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介助の新書・04

「身体の現代」計画補足・730

立岩 真也 2021
https://www.facebook.com/ritsumeiarsvi/posts/2865947987005503

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立岩真也『介助の仕事――街で暮らす/を支える』表紙   立岩真也『弱くある自由へ――自己決定・介護・生死の技術 増補新版』表紙   『生の技法――家と施設を出て暮らす障害者の社会学 第3版』表紙

表紙クリックで紹介頁&HP経由で購入すると寄付されます


◆立岩 真也 2020/10/25 「介助者として働いてみようという本の話――何がおもしろうて読むか書くか 第13回」,『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』128:164-168
 を分載していきます。その4『ちいさい・おおきい・よわい・つよい』
 http://www.arsvi.com/m/co.htm
 おもしろい雑誌です。定期購読よろしくです。孫子のためにもどうぞ。

 

制度は使えていた、としたら
 そんなことで、これはまったく実用的な本なのだが、これまで私がいろいろと考えてきたことに、いろいろと関わってもいる。いつもだとながながとした注をつけたり文献表を付したりして、このことについてはここに詳しく書いた、といったことを書いてきたが、今回は、分量的なこともあり、それは略した。ただ、新書版の約3倍の分量の「電子書籍」を作って提供することにした※。特別のソフト・アプリは不要。このような関連情報をいつものように当方のウェブサイトに掲載している。私の名前か「介助為す」などで検索すると出てきます。
 原稿を書き終わったと思った7月23日、京都在住のALSの女性が昨年の秋「安楽死」(日本の法律的には「嘱託殺人」)していたという報道があった※。その人は、その「重訪」の制度を使って1日24時間の介助を得ていた人だった。
 そのことをどう考えるか。私たちはずっと、介助の制度が使えないから、人は死なざるをえないのだと、だから制度を、だから予算を、と言ってきた。しかしこの人は制度は使えていた。としたら、何か言うことがあるのか。何を言えばよいのか。その部分を書き足して、本の最後に、第9章「こんな時だから言う、また言う」を置いた。そして8月10日に最終の原稿を送った※。この事件のこと、それと京都での生きるため生きることを支えるための運動のことについて、8月19・20日の『京都新聞』にインタビュー記事が掲載される。これもホームページに掲載しますのでよろしくです。

※立岩 真也 2021/03/11 『介助の仕事――街で暮らす/を支える 補注・文献』Kyoto Books
 http://www.arsvi.com/ts/2021b2.htm
 本文を含む版の提供は出版契約後できなくなります。
※「京都府におけるALS女性嘱託殺人事件」→http://www.arsvi.com/d/et-2020k.htm
※2020/08/10 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/1292836278128373766
 「「こんな時だから言う、また言う 収録版」(立岩真也、20200810)に出てきます→http://www.arsvi.com/ts/20200105.htm 岩波新書『介助為す介助得る』の原稿今朝出版社に送りました→http://www.arsvi.com/ts/2021b1.htm  電子書籍版同包予約受付開始です。」
 ▽立命館大学生存学研究所@ritsumei_arsvi
 「【ページ紹介】 NHK「彼女は安楽死を選んだ」に対する指摘への応答を求める(障害学会理事会,2019/12/15) http://www.arsvi.com/2010/2019… @ShinyaTateiwa」
・2020/08/10 https://twitter.com/ShinyaTateiwa/status/1292611352045826050
 「「こんな時だから言う、また言う」(立岩真也、20200803)に出てきます→http://www.arsvi.com/ts/20200104.htm 原稿だいぶなおしました(がここには反映されていません)。これから本の原稿出版社に送ります→http://www.arsvi.com/ts/2021b1.htm
 ▽立命館大学生存学研究所@ritsumei_arsvi
 「【ページ紹介】 □「NHK スペシャル『彼女は安楽死を選んだ』(2019年6月2日放送)における幇助自殺報道の問題点についての声明」(日本自立生活センター(代表 矢吹 文敏) 2019/06/24) http://www.arsvi.com/2010/20190624jcil.htm @ShinyaTateiwa」

 

※生存学研究所のフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20212729.htm
にもある。

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◆立岩 真也 2020/11/11 「私たちはそういうことにあまり慣れてないのだが」DPI日本会議,ご寄付、ご支援について
◆立岩 真也 2021/03/10 『介助の仕事――街で暮らす/を支える』,ちくま新書,筑摩書房,238p. ISBN-10 : 4480073833 ISBN-13 : 978-4480073839 820+ [amazon][kinokuniya]


UP:2021 REV:
『介助の仕事――街で暮らす/を支える』  ◇立岩 真也  ◇Shin'ya Tateiwa  ◇生を辿り道を探る――身体×社会アーカイブの構築 
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