『日本の階層システム〈5〉社会階層のポストモダン』
今田 高俊編 200010 東京大学出版会,267p.
■今田 高俊編 200010 『日本の階層システム〈5〉社会階層のポストモダン』,東京大学出版会,267p. ISBN-10: 4130551256 ISBN-13: 978-4130551250 \2940 [amazon]/[kinokuniya] p0206
■内容(「MARC」データベースより)
本書は社会階層のポストモダンとは何かについての全体的な見取り図を議論した1章、脱階層志向を中心に「弛緩する地位達成の意欲」を論じた2部、およびポストモダンの中心テーマを論じた3部「生活様式と文化のプレゼンス」からなる。
2部が近代的階層からの離反の程度に焦点をあてて議論しているのに対し、3部はポストモダンな社会階層への積極的関与に焦点をあてて議論している。
脱工業化,脱物質主義,高度情報化の潮流は社会階層のリアリティを大きく変容させてきた.従来の所得や職業的地位や学歴の獲得意欲が弛緩するなか,生活様式,心の豊かさ,文化的価値など,「生き方」の問題を焦点としたポストモダンな社会的地位のメカニズムに迫る.
■紹介・言及
橋口 昌治 200908 「格差・貧困に関する本の紹介」, 立岩 真也編『税を直す――付:税率変更歳入試算+格差貧困文献解説』,青土社