『続・やさしい発達障害論』
高岡 健 201302 批評社, 219p.
last update:20130418
■高岡 健 201302 『続・やさしい発達障害論』,批評社,219p. ISBN-10: 4826505736 ISBN-13: 978-4826505734
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■内容
内容(「BOOK」データベースより)
大阪地裁は、裁判員裁判において殺人罪で起訴されたアスペルガー症候群の男性に検察の求刑(16年)を上回る20年の判決を言い渡した(2012年7月20日)。判決要旨は、反省もなくこのまま社会復帰すれば再犯の虞れがある、という。しかし、治療環境のない刑務所に長期にわたって収容すれば「反省」に繋がるわけではなく、発達障害が犯行の動機になっているわけではない。こうした現状に警鐘を鳴らし、発達障害概念の再検討を踏まえ、理解と支援の必要性を説く『やさしい発達障害論』の続編。
■目次
第1部 裁判員制度下の発達障害
第2部 自閉症スペクトラムと少年・刑事事件
自閉症スペクトラムの司法事例
自閉症スペクトラムと精神鑑定
自閉症スペクトラムを有する者の訴訟能力
発達障害の精神鑑定から司法福祉へ
少年事件における精神鑑定はどうあるべきか?)
第3部 発達障害というアポリア
発達障害とは何か
発達障害を理解するために
ひきこもりの中の発達障害
パーソナリティ・パーソナリティ障害・発達障害・病前性格の位置関係>
文化多様性からみた自閉症スペクトラム―非定型発達者から教えられたこと
■言及
◆立岩 真也 20140825 『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+ [amazon]/[kinokuniya] ※
*作成:能勢 桂介