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アフリカと中国 2012年


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アフリカアフリカ Africa 2016


おかねおくれ


作成:斉藤龍一郎
 *(特活)アフリカ日本協議会事務局長

アフリカ日本協議会(AJF)2012
HIV/AIDS 2011
グローバル・エイズ・アップデイト
Gender in Africa
アフリカの子ども
アフリカ障害者の10年
アフリカ開発会議(TICAD)
気候変動とアフリカ
アフリカと中国
アフリカとスポーツ
アフリカの食料・農業問題
アフリカの石油、資源
アフリカの保健・医療
アフリカのICT
ケニア共和国 Republic of Kenya 大統領選挙と騒乱
ソマリア海賊対策と自衛隊派遣問題
バイオ燃料問題

アルジェリア民主人民共和国アンゴラ共和国ウガンダ共和国エジプト・アラブ共和国エチオピア連邦民主共和国エリトリア国ガーナ共和国カーボヴェルデ共和国ガボン共和国カメルーン共和国ガンビア共和国ギニア共和国ギニアビサウ共和国ケニア共和国コートジボワール共和国コモロ連合コンゴ共和国コンゴ民主共和国サハラ・アラブ民主共和国サントメ・プリンシペ民主共和国ザンビア共和国シエラレオネ共和国ジンバブエ共和国スーダン共和国スペイン領カナリア諸島スワジランド王国セーシェル共和国赤道ギニア共和国セネガル共和国ソマリア民主共和国タンザニア連合共和国チャド共和国チュニジア共和国中央アフリカ共和国トーゴ共和国ナイジェリア連邦共和国ナミビア共和国ニジェール共和国ブルキナファソブルンジ共和国ベナン共和国ボツワナ共和国マダガスカル共和国マラウイ共和国マリ共和国南アフリカ共和国南スーダン共和国モーリシャス共和国モーリタニア・イスラム共和国モザンビーク共和国モロッコ王国大リビア・アラブ社会主義人民ジャマーヒリーヤ国リベリア共和国ルワンダ共和国レソト王国
※外務省ウェブサイトを基に、国名を表記しています。
○2007年までのニュース・情報 アフリカと中国 〜2007年
○2008年のニュース・情報 アフリカと中国 2008年
○2009年のニュース・情報 アフリカと中国 2009年
○2010年のニュース・情報 アフリカと中国 2010年
○2011年のニュース・情報 アフリカと中国 2011年

◆2012/01/04 nikkei.com 中国のアフリカ向け融資、世銀上回る 輸出先確保の思惑も
◆2012/01/04 nikkei.com 中国輸出入銀のアフリカ融資、世銀上回る
◆2012/01/11 nikkei.com 中国共産党幹部、スーダンなど訪問
◆2012/01/12 nikkei.com 中国国営TV、アフリカで英語放送開始 海外で初めて番組制作
◆2012/01/17 アフリカビジネスニュース アフリカの地で初放送、中国中央テレビ【ケニヤ】
◆2012/01/21 nikkei.com 中国、南北スーダンに自制訴え
◆2012/01/21 nikkei.com 南スーダン、石油生産停止 中国が自制訴え
◆2012/01/29 asahi.com スーダン武装勢力、中国人20人超を拉致か 中国報道
◆2012/01/29 nikkei.com 中国、スーダンと関係強化へ 賈慶林氏、大統領と会談
◆2012/01/29 nikkei.com 中国「アフリカへの贈り物」 AU新本部が完成
◆2012/01/30 AFP BB News スーダンで武装勢力が中国人作業員29人連れ去る
◆2012/01/30 cnn.co.jp 拉致された作業員のうち中国国籍の14人解放 スーダン
◆2012/01/30 nikkei.com スーダンで中国企業襲撃 武装勢力「29人拘束」
◆2012/01/30 asahi.com 中国、アフリカ詣で強化 党序列4位、首脳会議へ
◆2012/01/30 毎日新聞 エチオピア:中国が丸抱え、AUビル完成
◆2012/01/30 nikkei.com 中国、アフリカ連合と資源で連携強化 指導部が首脳会議参加
◆2012/01/31 jp.reuters.com 南スーダンが原油生産を停止、中国と日本は代替原油探しに奔走
◆2012/01/31 nikkei.com 中国、アフリカ東部に進出 資源輸送拠点確保へ港開発
◆2012/02/01 AFP BB News ベドウィンが中国人技術者25人を拉致、エジプト
◆2012/02/01 nikkei.com エジプトで中国人労働者20人余り拉致 武装勢力か
◆2012/02/01 nikkei.com 拉致された中国人、25人が解放 エジプト
◆2012/02/01 nikkei.com アフリカで中国人労働者拉致相次ぐ
◆2012/02/02 nikkei.com 中国、リビアに官民視察団 復興への関与めざす
◆2012/02/07 nikkei.com 中国人労働者、遺体で発見 スーダンで1月末に拉致
◆2012/02/11 Record China 高収入・安定した職を求めて…中国の農村から大量の労働者が海外に−仏メディア
◆2012/02/16 Market Hack 中国のエネルギー戦略の要となっているアンゴラ
◆2012/02/20 産経新聞 南スーダンで蠢くチャイナマネー
◆2012/02/22 nikkei.com [FT]南スーダンが試す中国外交の原則(社説)
◆2012/02/23 nikkei.com 中国の吉利汽車、エジプトで小型セダン生産
◆2012/02/25 GIGAZINE モザンビークで中国人が誤解される理由「カンフー映画」、きっと日本人ですら誤解します
◆2012/02/28 nikkei.com 中国副主席「スーダン情勢を憂慮」 スーダン外相と会談
◆2012/03/04 nikkei.com マサイ族に広がるスマホ 携帯市場を支える中国
◆2012/03/15 WirelssWireNews  アフリカ初の加入者向け商用LTEサービスはアンゴラ
◆2012/03/20 CRI  中国、ナイジェリアに通信衛星を引き渡し
◆2012/03/30 Japan Business Press  アフリカ市場を席巻する中国製品
◆2012/04/17 nikkei.com 習近平氏、ジャスミン革命は「歴史的変革」 チュニジア外相に
◆2012/04/26 cnn.co.jp 南スーダン大統領が中国滞在切り上げ 「スーダンが宣戦布告」
◆2012/04/29 nikkei.com 中国、南スーダンに6400億円融資
◆2012/04/30 AllAfrica.com  Uganda: Makerere Students to Get Specialized ICT Training
◆2012/05/03 47NEWS スーダン停戦要求決議採択 国連安保理が全会一致
◆2012/05/05 nikkei.com BRICS開発銀構想、米州開銀総裁「歓迎する」
◆2012/05/09 外務省 外務大臣会見記録(5月9日付)対アフリカ外交
◆2012/05/25 nikkei.com 南北スーダン、29日に和平協議再開
◆2012/06/03 毎日新聞 ジンバブエ:ダイヤ国庫収入で波紋 目標額の4分の1に
◆2012/06/05 cnn.co.jp ナイジェリア機墜落、死者163人に 操縦士から直前に異常の連絡
◆2012/06/05 nikkei.com 中国、大国の政治力で先行、輸送インフラ受注7兆円 日本の13倍
◆2012/06/19 nikkei.com BRICSの5首脳、IMFへの資金協力で一致
◆2012/06/19 nikkei.com 新興5カ国、欧州支援へ協力確認 G20非公式会合
◆2012/06/20 nikkei.com 中国広州市、アフリカ系住民が抗議行動
◆2012/06/23 asahi.com 新興国台頭、国際社会の構図変化 中国、会議で存在感
◆2012/06/23 nikkei.com リオ+20、新興国首脳が環境政策で主導 先進国は欠席目立つ
◆2012/06/29 nikkei.com 中国アフリカ協力会議開催へ
◆2012/06/29 nikkei.com BRICSで通貨交換網構築へ 景気減速、改革の好機に
◆2012/07/15 AFP BB News 上海申花に移籍のドログバが入団会見
◆2012/07/19 AFP BB News 中国、対アフリカ借款200億ドルに倍増へ
◆2012/07/19 MSN産経ニュース 中国、アフリカに大盤振る舞い 1兆5千億円の拠出表明 狙いは資源獲得
◆2012/07/19 サーチナ 中国の胡錦濤主席、アフリカ諸国への200億ドル融資を表明
◆2012/07/19 nikkei.com 中国、アフリカ向け借款倍増 今後3年間に1.5兆円
◆2012/07/19 毎日新聞 中国:アフリカ諸国に1兆5000億円の借款提供を表明
◆2012/07/20 nikkei.com 中国、アフリカ大進出 建設現場に商店街に
◆2012/07/20 asahi.com 中国、アフリカに1兆6千億円の借款供与へ
◆2012/07/20 nikkei.com 中国、アフリカ連合常設軍に資金 協力フォーラムが閉幕
◆2012/07/23 nikkei.com [FT]中国に懸念募らすアフリカ(社説)
◆2012/07/27 yomiuri.co.jp エジプト五輪選手団に偽物の用具、製造国は…
◆2012/08/06 nikkei.com ザンビアの中国系炭鉱で中国人幹部殺害
◆2012/08/17 nikkei.com 中国黄金集団、アフリカ金鉱山の取得目指す
◆2012/08/23 AllAfrica.com Sierra Leone: China Railway Reaches Blind & Deaf
◆2012/08/25 nikkei.com 中国が無料でガーナにスタジアム建設 死去の前大統領の追悼に
◆2012/08/27 cnn.co.jp アンゴラから中国人容疑者37人を送還 売春強制などの疑い
◆2012/08/27 nikkei.com 中国、ガーナに無償でサッカースタジアム建設へ
◆2012/09/18 cnn.co.jp 中国のアフリカ進出 政治・経済に続いてメディアでも
◆2012/09/27 Global TIMES Chinese firm ZTE mulls telecoms venture in Nigeria
◆2012/09/28 Jeune Afrique 動物資源、新たな戦費調達方法
◆2012/09/25 ChinaDaily Camtel shines the light on ICT development
◆2012/10/06 nikkei.com ガーナ、金違法採掘で中国人40人を逮捕
◆2012/10/12 Bloomberg.co.jp BRICS:基金創設を計画、緊急時に備え−ブラジル財務相
◆2012/10/15 時事ドットコム ガーナで違法な金採掘横行=中国人100人拘束、1人死亡
◆2012/10/23 nikkei.com アフリカで相次ぎ中国人労働者襲撃
◆2012/12/03 nikkei.com 世界の違法伐採、中国が加速 NGOが報告書
◆2012/12/19 nikkei.com 中国、アフリカ記者の北京常駐費用負担


アフリカに吹く中国の嵐、アジアの旋風―途上国間競争にさらされる地域産業
吉田栄一編 (独法)日本貿易振興機構アジア経済研究所 ¥1,575 A5版 161ページ  2007年4月 [amazon]

中国商品のアフリカ流入、中国経済人のアフリカでの活動がもたらしている影響を具体的に報告する。

成長するアフリカ−日本と中国の視点 (会議報告) http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Report/2007_03_03.html


 
 
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中国のアフリカ向け融資、世銀上回る 輸出先確保の思惑も

2012/1/4 9:53

【北京=森安健】中国の政策銀行の一つ、中国輸出入銀行が2001年から2010年に実施したアフリカ向け融資は約672億ドル(約5兆1500億円)に上り、世界銀行の約547億ドルを超える規模だったことが欧州系格付け会社フィッチ・レーティングスの調査で分かった。輸出入銀の年間融資額の約20%はアフリカ向けで、天然資源を求め同大陸で存在感を高めている中国の実態を映し出した。

融資の大半はインフラプロジェクト向けだった。金利面ではゼロ金利に近い世銀融資の方が有利。しかし、審査手続きが多く、プロジェクトの進行状況を逐一報告しなければならない世銀と比べ、輸出入銀は金利を2〜3%求めるものの、融資実行までのスピードが速く「政治的要求も少ない」ため、借り手のアフリカ諸国にとっては使いやすいようだ。

一方、アフリカ諸国の支払い能力にはリスクもあり、09年末までに中国が債務免除に応じた相手は35カ国、免除総額は約297億ドルに上った。アジア、中南米、オセアニアと比べても格段に高い件数と金額だった。

調査では、中国が積極的にアフリカに関与する理由について、天然資源を確保することに加え「中国製品の新たな輸出先を確保する狙いもある」と指摘。2000年から10年にかけて、アフリカ諸国の中国からの輸入量は15倍に拡大した。品目は衣料、通信、自動車など多岐にわたる。「中国がアフリカから資源を輸入する構図に目が行きがちだが、対中貿易が黒字なのはアンゴラやザンビアなど一部の資源大国に限られ、ウガンダ、ナイジェリア、ケニアなど大半のアフリカ諸国は対中貿易が赤字だ」と分析した。



 
 
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中国輸出入銀のアフリカ融資、世銀上回る

2012/1/4 20:29

【北京=森安健】中国の政策銀行の一つ、中国輸出入銀行が2001年から10年にかけて実施したアフリカ向け融資は約672億ドル(約5兆1500億円)で、世界銀行の約547億ドルを超える規模だったことが格付け会社フィッチ・レーティングスの調査で分かった。輸出入銀の年間融資額の約20%はアフリカ向けで、天然資源を求める中国の様子を映し出した。

融資はインフラ事業向けが大半。金利は世銀融資の方が有利だが、融資実行までのスピードが速く、内政に注文を付けない中国の融資を好む国が多かった。一方、中国がアフリカで債務免除に応じた例は09年末までに35カ国、約297億ドルに上り、アジアや中南米に比べ格段に多かった。



 
 
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中国共産党幹部、スーダンなど訪問

2012/1/11 18:45

【北京=島田学】中国共産党の王家瑞対外連絡部長が12〜16日にスーダンと南スーダンを訪問する。中国は石油資源に恵まれる両国と経済援助を通じて密接な関係を築いている。政府間だけでなく政党間の交流も活発にすることで、さらなる石油権益の確保を狙う。



 
 
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中国国営TV、アフリカで英語放送開始 海外で初めて番組制作

【北京=森安健】中国国営の中国中央テレビ(CCTV)は11日、アフリカのケニアにアフリカ総局(CCTVアフリカ)を開設し、英語でアフリカ全域に関するニュース発信を始めた。総局はスタッフ100人で構成し、毎日、アフリカに関する1時間の番組を製作。全世界で放送している英語チャンネルに流す。

CCTVが海外拠点で定期的に番組をつくるのは初めて。多くの中国企業が進出しているアフリカの取材体制を強化するとともに、中国のイメージ改善も狙う。



 
 
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中国、南北スーダンに自制訴え

2012/1/21 19:52

中国外務省の劉為民報道局参事官は21日、南スーダンが隣国スーダンとの石油輸送をめぐる対立から石油生産の停止を発表したとの報道を受け、両国に対し「冷静さと自制を保ち、過激な行動を取るのを避け、早期に話し合いで対立を解決するよう求める」との談話を出した。

中国は昨年7月の南スーダン独立前から、石油獲得のためスーダンとの関係を強化。今月中旬にも、李源潮共産党中央組織部長が両国を訪問し、双方の大統領と関係発展を確認し合っている。

劉参事官は談話で「石油は南北スーダン共通の経済的命脈」と指摘し、両国が現地に進出している中国企業の権益を守るよう要望した。(北京=共同)



 
 
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南スーダン、石油生産停止 中国が自制訴え

2012/1/21 23:20

【北京=多部田俊輔】昨年7月にスーダンから独立した南スーダンの報道によると、同国政府は石油生産を停止すると明らかにした。南スーダンはスーダンのパイプラインを通じて石油を輸出しているが、スーダンが適切なパイプライン使用料の支払いを求めて南スーダン産石油の一部を差し押さえたため、対抗措置として石油生産の停止を決めた。

南スーダン産石油の多くはスーダン経由で中国に輸出されている。このため中国外務省の劉為民報道局参事官は21日、両国に対し「石油は経済的命脈。冷静さと自制を保ち、話し合いによる早期解決を求める」との談話を出した。



 
 
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中国、スーダンと関係強化へ 賈慶林氏、大統領と会談

2012/1/29 19:12

中国外務省は29日、アフリカ連合(AU)首脳会議開幕式出席のためエチオピア訪問中の賈慶林全国政治協商会議主席がスーダンのバシル大統領と28日にアディスアベバで会談し、両国関係を引き続き発展させていく方針で双方が一致したことを明らかにした。

中国は石油資源獲得のため、ダルフール紛争などをめぐり国際的な批判を浴びているバシル大統領との関係を重視しており、賈主席は「スーダンとの友好協力関係を発展させる既定の方針は変わらない」と表明。大統領も石油、鉱物、農業などの分野で中国との協力拡大に期待を示した。

スーダンは昨年7月に独立した南スーダンとの間で石油輸送をめぐる対立を続けているが、中国は南スーダンとの関係強化も図っており、賈主席はバシル大統領に自制も求めたとみられる。(北京=共同)



 
 
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中国「アフリカへの贈り物」 AU新本部が完成

2012/1/29 23:59

【北京=島田学】エチオピアを訪問中の中国共産党序列4位の賈慶林・全国政治協商会議主席は28日、中国が総工費約2億ドル(約153億円)を全額負担したアフリカ連合(AU)新本部の落成式に出席し「この施設は中国からアフリカへの贈り物だ」とあいさつした。中国の国営新華社が29日伝えた。中国は豊富な資源を抱えるアフリカ諸国への資源外交を一層積極化する考えだ。

賈主席は28日、AU議長国である赤道ギニアのヌゲマ大統領と会談し、AUに今後3年間で6億元(約73億円)の無償援助を実施することで合意した。エチオピア滞在中にはAU首脳会議にも出席する。

賈主席は産油国のスーダンのバシル大統領とも会談。資源分野を中心とした関係強化で一致した。スーダンは昨年同国から独立した南スーダンと石油輸送を巡って対立している。両国を仲介し、中国への石油の安定供給を確保したい考えだ。



 
 
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中国、アフリカ連合と資源で連携強化 指導部が首脳会議参加

2012/1/30 20:10

エチオピアを訪問した中国の賈慶林・全国政治協商会議主席は29日、アフリカ連合(AU)首脳会議に出席し、AUに今後3年間で6億元(約73億円)の無償援助を表明した。「アフリカ諸国は中国経済発展のための有力な支持を提供している」とも述べ、連携強化の姿勢を示した。中国の国営新華社が30日伝えた。

イラン情勢の緊迫で資源の代替調達先としてアフリカの重要性が増大。同会議には、胡錦濤国家主席が「手を取りあって戦略的関係を高めたい」と祝電を送った。

共産党政治局常務委員で党内序列4位の賈氏は指導部で初めて同会議に参加。各国に経済援助の継続を伝え、スーダンとは対中原油供給の拡大も確認した。ただアフリカ側では急増した中国人労働者に「富を横取りしている」と反感も出ている。(北京=島田学)



 
 
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中国、アフリカ東部に進出 資源輸送拠点確保へ港開発

2012/1/31 0:05

西部を中心にアフリカ資源の権益獲得に動いていた中国が、インド洋に面した東部への進出姿勢もみせ始めた。内陸の天然資源を輸送する拠点としてケニアやモザンビークの港湾開発に着手。パキスタンやミャンマーなどインド洋で「真珠の首飾り」と呼ぶ沿岸国の港に加え新たな足場確保を狙う思惑もうかがえ、米国やインドと駆け引きが激化する可能性もある。

中国が注目するのはケニアのラム、モザンビークのベイラ、タンザニアのダルエスサラームの3港。隣国の原油や銅、鉄鉱石などの搬出拠点とする目的で中国企業が開発に名乗りを上げた。

●背景にスーダン情勢 アフリカ東部は天然資源に乏しい。中国の投資はもっぱら中部のアンゴラや西部のナイジェリア、北部のスーダン、アルジェリアなど産油国に向いていた。今、東部進出に動くのはなぜか。

最大の要因はスーダン情勢の変化だ。昨年の南北分断後、油田の8割を獲得した南部と、唯一の港を持つ北部が原油収入の分配で決裂し、原油生産が停止。ケニア経由の代替搬出ルートが必要になった。インド洋に直結するアフリカ東部の港を使えば、輸送ルートが海賊被害の多発するアデン湾を回避できる。

●日本にも商機 港湾開発は日本企業に商機を開く可能性もある。日本の商社やゼネコン14社は昨年10月に南北スーダンとケニアを視察、ラム港開発の説明を受けた。

だが、中国が開発に乗り出したアフリカ東部の港湾のうちケニアやタンザニアは旧英領で、英海軍が拠点を置いた海上交通の要衝。中国の動きには安全保障戦略上の思惑も色濃く感じとれる。

●「首飾り」南へ 中国はエネルギーの輸送路シーレーンのインド洋沿岸に、インドを東西から挟む形で拠点港を確保。米軍は「真珠の首飾り」と呼んで警戒する。これにアフリカ3港が加われば「首飾り」は南へ伸び、同洋で存在感が一段と増すのは確実だ。

インド洋は世界で最も海上輸送が盛んな海路の一つで、西端のホルムズ海峡は世界の原油輸送の40%が通過。東端のマラッカ海峡は世界の商業輸送の50%が経由する。それだけに米軍がディエゴガルシア島に一大拠点を設けるなど主要国は安全保障面でも重視してきた。東シナ海と南シナ海に続きインド洋進出も加速する中国の動きには独自のシーレーン防衛の思惑も読み取れ、米印両国などは警戒を強めそうだ。(北京=森安健)



 
 
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アフリカで中国人労働者拉致相次ぐ

nikkei.com

2012/2/1 23:19

【北京=島田学】アフリカで中国人労働者が地元の反政府勢力に拉致される事件が相次いでいる。各国が主に経済分野で中国との関係を強化する中、反体制派は人質を政府交渉の切り札として利用しているもよう。成長の原資である資源・エネルギーの確保を急ぐ中国にとって、新たな外交課題となりつつある。

中国メディアによると、1月28日にスーダンで中国企業の拠点が反政府武装組織に襲われ、中国人労働者29人が拉致された。同月31日にはエジプトでも中国人労働者ら25人が遊牧民ベドウィンとみられる武装集団に一時、拘束された。

スーダンの事件では、すでに中国人労働者14人がスーダン政府軍に救出され、残る労働者の解放を巡って交渉が続いている。エジプトの事件では、犯行グループが逮捕された仲間の釈放をエジプト政府に要求していたが、1日に労働者ら全員が解放された。エジプト政府が要求に応じたかは不明だ。

アフリカでは中国の存在感が高まるに従って、急増する中国人労働者と地元住民とのトラブルが続出。相次ぐ事件の背景には、資源・エネルギーの確保を巡って急速にアフリカでの影響力を強めている中国への根深い反感があるとの指摘もある。



 
 
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中国、リビアに官民視察団 復興への関与めざす

nikkei.com

2012/2/2 18:57

【北京=森安健】中国商務省は2日、リビアに王瀋陽・対外投資局長を団長とする官民視察団を4〜8日に派遣すると発表した。昨年2月にリビア情勢が悪化してから初。リビアでインフラ事業を進めていた中国建築工程、中国電力建設、中国交通建設などの企業も同行し、現場の被害状況などを確認する。復興事業への参加についても意見交換する。当初は昨年10月に視察団を送る予定だったが、治安情勢を考慮して延期していた。リビアにはエネルギーや交通インフラの分野で約75社の中国企業が進出しているが、操業継続が不可能となり、総額1兆5000億円規模のプロジェクトが被害を受けた。



 
 
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高収入・安定した職を求めて…中国の農村から大量の労働者が海外に−仏メディア

配信日時:2012年2月11日 10時37分

2012年2月7日、AFP通信は「中国の農村は海外に安価な労働力を送り出している」と題した記事を掲載した。10日付で環球時報が伝えた。

63歳の謝国路(シエ・グオルー)さんは自慢げに河北省呂家庄村に建てたばかりの2階建ての我が家を見せびらかした。建設資金はアルジェリアで働く息子からの仕送りだ。北京から車で約3時間。同村では300人を超える村民がより良い収入と安定した職につくため、情勢が不安定な国に出稼ぎにいっている。謝さんの息子もその中の1人だ。

「中国には安定した仕事がない。工事現場が休みになれば、収入も途絶える。だから、安定した職につけるなら海外にでも行く」と謝さん。先月末、中国人作業員がエジプトとスーダンで拉致される事件があったが、村民たちは海外行きを止めるつもりはない。村は80年代から多数の労働者を海外に送り出している。

中国商務部によると、海外で働く中国人は81万人を超えるが、そのほとんどは1〜2年の短期契約。2011年は約45万2000人が海外へと出稼ぎに出た。特にアフリカはかなり多くのインフラ建設を中国が受注しており、金儲けをしたい労働者にとってかなり魅力的な出稼ぎ先となっている。

だが、こうした仕事には危険も伴う。昨年はリビア内戦の激化により、村から出稼ぎに行っていた10数人が他の大勢の中国人と一緒に帰国した。(翻訳・編集/NN)



 
 
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中国、ナイジェリアに通信衛星を引き渡し

http://japanese.cri.cn/881/2012/03/20/201s189267.htm

中国長城工業総公司は19日にナイジェリアの首都アブジャの衛星グランドステーションで通信衛星1Rを引き渡しました。

この通信衛星は北京時間2011年12月20日、長征3号ロケットによって打ち上げられ、軌道変動や軌道上でのテストを行いました。現在、通信衛星1Rの状態は良好で、2号と3号の通信衛星などの協力プロジェクトが順調に進められています。

ナイジェリア側の責任者は「1R通信衛星の引き渡しは1Rの商業化のスタートを意味している。1Rはアフリカ中西部や南部地域、ヨーロッパの中東部、アジア中部などの地域をカバーしている。1Rはナイジェリアの通信、ラジオ、ブロードバンド、GPS、遠距離教育などに使われるほか、西アフリカの国々にサービスを提供する」と語りました



 
 
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アフリカ市場を席巻する中国製品

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/34880

今から10年前、安価な中国製品がアフリカ大陸に大量流入し始めた時、消費者は低価格という恩恵を享受したが、繊維工場など現地の製造業者は苦戦を強いられた。

そして今、中国企業は付加価値を高めてバリューチェーンを上っており、この構図が変わりつつある。アフリカの消費者は今でも中国製品を受け入れているが、購入しているのは以前よりも高度な工業製品だ。中国企業はスマートフォンから脱穀機に至るまで、アフリカ企業ではなく他の外国企業を押しのけながら売り上げを伸ばしているのだ。

10年間で3倍以上にシェア拡大

スタンダード銀行が今月公表したリポートによれば、アフリカ市場における中国の輸出企業のシェアは2002年以降の10年間で3倍以上に拡大しており、昨年にはアフリカ大陸全体の輸入の16.8%が中国製品で占められた。また過去4年間の内訳を見ると、中国企業は機械類や自動車、電子製品の販売で最大の伸びを記録した。

割を食ったのは欧州勢と日本勢だ。アフリカによるイタリア、スペイン、ドイツ、英国および日本からの昨年の輸入は、いずれも2008年の実績を下回った。同じ時期に中国からの輸入は38%増加している。

スタンダード銀行のエコノミストであるサイモン・フリーマントル、ジェレミー・スティーブンス両氏は、こうしたデータは、アフリカで中国の輸出業者に押しまくられているという「成熟国の懸念の一部を裏付けるものだ」と指摘する。

中国企業が成功しているのは、単に販売価格が安いからではない。安さが寄与していることは間違いないが、製品の品質が向上していること、そして政治的なつながりが強まるとともに中国企業とアフリカ企業の協力関係が深まっていることも、重要な要因となっている。

もう「安いだけ」ではない中国製品

中国の電子製品メーカー、華為技術(ファーウエイ)が製造するスマートフォン「IDEOS」はその好例だ。

グーグルのOS(基本ソフト)「アンドロイド」で動作する、世界一手頃な値段のスマートフォンと言われる製品だが、ケニアの携帯電話会社サファリコムはインターネットの普及率を高めるために、この端末に奨励金を提供している。

現在の販売価格は8000ケニアシリングで、米ドルに換算すれば100ドルに満たない。他の同様なスマートフォンより7倍安い計算だ。

「機能性のおかげで携帯が売れる」。薬局内に設けられた携帯電話販売コーナーのオーナー、マーティン・ムラヤ氏はこう話す。仕入れたIDEOSは完売したそうだ。

IDEOSは2010年に発売された後、1年も経たないうちにケニアのスマートフォン市場で45%のシェアを獲得した。

中国マネーが切り開いた道

中国からアフリカへの製品輸出は、中国マネーが切り拓いた道筋をたどる形で行われている。スタンダード銀行によれば、中国企業はアフリカに約130億ドルの投資を行っており、大半が2000年以降に行われたものだという。

「このことがアフリカにおける中国企業の競争力を補強している」と同行のリポートは指摘している。

中国・江蘇省の中堅農業機械メーカー、鎮江升隆機械制造は援助事業に寄付を行うことでアフリカ進出を果たした。

「中国市場では成功していた。だが、国内では弊社の製品は売れなくなってしまうと気づいた。他の発展途上国に進出せざるを得なかった」。同社のルオ・ミン会長はこう語る。

同社は昨年、アフリカで約300万ドルを売り上げた。大口の取引がまとまった時には、指導員を派遣して機械の操作方法やメンテナンスのやり方を農家に教えているという。

「ライバル会社の中には、弊社より優れた製品を作るところもあるが、そういう指導はしていない。いくら機械が優れていても、その使い方を知っている農家がいなければ単なるガラクタでしかない」とルオ会長は言い切る。

だが、中国企業がバリューチェーンを上ろうと必死に努力する一方で、安い粗悪品を作る昔ながらの中国輸出企業がまだ長い影を落としている。

まだ氾濫する模造品

ナイロビでは、中国製品が市場の出店や店舗の棚を占めているが、多くは「Nokla」や「Sumsang」といった名前がついた模造品だ。輸入された模造品があまりに多いため、地元の人々はすべてを指して「チャイナフォーン」と呼ぶようになった。

ナイロビ中心部にある電気店「ワン・ワールド・ネットワークス」では、顧客がよく中国製のノート型パソコンやプリンターを返品してくるという。それでも顧客は中国製品を買い続けるしかないのだと、店員のユーニスさんは話す。

「アフリカ市場は中国製品だらけです。私たちが買えるのは中国製品だけなので、助かってはいます」とユーニスさん。「でも、ほかの製品よりよく壊れる。2日間ちゃんと動いたら、3日目には故障するんですよ」

By Simon Rabinovitch and Katrina Manson



 
 
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習近平氏、ジャスミン革命は「歴史的変革」 チュニジア外相に

2012/4/17 20:28

【北京=森安健】中国の習近平国家副主席は17日、チュニジアのアブデッサラーム外相と会談し、一連の中東民主化運動の先駆けとなった同国の「ジャスミン革命」について「チュニジアでは昨年、歴史的な変革が発生した」との認識を示した。同時に「中国はチュニジア市民の願望と選択を尊重する」と述べた。

中国指導部は昨年来、チュニジア情勢に神経質になっており「ジャスミン革命を中国でも起こそう」と呼びかけたインターネットの書き込みを直ちに削除。多数の警察官を動員してデモや集会を阻止した。習氏がチュニジアの変遷を「市民の願望」と表現したのは、中国国内の世論を意識し姿勢を軟化させたものとみられる。



 
 
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中国、南スーダンに6400億円融資

2012/4/29 19:55

【カンパラ(ウガンダ)=共同】昨年7月にスーダンから独立した南スーダンの政府報道官は29日までに、中国が道路などのインフラ整備のため、今後2年で総額80億ドル(約6400億円)を融資することで南スーダン側と合意したと述べた。ロイター通信などが伝えた。

合意は、キール大統領の23日からの訪中時に結ばれたという。中国はスーダンで油田開発を進めてきたが、豊富な石油資源を持つ南スーダンとも関係強化を図っている。

報道官によると、融資はほかに橋や水力発電施設、通信網などの整備に充てられる。工事は中国企業が行うという。



 
 
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中国、大国の政治力で先行、輸送インフラ受注7兆円 日本の13倍

ライバルも虎視眈眈

2012/6/5 12:38

世界のインフラ市場で勢力を急拡大しているのが中国だろう。中国政府は大国としての政治力と資金力を武器に、国有企業による受注を強く後押ししている。2010年までの4年間累計では輸送(交通運輸)系インフラの受注額が日本の13倍の約7兆円だった。韓国も高速鉄道などを軸に拡大に動く。両国とも日本にとって一段と手強いライバルになりそうだ。

中 国

「中国企業がインドネシアのインフラ建設などに参加することを政府として支援していく」。3月23日、北京市の人民大会堂。胡錦濤国家主席が提案すると、インドネシアのユドヨノ大統領は笑顔を浮かべて、「その提案に全面的に賛成したい」と応じた。

両首脳は会談直後、総額170億ドル(約1兆3600億円)に達する経済協力文書に署名した。最大の目玉はジャワ島とスマトラ島を結ぶ「スンダ海峡大橋」。日本企業も狙う1兆円規模の巨大プロジェクトでは、中国国有の建設大手、中国鉄道建築総公司の参加で基本合意する形となった。

インドネシア政府は14年の着工を目指す。今後は正式な受注を巡って激しい競争になる。官民一体の中国は優位だ。中国政府は今回の経済協力でインドネシア側が求めた製鉄やセメントの工場建設に伴う最新技術の供与や資金提供にも応じた。インフラビジネスの世界において、中国のように国家指導者が相手国の首脳と直接会談して即断即決できるのは何よりの強みとなる。

温家宝首相は1月にサウジアラビアとアラブ首長国連邦(UAE)を訪問して、合計1000億元(約1兆3000億円)の経済協力で合意し、インフラ投資などの拡大を進める。賈慶林・全国政治協商会議主席も1月にアフリカ連合(AU)首脳会議に出席し、AUに3年間で6億元(約70億円)の無償援助を表明している。

■コスト競争強み

アフリカでは中国が独走状況にある。格付け会社フィッチ・レーティングスの調査によると、中国の国有銀行、中国輸出入銀行が01年から10年にかけて実施したアフリカ向け融資は672億ドルで、世界銀行の547億ドルを超えた。巨額資金が輸送インフラの整備に使われ、文字通り地盤を築いている。

中国の企業も攻めに出ており、先進国でも存在感を高めている。象徴例が重機大手、振華重工(上海市)が深く関与した米国カリフォルニア州サンフランシスコ地区の巨大つり橋(13年開通予定)。1989年の地震で破損した大橋の再建工事は総事業費が72億ドルとされる。

振華重工が日本や韓国などとの競争入札に勝ち、橋の東側の約3.5キロメートルの区間を約3億5千万ドルで受注。昨年7月までに中国から橋梁の構造部を出荷した。

競争力の源泉は圧倒的なコスト競争力だ。上海市近郊の主力工場の広さは東京ドームで60個分以上の300万平方メートルを超える。国内外の大型工事で積み上げた受注を集中的にこなし、世界各地に輸出する。米国のつり橋でも「米側は4億ドルのコストを節約できた」(中国メディア)という。

振華重工は港湾コンテナクレーンが本業で、7割を超える世界シェアを握る。昨年の売上高は191億元(約2400億円)で、輸出比率は6割だ。それでも、同社の戴文凱常務副総裁は「我々が進むべき道はアフリカ、ブラジル、豪州など海外展開の拡大だ」と強調し、橋などクレーン以外でも幅広く受注の上積みを狙う方針を明らかにしている。

中国大手のインフラ事業は建設だけではなく、運営も含まれる。

中国のコンテナ取扱量で2割を占める大手港湾管理会社、上海国際港務(集団)の諸葛宇傑総裁は「昨年、運営に参加したばかりだが、もう黒字転換した」と打ち明ける。

同社は10年にベルギーのゼーブルージュ港の運営会社に約2700万ユーロ(約27億円)で25%の株式を取得。海外での港運営事業に本格的に乗り出した。「今後も一定の貨物量があり、法制度もしっかりしている地域での展開を検討する」(諸葛総裁)という。

同社は上海周辺の港湾施設運営を一手に引き受け、昨年の取り扱いコンテナ量は約3200万TEU(1TEUは20フィートコンテナ換算の貨物量)だった。上海市南東部の洋上の小島に造った洋山港は世界最大級。60基のコンテナクレーンが岸壁に並び、24時間いつでもコンテナ船を受け入れる。世界各地で中国製品などを受け入れる港湾ビジネスにも関与し、安定して稼ぐ戦略だ。

■ずさんな工事も

ただ、中国企業は工事のずさんさが批判されている。国有インフラ大手の中国中鉄のグループ企業がポーランドで受注した高速道路の建設。中国中鉄が欧州市場への足がかりとするために5億ドル弱という“超安値”で受注したが、資金繰りが悪化したため、昨年6月に工事が頓挫した。

ベトナムでも世界銀行の融資を受け、ホーチミン市が中国の建築大手、中国建設工程総公司に発注した運河の改修工事で手抜きが発覚。工期も大幅に延び、建設費が拡大したために打ち切った。日本の大手商社が昨年、輸送インフラ設備の契約を交渉した際に同市の担当者から強くくぎを刺されたのは「工事施工業者に中国企業を使わない」ということだった。

中国は世界の輸送インフラ市場で急成長を遂げているが、新興国では政治経済的な影響力の強まりを警戒する声も広がっている。このため、ベトナムだけでなく、民主化が進むミャンマーが中国との距離を置いており、日本にとってインフラ事業で従来以上に商機が広がっている。

最近の日本も首相ら政府首脳陣が中国を意識してか、トップセールスに動くようになった。政府が日本企業を巧みに後押しできれば、少なくとも中国の受注額の10分の1以下という状況を変えられるはずだ。

(北京=多部田俊輔、上海=菅原透、ハノイ=伊藤学)

韓 国

韓国も2008年2月の李明博(イ・ミョンバク)政権の発足以降、海外でのインフラ受注に官民一体で取り組む傾向が強まった。最大の案件は李大統領が直接現地に乗り込み09年末に受注したアラブ首長国連邦(UAE)の原子力発電所。電力のほか、石油関連などエネルギー分野も強いが、最近は高速鉄道を軸に輸送分野での受注拡大に動いている。

韓国では仏アルストムの技術を導入して、韓国鉄道公社が04年に高速鉄道を開業した。車両メーカーは現代自動車グループの現代ロテム。10年に投入した新型車両「山川(サンチョン)」で海外受注を狙う。ブラジルなどの入札参加を検討しているところだ。

KTX山川は昨年から、トラブルが続く。低速走行中の脱線事故や原因不明の発煙が発生した。安全性への信頼を失墜させているが、韓国鉄道公社と現代ロテムは海外進出に意欲的だ。日本にとっては、ウォン安・円高という逆風下では油断できない相手となる。

韓国の建設業界では、李大統領が政界入り前に経営トップを務めた現代建設が強い。韓国初の海外案件として1965年にタイの高速道路を受注。海外での累計受注額は861億ドルに達する。工期を短く抑え、低コストで施工するノウハウが強みだ。

同社は、5月22日にはカタールのドーハ市内に設置する5.8キロメートルの高速道路工事を9億8千万ドルで受注した。カタールで22年に開くサッカーワールドカップ(W杯)をにらみ「関連する大規模インフラ工事を受注する上で有利になる」(同社)。

だが、労働集約的な土木工事はコストダウンにたけた中国勢との競合が強まっている。世界景気の減速も重なり、現代建設の11年の土木部門の受注額は前年比7割減の1兆3100億ウォン(約870億円)にまで落ち込んだ。エネルギー関連のプラントでは強みを発揮できても、港湾や道路は厳しくなる。

韓国は今後、高速鉄道のほか、国際空港など高付加価値分野にシフトすることが確実。日本としても一段と激しい競争を覚悟する必要がありそうだ。(ソウル=尾島島雄)

(日経産業新聞6月5日付から「NIPPON発インフラ力 第4部 世界の大動脈を築く」掲載)



 
 
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中国広州市、アフリカ系住民が抗議行動

2012/6/20 19:56

中国広東省広州市で19日、多数のアフリカ系住民が警察の派出所前に集まり、道路を封鎖する抗議行動を起こした。アフリカ系男性の1人が前日の18日、電動自転車タクシーの料金を巡って運転手と争いになり、派出所に連れていかれた後に急死したため。警察当局は男性が急に意識を失ったとし、詳しい原因は調査中だと説明している。

広州市は繊維製品や革製品、日用品の集積地で、アフリカへの輸出を手掛けるアフリカ系住民が多い。2009年7月にも捜査から逃げた男性が転落死したことがきっかけとされるアフリカ系住民の抗議行動が起きた。(広州支局)



 
 
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2012年6月23日00時19分

新興国台頭、国際社会の構図変化 中国、会議で存在感

欧州の債務(借金)危機が深まる一方で、中国など新興国の存在感が増している。メキシコ、ブラジルで開かれた二つの国際会議でも、お金を出す側として期待が集まった。米国発のリーマン・ショックから続く先進国の経済危機は、国際社会の秩序をじわじわと変えつつある。

「中国はほかの途上国に600万ドル(約4億7千万円)を支援し、砂漠化防止の技術や人材、森林保護の設備を提供します」−−。 ブラジル・リオデジャネイロで開かれている「国連持続可能な開発会議(リオ+20)」の会場で20日、中国の温家宝(ウェン・チアパオ)首相が演説すると、会場から拍手がわいた。温氏はさらにアフリカや後発開発途上国の気候変動対策として、2億元(約25億円)の支援も約束した。額は多いとは言えないが、中国は途上国どうしの「南南協力」と胸を張る。

温氏は21日には欧州の環境大臣らを集め非公開会合を主催。「13億人の就職と生活水準の向上なくしては何もできない」と途上国の立場を強調した。「世界最大の途上国」と自称する中国は先進国に環境保護と成長を両立させるための技術やお金を求めている。だが逆に、経済危機で支援を増やせない先進国に代わって援助する場面も増えている。

「リオ+20」には、大統領選を控えたオバマ米大統領や「消費税国会」の対応に追われる野田佳彦首相が欠席するなか、温氏やロシアのメドベージェフ氏ら新興5カ国BRICSの首相が集結した。環境会議で議論をリードしてきた欧州は債務危機のまっただ中。その欧州に、新興国は成長重視の環境対策を強く主張し合意文書に反映させた。

「胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は我が国の経済再生計画を支持してくれました」。スペインのラホイ首相は19日、メキシコ・ロスカボスで開かれた主要20カ国・地域(G20)首脳会議後の会見で問わず語りに切り出し、中国マネーによる投資や対中輸出の増加に期待を寄せた。中国政府はスペイン国債への投資家でもある。来年の訪中日程を明かし、中国との緊密な関係を強調した。

ラホイ氏はブラジルのルセフ大統領とも会談。経済の回復に向け、新興国を頼りにする姿勢を隠さない。

欧州危機の広がりに備えて国際通貨基金(IMF)が拡大した融資枠の4560億ドル(約36兆円)のうち、千億ドル以上を新興国が出した。米国が世論の反発を嫌って拠出しないなか、中国が出した430億ドルは、欧州連合(EU)域外では日本に次ぐ2番目の規模。欧州危機の影響が新興国にも及び、ひとごとでなくなったせいでもあるが、お金を出すかわりに、高いレベルのポストの獲得など発言権の強化を求めている。(リオデジャネイロ=吉岡桂子)



 
 
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中国アフリカ協力会議開催へ

2012/6/29 19:36

【北京=森安健】中国外務省の洪磊副報道局長は29日、「中国アフリカ協力フォーラム」を7月19、20両日に北京で開くと発表した。中国とアフリカで交互に開催し、今回で3年ぶり5回目。アフリカ50カ国から外相と対外経済協力相が出席し、今後3年間に進めるプロジェクトについて話し合う。

2006年の北京会合の参加は35カ国にとどまったが、中国・アフリカ間の貿易総額がその後に1663億ドル(約13兆2千億円)へと3倍になったこともあり、今回は100人の閣僚が北京入りする。



 
 
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中国、対アフリカ借款200億ドルに倍増へ

2012年07月19日 18:52 発信地:北京/中国

【7月19日 AFP】中国の胡錦濤(Hu Jintao)国家主席は19日、北京で開かれた中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)閣僚級会合での演説で、前回フォーラムで合意されたアフリカ向け借款総額を200億ドル(約1兆5700億円)に倍増することを約束した。

前回2009年の同フォーラムで合意された額の2倍に当たる今回の約束は、自国経済の成長を支える資源を確保したい中国が、資源豊富なアフリカ諸国との関係強化を進める目的があるとみられる。胡主席は期限については触れず、インフラ整備、製造業、小規模事業の発展などに今回の融資を集中させたいと述べた。(c)AFP



 
 
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中国、アフリカに大盤振る舞い 1兆5千億円の拠出表明 狙いは資源獲得

2012.7.19 14:19

中国のアフリカ諸国に対する支援や経済協力などについて協議するアフリカ協力フォーラム閣僚級会議が19日、北京の人民大会堂で始まった。胡錦濤国家主席は開幕式で、アフリカの経済発展のため今後3年間で200億ドル(約1兆5700億円)を拠出すると表明した。会議は20日まで。

中国は資源獲得を主目的にアフリカとの関係緊密化を図っている。「内政不干渉の原則」の下、支援策で関係強化に勢いを付ける狙いがある。

胡主席は「新たな戦略的パートナーシップの構築」を目指す方針を表明。拠出金はインフラ建設や農業、製造業に投じられる。そのほか、農業技術の向上や医療衛生面でも支援を強化するとした。また、アフリカ連合(AU)の平和維持活動に資金提供する準備があることも示した。

一方、中国の急激な影響力拡大に対し、アフリカ側では「新植民地主義」と警戒感も強い。(共同)



 
 
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中国の胡錦濤主席、アフリカ諸国への200億ドル融資を表明

2012/07/19(木) 16:49

中国・アフリカ協力フォーラム第5回閣僚級会議が19日、北京で開幕し、中国の胡錦濤主席は「中国とアフリカは政治的な相互信頼を強めるべきだ」と述べ、アフリカ諸国に対して今後3年間で200億ドルの融資を提供する方針を表明した。中国国際放送局が報じた。

胡錦濤主席は19日午前に行われた中国・アフリカ協力フォーラム(FOCAC)第5回閣僚級会合の開幕式で、「中国とアフリカはハイレベルの交流の勢いを保ち、戦略的対話を強化すべきだ。また、外部からの妨害を排除し、相互の理解と信頼を強めるべきで、中国は国際社会とともに、アフリカ諸国の平和と安定維持を支持する」と述べた。

胡主席はまた「中国とアフリカは実務的な協力を拡大し、農業、製造業、インフラ整備などの分野における協力を重んじ、投資、金融、サービス業、技術譲渡などの協力を強化する。また、貿易構造の改善を重視し、アフリカ諸国自身の発展能力の向上をサポートし、協力の成果が双方の国民に利益になるようにしていく」と述べた。(編集担当:村山健二)

http://news.searchina.ne.jp/disp.cgi?y=2012&d=0719&f=politics_0719_018.shtml



 
 
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中国、アフリカ向け借款倍増 今後3年間に1.5兆円

2012/7/19 20:19

中国とアフリカ諸国が3年に1度、交互に開いている「中国アフリカ協力フォーラム」の第5回閣僚会合が19日、北京で開幕した。胡錦濤国家主席は広域にまたがるインフラ整備などのために今後3年間に200億ドル(約1兆5700億円)の借款を提供すると発表した。貿易決済で人民元の利用を拡大することも話し合い、アフリカにおける中国の影響力の高まりを印象づけた。

アフリカ約50カ国から100人以上の閣僚が参加した。胡主席が表明した200億ドルの借款は2009年の前回会合で中国が打ち出した支援額の2倍。日本は08年に日本で開いた第4回アフリカ開発会議(TICAD4)で、福田康夫首相(当時)が40億ドルの円借款を表明した。

胡主席は「国境を越えた広域インフラの整備を支援したい」と語った。アフリカでは国境をまたいだ道路や鉄道が少ない。中国の従来の投資や援助も1国単位だったが、今後は内陸の資源国と港を持つ沿岸国を結ぶ交通インフラを意識的に整備していく。

代表例は中国の支援で1975年に開通した東海岸のタンザニアと内陸のザンビアを結ぶタンザン鉄道。これを西海岸のアンゴラまで延長し、大陸横断鉄道とすることを検討。資源を中国に円滑に輸出できる態勢を敷く。

2日間の会合で、中国は自国通貨の人民元を貿易決済に活用することを提唱する。中国外務省の盧沙野アフリカ局長は18日の記者会見で「多くのアフリカ諸国は人民元の国際化を歓迎し、人民元で貿易する意思を伝えてくれている」と述べた。

既に南アフリカ、モーリシャス、ザンビアなどでは貿易決済の一部を人民元建てに切り替えた。ナイジェリアに続きガーナも外貨準備通貨に人民元を組み込む方針を明らかにした。

こうした流れを加速するため中国人民銀行(中央銀行)の李東栄・総裁補佐は「中国の金融機関にアフリカ大陸全土に進出することを促す」と準備会合で語った。

中国がアフリカに注目するのは、資源だけでなく、将来巨大市場に育つ可能性を秘めているためだ。成熟市場の欧州に代わる輸出先として期待する。(北京=森安健)



 
 
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中国:アフリカ諸国に1兆5000億円の借款提供を表明

毎日新聞 2012年07月19日 19時44分

【北京・工藤哲】中国がアフリカの約50カ国の首脳らを招き、経済支援や協力について協議する「中国・アフリカ協力フォーラム」の閣僚級会議が19日、2日間の日程で北京で始まった。中国の胡錦濤国家主席は開幕式で、今後3年の間にアフリカ諸国に200億ドル(約1兆5000億円)の借款を提供すると表明した。

フォーラムには南アフリカのズマ大統領ら元首(計8カ国)、閣僚のほか、潘基文(バン・キムン)国連事務総長ら約300人が出席。胡主席は「国際情勢の変化に伴い、中国とアフリカの協力関係には、政治的な信頼関係を一層強めるなど新たな戦略的パートナーシップの構築に向けた努力が必要だ」と指摘。今後3年で経済や人材支援を一層進め、安保面でもアフリカ連合(AU)の平和維持活動や軍備面で資金協力することを明らかにした。

フォーラムは00年10月から始まり、3年に1度開催され今回が5回目。中国紙によると、中国は09年から3年連続でアフリカにとって最大の貿易相手国。アフリカに投資する中国企業は2000社を超える。



 
 
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2012年7月20日04時25分

中国、アフリカ大進出 建設現場に商店街に

アフリカでは、建設現場に中国人があふれ、スラム街で中国商人が中国製品を売っている。その数は100万人を超すとされる。中国の大進出を後押しする「中国・アフリカ協力フォーラム」が19日、3年ぶりに開幕するのを前に「赤く染まる大陸」の現場を歩いた。

■受注決まれば一気に動員

近年、約8%の急速な経済成長を続けるルワンダ。1990年代の内戦や民族虐殺を経て、経済改革によってビジネス環境が飛躍的に改善された。首都キガリは高層ビルの建設ラッシュに沸く。

国会議事堂の前の広大な建設現場には、中国の赤い国旗がなびいていた。会議場やオフィスなど3億ドル(約240億円)が投じられるルワンダ最大のプロジェクトだ。建設現場には中国人技術者の姿があった。

政府職員は「周りに見える建物は全部、中国企業が建てた。受注が決まれば数百人の中国人が来てあっという間に造ってしまう」と語った。

キガリ市内にそびえ立つ復興の象徴とされるタワー(20階建て)を建設したのも中国企業だ。発注したのはルワンダで最も有名な不動産王ハタリ・セココさん(52)。1995年に大阪の中古車販売会社で修業し、10年落ちの車をアフリカに輸出することで事業の元手を稼いだ。今は拠点を中国・広州にも構え、買い付けた建材や家具をルワンダに送る。広州の街を見下ろす超高層ビルのオフィスで、中国人社員に英語で次々に指示を出していく。「日本人も中国人も働き者なのは同じ。中国の強みは競争が激しくて品質と価格のバランスが取れていることかな」と話す。

中国に足場を置くのは、増え続ける超富裕層から出資を募るためでもある。香港や北京にも足を延ばし、アフリカへの投資を誘う。現在、中国人3人と6千万ドルを共同出資し、キガリの中国大使館前に250室以上を擁する国内最大の高級ホテルを建設している。

施工するのは中国の建設会社。約250人の中国人労働者が建設を担う。ルワンダで資材を扱う業者も中国系で、そのネットワークが価格を抑える。建設会社の中国人担当者はスピードとクオリティー、低価格が中国企業の強みなのだという。「地元労働者は働かない。中国人は工事を24時間やれる。別の5階建てのビルは3カ月で建てた。他の外国企業が我々に勝るのは無理だ」と笑った。

隣国コンゴ民主共和国でも中国の進出はめざましい。90年以降、相次ぐ内政の混乱と国際紛争で経済は困窮した。だが、原油や銅のほか、ハイテク産業に欠かせないコバルトが豊富で、中国はコバルト採掘を狙い、08年に90億ドルの融資を表明し、一気に関係を強めた。中国人は現在約2万人。資源開発やインフラ整備以外でも、小さなビジネスを始める中国人が相次ぐ。

首都キンシャサのスラム街では、中国から直輸入した日用品や偽ブランド品を販売する中国人の雑貨店がたくさんあり、地元客でにぎわっていた。

近くで靴を売っていたローレンスさん(43)は「中国人が我々の仕事を奪っている」と不満げだ。中国人経営の商店が焼き打ちなどに遭う事件が相次いでいる。雑貨店主の厳細命さん(55)は3年前に福建省から姉と2人でやってきた。「焼き打ちは怖いが商売は順調だ。家族も呼び寄せたい」と語った。

■語学教育に力、テレビ局も進出

中国は文化戦略にも力を入れている。中国政府が支援する中国語教育機関「孔子学院」はアフリカでは7年前に初めて開校し、現在は約20カ国30校に迫る。

ナイロビ大学内にある孔子学院は2005年の開校時の生徒数29人から、現在は約500人になった。生徒のアンさん(23)は奨学金で中国留学を目指している。「日本にも興味はあるが、中国語を学ぶのは就職を考えると現実的。将来は中国系企業に勤めたい」と話した。

メディア戦略も強化されている。国営・中国中央電視台(CCTV)は今年1月、ナイロビに大きなスタジオを構えた。英語放送で毎日1時間、アフリカのニュースや文化情報の生放送を始め、来年には2時間に拡大される。CCTVが独自に生放送をする海外拠点は米ワシントンと2カ所だけだ。ナイロビには、10人の中国人を含む計75人のスタッフが勤務する。

ケニア人スタッフのアウラさん(40)は「欧米メディアは貧困や病気などばかり取り上げ、アフリカはずっと偏向報道の犠牲になっていた。CCTVはビジネス情報や明るい面を積極的に取り上げ、視聴者に別の選択肢を与えている」と主張する。現地でCCTVの知名度は英BBCと肩を並べるほどだ。

CCTVの支局は、スーダンやアンゴラ、ジンバブエ、ナイジェリアなど地下資源が豊富な中国企業の進出先にある。新華ナイロビ編集局長は「アフリカは中国にとって重要。我々はアフリカに公平で友好的だ。双方にいい関係を作るのに役立っている」と語った。(キガリ=杉山正、広州=小山謙太郎)

  ◇

■中国とアフリカの経済関係

「中国・アフリカ協力フォーラム」は2000年に始まった。経済貿易協力区や中国企業に投資を促進する基金の創設など3年ごとに具体的な行動計画をつくる。実現することで経済関係は強化されてきた。

06年に49カ国の首脳らが参加したサミットでは、内政不干渉を前提として関係強化をうたった「北京宣言」を採択。中国企業によるインフラ整備など多くの契約も決まった。北京で開く今回は、各国の元首や閣僚ら約100人が集まる。00年に約100億ドルだったアフリカと中国の貿易総額は昨年1660億ドルを超えた。中国からアフリカへの直接投資は17億ドルで05年の約4倍になっている。



 
 
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2012年7月20日04時54分

中国、アフリカに1兆6千億円の借款供与へ

中国の胡錦濤(フー・チンタオ)国家主席は19日、2015年までの3年間で、アフリカ諸国に対し、金利など貸し出し条件を優遇した借款を200億ドル(約1兆6千億円)供与する方針を表明した。道路や港などのインフラ整備や農業、製造業、中小企業を重点的に支援するという。

北京で開幕した「中国・アフリカ協力フォーラム」閣僚級会合で演説した。

中国は経済力をテコにアフリカとの関係を深めている。金属類や石油といった資源の確保や中国製品の販売を強化し、環境、通商、安全保障などの国際交渉で途上国代表としての発言力を強める狙いだ。

中国政府は1万8千人に奨学金を出し、1500人余りの医療関係者を派遣、白内障患者を無料で治療する活動を続ける。胡主席はこの日、「援助を引き続き拡大する」と明言した。

また、中国とアフリカの「平和・安全協力パートナーシップ・イニシアチブ」を発足させ、アフリカ連合(AU)の常設軍の増強などにもお金を提供する方針を打ち出した。メディア戦略としては、中国内に「中国アフリカ報道交流センター」を新設し、記者の相互派遣を進める。

中国からの援助には、金利など条件の不透明さ、受注を中国企業に限っていること、環境や労働者の人権への対処などに問題があるとの指摘がつきまとう。主に先進国からだ。胡主席は、批判を意識してか、アフリカの閣僚を前に「外部からの妨害を排除し、相互の理解と信頼を強めるべきだ」と強調した。

開幕式に出席した国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は、経済が低迷する先進国がアフリカへの援助を増やせないなかでの中国の支援を、「世界経済に貢献している」と持ち上げた。アフリカ側からは国境をまたぐ道路などのインフラへの支援や中国企業の進出を求める声が相次いだ。

このフォーラムは00年に始まり、今回で5回目。南アフリカのズマ大統領ら約50カ国の首脳や閣僚と中国政府の関係者らが参加し、最終日の20日に「北京宣言」と13〜15年の行動計画を採択する予定だ。(北京=吉岡桂子)



 
 
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中国、アフリカ連合常設軍に資金 協力フォーラムが閉幕

2012/7/20 20:35

【北京=森安健】中国とアフリカの約50カ国が北京で開いた第5回「中国アフリカ協力フォーラム」閣僚会合は20日、中国の対アフリカ支援を一段と拡大することなどを盛り込んだ「北京宣言」と今後3年間の行動計画を採択し閉幕した。中国は進出企業の安全を守る狙いもあって、アフリカ連合(AU)の平和維持活動や常設軍設置に向け資金を提供する。記者会見した楊潔●(ち)外相は「中国とアフリカの新しい戦略関係を世界に発信した」と語った。

中国の対アフリカ投資を巡っては人権軽視などの批判もつきまとうが、記者会見した南アフリカのマシャバネ外相は「アフリカ諸国は条件のつけない中国の支援策に感謝する」と述べた。



 
 
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中国黄金集団、アフリカ金鉱山の取得目指す

2012/8/17 10:12

中国国有の金製品メーカー、中国黄金集団がアフリカ・タンザニアの金鉱山取得を目指していることが分かった。金鉱山開発で世界最大手のバリック・ゴールド(カナダ)の子会社アフリカ・バリックを買い取ることを検討している。バリックが16日、交渉入りを認める声明を発表した。

アフリカ・バリックはアフリカ東部タンザニアの北部に4つの金鉱山を持つ。タンザニア最大で、アフリカ大陸でも5指に入る金生産者に数えられる。中国は今年、インドを超えて世界最大の金消費国になる可能性がある。(北京=森安健)



 
 
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中国のアフリカ進出 政治・経済に続いてメディアでも

2012.09.18 Tue posted at 11:57 JST

中国中央電視台がアフリカ進出を進めているという

ケニア・ナイロビ(CNN) 中国は長年にわたり、アフリカ大陸の天然資源や成長市場へのアクセスを得るために、大陸全体で、大規模インフラ整備計画のため数十億ドル規模の資金をつぎ込み、低利融資を供与してきた。そして最近では、経済面・政治面での関係強化に加え、メディア関連でも関係を大きく進展させようとしている。

この1月、世界中に支局を展開する巨大国営放送局である中国中央電視台(CCTV)は、北京本部以外では初めてとなる放送センターのハブをケニアの首都ナイロビに開設した。

CCTVの進出は、アフリカ人の心をつかみ、ビジネスの展開をより容易にするための努力の一部だと専門家は見ている。過去数年で中国のアフリカ投資は数倍に膨らみ、中国とアフリカとの貿易額は1660億ドル(約13兆)に達しているとされる。

アフリカの最大の貿易相手国である中国は、過去10年間、アフリカ全土で放送局の機器の更新や記者の教育など、放送インフラ整備のために巨額の投資を静かに続けてきた。

同時に、中国国営の新華社通信が20以上の支局を開設するなど、中国はアフリカのメディア界で存在感を急速に高めてきている。

そして今度、中国は、アフリカ人向けのニュースを供給し、これをアフリカ全土や世界に発信するためにトップクラスのジャーナリストを引き抜くことで、アフリカにおけるメディア戦略をさらに一歩進めようとしている。

CCTVのケニア人キャスター、マーク・マサイ氏は、戦争や飢餓などアフリカの悪い面だけではなく、その解決策や潜在力なども伝えたいと述べている。

中国人編集幹部は、既存のメディアには一方的な報道が多いが、CCTVは、アフリカで実際に起きていることなど良い面も放送するとしている。

しかし専門家からは、CCTVのアフリカ進出は、天然資源が豊富なアフリカへの中国のより深い関与が、略奪するばかりで見返りをほとんど与えていないように描かれることが多い現状を変えるための方策だとの見方も出ている。

中国の国有メディアが、アフリカや他の開発途上地域で影響力を拡大しようとしているのは、中国外交のソフトパワー拡大策の一環であり、中国が経済面・政治面で活発に動いている地域での同国のイメージ改善を目的としているとの指摘もある。

メディアを通じた文化や価値観の紹介で肯定的なイメージを振りまくことで、強大な軍事力への恐怖心を減らし、開発途上国との関係をより緊密化し、国際的な影響力を拡大することを目的としているというのだ。

CCTVのジャーナリストも、発言に耳を傾けてもらうためには信頼を得る必要があることは認識している。

先の中国人編集幹部は、CCTVは中国政府が運営するメディアではあるが中国政府の検閲を受けていないほか、放送内容の大部分を決定するケニア人がメンバーの大半を占める編集委員会が存在すると述べている。

しかし、中国政府によるこれまでの自国でのメディア規制は、CCTVアフリカの放送内容にも北京が深く関与することを示唆しているとの指摘もある。

キャスターのマサイ氏は、中国政府にとって破滅的なことは言えないだろうが、以前働いていたケニアの放送局でも発言禁止事項は存在したと述べている。

同氏はまた、国際的な舞台で他の大手メディアと競合するためには、彼らと同じようにニュースを追わなければならないと指摘。制約もあるだろうが挑戦する価値はあると付け加えた。



 
 
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アフリカで相次ぎ中国人労働者襲撃

nikkei.com

2012/10/23 18:58

【北京=森安健】アフリカで中国人労働者が襲撃される事件が相次いでいる。19日にはナイジェリア北部マイドゥグリの路上で建築現場勤務の中国人が銃撃戦に巻き込まれ死亡。8日にも近くの町で中国人の料理人が市場に買い出しに出かけたところ強盗に銃殺された。中国外務省はナイジェリア政府に安全強化を申し入れた。

9月末にはカメルーンと中央アフリカの国境沿いで2人の中国人労働者が武装集団に誘拐された。アフリカで展開する中国企業はコストを抑えるため本国から大勢の労働者を送り込んでおり、その数は50万人以上とされる。



 
 
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中国、アフリカ記者の北京常駐費用負担

好意的な報道を増やす狙い

2012/12/19 19:40

中国政府はアフリカの報道機関の北京常駐記者を増やすため、記者の滞在費や生活費を負担することを決めた。近く招待する国と人数を固めるが、まず4人程度から始めるとみられる。中国のアフリカ戦略に関しては西側メディアが「資源搾取」との視点で報じることが多く、自国に好意的な報道を増やす狙いとみられる。

北京に「中国アフリカ・ニュース・センター」を設置し、特派員らの活動拠点とする。全国を回る取材ツアーを企画するという。現在は南アフリカのテレビ局など3社のみが自費で特派員を置いている。

最近、ナイジェリアで4人の中国人が相次ぎ射殺され、政府は反中感情の高まりを懸念している。政府系英字紙チャイナ・デイリーが今月からアフリカで週に1度、発行を始めたのも情報戦略の一環だ。(北京=森安健)



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