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アフリカ Africa 2020年7月〜11月


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作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会理事、生存学研究所運営委員

アフリカとSARS-CoV-2
アフリカの保健・医療
アフリカと自然環境・野生生物
グローバル・エイズ・アップデイト
Gender in Africa
アフリカの子ども
アフリカ障害者の10年
アフリカ開発会議(TICAD)
気候変動とアフリカ
アフリカとアメリカ合衆国
アフリカと中国
アフリカと日本企業
アフリカとスポーツ
アフリカとサッカー
アフリカの食料・農業問題
アフリカの石油、資源
アフリカのICT
アフリカ熱帯林の課題と日本
ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
ソマリア海賊対策と自衛隊派遣問題
日本・ブラジル・モザンビーク三角協力プロジェクトPro SAVANAを問う
反アパルトヘイト運動
アフリカの熱帯林の現状:メディア報道
アルジェリア民主人民共和国アンゴラ共和国ウガンダ共和国エジプト・アラブ共和国エスワティニ王国(旧:スワジランド王国)エチオピア連邦民主共和国エリトリア国ガーナ共和国カーボヴェルデ共和国ガボン共和国カメルーン共和国ガンビア共和国ギニア共和国ギニアビサウ共和国ケニア共和国コートジボワール共和国コモロ連合コンゴ共和国コンゴ民主共和国サハラ・アラブ民主共和国サントメ・プリンシペ民主共和国ザンビア共和国シエラレオネ共和国ジブチ共和国ジンバブエ共和国スーダン共和国スペイン領カナリア諸島セーシェル共和国赤道ギニア共和国セネガル共和国ソマリア連邦共和国タンザニア連合共和国チャド共和国チュニジア共和国中央アフリカ共和国トーゴ共和国ナイジェリア連邦共和国ナミビア共和国ニジェール共和国ブルキナファソブルンジ共和国ベナン共和国ボツワナ共和国マダガスカル共和国マラウイ共和国マリ共和国南アフリカ共和国南スーダン共和国モーリシャス共和国モーリタニア・イスラム共和国モザンビーク共和国モロッコ王国リビア(旧 大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国)リベリア共和国ルワンダ共和国レソト王国
※外務省ウェブサイトを基に、国名を表記しています。

* 新聞記事は、ウェブサイトへの掲載期間が限られています。ウェブで見あたらなくなったら縮刷版、専用データベースなどで内容を確認してください。

* 幅広く多種多様な情報を紹介しています。情報源、情報が発せられた状況などに留意しながら活用してください。

* 一部記事についてはもう少し詳しく紹介できます。関心を持ったら、saito@ajf.gr.jpへ連絡下さい。


◆2020/07/01 nikkei.com コンゴに「痛惜の念」 ベルギー国王、植民地支配めぐり書簡
◆2020/07/01 CNN Belgium's King sends 'regrets' to Congo for Leopold II atrocities -- but doesn't apologize
◆2020/07/01 jp.reuters.com ナイジェリアのWTO事務局長候補、アフリカが「強力支援」
◆2020/07/01 AFP BB News 【解説】ナイル川流域国で対立激化、エチオピアの巨大ダム
◆2020/07/01 nikkei.com 「八村の調子良さそう」 NBAウィザーズ監督
◆2020/07/02 nikkei.com 国連安保理、紛争地は90日間停戦を コロナ決議採択
◆2020/07/02 nikkei.com アフリカ、遠のく自由貿易大陸 コロナでFTA延期
◆2020/07/02 nikkei.com 仏、NATO作戦参加見合わせ リビア巡りトルコと応酬
◆2020/07/02 nikkei.com [FT]台湾、「アフリカの角」に外交拠点開設
◆2020/07/02 AFP BB News 台湾、ソマリランドと代表機関を相互設置へ
◆2020/07/02 nikkei.com アフリカLNG開発、官民で1.5兆円融資 調達先多角化
◆2020/07/02 AFP BB News エチオピア、歌手殺害で騒乱 81人死亡
◆2020/07/03 jp.reuters.com ボツワナでゾウが原因不明の大量死、政府が調査
◆2020/07/03 asahi.com ゾウが謎の大量死 やせ衰え…「楽園」のボツワナで異変
◆2020/07/04 asahi.com 神奈川)ルワンダで義肢装具23年、窮地
◆2020/07/04 AFP BB News マリ中部で武装集団が村襲撃、40人死亡
◆2020/07/04 AFP BB News 中国人経営者が炭鉱労働者を銃撃 人権団体は虐待まん延と非難 ジンバブエ
◆2020/07/04 nikkei.com 八村「NBAシーズン再開楽しみ」
◆2020/07/05 AFP BB News アンテロープを食用に コロナで観光客激減し困窮 南ア
◆2020/07/05 AFP BB News 動画:アンテロープを食用に コロナで観光客激減し困窮 南ア
◆2020/07/05 nikkei.com ウィザーズ八村、23日から練習試合 シーズン再開に向け
◆2020/07/- ジェトロ・アジア経済研究所 新型コロナウイルス感染症を通してみるモザンビーク社会
◆2020/07/06 nikkei.com 「それは世界の終わりのようでした」モザンビーク、銃声の中を逃げ惑う人びと
◆2020/07/07 jp.reuters.com ケニア、コロナ規制を段階的に緩和 状況次第で再封鎖も=大統領
◆2020/07/08 AFP BB News ブルキナファソで180人集団埋葬 軍関与か HRW報告
◆2020/07/08 AFP BB News ケニア、今年の学校暦は「消失」 2021年に初中等学校再開へ
◆2020/07/08 asahi.com 子ども全員が留年、入試もなし ケニア政府が異例の決定
◆2020/07/08 nikkei.com [FT]ナイル流域国で緊張高まる アフリカ最大のダム巡り
◆2020/07/08 nikkei.com 八村のウィザーズ、再開の地フロリダに到着
◆2020/07/09 nikkei.com アフリカ、コロナ感染50万人超に 3週間で倍増
◆2020/07/09 AFP BB News 動画:首筋から上が結合した双生児、イタリアで分離手術成功
◆2020/07/09 AFP BB News コートジボワールのクリバリ首相が死去、61歳
◆2020/07/09 asahi.com コートジボワール首相が急死 今秋の大統領選最有力候補
◆2020/07/09 jp.reuters.com WTO次期事務局長、8カ国から候補者が名乗り
◆2020/07/09 jp.reuters.com 債権国、最貧国債務問題で来年以降の対応検討の必要性認識
◆2020/07/09 AFP BB News 保健省に「マフィアが存在」、新型コロナ対策費用めぐり政権内で対立 コンゴ
◆2020/07/10 jp.reuters.com 焦点:アフリカで「静かな感染拡大」、深刻なコロナのデータ不足
◆2020/07/10 nikkei.com ウィザーズ八村ら対人練習解禁 NBA、感染者報道も
◆2020/07/10 AFP BB News 動画:マダガスカルのキツネザル、ほぼ全種が「絶滅の危機」 レッドリスト
◆2020/07/11 nikkei.com ウィザーズ監督、筋肉増の八村を評価 複数ポジション起用も
◆2020/07/12 nikkei.com ウィザーズ八村「大きなチャンス」 主力欠場で攻撃の中心に
◆2020/07/13 nikkei.com WTOどう再建? 次期事務局長選の立候補者に聞く
◆2020/07/13 nikkei.com ウィザーズ八村「自分が軸に」 主力離脱で好機到来
◆2020/07/14 nikkei.com [FT・Lex]グーグル系の気球ネット接続 ケニアで初商用化
◆2020/07/14 nikkei.com ウィザーズ監督、八村に得点源の役割期待 主力ビールら欠き
◆2020/07/14 Sustainability Times プラスチックごみがタイのゾウを殺す もうひとつの警告
◆2020/07/15 nikkei.com [FT]南アの貧困に巣食う新型コロナ
◆2020/07/16 nikkei.com チュニジアでアフリカ開発会議 22年の開催地決定
◆2020/07/15 nikkei.com ウィザーズ監督、八村の成長実感 同僚との対話自信に
◆2020/07/16 nikkei.com エチオピア、ナイル川ダムに貯水 下流のエジプト反発
◆2020/07/17 nikkei.com コンゴのエボラ感染50人超 WHOが懸念表明
◆2020/07/18 jp.reuters.com G20の債務返済猶予、延長の公算大=世銀チーフエコノミスト
◆2020/07/20 nikkei.com 仏独伊、リビアへの武器輸出国に制裁検討
◆2020/07/20 nikkei.com 八村塁「やっと戻れる」 ウィザーズ、23日から練習試合
◆2020/07/20 jp.reuters.com 仏ナントの大聖堂で放火か 拘束のルワンダ難民男性は釈放
◆2020/07/21 nikkei.com 八村塁は「力強くなった」 ウィザーズ監督が高く評価
◆2020/07/21 nikkei.com 八村・渡辺が登録選手に NBA、シーズン再開へ発表
◆2020/07/21 jp.reuters.com 米仏首脳、リビア情勢など協議=ホワイトハウス
◆2020/07/21 jp.reuters.com 南アの新型コロナ感染拡大、アフリカの他地域への警鐘=WHO
◆2020/07/22 nikkei.com エチオピアのダム貯水、協議継続で合意 エジプトなど
◆2020/07/22 nikkei.com [FT]ムーディーズ、途上国の債務返済猶予で国連と対立
◆2020/07/22 nikkei.com 前橋市、南スーダン選手受け入れ継続発表 21年夏まで
◆2020/07/23 nikkei.com 八村が練習試合で18得点 NBA、3月以来の実戦開始
◆2020/07/23 jp.reuters.com アフリカの新型コロナ感染者、75万人突破=ロイター集計
◆2020/07/24 jp.reuters.com 南ア中銀が3.5%に利下げ、追加緩和でコロナ禍に対応
◆2020/07/26 nikkei.com 八村は15得点、10リバウンド NBA練習試合
◆2020/07/27 nikkei.com 住友商事、ニッケル鉱山の出資比率54%に引き上げへ
◆2020/07/28 nikkei.com 八村、先発で19得点 NBA練習試合
◆2020/07/29 現代アフリカ地域研究センター コロナ禍の女性への影響
◆2020/07/29 nikkei.com ケニア発、スマホでLPガスを量り売り サイサン
◆2020/07/29 nikkei.com [FT]中東コロナ禍、追い出される外国人労働者
◆2020/07/29 nikkei.com 大坂なおみ、八村は「理想の手本」 人種差別への発信で称賛
◆2020/07/30 nikkei.com アフリカ横断の難民、数千人死亡も 国連報告
◆2020/07/30 nikkei.com ウィザーズ八村「すごく楽しみ」 NBA再開控え
◆2020/07/30 nikkei.com サニブラウン、練習拠点を変更 「新たな環境で五輪へ準備」
◆2020/07/31 nikkei.com NBA、4カ月ぶりリーグ戦再開 日本勢は8月1日初戦
◆2020/07/31 nikkei.com ウィザーズ八村、再開初戦「重圧感じていない」
◆2020/07/31 asahi.com (社説)ナイル川ダム 平和的な利水の調整を
◆2020/07/31 nikkei.com [FT]コロナ危機で需要激減、甘くないカカオ相場
◆2020/08/01 nikkei.com 八村が再開初戦で21得点 NBA、渡辺は登録外れる
◆2020/08/03 nikkei.com 八村がネッツ戦で9得点 NBA、ウィザーズ9位確定
◆2020/08/04 nikkei.com ウィザーズ八村、先発9得点 チームは再開後3連敗
◆2020/08/05 nikkei.com 陸上・サニブラウン「金を日本に」 東京五輪へ抱負
◆2020/08/06 nikkei.com 八村8得点も4連敗 NBA、渡辺は出番なし
◆2020/08/07 nikkei.com アフリカのコロナ感染100万人に 南アが半数、世界5位
◆2020/08/07 jp.reuters.com アフリカの新型コロナ感染者、100万人突破=ロイター集計
◆2020/08/08 nikkei.com 八村23得点、ウィザーズはプレーオフ進めず NBA
◆2020/08/08 nikkei.com 商船三井の運航船、モーリシャス沖で座礁 燃料流出
◆2020/08/08 nikkei.com 日本の貨物船が重油漏れ モーリシャスが緊急事態宣言
◆2020/08/08 nikkei.com モーリシャスで座礁の日本船、流出重油の回収急ぐ
◆2020/08/08 nikkei.com 凸版、アフリカでIDカード供給 電子政府に商機
◆2020/08/09 jp.reuters.com 訂正-(9日配信の記事)モーリシャスが環境緊急事態宣言、日本船の燃料流出で生態系に懸念
◆2020/08/09 nikkei.com インド洋貨物船座礁 商船三井、重油回収でチーム派遣
◆2020/08/09 nikkei.com 政府援助隊、モーリシャス沖へ 日本船座礁で重油流出
◆2020/08/10 jp.reuters.com 焦点:途絶えた観光収入、パンデミックが脅かすマサイ族の生活
◆2020/08/10 nikkei.com ウィザーズ八村、先発11得点も6連敗 NBA
◆2020/08/10 nikkei.com モーリシャス座礁船、現地警察が立ち入り 日誌など回収か
◆2020/08/10 asahi.com ニジェールで襲撃事件 武装集団がフランス人ら8人殺害
◆2020/08/11 nikkei.com モーリシャス座礁、重油被害「回復に数十年」 環境団体
◆2020/08/12 nikkei.com 八村20得点もチーム7連敗 NBA、渡辺は2得点
◆2020/08/13 nikkei.com モーリシャス政府、賠償請求方針 重油流出で
◆2020/08/13 asahi.com 楽園モーリシャス襲った重油 住民「生きていけるか…」
◆2020/08/13 asahi.com モーリシャス座礁「燃料の大半回収」 船主に賠償請求か
◆2020/08/13 asahi.com IS系、モザンビークの港占拠 三井物産などガス田開発
◆2020/08/14 jp.reuters.com 情報BOX:モーリシャス沖座礁事故、日本船の賠償が焦点に
◆2020/08/14 jp.reuters.com アングル:モーリシャスの生態系に重大な危機、重油流出の衝撃
◆2020/08/14 nikkei.com ウィザーズ八村、最終戦を欠場 1年目は平均13.5点
◆2020/08/14 nikkei.com 油流出、環境回復に数十年も モーリシャス
◆2020/08/14 asahi.com WiFi求めて島に接近?モーリシャス座礁、地元紙報道
◆2020/08/14 nikkei.com アフリカ、深まるファーウェイ依存 米の排除方針と一線
◆2020/08/14 asahi.com 検査せず夜中埋葬か 「神のおかげで収束」したはずの国
◆2020/08/15 jp.reuters.com 重大な危機、専門家と職員派遣へ=モーリシャス沖座礁事故で小泉環境相
◆2020/08/15 nikkei.com 男子5000で16年ぶり世界新 チェプテゲイ、陸上DLで記録
◆2020/08/16 nikkei.com 座礁船ほぼ2つに割れる 海面黒く、残油流出の恐れ
◆2020/08/16 nikkei.com モーリシャス座礁船、2つに割れる 残油流出か
◆2020/08/17 nikkei.com モーリシャス、賠償請求へ 座礁日本船が完全に分裂
◆2020/08/17 nikkei.com 政府、モーリシャスに2次援助隊 環境省も参加
◆2020/08/17 jp.reuters.com インド、モーリシャスに専門家チーム派遣 油流出への対応支援へ
◆2020/08/18 nikkei.com モーリシャス座礁、マングローブ林の油回収が難航 海上分は回収完了
◆2020/08/18 nikkei.com モーリシャス油回収に壁 生態系配慮で薬剤使いにくく マングローブ林、回復に30年超か
◆2020/08/19 nikkei.com モーリシャス、座礁船船長ら2人を逮捕 危険航海の疑い
◆2020/08/19 nikkei.com [社説]重油流出事故の対処に万全を
◆2020/08/19 nikkei.com 西アフリカのマリで軍の一部が反乱 大統領が辞任表明
◆2020/08/19 nikkei.com マリ大統領が辞任表明、議会解散も 軍のクーデターか
◆2020/08/19 nikkei.com 「八村は大きなインパクト」 ウィザーズ監督が称賛
◆2020/08/19 nikkei.com 八村塁がウィザーズ代表に NBAドラフト指名順抽選
◆2020/08/20 nikkei.com ウィザーズGM、八村の1年目に満足 「シーズン通し成長」
◆2020/08/21 nikkei.com ブリヂストン、南アの農業機械向けタイヤ工場閉鎖へ
◆2020/08/21 nikkei.com モーリシャス沖座礁、船体沈め処分する作業始まる
◆2020/08/21 nikkei.com リビアで停戦、来春選挙へ 暫定政権が発表
◆2020/08/21 nikkei.com 八村、ドラフト抽選会出席 ウィザーズは9位指名
◆2020/08/22 nikkei.com エボラ熱感染者100人に、43人が死亡 コンゴ北西部
◆2020/08/23 nikkei.com キプチョゲも愛用 ナイキが練習用厚底シューズ発売
◆2020/08/24 nikkei.com 島に接近、家族との通話目的 モーリシャス座礁で船長ら
◆2020/08/25 nikkei.com 南ア、禁酒令で病床確保 治安も改善
◆2020/08/25 nikkei.com モーリシャス事故、サンゴ礁が破砕「死亡のおそれも」
◆2020/08/26 nikkei.com スーダン首相、イスラエルと国交「権限ない」
◆2020/08/26 nikkei.com アフリカでポリオ根絶宣言 野生株、アジア2カ国残る
◆2020/08/26 nikkei.com モーリシャス座礁1カ月、観光産業募る不安
◆2020/08/26 nikkei.com 東地中海ガス田で緊張高まる トルコやギリシャなど
◆2020/08/27 nikkei.com モーリシャス沖重油回収、日本は後手 「民間事故」で消極姿勢 仏が全面支援で存在感
◆2020/08/28 nikkei.com モーリシャス事故 「ばら積み船」補償少なく
◆2020/08/30 nikkei.com アフリカ変える「カエル跳び」 コロナが促す技術革新
◆2020/08/30 nikkei.com モーリシャス重油流出で大規模デモ 政府対応を批判
◆2020/08/30 nikkei.com バンクシー、難民救助へ船購入 「EU当局は要請無視」
◆2020/08/31 nikkei.com [FT]中国 途上国融資の返済猶予へ アンゴラが焦点
◆2020/09/01 nikkei.com スーダン反政府勢力が和平 ダルフール紛争終結に期待
◆2020/09/01 nikkei.com 政府、モーリシャスに3次援助隊 貨物船重油流出
◆2020/09/01 nikkei.com 日本に32億円の支払い要求 モーリシャス政府、重油流出で 地元紙報道
◆2020/09/01 nikkei.com 国債格下げ急増、新興国や産油国 コロナ後回復にも影
◆2020/09/01 nikkei.com 豊田通商、「100万円車」でアフリカ攻勢 独韓勢に挑む
◆2020/09/02 nikkei.com 重油流出処理で3人死亡 作業船沈没、1人不明
◆2020/09/02 nikkei.com [FT]「コロナ泥棒を捕まえろ」アフリカ市民の怒り
◆2020/09/03 nikkei.com 作物枯らす「魔女の雑草」 寄生の仕組み解明
◆2020/09/03 nikkei.com 凸版、アフリカでIDカード デジタル政府需要視野
◆2020/09/04 jp.reuters.com WHO、アフリカ向けコロナワクチン確保へ 人口の20%接種目指す
◆2020/09/06 nikkei.com モーリシャス座礁 初動の対応、悪天候などで時間 重油流出から1カ月
◆2020/09/06 nikkei.com 20歳オジェアリアシム、初の16強
◆2020/09/07 nikkei.com モーリシャス首相「重油流出、日本に責任ない」 茂木氏との電話で
◆2020/09/07 jp.reuters.com 茂木外相がモーリシャス首相と会談、環境・漁業・経済支援を表明
◆2020/09/08 nikkei.com 映画「ホテル・ルワンダ」のモデルを逮捕 大統領は「誘拐」否定
◆2020/09/08 nikkei.com 南ア、GDP51%減 4〜6月 資源安にコロナ直撃
◆2020/09/08 jp.reuters.com 南アGDP、第2四半期は前期比51%減 4四半期連続マイナス成長
◆2020/09/09 nikkei.com 陸上女子セメンヤの敗訴確定 男性ホルモン値で出場制限
◆2020/09/09 jp.reuters.com アングル:アフリカでオンライン診療が急拡大、企業も大型投資
◆2020/09/09 jp.reuters.com 2050年までに10億人以上が避難民に、食料不足や自然災害で=報告
◆2020/09/11 nikkei.com 商船三井、サンゴ復元へ調査員 燃料流出でモーリシャス追加支援
◆2020/09/11 nikkei.com モーリシャス環境保護に10億円 商船三井が基金設立発表
◆2020/09/11 nikkei.com 商船三井、モーリシャス支援に10億円 基金設立
◆2020/09/11 nikkei.com モーリシャス座礁、船体なぜ真っ二つ 港で割れた例も
◆2020/09/11 nikkei.com 船大型化、燃料も大量に モーリシャスでリスクあらわ
◆2020/09/11 jp.reuters.com 南アフリカ、深刻な景気縮小で債務削減遅れる恐れ=ムーディーズ
◆2020/09/11 nikkei.com 自衛官出身初の大使起用 大塚氏がジブチに
◆2020/09/12 nikkei.com 商船三井、モーリシャス支援に10億円拠出 賠償と一線 基金設立など柱
◆2020/09/14 AFP BB News 動画:モーリシャスで再び大規模デモ、流出事故対応めぐり政権に退陣要求
◆2020/09/14 AFP BB News マリ反政府連合、軍支持の暫定政権計画を拒否
◆2020/09/14 nikkei.com サニブラウンはユニホーム出品 陸上五輪代表らの慈善競売
◆2020/09/14 nikkei.com サニブラウン、陸上日本選手権を欠場 「休むこと優先」
◆2020/09/15 nikkei.com 南アフリカ、深刻な景気縮小で債務削減遅れる恐れ=ムーディーズ
◆2020/09/16 AFP BB News 裸の女性を軍服姿の男たちが虐殺、動画拡散 モザンビーク政府が非難
◆2020/09/16 nikkei.com 八村、2番目チームに選出 NBA新人ベスト5
◆2020/09/17 nikkei.com リビア暫定首相が辞意表明 政権内不一致か
◆2020/09/18 AFP BB News 200人が武器奪い脱獄、銃撃戦で4人死亡 ウガンダ
◆2020/09/18 AFP BB News 法廷内で乱闘でっち上げ 親族が被告の逃亡手助け チャド
◆2020/09/18 nikkei.com WTO事務局長候補、5人に アフリカや韓国女性残る
◆2020/09/23 nikkei.com マリ暫定大統領に元国防相 政変首謀者が副大統領
◆2020/09/23 nikkei.com [FT]アフリカ諸国、コロナ対策の緩和相次ぐ
◆2020/09/25 nikkei.com イスラエルとの国交正常化、アフリカ諸国が浮上
◆2020/10/04 nikkei.com スーダン、反政府勢力と和平合意に署名
◆2020/10/05 nikkei.com 豊田通商、アフリカの二輪車リース会社に400万ドル
◆2020/10/09 nikkei.com マリ過激派が人質4人解放 戦闘員100人超と交換か
◆2020/10/14 nikkei.com [FT]ザンビア、中国債権者の優先返済要求に反発
◆2020/10/16 nikkei.com モーリシャス賠償、経済支援で代替 政府、重油流出で 国際法・ルールと日本
◆2020/10/16 nikkei.com 南ア大統領「雇用80万人分を創出」 経済復興計画を公表
◆2020/10/19 nikkei.com 日本無線、鉱山向け通信に参入 機械の遠隔操作可能に
◆2020/10/20 nikkei.com アフリカの明日、若者がITで拓く アイコグACC CEO ベテルヘム・デセ
◆2020/10/20 nikkei.com スーダンのテロ指定解除も 米、イスラエル正常化狙う
◆2020/10/20 nikkei.com 西アフリカで大統領「任期延長」相次ぐ、抗議激化
◆2020/10/20 nikkei.com 豊通、ケニアのバス運行管理に投資 デジタル化後押し
◆2020/10/21 nikkei.com [FT]ナイジェリア特殊警察の暴力に抗議活動広がる
◆2020/10/21 nikkei.com ナイジェリア最大都市でデモ隊に発砲 死傷者の情報
◆2020/10/22 nikkei.com ナイジェリアで抗議デモに発砲、死者「12人以上」
◆2020/10/23 nikkei.com 政府、モーリシャスに調査団派遣 支援具体化へ
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【News Sites】
○allafrica.com http://allafrica.com/
○Jeune Afrique http://www.jeuneafrique.com
○Inter Press Service: Africa http://www.ipsnews.net/news/regional-categories/africa/
○AfricaRenewal on line http://www.un.org/africarenewal/
○This is Africa http://www.thisisafricaonline.com/
○BBC Africa http://www.bbc.com/news/world/africa
○CNN Africa http://edition.cnn.com/africa
○REUTERS Africa https://www.reuters.com/places/africa
○rfi Afrique http://www.rfi.fr/afrique/
○Le Monde Afrique http://www.lemonde.fr/afrique/
○The Newhumanitarian(旧IRIN) https://www.thenewhumanitarian.org/
○等身大のアフリカ/最前線のアフリカ(アフリカ地域研究者報告) http://synodos.jp/authorcategory/africa
○Deutsche Welle: Africa http://www.dw.com/en/top-stories/africa/s-12756
○現代アフリカ地域研究センター:今日のアフリカ http://www.tufs.ac.jp/asc/information/

【参考】
25年目の検証『飢え』『援助』『エイズ』 エチオピア・ケニア調査 http://www.arsvi.com/2000/1001ht.htm

○asahi.com:魅惑大陸アフリカ http://www.asahi.com/international/africa/

○AJF会報「アフリカNOW」掲載記事 総目次

【参考文献】
◇曽田 夏記 2008/03/01 「紛争後のルワンダにおける障害者の周辺化」 東京大学教養学部国際関係論分科卒業論文
◇原山 浩輔 2011/03/01 「途上国における手話言語集団としての生計獲得−−ケニアのろう者の事例に基づいて−−」 静岡県立大学 平成22年度 国際関係学部国際関係学科 卒業論文
◇田坂歩 飢餓人口削減に向けた活動における組織の連携のあり方―ケニアの事例を横浜国際フェスタの事例から考える―


 
 
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集中治療ベッドと人工呼吸器の数:アフリカはどうなっているのか?(Nombre de lits de réanimation et de respirateurs : où en est l’Afrique ?)

Jeune Afrique
08 avril 2020 à 17h58 
執筆者:オリヴィエ・マルボ、ボードレール・ミュー(アビジャン)、マノン・ラプラス(ダカール)、フィリーダ・ダマニ(チュニス)、ファド・イラキ(ラバト)

 COVID-19に感染した患者が最も重症化した場合に必要な集中治療ベッドと人工呼吸器が、アフリカでは不足している。使用可能な設備と実際の必要数についてまとめた。

 コロナウィルスの世界的大流行を追う専門家はみな、集中治療ベッドと人工呼吸器の数が足りないのではと心配している。とりわけアフリカについては、患者の数はいまだ限られているとはいえ、医療システムがもっとも脆弱な地域であるだけに、これは大きな問題である。各国にはそうした設備がどれくらいあるのだろうか。

 NGOのALIMAの活動マネージャーで、エボラ出血熱(エボラウィルス病)の治療経験があるムムニ・キンダ医師によると、集中治療ベッドとは「人体の一つあるいは複数の器官が機能不全になったとき、その器官を代替して治療を進める特別な」設備だという。

 また人工呼吸器は、機能不全が呼吸器官に起きた場合に使われる。「COVID-19に感染した場合には一般的に起こりうる」という。

 理論上は、各国でこうした設備がいくつ利用可能かは容易に判明するはずだ。だが実際には、WHOのアフリカ地域責任者のマチディソ・モエティが先週おおやけにしたように、そのような情報を集めるのは大規模な国際機関にとってさえ非常に困難である。

 それでもジュンヌ・アフリック誌では、いくつかの国についてはデータを集めることができた。限られた国のデータしかないうえ、必ずしも公的なものではないことをお断りしておく。

集中治療ベッドの数

 集中治療ベッドについては、国ごとの数は以下であるとみられる。

ブルキナファソ:15床(このうち8床はテンガンドゴの大学病院センターにある)
ソマリア:   15床
コンゴ共和国: 20床
ガボン:    22床
マラウィ:   25床
マリ:     40床
コンゴ民主共和国:50床
ウガンダ:   55床
ケニア:    130床
セネガル:   80床
チュニジア:450〜500床
南アフリカ:  1000床(大部分は医療会社Netcareの施設にある)
アルジェリア: 2500床(多くの情報提供者は、この数字は楽観的に過ぎ数百床であろうと言う)
モロッコ: 3000床

 これらの数字は必ずしも当局が確認したものではない。あるいは反対に、当局がおおやけに発表したものだが、過大評価された数字かもしれない。またカウントされた設備は実際には機能しないかもしれない。

人工呼吸器の数

 人工呼吸器については、フィナンシャル・タイム紙の最近の号はシエラレオネ国民全員に対して1つしかないとした。それ以外の国の数は以下と考えられる。

中央アフリカ:   3個
トーゴ:      4個(250個を発注中)
ニジェール:    5個
コンゴ共和国:   10個
ブルキナファソ:  11個
カメルーン:  15〜20個
コートジヴォワール:20個(4月初頭に18個を発注済み)
マリ:       56個(保健省による:私立病院に15個、公立病院に41個、さらに60個を中国の医療装置会社Mindrayに発注中)
タンザニア:    60個
セネガル:     80個
ナイジェリア:400〜500個(しかしもっとも悲観的な情報では169個のみ)
アルジェリア:  2500個(政府による:現在国内で生産工場を設立中)
モロッコ:    3000個(政府が生産工場を設立し、来週(4月12日からの週)からは500個を生産するとしている)
南アフリカ:   6000個(うち4000は私立病院に設置されている)

各国の必要数の算出方法

 ここに上げられた数字は、各国の人口規模と比較することで初めて意味を持つ。また当然のことながら、これらの機器はコロナウィルス感染患者のうちごくわずかな人にしか必要とされない。

 医師たちは慣例として、パンデミックがもっとも深刻な時期には患者の19パーセントにあたる数の集中治療ベッドが必要と計算する。これが、集中治療ベッドと/あるいは人工呼吸器の使用が必要なほどに“重症化”する患者数の平均割合なのだ。

 そこからは“危険閾値”が計算できる。これは、それ以上感染者数が増えたら医療システムが崩壊するという限界を示す数字だ。

 上記に報告した集中治療ベッド数をもとに計算すると、ブルキナファソの危険閾値は79、そしてモロッコは15,789となる。

 さきのキンダ医師はこの数字の有効性を認めつつ、含みのある言い方をする。

 「アフリカでは感染者がどれくらいになるかはよくわからないのだ。若年層が多いので、重症化する患者はより少ないという楽観的な予測があるいっぽう、貧困国では体力のない人がより多いだろうから、先進国よりも多くの重症者が出るだろうとも考えられるのだ」

 キンダ医師は、重要なのは設備だけではないと指摘する。専門性のある人材の数も問題なのだ。

 「集中治療ベッドの数だけを見ていてはだめなのだ。集中治療をきちんと行えるだけの専門性を持った人材、一般的にはそれは複数の専門分野の人材からなるチームなのだが、その数も見ないといけない。多くの国では、このようなチームがときには複数の治療システムで働く。しかし人材面を強化することなく集中治療ベッドの数だけを増やせば、治療が十分にできなくなる」

設備は不足するのだろうか?

 アフリカ諸国では全般的に医療設備が不十分なので、当然不足が懸念される。とくにアメリカを筆頭にいくつかの大国が、できるだけ多くの人工呼吸器を入手しようと国際市場で争っている現状ではそうなるだろう。

 しかし幸いにもアフリカ大陸はコロナウィルスの大規模感染にはまだ至っていないので、WHOや国連の専門家が繰り返し訴えているように、いまこそ予防措置を取るときだ。それこそが、感染者の爆発的増加と厳しい制限措置を今後回避する道なのだ。

 キンダ医師はこう強調する。

 「医療資源が限られている国々では、先手を打ち、集中治療のような大掛かりな措置を要する患者が大勢出ないようにすることが大切だ。集中治療ベッドの数についての議論は漠然としたパニックが起きている状況ではしてもよいが、わたしたちが議論するべきなのは各国に動員される医療資源が適切かどうかだ。今回のパンデミックでは、先進国の治療体制全体が限界を超えてしまったのをわたしたちは目の当たりにした。このことから、アフリカ諸国では状況は深刻だと断言できる。医療資源全般、とりわけ集中治療設備が不十分なのだから。この危機によって全世界の国は、保健医療に割り当てる資源をより多くしなければ、と考え直す機会を与えられたのだ」

 いまはこれまで以上に検査をして、接触を遮断し、人と人の距離をあけ、マスクをし、そしてとくに感染が分かった人全員を早めに手当てすることが大切だ。アフリカでの感染者の数は相対的に少ないから、まだそれができるだろう。しかしこの状態は長く続かないだろう。

Nombre de lits de réanimation et de respirateurs : où en est l’Afrique ?



 
 
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コロナウィルス治療薬のアフリカでの治験:危険な論争

Jeune Afrique
2020年4月4日
マリエム・スマレ記者

フランス人の二人の専門家が、新型コロナウィルス感染症治療の治験をアフリカでしてはどうかと発言した。この衝撃的な発言が怒りをうねりのように広げている。なかには、治験をアフリカで行うとは、アフリカ人をモルモット扱いするということだ、という声もある。どのようなことが起きているのか。

アフリカ人は欧米の研究者の「実験用ラット」なのか? 4月2日に二人のフランス人専門家が〔フランスの放送局〕LCIのスタジオで発した言葉には、多くの人がこう反応したのだった。

これら専門家の一人で国立保健衛生医療研究所(Inserm)所長のカミーユ・ロクトはこの日LCIに招かれ、結核予防ワクチンBCGを新型コロナウィルス感染症治療に使うことは可能かどうかを語っていた。このとき二人めの専門家で〔パリの〕コシャン病院の集中治療室責任者のジャン=ポール・ミラはロクトに、「その治験をアフリカで行ってはどうだろうか。アフリカにはマスクも治療薬も集中治療室もないのだから」と問いかけたのだった。ミラはさらに、あえて無謀な比較を持ち出した。「エイズ研究でも一部でそうしたことが行われたが、同様のことだ。エイズのときはセックスワークに従事する女性たちに実験をしたのだ。彼女たちは高い感染リスクにさらされているのに、防護していないことで知られていたから」。するとロクトは「そのとおりだ。われわれも並行した研究をアフリカでしようと検討しているところだ」と応じたのだった。

ミラは明らかに問題のある問いによって「挑発」しようとしたのだろう。作戦はみごとに成功した。アフリカ人の著名人が怒りに満ちた反応を示し、陳情書やビデオ映像もあふれた。アフリカ大陸とアフリカ人移民社会が一体となってこの発言に抗議をしたのだ。Esprit d’Ebene(黒人スピリット)という団体はルモンド紙のコラムで、「アフリカの窮乏(「マスクも治療薬もないない」……)は本来的なものではなく、その原因はとりわけ、継続的に略奪にあってきたことにあると想起してもらうべきだろうか? 実験用のマウスのような状況に追い込まれた家族たちがどんな思いをするか描写するべきだろうか? 」と記した。フランス人そして移民出自の多数の著名人の署名入りで掲載されたある論壇記事では、この団体は「アフリカと人類に対する侮辱だ」とした。

〔人種差別に反対する団体〕SOS Racismeは二人の専門家の発言に憤慨し、「〔こうした発言の〕放送を許することで、アフリカ人を新型コロナウィルスに対するワクチンの治験用モルモットとして利用する計画に同意した」として、フランスの視聴覚最高評議会(CSA)を提訴した。

アフリカ人弁護士の団体もLCIを提訴する可能性をにじませつつ、謝罪と「明確でほかの解釈の余地を残さない訂正」を求めた。モロッコ人弁護士ナビル・ブディは公式発表で、同団体の名においてこの「新植民地主義の匂いがする」発言を告発するとした。「この場ではこれら二人の科学者たちが発言のなかで示した手法の根拠や妥当性を議論するべきではないだろう。それよりも、まったくもっておぞましい形でこの発言がなされたことを告発するべきだ」とした。

謝罪

ジャン=ポール・ミラはすみやかに過ちを認め、みずからの発言を「それほどおおごとではない」と思ってしまい、「アフリカ諸国を軽蔑したという解釈をさせてしまったかもしれない」とした。Insermもまた、もっと消極的な形でだが、反応を示した。「一部を切り取られた」ビデオ映像のせいで「誤った解釈」がなされたかもしれないとしたのだった。

カミーユ・ロクトもInsermを介して謝罪した。彼は相手のミラの発言に対して「反発しなかった」が、「人種差別的ないかなる発言もしなかった」とした。Insermは、たとえBCGが新型コロナウィルス対策に有効かどうかを調べる試験がアフリカで行われるとしても、それはオーストラリアあるいはヨーロッパでの臨床試験と「並行して」のことだろう、と念を押した。

しかし一部だけを切り取ったのではないビデオ映像を見ると、LCIの番組でロクトはある仮説について、よいニュースになるかもしれないとして紹介していた。それは、BCGは結核以外の呼吸器系の疾患も予防できるかもしれない、というものだ。つまり免疫システムを強化できるBCGワクチンは、新型コロナウィルスへの感染リスクを軽減できる、あるいは症状の重症化を抑える可能性があるというのだ。これについてのBCGの臨床試験がオーストラリアとヨーロッパで看護スタッフに対してすでに行われているというのなら、フランスでも早々に実行されるべきだろう。

混乱が大きくなった理由

BCG接種はフランスでは相変わらず推奨されているが、もはや義務ではない。これに対して大多数のアフリカ諸国では接種は義務である。ケニア出身の免疫学者で、マクロン大統領が創設したアフリカ専門の大統領諮問委員会のメンバーでもあるイヴォンヌ・ンブルは、「この臨床試験によってBCGは(新型コロナウィルスから)免疫システムを守る効果があると証明されるなら、それはアフリカにとってよいニュースだ。なぜならアフリカではこのワクチンは簡単に入手できるからだ。そしてまたアフリカの住民のほぼ全員がすでに接種を受けているからだ」と話した。

ロクトによって提案された臨床試験はしたがって、すでに存在し、アフリカでは広く使われているワクチンに関するものだ。そしてこれは、何人かの主権主義擁護者が早急に指摘したような、無分別にアフリカ人をモルモット扱いする試験ではない。新型コロナウィルスに特化したワクチンや治療薬の臨床試験はアフリカでも実施される可能性があるだろう。この点が混乱を引き起こしているのだ。

たとえばコンゴ民主共和国のジャン=ジャック・ムイェンブ医師(ウィルス学博士でエボラウィルスの専門家)は、新型コロナウィルスに対するワクチンを生成するための治験を〔アフリカで〕実施する可能性を示唆したために激しい怒りをかった。彼はこのように発言したのだ。「われわれはこうした試験をするために選ばれたのだ。ワクチンはアメリカやカナダあるいは中国で製造されるだろう。われわれは、われわれのところで治験をするための〔被験者〕候補なのだ」。

すると今回ワクチンに対して向けられた不信がムイェンブ医師への批判を引き起こした。同医師はコンゴ民主共和国での新型コロナウィルス対策の調整員として指名されたばかりだが、謝罪に追い込まれた。4月3日には、「わたし自身コンゴ人であり、コンゴ人をモルモットとして使うことはけっして容認しないだろう」と表明した。

WHOが世界に向けて新型コロナウィルスに対する治療薬研究への協力を呼びかけたとき、コンゴ民主共和国はアフリカのほかの約20か国同様に受け入れを表明したのだった(といってもその治療薬にはBCGは含まれていない)。ではこのタイプの臨床試験をアフリカで行うにはどんな条件が必要なのだろうか?

WHOのアフリカ向け緊急行動の責任者であるミシェル・ヤオ医師は、「臨床試験とは薬の効果を評価するために不可欠なプロセスなのだ」と語る。つまり、「研究に参加する国が多いほど、異なる状況で集められた重要な意味のあるデータをより多く得られ、おかげで予備的な研究によって着手された薬でも評価が可能になる」ということなのだ。

ただしヤオ医師はBCGの臨床試験については慎重にするべきだと語る。「こうしたタイプの試験を初めて行うチームがきちんと情報を提供できるようにすること、そして実施をする国々の科学委員会によって提案され、倫理委員会を介して各国が承諾することが必要だ。ひじょうに形式ばったプロセスを踏むことになるが、必要なことだ。こうしたことを重ねることで医学を進歩させることができるのだから」。

〔先述の〕イヴォンヌ・ンブルは、科学的な関心からこのような臨床試験についての言及があったのだとしても、二人のフランス人専門家による「許しがたく、人種差別的」とされた発言はけっして弁護されるべきものではないとする。「アフリカで一つの臨床試験が行われるときには、なぜそれをアフリカで行うべきかを説明する多くの科学的理由があるものだ。わたしたちアフリカ人は「マスクも治療薬もない」からとか、わたしたちは自分の身を守れないからといった理由で行われるのではない」と彼女は憤る。

ンブルはまた〔今回のことで〕「非生産的」で危険な議論が起きているのは残念だとする。こうした議論が起きるのも、カミーユ・ロクトやジャン=ポール・ミラを待つまでもなく、これまでアフリカは欧米の医療に不信感を募らせてきたからだ。コンゴ民主共和国ではエボラウィルス病対策に従事した医師団のメンバーが何人も命を落とした。彼らはこの病気の存在を信じなかった住民に襲われたのだった。

世界的研究において果たすべき役割

1990年代に製薬会社ファイザーが行った髄膜炎治療薬の違法な臨床試験では、約十人の子どもが死亡した。ナイジェリアではテノホビルのエイズ治療薬としての効果を探る試験が倫理に反するという理由で中止された……。アフリカは、倫理規定や職業倫理にほとんど注意を払わなかった欧米の医師たちが引き起こした保健衛生関連の醜聞と違法な臨床試験という重い過去に苛まれている。

欧米の医師や研究者はこれまでアフリカで、利益を生むために病気を発明した、アフリカ人を撲滅するためのワクチンを考案した、人体や臓器を盗んだと非難されてきた。彼らに対するアフリカの人々の不信感はいまだ根強いのだ。

「今日、BCGが何かを知らないでBCGを非難するアフリカ人たちがいる。彼ら自身接種を受けたことを忘れて! アフリカは世界の科学に多くをもたらせる。しかし現在起きているような論争はわたしたちの仕事をいっそう困難にしてしまうのだ」とンブルは言い、責任ある発言をと呼びかける。「〔臨床試験についての〕このような議論はその資格がある人によって行われるべきだ。それは欧米人の話を聞けということではもはやない。アフリカ人科学者たちが自分たちの声を届け、情報操作と闘うべきなのだ」。

Traitements contre le coronavirus testés en Afrique : une polémique dangereuse



 
 
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マラリア:COVID-19により、懸念される感染者の増加

Jeune Afrique
2020年4月25日
レア・マスガン記者

WHOによると、2020年は新型コロナウィルスのせいでマラリアによる死者数が倍増する可能性があるという。マラリアはマラリア原虫が体内に寄生することで発症する病気で、毎年の死者数は50万人にのぼる。

アフリカ大陸では新型コロナウィルスによってすでに約1,300人が死亡したが、今回の感染症大流行によって他の感染症の死者数も増やす可能性がある。WHOは4月23日発表のコミュニケで、アフリカでのマラリア感染者が増加すると懸念を示した。じつは世界のマラリア感染者の93パーセントはアフリカ人なのだ。WHOによると、今年は殺虫剤を塗布した蚊帳配布キャンペーンが混乱したり、感染者が抗マラリア薬を入手しにくくなったりするため、サハラ以南アフリカでのマラリアによる死者は2018年の2倍になる可能性があるという。国際社会のアクターたちは2000年以来努力を続け、全世界で100万に及ぶ人々をマラリアによる死から守り、10億人以上が新たに感染するのを防いできた。しかしコロナウィルスの流行により、最悪の場合769,000人がマラリアで死亡するかもしれないという。そうなったらマラリアの死亡率は20年前に記録した死亡率に戻ってしまうだろう。

アフリカでの雨季の開始が数週間後に迫っている。雨季には蚊が増加するため、マラリア感染のリスクがより高まる。しかしマラリア予防物資の配布キャンペーン実施を決定できた国はいったいどれほどあるのだろうか。アブドゥラマンヌ・ジャロ医師(「マラリア撲滅」世界運動のプラットフォームであるRBMパートナーの総責任者)は、「医療従事者はマラリア対策を犠牲にして、新型コロナウィルス感染拡大抑え込みに注力している。ところがマラリアは、何世紀も前から毎年数十万人もの命を奪っている厄介な病気なのだ」と嘆く。

ジャロ医師はまた、すでに弱体化したアフリカの保健衛生システムにコロナウィルス感染拡大が与えるインパクトを懸念する。NGOのOxfamによると、アフリカでは人口の半分以上の人々が最低限必要な医療も受けられずにいる。アフリカ大陸は人類の平均像からはかなり隔たった状態に置かれているのだ。とくにサヘル地域では医師は1万人に1人以下しかいないのだ。

子どもの死亡は7,000人増加

2014〜2016年にエボラウィルス病が流行したときには、マラリア感染者が多い傾向にある国々の中でもとくにギニア、リベリア、シエラレオネではマラリア対策が大きな打撃を受けた。

パリのピティエ=サルペトリエール病院の国立マラリア・レファレンスセンター(CNRpalu)の責任者マルク・テリエは、「エボラウィルス病が流行したときは、これらの国々の医療システムが崩壊してしまった。今回もまたマラリア感染者の治療は打撃を受けるだろう。医療従事者たちは別の仕事に動員されているからだ。それに感染のリスクを恐れてマラリア検査を受けたがらない人も出てくるだろう」と述べる。

イギリスの医療週刊誌『ランセット(Lancet)』に掲載された研究によると、エボラウィルス病が猛威を振るっていた時期(2014〜2016年)に医療施設でマラリア感染が明らかになった人の数は、ギニアだけでも前年よりも74,000人少なかった。これは適切な治療を受けにきたマラリア感染者が減ったことや、医療施設でのマラリアの治療能力が低下したことによる。より憂慮すべきなのは、エボラウィルスの感染拡大がもっとも深刻だった上の3国では、5歳以下の子どものマラリア死が7,000人も増加したことである。5歳以下の子どもはマラリア対してもっとも脆弱で、マラリアによる死の3分の2はこの年齢の子どもである。

当時ギニアの保健大臣だったジャロ医師は、同様のことが新型コロナウィルスの感染拡大によって繰り返されのではと懸念している。「すべての国の政府がみな同じ勧告を出すわけではない。いくつかの国では厳しい措置を取っているので、発熱した人が診察を受けにいくのをやめるということもありうる」というのだ。ジャロ医師は、「国境を知らない」病気をコントロールするため、地域ごとのアプローチをとる必要があると訴える。

出資の「低迷」

ところで地球全体を見回すと、アフリカはマラリアの脅威にもっとも晒されている大陸である。2018年には世界の感染者の半分以上を占めたのがアフリカの6か国の感染者だった。それらの国はナイジェリア(25%)、コンゴ民主共和国(12%)、ウガンダ(5%)、コートジヴォワール、モザンビーク、ニジェール(それぞれ4%ずつ)である。

マラリアの死亡率は2000〜2015年に60%低下したが、以降は足踏み状態である。そのうえ感染者がふたたび増加している国もある。たとえば2019年6〜8月には、ウガンダでは140万人の感染が確認された。つまり感染者は一年前の同時期よりも40%以上も増加したのだ。2018年にロンドンで開催されたマラリア・サミットでは、アメリカの大富豪ビル・ゲイツがこう述べてすでに警告を発していた。「われわれは岐路に立っているのだ。もし努力をやめてしまったら、マラリアによる被害はいっそう深刻になるだろう」。エチオピア人のテドロス・アダノム・ゲブレイェソスWHO事務局長は兄弟をマラリアで亡くした。彼は「新たな跳躍」が必要だとしつつ、出資が「低迷している」と嘆いたのだった。

アフリカでのマラリア感染者数と死亡者数の推移

WHOの最新報告書は、マラリアの完全撲滅のための資金が不足していると強調している。マラリアの感染者が多い国々と国際機関に提供された資金は、2017年には32億ドルだったが、2018年には27億ドルに減少してしまったのだ。Partenariat RBMの推計によると、さらに20億ドルが必要なのだ。さきのテリエ医師は、「マラリアをコントロールする戦いでは資金が原動力だ。それなのに財源は減っている」と警告する。懸念されるデータも発表されており、マラリア原虫を媒介する蚊が抗マラリア薬や殺虫剤への耐性をますます高めているというのだ。

差し迫る脅威をまえに、2019年4〜9月にはマラリアのワクチン接種のパイロット・プランがマラウィ、ケニア、ガーナで開始された。このワクチンの効果はまだ明らかではないが、WHOはこれを「何万人もの子どもの命を救う可能性がある、有望な手段」だとしている。

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