モーリシャス共和国
アフリカ/アフリカ Africa 2020
作成:斉藤龍一郎*
*(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究所運営委員
○外務省 各国・地域情勢 モーリシャス共和国
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◆1994/03/01 日本経済新聞 米資金、アフリカ証券市場に流入、南アなど対象 投信設定相次ぐ。
◆2007/11/20 TRAVEL VISION インターコンチ、アフリカに初のリゾート、モーリシャスに08年オープン
◆2008/02/13 TRAVEL VISION コンスタンスホテルズ、ジャパン・ビジネス・サービスとGSA契約を締結
◆2008/04/30 外務省 新任駐日モーリシャス共和国大使の信任状捧呈
◆2008/10/07 AFP BB News 「サハラ以南のアフリカ諸国の大半でガバナンス向上」、モ・イブラヒム基金
◆2008/11/21 TRAVEL VISION モーリシャス航空、来年上期からの商品増加に期待−メディア露出など継続
◆2008/12/24 Le Défi Plus Daring to fight the odds
◆2009/06/19 cnn.co.jp 世界的な不況で「人身売買」状況が悪化と、米国務省報告
◆2012/01/05 japan.internet.com Apple、中国など22か国で「iPhone 4S」を1月13日発売
◆2012/01/05 nikkei.com アップル、「iPhone 4S」を中国など22カ国で発売へ
◆2012/07/19 nikkei.com 中国、アフリカ向け借款倍増 今後3年間に1.5兆円
◆2012/10/31 EMeye 【ブログ】「ドゥーイング・ビジネス」13年度版から考えるアフリカの投資環境 佐藤重臣
◆2013/06/10 外務省 モーリシャスに対する無償資金協力「気象レーダーシステム整備計画」に関する書簡の交換
◆2013/12/25 外務省 モーリシャスに対する無償資金協力「気象レーダーシステム整備計画」(追加分)に関する交換公文の署名
◆2014/01/06 nikkei.com 豊田通商、アフリカで企業育成 ファンド立ち上げ
◆2014/02/15 毎日新聞 15歳のニュース:チョコレート、甘さの陰に 西アフリカ、最悪の児童労働 /大阪
◆2014/09/13 cnn.co.jp モーリシャス、人種と文化のるつぼ
◆2015/05/13 ScanNetSecurity サイバーセキュリティ・アフリカ(1)アフリカの熱
◆2015/05/20 ScanNetSecurity サイバーセキュリティ・アフリカ(2)アフリカの村井純
◆2015/05/27 ScanNetSecurity サイバーセキュリティ・アフリカ(3)これからの10年
◆2015/05/29 ScanNetSecurity サイバーセキュリティ・アフリカ(4)セキュリティ外交ことはじめ
◆2015/06/05 ScanNetSecurity サイバーセキュリティ・アフリカ (5)虹の国 〜 モーリシャスとヨハネスブルグ
◆2018/03/18 毎日新聞 モーリシャス:女性大統領辞任へ 癒着疑惑で批判
◆2018/03/19 cnn.co.jp アフリカ唯一の女性大統領が辞任へ、カードの私的流用に批判
◆2018/07/19 AFP BB News 中国主席、アフリカ外交再強化=BRICSで対米けん制−歴訪で新興・途上国結束
◆2018/12/19 AFP BB News 産業と再生可能エネルギーをもたらすサトウキビ モーリシャス
◆2019/02/26 AFP BB News ICJ、英国にチャゴス諸島返還を勧告 米軍が基地に利用
◆2019/06/10 AFP BB News ファーウェイのアフリカ進撃、米包囲網の脱出口となるか?
◆2020/04/11 RFI Coronavirus: l'Afrique face à la pandémie samedi 11 avril
◆2020/08/08 nikkei.com 商船三井の運航船、モーリシャス沖で座礁 燃料流出
◆2020/08/08 nikkei.com 日本の貨物船が重油漏れ モーリシャスが緊急事態宣言
◆2020/08/08 nikkei.com モーリシャスで座礁の日本船、流出重油の回収急ぐ
◆2020/08/09 jp.reuters.com 訂正-(9日配信の記事)モーリシャスが環境緊急事態宣言、日本船の燃料流出で生態系に懸念
◆2020/08/09 nikkei.com インド洋貨物船座礁 商船三井、重油回収でチーム派遣
◆2020/08/09 nikkei.com 政府援助隊、モーリシャス沖へ 日本船座礁で重油流出
◆2020/08/10 nikkei.com モーリシャス座礁船、現地警察が立ち入り 日誌など回収か
◆2020/08/11 nikkei.com モーリシャス座礁、重油被害「回復に数十年」 環境団体
◆2020/08/13 nikkei.com モーリシャス政府、賠償請求方針 重油流出で
◆2020/08/13 asahi.com 楽園モーリシャス襲った重油 住民「生きていけるか…」
◆2020/08/13 asahi.com モーリシャス座礁「燃料の大半回収」 船主に賠償請求か
◆2020/08/14 jp.reuters.com 情報BOX:モーリシャス沖座礁事故、日本船の賠償が焦点に
◆2020/08/14 jp.reuters.com アングル:モーリシャスの生態系に重大な危機、重油流出の衝撃
◆2020/08/14 nikkei.com 油流出、環境回復に数十年も モーリシャス
◆2020/08/14 asahi.com WiFi求めて島に接近?モーリシャス座礁、地元紙報道
◆2020/08/15 jp.reuters.com 重大な危機、専門家と職員派遣へ=モーリシャス沖座礁事故で小泉環境相
◆2020/08/16 nikkei.com 座礁船ほぼ2つに割れる 海面黒く、残油流出の恐れ
◆2020/08/16 nikkei.com モーリシャス座礁船、2つに割れる 残油流出か
◆2020/08/16 jp.reuters.com モーリシャス座礁「わかしお」、船体が2つに分断 残油流出は限定的
◆2020/08/17 nikkei.com モーリシャス、賠償請求へ 座礁日本船が完全に分裂
◆2020/08/17 nikkei.com 政府、モーリシャスに2次援助隊 環境省も参加
◆2020/08/17 jp.reuters.com インド、モーリシャスに専門家チーム派遣 油流出への対応支援へ
◆2020/08/18 nikkei.com モーリシャス座礁、マングローブ林の油回収が難航 海上分は回収完了
◆2020/08/18 nikkei.com モーリシャス油回収に壁 生態系配慮で薬剤使いにくく マングローブ林、回復に30年超か
◆2020/08/19 nikkei.com モーリシャス、座礁船船長ら2人を逮捕 危険航海の疑い
◆2020/08/19 nikkei.com [社説]重油流出事故の対処に万全を
◆2020/08/21 nikkei.com モーリシャス沖座礁、船体沈め処分する作業始まる
◆2020/08/24 nikkei.com 島に接近、家族との通話目的 モーリシャス座礁で船長ら
◆2020/08/25 nikkei.com モーリシャス事故、サンゴ礁が破砕「死亡のおそれも」
◆2020/08/26 nikkei.com モーリシャス座礁1カ月、観光産業募る不安
◆2020/08/27 nikkei.com モーリシャス沖重油回収、日本は後手 「民間事故」で消極姿勢 仏が全面支援で存在感
◆2020/08/28 nikkei.com モーリシャス事故 「ばら積み船」補償少なく
◆2020/08/30 nikkei.com モーリシャス重油流出で大規模デモ 政府対応を批判
◆2020/09/01 nikkei.com 政府、モーリシャスに3次援助隊 貨物船重油流出
◆2020/09/01 nikkei.com 日本に32億円の支払い要求 モーリシャス政府、重油流出で 地元紙報道
◆2020/09/02 nikkei.com 重油流出処理で3人死亡 作業船沈没、1人不明
◆2020/09/06 nikkei.com モーリシャス座礁 初動の対応、悪天候などで時間 重油流出から1カ月
◆2020/09/07 nikkei.com モーリシャス首相「重油流出、日本に責任ない」 茂木氏との電話で
◆2020/09/07 jp.reuters.com 茂木外相がモーリシャス首相と会談、環境・漁業・経済支援を表明
◆2020/09/11 nikkei.com 商船三井、サンゴ復元へ調査員 燃料流出でモーリシャス追加支援
◆2020/09/11 nikkei.com モーリシャス環境保護に10億円 商船三井が基金設立発表
◆2020/09/11 nikkei.com 商船三井、モーリシャス支援に10億円 基金設立
◆2020/09/11 nikkei.com モーリシャス座礁、船体なぜ真っ二つ 港で割れた例も
◆2020/09/11 nikkei.com 船大型化、燃料も大量に モーリシャスでリスクあらわ
◆2020/09/12 nikkei.com 商船三井、モーリシャス支援に10億円拠出 賠償と一線 基金設立など柱
◆2020/09/14 AFP BB News 動画:モーリシャスで再び大規模デモ、流出事故対応めぐり政権に退陣要求
◆2020/10/16 nikkei.com モーリシャス賠償、経済支援で代替 政府、重油流出で 国際法・ルールと日本
◆2020/10/23 nikkei.com 政府、モーリシャスに調査団派遣 支援具体化へ
◆2020/10/30 jp.reuters.com 商船三井、モーリシャス座礁事故関連費用は今年度1─2億円
◆2020/11/05 jp.reuters.com モーリシャス沖の油除去、来年1月にも完了=長鋪汽船
◆2021/5/13 AFP BB News モーリシャスで在住中国人へのコロナワクチン接種実施
◆2021/5/23 毎日新聞 五輪事前合宿の受け入れを中止 掛川が2カ国 /静岡
◆2021/6/4 時事ドットコム ジャグナット前モーリシャス首相死去
◆2021/7/24 毎日新聞 モーリシャス重油流出1年 船体撤去進まず 環境影響監視も課題
◆2021/8/6 朝日新聞デジタル モーリシャス沖の油流出1年 残る船体、撤去めど立たず
◆2021/8/15 沖縄タイムス [想い風]基地維持へ沖縄を犠牲に 「国際ルール」守らぬ米国 サンゴ判決文、世界に発信を
◆2021/9/17 共同 商船三井、波力発電の実用化検討
◆2021/9/17 日本経済新聞 商船三井、モーリシャスで波力発電の実用化を調査
◆2021/9/18 日本経済新聞 商船三井、モーリシャスで波力発電検討
◆2021/9/18 毎日新聞 商船三井、モーリシャスで波力発電 重油流出を機に環境貢献
◆2021/10/8 日本経済新聞 商船三井、モーリシャスでの波力発電の調査開始を発表
◆2021/10/20 Bloomberg クレディS、モザンビーク債の捜査決着で米当局と合意近い
◆2021/10/22 The Wall Street Journal エクソン、大型石油・ガス開発事業の中止検討
◆2021/10/23 共同 日本の座礁船撤去、大幅遅れ モーリシャス、天候不良で
◆2021/10/23 産経新聞 日本の座礁船撤去大幅遅れ モーリシャス
◆2021/10/23 SwissInfo クレディ・スイスに540億円の罰金命令 スパイ事件でも「組織的欠陥」指摘
◆2021/10/24 CNN 牙のない雌ゾウが増加、密猟に対応する進化
◆2021/10/26 Newsweek 象牙密猟が横行したモザンビークでは、牙のないゾウに進化している
◆2021/11/7 ロイター エクソン、モザンビークLNG事業を環境配慮型に 炭素回収技術を活用
◆2021/12/1 日本経済新聞 商船三井、モーリシャス基金第2弾 5億円拠出
◆2021/12/1 CNN カリブ海の島国バルバドス、共和制への移行祝う
◆2021/12/23 朝日新聞デジタル モーリシャス座礁、船長らに有罪判決 「誕生パーティー中」認める
◆2021/12/24 毎日新聞 重油流出事故 船長らが有罪 モーリシャス
◆2021/12/27 日本経済新聞 重油流出で船長ら実刑 モーリシャスの日本船事故
◆2021/12/28 AFP BB News 貨物船船長、禁錮刑受けるも減刑・釈放へ モーリシャス重油流出
◆2021/12/28 NHK モーリシャス重油流出事故 座礁の貨物船の船長ら2人に禁錮刑
◆2021/12/28 朝日新聞デジタル モーリシャス油流出、船長らに禁錮1年8カ月 座礁当日はパーティー
◆2021/12/28 時事ドットコム 船長ら禁錮1年8月 モーリシャス重油流出事故
◆2021/12/28 毎日新聞 重油流出事故 船長らに禁固1年8月 モーリシャス
◆2022/1/11 日本海事新聞 商船三井、モーリシャス基金の助成対象プロジェクトを決定
◆2022/1/12 朝日新聞デジタル 生き物の絶滅 探求と再生…浮かぶ人間の業 同志社大学特別客員教授・渡辺政隆
◆2022/1/30 静岡新聞 五輪パラ合宿中止 モーリシャス選手団向けに静岡PR動画 常葉大生制作、史跡やグルメ紹介
◆2022/2/3 AFP BB News モーリシャス沖にサイクロン、7500世帯で停電
◆2022/3/2 BBC ポルシェなど4000台積んだ貨物船が沈没、出火から2週間 大西洋アゾレス諸島沖
◆2022/3/15 CNN 米CDC、警戒レベル4にモーリシャス追加 カリブ海の島国は引き下げ
◆2022/3/23 Bloomberg キプロスも追われたロシアマネー、安住の地はドバイかインド洋諸国か
◆2022/4/7 日本経済新聞 [FT]税制改革で「租税回避地」脱却目指すモーリシャス
◆2022/4/11 日本海事新聞 商船三井、モーリシャスの子どもへ絵本の贈り物。150冊、「WAKASHIO」を題材
「サハラ以南のアフリカ諸国の大半でガバナンス向上」、モ・イブラヒム基金
* 2008年10月07日 14:45 発信地:アディスアベバ/エチオピア
【10月7日 AFP】アフリカのガバナンス(統治)向上とアフリカへの投資の呼び込みを目指すモ・イブラヒム基金(Mo Ibrahim Foundation、本部:ロンドン)は6日、サハラ以南のアフリカ48か国中、約3分の2にあたる31か国でガバナンスが向上したとする最新の指標を発表した。
指標は、2005-06年のデータをもとにしたもの。エチオピアの首都アディスアベバ(Addis Ababa)で記者会見した同基金創設者のモ・イブラヒム氏は、アフリカでは人権の尊重と政治参加の2点で大きな改善が見られたと語った。
指標の上位は、島国が独占した。1位はモーリシャスで、100点満点中85.1点、2位はセーシェル、3位はカボベルデ。以下、ボツワナ、南アフリカと続く。また、改善率が最も高かったのは、38位にランクしたリベリアだった。
最下位はソマリアで、指標は前年からさらに下げて18.9点だった。アフリカの角(ソマリア、エチオピア、ジブチ)は、サハラ以南では唯一、指標を下げており、中でも人権侵害が横行するエチオピアの下げ幅が大きい。
同基金は、グッド・ガバナンス(良い統治)で功績を残した人物に贈られる「モ・イブラヒム賞」も創設している。賞金は、ノーベル賞の賞金よりも約3倍高額だ。第1回の前年は、モザンビークのジョアキン・アルベルト・シサノ(Joaquim Alberto Chissano)元大統領が受賞した。(c)AFP
豊田通商、アフリカで企業育成 ファンド立ち上げ
日本経済新聞
2014年1月6日
豊田通商はアフリカでベンチャー企業を育成するファンドを立ち上げる。教育、福祉など所得水準の向上や生活環境の改善につながる事業を対象にしたファンドで、ベンチャー支援を通してアフリカでの企業価値向上を目指す。
アフリカ南東部の島国モーリシャスにファンドを運営する新会社を1月中に設立する。運用額は15億円で、1社あたり数千万〜数億円を投資。13社前後の支援を計画している。
教育や医療、環境など社会的課題をビジネスの手法を活用して解決する「ソーシャルビジネス」を展開するアフリカ内外のベンチャー企業を投資対象に見込む。例えば農業の技術支援や感染症予防のための遠隔地診療、貧困層向けの携帯通信事業などを想定している。
投資先の選定には、アフリカで起業した日本人コンサルタントが当たる。起業支援が現地の雇用拡大につながるかなどを判断基準とする。
豊通はアフリカでは53カ国で自動車販売や飲料品生産、発電所などのインフラ整備を手掛ける。2012年にはアフリカに強みを持つフランス商社CFAO(セーファーオー)を約2300億円で買収するなどアフリカに重点投資する経営方針を掲げている。
収益性重視の大型投資だけでなく、現地の生活に密着した小規模事業にも関与して他社との違いを打ち出しアフリカでの足場を固める。
モーリシャス、人種と文化のるつぼ
cnn.co.jp
2014.09.13 Sat posted at 09:00 JST
モーリシャス(CNN) モーリシャスは国土面積が2040平方キロほどしかなく、人口も100万人強の小さな島国だが、意外にもさまざまな人種、文化が融合する多文化国家だ。
住民の8割は、初期の入植者たちの子孫だが、インド系、アフリカ系、フランス系、中国系が混ざり合っている。そのため、この国の料理、音楽、建築には、豊かで文化的な多様性が感じられる。
歴史
この小さな国がこれだけの多様性を備えている理由の1つとして、過去に多くの国の植民地であったことが挙げられる。1638年にオランダの植民地になったのを皮切りに、フランス、英国に占領され、1968年に独立を果たした。
オランダ、フランス領時代、経済の主な担い手はアフリカ諸国から連れてこられた奴隷たちだった。島の人里離れた地域の多く(特にル・モーン山)は、脱走した奴隷たちの避難場所となった。
「フランス領時代は、全体の5%の奴隷が自分の土地を去り、独立を求めて人里離れた自然の多い場所に住み着いた。英国領時代には10%に増えた」と語るのは、地元の歴史学者ブリージャン・ブラン氏だ。
ブラン氏によると、「奴隷たちは(ル・モーン山のような)外部の人間と接触する機会のない孤立した場所に住んでいたため、奴隷制度が廃止されたことに気付かなかった。そのため、他の人々がその地域にやってきた時、多くの元奴隷たちは彼らが奴隷狩りに来たと勘違いし、山から身を投げ、自殺を図った」という。
モーリシャスでは1835年に奴隷制が廃止されたが、英国はインドから契約労働者をモーリシャスに送り込み、製糖業で働かせた。インドから約45万人がモーリシャスに移住させられ、その子孫の多くが現在も同国に住み、アフリカの国家であるモーリシャスにアジアの影響を与えている。
食べ物
料理ほどモーリシャスの多様性を端的に示すものはない。首都ポートルイスのにぎやかな中央市場には、キャッサバやしょうゆから、ダール、ロティに至るまで、世界各地の食品や農産物を求めて、数千人の人々がやってくる。
「ここに来れば何でもそろう。中華の売り場もあるし、クレオールの果物や野菜も売っている。われわれはいくつかの根菜、地元の食材、欧州の食材を混ぜ合わせて、1つの料理に仕上げる」と語るのは、モーリシャスの五つ星ホテルのシェフ、ビジェイ・パーラキーさんだ。
音楽
モーリシャスの人種的、文化的多様性を考えれば、この国の音楽にさまざまな音楽のスタイルが組み込まれているとしても驚くに当たらないだろう。この国の伝統音楽である「セガ」は、最近、ジャマイカ発祥のポピュラー音楽「レゲエ」の影響を強く受けた「セゲエ」と呼ばれる全く新しいスタイルの音楽に生まれ変わった。
「われわれは、モーリシャスが抱える真の問題を表現するための新しいスタイルの音楽をどのように始めるかを考え始めた。そして(セガと)最近、モーリシャスでも聞かれるようになったレゲエ音楽との融合に着手した」と語るのは、この新しいスタイルの音楽を支持する地元ミュージシャンのRas Natty Babyさんだ。
「(セゲエは)言わば、あらゆる物から解放された音楽だ。音楽に国境はない。権力者が音楽に国境を定めようとしても、音楽は風や水のように国境を越えていく。音楽の表現方法は無数にあり、音楽を遮断することはできない」(Ras Natty Babyさん)
モーリシャス、人種と文化のるつぼ
UP:2007 REV:20180319, 20, 0604, 0722, 20190114, 0227, 0613, 20200412, 0809, 16, 0909, 12, 13, 17, 1030, 1103, 09, 20210608, 0727, 0810, 0919, 1016, 1109, 20220208, 16, 0315, 0415, 0515
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