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『大人になった障害児――長期予後の追跡から』

小林 提樹 編 19910729 メヂカルフレンド社,354p.

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last update:20180523

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■小林 提樹 編 19910729 『大人になった障害児――長期予後の追跡から』,メヂカルフレンド社,354p. ISBN-10: 4839200351 ISBN-13: 978-4839200350 [amazon][kinokuniya] ※

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商品の説明
内容(「MARC」データベースより)
身体障害者の障害起因を推定し、心身の発達や障害の変化を知り、社会適応状況を把握するべく、予後の予測、ひいては療育計画に利するよう、追跡調査した。

■引用

 「もともと効果の期待できない診療で治療費をいただくことも矛盾している。後になってボランテイア活動という言葉が生まれてきたが、当時の私の行ったことは、まったく文字通りのボランティア活動であった。そのような出発は私の習慣となって後々まで長く続き、私自身の働きはいつまでもポランティアの域を脱しなかった。私がそのほうをむしろ選び取ってそれに甘んじたのは、「この子も、あの児も私である」という言葉を座右に、自分自身を規正しているからである。島田療育園の園長時代には、議論が沸騰して統一が困難な時はいつも、「それは障害児の幸福にどのように連なるのか」と問い直して結論とするのを常とし、結局、障害児の幸福にどうびつくかを考えてその正否を決定した。
 こうした姿勢を厳守してきたつもりであるが、あくまで子どもの福祉を中心にすえていく「平和の社会活動」は、暴力には勝てないことを肝に銘じて教えられる結果となった。このことは、最近の中東問題にもいえようが、だからといって無条件で降伏するのではなく、あくまで非福祉的なものには立ち向かうべきである。この信念を貫こうとする時の私たちの頼みは大衆の世論であり、福祉を達成するための正義を待ち望む人々の姿勢である。」(小林[1991:xiv])


■言及

◆立岩 真也 2018 『(題名未定 2018b3)』,青土社 文献表


UP: 20180630 REV: 20180714
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