例えば熊谷晋一郎さんの『リハビリの夜』:天田城介対談5
「身体の現代」計画補足・596
立岩 真也 2019
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天田城介さんとの『週刊読書人』での対談の紹介の5。『週刊読書人』3285号(2019年4月12日号)に掲載されたもの。オンラインストアで280円(税込) で購入できます。
http://www.dokushojin.co.jp/?pid=142167007
『不如意の身体――病障害とある社会』と『病者障害者の戦後――生政治史点描』の関係の対談です。全文を週刊読書人のサイトで読むことができます。
https://dokushojin.com/article.html?i=5306&p=1
なのでわざわざこちらで紹介する必要もないとも言えるのですが、作り始めてしまったということもあり、以下。
http://www.arsvi.com/ts/20190010.htm
■目次(月日は『週刊読書人』オンライン版掲載月日)
◇第1回 社会を構成するものの断絶、境界、区切られ方2019年4月12日
◇第2回 当たり前に知っているべきことを、知っているべきだ2019年4月13日
◇第3回 書いたから苦しみ、痛みが減るわけではない。2019年4月14日
◆第4回 でも社会の中での優先順位がどうかは書ける2019年4月15日
第5回 私たちは現実をほとんどきちんと理解していない2019年4月16日
第6回 国立療養所の歴史を検証する「見取り図」2019年4月17日
◇第7回 アーカイヴィングは、大学の社会的使命2019年4月18日
で、◇については(一部)紹介してきた。
◆第4回 でも社会の中での優先順位がどうかは書ける2019年4月15日
https://dokushojin.com/article.html?i=5306&p=5
全文はこちら↑でどうぞ。ここでは↓はその一部。
「立岩 […]できないことと痛いこととのウエイト付けが、社会の中で変わってくるということは言うことができる。例えば熊谷晋一郎さんの『リハビリの夜』には、簡単に言うと、痛いのを我慢してできるようになることを求められてきたことが書かれています。リハビリには「痛い」という契機と、「できるようになる」という契機があって、できるようになることの方が、痛いということより大切だという、そういう営みとして、ある種のリハビリがあった。
リハビリを全面的に肯定する話も、否定する話もつまらない。そしてさらに、どちらとも言えないという話はさらにつまらない。こういうところは受け入れがたいとか、ここまでは認めてもいいとか、もっと精度の高い話をしたいわけです。」
生存学研究センターのフェイスブックにあるこの文章と同じものは
http://www.arsvi.com/ts/20182596.htm
にもある。