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科学技術社会論研究会・2005

科学技術社会論研究会



 *事務局より

皆様

「科学技術社会論研究会」では、来る2005年7月23日(土)に、以下
のワークショップを行います。
ご関心をお持ちの方にご案内いたします。

準備の都合上、参加の方はお手数でも、10日前までに下記の参加
登録用ページよりご登録ください。
http://www.forumsts.org/registration.html

会の1週間前には、発表梗概などの資料をお送りします。定員が
あります。ご承知おきください。
本研究会は、焦点の特定テーマを巡るone-day workshopであり、
講演会ではありません。今回のテーマに関して、ご自身の課題、
また発言されたいことなど、一言お書き添え下さい。参加者内で
公開し、討議の際の資料にさせていただきます。

また、終了後、同会場で簡単な懇親会(会費約1000円)があります。
研究交流を深められたらと思います。参加の方はこの点も10日前
までにお知らせください。

この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。

事務局では、随時、研究会企画の提案を受け付けています。
詳しくは、研究会ウェッブサイト http://www.forumsts.org/ を
ご覧ください。
事務局

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第47回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
      「世紀転換期日本の科学技術と社会をどう見るか」
2005年7月23日(土) 12:45-18:30
   東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室


1.ワークショップの目的

『通史 日本の科学技術 第6巻 世紀転換期 1995〜2005』の出
版を目指す研究プロジェクトの発足に当たり、科学技術の現代史に関心をも
つ研究者・実務家の方々に、このプロジェクトの現時点での基本的な考え方
をお伝えし、参加をお誘いすることが、このワークショップの目的です。
このプロジェクトの前身は、科学史家の中山茂をリーダーとして、1980
年代半ばから進められてきた「戦後日本科学技術の社会史」プロジェクトで
あり、その研究成果は『通史 日本の科学技術』(全5巻、学陽書房、19
95〜1999年)として結実しました。それは1945年から1995年
までの50年間をカバーしておりますが、今回はその続編として、1995
年から2005年までの「世紀転換期」をカバーする予定です。いわば『五
十年史』の『続十年史』です。もちろんこの時代の特徴をつかむためには、
1995年以前の時代に遡った分析を行うことが必要です。遡るべき期間の
長短は、ケース・バイ・ケースで異なります。
私たちは、「世紀転換期」というキーワードを、時間軸を切り取っただけの
ものとは考えていません。20世紀と21世紀は相当に異なる時代であり、
その境目に当たる1990年代から2000年代にかけての時代(あるいは
その前後も含めた時代)は、20世紀システムから21世紀システムへの構
造転換が行われる時代となるのではないか、という認識をもっています。そ
の構造転換の本質については、後世の歴史家の分析・評価を待つしかありま
せんが、私たちにもできることがあります。それは「歴史的転換」について
のリアルな実感を抱きつつ、その参与観察を進めることです。たとえ私たち
の分析・評価の相当部分が、後世からみて本質を外していたとしても、真摯
に行われる現代史研究はそれ自体が、歴史の証言として有益なものとなるも
のと確信いたします。
今回のワークショップでは、先の『五十年史』の編集・執筆に中核的役割を
果たした3名が、それぞれの得意分野について、最近10年(ただし必要に
応じて1995年以前に遡ります)の間に、どのような変化が進んでいるか
について分析・評価を加えます。「トップダウン」式に、世界情勢の変化に
関する大風呂敷の分析から説き起こして、最終的に個別分野の情勢分析へと
下降するアプローチを、私たちはとりません。むしろ個別分野の情勢変化に
関する知識・情報を幅広く共有することを通して、より大きな時代の流れを
浮き彫りにするという「ボトムアップ」方式を、採用したいと思います。
なお、今回と同様の性格のワークショップを、今年度中に全国各地で開催す
る予定です。東京でも最低限あと1回開催する予定です。これらのワークシ
ョップをふまえて、年度末には方針を固め、章立てと執筆者のリストを作り
たいと考えております。このプロジェクトに関心をお持ちの方は、誰でもお
気軽にご出席ください。

注記:
このプロジェクトは、「持続可能社会へ向けた日本の科学技術の転換の社会
史的研究(1995〜2005) 」(研究代表者:吉岡斉)として、文部科学
省科学研究費補助金を、今年度から3年間にわたり助成されることになって
います。現在のメンバー(特定のテーマについての執筆立候補者)総数は二十
数名です。このプロジェクトに執筆メンバーとして参加を希望される方々に
は、今後、この事業の研究協力者となって頂き、研究会出席のための旅費を
お支払いします。執筆メンバーとして参加するかどうか未定の方、あるいは
執筆予定のない方も、ワークショップ等の公開行事には自由に参加できます。


2.ワークショップの時間割

12:45-13:00 趣旨説明 吉岡 斉

13:00-14:00 話題提供1(討議20分を含む・以下同)
  吉岡 斉(九州大学)
「世紀転換期における原子力研究開発利用の変容」

日本の原子力研究開発利用は、「育英の時代」から「介護の時代」へと、大き
な変化を経験している。それは欧米諸国の流れと共通のものであるが、時期的
には十数年遅れている。1995年はその分水嶺をなす年であった。
「育英の時代」から「介護の時代」への変化は、商業原子力発電及びその関連
事業(核燃料事業を含む)と、研究開発事業の双方について、観察される。また
その変化は、数年毎に改定される一連の政府計画(とくに内閣府原子力委員会の
原子力長期計画、経済産業省総合資源エネルギー調査会の長期エネルギー需給
見通し)に、基本的に反映されているただしそれらの政府計画の記述はあたかも
「育英の時代」が続いているかのようなトーンを保持しており、表現と内容の
ギャップが日々拡大している。
「介護の時代」の重要課題は、誰が介護費用を負担するかである。それを巡って
最近十年間に、さまざまの出来事があった。最近の重要事件は、2005年5月
の再処理等積立金法の可決成立である。民間事業のそれも含めて、介護費用は国
民負担により支払われるようにし、民間事業者の財務リスクを免除するというの
が、実質的な政府方針であるが、その意図の実現可能性は必ずしも高くない。
最後に2点ばかり問題提起してみたい。第1に、「育英」は原子力において果た
して成功したのか。過去も「育英という名の介護」だったのではないか。第2に、
原子力は果たして「介護」に値するのか。老人・障害者は介護が不可欠だが、原
子力は違うのではないか。後者の論点は、中央政府と地方自治体の間の政治的協
議で「人質」とされることが多い核施設について、「人質」は果たして救出に値
するのかを問うことと、共通の部分が多い。


14:00-15:00 話題提供2
   塚原修一(国立教育政策研究所)
  「世紀転換期における高等教育政策の変容」
 
2005年までの変化を、以下のような流れによって説明したい。(1)18歳人口が減少
するなかで規制緩和が進行した。行政改革とあいまって、高等教育は競争的環境
や評価を重視するニュー・パブリック・マネジメントの対象となっていった。(2)
バブル経済の崩壊によって、これまで日本の教育と人材養成を支えていた企業と
家計はその力量を低下させた。労働市場は供給過剰傾向となり、就職難の時代が
到来した。それにともなって大学生は勉強に熱心になり、大学も教育に力をそそ
ぐようになった。(3)1990年代の初頭に産業界の研究開発投資は3年連続して減少
した。それを補う意味を込めて公的研究投資が拡大し、その延長線上に科学技術
基本法が成立した。


15:00-16:00 話題提供3
  後藤邦夫(桃山学院大学名誉教授)
「世紀転換期における知識産業社会の変容」

「変容」はすでに1970年代に予測され、90年代に顕在化した。しかし、日本で本格
的に意識されるようになったのは1995年以降であろう。それも、トフラーが『第三
の波』で描いたものとは違い、19世紀の初期段階の産業社会に似た荒々しい混乱の
中にある。グローバルには地域間格差、国内的には社会的格差が拡大する一方で、
あるべき安定した未来像は見いだされていない。旧い工業社会で開発された「計画
経済」「福祉国家」「労働者統制」などが魅力を失い、「勝ち組」は疲労困ぱいし
てフラストレイションをため込み、「負け組」は「ナショナリズム」か「宗教的原
理主義」に取り込まれてゆく有様である。
科学技術は、この社会を支え、「発展」させる原動力であるが、現在のところ、社
会をより不安定にする方向に機能しているように見える。そこで、「持続可能」で
「格差」の少ない社会の実現という方向を目指す「科学技術のあり方」をさぐるこ
とが私たちのテーマになる。
それが、どこまで「科学技術自体の問題」であるか、という疑問は確かに存在する。
しかし、現代の日本では、科学技術は、産業における企業の戦略や国家の政策の主
要な部分を占める。しかも、この10年間に、実効性はまだ見えていないものの、商
法、会社法の改正、科学技術行政機構の改編、国立研究機関と国立大学の独立行政
法人化など、いくつかの重要な選択がなされた。その意味するところを、ショップ
フロア・ベースへの目配りを欠かさずに、批判的に明示することも必要である。
私は、第1期4巻完成時の講演(1995大阪)で、「主体」(人材・研究機関・研究開発
システム)と「環境」(開発目標・経済社会・文化)をキィワードとして用い、予測を
試みた。その検証とともに、主として関西学研都市にかかわる中で観察してきた企
業の研究開発活動に関する知見を述べる。主な話題は:先端分野の生産拠点の国内
回帰、高度部品産業の展開、情報システムの変化にともなう企業組織の変革、競争
/連携の不可分性の認識などである。
「国家」と「大学」および「NPO」についても、他の報告者と重複しないかぎりにお
いて、時間が許せば知見を述べたい。


休憩

16:20-16:40 レスポンス1 綾部広則(東京大学COE研究員)
16:40-17:00 レスポンス2 川野祐二(千里金蘭大学)
17:00-18:30 総合討議   司会 澤田芳郎(京都大学)

18:30-20:00 懇親会
  
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参加の方はお手数でも、10日前までに下記の参加登録用ページよりご登録ください。
http://www.forumsts.org/registration.html

科学技術社会論研究会・事務局  
国士舘大学・木原英逸/東京大学・中村征樹/東京大学・綾部広則


 

 *事務局より

皆様

「科学技術社会論研究会」では、来る2005年7月23日(土)に、以下の
ワークショップを行います。ご関心をお持ちの方は、ご予定ください。

準備の都合上、参加の方はお手数でも、事前に登録ください。
6月下旬になりましたら、詳しい参加要領をご案内いたします。
詳しくは、研究会ウェッブ・サイト http://forumsts.org/ をご覧ください。

この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。

科学技術社会論研究会・事務局
info@forumsts.org(SPAM対策のため大文字にしております.
ご了承ください)


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第47回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
      「世紀転換期日本の科学技術と社会をどう見るか」
2005年7月23日(土) 13:00-18:30
   東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室

● 話題提供1  吉岡 斉(九州大学)
● 話題提供2  塚原修一(国立教育政策研究所)
● 話題提供3  後藤邦夫(桃山学院大学名誉教授)

● レスポンス1 綾部広則(東京大学教養部)
● レスポンス2 川野祐二(千里金蘭大学)

● 総合討議 司会 澤田芳郎(京都大学)

  懇親会   
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科学技術社会論研究会・事務局  
国士舘大学・木原英逸/東京大学・中村征樹/東京大学・綾部広則


 
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*事務局より

皆様

「科学技術社会論研究会」では、来る2005年6月25日(土)に、以下
のワークショップを行います。
ご関心をお持ちの方にご案内いたします。

準備の都合上、参加の方はお手数でも、10日前までに下記の参加
登録用ページよりご登録ください。
http://forumsts.org/application.html

会の1週間前には、発表梗概などの資料をお送りします。定員が
あります。ご承知おきください。
本研究会は、焦点の特定テーマを巡るone-day workshopであり、
講演会ではありません。今回のテーマに関して、ご自身の課題、
また発言されたいことなど、一言お書き添え下さい。参加者内で
公開し、討議の際の資料にさせていただきます。

また、終了後、同会場で簡単な懇親会(会費約1000円)があります。
研究交流を深められたらと思います。参加の方はこの点も10日前
までにお知らせください。

この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。

なお、次いで、2005年7月23日(土) 13:00-18:30 には、
第47回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
「世紀転換期日本の科学技術と社会をどう見るか」があります。
ご予定ください。

事務局では、随時、研究会企画の提案を受け付けています。
詳しくは、研究会ウェッブサイト http://www.forumsts.org/ を
ご覧ください。
事務局

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第46回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
      「先端医療問題における「市民」とは何か?」
2005年6月25日(土) 12:50-18:15
東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室


1.ワークショップの目的

科学技術への市民参加が叫ばれるようになってきている。しかし、その際
の「市民」の意味は様々であり、実際にどのような可能性があるのか十分な
見通しができているとは言えない状況である。そこで、本ワークショップで
は、「市民」をかかげて実際的な活動をこれまで行ってきた3名を話題提供
者として招き、それぞれの活動の報告をお願いする。
まずNPOとしてゆるやかな人の結びつきを作り上げ多様な活動の輪を広げ
てきた実績のある上田昌文(NPO法人市民科学研究室)に市民科学研究室
における活動について、特に生殖技術プロジェクトを中心に紹介いただく。
次に、日本にコンセンサス会議を導入し、また最近「ディープ・ダイアログ
(仮称)」という方式でイベント「市民が考える脳死・臓器移植」を行うなど、
市民参加の手法開発を行ってきた若松征男(東京電機大学)に、この最近の
イベントについての報告をお願いする。最後に、長期にわたって、主に医療
技術にかかわる問題の当事者をサポートし、市民として「いやなことはいや
だ」と発言し続ける活動を行ってきた川見公子(脳死・臓器移植に反対する
市民の会)に、その活動内容の紹介をしていただく。
 これらの活動のスタンスや方向性の違いを確認しながら、「市民」の多様
な意味と、科学技術への市民参加の様々な可能性について探っていくワーク
ショップとしたい。

2.ワークショップの時間割

12:50-13:10 趣旨説明 林真理 (工学院大学)

13:10-14:05 話題提供1(討議30分を含む・以下同) 
上田昌文(NPO法人市民科学研究室)
「不妊治療における市民の意思をとらえる」

先端医療分野で市民参加をすすめるには、市民が自ら必要とする医療情報を
的確に取り込みそれを主体的に活用することが欠かせない。市民科学研究室
では、妊娠・出産・子育て支援のコミュニティ・ウェッブサイト「ベビーコ
ム」が実施した約150名の詳細な「不妊治療アンケート」の分析を行っている。
そこからみえる、「患者―医療者」から独立した、相互のコミュニケーショ
ン促進のための第三者的支援の方法を、特に不妊治療と出生前診断に焦点を
あてて、提言する。


14:05-15:00 話題提供2
若松征男(東京電機大学理工学部)
「イベント「市民が考える脳死・臓器移植」を運営して」

報告者らは1997年以降、科学技術社会問題を課題として市民参加手法の社会
実験を行ってきた。コンセンサス会議手法は2回の社会実験の後、2000年には、
農水省のプロジェクトの中で、遺伝子組換え農作物をテーマに用いられ、一
定の社会的認知を得た。こうして、市民参加手法を実践することの可能性が
示された。コンセンサス会議は多くの国で用いられ、その手法の堅牢性が示
されているが、参加手法には、その目的によって多様なものがある。2003年
に私たちが「三番瀬の未来」をテーマとして試みたシナリオ・ワークショッ
プはその一つである。私たちはさらに、コンセンサス会議をベースとしなが
らも、新しい手法を設計し、社会実験することを試みた。今回、報告するイ
ベント「市民が考える脳死・臓器移植――専門家との対話を通じて」(2005
年1 月〜3月)がそれである。ここでは、このイベントをどのように運営した
かを報告し、参加型手法を用いたイベントを行うための場(フォーラム)作
りにどのような課題があるかを述べる。その上で、こうした参加型手法の実
践者、参加型制度の提唱者として、政治的議論の必要性を主張したい。


休憩

15:10-16:05 話題提供3
川見公子(脳死・臓器移植に反対する市民会議)
  「「脳死からの臓器移植反対」を発信し続けて
          −脳死・臓器移植に反対する市民会議からの発題−」

1)私たち「脳死・臓器移植に反対する市民会議」は1990年5月11日に結成さ
れた。「臨時脳死および臓器移植調査会」の中間意見が検討されている時期で
あった。1984年の膵・腎同時移植をきっかけとする反対運動や厚生省の竹内研
究班に対する取り組みなどが重ねられていたが、現状に危機感を持った専門家
ではない人たちが、「死」と「暮らし」に直接かかわる私たち一人ひとりの問
題であるという観点から参加した。
2)市民会議ではこれまで、1.脳死・臓器移植に対する反対の立場と考え方
を発信し続ける、2.「法制化」に対する実践的な反対活動(例えば、現在「
『脳死』を一律に人の死とし、家族の承諾だけで臓器摘出できる」とする『臓
器移植法』改悪案が国会に提出されようとしているが、反対の立場で国会議員
への要請活動を行っている)、3.会報『ニュースレター』の発行(現在61号ま
で発行)、4.年に2〜3回「連続市民講座」を開催(様々な立場の講師を迎え55
回を数える)、などの活動を行っている。
3)「脳死・臓器移植に反対する」市民活動の中で、論議を重ねてきた問題や
考え方として、1.「死の自己決定権論」批判 2.優性思想批判 3.医療
被害・薬害被害者の実際からみた救急医療批判 4.同様に、人の死を「ある
べき・望ましい死」として「社会意識化する」尊厳死についても反対等を提起
したい。


休憩

16:15-16:35 レスポンス1 中村征樹(東京大学先端科学技術研究センター)
16:35-16:55 レスポンス2 田中智彦(東京医科歯科大学)
16:55-18:15 総合討議  司会 林真理
   
18:15-19:15 懇親会  
  
_______________________________________________________________________
参加の方はお手数でも、10日前までに下記の参加登録用ページよりご登録ください。
http://forumsts.org/application.html

科学技術社会論研究会・事務局  
国士舘大学・木原英逸/東京大学・中村征樹/東京大学・綾部広則


 
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以上。
 *事務局より

皆様

「科学技術社会論研究会」では、来る2005年6月25日(土)に、以下の
ワークショップを行います。ご関心をお持ちの方は、ご予定ください。

5月下旬になりましたら、詳しい参加要領をご案内いたします。

この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。
また、この「科学技術社会論研究会」のお知らせを必要とされない場合は、
送信を解除いたしますので、お手数ですが、その旨、事務局までお知らせください。
詳しくは、研究会ウェッブ・サイト http://forumsts.org/ をご覧ください。

科学技術社会論研究会・事務局
info@forumsts.org(SPAM対策のため大文字にしております.
ご了承ください)


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第46回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
      「先端医療問題における「市民」とは何か?」
2005年6月25日(土) 13:00-18:00
東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室


1.ワークショップの目的

科学技術への市民参加が叫ばれるようになってきている。しかし、その際の「市民」
の意味は様々であり、実際にどのような可能性があるのか十分な見通しができている
とは言えない状況である。そこで、本ワークショップでは、「市民」をかかげて実際
的な活動をこれまで行ってきた3名を話題提供者として招き、それぞれの活動の報告
をお願いする。
まずNPOとしてゆるやかな人の結びつきを作り上げ多様な活動の輪を広げてきた実
績のある上田昌文(NPO法人市民科学研究室)に市民科学研究室における活動につ
いて、特に生殖技術プロジェクトを中心に紹介いただく。次に、日本にコンセンサス
会議を導入し、また最近「ディープ・ダイアログ(仮)」という方式でイベント「市
民が考える脳死・臓器移植」を行うなど、市民参加の手法開発を行ってきた若松征男
(市民参加研究会、東京電機大学)に、この最近のイベントについての報告をお願い
する。最後に、長期にわたって、主に医療技術にかかわる問題の当事者をサポートし、
市民として「いやなことはいやだ」と発言し続ける活動を行ってきた川見公子(脳死
臓器移植に反対する市民の会)に、その活動内容の紹介をしていただく。
これらの活動のスタンスや方向性の違いを確認しながら、「市民」の多様な意味と、
科学技術への市民参加の様々な可能性について探っていくワークショップとしたい。


2.ワークショップの内容

● 話題提供1  上田昌文(NPO法人市民科学研究室)
● 話題提供2  若松征男(市民参加研究会、東京電機大学)
● 話題提供3  川見公子(脳死・臓器移植に反対する市民会議)

● レスポンス1 田中智彦(東京医科歯科大学、政治思想・医療思想)
● レスポンス2 中村征樹(東京大学先端科学技術研究センター、科学技術史)

● 総合討議 司会 林真理(工学院大学)

  懇親会
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科学技術社会論研究会・事務局  
国士舘大学・木原英逸/東京大学・中村征樹/東京大学・綾部広則

以上。


 
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「科学技術社会論研究会」では、来る2005年4月23日(土)に、以下
のワークショップを行います。
ご関心をお持ちの方にご案内いたします。

準備の都合上、参加の方はお手数でも、10日前までに下記の参加
登録用ページよりご登録ください。
http://nmasaki.com/stsws.html

会の1週間前には、発表梗概などの資料をお送りします。定員が
あります。ご承知おきください。
本研究会は、焦点の特定テーマを巡るone-day workshopであり、
講演会ではありません。今回のテーマに関して、ご自身の課題、
また発言されたいことなど、一言お書き添え下さい。参加者内で
公開し、討議の際の資料にさせていただきます。

また、終了後、同会場で簡単な懇親会(会費約1000円)があります。
研究交流を深められたらと思います。参加の方はこの点も10日前
までにお知らせください。

この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。

事務局では、随時、研究会企画の提案を受け付けています。
詳しくは、ご相談ください。
事務局

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第45回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
      「リスクの社会的意味」
2005年4月23日(土)10:00-17:50
東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室


1.ワークショップの目的

昨今、「リスク論」「リスクコミュニケーション」はある種のブームとなっている。
しかしそのような傾向に対して、ある種の危惧がもたれている。それは環境に関する
リスクや、GMOのリスクが「科学的なもの」としてのみ語られて、その社会的・政治
的・経済的・文化的な意味が無視されてしまうことに対する危惧である。またリスク
を課す者と課される者との非対称、リスクの配分の不平等、さらに社会的・政治的弱
者に対する配慮が軽視されてしまうこと、自然的なリスクと人為的なリスクとが同じ
リスクの名のもとに語られることに対する違和感などもその危惧の原因になっている
と思われる。また「リスク論」が「リスクは少ない、だから安心するのが当然なのだ」
と主張するために用いられることに対する違和感もあるだろう。そもそも科学技術の
使用から生じるリスクには、政治的・社会的な背景があることを忘れてはならない。
今回の研究会では、化学物質による汚染を一つの軸にして、リスク概念の社会的意味
について考えてみたい。まず環境リスクを国際政治の観点から考えるために、石井敦
さんに「外交科学」という観点から問題提起をお願いする。リスクに対処するための
科学は外交などの政治的文脈を組み込んだものでなければならないという点について
考えてみたい。次に朴恵淑さんから、四大公害、特に四日市喘息訴訟を中心に、企業、
行政、原告のリスク把握の相違と、判決が企業や行政に与えた影響について紹介して
いただく。公害に関する企業の社会的責任や行政の責任の問題について、リスクの把
握という観点から考えたい。
最後に、大竹千代子さんに予防原則の概念について改めて紹介していただく。「予防
原則」を実際の環境政策に対して用いることについては、批判的な意見も少なくない
が、予防原則に関する議論は科学的に不確実な事象に関するリスク評価と、リスクが
もつ社会性を浮き彫りにすることになるだろう。
また全体討論では、ナノテクノロジー等のリスクにまで視野を広げて、「リスク」論
の社会的な意味について再考してみたい。
リスクのポリティックスに関する議論は始まったばかりであるように言われることも
多い。だが公害や化学物質汚染については長い議論の蓄積があり、そのような議論を
もとにしてリスクのポリティックスについて議論することが可能である。今回の研究
会は、「リスクは少ない、だから安心するのが当然なのだ」と言うがための「リスク
論」に対して批判的な視点を確保するための一つの試みである。

※なお先にお送りした案内では話題提供者として吉田文和さんが予定されていました
が、ご都合により発表が不可能になりましたので、朴恵淑さんに話題提供をお願いし
ております。


2. ワークショップの時間割
10:00-10:15 趣旨説明 蔵田伸雄(北海道大学)
10:15-11:30 話題提供1(討議30分を含む・以下同) 
    石井敦(東北大学)
  「国際社会におけるリスクへの対処法:「外交科学」の構築とその政策的含意」

科学技術社会学は今までにさまざまな「リスクに対処する政策のための科学モデル」
を構築してきた。しかし、それらのほとんどが国内政策を事例としてモデルを構築し
ているため、「国内政策のための科学モデル」となってしまっている。国内政策から
外交まで視野を広げてみると、環境外交における科学の役割は決定的に重要である。
それはジャサノフが言うように、「価値中立」を旨とする科学だけが、多種多様な
国家が価値観や文化の違いを超えて合意できるフォーラムを提供できるからである。
それにもかかわらず、環境外交における科学の振る舞いを記述するモデルはいまだ
に構築されていない。本発表の目的は、影響力のある科学アセスメントの実施に成
功している欧州酸性雨問題を題材として、国際社会における環境リスクに対処する
ための科学を、「外交の文脈を取り込んだ科学」=ディプロマトリ・サイエンス
(diplomatory science)として構築することである。


11:30-12:45 話題提供2 
    朴 恵淑(三重大学)
  「日本の四大公害からみるリスク−水俣病と四日市公害の事例から」

日本の高度経済成長期であった1960-70年代に発生した四大公害問題、「公害」と
いう概念すらなかった時代に、自然環境に対してはもちろんのこと、公害裁判にお
いて勝者・敗者の両側に決定的な影響を与え、日本の環境レジームに変革をもたら
したこの「公な害」、そこにおいてリスクが関係者にどのように捉えられていたの
かを検討する。
水俣病、新潟水俣病、イタイイタイ病、四日市喘息で代表される四大公害のうち、
まず「公害」の原点としての水俣病における、被告側のチッソや行政が何をリスク
として捉えていたのか、原告側が捉えていたリスクとの乖離は何だったのかを指摘
する。
また、他の3訴訟と異なり、大気汚染による公害であり、複数の被告に対する共同
不法行為が認定された四日市公害問題について、公害裁判の諸過程でみられたリス
クの捉え方について考える。「四日市喘息訴訟」は原告側勝訴が言い渡されたが、
企業や行政など関係当事者のリスク把握に大きな影響を与えるターニング・ポイン
トとなったことを判決文から指摘したい。また、裁判を担当した裁判官の見解など
から、企業が本来あるべき社会的責任を果たさなかった問題への対応や、行政の責
任論、命の尊厳に関する環境正義(倫理)への問題提起、疫学的因果関係論が認めら
れた背景及びその後の公害裁判に大きな影響を与えることとなった諸プロセスにつ
いて、リスク論の立場から検討する。

昼食

13:45-15:00 話題提供3 
大竹千代子(化学物質と予防原則の会)
  「予防原則とは何か−リスクの社会的意味」

予防原則は、潜在的なリスクが疑われる物質や要件の存在が認知された時、それを
回避・削減するために予防的な措置の選択を可能にする考え方であり、制度である。
適用の選択に当たっては、その物質や要件と被害との間の因果関係が科学的に充分
証明されていなくても、また、リスク評価の結果に科学的不確実性が含まれている
場合でも、被害発生の証拠を必要としないで、対策を実行することができる。それ
は、人の健康と環境の保護を勝ち取ってきた長い歴史の中で、必然的に生まれてき
た概念であると考えているからである。

休憩
15:15-15:35 レスポンス1 石原孝二(北海道大学)
15:35-15:55 レスポンス2 黒田光太郎(名古屋大学)

休憩
16:10-17:50 総合討議  司会 蔵田伸雄

18:00-19:00 懇親会   
____________________________________________________________________________
今回の研究会は日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B2「リスク論を軸とした
科学技術倫理の基礎研究」(代表蔵田伸雄)による研究会との共催である。

10日前迄に以下のページより参加登録下さい。http://nmasaki.com/stsws.html

科学技術社会論研究会・事務局  
国士舘大学・木原英逸 kihara@pem.kokushikan.ac.jp
東京大学・中村征樹 nakamura.masaki@nifty.ne.jp
東京大学・綾部宏則 hirobo@sepia.ocn.ne.jp
  
以上。

 

 *事務局より

皆様

「科学技術社会論研究会」では、来る2005年4月23日(土)に、以下の
ワークショップを行います。ご関心をお持ちの方は、ご予定ください。

3月下旬になりましたら、詳しい参加要領をご案内いたします。

この案内は、転送自由ですので、ご関心の向きにお知らせください。
また、この「科学技術社会論研究会」のお知らせを必要とされない場合は、
送信を解除いたしますので、お手数ですが、その旨、事務局までお知らせください。

事務局

____________________________________________________________________________

第45回「科学技術社会論研究会」ワークショップ  
      「リスクの社会的意味」
2005年4月23日(土)10:00-17:50
東京大学先端科学技術研究センター13号館 109号室


1.ワークショップの目的

昨今、「リスク論」「リスクコミュニケーション」はある種のブームとなっている。
しかしそのような傾向に対してはある種の危惧がもたれている。それは環境に関する
リスクや、GMOのリスクが「科学的なもの」としてのみ理解されて、その社会的・政治
的・経済的・文化的な意味が無視されてしまうことに対する危惧である。またリスク
を課す者と課される者との非対称、リスクの配分の不平等、さらに社会的・政治的弱
者に対する配慮が軽視されてしまうこと、自然的なリスクと人為的なリスクとが同じ
リスクの名のもとに語られることに対する違和感などもその危惧の原因になっている
と思われる。このような問題に関するキーワードの一つとして「予防原則」がある。
しかし「予防原則」については、批判的な意見も少なくない。
今回の研究会では、化学物質による汚染を一つの軸にして、リスク概念の社会的意味
について考えてみたい。まず環境リスクを国際政治の観点から考えるために、石井敦
さんに「外交科学」という観点から問題提起をお願いする。次に廃棄物の問題に関し
て活発な問題提起を続けている吉田文和さんから戦後四大公害裁判から見たリスクに
ついて問題提起をしていただく。最後に、大竹千代子さんに予防原則の概念について
改めて紹介していただく。また全体討論では、ナノテクノロジーの「リスク」等にま
で視野を広げて、「リスク」論の社会的な意味について再考してみたい。
リスクのポリティックスに関する議論は始まったばかりであるように言われることも
多いが、公害や化学物質汚染については長い議論の蓄積がある。今回の研究会はそう
いった議論の蓄積をもとにして、「リスクは少ない、だから安心するのが当然なのだ」
と言うがための「リスク論」に対して批判的な視点を確保するための一つの試みと
したい。


2.ワークショップの内容

● 石井敦(東北大学東北アジア研究センター)
  「国際社会におけるリスクへの対処法:「外交科学」の構築とその政策的含意」

● 吉田文和(北海道大学経済学研究科)
  「戦後四大公害裁判から見たリスク」

● 大竹千代子(化学物質と予防原則の会)
  「予防原則とは何か――リスクの社会的意味」

● レスポンス1 石原孝二(北海道大学文学研究科)
● レスポンス2 黒田光太郎(名古屋大学工学研究科)

● 総合討議 司会 蔵田伸雄(北海道大学文学研究科)

  懇親会
____________________________________________________________________________
今回の研究会は日本学術振興会科学研究費補助金基盤研究B2「リスク論を軸とした
科学技術倫理の基礎研究」(代表蔵田伸雄)による研究会との共催である。

科学技術社会論研究会・事務局  
国士舘大学・木原英逸 kihara@pem.kokushikan.ac.jp
東京大学・中村征樹 nakamura.masaki@nifty.ne.jp
  
以上。


UP:20050305 REV:随時
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