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『偶発性・ヘゲモニー・普遍性──新しい対抗政治への対話』

Butler, Judith ・ Laclau, Ernesto・ Zizek, Slavoj[スラヴォイ・ジジェク] 2000 Coningency, Hegemony, Universality: Cotemporary Dialogues on the Left, Verso=20020418 竹村 和子・村山 敏勝 訳,青土社,441p.

last update:2010731

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Butler, Judith ・ Laclau, Ernesto・ Zizek, Slavoj[スラヴォイ・ジジェク] 2000 Coningency, Hegemony, Universality: Cotemporary Dialogues on the Left, Verso=20020418 竹村 和子・村山 敏勝 訳,『偶発性・ヘゲモニー・普遍性──新しい対抗政治への対話』,青土社,441p. [amazon][kinokuniya] ※

■内容

新しい民主主義のための政治理論をいかに創造するか。 「ジェンダー・トラブル」のバトラー、「ポスト・マルクス主義」のラクラウ、「ラカン派」代表のジジェクが一堂に会し、グラムシの「ヘゲモニー」概念を軸に、ラカン、ヘーゲル、普遍主義と文化多元主義、代表/表象問題、経済のグローバル化など、最先端の課題をめぐって激しく論争する。

■目次

普遍なるものの再演―形式主義の限界とヘゲモニー
アイデンティティとヘゲモニー
階級闘争か、ポストモダニズムか?ええ、いただきます!
競合する複数の普遍
構造、歴史、政治
以下くり返し
ダイナミックな複数の結論
普遍性の構築
場を保つ

■引用

 「わたしはいまも、古典的マルクス主義の流れに立って、現代資本主義はまさにその勝利において、月並みな産業資本主義よりも危険な爆発を起こしうる新たな「矛盾」を育んでいると思う。いくつもの「非合理性」がすぐに頭に浮かぶだろう。この数十年の息もつかせぬ生産性向上の結果、失業率は上昇し、長期的視点では、社会を発見させるには労働力の二〇パーセントだけが再生産すればよく、残りの八〇パーセントは純粋に経済的な視点からはただの余剰になってしまっている。脱植民地化の結果、多文化ナショナリストは自分自身の生まれた国ですらもう一つの植民地のように扱っている。グローバル化と「グローバル・ヴィレッジ」の結果、人口の全領域がゲットー化した。称えられる「労働者階級の消滅」の結果、数百万人の肉体労働者が、われわれ西洋人の繊細な目の届かない、第三世界の長時間労働工場に出現した……。資本主義システムはこうして、その内的限界と自己破壊に近づいている。人口の大部分にとって、ヴァーチャルな「摩擦なき資本主義」(ビル・ゲイツ)の夢は、数百万人の運命が超−再帰的な先物取引で決まるという悪夢の世界に変わっている。」(p.423)

■書評・紹介・言及



UP: 20100731 REV:
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