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『リスク化される身体――現代医学と統治のテクノロジー』
美馬 達哉 20121205 青土社,252p.
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美馬 達哉
20121205 『リスク化される身体――現代医学と統治のテクノロジー』,青土社,252p. ISBN-10: 4791766679 ISBN-13: 978-4791766673 2400+
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内容(「BOOK」データベースより)
メタボリックシンドローム、パンデミック、医療「崩壊」、大震災…。私たちはいま、ミクロからマクロまで無数のリスクに脅え、絶えず自己管理を迫られている。こうした風景がもはや日常化した現代社会の知られざる陥穽を、精緻な分析のもとで明らかにする。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
美馬/達哉
1966年生まれ。京都大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、京都大学大学院医学研究科准教授(脳機能総合研究センター)。専門は、臨床脳生理学、医療社会学、医療人類学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
■目次
序章 リスク論の視座
第1章 リスクの医学―病の変容
第2章 リスクパニックの時代―疫病としてのインフルエンザ
第3章 グローバリゼーションと身体のテクノロジーの変容
補論 「ミルク、それともレモン?」福祉国家と選択の自由
第4章 安全への欲望と医療「崩壊」
第5章 神経経済人の憂うつ cf.
薬
最終章 リスク社会1986/2011―東日本大震災再考 cf.
東日本大震災:関連書籍
■引用
第5章 神経経済人の憂うつ
「国家のイデオロギー諸装置が「つねに−すでに」うまく作動する秘密は、それが主体による理解と内面化を経由することなく「心のモジュール」に神経科学的に適合したシステムとして機能する点にあるのだ。」(p.201)
最終章 リスク社会1986/2011―東日本大震災再考
「東日本大震災はリスク社会の舞台に繰り返し登場するリスクの一つにすぎず、二〇一二年三月一一日以前と以後は、リスク社会[…]として切れ目なく継続しているというのが本書の見立てだ。」(p.217)
■書評・紹介・言及
◆立岩 真也 2013
「書評:美馬達哉『リスク化される身体――現代医学と統治のテクノロジー』」
,『北海道新聞』
◆立岩 真也 2013
『私的所有論 第2版』
,生活書院・文庫版
UP:20121230 REV:20130106, 11
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