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>HOME >euthanasia English 安楽死・尊厳死 :-1970's 1980's 1990's 2000- 2003 2004 2005 2006 2007 2008 2009 *最近のことについては「安楽死・尊厳死 2009」をご覧ください。 *このHP関係者の著作 立岩 真也 2008/09/05 『良い死』,筑摩書房,374p. ISBN-10: 4480867198 ISBN-13: 978-4480867193 2940 [amazon]/[kinokuniya] ※ d01.et., 立岩 真也 2009/03/25 『唯の生』 筑摩書房,424p. ISBN-10: 4480867201 ISBN-13: 978-4480867209 [amazon]/[kinokuniya] ※ et., 2940 *良い死!研究会 *以下とりあえず。未整理。共同作業者を求めています。 ◇-1970's ◇1980's ◇1990's ◇2000- ◇2004 ◇2005 ◇2006 ◇2007 ◇2008 ◇2009 ◆このHPにある関連ファイル一覧 ◇言説(徒らな/単なる延命…) ◇死なせることを巡る言説 1970年代 ◇死なせることを巡る言説 1980年代 ◇死なせることを巡る言説 1990年代 ◇『福祉のターミナルケア』1997 ◇死なせることを巡る言説 2000年代 ◇文献 ◇法学関連の文献リスト(著者名別) ◇日本尊厳死協会 ◇安楽死・尊厳死法制化を阻止する会 ◇良い死!研究会 ◇米国 ◇米国・オレゴン州 ◇Not Dead Yet ◇ヘムロック協会 ◇Terri Schiavo(テリ・シャイボ)(2005死去・米国) ◇カナダ ◇イギリス ◇ダイアン・プリティ事件(Diane Pretty)(2002) ◇Leslie Burke裁判(2003-) ◇Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2005)/◇Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2006) ◇イタリア延命中止事件:2009 ◇オランダ ◇スイス自殺幇助クリニック Dignitas:2006年〜2008年/◇スイス自殺幇助クリニック Dignitas: 2009年 ◇ドイツ ◇フランス ◇オーストラリア ◇韓国 ◇反安楽死国際機動部隊(International Anti-Euthanasia Task Force) ◇日本 ◇川崎協同病院筋弛緩剤事件(2004- 2005地裁判決) ◇相模原事件2004- (2005地裁判決) ◇広島県福山市・寺岡整形外科病院での事件(2005) ◇北海道立羽幌病院事件・書類送検 (2004- 2005書類送検) ◇Terri Schiavo(テリ・シャイボ)(2005死去・米国) ◇4月集会「尊厳死っ、てなに?」 2005/04/16 ◇「安楽死・尊厳死法制化を阻止する会」発足集会 2005/06/25 ◇Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2005) ◇Joffe Bill関連新聞記事:Guardian・Observer(2006) ◇射水市民病院での人工呼吸器取り外し(2006年3月) ◇射水市民病院での人工呼吸器取り外し(2006年4月) cf.◇老い/◇死生学/◇新生児/障害新生児の治療停止/選択的治療停止 /◇植物状態 >TOP ■宣言・報告・調査 等 →調査 ◆第一回国際安楽死会議 19760824 東京宣言 ◆日本安楽死協会 197811 「末期医療の特別措置法案」 ◆安楽死法制化を阻止する会 197811 「声明」 ◆日本安楽死協会 19781220 「安楽死法制化を阻止する会」の声明に対する反駁声明 ◆日本尊厳死協会 19860210 日本尊厳死協会会則 ◆内閣府政府広報室 1989 「医療における倫理に関する世論調査」 http://www8.cao.go.jp/survey/h02/H02-10-02-17.html Q6(1) 〔回答票7〕 生命をのばすために必要な医療を受けることについて,あなたはどう思いますか。この中であなたのお考えに近いのはどちらですか。まず,「(1)あなたご自身の場合」についてはどうですか。(以下(2)から(3)まで順次聞く。)(1)あなたご自身の場合 (27.2) (ア) 医学上の最新の成果を十分活用して,延命のために最善を尽くすのがよい (65.2) (イ) あまり不自然なことはせずに,寿命のままにまかせるほうがよい ( 7.6) わからない Q6(2) 〔回答票7〕 (2)肉親の場合で,本人の延命の意思がわからない場合 (35.5) (ア) 医学上の最新の成果を十分活用して,延命のために最善を尽くすのがよい (53.2) (イ) あまり不自然なことはせずに,寿命のままにまかせるほうがよい (11.3) わからない Q6(3) 〔回答票7〕 (3)肉親の場合で,本人が延命を希望していない場合 (21.3) (ア) 医学上の最新の成果を十分活用して,延命のために最善を尽くすのがよい (67.3) (イ) あまり不自然なことはせずに,寿命のままにまかせるほうがよい (11.4) わからない ◆日本医師会第III次生命倫理懇談会 19920309 「「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告」 ◆199205 読売新聞社「がんと尊厳死に対する世論調査」 全国の有権者3000人対象 質問:「尊厳死とは回復の見込みがない末期患者に、ただ生命を延ばすためだけの医療を続けるよりも、寿命のまま人間らしい死に方を願うという考え方だが、あなたはこの尊厳死の考え方を認めますか、認めませんか」→「認める」54%、「どちらかと言えば認める」32% ◆日本学術会議 死と医療特別委員会 19940526 「尊厳死について」 ◆(社)呆け老人をかかえる家族の会 19960825 「「ぼけ」と「尊厳死」問題に関する申し入れ書」,『老人をかかえて』(19960825):12-13 ◆川渕 孝一 19971028 『生と死の選択――延命治療は患者にとって幸せなのか』,経営書院,219p. ISBN-10: 4879136425 ISBN-13: 978-4879136428 [amazon]/[kinokuniya] et ◆1997 『「福祉のターミナルケア」に関する調査研究事業報告書』 ◆末期医療に関する意識調査等検討会 19980626 「末期医療に関する意識調査等検討会報告書」→* *厚生省健康政策局総務課監修 20000610 『21世紀の末期医療』 ,中央法規出版,225p. ISBN:4-8058-4249-0 2100 [amazon]/[kinokuniya]/[boople]/[BK1] ※ d01 et ・「単なる延命医療とは、生存期間の延長のみを目的になされれる医療をいう。」 問「あなた自身(あなたの担当する患者)が痛みを伴い、しかも治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」 ◇今井 澄 20020405 『理想の医療を語れますか――患者のための制度改革を』,東洋経済新報社,275p. ISBN-10: 4492700811 ISBN-13: 978-4492700815 [amazon] ※ b a06 「厚生労働省のパンフレットでは、「単なる延命治療を望まない人も約七割」と書いてありますが、これは正しい表現ではないことです。質問の内容は「痛みを伴い、治る見込みがないだけでな<133<く、死期が追っていると告げられた場合、単なる延命だけのための治療をどう考えますか」というものです。高齢者の場合、痛みが伴わない末期も少なくありませんし、慢性の病気の場合、死期が追っているかどうかの判断も難しいのです。どこからを末期というのかということも問題ですが、はなはだしい研究では、死亡一年前からを末期とみなすようなひどいものもありました。」(今井[2002:136]) ◆東京都立病院倫理委員会 200102 「都立病院における末期医療の在り方について」 http://www.byouin.metro.tokyo.jp/osirase/hokoku/makki.pdf ◆社会保障構造の在り方について考える有識者会議 200010 「21世紀に向けての社会保障」 「また、できる限り本人の意思を尊重し、尊厳をもって安らかに最期を迎えることのできる医療の在り方を模索していくことがこれからの課題である。」 ◆2000/11/30 「健康保険法等の一部を改正する法律案及び医療法等の一部を改正する法律案に対する附帯決議」(平成12年11月30日・参議院国民福祉委員会) 「老人医療及び慢性期医療については、包括・定額化を更に進めること。」 ◆厚生労働省高齢者医療制度等改革推進本部事務局 200103 「医療制度改革の課題と視点」 http://www.mhlw.go.jp/houdou/0103/h0306-1/h0306-1.htmle 老人医療費の伸びの適正化 http://www.mhlw.go.jp/houdou/0103/h0306-1/h0306-1n.html →厚生労働省高齢者医療制度等改革推進本部事務局 編 20030319 『医療制度改革の課題と視点 解説・資料編』,ぎょうせい,150p. ISBN-10: 4324064768 ISBN-13: 978-4324064764 [amazon]/[kinokuniya] ◆日本老年医学会 20010613 「「高齢者の終末期の医療およびケア」に関する日本老年医学会の「立場表明」」 http://www.jpn-geriat-soc.or.jp/tachiba/index.html ◇横内 正利 20010215 「日本老年医学会『立場表明』は時期尚早」,『Medical Tribune』(メディカル・トリビューン社) ◇横内 正利 20011004 「再論・日本老年医学会『立場表明』――高齢者医療打ち切りになる恐れあり」,『Medical Tribune』(メディカル・トリビューン社) ◆日本尊厳死協会 20031201 「尊厳死に関する法律案要綱」 ◆日本医師会第VIII次生命倫理懇談会 200402 「医療の実践と生命倫理についての報告」 「日医、「医療の実践と生命倫理」報告書を公表 http://www.fukuoka-sk.org/jyouhou/saisin/20040315-0323.htm 「日本医師会は3月16日、第8次生命倫理懇談会がまとめた「医療の実践と生命倫理」に関する報告書を公表した。報告書は、(1)医師・患者関係(2)自己決定(3)出生(4)末期医療と患者の死(5)医療と社会、の5項目について、医療現場に焦点を絞り、「医療倫理」の考え方を示した。「末期医療」については、判断能力を失った患者に代わって延命治療の中止を決定する代理人を指定しておく制度がないことを指摘。任意後見契約法のようなヘルスケア分野での代理人制度の整備が「将来の立法課題のひとつ」だとした。また「出生」関連では、着床前・出生前診断の問題に関する考え方について、現在の医療水準や価値観で安易に受精卵の段階で選別をしてよいのかなどの批判もあり、今後さらなる議論が必要だとした。(3月17日MEDIFAX)」 ◆終末期医療に関する調査等検討会 2002年度〜2004年度 報告書 04/07/23 第7回議事録 04/06/23 第6回議事録 04/06/04 第5回議事録 04/03/24 第4回議事録 04/02/20 第3回議事録 03/11/19 第2回議事録 02/12/12 第1回議事録 ◆終末期医療に関する調査等検討会 20040703 「終末期医療に関する調査等検討会報告書――今後の終末期医療の在り方について」終末期医療に関する調査等検討会報告書〜今後の終末期医療の在り方について」http://www.mhlw.go.jp/shingi/2004/07/s0723-8.html→終末期医療に関する調査等検討会編[2005:1-125]* *終末期医療に関する調査等検討会 編 20050115 『今後の終末期医療の在り方』,中央法規出版,229p. ISBN-10: 4805845775 ISBN-13: 978-4805845776 2310 [amazon] ※ d01 t02 「あなた自身(あなたの担当する患者)が痛みを伴い、しかも治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」 ◆日本学術会議 200502 『尊厳死の在り方――日本学術会議主催公開講演会における記録』,日本学術会議,115p. 1000 ◆日本医師会 第IX次生命倫理懇談会 200602 「平成16・17 年度「ふたたび終末期医療について」の報告」 http://www.med.or.jp/nichikara/seirin17.pdf 「第\次生命倫理懇談会では、1.恒藤暁(大阪大学大学院人間科学研究科助教授:「わが国の緩和医療の現状と課題」)、2.杉山正智(ひばりメディカルクリニック奈良在宅ホスピスセンター院長:「在宅緩和医療の実際と問題点」)、3.川越厚(ホームケアクリニック川越院長:「日本における在宅ホスピス・緩和ケアの現状と課題」)、4.井形昭弘(日本尊厳死協会理事長:「健やかに生き、安らかに死ぬために」)、5.大友英一(浴風会病院院長:「老年者のターミナルケアについて」)、各先生方からのヒアリングの後、報告書作成のための小委員会を構成、懇談会座長をはじめ小委員会委員の間で今回の報告書原案をまとめることとした。」 ◆老人の専門医療を考える会 2006/09 「高齢者の終末期ケアのあり方について――老人の専門医療を考える会の見解」 http://ro-sen.jp/tokai/terminalcare.html ◇2007/02/16 「延命治療、意思不明なら医師が判断 救急医学会が指針案」 朝日新聞 09時56分 http://www.asahi.com/health/news/TKY200702150382.html ◆2007/03/07 「日本救急医学会「救急医療における終末期医療に関する提言(ガイドライン)(案)」 http://www.jaam.jp/html/info/info-20070307_1.htm http://www.jaam.jp/html/info/info-20070307_1.pdf ◇2007/03/22 「終末期医療 医師主導にならぬよう」 信濃毎日新聞 2007年3月22日 http://www.shinmai.co.jp/news/20070322/KT070320ETI090004000022.htm ◆終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11a.pdf ◇厚生労働省 2007/05/21 「終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン」について http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/s0521-11.html ◇終末期医療の決定プロセスに関するガイドライン解説編 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11b.pdf ◇(参考)「終末期医療の決定プロセスのあり方に関する検討会について」について http://www.mhlw.go.jp/shingi/2007/05/dl/s0521-11c.pdf ※報道→安楽死・尊厳死:2007年4月〜6月 ◆前田 由美子・福田 峰 20070702 「後期高齢者の死亡前入院医療費の調査・分析」,日医総研ワーキングペーパーNo.144(日本医師会総合政策研究機構) http://www.jmari.med.or.jp/research/dl.php?no=351 http://www.jmari.med.or.jp/research/summ_wr.php?no=351(要約) ◆日本医師会 2007/07/11 「後期高齢者の死亡前入院医療費の調査・分析」 http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070711_3.pdf ◇2007/07/11 「定例記者会見 終末期医療費は高額との考えに反論―中川常任理事」,『日医白クマ通信』No.693 2007年7月12日 http://www.med.or.jp/shirokuma/no693.html ◆日本集中治療医学会 20070828 「集中治療における重症患者の末期医療のあり方についての勧告」 http://www.jsicm.org/kankoku_terminal.html ◆日本医師会第X次生命倫理懇談会 20070822 「終末期医療のガイドライン」(中間答申) http://www.med.or.jp/teireikaiken/20070822_1.pdf ◇2007/09/05 「第X次生命倫理懇談会が中間答申「終末期医療のガイドライン」をまとめる」,『日医ニュース』1104 http://www.med.or.jp/nichinews/n190905a.html ◆日本救急医学会 2007/09/26 「救急医療における終末期医療に関する提言」 http://www.jaam.jp/html/info/info-20070925.pdf ◆終末期医療に関する調査等検討会(平成19年度〜) 2008/01/17 「第1回終末期医療に関する調査等検討会の開催について」 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/s0124-3.html 2008/01/24 第1回 終末期医療に関する調査等検討会 第1回資料 http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/01/s0124-6.html 上掲の調査質問項目:「痛みを伴い、しかも」という文言は削られてる 「あなた自身(あなたの担当する患者)が痛みを伴い、しかも治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」 →「あなた自身(あなたの担当する患者)が治る見込みがなく死期が迫っている(6ケ月程度あるいはそれより短い期間を想定)と告げられた場合、 単なる延命だけのための医療についてどうお考えになりますか。」 ◆20080210 「終末期医療:「リビング・ウイル」に診療報酬…厚労省方針」 毎日新聞 2008年2月10日 他 ◆20080213 中央社会保険医療協議会総会配布資料「平成20年度診療報酬改定における主要改定項目について(案)」(p.175に後期高齢者終末期相談支援料について記載) http://www.mhlw.go.jp/shingi/2008/02/dl/s0213-4a.pdf ◆日本学術会議 臨床医学委員会終末期医療分科会 2008/02/14 「対外報告 終末期医療のあり方について――亜急性型の終末期について」 http://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf/kohyo-20-t51-2.pdf ◆日本医師会第X次生命倫理懇談会 2008/02/27 「終末期医療に関するガイドラインについて」(答申) http://dl.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20080227_1.pdf 日本医師会 第X次生命倫理懇談会 座 長 高久 史麿(日本医学会長・自治医科大学長) 委 員(五十音順) 青木 清(上智大名誉教授) 井形 昭弘(名古屋学芸大学長) 井石 哲哉(長崎県医会長) 加藤 尚武(京大名誉教授) 楠本万里子(日看協常任理事) 小森 貴(石川県医会長) 佐々木義樓(青森県医会長) 田村 里子(東札幌病院 診療部II 副部長) 鍋島 直樹(龍谷大法学部教授) 楢原多計志(共同通信社 編集委員・論説委員) 福田 孜(富山県医会長) 松根 敦子(日本尊厳死協会副理事長) 向山 雄人(癌研有明病院緩和ケア科部長) 山田 卓生(日大法科大学院教授) オブザーバー 澤 倫太郎(日医総研 研究部長) 水谷 渉(日医総研 主任研究員) >TOP ■「タブー」 ◇「例えば、安楽死について書く人が、今まで「タブー」にされていたこの主題について「あえて」「勇気ある発言」をするのだとよく言う。そんなことは少しもない。同じことがいくらでも何度も語られてきたのである。しかし私たちは、そんな言葉をすぐには嘘だと思わないほど、近い過去のことも忘れてしまう。それはやはりよくないと思う。」 (立岩真也「生存の争い――医療の現代史のために・1」,『現代思想』2002-2) ◇太田 典礼 1982 『死はタブーか――日本人の死生観を問い直す』,人間の科学社 ◇1992 「わが国では、これまで長い間死を口にすることは、不吉であり、避けるべきものとされ、一種のタブーのようになっていた。そのために、末期医療のあり方についても、あまり議論がされなかった。 しかし、今日では、末期医療の問題は、事柄が重要な上に、現実にさしせまった問題でもあるので、あいまいなままに放置しておくことはできない。近年では、わが国でも、死についての学問や、死についての教育の必要性が多くの人々によって説かれるようになってきている。人の生命に係わりをもつ医師としては、死をめぐる諸問題についても、率先して合理的な対処の仕方について考察を深め、広く国民に周知させていく必要がある。この「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告が、そのための一助となることを期待したい。」 (日本医師会第III次生命倫理懇談会 19920309 「「末期医療に臨む医師の在り方」についての報告」の「おわりに」) ◇デーケン,アルフォンス 19951127 『ユーモアは老いと死の妙薬――死生学のすすめ』,講談社,225p.,ISBN-10: 4062079488 ISBN-13: 978-4062079488 1575 [amazon] ※ d01.t02. 「現在の日本では、死をタブー視する一般的風潮から言っても、告知はもちろん、医師が患者に病状を理解しやすく説明して、一緒に闘おうという姿勢は、まだほとんど見られない。」(デーケン[1995:221]) ◇大野 竜三 20010825 『自分で選ぶ終末期医療――リビング・ウィルのすすめ』,朝日新聞社,朝日選書681,189p. ASIN: 402259781X 1155 [amazon] ※ b d01 ts2007a 「現代医療、少なくとも現代の日本の医療現場においては、患者の生命の延長が至上命令とされており、最善を尽くして患者さんの生命を延長することが、日常の診療において行われています。そして、医学教育の場でも、当然のこととして、そのように教えられています。 終末期の延命治療もその延長にあり、最善を尽くして患者さんの延命をはかっています。しかし、延命治療には相当の費用を要します。欧米の医療現場においては、要した費用に見合うだけの効果が得られるのかということが問題にされ、費用対効果という解析がしばしば行われます。一方わが国の医療界にあっては、正面きって費用のことを論ずるのは恥ずかしいことであると見なされ、むしろタブー視される傾向にあり、費用対効果が論ぜられることも、医学生に教育されることもほとんどありません。」(大野[2001:171-172]) ◇2003 「ここ数年、「いのちの教育」「死の教育」に取り組んでいる人々が口々に触れるのは、「死が病院に隔離されてタブーになった現代に、死をとりもどすこと」である。わたしが高校「現代社会」の授業で初めて「脳死・安楽死・尊厳死」を取り上げたのは1980年代後半のことだから、このテーマを取り上げてきた者としては、かなり早い部類に入るのだろう。だが、取り上げた当初から現在に至るまで、「タブー」を破った、というように思ったことは一度もない。 そもそも、高校時代にカレン・アン・クインラン事件の報道を目の当たりにし、判決の出た1976年の文化祭のイベントで、「安楽死、是か非か」のディベイトを体験しているのだ。」(大谷[2003→2004:91]) *大谷 いづみ 20031101 「「いのちの教育」に隠されてしまうこと――「尊厳死」言説をめぐって」 『現代思想』31-13(2003-11):180-197 http://www.ritsumei.ac.jp/acd/gr/gsce/g/oi01.htm →松原 洋子・小泉 義之 編 20050225 『生命の臨界――争点としての生命』,人文書院,306p. ISBN: 4409040723 2730 [boople] pp.91-127 ◇2005/01/19 「尊厳死の意思表示カード 住民主導で発行へ」 『長野日報』2005/01/19 http://www.nagano-np.co.jp/cgi-bin/kijihyouji.cgi?ida=200501&idb=205 「[…]登録をきっかけに、家族や親族間でタブー視しがちな終末期の処置について、もっと話し合ってほしいという願いもあり「尊厳死を望む人、延命措置を望む人とさまざまな形があっていい。大切なのは患者本人の意思で、自分の病気に責任を持って考えていくカード」としている。」 ◇2005/02/15 「「尊厳死とホスピスを推進する与党議員懇話会」初会合 『公明新聞』2005年2月16日 「[…]同会は今後、尊厳死やホスピスの専門家によるヒアリングや現地視察を行うとともに、尊厳死について法制化も視野に入れてタブーを設けず議論を深めていく方針。」 ■ 「[…]表に現われる言論は次第に「洗練」されていくに違いない。それ以前の歴史を表に出すことも必要だが――尊厳死協会も以前に比べれば随分「紳士」になったのである――、しかし過去を「反省」し、より慎重になり、危ないことを誰も言わなくなる時がやがて来るかもしれない。その時にもなお、何を言い得るのか。それをも含めて、言い得ることを考えなければならなくなる。だから、以上で、安楽死がなされようする時、既にそこに生じてしまっていることは何かと考えようとしてみたのだった。」(立岩 2000/10/10 「死の決定について」,大庭 健・鷲田 清一 編 20001010 『所有のエチカ』,ナカニシヤ出版 最終段落) >TOP ■ホームページ ◆International Anti-Euthanasia Home Page http://www.iaetf.org/ ◆Not Dead Yet http://acils.com/NotDeadYet/ 「Americans with Disabilities don't want your pity or your lethal mercy, We want freedom. We want LIFE. URGENT NATIONAL ALERT! Not Dead Yet to confront International Euthanasia Groups Meeting in Boston Massachusetts, Labor Day Weekend, September 2, 2000. Click Here To See How You Can Participate」 *以上について ◆安楽死・尊厳死:合衆国 ◆安楽死・尊厳死:合衆国・オレゴン州 で少し紹介しています。ご覧いただければと思います。(立岩) ◆日本尊厳死協会 http://www.songenshi-kyokai.com ◆安楽死/尊厳死に関する基礎資料 http://www.jissi.jp/philia/bioethics_data/euthanasia_death_with_dignity.html ◆安楽死/尊厳死に関する基礎資料 http://square.umin.ac.jp/CBEL/bioethics_data/euthanasia_death_with_dignity.html >TOP ◆安楽死 「死期の近い患者を身体的精神的苦痛から救うために死に至らしめること。治療を中止する消極的安楽死と、薬物を投与する積極的安楽死がある。積極的安楽死は法律上問題となる。医師以外のものが行うこと、方法が苦痛軽減以外(毒物使用など)のものであることは許されない。死期切迫が確実で、苦痛がはなはだしく、本人の希望があり、医師の方法が適切であれば、多少死期が早められたとしても、安楽死は許されるとした判例がある。⇒尊厳死」(『マイペディア97』 (c) 1997 株式会社 日立デジタル平凡社) 「末期がんや不治の病で苦しむ患者に対し、生命維持装置をとり外すなどの積極的な方法で安らかな死を迎えさせること。一九三五年(昭和一〇年)、イギリスで安楽死協会が発足し、欧米に広がった。 消極的安楽死は、モルヒネ投与など苦痛除去と緩和の措置を優先することにより、結果的に患者の死期を早めることがある治療型の安楽死。 積極的安楽死は、患者を耐えがたい苦痛から解放するため薬物注射などで医師が意図的に死を招く行為。絶対的な前提条件として本人の真剣な希望と、他に代替手段がない場合に限られる。」(「日本の論点’96」文藝春秋編) >TOP ■組織 ◆日本安楽死協会 ◆日本尊厳死協会 ◆International Anti-Euthanasia Task Force http://www.iaetf.org/ ◆Not Dead Yet http://acils.com/NotDeadYet/ ◆安楽死・尊厳死法制化を阻止する会 ◆良い死!研究会 >TOP ■人 >TOP ■経緯 *以下の各ファイルの記載の方が詳しいものになっています。 ◇-1970's ◇1980's ◇1990's ◇2000- ◇2004 ◇2005 ◇2006 1620 Francis Bacon "Novum Orgunum"(1620)にこの言葉が現れる …… トーマス・モア『ユートピア』(平井訳,岩波文庫):163-164* *必ずしも是認していたのではないとする解釈:阿南[1977:41-42]) 初期の文献のとして一般に上の2つがまずあげられる …… 1907 英国:Goddard医学総会で安楽死を提唱 最初(阿南[1977:44-45]) 1928 英国:E.A.Gisforne 不治の病に苦しむ患者には致死量の麻薬を与えてもよく, そのさい患者に相談する必要はないという提案(阿南[1977:45]) 1931 英国:イギリス保健医学会でのミラード会長のあいさつ のちに任意的安楽死合法化法案を付した小冊子として出版 (阿南[1977:45]) 1935 英国安楽死協会設立(世界最初)(阿南[1977:45])* 1936 英国:ポンソビー卿により任意的安楽死法案がイギリス上院に提出される 第二議会で14対35で否決(Sarda[1975=1988:217]) 1936 英国任意的安楽死協会と改称(阿南[1977:45]) 1948 世界医師会総会,「ジュネーブ宣言」を発表* 195004 日本:東京地裁,安楽死について最初の判決* 196212 日本:名古屋高裁が安楽死の要件を示す* 1969 英国:安楽死法案提出 40対161で否決 1970 英国:イギリス医学協会「安楽死の問題」というパンフレットを発行 197201 日本医事法学会第3回大会で「望みなき(?)患者の治療」につき討論* 1973 米国:アメリカ病院協会,「患者の権利章典」を発表* 1973 英国:王立保健協会 安楽死を主題とする会議を開く (日本安楽死協会[197704]) 197504 米国:カレン・クィンラン事件発生* 1976 ドイツ外科学会,「死病者および死にゆく者の治療のための決議」を発表* 197601 日本安楽死協会設立 197603 米国:州最高裁,カレン事件に判決 197608 第1回安楽死国際会議,「東京宣言」を発表 →東京宣言 1976 米国:サイケヴィッチ事件 …… 1993 オランダの「改正埋葬法」 1994 オランダ改正埋葬法施行 20001128 オランダ下院「患者の明確な要請がある」などの要件を満たした場合、安楽死を完全に合法とする法案を可決 >TOP ■メモ 以下はだいぶ以前に作ったメモ。整理されていません。 ◆ ◆積極的な措置〜(積極的)安楽死 ◆無駄な?治療の停止 〜尊厳死 ◆ ◆本人の意思が(現在)表明されている ◆安楽死 ◆スー・ロドリゲス事件 ◆本人の意思が表明されていない (あるいは以前に表明されている) ・表明されえない場合 ◆障害新生児の選択的治療停止 1972◇ジョン・ホプキンス・ケース 1982◆ベビー・ジョン・ドゥー(Baby John Doe) 1983◆ベビー・ジェイン・ドゥー(Baby Jane Doe) ・事前の意思表明はありうる場合 ◆植物状態 1975◆カレン事件 ◇リビング・ウィル >TOP ■■安楽死(Euthanasia(easy death)) ■諸規定 1.死が切迫していて 耐え難い肉体的苦痛を訴える 不治の患者の 真摯で積極的な希望に基づいて行う 苦痛を伴わない相当な処置による処遇 (宮野[1976:31]) 2.生きる価値のない生命の抹殺 死の介助 生命の短縮を伴わないもの(最純粋) A不作為によるもの B派生的効果としての生命短縮をともなうもの(純粋) C生命短縮を意図するもの(直接的) 人工的な生命の延長(植物人間) このうちの死の介助に限定(Erhardt→阿南[1977:28-29]) 3.良き死 広義の安楽死 作為により死期を早める 積極的安楽死 延命に必要な処置を行わずに死ぬにまかせる 消極的安楽死(阿南[1977]) 「安楽死 euthanasia, mercy killing(1)とは,死期が切迫し現代医学上不治の傷病者の激烈な苦痛を緩和・除去するために,患者本人の嘱託又は承諾を得て,自然の死期に先立ち人為的にその生命を断つことをいう。これを「積極的安楽死」と称し,一方,苦痛を継続させるに過ぎない延命治療措置を中止することによって生命を短縮する行為を「消極的安楽死」とする向きもあるが,2種類の安楽死(4種類に分ける考えもある(2))を認めることになりいたずらに安楽死概念を混乱させるだけで意味がなく,特に後者については「尊厳死」という表現を用いるべきであろう。要するに,尊厳死は患者が延命医療措置を拒否して死ぬという消極的なものであるのに対し,安楽死は積極的に意図的に患者を殺すことである。」 (立山龍彦『自己決定権と死ぬ権利』(1998,東海大学出版会)p.61) ■リビング・ウィル 末期状態の後期になって意思決定能力がなくなったときに,単に死期を伸ばすだ けの治療は無意味だから,無意味な苦痛に耐えることはないから,見苦しい姿を さらしてまで延命されるのはいやだから,まだ理性のあるうちに,書面によって 特別な延命処置を行わないように医者に頼む。これを生者の意思(living will) と呼ぶ。 ■問題になる事例 安楽死と呼ぶかどうかは別として,実際には以上の規定に収まらないものも論議 の対象になっている。 裁判において判断されることがある @耐え難い肉体的苦痛に苦しむ末期の不治の患者 A重症の精神障害者 心身障害者 B新生の重症奇形児 C植物状態にある患者 D近代的な医療が単に苦痛を増すにすぎないとみられる末期の不治の患者 (宮野[1977:77]) ■反応・判例 カトリック(宮野[1976:137-139]) プロテスタント(宮野[1976:139-140]) 仏教(宮野[1976:139-140]) 法律学者(宮野[1976]) 1961に起きた山内事件二審名古屋高裁判決(宮野[1976:104]) 外国の判例など宮野[1976:91-128] ・A:外傷性の四肢麻痺患者の人工呼吸装置を,本人及び家族の承諾を得ずに外し ている当の医者からの証言 Colen[1976=76:73-92] ・B: ・外傷性の四肢麻痺患者の人工呼吸装置を,本人及び家族の承諾を得ずに外してい る当の医者からの証言 Colen[1976=1976:73-92] ・無脳症 蒙古症 水頭症 親・医師・役所…裁判 の対応 合衆国 Colen[1976=1976:93 -111] ・心臓疾患の女児 両親の決定により人工呼吸装置を停止 Colen[1976=1976:112-132] ・No-Code Orders 集中治療室において蘇生術を用いない 医師が判断している(た)Cohen[1979=82:92-98] >TOP ■各国の動向〜法制化の動き ・1930年代から始まる …… ・他にオランダ,オーストラリア,南アフリカ,スウェーデン,デンマーク,スイスの運動について日本安楽死協会編[197704] >TOP ■立岩の書いたもの(一部) ◆立岩 真也 1998/01/20 「都合のよい死・屈辱による死――「安楽死」について」 『仏教』42:85-93(特集:生老病死の哲学) 25枚 (→立岩『弱くある自由へ』に収録) ◆立岩 真也 1998/08/01 「「そんなので決めないでくれ」と言う――死の自己決定、代理決定について」 (インタヴュー)『ヒポクラテス』2-5(1998-1):26-31 (→立岩『弱くある自由へ』に収録) ◆立岩 真也 2000/04/15 「弱くあることの方へ」(リレー連載・いのちの叫び21) 『機』103(2000-04):25(藤原書店) 藤原書店:http://www.fujiwara-shoten.co.jp ◆立岩 真也 2000/10/10 「死の決定について」 大庭健・鷲田清一編『所有のエチカ』,ナカニシヤ出版:149-171 35枚 http://www.nakanishiya.co.jp/ ◆立岩 真也 2003/06/01「ただいきるだけではいけないはよくない(上)」 『中日新聞』2003-06-01:06 ◆立岩 真也 2003/06/08「ただいきるだけではいけないはよくない(下)」 『中日新聞』2003-06-08:06 ◆立岩 真也 2005/05/11 「よい死・1」 『Webちくま』(筑摩書房)[原稿送付:20050128] ◆立岩 真也 2005/**/** 「よい死・2」 『Webちくま』(筑摩書房)[原稿送付:20050407] ◆2005/04/12 『生存の争い――のために・1』 …… >TOP ■このファイルの履歴 ・1988 BS(Bio-Sociology)研究会のために,また私自身のために作成を開始 0419 「B.S.へのMEMO.1」(BS研報告)の一部とする 0707 「〃2」(BS研報告)の一部とする 立川高等看護学院での授業用の資料(07・08)に使用 ・1989 立川高等看護学院での授業用の資料(07・08)に使用 加筆を随時加える:0501 04 06 09 13 14 15 16 17 19 21 25 0603 05 ・・・ 0715 ・1990 0324 前半(歴史的展開)をBS04に移動 0412 人工臓器(imidas90) 61738バイト MS03に「生殖」の一部をCOPY 0711 全体を少しチェック 体外受精(imidas90) BABY-M事件 Warnock85=89 68252バイト 35行×42p. 0712 朝日新聞…移植 46p. 77732バイト 0714 朝日新聞…生体部分肝移植 46p. 78386バイト 0716 立川高等看護学院での授業用の資料に使用 これに伴い余白を減らす→38p.に 資料p.25-62として使用 0724 朝日新聞…生体肝移植 42p. 81273バイト 0725 前書き・目次等,少し整理→印刷[VER.1.00] 42p. 83031バイト …分離 ・1990.07.25に印刷した版をVER1.00とする 19910707 加筆 19930414 以上の履歴を有する「臓器移植・他」のFAILから「安楽死・尊厳死」を分離 …… 199801 文献リストを追加 199901 追加・ファイルを分ける 200002 追加 200005 追加 200006 松田道雄の本から引用 …… 20001201 安楽死・尊厳死:オランダ 200002 合衆国・他 …… 200107,20020612,20030507,0612,0709 ※立岩より *この主題のことを考えてみたい方は、立岩『良い死』(2008、筑摩書房)、『唯の生』(2008、筑摩書房)、『ALS』(2004,医学書院)を読んでいただければと思います。。 *また、立岩『弱くある自由へ』(2000、青土社)には「都合のよい死・屈辱による死――「安楽死」について」「そんなので決めないでくれ」と言う――死の自己決定、代理決定について」が収録されています。 『希望について』には「ただ生きるのでは足りない、はときに脆い」「ただいきるだけではいけないはよくない」「中立でなく」「初歩的なことを幾つか」が収録されています。 REV:200308140909,1023,1203,28,1109... 20050114,15,16,17 0228 0310 0606,07 .. 20060530 20080326,27, 0716, 20090213 ◇死 ◇生命倫理[学] |