輸出で安定した成長を遂げてきた。1人あたり国民総所得は5900ドル(2006年)。日本の国債の格付けが02年、ボツワナより格下になったことで、ボツワナの存在が日本では知られるようになった。

◇南部アフリカ開発共同体(SADC)

1980年に発足した「南部アフリカ開発調整会議」が前身。当初はアパルトヘイト政策を取る南アフリカ政権の経済的支配から脱却することを目的としていたが、92年に現名称に変更、南アも加わり、経済統合・共同市場を目指し、紛争解決・貧困削減などに取り組む。加盟国はタンザニア、ザンビア、ボツワナ、モザンビーク、アンゴラ、ジンバブエ、レソト、スワジランド、マラウイ、ナミビア、南ア、モーリシャス、コンゴ民主共和国、マダガスカルで、事務局はボツワナの首都ハボローネに置かれる。

◇野生動物とダイヤモンドの宝庫 資源大国ボツワナ

◇満喫、アフリカの神髄

◇モツワハエ大使に聞く

ボツワナと聞いて、その場所がどこにあるか、首都はどこか答えられる日本人はほとんどいないだろう。だが欧米では、ボツワナは二つのことで結構知られている。一つはダイヤモンドの生産額が世界一であること、もう一つは環境保護を最優先にした大湿地帯やサファリが広がる野生動植物の宝庫であることだ。アフリカ=混乱、貧困、独裁、紛争というイメージを捨て去らないと、ボツワナは理解できない。ボツワナの魅力について駐日ボツワナ大使のオスカー・モツワハエ氏に聞いた。

――サファリはケニアやタンザニアにもある。ボツワナは何が違うのか。

◆ケニアにはケニアの良さがある。しかし、サファリという点ではボツワナはアフリカで一番だ。国土の3分の2は野生動物の保護地域であり、種の数も最大、元からその地域に暮らす人を除けば、移住もできない。ボツワナで「野生」といえば、本当に「野生」の状態である。アフリカゾウの数は約15万9000頭。これだけ自然の状態で生きている国はボツワナしかない。

――種類や数の多さはわかるが……。

◆それだけではない。こうした自然保護地域へのツーリストの数を制限している。これは自然破壊を防止するためだ。他の国では何台ものミニバスで出発し、ガイドの一人が珍しい動物を見つけると、他の車に無線で連絡し、その動物のまわりに車が集中してしまうことがある。こんな「不自然」なことはボツワナではありえない。ガイドに対する訓練も徹底している。きちんと講習を受けて免許を受けなければならない。ツーリストの乗る車はオープントラックだ。窓はない。直接自然を感じてもらうためだ。

――襲われることは?

◆そのために訓練されたガイドがいる。ライオンでもゾウでも襲うことはないし、これまで一度も事故はない。オカバンゴ・デルタは特に厳しく保護されていて、宿泊施設は1カ所でロッジが10くらいしかない。だからそこには最高でも一度に行けるのは25人まで。

――団体客は?

◆ツアーで50人も来たら入れない。厳しく制限されているからだ。特にオカバンゴでは、正直に言うが、一部のロッジの料金は1泊で1000ドルかかる。施設は最高級ホテル以上で、ここだけは少人数向けに高い付加価値を、がモットーだ。プライバシーを守るため名前は言わないが、英国の王室やハリウッドの超有名スターも多く訪れている。料金も高いが、最高級の施設で最も自然な状態のアフリカを味わうためだ。ここにはパパラッチはいないから。

――チョベ国立公園の方は、それほど料金はかからない?

◆それほどは(笑い)。チョベでは川に集まる動物をボートから眺めることができる。川を泳いで渡るゾウを見るのはなかなかのもの。そして、水面に沈む夕日。これはアフリカ一だと思う。

◇デビアスがパートナー

ボツワナの通貨はプラ(1プラ約17円)という。最高額紙幣の100プラ札の図柄にはダイヤモンドを鑑定する黒人女性の姿が描かれていて、この国がいかにダイヤモンドとの関係が深いかがよくわかる。ボツワナ産ダイヤモンドは世界シェアの22%(金額ベース)を占め、ボツワナの国内総生産(GDP)の33%に及ぶ。このダイヤの探鉱・採掘・選石などを一手に引き受けるのが巨大企業デビアスである。

今年創業120年を迎えたデビアスはかつて、世界のシェアの80%を支配した事実上の独占企業だった。そのダイヤの巨人が、今世紀に入って方針を大きく転換した。90年代後半にカナダで大規模なダイヤモンド鉱山が見つかったことや紛争地域のダイヤモンドが大きな国際問題になったことがきっかけだった。

「私たちのシェアは今は40%。だから供給を支配することはできない。私たちは消費者のための機会を提供する。時代とともにビジネスも法律も変わる。私たちは21世紀のやり方に従う」と話すのはデビアス・ボツワナのシーラ・カーマ最高経営責任者(CEO)だ。デビアスは今年3月、ボツワナ政府と共同出資で、首都ハボローネに世界最大のダイヤ加工センターとなるDTCボツワナを開設した。ボツワナ生まれのカーマCEOは「これまでロンドンにあった同等の施設は来年夏までにすべてボツワナに移す」と言う。つまり、デビアスがボツワナ以外に持つ鉱山から出るすべてのダイヤモンド原石もボツワナに集められ、それから世界各地の市場に出て行く。もし、ボツワナで革命や内戦が起きたら、デビアスはすべてを失うことになる。

デビアスは120年前に南アフリカで生まれた企業であり、アフリカを拠点に発展し、生き延びてきた。そのアフリカを知り尽くした企業が最後に選んだのがボツワナである。その意味は大きい。1966年の独立から一度も内戦、紛争がなく、穏健な指導者、腐敗のない政府を維持してきた。カーマCEOは「私たちは120年間、ダイヤモンドの世界でトップだった。今後120年間もトップを維持したい。ボツワナ政府はそのための大切なパートナー。ダイヤモンドは永遠なのです」と話す。

ボツワナ政府はダイヤが無尽蔵にあるわけではないということは承知しながら、その活用法を探っている。モツワハエ大使は「アフリカの他の国にもダイヤや鉱物がたくさんある。だが、我々はその収入を教育や福祉につぎ込んできた」と話す。今後ボツワナ産のダイヤの10%は、国内でカットや研磨することになるという。既にそうした16の外国企業が事業を開始し、その中にはブリリアントカットを発明したベルギーの名門企業、エクセルコも含まれている。

ボツワナが21世紀も、ダイヤモンド産業世界の中心的役割を果たすことだけは確実だろう。

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■ことば

◇オカバンゴ湿地帯

ボツワナ北西部に位置し、内陸にある湿地帯としては世界最大。岩手県と同じ1万5000平方キロにわたって、沼、はんらん原、大草原、島々が広がり、湿地帯の3分の1を占めるモレミ野生動物保護区には、アフリカにいる大型哺乳(ほにゅう)動物(サイを除く)のほとんどが生息する。

◇チョベ国立公園

ボツワナ最北部にあり、秋田県と同じ1万1000平方キロの公園。ビッグ5と呼ばれるライオン、ヒョウ、サイ、バファロー、ゾウに出合う確率が高く、特にゾウは6万頭も生息している。ナミビアとの国境を流れるチョベ川に面しており、水を求める野生動物が多い。

◇ツォディロヒルズ

ボツワナ唯一の世界遺産。約10平方キロに四つの丘があり、どの丘にも古代の壁画が多く残る。キリン、ゾウ、ライオン、人間や幾何学模様などが描かれ、その数は約4500点にのぼる。ブッシュマンにとって神聖な地とされ、「トランス・ダンス」とも結びついている。

毎日新聞 2008年10月27日 東京朝刊



 
 
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ノリリスク・ニッケル(GMKN)、ボツワナでの操業を一時停止

2008年12月25日 21:13更新

Tati鉱山(ボツワナ)の90%以上の鉱石を供給するBCL冶金コンビナートで先日高炉事故が発生し、ノリリスク・ニッケルはTati鉱山の操業を12日間停止する決定を行った。

Tati鉱山の操業は同鉱山から採掘される鉱石精錬を行うBCLコンビナートに依存している。世界的なニッケル価格急落の中発生した今回の事故で、08 年12月24日から09年1月5日までの操業停止を決定した。Tati鉱山からの原料供給とBCLコンビナートの操業が再開するまでの間、鉱山における作業最適化の可能性が模索されることとなった。

Tati鉱山はFrancistown市の40キロメートル東部に位置し、1990年代半ばから露天掘り及び地下採掘で操業が行われている。採掘鉱石のほとんどがBCLコンビナートで精錬されている。過去12ヶ月の精鉱生産量は約2万トン。

今回の一時操業停止は同社のボツワナにおける長期戦略に影響を及ぼさない。操業停止中従業員は有給の自宅待機となる。

(提供:ARUJI GATE証券株式会社)



 
 
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ボツワナのダイヤモンド最大手、2鉱山を年内停止へ

* 2009年02月24日 22:16 発信地:ハボローネ/ボツワナ

【2月24日 AFP】ボツワナ政府とダイヤモンド大手デビアス(De Beers)が共同所有する同国の採掘企業最大手デブズワナ(Debswana)は23日、ダイヤモンド鉱山2か所の操業を年内いっぱい停止すると発表した。

操業が一時停止されるダイヤモンド鉱山は、ボツワナ北部のオラパ(Orapa)鉱山とDamtshaa鉱山。世界的な不況を反映したダイヤモンド需要の落ち込みに対応するためで、2鉱山で働く従業員588人も削減する。ただし、前年のクリスマス休暇以降、閉山されていた別の鉱山2か所については、4月14日から操業を再開するという。

デブズワナの広報担当者は、年内に見込まれる需要にあわせて世界的な経済低迷の影響を緩和し、会社の現金資産と雇用を守るとともに、市場が再び上向きとなった場合に備えると述べた。鉱山閉鎖の影響を受ける作業員については、早期退職希望者や自主的に特別休暇取得者の募集を、3月から開始するという。

デビアスは08年の業績について、前年比0.8%増の69億ドル(約6600億円)となったと発表している。1-9月のダイヤモンド原石の需要が上り調子だったためだが、最後の四半期は全世界的に需要が急減したとしている。

ダイヤモンドで生産額、生産量共に世界一を誇るボツワナの業界内でも、ダイヤモンド原石は最大を占める品目で、国庫収入の50%、国内総生産(GDP)の33%、外貨収入の70%を占める。(c)AFP



 
 
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ダイヤ産地のボツワナ、生産量半減へ 不況で需要激減

2009年4月18日10時55分

【ヨハネスブルク=古谷祐伸】世界最大のダイヤモンド産出国、アフリカ南部ボツワナが今年、生産量を従来の半分以下に減らすことになった。同国の生産の大半を担うダイヤ生産・供給最大手デビアス社の現地合弁会社が、世界的な需要の激減から、鉱山の一部の操業一時停止を決めたためだ。

報道によると、ボツワナ政府とデビアス社が共同出資する合弁会社デブスワナ社は17日、今年の生産量を1500万カラットに抑え、ダイヤ鉱山五つのうち二つを年内いっぱい稼働させないと発表した。

デブスワナ社は世界のダイヤ生産量の2割強を占める。昨年はボツワナで約3300万カラットを生産したが、経済危機後、需要が大幅に減り、11月以降の販売不振で在庫が増えている。今年に入り、ボツワナ国内にあるすべてのダイヤ鉱山の稼働を一時休止していた。

資源収入に頼るアフリカの国の多くが、原料需要の低下と価格の低落のあおりで苦境に陥っている。ザンビアでは今月、輸出収入の8割を占める銅をめぐり、最大の鉱山会社KCMが従業員の1割にあたる1300人を解雇。主要産業がダイヤ生産のナミビアでも、中央銀行が予測する経済成長率が昨年の2.7%から今年は0.4%に落ちるなど、影響が出ている。



 
 
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「この道百年」、秋田大工学資源学部がボツワナ国立大支援

地下資源の研究に約100年の歴史を持つ秋田大工学資源学部(秋田市)が、アフリカ南部のボツワナ共和国に新設される国立大で技術者の育成に協力することになった。

各国が地下資源の争奪戦を繰り広げる中、日本は、これを資源獲得の布石にしようと調査団を27日、現地に派遣する。

秋田大工学資源学部は、地質調査から採鉱、製錬という資源開発の一連の流れを学べる国内唯一の大学。文部科学省が今年1月、同大に「ボツワナの資源開発に力を貸してほしい」と要請した。

ダイヤモンド生産量は世界1位で、レアメタル(希少金属)のニッケルなどの地下資源も豊富なボツワナでは現在、二つ目の国立大学「ボツワナ国際科学技術大(BIUST)」を設立し、鉱学部を置く準備を進めている。

調査団は、地下のどんな地質に資源があるかを調べる鉱床学が専門の水田敏夫教授(61)を団長に3人の研究者で構成。教育水準を調べ、どの程度の教育ができるか検討し、鉱山なども視察する予定だ。約5年をかけて新大学設立を目指す。将来的には、秋田大の教員や学生も派遣し、採掘する鉱山などで教育・研究を行う考えだ。

吉村昇学長は「人材育成を手がけることで、日本が資源争奪戦に乗り遅れないようにしたい」と語る。

(2009年4月27日14時40分 読売新聞)



 
 
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特集:サッカーW杯あと1年 南部アフリカ地域の魅力を探る

◇オカバンゴ――世界最大の内陸湿原 ボツワナのゾウはなぜ怒ったか

サファリクルーザーの車を降り、ボンネットをテーブル代わりに、地平線を赤く染める夕焼けとシルエットになったゾウの群れを眺めながら白ワインを飲んでいたときのことだった。群れの先頭にいた2頭のゾウが声を上げ、こちらに向かって突進し始めた。「車に乗れ!」とガイドの男たちが叫んだ。手にしたグラスからワインがこぼれた。アフリカのサファリで、これほどあわてる経験をしたのは初めてだ。ゾウはなぜ怒ったのだろうか。ボツワナという国を知るヒントがここにある。【文・写真 田嶌徳弘】

◇カメラに驚く動物たち

訪れたのはボツワナ北西部オカバンゴ湿原にあるツァラカイという地区である。標高約1000メートルにあるオカバンゴ湿原は岩手県より少し大きく、内陸にある湿原としては世界最大である。湿原を形作るオカバンゴ川は北西部から南東部へとデルタ状に広がり、カラハリ砂漠に吸収されて消える。

「野生動物の宝庫」といわれるところはアフリカ中にある。だが、どうもオカバンゴは質が違う。そう感じたのは、カメラのシャッターを切っているときだった。300ミリの望遠レンズで50メートルほど先のシマウマやインパラを狙う。カシャッと音がした瞬間、ファインダーの中の動物たちはビクッと身構える。連写音がすれば、ただちに逃げ出す。こんなことは他のサファリではなかった。

出合う動物が全くといっていいほど、人間に慣れていない。サファリなのだから当然と思うかもしれない。しかし、現実はそうではない。ケニアや南アフリカで体験したサファリでは、動物はこちらが威嚇しない限り逃げない。

人気のあるライオンなどは、サファリカーが何台も取り囲んで、観光客が写真を撮りまくるということがよくある。ゾウの群れと出くわしても、ゾウたちは車の横を何もなかったかのように通り過ぎていく。怒って観光客に声を上げるようなことはない。

オカバンゴには観光客のためのロッジが70以上点在する。だがどのロッジも宿泊客は最高22人まで。ロッジはテントか木造の小屋で、ビルは一つもない。環境を守るため、人数を制限し、永久的な建造物は許可されていない。最低限の発電装置はあるが、夜はランプしか使えない。パソコンまで持ち込んだものの、インターネットはおろか電話もなく、電源コンセントすら部屋にはない。湿原に道路はほとんどなく、ロッジの宿泊客は小型飛行機で行くしかない。飛行機の費用を含めると、1泊あたり最低でも500ドルはかかる。五つ星クラスの宿泊料だ。それでも人気の季節には1年以上前から予約しないと宿泊できない。

ボツワナは英国の保護領だったためか、英国の王室はオカバンゴをよく訪ねる。故ダイアナ妃も王子たちもオカバンゴに滞在している。ハリウッドの著名俳優がよく宿泊することでも知られる。ここにパパラッチはいないからだ。

サファリガイドのマタングアーニ・モハデさん(33)はガイド歴13年のベテランだ。2頭のゾウが向かってきたとき、車に積んであったトイレットペーパーを投げつけた。白い紙は長く伸びてゾウたちの前に「境界線」を作り、その足を止めた。なぜゾウが怒ったのか。5人いた観光客の1人が車から少し離れたためか、一眼レフのシャッター音が気に入らなかったのか、そのどちらかだろうという。トイレットペーパーは、観光客の万一の際のものだが、野生動物との「一線」を画すためにも使われるとは思わなかった。

ロッジを運営するドゥードゥーさん(48)は夫と別れ、大学生の娘を育てるために働いている。「ここの自然は本物だよ。ボツワナでも最近の都会の子は、家の中でゲームばかりしている。こんなところで育ててやりたいよ」と話す。

◇ダイヤと観光、融合した経済開発

オカバンゴ湿原のサファリを体験して初めて分かったことがある。他のサファリが巨大な動物園に思えてしまうことだ。それほどオカバンゴの自然保護は徹底している。200年後、300年後の子孫にそのままの自然を残すために政府が決定したという。内戦も紛争もない国家建設が可能だったのは、自然を大切にする民族のこころがあったからに違いない。

昨年6月、初代の駐ボツワナ大使として赴任した松山良一大使は既に2回、オカバンゴのサファリを体験した。徹底した自然保護政策について松山大使は「ボツワナほど腐敗やわいろという言葉が似合わない政府はまれ。グッドガバナンスがあるから保護政策も実行できる」と話している。

ボツワナが独立したとき、ダイヤモンドはなかった。ボツワナの国土の大半は乾燥した放牧地であり、保有している牛の頭数がその一家の財産だった。ダイヤが見つかると、政府はその収入を教育と医療に振り向けた。

アフリカでニュースになるのは、飢餓や虐殺、内戦や紛争、クーデターや政権交代ばかりだ。ボツワナはニュースにならないまま成長を続け、日本では02年、日本の国債の格付けがボツワナより格下になったことで、初めて知られるほどだった。

ボツワナは昨年、ダイヤ原石の輸出から大きくかじを切った。資源省次官から政府のダイヤモンド担当調整官に就任したアコラン・トンバレー博士(54)は昨秋のインタビューで「ダイヤモンドは永遠ではない。原石の収入だけに頼るのは危ない。しかし、ダイヤを磨き、カットする加工技術がボツワナにあれば、我々は生き残ることができる」と語った。ボツワナ政府は昨春、ダイヤモンド企業と共同で加工センターを設立し、ブリリアントカットの技術で知られるベルギーのエクセルコなど16社が事業を開始した。

経済危機のあおりを受け、ボツワナのダイヤモンド鉱山は昨年暮れに採掘を停止した。輸出も一時は途絶えたが、ようやく4月に再開した。ボツワナ政府はダイヤだけに依存しない政策を進めており、観光はその一つの答えである。

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◇ボツワナ共和国

南アフリカの北に隣接する内陸国。19世紀末から英保護領ベチュアナランドとなり、1966年に独立。当初は世界最貧国の一つだったが、ダイヤモンド鉱山が発見され、安定した成長を続ける。

面積は日本の1.5倍の58万平方キロ、人口はわずか188万人(07年推定)。首都はハボローネ。人口の8割をツワナ族が占める。1人当たり国民所得は5840ドル(07年)で、南アの5760ドル(同)を上回り、アフリカトップクラス。ハボローネへはヨハネスブルク経由の便が一般的。

毎日新聞 2009年6月25日 東京朝刊



 
 
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JOGMEC、ボツワナでニッケルとプラチナの共同探鉱実施契約を締結

2009年10月8日(木) 06時00分

石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は、豪州の探鉱会社ディスカバリー・メタルズ社とボツワナ共和国ディコロティ地域でのニッケルやプラチナなどを対象とした共同探鉱(JV)実施契約を締結した。

プラチナは、地域偏在性が高く、南アフリカが世界埋蔵量の9割を占めると言われている。日本はプラチナ輸入量の約8割を南アフリカに依存している。南アフリカ以外の供給源を確保して、リスクを分散するために、権益取得を目指す。

また、プラチナは、世界各国の自動車排ガス規制の強化に伴い、自動車排ガス浄化触媒として世界的な需要の拡大が見込まれているほか、燃料電池の材料としても重要なレアメタルの一つ。

JOGMECでは、今回の事業は昨年7月にボツワナに開設した地質リモートセンシングセンターを中心としたボツワナ共和国での探鉱活動の成果としている。

《編集部》



*このファイルは文部科学省科学研究費補助金を受けてなされている研究(基盤(B)・課題番号16330111 2004.4〜2008.3)の成果/のための資料の一部でもあります。
 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/p1/2004t.htm

UP:2007
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