『ケア従事者のための死生学』
清水 哲郎・島薗 進 編 20100915 ヌーヴェルヒロカワ,420p.
last update:20101028
■清水 哲郎・島薗 進 編 20100915 『ケア従事者のための死生学』,ヌーヴェルヒロカワ,420p. ISBN-10:4861740363 ISBN-13:9784861740367 \3000 [amazon]/[kinokuniya] ※
■内容
■目次
序 死生学とは何か
1 死生学の課題
2 生物学的死生と物語られる死生
第1部 ケア現場の死生学
T章 ケア従事者に求められるもの
1 死生の理解をケア活動に活かす‐臨床死生学のエッセンス
2 職業的介入者がもつ「当事者感覚」
3 ケアする者とケアする相手‐終末期ケアの現場で
4 がん初期から末期までのチームアプローチ‐医療の本質は「やさしさ」にあり
U章 医療現場における生と死
1 救急医療の現場でみる「他者の死」の多義性
2 小児がん医療における子どもの生と死‐情報共有がもたらすもの
3 生活習慣病を抱えて生きる‐透析患者に寄り添って
4 出生前診断と産む/産まないの選択
5 日常のなかで死にゆくために‐在宅死・在宅看取りを超えて
V章 介護現場における生と死
1 障害‐どれほどのもの?
2 ALS患者 私の死生観
3 社会が決める「終末期」
4 大量死時代を乗り越えるために
5 誇り・ぬくもり・輝き‐それを支える想像力と度胸を
第2部 死生学の諸問題
W章 宗教・思想と人の死生
1 現代人の死生観と宗教伝統
2 死をめぐる思想と課題
X章 日本人の死生観
1 「おのずから」と「みずから」のあわい
2 目に見えない他者〈死者〉とのかかわり
Y章 死生をめぐる心と振る舞い
1 わずかばかりの勇気もて、死を迎えるを得ば‐受容と絶望のはざまで死への道を求めて
2 「死を受け容れた状態」は多様である
3 死にゆく人が目指すべき「モデル」などない‐キューブラー=ロスにおける「受容」と「正直さ」
4 互いにケアし合う「悲嘆」という仕事
Z章 死生をめぐる文化と社会
1 スピリチュアルケアと宗教的ケアの相違
2 葬儀とお墓の現代的変容
[章 死生をめぐる倫理と法
1 生命倫理学のアプローチとその問題点
2 法律から見た死生
■引用
■書評・紹介
■言及
*作成:樋口 也寸志