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ノルベルト・エリアス *[BOOK著者紹介情報] http://bookweb.kinokuniya.co.jp/guest/cgi-bin/wshosea.cgi?W-NIPS=9978450254 エリアス,ノルベルト[Elias,Norbert] 1897年ブレスラウ(現ポーランド)生まれのユダヤ系ドイツ人の社会学者。ブレスラウ、フライブルク、ハイデルベルクの各大学で医学・哲学・心理学を修め、ヤスパース、フッサールらに学ぶ。フランクフルト大学で教鞭をとった後、パリ、ロンドンで教職につき、ガーナ大学教授もつとめた。フランクフルト大学名誉教授。1977年に第1回アドルノ賞を受賞。1990年死去 ◆立岩 真也 2005/03/25 「死/生の本・3」(医療と社会ブックガイド・47) 『看護教育』46-03:218-219(医学書院)[了:20050128] ◆立岩 真也 2005/04/25 「死/生の本・4」(医療と社会ブックガイド・48) 『看護教育』46-04:(医学書院)[了:20050302] *立岩のデータベースにあったものだけ ◆1969 Die hofische Gesellschaft=198103 波田節夫他訳,『宮廷社会』,法政大学出版局,叢書・ウニベルシタス,458+4p. 4500 * ◆1969 Uber den Prozess der Zivilization, Francke Verlag=19770225 赤井慧爾・中村元保・吉田正勝訳,『文明化の過程 上──ヨーロッパ上流階級の風俗の変遷』,法政大学出版局,叢書ウニベルシタス,434p. 4120 千葉社5136-1共通,=19780510 波田節夫・溝辺敬一・羽田洋・藤平浩之訳,『文明化の過程 下──社会の変遷/文明化の理論のための見取図』,法政大学出版局,叢書ウニベルシタス,493p. 4429 千葉社5136-2共通 =200406 新装版 上 434p. ISBN: 4588099051 4830 [amazon] =20040710 新装版 下 488+5p. 5040 ◇新装版・上巻 内容(「MARC」データベースより) ヨーロッパ的な意味で文明化された人間に典型的な行動様式の研究。上巻では、ヨーロッパ上流階層の風俗の変遷を扱い、人間の行動様式と情感規制を、社会の変化との関連において長期にわたって考察する。77年刊の新装版。 目次 第1部 「文明化」と「文化」という概念の社会発生について ドイツにおける「文化」と「文明化」の対立の社会発生について フランスにおける「文明化」の概念の社会発生について 第2部 人間の風俗の独特の変化としての「文明化」について 「礼儀」という概念の歴史について 中世の社交形式について ルネッサンスにおける人間の振舞いの変化の問題 食事における振舞いについて 生理的欲求に対する考え方の変遷 洟をかむことについて つばを吐くことについて 寝室における作法について 男女関係についての考え方の変遷 攻撃欲の変遷について 騎士の生活 (以上:上巻) 第3部 ヨーロッパ文明の社会発生について(宮廷社会に関する概観;絶対主義の社会発生に関する簡単な前置き;中世における社会発展の仕組みについて) まとめ 文明化の理論のための見取図(自己抑制を迫る社会的圧力;長期的視野への強制と自己抑制の拡大;対照の幅の縮小、変種の増大;戦士の宮廷化;衝動の抑制・心理化と合理化;羞恥心と不快感;上流階級の団結強化・下流階級の上流への進出の激化;全体的な展望) * ◆1970 Was ist Soziologie ?, Juventa Verlag=19940621 徳安彰訳,『社会学とはなにか』,法政大学出版局,叢書・ウニベルシタス438,250p. 2575 千葉社4955 * ◆1982,1985 Uber die Einsamkeit der Sterbenden, 1982 Altern und Sterben, 1985=19900825 中居実訳,『死にゆく者の孤独』,法政大学出版局,叢書ウニベルシタス,146p. 1854 ISBN: 4588003046 [amazon] ※/松本/千葉社5137 ◆1983 Engagement und Distanzierung : Albeiten zur Wissenssoziologie I Suhrkamp Verlag=19911224 波田節夫・道籏泰三訳,『参加と距離化──知識社会学論考』,法政大学出版局,叢書ウニベルシタス354,270p. ISBN:4588003542 2472 [amazon] 千葉社5138 ◆1991 『モーツァルト──ある天才の社会学』 青木隆嘉訳,法政大学出版局,叢書ウニベルシタス 1800 書評:福田 宏 ◆Duerr, Hans Peter 1988 Nacktheit und Scham, Suhrkamp Verlag, Frankfurt am Mein=19901224 藤代 幸一・三谷 尚子 訳,『裸体とはじらいの文化史──文明化の過程の神話・1』,法政大学出版局,叢書・ウニベルシタス,564p. ISBN: 4588003224 4515 [amazon] ※ * ◆奥村 隆 20010510 『エリアス・暴力への問い』,勁草書房,353+22p. 3800 ※ BR> ◆1982,1985 Uber die Einsamkeit der Sterbenden, 1982 Altern und Sterben, 1985=19900825 中居実訳,『死にゆく者の孤独』,法政大学出版局,叢書ウニベルシタス,146p. ISBN: 4588003046 1854 [amazon] ※/松本/千葉社5137 内容(「BOOK」データベースより) 〈老い〉と〈死〉の社会学死、避けられぬ事実を人間はいかにイメージ化し対処してきたか。〈文明化の過程〉の理論モデルに依拠し、現代社会で様々に抑圧・嫌悪・タブー視される老化と死を社会学的視野から省察、生きることの意味をも問う。 目次 死にゆく者の孤独 老化と死―その社会学的諸問題の考察 「死を間近に控えた人が早々と孤独に陥ってしまう現象が、とくにそうと意図したわけではなもないのに、発達した社会の中でこそ頻繁に起きているという事実は、この社会のもつ弱点のひとつである。つまり、ここではっきりしていることは、自分を老人なり死を迎えている人なりの立場に置いてかれらの身になって考えること、すなわちかれらとの自己同一化が、われわれにはまだまだ非常に難しい、ということである。 確かに、他者との自己同一化──他者と自己とを同じ人間として考える態度が、今日では昔より広がっていることは否めない。罪人の打ち首、八つ裂き、車裂きの刑を見物しに行くのが日曜日の娯楽であった時代ははるか昔のことになった。」(p.4) 「[…]人類とは死(p.5)すべき者たちの共同体なのだということ、および、人間が困窮に直面したとき助けを求めるべきは人間をおいてほかにないのだということへの、これまで以上に明晰な認識を必要とするのであり、死の脱神話化を推し進める必要があるのである。生きている者が死んでゆく人々と自己同一化…… 「極めて刺激に富み資料も豊富に渉猟した著書『中世から現代に至る西洋の死の歴史』の中で、著者フィリップ・アリエスは、死に対する西洋の人間の振る舞い方の変遷、死を迎えるときのかれらの心的態度の変遷を生き生きと読者に伝えようと努めている。とはいえ、アリエスは、記述されて残っている記録をそのまま歴史そのものとして受け取ってしまっている。かれはイメージを次々に重ね、太い筆使いで形態変化を描く。それは見事で刺激に富んではいるが、別段何も解明はしていない。アリエスの資料の選択は、前もって措定された見解に基づいているのだ。つまりかれは、昔は人間は悠然と落ち着いて死んでいったものだ、との仮定の上に立って論を進めているのである。唯一現代においてのみ──とかれは強調している──死の迎え方が異なっているのだ、と。ロマン主義者の精神をもって、より良き過去の名において不信の眼差しをこめつつ、より悪しき現在を眺めるのである。[…]中世の人々がどれほど穏やか(p.20)に死を待ち受けていたか、ということの証人として、アリエスは『円卓物語』のイゾルデとテュルパン大司教をひき合いに出しているが、とうてい賛成しがたい。かれは、中世叙事詩が、騎士の生活を理想化したものであること、騎士生活が現にどうであったかよりも、作者並びに読者たちの意向に従い、騎士生活とはどうあるべきかについて述べていることのほうがしばしば多い、いわば良いことずくめの理想像が描かれている作品であることを指摘していない。」(pp.19-20) 「高度に産業化された国民国家における生活に比較すれば、かつての中世封建国家における生活は──そのような国家が今日いまだに存在するとすれば、そこでは現在も──激情に支配されやすい、暴力的なものであったし、それゆえ不安定で短い、荒々しいものだった。死は、たまらないほど苦痛に満ちたものでありうる。以前は死の苦痛を和らげる手だてがほとんどなかった」(p.21) 「ひっくるめて言えば、中世(p.24)の社会では、人の一生は今より短く、手に負えぬさまざまな危険はいっそう多く、死はもっと苦しいものであったし、罪の意識に根ざした死後の刑罰への恐怖は隠しようもないほどのものであったが、その反面、死にゆく人間に対する人々の関与の度合いは現在よりもずっと大きかった。今日では、臨終の苦痛は緩和できることが多いし、罪の意識からくる怖れはかなりの程度まで抑えられている。しかし、ひとりの人間の死にほかの人間が居合わせ、関わりを持つということはずっと乏しくなった。」(p.25) 「これから死んでゆこうという人々が、かくも衛生的に健康な人々の目の前から姿を消し、社会生活の舞台裏へと追い払われるようなことは、人類史上未だかつてなかったことである。未だかつて、ヒトの死体がかくも無臭のままに、これほどの技術的完璧さをもって臨終の部屋から墓地へと運送された例(ためし)はない。」(p.36) cf.立岩 真也 2005/03/25 「死/生の本・3」(医療と社会ブックガイド・47),『看護教育』46-03:(医学書院) UP:? REV:20050117,29 ◇WHO ◇社会学 |