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『原発と放射線被ばくの科学と倫理』

島薗 進 20190301 専修大学出版局,304p.

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last update:20210803

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島薗 進 20190301 『原発と放射線被ばくの科学と倫理』,専修大学出版局,304p. ISBN-10:4881253336 ISBN-13:978-4881253335 2800+ [amazon][kinokuniya] ※ npp. e08

■内容

紹介

出版社からのコメント
低線量被ばくの健康影響問題は科学的に明らかになっていない。にもかかわらず「科学者」・「専門家」は「安全」・「安心」と断言し、むしろ「不安による精神的影響」のほうが問題だとする。本書は、このような論の妥当性がないことを明らかにしようとする。さらに、その背景として、現代の科学は人文学、社会科学もふくめ国家意思や経済的利害から自由ではない状況がある。本書は、そのような状況を見据え、科学者・専門家の社会的責任や「科学と社会」を倫理から問い直す。

内容(「BOOK」データベースより)
低線量被ばくの健康影響問題は科学的にはっきりしていない。なぜ、「科学者」や「専門家」は「安全」・「安心」と断言するのか?

著者略歴

島薗進[シマゾノススム]
1948年生まれ。専門は宗教学、死生学、応用倫理学。東京大学名誉教授。上智大学大学院実践宗教学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

■目次

第1部 放射線被ばくの「不安」と「精神的影響」(科学はなぜ信頼を失ったのか?ー初期被ばくが不明になった理由;日本医師会と日本学術会議の協働;「リスクコミュニケーション」は適切か? ほか)
第2部 放射線被ばくをめぐる科学と倫理(加害者側の安全論と情報統制ー広島・長崎から福島へ;多様な立場の専門家の討議、そして市民との対話ー権威による結論の提示か、情報公開と社会的合意形成か;閉ざされた科学者集団は道を踏み誤るー放射線健康影響の専門家の場合 ほか)
第3部 原発と倫理(原発の倫理的限界と宗教の視点ー福島原発災害後の宗教界の脱原発への訴え;村上春樹が問う日本人の倫理性・宗教性ー祈りと責任を問うこと;哲学者ロベルト・シュペーマンの原発批判 ほか)

■引用


■書評・紹介


■言及



*作成:今井 浩登
UP:20210803 REV:
原子力発電/原子力発電所 倫理/倫理学身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
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