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『サッカーの詩学と政治学』

有元 健・小笠原 博毅 編 20051010 人文書院,276p.

last update: 2010512

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■有元 健・小笠原 博毅 編 20051010 『サッカーの詩学と政治学』,人文書院,276p. ISBN-10:4409040766 ISBN-13: 978-4409040768 \2100 [amazon][kinokuniya] ※ s

■内容

出版社/著者からの内容紹介

サッカーを真剣に考える。

サッカーは、ただ人びとの熱狂という単一の経験を生み出すのではない。近代から現代にいたる歴史のなかで、ヨーロッパ、アフリカ、アジアというそれぞれの場所において、サッカーは人びとの文化的アイデンティティ形成や、植民地/被植民地的社会構造と結びついてきた。本書は、ファン文化やチームのパフォーマンスといったサッカーの諸実践・経験を通じて「私たち」の感覚が練り上げられるプロセスに着目し、そのなかで両義性を孕みながら節合される美学と政治学をスリリングに読み解いていく。 カルチュラル・スタディーズによるサッカー研究の実践。

内容(「BOOK」データベースより)
本書は、ファン文化やチームのパフォーマンスといったサッカーの諸実践・経験を通じて「私たち」の感覚が練り上げられるプロセスに着目し、その中で両義性を孕みながら節合される美学と政治学とをスリリングに読み解いていく。

■目次

サッカーの詩学と政治学
第1部 サッカーと文化的アイデンティティの節合
(「このアタッキングプレーだ!」―セルティックのファンダムにみるサッカー美学とディアスポラ的想像力の節合 浦和レッズサポーター変容する実践とその楽しみ―ローカリズムとナショナリズムを超えて) 第2部 サッカーと脱植民地化
(ユニオンジャックの下の黒―アイデンティティの見世物、W杯、そしてなぜサッカーを真剣に考える必要があるのか インドサッカーの問題と展望 アフリカとヨーロッパはサッカーの対等者なのか?) 第3部 サッカーとメディア表象
(W杯と日本の自画像、そして韓国という他者 迂回路をたどる―サッカー文化における“女性化された”ファンの位置と実践) サッカーの詩学と政治学に向けて

■引用


■書評・紹介

2007 黒田 勇 「書評 有元健・小笠原博毅編『サッカーの詩学と政治学』」
  『スポーツ社会学研究 15』, pp104-107, 2007年

■言及



*作成:大谷 通高
UP: 20110410 REV: 20110512
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