10億を超えたアフリカの人口の過半数は15歳以下、アフリカの子どもに関わる報告やニュースがもっともっと紹介されてもいいのではと感じています(CF.アフリカの子ども)。そうした中、2006年に「アフリカのろう者と手話の歴史」を書いた亀井伸孝さんが、「森の小さな〈ハンター〉たち 狩猟採集民の子どもの民族誌」という興味深い本を出しました。
「おわりに」から印象に残った部分を抜き書きします
今日、「万人のための教育(Education for All)」が国際機関によって唱導され、また、人間の豊かさと可能性を測る「人間開発指数(Human Development Index)」の重要な要素のひとつとして「教育」が位置付けられている。教育がなされないことは子どもにおける権利の剥奪であり、自由が奪われていることにほかならないとする価値観は、人類共通の了解事項になったかのようである。
私もこの思想には一理あると考えており、それを支持する趣旨の文章を書いたこともある。しかし、どこか心の底で、本当にそうなのであろうかと疑う視角も残っている。
本書で取り上げた、ミッションの学校をめぐって起きた様々な事件(第六章 ※森の中での狩猟が可能になる乾季になると子どもたちも森の中へ移動してしまい学校を休校にせざるをえなくなったことなどが書かれている)は、一見失敗のように見えるかもしれない。しかし、よく見れば、普遍的価値の追求を個別状況に沿わせて多少なりとも実現させ、子どもたちが取りうる選択肢を拡充しようとする、ひとつの達成と言えなくもない。子どもたちが秘めた潜在能力とそれが生み出す文花を受け入れつつ、現地の文脈に沿わせて教育を達成していこうとする姿勢は、今日の教育問題を考える上でも有効なヒントとなるのではないだろうか。
ボコ・ハラム、今度はカメルーンで襲撃 11人死亡
cnn.co.jp
2015.01.03 Sat posted at 11:46 JST
ナイジェリア・カノ(CNN) 中部アフリカのカメルーン北部ワザ地区で1日夜、イスラム過激派「ボコ・ハラム」がバスを襲撃し、少なくとも11人が死亡、6人が負傷した。
ワザ地区は、ナイジェリア北東部との国境沿いに位置する。ほぼ無統治状態のナイジェリア北部の大部分を支配するボコ・ハラムは、ナイジェリア国外での攻撃を拡大しており、カメルーン軍や市民を標的にしている。
カメルーンでは最近、極北州モゾゴ地区でもボコ・ハラムによる襲撃事件が発生し、少なくとも23人が死亡した。
ボコ・ハラムは昨年5月、ワザ地区で中国人建設作業員1人を殺害し、10人を誘拐していた。人質は10月に解放された。
ボコ・ハラム越境、カメルーン襲撃 軍反撃で多数死亡か
asahi.com
マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之2015年1月13日17時04分
ナイジェリアで攻撃を激化させているイスラム過激派「ボコ・ハラム」が12日、数百人規模で隣国カメルーンに越境し、北部コロファタの軍事基地を襲撃した。カメルーン軍は反撃し、ボコ・ハラムの戦闘員140人以上を殺害した模様だ。カメルーン政府の談話として、AFP通信が伝えた。
同通信によると、ボコ・ハラムは濃霧を利用して国境を越え、基地を攻撃。戦闘は5時間以上続き、ボコ・ハラムは撤退した。カメルーン軍兵士1人も死亡した。
ロイター通信によると、ボコ・ハラムは先月28日にも、千人規模でカメルーン北部の五つの村を襲撃し、アシガシヤの軍施設を一時占拠。その後、カメルーン空軍の空爆を受けて撤退している。今月上旬に動画サイト「ユーチューブ」に投稿された映像では、ボコ・ハラムのアブバカル・シェカウ指導者とみられる人物が、カメルーンのビヤ大統領に向けて、「ナイジェリアと同じ苦しみを味わうだろう」と警告しており、カメルーンへの攻撃を強める姿勢を示している。(マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之)
ボコ・ハラム140人死亡 カメルーン軍と戦闘
asahi.com
2015年1月14日05時00分
ナイジェリアで攻撃を激化させているイスラム過激派「ボコ・ハラム」が12日、数百人規模で隣国カメルーンに越境し、北部コロファタの軍事基地を襲撃した。カメルーン軍は反撃し、ボコ・ハラムの戦闘員140人以上を殺害した模様だ。カメルーン政府の談話として、AFP通信が伝えた。
同通信によると、ボコ・ハラムは濃霧を利用して国境を越え、攻撃。戦闘は5時間以上続き、ボコ・ハラムは撤退した。カメルーン軍兵士1人も死亡した。
ロイター通信によると、ボコ・ハラムは先月28日にも、千人規模でカメルーン北部の五つの村を襲撃し、アシガシヤの軍施設を一時占拠。その後、カメルーン空軍の空爆を受けて撤退している。
(マラボ〈赤道ギニア〉=三浦英之)
ボコ・ハラムが80人拉致か カメルーン北部
nikkei.com
2015/1/19 3:34
【ナイロビ=共同】カメルーン北部で18日、イスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団が複数の村を襲撃し、住民ら約80人を拉致した。ロイター通信が伝えた。被害者のうち約50人が10〜15歳の子どもだという。
ボコ・ハラムは昨年4月にもナイジェリア北東部で、女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難を浴びた。その後は爆破テロを繰り返す一方、町や村を襲撃して支配圏を拡大。管理の緩い国境をまたいでカメルーンなどでも攻勢を強めている。
ボコ・ハラムは拉致した子どもを少年兵にしたり、少女には戦闘員との結婚を強制したりしていると専門家は指摘。ボコ・ハラムの指導者アブバカル・シェカウ容疑者は昨年10月、拉致した女子生徒らを結婚させたと述べた。
ボコ・ハラム、80人拉致か、カメルーンで
2015/1/19付
日本経済新聞 夕刊
【ナイロビ=共同】カメルーン北部で18日、イスラム過激派ボコ・ハラムとみられる武装集団が複数の村を襲撃し、住民ら約80人を拉致した。ロイター通信が伝えた。被害者のうち約50人が10〜15歳の子どもだという。
ボコ・ハラムは昨年4月にもナイジェリア北東部で、女子生徒200人以上を拉致し、国際社会の非難を浴びた。その後は爆破テロを繰り返す一方、町や村を襲撃して支配圏を拡大。管理の緩い国境をまたいでカメルーンなどでも攻勢を強めている。
ボコ・ハラム、子どもら80人誘拐か カメルーン襲撃
asahi.com
ヨハネスブルク=三浦英之2015年1月19日11時41分
ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」が18日、隣国カメルーン北部に越境し、複数の村を襲って子ども約50人を含む村人約80人を誘拐した模様だ。ロイター通信などが伝えた。ナイジェリア北東部を拠点にテロや誘拐を繰り返してきたボコ・ハラムが、隣国で大規模な誘拐を行うのは異例。周辺国は本格的な迎撃態勢を整え始めた。
同通信が伝えたカメルーン軍高官の話によると、武装集団は18日早朝、複数の村を襲って家に火をつけ、少なくとも3人を殺害、村人約80人を誘拐した。うち約50人は10〜15歳の少年少女だとみられている。
ボコ・ハラムは先月28日にも、千人規模でカメルーン北部を襲い、アシガシヤの軍施設を一時占拠したものの、カメルーン空軍の空爆を受けて撤退。今月12日には、数百人規模で同国北部コロファタの軍事基地を襲い、反撃されて撤退するなど、カメルーン北部への襲撃を繰り返している。
これに対し、隣国チャドはカメルーンからの支援要請を受け、砂漠での戦闘経験が豊富な数十台の戦車を保有する部隊をカメルーンに派遣。ロシアもカメルーンに近代的な兵器の提供を約束したとみられている。
ボコ・ハラムは昨年4月、ナイジェリア北東部の学校を襲って女子生徒200人以上を誘拐。今月10日には同国の市場で、10歳前後とみられる女児の体に爆発物を巻き付けて「自爆テロ」を強要した疑いが持たれており、今回誘拐された子どもが「人間爆弾」として使われる危険性もある。(ヨハネスブルク=三浦英之)
二つの村を襲撃し放火、女性・子供ら60人拉致
The Yomiuri Shimbun
2015年01月19日 11時23分
【ヨハネスブルク=上杉洋司】AFP通信によると、ナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」とみられる武装集団が18日、隣接するカメルーン北部の二つの村を襲撃し、少なくとも60人を拉致した。
地元警察によると、ほとんどは女性と子供だった。多数の家屋が放火され、死者も出ている模様だ。
また、ナイジェリア北東部ヨベ州ポティスクムのバス停では同日、男による自爆テロがあり、4人が死亡、約50人が負傷した。ポティスクムでは11日も15歳前後の少女ら2人による自爆テロがあり、4人が死亡している。
カメルーン:ボコ・ハラムか 住民約80人を拉致
毎日新聞 2015年01月19日 20時45分
【オスロ服部正法】西アフリカ・ナイジェリアで支配地域を広げるイスラム過激派ボコ・ハラムと見られる武装集団が18日、隣国カメルーンの複数の村を攻撃。ロイター通信によると、子供約50人を含む住民約80人を拉致した。ボコ・ハラムによるカメルーンでの拉致としては最大規模。
ボコ・ハラムは昨年4月、ナイジェリア北東部で女子高を襲撃し、少女約270人を拉致して、世界中から非難された。
ボコ・ハラムは先月末にカメルーン北部の5カ所の町や村を一斉に攻撃するなど、隣国への拡大傾向を強めている。
ボコ・ハラムが80人拉致、軍出動で24人解放 カメルーン
cnn.co.jp
2015.01.20 Tue posted at 12:47 JST
(CNN) カメルーン北部の村落が隣国ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる武装グループに襲われ、村人80人が拉致された事件で、カメルーン当局者らは19日、村人のうち24人が解放されたと発表した。
武装グループは18日朝、カメルーン極北州にある2つの村落を襲撃し、家屋80棟以上を破壊した。国営メディアによると、拉致された村人のうち3人はその後、遺体で発見された。
地元当局の責任者はCNNに、カメルーン軍の部隊が出動して24人を解放し、ボコ・ハラムを撃退したと語った。武装グループはナイジェリアへ逃げ帰ったという。
カメルーン国防省の報道官も、村人らが解放されたことを確認した。同国通信相によれば、ボコ・ハラムがこれまでに同国内で起こした中で最大の拉致事件となった。
ボコ・ハラムは2009年以降、ナイジェリア北部で警察や学校、教会、民間人への襲撃や政府機関の爆破などを繰り返してきた。カメルーンにも越境して食料を盗んだり外国人を拉致したりしていたが、最近は軍施設にも攻撃を仕掛けている。
カメルーン軍はすでに極北州に約7000人の部隊を展開。ビヤ大統領から国際社会への支援要請に応え、隣国チャドが約2000人の部隊を送り込んている。
拉致されたドイツ人、半年ぶり救出 カメルーン
cnn.co.jp
2015.01.22 Thu posted at 11:11 JST
カメルーン(CNN) カメルーンのビヤ大統領は21日、半年にわたってイスラム過激派「ボコ・ハラム」に拘束されていたドイツ人男性を、カメルーン軍などが救出したと発表した。
救出されたドイツ人のロベルト・エベルハルトさんはナイジェリア・アダマワ州の職業訓練校で教員をしていて昨年7月に武装集団に拉致され、人質にされていた。
ビヤ大統領によると、カメルーン軍と友好国の治安部隊が作戦を展開し、エベルハルトさんの救出に成功した。作戦を実施した場所や日時などの詳細は明らかにしていない。
エベルハルトさんは現地時間の21日正午ごろ、同国北部から首都ヤウンデに到着。記者団に「この人たちのおかげで私は救出され、生き延びることができた」と喜びを語り、「自分が生き残れるのか生き残れないのか、直前まで分からなかった。私は完全な闇の中にいて、周りには誰もいなかった」と振り返った。
今後はヤウンデにあるドイツ大使の公邸に滞在して医師の診察を受けた後に、ドイツに帰国する。
エベルハルトさんは、直接的、間接的に救出にかかわった関係者に感謝すると述べ、「特にドイツ政府の貴重な尽力」に感謝すると話した。ただ救出作戦にドイツ政府が具体的にどうかかわったのかは明らかにしていない。
アフリカ連合は、チャドが「カメルーンの要請で部隊を派遣し対ボコ・ハラム作戦に貢献した」として、チャドのデビ大統領を称賛した。
チャドからは作戦の数日前に、2000人の部隊がカメルーン入りしていた。
ボコ・ハラムが70人殺害 カメルーン北部
nikkei.com
2015/2/5 10:41
【カノ(ナイジェリア北部)=共同】フランス公共ラジオによると、イスラム過激派ボコ・ハラムは4日、カメルーン北部フォトコルを襲撃し、住民約70人と同国軍の兵士6人を殺害した。地元の治安当局者が明らかにした。一方、ロイター通信は地元住民の話として、死者は100人以上と伝えた。
フォトコルはナイジェリアとの国境沿いの町。国境を隔てたナイジェリア側の町ガンボルで、隣国チャドの軍部隊が3日にボコ・ハラムの戦闘員200人以上を殺害しており、その報復の可能性がある。
ボコ・ハラムはモスク(イスラム教礼拝所)や住居で住民らを殺害し、建物に放火した。
過激派「イスラム国」に支持を表明したボコ・ハラムはこれまでナイジェリア北東部の町や村を支配下に置いた。ナイジェリア軍はチャド軍の空爆による支援などで、ガンボルなど一部の町を奪還したと2日に発表した。
ボコ・ハラムが住民70人殺害 カメルーン北部襲撃
東京新聞
2015年2月5日 10時14分
【カノ(ナイジェリア北部)共同】フランス公共ラジオによると、イスラム過激派ボコ・ハラムは4日、カメルーン北部フォトコルを襲撃し、住民約70人と同国軍の兵士6人を殺害した。地元の治安当局者が明らかにした。一方、ロイター通信は地元住民の話として、死者は100人以上と伝えた。
フォトコルはナイジェリアとの国境沿いの町。国境を隔てたナイジェリア側の町ガンボルで、隣国チャドの軍部隊が3日にボコ・ハラムの戦闘員200人以上を殺害しており、その報復の可能性がある。
ボコ・ハラムはモスク(イスラム教礼拝所)や住居で住民らを殺害し、建物に放火した。
越境した「ボコ・ハラム」、カメルーン住民殺害
The Yomiuri Shimbun
2015年02月05日 10時23分
【ヨハネスブルク=上杉洋司】ロイター通信は4日、カメルーン北部の町フォトコルがナイジェリアのイスラム過激派組織「ボコ・ハラム」に襲われ、住民100人以上が死亡したと報じた。
地域住民の指導者男性によると、早朝にナイジェリアから越境してきたボコ・ハラムが、モスク(イスラム教礼拝所)や住宅に放火し、住民を殺害した。カメルーン政府は、激しい戦闘の末にボコ・ハラムを撃退したとしているが、住民の被害についてはコメントを避けているという。
ボコ・ハラムがカメルーンで住民を襲撃、モスクに放火
cnn.co.jp
2015.02.05 Thu posted at 10:24 JST
ナイジェリア・カノ(CNN) カメルーン北部フォトコルで4日早朝、ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」とみられる武装グループが住民ら数十人を虐殺した。住民の証言で明らかになった。
フォトコルはナイジェリアとの国境近くに位置する。証言によれば、襲撃は夜明け前に始まった。武装グループは家を1軒1軒回り、住民を殺害したという。
また、少なくとも3カ所のモスク(イスラム礼拝所)が銃撃された。早朝の礼拝が行われていた中央モスクも襲われ、聖職者や信者たちが銃殺されたうえ、放火された。
武装グループはモスクに向かう人々にも銃を向けた。
その後、軍との間で銃撃戦となり、武装グループは午前9時ごろ撤退した。
住民らによれば、隣国チャドの戦闘機が森林地帯に逃げこんだ武装グループを追跡し、爆弾を投下。続けて地上部隊が生き残りの戦闘員たちの捜索にあたったという。
今回の事件は、チャド軍とカメルーン軍の地上作戦によりナイジェリアのガンボルを追われたボコ・ハラムの戦闘員が中心となって起こしたとみられている。
ボコ・ハラム、100人超虐殺か カメルーンに越境
asahi.com
アンマン=三浦英之2015年2月5日10時36分
ナイジェリア北東部でテロや誘拐を続けているイスラム過激派「ボコ・ハラム」は4日、カメルーン北部フォトコルに越境し、100人以上の住民らを虐殺した模様だ。この町の人の話として、ロイター通信が伝えた。カメルーン政府の要請を受けたチャド軍が、3日にナイジェリア北東部に進攻し、ボコ・ハラムの戦闘員を殺害しており、その報復とみられている。
同通信によると、ボコ・ハラムは4日早朝、ナイジェリア北東部の国境の町ガンボルからカメルーン北部フォトコルへと越境。モスクや家に放火し、住民を殺害した。カメルーン政府によると、カメルーン軍が戦闘によってボコ・ハラムの戦闘員約50人を殺害し、国境の外へと押し返したとしている。
ボコ・ハラムは昨年12月以降、カメルーンへの攻撃を繰り返してきた。チャド軍は、カメルーン政府の要請を受けて、同国北部に精鋭部隊を配置。3日にはガンボルに進攻し、ボコ・ハラムの戦闘員200人以上を殺害したと報じられていた。
アフリカ連合(AU)は先週、ボコ・ハラム対策のため、7500人規模の多国籍部隊を派遣することを決めた。近く、ボコ・ハラムに対する本格的な掃討作戦に乗り出すとみられている。(アンマン=三浦英之)
カメルーン軍、ボコ・ハラムの86人を殺害 1000人以上拘束
AFP BB News
2015年02月17日 11:41 発信地:マルア/ナイジェリア
【2月17日 AFP】ナイジェリアとの国境に近いカメルーン北部で16日、イスラム過激派組織ボコ・ハラム(Boko Haram)と政府軍との戦闘があり、兵士5人とボコ・ハラムの戦闘員86人が死亡した。カメルーン軍が明らかにした。
死亡した兵士らは、ナイジェリアを拠点とするボコ・ハラムとの戦線に配置されているカメルーンの精鋭部隊「緊急介入大隊」に所属していた。匿名で取材に応じたカメルーン兵によると、部隊が「ボコ・ハラムの待ち伏せ攻撃」を受け、3時間近くにわたる銃撃戦に発展したという。カメルーン軍は昨年8月以降、同国北部の極北(Far North)州に2000人以上の兵士を配置している。
一方、軍関係者は16日、ボコ・ハラム関係者とみられる1000人以上が極北州の町マルア(Maroua)で当局に拘束されていることを明らかにした。カメルーンとナイジェリアの領土が橋で結ばれている同地域ではこのところ、ボコ・ハラムが勢力を拡大している。これまでは市民の大量殺害や村の襲撃などが繰り返されてきたが、最近は軍を標的にした攻撃が増えている。(c)AFP
カメルーン軍、ボコ・ハラムの86人を殺害 1000人以上拘束
カメルーンのゴリラ起源=HIV1型の2グループ−国際チーム
時事通信 3月3日(火)5時3分配信
エイズウイルスの主流であるHIV1型の4グループのうち、未解明の2グループの起源はカメルーン南部でサル免疫不全ウイルス(SIV)に感染したゴリラの可能性が高いことが分かった。フランス・モンペリエ大や米ペンシルベニア大などの国際研究チームが発表した。論文は3日以降、米科学アカデミー紀要電子版に掲載される。
4グループ中、世界的に流行するMグループとカメルーンで約20人しか感染報告がないNグループの起源は、同国南部でSIVに感染したチンパンジーと分かっている。
新たに起源が分かった2グループのうち、Pグループは近年発見され感染報告が2人しかないが、Oグループは出現が古く、アフリカ中西部を中心に感染者が約10万人と推定される。
今後Mグループ以外で流行が起きる恐れを否定できず、研究チームは監視を続け、SIVがHIVに変わる要因を究明することが重要と指摘している。
研究チームはカメルーンやガボンなどでゴリラ各種のふんを採集。SIVが含まれていた場合に遺伝情報を解読し、HIVと比較した。その結果、カメルーン南部に生息するニシローランドゴリラのSIV2系統がそれぞれOとPのグループの起源である可能性が高いと結論付けた。
ボコ・ハラム、カメルーンの村に越境襲撃 10人死亡
asahi.com
ヨハネスブルク=三浦英之2015年4月17日22時38分
ナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」が17日、隣国カメルーンに越境攻撃し、少なくとも10人が死亡した。ロイター通信がカメルーン軍関係者の話として伝えた。
ロイターによると、ボコ・ハラムは同日早朝、北部コロファタの二つの村を襲い、カメルーン軍が到着する前に、国境を越えてナイジェリア側に逃げた。
国際人権団体によると、ボコ・ハラムは昨年初頭からの1年間で約5500人を殺害。ナイジェリア軍はボコ・ハラムの主要拠点を制圧したと主張しているが、国内外では依然としてテロが続いている。(ヨハネスブルク=三浦英之)
ボコ・ハラムがカメルーンの村を襲撃 住民16人を殺害
cnn.co.jp
2015.04.19 Sun posted at 11:12 JST
(CNN) ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」が隣国カメルーンの村落を襲撃し、少なくとも16人の住民を殺害したことが分かった。軍報道官が18日、CNNに語った。
同報道官によると、国境のチャド湖に面した村が16日、数百人の集団に襲われた。この村はボコ・ハラムの勧誘活動の場となっていた。
地元の州知事によれば、ボコ・ハラムは物資を求めてカメルーン側への襲撃を繰り返している。前回は先月10日、軍基地の占拠を図ったものの失敗に終わった。
ボコ・ハラムはイスラム法に基づく国家の樹立を掲げ、政府軍との間で戦闘を繰り広げているが、近年は村落への襲撃や住民の集団拉致、市場や教会での爆破テロなどに活動を拡大。カメルーンを含む近隣諸国への越境攻撃も激化している。
ICTSI、カメルーン港湾の入札参加
nikkei.com
2015/4/21 23:53
■インターナショナル・コンテナ・ターミナル・サービシズ(フィリピンの港湾施設運営最大手、ICTSI) アフリカでの事業拡大をにらんでカメルーンの港湾民営化の入札に参加。ケニア進出も検討している。
エンリケ・ラゾン会長が16日、記者団に明らかにした。同社は、取扱量が増加している新興国で港湾運営権の取得を進めており、アフリカではすでにマダガスカルやナイジェリア、コンゴの港湾を保有している。ラゾン会長は、今年の設備投資額を5億3000万ドル(約630億円)とし、コンゴの港湾開発とマニラの能力拡張、イラクとオーストラリアでの新ターミナルの建設に充てることも明らかにした。
2014年の同社の純利益は6%増の1億8200万ドルだった。(マニラ=クリフ・ベンゾン)
カメルーン 農民が自分たちの土地の収奪に抗議するためBolloréのプランテーションを占拠
Cameroonvoice
23/04/2015 17:11:56
AFPの一記者の報告によれば、カメルーンの農民は木曜日、仏企業グループBolloréも株主であるSociété camerounaise des palmeraies (Socapalm;カメルーン・パームヤシ園会社)のプランテーションを占拠した。
Socaplamは、パームヤシの栽培のため、26,000ヘクタールの土地をカメルーンで保有している。NGOによれば、同社は、国内のパーム粗油の市場シェアで42%を支配している。
「我々は、カメルーン南部のDibombariのプランテーションでの労働を妨害し、木曜日には生産活動は完全に停止させた」と、抗議行動の主催者の一人であるエマニュエル・エロングは認めている。
そして彼は、「我々は、(Socapalmの経営陣に)、国家が周辺の農民から取り上げた土地を、農民に再び返還することを求める」とも主張する。
エロング氏によれば、占拠活動は、Dibombariでは土曜日まで続けられ、その後、国中の他のSocapalmのプランテーションに拡大する。
現場のSocapalmの管理者たちは、記者会見を拒んでいる。
Socapalmの親会社である Socfinは、その株主資本の39%をBolloréが保有しているルクセンブルクの持株会社で、同社はパーム油と天然ゴムのプランテーション事業を、アフリカの多くの国々の他、インドネシアやカンボジアで展開している。
このカメルーンでの行動は、アフリカやアジアの農民が、ルクセンブルクの持ち株会社による「収奪」に対して行うとしている最初の抗議活動である。
Socfin-Bolloréのプランテーションの周辺農民の国際連帯コミュニケによると、「土地を奪われた農民」は、Socfinのカメルーン、リビア、カンボジアやコートジボワールにあるプランテーションを、「SocfinグループとBolloréグループの株主総会実施当日(それぞれ5月27日と6月4日)」まで占拠することを予定している。
同連帯が主張するところによると、これらのプランテーションの拡張は2008年より続いており、アフリカでの同社の栽培面積は、2011年から2014年にかけて25%増大したとしている。
「こうした拡張は、土地を奪われ、生活水準の低下に見舞われる現地の農民との重大な軋轢をもたらす」と周辺農民は主張し、彼らは仏NGOのReActと連帯したのち2013年「連帯」を創設した。
Bolloréグループは、Bolloré Africa Logisticsというアフリカの43か国で22,000人を雇用する民間企業を通じてアフリカで活発に活動している。
カメルーンでは、同社の産業グループは、Douala(南部、経済的な首都)の港湾や、鉄道、パームヤシのプランテーションの大半を支配している。【翻訳:大竹秀明、AJF】
仏旅客機が活火山にあわや衝突 カメルーン上空
cnn.co.jp
2015.05.28 Thu posted at 16:58 JST
(CNN) フランスの航空事故調査局(BEA)は28日までに、同国大手のエールフランス航空機が今月初旬、アフリカのカメルーン上空を飛行中、活火山のカメルーン山に衝突しかねない危機を招き、原因を調査していると報告した。
同機は米ボーイング社製777型機の953便で、乗客乗員37人が搭乗していた。今月2日夕、アフリカ西部の赤道ギニアの首都マラボからカメルーンのドゥアラ市までの短距離路線を飛行中、激しい雷雨を回避するため航路をいったん変更。
BEAによると、正規の航路に戻った際、カメルーン山に近付き過ぎたため高度の上昇を促す地上接近警報装置が作動した。これを受け、操縦士は9000フィート(約2743メートル)から1万3000フィート(約3962メートル)に上げたという。同機は無事にドゥアラに着陸していた。
BEAは「重大インシデント」として調べている。
カメルーン山は同地域周辺で最高峰となっている。標高は伝えられていない。
エールフランス当局者はCNN系列局BFMTVに、乗客は同山への異常接近に気付いていなかったと述べた。また、操縦士は規定の手続きに従って警報作動に迅速に対応したと指摘。同社のパイロットは今回のような事態発生に対する訓練を定期的に受けているとも説明した。
同社は声明で、内部調査を行っているとし、乗員にドゥアラ周辺の地形の特徴などに関するより多くの情報を伝えたとも語った。
連続自爆テロで43人死傷 カメルーン北部
cnn.co.jp
2015.07.23 Thu posted at 12:02 JST
(CNN) カメルーン北部のマルアで22日、2度の自爆テロがあり、当局によれば、少なくとも11人が死亡し、32人が負傷した。実行犯の女2人も死亡した。治安要員によれば、女らはベールを着用し、物乞いにふんしていたという。
今のところ、犯行声明は出されていない。
カメルーンの地元メディアは、ナイジェリアを中心に活動しているイスラム過激派ボコ・ハラムによる犯行だと伝えている。
カメルーンのビヤ大統領はウェブサイトに、テロ行為を非難し、遺族に弔意を表す声明を発表した。
マルアの街はカメルーン北部にあり、ナイジェリアとの国境にも近い。ボコ・ハラムに対抗する軍事作戦を展開するために、軍の司令部が置かれている。
ボコ・ハラムは、イスラム法(シャリア)の導入を主張し、ナイジェリアを中心に活動を続けている。最近では、ナイジェリア周辺のカメルーンやチャド、ニジェールなどへも活動範囲を広げている。
10代少女が自爆テロ、死者20人以上 カメルーン
cnn.co.jp
2015.07.26 Sun posted at 12:07 JST
ナイジェリア北部カノ(CNN) カメルーン北部の町マルアで25日夜、10代の少女が自爆し、本人と少なくとも20人が死亡、数十人が負傷した。
標的となったバーは当時、多くの客でにぎわっていた。
マルアには、隣国ナイジェリアのイスラム過激派「ボコ・ハラム」と戦うカメルーン軍精鋭部隊の拠点がある。ボコ・ハラムは数カ月前からカメルーンでの自爆テロや襲撃を繰り返している。
この町では22日にも、物乞いを装った女2人が市場の入り口などで自爆し、少なくとも11人が死亡、32人が負傷していた。
また、ボコ・ハラムが本拠とするナイジェリア北東部ボルノ州に隣接するアダマワ州では24日朝、3つの村がオートバイに乗った武装集団に襲われ、少なくとも25人が死亡した。
カメルーンとナイジェリアで自爆テロ、計34人死亡
nikkei.com
2015/7/27 1:09
【ナイロビ=共同】カメルーン北部マルアとナイジェリア北東部ダマトゥルで26日までに、自爆テロが相次ぎ、計34人が死亡した。ロイター通信などが伝えた。フランス公共ラジオによると、マルアでの容疑者は12歳の少女とみられている。
犯行声明は出ていないが、ナイジェリアのイスラム過激派ボコ・ハラムの関与が疑われている。
マルアの飲食店で25日にあった自爆テロでは少なくとも19人が死亡し、62人が負傷した。26日にはダマトゥルの市場で女が自爆し、少なくとも15人が死亡した。マルアでもダマトゥルでも今月、別の自爆テロが発生し、多数の犠牲者が出た。
ボコ・ハラムは周囲に警戒されにくい女性や子どもを利用した自爆テロを繰り返している。
サッカーキング:過激派組織ボコ・ハラムに狙われたカメルーン代表MFの家族をトルコ政府が救う
毎日新聞
2015年08月06日
トラブゾンスポルに所属するカメルーン代表MFステファヌ・エムビアの家族が住む村が、ナイジェリアの過激派組織ボコ・ハラムの襲撃を受け、トルコ外務省が支援要請に応じた。トルコメディア『Haberturk』が報じている。
近年ナイジェリアなどアフリカ西部で勢力を広めているイスラム系過激派組織ボコ・ハラムは、先日カメルーンで100名以上を誘拐するとともに、8名を殺害するテロを起こしている。
エムビアの家族が住んでいる集落もその襲撃を受け、同選手はトルコ外務省に避難を受け入れてくれるよう求めていた。トルコ政府はその要請に応え、大使を派遣して避難を支援するとともに、ビザを発給しトルコで受け入れること決断したとのことだ。
既にエンビアの家族は4日夜にトルコに到着しており、ヨーロッパで新たな人生をスタートさせる予定であるという。
エムビアは以下のようにコメントしている。
「自分の人生が終わるまで、この支援を受けたことを決して忘れることはないだろう。本当に感謝したい。会長のイブラヒム・ハチュオスマノグルをはじめ、全ての人にお礼を言いたい。今、父と母、二人の兄弟は安全な地にいる。それは僕をサッカーに集中させてくれるだろう」
(記事提供:Qoly)
カメルーンのココア生産、23万2,000トンに達する
Jeune Afrique
8月6日11:02
Omer Mbadi記者、Yaoundeにて
7月15日に終了した2014/2015ココア年度において、カメルーンのココア生産量は、前年度に比べて2万2,625トン(+9.8%) 増だった。次年度は、8月7日に、中央部のAyosにて開始される。
国営ココア・コーヒー局(ONCC) によると、7月15日に終了した2014/2015ココア年度におけるカメルーンの生産販売量は23万2,530トンに達し、突出して多いとはいえないものの、高水準であった。これは、1万9,000トン(-9%)減少した前年度と比べると、2万2,625トン(+9.8%)の増加となり、生産量世界5位の同国の総生産量は23万トンの壁を超えた。
この好成績の要因は、主に生産者価格の動向で説明できる。7か所の生産地における1キロ当たりの価格は、上限の1,515 CFAフラン(2.3ユーロ)から下限の800 CFAフランの間で推移したが、前年度のそれぞれ1,275CFAフラン、750 CFAフランに比べると、高かった。「今年度の価格水準は、国際市況においても国内市況においても、過去の何年にも亘るココア年度に比べても高水準であり、年間を通じても高めに推移した」と、ONCCも説明する。
反動
ココアの国際市況は、世界生産を平均10万トン押し下げた南米のエル・ニーニョ現象や、価格に多大な影響を与えたガーナの減産などにより、2010/2011年のコートジボワールの危機時以来の高い価格水準を保っている。「7月にココア年度が終了する頃、ココアの市況は、キロ当たり2,000CFAフランの高水準になっているだろう」との見方を、業界団体であるココア・コーヒー専門協議会(CICC) は示す。
2014/2015ココア年度では、カメルーンの生産量の増加が確認されたが、高値の後は安値となるといった鋸の歯のような季節性も同時に意識される。8月7日に中央部のAyosで始まる次の収穫年度では、5年に1回訪れる植生の休養の予兆もあり、この経験則通りの展開となるリスクもある。
輸出業者
昨年度、カメルーンのココア豆の輸出は、前年比2万3,500トン増加(+11.8%)し、19万8,129トンに達したが、その中でも、Cargillの提携相手でもあるTelcar Cocoaが、5万8,486トン(輸出全体の29.5%)を輸出し、引き続きトップの地位を保った。2位は、全体の15.1%(3万294トン)を輸出したものの、4パーセントシェアを下げたシンガポールのOlamであった。輸出全体の4分の3は、カメルーンのココアの最大の輸出先であるオランダ向けであった。
一方、最近Sic Cacaos (Barry Callebaut) が、2つ目の工場を稼働を開始し、年間の生産能力を3万5,000トンから 5万トンに引き上げたにも関わらず、 現地でのココア豆の破砕は未だ3万2,128トンと低迷している。【翻訳:大竹秀明、AJF】
La production camerounaise de cacao atteint 232 000 tonnes
ボコ・ハラムがカメルーンへ越境襲撃、死傷者170人超
cnn.co.jp
2015.09.04 Fri posted at 15:51 JST
(CNN) 西アフリカのカメルーン北部で3日、市場や病院がイスラム過激派「ボコ・ハラム」に襲撃され、約30人が死亡、145人が負傷した。軍当局者が明らかにした。
カメルーン軍の広報によると、隣国ナイジェリアを拠点とするボコ・ハラムは山岳地帯を越えてカメルーンに侵入。大勢の人でにぎわう市場や、カメルーン軍の野営地に近い病院を襲撃した。
ボコ・ハラムは政府軍との正面衝突を避けて市民を狙う戦術に切り替えたと広報は指摘、「我が軍との正面衝突が困難だと分かり、ナイジェリアからやって来て国境付近を襲撃し、ナイジェリアに逃げ戻るようになった」と話している。
しかしボコ・ハラムが危険な存在であることに変わりはないと別の専門家は述べ、「カメルーン、ナイジェリア、チャド、ニジェール、ベナンが同時襲撃される恐れもある」と警告する。
数日前にはナイジェリア北東部のボルノ州で、馬に乗ったボコ・ハラムの集団が集落を襲い、68人を射殺する事件が起きた。
ボコ・ハラムはイスラム法による厳格な支配をナイジェリア全土に行き渡らせる目標を掲げ、2000年代半ばごろから勢力を拡大。市場や教会、モスクなど人が集まる場所での爆弾テロや、女子生徒の集団拉致といった犯行を繰り返している。
米軍、カメルーン派遣へ ボコ・ハラム対策、戦闘は否定
asahi.com
ワシントン=峯村健司2015年10月15日10時30分
オバマ米大統領は14日、ナイジェリアを本拠にするイスラム過激派「ボコ・ハラム」が勢力を広げているカメルーンに、米軍部隊最大300人を派遣することを議会に通知した。米軍機による情報収集や警戒、偵察を中心に行う予定だ。
ボコ・ハラムはナイジェリアやカメルーン北部で、自爆テロや襲撃を繰り返しており、子どもにテロを実行させるケースもある。国際社会からも米政府の関与を求める声が高まっており、カメルーン政府の要請を受けてオバマ政権は派遣を決めた。
通知によると、米軍はすでに約90人を現地に投入している。ロイター通信によると、米軍は無人偵察機も配備して情報収集をする。部隊は自衛のため武器を携えるが、実際の戦闘には加わらない。アーネスト米大統領報道官は14日の会見で、「戦闘が目的ではない」として、側面支援であることを強調した。(ワシントン=峯村健司)
カメルーンで自爆テロ、10人死亡 ボコ・ハラムか
nikkei.com
2015/11/22 0:30
【バンギ(中央アフリカ)=共同】ロイター通信によると、カメルーン北部で21日、自爆テロがあり、少なくとも10人が死亡、多数が負傷した。隣国のナイジェリア北東部を拠点とするイスラム過激派ボコ・ハラムの犯行とみられている。
カメルーンで4人が自爆、死者6人以上 ボコ・ハラムか
cnn.co.jp
2015.11.22 Sun posted at 13:51 JST
ヤウンデ(CNN)カメルーン北部のナイジェリア国境に近い町フォトコルで21日、4人が自爆する事件があり、軍報道官によると少なくとも6人が死亡、12人前後が負傷した。
同報道官は、ナイジェリアを拠点とするイスラム過激派「ボコ・ハラム」による犯行との見方を示した。
ボコ・ハラムは厳格なイスラム法(シャリア)の導入を主張し、ナイジェリア北部や近隣のカメルーン、チャド、ニジェールなどで攻撃を繰り返してきた。
フォトコルはこれまでに何度も標的となっている。今年1月には銃や刃物を持ったボコ・ハラムのメンバーが民家を襲い、400人以上の住民を殺害した。
ボコ・ハラム掃討のために8700人規模の多国籍部隊が設けられたが攻撃はやまず、国際人権団体アムネスティ・インターナショナルによると今年1〜9月の間に少なくとも3500人が死亡した。
国際シンクタンクの経済平和研究所(IEP)が発表した「世界テロリズム指数」によると、ボコ・ハラムの攻撃による昨年の死者は6644人に達し、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の6073人を上回った。
攻撃は市場や教会、モスク(イスラム教礼拝所)など、人の集まる場所を狙った爆弾テロが多い。ナイジェリア北部チボックで昨年、200人以上の女子生徒が連れ去られるなど、拉致事件も後を絶たない。
専門家らは、ボコ・ハラムに誘い込まれる若者らを引き止めるため、ナイジェリア北部やカメルーン北部の貧困、失業問題に取り組む必要があると指摘している。
カメルーン軍、ボコ・ハラム戦闘員100人殺害 人質900人を解放
AFP BB News
2015年12月03日 09:57 発信地:ヤウンデ/カメルーン
【12月3日 AFP】カメルーン軍は2日、イスラム過激派組織「ボコ・ハラム(Boko Haram)」に対する3日間の掃討作戦を実施し、同組織の戦闘員約100人を殺害、人質900人を解放したと発表した。
第三者による確認はとれていないが、同国のジョゼフ・ベティ・アソモ(Joseph Beti Assomo)国防相は国営ラジオで、ナイジェリアとの国境地域で「11月26日から28日にボコ・ハラムの集中掃討作戦を行い、戦闘員100人以上を制圧した」と語った。
さらに、同作戦で人質900人近くを解放。大量の武器と弾薬、イスラム過激派組織「イスラム国(IS)」の黒い旗も押収したという。ボコ・ハラムは2015年3月にISへの忠誠を誓っている。
アソモ国防相は、掃討作戦の成功をカメルーン治安部隊およびボコ・ハラム掃討目的で設置された多国籍部隊、ナイジェリア軍の協力によるものだと述べた。
カメルーン北部では7月以降、ボコ・ハラムの関与が疑われる自爆攻撃が相次いでいる。治安筋によると、1日夜にもかつての人気観光地ワザ(Waza)で自爆攻撃があり、 少なくとも6人が死亡した。(c)AFP/Reinnier Kaze
カメルーン軍、ボコ・ハラム戦闘員100人殺害 人質900人を解放
カメルーン・ヤウンデ(CNN) アフリカ中部カメルーンの市場で自爆テロが相次ぎ、少なくとも25人が死亡、62人が負傷した。
地元当局者によると、同国北部ボドの市場で2人が自爆し、軍の野営地に近い橋の上でさらに1人が自爆した。
この爆発により、これまでに確認されただけで25人が死亡した。死傷者の数はさらに増える可能性もあるという。
自爆したのは過激派組織「ボコ・ハラム」のメンバーとみられる。当局が発表した死傷者数に自爆テロの実行犯は含まれていない。
ボドでは昨年12月にも、市場に近付こうとした自爆テロ犯の女2人が住民に阻止されていた。2人はそのまま自爆した。
1月13日に同国北部のモスク(イスラム教礼拝所)で起きた自爆テロでは12人が死亡。23日には同国軍がナイジェリアとの国境付近で武装勢力を急襲し、町に侵入しようとした10人を殺害、ライフル銃や爆弾などを押収していた。
治安部隊によれば、武装勢力は物資を使い果たして牛を盗もうとしていたという。1月14日には複数の町が襲撃され、4000頭以上の牛が盗まれていた。
カメルーンでは2013年以来、ボコ・ハラムの襲撃によって約1200人が命を落としている。
【サッカー】
元カメルーン代表エトー暴露本の出版差し止め
中日スポーツ
2016年2月21日 紙面から
【ロンドン原田公樹】サッカーの元カメルーン代表でアンタルヤスポル(トルコ)で現在、選手兼監督を務めるFWサミュエル・エトー(34)がパリの裁判所に求めた、元交際相手による暴露本の出版差し止めが認められた。19日に英複数メディアが報じた。フランスで書籍の出版が禁止されるのは異例で、出版社側は不服として控訴、法廷で争う方針という。
この本はエトーが2014年まで約7年間、交際していたナタリー・コー(29)さんによる暴露本「リベンジポルノ−フットボール、セックス、金、サミュエル・エトーの元交際相手の証言」。エトーがバルセロナ(スペイン)、インテル・ミラノ(イタリア)、チェルシー(イングランド)などでプレーした時代の私生活が赤裸々につづられ、19日に出版予定だった。
【8月9日 AFP】リオデジャネイロ五輪は8日、バレーボール女子1次リーグの試合が行われ、日本は3-0でカメルーンにストレートで勝利し、今大会初勝利を挙げた。(c)AFP
女子バレー日本がリオ五輪初勝利、カメルーンをストレートで撃破
【10月5日 AFP】脳卒中で昏睡(こんすい)状態に陥っていたサッカーカメルーン代表の元主将リゴベル・ソング(Rigobert Song)氏が4日、意識を取り戻し、今後フランスの病院に搬送される予定であることが分かった。
イングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)やウェストハム(West Ham)でプレーし、カメルーンのアフリカネーションズカップ(The Africa Cup of Nations)連覇に貢献したソング氏は2日、脳動脈瘤(りゅう)によりカメルーンの首都ヤウンデ(Yaounde)にある自宅から病院に緊急搬送されていた。
搬送された病院の救急センター長は3日未明、ソング氏が昏睡状態を脱したと明かしている。
同センター長は、「彼の容体は許容できる範囲にある」と説明し、ソング氏が人工呼吸器なしで呼吸し、脳出血は落ち着いたと話した。
40歳のソング氏は4日、フランスにある専門医療機関に搬送される予定だという。
キャリアの晩年は金髪のドレッドヘアでピッチに立ったソング氏は、フランス・リーグのメッス(FC Metz)やランス(RC Lens)でもプレーし、トルコ1部リーグのガラタサライ(Galatasaray)では2度のリーグ優勝を経験している。
代表では1994年のW杯でロジェ・ミラ(Roger Milla)氏と同じピッチに立ったソング氏は、その後ストライカーのミュエル・エトー(Samuel Eto’o)とともにカメルーンを世界的な強豪に押し上げた。
アフリカネーションズカップでの36試合を含め、代表通算137試合に出場したソング氏は、2000年と2002年にキャプテンとしてチームを引っ張りアフリカ王者に輝き、2000年のシドニー五輪では金メダルを獲得している。
またソング氏は、2003年のコンフェデレーションズカップ(FIFA Confederations Cup)のコロンビア戦で、チームメートのマルク・ビビアン・フォエ(Marc Vivien Foe)氏が心臓発作に襲われて試合中に死亡する悲劇にも立ち会っている。(c)AFP
元カメルーン代表のソング氏が意識回復、今後はフランスの病院へ
【10月22日 AFP】カメルーンで21日、首都ヤウンデ(Yaounde)から経済の中心地ドゥアラ(Douala)に向かっていた混雑した列車が脱線して55人が死亡し、600人近くが負傷した。エドガー・アラン・メベ・ヌゴオ(Edgar Alain Mebe Ngo'o)交通相が同日明らかにした。
ヌゴオ交通相によると、列車は同国中央部の都市エセカ(Eseka)に到着する直前に脱線した。脱線した際に数両の客車が線路から振り飛ばされ、隣接する線路にも車両の破片が飛び散ったという。
同交通相は国営放送CRTVで、先に公表していた被害者数を訂正し、脱線事故でこれまでに55人の死亡が確認され、575人が負傷したと述べた。また「事故の原因はまだ明らかになっていない」と語り、負傷者のうち数名は非常に深刻な容態だと付け加えた。
同交通相によると、列車はヤウンデを午前11時(日本時間午後7時)ごろ出発し、正午ごろに脱線した。事故のあった21日は、20日夜の大雨でヤウンデとドゥアラ間を結ぶ橋が崩落したため交通が寸断され、普段より多くの人々が列車を利用していたという。(c)AFP
【10月22日 AFP】カメルーンで21日、首都ヤウンデ(Yaounde)から経済の中心地ドゥアラ(Douala)に向かっていた混雑した列車が脱線して55人が死亡し、600人近くが負傷した。エドガー・アラン・メベ・ヌゴオ(Edgar Alain Mebe Ngo'o)交通相が同日明らかにした。
ヌゴオ交通相によると、列車は同国中央部の都市エセカ(Eseka)に到着する直前に脱線した。脱線した際に数両の客車が線路から振り飛ばされ、隣接する線路にも車両の破片が飛び散ったという。
同交通相は国営放送CRTVで、先に公表していた被害者数を訂正し、脱線事故でこれまでに55人の死亡が確認され、575人が負傷したと述べた。また「事故の原因はまだ明らかになっていない」と語り、負傷者のうち数名は非常に深刻な容態だと付け加えた。
同交通相によると、列車はヤウンデを午前11時(日本時間午後7時)ごろ出発し、正午ごろに脱線した。事故のあった21日は、20日夜の大雨でヤウンデとドゥアラ間を結ぶ橋が崩落したため交通が寸断され、普段より多くの人々が列車を利用していたという。(c)AFP
(CNN) アフリカ中部カメルーンの運輸省当局者は23日までに、同国中央部のエセカで21日列車が脱線し、乗客ら約70人が死亡、300人が負傷したと発表した。
エドガー・アラン・メベ・ヌゴオ運輸相によると、列車には普段よりかなり多い乗客がいたという。現場近くの高速道路で橋が崩壊し、交通の足を失った住民らが鉄道に切り替えたのが原因だった。乗客の総数は伝えられていない。
脱線現場を撮影したビデオ映像は、列車の車両が転覆し、数十人規模の救助隊員らが死傷者を運び出す模様などを伝えた。
脱線した列車は20両編成で、エセカ駅を離れ約4.8キロ進んだ後、運行にトラブルが発生していたという。同国大統領府はフェイスブック上の声明で、脱線の原因を調べていると述べた。
カメルーンのスタートアップ企業であるウィル・アンド・ブラザースは、同国におけるドローン開発のパイオニアの1社である。同社は現在、100%国産のドローンを開発中である。
ルワンダでは、既にドローンはキガリより飛び立っており、血液袋を遅くとも30分後に要請した診療所に届けている。マラウィでは、同じ型だがこちらは太陽電池で推進するドローンが、僻地にエイズのスクリーニング・テストキットを、特に乳児向けに運んでいる。コートジボワールでは、ココア豆のプランテーションの位置情報の把握や、存在しない土地登記の空白を軽減させるために活用されている。
このようにドローンは、軍事目的とは異なり、有用な目的のための利用は、アフリカのいくつかの国々では、活発に行われている。カメルーンにおいても、パリのÉcole de guerre économique 卒の若い起業家であるWilliam Elongが、Will&Brothersというスタートアップ企業を設立した。そして彼は、未だ22歳だった2015年に、DroneAfricaというプログラムを立ち上げた。
2年後、Will&Brothers は20万ドルを調達し、22人の従業員をカメルーン、フランス、ドイツ、米国に配置し、事業は一定の軌道に乗った。とりわけこの新規の同社は、向こう数か月以内に、初のカメルーン製ドローンを市場に投入することを期待している。
同社内でDroneAfricaと名付けられたプログラムは、治安や農業や地図情報に係るサービスを提供することを可能にするはずである。
まだ高いコスト
「当初は、ドローンを製造するには資金が足りなかった」と、当時4人しか従業員のいなかったこの小さな会社の技術責任者であるYves Tamuは述懐する。
そのためこの起業家たちがまず行ったことは、既存のドローンを使うことであった。彼らは既存のドローンを買ってきて「カメルーンで適用可能な分野、即ち最初は「地図作成上の課題」に関するテストを行った」と、当初のWill&Brothers 会長William Elongが言う。
一方、需要は待ってくれない。同社は、カメルーンの経済的首都であるドゥアラ市で、未完成の都市地図作成サービスの支援を行っている。また開発業者や研究機関なども、地形の調査や寄生虫性疾患の予防などのために同社を頼りにしている。
それにも関わらず、コスト面がドローンの多様な活用を促進するのを制約している。例えば、精密農業の分野で、同社は自身も農業開発業者と関係をもつ中央農業研究機関と協働している。「一般の農業者には手段があるとは限らない」とYves Tamuは言う。
間もなく試作モデルが完成へ
DroneAfricaは、カメルーン製ドローンを製造するという設立来の目標を今日まもなく実現しようとしている。同社の創業者たちは依然として当プロジェクトの時期や条件について公にしていないが、試作モデルは間もなく供給されると言明している。それに備えて、技術者、デザイナー、さらにロボットや写真の専門家グループも準備を行っている。
2015年に調達した20万ドルによってその挑戦は実現できると思われる。そのうえで、「目的は、カメルーンに留まることではない」と同社の技術責任者は説明する。
実際、同社は既に国境を超え、欧州や米国の企業と協力関係にあり、他のアフリカの国々にも顧客がいる。【参考訳:大竹秀明、AJF】
カメルーンのココア生産が前収穫年度比で9.4%増大したのは、ドゥアラ港で積み荷の管理が向上し、密輸が減少したことが主因であるが、一方で、危機に見舞われている英語圏では出荷が滞っている。
間もなく2年になろうとするカメルーンの北西部と南西部の英語圏州の政治的及び社会的な危機は、ココア産業に重大な影響を与えている。特に最大の生産地である南西部では重大な影響が出ている。
南西部州は、2016-2017年度には出荷量の45.5%を占めていたが、ONCC(Office National du Cacao et du Café:コーヒー・ココア国家局)の公表したデータによれば、直近のココア収穫期ではその売り上げは全体の31.5%まで落ち込んだ。最大の出荷量は、同期間に買い付けが37%から50.3%に上昇した中央州に第1位の座を奪われた。
「多くの生産者が、プランテーションを放棄し、ナイジェリアに避難した。それだけでなく、ストックが保管されていた商店が襲われた」。
以下、略。大竹秀明、AJF作成の参考訳に興味をもったら、saito@ajf.gr.jpあてに連絡ください。
Cameroun : la crise anglophone bloque une partie des stocks de cacao
イスラム開発銀行(IDB)とカメルーン経済省は、総額5,371万ドルに及ぶ3つの融資契約に署名した。この融資は、過去2年間にわたり深刻な社会・政治的危機に見舞われている南西部の英語圏で、農業セクターに向けられる。
昨年8月15日、合計3つの契約がカメルーン経済・計画・国土整備省のアラミン・ウスマン・メイ(Alamine Ousmane Mey)とIDBの管理部門部長であるサイェド・アカ(Sayed Aqa)との間で交わされた。8月30日木曜日にカメルーンの大臣により公表された、総額5,371万ドルすなわち4,600万ユーロ(346.8億CFAフラン)に及ぶこれらの融資は、2023年までに南西部の英語圏で、農業インフラやバリューチェン整備事業を支援することを目的としている。
このイニシアチブでは農業生産性の向上、農村部での貧困削減を目指しており、9カ所の生産地域で約2,900の農地が恩恵を受ける見込みである。また、1万人の雇用創出が目標として掲げられている。
以下、略。記事に関心を持ったらsaito@ajf.gr.jpあてに連絡ください。
Cameroun : la BID octroie 53,71 millions de dollars pour l’agriculture dans le Sud-Ouest anglophone