『車いすの歌姫――一度の命を抱きしめて』
朝霧 裕 20100425 ベストセラーズ,258p.
last update:20100712
■朝霧 裕 20100425 『車いすの歌姫――一度の命を抱きしめて』,ベストセラーズ,258p. ISBN-10:4584132321 ISBN-13:978-4584132326 \1470 [amazon] /[kinokuniya] ※ n02. md.
■内容
この心とこの身で生きてきたからこそ、体験できたこと、出会えた大切な人がいます。
ひとりで生きられないのは、私の誇り。
筋肉が発育しない難病、ウェルドニッヒ・ホフマン症と闘ってきた30年の軌跡。
■目次
プロローグ 〜 コール ミー「ダッコ」〜
第1章 夜明け前
誕生
ウエルドニッヒ・ホフマン症
育児という名の冒険
親があきらめなければ
☆ ピアノの道
第2章 朝日
人生最初の嘘
「歩けないゴッコ」とお手伝い競争
可能性に賭ける
天国からのエール
☆ STAR TOUR
第3章 つむじ風
親友との出会い
幸せは、あなたへの復讐
強い人
☆ 陽の下の花
第4章 陽光
国が変われば障害が変わる? 〜ADA法の国、アメリカへ〜
☆ ひかりのてがみ
第5章 荒天
挫折から自立へ
自分の介助者は自分で育てる
生きる歌
縁は巡る
☆ ものさし売りとあの列車
第6章 虹
歌姫の夢
親亡き後にも生きていく
好きと伝える
エピローグ 〜 エバー アフター 〜
あとがき
■著者紹介
朝霧 裕(あさぎり ゆう)
1979年、埼玉県生まれ。愛称「だっこ」。
幼い頃より、作詞、執筆、歌うことなど表現世界へ夢を抱き、10代からエッセイ出版、ラジオパーソナリティーなどに活躍。2000年頃より、本格的に音楽活動を開始。大宮駅前路上、ライブハウス、コンサートホールなど、全国どこでも歌う姿が〈車いすの歌姫〉として地元新聞に掲載されたことから、活動が広がり、以後、多くのライブハウスに出演。10万人に1人の筋肉の難病、ウェルドニッヒ・ホフマン症のため車いすの生活。〈今を生きる!〉をテーマに、自己実現の大切さ、人の心の豊かさへとメッセージを発信する音楽活動を続ける。小さなからだにパワフルなステージ、浮遊感ある詞曲が多くの共感を呼ぶ。学校講演も多数。今年で7回目を迎えるチャリティ・コンサート「彩の国ゆめコンサート」(彩の国 さいたま芸術劇場小ホール)発起人。
著書に16歳のときに本名・小沢由美で出版した『いつかの未来は夏の中』(七賢出版)、『命いっぱいに、恋――車いすのラブソング』(水曜社)、共著に『身体をめぐるレッスン 第4巻――交錯する身体-』(岩波書店)がある。
■書評・紹介
■言及
*作成:三野 宏治