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2011年5月

これからあること

last update:20110508

■アジアの女性労働と貧困――大学の有期雇用問題から考える
  (生活保護切り下げに反対する実行委員会・連続座談会第11弾)

日時:2011年5月8日(日)午後2〜4時
場所:ふるさとの家(西成区萩之茶屋3−1−10)
講師:嶋田ミカさん(龍谷大学雇い止め事件原告)

 最近、多くの大学で「高学歴ワーキングプア」と称される非正規の教員が増加し、有期雇用や「雇い止め」が横行しています。しかし、ほとんどの人が次の就職などを考え、泣き寝入りせざるを得ないでいます。龍谷大学特別任用教員助手の嶋田ミカさんは、2010年3月、「雇い止め」を通告されました。嶋田さんは2007年4月に経済学部サービス・ラーニング・センターに3年契約(1回更新可)の助手として採用されましたが、大学当局から何らの理由も明らかにされることなく、単に「期間終了」というのみで解雇されました。嶋田さんは、龍谷大学教職員組合を通じて大学当局と交渉を続けてきましたが、大学当局の態度は全く変わりませんでした。嶋田さんは今回の雇い止めは、あまりに理不尽であると考え、京都地方裁判所に提訴することにしました。
 嶋田さんは途上国の、特に女性の貧困問題の研究を続け、インドネシアの貧困女性を対象にマイクロ・クレジットを供与する活動も続けています(裏に原稿「女性の貧困の連鎖―雇い止めとマイクロクレジット」)。途上国の貧困は依然として深刻ですが、経済的なグローバル化の中、日本の大学の雇用問題についても貧困やワーキングプアの問題が押し寄せてきています。それらを別々に考えるのではなく、途上国と先進国の人々が互いの違いを理解しながら、共に問題に取り組むことがあらためて求められています。
 今回の座談会では、「大学における有期雇用問題・龍谷大学雇い止め事件」について、そして「アジアにおける労働力の女性化」として、・現代の奴隷制−海外出稼ぎ女性の実情、・稼ぎ手化する女性たち、・来日看護士介護福祉士をめぐる諸問題、・「ホームレス」と「物乞い」など、日本とアジアの女性の労働と貧困をめぐる様々な問題について話し合っていきたいと思います。

★託児・筆談の必要な方は事前にご相談ください。cex38711[at]syd.odn.ne.jp *[at]→@

★ふるさとの家への行き方

JR大阪環状線新今宮駅東改札を出て右折→交差点を南(作業着量販店側)に渡って右折→西向きに歩いて線路を横切る→ローソンの前の道(銀座通り)を左折→右手に西成警察を見ながら南下→左手に消防署→そのすぐ南の建物

当日連絡先:090−8795−9499(野宿者ネットワーク)

主催:生活保護切り下げに反対する実行委員会

http://skoyokeizoku.jimdo.com/


■ジュリアン・サバレスキュ教授講演会のお知らせ

 本学の上廣死生学講座といわば姉妹関係にあります、オックスフォード大学上廣実践倫理学講座教授のサバレスキュ教授が、この度来日される機会に、お招きして、講演をしていただくことになりました。

 人の身体に働きかけることについては、健康の回復と持続を目指す医療にとどまらず、より優れた能力をもった人間をもたらす科学技術へと進むことが可能となった現代、それを実施することについて、また、どこまでやってよいかについて等、議論があるところです。こうしたことについて、世界をリードする論陣をはっておられる同教授のお話しをうかがい、ディスカッションするよい機会です。時間が許すかぎり、是非おいでください。

日時: 5月13日(金)午後4時〜6時

会場: 東京大学法文二号館3階第3会議室
   (参加者数によっては、会場変更の可能性もあります。その際にも分
    るようにしておきますので、まずはこちらにいらしてください。)
   会場地図:http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam01_01_02_j.html

講演テーマ:
   Fit for the Future?
   Modern Technology, Liberal Democracy and the Urgent Need for
   Moral Improvement
  (未来に合ってるだろうか?―現代科学技術・自由民主主義・道徳的進
   歩の差し迫った必要性)

講師:Prof Julian Savulescu
   Uehiro Chair in Practical Ethics
   Director, Oxford Uehiro Centre for Practical Ethics
   University of Oxford
   www.practicalethics.ox.ac.uk

参加費:無料


■女ビンボー祭――主役はわたしのつらさや不安。

5月15日(日)10:30〜17:00
千駄ヶ谷区民会館
入場無料/保育無料
不安、つらさ、痛みをアピールする。
「女ビンボー祭」は、不安、つらさ、痛み、それが「主人公」です。
この祭りが終わった後に、
続く日々のつらさと共にひとりひとりが生きる力がえられるような、
そんなまつりを。
3月11日、14時46分。大地震・大津波・未曾有の原発事故。
今、日本中で「支えあい」「綿地でもやれることをやって支援する」といった思いのもとにさまざまな試みがなされています。
しかし、支援したいというその思いを自分自身にも返していくこと。
それもまた、大事に。
そして・・・・・おかしいと思うことや、自分の気持ちをアピールしていくことを大事に。
家族に、友人に、仲間に、そしてできれば企業や国家に。
既存のアピールとみなされないような状況でもアピールとなるように。
「家」とされている場所にいる人、声の出にくい立場の人、労働の現場で「補助的」とみなされた立場の人が声を出せる仕掛けとしての「アピール」
「アピール」、やり方を、この「女ビンボー祭」を通じてみんなでつくりあげたい。
みなさんと当日、お会いできることを楽しみにしています。

http://d.hatena.ne.jp/binbowwomen/20110419/1303191314


■緊急ティーチイン@和光大学「震災・脱原発を考える」(5/19,5/26,6/2)

緊急ティーチイン@和光大学実行委員会

●第1回:脱原発社会――原発事故から見える社会のかたち
日時:5月19日(木)14:40〜17:30(和光大学E棟1階コンベンションホール)
発題者:山口幸夫(原子力資料情報室共同代表)・ロバート・リケット(和光大学教員)
●第2回:学問と未来――震災から見える学問と生のかたち
日時:5月26日(木)16:20〜19:00(和光大学 J401教室)
発題者:最首悟(和光大学名誉教授)・向井宏一郎(和光大学教員)
●第3回:職と労働――震災後を生きのびる労働のかたち
日時:6月2日(木)14:40〜17:30(和光大学E棟1階コンベンションホール)
発題者:鎌田慧(ルポライター)・竹信三恵子(和光大学教員)

3月11日に起きた震災・原発事故は、私たちのこれまでの「生き方」や「社会のあり方」「学問のあり方」を問いかける大きな出来事でした。このティーチインでは、今回の現実をどうとらえ、これからどう生きていくのかを様々な視点から3回にわたって共に考え、討論していきたいと思います。

●参加無料、事前予約不要(定員200名)。
●主催:緊急ティーチイン@和光大学実行委員会/共催:和光大学総合文化研究所
●お問い合わせ
電話:044-989-7497(和光大学・企画室)
電子メール: wako_teach-in[at]hotmail.co.jp(道場親信:実行委員長) *[at]→@


■第5回社会政治研究会(Social Politics Forum)の御案内

日時 2011年5月20日(金)17:30〜20:30
会場 名古屋大学全学教育棟(情報文化学部)北棟4階406(多目的講義室)
  (www.env.nagoya-u.ac.jp/contact/map.htmlの13番から
   4階に上がり、エレベーターを降りて左手へお進み下さい)

《第一報告》
山岸敬和(南山大学)「戦争と日米の医療保険――第二次世界大戦期から戦後復興期まで」
《第二報告》
福澤直樹(名古屋大学)「ドイツ疾病保険の生成と展開――1883年疾病保険法の成立から1911年ライヒ保険令まで」

飛び入り参加も歓迎いたしますが、準備の都合上、事前に上村(kamimura[at]lit.nagoya-u.ac.jp *[at]→@)まで御一報いただければ幸いです。
なお、終了後の懇親会もぜひ御予定下さい。

【運営委員】
大岡頼光(中京大学)
上村泰裕(名古屋大学)
田村哲樹(名古屋大学)
山岸敬和(南山大学)


■〜今だから考えたい〜 原発のこと 未来のこと

講師:京大原子炉実験所 小出裕章さん
1949年東京都生まれ。74年から京都大学原子炉実験所勤務。伊方原発訴訟住民側証人。著書に『放射能汚染の現実を超えて』、『隠される原子力 核の真実』、共著に『原子力と共存できるか』などがある。

2011年5月21日(土) 14:30〜16:30 (受付)13:45〜

場 所 : 奈良女子大学 文学部S棟 S235教室
参加費 : 1000円 (資 料 代)
定 員 :  300名 (要 予 約)
主 催 : 自然や文化にふれ感性を拓く会/アースデイ奈良2011実行委員会

小出さんは原子力の研究者という立場から、原子力発電の危険について、40年以上にわたり警鐘を鳴らし続けてきました。しかし、警鐘空しく、東日本大震災において福島原発の事故は起こりました。今も現場では、作業員の方々が命がけで復旧に取り組んでいますが、まだまだ予断を許さない状況。陸海空に広がる放射能汚染の影響が心配です。

申込・お問合せ
自然や文化にふれ感性を拓く会(cafe葉音内)
〒630-8296 奈良市後藤町12-2
Tel : 0742-27-5972 (水〜日曜 11:30〜19:00)
Blog: http://blogs.yahoo.co.jp/paoncafe
アースデイ奈良2011実行委員会
〒630-8002 奈良市二条町2-5-3奈良ストップ温暖化の会(内)
Fax : 0742-55-8368 Email : earthdaynara[at]yahoo.co.jp *[at]→@
URL : http://www.geocities.jp/earthdaynara/



UP:20110406 REV:随時
 
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