HOME > BOOK > 雑誌 >

『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』(『Chio』)

ジャパンマシニスト社
http://www.japama.jp/
[twitter][Facebook]
cf. 『おそい・はやい・ひくい・たかい』

Tweet
last update: 20180220

■関連事項
子/育児 ◇教育|education/学校 ◇障害者と教育 ◇養護学校義務化 ◇「統合教育」を巡る現代史 ◇不登校/ひきこもり ◇発達障害 ◇予防接種・伝染病関連 ◇産・生 ◇母性・関連文献 ◇保育/保育所

●編集人:奥田直美
 *「カライモブックス(http://www.karaimobooks.com/):編集人・奥田が夫と営む古本屋。「ち・お」は創刊号からそろえています。」(118号p.192)
●編集協力人:青野典子・石川憲彦・内田良子・大谷尚子・岡崎勝・北村美佳・熊谷普一郎・桜井智恵子・富山洋子・浜田寿美男・山田真
cf. 毛利子来(1929/11/27 - 2017/10/26):元編集代表

*「「ち・お」は115号で一大リニューアル。年間定期購読いただくと各号で「Chio通信」をプレゼントします。」(118号p.185)
*「114号まで「ち・お」本誌に掲載していた連載コーナーが、別冊連載「Chio通信」となって大変身。ほんのひとときに読みきれるエッセイ、Q&A、レシピ、読書案内……。一つひとつは短いけれど、よみごたえは、たっぷり。」(118号p.129)
*「「ち・お」を定期購読いただくと、各号で「Chio通信」をプレゼント。弊社およびカライモブックスから定期購読をお申しこみいただいた方には同封してお送りします。[…]Chio通信バックナンバーをご希望の場合は、「ち・お」本誌のバックナンバーのご購入でお届けします。」(118号p.129)
*「「ち・お」「お・は」の定期購読のお願い。そして、定期購読できない方もほしいと思ったらカライモブックスで買ってほしい、というお願い。」→http://karaimo.exblog.jp/26367357/(2017-01-31『唐芋の断面』)

●最新●
◆2018/01/25 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』118(特集=こどもの「ちがい」に戸惑うとき),ジャパンマシニスト社,192p. http://karaimo.exblog.jp/29192108/
【帯文】「発育や発達に障害があっても。みんないっしょに過ごした人から学ぶ幸せのはぐくみ方。」
◇山口ヒロミ「ここで生まれて、ここで生きた――植物状態といわれた娘・天音の社会性」(pp.18-47)
山田真「ぼくたちは「みんないっしょ」をめざした――障害児教育の歴史をひもとく」(pp.48-99)
北村小夜「「いいところ探し」は【傍点:きり】がない――別のどこか・なにかに期待しない暮らし」(pp.100-128)
石川憲彦×熊谷普一郎「「ちがい」をこどもの世界から見つめれば――ずれている大人の論理」(pp.136-164)
山田真「最後に――障害をもつ娘・涼がたどってきた道」(pp.165-174)
みんなとちがうこと。
弱くて、小さくて、おそいこと。
そこに、希望や幸福はないのか。
今号は、障害をもつこどもといっしょに暮らしてきた、過ごしてきた、また自身が障害をもつ、五人の方にご登場いただきます。(p.6)

「「一人ひとりのニーズにあった、丁寧な教育を」、そういわれたら、親として、やっぱりありがたいと思うのです。|でもそのうたい文句のもと、こどもを分けて、排除していっているとしたら……。そんなふうに始まった企画でした。」(奥田直美「編集後記」p.187)

山田真 20180125 「最後に――障害をもつ娘・涼がたどってきた道」『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』118: 165-174
「当時、保育園で障害児を受け入れるところは少なく、滋賀県大津市で「すべての障害児を保育園へ」という動きが始まって注目されるという状況でした。|[…]田無市ではまだ障害児保育が始められていませんでした。|そこで田無市の職員組合に「障害児保育を始めてほしい」と求めました。職員組合は「さっそく検討を始めます」といってくれたのです。しかし、その準備には時間がかかりそうでした。そこでつれあいは自分たちで保育所をつくろうと思い立ちました。そして、共同保育所「にんじん」を立ちあげました。涼が三歳のときです。|二年ほどして、田無市立の保育園での障害児受け入れが始まりました。」(p.169)
「涼が地域の普通学級に入学したのは「養護学校義務化」がおこなわれた翌年のことで、当時東京のあちこちで「養護学校へ強制的に行かされることに反対し、地域の普通学級をめざす」障害児とその保護者の闘いが始まっていました。そういう情況であったことも幸いして、涼はあっさり普通学級に入学できました。|そして、その後九年間、養護学校や特殊学級へ移ることもなく普通学級ですごしました。」(p.171)

石川憲彦×熊谷普一郎 20180125 「「ちがい」をこどもの世界から見つめれば――ずれている大人の論理」『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』118: 136-164
「〔熊谷:〕私みたいな見えやすい障害は、そんなにはちがわないのに、ものすごくちがうようにあつかわれて排除されたり、あるいは、少しでもちがいを減らそうと療育がエスカレートしたり。|一方で、本人だけは「なんかちがう」と強い違和感を抱えているけれど、まわりからはなにもちがわないように見えて、過小評価されるちがいもありますね。一生懸命適応する努力をして、ようやく普通に見えているのに、まわりからはそれがわからないような発達障害の子だとか。|過小評価された場合、社会に対して本人の異議申し立ての方向は「もっとちがうんだ」となりますし、逆に過大評価される場合は、「もっと同じなんだ」となります。」(p.139)
「〔石川:〕このお母さんもふくめ四人の話から、どうも大人がこどもの「ちがい」を強調するのはやばいことだと思うようになった。大人の論理で語ってはいけない。こどもの側が感じる「ちがい」に立たなければならないと思うようになりました。」(p.142)
「熊谷:このふたつの世界、こどもたちが横並びでつくる「ちがい」の世界と、そこを上から目線で親や教師や支援者が「ちがい」をめぐって紡いでいく物語は、まずずれているんだというのをスタート地点におかないといけないと思います。」(p.145)
「〔石川:〕いま、その同調圧力のかたちがすごく変わりつつある。三〇、四〇年前に感じた同調圧力は、実体のはっきりした「あるべき姿」を求めるという幻想があった。|[…]ところがいま、「おたくの子、ちがうよ」っていわれたときに、その「ちがう」っていう言葉自体が、なにを基準にしているのかはっきりしないわけです。」(p.154)

北村小夜 20180125 「「いいところ探し」は【傍点:きり】がない――別のどこか・なにかに期待しない暮らし」『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』118: 100-128
「私が「ちがい」にひっかかるのは、日本の障害児教育、昔だったら特殊教育といわれたものは、だいたいが「ちがい」探しだったから。こどもを分けるための「ちがい」つまり「障害」探しが、文部科学省が、文部省の時代からやってきた特殊教育、障害児教育の筋道のような気がするんです。」(p.102)
「差別感や、学校でのいじめが生まれるのは、「分けた」ことが原因だと思います。」(p.109)
「地域の学校は、地域のこどもが来る「普通」のところ。地域に道路があり、公園があるというように。特別なところではないのだから、そこに来てはいけないというのはおかしいでしょう。」(p.117)
「私は、いまいるところをよくしようとするとりくみでなけりゃいけないだろうと思う。「あそこにいいところがある」じゃ、しょうがない。「いいところ」を探していると、結局、施設に行くことになってしまうと思う。」(p.120)
「迷惑か迷惑じゃないかという関係をつくるのは、学校であり、クラスであり、クラスの担任であるわけでしょう。[…]こどもたち一人ひとりにとってみれば、いつだって障害児が迷惑になるわけじゃない。」(p.127)

山田真 20180125 「ぼくたちは「みんないっしょ」をめざした――障害児教育の歴史をひもとく」『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』118: 48-99
◇こんなふうにこどもを分けてきた
┃ぼくが小学生のときのこと
┃「特殊学級」・「盲・聾・養護学校」とは
┃障害児教育の始まり
┃なぜ「分けて」「特別」が必要?
┃戦争に向かう時代のなかで
┃「養護学級」「養護学校」の登場
┃戦後の幕あけ
┃「能力に応じて」が意味するもの
┃“分離的障害児教育”の完成へ
【コラム】障害児はつくられる!?
◇障害児は「普通」をのぞまなきゃいけないの?
┃養護学校義務化への反対運動
┃「発達保障論」ってなに?
┃「発達保障論」に反発した理由
┃なにかを成し遂げてこそ、認められる
┃就学猶予・免除のメリットは?
┃「授業についていく」という発想
┃転級で問題になること
┃話は部落解放運動へつながります
┃自分の出生や出身地についてふれられたくないということ
┃「解放の学力」ってなに?
┃学校で身につけるべきは「生きる力」

●『Chio通信』04(2018/01/25|『ち・お』118号定期購読付録|20p.)
 【執筆者】山極壽一・大野光明・永野三智・内田良子・立岩真也山田真・青野典子・東麻衣子・富山洋子・浜田寿美男・いしかわのりひこ
 http://karaimo.exblog.jp/29192108/

大野光明 2018/01/25 「あたらしい人との暮らし(1)――命の力に変えられて」(リレーエッセイ「家族のかたち」第4回)
 『Chio通信』04(『ち・お』118号別冊): 4-5

◆立岩 真也 2018/01/25 「何がおもしろうて読むか書くか 第4回――正しいとか正しくないとか、その理屈をいうことが大切だ」
 『Chio通信』04(『ち・お』118号別冊): 10-11

◆立岩 真也 2017/10/25 「何がおもしろうて読むか書くか 第3回――どういうふうに喧嘩をするのか、その方法論もあったほうがよい」
 『Chio通信』03(『ち・お』117号別冊)https://www.facebook.com/330382233993254/photos/a.346302812401196.1073741828.330382233993254/507092776322198/

◆立岩 真也 2017/07/31 「何がおもしろうて読むか書くか 第2回――そんなこともあって、「能力主義」について考えはじめた」
 『Chio通信』02(『ち・お』116号別冊)http://karaimo.exblog.jp/26843927/

◆立岩 真也 2017/04/25 「何がおもしろうて読むか書くか 第1回――あきれるほど、いろいろなことが変わっていない」
 『Chio通信』01(『ち・お』115号別冊)http://karaimo.exblog.jp/26609833/

◆立岩 真也 2016/10/25 「障害者運動って、なんですか?――「障害児を殺してもいい」という一九六〇年代から」(インタビュー、聞き手:奥田直美・奥田順平)
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』113:64-75(特集:知らないうちに?だれかを?わたしは「差別」しているの?)

●『子育て未来視点BOOK・下』,pp.62-67,ジャパンマシニスト社 http://www.japama.jp/
 http://www.japama.jp/cgi-bin/detail.cgi?data_id=163

●20020801 特集:保育園・幼稚園がイヤになるとき
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』36 952円 *
◆立岩 真也 2002/08/01 「ANSWER??」『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』36(特集:保育園・幼稚園がイヤになるとき)

●20010501 特集:ホントにあぶない遺伝子ブーム
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31 952円 *
戸田 清 20010501 「遺伝子組み換えで生まれる毒物・不純物――トリプトファン事件から見えてくること」
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:012-014
松原 洋子 20010501 「遺伝子医療のかげで――『優生学と人間社会』の著者松原洋子さんに聞く」
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:015-017
広井 良典 20010501 「危険な時代に考えること、できること――千葉大学助教授・広井良典さんに聞く」
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:018-022
◆中込 さと子 20010501 「出生前診断は、いまどうなっているんですか?――山梨県立看護大学講師・中込さと子さんに聞く」
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:024-026
◆佐々木 和子 20010501 「いのちの選別、とても悲しく思っています」(出生前診断 わたしはこう思う)
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:027-029
玉井 真理子 20010501 「安心のために検査したいというけれど……」(出生前診断 わたしはこう思う)
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:029-030
◆貝谷 芳洋 20010501 「”なんとなく”やめるセンスが大事」(出生前診断 わたしはこう思う)
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:030-031
立岩 真也 20010501 「時間をかけて考えてみよう」(出生前診断 わたしはこう思う)
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:032-033
山田 真 20010501 「せっぱつまった気持ちから――特集のまとめ」
 『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』31:034-036


*増補:村上 潔(2018/02/16〜)
REV: 20160630, 20180216, 17, 18, 20
子/育児  ◇雑誌
TOP HOME (http://www.arsvi.com)