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加古川市立陵南公民館平成21年度市民生涯学習大学講座(思春期・親育ち・子育ち学科)講義
「主婦的状況を考える」
村上 潔
20090910 於:陵南公民館講義室
参加人数:15名ほど
■話したことのもと
◇国立市公民館市民大学セミナー 19730330
『主婦とおんな――国立市公民館市民大学セミナーの記録』
,未来社
◇
村上 潔
20090831 「1970年代の女性当事者たちによる「主婦的状況」をめぐる問題提起――主に東京都国立市公民館における実践の記録から」,『立命館人間科学研究』19:43-57
http://www.ritsumeihuman.com/publication/files/ningen19/ningen19.html
▼以下、講義レジュメより部分抜粋
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■考えてみること
◆「わたし」は「主婦」なのか?――なにを期待され、なにをがんばっているのか?
・ひとりの「おんな」が「主婦性」をもち「主婦的状況」にあることと、女性総体の状況。
◆主婦と/の労働の問題について――わたしは「働いている」?
・ケアワーク(家族のため、子どものために……)と、パート/ハケン。
・オルタナティヴな「労働」:どんな「仕事」を、どんな形態で、誰のために、どれだけ?
◆主婦と/の貧困の問題について――「たいへんな人たち」と「わたし」は「ちがう」?
・主婦は「恵まれている」? 「自立」しているって、どういうこと?
・制度の矛盾とアイデンティティ。階層論・選択論・能力主義規範を超えて。
↓
◆「社会的なこと」と「わたしのこと」――どうつなぎあわせる? なにからはじめる? なにに気をつける? ☆「主婦だから~」ではなく「ですが」。 ☆cf.
「ワーク・ライフ・バランス」
・新自由主義・グローバリゼーション × 地域社会・協働・
「ワーカーズ・コレクティヴ」
■文献
◇
古田 睦美
20080331 『「主婦」の向こうに――サブシステンスの紡ぎ手たちへ』〔増補版〕,市民セクター政策機構ブックレット17
◇国立市公民館市民大学セミナー 19730330
『主婦とおんな――国立市公民館市民大学セミナーの記録』
,未来社
◇
村上 潔
20090831 「1970年代の女性当事者たちによる「主婦的状況」をめぐる問題提起――主に東京都国立市公民館における実践の記録から」,『立命館人間科学研究』19:43-57
【参考】
■加古川市立陵南公民館
http://www.city.kakogawa.hyogo.jp/index.cfm/11,0,64,241,html
■平成21年度市民生涯学習大学 思春期・親育ち・子育ち学科
子どもから大人に脱皮しようとする思春期。社会との折り合い、大人の価値観と軋轢、性の悩み、引きこもろうとする自分。脱皮にかかるエネルギーを親はどう受とめるのか。
そして、母としての役割、妻としての役割、主婦としての役割、でもその前に女性。女性の幸せとは。少し欲張って考えてみたいのです。
開催日:5月14日から9月10日(原則第2・4木曜日、午後1時30分から3時30分)
受講料:6,000円
申込:ハガキにて4月20日までに講座名・氏名・住所・年齢・電話番号を記入の上
陵南公民館(野口町水足333-333)まで申し込んでください。
定員:30人
講座日/テーマ/講師
・5月14日(木) 思春期は訴える
NPO女性と子どものエンパワメント関西理事長 田上 時子
・5月28日(木) 家族の今を問う
神戸学院大学教授 神原 文子
・6月11日(木) 思春期――かわる、かわらない わかる、わからない
甲南大学教授 羽下 大信
・6月13日(土) 思春期の心を考える
大阪国際大学准教授 青野 明子
・6月25日(木) 行動が問題になる子どもたち
児童・青年精神科医師 川畑 利彦
・7月9日(木) フリーターとジェンダー――若者の息苦しさと女性の解放
フリターズフリー組合員/女性と貧困ネットワーク呼びかけ人 栗田 隆子
・7月23日(木) 思春期の躓き――親、そして我々はどう対処するのか
NPO医療効率研究所(医学博士) 松浦 南司
・8月13日(木) 命を考える
加古川南高校教諭 原 実郎
・8月27日(木) 知っているようで知らない携帯の身近な危険
環太平洋大学講師 筒井 愛知
・9月10日(木) 主婦的状況を考える
日本学術振興会特別研究員 村上 潔
【チラシ(PDF)】→
http://www.geocities.jp/kyo_ryounan/h21syougaidai.pdf
UP:20090917 REV:
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