HOME > BOOK >

『日本のホスピスこれでいいか―在宅ホスピスへの視点』

黒田 輝政編 19940710 ミネルヴァ書房,351p.


このHP経由で購入すると寄付されます

■黒田 輝政編 19940710 『日本のホスピスこれでいいか―在宅ホスピスへの視点』,ミネルヴァ書房,351p. ISBN-10:4623024393 ISBN-13:9784623024391 \2400 [amazon][kinokuniya] ※d01, ms

■内容
欧米に端を発したホスピス。その根底にあるものは人間の尊厳を大切にし、生をみつめた理念である。日本ではまだ身近になっていないホスピスとは何かを改めて考え、新しい課題と将来を展望する。

■目次
一.日本のホスピス―課題と将来を考える
    はじめに
    T.基調講演
    U.シンポジウム
       病名告知について
       「日本型ホスピス」というのがあるのか
       一般病院・病棟でホスピス・ケアは可能か ターミナル・ケアとホスピスの違い
       医療従事者やスタッフの教育をどうするか
       日本でも在宅ホスピスが可能になるか
       尊厳死とホスピスの間
       望ましいホスピスとは

二.身体的痛みのケア―とくにモルヒネ剤への誤解と偏見について
    痛み
    モルヒネ剤にたいする五つの誤解
    全身倦怠感
    食欲不振

三.在宅ホスピスを進めるために―日本ホスピス・ホームケア協会の実践から
    死を学ぶ意味
    1.ホスピス・ホームケアとは
        1ホスピスとは
        2ホスピス・ホームケアがめざすもの
           (1)目的と援助内容
           (2)医療と連携した福祉の働き
           (3)家族を支えることの意味
    2.在宅介護とは
        1在宅介護の目的と内容
        2トータルな支え
        3低い社会的位置づけ
        4介護と看護の関係
    3.ホスピス・ホームケアの展開
        1社開会後の出発点
        2ホスピス・ホームケア展開の手順
    4.実践報告
        1自宅で家族に囲まれて<家族から>/<ケアワーカーから>/<医療側から>
        2地域で連携してひとり暮らし男性をみとる<ケアワーカーから>
        3在宅介護中<家族から><ケアワーカーから><医療側から>
        4ケアワーカーの声
        5コーディネーターの役割
        6遺族のケアについて
        7医療側からの助言 よりよい援助とは/ケアワーカーへの期待
        8福祉側からの助言
        9まとめ
        10家族・遺族、ケアワーカーのアンケート調査
    5.ホスピス・ホームケアを可能にする条件
        1病人自身が強く望む
        2家族の受けいれ姿勢
        3居室の確保、経済力
        4支援態勢 利用家族があげる条件
    6.がん告知と介護
    7.今後の課題
        1がん死を特別視しないでください!!
        2医療側がかかえる問題
            治療中心でケアはまで及ばない/地域へのアプローチ乏しい
             /福祉への無理解 チームケアとは何か
        3福祉側がかかえる問題
            福祉側の力量不足/介護福祉の仕組みの乏しさ
        4ホスピスの将来
            一つの懸念/ホームケアの可能性
    8.必要な死の哲学
        1生き方を学ぶ
        2死に向かっての成長とは
        3相互に変化する

四.わが生わがいのち―私にとってホスピスとは

五. 私がのぞむホスピス

ホスピス/緩和ケア病棟/ホスピス関連団体一覧

参考文献

あとがき

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:本岡 大和 
UP:20081227
  ◇医療/病・障害と社会  ◇がん  ◇身体×世界:関連書籍1990  ◇BOOK
 
TOP HOME (http://www.arsvi.com)