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『がん患者学――長期生存をとげた患者に学ぶ』

柳原 和子 20000710 晶文社,600p.

last update:20110311
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■柳原 和子 20000710 『がん患者学――長期生存をとげた患者に学ぶ』,晶文社,600p. ISBN-10: 4794964404 ISBN-13: 978-4794964403 \2600+税 [amazon][kinokuniya] ※ c09 d01 et t02→20040325 『がん患者学 I――長期生存患者たちに学ぶ』,中央公論新社,477p. ISBN-10: 4122043433 ISBN-13: 978-4122043435 \1200 [amazon][kinokuniya] ※; 20100601 『がん患者学 II――専門家との対話・闘病記録』,中央公論新社,456p. ISBN-10: 4122043506 ISBN-13: 978-4122043503 \1200 [amazon][kinokuniya]

■内容

出版社/著者からの内容紹介
現代医療の予測を遥かに超えて長期生存を遂げた患者たち。彼らはどのようにがんと闘ってきたのか? 自らががん患者である著者による魂の記録。

内容(「BOOK」データベースより)
現代医療から見離された患者たちは、何を考え、いかに生きてきたのか?手術、抗がん剤、放射線治療などによる医療のみが、がんからの生還の道なのか…?自らががん患者となり、三年間の闘病生活を体験した著者が、長期生存患者を訪ね、ともに苦悩し、ともに思考した、渾身のノンフィクション

■目次

※文庫版は『がん患者学T』『がん患者学U』『がん患者学V』の2分冊。第1部が『T』に、第2部以降が『U』に収録されている。
なお『がん患者学V』は、2002年の『がん患者学:病から生まれ出づるもの』を改題して文庫化したもの。
 なお文庫版には以下が附随する。
『T』について
・『がん患者学』文庫版へのあとがき
・解説 岸本 葉子
『U』について
・『がん患者学U』文庫版あとがき
・解説――柳原和子小論(後藤正治)

※以下、目次
第1部 患者は語る
1 身近な仲間たちをたずねる
一つとして同じがんがあるだろうか?/明らかながんの所見は認められません/医師をたよったのが、まちがいでした (ほか)
2 代替医療機関の紹介をうける
生命をとるか、失明をとるか/もっとからだにやさしい療法でいきたい/再発させてはいけない (ほか)
3 アメリカをたずねる
エンジョイ・ユア・ライフさ/ネバー・ギブアップ!

第2部 専門家にきく
がん患者はなにを怒り、恨むのか (石川寛俊)
抗がん剤治療、その選択権は誰に? (福島雅典)
私が代替医療に与しない理由 (近藤誠)
開業医が進めるサイコオンコロジー (河野博臣)
消化器に学ぶ?食生活とがん (大原純一)
栄養学はがん治療に無力か? (中村丁次)
日米のがん医療現場を解読する (入江健二)
宗教なき時代のがん治療 (森岡正博)

第3部 再生――私とがん
献辞――あとがきにかえて
資料文献

■引用

「故福嶋あきえ/故高野岳 進行性筋ジストロフィーという不治の病でありながら、生涯を病院に収容されているのは生きながらにして死んでいるようなものだ、と果敢にもボラソティアとしもに一年間あまりをかけたアメリカ横断旅行とその後の自立を成し遂げ、医療の予測をはるかに越えて生きた、あなた△589 たちの試みが私の裏づけだった。福嶋あきえさんの死後、私が協力し、完成した本は『二十歳、もっと生きたい』(草思社)。」(柳原[2000:589-590])

■言及

◆立岩 真也 2017/08/01 「福嶋あき江/虹の会・2――生の現代のために・24 連載・136」,『現代思想』45-(2017-8):-


*作成:箱田 徹
UP: 20101126 REV:20110311, 20170709 
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