HOME > BOOK >

『うつ病からの生還――うつ病とは,こうして闘え!』

井口 英治 20050630 はまの出版,213p.

last update: 20101221

このHP経由で購入すると寄付されます

■井口 英治 20050630 『うつ病からの生還――うつ病とは,こうして闘え!』,はまの出版,213p. ISBN-10: 4893614207 ISBN-13: 978-4893614209 \1575 [amazon][kinokuniya] ※ d05 m

■内容

・同書の帯より
現在,日本にはうつ病患者とその予備軍が200万人いると言われています.本書では,激務とストレスのなかでうつ病にかかった著者が,その発症から闘病,回復のプロセスを,医師のアドバイスを交えながら公開.ひと口にうつ病と言っても,原因や症状,治療法,治癒にかかる期間などは人それぞれですが,その人の「こころ」が大きく関わっているという点は共通しています.したがって,本書では性格やものの考え方を中心に,予防策や回復のポイント,再発防止策を提案します.ある日突然,つまずき,転んでしまったあなたが,再び立ち上がって歩いていくのを助ける「杖」となる本です.

■目次

はじめに 3

第1章 うつ病の前兆――忍び寄る足音 19
 1 気持ちが引けて,うつむきがちに歩く 20
 2 人の顔を見ることができない 30
 3 声が小さくなる 33
 4 通勤時,駅のホームで電車を見送ってしまう 37
 5 駅の売店でガムを買うのが習慣になっている 41
 6 昼食の時間をずらして,一人で食堂に向かう 45
 【前兆の段階での注意点】 48

第2章 うつ病の進行――止まらない悪循環 51
 1 仕事をするふりをする自分が卑屈に思える 52
 2 おびえた犬のような目になる 56
 3 周囲に迷惑をかけていることを自覚し,不甲斐なさを感じる 61
 4 遅れを取り戻そうと,休日に仕事をする 67
 5 人の話に耳を傾けることができない 71
 6 自殺を思いつく 75
 【進行中の注意点】 80

第3章 治療の長期化の分かれ目 81
 1 うつ病が治るとはどういうことか? 82
 2 うつ病は「環境」を変えて「投薬治療」をすれば治るのか? 85
 3 いつまでも続く「回想」と「反省」 91
 4 「後悔」と「自己否定」がつきまとう 95
 【治療の長期化を防ぐポイント】 97

第4章 苦しみの正体を知れ 99
 1 無理に力む 100
 2 「苦しみ」の中に何かがいる 103
 3 がんばって治る病気ではない 106
 4 同僚との再会も苦痛の一因に 108
 5 うつ病患者が栄養ドリンクを飲み続ける理由 111
 6 うつ病になりやすい性格 115
 7 気の小ささが災いする 117
 8 気が小さい理由を突き止める 120
 9 自分の内面が回復を妨げていないか 123
10 私を救った一冊の本 127

第5章 うつ病にはこう対処しよう 131
 1 これが回復軌道に乗るためのノウハウだ 132
 2 嫌なものから遠ざかろう 136
 3 過去はすべて肯定して,反省しない 141
 4 「よい答え」など探さない 144
 5 「バカでけっこう」という度量を持とう 147
 6 「負けるが勝ち」の姿勢でいこう 150
 7 「こころの回転数」を三割以下に下げよう 153
 8 人に自分をよく見せようなどと思わない 156
 9 絶対に怒らない 158
10 「なるようにしかならない」と考えて主張しない 161
11 飾らない,慌てない 164
12 信念を曲げない 167
13 神経過敏にならない.鈍感ぐらいでちょうどよい 170
14 感情を表に出さず,ごまかす術を身につけよう 172

ちょっと休憩***楽に生きるための性格改造講座 175

第6章 うつ病が治るまで 183
 1 薬とのつきあい方 184
 2 悩みの袋が空になる 187
 3 自分が変わって「憑き物」が取れる 190
 4 木々の緑が美しく感じられる 193
 5 よい人間関係を期待しなくなる 196
 6 自然な笑顔を身につけよう 199
 7 こころにユーモアを 201

第7章 闘病生活を振り返って 203
 1 まだまだ修行は続く 204
 2 饅頭相対性理論 207
 3 いま思えば,うつ病も悪くない 210
 4 いま闘っているあなたへ 212

■引用


■書評・紹介


■言及



UP: 20101221 REV:
鬱/うつ  ◇精神障害/精神医療  ◇身体×世界:関連書籍  ◇BOOK
TOP HOME (http://www.arsvi.com)