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◆立岩 真也 2020/10/25 「介助者として働いてみようという本の話――何がおもしろうて読むか書くか 第13回」,『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』128:164-168
を分載していきます。その3。『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』
http://www.arsvi.com/m/co.htm
おもしろい雑誌です。定期購読よろしくです。孫子のためにもどうぞ。
■介助得る
もう一つ、介助する人がいれば、もっと多くの人たちが住みたいところで暮らせるのにということがあった。さっき紹介した研修を主催している団体も含め、介助者=ヘルパーを登録し派遣する事業所の幾つかといくらかのつきあいがあるのだが、働き手が足りず、利用したいとう人たちの希望に応えきれないという話を聞いてきた。見知らぬ人から、「介助者がいないと病院に戻ることになる、事業所をいくつかあたったが、人手がいないと言われた」というメールをもらったこともある。
それとともにこの制度、日本全国どこでも使えるという具合にはなっていないし、使える量にも差がある。そして、制度があること自体もあまり知られていない。そこで知ってもらい、使えるようになってもらったらよいと思ってきた。
金沢の筋ジストロフィーの人で、入所して37年を経て、医王病院というところから出て暮らし始めた古込和宏のことを、昨年、この連載の第9回で紹介した※。金沢市でそれまでまったく使えなかったこの「重訪」の制度を使えるようにさせて、彼は街中での生活が始めることができるようになった。
※立岩 真也 2019/07/25 「遺したものを記録する――何がおもしろうて読むか書くか 第9回」,『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』124
※生存学研究所のフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20212729.htm
にもある。
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◆立岩 真也 2020/11/11 「私たちはそういうことにあまり慣れてないのだが」,DPI日本会議,ご寄付、ご支援について
◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p. ISBN-10 : 4480073833 ISBN-13 : 978-4480073839 820+ [amazon]/[kinokuniya]