3 アスペルガー障害および高機能自閉症における現実
① 了解可能な社会習慣
アスペルガー障害の人は、異文化に住んでいるが、自分の文化は理解してもらえず、文化が違うということすら知られていない、場合によっては自分でも異なる文化を生きていることに気づかないまま、ズレから来るトラブルに苦しんでいるかもしれない。
② 本当の私
「普通」からの違和感としての自己を生きている。何が「普通」なのかもわからない。
③ 間主観的独我論
高機能自閉症児の場合、言語的思考よりイメージ思考が優位であるため、表象不可能な現実はあまりにも不可能な謎にとどまり続け、受容に繋がらないことも多い。
コミュニケーション能力があり、対人関係を築けたとしても独我論が成立し得る。この状態が間主観的独我論。