『ケアという思想』
上野 千鶴子・大熊 由紀子・大沢 真理・神野 直彦・副田 義也 編 20080410
岩波書店,ケアその思想と実践1,249p.
■上野 千鶴子・大熊 由紀子・大沢 真理・神野 直彦・副田 義也 編 20080410 『ケアという思想』,岩波書店,ケアその思想と実践1,249p. ISBN-10: 4000281216 ISBN-13: 978-4000281218 2310 [amazon]/[kinokuniya] ※ c04.
■岩波書店のHPより http://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/6/0281210.html
ケアは,する側とされる側との間の相互行為として理解される必要がある.よい関係性を築くための条件は何か.ケアを媒介とする人間関係,社会関係のあり方を具体的に考察.介護保険の導入で浮彫りになったケア問題の本質を浮彫りにしつつ,「ケアをする」「ケアを受ける」ということの根源的な意味を問う.安心して暮らせる社会を築くための基礎的考察.
■目次 http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/028121+/top2.html
・ケアという思想 大熊由紀子
・福祉財政の思想――社会的連帯のための 神野直彦
・青い芝のケア思想 副田義也
・情報アクセス・コミュニケーション・ケア――聴覚障害者の立場から (障害者欠格条項をなくす会)臼井久実子
・本を読む権利はみんなにある (静岡県立大学)石川 准
・逆転の発想――問題だらけからの出発 (北海道医療大学)向谷地生良
・リハビリテーションという思想 (初台リハビリテーション病院)石川 誠
・介助するとはどういうことか――脱・家族化と有償化の中で (東京大学)市野川容孝
・ブリコラージュとしてのケア (生活とリハビリ研究所)三好春樹
・有限性という常套句をどう受けるか (立命館大学)立岩真也
・自立の神話「サクセスフル・エイジング」を解剖する (東京大学)秋山弘子
・生きる権利・死ぬ権利――だけでなく (立命館大学)大谷いづみ
・こんなになってまで生きることの意味 (仙台往診クリニック)川島孝一郎
・老いるという経験 (浜田クリニック)浜田 晋
■
ケアという思想 大熊由紀子 著 1-28
福祉財政の思想 神野直彦 著 29-49
青い芝のケア思想 副田義也 著 51-72
情報アクセス・コミュニケーション・ケア 臼井久実子 著 73-90
本を読む権利はみんなにある 石川准 著 91-106
逆転の発想 向谷地生良 著 107-124
リハビリテーションという思想 石川誠 著 125-134
介助するとはどういうことか 市野川容孝 著 135-150
ブリコラージュとしてのケア 三好春樹 著 151-162
有限性という常套句をどう受けるか 立岩真也 著 163-180
自立の神話「サクセスフル・エイジング」を解剖する 秋山弘子 著 181-194
生きる権利・死ぬ権利-だけでなく 大谷いづみ 著 195-210
こんなになってまで生きることの意味 川島孝一郎 著 211-226
老いるという経験 浜田晋 著 227-246
■cf.
・http://www.arsvi.com/0r/2008p02.htm#6705
・http://www.arsvi.com/0r/2008p03.htm#6962
・http://www.arsvi.com/0r/2008p04.htm#7329
◆立岩 真也 2008 『…』,筑摩書房 文献表