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「冬の会話」

文:溝口 のり子/転載 斉藤 龍一郎(さいとう りょういちろう)  19991025.
[English] / [Korean]
アフリカ日本協議会(AJF)
「冬の会話」
(再録元ページURL:http://www.asahi-net.or.jp/~LS9R-SITU/murata/mizokuti.html)
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*この頁は故斉藤龍一郎さんが遺されたホームページを再録させていただいているものです。

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last update: 20210122


■村田実さん遺稿集より、溝口 のり子「冬の会話」

“驚き”でした。
数ヶ月もの間忘れられていた車椅子との出会いがあったからです。
側面には名前が印され修理された手すりには、金具が取り付けられた状態のままでした。
「まさかこんな所で……」
それは村田の存在を掘り起こすには十分な材料だったからです。
誰にも心を見すかさせないという表情を持っていた時代 !!
そして少時間ですぐに粉砕してしまう程度の感情 !!
歪みの感覚の中で生き方を創り、想像し広げてきた思いです。
「ストーブ消すわよ !」
「寒いからそのままでいいよ。」
「じゃあ毛布かけてあげる !」
「病人みたいだから嫌いなんだよー。」
介護時間を終えて帰り支度をしながら“冬”の会話です。


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昨年、亡くなったスティ-ブン・J・グ-ルドの本を買ってもらいたいと思っています。
紹介文をボチボチ書いていくつもりです。まずは机の側にころがっていた「THE MISMEASURE of MAN」のことを書きました。


by 斉藤 龍一郎




*作成:斉藤 龍一郎/保存用ページ作成:岩﨑 弘泰
UP: 20210122 REV:
アフリカ日本協議会(AJF) 斉藤 龍一郎 
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