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『ぼくがすすめるがん治療』

近藤 誠 19990220 文芸春秋,284p.


last update:20100713
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近藤 誠  19990220 『ぼくがすすめるがん治療』,文芸春秋,284p. ISBN-10:4163548009 ISBN-13:978-4163548005 \1500 [amazon] [kinokuniya] ※

■内容

手術、化学療法、放射線…どの治療法を選ぶべきか。
「近藤理論」ですべての疑問に答える。
「がん」と言われたとき、読む本。

■目次

はじめに

第1章 がんと言われても焦らない法―がんは放っておくと転移するのか

第2章 手術の問題点―がんは取ったら治るのか

胃がんで胃を残すには
手術死亡率は一・七%
大腸がんの手術も要注意
拡大手術は生存率向上に寄与しない
世界の趨勢は臓器温存
膀胱がんの代用膀胱とは

第3章 化学療法のメリット、デメリット―抗がん剤は必要か

抗がん剤で治るがん、治らないがん
乳がんの標準的治療ということ
卵巣がんでは
タキソールにかかわる第三の道
肺がんなどに延命効果がある、という意味
胃がん、大腸がんの場合には
どうやって化学療法から逃れるか

第4章 放射線治療―「こわいもの」か「救世主」か

舌がんの八割は機能障害が残る手術
放射線と化学療法の併用の落とし穴

第5章 再発・転移―「原則として治らない」ときどうするか

「治らない」ことと「すぐ死ぬ」ことは同義ではない
「自由生活可能時間」という概念
再発・転移と化学療法

第6章 民間療法―病院の無意味な治療から逃れるための杖

手術後の再発・転移に「療法」は無効
化学療法の副作用よりはまし

第7章 臨床試験とホスピス―理想と現実のはざまで

治らない患者に毒性試験をするのが「治験」
インフォームド・コンセントの実態
現在のがん治療はほとんどが試験
臨床試験と隣りあわせのホスピス・ケア

第8章 セカンド・オピニオン―医者の腕前をどうやって知るか

名医崇拝の問題点
「がんだ、がんだ」と大騒ぎしてみよう
上手なセカンド・オピニオンの得方

第9章 家族・知人のために―知らせることの重要性とその後

本人が正しい病名を知らない場合
「現状維持の哲学」

第10章 診断は確実か―病理検査は問題だらけ

肝臓切除に四%の誤診率
病理診断基準はダブル・スタンダード

第11章 がんでもないのに心配している人へ―がん検診からはなれよう

なぜ医者は「早期発見・早期治療」と叫ぶのか
「早期胃がんを三年放置してもほとんど変化しない」は常識以前

第12章 諸臓器のがんの治療法―家庭の医学書の秘めた狙い

・喉頭がん
・下咽頭がん
・食道がん
・肝臓がん
・膵臓がん
・乳がん
・子宮頚がん
・前立腺がん
・肺がん

あとがき

著作リスト

■引用

■書評・紹介

■言及



*作成:三野 宏治 
UP:20100713 REV:
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