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障害障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議(障大連)



last update:20100409


◆2003/01/ 「障害者の地域生活施策の後退を許さない緊急抗議行動の呼びかけ」
◆2003/02/25〜26 大阪市役所前・街頭宣伝チラシ

◆「障害者の地域生活施策の後退を許さない緊急抗議行動の呼びかけ」

           *参加者による報告(↓)

 1月17日(金) 朝9:30〜12:00(予定)
 大手前遊歩道※に9:30集合

障害者の自立と完全参加を目指す大阪連絡会議(障大連)
tel/fax 06−6779−8126

 いよいよ支援費制度への移行が間近に迫ってきていますが、これまで、国・厚生労
働省は具体的な方針を明らかにしてきませんでした。しかし、昨年末に突然、支援費
の「相談・支援の要」とも言うべき市町村障害者生活支援事業、障害児(者)地域療
育等支援事業を、国庫補助事業から一般財源化しようという、各自治体、障害者団体
も全く「寝耳に水」の、「だまし討ち」とも言える極めて悪質な動きがあり、その方
向で固められてきています。
 そして、その動きによって年明けから、今度は大阪府で、市町村障害者生活支援事
業については、府が負担してきた1/4分(375万円)をカットしようとする動き
があることが明らかとなってきました。これは、今後は国から直接、各市町村に地方
交付税として交付されるため、府が負担分を支払う根拠がなくなったということを理
由とするものです。まさに国の悪質な動きに便乗した「切り捨て行為」です。
 また一方で、盲ろう者の生活・外出介助を支えてきた「大阪府盲ろう者通訳・介助
者制度」についても、年末に「今年度予算が1月中になくなってしまうので、1月
いっぱいで利用を打ち切る。来年度予算においても増額は見込めない。」という厳し
い状況であり、「足りない分はガイドヘルパーを利用してもらう予定」であることも
明らかになってきました。来年度の利用者の増をふまえるならば、ただでさえ少ない
利用時間数(年間312時間)が、もっと少ない利用で打ち切られることになり、盲
ろう者の生活を危機的な状況に追い込むことが予想されます。
 これら、財政難を理由にした府の安易な「地域生活施策の切り捨て」に対し、強い
憤りを感じざるを得ず、下記のように緊急の抗議行動を実施いたします。支援費準備
等、多忙な時期とは存じますが、可能な限り多くの方々に参加いただきますよう、よ
ろしくお願いします。

※松波補足:「大手前遊歩道」とは、大阪城公園最西端の遊歩道。
      「大手前交差点」の東側。大阪府庁の北東方向、
      ドーンセンターの少し南。
      (地図で調べておいたほうが良いかも?)
      最寄:地下鉄・京阪「天満橋」駅。徒歩10分位。

 以上の情報がネット上でのっているところ:冨田昌吾さんのサイト

◇コーディネーター事業を進める会 行動情報 「全国各地の動き」より
 http://totutotu.hp.infoseek.co.jp/cokinki.htm


 
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◆2003/01/17 16:12 倉本さん
 [jsds:7586] 行動リポート Re: 大阪府への緊急行動

倉本です。

主催者の方々はおそらくムチャクチャご多忙と思われますので、あくまで一参加者が
見聞きした範囲のものではありますが、かつ、メモなどをとっておりませんので正確
さに欠けるものになってしまっているかもしれませんが、障大連主催による本日の対
大阪府行動についてご報告させていただきます。

先に jsds7573 にて松波さんがご説明くださったように、本日の対府交渉&行動の直
接の目的は以下の2点です。

(1)市町村障害者生活支援事業の地方財源化とそれに伴う事業の切捨て・縮小阻止
(2)府が実施している盲ろう者通訳・介助者制度の年度中とでの打ち切り阻止 

行動は以下のように進行しました。
8時半から通勤途上の人びとへの情宣活動を行っていた先発グループも含め、9時30
分に大手前遊歩道に集合。三つのグループに分かれ、10時30分まで再び近辺でビラま
き。10時30分からは府庁前で集会。主催者からのあいさつのあと、東京での対厚労省
行動に参加されたDPIの尾上さんから報告。その後、情宣活動と並行して府との交
渉を行っていた代表団の方々から本日の交渉結果についての報告がありました。

結論としては、(2)については、府は、予算オーバーを理由とする年度中途での
事業打
ち切りを撤回、来年度についても、現状どおりの盲ろう者通訳・介助者制度を維持す
る旨の確約をとりつけたとのことで、とりあえずは勝利です(現状維持という最低限
のラインを死守しただけですが)。ただし、(1)については有効な確約がとれ
ず、予断
を許さぬ状況だとのことで、来週以降も引き続き行動が求められます。

代表団からの報告のあと、参加各団体からのアピールが続き、正午前後(時間確認す
るの忘れました。すみません)、この30年余、障害者とその支援者が築き上げてきた
ものをいともたやすく崩し去ろうとする行政に対し、怒りのシュプレヒコールをぶつ
け、本日の行動を終えました。一緒に参加した晴眼の友人によると、ざっとながめた
ところ、参加者は200人以上、もしかすると300人くらいいたかもしれないとのことで
した。ちゃんと数えた方がいらっしゃったらフォロー願えれば幸いです。その他の点
につきましても、あやまりがございましたら、ご訂正願えればうれしく思います。

以上、簡単ながらご報告まで。

  cf.緊急抗議行動・2003.01
 
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◆19960531 『KSK障大連ニュース 就労支援シンポジウム 報告特集」 ,p44. 
◆19831117 『KSK障大連ニュース 障害者の働く暮らしをささえるために 講演記録集」,48p.
UP:20030116 REV:20030117,0426, 20100406,0409(追加:青木千帆子
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