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災厄に向かう――災害と障害者・病者支援・2012

2012年度 立命館大学人間科学研究所 研究所重点プログラム プロジェクト予算申請書
2012年7月6日提出→採択 [MS Word]
→2013/03/12 「報告:災厄に向かう――災害と障害者・病者支援・2012」



1.プロジェクト代表者 立岩真也 所属:先端研 職:教授

2.プロジェクト名称(単独の場合も必ず記載ください。)
災厄に向かう――災害と障害者・病者支援

3.研究テーマ
 災厄に向かう――災害と障害者・病者支援・2012

4.研究計画(現行の計画に加えて、特に重点プログラムの予算追加による効果・活動計画について記載してください。)

  ◇人間研の支援を受けた昨秋のシンポジウム報告・震災時のマニュアルを収録した『医療機器と一緒に 街で暮らすために――シンポジウム報告書 震災と停電をどう生き延びたか 〜福島の在宅難病患者・人工呼吸器ユーザーらを招いて〜』は、入手依頼が殺到し、1000部印刷したものが2週間でほぼなくなった。改訂版を作成・発行する。
 ◇この事態の下で障害や病を有する人たちの生活・避難は依然困難であり、困難だからと見知らぬ地の福祉施設・病院等に送られ、死ぬまでそのままになってしまう。これらが現に起こりつつある。そうした事態を防ぎ、住みたい場で住める条件を確保しようという動きも開始されている。私たちはこれらの組織に関わる人たちとこれまで25年以上の交流の実績がある。生活の様子を調査し、次の生活につなげる方途を探る。
 ◇居住や介助等の制度、情報源・相談先についての情報を集め、ウェブサイトに掲載する。また、停電時等、生活・生存のために不可欠な資源が得にくくなった時の状況・問題点を確認し、どのような対応があるべきなのかを検討し提言する。この活動は既に始めているが、助成を受けることにより積極的・継続的な情報収集・提供が可能になる。以上を含め、障害者・病者と震災全般に関わる情報を収集・掲載・分析する。私たちは昨年3月14日から(サイト表紙右上に赤字で「東日本大震災」)。このサイト全体への年間ヒット数の累計は約1000万、この活動は新聞等でも紹介され、震災関連の雑誌の特集号や単行書で私たち自身も紹介に努めている(そしてこれらの文章もまたサイト上にある)。現在、関連頁(ファイル)は100を超え、その文字部分だけでも80メガバイトを超える。とくに関連報道の収集・公開は地味で地道な作業だが、記録を残し、報道のあり方を含め、今後の対応のあり方を示すためにも必要である。

5.予算申請額(上限50万円) 500,000円

内訳
費 目 金 額 明 細
設備備品費 0 
消耗品費 0 
国内旅費 170,000 主に福島往復
海外旅費 0 
謝金等 330,000  情報収集・編集・公開
その他  冊子刊行の直接経費は下記の資金を得られば使い
出版社からの一般書籍としての公刊も考える。

6.学内・外資金獲得状況
予算名 金額
学内の教員の活動支援に応募中 50万円


UP:2012 REV: 
災害と障害者・病者:東日本大震災  ◇病・障害  ◇生存・生活 
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