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『こうして会社を強くする――新版・実践経営問答』

盛和塾事務局 編 稲盛 和夫 20110401 PHP研究所,233p.

last update:20140626

■盛和塾事務局 編 稲盛 和夫 20110401 『こうして会社を強くする――新版・実践経営問答』,PHP研究所,233p. ISBN-10:4569794955  ISBN-13:978-4569794952 \800+税 [amazon][kinokuniya]  ※


■内容

内容紹介
自らの実体験を率直に語り、問題解決に導く。稲盛流の「生きたマネジメント」が学べる本。

内容(「BOOK」データベースより)
あまたの困難、経営課題を乗り越え、一代で京セラを世界的大企業に育て上げた稲盛和夫氏。リーダーとしての日々の実践の中で培った、「判断力の磨き方」「社員のモチベーションの高め方」「危機に対応する方策」「リーダーたる心構え」など、経営のコツを、自身の実体験をふんだんに盛り込み熱く語る。名経営者の「生きたマネジメント」が学べる本。

■目次

まえがき
第一章 判断力を磨き上げる
第二章 業容拡大を実現させる
第三章 社員のモチベーションを高める
第四章 事業を引き継ぎ発展させる
第五章 新規事業に挑戦し成功させる
第六章 強い組織をつくる(ドキュメント盛和塾)

■引用

◆具体的な目標を立て、そのうえで、これを達成するためにはこれしかない、という方法論に辿り着くべきです。[2011:21]

◆私は創業の頃、「人間として何が正しいのか」「原理原則に基づいて経営する」ということを心の座標軸として判断基準におきました。そして、常に自問自答を繰り返してきました。その原理原則は何かというと、正、不正の判断基準、または善悪の判断基準、公平、公正、誠実、誠意、愛情、正義、博愛、正直、素直等々のベーシックな言葉で表せる倫理観です。この倫理観を持っていなければ、ともすれば己の欲望が物事の判断基準になるというケースが多くなりがちです。[2011:24-25]

◆人を治めるためには…貴方の魅力、すなわち人間性・人格をもってしなければなりません。…「仁」「義」「誠実」「公平・公正」「勇気」という五つの言葉で代表されることができる人だと考えています。つまり、思いやりがあり、義理人情に厚い人で、陰日向なく努力する人、そして人事に際しては私情を挟まず、事にあたっては決して卑怯な振る舞いをしない人です。…/そこで私は、「人のために尽くす」ということを経営の基本におき、人格を磨かれたら良いと思います。[2011:30-31]

◆…直感力、つまり判断力を研ぎ澄ますにはどうすれば良いのでしょう。中村天風先生は、人間の行動は「有意注意」と「無意注意」の二通りあるが、心して自分の意識を注入する、「有意注意の人生」が大切だと説いておられます。…有意注意の習慣を持って仕事をしているからこそ、いざという時直感が働くのです。そのためには、最初の頃はとにかく「意識を注いで判断するのだ」と、思い続けるしかないと思います。…判断力を研ぎ澄ますのは毎日毎日の「有意注意」です。どんな些細な判断でも真剣に、一生懸命考えて下す習慣によってのみ、判断力、直観力が養われるのです。[2011:47-48]

◆「これは神が与えた天賦だ」というふうに貴方自身が思い、この仕事を好きにならなければなりません。貴方が天賦と思って打ち込んで仕事を好きにならなければ、跡を継ぐ存在でもない従業員が、自分の仕事に誇りを持つわけがないのです。[2011:99]

◆…貴方が皆から尊敬を集めるためには、今は小さなことでもいいから実績を積み上げていくことが大切だと思います。さらに加えて、謙虚であれば、必ず感心して貴方についていくようになります。[2011:108]

■書評・紹介

■言及




*作成:片岡稔
UP:20131202 REV:20140623 0626
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