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『「こころ」の本質とは何か――統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ』(シリーズ人間学 5)

滝川 一廣 20040710 筑摩書房,ちくま新書 395,219p.

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last update:20180326

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滝川 一廣 20040710 『「こころ」の本質とは何か――統合失調症・自閉症・不登校のふしぎ』(シリーズ人間学 5),筑摩書房,ちくま新書 395,219p. ISBN-10:978-4480059956 ISBN-13:978-4480059956 700+ [amazon][kinokuniya] ※ m. a07. w/tk17

■内容

[kinokuniya]より

内容説明

マニュアル化された現代の精神医学は「こころ」を身体メカニズムの一種ととらえ、正常と異常の境界線をひいてゆく。これに対して本書は、「こころ」の病はけっして「異常」ではなく、人間の「こころ」の本質の、ある現われとして把握する。こうした立場から本書は、統合失調症、自閉症、不登校という三つの「ふしぎ」を取り上げ、「個的」でありながら「共同的」でもある「こころ」の本質に迫ってゆく。私たちの「こころ」を根本から考え直す上で示唆に富む、人間学的精神医学の試みである。

滝川一広[タキカワカズヒロ]
1947年生まれ。名古屋市立大学医学部卒業。名古屋市立大学医学部精神医学教室、岐阜精神病院を経て84年より名古屋市立児童福祉センターに勤務。95年より青木病院に勤務。愛知教育大学障害児教室教授等を経て、現在、大正大学人間福祉学科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

第1章 「精神医学」とはどんな学問か
 「人間学的精神病理学」という流れ
 人間の原理論から症状論・局在論
 ほか

第2章 統合失調症というこころの体験
 統合失調症のふしぎ
 統合失調症の苦しみと三つの可能性
 ほか

第3章 「精神遅滞」と呼ばれる子どもたち
 精神遅滞と自閉症
 精神発達とはなにか
 ほか

第4章 自閉症のこころの世界
 自閉症の発見と研究のはじまり
 カナーは自閉症をどうとらえたか
 ほか

第5章 不登校と共同性
 学校制度のはじまり
 わが国の学校の成功
 ほか

■引用

■書評・紹介

■言及

◆立岩 真也 20140825 『自閉症連続体の時代』,みすず書房,352p. ISBN-10: 4622078457 ISBN-13: 978-4622078456 3700+ [amazon][kinokuniya] ※


UP:20090602 REV:20140825, 20180326
精神障害/精神医療  ◇自閉症 autism  ◇滝川 一廣  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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