『情報アクセシビリティ――やさしい情報社会へ向けて』
財団法人C&C振興財団(編),山田 肇・ 庄司 昌彦・ 関根 千佳・ 榊原 直樹,・遊間 和子 20050319 NTT出版,260p.
■財団法人C&C振興財団(編),山田 肇・庄司 昌彦・ 関根 千佳・ 榊原 直樹・ 遊間 和子 20050319 『情報アクセシビリティ――やさしい情報社会へ向けて』,NTT出版,260p. ISBN-10: 4757101511 ISBN-13: 978-4757101517 3360 [amazon] ※
■内容(出版社HPより)
▼アクセシビリティとは、さまざまな身体の特徴を持つ人も含め、すべての人が情報技術の恩恵にあずかれるようなシステム(技術・社会・仕組み)のことで、ユニバーサルデザインの考え方が一般化するなか、急速に普及してきている言葉です。
▼複雑化する情報機器の機能を使い切るのは誰にとっても難しいことですが、それ以上に高齢者や障害を持つ人にとって現在の情報機器、ソフトウェア、サービスは使いやすいものとはいえません。高齢者、障害者のニーズに応えるために、現在どのような課題があるのでしょう。
▼公文俊平さんは「高齢者、障害者のニーズに応えていくことは、おのずと健常者の能力の拡大にもつながる」と喝破します。つまり、アクセシビリティとは真の意味で「情報社会」を実現する突破口となるのです。
▼本書では、各分野で活躍する専門家たちが、アクセシビリティに関する基礎的知識、世界の実情を解説しつつ、その具現化のための政策提言を行います。
■目次
第一部 情報アクセシビリティとは何か
第二部 世界の動向
フィリピン
タイ
オーストラリア
ヨーロッパ
米国
日本
国際標準化団体
第三部 考察
デジタル・デバイド解消に向けた非雁行的な取組み
ITアクセシビリティを誰が担うべきか
企業のモチベーションを高め、どう動かすか
高齢者・障害者のニーズの収集・分析と開発時の問題点
情報のアクセシビリティに関する一考察